JPH08317210A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

Info

Publication number
JPH08317210A
JPH08317210A JP7123456A JP12345695A JPH08317210A JP H08317210 A JPH08317210 A JP H08317210A JP 7123456 A JP7123456 A JP 7123456A JP 12345695 A JP12345695 A JP 12345695A JP H08317210 A JPH08317210 A JP H08317210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
image information
binary
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7123456A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwabara
淳 柏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7123456A priority Critical patent/JPH08317210A/ja
Priority to US08/649,329 priority patent/US5982508A/en
Publication of JPH08317210A publication Critical patent/JPH08317210A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40075Descreening, i.e. converting a halftone signal into a corresponding continuous-tone signal; Rescreening, i.e. combined descreening and halftoning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないメモリで既存のアーキテクチャを大幅
に変更することなく、コスト上昇を最低限に抑え、かつ
高品位な中間調印刷の可能な画像処理装置及びその方法
を提供することを目的とする。 【構成】 入力された150dpi・8ビットの多値画
像データを、その値に応じて所定の600dpiの4×
4ドットのコードパターンに変換し、ビットマップとし
て記憶する。そして画像形成時には、記憶されたビット
マップに対してパターンマッチングを行うことにより該
コードパターンを検出し、元の多値に変換して出力して
画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は画像処理装置及びその方
法に関し、例えば中間調記録を行う画像処理装置及びそ
の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータによって生成された
画像を記録媒体上に出力するための画像処理装置とし
て、レーザビームプリンタ等の電子写真方式を用いた画
像処理装置が広く使用されるようになってきた。これら
の画像処理装置はその高品質印刷、静粛性、及び高速性
等の多くのメリットにより、デスクトップパブリッシン
グ(DTP)の分野を急速に拡大させる要因となってき
た。
【0003】更に、最近では文字や図形のエッジを検出
して滑らかにするスムージング処理等の高画質化技術を
取り入れて、画質の更なる向上を図ることが一般的にな
ってきている。また、印刷機構部であるプリンタエンジ
ンの解像度も以前の標準であった240dpi(ドット
/インチ)や300dpiに変わって、480dpiや
600dpiの高解像度のものが出てきており、これに
上記スムージング処理技術を組み合わせることにより、
印刷品質も以前と比較して飛躍的に向上してきた。
【0004】一方、階調性のある画像を印刷する方法と
しては、ディザ法、濃度パターン法、誤差拡散法等、い
くつかの手法が用いられている。これらの手法は何れも
所定領域内の黒ドットと白ドットの比率によって階調を
表現するいわゆる擬似中間手法である。更に、特にレー
ザビームプリンタにおいては比較的容易に主走査方向の
解像度を変えることができるという特徴があり、例えば
画像データのレベルに応じてレーザダイオードの駆動パ
ルス幅を変化させることにより濃淡を表現するパルス幅
変調方式も採用されている。このパルス幅変調方式はデ
ィザ法に代表される擬似中間調手法に比べて、階調性と
解像度を高いレベルで両立できるという点で優れてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
パルス幅変調のためには、各画素毎に多値の画像データ
を持つ必要がある。例えば600dpiで256階調の
出力を得ようとすると、各画素8ビットのデータを持つ
ことになり、従来の2値による印刷の場合の8倍のメモ
リ容量が必要となる。例えば、A4サイズの出力のため
には約32MBもの画像メモリが必要となり、大幅なコ
スト上昇の要因となってしまう。
【0006】上記問題を解決する手段の1つとして、デ
ータの解像度を落とすことが考えられる。写真のような
階調性のあるイメージ画像を印刷する場合の解像度は製
版印刷でも200線/インチ(この場合、「線/イン
チ」は「dpi」とほぼ等価である)程度であり、電子
写真方式では150〜300dpiの解像度で十分高品
位な印刷結果を得ることができる。そこで、1画素8ビ
ット表現で解像度300dpiとすれば、A4サイズの
画像メモリ容量は8MBとなり、2値の600dpiの
場合よりは大きくなってしまうものの、コスト上昇の度
合はかなり抑えることができる。
【0007】しかしながらこの方法では、いわゆる2値
画像、即ちベクトル展開された文字や図形のデータまで
300dpiとなってしまうため、印刷品位が低下して
しまう。
【0008】そこでもうひとつの解決手段として、多値
画像のためのメモリと2値画像のためのメモリとを分け
てしまうことが考えられる。例えば前記2値画像、即ち
ベクトル展開された文字や図形のデータは2値の600
dpi用のメモリ、イメージ画像の多値データは8ビッ
トの150dpi用のメモリに分けて格納し、プリンタ
エンジンへの画像データ転送時に合成するという方法で
ある。この方法によれば、A4サイズの印刷に必要な総
メモリ容量は、2値600dpi用の4MBと8ビット
150dpi用の2MBとで、合計6MBとなる。
【0009】しかしながらこの方法では、2値画像とイ
メージの多値画像とでそれぞれ画像メモリが異なるた
め、メモリ制御が複雑になり、CPUの負荷が重くなっ
てパフォーマンスに影響を与える。また、この方式を実
現するためには、既存のソフトウェア及びハードウェア
のアーキテクチャを大幅に変更する必要がある。これに
伴ってハードウェアの規模も大きくなるため、コスト上
昇の要因のひとつとなってしまう。更に、解像度が異な
るデータを合成する際の境界処理等の問題も発生してし
まう。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、少ないメモリで既存のアーキテクチャ
を大幅に変更することなく、コスト上昇を最低限に抑
え、かつ高品位な中間調印刷の可能な画像処理装置及び
その方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
【0012】即ち、多値画像情報を入力する入力手段
と、前記多値画像情報に基づいて2値画像情報を生成す
る2値情報生成手段と、前記2値画像情報を保持する保
持手段と、前記保持手段に保持された2値画像情報から
多値画像情報を生成する多値情報生成手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】例えば、前記2値情報生成手段は、ビット
マップ情報を生成することを特徴とする。
【0014】更に、前記多値情報生成手段によって生成
された多値画像情報に基づいて画像を形成する画像形成
手段を有することを特徴とする。
【0015】例えば、前記2値情報生成手段は、前記入
力手段により入力された多値画像情報を所定のドットパ
ターン情報に変換することにより2値画像情報を生成す
ることを特徴とする。
【0016】例えば、前記2値情報生成手段は、前記入
力手段により入力された多値画像情報をその濃度値に応
じた所定のドットパターンに変換することを特徴とす
る。
【0017】例えば、前記2値情報生成手段は、前記入
力手段により入力された多値画像情報を1画素毎に4×
4画素からなるドットパターンに変換することを特徴と
する。
【0018】例えば、前記多値情報生成手段は、前記2
値画像情報から所定のドットパターンを検出する検出手
段を有し、該検出手段によって検出されたドットパター
ンに応じて多値画像情報を生成することを特徴とする。
【0019】例えば、前記多値情報生成手段は、前記2
値画像情報から前記ドットパターンを検出する検出手段
を有し、該検出手段によって検出された前記ドットパタ
ーンに応じて多値画像情報を生成することを特徴とす
る。
【0020】例えば、前記画像形成手段は、前記多値画
像情報に応じて光源を変調することによって光ビームを
出力する光ビーム出力手段と、前記光ビームを像担持体
上に走査することにより像を形成する像形成手段とを備
えることを特徴とする。
【0021】例えば、前記光ビーム出力手段は、前記多
値画像情報のレベルに応じたパルス幅の駆動信号を発生
するパルス幅変調手段と、該パルス幅変調手段からの駆
動信号により半導体レーザを駆動するレーザ駆動手段と
を備えることを特徴とする。
【0022】例えば、前記画像形成手段は、パルス幅変
調により像形成を行うレーザビームプリンタであること
を特徴とする。
【0023】更に、前記入力手段により入力された多値
画像情報から擬似中間調パターンを生成する擬似中間調
生成手段を有することを特徴とする。
【0024】例えば、前記擬似中間調パターンはディザ
パターンであることを特徴とする。
【0025】更に、擬似中間調パターンの生成を指示す
る指示手段を有し、前記多値情報生成手段は、前記指示
手段により擬似中間調パターン生成が指示されると、前
記擬似中間調生成手段により生成された擬似中間調パタ
ーンから多値画像情報を生成することを特徴とする。
【0026】更に、前記保持手段に保持された2値画像
情報に対してエッジ平滑化処理を行った後に多値化する
多値平滑化手段を有することを特徴とする。
【0027】更に、前記多値平滑化手段により多値化さ
れた画素と、前記多値情報生成手段により多値化された
画素のいずれかを選択する選択手段を有することを特徴
とする。
【0028】例えば、前記画像形成手段は、前記多値情
報生成手段によって生成された多値画像情報の特徴に応
じてパルス幅の変調単位を変えることを特徴とする。
【0029】更に、前記2値情報生成手段によって生成
された2値画像情報を圧縮する圧縮手段と、前記圧縮さ
れた2値画像情報を伸張する伸張手段とを有し、前記保
持手段は、前記圧縮された2値画像情報を保持し、前記
多値情報生成手段は、前記保持手段に保持された2値画
像情報を前記伸張手段によって伸張し、多値画像情報を
生成することを特徴とする。
【0030】例えば、前記2値情報生成手段は、生成す
る2値画像情報の解像度を前記入力手段により入力され
た多値画像情報の情報量に基づいて変更することを特徴
とする。
【0031】例えば、前記2値情報生成手段は、生成す
る2値画像情報の解像度を前記保持手段の容量に基づい
て変更することを特徴とする。
【0032】例えば、前記2値情報生成手段において2
値画像情報を低解像度に変更して生成した場合に、前記
多値情報生成手段は、前記低解像度の2値画像情報を高
解像度の多値画像情報に変換することを特徴とする。
【0033】また、上記目的を達成するために、本発明
の画像処理方法は以下に示す工程を備える。
【0034】即ち、多値画像情報を入力する入力工程
と、前記多値画像情報に基づいて2値画像情報を生成す
る2値情報生成工程と、前記2値画像情報を保持する保
持工程と、前記保持工程で保持された2値画像情報から
多値画像情報を生成する多値情報生成工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0035】
【作用】以上の構成により、入力された多値画像情報に
基づいて2値画像情報を生成すして該2値画像情報を保
持しておき、前記保持された2値画像情報から多値画像
情報を復元することにより、少ないメモリで2値画像情
報を保持可能な画像処理装置及びその方法を提供するこ
とができる。
【0036】更に、入力された多値画像情報を多値領域
と2値領域とで区別せずに処理が可能であるため、写真
画像等の多値イメージも文字・線画等の2値イメージも
容易に高品位な形成が可能な画像処理装置及びその方法
を提供できるという特有の作用効果が得られる。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。尚、以下の各実施例において
は、本発明を解像度600dpiのレーザビームプリン
タ(以下、LBP)に適用する場合を例として説明を行
う。
【0038】<第1実施例>図1に、LBPを用いた本
実施例の印刷システムの概要を示す。
【0039】同図において、502はホストコンピュー
タで、図示しないハードディスクやフロッピーディスク
等の記憶装置に格納されているワート゛プロセッサ等の文
書処理プログラムを起動し、図形、イメージ、文字、表
(表計算等を含む)などが混在した文書処理を実行す
る。作成された文書の情報は、プリンタドライバプログ
ラム(図示せず)によりLBP501で印刷するため
に、所定のプリンタ言語で記述された印刷情報に変換さ
れる。この印刷情報は文字コードやベクトル情報、イメ
ージ情報等を含んでいる。変換された印刷情報はインタ
ーフェース信号線503を介してLBP501に送られ
る。
【0040】LBP501はホストコンピュータ502
から送られる前記印刷情報を受け、これらの情報に基づ
いてドットデータ(ビットマップデータ)からなる画像
情報を生成するビデオコントローラ200(以下、単に
「コントローラ」とも記す)と、ビデオコントローラ2
00から順次送られてくる画像情報に応じてレーザを変
調し、変調されたレーザビームを感光ドラム上に走査す
ることにより潜像を形成し、これを記録紙に転写した後
定着させるという一連の電子写真プロセスによる記録を
行うプリンタエンジン100(以下、単に「プリンタ」
または「エンジン」とも記す)より構成される。尚、こ
のプリンタエンジン100は600dpiの解像度を有
する。
【0041】また、LBP501は、図示しないカード
スロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加
えてオプションフォントカードや言語系の異なる制御カ
ード(エミュレーションカード)を接続できるように構
成されている。
【0042】上記ビデオコントローラ200とプリンタ
エンジン100とは、インターフェース信号線(ビデオ
インタフェース)300によって接続されている。
【0043】図2及び図3は、本実施例におけるLBP
501のプリンタエンジン100の詳細構成を示す図で
ある。図2において、101は記録媒体である記録用
紙、102は記録用紙101を保持する用紙カセットで
ある。103は用紙カセット102上に載置された記録
用紙101から最上位1枚のみを分離し、不図示の駆動
手段によって、分離した記録用紙101の先端部を給紙
ローラ104,104’の位置まで搬送させる給紙カム
で、給紙の毎に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚
の記録用紙101を給紙する。
【0044】118は反射型フォトセンサで、用紙カセ
ット102の底部に配設された穴部119を通して記録
用紙101の反射光を検知することにより、紙無し検知
を行う。
【0045】給紙ローラ104,104’は、記録用紙
101が給紙カム103によってローラ部まで搬送され
てくると、記録用紙101を軽く挿圧しながら回転し、
記録用紙101を搬送する。記録用紙101が搬送され
て先端部がレジストシャッタ105の位置まで到達する
と、記録用紙101はレジストシャッタ105によって
搬送が停止され、給紙ローラ104,104’は記録用
紙101に対してスリップしながら搬送トルクを発生し
て回転し続ける。この場合、レジストソレノイド106
を駆動することにより、レジストシャッタ105を上方
向へ解除することによって、記録用紙101は搬送ロー
ラ107,107’まで送られる。レジストシャッタ1
05の駆動は、レーザビーム120が感光ドラム111
上に結像することによって形成される画像の送出タイミ
ングと同期がとられる。尚、121はフォトセンサであ
り、レジストシャッタ105の箇所に記録用紙101が
あるか否かを検出する。
【0046】次に、本実施例のプリンタ100において
露光制御を行う部分について説明する。ビデオ信号に応
じて駆動される半導体レーザ151からのレーザビーム
120は、モータ153によって駆動される回転多面鏡
152により主走査方向に走査され、反射ミラー154
を介して感光ドラム111上に結像する。尚、155は
レーザビーム200を検出するビームディテクタであ
る。
【0047】ここで、該露光制御部の詳細構成を図3に
示し、更に説明する。図3において、152は回転多面
鏡であり、モータ153によって駆動される。レーザド
ライバ150は、ビデオコントローラ200から送出さ
れるビデオ信号に応じて半導体レーザ151を駆動す
る。
【0048】レーザドライバ150によって駆動される
半導体レーザ151からのレーザビーム120は、回転
多面鏡152により主走査方向に走査され、回転多面鏡
152と反射ミラー154の間に配置された結像レンズ
156を経て、反射ミラー154を介して感光ドラム1
11上に導かれて結像し、主走査方向に走査することに
よって、感光ドラム111の主走査ライン157上に潜
像を形成する。
【0049】ここで、本実施例のプリンタ100が60
0ドット/インチの印刷密度で8枚/分(A4版または
レターサイズ)の印刷速度を有する場合、1ドットを記
録するためのレーザの点灯時間は約135ナノ秒であ
る。
【0050】また、レーザビーム120の主走査開始位
置に配置されたビームディテクタ155は、レーザビー
ム120を検出することにより主走査の画像書き出しタ
イミングを決定するための同期信号として、後述する/
BD信号を検出する。
【0051】図2に戻り、上述したような露光制御が行
われた後、記録用紙101は給紙ローラ104,10
4’に代わり搬送ローラ107,107’によって搬送
トルクを得て、感光ドラム111に送られる。感光ドラ
ム111は不図示のギアユニットを介して不図示のメイ
ンモータによって回転駆動される。帯電器113により
帯電された感光ドラム111の表面は、レーザビーム1
20の露光によって潜像が形成される。尚、電子写真方
式には、光ビームによって露光された部分が顕像化され
るイメージ露光方式と、光ビームによって露光されなか
った部分が顕像化されるバックグランド露光方式がある
が、本実施例においてはイメージ露光方式の場合につい
て説明する。
【0052】レーザビーム120が露光した部分の潜像
が現像器114によりトナー像として顕像化された後、
転写帯電器115により前記トナー像は記録用紙101
の紙面上に転写される。尚、112はクリーナであり、
記録用紙101に転写された後の感光ドラム111の表
面をクリーニングする。
【0053】トナー像が転写された記録用紙101は、
その後定着ローラ108,108’によりトナー像が定
着され、排出ローラ109,109’により排紙トレイ
110上に排紙される。
【0054】また、116は給紙台であり、用紙カセッ
ト102からの給紙だけでなく、給紙台116から1枚
ずつ手指し給紙することを可能にするものである。手差
し給紙によって給紙台116上の手指し給紙ローラ11
7部に給紙された記録用紙は、手指し給紙ローラ117
により軽く挿圧されて、前記給紙ローラ104,10
4’と同様に用紙先端がレジストシャッタ105に達す
るまで搬送され、そこでスリップ回動する。その後の搬
送シーケンスはカセット給紙の場合とまったく同様であ
る。
【0055】尚、定着ローラ108,108’は定着ヒ
ータ124を収納しており、ローラ表面をスリップ接触
するサーミスタ123による温度検出に基づいて、定着
ローラ108,108’の表面温度を所定温度にコント
ロールして、記録用紙101上のトナー像を熱定着す
る。122はフォトセンサであり、定着ローラ108,
108’の位置に記録用紙101があるか否かを検出す
る。
【0056】次に、ビデオコントローラ200の詳細ブ
ロック構成を図4に示し、説明する。同図において、2
01はホストインターフェースであり、図1に示したホ
ストコンピュータ502との通信を行い、印刷情報を受
ける。202はビデオコントローラ200の全体の制御
を司るCPU、203はCPU202の制御プログラム
やフォントデータ等を格納しているROM、204はC
PU202の主メモリ及びワークエリア等として機能す
るRAMであり、後述する描画回路206で生成された
1ページ分のビットマップによる画像情報を格納するた
めの画像メモリ205を含む。尚、RAM204は不図
示の増設ポートに接続されるオプションRAMにより、
メモリ容量を拡張することができるように構成されてい
る。
【0057】206は描画回路であり、ホストコンピュ
ータ502から送られた印刷情報を解析し、ビットマッ
プデータからなる画像情報を生成する機能を有する。2
11は出力バッファレジスタ回路で、画像メモリ205
から読み出した画像情報を一時的に蓄え、各主走査ライ
ン毎に、プリンタエンジン100に送出する画像信号周
期に同期した信号に変換する機能を有する。207は画
像処理部で、画像メモリ205より読み出され、出力バ
ッファレジスタ回路211を介して入力される画像情報
を、所定の論理に基づいてプリンタエンジン100に送
出するビデオ信号に順次変換しながら、出力する。20
8はプリンタインターフェースで、プリンタエンジン1
00とのインターフェース回路である。209は操作パ
ネルであり、操作者は操作パネル209を操作すること
によりプリンタエンジン100に対する各種設定や、テ
ストプリント等の操作を直接行うことができる。尚、ビ
デオコントローラ200内の各ブロック間のデータの受
け渡しは、システムバス210を介して行われる。
【0058】また、ビデオコントローラ200のプリン
タインタフェース208と、プリンタエンジン100と
は、上述したようにインタフェース信号線300により
接続されている。以下、本実施例においてインターフェ
ース信号線300を介してやり取りされる信号につい
て、簡単に説明する。尚、以降の説明において信号名に
付した記号「/」は、当該信号がロー・アクティブであ
ることを示している。
【0059】/PPRDY信号は、コントローラ200
に対してプリンタ100から送出される信号であって、
プリンタ100に電源が投入されており、動作可能状態
であることを知らせる信号である。
【0060】/CPRDY信号は、プリンタ100に対
してコントローラ200から送出される信号であって、
コントローラ200に電源が投入されており、動作可能
状態であることを知らせる信号である。
【0061】/RDY信号は、コントローラ200に対
してプリンタ100から送出される信号であって、プリ
ンタ100が後述する/PRNT信号を受ければいつで
もプリント動作を開始できる状態、またはプリント動作
を継続できる状態にあることを示す信号である。例えば
用紙カセット102が紙無しになった場合でプリント動
作の実行が不可能になった場合には、本信号は「偽」と
なる。
【0062】/PRNT信号は、プリンタ100に対し
てコントローラ200から送出される信号であって、プ
リント動作の開始またはプリント動作の継続を指示する
信号である。プリンタ100は、本信号を受信するとプ
リント動作を開始する。
【0063】/VSREQ信号は、コントローラ200
に対してプリンタ100から送出される信号であって、
プリンタ100から送出される/RDY信号が「真」状
態の時に、コントローラ200から/PRNT信号を
「真」にすることによりプリント動作開始の指示が送出
された後に、プリンタ100が画像データを受け取るこ
とが可能な状態にあることを示す信号である。この状態
で、後述する/VSYNC信号を受信することが可能に
なる。
【0064】/VSYNC信号は、プリンタ100に対
してコントローラ200から送出される信号であって、
副走査方向に対して画像データの送出タイミング同期を
とるための信号である。この同期により、プリンタ10
0の感光ドラム111上に形成されたトナー像は記録用
紙101に対して副走査方向の同期をとって、転写され
る。
【0065】/BD信号は、コントローラ200に対し
てプリンタ100から送出される信号であって、主走査
方向に対して画像データの送出タイミング同期をとるた
めの信号である。この同期により、プリンタ100の感
光ドラム111上に形成されたトナー像は記録用紙10
1に対して主走査方向の同期ととって、転写される。本
信号は、走査するレーザビーム120が主走査の始点に
あることを示す。
【0066】/VDO信号は、プリンタ100に対して
コントローラ200から送出される信号であって、印刷
する画像データを送信するための信号である。プリンタ
100は/VDO信号が「真」の場合に黒画像、また、
「偽」の場合に白画像として印刷する。
【0067】/STS信号は、コントローラ200に対
してプリンタ100から「ステータス」を送信する場合
に使用する信号である。「ステータス」は8ビットから
なるシリアル信号であり、例えばプリンタ100の定着
器(定着ヒータ124)の温度がまだプリント可能な温
度に達していないウエイト状態や、用紙ジャム状態、あ
るいは用紙カセット102における紙無し状態である等
のプリンタ100の種々の状態を、コントローラ200
に対して報知するための情報である。本信号を送信する
時の同期信号として、後述する/CCLK信号を用い
る。
【0068】/SBSY信号は、プリンタ100が/S
TS信号線を用いて「ステータス」をコントローラ20
0に送信していることをコントローラ200に示すため
の信号である。
【0069】/CMD信号は、プリンタ100対してコ
ントローラ200から「コマンド」を送信する場合に使
用する信号である。「コマンド」は8ビットからなるシ
リアル信号であり、例えばプリンタ100における記録
用紙101の給紙モードが用紙カセット102から給紙
するモードであるか、または給紙台116から手差し給
紙するモードであるかを、コントローラ200がプリン
タ100に対して指示するための指令情報である。本信
号を送信するときの同期信号として、後述する/CCL
K信号を用いる。
【0070】/CBSY信号は、コントローラ200が
/CMD信号線を用いて「コマンド」をプリンタ100
に送信していることをプリンタ100に示すための信号
である。
【0071】/CCLK信号は、プリンタ100が「コ
マンド」を取り込むための、あるいはコントローラ20
0が「ステータス」を取り込むための同期パルス信号で
あり、コントローラ200から出力される。
【0072】以上説明したような各信号に基づいて、本
実施例の印刷システムは印刷処理を制御する。
【0073】次に、上述したLBP501のプリントシ
ーケンスについて説明する。
【0074】プリンタエンジン100の電源が投入さ
れ、かつビデオコントローラ200の電源が投入された
時、プリンタ100はその内部の状態を初期化した後、
コントローラ200に対して/PPRDY信号を「真」
にする。一方、コントローラ200は同様にその内部の
状態を初期化した後、プリンタ100に対して/CPR
DY信号を「真」にする。これによって、プリンタ10
0とコントローラ200は互いの電源が投入されたこと
を確認する。
【0075】その後、プリンタ100は定着ローラ10
8、108’内部に収納された定着ヒータ124に通電
し、定着ローラ108,108’の表面温度が定着可能
な温度に達すると/RDY信号を「真」にする。コント
ローラ200は/RDY信号が「真」であることを確認
した後、印刷すべきデータがある場合に、プリンタ10
0に対して/PRNT信号を「真」にする。プリンタ1
00は/PRNT信号が「真」であることを確認する
と、感光ドラム111を回転させ、感光ドラム111の
表面電位を一定値に初期化すると同時に、カセット給紙
モード時には給紙カム103を駆動し、記録用紙101
の先端部をレジストシャッタ105の位置まで搬送す
る。一方、手指し給紙モード時には、手指し給紙ローラ
117により給紙台116から手指しされた記録用紙を
レジストシャッタ105の位置まで搬送する。
【0076】しかる後、プリンタ100が/VDO信号
を受け入れ可能な状態になると、/VSREQ信号を
「真」にすると同時に/BD信号に同期して/VDO信
号を順次送出する。プリンタ100は、/VSYNC信
号が「真」になったことを確認すると、これに同期して
レジストソレノイド106を駆動してレジストシャッタ
105を解除する。これにより、記録用紙101は感光
ドラム111に搬送される。プリンタ100は/VDO
信号に応じて、画像を黒に印刷すべきときにはレーザビ
ーム120を点灯させ、白に印刷すべきときにはレーザ
ビーム120を消灯させることにより、感光ドラム11
1上に潜像を形成する。
【0077】次に、上記LBP501における画像情報
の生成シーケンスについて説明する。
【0078】図4において、ホストコンピュータ502
から送出された1ページ分の印刷情報は、ホストインタ
ーフェース201を介してビデオコントローラ200に
入力され、ビデオコントローラ200内の描画回路20
6に入力される。
【0079】図5に、描画回路206の詳細構成を示
す。同図において、212は2値画像展開部、213は
イメージ画像展開部、214は画像判別部である。
【0080】まず、前記入力された印刷情報は、画像判
別部214において、文字印刷命令、図形描画命令、あ
るいは外字フォント等の2値ビットマップデータ印刷命
令のような2値画像の印刷情報であるか、又は写真デー
タ等の多値イメージのような多値画像の印刷情報である
かが、公知の方法により判別される。
【0081】そして、2値画像の印刷情報は2値画像展
開部212に入力される。2値画像展開部212では受
け取った印刷情報に基づき、ROM203に格納された
アウトラインフォントデータの展開や、図形のベクトル
展開、あるいは2値ビットマップデータの所定座標への
展開等の処理を実行しながら、600dpiのビットマ
ップ画像情報を作成する。作成された600dpiのビ
ットマップ画像情報は順次画像メモリ205に送られ、
格納される。
【0082】一方、画像判別部214において多値イメ
ージ情報と判別された印刷情報はイメージ画像展開部2
13に入力される。このとき、入力する多値イメージ情
報は1ピクセルの解像度が150dpi、階調数256
(=8ビット表現)のデータとして扱われる。イメージ
画像展開部213ではこの150dpi・8ビットの多
値データを、600dpi・2値データの主走査4×副
走査4ドットの領域を用いたコードデータに変換する処
理を行う。尚、GMODEは例えばホストコンピュータ
502から入力され、イメージ画像展開部213におけ
る処理モードを指定する信号である。GMODE信号の
詳細については後述する。以下、イメージ画像展開部2
13における1ピクセルのコードデータへの変換処理に
ついて説明する。
【0083】イメージ画像展開部213に入力される1
50dpi・8ビットの多値イメージ情報で表現可能な
階調数は、「00H(白)」〜「FFH(黒)」の25
6通りである。尚、「H」は16進数表記であることを
意味する。一方、ビットマップ上で150dpiの1ピ
クセルに対応する領域は600dpi単位では主走査4
×副走査4ドット、すなわち計16ドット分の領域とな
る。従って、この領域を用いて600dpi単位のドッ
トに割り当てる「1」、「0」のデータの組合わせは、
全部で2^16=65536通りである。尚、A^rでAの
r乗を示すものとする。この中から、「01H」〜「F
EH」の各多値データに対応する254通りのドットパ
ターンを、多値の階調を表わすコードパターンとして割
り当てる。多値用に割り当てるドットパターン(以下、
濃度コードパターンと称する)は、2値の文字や図形画
像では現れる確率が低いものを選択する。また、濃度コ
ードパターンは、領域内の16ドットの内、「1」であ
るドットの比率が元の多値データで表される濃度レベル
になるべく近くなるように定められるのが好ましい。こ
れは、文字画像等が上書きされたために後述する多値デ
ータへの復元がされなかった場合に、著しく濃度が変わ
るのを防ぐためである。
【0084】これらの濃度コードパターンはイメージ画
像展開部213内の所定領域に保持されており、その一
例を図6に示す。図6においては、8ビットの多値デー
タが示す複数の値に対応する600dpi・4×4ドッ
トの濃度コードパターン例を示す。尚、濃度コードパタ
ーンにおいて、黒色のドットは「1」であるドットを示
し、白色のドットは「0」であるドットを示す。多値デ
ータの示す値が増化するにつれて、対応する濃度コード
パターンにおける「1」であるドットの割合が増化して
いることが分かる。
【0085】以上説明した処理によって多値データから
変換された濃度コードパターンは、600dpiのビッ
トマップデータとして順次画像メモリ205に格納され
る。
【0086】一方、本実施例においてはイメージ画像の
印刷モードとして、ホストコンピュータ502よりディ
ザ法を指定することも可能である。ディザ法は多値画像
情報の2値化手法として広く用いられている方法であ
り、入力多値データを閾値マトリクスと比較することに
よって、当該ドットを打つか打たないかを決定する。閾
値マトリクスにはドット集中型やドット分散型がある
が、電子写真にはドット集中型が適している。ディザ法
により記録される画像は後述するパルス幅変調方式と比
較すると画像は粗くなるが、例えばプリンタ100で出
力したものを複写機で複写する場合等、複写再現性の点
ではパルス幅変調方式よりもディザ法の方が優れてい
る。
【0087】ホストコンピュータ502よりディザ法が
指定された場合は、モード指定信号GMODEの指定に
よりイメージ画像展開部213をディザ処理用のモード
に切り替える。この場合、イメージ画像展開部213で
は入力多値データを8×8のドット集中型ディザにより
600dpiの2値ビットマップデータに変換して、順
次画像メモリ205に格納する。
【0088】以上のようにして1ページ分の画像情報が
画像メモリ205に準備できると、上述したようにビデ
オコントローラ200はプリンタエンジン100からの
/RDY信号が「真」であれば、/PRNT信号を
「真」にして、プリンタエンジン100に対して印刷動
作の開始を指示する。
【0089】一方、ビデオコントローラ200内におい
ては画像メモリ205より主走査第1ラインから順次画
像情報が読み出され、出力バッファレジスタ回路211
でプリンタエンジン100の画像周期に同期した画像信
号(ビデオ信号)CVDOに変換され、画像処理部20
7に入力される。
【0090】以下、画像処理部207の機能及び動作に
ついて詳細に説明する。図7に、画像処理部207の詳
細ブロック構成を示す。
【0091】図7において、1〜8はラインメモリで、
それぞれビデオコントローラ200から送出される60
0dpiの画像信号を主走査1ライン分記憶可能な容量
を有する。20はラインメモリ1〜8の書き込みや読み
出しの制御を行うメモリ制御回路、10はクロックを供
給する水晶発振器である。11は注目画素Mの周囲9ド
ット×9ラインの画素の画像データを参照するためのシ
フトレジスタ群で、画像クロック信号VCLKに応じて
前記画像データを主走査方向にシフトしながら出力す
る。12はセレクタ回路で、シフトレジスタ群11より
出力されるデータのうち、前記濃度コードパターンを多
値データに復元するために参照するデータを選択する。
13は濃度パターン変換回路で、セレクタ回路12より
出力される主走査4ドット×副走査4ラインの計16ド
ットのデータを参照し、前記所定の濃度コードパターン
と一致した場合に、対応する多値データに復元する機能
を有する。更に、後述する画像属性信号IMCHRの生
成も行われる。
【0092】14はスムージング論理回路で、シフトレ
ジスタ群11から出力されるデータを参照して注目画素
Mの画像データを変換し、スムーズ化した多値信号に変
換する機能を有する。15及び16はラッチ回路で、そ
れぞれ濃度パターン変換回路13及びスムージング論理
回路14からの出力データを一旦ラッチして出力タイミ
ングを合わせる。17はセレクタ回路で、濃度パターン
変換回路13で変換された多値イメージデータとスムー
ジング論理回路14で変換された2値画像に対するデー
タの一方を後述するイメージ領域指定信号IMCHRに
応じて択一して選択し、8ビットの多値画像データVD
O7〜VDO0として出力する。
【0093】18はパルス幅変調回路で、前記多値画像
データVDO7〜VDO0に基づき、そのレベルに応じ
たパルス幅のレーザ駆動信号VDOに変換する。19は
同期クロック発生回路で、プリンタエンジン100から
の主走査同期信号/BD信号に同期した画像クロック信
号VCLK、VCLK信号を1/3分周したクロック信
号1/3VCLK、及びVCLK信号を1/4分周した
クロック信号1/4VCLKを発生する。尚、同期クロ
ック発生回路19において、VCLK信号は水晶発振器
10より発生したクロックを1/8分周することにより
生成される。
【0094】次に、以上説明した構成を有する画像処理
部207における動作について説明する。
【0095】上述したように、600dpiのビデオ信
号CVDOは、同期クロック発生回路19で生成される
画像クロック信号VCLKに同期して、図4に示した出
力バッファレジスタ211から順次画像処理部207に
取り込まれる。
【0096】画像処理部207に入力した第1ライン
目、第1ドット目のCVDO信号は、シフトレジスタ群
11の最上段の第1ビットに入力されると共に、ライン
メモリ1に書き込まれる。続いてメモリ制御回路20は
ラインメモリ1〜ラインメモリ8のアドレスをインクリ
メントし、第2ドット目のCVDO信号をシフトレジス
タ群11の最上段に入力すると共に、ラインメモリ1に
書き込む。このようにして第1ライン目のCVDO信号
は順次ラインメモリ1に格納されていく。第1ライン目
のCVDO信号の書き込みが完了すると、次の主走査に
おいては、第2ライン目のCVDO信号の入力に先んじ
て、ラインメモリ1に格納されていたCVDO信号(ラ
インメモリ2において示すアドレスと同じアドレス)が
読み出され、シフトレジスタ群11の第2段目の第1ビ
ットに入力される。そして、入力した第2ライン目のC
VDO信号はラインメモリ1及びシフトレジスタ群11
の最上段に、またラインメモリ1より読み出された信号
はラインメモリ2の同じアドレス(ラインメモリ1にお
いて読み出したアドレス)に書き込まれる。
【0097】以上説明したように、所定のアドレスにお
ける1ライン前のデータの読み出しと、同アドレスへの
新しいデータの書き込み動作とは、前記VCDO信号の
1周期の間に行われる。このように、各ライン毎に入力
するCVDO信号は、ラインメモリ1→ラインメモリ2
→・・・→ラインメモリ8とシフトしながら書き込みと
読み出しが行なわれていく。従って、各ラインメモリ1
〜8に連続する8ライン分の信号が格納されていること
になる。上記ラインメモリ1〜8には、例えばスタティ
ックRAMを使用することができる。
【0098】上記ラインメモリ1〜8の出力及び出力バ
ッファレジスタ211からのCVDO信号は、上述した
ようにシフトレジスタ群11に入力され、シフトレジス
タ群11からは当該印刷画素(注目画素)Mを中心とす
る主走査9ドット×副走査9ライン、計81画素分の画
像信号が、前記VCLK信号によって同時にシフトしな
がら出力される。
【0099】以下、シフトレジスタ群11からの出力デ
ータについて、その主走査方向の列番号を古いデータか
ら順にA、B、C、D、E、F、G、H、Iとする。ま
た、同様に副走査方向の行番号を古いラインのデータ、
すなわちラインメモリ8の出力から順に1、2、3、
4、5、6、7、8とし、最新のCVDO信号のライン
の行番号を9とする。そして、各画素を「行・列」によ
り表現することとする。例えば、当該印刷画素(注目画
素)Mのデータはシフトレジスタ群11において5行・
5列目のデータであるため、「5E」として示される。
即ち、画像処理部207においてはビデオ信号CVDO
が入力してから実際に印刷されるまでに、主走査4ライ
ン分の遅延が生ずることになる。
【0100】以上説明したようなシフトレジスタ群11
からの出力データに基づいて、濃度パターン変換回路1
3におけるイメージデータに対する処理と、スムージン
グ論理回路14における文字・図形データに対する処理
とが並行して行われる。
【0101】まず、写真画像等のイメージデータに対す
る処理について説明する。シフトレジスタ群11より出
力される画像信号のうち、副走査方向は第2行から第8
行、主走査方向は前記注目画素M以降の連続する4ドッ
ト、即ちE列〜H列に対応する28ビットのデータが、
セレクタ回路12に入力される。セレクタ回路12では
これらの入力データから前記濃度コードパターンの領域
に対応するラインのデータを選択して、濃度パターン変
換回路13に入力する機能を有する。
【0102】図8に、セレクタ回路12の概略を示す。
セレクタ回路12には、シフトレジスタ群11からの出
力のうち、第2行から第8行の7ライン(L2〜L8)
の、E列〜H列の各4ビット、計28ビットのデータが
入力される。これらの入力データのうち、/BD信号に
よりカウントされる2ビットカウンタ12bのカウント
値に応じて、セレクタ12aにより連続する4ライン
(Y1〜Y4)が選択される。セレクタ12aにおける
4ライン選択の例を、図9に示す。図9によれば、2ビ
ットカウンタ12bにおけるカウント値が「0」の時、
セレクタ出力Y1〜Y4として「L5〜L8」を選択す
る。同様に、カウント値が「1」の時に「L4〜L7」
を、「2」の時に「L3〜L6」を、「3」の時に「L
2〜L5」を選択する。
【0103】このようにして、各4ビット、計16画素
のデータが出力端子Y1,Y2,Y3,Y4に選択的に
出力される。これにより濃度パターン変換回路13には
連続する4ラインの期間は、同じデータが入力されるこ
とになる。
【0104】以上のようにして濃度パターン変換回路1
3には、例えば図10に示すような注目画素M(5E)
を左上隅とする主走査4ドット×副走査4ラインの計1
6画素のデータが入力される。
【0105】濃度パターン変換回路13では、図10の
ような16画素のデータと、図6のいような濃度コード
パターンとのパターンマッチングが行われ、16画素の
データが所定の濃度コードパターンのいずれかに一致し
た場合には、対応する8ビットの多値データに変換す
る。即ち、濃度コードパターンとして2値のビットマッ
プメモリに格納された多値画像データを、元の多値デー
タに戻す処理を行う。更に濃度パターン変換回路13に
おいては、入力された16画素のデータが所定の濃度コ
ードパターンのいずれかに一致した場合には、対応する
多値データと共にイメージ領域指定信号IMCHRを
「真」として出力する。IMCHR信号は「真」である
時に当該データが多値イメージ領域のデータであること
を示す信号であり、詳細は後述する。尚、濃度パターン
変換回路13は例えば周知のAND−OR回路により構
成されている。
【0106】尚、濃度パターン変換回路13にはGMO
DE信号も入力されており、GMODE信号によって、
上述した描画回路206でイメージ画像展開部213に
おいてディザによる中間調画像が生成されたか否かを判
断することができる。従って、ディザによる中間調画像
が入力された場合には、濃度パターン変換回路13にお
けるパターンマッチング処理を行なわず、該ディザ中間
調画像の各画素を「00H」又は「FFH」の8ビット
多値データに変換して出力する。
【0107】濃度パターン変換回路13の多値出力デー
タは、ラッチ回路15にてVCLK信号を4分周したク
ロック信号1/4VCLKによりサンプリングされる。
これによりラッチ回路15の出力は前記4×4の濃度コ
ードパターン単位で、主走査、副走査共に150dpi
単位に変化する。
【0108】前記多値出力データは、更にセレクタ回路
17を経て8ビットの多値画像信号VDO7〜VDO0
として前記イメージ領域指定信号IMCHRと共にパル
ス幅変換回路18に入力される。パルス幅変調回路18
では前記入力多値画像信号VDO7〜VDO0のレベル
に応じてレーザの駆動信号のパルス幅を制御することに
より、記録される画像の濃淡を再現する。
【0109】以下、パルス幅変調回路18の動作につい
て詳細に説明する。図11にパルス幅変調回路18の詳
細ブロック構成を示す。同図において、131はγ変換
回路、132はデジタル/アナログ(D/A)変換回
路、134及び135は三角波発生回路、136、13
7はアナログコンパレータ、138はセレクタ、139
はDフリップフロップである。以下、上記構成における
パルス幅変調回路18の動作を説明する。
【0110】上記のようにパルス幅変調回路18に入力
されたVDO7〜VDO0信号及びIMCHR信号はγ
補正回路131に入力される。γ補正回路131ではV
DO7〜VDO0信号に対し、IMCHR信号で指定さ
れるパルス幅変調処理の線数に応じてプリンタエンジン
100のプロセス条件に最適なγ変換を行う。γ変換さ
れた8ビットの画像信号VD7〜VD0は、D/A変換
回路132に入力される。そしてD/A変換回路132
でその値に応じてアナログ電圧に変換され、アナログビ
デオ信号AVDとして出力される。この時、D/A変換
回路132は前記画像信号VD7〜VD0の値が「00
H」である時にアナログビデオ信号AVDとして最大電
圧を発生し、「FFH」である時に最小電圧を発生す
る。そして、アナログビデオ信号AVDはコンパレータ
136及び137の正入力に入力される。
【0111】一方、コンパレータ136及び137の負
入力にはそれぞれ三角波発生回路134の出力TRI1
及び三角波発生回路135の出力TRI2が入力されて
いる。ここで、三角波発生回路134の詳細構成の一例
を図12に示し、説明する。
【0112】図12において、切り替えスイッチ162
には前記画像クロック信号VCLKが入力されている。
画像クロック信号VCLKの1周期の時間は600dp
iの1ドットを印刷するためのレーザ点灯時間に相当す
る。スイッチ162は、クロックVCLKがHレベルの
ときはa端とc端とが接続され、電流源160からの電
流Iをコンデンサ163に流す。するとコンデンサ16
3には電荷が蓄積され、電圧値Vは直線的に増加する。
次にクロックVCLKがLレベルになると、スイッチ1
62のb端とc端とが接続され、電流源161に電流I
が流れ、コンデンサ163に蓄積された電荷が放出され
て電圧値Vは直線的に減少する。以上のようにしてVC
LKと等しい周期、即ち600dpiの1ドットに対応
する周期を有する三角波信号TRI1が得られる。
【0113】尚、三角波発生回路135についても上述
した三角波発生回路134と同様に構成されるが、入力
クロックとして1/3VCLKを用いるため、出力され
る三角波信号TRI2の周期は1/3VCLKと等し
く、すなわち600dpiの3ドットに対応する周期と
なる。
【0114】図11に戻り、次にコンパレータ136及
び137では上記アナログビデオ信号AVDと三角波信
号TRI1及びTRI2の電圧レベルとを比較し、アナ
ログビデオ信号AVDの電圧レベルが各三角波信号の電
圧レベルより大きい時に、っそれぞれHレベルを出力す
る。以上のようにして、それぞれのパルス幅変調信号P
WM1とPWM2が得られる。
【0115】一般に中間調記録において、ある濃度を再
現するための画素の単位を線数と称する。パルス幅変調
処理においては、多値画像データと比較される三角波信
号の周期(dpiに相当)が線数となる。従って、パル
ス幅変調信号PWM1の線数は600線/インチ、パル
ス幅変調信号PWM2の線数は200線/インチとな
る。電子写真プロセスの特性上、600線/インチのP
WM1は解像度においては優れているが階調の再現性で
は劣り、逆に200線/インチのPWM2は解像度にお
いては劣るが階調の再現性では優れているという特徴を
有する。
【0116】次に、パルス幅変調信号PWM1及びPW
M2はセレクタ138に入力され、前記イメージ領域指
定信号IMCHRに応じて選択される。IMCHRが
「真」、すなわちHレベルのときは上述したように写真
等のイメージ画像の領域であるので、これを高品位に再
現するために階調性において優れているPWM2が選択
される。逆に、IMCHRが「偽」、すなわちLレベル
のときは文字や図形を高品位に再現するために、解像度
において優れているPWM1が選択される。
【0117】このようにして選択されたパルス幅変調信
号は、ビデオ信号VDOとして出力される。このVDO
信号は図4のプリンタインターフェース208を介して
/VDO信号としてプリンタエンジン100に送出され
る。プリンタエンジン100では上述したように/VD
O信号に応じてレーザを駆動し、電子写真プロセスによ
る画像記録が行われる。
【0118】以上説明したパルス幅変調回路18におけ
るタイミングチャートを、図13に示す。図13によれ
ば、上述したようにして生成された/VDO信号のパル
ス幅に応じて、印刷結果において画像の濃淡が再現され
ていることが分かる。
【0119】以上、本実施例におけるイメージデータに
対する処理について説明した。次に、文字・図形データ
に対する処理について説明する。
【0120】図7において、シフトレジスタ群11より
出力される主走査9×副走査9の計81ドット分の画像
信号は、スムージング論理回路14にも入力される。図
14に、スムージング論理回路14に入力される81ド
ットの画素データを示す。スムージング論理回路14に
おいては、図14に示すように注目画素Mの周辺の画素
を参照して画像のエッジを検出し、エッジがスムーズに
なるように前記注目画素Mの画像データをM’に変換す
る。この変換は、シフトレジスタ11の出力データを予
め定められている複数の特徴検出用ビットマップパター
ンと照合し、何れかのビットマップパターンに一致した
場合に、注目画素Mのデータを該ビットマップパターン
に応じた所定の多値データに変換する。
【0121】尚、前記特徴検出用ビットマップパターン
は、前記注目画素M及びその周辺の画素が画像のエッジ
を形成し、且つ注目画素Mが変換すべき画素であるか否
かを検出するためものであり、スムージング論理回路1
4内の所定領域に保持されている。
【0122】また、スムージング論理回路14において
変換・出力された多値データは、後述するセレクタ17
において、注目画素Mに対する前記イメージ領域指定信
号IMCHRが「偽」である場合に選択される。即ち、
スムージング処理は文字・図形データの領域のみに対し
て行われることになる。
【0123】ここで、上述したスムージング論理回路1
4における特徴検出用のビットマップパターンの一例を
図15に示す。同図において、(a)〜(c)はそれぞ
れビットマップ例であるが、何れも上述した図14と同
様に9×9ドットの画素ブロックからなり、その中心が
注目画素Mである。各ビットマップにおいて、「●」は
当該画素が黒ドットであることを示し、また、「○」は
当該画素が白ドットであることを示している。上記の何
れも記入されていない画素については、どの様なデータ
(黒ドット/白ドット)でも構わない。
【0124】例えば図15の(a)に示すビットマップ
と一致するパターンについては、注目画素Mは水平(主
走査方向)に近い斜線の一部且つ高濃度(黒)側の変化
点であると見なし、元データを「C0H」の多値データ
に変換する。また、図15の(b)に示すビットマップ
と一致するパターンについては、注目画素Mは水平に近
い斜線の一部且つ低濃度(白)側の変化点であると見な
し、「80H」の多値データに変換する。更に、図15
の(c)に示すビットマップと一致するパターンについ
ては、注目画素Mは水平に近い斜線の一部且つ低濃度
(白)側であり、変化点から1ドット離れているので、
「40H」の多値データに変換する。
【0125】また同様に、垂直(副走査方向)に近い斜
線を検出するためのビットマップの例を図16に示す。
尚、図15及び図16に示したビットマップ例は、上記
特徴検出を行うためのビットマップパターンの一例であ
り、他にも傾きが異なる斜線を検出するためのパターン
等、多数のビットマップパターンが用意されている。ま
た、それぞれのパターンについて上下及び左右に対象な
パターンが用意されている。
【0126】一方、いずれの特徴検出用ビットマップパ
ターンにも一致しなかった画素に対しては、黒画素のデ
ータは「FFH」、白画素のデータは「00H」の多値
データに変換して出力する。尚、スムージング論理回路
14におけるスムージング処理の有無はSON信号によ
って指定することができる。SON信号が「偽」である
場合にはスムージング処理を行なわない、即ち、注目画
素が前記特徴検出用ビットマップパターンに一致、不一
致の如何に係らず、該注目画素が黒であれば「FF
H」、白であれば「00H」の多値データに変換する。
これは、平滑化処理が必要でなく、処理の高速化を図る
場合に有効である。尚、SON信号はビデオコントロー
ラ200における操作パネル209において設定可能で
あり、また、ホストコンピュータ502において設定
し、画像データと共にビデオコントローラ200に送出
することも可能でるこのような特徴検出を行うスムージ
ング論理回路14は濃度パターン変換回路13同様、例
えば周知のAND−OR回路により構成される。
【0127】スムージング論理回路14で変換された多
値データは、上述したイメージ画像の場合と同様、後述
するセレクタ回路17を経て8ビットの多値画像信号V
DO7〜VDO0として前記イメージ領域指定信号IM
CHRと共にパルス幅変調回路18に入力される。そし
て、パルス幅変調回路18においてVDO7〜VDO0
のレベルに応じて記録画素のレーザ駆動信号のパルス幅
が制御される。尚この時、前記イメージに領域指定信号
IMCHRが「偽」であるので、パルス幅変調の線数は
600線/インチである。
【0128】上記パルス幅変調信号は更にビデオ信号/
VDO信号としてプリンタエンジン100に送出され、
プリンタエンジン100では前述したように/VDO信
号に応じてレーザを駆動し、電子写真をプロセスによる
記録が行われる。
【0129】以上のようにして記録される画素の例とし
て、水平に近い斜線の場合を図17に、垂直に近い斜線
の場合を図18に模式的に示す。図17,図18共に
(a)は600dpiの原データ(スムージング処理無
し)、(b)はスムージング論理回路14において変換
された多値データによって印刷される画像をデジタル的
に示している。尚、実際に印刷出力される画像は、電子
写真プロセスの特性によってエッジの部分が図17及び
図18に示したよりもなまったものとなる。特に、図1
7及び図18の各(b)に示したスムージング処理によ
る画像は、エッジの変化点に打たれた中間濃度のドット
の部分が感光ドラムのエネルギー分布や現像剤(トナ
ー)の粒径等の関係により、現像時には解像されずにぼ
けてしまう。このため、実際に印刷される画像は各図の
(b)において点線で示すように、滑らかに印刷出力さ
れる。
【0130】この様に、エッジの変化点の近傍の画素を
中間濃度で打つ(表現する)ことにより、平滑化の効果
が生ずる。尚、図15〜図18において格子の1マスは
600dpiの単位である。
【0131】尚、本実施例は以上説明した構成に限定さ
れるものではなく、濃度パターン変換回路13の機能を
スムージング論理回路14に含めてしまうように構成す
ることも可能である。この場合、スムージング論理回路
14の特徴検出用ビットマップパターンとして、図6に
示した4×4の濃度コードパターンのそれぞれが注目画
素となる場合のパターンを用意すればよい。この様な構
成にすれば、濃度パターン変換のための論理回路規模は
約16倍となるものの、イメージ領域と文字・図形領域
とを1つのスムージング論理回路14で扱うことができ
るため、例えばセレクタ回路12及び17やラッチ回路
15,16が不要となる等、データのタイミング制御が
簡略化できるというメリットがある。
【0132】以上説明したように本実施例によれば、イ
メージ領域では多値のイメージデータをコード化して6
00dpi、2値のメモリに格納し、印刷時にパターン
マッチングにより多値データに戻してパルス幅変調によ
り記録し、一方、文字や図形領域ではエッジスムージン
グ処理を行うことによって、少ないメモリでイメージ、
文字領域共に高品位な出力画像を得ることができる。
【0133】尚、上記説明では光ビームによって露光さ
れた部分が顕像化されるイメージ露光方式のレーザビー
ムプリンタの場合について説明したが、本実施例はこれ
に限定されるものではない。例えば、光ビームによって
露光されなかった部分が顕像化されるバックグランド露
光方式のレーザビームプリンタや、LEDプリンタ、液
晶シャッタ式プリンタ等、他の方式の電子写真記録装置
にも本発明を適用することができる。
【0134】また、本実施例においては多値イメージの
印刷方式としてパルス幅変調を用いる場合について説明
を行った。しかしながら、例えば光ビームの光量を変調
して濃淡を表現する方式等についても本発明は適用可能
である。更に、本発明の理念は電子写真記録装置に限ら
ず、多値印刷が可能な画像出力装置全てに適用すること
ができる。
【0135】<第2実施例>次に、本発明に係る第2実
施例について説明する。
【0136】第2実施例においては、上述した第1実施
例とは文字・図形データに対するスムージング処理が異
なる。第1実施例においては、パルス幅変調により記録
される画素が成長する起点(印刷幅を増化する起点)
は、200線/インチ時、600線/インチ時共に単位
画素の中心である例について説明した。第2実施例にお
いてはパルス幅変調により記録される画素の成長起点と
して、600線/インチ時に左(L)、中央(C)、右
(R)のいずれかを指定可能とする。即ち、スムージン
グ処理において注目画素の画像データを変更する際に、
上記いずれかの位置を指定する。
【0137】以下、第2実施例におけるスムージング処
理について詳細に説明する。尚、第2実施例における装
置構成は、上述した第1実施例と同様であるため説明を
省略する。
【0138】まず、写真画像等のイメージデータに対す
る処理については、上述した第1実施例の場合と同様に
行われるため説明を省略する。即ち、200線/イン
チ、中央成長のパルス幅変調処理により印刷が行われ
る。
【0139】次に、文字・図形データに対する処理につ
いて説明する。この場合も上述した第1の実施例と同
様、当該印刷画素(注目画素)Mを中心とする主走査9
ドット×副走査9ラインの画像信号を参照してスムージ
ング論理回路14内の予め定められている複数の特徴検
出用のビットマップパターンを照合する。そして、いず
れかのビットマップパターンに一致した場合に注目画素
Mのデータを所定の多値データに変換する。この際、ス
ムージング論理回路14からは変更画素の多値データV
DO7〜VDO0に加え、変更画素を印刷する際の画素
内での位置情報信号として、LEFT(左成長)、CE
NTER(中央成長)、RIGHT(右成長)も出力す
る。そして、上記多値データVDO7〜VDO0及び位
置情報信号LEFT,CENTER,RIGHTはそれ
ぞれパルス幅変調回路18に入力される。
【0140】ここで、第2実施例における特徴検出用ビ
ットマップパターンの例を、図19及び図20に示す。
尚、図19及び図20に示すビットマップパターン例
は、それぞれ上述した第1実施例で示した図15及び図
16に対応する。これにより、例えば図19の(a)に
おいては位置情報信号RIGHTが「真」で与えられた
ため、図15の(a)とは異なり「C0H」の値を右詰
めで表現することが分かる。図20の(a)についても
同様に、右詰めとなっている。また、図19の(b),
(c)は位置情報信号CENTERが「真」、図20の
(b),(c)は位置情報信号LEFTが「真」で与え
られた場合の例を示す。
【0141】次に、第2実施例におけるパルス幅変調回
路18の詳細ブロック構成を図21に示し、説明する。
同図において、上述した第1実施例における図11と同
じ機能を有する構成には同番号を付し、説明を省略す
る。
【0142】図21において、140及び141は鋸波
発生回路、142及び143は136と同様なアナログ
コンパレータ、144〜147はAND回路、148は
OR回路、149は4ビットのD−フリップフロップで
ある。
【0143】上記構成においてアナログコンパレータ1
36,137,142,143では、第1実施例と同様
に入力多値データをアナログ変換したアナログビデオ信
号AVDと、それぞれが接続されている三角波発生回路
134、135及び鋸波発生回路141、142の出力
とが比較され、比較の結果それぞれパルス幅変調信号P
WM1、PWM2、PWM1L、PWM1Rが出力され
る。上記パルス幅変調信号は、PWM1は中央成長の6
00線/インチ、PWM2は中央成長の200線/イン
チ、PWM1Lは左成長の600線/インチ、PWM1
Rは右成長の600線/インチの信号である。
【0144】これらの信号は、AND回路144〜14
7によってイメージ領域指定信号IMCHRが「真」で
ある場合はPWM2が有効となり、また、位置情報信号
LEFTが「真」である場合はPWM1L、CENTE
Rが「真」である場合はPWM1、RIGHTが「真」
である場合はPWM1Rがそれぞれ有効となり、OR回
路148を経てVDO信号として出力され、プリンタエ
ンジン100に送られて印刷される。
【0145】以上説明した第2実施例における印刷方式
によって記録される画像の例として、水平に近い斜線の
場合を図22に、垂直に近い斜線の場合を図23に模式
的に示す。いずれの図においても(a)は600dpi
の原データ(スムージング処理無し)、(b)はスムー
ジング論理回路14で変換された多値データによって印
刷される画像をデジタル的に示している。
【0146】以上説明したように第2実施例によれば、
スムージング処理の際のパルス変調による画素の成長起
点を制御可能とすることにより、特に垂直に近い斜線の
場合により効果的なスムージング処理を行うことが可能
となる。
【0147】<第3実施例>次に、本発明に係る第3実
施例について説明する。
【0148】第3実施例においては、上述した第1、第
2実施例とは文字・図形データに対するスムージング処
理が更に異なる。第1及び第2の実施例においては、ス
ムージング処理によって変更すべき画素のデータを多値
データに変換し、600線/インチのパルス幅変調によ
り印刷を行う例について説明した。しかしながら第3実
施例では、図24に示すように注目画素Mを、600d
piの画素を主走査方向に4分割した区画Ma、Mb、
Mc、Mdに対応する4つのデータに変換する例につい
て説明する。以下、第3実施例における注目画素の多値
データへの変換動作について詳細に説明する。尚、第3
実施例における装置構成は上述した第1実施例と同様で
あるため、説明を省略する。
【0149】まず、写真画像等のイメージデータに対す
る処理については、上述した第1、第2の実施例と同様
であり、200線/インチ、中央成長のパルス幅変調処
理により印刷が行われる。
【0150】次に、文字・図形データに対する処理につ
いて説明する。この場合も上述した第1及び第2実施例
と同様、当該印刷画素(注目画素)Mを中心とする主走
査9ドット×副走査9ラインの画像信号を参照してスム
ージング論理回路14の予め定められている複数の特徴
検出用ビットマップパターンと照合する。そして、いず
れかのビットマップパターンに一致した場合に注目画素
Mのデータを前記4分割した区画Ma、Mb、Mc、M
dに対するデータ、即ち主走査密度2400dpi相当
のデータに変換する。
【0151】ここで、第3実施例における特徴検出用ビ
ットマップパターンの例を、図25及び図26に示す。
尚、図25及び図26に示すビットマップパターン例
は、それぞれ上述した第1実施例で示した図15及び図
16に対応する。例えば図25の(a)においては、該
ビットマップパターンに一致した場合に、注目画素をM
b,Mc,Mdの領域について黒表現することを示す。
同様に、図25の(b)においてはMb,Mc、(c)
においてはMcについて黒表現することを示す。また、
同様に図26においても、(a)においてはMc,Md
を、(b)はMa,Mbを、(c)はMaについて黒表
現とすることを示す。
【0152】第3実施例においては、スムージング論理
回路14からは注目画素Mを4分割した夫々の区画(M
a,Mb,Mc,Md)に対応するデータとして、それ
ぞれVDO7,VDO6,VDO5,VDO4の上位4
ビットを割り当てて出力する。尚この場合、下位4ビッ
トであるVDO3〜VDO0は使用しない。例えば、図
25の(a)に示す例においては、VDO6,VDO
5、VDO4が「真」として出力される。そして、上記
VDO7〜VDO4はセレクタ回路17を介してパルス
幅変調回路18に入力される。
【0153】図27に、第3実施例におけるパルス幅変
調回路18の詳細ブロック構成を示す。同図において、
上述した第1実施例で示した図11と同じ機能を有する
構成には同番号を付し、説明を省略する。図27におい
て、170は4ビットパラレルデータを4倍の周波数の
シリアル信号に変換するパラレル−シリアル変換回路で
ある。
【0154】上記構成において、ビデオ信号VDO7〜
VDO4はパラレル−シリアル変換回路170に入力さ
れ、前記ビデオ信号の転送クロックであるVCLKの4
倍の周波数のクロック4VCLKでシリアル信号に変換
され、主走査密度2400dpi相当のビデオ信号SV
DOとして出力される。そしてセレクタ138におい
て、文字・図形領域では前記SVDO信号が選択され、
イメージ領域では200線/インチのパルス幅変調信号
PWM2が選択されて、プリンタエンジン100に送出
されて印刷が行われる。
【0155】以上説明したように第3実施例によれば、
スムージング処理において変更画素を主走査密度240
0dpi相当の解像度で任意の位置に制御できるので、
よりきめ細かな処理を行うことが可能である。
【0156】<第4実施例>次に、本発明に係る第4実
施例について説明する。
【0157】第4実施例においては、600dpiで展
開したビットマップデータを圧縮して画像メモリに格納
し、印刷時にプリンタエンジン100の印刷速度に同期
してデータを伸張する例について説明する。尚、第4実
施例における装置構成はビデオコントローラ200を除
いては上述した第1実施例と同様であるため、説明を省
略する。
【0158】図28に、第4実施例におけるビデオコン
トローラ200の概略ブロック図を示す。同図におい
て、上述した第1実施例で示した図4と同様の構成には
同一番号を付し、説明を省略する。図28において22
0は圧縮・伸張回路で、入力する600dpiの2値ビ
ットマップ画像情報をリアルタイムに圧縮し、この圧縮
データをプリンタエンジン100の印刷速度に合わせて
伸張しながら出力する機能を有する。圧縮・伸張のアル
ゴリズムとしては、例えば周知のJBIG方式を用いる
ことができる。
【0159】上記の構成において、上述した第1実施例
同様、描画回路206ではホストコンピュータ502か
ら送られる印刷情報に基づいて600dpiのビットマ
ップ画像情報が生成される。上記ビットマップ画像情報
は順次圧縮・伸張回路220で圧縮されながら画像メモ
リ205に送られ、格納される。以上のようにして1ペ
ージ分の圧縮画像情報が画像メモリ205に準備できる
と、次に圧縮・伸張回路220は前記圧縮画像情報の主
走査第1ラインから順次伸張しながら読み出しを行う。
伸張された画像情報は出力バッファレジスタ回路211
でプリンタエンジン100の画像周期に同期した画像信
号(ビデオ信号)CVDOに変換され、画像処理部20
7に入力される。その後の処理及び動作については上述
した第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0160】以上説明したように第4実施例によれば、
画像メモリの記憶容量を更に小さくすることが可能とな
るため、より安価な画像処理装置を提供することができ
る。
【0161】<第5実施例>以下、本発明に係る第5実
施例について説明する。
【0162】上述した第1〜第4実施例においては、い
ずれの場合もビデオコントローラ200において600
dpiのビットマップデータを生成し、生成した1ペー
ジ分のビットマップデータを画像メモリ205に展開
し、印刷する例について説明した。
【0163】第5実施例においては、画像メモリ205
が印刷する600dpi・1ページ分のビットマップデ
ータより少ない記憶容量である場合に、本発明を実現す
る例について説明する。
【0164】第5実施例における装置構成は上述した第
1実施例と基本的に同様である。図29に第5実施例に
おけるビデオコントローラ200内の、特にCPU20
2周辺及びROM203及びRAM204の内部ブロッ
ク構成を示し、以下説明する。
【0165】図29において、RAM204内の307
はディスプレイリスト格納部であり、CPU202がホ
ストコンピュータ502からコマンド形式で送られてく
る印刷データをディスプレイリストと称する中間ファイ
ルに変換して、一旦格納するための一時メモリ領域であ
る。第5実施例においては、処理中にディスプレイリス
ト格納部307を適当なサイズで適宜確保することを特
徴とする。尚、ディスプレイリストは、ベクトルデータ
や文字コードから変換された複数のオブジェクトデータ
からなる。
【0166】また、RAM204内の308はバンドラ
スタ格納部であり、例えば主走査256ライン分のビッ
トマプデータを格納可能なサイズで、予め確保されてい
る。第5実施例においては、例えば前記ディスプレイリ
ストが1ページ分完成した時点で、CPU202がRA
M204の空き領域を利用して、ディスプレイリストを
前記主走査256ライン分のバンドラスタ単位で順次画
像展開(描画)し、該展開画像を順次バンドラスタ格納
部308に格納する。
【0167】また、301はホストコンピュータ502
からの受信データを格納する受信バッファ、309はプ
リンタエンジン100へ画像を出力する画像出力部であ
る。尚、画像出力部309は、上述した第1実施例にお
ける出力バッファレジスタ211及び画像処理部207
を含む。ROM203内において、302はバンド描画
部、303はディスプレイリストメモリ管理部、304
は描画時間管理部、305はディスプレイリスト縮小
部、306はフォントデータ格納部であり、各詳細につ
いては後述する。
【0168】以下、第5実施例における画像出力シーケ
ンスについて、図30のフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0169】図30において、まずビデオコントローラ
200に電源が供給されると、ステップS1においてR
AM204内のディスプレイリスト格納部307やバン
ドラスタ格納部308の初期化、また、後述するステッ
プS4で作成するディスプレイリストの解像度設定、後
述するバンド管理テーブルの初期化等の初期化処理を行
なう。尚、本実施例ではこの解像度設定の際に600d
piを設定するが、もちろん他の解像度でも良い。
【0170】次にステップS2に進み、ホストコンピュ
ータ502よりデータを受信してこれを受信バッファ3
01に格納し、該受信バッファ301から所定単位コー
ド分のデータを読み出す。そして、ステップS3で前記
受信データが印刷画像情報を示すコマンドであるとして
解釈できればステップS4に進み、CPU202は該コ
マンドに基づいて、600dpiのディスプレイリスト
をRAM204内の作業領域上に生成する。そしてステ
ップS5では、ディスプレイリストメモリ管理部303
に保持されたプログラムに基づいて、CPU202はス
テップS4で作成されたディスプレイリストを格納する
ためのディスプレイリスト格納部307として、RAM
204内にメモリ領域を獲得する。
【0171】ステップS5においてメモリ獲得が成功し
た場合、ステップS6に進んで該獲得されたディスプレ
イリスト格納部307にディスプレイリストを格納す
る。そしてステップS7に進み、描画時間管理部304
において、前記作成されたディスプレイリストについて
バンドラスタ格納部308に描画するために要する時間
を予測する。そして描画時間管理部304内に備えられ
た、描画時間を累積するバンド管理テーブルに該描画予
測時間を加算し、ステップS8に進む。
【0172】ここで、所定サイズ(本実施例では主走査
256ライン分)であるバンドラスタ格納部308に格
納されたバンドラスタデータを画像出力部309へ出力
するために要する時間は予め予測可能であり、該出力予
測時間はROM203内において例えば描画時間管理部
304等の所定の領域に保持されている。ステップS8
においては、バンド管理テーブルで示される描画予測時
間を、該所定の出力予測時間と比較する。そして描画予
測時間が出力予測時間よりも小さければ、次のデータの
ディスプレイリスト生成を続行するために、ステップS
2に戻って次のデータ入力を待つ。
【0173】一方、ステップS8において描画予測時間
が出力予測時間よりも大きければステップS9に進む。
また、ステップS5で十分なメモリ量が獲得できなかっ
た場合も、ステップS9に進む。
【0174】ステップS9では、600dpiでは全デ
ィスプレイリストを格納できないとして、ディスプレイ
リストの解像度設定を300dpiに変更する。以降、
受信したデータは全て300dpiによる処理が行われ
ることになる。
【0175】そしてS10に進んで、ディスプレイリス
ト縮小部305において、RAM204内の各ディスプ
レイリスト格納部307に格納された600dpiのデ
ィスプレイリストを、全て300dpiの低解像度に変
換する。尚この時、各ディスプレイリスト格納部307
は変換後の300dpiのディスプレイリストが格納可
能なサイズで再確保される。そして、ステップS2に戻
って次のデータ入力を待つ。
【0176】以上説明したように第5実施例において
は、作成されたバンドラスタデータを出力する時間より
も、次のバンドラスタデータを作成する時間の方が長い
と予想される場合には、解像度を低くすることでバンド
ラスタデータの作成時間を短くすることによって、全体
としてのスループットを上げるようにする。また、第5
実施例においてRAM204内にディスプレイリスト格
納部307として確保可能な領域は、300dpiの解
像度であれば少なくとも1ページ分の全データ分が確実
に確保されるとする。従って、600dpiでは適当な
メモリ領域が確保できなかった場合にも、解像度を低く
することでメモリ領域を確実に確保することができる。
もちろん、ステップS10の低解像度への変換は、領域
確保が確実に行えるのであれば、300dpiに限定さ
れるものではない。
【0177】尚、ステップS9において解像度が300
dpiに設定された場合、以降はステップS7での描画
時間累積処理を行なわず、同時にステップS8の判定も
行なわない。これは即ち、300dpiの解像度であれ
ば描画時間を考慮せずに、たとえ全体としてのスループ
ットが低下しても、確実に1ページ分の出力を行うため
である。
【0178】そして、ステップS3で受信したデータが
排紙命令であると判断された場合に、1ページ分の画像
データの受信が終了したとして、ステップS11に進ん
で各ディスプレイリスト格納部307内のディスプレイ
リストをバンド毎にラスタライズし、バンドラスタ格納
部308に順次展開する。このとき、ディスプレイリス
ト格納部307に格納されているディスプレイリストが
600dpiの場合は、バンドラスタを600dpiの
ビットマップとして展開し、一方、ディスプレイリスト
格納部に格納されているディスプレイリストが300d
piの場合は、バンドラスタを300dpiのビットマ
ップとして展開する。
【0179】そしてラスタライズが終了するとバンドラ
スタ格納部308内のバンドラスタデータは、画像出力
部309においてデータの変換及びプリンタエンジン1
00の印刷速度との同期が取られ、プリンタエンジン1
00に送られて印刷が行われる。この同期動作のため
に、上記バンドラスタ格納部308は2バンド分の領域
を備えており、一方のバンド領域内のデータをプリンタ
エンジン100に送っている間に、他方のバンド領域に
対してラスタライズ後のバンドラスタデータを格納す
る。
【0180】次に、上記バンドラスタデータが600d
piで展開された場合と、300dpiで展開された場
合について、それぞれ画像データの流れを説明する。
【0181】まず、バンドラスタデータが600dpi
で展開された場合は、上述した第1実施例の場合と同様
に画像データが生成される。即ち、ホストコンピュータ
502より入力する印刷情報のうち、文字印刷命令、図
形描画命令、あるいは外字フォント等の2値ビットマッ
プデータ印刷命令のような2値画像の印刷情報に関して
は、ROM203内のフォントデータ格納部306に格
納されたアウトラインフォントデータの展開や、図形の
ベクトル展開、あるいは2値ビットマップデータの所定
座標への展開等の処理を実行しながら600dpiのビ
ットマップ画像情報が作成され、バンドラスタデータに
展開される。
【0182】一方、前記印刷情報のうち、写真データ等
の多値イメージ情報は、600dpi・2値の主走査4
×副走査4ドットの領域を用いた濃度コードパターンデ
ータに変換され、バンドラスタデータに展開される。そ
して上記バンドラスタデータに展開されたビットマップ
データに対してパターンマッチングが行われ、2値画像
に対してはスムージング処理、多値イメージ画像に対し
ては多値データへの逆変換がなされ、パルス幅変調によ
り画像信号を生成してエンジンに送出する。
【0183】次に、バンドラスタデータが300dpi
で展開された場合について説明する。この時はホストコ
ンピュータ502より入力する印刷情報のうち、2値画
像の印刷情報に関しては、600dpiの場合と同様に
ROM203内のフォントデータ格納部306に格納さ
れたアウトラインフォントデータの展開や、図形のベク
トル展開、あるいは2値ビットマップデータの所定座標
への展開等の処理を実行しながら300dpiのビット
マップ画像情報が作成され、バンドラスタに展開され
る。
【0184】一方、前記印刷情報のうち、写真データ等
の多値イメージ情報に関しては300dpiのディザと
して画像情報が作成され、バンドラスタデータに展開さ
れる。
【0185】そして上記バンドラスタに展開されたビッ
トマップデータに対して、後述するパターンマッチング
によりスムージング処理が行われ、2値画像、多値イメ
ージを展開したディザ画像共に600dpiの画像デー
タに変換される。上記のスムージングを行う際のパター
ンマッチングは、図31に示すように300dpiの注
目画素Mを中心とする周囲主走査9×副走査9画素の領
域を参照し、600dpiの4つの画像データM1,M
2,M3,M4に変換する。
【0186】ここで、第5実施例における2値画像に対
する特徴検出用ビットマップパターンの例を、図32に
示す。尚、図32に示すビットマップパターン例は、上
述した第1実施例で示した図15に対応する。例えば図
32の(a)においては、300dpiにおける画素ブ
ロックが該ビットマップパターンに一致した場合に、6
00dpiであるM1を「00H」、M2を「40
H」,M3及びM4を「FFH」として上述した第1実
施例と同様の方法により表現することを示す。
【0187】図33に、第5実施例においてビットマッ
プデータを参照して変換したデータによる印刷結果の模
式図を示す。図33の(a)は300dpiの変換前の
データ、図33の(b)は600dpiに変換されたデ
ータによる印刷結果である。一方、第5実施例における
ディザパターンの変換は、図34に示すように300d
pi・4×4の画素で構成されるディザパターン(図3
4では15例を示す)と同一のパターンを600dpi
・8×8の画素で構成される領域に主走査、副走査共に
2度ずつ、計4回繰り返して割り当てる。これにより、
原画像の濃度を保存し、かつよりきめの細かい画像に変
換することが可能となる。尚、図34において各例の下
に記した数字は、300dpiの16画素における黒画
素数を示す。
【0188】また、第5実施例において上記スムージン
グを実現するための特徴検出用ビットマップパターンの
例を図35に示す。図35の(a)に示す例において
は、300dpiの注目画素Mは、600dpiのM2
のみを黒画素として変換される。同様に、図35の
(b)に示す例においては、注目画素MはM1,M2,
M4を黒画素として変換される。
【0189】尚、上記スムージング処理は、2値画像に
対する処理と、多値イメージのディザ画像に対する処理
とで独立して制御可能である。
【0190】以上説明したように第5実施例によれば、
画像メモリが印刷すべき600dpi・1ページ分のビ
ットマップデータより少ない記憶容量の場合でも、バン
ドラスタ単位で処理を行うことにより、本発明を適用し
た高品位な出力画像を得ることが可能となる。
【0191】尚、上述した各実施例において参照される
複数の特徴検出用ビットマップはスムージング論理回路
14内に保持されているとして説明したが、もちろんR
OM203に保持されていても良いし、又はRAM20
4に変更可能として保持されていても良い。また、濃度
コードパターンについても同様である。
【0192】また、上述した各実施例においては具体的
な解像度を挙げて説明を行ったが本発明はこれらの例に
限定されるものではなく、解像度は適宜設定可能である
ことは言うまでもない。
【0193】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0194】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
値のイメージデータを2値のビットマップ形式で保持す
ることにより、写真のような多値イメージも文字のよう
な2値画像も、少ない画像メモリで共に高品位に記録す
ることが可能な画像出力装置及び画像出力方法を提供で
きる。
【0195】更に本発明においては、多値領域と2値領
域とをビットマップメモリ上において区別せずに扱うた
め、従来のアーキテクチャを大幅に変更することなく、
容易に、2値画像、多値画像共に高品位記録が可能な画
像処理装置及びその方法を実現することが可能である。
【0196】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例におけるレーザビームプ
リンタを用いた印刷システムの概要を説明する図であ
る。
【図2】本実施例におけるプリンタエンジン100の構
成を説明する図である。
【図3】本実施例のプリンタエンジン100における露
光制御部を説明する図である。
【図4】本実施例のビデオコントローラ200の概略ブ
ロック図である。
【図5】本実施例の描画回路206の構成を説明するブ
ロック図である。
【図6】本実施例の濃度コードパターン例を示す図であ
る。
【図7】本実施例の画像処理部207の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図8】本実施例のセレクタ回路12の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】本実施例のセレクタ回路12におけるカウント
値と出力との関係を示す表である。
【図10】本実施例の濃度パターン変換回路13に入力
される画素ブロックを示す図である。
【図11】本実施例のパルス幅変調回路18の詳細構成
を示すブロック図である。
【図12】本実施例の三角波発生回路134の詳細構成
を示す図である。
【図13】本実施例のパルス幅変調回路18におけるタ
イミングチャートである。
【図14】本実施例の画像データ参照領域を説明する図
である。
【図15】本実施例の2値画像データの特徴検出用ビッ
トマップパターン例を示す図である。
【図16】本実施例の2値画像データの特徴検出用ビッ
トマップパターン例を示す図である。
【図17】本実施例における2値画像データの印刷結果
を模式的に示す図である。
【図18】本実施例における2値画像データの印刷結果
を模式的に示す図である。
【図19】本発明に係る第2実施例における2値画像デ
ータの特徴検出用ビットマップパターン例を示す図であ
る。
【図20】第2実施例における2値画像データの特徴検
出用ビットマップパターン例を示す図である。
【図21】第2実施例のパルス幅変調回路18の詳細構
成を示すブロック図である。
【図22】第2実施例における2値画像データの印刷結
果を模式的に示す図である。
【図23】第2実施例における2値画像データの印刷結
果を模式的に示す図である。
【図24】本発明に係る第3実施例の画像データ参照領
域及び変換後のデータを説明するための図である。
【図25】第3実施例における2値画像データの特徴検
出用ビットマップパターン例を示す図である。
【図26】第3実施例における2値画像データの特徴検
出用ビットマップパターン例を示す図である。
【図27】第3実施例のパルス幅変調回路18の詳細構
成を示すブロック図である。
【図28】本発明に係る第4実施例におけるビデオコン
トローラ200の構成を示すブロック図である。
【図29】本発明に係る第5実施例におけるビデオコン
トローラ200の構成を示すブロック図である。
【図30】第5実施例における画像出力処理を示すフロ
ーチャートである。
【図31】第5実施例における画像データ参照領域及び
変換後のデータを説明するための図である。
【図32】第5実施例における2値画像データの特徴検
出用ビットマップパターン例を示す図である。
【図33】第5実施例における2値画像データの印刷結
果を模式的に示す図である。
【図34】第5実施例における中間調データの変換を説
明するための図である。
【図35】第5実施例における中間調データの特徴検出
用ビットマップパターン例を示す図である。
【符号の説明】
1〜8 ラインメモリ 10 水晶発振器 11 シフトレジスタ 12 セレクタ回路 13 濃度パターン変換回路 14 スムージング論理回路 18 パルス幅変調回路 20 メモリ制御回路 100 プリンタエンジン 200 ビデオコントローラ 202 CPU 203 ROM 204 RAM 207 画像処理部

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像情報を入力する入力手段と、 前記多値画像情報に基づいて2値画像情報を生成する2
    値情報生成手段と、 前記2値画像情報を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された2値画像情報から多値画像情
    報を生成する多値情報生成手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記2値情報生成手段は、ビットマップ
    情報を生成することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記多値情報生成手段によって生
    成された多値画像情報に基づいて画像を形成する画像形
    成手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記2値情報生成手段は、前記入力手段
    により入力された多値画像情報を所定のドットパターン
    情報に変換することにより2値画像情報を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記2値情報生成手段は、前記入力手段
    により入力された多値画像情報をその濃度値に応じた所
    定のドットパターンに変換することを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記2値情報生成手段は、前記入力手段
    により入力された多値画像情報を1画素毎に4×4画素
    からなるドットパターンに変換することを特徴とする請
    求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記多値情報生成手段は、前記2値画像
    情報から所定のドットパターンを検出する検出手段を有
    し、 該検出手段によって検出されたドットパターンに応じて
    多値画像情報を生成することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記多値情報生成手段は、前記2値画像
    情報から前記ドットパターンを検出する検出手段を有
    し、 該検出手段によって検出された前記ドットパターンに応
    じて多値画像情報を生成することを特徴とする請求項4
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成手段は、 前記多値画像情報に応じて光源を変調することによって
    光ビームを出力する光ビーム出力手段と、 前記光ビームを像担持体上に走査することにより像を形
    成する像形成手段とを備えることを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記光ビーム出力手段は、 前記多値画像情報のレベルに応じたパルス幅の駆動信号
    を発生するパルス幅変調手段と、 該パルス幅変調手段からの駆動信号により半導体レーザ
    を駆動するレーザ駆動手段とを備えることを特徴とする
    請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成手段は、パルス幅変調に
    より像形成を行うレーザビームプリンタであることを特
    徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記入力手段により入力された
    多値画像情報から擬似中間調パターンを生成する擬似中
    間調生成手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記擬似中間調パターンはディザパタ
    ーンであることを特徴とする請求項12記載の画像処理
    装置。
  14. 【請求項14】 更に、擬似中間調パターンの生成を指
    示する指示手段を有し、 前記多値情報生成手段は、前記指示手段により擬似中間
    調パターン生成が指示されると、前記擬似中間調生成手
    段により生成された擬似中間調パターンから多値画像情
    報を生成することを特徴とする請求項12記載の画像処
    理装置。
  15. 【請求項15】 更に、前記保持手段に保持された2値
    画像情報に対してエッジ平滑化処理を行った後に多値化
    する多値平滑化手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 更に、前記多値平滑化手段により多値
    化された画素と、前記多値情報生成手段により多値化さ
    れた画素のいずれかを選択する選択手段を有することを
    特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記画像形成手段は、前記多値情報生
    成手段によって生成された多値画像情報の特徴に応じて
    パルス幅の変調単位を変えることを特徴とする請求項9
    記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 更に、前記2値情報生成手段によって
    生成された2値画像情報を圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮された2値画像情報を伸張する伸張手段とを有
    し、 前記保持手段は、前記圧縮された2値画像情報を保持
    し、 前記多値情報生成手段は、前記保持手段に保持された2
    値画像情報を前記伸張手段によって伸張し、多値画像情
    報を生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  19. 【請求項19】 前記2値情報生成手段は、生成する2
    値画像情報の解像度を前記入力手段により入力された多
    値画像情報の情報量に基づいて変更することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記2値情報生成手段は、生成する2
    値画像情報の解像度を前記保持手段の容量に基づいて変
    更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記2値情報生成手段において2値画
    像情報を低解像度に変更して生成した場合に、前記多値
    情報生成手段は、前記低解像度の2値画像情報を高解像
    度の多値画像情報に変換することを特徴とする請求項1
    9又は20のいずれかに記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 多値画像情報を入力する入力工程と、 前記多値画像情報に基づいて2値画像情報を生成する2
    値情報生成工程と、 前記2値画像情報を保持する保持工程と、 前記保持工程で保持された2値画像情報から多値画像情
    報を生成する多値情報生成工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記2値情報生成工程は、ビットマッ
    プ情報を生成することを特徴とする請求項22記載の画
    像処理方法。
  24. 【請求項24】 更に、前記多値情報生成工程によって
    生成された多値画像情報に基づいて画像を形成する画像
    形成工程を有することを特徴とする請求項22記載の画
    像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記2値情報生成工程は、前記入力工
    程により入力された多値画像情報を所定のドットパター
    ン情報に変換することにより2値画像情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項22記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記多値情報生成工程は、前記2値画
    像情報から所定のドットパターンを検出し、該検出され
    たドットパターンに応じて多値画像情報を生成すること
    を特徴とする請求項22記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記多値情報生成工程は、前記2値画
    像情報から前記ドットパターンを検出し、該検出された
    前記ドットパターンに応じて多値画像情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項25記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 更に、前記入力工程により入力された
    多値画像情報から擬似中間調パターンを生成する擬似中
    間調生成工程を有することを特徴とする請求項22記載
    の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記擬似中間調パターンはディザパタ
    ーンであることを特徴とする請求項28記載の画像処理
    方法。
  30. 【請求項30】 更に、擬似中間調パターンの生成を指
    示する指示工程を有し、 前記多値情報生成工程は、前記指示工程により擬似中間
    調パターン生成が指示されると、前記擬似中間調生成工
    程により生成された擬似中間調パターンから多値画像情
    報を生成することを特徴とする請求項28記載の画像処
    理方法。
  31. 【請求項31】 更に、前記保持工程で保持された2値
    画像情報に対してエッジ平滑化処理を行った後に多値化
    する多値平滑化工程を有することを特徴とする請求項2
    2記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】 更に、前記多値平滑化工程により多値
    化された画素と、前記多値情報生成工程により多値化さ
    れた画素のいずれかを選択する選択工程を有することを
    特徴とする請求項31記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 更に、前記2値情報生成工程によって
    生成された2値画像情報を圧縮する圧縮工程と、 前記圧縮された2値画像情報を伸張する伸張工程とを有
    し、 前記保持工程は、前記圧縮された2値画像情報を保持
    し、 前記多値情報生成工程は、前記保持工程で保持された2
    値画像情報を前記伸張工程によって伸張し、多値画像情
    報を生成することを特徴とする請求項22記載の画像処
    理方法。
  34. 【請求項34】 前記2値情報生成工程は、生成する2
    値画像情報の解像度を前記入力工程により入力された多
    値画像情報の情報量に基づいて変更することを特徴とす
    る請求項22記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記2値情報生成工程は、生成する2
    値画像情報の解像度を前記保持工程の容量に基づいて変
    更することを特徴とする請求項22記載の画像処理方
    法。
  36. 【請求項36】 前記2値情報生成工程において2値画
    像情報を低解像度に変更して生成した場合に、前記多値
    情報生成工程は、前記低解像度の2値画像情報を高解像
    度の多値画像情報に変換することを特徴とする請求項3
    4又は35のいずれかに記載の画像処理方法。
JP7123456A 1995-05-23 1995-05-23 画像処理装置及びその方法 Withdrawn JPH08317210A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123456A JPH08317210A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 画像処理装置及びその方法
US08/649,329 US5982508A (en) 1995-05-23 1996-05-21 Image processing method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123456A JPH08317210A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 画像処理装置及びその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08317210A true JPH08317210A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14861072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7123456A Withdrawn JPH08317210A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 画像処理装置及びその方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5982508A (ja)
JP (1) JPH08317210A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1067765A3 (en) * 1999-07-07 2002-04-10 Xerox Corporation Compact-dot reproduction of scanned halftone screens
JP2003087566A (ja) * 2001-09-11 2003-03-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および記憶媒体
US7746504B2 (en) 2004-03-26 2010-06-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method which perform smoothing processing
US8098394B2 (en) 2006-08-10 2012-01-17 Seiko Epson Corporation Image processing circuit and printing apparatus

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3634940B2 (ja) * 1997-05-12 2005-03-30 株式会社日立製作所 画像記録装置
JP3962454B2 (ja) * 1997-09-08 2007-08-22 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法
WO1999028864A1 (de) * 1997-11-28 1999-06-10 Oce Printing Systems Gmbh Verfahren zur umsetzung digitaler daten im raster einer ersten auflösung in digitale zieldaten einer zweiten auflösung
CA2252751C (en) * 1998-01-29 2006-10-03 Nec Corporation Method and apparatus for rotating image data
JP3679621B2 (ja) * 1998-09-14 2005-08-03 株式会社リコー 画像形成装置
JP2001166237A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Canon Inc 光走査光学装置
JP2001169110A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 画像変換装置および画像変換プログラム記憶媒体
TWI230285B (en) * 2000-03-27 2005-04-01 Citizen Watch Co Ltd Liquid crystal shutter
US6629292B1 (en) 2000-10-06 2003-09-30 International Business Machines Corporation Method for forming graphical images in semiconductor devices
US6476844B1 (en) 2000-10-12 2002-11-05 Lexmark International, Inc. Method and apparatus for electrophotographic laser video modulation and decode for spot fidelity
US6661531B1 (en) 2000-11-15 2003-12-09 Lexmark International, Inc. Method for adaptively matching print quality and performance in a host based printing system
US7345791B2 (en) * 2002-02-13 2008-03-18 Konica Corporation Image processing device and image processing method
US7548345B2 (en) * 2002-10-24 2009-06-16 Lexmark International, Inc. High resolution print mode offering improved text print quality
US7280246B2 (en) * 2003-02-12 2007-10-09 Marvell International Technology Ltd. Laser print apparatus that generates pulse width value and justification value based on pixels in a multi-bit image
US8368950B2 (en) * 2003-10-06 2013-02-05 Marvell International Technology Ltd. Method of pre-processing data on a host machine for a host-based print system
US20070041036A1 (en) * 2005-08-18 2007-02-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
US20070269123A1 (en) * 2006-05-16 2007-11-22 Randall Don Briggs Method and apparatus for performing image enhancement in an image processing pipeline
US8199363B2 (en) * 2006-11-17 2012-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing using hybrid lookup table
EP1924075B1 (en) * 2006-11-17 2013-07-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing using hybrid lookup table
JP4873554B2 (ja) * 2006-12-25 2012-02-08 株式会社リコー 画像配信装置および画像配信方法
US8553286B2 (en) * 2011-06-08 2013-10-08 Electronics For Imaging, Inc. Halftoning method and apparatus using templates indexed by code

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120482A (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 Canon Inc 画像信号処理装置
US4668995A (en) * 1985-04-12 1987-05-26 International Business Machines Corporation System for reproducing mixed images
US4847695A (en) * 1986-02-06 1989-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus in which the minimum and maximum widths of a pulse-width modulated signal can be independently adjusted in accordance with predetermined data signals
JP3018337B2 (ja) * 1988-09-17 2000-03-13 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
JPH0439780A (ja) * 1990-06-05 1992-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像合成装置
JPH0591313A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Minolta Camera Co Ltd フアクシミリ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1067765A3 (en) * 1999-07-07 2002-04-10 Xerox Corporation Compact-dot reproduction of scanned halftone screens
JP2003087566A (ja) * 2001-09-11 2003-03-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および記憶媒体
JP4548990B2 (ja) * 2001-09-11 2010-09-22 株式会社リコー 画像処理装置
US7746504B2 (en) 2004-03-26 2010-06-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method which perform smoothing processing
US8098394B2 (en) 2006-08-10 2012-01-17 Seiko Epson Corporation Image processing circuit and printing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5982508A (en) 1999-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08317210A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP3542377B2 (ja) 画像形成装置及びその方法
EP0689159A2 (en) Printing apparatus and method having a toner saving mode
JP3244811B2 (ja) 記録装置及び画像処理方法
JP2005011025A (ja) 通信制御方法
US20020067509A1 (en) Method, apparatus and system for dynamic switching of image processing techniques
JP3733166B2 (ja) 多色画像出力装置及び方法
JPH08174919A (ja) 多色印刷装置
US7072060B2 (en) Print control apparatus, print control method, and memory medium
US6850340B1 (en) Image data processing method and apparatus
EP1077572A2 (en) Image forming apparatus selectively applying a smoothing operation to image data
JP2000255120A (ja) プリンタ制御装置
JPH1155519A (ja) 画像処理方法及びそれを用いた印刷装置
JPH09327942A (ja) 画像出力装置及びその制御方法
JP2002354257A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録媒体およびプログラム
JP3337830B2 (ja) 複合画像入出力装置およびプリンタ制御装置
JPH08298597A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP4500393B2 (ja) 画像形成システム、情報処理装置、及び、画像処理装置の制御方法
JP2000238347A (ja) プリンタ制御装置
JPH07250246A (ja) 画像形成装置
JP3726942B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2922699B2 (ja) 画像形成装置及び方法
JP2003348352A (ja) 画像記録装置及び方法
JP2003348354A (ja) 情報処理装置
JPH0939298A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806