JPH10285362A - データ処理装置および記録媒体 - Google Patents

データ処理装置および記録媒体

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JPH10285362A
JPH10285362A JP9090458A JP9045897A JPH10285362A JP H10285362 A JPH10285362 A JP H10285362A JP 9090458 A JP9090458 A JP 9090458A JP 9045897 A JP9045897 A JP 9045897A JP H10285362 A JPH10285362 A JP H10285362A
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JP
Japan
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JP9090458A
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Katsuhisa Muramatsu
克久 村松
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US10/137,400 priority patent/US20020129084A1/en
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の関数を任意の順番で実行できるように
する。 【解決手段】 所定の画像データに対して、ガンマ補正
処理、輪郭調整処理、解像度変換処理をこの順番で行う
場合、ガンマ補正処理を行う関数が記憶されている記憶
装置上でのアドレス、輪郭調整処理を行う関数が記憶さ
れている記憶装置上でのアドレス、および解像度変換処
理を行う関数が記憶されている記憶装置上でのアドレス
がこの順で記述された処理順序データを作成する。そし
て、処理順序データに記述されたアドレスを順に読み出
し、そのアドレスに記憶されている関数を呼び出し、実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よび記録媒体に関し、例えば、処理順序を定めたデータ
を作成しておくことにより、複数種類の処理を任意の順
番で実行することができるようにしたデータ処理装置お
よび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の画像処理装置の構成例
を示すブロック図である。画像処理装置1を構成する画
像処理部2は、ガンマ補正処理、解像度変換処理、輪郭
調整処理等の画像処理を行うプログラムを記憶し、スキ
ャナ5を介して入力された画像データに対して、これら
の画像処理を実行するようになされている。制御部3
は、図示せぬCPU(central processing unit)、R
OM(read only memory)、RAM(random access me
mory)等により構成され、ROMに記憶されている所定
の制御プログラムに従って、画像処理部2の動作を制御
したり、画像処理部2によって画像処理された画像デー
タをVRAM(video random access memory)4に書き
込むようになされている。
【0003】VRAM4は、制御部3より供給された画
像データを記憶し、制御部3の制御に従って、記憶して
いる画像データを表示装置6に供給するようになされて
いる。表示装置6は、VRAM4より供給された画像デ
ータに対応する画像を表示するようになされている。
【0004】次に、図14に示したフローチャートを参
照して、その動作について説明する。最初に、ステップ
S1において、制御部3の制御下、スキャナ5により、
画像の取り込みが行われる。そして、取り込まれた画像
に対応する画像データは、画像処理部2に供給される。
次に、ステップS2に進み、画像処理部2により、画像
処理部2に供給された画像データに対して、ガンマ値の
調整を行うガンマ補正処理が施される。
【0005】次に、ステップS3において、表示装置6
に表示するために、表示装置6の画面の大きさに応じて
解像度を変換し、画像の大きさを変換する解像度変換処
理が行われる。ステップS4においては、画像の輪郭の
強弱を調整する輪郭調整処理が実行される。そして、上
記画像処理が施された画像データは、VRAM4に供給
され、対応する画像が表示装置6の画面に表示される。
【0006】ステップS1における画像の取り込みは、
通常、記憶容量等の制限のため、例えば、図15に示す
ように、入力すべき画像をいくつかのブロック(ブロッ
クE1乃至E6)に区切り、ブロック単位で入力するよう
にしている。従って、上記フローチャートに示した処理
が、ブロック数分だけ繰り返し実行されることになる。
【0007】画像データに対して、複数種類の画像処理
を行う場合、最適な順番が存在する場合がある。例え
ば、画像に対して縮小処理と輪郭調整処理を行う場合、
輪郭調整処理を縮小処理の後に行う方が、輪郭調整処理
における計算量を少なくすることができる。また、画像
に対して拡大処理と輪郭調整処理を行う場合、輪郭調整
処理を拡大処理の前に行う方が、輪郭調整処理における
計算量を少なくすることができる。
【0008】最適な順番で処理を行う場合、最適な順番
を予めプログラムの中に記述しておき、実行時に、最適
な順番を判断し、予め記憶しておいた順番で、画像処理
を行うようにすることができる。
【0009】図16は、最適な画像処理の方法を判別
し、実行する手順を説明するフローチャートである。最
初、ステップS11において、制御部3の制御下、画像
処理部2は、次の画像をブロック単位でスキャナ5から
取り込む。次に、ステップS12に進み、図17を参照
して後述するように、最適な処理方法を判別し、実行す
る。その後、ステップS13において、全てのブロック
に対してステップS11およびステップS12の処理が
終了したか否かが判定される。全てのブロックに対し
て、上記処理がまだ終了していないと判定された場合、
ステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が繰
り返し実行される。一方、全てのブロックに対して上記
処理が終了したと判定された場合、処理を終了する。
【0010】図17は、図16のステップS12におけ
る処理の詳細を説明するフローチャートである。最初
に、ステップS21において、画像処理部2により、ス
キャナ5より取り込まれた所定のブロックの画像データ
に対して、解像度変換処理を行うか否かが判定される。
解像度変換処理を行うと判定された場合、ステップS2
2に進む。ステップS22においては、上記解像度変換
処理が、画像を拡大するような解像度変換処理であるか
否かが判定される。画像を拡大するような解像度変換処
理であると判定された場合、ステップS23に進む。
【0011】ステップS23においては、次に、輪郭調
整処理を行うか否かが判定される。輪郭調整処理を行う
と判定された場合、ステップS24に進み、入力された
画像データに対して、まず、ガンマ補正処理が実行され
る。次に、ステップS25において、ガンマ補正処理が
施された画像データに対して、輪郭調整処理が実行され
る。ステップS26においては、輪郭調整処理が施され
た画像データに対して、解像度変換処理が実行される。
ここでは、画像を拡大するように解像度変換処理が実行
される。
【0012】一方、ステップS23において、輪郭調整
を行わないと判定された場合、ステップS27に進み、
入力された画像データに対して、ガンマ補正処理を実行
し、次に、ステップS28において、ガンマ補正処理が
施された画像データに対して解像度変換処理(拡大)が
実行される。
【0013】また、ステップS22において、画像を拡
大するような解像度変換処理ではない(画像を縮小する
ような解像度変換処理である)と判定された場合、ステ
ップS29に進む。ステップS29においては、輪郭調
整処理を行うか否かが判定される。輪郭調整処理を行う
と判定された場合、ステップS30に進む。ステップS
30においては、入力された画像データに対して、ガン
マ補正処理が実行され、次に、ステップS31におい
て、解像度変換処理(画像が縮小するような解像度変換
処理)が実行される。そして、ステップS32におい
て、輪郭調整処理が実行される。
【0014】一方、ステップS29において、輪郭調整
処理を行わないと判定された場合、ステップS33に進
む。ステップS33においては、入力された画像データ
に対して、ガンマ補正処理が実行される。次に、ステッ
プS34に進み、解像度変換処理(縮小)が実行され
る。
【0015】また、ステップS21において、解像度変
換処理を行わないと判定された場合、ステップS35に
進み、輪郭調整処理を行うか否かが判定される。輪郭調
整処理を行うと判定された場合、ステップS36に進
む。ステップS36においては、入力された画像データ
に対して、ガンマ補正処理が実行される。次に、ステッ
プS37において、輪郭調整処理が実行される。一方、
ステップS35において、輪郭調整処理を行わないと判
定された場合、ステップS38に進み、入力された画像
データに対してガンマ補正処理が実行される。
【0016】ステップS26、ステップS28、ステッ
プS32、ステップS34、ステップS37、およびス
テップS38のいずれかの処理が終了すると、リターン
する。
【0017】以上のようにして、画像処理部2は、入力
された画像データに対して、最適な処理方法を判別し、
実行する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、プログラムの中で最適な処理方法を判別し、実
行する場合、処理の順序を入れ替えるのが困難である。
そのため、任意の順番で処理を実行することができるよ
うにするためには、予め、プログラムに記述しておく必
要がある。その場合、処理の組み合わせの数は、処理の
種類が増加するのに伴って指数関数的に増大するため、
プログラムが煩雑になる課題があった。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、一連のデータ処理を行うときに、処理の順
番を容易に変更することができるようにし、また、処理
を効率的に行うことができるようにするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
処理装置は、複数種類の処理を記憶する第1の記憶手段
(例えば、図1の画像処理関数記憶部13)と、複数種
類の処理の中の1または複数の処理に対応する情報を記
憶する第2の記憶手段(例えば、図1の配列変数14
a)と、第2の記憶手段に記憶された情報に対応する処
理を実行する順序を設定する設定手段(例えば、図1の
配列管理部14)と、順序を入れ替える入れ替え手段
(例えば、図1の配列管理部14)と、データに対して
第2の記憶手段に記憶された情報に対応する処理を、設
定手段によって設定された順序で実行する実行手段(例
えば、図1の画像処理部2)とを備えることを特徴とす
る。
【0021】また、情報は、処理が記憶されている第1
の記憶手段のアドレスであるようにすることができる。
【0022】また、設定手段が設定する処理を実行する
順序は、第2の記憶手段に記憶された情報の順番で表さ
れるようにすることができる。
【0023】また、設定手段によって設定される処理を
実行する順序は、第2の記憶手段に記憶された情報に関
連づけられた数字で表されるようにすることができる。
【0024】また、第2の記憶手段に記憶されている情
報に、他の処理に対応する情報を新たに追加する追加手
段(例えば、図1の配列管理部14)をさらに設けるよ
うにすることができる。
【0025】請求項6に記載のデータ処理装置は、複数
種類の処理を実行させる複数の実行手段(例えば、図1
2の圧縮伸張部47とガンマ補正部50)と、各処理の
実行対象としての第1のデータを記憶する第1の記憶手
段(例えば、図12の転送データ領域48,51)と、
各処理の実行結果としての第2のデータを記憶する第2
の記憶手段(例えば、図12のバッファ49,52)
と、処理の所定のものによる実行結果としての第2のデ
ータのデータ量が、第1の記憶手段が記憶可能なデータ
量より大きい場合、第2のデータを分割して、次に転送
すべき処理の他の所定のものに対応する第1の記憶手段
に供給する供給手段(例えば、図12のバッファ49)
とを備え、処理の他の所定のものを実行する実行手段
は、処理の所定のものの供給手段より、第2のデータが
分割して供給されたとき、分割して供給された第2のデ
ータを逐次実行することを特徴とする。
【0026】また、複数種類の処理は、画像データに対
して行う処理であるようにすることができる。
【0027】また、複数種類の処理は、音声データに対
して行う処理であるようにすることができる。
【0028】請求項9に記載の記録媒体は、複数種類の
処理を記憶する第1の記憶手段と、複数種類の処理の中
の1または複数の処理に対応する情報を記憶する第2の
記憶手段と、第2の記憶手段に記憶された情報に対応す
る処理を実行する順序を設定する設定手段と、順序を入
れ替える入れ替え手段とを備えたデータ処理装置で使用
されるプログラムを記録した記録媒体であって、データ
に対して第2の記憶手段に記憶された情報に対応する処
理を、設定手段によって設定された順序で実行するプロ
グラムを記録したことを特徴とする。
【0029】請求項1に記載のデータ処理装置において
は、第1の記憶手段が、複数種類の処理を記憶し、第2
の記憶手段が、複数種類の処理の中の1または複数の処
理に対応する情報を記憶し、設定手段が、第2の記憶手
段に記憶された情報に対応する処理を実行する順序を設
定し、入れ替え手段が、順序を入れ替え、実行手段が、
データに対して第2の記憶手段に記憶された情報に対応
する処理を、設定手段によって設定された順序で実行す
る。
【0030】請求項6に記載のデータ処理装置において
は、実行手段が、複数種類の処理を実行させ、第1の記
憶手段が、各処理の実行対象としての第1のデータを記
憶し、第2の記憶手段が、各処理の実行結果としての第
2のデータを記憶し、供給手段が、処理の所定のものに
よる実行結果としての第2のデータのデータ量が、第1
の記憶手段が記憶可能なデータ量より大きい場合、第2
のデータを分割して、次に転送すべき処理の他の所定の
ものに対応する第1の記憶手段に供給する。そして、処
理の他の所定のものを実行する実行手段は、処理の所定
のものの供給手段より、第2のデータが分割して供給さ
れたとき、分割して供給された第2のデータを逐次実行
する。
【0031】請求項9に記載の記録媒体においては、デ
ータに対して第2の記憶手段に記憶された情報に対応す
る処理を、設定手段によって設定された順序で実行する
プログラムを記録した。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のデータ処理装置
を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成例を示し
ている。画像処理装置1を構成する制御部3は、CPU
(central processing unit)、ROM(read only mem
ory)、およびRAM(random accessmemory)等により
構成され、ROMに記憶されている制御プログラムに従
って、各部を制御するようになされている。画像処理部
2は、制御部3からの命令に従って、スキャナ5より画
像データを取り込み、取り込んだ画像データに対して画
像処理を行うようになされている。VRAM(video ra
ndom access memory)16は、制御部3を介して供給さ
れた画像処理部2による処理結果等のデータを記憶する
ようになされている。表示装置6は、VRAM4に記憶
された画像データに対応する画像を表示するようになさ
れている。
【0033】また、画像処理部2は、画像処理を実際に
実行する複数の関数を記憶する画像処理関数記憶部13
と、各関数の実行順序を管理する配列管理部14より構
成される。配列管理部14が記憶する配列変数14aの
各要素には、画像処理関数記憶部13に記憶されている
関数を指定するアドレスが記述され、配列変数14aに
記述された上記アドレス順番に、対応する関数が実行さ
れるようになされている。
【0034】次に、図2に示したフローチャートを参照
して、その動作について説明する。最初、ステップS4
1において、画像処理部2は、制御部3からの指示に従
って、入力された画像データに対して実行すべき画像処
理関数と、画像処理関数を実行する最適な処理順序を判
別し、処理順序を定めたデータ(以下、処理順序データ
という)を生成する。即ち、配列管理部14の各配列
に、順に実行すべき関数が存在する画像処理関数記憶部
13上でのアドレスが記述される。
【0035】ステップS42においては、画像処理部2
により、スキャナ5から画像データがブロック単位で取
り込まれ、図示せぬ作業用のバッファに記憶される。次
に、ステップS43において、画像処理部2により、ス
テップS41において生成された処理順序データに従っ
て、対応する関数が画像処理関数記憶部13より呼び出
され、実行される。
【0036】ステップS44においては、全てのブロッ
クに対して上記処理の実行が終了したか否かが判定され
る。全てのブロックに対する上記処理の実行がまだ終了
していないと判定された場合、ステップS42に戻り、
ステップS42以降の処理が繰り返し実行される。一
方、全てのブロックに対して上記処理の実行が終了した
と判定された場合、ステップS45に進み、画像処理部
2により、画像処理が施された画像データが制御部3に
供給される。制御部3は、画像処理部2より供給された
画像データをVRAM4に供給する。VRAM4に供給
された画像データは、制御部3の制御により、表示装置
6に供給される。これにより、画像処理が施された画像
が表示装置6の画面上に表示される。その後、処理を終
了する。
【0037】次に、図3のフローチャートを参照して、
図2のステップS41における処理の詳細について説明
する。最初に、ステップS51において、ガンマ補正処
理を、入力された画像データに対して最初に実行する画
像処理関数として登録する。即ち、配列管理部14の配
列変数14aの最初の要素に、ガンマ補正処理を実行す
る関数のアドレスを記述する。
【0038】次に、ステップS52において、解像度変
換処理を行うか否かが判定される。解像度変換処理を行
うと判定された場合、ステップS58に進み、解像度変
換処理を実行する関数を登録する。即ち、配列管理部1
4の配列変数14aの次の要素に、解像度変換処理を実
行する関数のアドレスを記述する。その後、ステップS
53に進む。一方、解像度変換処理を行わないと判定さ
れた場合、ステップS53に進み、輪郭調整を行うか否
かが判定される。輪郭調整を行うと判定された場合、ス
テップS54において、解像度変換処理が登録済みであ
るか否かが判定される。
【0039】解像度変換処理が登録済みであると判定さ
れた場合、ステップS55に進み、登録済みの解像度変
換処理は、画像を拡大するような変換であるか否かが判
定される。画像を拡大するような変換であると判定され
た場合、ステップS56において、輪郭調整処理を実行
する関数を解像度変換処理を行う関数の前に挿入する。
即ち、配列管理部14の配列変数14aに記述した解像
度変換処理を行う関数のアドレスの前に、輪郭調整処理
を実行する関数のアドレスを挿入する。
【0040】一方、ステップS54において、解像度変
換処理を実行する関数が登録済みでないと判定された場
合、および、ステップS55において、登録済みの解像
度変換処理が、画像を拡大する変換ではないと判定され
た場合、ステップS57に進み、輪郭調整処理を次に実
行すべき処理として登録する。即ち、輪郭調整処理を実
行する関数のアドレスを、配列管理部14の配列変数1
4aの次の要素に記述する。
【0041】ステップS56における処理、または、ス
テップS57における処理が終了すると、リターンす
る。
【0042】例えば、ステップS52において、解像度
変換処理を行わないと判定され、ステップS53におい
て、輪郭調整処理を行わないと判定された場合、配列変
数14aには、図4に示すように、ガンマ補正処理を実
行する関数のアドレスが記述される。そして、画像処理
部2は、図2のステップ43において、配列変数14a
に記述されたアドレスに従って、ガンマ補正処理を実行
する関数を呼び出し、スキャナ5より入力された画像デ
ータに対してガンマ補正処理を施す。
【0043】また、ステップS52において、解像度変
換処理を行わないと判定され、ステップS53におい
て、輪郭調整処理を行うと判定され、さらに、ステップ
S54において、解像度変換処理が登録済みではないと
判定された場合、図5に示すように、配列変数14aに
は、ガンマ補正処理を実行する関数のアドレスと、輪郭
調整処理を実行する関数のアドレスが記述される。そし
て、画像処理部2は、図2のステップS43において、
配列変数14aに記述されたアドレスに従って、ガンマ
補正処理を実行する関数を呼び出し、スキャナ5より入
力された画像データに対してガンマ補正処理を施す。次
に、輪郭調整処理を行う関数を呼び出し、ガンマ補正処
理が施された画像データに対して輪郭調整処理を施す。
【0044】また、ステップS52において、解像度変
換処理を行うと判定され、ステップS53において、輪
郭調整処理を行わないと判定された場合、図6または図
7に示すように、配列変数14aには、ガンマ補正処理
を実行する関数のアドレスと、解像度変換処理(縮小ま
たは拡大)を実行する関数のアドレスが記述される。そ
して、画像処理部2は、図2のステップS43におい
て、配列変数14aに記述されたアドレスに従って、ガ
ンマ補正処理を実行する関数を呼び出し、スキャナ5よ
り入力された画像データに対してガンマ補正処理を施
す。次に、解像度変換処理(縮小または拡大)を実行す
る関数を呼び出し、ガンマ補正処理が施された画像デー
タに対して解像度変換処理を施す。
【0045】また、ステップS52において、解像度変
換処理を行うと判定され、ステップS53において、輪
郭調整処理を行うと判定され、ステップS54におい
て、解像度変換処理が登録済みであると判定され、さら
に、ステップS55において、登録済みの解像度変換処
理が画像を拡大する変換ではないと判定された場合、図
8に示すように、配列変数14aには、ガンマ補正処理
を実行する関数のアドレス、解像度変換処理(縮小)を
実行する関数のアドレス、および輪郭調整処理を行う関
数のアドレスが記述される。
【0046】そして、画像処理部2は、図2のステップ
S43において、配列変数14aに記述されたアドレス
に従って、ガンマ補正処理を実行する関数を呼び出し、
スキャナ5より入力された画像データに対してガンマ補
正処理を施す。次に、解像度変換処理(縮小)を実行す
る関数を呼び出し、ガンマ補正処理が施された画像デー
タに対して解像度変換処理(縮小)を施す。さらに、輪
郭調整処理を実行する関数を呼び出し、解像度変換処理
が施された画像データに対して、輪郭調整処理を施す。
【0047】また、ステップS52において、解像度変
換処理を行うと判定され、ステップS53において、輪
郭調整処理を行うと判定され、ステップS54におい
て、解像度変換処理が登録済みであると判定され、さら
に、ステップS55において、登録済みの解像度変換処
理が画像を拡大する変換であると判定された場合、図9
に示すように、配列変数14aには、ガンマ補正処理を
実行する関数のアドレス、輪郭調整処理を行う関数のア
ドレス、および解像度変換処理(拡大)を実行する関数
のアドレスが記述される。
【0048】そして、画像処理部2は、図2のステップ
S43において、配列変数14aに記述されたアドレス
に従って、ガンマ補正処理を実行する関数を呼び出し、
スキャナ5より入力された画像データに対してガンマ補
正処理を施す。次に、ガンマ補正処理が施された画像デ
ータに対して輪郭調整処理を施す。さらに、解像度変換
処理(拡大)を実行する関数を呼び出し、輪郭調整処理
が施された画像データに対して解像度変換処理(拡大)
を施す。
【0049】上述したようにして画像処理が実行された
後、表示装置6の画面上に画像処理後の画像が表示され
る。
【0050】以上のように、処理手順を定めた処理順序
データ(上記実施の形態においては、画像処理を実行す
る関数が存在するアドレスを並べたもの)を作成するこ
とにより、任意の処理を任意の順番で容易に実行させる
ことが可能となる。また、画像処理を行うパターンをす
べて記憶する必要がなく、画像処理を行う上でのオーバ
ヘッドを軽減することができる。
【0051】上記実施の形態においては、関数が格納さ
れているアドレスを、関数を実行させたい順番に配列変
数14aに記憶させ、順番にそのアドレスを読み出して
対応する関数を実行させるようにしたが、配列変数14
aに格納されている関数を実行する順番を表すデータを
各関数毎に設定し、このデータに基づいて所定の順番で
関数を実行させるようにすることもできる。
【0052】例えば、図9に示したように、配列変数1
4aにガンマ補正処理を行う関数、輪郭調整処理を行う
関数、および解像度変換処理を行う関数の各アドレスが
この順番で記憶されているものとする。そして、ガンマ
補正処理を行う関数の実行順序を変数Gに代入し、輪郭
調整を行う関数の実行順序を変数Rに代入し、さらに、
解像度変換を行う関数の実行順序を変数Kに代入する。
いま、Gに値1、Rに値2、Kに値3を代入すると、ガ
ンマ補正、輪郭調整、解像度変換の順に処理が実行され
る。
【0053】ガンマ補正、解像度変換、輪郭調整の順で
処理を実行させたい場合、図2および図3を参照して上
述した方法によれば、配列に格納したアドレスを入れ替
えなければならないが、変数に実行順序を設定する方法
によると、変数に設定した実行順序を入れ替えるだけで
よい。即ち、変数Gに値1、変数Rに値3、変数Kに値
2を設定する。そして、変数に設定された値の小さいも
のから順に、対応する関数を実行させることにより、変
数に設定された順で関数を実行させることができる。
【0054】以下、図10のフローチャートを参照し
て、変数に設定した順番に関数を実行させる方法につい
て説明する。最初に、ステップS61において、変数i
に値1を設定し、変数MAXに実行すべき関数の数(こ
の例の場合、3)を設定する。次に、ステップS62に
おいて、変数iの値が変数MAXの値より小さいか否か
が判定される。変数iの値が変数MAXの値より小さい
と判定された場合、ステップS63に進み、変数jに値
0を設定する。変数jの値は、配列変数14aの各要素
の番号(0以上の整数で表される)に対応する。
【0055】ステップS64においては、変数jの値
が、変数MAXの値より小さいか否かが判定される。変
数jの値が変数MAXの値より小さいと判定された場
合、ステップS65に進み、配列変数14aのj番目の
要素に登録されている関数(この例の場合、ガンマ補正
処理を行う関数)に対応する変数Gに設定されている値
(=1)が、変数iの値と同一であるか否かが判定され
る。いまの場合、変数iの値は1であり、変数Gの値も
1であるので、変数Gの値と変数iの値が同一であると
判定され、ステップS66に進む。
【0056】ステップS66においては、配列変数14
aのj番目の要素に登録されている関数を実行する。い
まの場合、配列変数14aのj番目の要素に登録されて
いるアドレスに対応する関数、即ち、ガンマ補正処理を
行う関数を呼び出し、実行する。ステップS66におけ
る処理が終了すると、ステップS67に進む。ステップ
S67においては、変数jの値を1だけインクリメント
する。いまの場合、変数jの値を1に設定する。そし
て、ステップS64に戻り、ステップS64以降の処理
を繰り返し実行する。
【0057】ステップS64においては、変数jの値が
変数MAXの値より小さいか否かが判定される。いまの
場合、変数jの値は1であるので、変数jの値は変数M
AXの値より小さいと判定され、ステップS65に進
む。ステップS65においては、配列変数14aのj番
目の要素に登録されている画像処理関数に対応する変数
が変数iの値と同一であるか否かが判定される。いまの
場合、変数jの値は1であるので、j番目の配列変数1
4aに登録されている関数に対応する変数Rの値と変数
iの値が同一であるか否かが判定されることになる。変
数Rの値は3であり、変数iの値は1であるので、変数
Rの値と変数iの値は同一ではないと判定され、何も処
理を行わず、ステップS67に進む。
【0058】ステップS67においては、変数jの値が
1だけインクリメントされる。いまの場合、変数jの値
は2となる。次に、ステップ64に戻る。ステップS6
4においては、変数jの値が変数MAXの値より小さい
か否かが判定される。いまの場合、変数jの値は2であ
るので、変数jの値は変数MAXの値より小さいと判定
され、ステップS65に進む。ステップS65において
は、配列変数14aのj番目の要素に登録されている関
数に対応する変数に設定されている値が、変数iの値と
同一であるか否かが判定される。
【0059】いまの場合、変数jの値は2であり、配列
変数14aの3番目の要素に登録されている関数に対応
する変数はKであるので、変数Kに設定されている値
(=3)と、変数iの値が同一であるか否かが判定され
る。いまの場合、変数Kの値は3であり、変数iの値は
1であるから、変数Kの値と変数iの値とは同一ではな
いと判定され、ステップS67に進む。ステップS67
においては、変数jの値が1だけインクリメントされ
る。即ち、変数jの値は3となる。次に、ステップS6
4に戻り、変数jの値が変数MAXの値より小さいか否
かが判定される。
【0060】いまの場合、変数jの値が3であるので、
変数jの値は変数MAXの値より小さくないと判定さ
れ、ステップS68に進む。ステップS68において
は、変数iの値が1だけインクリメントされる。いまの
場合、変数iの値は2となる。次に、ステップS62に
戻り、変数iの値が変数MAXの値より小さいか否かが
判定される。いまの場合、変数iの値は変数MAXの値
より小さいと判定され、ステップS63に進む。ステッ
プS63においては、変数jの値が0に設定される。
【0061】次に、ステップS64において、変数jの
値が変数MAXの値より小さいか否かが判定される。い
まの場合、変数jの値は0であるので、変数jの値は変
数MAXの値より小さいと判定され、ステップS65に
進む。ステップS65においては、配列変数14aのj
番目の要素に登録されている関数に対応する変数に設定
されている値が、変数iの値と同一であるか否かが判定
される。いまの場合、配列変数14aのj番目の要素に
登録されている関数に対応する変数Gの値は1であり、
変数iの値は2であるから、変数Gの値は変数iの値
(=2)と同一ではないと判定され、ステップS67に
進む。ステップS67においては、変数jの値が1だけ
インクリメントされ、いまの場合、1とされた後、ステ
ップS64に戻る。
【0062】ステップS64においては、変数jの値が
変数MAXの値より小さいか否かが判定される。いまの
場合、変数jの値は1であるので、変数jの値は変数M
AXの値より小さいと判定され、ステップS65に進
む。ステップS65においては、配列変数14aのj番
目の要素に登録されている関数に対応する変数に設定さ
れている値が変数iの値と同一であるか否かが判定され
る。いまの場合、変数jの値は1であるので、変数Rに
設定されている値(=3)は、変数iの値(=2)と同
一ではないと判定され、ステップS67に進む。ステッ
プS67においては、変数jの値が1だけインクリメン
トされ、2とされる。その後、ステップS64に戻り、
変数jの値が変数MAXの値より小さいか否かが判定さ
れる。
【0063】ステップS64においては、いまの場合、
変数jの値が変数MAXの値より小さいと判定され、ス
テップS65に進む。ステップS65においては、配列
変数14aのj番目の要素に登録されている関数に対応
する変数に設定されている値が変数iの値と同一である
か否かが判定される。いまの場合、変数jの値は2であ
るので、配列変数14aの3番目の要素に登録されてい
る関数に対応する変数Kの値2が、変数iの値(=2)
と同一であると判定され、ステップS66に進み、配列
変数14aのj番目の要素に登録されている関数が実行
される。いまの場合、変数jの値は2であるので、配列
変数14aの3番目の要素に登録されている関数、即
ち、図9の例では解像度変換を行う関数が実行される。
【0064】以下、同様にして、最後に配列変数14a
の2番目の要素に登録されている輪郭調整処理を行う関
数が実行される。
【0065】このように、各関数に対応する変数に実行
順序を設定し、その順番に関数を実行させるようにする
ことにより、関数の実行順序を容易に変更することが可
能となる。
【0066】次に、上記各画像処理をマルチタスク環境
で実行させ、処理効率を上げる方法について説明する。
例えば、スキャナ5から画像データを入力する場合、画
像データの大きさは10メガバイト(MB:Mega
Byte)乃至200MB程度になるときがある。この
ような大きなデータを一度にすべて読み込んでから処理
を行おうとすると、大量のメモリが必要となる。そこ
で、データをいくつかに分割して読み込み、読み込んだ
データを逐次処理するようにする。
【0067】マルチタスク環境においては、それぞれの
画像処理プロセスは、独立して、しかも並行して動作す
る。そして、各画像処理プロセスが処理すべきデータ
は、データキューに保存される。従って、各画像処理プ
ロセスは、データキューから読み出したデータに対して
処理を行い、処理結果を再びデータキューに保存する。
このように、マルチタスク環境においては、各画像処理
プロセスが独立して、かつ並行に動作することができる
ので、処理効率を上げることができる。
【0068】図11は、複数の画像処理を独立に、か
つ、並行して実行する場合の画像処理部2の構成例を示
すブロック図である。配列管理部14は、複数のデータ
キューを備えており、各タスクからの処理データを記憶
し、それを次のタスクに供給するようになされている。
この例の場合、スキャナ5から画像データの取り込みを
行うスキャナ取り込み処理関数を実行するタスク36、
ガンマ補正処理を行うガンマ補正処理関数を実行するタ
スク37、解像度変換処理を行う解像度変換処理関数を
実行するタスク38、および輪郭調整を行う輪郭調整処
理関数を実行するタスク39が独立して動作している。
そして、この例の場合、スキャナ5より取り込まれた画
像データに対して、タスク36、タスク37、タスク3
8、タスク39の順で処理が行われる。
【0069】最初に、タスク36により、スキャナ5よ
り画像データが取り込まれ、データキュー32に供給さ
れ、記憶される。同様にして、画像データが順次取り込
まれ、データキュー32に供給され、記憶される。ま
た、タスク37は、データキュー32に記憶された画像
データを読み込み、ガンマ補正処理を施した後、データ
キュー33に供給し、記憶させる。また、タスク38
は、データキュー33に記憶されている画像データを読
み込み、解像度変換処理を施した後、データキュー34
に供給し、記憶させる。タスク39は、データキュー3
4に記憶されている画像データを読み出し、輪郭調整処
理を施した後、データキュー35を介して出力する。
【0070】各タスクは独立に、かつ、並行して動作
し、データに対して所定の処理を施し、所定のデータキ
ューに処理結果を供給した後は、すぐに次のデータの処
理に移ることができる。このため、処理効率を上げるこ
とが可能となる。
【0071】上記実施の形態は、オブジェクト指向言語
(例えば、C++)を用いて記述されたプログラムによ
って実現することもできる。これにより、さらにメンテ
ナンス性に優れたプログラムを作成することができる。
即ち、次のようにすればよい。
【0072】まず、各画像処理のユニットを1つのクラ
スとする。次に、画像処理の基本クラスを作成し、処理
ルーチンなどの基本的なインタフェースを定義する。そ
して、各画像処理が上記基本クラスを継承する。さら
に、配列管理部14が基本クラスのインタフェース関数
を呼び出す。
【0073】次に、比較的サイズの大きな画像データを
処理する場合において、メモリの使用効率を改善する方
法について説明する。一連の画像処理を行うためには、
各画像処理間で画像データの受け渡しを行わなければな
らないが、画像を転送する毎に、メモリを確保している
と効率が悪くなるので、所定の大きさの転送領域を確保
することになる。ところが、画像処理によっては、 デ
ータに対して画像処理を施すことにより、データのサイ
ズが変化する場合がある(例えば、圧縮伸張処理な
ど)。このような場合、データを分割し、複数回に分け
て転送するようにすることができる。
【0074】図12は、画像処理部2の他の構成例を示
すブロック図である。スキャナ取り込み部46は、スキ
ャナ5から画像データを取り込み、出力するようになさ
れている。圧縮伸張部47は転送されてきたデータを記
憶する転送データ領域48と、処理後のデータを記憶す
るバッファ49を備え、転送データ領域48に記憶され
ているデータに対して圧縮または伸張処理を施した後、
バッファ49を介して出力するようになされている。
【0075】ガンマ補正部50は、転送されてきたデー
タを記憶する転送データ領域51と、処理後のデータを
記憶するバッファ52を備え、転送データ領域に記憶さ
れているデータに対してガンマ補正処理を施した後、バ
ッファ52を介して出力するようになされている。ま
た、配列管理部14は、各部の動作を制御するようにな
されている。
【0076】最初、スキャナ取り込み部46によって取
り込まれた画像データは、圧縮伸張部47に転送され、
転送データ領域48に記憶される。転送データ領域48
に転送された画像データに対して、例えば伸張処理が施
された後、バッファ49に供給される。このとき、画像
データは伸張処理が施されたために、そのデータサイズ
が大きくなる。
【0077】配列管理部14の制御により、バッファ4
9に記憶された画像データのうち、ガンマ補正部50の
転送データ領域51のサイズに相当する部分が転送デー
タ領域51に転送される。転送データ領域51に画像デ
ータが転送されると、配列管理部14の制御により、ガ
ンマ補正部50は、転送データ領域51に転送されてき
た画像データに対して、ガンマ補正処理を施し、ガンマ
補正処理が施された画像データをバッファ52を介して
出力する。
【0078】次に、配列管理部14の制御により、圧縮
伸張部47は、バッファ49に記憶されている画像デー
タのうち、転送データ領域51の大きさに相当する次の
データを転送データ領域51に転送する。ガンマ補正部
50は、転送データ領域51に供給された画像データに
対してガンマ補正処理を施した後、ガンマ補正処理が施
された画像データをバッファ52を介して出力する。同
様にして、バッファ49に記憶されている残りの画像デ
ータが順次転送データ領域51に転送され、ガンマ補正
処理が施された後、出力される。
【0079】このように、画像データに所定の画像処理
を施すことによって、画像データのサイズが大きくなっ
たような場合、その画像データを所定の大きさのデータ
に分割して転送するようにする。これにより、常に所定
の大きさの転送用の領域を確保しておくだけで、様々な
大きさの画像データを転送することが可能となり、メモ
リ使用効率を改善することができる。
【0080】また、上記実施の形態において、図2、図
3、図10、図14、図16、および図17のフローチ
ャートに示した各処理を画像処理部2に行わせるプログ
ラムは、画像処理部2の図示せぬROM等に記憶させる
ようにすることができる。また、このプログラムは、予
め上記ROMに記憶された状態で使用者に供給されるよ
うにしてもよいし、ROMにコピー可能なように、CD
−ROM(compact disc-read only memory)等に記憶
された状態で使用者に供給されるようにしてもよい。そ
の場合、ROMは、例えば、電気的に書き換え可能なE
EPROM(electrically erasable and programmable
read only memory)等で構成するようにすることがで
きる。
【0081】なお、上記実施の形態においては、スキャ
ナから画像データを入力するようにしたが、CCDカメ
ラなどのその他の入力装置から画像データを入力するよ
うにしてもよい。
【0082】また、上記実施の形態においては、画像デ
ータに対して画像処理を施す場合に本発明を適用する例
について説明したが、音声データやその他のデータに対
して所定の処理を施す場合にも本発明を適用することが
できる。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載のデータ処理装置によれ
ば、第1の記憶手段が、複数種類の処理を記憶し、第2
の記憶手段が、複数種類の処理の中の1または複数の処
理に対応する情報を記憶し、設定手段が、第2の記憶手
段に記憶された情報に対応する処理を実行する順序を設
定し、入れ替え手段が、順序を入れ替え、実行手段が、
データに対して第2の記憶手段に記憶された情報に対応
する処理を、設定手段によって設定された順序で実行す
るようにしたので、容易に任意の処理を任意の順番で実
行させることができる。
【0084】請求項6に記載のデータ処理装置によれ
ば、実行手段が、複数種類の処理を実行させ、第1の記
憶手段が、各処理の実行対象としての第1のデータを記
憶し、第2の記憶手段が、各処理の実行結果としての第
2のデータを記憶し、供給手段が、処理の所定のものに
よる実行結果としての第2のデータのデータ量が、第1
の記憶手段が記憶可能なデータ量より大きい場合、第2
のデータを分割して、次に転送すべき処理の他の所定の
ものに対応する第1の記憶手段に供給する。そして、処
理の他の所定のものを実行する実行手段は、処理の所定
のものの供給手段より、第2のデータが分割して供給さ
れたとき、分割して供給された第2のデータを逐次実行
するようにしたので、画像データのサイズに拘らず、第
1の記憶手段の大きさを固定にすることができ、メモリ
使用効率を改善することができる。
【0085】請求項9に記載の記録媒体によれば、デー
タに対して第2の記憶手段に記憶された情報に対応する
処理を、設定手段によって設定された順序で実行するプ
ログラムを記録したので、容易に任意の処理を任意の順
番で実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置を適用した画像処理装
置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置1の動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】図2のステップS41の詳細な処理手順を説明
するフローチャートである。
【図4】配列管理部14の配列変数14aに記述される
処理順序データの例を示す図である。
【図5】配列管理部14の配列変数14aに記述される
処理順序データの例を示す図である。
【図6】配列管理部14の配列変数14aに記述される
処理順序データの例を示す図である。
【図7】配列管理部14の配列変数14aに記述される
処理順序データの例を示す図である。
【図8】配列管理部14の配列変数14aに記述される
処理順序データの例を示す図である。
【図9】配列管理部14の配列変数14aに記述される
処理順序データの例を示す図である。
【図10】変数に設定した順番で関数を実行させる方法
を説明するフローチャートである。
【図11】画像処理部2の他の構成例を示すブロック図
である。
【図12】画像処理部2のさらに他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図13】従来の画像処理装置の構成例を示すブロック
図である。
【図14】図13の画像処理装置1の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図15】画像データに対してブロック毎に処理を行う
様子を示す図である。
【図16】最適な処理方法で画像処理を行う手順を説明
するフローチャートである。
【図17】図16のステップS12において、最適な処
理方法を判別し、実行する手順を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 画像処理部(実行手段) 3 制御部 4 VRAM 5 スキャナ 6 表示装置 13 画像処理関数記憶部(第1の記憶手段) 14 配列管理部(設定手段、入れ替え手段、追加手
段) 14a 配列変数(第2の記憶手段) 32,33,34,35 データキュー 36,37,38,39 タスク 46 スキャナ取り込み部 47 圧縮伸張部(実行手段) 48,51 転送データ領域(第1の記憶手段) 49 バッファ(第2の記憶手段、供給手段) 52 バッファ(第2の記憶手段) 50 ガンマ補正部(実行手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータに対して、複数種類の処理
    の中の1または複数の処理を所定の順序で行うデータ処
    理装置において、 前記複数種類の処理を記憶する第1の記憶手段と、 前記複数種類の処理の中の1または複数の処理に対応す
    る情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記情報に対応する前
    記処理を実行する順序を設定する設定手段と、 前記順序を入れ替える入れ替え手段と、 前記データに対して前記第2の記憶手段に記憶された前
    記情報に対応する前記処理を、前記設定手段によって設
    定された順序で実行する実行手段とを備えることを特徴
    とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報は、前記処理が記憶されている
    前記第1の記憶手段のアドレスであることを特徴とする
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段が設定する前記処理を実行
    する順序は、前記第2の記憶手段に記憶された前記情報
    の順番で表されることを特徴とする請求項1または2に
    記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段によって設定される前記処
    理を実行する順序は、前記第2の記憶手段に記憶された
    前記情報に関連づけられた数字で表されることを特徴と
    する請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の記憶手段に記憶されている前
    記情報に、他の処理に対応する情報を新たに追加する追
    加手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 所定のデータに対して、複数種類の処理
    を所定の順序で行うデータ処理装置において、 複数種類の処理を実行させる複数の実行手段と、 各処理の実行対象としての第1のデータを記憶する第1
    の記憶手段と、 各処理の実行結果としての第2のデータを記憶する第2
    の記憶手段と、 前記処理の所定のものによる実行結果としての第2のデ
    ータのデータ量が、前記第1の記憶手段が記憶可能なデ
    ータ量より大きい場合、前記第2のデータを分割して、
    次に転送すべき前記処理の他の所定のものに対応する前
    記第1の記憶手段に供給する供給手段とを備え、 前記処理の他の所定のものを実行する前記実行手段は、
    前記処理の所定のものの供給手段より、前記第2のデー
    タが分割して供給されたとき、分割して供給された前記
    第2のデータを逐次実行することを特徴とするデータ処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数種類の処理は、画像データに対
    して行う処理であることを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記複数種類の処理は、音声データに対
    して行う処理であることを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 複数種類の処理を記憶する第1の記憶手
    段と、前記複数種類の処理の中の1または複数の処理に
    対応する情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の
    記憶手段に記憶された前記情報に対応する前記処理を実
    行する順序を設定する設定手段と、前記順序を入れ替え
    る入れ替え手段とを備えたデータ処理装置で使用される
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記データに対して前記第2の記憶手段に記憶された前
    記情報に対応する前記処理を、前記設定手段によって設
    定された順序で実行するプログラムを記録したことを特
    徴とする記録媒体。
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