JP3733166B2 - 多色画像出力装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカラーレーザビームプリンタ等の多色画像出力装置及び出力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの出力装置として、レーザビームプリンタ等の電子写真方式を用いた画像出力装置が広く使われるようになってきた。これらの画像出力装置はその高品質印字、静粛性、及び高速性などの多くのメリットによりデスクトップパブリッシングの分野を急速に拡大させる要因となってきた。
【0003】
更に、最近では文字や図形のエッジを検出して滑らかにするスムージング処理等の高画質化技術を取り入れて画質の向上を図ることが一般的になってきている。また、印字機構部であるプリンタエンジンの解像度も以前の標準であった240dpiに変わって600dpiやそれ以上の高解像のものがでてきており、これに上記スムージング処理技術を組み合わせることにより、印字品質も以前と比較して飛躍的に向上してきた。
【0004】
更に、電子写真方式のカラープリンタも開発され、ホストコンピュータやプリンタの画像生成部であるコントローラ等の高性能化により従来からのモノクロ印刷のみならず、カラー画像を扱い、印刷することが実用化され、普及しつつある。このようなカラープリンタによって階調性のあるフルカラー画像を印刷する方法としては、ディザ法、濃度パターン法、誤差拡散法等、いくつかの手法が用いられている。これらの手法はいずれも所定領域内の印字ドットと非印字ドットの比率によって階調を表現するいわゆる擬似中間手法である。更に、特にレーザビームプリンタにおいては比較的容易に主走査方向の解像度を変えることができるという特徴があり、例えば画像データのレベルに応じてレーザダイオードの駆動パルス幅を変化させることにより濃度を表現するパルス幅変調方式も採用されている。このパルス幅変調方式はディザ法に代表される擬似中間手法に比べて階調性と解像度を高いレベルで両立できるという点で優れている。
【0005】
この種のカラー画像出力装置には、像担持体に帯電、露光、現像によって形成された記録像を記録紙上に転写する工程を複数回繰り返すことによって記録紙上に複数色の重ね画像を形成してカラー画像を得る方法があり、特開昭50−50935号等に記載されている構成で実用化されている。
【0006】
図1は、本発明に係るカラー画像出力装置のエンジン部の断面図である。同図において、装置本体100内には、像担持体であるところの感光ドラム106、ローラ帯電器109、更に、感光ドラム106の左辺には、複数個の現像器116M、116C、116Y、116Bkが回転可能の支持体115の回転軸を中心とする同心円上に配設されている。前記現像部116M、116C、116Y、116Bk内には現像材であるマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、ブラックトナーがそれぞれ収容されており、各現像器は現像用開口面が常に感光ドラム面に対向するように駆動される。
【0007】
一方、感光ドラム106の右辺には、記録紙(不図示)を保持し、かつ感光ドラム106の像を記録紙上に移転させる機能を有する転写ドラム108が配置されている。以上の構成により、感光ドラム106は不図示の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。
【0008】
前記ローラ帯電器109には約−700Vの直流電圧に周波数1000HZ、Vpp(ピークトゥピーク)1500Vの交流電圧が重畳され、前記感光ドラム106の表面は約−700Vに均一に帯電される。
【0009】
装置本体上方には、露光装置を構成するレーザダイオード103、高速モータによって回転駆動される回転多面鏡104、結像レンズ105を含む光学ユニット118、及び折り返しミラー122が配置され、光学走査系をなしている。図2は前記光学走査系の上面図である。(簡単のために折り返しミラー122の図示は省略する)。
【0010】
600dpi、8ビットの多値画像信号/VDO7〜/VDO0及び画像属性信号/IMCHRは画像クロックVCKL信号に同期してパルス幅変調回路101に入力され、レベルに応じたパルス幅のレーザ駆動信号VDOとしてレーザドライバ102に入力される。
【0011】
図3にパルス幅変調回路101の内部ブロック図を示す。同図において、129はラインメモリである。このラインメモリ129はトグルバッファ形式に構成されており、独立したクロックによって書き込みと読み出しを同時に行なうことが可能な構成となっている。130はクロック発生回路で、水平同期信号/LSYNCに同期したパターンクロック信号PCLK及びPCLKを1/3分周したクロック信号1/3PCLKを生成する。PCLKは600dpiの1ドット印字に対応する周期を有する。また、131はγ変換回路、132はD/A変換回路、133は位相制御回路、134、135は三角波発生回路、136、137はコンパレータ、138はセレクタ、139はDフリップフロップである。以下、パルス幅変調回路101の動作を説明する。
【0012】
まず、主走査1ライン分の/VDO7〜/VDO0信号及び/IMCHR信号がクロック信号VCLKによりラインメモリ129に書き込まれる。第1ラインの書き込みが完了すると、次ラインの水平同期信号/LSYNCによりラインメモリ129の書き込みのバンクが切り替えられ、次の第2ラインの信号が書き込みが行なわれると同時に、既に書き込まれている第1ラインのデータが上記パターンクロック信号PCLKにより読み出される。上記読み出された/VDO7〜/VDO0信号及び/IMCHR信号はγ補正回路131に入力される。γ補正回路131では/VDO7〜/VDO0信号に対し、/IMCHR信号で指定されるPWMの線数に応じてプリンタエンジンのプロセス条件に最適なγ変換を行なう。γ変換された8ビットの画像信号/VD7〜/VD0は、その値に応じてD/A変換回路132でアナログ電圧に変換され、アナログビデオ信号AVDとなる。このとき、D/A変換回路132は画像信号/VD7〜VD0の値が00Hで最小電圧を発生し、FFHで最大電圧を発生する。上記アナログビデオ信号AVDはコンパレータ136及び137の負入力に入力される。
【0013】
一方、コンパレータ136及び137の正入力にはそれぞれ三角波発生回路134の出力TRI1及び三角波発生回路135の出力TRI2が入力されている。三角波発生回路134は例えば図4のように構成される。同図において、切り換えスイッチ152には前記パターンクロック信号PCLKを位相制御回路133で位相変化させたクロック信号PCLK’が入力されている。スイッチ152はクロックPCLK’がHレベルのときはa端とc端を接続し、電流源150からの電流Iをコンデンサ153に流す。するとコンデンサ153には電荷がチャージされ、電圧値Vは直線的に増加する。次にクロックPCLK’がLレベルになると、スイッチ152はb端とc端とを接続し、電流源151に電流Iが流れ、コンデンサ153に蓄積された電荷がディスチャージされて電圧値Vは直線的に減少する。以上のようにしてPCLKと等しい周期を有する三角波TRI1が得られる。三角波発生回路135も同様に構成されるが、入力クロックが1/3PCLK’であるため、出力される三角波信号TRI2の周期は1/3PCLKと等しく、すなわちTRI1の3倍となる。
【0014】
次に、コンパレータ136及び137では上記アナログビデオ信号AVDと三角波信号TRI1及びTRI2の電圧レベルが比較され、それぞれパルス幅変調信号PWM1とPWM2が得られる。従って、パルス幅変調信号PWM1の線数は600線、パルス幅変調信号PWM2の線数は200線となる。
【0015】
前記パルス幅変調信号PWM1及びPWM2はセレクタ138に入力され、画像属性/IMCHRに応じて選択される。/IMCHRが「真」、すなわちLレベルのときは階調性において優れるPWM2が選択される。また、/IMCHRが「偽」、すなわちHレベルのときは解像度において優れるPWM1が選択される。
【0016】
選択された信号はレーザ駆動VDOとしてレーザドライバ102に送出される。後述する現像時において、レーザ駆動信号VDOのパルス幅に応じて画像の濃淡が再現される。以上説明したパルス幅変調回路101のタイミングチャートを図5に示す。
【0017】
次に、図2においてレーザドライバ102は前記レーザ駆動信号VDOに応じてレーザダイオード103をON/OFF駆動し、出力されるレーザビーム127は不図示のモータにより矢印方向に回転駆動される回転多面鏡104で変更され、光路上に配置された結像レンズ105を経て、感光ドラム106上を主走査方向に一定速度で走査し、感光ドラム106上に潜像を形成する。このとき、ビームディテクタ107はレーザビームの走査開始点を検出し、この検出信号Gから主走査の画像書き出しタイミングを決定するための水平同期信号である/LSYNC信号が生成される。
【0018】
以上述べた主操作の動作が繰り返されて1ページ分のマゼンタの潜像が感光ドラム106上に形成されていく。
【0019】
感光ドラム106の光の照射された箇所は略−100Vになる。更に、感光ドラム106が図1の矢印方向に回転するとマゼンタトナーが収容された現像器116Mによって可視化される。
【0020】
次に、再び図1を参照して転写工程を詳述する。
【0021】
用紙カセット110内から不図示のピックアップローラによって給紙された記録用紙(不図示)はグリッパ112によって保持され、次いで電圧印加した吸着ローラ113によって転写ドラム108に静電吸着される。感光ドラム106上のトナー像は、不図示の電源から転写ドラム108に印加された電圧によって、上記転写ドラムに吸着された記録用紙上に転写される。更に上記工程をシアン色、イエロー色、ブラック色について行なうことにより記録用紙上には多色のトナー像が形成される。上記要旨は分離爪121によって転写ドラム108から剥がされ、更に公知の加熱、加圧の定着装置123によって溶融固着されカラー画像が得られる。その後、感光ドラム106上の転写残トナーは公知のファーブラシ、ブレード手段等のクリーニング装置125によって清掃される。また、転写ドラム108上に残ったトナーもファーブラシ、ウエブ等の転写ドラムクリーニング装置126によって清掃することが望ましい。
【0022】
続いて感光ドラム106は除電、初期化される。ここで、上記例の場合、感光ドラム106を帯電させるために帯電ローラ109を用いており、感光ドラム106を除電する場合には印加する交流電圧はそのままで、直流電圧をおおむね0Vにすることによって除電が行なわれる。また、転写ドラム108は除電ローラ111によって除電、初期化される。
【0023】
ここで、現像方式としては、ATRやスクリュウ等の複雑な構成を要せず、かつユーザメンテナンスを向上させるプロセスカートリッジ方式が採用可能な1成分方式がよい。更に、前記1成分現像方式の中でも非接触現像方式は構成を簡素化できるメリットがある。すなわち、接触現像方式では現像ローラと感光ドラムが接触するために、どちらか一方を弾性体にしなければならない。しかし非接触現像方式では、これら部材を例えばアルミニウム基体等の剛体のまま使用することができるのでコストメリットが大きい。更に、カラートナーは出力画像の発色性を良好にするために、定着時にある定着温度で瞬間的に融けて混色するようなシャープメルトタイプのトナーを用いることが望ましい。しかしこの種のトナーはガラス転移点も低くなることが多く、感光ドラムと現像ローラを接触させた現像方式、いわゆる接触現像方式では、感光ドラムと現像ローラの摺擦によりどちらか一方、もしくは両方の部材にトナーが融着してしまうおそれがある。この融着を防止するためにも非接触現像方式を用いることが望ましい。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、非接触現像方式には多くの長所を有するが、この方式を用いてカラー画像を形成したところ本発明者らは、図6に示すように異なる色で隣接して形成された画像の色の間に、本来あるべきでない白い隙間があいてしまう現象を見いだした。これは感光ドラム上にドラム表面電位が急峻に変化する潜像、例えば画像エッジ部が形成されたとき、この部位を現像装置にて現像した際、本来感光ドラム上に形成された静電潜像よりも顕画像が細く形成される場合があるためである。単色画像形成の場合には隣接色が無いために、画像の細りが多少生じてもなんら問題はない。しかしながら、このような状態でカラー画像形成を行うと、図6に示すように例えばシアン色の帯とブラック色の帯を隣接させた画像の場合、本来ならば隣接するはずのシアン色の帯とブラック色の帯の間に隙間が出来てしまうという不具合が生じてしまう。
【0025】
これらの顕画像の細りは感光ドラム上に形成された静電潜像のエッジ部にて図7に示すように電解が巻き込んでいるために起こる現象で、非接触現像方式においてその影響が顕著に現れてしまう。ここでこの電解の巻き込む現象を緩和させるために、ドラム表面を一様に帯電するときにその帯電電位を下げる方法があるが、顕画像の細りを少なくする効果はあるものの、非印字領域へのトナー付着、いわゆるかぶり現象が生じてしまったり、印字領域と非印字領域との電位差が少なくなるので十分な画像濃度が得られないという欠点がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の多色画像出力装置は以下に示す構成を備える。即ち、複数の色要素を順次転写材上に重ねてカラー画像を形成する多色画像出力装置であって、各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成手段と、電位の分布により表面に潜像が形成される像担持体と、前記ビットマップ画像における注目画素及びその近傍の画素群を参照して、前記注目画素が白画素であり、かつ、前記注目画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている場合に、前記注目画素に対応する潜像を、白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可視化されない電位で前記像担持体上に形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の潜像を可視現像化する現像手段とを備える。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明を600dpiのカラーレーザビームプリンタに適用する場合の好適な実施例を詳細に説明する。
【0031】
(第1の実施例)
図8にカラーレーザビームプリンタを用いた印刷システムの概要を示す。
【0032】
同図において、ホストコンピュータ502は、図示しないハードディスク等の記憶装置に格納されているワードプロセッサ等の文書処理プログラムを起動し、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行する。作成された文書の情報はプリンタドライバプログラム(図示せず)によりレーザビームプリンタ501で印刷するために所定のプリンタ言語で記述された印刷情報に変換される。この印刷情報は文字コードやベクトル情報、イメージ情報等を含んでいる。変換された印刷情報はインターフェース503を介してレーザビームプリンタ501に送られる。
【0033】
レーザビームプリンタ501はホストコンピュータ502から送られる前記印刷情報を受け、これらの情報に基づいてドットデータ(ビットマップデータ)からなる画像情報を生成するビデオコントローラ200(以下、単に「コントローラ」と記すことがある)と、ビデオコントローラ200から順次送られる画像情報に応じてレーザを変調し、変調されたレーザビームを感光ドラム上に走査することにより潜像を形成し、これを記録紙に転写した後定着させるという一連の電子写真プロセスによる記録を行なうプリンタエンジン100(以下、単に「プリンタ」または「エンジン」と記すことがある)より構成される。このプリンタエンジン100は600dpiの解像度を有する。
【0034】
また、レーザビームプリンタ501は、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカードや言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるように構成されている。
【0035】
上記ビデオコントローラ200とプリンタエンジン100はインターフェース信号線300(ビデオインターフェースと呼ぶ)によって接続されている。以下、これらのインターフェース信号について簡単に説明する(図9参照)。なお、以降の説明において信号名に付した「/」は当該信号がロウ・アクティブであることを示している。
【0036】
/PPRDY信号は、コントローラ200に対してエンジン100から送出される信号であって、エンジン100の電源が投入されてエンジン100が動作可能状態であることを知らせる信号である。
【0037】
/CPRDY信号は、エンジン100に対してコントローラ200から送出される信号であって、コントローラ200の電源が投入されてコントローラ200が動作可能状態であることを知らせる信号である。
【0038】
/RDY信号は、コントローラ200に対してエンジン100から送出される信号であって、エンジン100が後述する/PRNT信号を受ければいつでもプリント動作を開始できる状態またはプリント動作を継続できる状態にあることを示す信号である。例えば用紙カセットが紙無しになった場合等でプリント動作の実行が不可能になった場合には、本信号は「偽」となる。
【0039】
/PRNT信号は、エンジン100に対してコントローラ200から送出される信号であって、プリント動作の開始またはプリント動作の継続を指示する信号である。エンジン100は、本信号を受信するとプリント動作を開始する。
【0040】
/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向の同期信号であって、コントローラ200に対してエンジン100から送出される。コントローラ200は副走査方向には本信号に同期して画像データ送出することにより、ドラム上に形成されたトナー像は用紙に対して副走査方向の同期をとって用紙上に転写される。
【0041】
/LSYNC信号は、主走査(水平走査)方向の同期信号であって、コントローラ200に対してエンジン100から送出される。
【0042】
/VDO7〜VDO0信号は、エンジン100に対してコントローラ200から送出される画像信号であって、エンジン100が印字すべき画像濃度情報を示す。/VDO7が最上位、/VDO0が最下位の8ビットで表わされる。エンジン100では、/VDO7〜/VDO0信号が00Hで現像中のトナー色の最大濃度で印字し、FFHで印字しない(「H]は16進数を表わす)。
【0043】
/IMCHR信号は、画像属性を示す信号であり、エンジン100に対してコントローラ200から送出される。本信号の機能の詳細については後述する。
【0044】
VCLK信号は、画像信号/VDO7〜/VDO0及び画像属性信号/IMCHRの転送クロック信号であって、エンジン100に対してコントローラ200から送出される。コントローラ200はVCLK信号の立ち上がりエッジに同期して/VDO7〜/VDO0信号及び/IMCHR信号を送出する。
【0045】
/STS信号は、コントローラ200に対してエンジン100から「ステータス」を送信する場合に使用する信号である。「ステータス」は8ビットからなるシリアル信号であり、例えばエンジン100の定着器の温度がまだプリント可能な温度に達していないウエイト状態や、用紙ジャム状態、あるいは用紙カセット無し状態である等のエンジンの種々の状態をエンジン100からコントローラ200に対して報知するための情報である。本信号を送信するときの同期信号として後述する/CCLK信号を用いる。
【0046】
/SBSY信号は、エンジン100が/STS信号線を用いて「ステータス」をコントローラ200に送信していることをコントローラ200に示すための信号である。
【0047】
/CMD信号は、エンジン100に対してコントローラ200から「コマンド」を送信する場合に使用する信号である。「コマンド」は8ビットからなるシリアル信号であり、例えば用紙の給紙モードがカセットから給紙するモードであるか、または手差し口から給紙するモードであるかをコントローラ200がエンジン100に対して指示するための指令情報である。本信号を送信するときの同期信号として後述する/CCLK信号を用いる。
【0048】
/CBSY信号は、コントローラ200が/CMD信号線を用いて「コマンド」をエンジン100に送信していることをエンジン100に示すための信号である。
【0049】
/CCLK信号は、エンジン100が「コマンド」を取り込むための、あるいはコントローラ200が「ステータス」を取り込むための同期パルス信号であり、コントローラ200から出力される。
【0050】
次に、上記カラーレーザビームプリンタにおけるカラー画像形成過程を説明する。
【0051】
図9はビデオコントローラ200の概略ブロック図である。同図において、ホストインターフェース201は、上記ホストコンピュータとの通信を行ない、前記印刷情報を受ける。CPU202はビデオコントローラ200の全体の制御を司る。ROM203はCPU202の制御プログラムやフォントデータ等を格納している。RAM204はCPU202の主メモリ及びワークエリア等として機能し、後述する描画回路206で生成された印字1ページ分の画像情報を格納するための画像メモリ205を含む。RAM204は図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。また、前記画像メモリ205は印字1ページ分のマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)に対応する面順次の各色それぞれ2ビットのビットマップデータを記憶する容量を有する。描画回路206は、ホストから送られた印刷情報を解析し、印字のためのマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各色トナーに対応する面順次ビットマップデータからなる画像情報を生成する機能を有する。出力バッファレジスター回路211は、画像メモリ205から読み出した画像情報を一時的に蓄え、各主走査ライン毎にプリンタエンジンに送出する画像信号周期に同期した信号に変換する機能を有する。画像処理部207は、画像メモリ205より読み出され、出力バッファレジスタ回路211を介して入力される画像情報を所定の論理によりプリンタエンジンに送出するビデオ信号に順次変換しながら出力する。プリンタインターフェース208は、プリンタエンジン100とのインターフェース回路である。操作パネル209は、オペレータが操作することによりプリンタに対する各種設定やテストプリント等の操作を直接行なうことができる。コントローラ内の各ブロック間のデータの受け渡しはシステムバス210を介して行なわれる。
【0052】
次に、上記カラーレーザビームプリンタにおける画像情報の生成過程を説明する。
【0053】
図9において、ホストコンピュータ502から送出された1ページ分の印刷情報はホストインターフェース201を介してビデオコントローラ200に入力され、一旦RAM204に格納される。次に前記印刷情報は、描画回路206に入力される。
【0054】
以下、描画回路206における処理を説明する。
【0055】
まず、前記印刷情報の内、文字印字命令、図形描画命令、更に写真等を読み込んだイメージ画像等の印刷情報はベクトル展開部212に入力される。ベクトル展開部212では受け取った印刷情報に基づき、ROM203に格納されたアウトラインフォントデータの展開や、図形のベクトル展開等の処理を実行しながら順にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各プレーン毎に2ビットの多値ディザ処理を行ない、各色2ビットずつの面順次ビットマップ画像情報を作成する。作成された600dpiのビットマップ画像情報は順次画像メモリ205に送られ、格納される。
【0056】
ディザ法は、多値画像情報の擬似中間処理手法として広く用いられている方法であり、入力多値データを閾値マトリクスと比較することによって当該ドットを打つか打たないかを決定する。閾値マトリクスにはドット集中型や分類型があるが、電子写真にはドット集中型が適している。ここではディザ法と後述するパルス幅変調方式を組み合わせて、1画素あたり4階調の画素を用いた多値ディザ処理を行なう。
【0057】
以上のようにして1ページ分の画像情報が画像メモリに準備できると、前述のようにビデオコントローラ200はプリンタエンジン100からの/RDY信号が「真」であれば、/PRTN信号を「真」にして、プリンタエンジンに対して印字動作の開始を指示する。
【0058】
一方、ビデオコントローラ200内においては、前記/PRTN信号を受けてプリンタエンジン100から所定のタイミングで出力される垂直同期信号/TOPに同期して、画像メモリ205より主走査第1ラインから順次画像情報が読み出され、出力バッファレジスタ回路211で600dpi、2ビットの画像信号(ビデオ信号)CVDO1及びCVDO0に変換され、画像処理部207に入力される。ここで、前記画像信号は、(CVDO1,CVDO0)がそれぞれ(0,0)で白(各色の最小濃度)を示し、(1,1)で各色の最大濃度を示すものとする。
【0059】
以下、画像処理部207の機能及び動作について詳細に説明する。図10に画像処理部207のブロック図を示す。
【0060】
同図において、ラインメモリ1〜8は、それぞれ前記出力バッファレジスタ211から出力される画像信号CVDO1及びCVDO0を主走査1ライン分記憶可能な容量を有する。メモリ制御回路20は、ラインメモリ1〜8の書き込みや読み出し等の制御を行なう。水晶発振器10はクロックを供給する。シフトレジスタ群11は注目画素Mの周囲9ドット×9ラインの画素の画像データを参照するためのもので、画像クロック信号VCLKに応じて前記画像データを主走査方向にシフトしながら出力する。変換論理回路14は、シフトレジスタ群11から出力されるデータを参照して所定の論理により注目画素Mの2ビットの画像データをプリンタエンジンに出力すべき8ビットの多値画像データ/VDO7〜/VDO0に変換して出力する機能を有する。ラッチ回路16は、変換論理回路14からの出力データを一旦ラッチして出力タイミングを合わせる。変換テーブル設定回路17は、変換論理回路14における2ビットから8ビットに変換する際のテーブルを設定する。同期クロック発生回路19は、プリンタエンジン100からの主走査同期信号/LSYNC信号に同期した画像クロック信号VCLKを発生する。
【0061】
次に上記構成における画像処理部207の動作を説明する。
【0062】
前述したように600dpi、2ビットのビデオ信号CVDO1及びCVDO0信号(以下、単にCVDO信号と記すことがある)は、同期クロック発生回路19で生成される画像クロック信号VCLKに同期して前記出力バッファレジスタ211から順次画像処理部207に取り込まれる。
【0063】
画像処理部207に入力した第1ライン目、第1ドット目のCVDO信号は、シフトレジスタ11の第1ビットに入力されると共にラインメモリ1に書き込まれる。続いてメモリ制御回路20はラインメモリ1〜ラインメモリ8のアドレスをインクリメントし、第2ドット目のCVDO信号をラインメモリ1に書き込む。このようにして第1ライン目のCVDO信号は順次ラインメモリ1に格納されていく。第1ライン目のCVDO信号の書き込みが完了すると、次の主走査においては、第2ライン目のCVDO信号の入力に先んじて、ラインメモリ1に格納されていた第1ライン目の同じ位置のCVDO信号が読み出され、それぞれシフトレジスタ11の第1ビット及び第2ビットに入力される。その後、入力した第2ライン目のCVDO信号はラインメモリ1に、またラインメモリ1より前記読み出された信号はラインメモリ2の同じアドレスに書き込まれる。以上のあるアドレスからの1ライン前のデータの読み出しと同アドレスへの新しいデータの書き込み動作はVCLK信号の1周期の間に行なわれる。このように各ライン毎に入力するCVDO信号はラインメモリ1→ラインメモリ2→…→ラインメモリ8とシフトしながら書き込みと読み出しが行われていく。従って、各ラインメモリ1〜ラインメモリ8には連続する8ライン分のCVDO信号が格納されていることになる。上記ラインメモリには例えばスタティックRAMを使用することができる。
【0064】
上記ラインメモリ1〜ラインメモリ8の出力及び出力バッファレジスタ211からのCVDO信号は前述のようにシフトレジスタ11に入力され、シフトレジスタ11からは当該印字画素(注目画素)Mを中心とする主走査9ドット×副走査9ライン、計81画素分の画像信号が同時に前記VCLK信号によってシフトしながら出力される。ここで、上記シフトレジスタ11の出力データの主走査方向の列番号を古いデータから順にA、B、C、D、E、F、G、H、Iと名付ける。また、副走査方向の行番号を古いラインのデータ、すなわちラインメモリ8の出力から順に1、2、3、4、5、6、7、8とし、最新のCVDO信号のラインの行番号を9と名付ける。そして各画素を「行・列」で呼ぶこととする。ここで、当該印字画素(注目画素)Mのデータは5行・5列目のデータであり、「5E」となる。従って、画像処理部207にビデオ信号CVDOが入力してから実際に印字されるまでには主走査4ライン分の遅れが生ずることになる。
【0065】
上記シフトレジスタ11からの出力データに基づいて、変換論理回路14において注目画素Mの2ビットから8ビットへデータ変換処理が行なわれる。以下、変換論理回路14における変換処理について説明する。
【0066】
まず、注目画素Mのデータが「白」以外、すなわち、(CVDO1,CVDO00)が(0,1)、(1,0)、(1,1)のいずれか場合は、各々変換テーブル設定回路17で設定される8ビットデータにそのまま変換される。例えば、2ビットデータを8ビットデータに均等に拡張して、(0,1)→A4H(「H」は16進数を示す)、(1,0)→55H、(1,1)→00H(最大濃度)のように変換する。前記変換テーブル設定回路17の設定値は前述のシステムバス210を介して設定可能な構成とするのが望ましい。
【0067】
一方、注目画素Mのデータが「白」、すなわち(CVDO1,CVDO0)=(0,0)のときは、前記シフトレジスタ11の出力より図11に示すような注目画素Mを中心とする主走査9ドット×副走査9ラインの画像データを参照し、その参照結果により変換後の8ビットのデータを決定する。ここで、シフトレジスタ11の出力がすべて白データのときは、注目画素MのデータをFFH(最小濃度)として出力する。また、シフトレジスタ11の出力のうち、白でない画素が一つでも存在する場合は注目画素Mでデータを例えばF0Hとして出力する。この処理により、各色プレーン毎の画像の境界部から前記シフトレジスタ11で参照できる一定範囲の距離にある白画像部分に対してF0Hの信号が送られことになる。ここで、F0Hというデータは、上記説明したパルス幅変調処理においてレーザダイオードが微小点灯するものの、感光ドラムにトナーが付着するまでには至らない値である。以上の処理による効果については後述する。なお、上記処理は制御信号WGONによってON/OFF可能としている。
【0068】
図17は、上記変換論理回路14による2ビット→8ビット変換の手順を示すフローチャートである。この手順はプログラムを実行して実現されてもよいし、論理的に同値の回路により実現されてもよい。なお、図17のステップS17では注目画素を均等に拡張して8ビット化するとしているが、この処理は変換テーブル設定回路17により設定される2ビット→8ビット変換テーブルに従って行われる処理で、均等な拡張に限られるものではない。
【0069】
以上のようにして各色毎の8ビットの画像信号が生成され、プリンタインターフェース208を介して画像信号/VDO7〜/VDO0としてプリンタエンジン100に送出される。
【0070】
プリンタエンジン100では、従来例で説明したように画像信号/VDO7〜/VDO0の値に応じてパルス幅変調処理が行なわれる。ここで、本実施例では2ビットの多値ディザを用いているため、パルス幅変調のモードは前記画像属性信号/IMCHRをHレベルに固定し、600線を選択する。
【0071】
更に続けて、既術の電子写真記録が行なわれる。このときの各色毎の最高濃度画像と白画像の境界部における感光ドラム106の表面電位を図12に模式的に示す。ここで、印字領域(最高濃度画像部)の電位は約−100V、非印字領域(白画像部)の電位は約−700Vに設定されている。同図(a)は上記の境界処理を行わない場合を示している。この状態では、図中A部の印字領域と非印字領域の境界部において電位が急激に変化しているために前述の電界の巻き込みが強く形成されてしまう。一方、(b)は上記の境界処理を行った場合を示している。このように非印字領域においても微少なレーザ発行を行なうことで、図中B部の印字領域と非印字領域の境界部における電位の変化は段階的になり、電界の巻き込みを弱くすることができる。その結果、トナーが電界の巻き込み部に付着しないことに起因する、非接触現像方式における感光ドラム上の顕画像の細りも防止できるので、カラー印字ときに異なる色と色の間に発生していた隙間の発生を防止することができる。
【0072】
なお、上記説明ではレーザビームプリンタの場合について説明したが、これに限ることなくLEDプリンタ、液晶シャッタ式プリンタ等、他の方式の電子写真記録装置にも本発明を適用することができる。また、多値イメージの印字方式としてパルス幅変調を用いる場合を説明したが、これに限らず光ビームの光量を変調して濃淡を表現する方式等も適用できる。
【0073】
(第2の実施例)
次に本発明第2の実施例を説明する。本実施例では、前述した第1の実施例にて説明した境界部の隙間処理に加えて、文字・図形データに対するスムージング処理を行なうものである。
【0074】
具体的には、変換論理回路14で前記シフトレジスタ11より出力される主走査9×副走査9、計81ドット分の画像データを参照して画像のエッジを検出し、エッジがスムーズになるように前記注目画素Mの画像データをM’に変換する。この変換は前記シフトレジスタ11の出力データを予め定められている複数の特徴検出用ビットマップパターンと照合し、前記いずれかのビットマップパターンに一致した場合に注目画素Mの2ビットのデータを所定の中間濃度の8ビットデータに変換する。前記特徴検出用ビットマップパターンは前記注目画素Mが変換すべき画素であるかどうかを検出するものである。このような特徴検出用ビットマップパターンの一例を図13に示す。同図において、「●」は当該画素が最高濃度、すなわち画像データ(CVDO1,CVDO0)=(1,1)であることを示し、また、「○」は当該画素が白、すなわち画像データ(CVDO1,CVDO0)=(0,0)であることを示している。その他の「●」、「○」いずれでもない画素はどのようなデータでも構わない。
【0075】
例えば図13(a)のような場合は、注目画素Mは水平(主走査方向)に近い斜線の一部かつ高濃度側の変化点であると見なし、元データをC0Hの多値データに変換する。また、図13(b)のような場合は、注目画素Mは水平に近い斜線の一部かつ低濃度(白)側の変化点であると見なし、80Hの多値データに変換する。更に、図13(c)のような場合は、注目画素Mは水平に近い斜線の一部かつ低濃度(白)側であり、変化点から1ドット離れているので、40Hの多値データに変換する。同様に、垂直(副走査方向)に近い斜線を検出するためのビットマップパターンの例を図14に示す。上記特徴検出用ビットマップパターンは、例えば周知のAND−OR回路により構成される。図13及び図14に示したのは上記特徴検出用ビットマップパターンの一例であり、他に傾きが異なる斜線を検出するためのパターン等、多数のビットマップパターンが用意されている。また、それぞれのパターンについて上下及び左右に対象なパターンが用意されている。
【0076】
更に、上記変換後の中間濃度のデータは、必要に応じてオペレーションパネルやホスト側より設定可能な構成にするのが望ましい。
【0077】
一方、上記いずれの特徴検出用ビットマップパターンにも一致しなかった画素については、前記変換テーブル設定回路17で設定されている8ビット多値画像データに変換される。
【0078】
図18は、本実施例における上記変換論理回路14による2ビット→8ビット変換の手順を示すフローチャートである。第1実施例で説明した注目画素を中心とする9×9画素領域を参照した処理(ステップS171〜ステップS175)以前に、まず注目画素周辺の画素パターンが平滑化処理の条件に適合するか、例えば、図13あるいは図14に示されたようなパターンであるか判定し、適合していなければ、第1実施例で示した建材画の細りを防止するための手順に従って2→8ビット変換を行い、平滑化条件に適合すればその平滑かパターンに従って、注目画素を8ビット化する。この手順は第1実施例と同様、プログラムによって実現することも、論理回路によって実現することもできる。
【0079】
ここで、上記文字・図形データのエッジ部に対するスムージング処理の有無はオペレーションパネルやホスト側より指定できるようにするのが好ましい。
【0080】
以上のようにして各色の8ビットの画像信号が生成され、プリンタインターフェース208を介して画像信号/VDO7〜/VDO0としてプリンタエンジン100に送出される。
【0081】
そして、プリンタエンジン100では第1実施例と同様に画像信号/VDO7〜/VDO0の値に応じてパルス幅変調処理が行なわれる。
【0082】
以上のようにして記録される画像の例を水平に近い斜線の場合を図15に、垂直に近い斜線の場合を図16に模式的に示す。いずれの図においても(a)は600dpiの原データ(スムージング処理無し)、(b)はスムージング論理回路14で変換された多値データによって印字される画像をデジタル的に示している。実際に印字される画像は電子写真プロセスの特性によってエッジ部分が図に示したよりもなまったものになる。特に、図15(b)及び図16(b)に示したスムージング処理による画像は、エッジの変化点に打たれた中間濃度のドットの部分が感光ドラムのエネルギー分布や現像剤(トナー)の粒径等の関係による現像時には解除されずにぼけるため、実際に印字される画像は同図に点線で示すように滑らかに印字される。このように、エッジの変化点の近傍の画素を中間濃度で打つことにより平滑化の効果が生ずる。なお、図13〜図16において格子の1マスは600dpiの1度との単位を示している。
【0083】
以上説明したように、本実施例では前述の境界部の隙間処理に加えて、文字や図形に対してエッジスムージング処理を行なうことによってより高品位な出力画像を得ることができる。このとき、境界部の隙間処理とエッジスムージング処理のためのハードディスクをかなりの部分で共用できるというメリットがある。
【0084】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像出力装置及び方法によれば、非接触現像方式における感光ドラム上の顕画像の細りを防止できるので、カラー印字時に互いに異なる色と色の間に発生していた隙間の発生を防止することができる。
【0086】
また、画像のエッジを平滑化することで、本来の解像度以上に滑らかな輪郭の画像を印刷出力することができる。
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタエンジンの横断面図である。
【図2】プリンタエンジンの走査系上面図である。
【図3】 パルス幅変調回路のブロック図である。
【図4】三角波発生回路の構成図である。
【図5】パルス幅変調回路のタイミング図である。
【図6】多色印字の結果を説明する図である。
【図7】感光ドラム上に形成された静電潜像を説明する図である。
【図8】レーザビームプリンタを用いた印刷システムの概要を説明する図である。
【図9】ビデオコントローラの概略ブロック図である。
【図10】画像処理部のブロック図である。
【図11】画像データ参照領域の説明図である。
【図12】画像の境界部における感光ドラムの表面電位の模式図である。
【図13】第2実施例のエッジ検出用ビットマップパターンの例である。
【図14】第2実施例のエッジ検出用ビットマップパターンの例である。
【図15】第2実施例のエッジ部の画像の印字結果の模式図である。
【図16】第2実施例のエッジ部の画像の印字結果の模式図である。
【図17】第1実施例の変換論理回路による2ビット→8ビット変換の手順を示すフローチャートである。
【図18】第2実施例の変換論理回路による2ビット→8ビット変換の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜8 ラインメモリ
10 水晶発振器
11 シフトレジスタ
14 変換論理回路
17 変換論理回路
18 パルス幅変調回路
20 メモリ制御回路
100 プリンタエンジン
200 ビデオコントローラ
202 CPU
203 CPU
204 RAM
207 画像処理部
Claims (12)
- 複数の色要素を順次転写材上に重ねてカラー画像を形成する多色画像出力装置であって、
各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成手段と、
電位の分布により表面に潜像が形成される像担持体と、
前記ビットマップ画像における注目画素及びその近傍の画素群を参照して、前記注目画素が白画素であり、かつ、前記注目画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている場合に、前記注目画素に対応する潜像を、白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可視化されない電位で前記像担持体上に形成する潜像形成手段と、
前記像担持体上の潜像を可視現像化する現像手段と
を備えることを特徴とする多色画像出力装置。 - 前記潜像形成手段は、また、前記注目画素及びその近傍画素が、走査方向に対して斜めの線を形成する所定パターンである場合に、前記注目画素に対する潜像を、白画素から最高濃度画素への過渡的な電位分布となるように形成することを特徴とする請求項1に記載の多色画像出力装置。
- 前記潜像形成手段は、注目画素及びその近傍画素の値に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像担持体に照射して電位の分布を形成することを特徴とする請求項1に記載の多色画像出力装置。
- 前記潜像形成手段は、前記注目画素が白画素であり、かつ、前記注目画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている場合に、前記注目画素に対応する光信号のパルス幅を、可視現像化しない電位の潜像を形成する所定のパルス幅として、その光信号を前記像担持体に照射して潜像を形成することを特徴とする請求項3に記載の多色画像出力装置。
- 前記潜像形成手段は、前記注目画素及びその近傍画素が、走査方向に対して斜めの線を形成する所定パターンである場合に、前記注目画素に対応する光信号のパルス幅を、白画素から最高濃度画素への過渡的なパルス幅として、その光信号を前記像担持体を照射して潜像を形成することを特徴とする請求項3に記載の多色画像出力装置。
- 前記潜像形成手段は、前記ビットマップ画像のうち、注目画素を中心とする所定数の画素の配列を保持する保持手段を有し、該保持手段により保持された画素の配列を注目画素及びその近傍画素として参照することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の多色画像出力装置。
- 像担持体の表面に電位を分布させて潜像を形成し、該潜像に対応する複数の色要素の可視現像を順次転写材上に重ねてカラー画像を形成する多色画像出力方法であって、
各色ごとのビットマップ画像を生成する画像生成工程と、
前記ビットマップ画像における注目画素及びその近傍の画素群を参照して、前記注目画素が白画素であり、かつ、前記注目画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている場合に、前記注目画素に対応する潜像を、白画素に対応する電位と所定差があり、かつ可視化されない電位で前記像担持体上に形成する潜像形成工程と、
前記像担持体上の潜像を可視現像化する現像工程とを備えることを特徴とする多色画像出力方法。 - 前記潜像形成工程は、また、前記注目画素及びその近傍画素が、走査方向に対して斜めの線を形成する所定パターンである場合に、前記注目画素に対する潜像を、白画素から最高濃度画素への過渡的な電位分布となるように形成することを特徴とする請求項7に記載の多色画像出力方法。
- 前記潜像形成工程は、注目画素及びその近傍画素の値に基づいてパルス幅変調した光信号を前記像担持体に照射して電位の分布を形成することを特徴とする請求項7に記載の多色画像出力方法。
- 前記潜像形成工程は、前記注目画素が白画素であり、かつ、前記注目画素近傍の画素群に白でない画素が含まれている場合に、前記注目画素に対応する光信号のパルス幅を、可視現像化しない電位の潜像を形成する所定のパルス幅として、その光信号を前記像担持体に照射して潜像を形成することを特徴とする請求項9に記載の多色画像出力方法。
- 前記潜像形成工程は、前記注目画素及びその近傍画素が、走査方向に対して斜めの線を形成する所定パターンである場合に、前記注目画素に対応する光信号のパルス幅を、白画素から最高濃度画素への過渡的なパルス幅として、その光信号を前記像担持体を照射して潜像を形成することを特徴とする請求項9に記載の多色画像出力方法。
- 前記潜像形成工程は、前記ビットマップ画像のうち、注目画素を中心とする所定数の画素の配列を保持する保持工程を有し、該保持工程により保持された画素の配列を注目画素及びその近傍画素として参照することを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の多色画像出力方法。
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