JP2000242249A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000242249A
JP2000242249A JP11042658A JP4265899A JP2000242249A JP 2000242249 A JP2000242249 A JP 2000242249A JP 11042658 A JP11042658 A JP 11042658A JP 4265899 A JP4265899 A JP 4265899A JP 2000242249 A JP2000242249 A JP 2000242249A
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JP
Japan
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image processing
data
control unit
color
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JP11042658A
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Kazuhito Konno
和仁 今野
Kenji Takeuchi
健二 竹内
Yukio Masubuchi
幸夫 舛渕
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/510,528 priority patent/US6529289B1/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals

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  • Signal Processing (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続される出力装置の機構等によらず利用可
能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 構成制御部202は、出力装置216の
構成、接続方法、入力される画像データに依存して、第
1〜第4出力制御部205,208,211,214の
接続形態と出力方式を設定する。また、処理順制御部2
15は、この構成制御部202と連動し、構成制御部2
02で制御された第1ないし第4描画処理部203,2
06,209,212の構成に応じた順序となるよう
に、入力された画像データからバンドごとのデータを構
成する。そして、バンドごとのデータが第1ないし第4
描画処理部203,206,209,212に対して、
処理順に応じて入力されるように制御する。これによ
り、種々の出力装置が接続された場合に対応することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像データに
対して画像処理を施し、出力装置に出力する画像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の方式の出力装置が開発され
ており、それらの出力装置に対応した画像処理を行う画
像処理装置も、各出力装置に応じて開発されてきてい
る。ここでは出力装置の一例として、カラーレーザビー
ムプリンタを取り上げて具体的な説明を行う。
【0003】カラーレーザビームプリンタは、シアン
(以後、C色)、マゼンダ(以後、M色)、イエロー
(以後、Y色)、クロ(以後、K色)の4色のトナー量
によって、さまざまな色を印刷できる。高速なカラーレ
ーザビームプリンタの代表的な機構としては4サイクル
カラープリンタと4タンデムカラープリンタがある。ま
た、4サイクルカラープリンタと4タンデムカラープリ
ンタの機構を融合した2タンデムカラープリンタもあ
る。
【0004】図29は、4サイクルカラープリンタの基
本的な機構についての説明図である。図中、1は4サイ
クルカラープリンタ、2はトレイ、3は用紙、4は前ロ
ール、5は後ロール、6はベルト、7は定着器、8はY
MCKクリーナ、9はYMCKドラム、10はYMCK
ポリゴンミラー、11はYMCKトナー選択ボックス、
12はYトナーボックス、13はMトナーボックス、1
4はCトナーボックス、15はKトナーボックスであ
る。
【0005】トレイ2には用紙3が格納されており、こ
のトレイ2からフィードされた用紙3はベルト6により
搬送される。ベルト6は、前ロール4と後ロール5によ
り駆動される。
【0006】YMCKトナー選択ボックス11には、Y
色トナーを格納しておくYトナーボックス12と、M色
トナーを格納しておくMトナーボックス13と、C色ト
ナーを格納しておくCトナーボックス14と、K色トナ
ーを格納しておくKトナーボックス15とが設けられて
おり、いずれかを選択制御する。
【0007】YMCKドラム9の表面は感光体によって
構成されており、図示しないレーザなどの光源からの光
を、YMCKポリゴンミラー10によってYMCKドラ
ム9上の描画位置に照射する。光の照射された部分が帯
電し、潜像が形成される。潜像は、YMCKトナー選択
ボックス11で選択された色のトナーによって現像され
る。そして、用紙3にトナーが転写される。定着器7
は、用紙3に転写されたトナーに熱を加えて用紙に定着
させる。また、用紙3に転写されずにYMCKドラム9
の表面に残ったトナーと、帯電を、YMCKクリーナ8
によって除去する。
【0008】次に4サイクルカラープリンタの動作につ
いて説明する。図30は、用紙の搬送方向と主走査方
向、副走査方向の説明図、図31は、4サイクルカラー
プリンタへの画像データの転送方法の一例の説明図、図
32は、4サイクルカラープリンタへの画像データの転
送と転写のタイミングの一例の説明図である。図31に
示すように、4サイクルカラープリンタ1には、Y色、
M色、C色とK色のビットマップの面順次データが順番
に転送する。一般的には1画素が各色8bit(YMC
Kの32bit)で指定され、各色毎に256階調の表
現が可能である。色はY色、M色、C色の組み合わせで
表現されるため、約1,678万色(256の3乗)の
表現ができる。なお、K色はY色、M色、C色の濃度補
完を行うために使用される。8bitで表された1画素
の情報は、レーザ光の照射幅に変換される。例えば、1
画素の最大幅をNmmとすると、w(w=0〜255)
が指定された画素は(w/255)・Nmm間にレーザ
がONになる。
【0009】図31に示すように、まず1ページ目のデ
ータのうち画像Y1が面順次に4サイクルカラープリン
タ1に転送される。転送された1画素8bitのデータ
は、レーザ光の照射幅に変換される。YMCKポリゴン
ミラー10は、図30に示す主走査方向、すなわち、用
紙3の搬送方向と直角方向にレーザ光の照射位置が移動
するように、レーザ光をYMCKドラム9の表面に照射
する。レーザがONになってレーザ光が照射されたYM
CKドラム9の部分は帯電する。これにより、主走査方
向の1ラインの潜像が形成される。
【0010】主走査方向に一定の長さを出力すると、次
のラインの始点に戻り、1ラインの出力を行う。YMC
Kドラム9は回転しており、1ラインごとの出力を繰り
返し行うことによって、図30に示す副走査方向に各ラ
インが形成され、2次元の潜像がYMCKドラム9の表
面に形成される。そして、YMCKトナー選択ボックス
11がYトナーボックス12を設定しておくことによ
り、YMCKドラム9の帯電された部分にY色トナーが
付着する。
【0011】同様に、1ページ目を構成するデータであ
る画像M1、画像C1、および、画像K1のデータが面
順次で4サイクルカラープリンタ1に送られる。この
際、YMCKトナー選択ボックス11はそれぞれ、Mト
ナーボックス13、Cトナーボックス14、および、K
トナーボックス15を設定し、YMCKドラム9にM色
トナー、C色トナー、および、K色トナーを付着させ
る。
【0012】画像K1のデータが送られ、K色トナーが
YMCKドラム9に付着し始めた後、用紙3がトレイ2
よりフィードされ、ベルト6により搬送される。用紙3
にはYMCKドラム9に付着した4色のトナーが転写さ
れる。
【0013】このようにして1ページ目に画像データで
ある画像Y1、画像M1、画像C1、および、画像K1
の出力タイミングと、1ページ目の画像が用紙3に転写
されるタイミング転写1の関係を図32に示している。
1ページ目の最後の画像データである画像K1を4サイ
クルカラープリンタ1に送っているタイミングと、用紙
3への転写のタイミングである転写1が重なっているこ
とがわかる。この重なっている間では、画像K1のデー
タがレーザ光の照射幅に変換され、YMCKポリゴンミ
ラー10からYMCKドラム9にレーザ光が照射される
とともに、YMCKドラム9にK色トナーが付着し、用
紙3に4色のトナーが転写されている状態となる。
【0014】また、用紙3にトナーの転写が終了した後
は、YMCKドラム9に残った、用紙に転写しきれなか
った残りのトナーと帯電部分を、クリアする必要があ
る。この処理を、YMCKクリーナ8が行う。画像K1
の送り出しと転写1の重なっているタイミングでは、Y
MCKクリーナ8によるクリア処理も一部で同時に行っ
ている。画像K1の転送がなく、転写1のみが生じてい
るタイミングでは、用紙3への転写と、YMCKクリー
ナ8によるクリア処理のみが行われている。
【0015】1ページ目の画像データが転送された後、
2ページ目を構成するデータである画像Y2のデータが
面順次で4サイクルカラープリンタ1に送られる。な
お、図32において、転写1と画像Y2が重なっている
タイミングでは、YMCKクリーナ8によるクリア処理
も一部で行われつつ、画像Y2のデータがレーザ光の照
射幅に変換され、YMCKポリゴンミラー10からYM
CKドラム9にレーザが照射されて帯電し、Y色トナー
の付着が行われている。
【0016】1ページの画像データをすべて4サイクル
カラープリンタ1に転送し、用紙3に4色のトナーを転
写した後、定着器7により用紙3と用紙3に転写された
トナーに熱が加えられ、トナーの定着処理を行う。用紙
3上にトナーを定着し終えると1ページ目の記録動作が
終わる。同様にして、2ページ目の処理も行われる。こ
のような処理を繰り返し行い、複数ページの画像形成を
行う。
【0017】図33は、4タンデムカラープリンタの基
本的な機構についての説明図である。図中、図29と同
様の部分には同じ符号を付している。21は4タンデム
カラープリンタ、22はYクリーナ、23はYドラム、
24はYポリゴンミラー、25はYトナーボックス、2
6はMクリーナ、27はMドラム、28はMポリゴンミ
ラー、29はMトナーボックス、30はCクリーナ、3
1はCドラム、32はCポリゴンミラー、33はCトナ
ーボックス、34はKクリーナ、35はKドラム、36
はKポリゴンミラー、37はKトナーボックスである。
【0018】4タンデムカラープリンタ21は、用紙の
搬送路上に、ドラム、ポリゴンミラー、トナーボック
ス、クリーナの組を、各色のトナーごとに設けて構成さ
れている。ここではY色、M色、C色、K色のそれぞれ
について4組設けられている。
【0019】Yドラム23の表面は感光体によって構成
されており、図示しないレーザなどの光源からの光を、
Yポリゴンミラー24によってYドラム23上の描画位
置に照射する。光の照射された部分が帯電し、潜像が形
成される。潜像は、Yトナーボックス25でY色のトナ
ーによって現像される。そして、用紙3にYトナーが転
写される。用紙3に転写されずにYドラム23の表面に
残ったトナーと、帯電を、Yクリーナ22によって除去
する。
【0020】同様に、Mドラム27の表面は感光体によ
って構成されており、図示しないレーザなどの光源から
の光を、Mポリゴンミラー28によってMドラム27上
の描画位置に照射する。光の照射された部分が帯電し、
潜像が形成される。潜像は、Mトナーボックス29でM
色のトナーによって現像される。そして、用紙3にMト
ナーが転写される。用紙3に転写されずにMドラム27
の表面に残ったトナーと、帯電を、Mクリーナ26によ
って除去する。
【0021】Cドラム31も同様に表面は感光体によっ
て構成されており、図示しないレーザなどの光源からの
光を、Cポリゴンミラー32によってCドラム31上の
描画位置に照射する。光の照射された部分が帯電し、潜
像が形成される。潜像は、Cトナーボックス33でC色
のトナーによって現像される。そして、用紙3にCトナ
ーが転写される。用紙3に転写されずにCドラム31の
表面に残ったトナーと、帯電を、Cクリーナ30によっ
て除去する。
【0022】Kドラム35も同様に表面は感光体によっ
て構成されており、図示しないレーザなどの光源からの
光を、Kポリゴンミラー36によってKドラム35上の
描画位置に照射する。光の照射された部分が帯電し、潜
像が形成される。潜像は、Kトナーボックス37でK色
のトナーによって現像される。そして、用紙3にKトナ
ーが転写される。用紙3に転写されずにKドラム37の
表面に残ったトナーと、帯電を、Kクリーナ34によっ
て除去する。
【0023】トレイ2には用紙3が格納されており、こ
のトレイ2からフィードされた用紙3はベルト6により
搬送される。ベルト6は、前ロール4と後ロール5によ
り駆動される。用紙3がベルト6によって搬送される過
程で、Yドラム23からYトナーが転写され、Mドラム
27からMトナーが転写され、Cドラム31からCトナ
ーが転写され、Kドラム35からKトナーが転写され
る。そして、定着器7は、用紙3に転写された4色のト
ナーに熱を加えて用紙に定着させる。
【0024】次に4タンデムカラープリンタ21の動作
について説明する。図34は、4タンデムカラープリン
タへの画像データの転送方法の一例の説明図、図35
は、4タンデムカラープリンタへの画像データの転送と
転写のタイミングの一例の説明図である。4タンデムカ
ラープリンタ21には、図34に示すように、Y色、M
色、C色、K色のビットマップの面順次データが、多少
のタイミングのずれをもって並列的に送られて来る。
【0025】1ページ目のデータである画像Y1が面順
次に4タンデムカラープリンタ21に送られる。送られ
た1画素8bitの画像Y1のデータは、レーザのON
時の幅に変換される。Yポリゴンミラー24は用紙3の
主走査方向に画像データを1ライン出力する。Yドラム
23は回転しており、主走査方向に一定の長さを出力す
ると、次のラインの始点に戻り1ライン出力する。レー
ザがONになって受光したYドラム23の部分は帯電し
て潜像を形成する。Yトナーボックス25により、帯電
された潜像部分にY色トナーが付着する。
【0026】同様に1ページを構成するデータである画
像M1、画像C1、および、画像K1のデータが面順次
で4タンデムカラープリンタ21に送られ、画像Ylが
処理されたように、Mドラム27、Cドラム31、Kド
ラム35に対して画像データに依存して、それぞれM色
トナー、C色トナー、K色トナーが付着する。各ドラム
に付着したトナーは用紙3に転写される。
【0027】この過程におけるタイミングを図35に示
している。1ページ目のプリントを開始すると、最初に
画像Y1のデータが4タンデムカラープリンタ21に送
られ、レーザ光の照射幅に変換されてYドラム23を帯
電し、Yトナーボックス25によりYドラム23にY色
トナーが付着する。その一方で、用紙3がトレイ2から
フィードされてベルト6により搬送され、Yドラム23
に付着したY色トナーが転写される。用紙3に転写され
ずYドラム23に残ったY色トナーと帯電された部分は
Yクリーナ22でクリアされる。このとき、Yドラム2
3では、レーザによる帯電と、Y色トナー付着と、用紙
3への転写と、Yクリーナ22によるクリアの処理が同
時に発生する。同様なことが、図35に示すように、画
像M1、画像C1、画像K1に対しても、時間的なズレ
を持って発生する。用紙3へY色トナー、M色トナー、
C色トナー、K色トナーの転写が終了すると、定着器7
によりトナーに熱が加えられて用紙3に定着し、プリン
タから排出されると1ページ目の記録動作が終わる。同
様にして、2ページ目以降の処理が行われ、一連の記録
動作が完了する。
【0028】図36は、2タンデムカラープリンタの基
本的な機構についての説明図である。図中、図29と同
様の部分には同じ符号を付している。41は2タンデム
カラープリンタ、42はYMクリーナ、43はYMドラ
ム、44はYMポリゴンミラー、45はYMトナー選択
ボックス、46はYトナーボックス、47はMトナーボ
ックス、48はCKクリーナ、49はCKドラム、50
はCKポリゴンミラー、51はCKトナー選択ボック
ス、52はCトナーボックス、53はKトナーボックス
である。
【0029】2タンデムカラープリンタ41は、用紙の
搬送路上に、ドラム、ポリゴンミラー、2色のトナーボ
ックスを含むトナー選択ボックス、クリーナの組を、2
組設けて構成されている。ここではY色とM色、C色と
K色を選択的に用いる構成となっている。
【0030】YMドラム43の表面は感光体によって構
成されており、図示しないレーザなどの光源からの光
を、YMポリゴンミラー44によってYMドラム43上
の描画位置に照射する。光の照射された部分が帯電し、
潜像が形成される。YMトナー選択ボックス45にはY
トナーボックス46とMトナーボックス47が設けられ
ており、いずれかを選択する。YMドラム43上に形成
された潜像は、YMトナー選択ボックス45で選択され
た色のトナーによって現像される。
【0031】同様に、CKドラム49の表面は感光体に
よって構成されており、図示しないレーザなどの光源か
らの光を、CKポリゴンミラー50によってCKドラム
49上の描画位置に照射する。光の照射された部分が帯
電し、潜像が形成される。CKトナー選択ボックス51
にはCトナーボックス52とKトナーボックス53が設
けられており、いずれかを選択する。CKドラム49上
に形成された潜像は、CKトナー選択ボックス51で選
択された色のトナーによって現像される。
【0032】トレイ2には用紙3が格納されており、こ
のトレイ2からフィードされた用紙3はベルト6により
搬送される。ベルト6は、前ロール4と後ロール5によ
り駆動される。用紙3がベルト6によって搬送される過
程で、YMドラム43からYトナーおよびMトナーが転
写され、CKドラム49からCトナーおよびKトナーが
転写される。そして、定着器7は、用紙3に転写された
4色のトナーに熱を加えて用紙に定着させる。なお、用
紙3に転写されずにYMドラム43の表面に残ったトナ
ーと、帯電を、YMクリーナ42によって除去する。ま
た、用紙3に転写されずにCKドラム49の表面に残っ
たトナーと、帯電を、CKクリーナ48によって除去す
る。
【0033】次に2タンデムカラープリンタ41の動作
について説明する。図37は、2タンデムカラープリン
タへの画像データの転送方法の一例の説明図、図38
は、2タンデムカラープリンタへの画像データの転送と
転写のタイミングの一例の説明図である。2タンデムカ
ラープリンタ41には、図37に示すように、Y色とM
色が順番に、C色とK色が順番に、ビットマップの面順
次データとして送られて来る。
【0034】1ページ目のデータである画像Y1が面順
次に2タンデムカラープリンタ41に送られる。送られ
た1画素8bitの画像Y1のデータは、レーザ光の照
射幅に変換される。YMポリゴンミラー44は主走査方
向に画像データを1ライン出力する。YMドラム43は
回転しており、主走査方向に一定の長さを出力すると、
次のラインの始点に戻って1ラインを出力する。レーザ
光が照射されたYMドラム43の部分は帯電する。YM
トナー選択ボックス45はYトナーボックス46を設定
しており、帯電された部分にY色トナーが付着する。
【0035】画像Y1の処理が終わると、YMトナー選
択ボックス45はMトナーボックス47を設定し、画像
M1が2タンデムカラープリンタ41に送られる。画像
MlによりYMポリゴンミラー44はYMドラム43に
レーザ光を照射して帯電させ、M色トナーを付着させ
る。画像M1の転送が始まった後、用紙3がトレー2よ
りフィードされてベルト6により搬送され、Y色トナー
とM色トナーが用紙3に転写される。用紙3に転写され
ずにYMドラム43に残ったY色トナーとM色トナーと
帯電された部分はYMクリーナ42でクリアされる。
【0036】この過程において、YMドラム43では、
レーザ光による帯電と、M色トナー付着と、用紙3への
Y色トナーとM色トナーの転写と、YMクリーナ42に
よるクリアの処理が同時に行われる。
【0037】図38に示すように、上述の画像Y1と画
像M1における処理と同様の処理が、画像C1と画像K
1に対しても、時間的なズレを持って行われる。搬送さ
れる用紙3にY色トナー、M色トナーが転写された後、
さらに搬送されて、C色トナー、K色トナーが転写され
る。用紙3へY色トナー、M色トナー、C色トナー、K
色トナーの転写が終了すると、定着器7により、トナー
に熱が加えられ用紙3に定着し、プリンタから排出され
ると1ページ目のプリントが終わる。2ページ目以降に
ついても同様の処理が行われ、一連の記録処理が完了す
る。
【0038】次に、上述のような4サイクルカラープリ
ンタ1、4タンデムカラープリンタ21、2タンデムカ
ラープリンタ41にデータを出力する画像処理装置につ
いて説明する。画像処理装置では、パーソナルコンピュ
ータ、ワークステーションなどからプリントするために
送られてくるPDL(プリンタから出力するデータを記
述した言語)を内部のハードウエアで処理できる中間言
語に変換する。そして、カラープリンタ出力時にプリン
タへのデータ出力速度に追従できる速度で、中間言語を
ビットマップデータに変換し、カラープリンタに出力す
る。
【0039】カラープリンタに出力する際にビットマッ
プデータを描画し格納するために必要なメモリ容量は、
用紙サイズがA4で解像度が600DPI、YMCK各
色8bitのとき、約140MB(メガバイト)必要で
ある。また、カラープリンタに絶え間なくビットマップ
データを送るためには、プリント中のデータを格納する
メモリと次のページのデータを描画するためのメモリが
必要であるので、約280MBのメモリが必要となる。
【0040】もちろんこのように大容量のメモリを搭載
してもよいが、システムとして非常に高価になる。その
ため、実際には安価にシステムを実現するため、中間言
語とバンドバッファを使用したシステムが考案されてい
る。図39は、中間言語とバンドバッファを使用した記
録動作の一例の説明図である。図中、61はPDL、6
2〜65は中間言語、66,67はバンドバッファ、6
8は形成画像である。図39では、1ページのデータを
4分割したサイズのバンドバッファを2つ持つシステム
における動作を示している。パーソナルコンピュータや
ワークステーションなどからPDL61が送られてく
る。ここでは一例として、PDL61には、丸(Cir
cle)と文字A(Char“A”)と長方形(Rec
tangle)を描画する命令が記述されているものと
する。
【0041】PDL61の情報は、4分割されたバンド
単位に中間言語に変換される。最初のバンドは丸(Ci
rcle)を描画する中間言語であるバンド1の中間言
語62が生成される。次のバンド2には文字“A”を描
画するバンド2の中間言語63が生成される。次のバン
ド3には長方形(Rectangle)の一部であるR
1を描画するバンド3の中間言語64が生成される。最
後のバンド4では長方形(Rectangle)の一部
であるR2を描画するバンド4の中間言語65が生成さ
れる。
【0042】バンドバッファは、1ページを4分割した
サイズのバンドバッファ66とバンドバッファ67の2
つで構成される。カラープリンタにプリントを行うとき
には、バンド1の中間言語62をバンドバッファ66に
ビットマップデータとして描画し、描画終了後にプリン
タに出力を開始する。バンドバッファ66のデータをプ
リンタに出力しながら、バンド2の中間言語63をバン
ドバッファ67にビットマップデータとして描画し、描
画が終了したらカラープリンタへのバンドバッファ66
の出力が終了するのを待つ。
【0043】バンドバッファ66の出力が終了すると、
バンドバッファ67から続けてビットマップデータの出
力を行う。同時にバンドバッファ66をクリア(背景色
を全面に書込み)し、バンド3の中間言語64をバンド
バッファ66にビットマップデータとして描画し、描画
が終了したらカラープリンタへのバンドバッファ67の
出力が終了するのを待つ。
【0044】バンドバッファ67の出力が終了すると、
バンドバッファ66から続けてビットマップデータの出
力を行う。同時にバンドバッファ67をクリア(背景色
を全面に書込み)し、バンド4の中間言語65をバンド
バッファ67にビットマップデータとして描画し、描画
が終了したらカラープリンタへのバンドバッファ66の
出力が終了するのを待つ。
【0045】バンドバッファ66の出力が終了すると、
バンドバッファ67から続けてビットマップデータの出
力を行う。バンドバッファ67からのデータ出力を終了
すると1ページのデータ出力が終わり、プリントが終了
する。
【0046】このように、使用しているメモリは1ペー
ジの1/4の容量を有するバンドバッファ66およびバ
ンドバッファ67である。すなわち、プリントに必要な
メモリは1ページの描画に必要なメモリの半分で済む。
1ページを32分割した場合には16分1のメモリでプ
リントを行うことが可能なシステムが実現できる。
【0047】図40は、4サイクルカラープリンタに対
応した画像処理装置の一例を示すブロック図である。図
中、71は4サイクルカラープリンタ対応画像処理装
置、72はCPU、73はバスブリッジ、74はシステ
ムメモリ、75はPDL、76は中間言語、77はYM
CK描画処理部、78はYMCKバンドバッファ、79
はYMCK出力制御部、80はバスである。なお、4サ
イクルカラープリンタ1の構成は、図29に示したとお
りであり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0048】4サイクルカラープリンタ対応画像処理装
置71は、CPU72、システムメモリ74、YMCK
描画処理部77,YMCK出力制御部79等を有してお
り、CPU72とシステムメモリ74とバス80とをバ
スブリッジ73で接続している。CPU72は、4サイ
クルカラープリンタ対応画像処理装置71の制御、およ
び、PDL75を中間言語76に変換する処理を行う。
システムメモリ74は、PDL75や中間言語76を記
憶する。YMCK描画処理部77は、中間言語76をビ
ットマップデータに変換する。YMCK描画処理部77
は、最低2つのバンドのビットマップデータを書き込め
るYMCKバンドバッファ78を有している。YMCK
出力制御部79は、YMCKバンドバッファ78に描画
されたビットマップデータを、4サイクルカラープリン
タ1に出力する。
【0049】4サイクルカラープリンタ対応画像処理装
置71の基本的な動作を説明する。パーソナルコンピュ
ータやワークステーションなどから4サイクルカラープ
リンタ1へのプリント指示を行うと、PDL75が生成
されて、4サイクルカラープリンタ対応画像処理装置7
1に送られてくる。このとき、CPU72がパーソナル
コンピュータやワークステーションなどとの通信処理を
行う。送られてきたPDL75は、システムメモリ74
に格納される。CPU72は、PDL75をYMCK描
画処理部77が処理できる中間言語76に変換する処理
を行う。中間言語76への変換処理が終了すると、CP
U72はYMCK描画処理部77にプリント開始指示を
与える。
【0050】YMCK描画処理部77内のYMCKバン
ドバッファ78は2つに分割され、片方が4サイクルカ
ラープリンタ1にビットマップデータを出力していると
きには、もう片方は中間言語76からビットマップデー
タを描画する処理に使用される。プリント開始指示が与
えられたYMCK描画処理部77は、システムメモリ7
4上に存在する中間言語76を自動的に読み込み、YM
CKバンドバッファ78にY色ビットマップデータを生
成する。Y色ビットマップデータが生成されると、YM
CK出力制御部79が4サイクルカラープリンタ1への
データ出力を開始する。YMCK描画処理部79は、4
サイクルカラープリンタ1にデータを出力しつつ、次の
バンドの描画を行い、ビットマップデータを生成する。
2つに分割されたYMCKバンドバッファ78を使用し
て、全てのバンドの描画処理を行い、Y色ビットマップ
データの出力が終了する。
【0051】同様に、M色ビットマップデータ、C色ビ
ットマップデータ、K色ビットマップデータを、順次、
4サイクルカラープリンタ1に出力し、1ページのプリ
ントを完了する。
【0052】図41は、4タンデムカラープリンタに対
応した画像処理装置の一例を示すブロック図である。図
中、図40と同様の部分には同じ符号を付して説明を省
略する。81は4タンデムカラープリンタ対応画像処理
装置、82はY描画処理部、83はYバンドバッファ、
84はY出力制御部、85はM描画処理部、86はMバ
ンドバッファ、87はM出力制御部、88はC描画処理
部、89はCバンドバッファ、90はC出力制御部、9
1はK描画処理部、92はKバンドバッファ、93はK
出力制御部である。なお、4タンデムカラープリンタ1
の構成は、図33に示したとおりであり、同様の部分に
は同じ符号を付している。
【0053】4タンデムカラープリンタ対応画像処理装
置81は、CPU72、システムメモリ74、Y描画処
理部82、Y出力制御部84、M描画処理部85、M出
力制御部87、C描画処理部88、C出力制御部90、
K描画処理部91、Y出力制御部93等を有している。
また、CPU72とシステムメモリ74とバス80とを
バスブリッジ73で接続している。
【0054】Y描画処理部82は、中間言語76をY色
ビットマップデータに変換する。Y描画処理部82は、
最低2つのバンドのY色ビットマップデータを書き込め
るYバンドバッファ83を有している。Y出力制御部8
4は、Yバンドバッファ83に描画されたビットマップ
データを4タンデムカラープリンタ21に出力する。
【0055】M描画処理部85は、中間言語76をM色
ビットマップデータに変換する。M描画処理部85は、
最低2つのバンドのM色ビットマップデータを書き込め
るMバンドバッファ86を有している。M出力制御部8
7は、Mバンドバッファ86に描画されたビットマップ
データを4タンデムカラープリンタ21に出力する。
【0056】C描画処理部88は、中間言語76をC色
ビットマップデータに変換する。C描画処理部88は、
最低2つのバンドのC色ビットマップデータを書き込め
るCバンドバッファ89を有している。C出力制御部9
0は、Cバンドバッファ89に描画されたビットマップ
データを4タンデムカラープリンタ21に出力する。
【0057】K描画処理部91は、中間言語76をK色
ビットマップデータに変換する。K描画処理部91は、
最低2つのバンドのK色ビットマップデータを書き込め
るKバンドバッファ92を有している。K出力制御部9
3は、Kバンドバッファ92に描画されたビットマップ
データを4タンデムカラープリンタ21に出力する。
【0058】4タンデムカラープリンタ対応画像処理装
置81の基本的な動作を説明する。パーソナルコンピュ
ータやワークステーションなどから4タンデムカラープ
リンタ21へのプリント指示を行うと、PDL75が生
成され、4タンデムカラープリンタ対応画像処理装置8
1に送られてくる。このとき、CPU72がパーソナル
コンピュータやワークステーションなどとの通信処理を
行う。送られてきたPDL75はシステムメモリ74に
格納される。CPU72はPDL75をY描画処理部8
2、M描画処理部85、C描画処理部88、K描画処理
部91が処理できる中間言語76に変換する処理を行
う。中間言語76への変換処理が終了するとCPU72
は、Y描画処理部82、M描画処理部85、C描画処理
部88、K描画処理部91にプリント開始の指示を与え
る。
【0059】Yバンドバッファ83は2つに分割され、
片方が4タンデムカラープリンタ21にビットマップデ
ータを出力しているとき、もう片方は中間言語76から
ビットマップデータを描画する処理に使用される。プリ
ント開始指示を与えられたY描画処理部82は、システ
ムメモリ74上に存在する中間言語76を自動的に読み
込み、Yバンドバッファ83にY色ビットマップデータ
を生成する。
【0060】Y色ビットマップデータが生成されると、
Y出力制御部84が4タンデムカラープリンタ21への
データ出力を開始する。Y描画処理部82は、Y出力制
御部84を介して4タンデムカラープリンタ21にビッ
トマップデータを出力しつつ、次のバンドの描画を行
い、ビットマップデータを生成する。2つに分割された
Yバンドバッファ83を使用して、全てのバンドの描画
処理と描画されたデータの出力を行い、Y色ビットマッ
プデータの出力が終了する。
【0061】Y出力制御部84がビットマップデータを
4タンデムカラープリンタ21に送り始めたころ、M描
画処理部85が中間言語76を自動的に読み込み、Mバ
ンドバッファ86にM色ビットマップデータの生成を開
始する。4タンデムカラープリンタ21からのM色ビッ
トマップデータ転送要求を受けて、M出力制御部87
は、M色ビットマップデータの出力を開始する。M描画
処理部85は、M出力制御部87を介して4タンデムカ
ラープリンタ21にビットマップデータを出力しつつ、
次のバンドの描画を行い、ビットマップデータを生成す
る。2つに分割されたMバンドバッファ86を使用し
て、全てのバンドの描画処理と描画されたデータの出力
を行い、M色ビットマップデータの出力が終了する。
【0062】M出力制御部87がビットマップデータを
4タンデムカラープリンタ21に送り始めたころ、C描
画処理部88が中間言語76を自動的に読み込み、Cバ
ンドバッファ89にC色ビットマップデータの生成を開
始する。4タンデムカラープリンタ21からのC色ビッ
トマップデータの転送要求を受けて、C出力制御部90
は、C色ビットマップデータの出力を開始する。C描画
処理部88は、C出力制御部90を介して4タンデムカ
ラープリンタ21にデータを出力しつつ、次のバンドの
描画を行い、ビットマップデータを生成する。2つに分
割されたCバンドバッファ89を使用して、全てのバン
ドの描画処理と描画されたビットマップデータの出力を
行い、C色ビットマップデータの出力が終了する。
【0063】C出力制御部90がビットマップデータを
4タンデムカラープリンタ21に送り始めたころ、K描
画処理部91が中間言語76を自動的に読み込み、Kバ
ンドバッファ92にK色ビットマップデータの生成を開
始する。4タンデムカラープリンタ21からのK色ビッ
トマップデータの転送要求を受けて、K出力制御部93
は、K色ビットマップデータの出力を開始する。K描画
処理部91は、K出力制御部93を介して4タンデムカ
ラープリンタ21にビットマップデータを出力しつつ、
次のバンドの描画を行い、ビットマップデータを生成す
る。2つに分割されたKバンドバッファ92を使用し
て、全てのバンドの描画処理と描画されたビットマップ
データの出力を行い、K色ビットマップデータの出力が
終了する。以上の処理により1ページのプリントを完了
する。
【0064】図42は、2タンデムカラープリンタに対
応した画像処理装置の一例を示すブロック図である。図
中、図40と同様の部分には同じ符号を付して説明を省
略する。101は2タンデムカラープリンタ対応画像処
理装置、102はYM描画処理部、103はYMバンド
バッファ、104はYM出力制御部、105はCK描画
処理部、106はCKバンドバッファ、107はCK出
力制御部である。なお、2タンデムカラープリンタ41
の構成は、図36に示したとおりであり、同様の部分に
は同じ符号を付している。
【0065】2タンデムカラープリンタ対応画像処理装
置101は、CPU72、システムメモリ74、YM描
画処理部102、YM出力制御部104、CK描画処理
部105、CK出力制御部107等を有している。ま
た、CPU72とシステムメモリ74とバス80とをバ
スブリッジ73で接続している。
【0066】YM描画処理部102は、中間言語76を
Y色とM色のビットマップデータに変換する。YM描画
処理部102は、最低2つのバンドのY色とM色のビッ
トマップデータを書き込めるYMバンドバッファ103
を有している。YM出力制御部104は、YMバンドバ
ッファ103に描画されたビットマップデータを2タン
デムカラープリンタ41に出力する。
【0067】CK描画処理部105は、中間言語76を
C色とK色のビットマップデータに変換する。CK描画
処理部105は、最低2つのバンドのC色とK色のビッ
トマップデータを書き込めるCKバンドバッファ106
を有している。CK出力制御部107は、CKバンドバ
ッファ106に描画されたビットマップデータを2タン
デムカラープリンタ41に出力する。
【0068】2タンデムカラープリンタ対応画像処理装
置101の基本的な動作を説明する。パーソナルコンピ
ュータやワークステーションなどで2タンデムカラープ
リンタ41へのプリント指示を行うと、PDL75が生
成され、2タンデムカラープリンタ対応画像処理装置1
01に送られてくる。このとき、CPU72がパーソナ
ルコンピュータやワークステーションなどとの通信処理
を行う。送られてきたPDL75は、システムメモリ7
4に格納される。CPU72は、PDL75をYM描画
処理部102、CK描画処理部105が処理できる中間
言語76に変換する処理を行う。中間言語76への変換
処理が終了すると、CPU72は、YM描画処理部10
2およびCK描画処理部105にプリント開始指示を与
える。
【0069】YMバンドバッファ103は2つに分割さ
れ、片方が2タンデムカラープリンタ41にビットマッ
プデータを出力しているときには、もう片方は中間言語
76からビットマップデータを描画する処理に使用され
る。プリント開始指示を与えられたYM描画処理部10
2は、システムメモリ74上に存在する中間言語76を
自動的に読み込み、YMバンドバッファ103にY色ビ
ットマップデータを生成する。Y色ビットマップデータ
が生成されると、YM出力制御部104が2タンデムカ
ラープリンタ41へのビットマップデータの出力を開始
する。YM描画処理部102は、YM出力制御部104
を介して2タンデムカラープリンタ41にビットマップ
データを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビット
マップデータを生成する。2つに分割されたYMバンド
バッファ103を使用して、全てのバンドの描画処理と
描画されたデータの出力を行い、Y色ビットマップデー
タの出力が終了する。
【0070】続いて、M色ビットマップデータの生成を
開始する。システムメモリ74上に存在する中間言語7
6を自動的に読み込み、YMバンドバッファ103にM
色ビットマップデータを生成する。M色ビットマップデ
ータが生成されると、YM出力制御部104が2タンデ
ムカラープリンタ41へのビットマップデータの出力を
開始する。YM描画処理部102はYM出力制御部10
4を介して2タンデムカラープリンタ41にビットマッ
プデータを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビッ
トマップデータを生成する。2つに分割されたYMバン
ドバッファ103を使用して、全てのバンドの描画処理
と描画されたビットマップデータの出力を行い、M色ビ
ットマップデータの出力が終了する。
【0071】YM出力制御部104がビットマップデー
タを2タンデムカラープリンタ41に送り始めたころ、
CK描画処理部105が中間言語76を自動的に読み込
み、CKバンドバッファ106にC色ビットマップデー
タの生成を開始する。2タンデムカラープリンタ41か
らのC色ビットマップデータの転送要求を受けて、CK
出力制御部107は、C色ビットマップデータの出力を
開始する。CK描画処理部105は、CK出力制御部1
07を介して2タンデムカラープリンタ41にビットマ
ップデータを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビ
ットマップデータを生成する。2つに分割されたCKバ
ンドバッファ106を使用して、全てのバンドの描画処
理と描画されたビットマップデータの出力を行い、C色
ビットマップデータの出力が終了する。
【0072】続いて、K色ビットマップデータを生成す
る。システムメモリ74上に存在する中間言語76を自
動的に読み込み、CKバンドバッファ106にK色ビッ
トマップデータを生成する。K色ビットマップデータが
生成されると、CK出力制御部107が2タンデムカラ
ープリンタ41へのビットマップデータの出力を開始す
る。CK描画処理部105は、CK出力制御部107を
介して2タンデムカラープリンタ41にビットマップデ
ータを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマ
ップデータを生成する。2つに分割されたCKバンドバ
ッファ106を使用して、全てのバンドの描画処理と描
画されたビットマップデータの出力を行い、K色ビット
マップデータの出力が終了する。
【0073】上述のように、カラープリンタはその機構
によって、カラープリンタに出力するビットマップデー
タを生成する画像処理装置の構成が異なる。上述の説明
では、画像処理装置における構成に着目して説明した
が、構成だけでなく、要求される処理能力についても異
なる。以下、各カラープリンタにおいて画像処理装置に
要求される処理能力について説明する。
【0074】図43は、1ページの1/8のサイズのバ
ンドバッファを用いた記録処理の具体例の説明図、図4
4は、同じくバンド管理部と管理するバンドごとの中間
言語の関係の説明図である。図中、111はPDL、1
12はPDL111が示す画像、113,121〜12
8はバンドデータ、114はバンド管理部、115は中
間言語群である。ここでは一例として、図43に示すよ
うに画像112を記述したPDL111が画像処理装置
に入力され、1ページの1/8のサイズのバンドごとに
分割した中間言語に変換するものとする。バンドデータ
113は実際にはまだビットマップ展開されていない
が、理解のためにビットマップ展開されたイメージを図
示している。このようにバンドごとに分割された中間言
語群115が、図44に示すようにバンド管理部114
によってそれぞれ管理されている。
【0075】図43に示すようなPDL111を、従来
の4サイクルカラープリンタ対応画像処理装置71、4
タンデムカラープリンタ対応画像処理装置81、2タン
デムカラープリンタ対応画像処理装置101を使用し
て、プリント速度がNPPM(Page Per Mi
nute:1分間にプリントできるページ数)の、4サ
イクルカラープリンタ1、4タンデムカラープリンタ2
1、2タンデムカラープリンタ41でプリントする場合
を考える。なお、各カラープリンタでプリントすること
により、図43に示す画像112が得られる。
【0076】4サイクルカラープリンタ対応画像処理装
置71、4タンデムカラープリンタ対応画像処理装置8
1、2タンデムカラープリンタ対応画像処理装置101
では、PDL111を中間言語群115に変換され、さ
らに8分割されたバンドバッファを使用してビットマッ
プデータに変換され、4サイクルカラープリンタ1、4
タンデムカラープリンタ21、2タンデムカラープリン
タ41に出力される。
【0077】図45は、従来の4サイクルカラープリン
タ対応画像処理装置を用いた場合における4サイクルカ
ラープリンタへのバンドごとのビットマップデータを転
送する際のタイミングチャートである。ここでは、4サ
イクルカラープリンタ対応画像処理装置71において中
間言語からビットマップデータを描画(生成)するYM
CK描画処理部77と、4サイクルカラープリンタ1へ
の出力制御を行うYMCK出力制御部79の動作を示し
ている。
【0078】また、図46は、従来の4タンデムカラー
プリンタ対応画像処理装置を用いた場合における4タン
デムカラープリンタへのバンドごとのビットマップデー
タを転送する際のタイミングチャートである。ここで
は、4タンデムカラープリンタ対応画像処理装置81に
おいて、中間言語からビットマップデータを描画(生
成)するY描画処理部82、M描画処理部85、C描画
処理部88、K描画処理部91と、4タンデムカラープ
リンタ21への出力制御を行うY出力制御部84、M出
力制御部87、C出力制御部90、K出力制御部93の
動作を示している。
【0079】さらに、図47は、従来の2タンデムカラ
ープリンタ対応画像処理装置を用いた場合における2タ
ンデムカラープリンタへのバンドごとのビットマップデ
ータを転送する際のタイミングチャートである。ここで
は、2タンデムカラープリンタ対応画像処理装置101
で中間言語からビットマップデータを描画(生成)する
YM描画処理部102とCK描画処理部105、およ
び、2タンデムカラープリンタ41への出力制御を行う
YM出力制御部104とCK出力制御部107の動作を
示している。なお、図45〜図47において、〜
は、8分割されたバンドからバンドに対応してい
る。
【0080】ここで、画像処理装置の中の描画処理部に
注目する。4サイクルカラープリンタ対応画像処理装置
71のYMCK描画処理部77で1つのバンドを処理す
るために与えられた時間をT秒とすると、4タンデムカ
ラープリンタ対応画像処理装置81のY描画処理部8
2、M描画処理部85、C描画処理部88、K描画処理
部91においては約4T秒である。さらに、2タンデム
カラープリンタ対応画像処理装置101のYM描画処理
部102とCK描画処理部105においては約2T秒と
なる。すなわち、4タンデムカラープリンタ対応画像処
理装置81のY描画処理部82、M描画処理部85、C
描画処理部88、K描画処理部91の描画性能を1とす
ると、2タンデムカラープリンタ対応画像処理装置10
1のYM描画処理部102とCK描画処理部105には
2倍の性能が要求される。さらに、4サイクルカラープ
リンタ対応画像処理装置71のYMCK描画処理部77
には4倍の性能が要求される。
【0081】カラープリンタを制御する画像処理装置を
開発する際、少ない費用で開発を行うことが望まれる。
このとき、最も高い性能が要求されるYMCK描画処理
部77とYMCK出力制御部79を一つの4サイクル用
ASICとして開発を行い、4サイクルカラープリンタ
対応画像処理装置71ではこの4サイクル用ASICを
1個使用してシステムを構成する。そして、2タンデム
カラープリンタ対応画像処理装置101ではこの4サイ
クル用ASICを2個使用してシステムを構成し、4タ
ンデムカラープリンタ対応画像処理装置81では4サイ
クル用ASICを4個使用してシステムを構成すること
が考えられる。
【0082】しかし、4タンデムカラープリンタ対応画
像処理装置81では、この4サイクル用ASICの1/
4の性能でカラープリンタへの出力が可能であるため、
非常にオーバースペックとなり、コストアップが生じ
る。また、4個もの4サイクル用ASICをバスに接続
するため、基板も大きくなり、また、コストアップを生
じる。さらに、バスにたくさんのデバイスが接続される
ため、クロック速度を上げるには限界が生じる。2タン
デムカラープリンタ対応画像処理装置101でも4タン
デムカラープリンタ対応画像処理装置81ほどではない
が、同様な問題を生じる。
【0083】次に4タンデムカラープリンタ対応画像処
理装置81を中心しにて、開発を行う場合は、Y描画処
理部82、M描画処理部85、C描画処理部88、K描
画処理部91、Y出力制御部84、M出力制御部87、
C出力制御部90、K出力制御部93を一つの4タンデ
ム用ASICとして開発を行う場合が考えられる。この
4タンデム用ASICは、4サイクル用ASICの1/
4の性能で動作してもよく、かつ、4サイクル用ASI
Cより少し大きいパッケージを使用して実現できる。こ
のため、4サイクル用ASICのコストを1とすると、
4タンデム用ASICは約1.5倍程度のコストで実現
できる。4タンデムカラープリンタ対応画像処理装置8
1を設計する際、4サイクル用ASICを4個使用した
場合と比べて、4タンデム用ASICは1個を使用した
場合は、ASICのコストが約1/3となり、かつ、小
さな基板で実装可能であるため安価な基板で実現が可能
となる。
【0084】しかし、4サイクルカラープリンタ対応画
像処理装置71を設計する際、4タンデム用ASICを
使用すると1個の4タンデム用ASICで設計できる
が、1/4の性能の4サイクルカラープリンタ1にしか
接続できなくなる。同様に、2タンデムカラープリンタ
対応画像処理装置101を設計する際、4タンデム用A
SICを使用すると2個の4タンデム用ASICで設計
できるが、1/2の性能の2タンデムカラープリンタ4
1にしか接続できなくなる。
【0085】性能とシステムのコストの最適化を行う
と、4サイクルカラープリンタ対応画像処理装置71、
4タンデムカラープリンタ対応画像処理装置81、2タ
ンデムカラープリンタ対応画像処理装置101のそれぞ
れに応じて、個別にASICを開発する必要があり、開
発費用と設計工数が3倍となる。また、カラープリンタ
の構成は4サイクルカラープリンタ1、4タンデムカラ
ープリンタ21、2タンデムカラープリンタ41以外に
も考えられ、かつ、性能も日々向上するため、個別に開
発を行うと開発費用と設計工数は莫大なものとなるとい
う問題があった。
【0086】また、上述の説明ではPDLからビットマ
ップデータに変換する画像処理の場合を示したが、この
ような画像処理に限らず、例えば符号化されたビットマ
ップデータを復号しながらプリンタに出力する場合な
ど、各種の画像処理を行う場合について、同様の問題が
発生していた。
【0087】上述の4タンデムカラープリンタ対応画像
処理装置81や2タンデムカラープリンタ対応画像処理
装置101では、複数の描画処理部を設けて並列的に処
理を行っている。しかしこれらの画像処理装置における
描画処理部は、いずれも同じバンドにおける異なる色の
画像を処理している。一方、従来の画像処理装置には、
複数の描画処理部において異なるバンドの処理を行うも
のも開発されている。例えば特開平6−214555号
公報に記載されている画像処理装置では、複数の描画モ
ジュールを設け、それぞれ異なる描画コマンドの処理を
行っている。また、特開平10−151815号公報に
記載されている印刷処理装置では、複数の展開処理部を
有し、それぞれ異なるバンドにおけるビットマップデー
タへの展開処理を行っている。しかし、これらの文献に
記載されている技術では、並列処理による高速化を図る
ことができるものの、プリンタなどの出力装置の機構に
ついては何ら考慮されていない。そのため、上述のよう
な各種の機構の出力装置に対して出力する場合には、そ
れぞれの出力装置の機構に応じた出力制御部を別途設計
しなければならない。また、上述のように各機構に応じ
た処理能力が必要となるが、そのような処理能力に応じ
た処理を行うような制御も考慮されていなかった。
【0088】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、接続される出力装置の機構
によらず利用可能な画像処理装置を提供することを目的
とするものである。
【0089】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された画
像データに対して処理を行って出力装置へ出力する画像
処理装置において、入力された画像データに対して処理
を施す複数の画像処理手段と、出力装置の機構に応じて
複数の画像処理手段の構成を制御する構成制御手段と、
構成制御手段で制御された画像処理手段の構成に応じて
複数の画像処理手段に入力する画像データを制御する処
理順制御手段と、構成制御手段で制御された複数の画像
処理手段の構成に応じて画像処理手段から前記出力装置
への出力を制御する出力制御手段を有することを特徴と
するものである。
【0090】例えば出力装置が上述の4サイクルカラー
プリンタであれば、4個の画像処理手段を用い、構成制
御手段は4個の画像処理手段を順次的な処理を並行して
行う構成となるように制御し、処理順制御手段は4個の
画像処理手段に対して出力装置へ順に出力すべき画像デ
ータをそれぞれ入力し、出力制御手段はそれぞれの画像
処理手段から出力される出力データを、順次、出力手段
に送る。これによって、4個の画像処理手段は、例えば
それぞれY色、M色、C色、K色の処理を並列的に行う
とともに、順次出力することができる。このとき、各画
像処理手段は並列的に処理を行うので、従来に比べて1
/4の処理能力でよい。
【0091】同じ画像処理装置を用いて上述の4タンデ
ムカラープリンタを出力装置とする場合には、同じく4
個の画像処理手段を用い、構成制御手段は4個の画像処
理手段を並列的に処理を行う構成となるように制御し、
処理順制御手段は4個の画像処理手段に対して出力装置
へ並列的に出力すべき画像データを入力し、出力制御手
段はそれぞれの画像処理手段から出力される出力データ
をそれぞれ並列的に出力手段に送る。これによって、4
個の画像処理手段は、例えばそれぞれY色、M色、C
色、K色の処理を並列的に行うとともに、出力も並列的
に行うことができる。
【0092】もちろん、出力装置が2タンデムカラープ
リンタの場合にも対応でき、構成制御手段は4個の画像
処理手段を並列的な処理を行う2組の構成となるように
制御し、処理順制御手段は画像処理手段のそれぞれの組
に対して出力装置に対して並列的に出力すべき画像デー
タをそれぞれの組に入力し、出力制御手段は画像処理手
段の組からの出力データを並列的に出力手段に送るとと
もに、組内の2つの画像処理手段から出力される出力デ
ータを、順次、出力手段に送るように制御すればよい。
【0093】このように本発明の画像処理装置では、異
なる機構の出力装置、例えば性能がNPPMで構成の異
なる4サイクルカラープリンタ、4タンデムカラープリ
ンタ、2タンデムカラープリンタなど、各種の出力装置
との接続を可能とし、また、カラープリンタの性能がN
PPM以上となっても、複数の画像処理装置を使用して
性能向上が可能となる。
【0094】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、20
1は描画機構部、202は構成制御部、203は第1描
画処理部、204は第1バンドバッファ、205は第1
出力制御部、206は第2描画処理部、207は第2バ
ンドバッファ、208は第2出力制御部、209は第3
描画処理部、210は第3バンドバッファ、211は第
3出力制御部、212は第4描画処理部、213は第4
バンドバッファ、214は第4出力制御部、215は処
理順制御部、216は出力装置である。この実施の形態
では、複数の画像処理手段として第1ないし第4描画処
理部を有し、各描画処理部において中間言語からビット
マップデータを形成して出力装置216に出力する例を
示している。
【0095】描画機構部201は、構成制御部202、
第1描画処理部203、第2描画処理部206、第3描
画処理部209、第4描画処理部212、第1出力制御
部205、第2出力制御部208、第3出力制御部21
1、第4出力制御部214等を有している。
【0096】第1描画処理部203、第2描画処理部2
06、第3描画処理部209、第4描画処理部212
は、中間言語を指定された色のビットマップデータに変
換する。第1描画処理部203、第2描画処理部20
6、第3描画処理部209、第4描画処理部212は、
それぞれ、最低2つのバンドのビットマップデータを書
き込める第1バンドバッファ204、第2バンドバッフ
ァ207、第3バンドバッファ210、第4バンドバッ
ファ213を有している。
【0097】第1出力制御部205、第2出力制御部2
08、第3出力制御部211、第4出力制御部214
は、構成制御部202で制御された第1ないし第4描画
処理部203,206,209,212の構成に応じ
て、それぞれ第1バンドバッファ204、第2バンドバ
ッファ207、第3バンドバッファ210、第4バンド
バッファ213に描画されたビットマップデータを出力
装置216へ出力する際の制御を行う。
【0098】構成制御部202は、出力装置216の構
成、接続方法、プリントするPDLに依存して、第1な
いし第4出力制御部205,208,211,214の
接続形態と出力方式を設定する。また、この構成制御部
202は処理順制御部215とも連動する。
【0099】処理順制御部215は、例えばPDL等に
よって記述された画像データを外部より受け取り、バン
ドごとの中間言語を生成する。このとき、構成制御部2
02で制御された第1ないし第4描画処理部203,2
06,209,212の構成に応じた順序となるように
中間言語を再構成し、中間言語が第1ないし第4描画処
理部203,206,209,212に対して、処理順
に応じて入力されるように制御する。
【0100】この第1の実施の形態における以下の説明
では、具体例として図43および図44に示した例を用
いる。この図43,図44において、描画用言語である
PDL111をプリントすると、画像112に対応する
出力が行われるとする。この画像112が8分割された
場合と同等の中間言語が、PDL111から生成され
る。バンドデータ121は、図44に示すように中間言
語−1と中間言語−2で表現されてバンド管理に
属するデータとして管理される。以下同様にして、バン
ドデータ122は、中間言語−1と中間言語−2と
中間言語−3で表現されて、バンド管理に属するデ
ータとして管理される。バンドデータ123は、中間言
語−1と中間言語−2と中間言語−3で表現され
て、バンド管理に属するデータとして管理される。バ
ンドデータ124は、中間言語−1と中間言語−2
で表現されて、バンド管理に属するデータとして管理
される。バンドデータ125は、中間言語−1で表現
されて、バンド管理に属するデータとして管理され
る。バンドデータ126は、中間言語−1と中間言語
−2と中間言語−3で表現されて、バンド管理に
属するデータとして管理される。バンドデータ127
は、中間言語−1と中間言語−2で表現されて、バ
ンド管理に属するデータとして管理される。バンドデ
ータ128は、中間言語−1で表現されてバンド管理
に属するデータとして管理される。バンド管理から
バンド管理の集まりをバンド管理部114と呼び、中
間言語−1から中間言語−1までを中間言語群11
5と呼ぶ。
【0101】図2は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態において出力装置として4タンデムカラープリ
ンタを接続した場合の構成例を示すブロック図、図3
は、同じく1分割中間言語群の一例の説明図である。図
中、図33、図41と同様の部分には同じ符号を付して
説明を省略する。221は画像処理装置、222は1分
割中間言語群である。この例では、出力装置216とし
て、図33に示したような4タンデムカラープリンタ2
1を接続した例を示している。なお、この例では処理順
制御部215の機能をCPU72によって実現してい
る。
【0102】出力装置216が4タンデムカラープリン
タ21の場合、構成制御部202は次の設定および制御
を行う。第1描画処理部203は、1分割中間言語群2
22内の中間言語からY色ビットマップデータを生成
し、第1バンドバッファ204に描画する。そして、第
1出力制御部205の制御により、Y色ビットマップデ
ータとして4タンデムカラープリンタ21に出力する。
第2描画処理部206は、1分割中間言語群222内の
中間言語からM色ビットマップデータを生成し、第2バ
ンドバッファ207に描画する。そして、第2出力制御
部208の制御により、M色ビットマップデータとして
4タンデムカラープリンタ21に出力する。第3描画処
理部209は、1分割中間言語群222内の中間言語か
らC色ビットマップデータを生成し、第3バンドバッフ
ァ210に描画する。そして、第3出力制御部211の
制御により、C色ビットマップデータとして4タンデム
カラープリンタ21に出力する。第4描画処理部212
は、1分割中間言語群222内の中間言語からK色ビッ
トマップデータを生成し、第4バンドバッファ213に
描画する。そして、第4出力制御部214の制御により
K色ビットマップデータとして4タンデムカラープリン
タ21に出力する。
【0103】また、CPU72によってPDL75から
生成された、図44に示すような中間言語群115は、
バンド管理部114から分離され、構成制御部202の
設定に合わせて、新たな接続関係を持つ図3に示すよう
な1分割中間言語群222が合成される。1分割中間言
語群222は、中間言語−1の先頭アドレスを「開始
1」として、バンド管理からバンド管理までの中間
言語を順次接続したものであり、中間言語−1、中間
言語−2、中間言語−1、中間言語−2、中間言
語−3、中間言語−1、中間言語−2、中間言語
−3、中間言語−1、中間言語−2、中間言語
−1、中間言語−1、中間言語−2、中間言語−
3、中間言語−1、中間言語−2、中間言語−1
の順に接続される。なお、この1分割中間言語群222
は、画像処理装置221では、システムメモリ74中に
保持される。
【0104】画像処理装置221が、4タンデムカラー
プリンタ21にプリント開始命令を出す前に、第1描画
処理部203、第2描画処理部206、第3描画処理部
209、第4描画処理部212に1分割中間言語群22
2の「開始1」アドレスを設定し、描画開始指示を行
う。第1描画処理部203、第2描画処理部206、第
3描画処理部209、第4描画処理部212は、システ
ムメモリ74中の1分割中間言語群222に対して、例
えばDMA等を用いてアクセスし、描画を開始する。
【0105】第1描画処理部203によりY色ビットマ
ップデータが第1バンドバッファ204内に生成される
と、画像処理装置221は4タンデムカラープリンタ2
1にプリント開始命令を出し、第1出力制御部205が
4タンデムカラープリンタ21へのY色ビットマップデ
ータの出力を開始する。第1描画処理部203は、第1
出力制御部205を介して4タンデムカラープリンタ2
1にビットマップデータを出力しつつ、次のバンドの描
画を行い、ビットマップデータを生成する。2つに分割
された第1バンドバッファ204を使用して、ビットマ
ップの生成とその出力により全てのバンドの描画処理を
行い、Y色ビットマップデータの出力が終了する。
【0106】第2描画処理部206も、1分割中間言語
群222に例えばDMA等を用いてアクセスして、第2
バンドバッファ207にM色ビットマップデータの描画
を行う。4タンデムカラープリンタ21からのM色ビッ
トマップデータの転送要求を受けて、第2出力制御部2
08は、M色ビットマップデータの出力を開始する。第
2描画処理部206は、第2出力制御部208を介して
4タンデムカラープリンタ21にM色ビットマップデー
タを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマッ
プデータを生成する。2つに分割された第2バンドバッ
ファ207を使用して、ビットマップの生成とその出力
により全てのバンドの描画処理を行い、M色ビットマッ
プデータの出力が終了する。
【0107】第3描画処理部209も、1分割中間言語
群222に例えばDMA等を用いてアクセスして、第3
バンドバッファ210にC色ビットマップデータの描画
を行う。4タンデムカラープリンタ21からのC色ビッ
トマップデータの転送要求を受けて、第3出力制御部2
11は、C色ビットマップデータの出力を開始する。第
3描画処理部209は、第3出力制御部211を介して
4タンデムカラープリンタ21にC色ビットマップデー
タを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマッ
プデータを生成する。2つに分割された第3バンドバッ
ファ210を使用して、ビットマップの生成とその出力
により全てのバンドの描画処理を行い、C色ビットマッ
プデータの出力が終了する。
【0108】第4描画処理部212も、1分割中間言語
群222に例えばDMA等を用いてアクセスして、第4
バンドバッファ213にK色ビットマップデータの描画
を行う。4タンデムカラープリンタ21からのK色ビッ
トマップデータの転送要求を受けて、第4出力制御部2
14は、K色ビットマップデータの出力を開始する。第
4描画処理部212は、第4出力制御部214を介して
4タンデムカラープリンタ21にK色ビットマップデー
タを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマッ
プデータを生成する。2つに分割された第4バンドバッ
ファ213を使用して、ビットマップの生成とその出力
により全てのバンドの描画処理を行い、K色ビットマッ
プデータの出力が終了する。
【0109】以上の処理により1ページのプリントを完
了する。なお、上述のY出力、M出力、C出力、K出力
の出力タイミングは、例えば図35に示すようになる。
図4は、本発明の画像処理装置の第1の実施の形態にお
いて4タンデムカラープリンタに出力する場合の各描画
処理部およびデータ出力の一例のタイミングチャートで
ある。ここでは図45ないし図47と同様にNPPMの
速度でプリントを行う場合について、第1描画処理部2
03、第2描画処理部206、第3描画処理部209、
第4描画処理部212で描画が行われるタイミングと、
第1出力制御部205、第2出力制御部208、第3出
力制御部211、第4出力制御部214からプリント時
に出力されるY色出力、M色出力、C色出力、K色出力
のタイミングを示している。図46と比較して、ほぼ同
様のタイミングで処理を行うことができる。
【0110】図5は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態において出力装置として4サイクルカラープリ
ンタを接続した場合の構成例を示すブロック図、図6
は、同じく4分割中間言語群の一例の説明図である。図
中、図2、図29、図40と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。223は4分割中間言語群であ
る。この例では、出力装置216として、図29に示し
たような4サイクルカラープリンタ1を接続した例を示
している。なお、この例においても処理順制御部215
の機能をCPU72によって実現している。
【0111】出力装置216が4サイクルカラープリン
タ1の場合、構成制御部202は次の設定および制御を
行う。第1描画処理部203は中間言語からY色、M
色、C色、K色のビットマップデータを順次生成し、第
1バンドバッファ204に描画する。また、第2描画処
理部206は、中間言語からY色、M色、C色、K色の
ビットマップデータを生成し、第2バンドバッファ20
7に描画する。第3描画処理部209は、中間言語から
Y色、M色、C色、K色のビットマップデータを生成
し、第3バンドバッファ210に描画する。第4描画処
理部212は、中間言語からY色、M色、C色、K色の
ビットマップデータを生成し、第4バンドバッファ21
3に描画する。
【0112】4サイクルカラープリンタ1に出力するビ
ットマップデータが、バンド管理部またはバンド管理
部のときは、第1バンドバッファ204からビットマ
ップデータを第1出力制御部205が読み出し、4サイ
クルカラープリンタ1に出力する。また、バンド管理部
またはバンド管理部のときは、第2バンドバッファ
207からビットマップデータを第2出力制御部208
が読み出し、第1出力制御部205に転送して4サイク
ルカラープリンタ1に出力する。バンド管理部または
バンド管理部のときは、第3バンドバッファ210か
らビットマップデータを第3出力制御部211が読み出
し、第2出力制御部208を介して第1出力制御部20
5に転送して4サイクルカラープリンタ1に出力する。
バンド管理部またはバンド管理部のときは、第4バ
ンドバッファ213からビットマップデータを第4出力
制御部214が読み出し、第3出力制御部211と第2
出力制御部208を介して第1出力制御部205に転送
し、4サイクルカラープリンタ1に出力する。
【0113】また、CPU72によってPDL75から
生成された、図44に示すような中間言語群115は、
バンド管理部114から分離され、構成制御部202の
設定に合わせて、新たな接続関係を持つ図6に示すよう
な4分割中間言語群223が合成される。描画処理部が
4個あるため、バンド管理の番号N(=1〜8)を4で
割ったときの余りごとに接続される。すなわち、中間言
語−1の先頭アドレスを「開始1」として、4で割っ
たときの余りが1であるバンド管理とバンド管理の
中間言語を順次接続した中間言語群が合成される。ま
た、中間言語−1の先頭アドレスを「開始2」とし
て、4で割ったときの余りが2であるバンド管理とバ
ンド管理の中間言語を順次接続した中間言語群が合成
される。同様に、中間言語−1の先頭アドレスを「開
始3」として、4で割ったときの余りが3であるバンド
管理とバンド管理の中間言語を順次接続した中間言
語群が合成される。また、中間言語−1の先頭アドレ
スを「開始4」として、4で割ったときの余りが0であ
るバンド管理とバンド管理の中間言語を順次接続し
た中間言語群が合成される。
【0114】このようにして、「開始1」からは中間言
語−1、中間言語−2、中間言語−1の順に接続
される。また、「開始2」からは中間言語−1、中間
言語−2、中間言語−3、中間言語−1、中間言
語−2、中間言語−3の順に接続される。さらに、
「開始3」からは中間言語−1、中間言語−2、中
間言語−3、中間言語−1、中間言語−2の順に
接続される。さらに、「開始4」からは中間言語−
1、中間言語−2、中間言語−1の順に接続され
る。4分割中間言語群223は、画像処理装置221で
は、システムメモリ74中に保持される。
【0115】画像処理装置221は、4サイクルカラー
プリンタ1にプリント開始命令を出す前に、第1描画処
理部203に「開始1」アドレスを設定し、第2描画処
理部206に「開始2」アドレスを設定し、第3描画処
理部209に「開始3」アドレスを設定し、第4描画処
理部212に「開始4」アドレスを設定する。そして、
Y色ビットマップデータの描画開始指示を行う。
【0116】第1描画処理部203は、システムメモリ
74中の4分割中間言語群223の「開始1」アドレス
に例えばDMA等を用いてアクセスし、第1バンドバッ
ファ204にY色ビットマップデータの描画を開始す
る。また、第2描画処理部206は、システムメモリ7
4中の4分割中間言語群223の「開始2」アドレスに
例えばDMA等を用いてアクセスし、第2バンドバッフ
ァ207にY色ビットマップデータの描画を開始する。
さらに、第3描画処理部209は、システムメモリ74
中の4分割中間言語群223の「開始3」アドレスに例
えばDMA等を用いてアクセスし、第3バンドバッファ
210にY色ビットマップデータの描画を開始する。さ
らに、第4描画処理部212は、システムメモリ74中
の4分割中間言語群223の「開始4」アドレスに例え
ばDMA等を用いてアクセスし、第4バンドバッファ2
13にY色ビットマップデータの描画を開始する。
【0117】Y色ビットマップデータが生成されると、
画像処理装置221は4サイクルカラープリンタ1にプ
リント開始命令を出し、第1出力制御部205が第1バ
ンドバッファ204からY色ビットマップデータを読み
出し、4サイクルカラープリンタ1へのY色ビットマッ
プデータの出力を開始する。第1描画処理部203は、
第1出力制御部205を介して4サイクルカラープリン
タ1にデータを出力しつつ、バンドの描画を行い、Y
色ビットマップデータを生成する。2つに分割された第
1バンドバッファ204を使用して、ビットマップの生
成とその出力を行う。
【0118】第1出力制御部205は、バンドのY色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第2出
力制御部208にバンドの出力要求を行う。バンド
の出力要求を受けた第2出力制御部208は、第2バン
ドバッファ207からY色ビットマップデータを読み出
し、第1出力制御部205に転送して4サイクルカラー
プリンタ1へのY色ビットマップデータの出力を継続し
て行う。第2描画処理部206は、第2出力制御部20
8および第1出力制御部205を介して4サイクルカラ
ープリンタ1にビットマップデータを出力しつつ、バン
ドの描画を行い、Y色ビットマップデータを生成す
る。2つに分割された第2バンドバッファ207を使用
して、ビットマップの生成とその出力を行う。
【0119】第1出力制御部205は、バンドのY色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第2出
力制御部208を介して第3出力制御部211にバンド
の出力要求を行う。バンドの出力要求を受けた第3
出力制御部211は、第3バンドバッファ210からY
色ビットマップデータを読み出し、第2出力制御部20
8を介して第1出力制御部205に転送し、4サイクル
カラープリンタ1へのY色ビットマップデータの出力を
継続して行う。第3描画処理部209は、第3出力制御
部211、第2出力制御部208、第1出力制御部20
5を介して4サイクルカラープリンタ1にビットマップ
データを出力しつつ、バンドの描画を行い、Y色ビッ
トマップデータを生成する。2つに分割された第3バン
ドバッファ210を使用して、ビットマップの生成とそ
の出力を行う。
【0120】第1出力制御部205は、バンドのY色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第2出
力制御部208と第3出力制御部211を介して第4出
力制御部214にバンドの出力要求を行う。バンド
の出力要求を受けた第4出力制御部214は、第4バン
ドバッファ213からY色ビットマップデータを読み出
し、第3出力制御部211と第2出力制御部208を介
して第1出力制御部205に転送し、4サイクルカラー
プリンタ1へのY色ビットマップデータの出力を継続し
て行う。第4描画処理部212は、第4出力制御部21
4、第3出力制御部211、第2出力制御部208、第
1出力制御部205を介して4サイクルカラープリンタ
1にビットマップデータを出力しつつ、バンドの描画
を行い、Y色ビットマップデータを生成する。2つに分
割された第4バンドバッファ213を使用して、ビット
マップの生成とその出力を行う。
【0121】同様にして、バンドの出力を第1バンド
バッファ204から、バンドの出力を第2バンドバッ
ファ207から、バンドの出力を第3バンドバッファ
210から、バンドの出力を第4バンドバッファ21
3から行い、Y色ビットマップデータの出力を完了す
る。
【0122】さらに同様にして、M色ビットマップデー
タ、C色ビットマップデータ、K色ビットマップデータ
を4サイクルカラープリンタ1に出力し、1ページのプ
リントを完了する。なお、このときの出力タイミング
は、例えば図32に示すようになる。
【0123】図7は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態において4サイクルカラープリンタに出力する
場合の各描画処理部およびデータ出力の一例のタイミン
グチャートである。ここでは図45ないし図47と同様
にNPPMの速度でプリントを行う場合について、第1
描画処理部203、第2描画処理部206、第3描画処
理部209、第4描画処理部212で描画が行われるタ
イミングと、第1出力制御部205から4サイクルカラ
ープリンタ1に出力されるY色出力、M色出力、C色出
力、K色出力のタイミングを示している。図45と比較
してわかるように、各描画処理部における処理時間を約
4倍とることができる。そのため、各描画処理部の処理
能力が低くても、4サイクルカラープリンタに対するビ
ットマップデータの転送が可能である。
【0124】図8は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態において出力装置として2タンデムカラープリ
ンタを接続した場合の構成例を示すブロック図、図9
は、同じく2分割中間言語群の一例の説明図である。図
中、図2、図36、図42と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。224は2分割中間言語群であ
る。この例では、出力装置216として、図36に示し
たような2タンデムカラープリンタ41を接続した例を
示している。なお、この例においても処理順制御部21
5の機能をCPU72によって実現している。
【0125】出力装置216が2タンデムカラープリン
タ41の場合、構成制御部202は次の設定および制御
を行う。第1描画処理部203は、中間言語からY色、
M色のビットマップデータを順次生成して、第1バンド
バッファ204に描画する。第2描画処理部206は、
中間言語からY色、M色のビットマップデータを順次生
成し、第2バンドバッファ207に描画する。第3描画
処理部209は、中間言語からC色、K色のビットマッ
プデータを順次生成し、第3バンドバッファ210に描
画する。第4描画処理部212は、中間言語からC色、
K色のビットマップデータを順次生成し、第4バンドバ
ッファ213に描画する。
【0126】2タンデムカラープリンタ41に出力する
ビットマップデータがY色とM色であり、バンド管理部
、バンド管理部、バンド管理部、バンド管理部
のバンドのときは、第1バンドバッファ204からビッ
トマップデータを第1出力制御部205が読み出し、2
タンデムカラープリンタ41に出力する。2タンデムカ
ラープリンタ41に出力するビットマップデータがY色
とM色であり、バンド管理部、バンド管理部、バン
ド管理部、バンド管理部のときは、第2バンドバッ
ファ207からビットマップデータを第2出力制御部2
08が読み出し、第1出力制御部205に転送して2タ
ンデムカラープリンタ41に出力する。2タンデムカラ
ープリンタ41に出力するビットマップデータがC色と
K色であり、バンド管理部、バンド管理部、バンド
管理部、バンド管理部のときは、第3バンドバッフ
ァ210からビットマップデータを第3出力制御部21
1が読み出し、2タンデムカラープリンタ41に出力す
る。2タンデムカラープリンタ41に出力するビットマ
ップデータがC色とK色であり、バンド管理部、バン
ド管理部、バンド管理部、バンド管理部のとき
は、第4バンドバッファ213からビットマップデータ
を第4出力制御部214が読み出し、第3出力制御部2
11に転送して2タンデムカラープリンタ41に出力す
る。
【0127】また、CPU72によってPDL75から
生成された、図44に示すような中間言語群115は、
バンド管理部114から分離され、構成制御部202の
設定に合わせて、新たな接続関係を持つ図9に示すよう
な2分割中間言語群224が合成される。例えば、バン
ド管理の番号N(=1〜8)を2で割ったときの余りご
とに接続することができる。すなわち、中間言語−1
の先頭アドレスを「開始1」として、2で割ったときの
余りが1であるバンド管理、バンド管理、バンド管
理、バンド管理の中間言語を順次接続した中間言語
群を合成する。また、中間言語−1の先頭アドレスを
「開始2」として、2で割ったときの余りが0であるバ
ンド管理、バンド管理、バンド管理とバンド管理
の中間言語を順次接続した中間言語群を合成する。
「開始1」からは中間言語−1、中間言語−2、中
間言語−1、中間言語−2、中間言語−3、中間
言語−1、言語−1、中間言語−2の順に接続さ
れる。「開始2」からは中間言語−1、中間言語−
2、中間言語−3、中間言語−1、中間言語−
2、中間言語−1、中間言語−2、中間言語−
3、中間言語−1の順に接続される。2分割中間言語
群224は、画像処理装置221では、システムメモリ
74中に保持される。
【0128】画像処理装置221は、2タンデムカラー
プリンタ41にプリント開始命令を出す前に、第1描画
処理部203に「開始1」アドレスを設定し、また第3
描画処理部209に「開始2」アドレスを設定し、Y色
ビットマップデータの描画開始指示を行う。さらに、第
3描画処理部209に「開始1」アドレスを設定し、ま
た第4描画処理部212に「開始2」アドレスを設定
し、C色ビットマップデータの描画開始指示を行う。
【0129】第1描画処理部203と第2描画処理部2
06は、システムメモリ74中の2分割中間言語群22
4の「開始1」と「開始2」アドレスに例えばDMA等
を用いてアクセスして、第1バンドバッファ204およ
び第2バンドバッファ207にY色ビットマップデータ
の描画を開始する。また、第3描画処理部209と第4
描画処理部212は、システムメモリ74中の2分割中
間言語群224の「開始1」と「開始2」アドレスに例
えばDMA等を用いてアクセスして、第3バンドバッフ
ァ210および第4バンドバッファ213にC色ビット
マップデータ描画を開始する。
【0130】Y色ビットマップデータとC色ビットマッ
プデータが生成されると、画像処理装置221は2タン
デムカラープリンタ41にプリント開始命令を出し、第
1出力制御部205が第1バンドバッファ204からY
色ビットマップデータを読み出し、2タンデムカラープ
リンタ41へビットマップデータの出力を開始する。第
1描画処理部203は、第1出力制御部205を介して
2タンデムカラープリンタ41にビットマップデータを
出力しつつ、バンドの描画を行い、Y色ビットマップ
データを生成する。2つに分割された第1バンドバッフ
ァ204を使用して、ビットマップの生成とその出力を
行う。第2描画処理部206も、2分割中間言語群22
4の「開始2」アドレスに例えばDMA等を用いてアク
セスして、第2バンドバッファ207にY色ビットマッ
プデータの描画を行う。
【0131】第1出力制御部205は、バンドのY色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第2出
力制御部208にバンドの出力要求を行う。バンド
の出力要求を受けた第2出力制御部208は、第2バン
ドバッファ207からY色ビットマップデータを読み出
し、第1出力制御部205に転送して2タンデムカラー
プリンタ41へのビットマップデータの出力を継続して
行う。第2描画処理部206は、第2出力制御部20
8、第1出力制御部205を介して2タンデムカラープ
リンタ41にビットマップデータを出力しつつ、バンド
の描画を行い、Y色ビットマップデータを生成する。
2つに分割された第2バンドバッファ207を使用し
て、ビットマップの生成とその出力を行う。
【0132】第1出力制御部205は、バンドのY色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第1バ
ンドバッファ204からバンドのY色ビットマップデ
ータを読み出し、2タンデムカラープリンタに出力す
る。さらに、バンドのY色ビットマップデータの出力
が終わりに近づくと、第1出力制御部205は第2出力
制御部208にバンドの出力要求を行い、第2バンド
バッファ207からバンドのY色ビットマップデータ
を読み出し、2タンデムカラープリンタに出力する。同
様にバンド、バンド、バンド、バンドの出力を
行い、Y色ビットマップデータの出力を完了する。同様
にして、M色ビットマップデータの出力を完了する。
【0133】第1出力制御部205がY色ビットマップ
データを2タンデムカラープリンタに出力を開始するの
とほぼ同時期に、第3出力制御部211が第3バンドバ
ッファ210からC色ビットマップデータを読み出し、
2タンデムカラープリンタ41へビットマップデータの
出力を行う。第3描画処理部209は第3出力制御部2
11を介して2タンデムカラープリンタ41にビットマ
ップデータを出力しつつ、バンドの描画を行い、C色
ビットマップデータを生成する。2つに分割された第3
バンドバッファ210を使用して、ビットマップの生成
とその出力を行う。第4描画処理部212も、2分割中
間言語群224の「開始2」アドレスに例えばDMA等
を用いてアクセスして、第4バンドバッファ213にC
色ビットマップデータの描画を行う。
【0134】第3出力制御部211は、バンドのC色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第4出
力制御部214にバンドの出力要求を行う。バンド
の出力要求を受けた第4出力制御部214は、第4バン
ドバッファ213からC色ビットマップデータを読み出
し、第3出力制御部211に転送し、2タンデムカラー
プリンタ41へのビットマップデータ出力を継続して行
う。第4描画処理部212は、第4出力制御部214お
よび第3出力制御部211を介して2タンデムカラープ
リンタ41にビットマップデータを出力しつつ、バンド
の描画を行い、C色ビットマップデータを生成する。
2つに分割された第4バンドバッファ213を使用し
て、ビットマップの生成とその出力を行う。
【0135】第3出力制御部211は、バンドのC色
ビットマップデータの出力が終わりに近づくと、第3バ
ンドバッファ210からバンドのC色ビットマップデ
ータを読み出し、2タンデムカラープリンタ41に出力
する。さらに、バンドのC色ビットマップデータの出
力が終わりに近づくと、第3出力制御部211は第4出
力制御部214にバンドの出力要求を行い、第4バン
ドバッファ213からバンドのC色ビットマップデー
タを読み出し、2タンデムカラープリンタ41に出力す
る。同様にバンド、バンド、バンド、バンドの
出力を行い、C色ビットマップデータの出力を完了す
る。同様にして、K色ビットマップデータの出力を完了
する。
【0136】以上の動作により、1ページのプリントが
完了する。なお、このときの出力タイミングは、例えば
図38に示すようになる。図10は、本発明の画像処理
装置の第1の実施の形態において2タンデムカラープリ
ンタに出力する場合の各描画処理部およびデータ出力の
一例のタイミングチャートである。ここでは図45ない
し図47と同様にNPPMの速度でプリントを行う場合
について、第1描画処理部203、第2描画処理部20
6、第3描画処理部209、第4描画処理部212で描
画が行われるタイミングと、第1出力制御部205、第
3出力制御部211から2タンデムカラープリンタ41
に出力されるY色出力、M色出力、C色出力、K色出力
のタイミングを示している。図47と比較してわかるよ
うに、各描画処理部における処理時間を約2倍とること
ができる。そのため、各描画処理部の処理能力が低くて
も、2タンデムカラープリンタに対するビットマップデ
ータの転送が可能である。
【0137】以上、具体例として本発明の画像処理装置
の第1の実施の形態を4タンデムカラープリンタ21、
4サイクルカラープリンタ1、2タンデムカラープリン
タ41に接続した場合について説明した。従来は、これ
らのプリンタに対応したが像処理装置では、同じ出力速
度を得るためには図45ないし図47に示すようなタイ
ミングによって描画処理を行わなければならなかった。
すなわち、従来の画像処理装置では、描画処理部に与え
られた描画時間は、4サイクルカラープリンタ、4タン
デムカラープリンタ、2タンデムカラープリンタ毎に異
なっている。しかし本発明の画像処理装置を用いて構成
した場合、図4、図7、図10に示したように、第1描
画処理部203、第2描画処理部206、第3描画処理
部209、第4描画処理部212に与えられている時間
は、カラープリンタの種類に依存しないでほぼ一定であ
ることがわかる。
【0138】このため、図1に示した構成を用いること
によって、4タンデムカラープリンタ21、4サイクル
カラープリンタ1、2タンデムカラープリンタ41の全
てに接続でき、かつ、NPPMの性能が保証することが
できる。
【0139】次に、本発明の画像処理装置の第2の実施
の形態について説明する。4サイクルカラープリンタ1
の性能をNPPMとしたとき、倍速の2NPPMの性能
を有する倍速4サイクルカラープリンタ1aを考える。
上述の第1の実施の形態では、描画機構部201を1個
使用した画像処理装置221で4サイクルカラープリン
タ1に接続できる例を示した。この第2の実施の形態で
は、描画機構部201を2個使用した構成を示す。この
構成によって、倍速4サイクルカラープリンタ1aに対
応することができる。なお、倍速4サイクルカラープリ
ンタ1aの構成は、図29に示した4サイクルカラープ
リンタ1と同様である。
【0140】図11は、本発明の画像処理装置の第2の
実施の形態において出力装置として倍速4サイクルカラ
ープリンタを接続した場合の一例を示すブロック図、図
12は、同じく8分割中間言語群の一例の説明図であ
る。図中、図1,図5と同様の部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。1aは倍速4サイクルカラープリン
タ、231は画像処理装置、232,233は描画機構
部、234は8分割中間言語群である。画像処理装置2
31は、CPU72、システムメモリ74、バスブリッ
ジ73等とともに、2つの描画機構部232,233を
有している。なお、描画機構部232,233とも、図
1に示す描画機構部201と同じ構成を有している。図
示の都合上、構成制御部202と第1ないし第4出力制
御部205,208,211,214のみを示してい
る。
【0141】描画機構部232の構成制御部202は、
第1出力制御部205のデータ出力先を倍速4サイクル
カラープリンタ1aとし、第2出力制御部208のデー
タ出力先を第1出力制御部205、第3出力制御部21
1のデータ出力先を第2出力制御部208、第4出力制
御部214のデータ出力先を第3出力制御部211に設
定し、制御する。描画機構部233の構成制御部202
は、第1出力制御部205のデータ出力先を描画機構部
232の第4出力制御部214とするとともに、第2出
力制御部208のデータ出力先を第1出力制御部20
5、第3出力制御部211のデータ出力先を第2出力制
御部208、第4出力制御部214のデータ出力先を第
3出力制御部211に設定し、制御する。描画機構部2
32の構成制御部202と描画機構部233の構成制御
部202は、お互いに構成と出力制御を行う。
【0142】CPU72によってPDL75から生成さ
れた、図44に示すような中間言語群115は、バンド
管理部114から分離され、描画機構部232の構成制
御部202と描画機構部233の構成制御部202の設
定に合わせて、新たな接続関係を持つ図12に示すよう
な8分割中間言語群234が合成される。
【0143】8分割中間言語群234は、中間言語−
1の先頭アドレスを「開始1」として、中間言語−
1、中間言語−2の順に接続される。また、中間言語
−1の先頭アドレスを「開始2」として、中間言語
−1、中間言語−2、中間言語−3の順に接続され
る。さらに、中間言語−1の先頭アドレスを「開始
3」として、中間言語−1、中間言語−2、中間言
語−3の順に接続される。さらに、中間言語−1の
先頭アドレスを「開始4」として、中間言語−1、中
間言語−2の順に接続される。さらに、中間言語−
1の先頭アドレスを「開始5」として、中間言語−1
の順に接続される。さらに、中間言語−1の先頭アド
レスを「開始6」として、中間言語−1、中間言語
−2、中間言語−3の順に接続される。さらに、中間
言語−1の先頭アドレスを「開始7」として、中間言
語−1、中間言語−2の順に接続される。さらに、
中間言語−1の先頭アドレスを「開始8」として、中
間言語−1の順に接続される。8分割中間言語群23
4はシステムメモリ74に保持される。
【0144】「開始1」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部232の第1描画処理部203でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始2」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部232の第2描画処理部206でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始3」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部232の第3描画処理部209でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始4」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部232の第4描画処理部212でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始5」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部233の第1描画処理部203でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始6」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部233の第2描画処理部206でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始7」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部233の第3描画処理部209でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。「開始8」アドレスから始まる中間言語
は、描画機構部233の第4描画処理部212でビット
マップデータに変換され、描画機構部232の第1出力
制御部205から倍速4サイクルカラープリンタ1aに
出力される。
【0145】以上により、2個の描画処理部232,2
33が互いに出力制御を行うことにより2倍の性能(2
NPPM)に対応できることがわかる。
【0146】上述の例では、描画処理部を2個用いて、
倍速4サイクルカラープリンタ1aに対応する画像処理
装置231を提供する例を示した。同様にして、描画処
理部を2個用いた構成によって、倍速4タンデムカラー
プリンタ21a、倍速2タンデムカラープリンタ41a
にも対応可能である。すなわち、4タンデムカラープリ
ンタ21、2タンデムカラープリンタ41の性能をNP
PMとしたとき、性能が2NPPMの倍速4タンデムカ
ラープリンタ21a、倍速2タンデムカラープリンタ4
1aに接続できる画像処理装置を示す。
【0147】図13は、本発明の画像処理装置の第2の
実施の形態において出力装置として倍速4タンデムカラ
ープリンタを接続した場合の一例を示すブロック図であ
る。図中、図1,図2,図11と同様の部分には同じ符
号を付して説明を省略する。21aは倍速4タンデムカ
ラープリンタである。なお、2分割中間言語群224
は、図9で説明したものと同じである。描画機構部23
2,233とも、図1に示す描画機構部201と同じ構
成を有しており、図示の都合上、それぞれ構成制御部2
02と第1ないし第4出力制御部205,208,21
1,214のみを示している。
【0148】描画機構部232の構成制御部202は、
第1出力制御部205のデータ出力先を倍速4タンデム
カラープリンタ21aに設定するとともに第2出力制御
部208のデータ出力先を第1出力制御部205に設定
し、また、第3出力制御部211のデータ出力先を倍速
4タンデムカラープリンタ21aに設定するとともに第
4出力制御部214のデータ出力先は第3出力制御部2
11に設定し、制御する。描画機構部233の構成制御
部202は、第1出力制御部のデータ出力先を倍速4タ
ンデムカラープリンタ21aに設定するとともに第2出
力制御部208のデータ出力先を第1出力制御部205
に設定し、また、第3出力制御部211のデータ出力先
を倍速4タンデムカラープリンタ21aに設定するとと
もに第4出力制御部214のデータ出力先は第3出力制
御部211に設定し、制御する。
【0149】CPU72によってPDL75から生成さ
れた、図44に示すような中間言語群115は、バンド
管理部114から分離され、描画機構部232の構成制
御部202および描画機構部233の構成制御部202
の設定に合わせて、新たな接続関係を持つ図9に示すよ
うな2分割中間言語群224が合成される。既に述べた
ように、2分割中間言語群224は、中間言語−1の
先頭アドレスを「開始1」として中間言語−1、中間
言語−2、中間言語−1、中間言語−2、中間言
語−3、中間言語−1、言語−1、中間言語−
2の順に接続される。また、中間言語−1の先頭アド
レスを「開始2」として中間言語−1、中間言語−
2、中間言語−3、中間言語−1、中間言語−
2、中間言語−1、中間言語−2、中間言語−
3、中間言語−1の順に接続される。2分割中間言語
群224は、画像処理装置231では、システムメモリ
74中に保持される。
【0150】倍速4タンデムカラープリンタ21aに出
力されるY色ビットマップデータは、描画機構部232
の第1描画処理部203で「開始1」アドレスから始ま
る中間言語と、第2描画処理部206で「開始2」アド
レスから始まる中間言語とでY色ビットマップデータに
変換され、描画機構部232の第1出力制御部205か
ら出力される。M色ビットマップデータは、描画機構部
232の第3描画処理部209で「開始1」アドレスか
ら始まる中間言語と、第4描画処理部212で「開始
2」アドレスから始まる中間言語とでM色ビットマップ
データに変換され、描画機構部232の第3出力制御部
211から出力される。C色ビットマップデータは、描
画機構部233の第1描画処理部203で「開始1」ア
ドレスから始まる中間言語と、第2描画処理部206で
「開始2」アドレスから始まる中間言語とでC色ビット
マップデータに変換され、描画機構部233の第1出力
制御部205から出力される。K色ビットマップデータ
は、描画機構部233の第3描画処理部209で「開始
1」アドレスから始まる中間言語と、第4描画処理部2
12で「開始2」アドレスから始まる中間言語とでK色
ビットマップデータに変換され、描画機構部233の第
3出力制御部211から出力される。
【0151】図14は、本発明の画像処理装置の第2の
実施の形態において出力装置として倍速2タンデムカラ
ープリンタを接続した場合の一例を示すブロック図であ
る。図中、図1,図8,図11と同様の部分には同じ符
号を付して説明を省略する。41aは倍速2タンデムカ
ラープリンタである。なお、4分割中間言語群223
は、図6で説明したものと同じである。描画機構部23
2,233とも、図1に示す描画機構部201と同じ構
成を有しており、図示の都合上、それぞれ構成制御部2
02と第1ないし第4出力制御部205,208,21
1,214のみを示している。
【0152】描画機構部232の構成制御部202は、
第1出力制御部205のデータ出力先を倍速2タンデム
カラープリンタ41aに設定するとともに、第2出力制
御部208のデータ出力先を第1出力制御部205、第
3出力制御部211のデータ出力先を第2出力制御部2
08、第4出力制御部214のデータ出力先を第3出力
制御部211に設定し、制御する。描画機構部233の
構成制御部202は、第1出力制御部205のデータ出
力先を倍速2タンデムカラープリンタ41aに設定する
とともに、第2出力制御部208のデータ出力先を第1
出力制御部205、第3出力制御部211のデータ出力
先を第2出力制御部208、第4出力制御部214のデ
ータ出力先を第3出力制御部211に設定し、制御す
る。
【0153】CPU72によってPDL75から生成さ
れた、図44に示すような中間言語群115は、バンド
管理部114から分離され、描画機構部232の構成制
御部202および描画機構部233の構成制御部202
の設定に合わせて、新たな接続関係を持つ図6に示すよ
うな4分割中間言語群223が合成される。既に述べた
ように、4分割中間言語群223は、中間言語−1の
先頭アドレスを「開始1」として、中間言語−1、中
間言語−2、中間言語−1の順に接続されている。
また、中間言語−1の先頭アドレスを「開始2」とし
て、中間言語−1、中間言語−2、中間言語−
3、中間言語−1、中間言語−2、中間言語−3
の順に接続されている。さらに、中間言語−1の先頭
アドレスを「開始3」として、中間言語−1、中間言
語−2、中間言語−3、中間言語−1、中間言語
−2の順に接続されている。さらに、中間言語−1
の先頭アドレスを「開始4」として、中間言語−1、
中間言語−2、中間言語−1の順に接続されてい
る。なお、4分割中間言語群223はシステムメモリ7
4に保持される。
【0154】倍速2タンデムカラープリンタ41aに出
力されるY色ビットマップデータは、描画機構部232
の第1描画処理部203で「開始1」アドレスから始ま
る中間言語が読み込まれ、第1バンドバッファ204に
Y色ビットマップデータとして展開される。また、第2
描画処理部206で「開始2」アドレスから始まる中間
言語が読み込まれ、第2バンドバッファ207にY色ビ
ットマップデータとして展開される。さらに、第3描画
処理部209で「開始3」アドレスから始まる中間言語
が読み込まれ、第3バンドバッファ210にY色ビット
マップデータとして展開される。さらに、第4描画処理
部212で「開始4」アドレスから始まる中間言語が読
み込まれ、第4バンドバッファ213にY色ビットマッ
プデータとして展開される。第1バンドバッファ20
4、第2バンドバッファ207、第3バンドバッファ2
10、第4バンドバッファ213に展開されたY色ビッ
トマップデータは、描画機構部232の第1出力制御部
205から出力される。
【0155】同様に、倍速2タンデムカラープリンタ4
1aに出力されるM色ビットマップデータは、描画機構
部232の第1描画処理部203で「開始1」アドレス
から始まる中間言語が読み込まれ、第1バンドバッファ
204にM色ビットマップデータとして展開される。ま
た、第2描画処理部206で「開始2」アドレスから始
まる中間言語が読み込まれ、第2バンドバッファ207
にM色ビットマップデータとして展開される。さらに、
第3描画処理部209で「開始3」アドレスから始まる
中間言語が読み込まれ、第3バンドバッファ210にM
色ビットマップデータとして展開される。さらに、第4
描画処理部212で「開始4」アドレスから始まる中間
言語が読み込まれ、第4バンドバッファ213にM色ビ
ットマップデータとして展開される。第1バンドバッフ
ァ204、第2バンドバッファ207、第3バンドバッ
ファ210、第4バンドバッファ213に展開されたM
色ビットマップデータは、描画機構部232の第1出力
制御部205から出力される。
【0156】倍速2タンデムカラープリンタ41aに出
力されるC色ビットマップデータは、描画機構部233
の第1描画処理部203で「開始1」アドレスから始ま
る中間言語が読み込まれ、第1バンドバッファ204に
C色ビットマップデータとして展開される。また、第2
描画処理部206で「開始2」アドレスから始まる中間
言語が読み込まれ、第2バンドバッファ207にC色ビ
ットマップデータとして展開される。さらに、第3描画
処理部209で「開始3」アドレスから始まる中間言語
が読み込まれ、第3バンドバッファ210にC色ビット
マップデータとして展開される。さらに、第4描画処理
部212で「開始4」アドレスから始まる中間言語が読
み込まれ、第4バンドバッファ213にC色ビットマッ
プデータとして展開される。第1バンドバッファ20
4、第2バンドバッファ207、第3バンドバッファ2
10、第4バンドバッファ213に展開されたC色ビッ
トマップデータは、描画機構部233の第1出力制御部
205から出力される。
【0157】同様に、倍速2タンデムカラープリンタ4
1aに出力されるK色ビットマップデータは、描画機構
部233の第1描画処理部203で「開始1」アドレス
から始まる中間言語が読み込まれ、第1バンドバッファ
204にK色ビットマップデータとして展開される。ま
た、第2描画処理部206で「開始2」アドレスから始
まる中間言語が読み込まれ、第2バンドバッファ207
にK色ビットマップデータとして展開される。さらに、
第3描画処理部209で「開始3」アドレスから始まる
中間言語が読み込まれ、第3バンドバッファ210にK
色ビットマップデータとして展開される。さらに、第4
描画処理部212で「開始4」アドレスから始まる中間
言語が読み込まれ、第4バンドバッファ213にK色ビ
ットマップデータとして展開される。第1バンドバッフ
ァ204、第2バンドバッファ207、第3バンドバッ
ファ210、第4バンドバッファ213に展開されたK
色ビットマップデータは、描画機構部233の第1出力
制御部205から出力される。
【0158】次に、本発明の画像処理装置の第3の実施
の形態について説明する。上述した各例において本発明
の画像処理装置に接続したカラープリンタでは、カラー
画像をプリントする場合も、モノクロ画像をプリントす
る場合も、プリント速度は一定であった。しかし、例え
ば4タンデムカラープリンタとしてNPPMの性能を持
ち、K色のプリントのときは倍速の2NPPMの性能を
持つ白黒プリンタとして動作する4タンデムモノクロカ
ラープリンタが存在する。本発明の画像処理装置は、こ
のような4タンデムモノクロカラープリンタにも接続可
能である。この第3の実施の形態では、本発明の画像処
理装置を4タンデムモノクロカラープリンタに接続した
例について説明する。
【0159】図15は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態において出力装置として4タンデムモノクロ
カラープリンタを接続した場合のカラープリント時の一
例を示すブロック図、図16は、同じく白黒プリント時
の一例を示すブロック図である。図中、図1,図2と同
様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。241
は4タンデムモノクロカラープリンタである。なお、描
画機構部201は、図1に示す描画機構部201と同じ
構成である。また、1分割中間言語群222は図3で、
また2分割中間言語群224は図9で説明したものと同
じである。
【0160】4タンデムモノクロカラープリンタ241
は、カラー出力時はNPPMの4タンデムカラープリン
タとして動作し、白黒出力時は2NPPMでK色出力の
みを行う白黒プリンタとして動作する。カラー出力時の
構成を図15に示している。構成制御部202は、図2
と同じ設定、すなわち描画機構部201を1個使用して
4タンデムカラープリンタ21と接続するときの設定
で、第1〜4描画処理部203,206,209,21
2と、第1〜4出力制御部205,208,211,2
14を動作させる。このとき、処理される中間言語は1
分割中間言語群222であり、図2の4タンデムカラー
プリンタにデータを出力する場合と全く同じ動作をす
る。
【0161】白黒出力時の構成を図16に示している。
構成制御部202は、第3描画処理部209と第4描画
処理部212のみで描画処理を行い、4タンデムモノク
ロカラープリンタ241には第4出力制御部214から
K色ビットマップデータを出力する。第1出力制御部2
05、第2出力制御部208、第3出力制御部211か
ら直接4タンデムモノクロカラープリンタ241にビッ
トマップデータの出力は行われない。なお、第3出力制
御部211は、第4の出力制御部214に対してビット
マップデータの転送を行う。
【0162】システムメモリ74上には2分割中間言語
群224が準備され、第3描画処理部209と第4描画
処理部212のみで描画処理を行い、第4出力制御部2
14から4タンデムモノクロカラープリンタ241にK
色ビットマップデータの出力を行う。これによって、倍
速の2NPPMでの白黒プリントに対応することができ
る。
【0163】図17は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態において4タンデムモノクロカラープリンタ
に白黒出力する場合の各描画処理部およびデータ出力の
一例のタイミングチャートである。なお、カラー出力時
のタイミングチャートは、図4と同じである。白黒プリ
ンタとして動作する場合、第3描画処理部209、第4
描画処理部212で描画が行われるタイミングと、第4
出力制御部214からプリント時に出力されるK色出力
のタイミングは、図17に示すようになる。図4に示す
カラー出力時に比べ、白黒出力時に第4出力制御部21
4から4タンデムモノクロカラープリンタにビットマッ
プデータを出力する速度は2倍になる。しかし、第3描
画処理部209および第4描画処理部212の2つを用
いることによって、各描画処理部における処理速度(処
理能力)は同じでよい。
【0164】このように、プリンタの動作条件にあわせ
て、構成制御部202により設定を変えることにより、
異なるプリントスピードに対応することができる。
【0165】図18は、本発明の画像処理装置の第4の
実施の形態において出力装置としてRGBインタフェー
スを有するカラープリンタを接続した場合の一例を示す
ブロック図、図19は、RGBインタフェースを有する
カラープリンタにビットマップデータを出力する場合の
カラープリンタ側のタイミングチャート、図20は、同
じく各描画処理部およびデータ出力の一例のタイミング
チャートである。図中、図1,図2と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。242はカラープリン
タである。カラープリンタ242は、YMCKのビット
マップデータを受け取る代わりに、R(赤)色、G
(緑)色、B(青)色のビットマップデータを受け取る
RGBインタフェースを有している。このRGBインタ
フェースを持つカラープリンタ242は、図19に示す
ように、1ページ分のRGBビットマップデータを同時
に受け取り、カラープリンタ242内部で色材の持つ色
空間(例えば、YMCKの4色トナー)に変換してプリ
ントする。
【0166】画像処理装置221の描画機構部201の
構成制御部202は、次のように各描画処理部および出
力制御部の設定を制御する。すなわち、第1描画処理部
203にR色ビットマップデータの生成を指示し、第2
描画処理部206にG色ビットマップデータの生成を指
示し、第3描画処理部209にB色ビットマップデータ
の生成を指示する。この指示に従って、第1描画処理部
203は、第1バンドバッファ204にR色ビットマッ
プデータを生成する。また、第2描画処理部206は、
第2バンドバッファ207にG色ビットマップデータを
生成する。さらに、第3描画処理部209は、第3バン
ドバッファ210にB色ビットマップデータを生成す
る。また、第1出力制御部205は第1バンドバッファ
204からR色ビットマップデータを読み出し、第2出
力制御部208が第2バンドバッファ207からG色ビ
ットマップデータを読み出し、第3出力制御部211が
第3バンドバッファ210からB色ビットマップデータ
を読み出す。そして、第1出力制御部205と第2出力
制御部208と第3出力制御部211が同時にカラープ
リンタ242に対してビットマップデータを出力する。
【0167】中間言語はシステムメモリ74に1分割中
間言語群222として保持される。カラープリントを行
うときには、第1描画処理部203は例えばDMA等を
用いて1分割中間言語群222を読み出し、R色ビット
マップデータを生成する。また、第2描画処理部206
は例えばDMA等を用いて1分割中間言語群222を読
み出し、G色ビットマップデータを生成する。さらに、
第3描画処理部209は例えばDMA等を用いて1分割
中間言語群222を読み出し、B色ビットマップデータ
を生成する。生成されたR色ビットマップデータ、G色
ビットマップデータ、B色ビットマップデータは、同時
にカラープリンタ242に出力される。このときのタイ
ミングを図20に示している。
【0168】なお、ここでは出力装置がRGBインタフ
ェースを有するカラープリンタの場合を示したが、例え
ばCRT等ではRGBインタフェースが通常用いられて
おり、プリンタ以外の出力装置への適用も可能である。
【0169】また、この例では出力装置がRGBインタ
フェースを有する場合について示したが、このほかのイ
ンタフェースを有する出力装置についても同様にして適
用できる。例えばLabのインタフェースを有する場合
にも適用可能である。図21は、Labインタフェース
を有するカラープリンタにビットマップデータを出力す
る場合の一例を示すタイミングチャートである。Lab
インタフェースを有するカラープリンタの場合にも、図
21に示すように、L,a,bの各ビットマップデータ
をページ単位で同時に受け取る。このような場合には、
上述のRGBインタフェースを有するカラープリンタ2
42のときと同様に、第1描画処理部203でLビット
マップデータを、第2描画処理部206でaビットマッ
プデータを、第3描画処理部209でbビットマップデ
ータを生成し、それぞれ、第1出力制御部205、第2
出力制御部208、第3出力制御部211から出力する
ように構成すればよい。
【0170】このように、出力装置との接続方法が異な
る場合においても、本発明の画像処理装置は対応するこ
とができる。
【0171】図22は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態において出力装置として4サイクルカラープ
リンタを接続した場合の一例を示すブロック図、図23
は、同じく平均4分割中間言語群の一例の説明図であ
る。図中、図1,図5と同様の部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。235は平均4分割中間言語群であ
る。この第5の実施の形態における画像処理装置221
の構成は、例えば図5と同様である。この第5の実施の
形態では、各描画処理部における処理負荷を平均化した
例を示している。
【0172】CPU72によってPDL75から生成さ
れた中間言語群は、バンド管理部114から分離され、
図23に示すような中間言語量を平均化した平均4分割
中間言語群235を合成する。この例では、平均4分割
中間言語群235は、中間言語の描画量が平均的になる
ように、「開始1」と「開始4」には3つの中間言語が
接続され、「開始2」と「開始3」には2つの中間言語
が接続されている。
【0173】例えば図6に示した平均化しない4分割中
間言語群223では、「開始1」〜「開始4」に接続さ
れた中間言語は3〜6個とバラツキがある。このため、
図6に示した4分割中間言語群223では、第1〜4描
画処理部がビットマップデータを生成する際の負荷にば
らつきがあり、効率的ではない。しかし、図23に示す
平均4分割中間言語群235では、上述のように中間言
語の個数が平均化されているため、第1〜4描画処理部
がビットマップデータを生成する際の負荷のばらつきが
小さくなり、効率良くビットマップデータを生成でき
る。
【0174】図24は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態において4サイクルカラープリンタに出力す
る場合の各描画処理部からのデータ出力の一例のタイミ
ングチャートである。図23に示す平均4分割中間言語
群235の例を処理する場合、第1描画処理部203で
はバンド、バンド、バンドが描画され、第2描画
処理部206ではバンド、バンドが描画され、第3
描画処理部209ではバンド、バンドが描画され、
第4描画処理部212ではバンドが描画される。中間
言語からビットマップデータを生成する負荷の大きいバ
ンドを担当している第4描画処理部212には、他の
描画処理部より描画時間が多く与えられる。
【0175】構成制御部202は4サイクルカラープリ
ンタ1への出力に合わせて、ビットマップの読み出すバ
ンドバッファを切り替える。このときの出力のタイミン
グを図24に示している。Y色、M色、C色、K色の順
にバンドバッファからの出力を切り替えながら、4サイ
クルカラープリンタ1にビットマップデータを出力して
プリントを実行する。
【0176】図25は、本発明の画像処理装置の第6の
実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。301は
伸張機構部、302は第1伸張処理部、303は第2伸
張処理部、304は第3伸張処理部、305は第4伸張
処理部である。この実施の形態では、複数の画像処理手
段として第1ないし第4伸張処理部を有している。各伸
張処理部は、圧縮されたデータを指定された色のビット
マップデータに伸張し、各出力制御部を介して出力装置
216に出力する例を示している。
【0177】伸張機構部301は、構成制御部202、
第1伸張処理部302、第2伸張処理部303、第3伸
張処理部304、第4伸張処理部305、第1出力制御
部205、第2出力制御部208、第3出力制御部21
1、第4出力制御部214等を有している。
【0178】第1伸張処理部302、第2伸張処理部3
03、第3伸張処理部304、第4伸張処理部305
は、圧縮されたデータを指定された色のビットマップデ
ータに変換する。第1伸張処理部302、第2伸張処理
部303、第3伸張処理部304、第4伸張処理部30
5は、それぞれ、最低2つのバンドのビットマップデー
タを書き込める第1バンドバッファ204、第2バンド
バッファ207、第3バンドバッファ210、第4バン
ドバッファ213を有している。
【0179】第1出力制御部205、第2出力制御部2
08、第3出力制御部211、第4出力制御部214
は、構成制御部202で制御された第1ないし第4伸張
処理部302,303,304,305の構成に応じ
て、それぞれ第1バンドバッファ204、第2バンドバ
ッファ207、第3バンドバッファ210、第4バンド
バッファ213に伸張されたビットマップデータを出力
装置216へ出力する際の制御を行う。
【0180】構成制御部202は、出力装置216の構
成、接続方法、圧縮データに依存して、第1ないし第4
出力制御部205,208,211,214の接続形態
と出力方式を設定する。また、この構成制御部202は
処理順制御部215とも連動する。
【0181】処理順制御部215は、バンドごとに圧縮
されたビットマップデータを受け取り、各圧縮データの
処理順に応じて、第1ないし第4伸張処理部302,3
03,304,305に対して圧縮データが入力される
ように制御する。
【0182】このように、画像処理手段として伸張処理
部を有する構成においても、上述の第1ないし第5の実
施の形態で示したような各種の構成を取ることが可能で
ある。ここでは一例として、出力装置として4タンデム
カラープリンタ21を接続した場合について示す。
【0183】図26は、本発明の画像処理装置の第6の
実施の形態において出力装置として4タンデムカラープ
リンタを接続した場合の構成例を示すブロック図、図2
7は、圧縮データの一例の説明図、図28は、同じく1
分割圧縮データ群の一例の説明図である。図中、図2、
図25と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。311は画像処理装置、312は1分割圧縮データ
群である。なお、この例では処理順制御部215の機能
をCPU72によって実現している。
【0184】出力装置216が4タンデムカラープリン
タ21の場合、構成制御部202は次の設定および制御
を行う。第1伸張処理部302は、1分割圧縮データ群
312内の圧縮データからY色ビットマップデータを生
成し、第1バンドバッファ204に描画する。そして、
第1出力制御部205の制御により、Y色ビットマップ
データとして4タンデムカラープリンタ21に出力す
る。第2伸張処理部303は、1分割圧縮データ群31
2内の圧縮データからM色ビットマップデータを生成
し、第2バンドバッファ207に描画する。そして、第
2出力制御部208の制御により、M色ビットマップデ
ータとして4タンデムカラープリンタ21に出力する。
第3伸張処理部304は、1分割圧縮データ群312内
の圧縮データからC色ビットマップデータを生成し、第
3バンドバッファ210に描画する。そして、第3出力
制御部211の制御により、C色ビットマップデータと
して4タンデムカラープリンタ21に出力する。第4伸
張処理部305は、1分割圧縮データ群312内の圧縮
データからK色ビットマップデータを生成し、第4バン
ドバッファ213に描画する。そして、第4出力制御部
214の制御によりK色ビットマップデータとして4タ
ンデムカラープリンタ21に出力する。
【0185】また、圧縮データは、図27のように各バ
ンド管理ごとに圧縮データ群として管理されている。C
PU72は、このような圧縮データ群を、構成制御部2
02の設定に合わせて、新たな接続関係を持つ図28に
示すような1分割圧縮データ群312を合成する。1分
割圧縮データ群312は、圧縮データ−1の先頭アド
レスを「開始1」として、バンド管理からバンド管理
までの圧縮データを順次接続したものであり、圧縮デ
ータ−1、圧縮データ−2、圧縮データ−1、圧
縮データ−2、圧縮データ−3、圧縮データ−
1、圧縮データ−2、圧縮データ−3、圧縮データ
−1、圧縮データ−2、圧縮データ−1、圧縮デ
ータ−1、圧縮データ−2、圧縮データ−3、圧
縮データ−1、圧縮データ−2、圧縮データ−1
の順に接続される。なお、この1分割圧縮データ群31
2は、画像処理装置311では、システムメモリ74中
に保持される。
【0186】画像処理装置311が、4タンデムカラー
プリンタ21にプリント開始命令を出す前に、第1伸張
処理部302、第2伸張処理部303、第3伸張処理部
304、第4伸張処理部305に1分割圧縮データ群3
12の「開始1」アドレスを設定し、描画開始指示を行
う。第1伸張処理部302、第2伸張処理部303、第
3伸張処理部304、第4伸張処理部305は、システ
ムメモリ74中の1分割圧縮データ群312に対して、
例えばDMA等を用いてアクセスし、描画を開始する。
【0187】第1伸張処理部302によりY色ビットマ
ップデータが第1バンドバッファ204内に生成される
と、画像処理装置311は4タンデムカラープリンタ2
1にプリント開始命令を出し、第1出力制御部205が
4タンデムカラープリンタ21へのY色ビットマップデ
ータの出力を開始する。第1伸張処理部302は、第1
出力制御部205を介して4タンデムカラープリンタ2
1にビットマップデータを出力しつつ、次のバンドの描
画を行い、ビットマップデータを生成する。2つに分割
された第1バンドバッファ204を使用して、ビットマ
ップの生成とその出力により全てのバンドの描画処理を
行い、Y色ビットマップデータの出力が終了する。
【0188】第2伸張処理部303も、1分割圧縮デー
タ群312に例えばDMA等を用いてアクセスして、第
2バンドバッファ207にM色ビットマップデータの描
画を行う。4タンデムカラープリンタ21からのM色ビ
ットマップデータの転送要求を受けて、第2出力制御部
208は、M色ビットマップデータの出力を開始する。
第2伸張処理部303は、第2出力制御部208を介し
て4タンデムカラープリンタ21にM色ビットマップデ
ータを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマ
ップデータを生成する。2つに分割された第2バンドバ
ッファ207を使用して、ビットマップの生成とその出
力により全てのバンドの描画処理を行い、M色ビットマ
ップデータの出力が終了する。
【0189】第3伸張処理部304も、1分割圧縮デー
タ群312に例えばDMA等を用いてアクセスして、第
3バンドバッファ210にC色ビットマップデータの描
画を行う。4タンデムカラープリンタ21からのC色ビ
ットマップデータの転送要求を受けて、第3出力制御部
211は、C色ビットマップデータの出力を開始する。
第3伸張処理部304は、第3出力制御部211を介し
て4タンデムカラープリンタ21にC色ビットマップデ
ータを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマ
ップデータを生成する。2つに分割された第3バンドバ
ッファ210を使用して、ビットマップの生成とその出
力により全てのバンドの描画処理を行い、C色ビットマ
ップデータの出力が終了する。
【0190】第4伸張処理部305も、1分割圧縮デー
タ群312に例えばDMA等を用いてアクセスして、第
4バンドバッファ213にK色ビットマップデータの描
画を行う。4タンデムカラープリンタ21からのK色ビ
ットマップデータの転送要求を受けて、第4出力制御部
214は、K色ビットマップデータの出力を開始する。
第4伸張処理部305は、第4出力制御部214を介し
て4タンデムカラープリンタ21にK色ビットマップデ
ータを出力しつつ、次のバンドの描画を行い、ビットマ
ップデータを生成する。2つに分割された第4バンドバ
ッファ213を使用して、ビットマップの生成とその出
力により全てのバンドの描画処理を行い、K色ビットマ
ップデータの出力が終了する。以上の処理により1ペー
ジのプリントを完了する。
【0191】なお、ここでは画像処理手段として伸張処
理部を有する画像処理装置に対し、4タンデムカラープ
リンタ21を接続した例を示したが、上述の図5や図8
に示した構成と同様にして、4サイクルカラープリンタ
1、2タンデムカラープリンタ41を接続することがで
きる。この場合の動作は、画像処理手段として描画処理
部を有する場合と同様であり、描画処理部が伸張処理部
となり、処理するデータが中間言語から圧縮データにな
る。また、これらの場合、図27に示した圧縮データ群
は、処理順制御部215(あるいはCPU72)によ
り、図6に示すような構造の4分割圧縮データ群あるい
は図9に示すような構造の2分割圧縮データ群となるよ
うに接続される。
【0192】また、上述の第2の実施の形態と同様に、
伸張機構部301を複数設けた構成も可能である。例え
ば伸張機構部301を2つ用いて図11ないし図13と
同様に画像処理装置を構成することによって、倍速4サ
イクルカラープリンタ1a、倍速4タンデムカラープリ
ンタ21a、倍速2タンデムカラープリンタ41aに対
応することができる。
【0193】さらに、上述の第3の実施の形態と同様
に、例えばモノクロプリント時のプリント速度がカラー
プリント時より高速な4タンデムモノクロカラープリン
タ241に接続することも可能である。このように出力
装置の動作条件に合わせて、構成制御部の設定を変えて
圧縮データの伸張処理を行うこともできる。さらに、上
述の第4の実施の形態と同様に、YMCK以外のインタ
フェースを有する出力装置にも接続可能である。また、
上述の第5の実施の形態と同様に、各伸張処理部におけ
る処理負荷を平均化するように、処理順制御部215で
各圧縮データの処理順序を変更してもよい。
【0194】なお、上述の第1ないし第5の実施の形態
では、画像処理手段として描画処理部を設けた例を示
し、また、第6の実施の形態では、画像処理手段として
伸張処理部を設けた例を示した。本発明はこれらの例に
限らず、画像処理手段として、各種の画像処理を行う処
理部により構成することができる。
【0195】また、上述の各実施の形態では、描画機構
部201,232,233には、描画処理部、出力制御
部が4組の例を示したが、任意数の組でも実現可能であ
る。同様に、伸張機構部301においても、伸張処理
部、出力制御部の組の数は4組に限らず、任意である。
【0196】さらに、上述の各実施の形態では、バンド
単位の処理について示しているが、処理単位はバンド単
位に限らず、例えばページ単位など、種々の処理単位で
の処理が可能である。また、バンド単位の処理を行う場
合でも、分割数は8に限らず、任意の分割数でよい。
【0197】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、同一構成の画像処理装置を、構成または性能
の異なる出力装置に接続することが可能となる。例え
ば、プリント速度が同じで構成の異なる4サイクルカラ
ープリンタ、4タンデムカラープリンタ、2タンデムカ
ラープリンタなどを接続しても、その構成に応じた処理
を行わせることができる。また、処理速度が向上した場
合でも、複数の画像処理装置を使用することによって、
性能向上が可能である。このように、本発明の画像処理
装置に対して各種の出力装置を接続することができるの
で、画像処理装置の開発コストを抑えるとともに、この
画像処理装置を搭載した装置のコストを抑えることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて出力装置として4タンデムカラープリンタを接続
した場合の構成例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて出力装置として4タンデムカラープリンタを接続
した場合の1分割中間言語群の一例の説明図である。
【図4】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて4タンデムカラープリンタに出力する場合の各描
画処理部およびデータ出力の一例のタイミングチャート
である。
【図5】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて出力装置として4サイクルカラープリンタを接続
した場合の構成例を示すブロック図である。
【図6】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて出力装置として4サイクルカラープリンタを接続
した場合の4分割中間言語群の一例の説明図である。
【図7】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて4サイクルカラープリンタに出力する場合の各描
画処理部およびデータ出力の一例のタイミングチャート
である。
【図8】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて出力装置として2タンデムカラープリンタを接続
した場合の構成例を示すブロック図である。
【図9】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おいて出力装置として2タンデムカラープリンタを接続
した場合の2分割中間言語群の一例の説明図である。
【図10】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態
において2タンデムカラープリンタに出力する場合の各
描画処理部およびデータ出力の一例のタイミングチャー
トである。
【図11】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態
において出力装置として倍速4サイクルカラープリンタ
を接続した場合の一例を示すブロック図である。
【図12】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態
において出力装置として倍速4サイクルカラープリンタ
を接続した場合の8分割中間言語群の一例の説明図であ
る。
【図13】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態
において出力装置として倍速4タンデムカラープリンタ
を接続した場合の一例を示すブロック図である。
【図14】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態
において出力装置として倍速2タンデムカラープリンタ
を接続した場合の一例を示すブロック図である。
【図15】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
において出力装置として4タンデムモノクロカラープリ
ンタを接続した場合のカラープリント時の一例を示すブ
ロック図である。
【図16】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
において出力装置として4タンデムモノクロカラープリ
ンタを接続した場合の白黒プリント時の一例を示すブロ
ック図である。
【図17】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
において4タンデムモノクロカラープリンタに白黒出力
する場合の各描画処理部およびデータ出力の一例のタイ
ミングチャートである。
【図18】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
において出力装置としてRGBインタフェースを有する
カラープリンタを接続した場合の一例を示すブロック図
である。
【図19】 RGBインタフェースを有するカラープリ
ンタにビットマップデータを出力する場合のカラープリ
ンタ側のタイミングチャートである。
【図20】 RGBインタフェースを有するカラープリ
ンタにビットマップデータを出力する場合の各描画処理
部およびデータ出力の一例のタイミングチャートであ
る。
【図21】 Labインタフェースを有するカラープリ
ンタにビットマップデータを出力する場合の一例を示す
タイミングチャートである。
【図22】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
において出力装置として4サイクルカラープリンタを接
続した場合の一例を示すブロック図である。
【図23】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
において出力装置として4サイクルカラープリンタを接
続した場合の平均4分割中間言語群の一例の説明図であ
る。
【図24】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
において4サイクルカラープリンタに出力する場合の各
描画処理部からのデータ出力の一例のタイミングチャー
トである。
【図25】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
を示すブロック図である。
【図26】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
において出力装置として4タンデムカラープリンタを接
続した場合の構成例を示すブロック図である。
【図27】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
における圧縮データの一例の説明図である。
【図28】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
において出力装置として4タンデムカラープリンタを接
続した場合の1分割圧縮データ群の一例の説明図であ
る。
【図29】 4サイクルカラープリンタの基本的な機構
についての説明図である。
【図30】 用紙の搬送方向と主走査方向、副走査方向
の説明図である。
【図31】 4サイクルカラープリンタへの画像データ
の転送方法の一例の説明図である。
【図32】 4サイクルカラープリンタへの画像データ
の転送と転写のタイミングの一例の説明図である。
【図33】 4タンデムカラープリンタの基本的な機構
についての説明図である。
【図34】 4タンデムカラープリンタへの画像データ
の転送方法の一例の説明図である。
【図35】 4タンデムカラープリンタへの画像データ
の転送と転写のタイミングの一例の説明図である。
【図36】 2タンデムカラープリンタの基本的な機構
についての説明図である。
【図37】 2タンデムカラープリンタへの画像データ
の転送方法の一例の説明図である。
【図38】 2タンデムカラープリンタへの画像データ
の転送と転写のタイミングの一例の説明図である。
【図39】 中間言語とバンドバッファを使用した記録
動作の一例の説明図である。
【図40】 4サイクルカラープリンタに対応した画像
処理装置の一例を示すブロック図である。
【図41】 4タンデムカラープリンタに対応した画像
処理装置の一例を示すブロック図である。
【図42】 2タンデムカラープリンタに対応した画像
処理装置の一例を示すブロック図である。
【図43】 1ページの1/8のサイズのバンドバッフ
ァを用いた記録処理の具体例の説明図である。
【図44】 1ページの1/8のサイズのバンドバッフ
ァを用いた場合のバンド管理部と管理するバンドごとの
中間言語の関係の説明図である。
【図45】 従来の4サイクルカラープリンタ対応画像
処理装置を用いた場合における4サイクルカラープリン
タへのバンドごとのビットマップデータを転送する際の
タイミングチャートである。
【図46】 従来の4タンデムカラープリンタ対応画像
処理装置を用いた場合における4タンデムカラープリン
タへのバンドごとのビットマップデータを転送する際の
タイミングチャートである。
【図47】 従来の2タンデムカラープリンタ対応画像
処理装置を用いた場合における2タンデムカラープリン
タへのバンドごとのビットマップデータを転送する際の
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1…4サイクルカラープリンタ、1a…倍速4サイクル
カラープリンタ、2…トレイ、3…用紙、4…前ロー
ル、5…後ロール、6…ベルト、7…定着器、8…YM
CKクリーナ、9…YMCKドラム、10…YMCKポ
リゴンミラー、11…YMCKトナー選択ボックス、1
2…Yトナーボックス、13…Mトナーボックス、14
…Cトナーボックス、15…Kトナーボックス、21…
4タンデムカラープリンタ、21a…倍速4タンデムカ
ラープリンタ、22…Yクリーナ、23…Yドラム、2
4…Yポリゴンミラー、25…Yトナーボックス、26
…Mクリーナ、27…Mドラム、28…Mポリゴンミラ
ー、29…Mトナーボックス、30…Cクリーナ、31
…Cドラム、32…Cポリゴンミラー、33…Cトナー
ボックス、34…Kクリーナ、35…Kドラム、36…
Kポリゴンミラー、37…Kトナーボックス、41…2
タンデムカラープリンタ、41a…倍速2タンデムカラ
ープリンタ、42…YMクリーナ、43…YMドラム、
44…YMポリゴンミラー、45…YMトナー選択ボッ
クス、46…Yトナーボックス、47…Mトナーボック
ス、48…CKクリーナ、49…CKドラム、50…C
Kポリゴンミラー、51…CKトナー選択ボックス、5
2…Cトナーボックス、53…Kトナーボックス、61
…PDL、62〜65…中間言語、66,67…バンド
バッファ、68…形成画像、71…4サイクルカラープ
リンタ対応画像処理装置、72…CPU、73…バスブ
リッジ、74…システムメモリ、75…PDL、76…
中間言語、77…YMCK描画処理部、78…YMCK
バンドバッファ、79…YMCK出力制御部、80…バ
ス、81…4タンデムカラープリンタ対応画像処理装
置、82…Y描画処理部、83…Yバンドバッファ、8
4…Y出力制御部、85…M描画処理部、86…Mバン
ドバッファ、87…M出力制御部、88…C描画処理
部、89…Cバンドバッファ、90…C出力制御部、9
1…K描画処理部、92…Kバンドバッファ、93…K
出力制御部、101…2タンデムカラープリンタ対応画
像処理装置、102…YM描画処理部、103…YMバ
ンドバッファ、104…YM出力制御部、105…CK
描画処理部、106…CKバンドバッファ、107…C
K出力制御部、111…PDL、112…PDL111
が示す画像、113,121〜128…バンドデータ、
114…バンド管理部、115…中間言語群、201…
描画機構部、202…構成制御部、203…第1描画処
理部、204…第1バンドバッファ、205…第1出力
制御部、206…第2描画処理部、207…第2バンド
バッファ、208…第2出力制御部、209…第3描画
処理部、210…第3バンドバッファ、211…第3出
力制御部、212…第4描画処理部、213…第4バン
ドバッファ、214…第4出力制御部、215…処理順
制御部、216…出力装置、221…画像処理装置、2
22…1分割中間言語群、223…4分割中間言語群、
224…2分割中間言語群、231…画像処理装置、2
32,233…描画機構部、234…8分割中間言語
群、235…平均4分割中間言語群、241…4タンデ
ムモノクロカラープリンタ、242…カラープリンタ3
01…伸張機構部、302…第1伸張処理部、303…
第2伸張処理部、304…第3伸張処理部、305…第
4伸張処理部、311…画像処理装置、312…1分割
圧縮データ群。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 L 5C082 G06T 1/00 H04N 1/23 103Z 9A001 H04N 1/23 103 G06F 15/62 K 15/66 J (72)発明者 舛渕 幸夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA15 AB08 AC08 BC02 BC05 BD13 BD40 5B021 AA01 BB02 CC05 CC06 DD04 EE02 LL05 5B050 CA02 DA10 EA09 EA10 FA03 FA05 5B057 CA01 CA12 CA18 CB01 CB12 CB16 CG01 CH04 CH18 5C074 BB03 BB17 DD24 FF15 5C082 AA32 BA12 BA34 BB15 BB44 CA12 CB01 DA22 DA26 DA87 MM06 MM07 9A001 BZ05 EE04 HH27 HH31 HH34 JJ35 KK42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データに対して処理を行
    って出力装置へ出力する画像処理装置において、入力さ
    れた画像データに対して処理を施す複数の画像処理手段
    と、前記出力装置の機構に応じて複数の前記画像処理手
    段の構成を制御する構成制御手段と、該構成制御手段で
    制御された前記画像処理手段の構成に応じて複数の前記
    画像処理手段に入力する前記画像データを制御する処理
    順制御手段と、前記構成制御手段で制御された複数の前
    記画像処理手段の構成に応じて前記画像処理手段から前
    記出力装置への出力を制御する出力制御手段を有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、前記画像データと
    して中間言語を受け取り、該中間言語からビットマップ
    データに展開する処理を行うものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は、前記画像データと
    して圧縮した圧縮データを受け取り、該圧縮データを伸
    長してビットマップデータを生成するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、1ページに相当す
    る画像を複数に分割したバンド単位の画像データを受け
    取り、バンド単位のビットマップデータを出力すること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記構成制御手段は、前記出力装置の出
    力速度に応じて複数の前記画像処理手段の構成を制御す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記構成制御手段は、前記出力装置との
    出力データの受け渡しの形態に応じて複数の前記画像処
    理手段の構成を制御することを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記構成制御手段は、入力された画像デ
    ータの特性に応じて複数の前記画像処理手段の構成を制
    御し、前記処理順制御手段は、前記画像データの特性に
    応じて複数の前記画像処理手段に入力する前記画像デー
    タを制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記出力制御手段は、前記画像処理手段
    に対応して複数設けられており、前記構成制御手段で制
    御された複数の前記画像処理手段の構成に応じて対応す
    る前記画像処理手段からの出力をそれぞれ制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記構成制御手段を複数有し、それぞれ
    の前記構成制御手段に複数ずつの前記画像処理手段が対
    応付けられており、複数の前記構成制御手段が互いに複
    数の前記画像処理手段の構成を制御することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記出力装置が出力データを受け取る
    口を1つ有しているとき、前記構成制御手段は複数の前
    記画像処理手段を順次的な処理を並行して行う構成とな
    るように制御し、前記処理順制御手段は複数の前記画像
    処理手段に対して前記出力装置へ順に出力すべき画像デ
    ータをそれぞれ入力し、前記出力制御手段はそれぞれの
    前記画像処理手段から出力される出力データを順次前記
    出力手段に送ることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記出力装置が出力データを受け取る
    口を前記画像処理手段の数だけ有しているとき、前記構
    成制御手段は複数の前記画像処理手段を並列的に処理を
    行う構成となるように制御し、前記処理順制御手段は複
    数の前記画像処理手段に対して前記出力装置へ並列的に
    出力すべき画像データを入力し、前記出力制御手段はそ
    れぞれの前記画像処理手段から出力される出力データを
    それぞれ並列的に前記出力手段に送ることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処
    理装置。
  12. 【請求項12】 前記出力装置が出力データを受け取る
    口を1以上で前記画像処理手段の数より少ないだけ有し
    ているとき、前記構成制御手段は複数の前記画像処理手
    段を並列的な処理を行う複数組の構成となるように制御
    し、前記処理順制御手段は前記画像処理手段のそれぞれ
    の組に対して前記出力装置に対して並列的に出力すべき
    画像データをそれぞれの組に入力し、前記出力制御手段
    は前記画像処理手段の組からの出力データを並列的に前
    記出力手段に送るとともに、組内の複数の前記画像処理
    手段から出力される出力データを順次前記出力手段に送
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    1項に記載の画像処理装置。
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