JPH08274969A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH08274969A
JPH08274969A JP7070986A JP7098695A JPH08274969A JP H08274969 A JPH08274969 A JP H08274969A JP 7070986 A JP7070986 A JP 7070986A JP 7098695 A JP7098695 A JP 7098695A JP H08274969 A JPH08274969 A JP H08274969A
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JP
Japan
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image data
color
data
image
form image
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JP7070986A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ide
宏泰 井手
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一連の画像データの記録中に使用されるフォ
ーム画像の色指定を変更でき、またフォーム画像とデー
タ画像の重複部分の色指定を行なえる記録装置を提供す
る。 【構成】 一連の画像データを記録するに先立ち、フォ
ームデータを受信しページメモリに格納し(ステップS
801)、その後、プリンタの操作パネルもしくはホス
トコンピュータから、フォームデータの色指定指示を受
けた場合は、指示の内容に従ってページメモリ上のフォ
ームデータの色情報を変更する(ステップS802、S
803)。フォームオーバーレイ印刷が指示されれば、
その指示内容をフラグに記憶し(ステップS804、S
805)、フォームオーバーレイ印刷においては、色情
報を変更されたフォームデータを1ページづつ受信した
画像データと重ね合せて記録出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置、特にあらかじ
め入力されたフォーム画像データとその後入力された画
像データを重ね合せて1ページの多色記録を行なう記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
レーザビームプリンタ等の電子写真方式を用いた情報記
録装置が広く使われるようになってきた。
【0003】これらの情報記録装置はその高品質印字、
静粛性、及び高速性などの多くのメリットによりデスク
トップパブリッシングの分野を急速に拡大させる要因と
なってきた。
【0004】更に、電子写真方式のカラープリンタも開
発され、ホストコンピュータやプリンタの画像生成部で
あるコントローラ等の高性能化により従来からのモノク
ロ印刷のみならず、カラー画像を扱い、印刷することが
実用化され、普及しつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、従来のモノクロ
のレーザービームプリンタの持つ付加機能として、予
め、ホストコンピュータからプリンタに背景となる画像
データをダウンロードしておき、後から受信した画像デ
ータと重ね合わせて印刷出力するフォームオーバーレイ
印刷機能がある。
【0006】このようなフォームオーバーレイ印刷で
は、表組みや社名を含むレターヘッド、ヘッダ、フッタ
などのフォーマットを各ページごとにコンピュータから
送る必要がないため、効率良く印刷を行なうことができ
る。
【0007】カラープリンタにおいてカラーフォーム画
像を使った、フォームオーバーレイ印刷を実現する場
合、YMCKもしくはRGB等の形式であらかじめフォ
ームの画像情報を、プリンタ内部に格納し、前記格納さ
れたカラーフォーム画像を、通常の印刷画像情報と同一
のビットマップメモリ上に展開することによって、フォ
ームオーバーレイ印刷を行なう。
【0008】従来、フォームオーバーレイ印刷を行なう
場合、フォームの色はフォーム画像データを読み込む際
の画像情報によってのみ決められていた。
【0009】しかしながら従来の技術では、フォームデ
ータをホストコンピュータから読み込んだ後にフォーム
画像データを加工することはできなかった。また、フォ
ームデータに対して、画像データを上書きするのか、逆
にフォームデータを上書きするのかの指定が行なえない
という問題があった。
【0010】本発明の課題は、以上の問題を解決し、一
連の画像データの記録中に使用されるフォーム画像の色
を変更でき、またフォーム画像とデータ画像の重複部分
について、フォームデータを出力するのか、画像データ
を出力するのかの指定が行なえる記録装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、一連の画像データの記録中
に、1ページの画像データと重ね合せて記録すべきフォ
ーム画像データの色変更指示を受け付け、この色変更指
示に従ってフォーム画像データの色を変更した上、フォ
ーム画像データと、後から入力した画像データとを重ね
合せて記録出力する構成を採用した。
【0012】
【作用】以上の構成によれば、一連の画像データの記録
中に画像データと重ね合せて記録すべきフォーム画像デ
ータの色変更を効率良く行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。以下では、本発明を600dpiのカ
ラーレーザビームプリンタに適用する実施例を示す。
【0014】図1は本発明を採用したカラーレーザビー
ムプリンタ501の構成を示している。図示のように、
このプリンタ501はビデオコントローラ200(以
下、単に「コントローラ」と記すことがある)、および
プリンタエンジン100(以下、単に「エンジン」と記
すことがある)から構成されている。
【0015】ビデオコントローラ200は、外部ホスト
コンピュータ502から送られるプリンタ言語(あるい
はページ記述言語)で記述されたコードデータやイメー
ジデータを受信し、これらのデータに基づいて1ページ
分の多値画像データを生成する。この多値画像データ
は、ホストからは、RGB形式で受信し、プリンタ内部
でマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色データ
に変換する。
【0016】プリンタエンジン100は、入力多値画像
データに応じて変調したレーザビームを感光ドラム上に
走査することにより潜像を形成し、これを記録紙に転写
した後定着させる電子写真プロセスによる記録を行な
う。このプリンタエンジン100は600dpiの解像
度を有するものとする。
【0017】ビデオコントローラ200とプリンタエン
ジン100はインタフェース信号線300によって接続
されている。
【0018】図2はビデオコントローラ200の構造を
詳細に示している。図2において、符号201はホスト
インタフェースで、ホストコンピュータとの通信を行な
い、プリンタ固有の言語で記述されたコードデータやイ
メージデータを受けとり、RGB形式の入力画像データ
を画像処理部207でYMCK形式のデータに変換し、
YMCK各プレーンの1ページ分の画像データをページ
メモリ211に格納する。
【0019】ページメモリ211は、YMCKの各プレ
ーン用に4つ用意されている。
【0020】符号202はコントローラ200の全体の
制御を司るCPU、203はCPU202の制御プログ
ラムやフォントデータ等を格納しているROM、204
はCPU202のワークエリアとなるRAMである。
【0021】符号206は圧縮伸張回路で、YMCK8
ビットの多値画像情報を圧縮、伸張する機能を有する。
205はビットマップメモリで、ページメモリに格納さ
れた画像データをCPU202が展開し、圧縮伸張回路
206で圧縮された印字1ページ分のYMCK各プレー
ンの多値画像データを格納する。
【0022】符号207は画像処理部で、ホストコンピ
ュータから入力されたRGB多値画像情報をプリンタエ
ンジンの印字トナー色であるマゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の多値画像
情報に変換し、更に600dpiのスムーズ化された情
報に変換し、後述の画像属性信号/IMCHRを生成す
る機能を有する。
【0023】符号208はプリンタインタフェースで、
プリンタエンジン100とのインタフェース回路であ
る。符号209は操作パネルで、オペレータはこの操作
パネル209を操作することによりプリンタに対する各
種設定を直接行なうことができる。コントローラ内の各
ブロック間のデータのやり取りはデータバス210を介
して行なわれる。
【0024】以下にビデオコントローラ200とプリン
タエンジン100を接続するインタフェース信号線30
0上の主なインタフェース信号について説明する。な
お、以下の説明において信号名の前に/が付してあるも
のは、Lレベル能動の信号である。
【0025】/RDY信号は、プリンタエンジン100
からビデオコントローラ200に対して送出される信号
であって、エンジン100が後述する/PRNT信号を
受ければいつでもプリント動作を開始できる状態、また
はプリント動作を継続できる状態にあることを示す信号
である。
【0026】/PRNT信号は、コントローラ200か
らプリンタエンジン100に対して送出される信号であ
って、プリント動作の開始、またはプリント動作の継続
を指示する信号である。
【0027】/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向
の同期信号であって、エンジン100からコントローラ
200に対して送出される。
【0028】/LSYNC信号は、主走査(水平走査)
方向の同期信号であって、エンジン100からコントロ
ーラ200に対して送出される。
【0029】/VDO7〜/VDO0信号は、コントロ
ーラ200からエンジン100に対して送出される画像
信号であって、エンジンが印字すべき画像濃度情報を示
す。/VDO7が最上位、/VDO0が最下位の8ビッ
トで表わされる。エンジンでは、/VDO7〜/VDO
0信号が00Hで現像中のトナー色の最大濃度で印字
し、FFHで印字しない。
【0030】/IMCHR信号は、画像属性を示す信号
であり、コントローラ200からエンジン100に対し
て送出される。本信号が「真」であるときは、階調性を
重視する画像であることを示し、本信号が「偽」である
ときは、解像度を重視する画像であることを示す。エン
ジンでは、/IMCHR信号が「真」であるときは、P
WMの線数(濃度を表す単位)を200線/インチ(以
下、「/インチ」は省略して記述する)として印字を行
ない、/IMCHR信号が「偽」であるときは、PWM
の線数を600線として印字を行なう。
【0031】VCLK信号は、画像信号/VDO7〜/
VDO0及び画像属性信号/IMCHRの転送クロック
信号であつて、エンジンに対してコントローラから送出
される。コントローラはVCLK信号の立ち上がりエッ
ジに同期して/VDO7〜/VDO0信号及び/IMC
HR信号を送出する。
【0032】次に、上記のカラーレーザビームプリンタ
におけるカラー画像形成過程を説明する。図1、2の構
成において、ホストインタフェース201から入力され
るコードデータ(プリンタ言語、ページ記述言語、ある
いは文字コードなどにより記述される)は所定の描画ア
ルゴリズムにより文字や図形あるいはイメージを表現す
る300dpi、各色8ビットのYMCK多値画像デー
タに展開される。展開されたYMCKの画像データは圧
縮伸張回路206で圧縮される。
【0033】この圧縮伸張回路は、例えばJPEGアル
ゴリズムにより入力画像データを圧縮し、プリント動作
時にはまた圧縮したデータをリアルタイムに伸張しなが
ら出力することができる。圧縮された画像データはビッ
トマップメモリ205に格納される。
【0034】以上のようにして1ページ分の圧縮画像デ
ータがビットマップメモリに準備できると、ビデオコン
トローラ200はプリンタエンジン100からの/RD
Y信号が「真」であれば、/PRNT信号を「真」にし
て、プリンタエンジンに対して記録動作の開始を指示す
る。
【0035】次に図3、図4を用いてプリンタエンジン
100の構成および動作を説明する。図4は図3中の光
学ユニットの構造を示している。
【0036】プリンタエンジン100は/PRNT信号
を受け取ると、不図示の駆動手段により、感光ドラム1
06及び転写ドラム108を図示矢印方向に回転させ
る。
【0037】続いて、ローラ帯電器109の帯電を開始
し、感光ドラム106上の電位を所定の値に均一に帯電
する。次に、給紙ローラ111によって、記録用紙カセ
ット110から記録用紙128を転写ドラム108に給
紙する。
【0038】転写ドラム108は、中空の支持体上に誘
電体シートを張ったもので、感光ドラム106と同速で
矢印方向に回転する。この転写ドラム108に記録用紙
128が供給されると、転写ドラムの支持体上に設けら
れたグリッパ112によって記録用紙128が保持さ
れ、吸着ローラ113及び吸着用帯電器114により記
録用紙128を転写ドラム108に吸着させる。
【0039】同時に、現像装置の支持体115を回転さ
せて、支持体115に支持された4色の現像装置116
M、116C、116Y、116Bkのうち、第1のト
ナーであるマゼンタのトナーが入った現像装置116M
を感光ドラム106に対向させる。ここで、116Cは
シアンのトナーが入った現像装置、116Yはイエロー
のトナーが入った現像装置、116Bkはブラックのト
ナーが入った現像装置である。
【0040】一方、プリンタエンジン100は、転写ド
ラム106に吸着された記録用紙128の先端を検出器
117によって検出し、所定のタイミングで垂直同期信
号/TOPを発生してコントローラ200に送出する。
【0041】コントローラ200は印字ページに対する
最初の/TOP信号を受け取ると、ビットマップメモリ
205に格納されている圧縮画像データの読み出しを開
始する。読み出されたデータは圧縮伸張回路206でY
MCK各8ビットの画像データにリアルタイムに伸張さ
れる。
【0042】画像処理部207では、入力画像データか
ら第1の印字色である300dpiのマゼンタのデータ
が600dpi、8ビットのスムーズ化されたデータに
変換されると同時に、各画素に対する画像属性信号/I
MCHRが生成される。
【0043】このスムージング処理部207における処
理の詳細については後述する。上記生成された600d
piの画像データは、画像信号/VDO7〜/VDO0
として画像属性信号/IMCHRと共にVCLK信号に
同期してプリンタエンジンに送出される。
【0044】コントローラより出力された/VDO7〜
/VDO0信号及び/IMCHR信号は図4に示すよう
にパルス幅変調回路101に入力され、レベルに応じた
パルス幅のレーザ駆動信号VDOとなる。
【0045】図5にパルス幅変調回路101の内部ブロ
ック図を示す。同図において、129はラインメモリで
ある。このラインメモリ129はトグルバッファ形式に
構成されており、独立したクロックによって書き込みと
読み出しを同時に行なうことが可能な構成となってい
る。130はクロック発生回路で、水平同期信号/HS
YNCに同期したパターンクロック信号PCLK及びP
CLKを1/3分周したクロック信号1/3PCLKを
生成する。
【0046】パターンクロック信号PCLKは、600
dpiの1ドット印字に対応する周期を有する。また、
131はγ変換回路、132はD/A変換回路、133
は位相制御回路、134、135は三角波発生回路、1
36、137はコンパレータ、138はセレクタ、13
9はDフリップフロップである。以下に、パルス幅変調
回路101の動作を説明する。
【0047】まず、主走査1ライン分の/VDO7〜/
VDO0信号、および/IMCHR信号がクロック信号
VCLKによりラインメモリ129に書き込まれる。
【0048】第1ラインの書き込みが完了すると、次ラ
インの水平同期信号/HYNCによりラインメモリ12
9の書き込みのバンクが切り替えられ、次の第2ライン
の信号が書き込みが行なわれると同時に、既に書き込ま
れている第1ラインのデータが上記パターンクロック信
号PCLKにより読み出される。
【0049】読み出された/VDO7〜/VDO0信号
及び/IMCHR信号はγ補正回路131に入力され
る。γ補正回路131では/VDO7〜/VDO0信号
に対し、/IMCHR信号で指定されるPWMの線数に
応じてプリンタエンジンのプロセス条件に最適なγ変換
を行なう。γ変換された8ビツトの画像信号/VD7〜
/VD0は、その値に応じてD/A変換回路132でア
ナログ電圧に変換され、アナログビデオ信号AVDとな
る。このとき、D/A変換回路132は画像信号/VD
7〜/VD0の値が00Hで最小電圧を発生し、FFH
で最大電圧を発生する。上記アナログビデオ信号AVD
はコンパレータ136および137の負入力に入力され
る。
【0050】一方、コンパレータ136及び137の正
入力にはそれぞれ三角波発生回路134の出力TRI1
及び三角波発生回路135の出力TRI2が入力されて
いる。三角波発生回路134は例えば図6のように構成
される。
【0051】同図において、切り換えスイッチ152に
はパターンクロック信号PCLKを位相制御回路133
で位相変化させたクロック信号PCLK’が入力されて
いる。スイッチ152はクロックPCLK’がHレベル
のときはa端とc端を接続され、電流源150からの電
流Iをコンデンサ153に流す。これによりコンデンサ
153に電荷がチャージされ、電圧値Vは直線的に増加
する。
【0052】次にクロックPCLK’がLレベルになる
と、スイッチ152のb端とc端が接続され、電流源1
51に電流Iが流れ、コンデンサ153に蓄積された電
荷がディスチャージされて電圧値Vは直線的に減少す
る。以上のようにしてパターンクロック信号PCLKと
等しい周期を有する三角波信号TRI1が得られる。三
角波発生回路135も同様に構成されるが、入力クロッ
クが1/3PCLK’であるため、出力される三角波信
号TRI2の周期は1/3PCLKと等しく、すなわち
TRI1の3倍となる。
【0053】次に、コンパレータ136及び137では
上記アナログビデオ信号AVDと三角波信号TRI1及
びTRI2の電圧レベルが比較され、それぞれパルス幅
変調信号PWM1とPWM2が得られる。従って、パル
ス幅変調信号PWM1の線数は600線、パルス幅変調
信号PWM2の線数は200線となる。
【0054】前記パルス幅変調信号PWM1及びPWM
2はセレクタ138に入力され、画像属性信号/IMC
HRに応じて選択される。/IMCHRが「真」、すな
わちLレベルのときは階調性において優れるPWM2が
選択される。また、/IMCHRが「偽」すなわちHレ
ベルのときは解像度において優れるPWM1が選択され
る。
【0055】選択された信号はレーザ駆動信号VDOと
してレーザドライバに送出される。後述する現像時にお
いて、レーザ駆動信号VDOのパルス幅に応じて画像の
濃淡が再現される。以上説明したパルス幅変調回路10
1のタイミングチャートを図7に示す。図7では、中央
部から左側では/IMCHR信号が「偽」すなわちHレ
ベルで、解像度において優れるPWM1が選択され、右
側では、/IMCHRが「真」、すなわちLレベルで階
調性において優れるPWM2が選択されている。
【0056】次に、図4において前記レーザ駆動信号V
DOに応じて駆動されるレーザダイオード103からの
レーザビーム127は不図示のモータにより矢印方向に
回転駆動される回転多面鏡104で偏向され、光路上に
配置された結像レンズ105を経て、感光ドラム106
上を主走査方向に走査し、感光ドラム106上に潜像を
形成する。このとき、ビームディテクタ107はレーザ
ビームの走査開始点を検出し、この検出信号から主走査
の画像書き出しタイミングを決定するための水平同期信
号である/LSYNC信号が生成される。
【0057】以上述ベた主走査の動作が繰り返されて1
ページ分のマゼンタの潜像が感光ドラム106上に形成
されていく。なお、前記パターンクロック信号PCLK
の位相が各主走査において同じ場合、形成される画像が
縦(副走査)方向につながり、特にPWMの線数が20
0線のときに縦筋となって目立ってしまう。そこで図5
の位相制御回路133によって各主走査毎にパターンク
ロック信号PCLKの位相をクロック1周期の範囲内で
ずらすことにより、これを防止している。
【0058】図3に戻り、感光ドラム106上に形成さ
れた潜像は上記マゼンタのトナーが入った現像装置11
6Mによって現像され、マゼンタのトナー像となる。こ
のマゼンタのトナー像は、転写用帯電器119により、
回転する転写ローラ108に吸着されている記録用紙1
28に転写される。この際、転写されずに感光ドラム1
06上に残ったトナーはクリーニング装置125によっ
て除去される。以上の動作により、記録用紙128上に
1ページ分のマゼンタのトナー像が形成される。
【0059】次に、現像装置の支持体115を回転させ
て、第2のトナーであるシアンのトナーが入った現像装
置116Cを感光ドラム106に対向させる。続いて、
マゼンタのときと同様に、転写ローラ108に吸着され
たまま回転する記録用紙128の先端を検出器117で
検出し、垂直同期信号/TOPを発生してビデオコント
ローラ200に送出する。これを受けてビデオコントロ
ーラ200はビットマップメモリ205から圧縮画像デ
ータを読み出し、圧縮伸張回路206で元のYMCK、
各8ビットの画像データにリアルタイムに伸張する。
【0060】以下、同様の動作により、記録用紙128
上にはマゼンタのトナー像に重ねてシアンのトナー像が
転写される。
【0061】更に、同様にして第3のトナーであるイエ
ロー、第4のトナーであるブラックのトナー像が記録用
紙128上に重ねて転写され、フルカラーのトナー像と
なる。
【0062】上記のようにして4色のトナー像が全て転
写された記録用紙128は、分離帯電器120を経て、
分離爪121により転写ドラム108から剥がされ、搬
送手段122により定着装置123に供給される。ま
た、このとき、転写ドラムクリーナ126によって転写
ドラム表面の清掃が行なわれる。
【0063】記録用紙上のトナー像は定着装置123で
加熱、加圧されることによって溶融固着され、最終的な
カラー出力画像となる。そして記録の終了した記録用紙
は排紙トレイ124に排紙される。
【0064】上記のように構成されたプリンタ制御シス
テムにおいて、フォームオーバーレイ印刷を行なう際の
ビデオコントローラ200の処理を図8に示す。図8の
処理は、CPU202のプログラムとしてROM203
に格納される。
【0065】プリンタの操作パネル209ないしホスト
コンピュータ502からの指示によって、フォームデー
タの取り込みを指示された場合には、ホストコンピユー
タからホストインタフェース201を通じて白黒のフォ
ーム画像データもしくは、RGB形式のカラーフォーム
画像データを受信し、ページメモリ211に格納する
(ステップS801)。
【0066】その後、ホストコンピュータ502から送
信される1ページの画像データ(ないしプリンタの操作
パネル209からの入力)は、ステップS802〜S8
06のループで処理される。
【0067】プリンタの操作パネル209もしくはホス
トコンピュータ502から、フォームデータの色指定指
示を受けた場合は、指示の内容に従ってページメモリ上
のフォームデータの色情報を変更する(ステップS80
2、S803)。ホストコンピュータ502から行なう
フォームデータの色指定指示は、プリンタ言語、ページ
記述言語の所定の書式に基づき、あるいは所定のエスケ
ープシーケンスなどにより行なうものとする。
【0068】ホストコンピュータから、フォーム画像の
色変更指示を行なう場合は、フォーム画像データそのも
のをホストから再送するのではなく、1pixel分の
画像をプリンタに送り、プリンタ内部で、フォーム画像
の構成画素を全て、ホストから送られた画素データによ
って置き換える(図11)。
【0069】プリンタの操作パネル209から、フォー
ム画像の色変更指示を行なう場合、あらかじめ登録され
ている1画素分のカラー画像データ(YMCK形式)
を、プリンタの操作パネル209からの指示に従ってE
EPROM215から読み出す。
【0070】EEPROM215には、1画素分のカラ
ー画像データが複数登録されておりプリンタの操作パネ
ル209上の操作によって、このうちから、任意のカラ
ーデータを選択出来る様に構成されている。
【0071】その後、プリンタの操作パネル209もし
くはホストコンピュータ502から、フォームオーバー
レイ印刷が指示されると、その指示内容をRAM204
中のフラグに記憶しておく(ステップS804、S80
5)。このフォームオーバーレイ印刷の指示も、プリン
タ言語、ページ記述言語の所定の書式に基づき、あるい
は所定のエスケープシーケンスなどにより行なうものと
する。
【0072】ホストコンピュータ502から1ページの
画像データを受信すると(ステップS806)、この1
ページの画像データをページメモリ211に格納し、R
AM204のフラグを参照してフォームオーバーレイ印
刷モードに設定されている場合には、前記格納したフォ
ームデータ及び画像データを共にビットマップ展開し
て、圧縮伸長回路206を通じて圧縮しビットマップメ
モリ205に格納する(ステップS807、S80
8)。
【0073】この時、ステップS808においてビット
マップメモリ205に格納されるデータは、フォーム画
像とその後受信した画像とを重ね書きした画像データで
ある。
【0074】また、フォームオーバーレイ印刷モードに
設定されていない場合には、転送された画像データのみ
をビットマップ展開してビットマップメモリ205に格
納する(ステップS809)。
【0075】ビットマップメモリ205に格納されたデ
ータは、プリンタエンジン100に転送され、上述の制
御により印刷される。
【0076】図9に、あらかじめホストから転送される
フォーム画像F、その後ホストから転送されるデータ内
容Dおよびこれらのオーバーレイ印刷結果Rの一例を示
す。
【0077】図9ではフォーム画像Fは表図のフォーマ
ット、ヘッダから成り、これに表中に印刷すべき文字デ
ータから成るデータDのイメージをビットマップメモリ
205上で重ね合せることによりオーバーレイ印刷結果
Rが得られる。
【0078】上記の処理によれば、たとえば、フォーム
画像Fは表図の枠(罫線)の色を特定のページのみ変更
したい場合には、そのページの画像を転送するに先立
ち、プリンタ言語、ページ記述言語の所定の書式に基づ
き記述したフォームの色指定指示、あるいは所定のエス
ケープシーケンスにより記述した色指定指示をホストか
ら送信し、しかる後に画像データを転送することによ
り、そのページのオーバーレイ印刷結果R中の表図の枠
(罫線)の色を変更することができる。表図の枠の色を
元の色に戻すには、もう一度フォームの色変更指示をホ
ストから送信すればよい。
【0079】図10は、図8と異なる処理を示してい
る。図10は、フォームデータとそれにオーバーレイさ
れる画像データの重複部分にフォーム画像データを出力
するか、通常画像データを出力するか、又は2つを混合
した色で出力するかの指定を行なえるようにしたもので
ある。
【0080】図10のステップS901〜ステップS9
10は、図8のステップS801〜ステップS810に
相当するものであるが、ステップS903、S908の
処理が図8と異なっている。
【0081】ステップS903において、プリンタの操
作パネル209もしくはホストコンピュータ502か
ら、フォームデータと画像データの重複部分の色指定を
受けた場合は、その指示内容をRAM204に記憶して
おく。ホストからこの指示を行なう場合、前記同様にプ
リンタ言語、ページ記述言語の所定の書式に基づきある
いは所定のエスケープシーケンスにより記述した色指定
指示を送信する。
【0082】この重複部分の色指定により行なう色変更
の処理内容としては、・フォームと画像データの重複部
分の色を、フォーム画像の色で出力する。
【0083】・フォームと画像データの重複部分の色
を、画像データの色で出力する。
【0084】・フォームと画像データの重複部分の色
を、フォーム画像と画像データの色を混合した色で出力
する。
【0085】ステップS908において、フォームデー
タ及び画像データを共にビットマップ展開して、圧縮伸
長回路206を通じて圧縮しビットマップメモリ205
に格納する場合、ステップS903においてフォームデ
ータと画像データとの重複部分の色指定を受けている場
合には、ホストコンピュータ502から受け取ったYM
CK各プレーンの画像データを展開したビットマップ画
像とフォームデータを展開したビットマップ画像との論
理積をYMCK各プレーン毎に取ることによってフォー
ムと画像データとの重複部分を検出し、重複部分の画素
を前記指定された色画素データに従ってビットマップメ
モリ205に書き込む。
【0086】図10のような処理により、フォームデー
タとそれにオーバーレイされる画像データの重複部分の
色変更を行なえるようなる。
【0087】以上のように、図8あるいは図10の処理
によれば、従来の記録装置に特別なハードウェアを付加
する事なく、ホストコンピュータからフォーム画像デー
タを読み込んだ後に、記録装置の操作部、もしくはホス
トコンピュータからの指示によって自由にフォーム画像
の色指定が行なえる。その場合、色指定ごとにフォーム
データをホストから送信し直す必要がなく、記録処理の
スループットを向上させることができる。特に図10の
実施例によれば、記録装置の操作部、もしくはホストコ
ンピュータからフォームと上書きされるデータの重複部
分の色指定を行なえる。
【0088】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、一連の画像データの記録中に、1ページの画像デー
タと重ね合せて記録すべきフォーム画像データの色指定
を受け付け、この色指定に従ってフォーム画像データの
色指定を変更した上、あらかじめ入力されたフォーム画
像データと、後から入力した画像データとを重ね合せて
記録出力する構成を採用しており、一連の画像データの
記録中に画像データと重ね合せて記録すべきフォーム画
像データの色指定の変更を効率良く行なうことができる
優れた記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーレーザビームプリンタの概略構成を示し
たブロック図である。
【図2】図1のビデオコントローラ部分を詳細に示した
ブロック図である。
【図3】プリンタエンジンの側面図である。
【図4】プリンタエンジンの画像信号の流れを示した説
明図である。
【図5】図4のパルス幅変調回路のブロック図である。
【図6】図4の三角波発生回路の構成図である。
【図7】図4のパルス幅変調回路の動作を示したタイミ
ング図である。
【図8】フォームデータの色指定を行なえる出力処理を
示したフローチャート図である。
【図9】フォームオーバーレイ印刷の概要を示した説明
図である。
【図10】フォームデータおよび画像データの重複部分
の色指定を行なえる出力処理を示したフローチャート図
である。
【図11】フォーム画像データの例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
100 プリンタエンジン 101 パルス幅変調回路 103 レーザーダイオード 105 結像レンズ 106 感光ドラム 107 ビームディテクタ 108 転写ドラム 109 ローラ帯電器 111 給紙ローラ 110 記録用紙カセット 112 グリッパ 113 吸着ローラ 114 吸着用帯電器 115 支持体 116Y イエローのトナーが入った現像装置 116M マゼンダのトナーが入った現像装置 116C シアンのトナーが入った現像装置 116Bk ブラックのトナーが入った現像装置 117 検出器 119 転写用帯電器 120 分離帯電器 121 分離爪 122 搬送手段 123 定着装置 124 排紙トレイ 125 クリーニング装置 126 転写ドラムクリーナ 127 レーザービーム 128 記録用紙 129 ラインメモリ 130 クロック発生回路 131 γ変換回路 132 D/A変換回路 133 位相制御回路 134 三角波発生回路 135 三角波発生回路 136 コンパレータ 137 コンパレータ 138 セレクタ 139 Dフリップフロップ 150 電流源 152 スイッチ 153 コンデンサ 200 ビデオコントローラ 201 ホストインタフェース 202 CPU 203 ROM 204 RAM 205 ビットマップメモリ 206 圧縮伸長回路 207 画像処理部 208 プリンタインタフェース 209 操作パネル 210 データバス 211 ページメモリ 251 黒文字検出回路 252 色信号変換回路 253 スムージング処理回路 300 インタフェース信号線 501 カラーレーザープリンタ 502 ホストコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ入力されたフォーム画像デー
    タとその後入力された画像データを重ね合せて1ページ
    の多色記録を行なう記録装置において、 一連の画像データの記録中に、1ページの画像データと
    重ね合せて記録すべきフォーム画像データの色指定を受
    け付け、この色指定に従って前記フォーム画像データの
    色指定を変更した上、あらかじめ入力されているフォー
    ム画像データと、後から入力した画像データとを重ね合
    せて記録出力することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータからフォーム画像を
    取り込みメモリに格納する手段と、 前記フォーム画像データの色指定を行なう手段と、 一連の画像データの記録中、前記色指定手段により行な
    われた指示に従って前記メモリ上の前記フォーム画像デ
    ータの色情報を書き直す手段と、 前記ホストから取り込んだフォーム画像データと、後か
    ら入力した画像データとを、重ね合せてビットマップ展
    開し記録出力する手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータからフォーム画像を
    取り込みメモリに格納する手段と、 前記フォーム画像データと画像データの重複部分に、フ
    ォーム画像データを出力するか、通常画像データを出力
    するか、又は、2つを混合して出力するかの選択を行な
    う手段と、 前記ホストコンピュータから取り込んだフォーム画像デ
    ータと、後から入力した画像データとを同一のビットマ
    ップメモリにビットマップ展開する手段と、 前記ホストから取り込んだフォーム画像のビットマップ
    データと、後から入力した画像データのビットマップデ
    ータとの論理積をYMCKの各プレーン毎に取ることに
    より、画像の重複部分を判別する手段と、 一連の画像データの記録中、前記重複部分色指定手段に
    より行なわれた指示に従って、前記ビットマップメモリ
    上の画像の重複部分の色情報を書き直した上、ビットマ
    ップ展開された画像を記録出力する手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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