JP3406954B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents
画像処理装置及びその制御方法Info
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Description
の制御方法、詳しくは入力した情報に従って所定の記録
媒体上に可視画像を形成する画像処理装置及びその制御
方法に関するものである。
写真方式を用いた画像形成装置はパーソナルコンピュー
タ、ワークステーションなどの外部情報処理機器より印
刷に関するコマンド(印刷命令、プリンタの印刷状態を
規定する命令等)及びコード化された文字、図形情報を
データ受信手段で受け取った後、コード情報を画素変換
手段により画素情報に変換し、これをラスター情報に変
換するコントローラ部を有し、さらにラスター情報を例
えば、半導体レーザなどの光出力手段で強度変調し、ポ
リゴンミラーなどの回転多面鏡を含む光変調走査手段に
よりあらかじめ一様に帯電された感光体上のラスタース
キャンすることにより静電潜像を形成し、その後は周知
の電子写真プロセスにより記録材上に所望の画像を形成
するための電子写真エンジン部を有し、プリントを行っ
ている。
来例では、主走査方向mドット×副走査方向nドット画
像データに対し、プリントを行うと、画像データが黒で
ある部分のトナーの乗り方は、エッジ部である最外殻部
に乗るトナーの高さは低く、中央部に乗るトナー高さは
高くなり、その断面はいわゆる山型になり、トナー消費
量が多い。
の黒画像データに対し、プリントを行うと、トナー高さ
が高く、トナー消費量が多い。トナー消費量が多いと以
下のような問題がある。
でつぶれるために発生する文字のシャープネスの劣化。
量が小さいために転写電界の影響を忠実に受けにくいた
めに生じる文字回りの飛び散り。
が溶融しきれず転写材状から定着ローラにトナーがはぎ
とられる現象であるオフセット。
とにより水蒸気として発生し、トナー高さが高いと水蒸
気が逃げ場を失いトナーがふきこぼれる現象である尾引
き。
nドットの画像をプリントする場合、あるいは2ドット
以上の幅のラインの画像をプリントする場合、トナー高
さを低くし、トナー消費量を減らすプリント方法として
現像性を低くする、つまり現像バイアスの直流成分を弱
くするという方法が考えられる。
ントのトナー断面図と現像性を低くするプリントのトナ
ーの乗りの断面図である。現像性を低くする方法ではト
ナー高さは低くなるのでトナー消費量は少なくなるが、
トナーの乗り方はエッジ部にはほとんどトナーは乗って
おらず、中央部はトナー高さがエッジ部に比べ従来例よ
り高く山型のままなので、文字のシャープネスの劣化、
文字回りの飛び散りの劣化、オフセット、尾引きなどの
問題は改善されなかった。また、現像性を低くしたため
に、特にエッジ部のトナーの乗り量が激減し、トナー高
さは確かに低くなったが、トナー幅も小さくなり文字が
プアーになる、あるいは耐久での濃度ダウンという問題
までもが生じてしまった。
鑑みなされたものであり、可視画像形成の際の記録材の
消費量を抑え、文字・線画のシャープに記録し、良好な
画像を形成することを可能ならしめる画像処理装置及び
その制御方法を提供しようとするものである。この課題
を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の
構成を備えることを特徴とする。すなわち、上位装置よ
り入力した情報に基づいて所定の記録媒体上に可視画像
を形成させる画像処理装置であって、入力した情報に基
づく画像のエッジ部の濃度情報を維持したまま、画像の
内部を濃度値を小さくなる方向に補正するとともに、エ
ッジ部からの距離に応じて濃度値を変更することによ
り、前記記録媒体上に付着させる記録材をほぼ均一にす
る。
画像は文字・線画画像等の2値画像であることが望まし
い。
2値画像の最大濃度を多値画像データの最大濃度とし、
当該多値画像データの最大濃度値に所定の値を乗算し、
擬似中間調処理を行うことが望ましい。これによって、
簡単な構成でもって、画像の内部における濃度値を下
げ、結果として消費するトナー等の記録材の消費量を抑
えつつ、良好な画像を形成することが可能になる。
法、誤差拡散法、或いは、ハーフトーンスクリーン法が
含まれることが望ましい。これによって、例えばソフト
ウェアでもって対処することができ、既存のハードを使
用するこも可能になる。
変調処理が含まれても良い。これによって、パルス幅変
調によって階調画像を形成する装置にも適用することが
できる。
係る実施の形態を詳細に説明する。
おける印刷装置のブロック構成図である。図中、100
は装置全体を制御するCPUであり、200はCPU1
00の動作処理手順やフォントデータ等を記憶している
ROM、300はCPU100のワーク領域や受信バッ
ファとして機能するRAMである。400は、印刷出力
するビットマップデータを展開するためのビットマップ
メモリ、500は上位装置であるホストコンピュータか
らの印刷データを受信するため、或いは、上位装置にス
テータス情報を送出するためのインタフェースである。
600は本装置に各種指示を与えるため、及び、各種メ
ッセージを表示する表示部を有する操作パネルであり、
700はビットマップメモリ400に展開されたイメー
ジデータを、可視画像を記録媒体(記録紙)上に記録す
るためのプリンタエンジン部800に出力する画像処理
回路である。
の構成図を示す。図中、1は電子写真カートリッジで、
電子写真感光体2、帯電ローラ3、現像器4、クリーナ
5を一体化してなるもので、本装置に着脱自在になって
いる。電子写真感光体2は、OPC、アモルファスS
e、アモルファスSi、などの感光材料がアルミやニッ
ケルなどのシリンダー状の基盤上に形成されており、感
光ドラムと称する。プリント動作を簡単に説明すると以
下の通りである。
様帯電を行う。次にレーザスキャナ6によって画像信号
をラスタースキャンし感光ドラム2上を走査露光する。
レーザスキャナ6は、半導体レーザの点滅をポリゴンス
キャナで走査し、光学系と折り返しミラー7により感光
ドラム状の光学スポット像を結像させる。これにより静
電潜像が作られる。作られた静電潜像は、現像器4で現
像される。現像は、ジャンピング現像や、2成分現像、
FEED現像などが用いられ、記録するところをレーザ
を点灯させ、潜像の電荷をなくすイメージ露光と、電荷
の少ない方にトナーを付着させる、反転現像が組み合わ
せて用いられることが多い。
転写材例えば記録紙であり、カセット8に納められてい
る。そして、給紙ローラ9によって1枚ずつ給送され
る。ホスト装置からプリント信号が送られると、給紙ロ
ーラ9により給紙が行われ、タイミングローラ10によ
って、画像信号と同期を取って転写ローラ11で転写材
上にトナー像が転写される。転写ローラ11は、導電性
の硬度の低い弾性体で、感光ドラム2と転写ローラ11
で形成されるニップ部で、バイアス電界によって静電的
に転写が行われる。
定着され、排紙ローラ13で送られ、排紙トレー14に
排出される。一方転写残りのトナーは、クリーナ5に設
けられているブレードによってかき落とされ、クリーニ
ングされる。
度と発光デューティーは、露光制御部16、帯電ローラ
3の印加バイアス、現像器4への印加バイアス、転写ロ
ーラ11への印加バイアスは高圧制御部17によって制
御される。
は、モータ制御部18によって制御される。定着器12
の加圧力と温度は、定着制御部19によって制御され
る。給紙ローラ9とタイミングローラ10の動作は、給
紙制御部20によって制御される。
用い、最外殻部が全て黒である主走査方向mドット×副
走査方向nドットの画像データをトナー幅は変えずトナ
ー高さを低くプリントするための画像処理回路700の
ブロック図である。
主走査方向mドット×副走査方向nドットの画像データ
をプリントする場合、多値の主走査方向mドット×副走
査方向nドットの画像データに対し、そのエッジ部をエ
ッジ検出部で検出し、エッジ部の画像データはD/D変
換において補正せず画像データを保持する。尚、エッジ
を検出するには、1次微分または2次微分回路で構成す
れば良い。例えば、注目画素を含む適当な大きさのウイ
ンドウを用意し、その中で最高濃度と最低濃度とを検出
し、その差が所定以上のときエッジ部に注目画素がある
と判断する。
にプリントされるプリント画像濃度が画像データ補正前
のプリント画像濃度と変らない程度になるようにしなが
ら、多値の非エッジ部の画像データをグレー濃度を小さ
くなる方向にD/D変換を行い補正する。この後は、補
正後の画像濃度データに応じてディザなどのハーフトー
ン2値化処理、または三角波を用いたPWM処理により
レーザを駆動する。図3は、主走査方向16ドット×副
走査方向16ドットの画像データにおいて、最外殻部の
画像データを全てグレーの濃度が100%に保存し、内
部のデータを全て100%より小さく補正して2値化処
理結果を示しており、図4及び図5は最外郭部の濃度を
100%より小さくし2値化した場合を示している。
法、(2)誤差拡散法、(3)ハーフトーンスクリーン
法(線数:600線、スクリーン角、:0度、網点形
状:円)、(3’)ハーフトーンスクリーン法(線数:
424線、スクリーン角:45度、網点形状:円)であ
る。
16ドットの最外殻部の画像データが全てグレーの濃度
が100%に保存した場合を、図4は多値の主走査方向
16ドット×副走査方向16ドットの最外殻部の画像デ
ータが全てグレーの濃度が90%に補正した場合、図5
は多値の主走査方向16ドット×副走査方向16ドット
の最外殻部の画像データが全てグレーの濃度が70%に
補正した場合をパターンディザ法、誤差拡散法、ハーフ
トーンスクリーン法で2値化した画像データである。た
だし、多値の主走査方向16ドット×副走査方向16ド
ットの最外殻部の内部の主走査方向14ドット×副走査
方向14ドットの画像データのグレー濃度は全て80%
に変換した。ただし、グレー濃度0%は真白、グレー濃
度100%は真黒で、グレー濃度の割合が高くなるほど
黒の成分が強くなる。
ドットの画像データが多値データの場合は、その濃度に
応じて上記処理を行うか、または全ての画像領域で入力
された画像データを何ら加工せずプリントすることも適
宜選択可能である。
向16ドット×副走査方向16ドットの最外殻部の画像
データが全てグレーの濃度が100%より小さい場合、
その2値化した後の最外郭部分のパターンはどの手法を
用いても、歯抜け状態になり(或いはなりやすくな
り)、電子写真プリンタでプリントすると、エッジ部の
シャープさが失われてしまう。
ち、最外殻部の画像データの濃度が100%にさせた場
合、如何なる手法を採用しても2値化された最外殻部の
画像データも全て黒の部分となり、エッジ部のシャープ
さが失われてしまうことはない。
主走査方向14ドット×副走査方向14ドットの多値の
画像データのグレー濃度を、2値化し転写材上にプリン
トされる主走査方向16ドット×副走査方向16ドット
の画像濃度低下が画像データ補正前のプリント画像濃度
と比較し、20%以内に収まるようにグレーの濃度が小
さくなる方向に補正して2値化し、トナー高さを低くす
る。ただし、ここでの濃度とは主走査方向mドット(m
は3以上の正の整数)×副走査方向nドット(nは3以
上の正の整数)のライン濃度のことである。
ザ、誤差拡散、ハーフトーンスクリーンがある。
効果を示す。
ハーフトーンスクリーン法でのプリント画像の評価は、
画像データを補正して行っているが、従来例による方法
は、画像データを補正せずに行っている。
法、誤差拡散法、ハーフトーンスクリーン法)と従来例
によるトナー高さを示す。
nドットのプリント画像濃度を変えずに、エッジ部のト
ナー高さはそのままなので、画像幅は維持される。中央
部の画像データを中間調濃度画像データに変換しトナー
高さを減らすことができるので、文字のシャープネスの
向上、文字のつぶれ、オフセット、尾引きに効果があ
り、飛び散りが起こらない。また、トナー高さを減らす
ことによりトナー消費量が減り、高耐久化が可能であ
る。
施形態について説明する。
第1の実施形態と同様なので説明は省略する。
主走査方向mドット×副走査方向nドットの画像をプリ
ントする場合、その画像データが多値であれば、多値の
主走査方向mドット×副走査方向nドットの画像データ
に対し、転写材上にプリントされる主走査方向mドット
×副走査方向nドットの画像濃度は画像データ補正前と
変らない程度にエッジ部の画像データは補正せず、エッ
ジ部の内部の画像データを補正し、プリント時にレーザ
の光量変調あるいはレーザのパルス幅変調あるいはレー
ザの光量変調とレーザのパルス幅変調を組み合わせて行
い、トナー高さを低くする。ただし、m、nは先程と同
様に3以上の正の整数である。
形態と同様に主走査方向mドット×副走査方向nドット
の最外殻部の画像データのグレー濃度を補正してはいけ
ない。あるいは最外殻部の画像データに対して、プリン
ト時にレーザの光量変調あるいはレーザのパルス幅変調
あるいはレーザの光量変調とレーザのパルス幅変調を組
み合わせて行なってはならない。なぜならば、主走査方
向mドット×副走査方向nドットの最外殻部の全て黒で
ある画像データに対し、最外殻部の画像データのグレー
濃度を補正し、またはプリント時に最外殻部のある黒画
像部に対しレーザの光量変調あるいはレーザのパルス幅
変調あるいはレーザの光量変調とレーザのパルス幅変調
を組み合わせて行なえば、主走査方向mドット×副走査
方向nドットの最外殻部の画像データが全て黒でなくな
るために、エッジ部がシャープでなく、基画像と形が変
わってしまうためである。
ット×副走査方向60ドット(解像度600dpi)の
文字“電”における、主走査方向30ドット×副走査方
向4ドットの図示された部分(全て黒画像データ)に対
し、図7のようにエッジ部は画像データを補正せず、非
エッジ部である中央部の画像データのグレー濃度をプリ
ント時のレーザの光量が25%、50%、75%、10
0%になるように補正し、プリントしたところ、表3の
ような結果を得た。
光量を100%とした。
高さは低くなるが、レーザの光量を従来の25%にする
と、プリント画像濃度が画像データ補正前の従来のプリ
ント画像濃度と変わってしまうので、レーザの光量を2
5%にはできない。レーザの光量を50%にすると、プ
リント画像濃度が画像データ補正前の従来のプリント画
像濃度と変らず、トナー高さを低くすることができる。
向60ドット×副走査方向ドット(解像度600dp
i)の文字“電”の主走査方向30ドット×副走査方向
4ドットの図示の部分(全ての黒画像データ)に対し、
図8のようにエッジ部は画像データを補正せず、中央部
のグレー濃度をプリント時のレーザのパルス幅が1ドッ
トの25%、1ドットの50%、1ドットの75%、1
ドットの100%になるように補正し、プリントしたと
ころ、表4のような結果になった。
ス幅の1ドットを100%とした。
とトナー高さは低くなるが、レーザのパルス幅を1ドッ
トの50%以下にすると、プリント画像濃度が画像デー
タ補正前の従来のプリント画像濃度と変わってしまうの
で、レーザのパルス幅を通常の1ドットの50%にはで
きない。レーザのパルス幅を1ドットの75%にする
と、プリント画像濃度が画像データ補正前の従来のプリ
ント画像濃度と変らず、トナー高さを低くすることがで
きる。
方向nドットの画像データのエッジ部は補正せず、非エ
ッジ部の画像データのグレー濃度が小さくなる方向に補
正し、プリント時にレーザの光量変調あるいはレーザの
パルス幅変調あるいはレーザの光量変調とレーザパルス
幅変調を組み合わせて行うので、トナー高さを減らすこ
とができ、トナー消費量を減らせ、高耐久化が可能であ
る。トナー高さを減らすことにより文字のシャープネス
の向上、飛び散り、文字のつぶれ、尾引き、オフセット
の防止になる。 <第3の実施形態>以下本発明の第3の実施形態につい
て説明する。
第1の実施形態と同様なので説明は省略する。また、図
2のブロック図のように、主走査方向mドット×副走査
方向nドットの画像データをプリントする場合、その画
像データのエッジ部を検出し、エッジ部の画像データは
補正せず、転写材上にプリントされる主走査方向mドッ
ト×副走査方向nドットのプリント画像濃度が画像デー
タ補正前のプリント画像濃度と変らない程度に多値の非
エッジ部の画像データをグレー濃度が小さくなる方向に
補正する。
像データ補正は、図8の画像データ補正後のように画像
エッジ部の画像データは補正せず、画像非エッジ部の画
像データを画像エッジ部からの距離に応じてグレー濃度
として高めの濃度に補正する。但し、このとき、中央部
のトナー高さは従来例での中央部のトナー高さより高く
ならないようにする。それから、多値の補正された画像
データに対して、2値化を行いプリントする。あるい
は、多値の補正された画像データに対して、レーザの光
量変調あるいはレーザのパルス幅変調を行いプリントす
る。このとき画像データの補正はエッジ部は補正せず、
エッジ部から3ライン目まではグレー濃度25%に補
正、4〜7ライン目までは50%、それ以上は80%に
補正を行う。表5は本実施形態の画像データ補正による
画像への影響を示している。
じて中央部のグレー濃度を高めの濃度に補正することに
より、画像データ量がエッジ部近傍の部分しか必要では
ないので、メモリ量はほとんど増す必要がなく(2〜1
0ライン分のラインメモリの追加ですむ)、大面積のベ
タ画像を印字した場合画像中央部のトナー高さは高いの
で、濃度ダウンはなく、さらに画像エッジ部のグレー濃
度は維持されているのでトナー幅も維持され、文字のシ
ャープネスにも有効であり、トナー消費量も極端に少な
くすることができる。
ー高さを下げて行き、あるトナー高さになると再びエッ
ジ部から離れていくに従いトナー高さをあげていくと、
さらに本作用効果が有効に得られる。
施形態について説明する。
第1の実施形態と同様なので説明は省略する。本実施形
態において、ライン画像をプリントする時、ライン濃度
は変らない程度に画像データを補正する。この場合、画
像エッジ部、非エッジ部にかかわらず画像データを補正
する。ただし、ライン画像とは主走査方向[横]mドッ
ト[mは2以上20以下の正の整数]のライン、または
副走査方向[縦]nドット[nは2以上20以下の正の
整数]のラインのことである。
タの補正は、ライン画像であるか否かを判別し、ライン
画像の場所所定ラインの濃度を低めの濃度に補正する。
いて説明する。
々主走査、副走査どちらかが2ドット以上20ドット以
下の場合、その画像をライン画像として判別し、例えば
横ラインの場合、1ライン目は100%濃度、2ライン
目は50%濃度、3ライン目は100%濃度というよう
に各ライン毎に濃度変換を行う。またnドットラインの
場合、第1ライン目と第n番目のラインのみ100%濃
度、他の部分を50%濃度とすることにより図9に示し
たような全体のライン高さを下げることが可能となる。
る中央部のトナー高さを示している。
は、所定のライン画像データをグレー濃度50%に補正
し、補正された画像データをレーザの光量変調、または
レーザのパルス幅変調を行いプリントした時の結果であ
る。
に、ライン画像データを所定ラインのみ低めの濃度に画
像データ補正をし、レーザの光量変調、またはレーザの
パルス幅変調を行うことにより、従来のプリントと比
べ、ライン画像へのトナー乗り量を減らし、トナー高さ
を低くでき、ライン画像をプリントする時に問題となっ
ている尾引きに非常に効果があり、オフセットにも効果
があり、トナー消費量により高耐久化が可能となる。
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
ば、画像濃度を変えずにトナー高さを減らすことができ
るので、文字のシャープネスの向上、飛び散り、尾引
き、オフセットの防止になる。また、画像データの最外
殻部は、補正を行なわないので、エッジ部のシャープネ
スは悪化せず、元の画像データの形も崩れない。
を例にして説明したが、他の電子写真方式のプリンタ
(例えばLEDアレイを有するプリンタ)にも適応でき
るので、上記実施形態によって本発明が限定されるもの
ではない。また、第1の実施形態では、例えば図3に示
すごとく、エッジ部内部を80%の濃度に補正するもの
としたが、この数値はその装置(プリンタエンジン部)
の特性に応じて変動するので、この値によって本願発明
が限定されるものではない。要は、エッジ部と内部との
濃度差が認識できない程度になっていれば良い。
化処理として、ディザや誤差拡散法、或いはハーフトー
ンスクリーン法を採用した。一般に、上位装置(ホスト
コンピュータ等)から送られてくる文字・線画の印刷指
示はその旨のコードを受け取って、印刷装置内部でパタ
ーンを発生する。文字や線画パターンは、2値画像(1
画素1ビット)として展開することが多いが、たとえば
上記第1の実施形態に、従えば、ビット状態が“1”の
画素については“255”(8ビットの場合)として割
当てて、その値を80%にして(結果として255×
0.8=204)、擬似中間調処理(2値化)すること
になる。但し、最外郭部分の“1”となっている部分に
ついては、擬似中間調処理対象とはせずそのまま出力す
る。これは他の実施形態でも同様である。
ーンを2値で展開し、それを出力する場合、入力された
画素(1ビット)がエッジ部であれば、エッジ部D/D
はそのデータは255(8ビット=256階調再現時)
として出力する。また、非エッジ部であれば非エッジ部
D/Dは255に例えば0.8等を乗算し、その結果を
出力する。比較部は、いずれか一方から出力されてきた
データと、ディザROMからのディザマトリクス内の要
素値とを比較し、2値する出力する。或いはエッジ部D
/Dもしくは非エッジ部からの信号をアナログ信号に
し、それと三角波発生器からの三角波とを比較してパル
ス幅変調して出力する。
ば2値画像原稿をスキャナで読み取り印刷する場合(複
写機等)にも同様の作用効果を奏することができる。
て入力する場合、スキャナの特性や各種回路等の影響を
受けて黒い画素が必ずしも8ビットの最大値である“2
55”とはならず、“254”等になる可能性もある。
しかしながら、上記実施形態で説明した様に、画像の最
外郭部分においてはそのまま出力し、内部を補正するわ
けであるから、上記実施形態で説明した作用効果を奏す
ることはできる。
したシステム或いは装置、更には、イメージスキャナを
有するシステム及び装置において、情報処理を行う部分
(例えばパーソナルコンピュータ等)の処理で、上記補
正を行っても良いわけであるから、本発明はプログラム
を外部から供給し、それでもって実現する場合にも適用
させることは可能である。
可視画像形成の際の記録材の消費量を抑えつつ、文字・
線画のシャープに記録し、良好な画像を形成することが
可能になる。
の構造を示す図である。
ック構成図である。
る。
ある。
ある。
示す図である。
よるレーザ光量との関係を示す図である。
乗る部分の断面図である。
乗る部分の断面図である。
性を小さくした場合のプリントによるトナーの乗る部分
の断面図である。
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 上位装置より入力した情報に基づいて所
定の記録媒体上に可視画像を形成させる画像処理装置で
あって、 入力した情報に基づく画像のエッジ部の濃度情報を維持
したまま、画像の内部を濃度値を小さくなる方向に補正
するとともに、エッジ部からの距離に応じて濃度値を変
更することにより、前記記録媒体上に付着させる記録材
をほぼ均一にすることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記画像は文字・線画画像等の2値画像
であることを特徴とする請求項第1項に記載の画像処理
装置。 - 【請求項3】 前記画像の内部の濃度値の補正は、2値
画像の最大濃度を多値画像データの最大濃度とし、当該
多値画像データの最大濃度値に所定の値を乗算し、擬似
中間調処理を行うことを特徴とする請求項第2項に記載
の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記擬似中間調処理には、ディザ法、誤
差拡散法、或いは、ハーフトーンスクリーン法が含まれ
ることを特徴とする請求項第3項に記載の画像処理装
置。 - 【請求項5】 前記擬似中間調処理には、パルス幅変調
処理が含まれることを特徴とする請求項第3項に記載の
画像処理装置。 - 【請求項6】 上位装置より入力した情報に基づいて所
定の記録媒体上に可視画像を形成させる画像処理装置の
制御方法であって、 入力した情報に基づく画像のエッジ部の濃度情報を維持
したまま、画像の内部を濃度値を小さくなる方向に補正
するとともに、エッジ部からの距離に応じて濃度値を変
更することにより、前記記録媒体上に付着させる記録材
をほぼ均一にすることを特徴とする画像処理装置の制御
方法。 - 【請求項7】 前記画像は文字・線画画像等の2値画像
であることを特徴とする請求項第6項に記載の画像処理
装置の制御方法。 - 【請求項8】 前記画像の内部の濃度値の補正は、2値
画像の最大濃度を多値画像データの最大濃度とし、当該
多値画像データの最大濃度値に所定の値を乗算し、擬似
中間調処理を行うことを特徴とする請求項第7項に記載
の画像処理装置の制御方法。 - 【請求項9】 前記擬似中間調処理には、ディザ法、誤
差拡散法、或いは、ハーフトーンスクリーン法が含まれ
ることを特徴とする請求項第8項に記載の画像処理装置
の制御方法。 - 【請求項10】 前記擬似中間調処理には、パルス幅変
調処理が含まれることを特徴とする請求項第8項に記載
の画像処理装置の制御方法。 - 【請求項11】 上位装置から送られてきた情報に基づ
くビットマップイメージを所定の記録媒体に可視画像と
して記録して出力する画像処理装置であって、 ビットマップイメージにおける注目画素が画像のエッジ
部位のものかを判断する判断手段と、 該判断手段でもって注目画素が画像エッジにあると判断
した場合には、その画素の持つ値に応じた出力信号で可
視画像を形成する第1の形成手段と、 前記判断手段で持って注目画素が画像エッジの内部にあ
ると判断した場合、当該注目画素の濃度を少なくとも低
くなるよう補正するするとともに、エッジ部からの距離
に応じて濃度値を変更する補正手段と、 該補正手段で補正された濃度値に基づいて出力信号を生
成し、可視画像を形成する第2の形成手段とを備えるこ
とを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項12】 前記画像は文字・線画画像等の2値画
像であることを特徴とする請求項第11項に記載の画像
処理装置。 - 【請求項13】 前記補正手段は、2値画像の最大濃度
を多値画像データの最大濃度とし、当該多値画像データ
の最大濃度値に所定の値を乗算して、擬似中間調処理を
行うことを特徴とする請求項第12項に記載の画像処理
装置。 - 【請求項14】 前記擬似中間調処理には、ディザ法、
誤差拡散法、或いは、ハーフトーンスクリーン法が含ま
れることを特徴とする請求項第13項に記載の画像処理
装置。 - 【請求項15】 前記擬似中間調処理には、パルス幅変
調処理が含まれることを特徴とする請求項第13項に記
載の画像処理装置。
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