JPH1134401A - 多色画像形成装置及び多色画像形成方法 - Google Patents
多色画像形成装置及び多色画像形成方法Info
- Publication number
- JPH1134401A JPH1134401A JP19902397A JP19902397A JPH1134401A JP H1134401 A JPH1134401 A JP H1134401A JP 19902397 A JP19902397 A JP 19902397A JP 19902397 A JP19902397 A JP 19902397A JP H1134401 A JPH1134401 A JP H1134401A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pixel
- image
- electrostatic latent
- color
- Prior art date
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- Pending
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- Color, Gradation (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像エッジ部におけるトナーの飛び散りを防
止する。 【解決手段】 各色ごとのビットマップ画像における当
該印字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照するシ
フトレジスタ511での参照結果に応じて、変換論理回
路512は、当該印字画素がエッジを形成する画素また
はその近傍の画素であるか否かを検出し、当該印字画素
がエッジを形成する画素またはその近傍の画素、かつ所
定値以上の画素値を有する場合には、当該印字画素に対
応する画素値を所定量だけ小さく変換することにより、
複数色を重ねて印字する場合にエッジ部分のトナー付着
量が抑えられて、余白部分へのトナーの飛び散りを軽減
することができる。
止する。 【解決手段】 各色ごとのビットマップ画像における当
該印字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照するシ
フトレジスタ511での参照結果に応じて、変換論理回
路512は、当該印字画素がエッジを形成する画素また
はその近傍の画素であるか否かを検出し、当該印字画素
がエッジを形成する画素またはその近傍の画素、かつ所
定値以上の画素値を有する場合には、当該印字画素に対
応する画素値を所定量だけ小さく変換することにより、
複数色を重ねて印字する場合にエッジ部分のトナー付着
量が抑えられて、余白部分へのトナーの飛び散りを軽減
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用したカラーレーザビームプリンタ、カラー複写機
等の多色画像形成装置及び多色画像形成方法に関する。
を利用したカラーレーザビームプリンタ、カラー複写機
等の多色画像形成装置及び多色画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
レーザビームプリンタ等の電子写真プロセスを用いた画
像形成装置が広く使われるようになってきた。これらの
画像形成装置は、その高品質印字、静粛性、及び高速性
などの多くのメリットによりデスクトップパブリッシン
グの分野を急速に拡大させる要因となってきた。
レーザビームプリンタ等の電子写真プロセスを用いた画
像形成装置が広く使われるようになってきた。これらの
画像形成装置は、その高品質印字、静粛性、及び高速性
などの多くのメリットによりデスクトップパブリッシン
グの分野を急速に拡大させる要因となってきた。
【0003】更に、最近では文字や図形のエッジを検出
して滑らかにするスムージング処理等の高画質化技術を
取り入れて画質の向上を図ることが一般的になってきて
いる。また、画像形成部であるプリンタエンジン(プリ
ンタ本体)の解像度も、以前の標準であった240dp
i(ドット/インチ)や300dpiに代わって600
dpiやそれ以上の高解像のものが出てきており、これ
に上記スムージング処理技術を組み合わせることによ
り、印字品質も以前と比較して飛躍的に向上してきた。
して滑らかにするスムージング処理等の高画質化技術を
取り入れて画質の向上を図ることが一般的になってきて
いる。また、画像形成部であるプリンタエンジン(プリ
ンタ本体)の解像度も、以前の標準であった240dp
i(ドット/インチ)や300dpiに代わって600
dpiやそれ以上の高解像のものが出てきており、これ
に上記スムージング処理技術を組み合わせることによ
り、印字品質も以前と比較して飛躍的に向上してきた。
【0004】更に、電子写真プロセスのカラープリンタ
も開発され、ホストコンピュータやプリンタの画像生成
部であるコントローラ等の高性能化により従来からのモ
ノクロ印刷のみならず、カラー画像を扱い、印刷するこ
とが実用化され、普及しつつある。
も開発され、ホストコンピュータやプリンタの画像生成
部であるコントローラ等の高性能化により従来からのモ
ノクロ印刷のみならず、カラー画像を扱い、印刷するこ
とが実用化され、普及しつつある。
【0005】このようなカラープリンタによって階調性
のあるフルカラー画像を印刷する方法としては、ディザ
法、濃度パターン法、誤差拡散法等、いくつかの手法が
用いられている。これらの手法はいずれも所定領域内の
印字ドットと非印字ドットとの比率によって階調を表現
する、いわゆる疑似中間調手法である。
のあるフルカラー画像を印刷する方法としては、ディザ
法、濃度パターン法、誤差拡散法等、いくつかの手法が
用いられている。これらの手法はいずれも所定領域内の
印字ドットと非印字ドットとの比率によって階調を表現
する、いわゆる疑似中間調手法である。
【0006】更に、特に電子写真プロセスのレーザビー
ムプリンタにおいては、比較的容易に主走査方向の解像
度を変えることができるという特徴があり、例えば、画
像データのレベルに応じてレーザダイオードの駆動パル
ス幅を変化させることにより、濃淡を表現するパルス幅
変調方式も採用されている。このパルス幅変調方式は、
ディザ法に代表される疑似中間調手法に比べて階調性と
解像度を高いレベルで両立できるという点で優れてい
る。
ムプリンタにおいては、比較的容易に主走査方向の解像
度を変えることができるという特徴があり、例えば、画
像データのレベルに応じてレーザダイオードの駆動パル
ス幅を変化させることにより、濃淡を表現するパルス幅
変調方式も採用されている。このパルス幅変調方式は、
ディザ法に代表される疑似中間調手法に比べて階調性と
解像度を高いレベルで両立できるという点で優れてい
る。
【0007】図15は、電子写真プロセスを利用したカ
ラーレーザビームプリンタ等のカラー画像形成装置の概
略構成図である。同図において、プリンタ本体であるプ
リンタエンジン100内には、像担持体としての感光ド
ラム101、帯電ローラ102、現像装置103、露光
装置(レーザ走査装置)104、転写ドラム105、定
着装置106等を備えている。
ラーレーザビームプリンタ等のカラー画像形成装置の概
略構成図である。同図において、プリンタ本体であるプ
リンタエンジン100内には、像担持体としての感光ド
ラム101、帯電ローラ102、現像装置103、露光
装置(レーザ走査装置)104、転写ドラム105、定
着装置106等を備えている。
【0008】感光ドラム101は、OPC、アモルファ
スSi等の感光材料をアルミニウムやニッケル等からな
るシリンダ状の基体上に形成して構成されており、所定
のプロセススピードで反時計回り方向に回転駆動され
る。
スSi等の感光材料をアルミニウムやニッケル等からな
るシリンダ状の基体上に形成して構成されており、所定
のプロセススピードで反時計回り方向に回転駆動され
る。
【0009】帯電ローラ102は、感光ドラム101表
面に所定の押圧力で当接されて感光ドラム101の回転
駆動に伴い従動回転し、帯電バイアス電源(不図示)か
ら帯電ローラ102に対して所定の帯電バイアス(例え
ば、約−700Vの直流電圧に周波数1000Hz、ピ
ーク間電圧Vpp1500Vの交流電圧を重畳したバイ
アス)が印加され、感光ドラム101は所定の極性、電
位(例えば、約−700V)に均一に帯電される。
面に所定の押圧力で当接されて感光ドラム101の回転
駆動に伴い従動回転し、帯電バイアス電源(不図示)か
ら帯電ローラ102に対して所定の帯電バイアス(例え
ば、約−700Vの直流電圧に周波数1000Hz、ピ
ーク間電圧Vpp1500Vの交流電圧を重畳したバイ
アス)が印加され、感光ドラム101は所定の極性、電
位(例えば、約−700V)に均一に帯電される。
【0010】現像装置103は、マゼンタ現像器103
M、シアン現像器103C、イエロー現像器103Y、
ブラック現像器103Bkが回転体107に搭載されて
いる。マゼンタ現像器103M、シアン現像器103
C、イエロー現像器103Y、ブラック現像器103B
k内には、現像剤であるマゼンタトナー、シアントナ
ー、イエロートナー、ブラックトナーがそれぞれ収容さ
れており、各現像器は現像用開口面が常に感光ドラム1
01面に対向するように時計回り方向に回転駆動され
る。
M、シアン現像器103C、イエロー現像器103Y、
ブラック現像器103Bkが回転体107に搭載されて
いる。マゼンタ現像器103M、シアン現像器103
C、イエロー現像器103Y、ブラック現像器103B
k内には、現像剤であるマゼンタトナー、シアントナ
ー、イエロートナー、ブラックトナーがそれぞれ収容さ
れており、各現像器は現像用開口面が常に感光ドラム1
01面に対向するように時計回り方向に回転駆動され
る。
【0011】露光装置104は、レーザダイオード10
8、高速モータ(不図示)によって回転駆動される回転
多面鏡109、結像レンズ系110を備えた光学ユニッ
ト111、及び折り返しミラー112を備え、光学走査
系をなしている。
8、高速モータ(不図示)によって回転駆動される回転
多面鏡109、結像レンズ系110を備えた光学ユニッ
ト111、及び折り返しミラー112を備え、光学走査
系をなしている。
【0012】図16は、露光装置104の前記光学走査
系を示す概略構成図である(なお、折り返しミラー11
2の図示は省略する)。なお、以下に説明する各信号に
付した記号「/」は当該信号がロウ・アクティブである
ことを示している。
系を示す概略構成図である(なお、折り返しミラー11
2の図示は省略する)。なお、以下に説明する各信号に
付した記号「/」は当該信号がロウ・アクティブである
ことを示している。
【0013】この図に示すように、600pdi、8ビ
ットの多値画像信号/VDO7〜/VDO0及び画像属
性信号/IMCHRは、画像クロックVCLK信号に同
期してパルス幅変調回路113に入力され、レベルに応
じたパルス幅のレーザ駆動信号VDOとしてレーザドラ
イバ114に入力される。
ットの多値画像信号/VDO7〜/VDO0及び画像属
性信号/IMCHRは、画像クロックVCLK信号に同
期してパルス幅変調回路113に入力され、レベルに応
じたパルス幅のレーザ駆動信号VDOとしてレーザドラ
イバ114に入力される。
【0014】図17は、パルス幅変調回路113のブロ
ック図である。同図において、120はラインメモリで
ある。ラインメモリ120はトグルバッファ形式に構成
されており、独立したクロックによって書き込みと読み
出しを同時に行うことが可能な構成となっている。
ック図である。同図において、120はラインメモリで
ある。ラインメモリ120はトグルバッファ形式に構成
されており、独立したクロックによって書き込みと読み
出しを同時に行うことが可能な構成となっている。
【0015】121はクロック発生回路で、水平同期信
号/LSYNCに同期したパターンクロック信号PCL
K、及びPCLKを1/3分周したクロック信号1/3
PCLKを生成する。パターンクロック信号PCLK
は、600dpiのドット印字に対応する周期を有す
る。また、122はγ変換回路、123はD/A変換回
路、124は位相制御回路、125a,125bは三角
波発生回路、126a,126bはコンパレータ、12
7はセレクタ、128はDフリップフロップである。
号/LSYNCに同期したパターンクロック信号PCL
K、及びPCLKを1/3分周したクロック信号1/3
PCLKを生成する。パターンクロック信号PCLK
は、600dpiのドット印字に対応する周期を有す
る。また、122はγ変換回路、123はD/A変換回
路、124は位相制御回路、125a,125bは三角
波発生回路、126a,126bはコンパレータ、12
7はセレクタ、128はDフリップフロップである。
【0016】以下、パルス幅変調回路113の動作を説
明する。図18は、パルス幅変調回路113のタイミン
グチャートである。
明する。図18は、パルス幅変調回路113のタイミン
グチャートである。
【0017】まず、主走査1ライン分の/VDO7〜/
VDO0信号及び/IMCHR信号が、クロック信号V
CLKによりラインメモリ120に書き込まれる。第1
ラインの書き込みが完了すると、次ラインの水平同期信
号/LSYNCによりラインメモリ120の書き込みの
バンクが切り替えられ、次の第2ラインの信号が書き込
みが行われると同時に、既に書き込まれている第1のラ
インのデータが上記パターンクロック信号PCLKによ
り読み出される。上記読み出された/VDO7〜/VD
O0信号及び/IMCHR信号は、γ補正回路122に
入力される。
VDO0信号及び/IMCHR信号が、クロック信号V
CLKによりラインメモリ120に書き込まれる。第1
ラインの書き込みが完了すると、次ラインの水平同期信
号/LSYNCによりラインメモリ120の書き込みの
バンクが切り替えられ、次の第2ラインの信号が書き込
みが行われると同時に、既に書き込まれている第1のラ
インのデータが上記パターンクロック信号PCLKによ
り読み出される。上記読み出された/VDO7〜/VD
O0信号及び/IMCHR信号は、γ補正回路122に
入力される。
【0018】γ補正回路122では/VDO7〜/VD
O0信号に対し、/IMCHR信号で指定されるPWM
の線数に応じて、図15に示したプリンタエンジン10
0のプロセス条件に最適なγ変換を行う。γ変換された
8ビットの画像信号/VD7〜/VD0は、その値に応
じてD/A変換回路123でアナログ電圧に変換され、
アナログビデオ信号AVDとなる。このとき、D/A変
換回路123は画像信号/VD7〜/VD0の値が00
Hで最小電圧を発生し、FFHで最大電圧を発生する。
上記アナログビデオ信号AVDは、コンパレータ126
a,126bの負入力にそれぞれ入力される。
O0信号に対し、/IMCHR信号で指定されるPWM
の線数に応じて、図15に示したプリンタエンジン10
0のプロセス条件に最適なγ変換を行う。γ変換された
8ビットの画像信号/VD7〜/VD0は、その値に応
じてD/A変換回路123でアナログ電圧に変換され、
アナログビデオ信号AVDとなる。このとき、D/A変
換回路123は画像信号/VD7〜/VD0の値が00
Hで最小電圧を発生し、FFHで最大電圧を発生する。
上記アナログビデオ信号AVDは、コンパレータ126
a,126bの負入力にそれぞれ入力される。
【0019】一方、コンパレータ126a,126bの
正入力には、三角波発生回路125aの出力TRI1及
び三角波発生回路125bの出力TRI2がそれぞれ入
力されている。
正入力には、三角波発生回路125aの出力TRI1及
び三角波発生回路125bの出力TRI2がそれぞれ入
力されている。
【0020】三角波発生回路125aは、例えば図19
のように構成される。同図において、切り換えスイッチ
130には、前記パターンクロック信号PCLKを位相
制御回路124で位相変化させたクロック信号PCL
K’が入力されている。切り替えスイッチ130は、ク
ロック信号PCLK’がHレベルのときはa端とc端が
接続され、第1の電流源131からの電流Iをコンデン
サ132に流す。すると、コンデンサ132には電荷が
チャージされ、電圧値Vは直線的に増加する。
のように構成される。同図において、切り換えスイッチ
130には、前記パターンクロック信号PCLKを位相
制御回路124で位相変化させたクロック信号PCL
K’が入力されている。切り替えスイッチ130は、ク
ロック信号PCLK’がHレベルのときはa端とc端が
接続され、第1の電流源131からの電流Iをコンデン
サ132に流す。すると、コンデンサ132には電荷が
チャージされ、電圧値Vは直線的に増加する。
【0021】次に、クロック信号PCLK’がLレベル
になると、切り替えスイッチ130のb端とc端が接続
されて第2の電流源133に電流Iが流れ、コンデンサ
132に蓄積された電荷がディスチャージされて電圧値
Vは直線的に減少する。以上のようにしてパターンクロ
ック信号PCLKと等しい周期を有する三角波信号TR
I1が得られる。
になると、切り替えスイッチ130のb端とc端が接続
されて第2の電流源133に電流Iが流れ、コンデンサ
132に蓄積された電荷がディスチャージされて電圧値
Vは直線的に減少する。以上のようにしてパターンクロ
ック信号PCLKと等しい周期を有する三角波信号TR
I1が得られる。
【0022】また、三角波発生回路125bも同様に構
成されるが、入力クロックがクロック信号1/3PCL
K’であるため、出力される三角波信号TRI2の周期
はパターンクロック信号1/3PCLKと等しく、すな
わちTRI1の3倍となる。
成されるが、入力クロックがクロック信号1/3PCL
K’であるため、出力される三角波信号TRI2の周期
はパターンクロック信号1/3PCLKと等しく、すな
わちTRI1の3倍となる。
【0023】次に、コンパレータ126a,126b
で、上記アナログビデオ信号AVDと三角波信号TRI
1及びTRI2の電圧レベルが比較され、それぞれパル
ス幅変調信号PWM1とPWM2が得られる。従って、
パルス幅変調信号PWM1の線数は600線、パルス幅
変調信号PWM2の線数は200線となる。
で、上記アナログビデオ信号AVDと三角波信号TRI
1及びTRI2の電圧レベルが比較され、それぞれパル
ス幅変調信号PWM1とPWM2が得られる。従って、
パルス幅変調信号PWM1の線数は600線、パルス幅
変調信号PWM2の線数は200線となる。
【0024】パルス幅変調信号PWM1及びPWM2は
セレクタ127に入力され、画像属性信号/IMCHR
に応じて選択される。/IMCHRが「真」、すなわち
Lレベルのときは階調性において優れるPWM2が選択
される。また、/IMCHRが「偽」、すなわちHレベ
ルのときは解像度において優れるPWM1が選択され
る。選択された信号は、レーザ駆動信号VDOとして図
16に示したレーザドライバ114に送出され、現像装
置103による現像時において、レーザ駆動信号VDO
のパルス幅に応じて画像の濃淡が再現される。
セレクタ127に入力され、画像属性信号/IMCHR
に応じて選択される。/IMCHRが「真」、すなわち
Lレベルのときは階調性において優れるPWM2が選択
される。また、/IMCHRが「偽」、すなわちHレベ
ルのときは解像度において優れるPWM1が選択され
る。選択された信号は、レーザ駆動信号VDOとして図
16に示したレーザドライバ114に送出され、現像装
置103による現像時において、レーザ駆動信号VDO
のパルス幅に応じて画像の濃淡が再現される。
【0025】光学ユニット111のレーザドライバ11
4は、前記レーザ駆動信号VDOに応じてレーザダイオ
ード108をON/OFF駆動し、出力されるレーザビ
ームLは、不図示のモータにより時計回り方向に回転駆
動される回転多面鏡109で偏向され、光路上に配置さ
れた結像レンズ系110を経て、感光ドラム101上を
主走査方向に一定速度で走査し、感光ドラム101上に
静電潜像を形成する。このとき、ビームディテクタ11
5はレーザビームLの走査開始点を検出し、この検出信
号から主走査の画像書き出しタイミングを決定するため
の水平同期信号である/LSYNC信号が生成される。
4は、前記レーザ駆動信号VDOに応じてレーザダイオ
ード108をON/OFF駆動し、出力されるレーザビ
ームLは、不図示のモータにより時計回り方向に回転駆
動される回転多面鏡109で偏向され、光路上に配置さ
れた結像レンズ系110を経て、感光ドラム101上を
主走査方向に一定速度で走査し、感光ドラム101上に
静電潜像を形成する。このとき、ビームディテクタ11
5はレーザビームLの走査開始点を検出し、この検出信
号から主走査の画像書き出しタイミングを決定するため
の水平同期信号である/LSYNC信号が生成される。
【0026】以上述べた主走査の動作が繰り返されて、
1ページ分のマゼンタの静電潜像が感光ドラム101上
に形成されていく。
1ページ分のマゼンタの静電潜像が感光ドラム101上
に形成されていく。
【0027】感光ドラム101のレーザビームLの照射
された箇所は、ほぼ−100Vになる。更に、感光ドラ
ム101が時計回り方向に回転すると、マゼンタトナー
が収容されたマゼンタ現像器103Mによって現像され
て可視化される。以下、同様にしてシアン現像器103
C、イエロー現像器103Y、ブラック現像器103B
kにより順次現像されて可視化される。
された箇所は、ほぼ−100Vになる。更に、感光ドラ
ム101が時計回り方向に回転すると、マゼンタトナー
が収容されたマゼンタ現像器103Mによって現像され
て可視化される。以下、同様にしてシアン現像器103
C、イエロー現像器103Y、ブラック現像器103B
kにより順次現像されて可視化される。
【0028】一方、このとき、図15に示す用紙カセッ
ト140内からピックアップローラ(不図示)によって
給紙された用紙などの転写材Pはグリッパ141によっ
て保持され、電圧印加された吸着ローラ142によって
転写ドラム105に静電吸着される。
ト140内からピックアップローラ(不図示)によって
給紙された用紙などの転写材Pはグリッパ141によっ
て保持され、電圧印加された吸着ローラ142によって
転写ドラム105に静電吸着される。
【0029】そして、感光ドラム101上に形成担持さ
れたマゼンタトナー像は、転写バイアス電源(不図示)
から転写ドラム105に印加された転写バイアスによっ
て、転写ドラム105に吸着された転写材P上に転写さ
れる。以下、同様にしてシアン現像器103C、イエロ
ー現像器103Y、ブラック現像器103Bkにより感
光ドラム101上にそれぞれ形成担持されたシアントナ
ー像、イエロートナー像、ブラックトナー像が順次転写
ドラム105上に重畳転写されて形成された目的のカラ
ー画像に対応した合成カラートナー像が、転写材P上に
転写される。
れたマゼンタトナー像は、転写バイアス電源(不図示)
から転写ドラム105に印加された転写バイアスによっ
て、転写ドラム105に吸着された転写材P上に転写さ
れる。以下、同様にしてシアン現像器103C、イエロ
ー現像器103Y、ブラック現像器103Bkにより感
光ドラム101上にそれぞれ形成担持されたシアントナ
ー像、イエロートナー像、ブラックトナー像が順次転写
ドラム105上に重畳転写されて形成された目的のカラ
ー画像に対応した合成カラートナー像が、転写材P上に
転写される。
【0030】そして、この転写材Pは、分離爪143に
よって転写ドラム105からはがされて定着装置106
に搬送され、定着装置106による加熱、加圧により溶
融固着された合成カラートナー像が転写材P上に定着さ
れ、排紙トレイ144に排出される。
よって転写ドラム105からはがされて定着装置106
に搬送され、定着装置106による加熱、加圧により溶
融固着された合成カラートナー像が転写材P上に定着さ
れ、排紙トレイ144に排出される。
【0031】その後、感光ドラム101上に転写されず
に残った転写残トナーは、ファーブラシ、ブレード手段
等のクリーニング装置145によって清掃される。ま
た、転写ドラム105上に転写されずに残った転写残ト
ナーもファーブラシ、ウエブ等の転写ドラムクリーニン
グ装置146によって清掃される。
に残った転写残トナーは、ファーブラシ、ブレード手段
等のクリーニング装置145によって清掃される。ま
た、転写ドラム105上に転写されずに残った転写残ト
ナーもファーブラシ、ウエブ等の転写ドラムクリーニン
グ装置146によって清掃される。
【0032】その後、感光ドラム101は除電、初期化
される。ここで、上記画像形成装置のプリンタエンジン
100では、感光ドラム101を帯電させるために帯電
ローラ102を用いており、感光ドラム101を除電す
る場合には印加する交流電圧はそのままで、直流電圧を
概ね0Vにすることによって除電が行われる。また、転
写ドラム105は除電ローラ147によって除電、初期
化される。
される。ここで、上記画像形成装置のプリンタエンジン
100では、感光ドラム101を帯電させるために帯電
ローラ102を用いており、感光ドラム101を除電す
る場合には印加する交流電圧はそのままで、直流電圧を
概ね0Vにすることによって除電が行われる。また、転
写ドラム105は除電ローラ147によって除電、初期
化される。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の画像形成装置(カラーレーザビームプリンタ)
のプリンタエンジンでカラー画像形成を行う場合には、
所望の色を複数のトナーを重ねて再現するため、従来の
モノクロの電子写真方式の画像形成装置と比較して、画
像エッジ部におけるトナーの飛び散りが黒や紫などトナ
ーの重なり量が多い色において顕著であり、特に文字や
図形等の印字の際の画像品質が低下してしまうという問
題があった。
た従来の画像形成装置(カラーレーザビームプリンタ)
のプリンタエンジンでカラー画像形成を行う場合には、
所望の色を複数のトナーを重ねて再現するため、従来の
モノクロの電子写真方式の画像形成装置と比較して、画
像エッジ部におけるトナーの飛び散りが黒や紫などトナ
ーの重なり量が多い色において顕著であり、特に文字や
図形等の印字の際の画像品質が低下してしまうという問
題があった。
【0034】これは、1個所のトナーの量が多いと主に
転写時にトナーが周囲に飛散してしまうことによる。そ
こで、トナーの重なりを抑えるような色変換処理が考え
られるが、そうすると再現可能な色範囲が狭くなってし
まうという問題があった。特に、前記ディザ法による中
間再現方式においては、特定の個所にトナーが集中しが
ちであるためにより顕著であった。
転写時にトナーが周囲に飛散してしまうことによる。そ
こで、トナーの重なりを抑えるような色変換処理が考え
られるが、そうすると再現可能な色範囲が狭くなってし
まうという問題があった。特に、前記ディザ法による中
間再現方式においては、特定の個所にトナーが集中しが
ちであるためにより顕著であった。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、像を担持する像担持体と、帯
電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露
光手段と、前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとの
トナー画像を順次転写材上に重畳して転写する転写手段
とを備えた多色画像形成装置において、各色ごとのビッ
トマップ画像を生成する画像生成手段と、前記各色ごと
のビットマップ画像における当該印字画素及びその近傍
の画素群の画素値を参照する参照手段と、該参照手段の
参照結果に応じて、前記当該印字画素がエッジを形成す
る画素またはその近傍の画素であるか否かを検出し、前
記当該印字画素がエッジを形成する画素またはその近傍
の画素、かつ所定値以上の画素値を有する場合には、前
記当該印字画素に対応する画素値を所定量だけ小さく変
換する変換手段と、を備え、前記露光手段は、前記変換
手段で変換された前記当該印字画素に対応した画素値に
応じて、前記像担持体上に前記静電潜像を形成すること
を特徴としている。
みなされたものであって、像を担持する像担持体と、帯
電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露
光手段と、前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとの
トナー画像を順次転写材上に重畳して転写する転写手段
とを備えた多色画像形成装置において、各色ごとのビッ
トマップ画像を生成する画像生成手段と、前記各色ごと
のビットマップ画像における当該印字画素及びその近傍
の画素群の画素値を参照する参照手段と、該参照手段の
参照結果に応じて、前記当該印字画素がエッジを形成す
る画素またはその近傍の画素であるか否かを検出し、前
記当該印字画素がエッジを形成する画素またはその近傍
の画素、かつ所定値以上の画素値を有する場合には、前
記当該印字画素に対応する画素値を所定量だけ小さく変
換する変換手段と、を備え、前記露光手段は、前記変換
手段で変換された前記当該印字画素に対応した画素値に
応じて、前記像担持体上に前記静電潜像を形成すること
を特徴としている。
【0036】また、像を担持する像担持体と、帯電され
た前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段
と、前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー
画像を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備
えた多色画像形成装置において、各色ごとのビットマッ
プ画像を生成する画像生成手段と、前記各色ごとのビッ
トマップ画像における当該印字画素及びその近傍の画素
群の画素値を参照する参照手段と、該参照手段の参照結
果に応じて、前記当該印字画素及びその近傍の画素が走
査方向に対して斜めのエッジを形成する所定パターンで
あるか否かを検出し、前記当該印字画素及びその近傍の
画素が走査方向に対して斜めのエッジを形成する所定パ
ターンである場合には、前記当該印字画素の画素値を白
画素から最高濃度画素への過渡的な値に変換する変換手
段と、を備え、前記露光手段は、前記変換手段で変換さ
れた前記当該印字画素に対応した画素値に応じて、前記
像担持体上に前記静電潜像を形成することを特徴として
いる。
た前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段
と、前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー
画像を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備
えた多色画像形成装置において、各色ごとのビットマッ
プ画像を生成する画像生成手段と、前記各色ごとのビッ
トマップ画像における当該印字画素及びその近傍の画素
群の画素値を参照する参照手段と、該参照手段の参照結
果に応じて、前記当該印字画素及びその近傍の画素が走
査方向に対して斜めのエッジを形成する所定パターンで
あるか否かを検出し、前記当該印字画素及びその近傍の
画素が走査方向に対して斜めのエッジを形成する所定パ
ターンである場合には、前記当該印字画素の画素値を白
画素から最高濃度画素への過渡的な値に変換する変換手
段と、を備え、前記露光手段は、前記変換手段で変換さ
れた前記当該印字画素に対応した画素値に応じて、前記
像担持体上に前記静電潜像を形成することを特徴として
いる。
【0037】また、像を担持する像担持体と、帯電され
た前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段
と、前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー
画像を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備
えた多色画像形成装置において、各色ごとのビットマッ
プ画像を生成する画像生成手段と、前記各色ごとのビッ
トマップ画像における当該印字画素及びその近傍の画素
群の画素値を参照する参照手段と、該参照手段の参照結
果に応じて、前記当該印字画素が白画素で、かつ前記当
該印字画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている
か否かを検出し、前記当該印字画素が白画素で、かつ前
記当該印字画素近傍の画素群に白でない画素が含まれて
いる場合には、前記当該印字画素の画素値を、該当該印
字画素に対応する前記静電潜像を前記白画素に対応する
電位と所定差があり、かつ可視化されない電位で前記像
担持体上に形成するような値に変換する変換手段と、を
備え、前記露光手段は、前記変換手段で変換された前記
当該印字画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体
上に前記静電潜像を形成することを特徴としている。
た前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段
と、前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー
画像を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備
えた多色画像形成装置において、各色ごとのビットマッ
プ画像を生成する画像生成手段と、前記各色ごとのビッ
トマップ画像における当該印字画素及びその近傍の画素
群の画素値を参照する参照手段と、該参照手段の参照結
果に応じて、前記当該印字画素が白画素で、かつ前記当
該印字画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている
か否かを検出し、前記当該印字画素が白画素で、かつ前
記当該印字画素近傍の画素群に白でない画素が含まれて
いる場合には、前記当該印字画素の画素値を、該当該印
字画素に対応する前記静電潜像を前記白画素に対応する
電位と所定差があり、かつ可視化されない電位で前記像
担持体上に形成するような値に変換する変換手段と、を
備え、前記露光手段は、前記変換手段で変換された前記
当該印字画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体
上に前記静電潜像を形成することを特徴としている。
【0038】また、像担持体の表面に電位を分布させて
静電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を
複数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を
形成する多色画像形成装置の多色画像形成方法におい
て、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工
程と、前記各色ごとのビットマップ画像における当該印
字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工
程と、該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画
素がエッジを形成する画素またはその近傍の画素である
か否かを検出し、前記当該印字画素がエッジを形成する
画素またはその近傍の画素、かつ所定値以上の画素値を
有する場合には、前記当該印字画素に対応する画素値を
所定量だけ小さく変換する変換工程と、該変換工程で変
換された前記当該印字画素に対応した画素値に応じて、
前記像担持体上に前記静電潜像を形成する静電潜像形成
工程と、前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナ
ー画像を形成する現像工程と、を有することを特徴とし
ている。
静電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を
複数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を
形成する多色画像形成装置の多色画像形成方法におい
て、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工
程と、前記各色ごとのビットマップ画像における当該印
字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工
程と、該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画
素がエッジを形成する画素またはその近傍の画素である
か否かを検出し、前記当該印字画素がエッジを形成する
画素またはその近傍の画素、かつ所定値以上の画素値を
有する場合には、前記当該印字画素に対応する画素値を
所定量だけ小さく変換する変換工程と、該変換工程で変
換された前記当該印字画素に対応した画素値に応じて、
前記像担持体上に前記静電潜像を形成する静電潜像形成
工程と、前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナ
ー画像を形成する現像工程と、を有することを特徴とし
ている。
【0039】また、像担持体の表面に電位を分布させて
静電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を
複数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を
形成する多色画像形成装置の多色画像形成方法におい
て、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工
程と、前記各色ごとのビットマップ画像における当該印
字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工
程と、該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画
素及びその近傍の画素が走査方向に対して斜めのエッジ
を形成する所定パターンであるか否かを検出し、前記当
該印字画素及びその近傍の画素が走査方向に対して斜め
のエッジを形成する所定パターンである場合には、前記
当該印字画素の画素値を白画素から最高濃度画素への過
渡的な値に変換する変換工程と、該変換工程で変換され
た前記当該印字画素に対応した画素値に応じて、前記像
担持体上に前記静電潜像を形成する静電潜像形成工程
と、前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナー画
像を形成する現像工程と、を有することを特徴としてい
る。
静電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を
複数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を
形成する多色画像形成装置の多色画像形成方法におい
て、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工
程と、前記各色ごとのビットマップ画像における当該印
字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工
程と、該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画
素及びその近傍の画素が走査方向に対して斜めのエッジ
を形成する所定パターンであるか否かを検出し、前記当
該印字画素及びその近傍の画素が走査方向に対して斜め
のエッジを形成する所定パターンである場合には、前記
当該印字画素の画素値を白画素から最高濃度画素への過
渡的な値に変換する変換工程と、該変換工程で変換され
た前記当該印字画素に対応した画素値に応じて、前記像
担持体上に前記静電潜像を形成する静電潜像形成工程
と、前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナー画
像を形成する現像工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0040】また、像担持体の表面に電位を分布させて
静電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を
複数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を
形成する多色画像形成装置の多色画像形成方法におい
て、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工
程と、前記各色ごとのビットマップ画像における当該印
字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工
程と、該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画
素が白画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群に白
でない画素が含まれているか否かを検出し、前記当該印
字画素が白画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群
に白でない画素が含まれている場合には、前記当該印字
画素の画素値を、該当該印字画素に対応する前記静電潜
像を前記白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可
視化されない電位で前記像担持体上に形成する値に変換
する変換工程と、該変換工程で変換された前記当該印字
画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体上に前記
静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記像担持体
上の前記静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像
工程と、を有することを特徴としている。
静電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を
複数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を
形成する多色画像形成装置の多色画像形成方法におい
て、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工
程と、前記各色ごとのビットマップ画像における当該印
字画素及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工
程と、該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画
素が白画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群に白
でない画素が含まれているか否かを検出し、前記当該印
字画素が白画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群
に白でない画素が含まれている場合には、前記当該印字
画素の画素値を、該当該印字画素に対応する前記静電潜
像を前記白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可
視化されない電位で前記像担持体上に形成する値に変換
する変換工程と、該変換工程で変換された前記当該印字
画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体上に前記
静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記像担持体
上の前記静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像
工程と、を有することを特徴としている。
【0041】(作用)本発明の構成によれば、画像のエ
ッジ部を検出した場合には、エッジ部に対する画像デー
タを下げることにより、複数色を重ねて印字する際に、
エッジ部分のトナー付着量が抑えられ、画像のエッジ部
のトナーの飛び散りを軽減することができる。
ッジ部を検出した場合には、エッジ部に対する画像デー
タを下げることにより、複数色を重ねて印字する際に、
エッジ部分のトナー付着量が抑えられ、画像のエッジ部
のトナーの飛び散りを軽減することができる。
【0042】また、本発明の構成によれば、画像の斜め
のエッジ部を検出した場合には、斜めのエッジ部に対す
る画像データを白画素から最高濃度画素への過渡的な値
に変換することにより、斜めのエッジ部を平滑化するこ
とができる。
のエッジ部を検出した場合には、斜めのエッジ部に対す
る画像データを白画素から最高濃度画素への過渡的な値
に変換することにより、斜めのエッジ部を平滑化するこ
とができる。
【0043】また、本発明の構成によれば、画像が白画
素で形成され、かつこの白画素近傍の画素群に白でない
画素が含まれている場合には、白画素の画素値を、白画
素に対応する静電潜像を白画素に対応する電位と所定差
があり、かつ可視化されない電位で像担持体上に形成す
るような値に変換することにより、多色画像印字時に異
なる色と色の間に発生していた隙間の発生を防止するこ
とができる。
素で形成され、かつこの白画素近傍の画素群に白でない
画素が含まれている場合には、白画素の画素値を、白画
素に対応する静電潜像を白画素に対応する電位と所定差
があり、かつ可視化されない電位で像担持体上に形成す
るような値に変換することにより、多色画像印字時に異
なる色と色の間に発生していた隙間の発生を防止するこ
とができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0045】(第1の実施の形態)図1は、本発明の実
施の形態に係る画像形成装置(本発明の実施の形態では
カラーレーザビームプリンタ)を用いた印刷システムの
概略構成図である。
施の形態に係る画像形成装置(本発明の実施の形態では
カラーレーザビームプリンタ)を用いた印刷システムの
概略構成図である。
【0046】同図において、400はホストコンピュー
タで、ハードディスク等の記憶装置(不図示)に格納さ
れているワードプロセッサ等の文書処理プログラムを起
動し、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等
が混在した文書処理を実行する。作成された文書の情報
はプリンタドライバプログラム(不図示)により、本実
施の形態の画像形成装置であるレーザビームプリンタ1
で印刷するために所定のプリンタ言語で記述された印刷
情報に変換される。この印刷情報は、文字コードやベク
トル情報、イメージ情報等を含んでいる。変換された印
刷情報は、インタフェース401を介してレーザビーム
プリンタ1に送られる。
タで、ハードディスク等の記憶装置(不図示)に格納さ
れているワードプロセッサ等の文書処理プログラムを起
動し、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等
が混在した文書処理を実行する。作成された文書の情報
はプリンタドライバプログラム(不図示)により、本実
施の形態の画像形成装置であるレーザビームプリンタ1
で印刷するために所定のプリンタ言語で記述された印刷
情報に変換される。この印刷情報は、文字コードやベク
トル情報、イメージ情報等を含んでいる。変換された印
刷情報は、インタフェース401を介してレーザビーム
プリンタ1に送られる。
【0047】レーザビームプリンタ1は、ホストコンピ
ュータ400から送られる前記印刷情報を受け、これら
の情報に基づいてドットデータ(ビットマップデータ)
からなる画像情報を生成するビデオコントローラ200
と、ビデオコントローラ200から順次送られる画像情
報に応じてレーザを変調し、変調されたレーザビームを
感光ドラム上に走査することにより静電潜像を形成し、
これを転写材に転写した後に定着させるという上記した
一連の電子写真プロセスによる画像形成を行うプリンタ
エンジン100より構成される。このプリンタエンジン
100は600dpiの解像度を有し、上述した図15
に示したプリンタエンジンと同様の構成である。
ュータ400から送られる前記印刷情報を受け、これら
の情報に基づいてドットデータ(ビットマップデータ)
からなる画像情報を生成するビデオコントローラ200
と、ビデオコントローラ200から順次送られる画像情
報に応じてレーザを変調し、変調されたレーザビームを
感光ドラム上に走査することにより静電潜像を形成し、
これを転写材に転写した後に定着させるという上記した
一連の電子写真プロセスによる画像形成を行うプリンタ
エンジン100より構成される。このプリンタエンジン
100は600dpiの解像度を有し、上述した図15
に示したプリンタエンジンと同様の構成である。
【0048】また、レーザビームプリンタ1は、カード
スロット(不図示)を少なくとも1個以上備え、内蔵フ
ォトに加えてオプションフォントカードや言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)を接続できる
ように構成されている。
スロット(不図示)を少なくとも1個以上備え、内蔵フ
ォトに加えてオプションフォントカードや言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)を接続できる
ように構成されている。
【0049】ビデオコントローラ200とプリンタエン
ジン100は、インタフェース信号線(以下、ビデオイ
ンタフェースという)300によって接続されている。
以下、図2を参照してこれらのインタフェース信号につ
いて簡単に説明する。なお、以下に説明する各信号に付
した記号「/」は当該信号がロウ・アクティブであるこ
とを示している。
ジン100は、インタフェース信号線(以下、ビデオイ
ンタフェースという)300によって接続されている。
以下、図2を参照してこれらのインタフェース信号につ
いて簡単に説明する。なお、以下に説明する各信号に付
した記号「/」は当該信号がロウ・アクティブであるこ
とを示している。
【0050】図2において、/PPRDY信号は、ビデ
オコントローラ200に対してプリンタエンジン100
から送出される信号であって、プリンタエンジン100
の電源が投入されてプリンタエンジン100が動作可能
状態であることを知らせる信号である。
オコントローラ200に対してプリンタエンジン100
から送出される信号であって、プリンタエンジン100
の電源が投入されてプリンタエンジン100が動作可能
状態であることを知らせる信号である。
【0051】/CPRDY信号は、プリンタエンジン1
00に対してビデオコントローラ200から送出される
信号であって、ビデオコントローラ200の電源が投入
されてビデオコントローラ200が動作可能状態である
ことを知らせる信号である。
00に対してビデオコントローラ200から送出される
信号であって、ビデオコントローラ200の電源が投入
されてビデオコントローラ200が動作可能状態である
ことを知らせる信号である。
【0052】/RDY信号は、ビデオコントローラ20
0に対してプリンタエンジン100から送出される信号
であって、プリンタエンジン100が後述する/PRN
T信号を受ければ、いつでもプリント動作を開始できる
状態またはプリント動作を継続できる状態にあることを
示す信号である。例えば、用紙カセットに転写材Pがな
くなった場合等でプリント動作の実行が不可能になった
場合には、本信号は「偽」となる。
0に対してプリンタエンジン100から送出される信号
であって、プリンタエンジン100が後述する/PRN
T信号を受ければ、いつでもプリント動作を開始できる
状態またはプリント動作を継続できる状態にあることを
示す信号である。例えば、用紙カセットに転写材Pがな
くなった場合等でプリント動作の実行が不可能になった
場合には、本信号は「偽」となる。
【0053】/PRNT信号は、プリンタエンジン10
0に対してビデオコントローラ200から送出される信
号であって、プリント動作の開始またはプリント動作の
継続を指示する信号である。プリンタエンジン100
は、本信号を受信するとプリント動作を開始する。
0に対してビデオコントローラ200から送出される信
号であって、プリント動作の開始またはプリント動作の
継続を指示する信号である。プリンタエンジン100
は、本信号を受信するとプリント動作を開始する。
【0054】/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向
の同期信号であって、ビデオコントローラ200に対し
てプリンタエンジン100から送出される。ビデオコン
トローラ200は副走査方向には本信号に同期して画像
データを送出することにより、転写ドラム105上に形
成されたトナー像は転写材Pに対して副走査方向の同期
をとって転写材P上に転写される。
の同期信号であって、ビデオコントローラ200に対し
てプリンタエンジン100から送出される。ビデオコン
トローラ200は副走査方向には本信号に同期して画像
データを送出することにより、転写ドラム105上に形
成されたトナー像は転写材Pに対して副走査方向の同期
をとって転写材P上に転写される。
【0055】/LSYNC信号は、主走査(水平走査)
方向の同期信号であって、ビデオコントローラ200に
対してプリンタエンジン100から送出される。
方向の同期信号であって、ビデオコントローラ200に
対してプリンタエンジン100から送出される。
【0056】/VDO7〜/VDO0信号は、プリンタ
エンジン100に対してビデオコントローラ200から
送出される画像信号であって、プリンタエンジン100
が印字すべき画像濃度情報を示し、/VDO7が最上
位、/VDO0が最下位の8ビットで表される。プリン
タエンジン100は、/VDO7〜/VDO0信号が0
0Hで現像中のトナー色の最大濃度で印字し、FFHで
印字しない(「H」は16進数を表わす)。
エンジン100に対してビデオコントローラ200から
送出される画像信号であって、プリンタエンジン100
が印字すべき画像濃度情報を示し、/VDO7が最上
位、/VDO0が最下位の8ビットで表される。プリン
タエンジン100は、/VDO7〜/VDO0信号が0
0Hで現像中のトナー色の最大濃度で印字し、FFHで
印字しない(「H」は16進数を表わす)。
【0057】/IMCHR信号は、画像属性を示す信号
であり、プリンタエンジン100に対してビデオコント
ローラ200から送出される。本信号の機能の詳細につ
いては後述する。
であり、プリンタエンジン100に対してビデオコント
ローラ200から送出される。本信号の機能の詳細につ
いては後述する。
【0058】VCLK信号は、画像信号/VDO7〜/
VDO0及び画像属性信号/IMCHRの転送クロック
信号であって、プリンタエンジン100に対してビデオ
コントローラ200から送出される。ビデオコントロー
ラ200は、VCLK信号の立ち上がりエッジに同期し
て/VDO7〜/VDO0信号及び/IMCHR信号を
送出する。
VDO0及び画像属性信号/IMCHRの転送クロック
信号であって、プリンタエンジン100に対してビデオ
コントローラ200から送出される。ビデオコントロー
ラ200は、VCLK信号の立ち上がりエッジに同期し
て/VDO7〜/VDO0信号及び/IMCHR信号を
送出する。
【0059】/STS信号は、ビデオコントローラ20
0に対してプリンタエンジン100から「ステータス」
を送信する場合に使用する信号である。「ステータス」
は8ビットからなるシリアル信号であり、例えばプリン
タエンジン100の定着装置の温度がまだプリント可能
な温度に達していない待機状態や、転写材Pのジャム状
態、あるいは用紙カセットに転写材Pがなくなった場合
等のプリンタエンジン100の種々の状態を、プリンタ
エンジン100からビデオコントローラ200に対して
報知するための情報である。本信号を送信するときの同
期信号として後述する/CCLK信号を用いる。
0に対してプリンタエンジン100から「ステータス」
を送信する場合に使用する信号である。「ステータス」
は8ビットからなるシリアル信号であり、例えばプリン
タエンジン100の定着装置の温度がまだプリント可能
な温度に達していない待機状態や、転写材Pのジャム状
態、あるいは用紙カセットに転写材Pがなくなった場合
等のプリンタエンジン100の種々の状態を、プリンタ
エンジン100からビデオコントローラ200に対して
報知するための情報である。本信号を送信するときの同
期信号として後述する/CCLK信号を用いる。
【0060】/SBSY信号は、プリンタエンジン10
0が/STS信号線を用いて「ステータス」をビデオコ
ントローラ200に送信していることを、ビデオコント
ローラ200に示すための信号である。
0が/STS信号線を用いて「ステータス」をビデオコ
ントローラ200に送信していることを、ビデオコント
ローラ200に示すための信号である。
【0061】/CMD信号は、プリンタエンジン100
に対してビデオコントローラ200から「コマンド」を
送信する場合に使用する信号である。「コマンド」は8
ビットからなるシリアル信号であり、例えば転写材Pの
給紙モードが用紙カセットから給紙するモードである
か、または手差し口から給紙するモードであるかをビデ
オコントローラ200がプリンタエンジン100に対し
て指示するための指令情報である。本信号を送信すると
きの同期信号として後述する/CCLK信号を用いる。
に対してビデオコントローラ200から「コマンド」を
送信する場合に使用する信号である。「コマンド」は8
ビットからなるシリアル信号であり、例えば転写材Pの
給紙モードが用紙カセットから給紙するモードである
か、または手差し口から給紙するモードであるかをビデ
オコントローラ200がプリンタエンジン100に対し
て指示するための指令情報である。本信号を送信すると
きの同期信号として後述する/CCLK信号を用いる。
【0062】/CBSY信号は、ビデオコントローラ2
00が/CMD信号線を用いて「コマンド」をプリンタ
エンジンに送信していることを、プリンタエンジンに示
すための信号である。
00が/CMD信号線を用いて「コマンド」をプリンタ
エンジンに送信していることを、プリンタエンジンに示
すための信号である。
【0063】/CCLK信号は、プリンタエンジン10
0が「コマンド」を取り込むための、あるいはビデオコ
ントローラ200が「ステータス」を取り込むための同
期パルス信号であり、ビデオコントローラ200から出
力される。
0が「コマンド」を取り込むための、あるいはビデオコ
ントローラ200が「ステータス」を取り込むための同
期パルス信号であり、ビデオコントローラ200から出
力される。
【0064】次に、図2を参照して上記したカラーレー
ザビームプリンタ1によるカラー画像形成過程を説明す
る。
ザビームプリンタ1によるカラー画像形成過程を説明す
る。
【0065】同図において、201はホストインタフェ
ースで、ホストコンピュータ400との通信を行い、前
記印刷情報を受ける。202はビデオコントローラ20
0の全体の制御をつかさどるCPU、203はCPU2
02の制御プログラムやフォントデータ等を格納してい
るROM、204はCPU202の主メモリ及びワーク
エリア等として機能するRAMであり、後述する描画回
路206で生成された印字1ページ分の画像情報を格納
するための画像メモリ205を含む。
ースで、ホストコンピュータ400との通信を行い、前
記印刷情報を受ける。202はビデオコントローラ20
0の全体の制御をつかさどるCPU、203はCPU2
02の制御プログラムやフォントデータ等を格納してい
るROM、204はCPU202の主メモリ及びワーク
エリア等として機能するRAMであり、後述する描画回
路206で生成された印字1ページ分の画像情報を格納
するための画像メモリ205を含む。
【0066】前記RAMは、増設ポート(不図示)に接
続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張する
ことができるように構成されている。また、前記画像メ
モリ205は、印字1ページ分のマゼンタ(M)、シア
ン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)に対応す
る面順次の各色を、それぞれ2ビットマップデータを記
憶する容量を有する。
続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張する
ことができるように構成されている。また、前記画像メ
モリ205は、印字1ページ分のマゼンタ(M)、シア
ン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)に対応す
る面順次の各色を、それぞれ2ビットマップデータを記
憶する容量を有する。
【0067】206は描画回路で、ホストコンピュータ
400から送られた印刷情報を解析し、印字のためのマ
ゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラッ
ク(Bk)の各色トナーに対応する面順次ビットマップ
データからなる画像情報を生成する機能を有する。21
1は出力バッファレジスタ回路で、画像メモリ205か
ら読み出した画像情報を一時的に蓄え、各主走査ライン
毎にプリンタエンジン100に送出する画像信号周期に
同期した信号に変換する機能を有する。207は画像処
理部で、画像メモリ205より読み出され、出力バッフ
ァレジスタ回路211を介して入力される画像情報を所
定の論理により、プリンタエンジン100に送出するビ
デオ信号に順次変換しながら出力する。208はプリン
タインタフェースで、プリンタエンジン100とのイン
タフェース回路である。
400から送られた印刷情報を解析し、印字のためのマ
ゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラッ
ク(Bk)の各色トナーに対応する面順次ビットマップ
データからなる画像情報を生成する機能を有する。21
1は出力バッファレジスタ回路で、画像メモリ205か
ら読み出した画像情報を一時的に蓄え、各主走査ライン
毎にプリンタエンジン100に送出する画像信号周期に
同期した信号に変換する機能を有する。207は画像処
理部で、画像メモリ205より読み出され、出力バッフ
ァレジスタ回路211を介して入力される画像情報を所
定の論理により、プリンタエンジン100に送出するビ
デオ信号に順次変換しながら出力する。208はプリン
タインタフェースで、プリンタエンジン100とのイン
タフェース回路である。
【0068】209は操作パネルで、オペレータはこの
操作パネル209を操作することにより、プリンタエン
ジン100に対する各種設定やテストプリント等の操作
を直接行うことができる。ビデオコントローラ200内
の各ブロック間のデータの受け渡しはシステムバス21
0を介して行われる。
操作パネル209を操作することにより、プリンタエン
ジン100に対する各種設定やテストプリント等の操作
を直接行うことができる。ビデオコントローラ200内
の各ブロック間のデータの受け渡しはシステムバス21
0を介して行われる。
【0069】次に、上記したカラーレーザビームプリン
タ1における画像情報の生成過程を説明する。
タ1における画像情報の生成過程を説明する。
【0070】図2において、ホストコンピュータ400
から送出された1ページ分の印刷情報は、ホストインタ
フェース201を介してビデオコントローラ200に入
力され、一旦RAM204に格納される。次に、前記印
刷情報は描画回路206に入力される。
から送出された1ページ分の印刷情報は、ホストインタ
フェース201を介してビデオコントローラ200に入
力され、一旦RAM204に格納される。次に、前記印
刷情報は描画回路206に入力される。
【0071】以下、描画回路206における処理を説明
する。
する。
【0072】まず、前記印刷情報のうち、文字印字命
令、図形描画命令、更に写真等を読み込んだイメージ画
像等の印刷情報は、ベクトル展開部(不図示)に入力さ
れる。
令、図形描画命令、更に写真等を読み込んだイメージ画
像等の印刷情報は、ベクトル展開部(不図示)に入力さ
れる。
【0073】ベクトル展開部(不図示)では、受け取っ
た印刷情報に基づいてROM203に格納されたアウト
ラインフォトデータの展開や、図形のベクトル展開等の
処理を実行しながら順にマゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各プレー
ン毎に2ビットの多値ディザ処理を行い、各色2ビット
ずつの面順次ビットマップ画像情報を作成する。作成さ
れた600dpiのビットマップ画像情報は順次画像メ
モリ205に送られ、格納される。
た印刷情報に基づいてROM203に格納されたアウト
ラインフォトデータの展開や、図形のベクトル展開等の
処理を実行しながら順にマゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各プレー
ン毎に2ビットの多値ディザ処理を行い、各色2ビット
ずつの面順次ビットマップ画像情報を作成する。作成さ
れた600dpiのビットマップ画像情報は順次画像メ
モリ205に送られ、格納される。
【0074】ディザ法は多値画像情報の疑似中間調処理
手法として広く用いられている方法であり、入力多値デ
ータをしきい値マトリクスと比較することによって当該
ドットを打つか打たないかを決定する。しきい値マトリ
クスにはドット集中型やドット分散型があるが、電子写
真にはドット集中型が適している。本実施の形態では、
ディザ法と後述するパルス幅変調方式を組み合わせて、
1画素あたり4階調の画素を用いた多値ディザ処理を行
う構成である。
手法として広く用いられている方法であり、入力多値デ
ータをしきい値マトリクスと比較することによって当該
ドットを打つか打たないかを決定する。しきい値マトリ
クスにはドット集中型やドット分散型があるが、電子写
真にはドット集中型が適している。本実施の形態では、
ディザ法と後述するパルス幅変調方式を組み合わせて、
1画素あたり4階調の画素を用いた多値ディザ処理を行
う構成である。
【0075】以上のようにして1ページ分の画像情報が
画像メモリ205に準備できると、上記したようにビデ
オコントローラ200は、プリンタエンジン100から
の/RDY信号が「真」であれば/PRNT信号を
「真」にして、プリンタエンジン100に対して印字動
作の開始を指示する。
画像メモリ205に準備できると、上記したようにビデ
オコントローラ200は、プリンタエンジン100から
の/RDY信号が「真」であれば/PRNT信号を
「真」にして、プリンタエンジン100に対して印字動
作の開始を指示する。
【0076】一方、ビデオコントローラ200内におい
ては、/PRNT信号を受けてプリンタエンジン100
から所定のタイミングで出力される垂直同期信号/TO
Pに同期して、画像メモリ205より周走査第1ライン
から順次画像情報が読み出され、出力バッファレジスタ
回路211で600dpi、2ビットの画像信号(ビデ
オ信号)CVDO1及びCVDO0に変換され、画像処
理部207に入力される。ここで、前記画像信号は、
(CVDO1,CVDO0)がそれぞれ(0,0)で白
(各色の最小濃度)を示し、(1,1)で各色の最大濃
度を示すものとする。
ては、/PRNT信号を受けてプリンタエンジン100
から所定のタイミングで出力される垂直同期信号/TO
Pに同期して、画像メモリ205より周走査第1ライン
から順次画像情報が読み出され、出力バッファレジスタ
回路211で600dpi、2ビットの画像信号(ビデ
オ信号)CVDO1及びCVDO0に変換され、画像処
理部207に入力される。ここで、前記画像信号は、
(CVDO1,CVDO0)がそれぞれ(0,0)で白
(各色の最小濃度)を示し、(1,1)で各色の最大濃
度を示すものとする。
【0077】以下、画像処理部207の機能及び動作に
ついて詳細に説明する。図3は画像処理部207のブロ
ック図である。
ついて詳細に説明する。図3は画像処理部207のブロ
ック図である。
【0078】同図において、501〜508はラインメ
モリで、それぞれ前記出力バッファレジスタ211から
出力される画像信号CVDO1及びCVDO0を周走査
1ライン分記憶可能な容量を有する。509はラインメ
モリ501〜508の書き込み読み出し等の制御を行う
メモリ制御回路、510はクロックを供給する水晶発振
器である。
モリで、それぞれ前記出力バッファレジスタ211から
出力される画像信号CVDO1及びCVDO0を周走査
1ライン分記憶可能な容量を有する。509はラインメ
モリ501〜508の書き込み読み出し等の制御を行う
メモリ制御回路、510はクロックを供給する水晶発振
器である。
【0079】511は、例えば図4に示すような、当該
印字画素(注目画素)Mの周囲9ドット×9ラインの画
素の画像データを参照するためのシフトレジスタ群で、
画像クロック信号VCLKに応じて前記画像データを周
走査方向にシフトしながら出力する。512は変換論理
回路で、シフトレジスタ群511から出力されるデータ
を参照して所定の論理により注目画素Mの2ビットの画
像データを、プリンタエンジン100に出力すべき8ビ
ットの多値画像データ/VDO7〜/VDO0に変換し
て出力する機能を有する。
印字画素(注目画素)Mの周囲9ドット×9ラインの画
素の画像データを参照するためのシフトレジスタ群で、
画像クロック信号VCLKに応じて前記画像データを周
走査方向にシフトしながら出力する。512は変換論理
回路で、シフトレジスタ群511から出力されるデータ
を参照して所定の論理により注目画素Mの2ビットの画
像データを、プリンタエンジン100に出力すべき8ビ
ットの多値画像データ/VDO7〜/VDO0に変換し
て出力する機能を有する。
【0080】513はラッチ回路で、変換論理回路51
2からの出力データを一旦ラッチして出力タイミングを
合わせる。514は変換テーブル設定回路で、変換論理
回路512における2ビットから8ビットに変換する際
のテーブルを設定する。515は同期クロック発生回路
で、プリンタエンジン100からの主走査同期信号/L
SYNC信号に同期した画像クロック信号VCLKを発
生する。
2からの出力データを一旦ラッチして出力タイミングを
合わせる。514は変換テーブル設定回路で、変換論理
回路512における2ビットから8ビットに変換する際
のテーブルを設定する。515は同期クロック発生回路
で、プリンタエンジン100からの主走査同期信号/L
SYNC信号に同期した画像クロック信号VCLKを発
生する。
【0081】次に、画像処理部207の動作を説明す
る。
る。
【0082】上述したように600dpi、2ビットの
ビデオ信号CVDO1及びCVDO0信号は、同期クロ
ック発生回路515で生成される画像クロック信号VC
LKに同期して、出力バッファレジスタ211から順次
画像処理部207に取り込まれる。
ビデオ信号CVDO1及びCVDO0信号は、同期クロ
ック発生回路515で生成される画像クロック信号VC
LKに同期して、出力バッファレジスタ211から順次
画像処理部207に取り込まれる。
【0083】画像処理部207に入力した第1ライン
目、第1ドット目のCVDO信号は、シフトレジスタ5
11の第1ビットに入力されると共に、ラインメモリ5
01に書き込まれる。続いてメモリ制御回路509は、
ラインメモリ501〜508のアドレスをインクリメン
トし、第2ドット目のCVDO信号をラインメモリ50
1に書き込む。このようにして、第1ライン目のCVD
O信号は順次ラインメモリ501に格納されていく。
目、第1ドット目のCVDO信号は、シフトレジスタ5
11の第1ビットに入力されると共に、ラインメモリ5
01に書き込まれる。続いてメモリ制御回路509は、
ラインメモリ501〜508のアドレスをインクリメン
トし、第2ドット目のCVDO信号をラインメモリ50
1に書き込む。このようにして、第1ライン目のCVD
O信号は順次ラインメモリ501に格納されていく。
【0084】第1ライン目のCVDO信号の書き込みが
完了とすると、次の主走査においては、第2ライン目の
CVDO信号の入力に先んじて、ラインメモリ501に
格納されていた第1ライン目の同じ位置のCVDO信号
が読み出され、それぞれシフトレジスタ511の第1ビ
ット及び第2ビットに入力される。その後、入力した第
2ライン目のCVDO信号はラインメモリ501に、ま
た、ラインメモリ501より前記読み出された信号はラ
インメモリ502の同じアドレスに書き込まれる。
完了とすると、次の主走査においては、第2ライン目の
CVDO信号の入力に先んじて、ラインメモリ501に
格納されていた第1ライン目の同じ位置のCVDO信号
が読み出され、それぞれシフトレジスタ511の第1ビ
ット及び第2ビットに入力される。その後、入力した第
2ライン目のCVDO信号はラインメモリ501に、ま
た、ラインメモリ501より前記読み出された信号はラ
インメモリ502の同じアドレスに書き込まれる。
【0085】上記したあるアドレスからの1ライン前の
データの読み出しと同じアドレスへの新しいデータの書
き込み動作は、VCLK信号の1周期の間に行われる。
このように、各ライン毎に入力するCVDO信号は、ラ
インメモリ501→ラインメモリ502→……→ライン
メモリ508とシフトしながら書き込みと読み出しが行
われていく。
データの読み出しと同じアドレスへの新しいデータの書
き込み動作は、VCLK信号の1周期の間に行われる。
このように、各ライン毎に入力するCVDO信号は、ラ
インメモリ501→ラインメモリ502→……→ライン
メモリ508とシフトしながら書き込みと読み出しが行
われていく。
【0086】従って、各ラインメモリ501〜508に
連続するライン分のCVDO信号が格納されていること
になる。上記ラインメモリ501〜508には、例えば
スタティックRAMを使用することができる。ラインメ
モリ501〜508の出力及び出力バッファレジスタ2
11からのCVDO信号は上記したようにシフトレジス
タ511に入力され、シフトレジスタ511から図4に
示したような当該印字画素(注目画素)Mを中心とする
主走査9ドット×副走査9ライン、計81画素分の画像
信号が同時に前記VCLK信号によってシフトしながら
出力される。
連続するライン分のCVDO信号が格納されていること
になる。上記ラインメモリ501〜508には、例えば
スタティックRAMを使用することができる。ラインメ
モリ501〜508の出力及び出力バッファレジスタ2
11からのCVDO信号は上記したようにシフトレジス
タ511に入力され、シフトレジスタ511から図4に
示したような当該印字画素(注目画素)Mを中心とする
主走査9ドット×副走査9ライン、計81画素分の画像
信号が同時に前記VCLK信号によってシフトしながら
出力される。
【0087】ここで、シフトレジスタ511の出力デー
タの主走査方向の列番号を古いデータから順にA、B、
C、D、E、F、G、H、Iと名付ける。また、副走査
方向の行番号を古いラインのデータ、すなわちラインメ
モリ508の出力から順に1、2、3、4、5、6、
7、8とし、最新のCVDO信号のラインの行番号を9
と名付ける。そして画素を「行・列」で呼ぶこととす
る。ここで、当該印字画素(注目画素)Mのデータは5
行・5列目のデータであり、「5E」となる。
タの主走査方向の列番号を古いデータから順にA、B、
C、D、E、F、G、H、Iと名付ける。また、副走査
方向の行番号を古いラインのデータ、すなわちラインメ
モリ508の出力から順に1、2、3、4、5、6、
7、8とし、最新のCVDO信号のラインの行番号を9
と名付ける。そして画素を「行・列」で呼ぶこととす
る。ここで、当該印字画素(注目画素)Mのデータは5
行・5列目のデータであり、「5E」となる。
【0088】従って、画像処理部207にビデオ信号C
VDOが入力してから実際に印字にされるまでには主走
査4ライン分の遅れが生ずることになる。そして、シフ
トレジスタ511からの出力データに基づいて、変換論
理回路512において当該印字画素(注目画素)Mの2
ビットから8ビットへデータ変換処理が行われる。
VDOが入力してから実際に印字にされるまでには主走
査4ライン分の遅れが生ずることになる。そして、シフ
トレジスタ511からの出力データに基づいて、変換論
理回路512において当該印字画素(注目画素)Mの2
ビットから8ビットへデータ変換処理が行われる。
【0089】以下、変換論理回路512における変換処
理について説明する。
理について説明する。
【0090】変換論理回路512では、図5に示すよう
に、シフトレジスタ511より出力される主走査9ドッ
ト×副走査9ライン、計81ビット分の画像データを参
照して前記注目画素Mの2ビット画像データを、プリン
トエンジン100に送出するための8ビットのデータ
M’に変換する。このとき、画像のエッジを検出し、エ
ッジ部分のトナー飛び散りを軽減するために画像濃度を
抑えるようなデータに変換する。
に、シフトレジスタ511より出力される主走査9ドッ
ト×副走査9ライン、計81ビット分の画像データを参
照して前記注目画素Mの2ビット画像データを、プリン
トエンジン100に送出するための8ビットのデータ
M’に変換する。このとき、画像のエッジを検出し、エ
ッジ部分のトナー飛び散りを軽減するために画像濃度を
抑えるようなデータに変換する。
【0091】また、エッジが斜めや曲線の場合は、エッ
ジのギザギザが滑らかになるようなデータに変換する機
能も併せ持つ。この変換は、シフトレジスタ511の出
力データを予め定めている複数の特徴検出用ビットマッ
プパターンと照合し、前記いずれかのビットマップパタ
ーンに一致した場合に、当該印字画素(注目画素)Mの
2ビットのデータを所定の中間濃度の8ビット多値デー
タに変換する。
ジのギザギザが滑らかになるようなデータに変換する機
能も併せ持つ。この変換は、シフトレジスタ511の出
力データを予め定めている複数の特徴検出用ビットマッ
プパターンと照合し、前記いずれかのビットマップパタ
ーンに一致した場合に、当該印字画素(注目画素)Mの
2ビットのデータを所定の中間濃度の8ビット多値デー
タに変換する。
【0092】前記特徴検出用ビットマップパターンは、
前記当該印字画素(注目画素)M及びその周辺の画素が
画像のエッジを形成し、かつ当該印字画素(注目画素)
Mが変換すべき画素であるかどうかを検出するものであ
る。
前記当該印字画素(注目画素)M及びその周辺の画素が
画像のエッジを形成し、かつ当該印字画素(注目画素)
Mが変換すべき画素であるかどうかを検出するものであ
る。
【0093】このような特徴検出用ビットマップパター
ンの一例を、図6に示す。同図において、「●」は当該
画素が最適濃度、すなわち画像データ(CVDO1,C
VDO0)=(1,1)であることを示し、また、
「○」は当該画素が白、すなわち画像データ(CVDO
1,CVDO0)=(0,0)であることを示してい
る。その他「●」、「○」何れでもない画素はどのよう
なデータでも構わない。上記特徴検出用ビットマップパ
ターンは、例えば周知のAND−OR回路により構成さ
れる。
ンの一例を、図6に示す。同図において、「●」は当該
画素が最適濃度、すなわち画像データ(CVDO1,C
VDO0)=(1,1)であることを示し、また、
「○」は当該画素が白、すなわち画像データ(CVDO
1,CVDO0)=(0,0)であることを示してい
る。その他「●」、「○」何れでもない画素はどのよう
なデータでも構わない。上記特徴検出用ビットマップパ
ターンは、例えば周知のAND−OR回路により構成さ
れる。
【0094】例えば、図6(a)のような場合は、当該
印字画素(注目画素)Mは水平(主走査方向)部分の上
側のエッジの一部であると見なし、元データをE0Hの
多値データに変換する(ビデオインタフェース300上
の実際の画像信号は負論理であるが、簡単のため、正論
理で説明した。以下も同様)。また、図6(b)のよう
な場合は、当該印字画素(注目画素)Mは垂直(副走査
方向)部分の左側のエッジの一部であると見なし、同様
にE0Hの多値データに変換する。
印字画素(注目画素)Mは水平(主走査方向)部分の上
側のエッジの一部であると見なし、元データをE0Hの
多値データに変換する(ビデオインタフェース300上
の実際の画像信号は負論理であるが、簡単のため、正論
理で説明した。以下も同様)。また、図6(b)のよう
な場合は、当該印字画素(注目画素)Mは垂直(副走査
方向)部分の左側のエッジの一部であると見なし、同様
にE0Hの多値データに変換する。
【0095】図7及び図8は、斜め線を滑らかにするた
めの特徴検出用ビットマップパターンの一例である。
めの特徴検出用ビットマップパターンの一例である。
【0096】図7(a)のような場合は、当該印字画素
(注目画素)Mは水平(主走査方向)に近い斜線の一部
且つ高濃度側の変化点であると見なし、元データをC0
Hの多値データに変換する。また、図7(b)のような
場合は、当該印字画素(注目画素)Mは水平に近い斜線
の一部且つ低濃度(白)側の変化点であると見なし、8
0Hの多値データに変換する。更に、図7(c)のよう
な場合は、当該印字画素(注目画素)Mは水平に近い斜
線の一部、かつ低濃度(白)側であり、変化点から1ド
ット離れているので40Hの多値データに変換する。
(注目画素)Mは水平(主走査方向)に近い斜線の一部
且つ高濃度側の変化点であると見なし、元データをC0
Hの多値データに変換する。また、図7(b)のような
場合は、当該印字画素(注目画素)Mは水平に近い斜線
の一部且つ低濃度(白)側の変化点であると見なし、8
0Hの多値データに変換する。更に、図7(c)のよう
な場合は、当該印字画素(注目画素)Mは水平に近い斜
線の一部、かつ低濃度(白)側であり、変化点から1ド
ット離れているので40Hの多値データに変換する。
【0097】図8(a)、(b)、(c)は、上記同
様、垂直(副走査方向)に近い斜線を検出するためのビ
ットマップパターンの一例である。
様、垂直(副走査方向)に近い斜線を検出するためのビ
ットマップパターンの一例である。
【0098】上記図6〜図8に示したのは、上記特徴検
出用ビットマップパターンの一例であり、他にも多数の
ビットマップパターンが用意されている。エッジを検出
するためのパターンとしては、エッジを形成する画素だ
けでなく、それより内側の画素に対しても検出を行うこ
とによってより効果的な処理が期待できる。また、それ
ぞれのパターンについて上下及び左右に対称なパターン
が用意されている。更に、上記変換後の中間濃度のデー
タは、必要に応じて操作パネル209やホストコンピュ
ータ400側より設定可能な構成にすることも可能であ
る。
出用ビットマップパターンの一例であり、他にも多数の
ビットマップパターンが用意されている。エッジを検出
するためのパターンとしては、エッジを形成する画素だ
けでなく、それより内側の画素に対しても検出を行うこ
とによってより効果的な処理が期待できる。また、それ
ぞれのパターンについて上下及び左右に対称なパターン
が用意されている。更に、上記変換後の中間濃度のデー
タは、必要に応じて操作パネル209やホストコンピュ
ータ400側より設定可能な構成にすることも可能であ
る。
【0099】一方、上記いずれの特徴検出用ビットマッ
プパターンにも一致しなかった画素については、変換テ
ーブル設定回路514で設定されている8ビット多値画
像データに変換される。
プパターンにも一致しなかった画素については、変換テ
ーブル設定回路514で設定されている8ビット多値画
像データに変換される。
【0100】例えば、2ビットデータを8ビットデータ
に均等に拡張して、(CVDO1,CVDO0)の値が
各々(0,0)→00H(「H」は16進数を示す)
(最小濃度)、(0,1)→55H、(1,0)→AA
H、(1,1)→FFH(最大濃度)のように変換す
る。変換テーブル設定回路514の設定値は、システム
バス210を介して設定可能な構成とするのが望まし
い。
に均等に拡張して、(CVDO1,CVDO0)の値が
各々(0,0)→00H(「H」は16進数を示す)
(最小濃度)、(0,1)→55H、(1,0)→AA
H、(1,1)→FFH(最大濃度)のように変換す
る。変換テーブル設定回路514の設定値は、システム
バス210を介して設定可能な構成とするのが望まし
い。
【0101】以上のようにして各色毎の8ビットの画像
信号が生成され、プリンタインタフェース208を介し
て画像信号/VDO7〜VDO0としてプリンタエンジ
ン100に送出される。プリンタエンジン100では、
上述した「従来の技術」で説明したように、画像信号/
VDO7〜/VDO0の値に応じてパルス幅変調処理が
行われる。ここで、本実施の形態では2ビットの多値デ
ィザを用いているため、パルス幅変調のモードは前記画
像属性信号/IMCHRをHレベルに固定し、600線
を選択する。更に続けて、プリンタエンジン100によ
って上述した画像形成が行われる。
信号が生成され、プリンタインタフェース208を介し
て画像信号/VDO7〜VDO0としてプリンタエンジ
ン100に送出される。プリンタエンジン100では、
上述した「従来の技術」で説明したように、画像信号/
VDO7〜/VDO0の値に応じてパルス幅変調処理が
行われる。ここで、本実施の形態では2ビットの多値デ
ィザを用いているため、パルス幅変調のモードは前記画
像属性信号/IMCHRをHレベルに固定し、600線
を選択する。更に続けて、プリンタエンジン100によ
って上述した画像形成が行われる。
【0102】図9〜図11は、上述した画像形成処理に
よって得られた各画像の一例を模式的に示したものであ
る(ここでは簡単なため、入力が単一プレーン2値画像
の場合で説明する)。
よって得られた各画像の一例を模式的に示したものであ
る(ここでは簡単なため、入力が単一プレーン2値画像
の場合で説明する)。
【0103】図9は、ベタ黒画像の直角の角の部分であ
り、同図(a)がオリジナル(未処理)の画像、同図
(b)が本発明による処理後の画像である。図中、黒で
塗った部分が電気的にレーザ光で露光された部分を示
す。この図に示すように、エッジ部の本来のFFHの画
像データがE0Hに変換され、その値に応じたパルス幅
で露光されている。実際には電子写真プロセスの特性に
より図に示すような微少なパルスは印字されず、見た目
は変換しない場合とほぼ変わらないスムーズなエッジと
なる。
り、同図(a)がオリジナル(未処理)の画像、同図
(b)が本発明による処理後の画像である。図中、黒で
塗った部分が電気的にレーザ光で露光された部分を示
す。この図に示すように、エッジ部の本来のFFHの画
像データがE0Hに変換され、その値に応じたパルス幅
で露光されている。実際には電子写真プロセスの特性に
より図に示すような微少なパルスは印字されず、見た目
は変換しない場合とほぼ変わらないスムーズなエッジと
なる。
【0104】このように本実施の形態では、色を重ねて
カラー画像を印字する場合、本処理によってエッジ部分
のトナー付着量が抑えられるため、余白部分へのトナー
の飛び散りを軽減することができる。また、この処理は
エッジ部のみで行われるため、全体の色調や濃度にはほ
とんど影響を与えることがない。
カラー画像を印字する場合、本処理によってエッジ部分
のトナー付着量が抑えられるため、余白部分へのトナー
の飛び散りを軽減することができる。また、この処理は
エッジ部のみで行われるため、全体の色調や濃度にはほ
とんど影響を与えることがない。
【0105】図10、図11は、それぞれ斜め線を滑ら
かにする上述した画像形成処理の結果を示したものであ
り、水平に近い斜線の場合を図10に、垂直に近い斜線
の場合を模式的に示す。図10、図11において、それ
ぞれ(a)は600dpiの原データ(スムージング処
理無し)、(b)は、変換論理回路512で変換された
多値データによって印字される画像をデジタル的に示し
ている。実際に印字される画像は、電子写真プロセスの
特性によって図に示したよりも鈍ったものになる。
かにする上述した画像形成処理の結果を示したものであ
り、水平に近い斜線の場合を図10に、垂直に近い斜線
の場合を模式的に示す。図10、図11において、それ
ぞれ(a)は600dpiの原データ(スムージング処
理無し)、(b)は、変換論理回路512で変換された
多値データによって印字される画像をデジタル的に示し
ている。実際に印字される画像は、電子写真プロセスの
特性によって図に示したよりも鈍ったものになる。
【0106】特に、図10(b)及び図11(b)に示
したスムージング処理による画像は、エッジの変化点に
打たれた細かいパルス上の中間濃度のドットの部分が感
光ドラムのエネルギー分布や現像剤(トナー)の粒径等
の関係により現像時には解像されずにぼけるため、実際
に印字される画像は同図に点線で示すように滑らかに印
字される。
したスムージング処理による画像は、エッジの変化点に
打たれた細かいパルス上の中間濃度のドットの部分が感
光ドラムのエネルギー分布や現像剤(トナー)の粒径等
の関係により現像時には解像されずにぼけるため、実際
に印字される画像は同図に点線で示すように滑らかに印
字される。
【0107】このように、エッジの変化点の近傍の画素
を中間濃度で打つことによって、エッジを平滑化するこ
とができる。
を中間濃度で打つことによって、エッジを平滑化するこ
とができる。
【0108】なお、図9〜図11において、格子の1マ
スは600dpiの1ドットの単位を示している。
スは600dpiの1ドットの単位を示している。
【0109】ここで、上記エッジ部の濃度を抑える処
理、及び文字・図形データのエッジ部に対するスムージ
ング処理の有無は、それぞれ独立して操作パネル209
やホストコンピュータ400側より指定できるようにす
るのが好ましい。
理、及び文字・図形データのエッジ部に対するスムージ
ング処理の有無は、それぞれ独立して操作パネル209
やホストコンピュータ400側より指定できるようにす
るのが好ましい。
【0110】なお、上述した本実施の形態では、レーザ
ビームプリンタの場合について説明したが、これに限る
ことなくLEDプリンタ、液晶シャッタ式プリンタ等、
他の方式の電子写真記録装置にも本発明を適用すること
ができる。また、多値イメージの印字方式としてパルス
幅変調を用いる場合を説明したが、これに限らず光ビー
ムの光量を変調して濃淡を表現する方式等も適用でき
る。
ビームプリンタの場合について説明したが、これに限る
ことなくLEDプリンタ、液晶シャッタ式プリンタ等、
他の方式の電子写真記録装置にも本発明を適用すること
ができる。また、多値イメージの印字方式としてパルス
幅変調を用いる場合を説明したが、これに限らず光ビー
ムの光量を変調して濃淡を表現する方式等も適用でき
る。
【0111】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
上記した第1の実施の形態で述べた境界部の隙間処理に
加えて、非接触現像方式でカラー記録を行う際に発生し
てまう、異なる色で隣接して形成された画像の色と色の
間に、本来あるべきでない白い隙間の軽減処理を行うよ
うにしたものである。
上記した第1の実施の形態で述べた境界部の隙間処理に
加えて、非接触現像方式でカラー記録を行う際に発生し
てまう、異なる色で隣接して形成された画像の色と色の
間に、本来あるべきでない白い隙間の軽減処理を行うよ
うにしたものである。
【0112】以下、この白い隙間が空いてしまう現象に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0113】非接触現像方式を用いてカラー画像を形成
した場合、図12に示すように、異なる色(図ではシア
ン色とブラック色)で隣接して形成された画像の色と色
との間に、本来あるべきでない白い隙間が空いてしまう
現象が発生する。
した場合、図12に示すように、異なる色(図ではシア
ン色とブラック色)で隣接して形成された画像の色と色
との間に、本来あるべきでない白い隙間が空いてしまう
現象が発生する。
【0114】これは、図15に示したプリンタエンジン
100の感光ドラム101上にドラム表面電位が急峻に
変化する静電潜像、例えば画像エッジ部が形成されたと
き、この部位を現像装置にて現象した際、本来、感光ド
ラム101上に形成された静電潜像よりも顕画像が細か
く形成される場合があるためである。なお、単色画像形
成の場合には隣接色がないために、画像の細りが多少生
じても何ら問題はない。
100の感光ドラム101上にドラム表面電位が急峻に
変化する静電潜像、例えば画像エッジ部が形成されたと
き、この部位を現像装置にて現象した際、本来、感光ド
ラム101上に形成された静電潜像よりも顕画像が細か
く形成される場合があるためである。なお、単色画像形
成の場合には隣接色がないために、画像の細りが多少生
じても何ら問題はない。
【0115】しかしながら、このような状態でカラー画
像形成を行うと、図12に示したように、例えばシアン
色の帯とブラック色の帯を隣接させた画像の場合、本来
ならば隣接するはずのシアン色の帯とブラック色の帯の
間に隙間ができてしまうという不具合が生じてしまう。
像形成を行うと、図12に示したように、例えばシアン
色の帯とブラック色の帯を隣接させた画像の場合、本来
ならば隣接するはずのシアン色の帯とブラック色の帯の
間に隙間ができてしまうという不具合が生じてしまう。
【0116】これらの顕画像の細りは、感光ドラム10
1上に形成された静電潜像のエッジ部にて、図13
(a),(b)に示すように、電界Eが巻き込んでいる
ために起こる現象で、非接触現像方式においてその影響
が顕著に現れてしまう。
1上に形成された静電潜像のエッジ部にて、図13
(a),(b)に示すように、電界Eが巻き込んでいる
ために起こる現象で、非接触現像方式においてその影響
が顕著に現れてしまう。
【0117】このため本実施の形態では、この電界の巻
き込み現象を緩和させるために、画像エッジ部における
電位差を小さくするような処理を行うようにした。
き込み現象を緩和させるために、画像エッジ部における
電位差を小さくするような処理を行うようにした。
【0118】具体的には、前記第1の実施の形態と同
様、図3に示したシフトレジスタ511からの出力デー
タに基づいて変換論理回路512において、当該印字画
素(注目画素)Mが「白」であるときにデータ変換処理
が行われる。以下、変換論理回路512における変換処
理について説明する。
様、図3に示したシフトレジスタ511からの出力デー
タに基づいて変換論理回路512において、当該印字画
素(注目画素)Mが「白」であるときにデータ変換処理
が行われる。以下、変換論理回路512における変換処
理について説明する。
【0119】まず、当該印字画素(注目画素)Mのデー
タが「白」以外、すなわち、2ビットの(CVDO1,
CVDO0)がそれぞれ(0,1)、(1,0)、
(1,1)の場合は、前記第1の実施の形態で説明した
ように、各々変換テーブル設定回路514で設定される
8ビットデータに変換される。
タが「白」以外、すなわち、2ビットの(CVDO1,
CVDO0)がそれぞれ(0,1)、(1,0)、
(1,1)の場合は、前記第1の実施の形態で説明した
ように、各々変換テーブル設定回路514で設定される
8ビットデータに変換される。
【0120】一方、当該印字画素(注目画素)Mのデー
タが「白」、すなわち、(CVDO1,CVDO0)=
(0,0)のときは、第1の実施の形態同様、当該印字
画素(注目画素)Mを中心とする主走査9ドット×副走
査9ラインの画像データを参照し、その参照結果により
変換後の8ビットのデータを決定する。ここで、シフト
レジスタ511の出力が全て白データのときは、注目画
素Mのデータを00H(最小濃度)として出力する。
タが「白」、すなわち、(CVDO1,CVDO0)=
(0,0)のときは、第1の実施の形態同様、当該印字
画素(注目画素)Mを中心とする主走査9ドット×副走
査9ラインの画像データを参照し、その参照結果により
変換後の8ビットのデータを決定する。ここで、シフト
レジスタ511の出力が全て白データのときは、注目画
素Mのデータを00H(最小濃度)として出力する。
【0121】また、シフトレジスタ511の出力のう
ち、白データでない画素が一つでも存在する場合は、当
該印字画素(注目画素)Mのデータを例えば0FHとし
て出力する。この処理により、各色プレーン毎の画像の
境界部からシフトレジスタ511で参照できる一定範囲
の距離にある白画像部分に対して0FHの信号が送られ
ることになる。
ち、白データでない画素が一つでも存在する場合は、当
該印字画素(注目画素)Mのデータを例えば0FHとし
て出力する。この処理により、各色プレーン毎の画像の
境界部からシフトレジスタ511で参照できる一定範囲
の距離にある白画像部分に対して0FHの信号が送られ
ることになる。
【0122】ここで、0FHというデータは、上述した
パルス幅変調処理においてレーザダイオードが微小点灯
するものの、感光ドラム101にトナーが付着するまで
には至らない値である。以上の処理による効果について
は後述する。その他のエッジ部分におけるデータ変換動
作は第1の実施の形態と同様である。なお、上記処理は
制御信号WGONによってON/OFF可能としてい
る。そして、続けて、前記プリンタエンジン100によ
って上述した画像形成が行われる。 図14は、このと
きの各色毎の最高濃度画像と白画像の境界部における感
光ドラム101の表面電位を示した図である。ここで、
印字領域(最高濃度画像部)の電位は約−100V、非
印字領域(白画像部)の電位は約−700Vに設定され
ている。同図(a)は、上述した境界処理を行わない場
合を示している。この状態では、図中Aの印字領域と非
印字領域の境界部において、電位が急激に変化している
ために上述した電界の巻き込みが強く形成されてしま
う。
パルス幅変調処理においてレーザダイオードが微小点灯
するものの、感光ドラム101にトナーが付着するまで
には至らない値である。以上の処理による効果について
は後述する。その他のエッジ部分におけるデータ変換動
作は第1の実施の形態と同様である。なお、上記処理は
制御信号WGONによってON/OFF可能としてい
る。そして、続けて、前記プリンタエンジン100によ
って上述した画像形成が行われる。 図14は、このと
きの各色毎の最高濃度画像と白画像の境界部における感
光ドラム101の表面電位を示した図である。ここで、
印字領域(最高濃度画像部)の電位は約−100V、非
印字領域(白画像部)の電位は約−700Vに設定され
ている。同図(a)は、上述した境界処理を行わない場
合を示している。この状態では、図中Aの印字領域と非
印字領域の境界部において、電位が急激に変化している
ために上述した電界の巻き込みが強く形成されてしま
う。
【0123】一方、同図(b)は、上記の境界処理を行
った場合を示している。このように非印字領域において
も微小なレーザ発光を行うことで、図中Bの印字領域と
非印字領域の境界部における電位の変化は段階的にな
り、電界の巻き込みを弱くすることができる。その結
果、非接触現像方式における感光ドラム101上の顕画
像の細りも防止できるので、カラー印字時に異なる色と
色の間に発生していた隙間の発生を防止することができ
る。
った場合を示している。このように非印字領域において
も微小なレーザ発光を行うことで、図中Bの印字領域と
非印字領域の境界部における電位の変化は段階的にな
り、電界の巻き込みを弱くすることができる。その結
果、非接触現像方式における感光ドラム101上の顕画
像の細りも防止できるので、カラー印字時に異なる色と
色の間に発生していた隙間の発生を防止することができ
る。
【0124】このように本実施の形態では、上述した境
界部の隙間処理を加えることで、より高品位なカラー画
像を得ることができる。このとき、境界部の隙間処理と
エッジ部における濃度変換処理、及びスムージング処理
のためのハードウェアをかなりの部分で共用できるとい
うメリットがある。
界部の隙間処理を加えることで、より高品位なカラー画
像を得ることができる。このとき、境界部の隙間処理と
エッジ部における濃度変換処理、及びスムージング処理
のためのハードウェアをかなりの部分で共用できるとい
うメリットがある。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像のエッジ部を検出してエッジ部に対する画像データ
を下げることにより、複数色を重ねて印字する場合にエ
ッジ部分のトナー付着量が抑えられるため、余白部分へ
のトナーの飛び散りを軽減することができるので、高品
位な多色画像を得ることができる。
画像のエッジ部を検出してエッジ部に対する画像データ
を下げることにより、複数色を重ねて印字する場合にエ
ッジ部分のトナー付着量が抑えられるため、余白部分へ
のトナーの飛び散りを軽減することができるので、高品
位な多色画像を得ることができる。
【0126】また、本発明によれば、画像の斜めのエッ
ジ部を検出した場合には、斜めのエッジ部に対する画像
を白画素から最高濃度画素への過度的な値に変換するこ
とにより、斜めのエッジ部を平滑化することができる。
ジ部を検出した場合には、斜めのエッジ部に対する画像
を白画素から最高濃度画素への過度的な値に変換するこ
とにより、斜めのエッジ部を平滑化することができる。
【0127】また、本発明によれば、画像が白画素で形
成され、かつこの白画素近傍の画素群に白でない画素が
含まれている場合には、白画素の画素値を、白画素に対
応する静電潜像を白画素に対応する電位と所定差があ
り、かつ可視化されてない電位で像担持体上に形成する
ような値に変換することにより、多色画像印字時に異な
る色と色の間に発生していた隙間の発生を防止すること
ができる。
成され、かつこの白画素近傍の画素群に白でない画素が
含まれている場合には、白画素の画素値を、白画素に対
応する静電潜像を白画素に対応する電位と所定差があ
り、かつ可視化されてない電位で像担持体上に形成する
ような値に変換することにより、多色画像印字時に異な
る色と色の間に発生していた隙間の発生を防止すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る多色画像形成
装置(レーザビームプリンタ)を用いた印刷システムの
概略構成図。
装置(レーザビームプリンタ)を用いた印刷システムの
概略構成図。
【図2】ビデオコントローラの概略ブロック図。
【図3】画像処理部のブロック図。
【図4】画像データ参照領域の説明図。
【図5】画像データ参照領域の説明図。
【図6】エッジ検出用ビットマップパターンの一例を示
す図。
す図。
【図7】エッジ検出用ビットマップパターンの一例を示
す図。
す図。
【図8】エッジ検出用ビットマップパターンの一例を示
す図。
す図。
【図9】第2の実施の形態におけるエッジ部の画像の印
字結果の一例を示す図。
字結果の一例を示す図。
【図10】第2の実施の形態におけるエッジ部の画像の
印字結果の一例を示す図。
印字結果の一例を示す図。
【図11】第2の実施の形態におけるエッジ部の画像の
印字結果の一例を示す図。
印字結果の一例を示す図。
【図12】多色印字の結果を説明する図。
【図13】画像の境界部における感光ドラムの表面電位
の模式図。
の模式図。
【図14】感光ドラム上に形成された静電潜像を説明す
る図。
る図。
【図15】画像形成装置のプリンタエンジンの概略構成
図。
図。
【図16】露光装置の光学ユニットの概略構成図。
【図17】パルス幅変調回路のブロック図。
【図18】パルス幅変調回路のタイミングチャート。
【図19】三角波発生回路の構成図。
1 カラーレーザビームプリンタ(画像形成装
置) 100 プリンタエンジン 101 感光ドラム(像担持体) 102 帯電ローラ 103 現像装置 104 露光装置(露光手段) 105 転写ローラ 106 定着装置 200 ビデオコントローラ 202 CPU 203 ROM 204 RAM 206 描画回路(画像生成手段) 207 画像処理部 300 インタフェース信号 400 ホストコンピュータ 501〜508 ラインメモリ(保持手段) 511 シフトレジスタ(参照手段) 512 変換論理回路(変換手段)
置) 100 プリンタエンジン 101 感光ドラム(像担持体) 102 帯電ローラ 103 現像装置 104 露光装置(露光手段) 105 転写ローラ 106 定着装置 200 ビデオコントローラ 202 CPU 203 ROM 204 RAM 206 描画回路(画像生成手段) 207 画像処理部 300 インタフェース信号 400 ホストコンピュータ 501〜508 ラインメモリ(保持手段) 511 シフトレジスタ(参照手段) 512 変換論理回路(変換手段)
Claims (18)
- 【請求項1】 像を担持する像担持体と、帯電された前
記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー画像
を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備えた
多色画像形成装置において、 各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成手段
と、 前記各色ごとのビットマップ画像における当該印字画素
及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照手段と、 該参照手段の参照結果に応じて、前記当該印字画素がエ
ッジを形成する画素またはその近傍の画素であるか否か
を検出し、前記当該印字画素がエッジを形成する画素ま
たはその近傍の画素、かつ所定値以上の画素値を有する
場合には、前記当該印字画素に対応する画素値を所定量
だけ小さく変換する変換手段と、を備え、 前記露光手段は、前記変換手段で変換された前記当該印
字画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体上に前
記静電潜像を形成する、 ことを特徴とする多色画像形成装置。 - 【請求項2】 前記露光手段は、前記当該印字画素の値
に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像担持体上に
照射して電位の分布を形成する、 請求項1記載の多色画像形成装置。 - 【請求項3】 前記参照手段は、前記ビットマップ画像
のうち、前記当該印字画素を中心とする所定数の画素の
配列を保持する保持手段を有し、該保持手段により保持
された画素の配列を、前記当該印字画素及びその近傍画
素として参照する、 請求項1記載の多色画像形成出力装置。 - 【請求項4】 像を担持する像担持体と、帯電された前
記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー画像
を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備えた
多色画像形成装置において、 各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成手段
と、 前記各色ごとのビットマップ画像における当該印字画素
及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照手段と、 該参照手段の参照結果に応じて、前記当該印字画素及び
その近傍の画素が走査方向に対して斜めのエッジを形成
する所定パターンであるか否かを検出し、前記当該印字
画素及びその近傍の画素が走査方向に対して斜めのエッ
ジを形成する所定パターンである場合には、前記当該印
字画素の画素値を白画素から最高濃度画素への過渡的な
値に変換する変換手段と、を備え、 前記露光手段は、前記変換手段で変換された前記当該印
字画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体上に前
記静電潜像を形成する、 ことを特徴とする多色画像形成装置。 - 【請求項5】 前記露光手段は、前記当該印字画素の値
に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像担持体上に
照射して電位の分布を形成する、 請求項4記載の多色画像形成装置。 - 【請求項6】 前記参照手段は、前記ビットマップ画像
のうち、前記当該印字画素を中心とする所定数の画素の
配列を保持する保持手段を有し、該保持手段により保持
された画素の配列を、前記当該印字画素及びその近傍画
素として参照する、 請求項4記載の多色画像形成出力装置。 - 【請求項7】 像を担持する像担持体と、帯電された前
記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像を現像して複数の色要素ごとのトナー画像
を順次転写材上に重畳して転写する転写手段とを備えた
多色画像形成装置において、 各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成手段
と、 前記各色ごとのビットマップ画像における当該印字画素
及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照手段と、 該参照手段の参照結果に応じて、前記当該印字画素が白
画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群に白でない
画素が含まれているか否かを検出し、前記当該印字画素
が白画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群に白で
ない画素が含まれている場合には、前記当該印字画素の
画素値を、該当該印字画素に対応する前記静電潜像を前
記白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可視化さ
れない電位で前記像担持体上に形成するような値に変換
する変換手段と、を備え、 前記露光手段は、前記変換手段で変換された前記当該印
字画素に対応した画素値に応じて、前記像担持体上に前
記静電潜像を形成する、 ことを特徴とする多色画像形成装置。 - 【請求項8】 前記露光手段は、前記当該印字画素の値
に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像担持体上に
照射して電位の分布を形成する、 請求項7記載の多色画像形成装置。 - 【請求項9】 前記参照手段は、前記ビットマップ画像
のうち、前記当該印字画素を中心とする所定数の画素の
配列を保持する保持手段を有し、該保持手段により保持
された画素の配列を、前記当該印字画素及びその近傍画
素として参照する、 請求項7記載の多色画像形成出力装置。 - 【請求項10】 像担持体の表面に電位を分布させて静
電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を複
数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を形
成する多色画像形成装置の多色画像形成方法において、 各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工程
と、 前記各色ごとのビットマップ画像における当該印字画素
及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工程と、 該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画素がエ
ッジを形成する画素またはその近傍の画素であるか否か
を検出し、前記当該印字画素がエッジを形成する画素ま
たはその近傍の画素、かつ所定値以上の画素値を有する
場合には、前記当該印字画素に対応する画素値を所定量
だけ小さく変換する変換工程と、 該変換工程で変換された前記当該印字画素に対応した画
素値に応じて、前記像担持体上に前記静電潜像を形成す
る静電潜像形成工程と、 前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナー画像を
形成する現像工程と、を有する、 ことを特徴とする多色画像形成方法。 - 【請求項11】 前記静電潜像形成工程は、前記当該印
字画素の値に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像
担持体上に照射して電位の分布を形成する、 請求項10記載の多色画像形成方法。 - 【請求項12】 前記参照工程は、前記ビットマップ画
像のうち、前記当該印字画素を中心とする所定数の画素
の配列を保持する保持工程を有し、該保持工程により保
持された画素の配列を、前記当該印字画素及びその近傍
画素として参照する、 請求項10記載の多色画像形成方法。 - 【請求項13】 像担持体の表面に電位を分布させて静
電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を複
数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を形
成する多色画像形成装置の多色画像形成方法において、 各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工程
と、 前記各色ごとのビットマップ画像における当該印字画素
及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工程と、 該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画素及び
その近傍の画素が走査方向に対して斜めのエッジを形成
する所定パターンであるか否かを検出し、前記当該印字
画素及びその近傍の画素が走査方向に対して斜めのエッ
ジを形成する所定パターンである場合には、前記当該印
字画素の画素値を白画素から最高濃度画素への過渡的な
値に変換する変換工程と、 該変換工程で変換された前記当該印字画素に対応した画
素値に応じて、前記像担持体上に前記静電潜像を形成す
る静電潜像形成工程と、 前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナー画像を
形成する現像工程と、を有する、 ことを特徴とする多色画像形成方法。 - 【請求項14】 前記静電潜像形成工程は、前記当該印
字画素の値に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像
担持体上に照射して電位の分布を形成する、 請求項13記載の多色画像形成方法。 - 【請求項15】 前記参照工程は、前記ビットマップ画
像のうち、前記当該印字画素を中心とする所定数の画素
の配列を保持する保持工程を有し、該保持工程により保
持された画素の配列を、前記当該印字画素及びその近傍
画素として参照する、 請求項13記載の多色画像形成方法。 - 【請求項16】 像担持体の表面に電位を分布させて静
電潜像を形成し、該静電潜像に対応するトナー画像を複
数の色要素ごとに順次転写材上に重畳して多色画像を形
成する多色画像形成装置の多色画像形成方法において、 各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工程
と、 前記各色ごとのビットマップ画像における当該印字画素
及びその近傍の画素群の画素値を参照する参照工程と、 該参照工程の参照結果に応じて、前記当該印字画素が白
画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群に白でない
画素が含まれているか否かを検出し、前記当該印字画素
が白画素で、かつ前記当該印字画素近傍の画素群に白で
ない画素が含まれている場合には、前記当該印字画素の
画素値を、該当該印字画素に対応する前記静電潜像を前
記白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可視化さ
れない電位で前記像担持体上に形成するような値に変換
する変換工程と、 該変換工程で変換された前記当該印字画素に対応した画
素値に応じて、前記像担持体上に前記静電潜像を形成す
る静電潜像形成工程と、 前記像担持体上の前記静電潜像を現像してトナー画像を
形成する現像工程と、を有する、 ことを特徴とする多色画像形成方法。 - 【請求項17】 前記静電潜像形成工程は、前記当該印
字画素の値に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像
担持体上に照射して電位の分布を形成する、 請求項16記載の多色画像形成方法。 - 【請求項18】 前記参照工程は、前記ビットマップ画
像のうち、前記当該印字画素を中心とする所定数の画素
の配列を保持する保持工程を有し、該保持工程により保
持された画素の配列を、前記当該印字画素及びその近傍
画素として参照する、 請求項16記載の多色画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19902397A JPH1134401A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 多色画像形成装置及び多色画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19902397A JPH1134401A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 多色画像形成装置及び多色画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1134401A true JPH1134401A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16400846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19902397A Pending JPH1134401A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 多色画像形成装置及び多色画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1134401A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005345618A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Canon Inc | 磁性トナー |
JP2006154794A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-06-15 | Agilent Technol Inc | プリント装置、プリントシステムおよびトナー飛散補償を行う方法 |
US8194282B2 (en) | 2003-08-27 | 2012-06-05 | Marvell International Technology Ltd. | Image forming apparatus for identifying undesirable toner placement |
JP2013011740A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Canon Inc | 画像処理装置およびその成方法 |
JP2015111258A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-06-18 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US9778592B2 (en) | 2015-05-12 | 2017-10-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming method and image forming apparatus including a high power exposure pixel group |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP19902397A patent/JPH1134401A/ja active Pending
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