JP5979900B2 - 画像処理装置、その方法およびプログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置、その方法およびプログラムに関し、より具体的には、画像の画素の濃度を補正する画像処理装置、その方法およびプログラムに関する。
電子写真技術を用いる印刷装置では、通常、パーソナルコンピュータなどから入力される印刷データをラスタデータに変換し、半導体レーザなどの光出力部に伝送する。光出力部では、伝送されたラスタデータに応じたレーザ光線を帯電された感光体上に照射して、ラスタースキャンすることで静電潜像を形成し、電子写真プロセスにより用紙などの記録材に所望の画像を現像し印刷物が得られる。
ここで、一般に主走査方向mドット×副走査方向nドットの画像データに対し印刷を行ったとすると、画像データが黒となる部分のトナーの載り方は領域により異なる。すなわち、エッジ部である最外殻部に載るトナー量は少なく、中央部に載るトナー量は多くなり、トナーが載った状態を横から見ると、その断面はいわゆる山型になりトナー消費量が多くなる。
トナー消費量が多い領域では以下のような問題がある。
(1)トナーの高さが高いために定着による圧力でつぶれ、印刷された文字のシャープネスが劣化する。
(2)トナーの帯電量が小さいにもかかわらずトナー量が多く載るため、転写電界の影響を忠実に受けにくく、文字回りの飛び散りが発生する。
(3)トナー量が多いため定着の際、溶融しきれなかったトナーが転写材上から定着ローラにはぎとられる、オフセットが発生する。
(4)紙が定着器を通過することにより、紙の中にある水分から水蒸気が発生し、発生した水蒸気が逃げ場を失いトナーがふきこぼれる現象である尾引きが発生する。
上記問題への対策として、黒領域の最外殻部をエッジ部として画像データを補正せず、黒領域の内部を非エッジ部として、デイザROMやPWM三角波で黒濃度を低減させる技術がある(例えば、引用文献1参照)。
特開平9−85993号公報
特許文献1の技術では、デイザROMを用いた場合の黒濃度低減処理において、低減させる濃度によっては、高周波のラスター画像データを発生させる可能性がある。ここで、高周波のラスター画像データとは、印刷装置の解像度で白黒ドットが繰り返されるパターンのデータである。また、PWM三角波を使用した黒濃度低減処理では、PWMの調整方法によっては、白黒ドットの繰り返し周期が印刷装置の解像度の周期よりも高くなる可能性がある。
このような解像度やそれよりも小さなドットの白黒が繰り返すデータを印字処理する場合、一般に不要輻射ノイズのエネルギーが増大する。この結果、一般に画像信号による不要輻射ノイズのエネルギーが大きいほど印刷装置から外部に放出されるノイズも大きくなる。
本発明は、画像信号による不要輻射ノイズが小さくなるような、画像パターンを生成することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の画像処理装置は、高濃度領域を含む印刷画像における高濃度領域が予め定めた大きさ以上か否か判断し、予め定めた大きさ以上の場合、高濃度領域の濃度を低減させる濃度低減パターンデータに変換する画像処理装置であって、印刷画像に含まれる注目画素が高濃度領域内の濃度低減対象画素であることを示す補正信号を生成する補正信号生成手段と、画像処理装置の解像度の低濃度ドットと高濃度ドットとのパターンと、解像度と異なる低濃度ドットと高濃度ドットとのパターンとの組み合わせが出現する複数のランダムパターンを、格納手段から読み出し、主走査ラインの奇数と偶数とで論理反転して、補正信号に応じ、注目画素に重ね合わせて補正された出力データを生成し出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像データの一部の領域を低濃度ドットと高濃度ドットとがランダムに出現する画像パターンに変換することで、印刷動作時に発生する不要輻射ノイズを減少させることができる。
本発明の実施例1の画像処理装置のブロック図である。 本発明の実施例1の最終画像信号出力手段のブロック図である。 ランダムパターン出力動作フローチャートの一例である。 ランダムパターン生成動作フローチャートの一例である。 従来の解像度のみの濃度低減パターンの例である。 従来のPWM三角波を用いた濃度低減パターンの例である。 実施例1のランダムパターン生成部のパルス組の一覧表である。 実施例1のランダムパターン生成部のパルスパターンの一例を示す図である。 実施例1のランダムパターン生成部のパルスパターンの一例を示す図である。 実施例1のランダムパターン生成部の濃度低減パターンの一例を示す図である。
[実施例1]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1に本発明の実施例1の画像処理装置1のブロック図を示す。コントローラ部10は、パーソナルコンピュータ等からの印刷指示を受け取り、印刷用の画像データをラスター画像データに変換し、印刷処理部16に出力する。コントローラ部10は、これらの動作を不図示のCPUで統括的に制御する。
ここで、画像処理装置1の印刷指示はパーソナルコンピュータ等からの入力としているが、各種画像読み取り装置で読み取った画像データが入力されたことに基づいて印刷を開始してもよい。画像処理装置に各種画像読み取り装置が付加された複合機でも同じ構成とすることができる。入力部11は、パーソナルコンピュータ等からの印刷指示を受け取ることができ、ラスター画像データ生成部12に印刷指示データを出力することができる。印刷指示データの入力I/FはLANのようなNetworkでもよいし、USBでもよく、印刷指示データを入力できればいずれの本技術分野で知られた手法を用いることができる。
ラスター画像データ生成部12は、入力部11から入力される印刷指示データに基づいて印刷画像データを作成し、シリアライズしてラスター画像データを生成する。そして、最終画像信号出力部13と補正信号生成部14とに画像データを出力することができる。最終画像信号出力部13は、ラスター画像データ生成部12から出力される画像データを補正信号生成部14から出力される補正信号に応じて、画像データに補正をかけ、補正した画像データを最終画像信号として印刷処理部16に出力する。
本補正方法は、図2を参照して後述する。補正信号生成部14は、ラスター画像データ生成部12で生成された画像データにエッジで囲まれた高濃度領域である黒領域の存在確認と、濃度補正の要否とを判定して補正信号を生成し、最終画像信号出力部13に補正信号を出力する。ここで、本実施例では黒印刷される領域について処理を行うが、これに限られず、高濃度で印刷される領域は同様に対象として処理することができる。
光出力部15は、半導体レーザなどの光出力部で最終画像信号出力部13から出力される画像信号を光出力に変換し、印刷処理部16の感光体上にラスターイメージを形成する。印刷処理部16は、最終画像信号出力部13から出力された画像信号に基づいて印刷物を出力する。
上記構成の本実施例1の画像処理装置1の動作を以下に説明する。入力部11に入力された印刷指示データをラスター画像データ生成部12でラスター処理し、補正信号生成部14で補正要否を判断する。補正が必要な場合、補正信号に応じた補正済み画像データを最終画像信号出力部13で作成および出力して印刷処理部16で用紙に印刷する。
次に、図2を参照して最終画像信号出力部13の構成を説明する。ランダムパターン生成部131は、COUNTER(FreeRun)136のカウンタ値から低高低パルス生成部であるWBWパルス生成部132のパルスと、高低高パルス生成部であるBWBパルス生成部133のパルスとを組み合わせる。組み合わせた結果生成されたパルスパターンは、ラインメモリ134に出力する。
さらに、ランダムパターン生成部131は、ページの開始を意味するTOP信号、ページの終了を意味するEND信号、主走査ラインの先頭を意味するBD信号、画像クロックであるVCLK信号を受け取ることができる。TOP信号とBD信号とは、印刷部16とコントローラ部10が印刷動作を行うために使用している信号をそのまま利用する。また、VCLK信号もコントローラ部10がラスター画像データを印刷部16に出力するために使用するクロック信号をそのまま利用する。END信号は、その印刷ページの終了により、最終画像信号出力部13が、印刷動作を行っていない時に意味のない最終画像の信号出力を続けないようにするための信号である。ただし、印刷動作を行っていない時に意味のない最終画像信号を出力しても、印刷部16に影響しない場合は使用しなくてもよい。ここでは、不要な信号出力のための消費電力増加を防止する意味でEND信号を使用する。また、END信号はその印刷ページの終了を意味することができれば、ラスター画像データ生成部12から出力してもよいし、補正信号生成部14から出力してもよいし、コントローラ部10の図示しない統括制御部分で出力してもよい。ここで、END信号はラスター画像データ生成部12から出力する。
WBWパルス生成部132は、低濃度ドットである白ドットの中に、高濃度ドットである黒ドットが交互に配置されるパターン(白黒白のパターンまたは白黒白ドットパターン)のパルスを出力できる。また、1200dpiと600dpiのパルスを3個組み合わせて、8通りのパターンも出力できるものとする。BWBパルス生成部133は、黒ドットの中に白ドットが配置されるパターン(黒白黒のパターン)のパルスを出力でき、1200dpiと600dpiのパルスを3個組み合わせて、8通りのパターンを出力できるものとする。ラインメモリ134は、ランダムパターン生成部131により生成されたランダムなパルスパターンを濃度低減パターンデータであるシリアルデータとして格納でき、セレクタ部135に出力することができる。
セレクタ部135は、オリジナル画像データであるD_ORGと、ラインメモリ134の出力とを補正信号に応じて選択し、D_OUTとして最終画像出力を出力することができる。文字やラインの内部は濃度低減領域として、ラインメモリ134のデータを出力し、文字やラインのエッジやイメージ、グラフィックに対しては、オリジナル画像データD_ORGを出力する。COUNTER(FreeRun)136は、VCLKに従って、ランダムパターンの組み合わせ総数以上の一定周期でカウンタ値を更新するフリーランカウンタでカウントアップ動作を行い、ランダムパターン生成部131にカウント値を通知することができる。
次に、本発明の実施例1の画像処理装置1の最終画像信号出力部13の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。最終画像信号出力部13は電源ON後、スタート状態になり (S101)、TOP信号のTrueパルスを待ち(S102)、注目画素ごとに濃度低減対象画素であるか否かを判定して以下の処理を行う。TOP信号のTrueパルスとなるまで、ループしてS102を実行する。TOP信号のTrueパルスがくると、ランダムパターンの生成を行う(S103)。ランダムパターンを生成すると、VCLKに同期して、補正信号がTrueか否かで動作が異なる(S104)。補正信号がTrue(画素が濃度低減領域にある場合)のとき、ラインメモリ134の出力をD_OUTとして最終画像信号出力を行う(S105)。また、補正信号がTrueではないとき、オリジナル画像データのD_ORGをD_OUTとして最終画像信号出力を行う(S106)。END信号がTrueになったら(S107でYES)、最終画像信号出力動作を終了する(S110)。END信号がTrueではない場合(S107でNO)、BD信号がTrueであるか否かで動作が異なる(S108)。BD信号がTrueのとき、ラインメモリのデータを反転し(S109)、次の主走査ラインの最終画像信号出力のためにS104に戻る。この結果、BD信号のTrueを検出するごとに、ラインメモリを論理反転させる。S108で、BD信号がTrueではないときは、現在の主走査ラインにおける次の最終画像信号出力のためにS104へ進む。その後、次のVCLKに同期して、S104ないしS109の動作を繰り返すが、この動作はS107でEND信号のTrueを検出するまで繰り返され、終了する。
次に、ランダムパターンの生成動作を図4のフローチャートで説明する。図3のフローチャートのS102でTOP信号のTrueを検出すると、ランダムパターンの生成を開始する(S103)。ランダムパターン生成部131でCOUNTER(FreeRun)136のカウンタ値Cを取得する(S201)。カウンタ値Cの値に合わせて、WBWパルス生成部132とBWBパルス生成部133のパルス組み合わせを選択する(S202)。選択した組み合わせパルスをラインメモリ134に格納すると(S203)、ランダムパターンの生成動作が終了するので図3のフローチャートのS104に戻る(S204)。
S202のパルス組み合わせ動作では、WBWパルス生成部132とBWBパルス生成部133の内部で1200dpiと600dpiのパルスの組みを8パターンずつ使用するが、1200dpiのパルスのみのパルス組は、高周波になることから禁止する。したがって、S202のパルス組み合わせ動作は、残りの7パターンのパルス組でカウンタ値Cに各種演算を施して得られた数値から選択して、順に並べて決定していく。具体的には、Cが偶数の場合、最初のパルス組をWBWパルス生成部132で生成することとし、Cを7で除算しその剰余の数値に対応付けてパルス組の番号を選択する。次に選択したパルス組の最後の3パルス目が1200dpiであるか、600dpiかであるかにより、BWBの選択すべきパルス組に重み付けを行う。1200dpiであれば、600dpiが出現しやすくなるようにBWBの1パルス目が600dpiとなるパルス組の確率を上げ、600dpiであれば1パルス目が1200dpiとなるパルス組の確率を上げるようにする。そして、演算確率を変化させたうえで、次のCへの演算を施し、その結果からBWBパルス生成部133のパルス組を決める。同様に、3パルス目が1200dpiであるか、600dpiであるかにより次のWBWパルス組に対する重みづけを行って、次のCへの演算を施しパルス組みを決める。以上の動作を全パルス組みが決まるまで実行してラインメモリへ格納するパルスパターンを生成する。
本実施例では、このようにパルス組の決定に際して600dpiパルスと1200dpiパルスの連続する確率を、フリーランカウンタでカウント動作し続けるCOUNTER(FreeRun)136のカウンタ値Cに依存させる。これにより、低高低パターンであるWBWパルスパターンの7つと、高低高パターンであるBWBパルスパターンの7つとの組み合わせをランダムにすることが可能となる。本動作により、600dpiの連続パルスの出現確率および1200dpiの連続パルスの出現確率を小さくしている。ただし、上記組み合わせ動作に限定するものではなく、パルス組の2つ以上を一度にチェックして、含まれる周波数成分を確認しながら、パルス組み合わせを決定しても良い。
さらに、最初のパルス組みを、WBWかBWBかのいずれにするかを決定する際に、ある値の上か下かで決めても良いし、演算結果で選択するプロセスをLUTを用いてCの値で一意に決まるプロセスにしてもよい。また、COUNTER(FreeRun)136を使わずに公知の乱数生成するランダム値生成プログラムなどを利用してCを取得しても良い。この場合はCOUNTER(FreeRun)136が削減できる。また、ランダムパターン生成部131に、パルス組の組み合わせ番号情報を保持する機能と、主走査ラインの偶数奇数で出力データを反転させる機能とを備えることで、ラインメモリ134を使用しない構成も可能である。この場合は、ラインメモリが削減できる。
次に、従来の濃度補正技術で、主走査ライン数10となる罫線に対する濃度低減パターンを図5および図6に示す。ここで、1200dpi、1画素のクロック周波数は60MHzとする。図5は、解像度のみの濃度低減パターンであり、濃度低減を施した箇所には30MHzの画像信号が周期的に出現する。用紙サイズがA4の場合、1ライン14032dotの画素であり先頭および後端部分の3dotはエッジとして補正しない場合、1ラインに7013回の30MHz信号が発生する。すなわち、
(14032 - 3 - 3) / 2 = 7013となる。
不要輻射ノイズの測定では、ノイズエネルギーが単位時間内にどの程度放射されているかが問題になる。単位時間を1μsとすると、30MHzの画像データのON/OFFが7013回連続する場合は、以下のノイズエネルギーが発生することになる。
30MHzのノイズ周期: 33.33ns
1μs当たりの30MHzノイズ発生回数:30回(1000ns/33.33ns)
1μs当たりのノイズエネルギー(図5の場合): 30回
実際に画像処理装置の外部に放出されるのは、この30回分のエネルギーの一部になる。しかし、ここでは図7〜図10を参照して後述するように、本実施例のほかのパターンのノイズエネルギーと比較するため、図5のパターンの場合のノイズエネルギーは単に30回とする。不要輻射ノイズである電波の強度を表す単位としては、一般にμV/mやdB表記などがあるが、特定の周波数で観測した場合の量である。不要輻射ノイズは発生源の電気信号の高調波であり、n次の逓倍波すべてのエネルギー量をあらわすものではないため、n次の高調波の周波数をすべて観測して比較するのは、現実的ではなく、潜在エネルギーとして単に電気信号の動作回数表記とする。
図6は、従来の濃度補正技術で、PWM三角波を用いた濃度低減パターンを作成したときのパターンを示す図である。図6を参照すると、濃度低減処理を施した箇所には60MHzの周波数が14026回出現する。したがって、1ラインのノイズエネルギーは、以下のようになる。
1μs当たりの60MHzノイズ発生回数:60回(1000ns/16.66ns) 1μs当たりのノイズエネルギー(図6の場合): 60回
よって、図6のノイズエネルギーは60回となる。
次に、本実施例のパターンによるノイズエネルギーの分散を図7〜図10を参照して説明する。図7は、本実施例のランダムパターン生成部131のパルス組の一覧表である。ランダムパルス生成部131内のWBWパルス生成部132と、BWBパルス生成部133とのパルス組を番号付けして、WBW0やBWB3などのパルス組の番号と1200dpiのラスターデータ状に並べたときのデータ列との対応を示している。
図7の一覧表のパルス組を図4のフローチャートのS202の処理で組み合わせたパターンの例が図8および図9である。図8では、54dotの中に、30MHzが3回、画像処理装置20MHzが12回、15MHzが6回の周波数パターンが出現することが理解できる。図9では、30MHzが4回、画像処理装置20MHzが10回、15MHzが7回の周波数パターンとなり、周波数のパターンはランダムパターンの組み合わせ方により変わるが、特定の周波数に固定されずに分散されていることが理解できる。
図10は、図8のパターンで主走査10ラインの罫線への濃度低減処理を施した際の濃度低減パターンを示している。濃度低減処理を施した箇所には30MHzが3回、画像処理装置20MHzが12回、15MHzが6回の周波数パターンで出現する。図10に示す場合は54dotのパターンの繰り返しとなるので、1ラインのノイズエネルギーは、以下のようになる。
(14032 - 3 - 3)/ 54 = 259.74
1μs当たりの30MHzノイズ発生回数: 3.3回(1000ns/899.66ns×3)
1μs当たりの20MHzノイズ発生回数: 13.2回(1000ns/899.66ns×12)
1μs当たりの15MHzノイズ発生回数: 6.6回(1000ns/899.66ns×6)
1μs当たりのノイズエネルギー(図10の場合): 23.1回
したがって、図10のパターンの場合のノイズエネルギーは、23.1回となる。図5のパターンの場合の30回、図6のパターンの場合の60回より低いエネルギーとすることができた。
以上説明したように、本実施例のノイズエネルギー低減処理を実装することにより、従来必要とされた最終画像信号出力部13のD_OUT信号へのフィルターを省くことが可能となる。また、D_OUT信号を光出力部15まで到達させる経路にノイズ遮蔽用板金を使用する必要もなくなる。よって、本実施例により画像処理装置のノイズ対策を実現することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、本発明は、複数のプロセッサが連携して処理を行うことによっても実現できるものである。

Claims (9)

  1. 高濃度領域を含む印刷画像における該高濃度領域が予め定めた大きさ以上か否か判断し、該予め定めた大きさ以上の場合、高濃度領域の濃度を低減させる濃度低減パターンデータに変換する画像処理装置であって、
    前記印刷画像に含まれる注目画素が前記高濃度領域にある濃度低減対象画素であることを示す補正信号を生成する補正信号生成手段と、
    前記画像処理装置の解像度の低濃度ドットと高濃度ドットとのパターンと、解像度異なる低濃度ドットと高濃度ドットとのパターンとの組み合わせが出現する複数のランダムパターンを、格納手段から読み出し、主走査ラインの奇数と偶数とで論理反転して、前記補正信号に応じ、前記注目画素に重ね合わせて補正された出力データを生成し出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置の解像度の高濃度ドットを2つの低濃度ドットの間に配置する低高低のパルス、および解像度に準ずる大きさの高濃度ドットを2つの低濃度ドットの間に配置する低高低のパルスを生成する低高低パルス生成手段と、前記解像度の低濃度ドットを2つの高濃度ドットの間に配置する高低高のパルス、および解像度に準ずる大きさの低濃度ドットを2つの高濃度ドットの間に配置する高低高のパルスを生成する高低高パルス生成手段とを含み、各々で生成されるパターンを組み合わせて前記複数のランダムパターンを生成するランダムパターン生成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ランダムパターン生成手段は、前記パターンをランダムに組み合わせて前記複数のランダムパターンを生成するための、ランダムパターンの組み合わせ総数以上の数値をカウントできるカウンタ手段をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ランダムパターン生成手段は、前記パターンをランダムに組み合わせて前記複数のランダムパターンを生成するための、乱数生成手段をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記低高低パルス生成手段と、高低高パルス生成手段とで生成されるパターンに番号を割り当て、前記ランダムパターン生成手段で前記低高低パルス生成手段と高低高パルス生成手段とで生成されるパターンを組み合わせるときに、先に選択した低高低パターンまたは、高低高パターンの最後の3ドットめのパルスのドットの大きさに応じて、次に選択するパルスパターンに割り当てられた番号に重みづけをした値に基づいてパルスパターンを選択してランダムパターンを生成することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記ランダムパターン生成手段で生成され前記格納手段から読み出したランダムパターンを主走査ラインの奇数と偶数とで論理反転してデータを出力するラインメモリをさらに備えたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記高濃度ドットは黒ドットであり、前記低濃度ドットは白ドットであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 高濃度領域を含む印刷画像における該高濃度領域が予め定めた大きさ以上か否か判断し、該予め定めた大きさ以上の場合、高濃度領域の濃度を低減させる濃度低減パターンデータに変換する画像処理方法であって、
    前記印刷画像に含まれる注目画素が前記高濃度領域にある濃度低減対象画素であることを示す補正信号を生成する補正信号生成ステップと、
    前記印刷画像を印刷する画像処理装置の解像度の低濃度ドットと高濃度ドットとのパターンと、解像度異なる低濃度ドットと高濃度ドットとのパターンとの組み合わせが出現する複数のランダムパターンを、格納手段から読み出し、主走査ラインの奇数と偶数とで論理反転して、前記補正信号に応じ、前記注目画素に重ね合わせて補正された出力データを生成し出力する出力ステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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