JPH0939298A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

画像記録装置及び画像記録方法

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JPH0939298A
JPH0939298A JP7212844A JP21284495A JPH0939298A JP H0939298 A JPH0939298 A JP H0939298A JP 7212844 A JP7212844 A JP 7212844A JP 21284495 A JP21284495 A JP 21284495A JP H0939298 A JPH0939298 A JP H0939298A
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JP7212844A
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Masamizu Kurimoto
雅水 栗本
Hidenori Kurosawa
秀徳 黒沢
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試し記録する場合には通常の記録より低濃度で
記録する省記録材記録モードを可能にし、トナー等の記
録材の無駄な消費を無くし、かつ、作成した書面を充分
に確認できる試し記録を実現する。 【構成】画像情報に基づいて画素及び隣接画素の画像情
報を参照し、参照結果が設定ドットパターンに一致する
かを検出し、検出結果により画素の画像情報を変更し、
画像情報に応じて画素信号を変調し、変調画素信号に基
づいて用紙に記録し、省記録材記録モードがONの時、
画素が塗りつぶし領域に含まれると判別されると、画素
の画像情報を低濃度記録情報に変更し、変更された画像
情報に基づいて低濃度記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビーム方式等の電
子写真方式の画像記録装置及び画像記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の出力装置とし
て、レーザビーム方式等の電子写真方式を用いた画像記
録装置が使用されている。このような画像記録装置は、
騒音を生じることなく高速で高品位の画像を記録できる
ことから、デスクトップパブリッシングの分野を急速に
拡大させる要因となっている。また、最近では、文字や
図形を記録する際にエッジ部を検出してこれを滑らかに
するスムージング処理などの画像処理も一般に行われる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、ホストコンピュータ上で起動されたワープロソフト
等により作成された書面をレイアウトしたり、該書面の
誤字や脱字等を確認したりするための試し記録を行う場
合でも、通常記録と同じ濃度で記録しているので、トナ
ー等の記録材を必要以上に使用することになり、記録材
を無駄に消費してしまうという解決すべき課題がある。
【0004】本発明はこのような技術課題に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、試し記録する場合に
は通常の記録より低濃度で記録することにより、トナー
等の記録材を無駄に消費することなく、作成した書面を
充分に確認できる試し記録を実現し得る画像記録装置及
び画像記録方法を提供することである。
【0005】
【課題解決のための手段】上記目的を達成するため、請
求項1の画像記録装置は、外部機器からの記録情報を入
力するための記録情報入力手段と、入力した記録情報に
基づいてビットイメージ情報を生成する画像情報生成手
段と、生成されたビットイメージ情報を格納するための
画像情報格納手段と、該画像情報格納手段より読み出し
たビットイメージ情報を一時的に記憶する一時記憶手段
と、該一時記憶手段に記憶された情報に基づいて記録画
素及びその隣接画素の画像情報を参照するための画像情
報参照手段と、該画像情報参照手段による参照結果が予
め定められたドットパターンに一致するか否かを検出す
るドットパターン検出手段と、該ドットパターン検出手
段の検出結果に応じて前記記録画素の画像情報を変更す
る画像情報変更手段と、該画像情報変更手段から出力さ
れる画像情報に応じて画素信号を変調する画素信号変調
手段と、変調された画素信号に基づいて記録媒体上に記
録材による記録を行う記録手段と、前記記録材の消費を
抑えて記録を行う省記録材モードを指定する記録モード
指定手段と、低濃度記録を行う低濃度記録手段と、を備
え、前記省記録材記録モードが選択されているとき、前
記ドットパターン検出手段において記録画素が塗りつぶ
し領域に含まれることを検出した場合に、前記画像情報
変更手段において当該記録画素の画像情報を低濃度で記
録するための情報に変更し、変更された画像情報に基づ
いて前記低濃度記録手段により低濃度記録を行うことを
特徴とする。
【0006】また、上記目的を達成するため、請求項8
の画像記録方法は、記録材の消費を抑えて記録を行う省
記録材記録モードを有する画像記録方法において、外部
機器からの記録情報を入力し、入力された記録情報に基
づいてビットイメージ情報を生成し、生成されたビット
イメージ情報を格納し、格納されたビットイメージ情報
を順次読み出して一時的に記憶し、一時記憶された情報
に基づいて記録画素及びその周辺の画素の画像情報を参
照し、参照結果が予め定められたドットパターンに一致
するか否かを検出し、前記記録画素が塗りつぶし領域に
含まれることを検出した場合には画像情報変更手段によ
り当該記録画素の画像情報を低濃度で記録するための情
報に変更するように、前記検出の結果に応じて前記記録
画素の画像情報を変更し、変更された画像情報に応じて
画素信号を変調し、変調された画素信号に基づいて記録
媒体上に記録材による記録を行うことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。ここでは、本発明を600dpiの解像度を有す
るレーザビーム方式の画像記録装置に適用する場合を例
に挙げて説明する。なお、各図面を通して同一符号は同
一又は対応する部分を示している。図1は本発明を適用
した画像記録装置を用いる印刷システムの概要を示すブ
ロック図である。
【0008】図1において、ホストコンピュータ502
は、不図示のハードディスク又はフロッピーディスク等
の記憶装置に格納されたワードプロセッサ等の文書処理
プログラムを起動し、図形、イメージ、文字、表(表計
算等を含む)等が混在した文書処理を実行する。上記文
書処理プログラムによって作成された文書情報は、プリ
ンタドライバプログラムによりプリンタ(記録装置)に
固有の制御言語(以下、「ページ記述言語」と記す)で
表現された記録情報に変換される。
【0009】前記ページ記述言語で表現された記録情報
は、インターフェイス503を介して画像記録装置(レ
ーザビームプリンタ)501に送信される。レーザビー
ムプリンタ501は、ホストコンピュータ502から送
信された前記記録情報を受信し、これらの情報に基づき
1ページ分のビットイメージデータの生成を行うビデオ
コントローラ200(以下、単に「コントローラ」と記
すことがある)と、ビデオコントローラ200からの入
力データに基づき一連の電子写真プロセスを行うプリン
タエンジン100(以下、単に「エンジン」と記すこと
がある)とにより構成される。
【0010】上記、ビデオコントローラ200とプリン
タエンジン100はインターフェース信号線300によ
り接続されている。ここで、主なインターフェース信号
について説明する。先ず、RDY信号は、コントローラ
200に対しエンジン100から送出される信号であっ
て、該エンジン100が後述するPRNT信号を受けれ
ばいつでもプリント動作を開始できる状態あるいはプリ
ント動作を継続できる状態にあることを示す信号であ
る。
【0011】PRNT信号は、エンジン100に対しコ
ントローラ200から送出される信号であって、プリン
ト動作の開始あるいはプリント動作の継続を指示する信
号である。TOP信号は、副走査(垂直走査)方向の同
期信号であって、コントローラ200に対しエンジン1
00から送出される。BD信号は、主走査(水平走査)
方向の同期信号であって、コントローラ200に対しエ
ンジン100から送出される。VDO信号は、エンジン
100に対しコントローラ200から送出される信号で
あって、記録すべき画像情報を示す。
【0012】図2は本発明を適用した画像記録装置(レ
ーザビームプリンタ)501のプリンタエンジン100
の構成を示す模式的縦断面図であり、図3は図2のプリ
ンタエンジン100の要部構成を示す模式図である。図
2において、101は記録用紙等の記録媒体、102は
記録媒体101を保持する給紙カセットである。103
は、給紙カセット102に積載された記録媒体101の
最上層の1枚を分離して給紙ローラ104a、104b
まで送り出す給紙カムである。
【0013】前記給紙カム103は、不図示の駆動手段
によって駆動され、1枚の記録媒体101を分離すると
ともに、分離した記録媒体101の先端部を給紙ローラ
104a、104bの位置まで送給するものであり、給
紙毎に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の記録媒
体101を給紙するように動作する。
【0014】図2において、118は反射型フォトセン
サであり、該フォトセンサ118は、給紙カセット10
2の底部に形成された孔(開口)119を通して記録媒
体101の反射光を検知することにより、紙無し検知を
行うものである。前記給紙ローラ104a、104b
は、記録媒体101が給紙カム103によってローラ部
まで搬送されると、該記録媒体101を挟圧しながら回
転することにより該記録媒体を搬送する。
【0015】記録媒体101が搬送されてレジストシャ
ッタ105の位置まで到達すると、該記録媒体101は
該レジストシャッタ105によって搬送を停止され、前
記給紙ローラ104a、104bは記録媒体101に対
してスリップしながら搬送トルクを発生して回転し続け
る。この場合、レジストソレノイド106を駆動して前
記レジストシャッタ105を上方へ解除することによ
り、記録媒体101は搬送ローラ107、107まで送
られる。
【0016】図2及び図3において、前記レジストシャ
ッタ105の駆動は、レーザビーム120が感光ドラム
111上に結像することによって形成される画像の送出
タイミングと同期がとられる。なお、121はフォトセ
ンサであり、該フォトセンサ121はレジストシャッタ
105の箇所に記録媒体101があるか否かを検出す
る。152は回転多面鏡であり、153は該回転多面鏡
152を駆動するモータである。
【0017】図2及び図3において、レーザドライバ1
50はビデオコントローラ200から送出されるVDO
信号に応じて半導体レーザ151を駆動する。レーザド
ライバ150によって駆動される半導体レーザ151か
らのレーザビーム120は、回転多面鏡152により主
走査方向に走査され、回転多面鏡152と反射ミラー1
54を介して感光ドラム111上に導かれ、感光ドラム
111上に結像し、主走査ライン157上のレーザビー
ム露光部に潜像が形成される。
【0018】レーザビーム120の走査開始位置に設け
られたビームディテクタ155は、レーザビーム120
を検出することにより主走査の画像書出しタイミングを
決定するBD信号を検出する。なお、図3中の156
は、レーザビーム120を感光ドラム111上に結像さ
せるための結像レンズである。
【0019】その後、記録媒体101は、給紙ローラ1
04a、104bに代わって、搬送ローラ107a、1
07bから摩擦搬送力を得て感光ドラム111に送られ
る。感光ドラム111は、メインモータ(図示せず)に
より、ギヤユニット(図示せず)を介して回転駆動され
る。レーザビーム露光部に形成された潜像は、現像器1
14によりトナー像(記録材の像)として顕像化され、
転写帯電器115により前記トナー像を記録媒体101
上に転写される。
【0020】図2において、112はクリーナであり、
トナー像を記録媒体101に転写した後の感光ドラム1
11表面をクリーニングする。一方、トナー像が転写さ
れた記録媒体101は、定着ローラ108a、108b
によりトナー像を定着され、排出ローラ109a、10
9bにより排紙トレイ110上に排紙される。116は
手差し給紙用の給紙台であり、給紙カセット102から
の給紙だけでなく、手差しによっても1枚ずつ給紙(挿
入)できるようになっている。
【0021】手差しによって給紙台116上に挿入され
た記録媒体101は、給紙ローラ117により軽く挿圧
され、前記給紙ローラ104a、104bによる場合と
同様、該記録媒体の先端がレジストシャッタ105に達
するまで搬送され、そこでスリップ回動する。その後の
記録媒体101の搬送シーケンスは給紙カセット102
からの給紙の場合と同じである。
【0022】なお、前記定着ローラ108a、108b
は定着ヒータ124を収納しており、定着ローラ表面を
スリップ接触するサーミスタ123による温度検出に基
づいて該定着ローラの表面温度を所定温度にコントロー
ルすることにより記録媒体101上のトナー像を熱定着
するように構成されている。122はフォトセンサであ
り、定着ローラ108a、108bの位置に記録媒体1
01があるか否か検知する。
【0023】図4は前記ビデオコントローラ200の概
略構成を示すブロック図である。図4において、201
はホストコンピュータのインターフェイスであり、ワー
クステーション、パーソナルコンピュータ等のホストコ
ンピュータとの通信を行い、前記ページ記述言語で表現
された記録情報を受けるものである。
【0024】202はコントローラ200を制御するC
PUであり、203はCPU202の制御プログラムや
フォントデータ等を格納しているROMであり、204
はCPU202のワークエリアとなるRAMである。2
05は操作パネルである。ユーザは、この操作パネル2
05を操作することにより、例えば省トナーモード等の
各種の設定を行うことができる。
【0025】図4において、206はページメモリであ
り、出力すべき1ページ分のビットイメージデータを格
納するものである。通常、前記ページメモリ206に
は、1bit/画素で画像情報が格納されているが、記
録すべきデータに応じ1画素を8bit等の多ビットで
表現しても差支えない。207は画像処理回路であり、
ページメモリ206に格納された画像情報に対し、省ト
ナー記録モード選択時の画像情報変換や画像を滑らかに
記録するためのスムージング処理を行い、順次VDO信
号として出力する。
【0026】また、208はプリンタインターフェース
であり、プリンタエンジン100とのインターフェイス
回路を構成するものである。また、コントローラ200
内の各ブロック間のデータの受け渡しはシステムバス2
09を介して行われる。
【0027】次に、上記構成からなる画像記録装置(レ
ーザビームプリンタ)501における画像情報の生成過
程について説明する。図4において、ホストコンピュー
タ502から送出されたページ記述言語で表現されてい
る記録情報は、ホストインターフェース201を介し
て、ビデオコントローラ200に入力される。CPU2
02は、上記記録情報に基づき、所定の描画アルゴリズ
ムによってページメモリ206に1ページ分のビットイ
メージデータを生成する。
【0028】ページメモリ206に1ページ分のビット
イメージデータが準備されると、ビデオコントローラ2
00は、前述のRDY信号が「真」であれば、PRNT
信号を「真」にして、プリンタエンジン100に対し記
録動作の開始を指示する。
【0029】一方、ビデオコントローラ200内におい
てはページメモリ206に格納されたビットイメージデ
ータの読み出しが行われ、このビットイメージデータは
プリンタエンジン100の画像入力クロック(ビデオク
ロック)に同期したビデオ信号(CVDO)として画像
処理回路207に入力される。
【0030】次に、画像処理回路207の機能及び動作
について詳細に説明する。図5は画像処理回路207の
概略構成を示すブロック図を示す。図5において、1〜
8はラインメモリであり、各々前記ビデオコントローラ
200内で生成される600dpiの画像信号を主走査
1ライン分記憶可能な容量を有する。9はラインメモリ
1〜8の書き込みや読みだし等の制御を行うメモリ制御
回路、10はクロックを供給する水晶発振器である。
【0031】図5において、11は注目画素Mを含む9
×9ビットの矩形領域を参照するためのシフトレジスタ
群であり、ビデオクロック信号VCLKの入力毎に81
ビット(81画素)のデータをシフトしながら出力す
る。12はスムージング/省トナー論理回路であり、シ
フトレジスタ群11から出力された81画素のデータを
参照し前記注目画素Mの画像データを8ビットからなる
多値画像データVDO7〜VDO0に変換する。さら
に、後述する画素属性信号BDOTの生成も行われる。
【0032】13は同期クロック発生回路で、プリンタ
エンジン100からの主走査同期信号BDに同期したビ
デオクロック信号VCLK、あるいは該VCLKを1/
3に分周した1/3VCLKを発生する。14はパルス
幅変調回路で、前記多値画像データに基づき、そのレベ
ルに応じたパルス幅のレーザ駆動信号VDOに変換す
る。
【0033】次に上記構成による画像処理回路207の
動作を説明する。コントローラ200内のページメモリ
206から読み出された600dpiの画像信号CVD
Oは、同期クロック発生回路13で生成されるビデオク
ロックVCLKに同期して画像処理回路207に入力さ
れる。画像処理回路207に入力された第1ライン目の
第1ドット目のCVDOの信号は、シフトレジスタ11
の第1ビットに入力されると共にラインメモリ1に書き
込まれる。
【0034】続いて、メモリ制御回路9は、ラインメモ
リ1〜8のアドレスをインクリメントし、第2ドット目
のCVDO信号をラインメモリ1に書き込む。このよう
にして第1ライン目のCVDO信号は順次ラインメモリ
1に格納される。第1ライン目のCVDO信号の書き込
みが完了すると、第2ライン目のCVDO信号の入力に
先んじて、ラインメモリ1に格納されていた第1ライン
目の同じ位置にあるCVDO信号が読み出され、各々シ
フトレジスタ11の第1ビット及び第2ビットに入力さ
れる。
【0035】その後、入力された第2ライン目のCVD
O信号はラインメモリ1に、また、ラインメモリ1より
読み出された信号はラインメモリ2の同じアドレスに書
き込まれる。以上、あるアドレスからの1ライン前のデ
ータの読み出しと同アドレスへの新しいデータの書き込
みは、前記VLCK信号の1周期の間に行われる。この
ように各ライン毎に入力されるCVDO信号は、ライン
メモリ1→ラインメモリ2→─→ラインメモリ8とシフ
トしながら書き込み、読み出しが行われる。したがっ
て、各ラインメモリ1〜8には連続する8ライン分のC
VDO信号が格納されていることとなる。
【0036】上記ラインメモリとしては、例えばスタテ
ィックRAMを使用することができる。そして格納され
たCVDO信号は前述のようにシフトレジスタ11に入
力され、前記VLCK信号によって注目画素Mを含む9
×9画素の画像データがシフトしながら出力され、スム
ージング/省トナー論理回路12への入力となる。
【0037】図6は本発明を適用した画像記録装置の第
1実施例におけるスムージング/省トナー論理回路の構
成を示す回路図であり、次にこの論理回路12について
説明する。図6において、前記注目画素Mを含む3×3
の矩形領域内の画像データは省トナー論理回路127に
入力され、また、前記注目画素Mを含む9×9の矩形領
域の画像データはスムージング論理回路128に入力さ
れる。これら論理回路への入力は並列して同時に行われ
る。
【0038】図7は上記第1実施例における省トナー論
理を適用する参照領域を説明するための模式図であり、
図8は上記第1実施例における省トナー論理の特徴検出
ドットパターンを例示する模式図である。図6〜図8に
おいて、省トナー論理回路127では、入力された3×
3画素の画像データを参照し、図7に示すように注目画
素MをM1 に変換する処理が行われる。この処理は図8
に示すような特徴検出ドットパターンと照合することに
より行われる。前記特徴検出ドットパターンに一致した
場合は、M1 を所定の8ビットの多値データEVDO7
〜EVDO0として出力する。さらに、画素属性信号B
DOTも同時に生成される。ドット属性信号BDOTに
ついては後述する。
【0039】図9は上記第1実施例におけるスムージン
グ論理を適用する参照領域を説明するための模式図であ
り、図10は上記第1実施例におけるスムージング論理
の特徴検出ドットパターンを例示する模式図である。図
6、図9及び図10において、スムージング論理回路1
28では、前記入力された9×9画素の画像データを参
照し、図9に示すように注目画素MをM2 に変換する処
理が行われる。この処理は前述の省トナー論理回路12
7と同様に所定の特徴検出ドットパターンと照合するこ
とにより行われ、M2 を所定の8ビットの多値データE
VDO7〜EVDO0として出力する。本実施例では省
トナー処理、スムージング処理のための参照領域3×3
画素、9×9画素としているが、これに限定されるもの
ではない。
【0040】図10には、スムージング論理回路128
で用いられる特徴検出ドットパターンの一例が示されて
いる。図10において、「●」は当該ドットが黒ドット
であることを示し、「○」は当該ドットが白ドットであ
ることを示している。また、「●」及び「○」以外は黒
ドットあるいは白ドットのどちらでもよい。例えば図1
0の(a)の場合、注目画素Mは、水平に近い斜線の一
部であり、高濃度(黒)側の変化点であると見なし、M
2 の値を所定の8ビットの多値データとする。図10に
示した特徴検出ドットパターンは例示に過ぎず、これら
のドットパターン以外にも種々の斜線検出のためのパタ
ーンが用意されている。
【0041】また、前記のいずれのドットパターンにも
一致しなかった画素に関しては、注目画素Mが黒ドット
であればM2 をFFH(16進)とし、注目画素Mが白
ドットであればM2 を00H(16進)として出力す
る。スムージング論理回路128による処理を行うか行
わないかは、SON信号によって指定することができ
る。そして、SON信号が「偽」であった場合には、ス
ムージング処理は行われず、前記特徴検出ドットパター
ンの一致、不一致に関わらず、注目画素Mが黒画素であ
ればM2 の値をFFH(16進)にして出力し、白画素
であれば00H(16進)に変換して出力する。
【0042】省トナー論理回路127及びスムージング
論理回路128で変換処理された8ビットの多値データ
はセレクタ回路129に入力される。前記画素属性信号
BDOTは、前記注目画素Mの属性を示すものであり、
注目画素Mが文字や図形のエッジ部を構成する画素でな
い場合は「真」、エッジ部を構成する画素である場合は
「偽」となる。前記画素属性信号BDOTによりEVD
O7〜EVDO0またはSVDO7〜SVDO0のどち
らかが選択され、VDO7〜VDO0として出力され
る。前記VDO7〜VDO0は前記画素属性信号BDO
Tと共にパルス幅変調回路に入力される。
【0043】図11は上記第1実施例におけるパルス幅
変調回路の構成を例示するブロック図である。次に図1
1を参照して図5の画像処理回路207のパルス幅変調
回路14の動作を説明する。図11において、131は
γ変換回路、132はデジタル/アナログ(D/A)変
換回路、134及び135は三角波発生回路、136及
び137はアナログコンパレータ、138はセレクタ、
139はDフリップフロップである。
【0044】上記構成を有するパルス幅変調回路14の
動作は次のとおりである。前述のようにパルス幅変調回
路14に入力されたVDO7〜VDO0信号及びBDO
T信号はγ補正回路(γ変換回路)131に入力され
る。γ補正回路131では、VDO7〜VDO0信号に
対し、BDOT信号で指定されるパルス幅変調処理の線
数に応じてプリンタエンジン100のプロセス条件に最
適なγ変換を行う。
【0045】γ変換された8ビットの画像信号VDO7
〜VDO0は、D/A変換回路132に入力され、D/
A変換回路132でその値に応じてアナログ電圧に変換
され、アナログビデオ信号AVDとなる。このとき、D
/A変換回路132は、前記画像信号VDO7〜VDO
0がFFHで最大電圧を発生し、00Hで最小電圧を発
生する。上記アナログビデオ信号AVDはコンパレータ
136及び137の負入力に入力される。一方、コンパ
レータ136及び137の正入力には、それぞれ三角波
発生回路134の出力TRI1及び三角波発生回路13
5の出力TRI2が入力されている。
【0046】図12は三角波発生回路の構成を例示する
回路図である。すなわち、前記三角波発生回路134は
例えば図12のように構成される。図12において、切
り換えスイッチ162には前記画像クロック信号VCL
Kが入力されている。画像クロツク信号VCLKの1周
期の時間は600dpiの1ドットを記録するためのレ
ーザ点灯時間に相当する。
【0047】前記スイッチ162は、クロック信号VC
LKが「H」レベルのときはa端とc端を接続され、電
流源160からの電流Iをコンデンサ163に流す。す
ると、コンデンサ163に電荷が蓄積され、電圧値Vは
直線的に増加する。次にクロック信号VCLKが「L」
レベルになると、スイッチ162のb端とc端が接続さ
れ、電流源161へ電流Iが流れ、コンデンサ163に
蓄積された電荷が放出されて電圧値Vは直線的に減少す
る。
【0048】以上のようにして、画像クロック信号VC
LKと等しい周期、すなわち600dpiの1ドットに
対応する周期を有する三角波信号TRI1が得られる。
三角波発生回路135の方も同様に構成されるが、入力
クロツク信号として1/3VCLKを用いるため、出力
される三角波信号YRI2の周期は1/3VCLKと等
しい周期、すなわち、600dpiの3ドットに対応す
る周期となる。
【0049】次に、図11中のコンパレータ136及び
137では、上記アナログビデオ信号AVDと三角波信
号TRI1及びTRI2の電圧レベルを比較し、アナロ
グビデオ信号AVDの電圧レベルが三角波信号の電圧レ
ベルより大きい時に「H」レベルを出力する。以上のよ
うにして、それぞれパルス幅変調信号PWM1、PWM
2が得られる。
【0050】一般に、中間調記録において或る濃度を再
現するための画素の単位を線数と呼ぶ。パルス幅変調処
理においては、多値画像データと比較される三角波信号
の周期が線数となる。従って、前記パルス幅変調信号P
WM1の線数は600線/インチ、パルス幅変調信号P
WM2の線数は200線/インチとなる。電子写真プロ
セスの特性上、600線/インチのPWM1は解像度に
おいては優れるが階調の再現性では劣り、逆に200線
/インチのPWM2は解像度においては劣るが階調の再
現性においては優れているという特徴を有する。
【0051】次に前記パルス幅変調信号PWM1及びP
WM2はセレクタ138に入力され、前記画素属性信号
BDOTに応じて選択される。BDOT信号が「真」す
なわち「H」レベルのときは、前述したように、当該画
素は文字や図形のエッジ部を構成するドットではなく中
間調でこれを記録すべき画素であり、これを高品位に再
現するために階調性において優れるPWM2が選択され
る。また、BDOT信号が「偽」すなわち「L」レベル
のときは、文字や図形のエッジを高品位に記録するため
の解像度に優れているPWM1が選択される。
【0052】上記選択されたパルス幅変調信号はプリン
タエンジン100へのビデオ入力信号VDOとして出力
される(図11)。このVDO信号は図4のプリンタイ
ンターフェース208を介してプリンタエンジン100
に送出される。プリンタエンジン100では、前述した
ようにVDO信号に応じてレーザを駆動し、電子写真プ
ロセスによる記録が行われる。このとき、VDO信号の
パルス幅に応じて画像の濃淡が再現される。図13は画
像処理回路207(図5)のパルス変調回路14(図1
1)のタイミングチャートである。
【0053】図14は以上説明した第1実施例に係る画
像記録装置における原データ及び記録結果(記録画像)
をティジタル的に示す模式図である。すなわち、図14
は、前記SON及びECON信号が共に「真」であり、
省トナー論理回路127及びスムージング論理回路12
8が前述の所定の変換論理を実行する場合の原データ及
びその記録結果を示すものである。
【0054】図14において、(a)は600dpiの
原データであり、(b)は前述の省トナー論理回路12
7及びスムージング論理回路128による処理結果であ
る。(b)に示すように、画像内のエッジとエッジの間
(図14で斜線で記された画素)は、省トナー論理回路
127により間引かれたデータとなり、人間の視覚特性
上高品位な中間調で記録され、また1画素当りのトナー
付着面積が制限されるため、省トナーを実現することが
できる。さらに、エッジ部にはスムージング論理が施さ
れ、見た目にエッジ部の「ギザギザ」が目立たなくな
り、高品位にエッジが形成される。
【0055】以上説明した実施例によれば、特徴検出ド
ットパターンとのパターンマッチングを用いることによ
り、ハードウエア規模を大きくすることなく、省トナー
モードを実現でき、ユーザに対して高品位な試し記録を
提供することができる。
【0056】また、以上の実施例では光ビームによって
露光された部分が顕像化されるイメージ露光方式のレー
ザビームプリンタ(画像記録装置)の場合について説明
したが、本発明は、これに限定されるものではなく、光
ビームによって露光されなかった部分が顕像化されるバ
ックグランド露光方式のレーザビームプリンタ、あるい
は、LED露光式プリンタや液晶シャッタ式プリンタ
等、他の方式の電子写真式の画像記録装置に対しても同
様に適用することができるものである。さらに、本発明
は、電子写真式の記録装置に限らず、多値記録が可能な
画像記録装置及び画像記録方法の全てに適用することが
できる。
【0057】図15は本発明の第2実施例における省ト
ナー論理の特徴検出ドットパターンを示す模式図であ
り、図16は本発明の第2実施例における原データ及び
記録結果をティジタル的に示す模式図である。本実施例
は、前述の第1実施例とは、省トナー論理が相違してい
る。
【0058】本実施例で使用される特徴検出ドットパタ
ーンは図15に示すとおりである。本実施例のその他の
構成は、前述の第1実施例の場合と同じである。本実施
例で上記図15の特徴検出パターンを用いて画像処理す
る場合の記録結果は図16に示すとおりである。図15
の特徴検出ドットパターンは、上エッジ及び左エッジを
保存するように形成されており、前述の第1実施例に比
べ、パターンの検出頻度が高くなり、その分省トナーの
効果をさらに向上させることができる。
【0059】図17は本発明の第3実施例における感光
ドラム111上の電位変化を示す模式図である。本実施
例は、前述の第1実施例に加え、現像バイアスを変化さ
せることによって省トナーの効果を更に向上させるよう
にしたものである。図17において、VDCがが現像バイ
アス値である。電子写真におけるイメージ露光方式にお
いては、通常感光ドラムは「+」に帯電しており、レー
ザ光による露光が行われると露光された部分の電位が低
下し、そこに「−」帯電したトナーが付着する。
【0060】その場合、上記現像バイアス値VDCを閾値
としてトナーの付着量が決められる。つまり、現像バイ
アス値VDCを高電位方向に変化させればトナー付着量は
多くなり、また、低電位方向に変化させればトナー付着
面量は少なくなる。したがって、現像バイアス値VDC
低電位方向に変化させれば、省トナーの効果が一層向上
することになる。
【0061】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図18は本発明の第4実施例における省トナー論理
を適用する参照領域を説明するための模式図であり、図
19は本発明の第4実施例におけるスムージング論理を
適用する参照領域を説明するための模式図である。本実
施例は、前述の第1実施例とは、省トナー処理及びスム
ージング処理が異なっている。
【0062】すなわち、第1実施例では、省トナー処理
及びスムージング処理によって変更すべき画素のデータ
を8ビットの多値データに変換し、200線/インチ及
び600線/インチのパルス幅変調により記録する場合
を例に挙げたが、本実施例では、図18及び図19に示
すように、注目画素Mを600dpiの1画素を主走査
方向に4分割した区画Ma、Mb、Mc、Mdに変換
し、パターンマッチングにより検出された結果に応じ、
前記区画Ma、Mb、Mc、Mdの塗りつぶし(記録)
パターンを適宜変えることにより同様の結果を得るよう
に構成されている。
【0063】図20は上記第4実施例における省トナー
/スムージング論理回路12の構成を示すブロック図で
ある。以下に、上記第4実施例の動作を説明する。図2
0において、125はOR回路であり、126は4ビッ
トのパラレルデータを4倍の周波数のシリアル信号に変
換するパラレルーシリアル変換回路である。本実施例は
この点で前述の第1実施例と相違しており、その他の点
では実質上同じ構成を有している。したがって、図20
の省トナー/スムージング論理回路12でも、図6に示
す第1実施例の省トナー/スムージング論理回路12の
各部と同一または対応する部分(同じ機能を有する部
分)に同一符号を付し、それらの詳細説明は省略する。
【0064】図20の第4実施例において、前述の第1
実施例の場合と同様に、注目画素Mを中心とする3×3
の矩形領域の画像データは省トナー論理回路127に入
力され、注目画素Mを中心とする9×9の矩形領域の画
像データはスムージング論理回路128に入力される。
先ず、省トナー論理回路127では、入力データと予め
定められている特徴検出ドットパターンとを照合し、い
ずれかのドットパターンに一致した場合に注目画素Mの
データを4分割した区画Ma、Mb、Mc、Mdに対す
るデータ(すなわち、主走査密度2400dpi相当の
データ)に変換し、4分割した区画の1または2区画を
記録することにより省トナー記録モードを実現する。
【0065】図18〜図20において、記録のための画
像データとして、Ma→EVDO7、Mb→EVDO
6、Mc→EVDO5、Md→EVDO4に割り当てて
出力する。この場合、下位の4ビットであるEVDO3
〜EVDO0は使用しない。
【0066】図18〜図20において、一方のスムージ
ング論理回路128では、上記省トナー論理回路127
と同様なパターンマッチング処理が行われ、SVDO7
〜SVDO0が生成される。上記の信号EVDO7〜E
VDO4及びSVDO7〜SVDO0はOR回路125
に入力され、4ビットのビデオ信号VDO3〜VDO0
が生成される。
【0067】そして上記ビデオ信号VDO3〜VDO0
はパラレルーシリアル変換回路126入力され、前記ビ
デオ信号の転送クロックであるVCLKの4倍の周波数
のクロック4VCLKでシリアル信号に変換され、主走
査密度2400dpiのビデオ信号VDOとなり、プリ
ンタエンジン100に送出される。
【0068】本実施例におけるビデオコントローラの構
成は第1実施例のビデオコントローラ200からその画
像処理回路207中のパルス幅変調回路14を除いた構
成となる。図21は上記第4実施例における原データ及
び記録結果をティジタル的に示す模式図である。つま
り、本実施例(第4実施例)における処理結果は図21
に示すようになる。
【0069】図18〜図21の第4実施例によれば、ス
ムージング処理において、変更画素を主走査密度240
0dpi相当の解像度で任意の位置に制御できるので、
一層きめ細かな処理を行うことが可能である。なお、本
実施例は、図15及び図16で説明した第2実施例並び
に図17で説明した第3実施例の両方またはいずれか一
方と組み合わせることにより、省トナーモードの効果を
さらに向上させることができるものである。
【0070】以上説明した各実施例によれば、従来のハ
ードウエア規模で、ユーザーに対し、きわめて効果的な
省トナー記録モードを提供することができ、ユーザーが
適宜このモードを用いることによりトナー消費量を効果
的に低減することができる画像記録装置及び画像記録方
法が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の画像記録装置によれば、外部機器からの記録情報を
入力するための記録情報入力手段と、入力した記録情報
に基づいてビットイメージ情報を生成する画像情報生成
手段と、生成されたビットイメージ情報を格納するため
の画像情報格納手段と、該画像情報格納手段より読み出
したビットイメージ情報を一時的に記憶する一時記憶手
段と、該一時記憶手段に記憶された情報に基づいて記録
画素及びその隣接画素の画像情報を参照するための画像
情報参照手段と、該画像情報参照手段による参照結果が
予め定められたドットパターンに一致するか否かを検出
するドットパターン検出手段と、該ドットパターン検出
手段の検出結果に応じて前記記録画素の画像情報を変更
する画像情報変更手段と、該画像情報変更手段から出力
される画像情報に応じて画素信号を変調する画素信号変
調手段と、変調された画素信号に基づいて記録媒体上に
記録材による記録を行う記録手段と、前記記録材の消費
を抑えて記録を行う省記録材モードを指定する記録モー
ド指定手段と、低濃度記録を行う低濃度記録手段と、を
備え、前記省記録材記録モードが選択されているとき、
前記ドットパターン検出手段において記録画素が塗りつ
ぶし領域に含まれることを検出した場合に、前記画像情
報変更手段において当該記録画素の画像情報を低濃度で
記録するための情報に変更し、変更された画像情報に基
づいて前記低濃度記録手段により低濃度記録を行う構成
としたので、試し記録する場合には通常の記録より低濃
度で記録することにより、トナー等の記録材を無駄に消
費することなく、作成した書面を充分に確認できる試し
記録を実現し得る画像記録装置が提供される。
【0072】請求項8の画像記録方法によれば、記録材
の消費を抑えて記録を行う省記録材記録モードを有する
画像記録方法において、外部機器からの記録情報を入力
し、入力された記録情報に基づいてビットイメージ情報
を生成し、生成されたビットイメージ情報を格納し、格
納されたビットイメージ情報を順次読み出して一時的に
記憶し、一時記憶された情報に基づいて記録画素及びそ
の周辺の画素の画像情報を参照し、参照結果が予め定め
られたドットパターンに一致するか否かを検出し、前記
記録画素が塗りつぶし領域に含まれることを検出した場
合には画像情報変更手段により当該記録画素の画像情報
を低濃度で記録するための情報に変更するように、前記
検出の結果に応じて前記記録画素の画像情報を変更し、
変更された画像情報に応じて画素信号を変調し、変調さ
れた画素信号に基づいて記録媒体上に記録材による記録
を行う構成としたので、試し記録する場合には通常の記
録より低濃度で記録することにより、トナー等の記録材
を無駄に消費することなく、作成した書面を充分に確認
できる試し記録を実現し得る画像記録方法が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像記録装置を用いる印刷シ
ステムの概要を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した画像記録装置のプリンタエン
ジンの構成を示す模式的縦断面図である。
【図3】図2のプリンタエンジンの要部構成を示す模式
図である。
【図4】図1中のビデオコントローラの概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4中の画像処理回路の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5中のスムージング/省トナー論理回路の第
1実施例の回路図である。
【図7】第1実施例における省トナー論理を適用する参
照領域を説明するための模式図である。
【図8】第1実施例における省トナー論理の特徴検出ド
ットパターンを例示する模式図である。
【図9】第1実施例におけるスムージング論理を適用す
る参照領域を説明するための模式図である。
【図10】第1実施例におけるスムージング論理の特徴
検出ドットパターンを例示する模式図である。
【図11】第1実施例におけるパルス幅変調回路の構成
を例示するブロック図である。
【図12】三角波発生回路の構成を例示する回路図であ
る。
【図13】図5の画像処理回路のパルス変調回路のタイ
ミングチャートである。
【図14】第1実施例における原データ及び記録結果を
ティジタル的に示す模式図である。
【図15】第2実施例における省トナー論理の特徴検出
ドットパターンを示す模式図である。
【図16】第2実施例における原データ及び記録結果を
ティジタル的に示す模式図である。
【図17】第3実施例における感光ドラム上の電位変化
を示す模式図である。
【図18】第4実施例における省トナー論理を適用する
参照領域を説明するための模式図である。
【図19】第4実施例におけるスムージング論理を適用
する参照領域を説明するための模式図である。
【図20】第4実施例における省トナー/スムージング
論理回路の構成を示すブロック図である。
【図21】第4実施例における原データ及び記録結果を
ティジタル的に示す模式図である。
【符号の説明】
12 スムージング/省トナー論理回路 13 同期クロック発生回路 14 パルス幅変調回路 100 プリンタエンジン 101 記録媒体 102 給紙カセット 107 搬送ローラ 108 定着ローラ 109 排出ローラ 111 感光ドラム 114 現像器 115 転写帯電器 120 レーザビーム 127 省トナー論理回路 128 スムージング論理回路 129 セレクタ回路 131 γ補正回路 132 デジタル/アナログ変換回路 134 三角波発生回路 135 三角波発生回路 136 アナログコンパレータ 137 アナログコンパレータ 138 セレクタ 139 Dフリップフロップ 150 レーザドライバ 151 半導体レーザ 152 回転多面鏡 154 反射ミラー 156 結像レンズ 157 主走査ライン 160 電流源 161 電流源 162 切り換えスイッチ 163 コンデンサ 200 ビデオコントローラ 202 CPU 203 ROM 204 RAM 205 操作パネル 206 ページメモリ 207 画像処理回路 208 プリンタインターフェース 300 インターフェース信号線 501 画像記録装置(レーザビームプリンタ) 502 ホストコンピュータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器からの記録情報を入力するた
    めの記録情報入力手段と、入力した記録情報に基づいて
    ビットイメージ情報を生成する画像情報生成手段と、生
    成されたビットイメージ情報を格納するための画像情報
    格納手段と、該画像情報格納手段より読み出したビット
    イメージ情報を一時的に記憶する一時記憶手段と、該一
    時記憶手段に記憶された情報に基づいて記録画素及びそ
    の隣接画素の画像情報を参照するための画像情報参照手
    段と、該画像情報参照手段による参照結果が予め定めら
    れたドットパターンに一致するか否かを検出するドット
    パターン検出手段と、該ドットパターン検出手段の検出
    結果に応じて前記記録画素の画像情報を変更する画像情
    報変更手段と、該画像情報変更手段から出力される画像
    情報に応じて画素信号を変調する画素信号変調手段と、
    変調された画素信号に基づいて記録媒体上に記録材によ
    る記録を行う記録手段と、前記記録材の消費を抑えて記
    録を行う省記録材モードを指定する記録モード指定手段
    と、低濃度記録を行う低濃度記録手段と、を備え、前記
    省記録材記録モードが選択されているとき、前記ドット
    パターン検出手段において記録画素が塗りつぶし領域に
    含まれることを検出した場合に、前記画像情報変更手段
    において当該記録画素の画像情報を低濃度で記録するた
    めの情報に変更し、変更された画像情報に基づいて前記
    低濃度記録手段により低濃度記録を行うことを特徴とす
    る画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、前記画素信号に基づ
    いて光源を駆動することによって光ビームを出力する光
    ビーム出力手段と、該光ビーム出力手段から出力される
    光ビームを感光体上に走査することにより該感光体上に
    潜像を形成する光ビーム走査手段と、前記潜像に静電記
    録材を与えることにより可視像を現像する現像手段と、
    前記可視像を記録媒体上に転写する転写手段と、転写さ
    れた像を前記記録媒体上に定着させる定着手段と、を備
    えた電子写真記録手段であることを特徴とする請求項1
    に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記光源は半導体レーザであり、前記
    画素信号変調手段は1画素当りのレーザ駆動信号のパル
    ス幅を可変するパルス幅変調手段を含み、該パルス幅変
    調手段により前記低濃度記録を行う画素の駆動パルス幅
    を短くすることを特徴とする請求項2に記載の画像記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記省記録材記録モードが選択された
    場合には、前記現像手段の現像バイアス値を変えること
    を特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 画像のエッジ部は前記低濃度記録手段
    による低濃度記録を行わないようにすることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記画像情報変更手段は、前記ドット
    パターン検出手段により2値画像のエッジを検出した場
    合に、エッジ部周辺を滑らかにする変更処理を行うエッ
    ジ平滑化手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記低濃度記録を行う画素に対する画
    素信号変調手段における変調処理の変調単位が通常の画
    素と異なることを特徴とする請求項1に記載の画像記録
    装置。
  8. 【請求項8】 記録材の消費を抑えて記録を行う省記
    録材記録モードを有する画像記録方法において、外部機
    器からの記録情報を入力し、入力された記録情報に基づ
    いてビットイメージ情報を生成し、生成されたビットイ
    メージ情報を格納し、格納されたビットイメージ情報を
    順次読み出して一時的に記憶し、一時記憶された情報に
    基づいて記録画素及びその周辺の画素の画像情報を参照
    し、参照結果が予め定められたドットパターンに一致す
    るか否かを検出し、前記記録画素が塗りつぶし領域に含
    まれることを検出した場合には画像情報変更手段により
    当該記録画素の画像情報を低濃度で記録するための情報
    に変更するように、前記検出の結果に応じて前記記録画
    素の画像情報を変更し、変更された画像情報に応じて画
    素信号を変調し、変調された画素信号に基づいて記録媒
    体上に記録材による記録を行うことを特徴とする画像記
    録方法。
  9. 【請求項9】 記録方式は、前記画素信号に基づいて
    光源を駆動することによって光ビームを出力し、該光ビ
    ームを感光体上に走査することにより該感光体上に潜像
    を形成し、該潜像に静電記録材を与えることにより可視
    像を現像し、可視像を記録媒体上に転写し、該転写され
    た像を前記記録媒体上に定着させる電子写真記録である
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像記録方法。
  10. 【請求項10】 光源は半導体レーザであり、画素信
    号の変調は1画素当りのレーザ駆動信号のパルス幅を可
    変するパルス幅変調により低濃度記録を行う画素の駆動
    パルス幅を短くすることを特徴とする請求項9に記載の
    画像記録方法。
  11. 【請求項11】 省記録材記録モードが選択された場
    合には現像における現像バイアス値を変えることを特徴
    とする請求項9に記載の画像記録方法。
  12. 【請求項12】 画像のエッジ部では低濃度記録を行
    わないようにすることを特徴とする請求項9に記載の画
    像記録方法。
  13. 【請求項13】 画像情報の変更は2値画像のエッジ
    を検出した場合にエッジ部周辺を滑らかにする処理を含
    むことを特徴とする請求項8に記載の画像記録方法。
  14. 【請求項14】 画素信号の変調は低濃度記録を行う
    画素に対する変調処理の変調単位を通常の画素の場合と
    異ならせることを特徴とする請求項8に記載の画像記録
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7164485B2 (en) 2002-09-26 2007-01-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP2007214966A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、画像形成装置及び画像処理方法

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US7164485B2 (en) 2002-09-26 2007-01-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
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