JP2000259141A - 表示装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ - Google Patents

表示装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ

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JP2000259141A
JP2000259141A JP11062432A JP6243299A JP2000259141A JP 2000259141 A JP2000259141 A JP 2000259141A JP 11062432 A JP11062432 A JP 11062432A JP 6243299 A JP6243299 A JP 6243299A JP 2000259141 A JP2000259141 A JP 2000259141A
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JP11062432A
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Hisatoshi Baba
久年 馬場
Shunpei Kimura
俊平 木村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で、高速に画像を表示することが
できる画像表示装置及びその制御方法、コンピュータ可
読メモリを提供する。 【解決手段】 複数の画像データをCD−Rドライブ4
に記憶する。表示対象の画像データをDRAM2に保持
する。CD−Rドライブ4に記憶された画像データから
所定数の画像データをDRAM2へ転送する。保持され
ている画像データに、JPEG圧縮/伸長部5、リサイ
ズ部6のいずれかあるいはその両方による処理を施す。
CPU1jは、処理された画像データの表示を制御し、
その表示制御に基づいて、CD−Rドライブ4に記憶さ
れた画像データから所定数の画像データをDRAM2へ
の転送を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを表示
する表示装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモ
リに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル画像を処理する画像処理
装置が様々な形態で利用されてきた。例えば、パーソナ
ルコンピュータ、ワークステーションでの処理、MPE
G1、DVD等のデジタル動画再生などがあげられる。
また、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラな
ども一般的に取り扱われるようになり、デジタル画像を
簡単に作成することができるようになった。
【0003】今まで、光学式カメラで撮影された写真を
アルバムに整理するといった作業が、デジタル化された
画像データでは、ハードディスク等のストレージデバイ
スに大量に保存することで実現されている。この場合、
画像データを検索する、分類するといった作業がデータ
処理だけで可能になり、作業効率が著しく向上してい
る。
【0004】画像データの保存に関するコスト、場所の
観点からもデジタル化された画像データの利用価値が高
まっており、これらを作業者が簡単に整理、検索、分類
可能なツールの開発が盛んである。
【0005】特開平10−91388号には、コンピュ
ータのファイル管理システムやデータベースシステム等
で複数のデータを関連付けられた日時で管理し、これを
表示する情報処理装置が開示されている。また、日時に
関連した画像、例えば、生年月日に関連付けられた人事
管理データの検索において、生年月日順に並べられた顔
写真を表示する方法が開示されている。更に、生年月日
順に等間隔で並べるのではなく、生年月日の時間差が認
識できるような表示方法を行っている。
【0006】ここでの表示方法の一例について、図14
を用いて説明する。
【0007】図14は画像データの表示方法の一例を説
明するための図である。
【0008】図14では、ディスプレイの奥行き方向に
時間軸を仮定し、遠近法を利用した、時間軸表現を示し
ている。
【0009】図14において、101は表示ウインドウ
であり、表示ウインドウ101には103、104を始
めとした四角のデータアイコンが画像データとして表さ
れている。102、105はその画像データが関連付け
られている日時に対応するリングである。これらのリン
グは、画面の中心に向かって、日単位で過去または未来
に向かっていて、画面周辺のリング上の画像データほ
ど、画像データは大きく表示される。これにより、周辺
が手前で、真ん中が奥になっている奥行きを表現してい
る。また、表示ウインドウ101の左上には、現在注目
しているリングを示す太線リング105に関連付けられ
ている日時が示される。
【0010】尚、各リングは1日を単位にしたり、2日
を単位にしたり、1週間を単位としたりしても良い。ま
た、1つのリング上に多くのデータアイコンが存在する
場合は、リングの単位を変更して、リング上のデータア
イコンの数を所定数内に収める。
【0011】上記表示方法において、利用者が奥の画像
データをより大きく表示させたい場合は、ズームイン操
作を行う。これによりデータアイコンは、より大きく表
示され、例えば、リング102、105と共に連続して
大きくなり、リング102、105とデータアイコン1
03、104は、画面の枠からはみ出て消えてしまう。
逆にズームアウト操作のときは、表示されているリング
とデータアイコンは小さく、かつよりリングの中心に集
まり、画面の外側から、過去または未来のデータアイコ
ンとリングが現れてくる。
【0012】利用者は画像データベースの中から、ある
画像データを検索する場合、日付をたよりにしたり、画
像をたよりにして、ズームイン、ズームアウトの操作を
する。利用者が所望の画像データを見つけた場合、その
データアイコンをダブルクリックすることで、オリジナ
ルのデータファイルの画像が表示される。
【0013】以上のように、日時という単位を、画面内
の手前と奥行き方向に配置し、これを連続的にズームイ
ン、ズームアウトさせることで、画像データを拡大、縮
小表示させて、時間的な感覚を付加することができる。
【0014】次に、ズームイン、ズームアウトにおける
表示の一例について、図16を用いて説明する。
【0015】図16は従来のズームイン、ズームアウト
における表示動作の一例を示す図である。
【0016】図16では、あるリングと、そのリング上
に属するデータアイコンに着目したズームイン、ズーム
アウト例を示している。ここでは、奥が過去の日時で、
手前にくるほど現在に近い日時を表示している。140
a〜140dは表示画面、142aから142dはある
日時を示すリング、141a〜141dはそのリング上
のデータアイコン(サムネイル画像)を示している。図
16に示すように、ズームイン操作(過去にさかのぼ
り、画像データを連続して見ていく)の場合は、最初
は、データアイコン141a、リング142aに示すよ
うに画面中央に小さく現れ、ズームイン操作を続けてい
くことによってデータアイコン141b、リング142
b、そして、データアイコン141c、リング142
c、そしてデータアイコン141d、リング142dと
大きく表示されていく。データアイコン141dは、大
きく表示され画面からはみ出さない一部分が表示されて
いる。その後、このデータアイコン141dは画面から
消えることになる。ズームアウトの時は、これとは逆方
向の表示になる。
【0017】このように、データアイコンを日時順に並
べて、これを表示させ、ズームイン、ズームアウト操作
で連続的に表示させることによって、利用者の記憶感覚
に近い画像データ表示を実現でき、また、時間軸からの
データのまとまりの傾向等を直感的に捉えることができ
る。
【0018】以上説明した表示方法を実現するために
は、まず、データアイコンであるサムネイル画像を準備
して、この画像の表示位置、大きさを変化させて表示す
る。また、ズームイン、ズームアウトの操作時には、こ
れらの画像を人間の目には動いて見えるように、すばや
く更新する必要がある。例えば、1秒間に30コマの画
像を表示できるように更新する。
【0019】このため、従来は表示する必要のあるサム
ネイル画像すべてをコンピュータのメインメモリである
DRAM等の半導体メモリに展開して、このサムネイル
画像の大きさを変化させて、ディスプレイ表示用のVR
AMに描画していた。
【0020】例えば、80*60ピクセルで24ビット
カラーのサムネイル画像1000枚を表示対象にする場
合は、1枚のサムネイル画像に80*60*3=14.4
KBこれが1000枚で14.4MBのDRAMの記憶
領域を使用して、これらサムネイル画像を展開してお
く。また、表示サイズを小さくする、例えば、72*5
4ピクセルにするためには、横方向80ピクセルデータ
を10ピクセル毎に区切り、各10ピクセルのうち1個
を間引くことで実現する。間引く方法としては、横方向
のピクセルに1から80までの番号を振った場合、1か
ら9、11から19、21から29、31から39、4
1から49、51から59、61から69、71から7
9をVRAMに描画する。縦方向60ピクセルを54ピ
クセルにする場合も同様である。
【0021】また、表示のサイズを大きくする、例え
ば、88*66ピクセルにするためには、横方向80ピ
クセルデータを10ピクセル毎に区切り、各10ピクセ
ルのうち1個を水増しすることで実現する。横方向のピ
クセルに1から80までの番号を振った場合、1から1
0、10を再度描画、11から20、20を再度描画、
21から30、30を再度描画、31から40,40を
再度描画、…、71から80、80を再度描画というよ
うにVRAMに描画する。縦方向60ピクセルを66ピ
クセルに場合も同様である。
【0022】このようにして、サイズの異なる表示画像
データを作成して、奥行き方向を時間軸にみたて、上述
したような配置になるようにVRAMに描画する。
【0023】そして、1フレーム分を1/30秒以内に
書き換えて、これをディスプレイに表示する。次のフレ
ームでは、ズームインであれば、サムネイル画像の大き
さが前フレームより少し大きく、また外側に移動したサ
ムネイルをVRAMに描画する。
【0024】このようにして、奥行きを時間軸としてみ
なし、遠近法により奥行きをもたせ、かつ、ズームイ
ン、ズームアウトの際には、なめらかに時間軸にそっ
て、近づいたり、遠ざかったりしたように表示させるこ
とが可能になる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、表示するサムネイル画像すべての画像データ
をDRAM上に展開しておかなければならないために、
DRAMの容量を大きくせざるを得ず、高価な装置とな
ってしまっていた。また、DRAMの容量を小さく抑え
ると、表示可能な枚数が減ってしまい、画像枚数の多い
データベースなどには利用することができなかった。
【0026】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、安価な構成で、高速に画像を表示することが
できる画像表示装置及びその制御方法、コンピュータ可
読メモリを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による表示装置は以下の構成を備える。即
ち、画像データを表示する表示装置であって、複数の画
像データを記憶する記憶手段と、表示対象の画像データ
を保持する保持手段と、前記記憶手段に記憶された画像
データから所定数の画像データを前記保持手段へ転送す
る転送手段と、前記保持手段で保持されている画像デー
タに画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段
で画像処理された画像データの表示を制御する表示制御
手段と、前記表示制御手段の表示制御に基づいて、前記
転送手段による転送を制御する制御手段とを備える。
【0028】また、好ましくは、前記記憶手段に、K個
の画像データが記憶されている場合、前記転送手段は、
前記記憶手段より前記K未満のL個の画像データを前記
保持手段に転送し、前記画像処理手段は、前記保持手段
で保持されているL個の画像データの内、該L以下のN
個の画像データに画像処理を施し、前記表示制御手段
は、前記画像処理手段で画像処理されたN個の画像デー
タの内、該N以下のP個の画像データの表示を制御す
る。
【0029】また、好ましくは、前記表示制御手段で表
示制御されたP個の画像データの一部を別の画像データ
に切り替える場合、前記制御手段は、前記P個の画像デ
ータと前記L個の画像データに応じて、前記転送手段に
よる転送を制御する。
【0030】また、好ましくは、前記画像処理手段は、
圧縮画像データを伸張する伸張手段と、画像データのサ
イズを変更する変更手段とを備える。
【0031】また、好ましくは、前記記憶手段に、K個
の圧縮画像データが記憶されている場合、前記転送手段
は、前記記憶手段より前記K未満のL個の圧縮画像デー
タを前記保持手段に転送し、前記伸長手段は、前記L以
下のM個の圧縮画像データを伸張し、前記変更手段は、
前記伸長手段で伸長されたM個の画像データの内、該M
以下のN個の画像データのサイズを変更し、前記表示制
御は、前記変更手段で変更されたN個の画像データの
内、該N以下のP個の画像データの表示を制御する。
【0032】また、好ましくは、前記表示制御手段で表
示制御されたP個の画像データの一部を別の画像データ
に切り替える場合、前記制御手段は、前記P個の画像デ
ータと前記L個の画像データに応じて、前記転送手段に
よる転送を制御する。
【0033】また、好ましくは、前表示制御手段は、表
示を更新する更新周期を有し、少なくとも前記P個の画
像データに対して、前記伸長手段は、前記更新周期ごと
に前記M個の圧縮画像データを伸長し、前記変更手段
は、前記N個の画像データのサイズを変更する。
【0034】また、好ましくは、前記ディスプレイは表
示を更新する更新周期を有し、少なくとも前記P個の画
像データに対して、前記変更手段は、前記N個の画像デ
ータのサイズを変更する。
【0035】また、好ましくは、前記ディスプレイは表
示を更新する更新周期を有し、前記変更手段は、1つの
画像データに対して複数のサイズの異なった画像データ
を生成し、前記転送手段は、生成された画像データを前
記保持手段へ転送し、前記表示制御手段は、少なくとも
前記表示選択手段により選択されているP個の画像デー
タに対して、前記更新周期ごとに、前記P個の画像デー
タの各々に対し、前記複数の表示サイズの異なった画像
データのうちの一つを表示制御する。
【0036】上記の目的を達成するための本発明による
表示装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、画像
データを表示する表示装置の制御方法であって、複数の
画像データを第1記憶媒体に記憶する記憶工程と、表示
対象の画像データを第2記憶媒体に保持する保持工程
と、前記第1記憶媒体に記憶された画像データから所定
数の画像データを前記第2記憶媒体へ転送する転送工程
と、前記第2記憶媒体保持されている画像データに画像
処理を施す画像処理工程と、前記画像処理工程で画像処
理された画像データの表示を制御する表示制御工程と、
前記表示制御工程の表示制御に基づいて、前記転送工程
による転送を制御する制御工程とを備える。
【0037】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
画像データを表示する表示装置の制御のプログラムコー
ドが格納されたコンピュータ可読メモリであって、複数
の画像データを第1記憶媒体に記憶する記憶工程のプロ
グラムコードと、表示対象の画像データを第2記憶媒体
に保持する保持工程のプログラムコードと、前記第1記
憶媒体に記憶された画像データから所定数の画像データ
を前記第2記憶媒体へ転送する転送工程のプログラムコ
ードと、前記第2記憶媒体保持されている画像データに
画像処理を施す画像処理工程のプログラムコードと、前
記画像処理工程で画像処理された画像データの表示を制
御する表示制御工程のプログラムコードと、前記表示制
御工程の表示制御に基づいて、前記転送工程による転送
を制御する制御工程のプログラムコードとを備える。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。
【0039】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【0040】1は装置全体のシーケンス、データ制御を
司るCPUであり、不図示のプログラムメモリ上のプロ
グラムを実行する。プログラムメモリはCPUに内蔵さ
れる場合、バス9に接続された外付けROMの場合、C
D−Rドライブ4等の外部記憶装置に記憶されたプログ
ラムをDRAM2上にロードして実行する場合等があ
る。2はCPU1の主記憶、その他のデータメモリとし
て機能するDRAMである。また、バス9の転送速度を
向上させるために、同期式のシンクロナスDRAM等を
用いてもよい。
【0041】3はCPU1からの司令をうけ、バス9を
用いて、各構成要素間のデータのやりとりを高速に行う
DMAコントローラ(DMAC)である。4は画像デー
タベースのデータが保存されるCD−Rドライブであ
り、データの記録再生が可能な外部記憶装置であれば、
HDD、光磁気ディスク、メモリカード等に代替可能で
ある。5は画像圧縮方式であるJPEGに対応した圧縮
伸張を高速に行うJPEG圧縮/伸長部である。6はリ
サイズ部6であり、画像データの表示の大きさ、すなわ
ち画素数を変えて、画像データの拡大/縮小が可能であ
る。
【0042】7は画像データをディスプレイ8に表示で
きるようにビデオ信号に変換するビデオエンコーダであ
る。8はディスプレイであり、ビデオエンコーダ7の出
力であるビデオ信号を映像として表示する。9はバスで
あり、各構成要素間を相互に接続し、バス9を介してデ
ータ授受が行われる。10はリモコンであり、ユーザが
これを操作し、CPU1に司令を与える。また、このリ
モコン10を用いて、ディスプレイ8の表示画面に表示
されるデータ等の操作を行うことができる。
【0043】次に、実施形態1におけるディスプレイ8
の表示画面について、図15を用いて説明する。
【0044】図15は、図14に対し、データアイコン
103、104、すなわち、サムネイル画像がディスプ
レイ8上に20画像表示している状態である。図15に
おいて、リング105等のリングは5つあり、これら1
つのリングに4つのサムネイル画像が表示されている。
【0045】この状態で、ユーザによるリモコン10の
操作により、ディスプレイ8の画面に垂直に仮想された
時間軸方向に沿って20枚のサムネイル画像が移動した
場合を説明する。また、CD−Rドライブ4には約10
000枚程の画像データが保存されており、これらのサ
ムネイル画像も同様に約1000枚保存されているとす
る。これらのサムネイル画像は画像サイズが80*60
ピクセルで、24ビットカラーのJPEG方式で圧縮さ
れたデータとして保存されている。この場合、伸張時の
データ量が14.4KBであり、JPEGで約1/10
に圧縮され、圧縮されたサムネイル画像のデータ量は
1.44KBであるとする。
【0046】次に、実施形態1で扱う画像データのデー
タサイズについて、図2を用いて説明する。
【0047】図2は本発明の実施形態1で扱う画像デー
タのサイズを説明するための図である。
【0048】サムネイルJPEG圧縮データ21は、J
PEG伸長することで伸長データ22となり、リサイズ
部6でリサイズされ表示サイズが異なる大きさの表示デ
ータ23となる。CPU1は、CD−Rドライブ4から
サムネイルJPEG圧縮データを読み込み、DRAM2
に書き込む。このとき、ディスプレイ8に表示される2
0枚のサムネイルJPEG圧縮データとその前後約50
0枚ずつの計1000枚のサムネイルJEPG圧縮デー
タを読み込む。
【0049】つまり、ディスプレイ8上に1001番目
から1020番目までのサムネイル画像を表示している
場合、DRAM2上には501番目から1500番目ま
でのサムネイルJEPG圧縮データをCD−Rドライブ
6から読み込んでおく。サムネイルJPEG圧縮デー
タ、計1000枚でDRAM2の使用量は約1.44M
Bとなる。
【0050】表示している1001番目から1020番
目までのサムネイル画像は、1001番目から順番にD
MAC3によりDRAM2からJPEG圧縮/伸長部5
へ転送され、JPEG伸長されてリサイズ部6で表示サ
イズが変更されてDRAM2のディスプレイ表示用のメ
モリ領域に配置される。尚、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域は、640*480ピクセルのRGB
8ビット、計24ビットのデータで構成されているとす
る。
【0051】DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領
域のデータは、DMAC3によりビデオエンコーダ7へ
転送され、ビデオエンコーダ7ではRGB8ビットのデ
ータをビデオ出力用に輝度色差信号に変換、ビデオ信号
を生成して、ディスプレイ8へ出力する。
【0052】次に、実施形態1で実行される処理を、図
3、図4を用いて説明する。
【0053】図3は本発明の実施形態1で実行される処
理を示すフローチャートである。
【0054】まず、ステップS101で、例えば、ディ
スプレイ8上に1001番目から1020番目までのサ
ムネイル画像を表示する場合、CD−Rドライブ4から
501番目から1500番目までのサムネイルJEPG
圧縮データをDRAM2に読み込む。
【0055】次に、ステップS102で、1001番目
から1020番目までのサムネイルJEPG圧縮データ
に対し、伸長、表示サイズの変更(リサイズ)、DRA
M2のディスプレイ表示用メモリ領域への描画を行う。
【0056】具体的には、以下のようになる。
【0057】まず、DRAM2上に配置された501番
目から1500番目までのサムネイルJPEG圧縮デー
タのうち、1001番目のサムネイルJPEG圧縮デー
タがDMAC3によりJPEG圧縮/伸長部5へ転送さ
れる。JPEG圧縮/伸長部5では、サムネイルJPE
G圧縮データが伸長される。伸長されたサムネイルデー
タは、DMAC3によりリサイズ部6に転送される。リ
サイズ部6では、CPU1の司令に基づき、表示サイズ
の変更を行う。例えば、16*12ピクセルにリサイズ
される。リサイズされたサムネイルデータは、DMAC
3によりDRAM2のディスプレイ表示用メモリ領域に
配置される。このとき、CPU1の司令に基づいて表示
場所に応じた領域に配置される。図15において、中心
に固まった4つの一番小さなサムネイル画像の一つが、
この1001番目のサムネイル画像に相当する。
【0058】次に、1002番目のサムネイルJPEG
圧縮データが、DMAC3によりDRAM2からJPE
G圧縮/伸長部5へ転送される。1001番目と同様
に、伸長されたサムネイルデータはリサイズ部6に転送
され、16*12ピクセルにリサイズされ、DRAM2
のディスプレイ表示用領域に配置される。1002番目
のサムネイル画像も、図15の中心に固まった4つの一
番小さなサムネイル画像の一つに相当する。
【0059】このようにして、1001番目から100
4番目までのサムネイル画像は、図15の中心の最も小
さなサムネイル画像として、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域に配置される。
【0060】次に、1005番目のサムネイルJPEG
圧縮データが、DMAC3によりDRAM2からJPE
G圧縮/伸長部5へ転送される。1004番目までと同
様に、伸長されたサムネイルデータはリサイズ部6に転
送される。このとき、1005番目のサムネイルデータ
は、48*36ピクセルにリサイズされる。リサイズさ
れたサムネイルデータは、DRAM2のディスプレイ表
示用領域に配置される。1005番目のサムネイル画像
は、図15の内側から2つ目のリング上のサムネイル画
像、例えば、サムネイル画像106として配置される。
【0061】同様に、1006番目から1008番目ま
でのサムネイルJPEG圧縮データは、1枚ずつ伸長、
リサイズされ、図15の内側から2つ目のリングに配置
される。
【0062】同様にして、図15の内側から3番目のリ
ングに、1009番目から1012番目のサムネイル画
像、4番目のリングに1013番目から1016番目の
サムネイル画像、一番外側のリングに1017番目から
1020番目のサムネイル画像が配置される。尚、図1
5の内側から3番目のリングに配置されるサムネイル画
像は80*60ピクセル、4番目のリングに配置される
サムネイル画像は112*84、一番外側のリングに配
置されるサムネイル画像は144*96ピクセルのサイ
ズとなる。
【0063】これらDRAM2のディスプレイ表示用領
域に配置されたサムネイルデータは、ビデオエンコーダ
7によりビデオ信号としてディスプレイ8に出力され、
図15のように表示される。
【0064】以上のサムネイルJPEG圧縮データ20
枚の伸長、リサイズ、DRAM2のディスプレイ表示用
領域への配置は、ディスプレイ8の1フレーム表示時間
以下、例えば、10msで行われる。
【0065】このような表示状態で、ユーザのリモコン
10による操作によって実行される表示変更処理につい
て、図4を用いて説明する。
【0066】図4は本発明の実施形態1の表示変更処理
を示すフローチャートである。
【0067】まず、過去から現在へ表示を動かす指示が
与えられた場合に実行される処理について説明する。
尚、画面表示では、現在が手前、すなわち、外周に近い
大きなサムネイル画像、過去のものは奥で、中心に近い
小さなサムネイル画像として表示している。
【0068】サムネイル画像は、時間軸上の過去、即
ち、奥に移動したように表示させるので、次のフレーム
に表示されるサムネイル画像は、先のDRAM2のディ
スプレイ表示用メモリ領域に配置したサムネイルデータ
と比較して、表示サイズが若干小さく、表示位置が少し
中央よりになったものである。このフレームでも、先の
フレームと同様に、20枚のサムネイルデータをDRA
M2のディスプレイ表示用メモリ領域に配置する。
【0069】つまり、ステップS201で、ユーザのリ
モコン10による操作の指示を読み取り、表示するサム
ネイル画像及びそのサイズ、位置を決定する。ステップ
S202で、表示対象のサムネイル画像が何番目である
かを判断し、その判断結果に応じてステップS203、
ステップS204、ステップS205の処理のいずれか
を実行する。
【0070】具体的には、以下のようになる。
【0071】まず、先のフレームで描画されている10
01番目のサムネイル画像を消去する。例えば、背景が
黒であった場合、黒データで埋める。次に、先のフレー
ムと同様に、1001番目のサムネイルJPEG圧縮デ
ータがDMAC3によりJPEG圧縮/伸長部5へ転送
される。JPEG圧縮/伸長部5では、サムネイルJP
EG圧縮データが伸長される。伸長されたサムネイルデ
ータは、DMAC3によりリサイズ部6に転送される。
リサイズ部6では、CPU1の司令に基づき、表示サイ
ズの変更を行う。先のフレームと異なり、今度は、14
*11ピクセルのサイズに変更される。リサイズされた
サムネイルデータは、DMAC3によりDRAM2のデ
ィスプレイ表示用メモリ領域に配置される。このとき、
CPU1の司令に基づいて表示場所に応じた領域に配置
される。この場合、先のフレームでの表示位置より若干
内側に配置されることになる(ステップS205)。
【0072】次に、1002番目から1004番目まで
のサムネイル画像が14*11ピクセル、先のフレーム
より少し内側といったように配置される。
【0073】同様に、1005番目から1008番目の
サムネイル画像も先のフレーム時より小さめの38*2
9ピクセルのサイズで、先のフレームでの表示位置より
若干内側に配置される。1009番目から1020番目
のサムネイル画像も同様に、先のフレームでの表示位置
より少し内側に配置される。
【0074】この操作を繰り返し、フレームごとに、2
0個のサムネイルJPEG圧縮データを伸長し、リサイ
ズし、DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領域の描
画されるべき位置へ配置する。
【0075】1001番目から1004番目のサムネイ
ル画像が小さくなり、所定の範囲を超えたら、これら1
001番目から1004番目のサムネイル画像は操作対
象からはずれる。その代わりに、1021番目から10
24番目のサムネイル画像をディスプレイ表示の最外周
に表示する。
【0076】このときも、フレームごとに、1005番
目から1024番目までのサムネイルJPEG圧縮デー
タをDMAC3よりJPEG圧縮/伸長部5に転送し、
サムネイルJPEG圧縮データを伸長し、リサイズし、
DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領域の描画され
るべき位置へ配置する。
【0077】このようにして、過去から現在まで時間軸
を奥行きにした表現で並んだサムネイル画像をディスプ
レイ8に表示し、ユーザの操作に応じて、ユーザがあた
かも時間軸を移動していくような表示方法が可能にな
る。
【0078】さらに、処理対象のサムネイル画像が現在
方向、1009番目から1028番目、1013番目か
ら1032番目…と変化し、処理対象のサムネイル画像
が1251番目を表示するに至った場合、DRAM2に
保持しておくサムネイルJPEG圧縮データを入れ替え
る(ステップS204)。
【0079】つまり、最初501番目から1500番目
まで保持していたサムネイルJPEG圧縮データのう
ち、501番目から750番目までのサムネイルJPE
G圧縮データを消去し、その部分に1501番目から1
750番目までのサムネイルJPEG圧縮データを保持
させる。CPU1はCD−Rドライブ4から、該当する
1501番目から1750番目までのサムネイルJPE
G圧縮データを読み出し、DRAM2に格納する。
【0080】以上のように、DRAM2に格納している
サムネイルJPEG圧縮データを入れ替えることで、C
D−Rドライブ4に記憶されている10000枚のサム
ネイル画像をとぎれることなく表示することが可能にな
る。
【0081】一方、ユーザのリモコン10による操作に
より、現在から過去へ表示を動かす指示が与えられた場
合は、表示サイズが前のフレームより大きくなり、表示
位置が若干外側になる。例えば、501番目から150
0番目までのサムネイルJPEG圧縮データがDRAM
2に保持され、750番目のサムネイルJPEG圧縮デ
ータが表示対象になった場合、1251番目から150
0番目までのDRAM2上のサムネイルJPEG圧縮デ
ータを消去し、CD−Rドライブ4から251番目から
500番目までのサムネイルJPEG圧縮データを読み
込む(ステップS203)。
【0082】実施形態1では、CD−Rドライブ4か
ら、決められた量のサムネイル画像をサムネイルJPE
G圧縮データのまま、DRAM2上に保持し、このサム
ネイルJPEG圧縮データを、フレームごとに伸長、リ
サイズ、DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領域に
配置することで、以下の効果を得ることができる。
【0083】まず、サムネイルJPEG圧縮データでサ
ムネイル画像を保持しているため、使用するDRAM容
量を著しく小さくできる。そのため、装置に必要なDR
AM容量を少なくでき、コストを抑えた装置を提供する
ことができる。また、画像保持に必要なDRAM容量を
少なくできるので、CPU1のメインメモリの領域を大
きくとることが可能になり、高度なアプリケーションを
実行することが可能になる。
【0084】また、サムネイル画像1枚に必要なDRA
M容量を減らすことが可能なので、一度に保持できるサ
ムネイル画像の枚数を増やすことができる。これによ
り、アクセス速度の遅い外部記憶装置から、サムネイル
JPEG圧縮データを読み出す場合でも、バッファとし
てのデータを多く持てるために、途切れることなくスム
ーズに外部記憶装置からのデータを読み出し、滑らかな
表示が可能になる。 (実施形態2)実施形態2では、CPU1はCD−Rド
ライブ4からサムネイルJPEG圧縮データを読み込
み、DRAM2に書き込む。そして、サムネイルJPE
G圧縮データは、すぐにJPEG圧縮/伸長部5に転送
され伸長される。
【0085】尚、CD−Rドライブ4から読み込まれる
サムネイルJPEG圧縮データの量(サムネイル枚数)
は、転送効率がよい量を自由に設定可能で、例えば、1
枚ずつ、あるいは10枚ずつのサムネイルJPEG圧縮
データをCD−Rドライブ4から読み込む。その後、直
ちにJPEG圧縮/伸長部5に、サムネイルJPEG圧
縮データを転送して伸長し、DRAM2上に展開する。
伸長完了後には、サムネイルJPEG圧縮データは不要
になるので、消去、あるいは別のデータで上書きされ
る。
【0086】ディスプレイ8に表示されているサムネイ
ル画像は、1001番目から1020番目までとする
と、サムネイルデータは981番目から1040番目ま
でをDRAM2上にもつ。実施形態1のように、DRA
M2に1000枚ものサムネイルデータを持つことは、
DRAM容量の観点から非効率となる。なぜなら、10
00枚のサムネイルデータ量は14.4MBにもなるか
らである。
【0087】つまり、ディスプレイ8上に、1001番
目から1020番目までのサムネイル画像を表示してい
る場合、DRAM2上には981番目から1040番目
までのサムネイルJPEG圧縮データをCD−Rドライ
ブ4から読み込み、DRAM2に伸長して格納してお
く。この場合、DRAM2には、計60枚のサムネイル
データ、つまり、DRAM2の使用量は約864KBと
なる。
【0088】表示している1001番目から1020番
目までのサムネイル画像は、1001番目から順番にD
MAC3により、DRAM2からリサイズ部6へ転送さ
れ、表示サイズが変更されて、DRAM2のディスプレ
イ表示用メモリ領域に配置される。尚、DRAM2のデ
ィスプレイ表示用メモリ領域は、640*480ピクセ
ルのRGB8ビット、計24ビットのデータで構成され
ているとする。
【0089】DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領
域のサムネイルデータは、DMAC3によりビデオエン
コーダ7へ転送され、ビデオエンコーダ7ではRGB8
ビットのサムネイルデータをビデオ出力用に輝度色差信
号に変換、ビデオ信号を生成して、ディスプレイ8へビ
デオ信号を出力する。
【0090】次に、実施形態2で実行される処理を、図
5、図6を用いて説明する。
【0091】図5は本発明の実施形態2で実行される処
理を示すフローチャートである。
【0092】まず、ステップS301で、1001番目
から1020番目までのサムネイル画像を表示する場
合、DRAM2上に981番目から1040番目までの
サムネイルJPEG圧縮データをCD−Rドライブ4か
ら読み込み、DRAM2に伸長して格納しておく。
【0093】次に、ステップS302で、1001番目
から1020番目までのサムネイルデータに対し、表示
サイズの変更(リサイズ)、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域への描画を行う。
【0094】具体的には、以下のようになる。
【0095】まず、DRAM2上に配置された981番
目から1040番目までのサムネイルデータのうち、1
001番目のサムネイルデータがDMAC3によりリサ
イズ部6に転送される。リサイズ部6では、CPU1の
司令に基づき、表示サイズの変更を行う。例えば、16
*12ピクセルの表示サイズに変更される。リサイズさ
れたサムネイルデータは、DMAC3によりDRAM2
のディスプレイ表示用メモリ領域に配置される。このと
き、CPU1の司令に基づいて表示場所に応じた領域に
配置される。図15において、中心に固まった4つの一
番小さなサムネイル画像の一つが、この1001番目の
サムネイル画像に相当する。
【0096】次に、1001番目の画像と同様に、10
02番目のサムネイルデータがリサイズ部6に転送さ
れ、18*12ピクセルにリサイズされたサムネイルデ
ータは、DRAM2のディスプレイ表示用領域に配置さ
れる。1002番目のサムネイル画像も、図15の中心
に固まった4つの一番小さなサムネイル画像の一つに相
当する。
【0097】このようにして、1001番目から100
4番目までのサムネイル画像は、図15の中心の最も小
さなサムネイル画像として、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域に配置される。
【0098】次に、1004番目までと同様に、100
5番目のサムネイルデータがDMAC3によりDRAM
2からリサイズ部6に転送される。このとき、1005
番目のサムネイルデータは、48*36ピクセルにリサ
イズされる。リサイズされたサムネイルデータは、DR
AM2のディスプレイ表示用領域に配置される。100
5番目のサムネイル画像は、図15の内側から2つ目の
リング上のサムネイル画像、例えば、サムネイル画像1
06として配置される。
【0099】同様に、1006番目から1008番目ま
でのサムネイルデータは、1枚ずつリサイズされ、図1
5の内側から2つ目のリングに配置される。
【0100】同様にして、図15の内側から3番目のリ
ングに1009番目から1012番目のサムネイル画
像、4番目のリングに1013番目から1016番目の
サムネイル画像、一番外側のリングに1017番目から
1020番目のサムネイル画像が配置される。そして、
図15の内側から3番目のリングに配置されるサムネイ
ル画像は80*60ピクセル、4番目のリングに配置さ
れるサムネイル画像は112*84、一番外側のリング
に配置されるサムネイル画像は144*96ピクセルの
サイズとなる。
【0101】これらDRAM2のディスプレイ表示用領
域に配置されたサムネイルデータは、ビデオエンコーダ
7によりビデオ信号としてディスプレイ8に出力され、
図15のように表示される。
【0102】以上のサムネイルデータ20枚のリサイ
ズ、DRAM2のディスプレイ表示用領域への配置は、
ディスプレイ8の1フレーム表示時間以下、例えば10
msで行われる。このように、実施形態2では、実施形
態1と異なり、フレームごとにサムネイルJPEG圧縮
データを伸長する必要はない。
【0103】このような表示状態で、ユーザのリモコン
10による操作によって実行される表示変更処理につい
て、図6を用いて説明する。
【0104】図6は本発明の実施形態2の表示変更処理
を示すフローチャートである。
【0105】まず、過去から現在へ表示を動かす指示が
与えられた場合に実行される処理について説明する。
尚、画面表示では、現在が手前、すなわち、外周に近い
大きな画像、過去のものは奥で、中心に近い小さなサム
ネイル画像として表示している。
【0106】サムネイル画像は、時間軸上の過去、即
ち、奥に移動したように表示させるので、次のフレーム
に表示されるサムネイル画像は、先のDRAM2のディ
スプレイ表示用メモリ領域に配置したサムネイル画像と
比較して、表示サイズが若干小さく、表示位置が少し中
央よりになったものである。このフレームでも、先のフ
レームと同様に、20枚のサムネイルデータをDRAM
2のディスプレイ表示用メモリ領域に配置する。
【0107】つまり、ステップS401で、ユーザのリ
モコン10による操作の指示を読み取り、表示するサム
ネイル画像及びそのサイズ、位置を決定する。ステップ
S402で、表示対象のサムネイル画像が何番目である
かを判断し、その判断結果に応じてステップS403、
ステップS404、ステップS405の処理のいずれか
を実行する。
【0108】具体的には、以下のようになる。
【0109】まず、先のフレームで描画されている10
01番目のサムネイル画像を消去する。例えば、背景が
黒であった場合、黒データで埋める。次に、先のフレー
ムと同様に、1001番目のサムネイルデータがDMA
C3によりリサイズ部6に転送される。リサイズ部6で
は、CPU1の司令に基づき、表示サイズの変更を行
う。先のフレームと異なり、今度は、14*11ピクセ
ルのサイズに変更される。リサイズされたサムネイルデ
ータは、DMAC3によりDRAM2のディスプレイ表
示用メモリ領域に配置される。このとき、CPU1の司
令に基づいて表示場所に応じた領域に配置されることに
なる。この場合、先のフレームでの表示位置より若干内
側に配置されることになる(ステップS405)。
【0110】次に、1002番目から1004番目まで
のサムネイル画像が14*11ピクセル、先のフレーム
より少し内側といったように配置される。
【0111】同様に、1005番目から1008番目の
サムネイル画像も先のフレーム時より小さめの38*2
9ピクセルのサイズで、先のフレームでの表示位置より
若干内側に配置される。1009番目から1020番目
のサムネイル画像も同様に、先のフレームでの表示位置
より少し内側に配置される。
【0112】この操作を繰り返し、フレームごとに、2
0個のサムネイルデータをリサイズし、DRAM2のデ
ィスプレイ表示用メモリ領域の描画されるべき位置へ配
置する。
【0113】1001番目から1004番目のサムネイ
ル画像が小さくなり、所定の範囲を超えたら、これら1
001番目から1004番目のサムネイル画像は操作対
象からはずれる。その代わりに、1021番目から10
24番目のサムネイル画像をディスプレイ表示の最外周
に表示する。
【0114】このときも、フレームごとに、1005番
目から1024番目までのサムネイルデータをDRAM
2からリサイズ部6に送り、リサイズ部6でリサイズ
し、DRAM2のディスプレイ表示用領域に配置する。
【0115】このようにして、過去から現在まで時間軸
を奥行きにした表現で並んだサムネイル画像をディスプ
レイ8に表示し、ユーザの操作に応じて、ユーザがあた
かも時間軸を移動していくような表示方法が可能にな
る。
【0116】さらに、処理対象のサムネイル画像が現在
方向、1009番目から1028番目…と変化し、処理
対象のサムネイル画像が1031番目を表示するに至っ
た場合、DRAM2に保持しておく伸長されたサムネイ
ルデータを入れ替える(ステップS404)。
【0117】つまり、最初981番目から1040番目
まで保持していたサムネイルデータのうち、981番目
から990番目までのサムネイルデータを消去し、その
部分に1041番目から1050番目までのサムネイル
データを保持させる。CPU1はCD−Rドライブ4か
ら、該当する1041番目から1050番目までのサム
ネイルJPEG圧縮デー夕を読み出し、JPEG圧縮/
伸長部5に転送し、伸長してDRAM2に格納する。
【0118】以上のように、DRAM2に格納している
サムネイルデータを入れ替えることで、CD−Rドライ
ブ4に記憶されている10000枚のサムネイル画像を
とぎれることなく、表示することが可能になる。
【0119】一方、ユーザのリモコン10による操作に
より、現在から過去へ表示を動かす指示が与えられた場
合は、表示サイズが前のフレームより大きくなり、表示
位置が若干外側になる。例えば、981番目から104
0番目までのサムネイルデータがDRAM2に保持さ
れ、990番目のサムネイルデータが表示対象になった
場合、1031番目から1040番目までのDRAM2
上のサムネイルデータを消去し、CD−Rドライブ4か
ら971番目から980番目までのサムネイルJPEG
圧縮データを読み込み、伸長してDRAM2に保持する
(ステップS403)。
【0120】実施形態2では、CD−Rドライブ4か
ら、決められた量のサムネイル画像をサムネイルJPE
G圧縮データから伸長してDRAM2上に保持し、この
伸長されたサムネイルデータを、フレームごとに、リサ
イズ、DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領域に配
置することで、以下の効果を得ることができる。
【0121】まず、伸長されたサムネイルデータでサム
ネイル画像を保持しているため、フレーム毎に伸長する
必要がない。つまり、演算量の多いJPEG伸長処理を
必要最低限に抑えているため、高速で高価なJPEG伸
長ハードウエアを使う必要がなく、低速で安価なJPE
G伸長ハードウエア、あるいはCPU1によるソフトウ
エアによるJPEG伸長が可能になる。それにより、コ
ストを抑えた装置を提供することができる。CPU1に
よるソフトウエアJPEG伸長を実行する場合、画像表
示装置は、図7に示すような構成となり、図1で示した
画像表示装置におけるJPEG圧縮/伸長部5が不要と
なる。
【0122】また、サムネイル画像の表示に先立ち、前
もって、CD−Rドライブ4からサムネイルJPEG圧
縮データを読み出し、伸長することにより、アクセス速
度の遅い外部記憶装置から、サムネイルJPEG圧縮デ
ータを読み出す場合でも、バッファとしてのデータを持
てるために、途切れることなくスムーズに外部記憶装置
からのデータ読み出し、滑らかな表示が可能になる。 (実施形態3)実施形態3では、CPU1はCD−Rド
ライブ4からサムネイルJPEG圧縮データを読み込
み、DRAM2に書き込む。そして、サムネイルJPE
G圧縮データは、すぐにJPEG圧縮/伸長部5に転送
され伸長される。更に、伸長されたサムネイルデータ
は、例えば、20種類の表示サイズ毎のサムネイルデー
タとしてDRAM2に保持する。
【0123】尚、CD−Rドライブ4から読み込まれる
サムネイルJPEG圧縮データの量(サムネイル枚数)
は、転送効率がよい量を自由に設定可能で、例えば、1
枚ずつ、あるいは10枚ずつのサムネイルJPEG圧縮
データをCD−Rドライブ4から読み込む。その後、直
ちにJPEG圧縮/伸長部5に、サムネイルJPEG圧
縮データを転送して伸長し、さらにリサイズ部6に転送
して20種類の表示サイズのサムネイルデータを生成
し、DRAM2上に展開する。リサイズ完了後の、サム
ネイルJPEG圧縮データは不要になるので、消去、あ
るいは別のデータで上書きされる。
【0124】20種類の表示サイズは、例えば、8*
6,16*12,24*18,32*24,40*3
0,48*36,56*42,64*48、72*5
4、80*60,88*66、96*72,104*7
8,112*84,120*90,128*96,13
6*102,144*108,152*114,160
*120とする。
【0125】この場合、サムネイル画像1枚につき20
種類の表示サイズのサムネイルデータをもつので、サム
ネイル画像1枚につきDRAM2の400KBとなる。
【0126】ディスプレイ8に表示されているサムネイ
ル画像は、1001番目から1020番目までとする
と、サムネイルデータは981番目から1040番目ま
でをDRAM2上にもつ。実施形態1のように、DRA
M2に1000枚ものサムネイルデータを解持つこと
は、DRAM容量の観点から非効率となる。なぜなら、
実施形態3の1000枚のサムネイルデータ量は400
MBにもなるからである。
【0127】つまり、ディスプレイ8上に、1001番
目から1020番目までのサムネイル画像を表示してい
る場合、DRAM2上には981番目から1040番目
までのサムネイルJPEG圧縮データをCD−Rドライ
ブ4から読み込み、伸長し、20種類のサイズの異なる
サムネイルデータとしてDRAM2に格納しておく。こ
の場合、DRAM2には、計120枚のサムネイルデー
タ、つまり、DRAMの使用量は約25MBとなる。
【0128】表示している1001番目から1020番
目までのサムネイル画像は、1001番目から順番にC
PU1で司令された表示サイズに基づきDMAC3によ
り、DRAM2上の該当する表示サイズのサムネイルデ
ータをDRAM2のディスプレイ表示用のメモリ領域に
配置する。尚、DRAM2のディスプレイ表示用メモリ
領域は、640*480ピクセルのRGB8ビット、計
24ビットのデータで構成されている。
【0129】DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領
域のサムネイルデータは、DMAC3によりビデオエン
コーダ7へ転送され、ビデオエンコーダ7ではRGB8
ビットのサムネイルデータをビデオ出力用に輝度色差信
号に変換、ビデオ信号を生成して、ディスプレイ8へビ
デオ信号を出力する。
【0130】次に、実施形態3で実行される処理を、図
8、図9を用いて説明する。
【0131】図8は本発明の実施形態3で実行される処
理を示すフローチャートである。
【0132】まず、ステップS501で、1001番目
から1020番目までのサムネイル画像を表示する場
合、DRAM2上には981番目から1040番目まで
のサムネイルJPEG圧縮データをCD−Rドライブ4
から読み込み、DRAM2に伸長し、20種類の表示サ
イズの異なるサムネイルデータとして格納しておく。
【0133】次に、ステップS502で、1001番目
から1020番目までのサムネイルデータに対し、表示
サイズの選択、DRAM2のディスプレイ表示用メモリ
領域への描画を行う。
【0134】具体的には、以下のようになる。
【0135】まず、DRAM2上に配置された981番
目から1040番目までのサムネイルデータのうち、1
001番目のサムネイルデータがDRAM2のディスプ
レイ表示用メモリ領域に配置される。このとき、DMA
C3はCPU1の司令に基づき、指定された表示サイズ
のサムネイルデータを転送する。例えば、16*12ピ
クセルの表示サイズのサムネイルデータが、DRAM2
のディスプレイ表示用メモリ領域に配置される。このと
き、CPU1の司令に基づいて表示場所に応じた領域に
配置される。図15において、中心に固まった4つの一
番小さなサムネイル画像の一つが、この1001番目の
サムネイル画像に相当する。
【0136】次に、1001番目の画像と同様に、10
02番目の20種類の表示サイズのサムネイルデータの
うち、指定された表示サイズのサムネイルデータ(16
*12ピクセル)が、DRAM2のディスプレイ表示用
領域に配置される。1002番目のサムネイル画像も、
図15の中心に固まった4つの一番小さなサムネイル画
像の一つに相当する。
【0137】このようにして、1001番目から100
4番目までのサムネイル画像は、図15の中心の最も小
さなサムネイル画像として、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域に配置される。
【0138】次に、1004番目までと同様に、100
5番目の20種類の表示サイズのサムネイルデータのう
ち、指定された表示サイズのサムネイルデータがDMA
C3によりDRAM2のディスプレイ表示用領域に配置
される。このとき、1005番目のサムネイルデータは
48*36ピクセルのサムネイルデータが転送される。
1005番目のサムネイル画像は、図15の内側から2
つ目のリング上のサムネイル画像、例えば、図15のサ
ムネイル画像106として配置される。
【0139】同様に、1006番目から1008番目ま
での各20種類の表示サイズのサムネイルデータは、1
枚ずつ指定された表示サイズのサムネイルデータが選択
され、図15の内側から2つ目のリングに配置される。
【0140】同様にして、図15の内側から3番目のリ
ングに1009番目から1012番目のサムネイル画
像、4番目のリングに1013番目から1016番目の
サムネイル画像、一番外側にリングに1017番目から
1020番目のサムネイル画像が配置される。そして、
図15の内側から3番目のリングに配置されるサムネイ
ル画像は80*60ピクセル、4番目のリングに配置さ
れるサムネイル画像は112*84、一番外側のリング
に配置されるサムネイル画像は144*96ピクセルの
サイズとなる。
【0141】これらDRAM2のディスプレイ表示用領
域に配置されたサムネイルデータは、ビデオエンコーダ
7によりビデオ信号としてディスプレイ8に出力され、
図15のように表示される。
【0142】以上のサムネイルデータ20枚のDRAM
2のディスプレイ表示用領域への配置は、ディスプレイ
8の1フレーム表示時間以下、例えば10msで行われ
る。このように、実施形態1、2と異なり、フレームご
とにサムネイルJPEG圧縮データを伸長、およびリサ
イズする必要はない。
【0143】このような表示状態で、ユーザのリモコン
10による操作によって実行される表示変更処理につい
て、図9を用いて説明する。
【0144】図9は本発明の実施形態3の表示変更処理
を示すフローチャートである。
【0145】まず、過去から現在へ表示を動かす指示が
与えられた場合に実行される処理について説明する。
尚、画面表示では、現在が手前、すなわち、外周に近い
大きな画像、過去のものは奥で、中心に近い小さなサム
ネイル画像として表示している。
【0146】サムネイル画像は、時間軸上の過去、即
ち、奥に移動したように表示させるので、次のフレーム
に表示されるサムネイル画像は、先のDRAM2のディ
スプレイ表示用メモリ領域に配置したサムネイル画像と
比較して、表示サイズが若干小さく、表示位置が少し中
央よりになったものである。このフレームでも、先のフ
レームと同様に、20枚のサムネイルデータをDRAM
2のディスプレイ表示用メモリ領域に配置する。
【0147】つまり、ステップS601で、ユーザのリ
モコン10による操作の指示を読み取り、表示するサム
ネイル画像及びそのサイズ、位置を決定する。ステップ
S602で、表示対象のサムネイル画像が何番目である
かを判断し、その判断結果に応じてステップS603、
ステップS604、ステップS605の処理のいずれか
を実行する。
【0148】具体的には、以下のようになる。
【0149】まず、先のフレームで描画されている10
01番目のサムネイル画像を消去する。例えば、背景が
黒であった場合、黒データで埋める。次に、先のフレー
ムと同様に、1001番目の20種類の表示サイズのサ
ムネイルデータの中から指定された表示サイズのサムネ
イルデータがDRAM2のディスプレイ表示用メモリ領
域に配置される。先のフレームと異なり、今度は、8*
6ピクセルのサムネイルデータが転送される。この場
合、先のフレームでの表示位置より若干内側に配置され
ることになる(ステップS605)。尚、説明のため
に、先のフレームより小さいサイズのサムネイルデータ
を用いたが、場合によっては同じサイズのサムネイルデ
ータが指定され、表示位置だけ異なる場合がある。
【0150】次に、1002番目から1004番目まで
のサムネイル画像が8*6ピクセル、先のフレームより
少し内側といったように配置される。
【0151】同様に、1005番目から1008番目の
サムネイル画像も先のフレーム時より小さめの40*3
0ピクセルのサイズで、先のフレームでの表示位置より
若干内側に配置される。1009番目から1020番目
のサムネイル画像も同様に、先のフレームでの表示位置
より少し内側に配置される。
【0152】この操作を繰り返し、フレームごとに、2
0個のサムネイルデータをDRAM2のディスプレイ表
示用メモリ領域の描画されるべき位置へ配置する。
【0153】1001番目から1004番目のサムネイ
ル画像が小さくなり、所定の範囲を超えたら、これら1
001番目から1004番目のサムネイル画像は操作対
象からはずれる。その代わりに、1021番目から10
24番目のサムネイル画像をディスプレイ表示の最外周
に表示する。
【0154】このときも、フレームごとに、1005番
目から1024番目までのサムネイルデータをDRAM
2のディスプレイ表示用領域に配置する。
【0155】このようにして、過去から現在まで時間軸
を奥行きにした表現で並んだサムネイル画像をディスプ
レイ8に表示し、ユーザの操作に応じて、ユーザがあた
かも時間軸を移動していくような表示方法が可能にな
る。
【0156】さらに、処理対象のサムネイル画像が現在
方向、1009番目から1028番目…と変化してい
き、処理対象のサムネイル画像が1031番目を表示す
るに至った場合、DRAM2に保持しておくサムネイル
データを入れ替える(ステップS604)。
【0157】つまり、最初981番目から1040番目
まで保持していたサムネイルデータのうち、981番目
から990番目までのサムネイルデータを消去し、その
部分に1041番目から1050番目までのサムネイル
データを保持させる。CPU1はCD−Rドライブ4か
ら、該当する1041番目から1050番目までのサム
ネイルJPEG圧縮データを読み出し、JPEG圧縮/
伸長部5に転送し、伸長して、リサイズ部6に転送し、
20種類の表示サイズのサムネイルデータを生成してD
RAM2に格納する。
【0158】以上のように、DRAM2に格納している
サムネイルデータを入れ替えることで、CD−Rドライ
ブ4に記憶されている10000枚のサムネイル画像を
とぎれることなく、表示することが可能になる。
【0159】一方、ユーザのリモコン10による操作に
より、現在から過去へ表示を動かす指示が与えられた場
合は、表示サイズが前のフレームより大きくなり、表示
位置が若干外側になる。例えば、981番目から104
0番目までのサムネイルデータがDRAM2に保持さ
れ、990番目のサムネイルデータが表示対象になった
場合、1031番目から1040番目までのDRAM2
上のサムネイルデータを消去し、CD−Rドライブ4か
ら971番目から980番目までのサムネイルJPEG
圧縮データを読み込み、伸長して、20種類の表示サイ
ズのサムネイルデータを生成してDRAM2に保持する
(ステップS603)。
【0160】実施形態4では、CD−Rドライブ4か
ら、決められた量のサムネイル画像をサムネイルJPE
G圧縮データから伸長し、20種類の表示サイズにリサ
イズされたサムネイルデータでDRAM2上に保持し、
それらのサムネイルデータの内、指定された表示サイズ
のサムネイルデータを、フレームごとにDRAM2のデ
ィスプレイ表示用メモリ領域に配置することで、以下の
効果を得ることができる。
【0161】まず、20種類の表示サイズのサムネイル
データを保持しているため、フレーム毎に伸長、リサイ
ズする必要がない。つまり、演算量の多いJPEG伸長
処理を必要最低限に抑えているため、高速で高価なJP
EG伸長ハードウエアを使う必要がなく、低速で安価な
JPEG伸長ハードウエア、あるいはCPU1によるソ
フトウエアによるJPEG伸長が可能になる。また、演
算量の多いリサイズ処理を必要最低限に抑えているた
め、高速で高価なリサイズハードウエアを使う必要がな
く、低速で安価なリサイズハードウエア、あるいはCP
Uによるソフトウエアによるリサイズ処理が可能にな
る。それにより、コストを抑えた装置を提供することが
できる。CPUによるソフトウエアJPEG伸長、ソフ
トウエアによるリサイズ処理を実行する場合、画像表示
装置は、図10に示すような構成となり、図1で示した
JPEG圧縮/伸長部5およびリサイズ部6が不要とな
る。
【0162】また、サムネイル画像の表示に先立ち、前
もって、CD−Rドライブ4からサムネイルJPEG圧
縮データを読み出し、伸長、リサイズすることにより、
アクセス速度の遅い外部記憶装置から、サムネイルJP
EG圧縮データを読み出す場合でも、バッファとしての
データを持てるために、途切れることなくスムーズに外
部記憶装置からのデータ読み出し、滑らかな表示が可能
になる。 (実施形態4)実施形態4では、CPU1はCD−Rド
ライブ4からサムネイルJPEG圧縮データを読み込
み、DRAM2に書き込む。このとき、ディスプレイ8
に表示される20枚のサムネイル画像とその前後約50
0枚ずつの計1000枚のサムネイルJPEG圧縮デー
タを読み込む。
【0163】つまり、ディスプレイ上に1001番目か
ら1020番目までのサムネイル画像を表示している場
合、DRAM2上には501番目から1500番目まで
のサムネイルJPEG圧縮データをCD−Rドライブ4
から読み込んでおく。この場合、計1000枚でDRA
M2の使用量は約1.44MBとなる。
【0164】これら1000枚のサムネイルJPEG圧
縮データのうち、必要な枚数を伸長してDRAM2上に
保持しておく。
【0165】ディスプレイ8に表示されているサムネイ
ル画像は1001番目から1020番目までとすると、
サムネイルデータは981番目から1040番目までを
DRAM2上にもつ。
【0166】つまり、ディスプレイ8上に1001番目
から1020番目までのサムネイル画像を表示している
場合、DRAM2上には981番目から1040番目ま
でのサムネイルJEPG圧縮データを伸長しておく。計
60枚で伸長されたサムネイルデータに必要なDRAM
2の使用量は約864KBとなる。この場合、サムネイ
ルJPEG圧縮データとの合計で、DRAM2の使用量
は2.3MBとなる。
【0167】ディスプレイ8に表示している1001番
目から1020番目までのサムネイル画像は、1001
番目から順番にDMAC3によりDRAM2からリサイ
ズ部6へ転送され、表示サイズが変更されてDRAM2
のディスプレイ表示用メモリ領域に配置される。尚、D
RAM2のディスプレイ表示用メモリ領域は、640*
480ピクセルのRGB8ビット、計24ビットのデー
タで構成されているとする。
【0168】DRAM2のディスプレイ表示用メモリ領
域のサムネイルデータは、DMAC3によりビデオエン
コーダ7へ転送され、ビデオエンコーダ7ではRGB8
ビットのデータをビデオ出力用に輝度色差信号に変換、
ビデオ信号を生成して、ディスプレイ8へビデオ信号を
出力する。
【0169】次に、実施形態4で実行される処理を、図
11、図12、図13を用いて説明する。
【0170】図11は本発明の実施形態4で実行される
処理を示すフローチャートである。
【0171】まず、ステップS701で、DRAM2上
に配置された501番目から1500番目までのサムネ
イルJPEG圧縮データのうち、981番目のサムネイ
ルJPEG圧縮データがDMAC3によりJPEG圧縮
/伸長部5へ転送される。JPEG圧縮/伸長部5で
は、サムネイルJPEG圧縮データを伸長し、伸長した
サムネイルデータはDMAC3によりDRAM2へ保持
する。その後、同様に、982番目から1040番目ま
でのサムネイルJPEG圧縮データを伸長し、伸長した
サムネイルデータをDRAM2に保持する。
【0172】次に、ステップS702で、1001番目
から1020番目までのサムネイルデータに対し、表示
サイズの変更(リサイズ)、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域への描画を行う。
【0173】具体的には、以下のようになる。
【0174】まず、DRAM2上に配置された981番
目から1040番目までのサムネイルデータのうち、1
001番目のサムネイルデータがDMAC3によりリサ
イズ部6に転送される。リサイズ部6ではCPU1の司
令に基づき、表示サイズの変更を行う。例えば、16*
12ピクセルの表示サイズに変更される。リサイズされ
たサムネイルデータは、DMAC3によりDRAM2の
ディスプレイ表示用メモリ領域に配置される。このと
き、CPU1の司令に基づいて表示場所に応じた領域に
配置される。図15において、中心に固まった4つの一
番小さなサムネイル画像の一つが、この1001番目の
サムネイル画像に相当する。
【0175】次に、1001番目の画像と同様に、10
02番目のサムネイルデータがリサイズ部6に転送さ
れ、16*12ピクセルにリサイズされたサムネイルデ
ータは、DRAM2のディスプレイ表示用領域に配置さ
れる。1002番目のサムネイル画像も、図15の中心
に固まった4つの一番小さなサムネイル画像の一つに壮
とする。
【0176】このようにして、1001番目から100
4番目までのサムネイル画像は、図15の中心の最も小
さなサムネイル画像として、DRAM2のディスプレイ
表示用メモリ領域に配置される。
【0177】次に、1004番目までと同様に、100
5番目のサムネイルデータがDMAC3によりDRAM
2からリサイズ部6に転送される。このとき、1005
番目のサムネイルデータは、48*36ピクセルにリサ
イズされる。リサイズされたサムネイルデータは、DR
AM2のディスプレイ表示用領域に配置される。100
5番目のサムネイル画像は、図15の内側から2つ目の
リング上のサムネイル画像、例えば、サムネイル画像1
06として配置される。
【0178】同様に、1006番目から1008番目ま
でのサムネイルデータは、1枚ずつリサイズされ、図1
5の内側から2つ目のリングに配置される。
【0179】同様にして、図15の内側から3番目のリ
ングに1009番目から1012番目のサムネイル画
像、4番目のリングに1013番目から1016番目の
サムネイル画像、一番外側のリングに1017番目から
1020番目のサムネイル画像が配置される。そして、
図15の内側から3番目のリングに配置されるサムネイ
ル画像は80*60ピクセル、4番目のリングに配置さ
れるサムネイル画像は112*84、一番外側のリング
に配置されるサムネイル画像は144*96ピクセルの
サイズとなる。
【0180】これらDRAM2のディスプレイ表示用領
域に配置されたサムネイルデータは、ビデオエンコーダ
7によりビデオ信号としてディスプレイ8に出力され、
図15のように表示される。
【0181】以上のサムネイルデータ20枚のリサイ
ズ、DRAM2のディスプレイ表示用領域への配置は、
ディスプレイ8の1フレーム表示時間以下、例えば10
msで行われる。このように、実施形態4では、実施形
態1と異なり、フレームごとにサムネイルJPEG圧縮
データをする必要はない。
【0182】このような表示状態で、ユーザのリモコン
10による操作によって実行される表示変更処理につい
て、図12、図13を用いて説明する。
【0183】図12、図13は本発明の実施形態4の表
示変更処理を示すフローチャートである。
【0184】まず、過去から現在へ表示を動かす指示が
与えられた場合に実行される処理について説明する。
尚、画面表示では、現在が手前、すなわち、外周に近い
大きな画像、過去のものは奥で、中心に近い小さなサム
ネイル画像として表示している。
【0185】サムネイル画像は、時間軸上の過去、即
ち、奥に移動したように表示させるので、次のフレーム
に表示されるサムネイル画像は、先のDRAM2のディ
スプレイ表示用メモリ領域に配置したサムネイル画像と
比較して、表示サイズが若干小さく、表示位置が少し中
央よりになったものである。このフレームでも、先のフ
レームと同様に、20枚のサムネイルデータをDRAM
2のディスプレイ表示用メモリ領域に配置する。
【0186】つまり、ステップS801で、ユーザのリ
モコン10による操作の指示を読み取り、表示するサム
ネイル画像及びそのサイズ、位置を決定する。ステップ
S802で、表示対象のサムネイル画像が何番目である
かを判断し、その判断結果に応じてステップS803、
ステップS804、ステップS805、ステップS80
6、ステップS807の処理のいずれかを実行する。
【0187】具体的には、以下のようになる。
【0188】まず、先のフレームで描画されている10
01番目のサムネイル画像を消去する。例えば、背景が
黒であった場合、黒データで埋める。次に、先のフレー
ムと同様に、1001番目の伸長されたサムネイルデー
タがDMAC3によりリサイズ部6に転送される。リサ
イズ部6では、CPU1の司令に基づき、表示サイズの
変更を行う。先のフレームと異なり、今度は、14*1
1ピクセルのサイズに変更される。リサイズされたサム
ネイルデータは、DMAC3によりDRAM2のディス
プレイ表示用メモリ領域に配置される。このとき、CP
U1の司令に基づいて表示場所に応じた領域に配置され
る。この場合、先のフレームでの表示位置より若干内側
に配置されることになる(ステップS807)。
【0189】次に、1002番目から1004番目まで
のサムネイル画像が14*11ピクセル、先のフレーム
より少し内側といったように配置される。
【0190】同様に、1005番目から1008番目の
サムネイル画像も先のフレーム時より小さめの38*2
9ピクセルのサイズで、先のフレームより若干内側に配
置される。1009番目から1020番目のサムネイル
画像も同様に、先のフレームでの表示位置より少し内側
に配置される。
【0191】この操作を繰り返し、フレームごとに、2
0個のサムネイルデータをリサイズし、DRAM2のデ
ィスプレイ表示用メモリ領域の描画されるべき位置へ配
置する。
【0192】1001番目から1004番目のサムネイ
ル画像が小さくなり、所定の範囲を超えたら、これら1
001番目から1004番目のサムネイル画像は操作対
象からはずれる。その代わりに、1021番目から10
24番目のサムネイル画像をディスプレイ表示の最外周
に表示する。
【0193】このときも、フレームごとに、1005番
目から1024番目までのサムネイルデータをDRAM
2からリサイズ部6に送り、リサイズ部6でリサイズ
し、DRAM2のディスプレイ表示用領域に配置する。
【0194】このようにして、過去から現在まで時間軸
を奥行きにした表現で並んだサムネイル画像をディスプ
レイ8に表示し、ユーザの操作に応じて、ユーザがあた
かも時間軸を移動していくような表示方法が可能にな
る。
【0195】さらに、処理対象のサムネイル画像が現在
方向、1009番目から1028番目…と変化してい
き、処理対象のサムネイル画像が1031番目を表示す
るに至った場合、DRAM2に保持しておく伸長された
サムネイルデータを入れ替える(ステップS806)。
【0196】つまり、最初981番目から1040番目
まで保持していたサムネイルデータのうち、981番目
から990番目までのサムネイルデータを消去し、その
部分に1041番目から1050番目までのサムネイル
データを保持させる。CPU1はDRAM2上に保持さ
れている1041番目から1050番目までのサムネイ
ルJPEG圧縮データを読み出し、JPEG圧縮/伸長
部5に転送し、伸長してDRAM2に格納する。
【0197】さらに、処理対象のサムネイル画像が現在
方向、1009番目から1028番目、1013番目か
ら1032番目…と変化していき、処理対象のサムネイ
ル画像が1251番目を表示するに至った場合、DRA
M2に保持しておくサムネイルJPEG圧縮データを入
れ替える(ステップS804)。
【0198】つまり、最初501番目から1500番目
まで保持していたサムネイルJPEG圧縮データのう
ち、501番目から750番目までのサムネイルJPE
G圧縮データを消去し、その部分に1501番目から1
750番目までのサムネイルJPEG圧縮データを保持
させる。CPU1はCD−Rドライブ4から、該当する
1501番目から1750番目までのサムネイルJPE
G圧縮データを読み出し、DRAM2に格納する。
【0199】以上のように、DRAM2に格納している
サムネイルデータを入れ替えることで、CD−Rドライ
ブ4に記憶されている10000枚のサムネイル画像を
とぎれることなく、表示することが可能になる。
【0200】一方、ユーザのリモコン10による操作に
より、現在から過去へ表示を動かす指示が与えられた場
合は、表示サイズが前のフレームより大きくなり、表示
位置が若干外側になる。例えば、981番目から104
0番目までのサムネイルデータがDRAM2に保持さ
れ、990番目のサムネイルデータが表示対象になった
場合、1031番目から1040番目までのDRAM2
上のサムネイルデータを消去し、CD−Rドライブ4か
ら971番目から980番目までのサムネイルJPEG
圧縮データを読み込み、伸長してDRAM2に保持する
(ステップS805)。
【0201】さらに、750番目のサムネイルJPEG
圧縮データが表示対象になった場合、1251番目から
1500番目までのDRAM2上のサムネイルJPEG
圧縮データを消去し、CD−Rドライブ4から251番
目から500番目までのサムネイルJPEG圧縮データ
を読み込む(ステップS803)。
【0202】実施形態4では、CD−Rドライブ4か
ら、決められた量のサムネイル画像をサムネイルJPE
G圧縮データのまま、DRAM2上に保持し、決められ
た量のサムネイルJPEG圧縮データを伸長し、 DR
AM2上に保持し、このサムネイルデータを、フレーム
ごとに、リサイズ、DRAM2のディスプレイ表示用メ
モリ領域に配置することで、以下の効果を得ることがで
きる。
【0203】また、伸長されたサムネイルデータでサム
ネイル画像を保持しているため、フレーム毎に伸長する
必要がない。つまり、演算量の多いJPEG伸長処理を
必要最低限に抑えているため、高速で高価なJPEG伸
長ハードウエアを使う必要がなく、低速で安価なJPE
G伸長ハードウエア、あるいはCPU1によるソフトウ
エアによるJPEG伸長が可能になる。それにより、コ
ストを抑えた装置を提供することができる。CPU1に
よるソフトウエアJPEG伸長を実行する場合、画像表
示装置は、図7に示すような構成となり、図1で示した
画像表示装置におけるJPEG圧縮/伸長部5が不要と
なる。
【0204】また、サムネイル画像の表示に先立ち、前
もって、CD−Rドライブ4からサムネイルJPEG圧
縮データを読み出し、DRAM2に保持しておくことに
より、アクセス速度の遅い外部記憶装置から、サムネイ
ルJPEG圧縮データを読み出す場合でも、バッファと
してのデータを持てるために、途切れることなくスムー
ズに外部記憶装置からのデータ読み出し、滑らかな表示
が可能になる。
【0205】さらに、サムネイルJPEG圧縮データと
してサムネイル画像を保持しているため、使用するDR
AM容量を著しく小さくできる。そのため、装置に必要
なDRAM容量を少なくできるので、コストを抑えた装
置を提供することができる。あるいは、画像保持に必要
なDRAM容量を少なくできるので、CPU1のメイン
メモリの領域を大きくとることが可能になり、高度なア
プリケーションを実行することが可能になる。
【0206】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0207】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0208】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0209】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0210】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0211】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0212】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図3〜図6、図8、図
9、図11〜図13に示すフローチャートに対応するプ
ログラムコードが格納されることになる。
【0213】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安価な構成で、高速に画像を表示することができる画像
表示装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1で扱う画像データのサイズ
を説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態1で実行される処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の実施形態1の表示変更処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の実施形態2で実行される処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の実施形態2の表示変更処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施形態2の画像表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態3で実行される処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の実施形態3の表示変更処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の実施形態3の画像表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図11】本発明の実施形態4で実行される処理を示す
フローチャートである。
【図12】本発明の実施形態4の表示変更処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の実施形態4の表示変更処理を示すフ
ローチャートである。
【図14】画像データの表示方法の一例を説明するため
の図である。
【図15】画像データの表示方法の一例を説明するため
の図である。
【図16】従来のズームイン、ズームアウトにおける表
示動作の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 DRAM 3 DMAコントローラ 4 CD−Rドライブ 5 JPEG圧縮/伸張部 6 リサイズ部 7 ビデオエンコーダ 8 ディスプレイ 9 バス 10 リモコン
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CD05 CG01 CH11 CH14 CH16 5C082 AA37 BA20 BB44 CA32 CB01 DA26 DA87 MM02 MM04 MM07 MM09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを表示する表示装置であっ
    て、 複数の画像データを記憶する記憶手段と、 表示対象の画像データを保持する保持手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データから所定数の画像
    データを前記保持手段へ転送する転送手段と、 前記保持手段で保持されている画像データに画像処理を
    施す画像処理手段と、 前記画像処理手段で画像処理された画像データの表示を
    制御する表示制御手段と、 前記表示制御手段の表示制御に基づいて、前記転送手段
    による転送を制御する制御手段とを備えることを特徴と
    する表示装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に、K個の画像データが記
    憶されている場合、前記転送手段は、前記記憶手段より
    前記K未満のL個の画像データを前記保持手段に転送
    し、 前記画像処理手段は、前記保持手段で保持されているL
    個の画像データの内、該L以下のN個の画像データに画
    像処理を施し、 前記表示制御手段は、前記画像処理手段で画像処理され
    たN個の画像データの内、該N以下のP個の画像データ
    の表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段で表示制御されたP個
    の画像データの一部を別の画像データに切り替える場
    合、前記制御手段は、前記P個の画像データと前記L個
    の画像データに応じて、前記転送手段による転送を制御
    することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、圧縮画像データを
    伸張する伸張手段と、 画像データのサイズを変更する変更手段とを備えること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に、K個の圧縮画像データ
    が記憶されている場合、前記転送手段は、前記記憶手段
    より前記K未満のL個の圧縮画像データを前記保持手段
    に転送し、 前記伸長手段は、前記L以下のM個の圧縮画像データを
    伸張し、 前記変更手段は、前記伸長手段で伸長されたM個の画像
    データの内、該M以下のN個の画像データのサイズを変
    更し、 前記表示制御は、前記変更手段で変更されたN個の画像
    データの内、該N以下のP個の画像データの表示を制御
    することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段で表示制御されたP個
    の画像データの一部を別の画像データに切り替える場
    合、前記制御手段は、前記P個の画像データと前記L個
    の画像データに応じて、前記転送手段による転送を制御
    することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前表示制御手段は、表示を更新する更新
    周期を有し、 少なくとも前記P個の画像データに対して、前記伸長手
    段は、前記更新周期ごとに前記M個の圧縮画像データを
    伸長し、前記変更手段は、前記N個の画像データのサイ
    ズを変更することを特徴とする請求項5に記載の表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ディスプレイは表示を更新する更新
    周期を有し、 少なくとも前記P個の画像データに対して、前記変更手
    段は、前記N個の画像データのサイズを変更することを
    特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記ディスプレイは表示を更新する更新
    周期を有し、 前記変更手段は、1つの画像データに対して複数のサイ
    ズの異なった画像データを生成し、前記転送手段は、生
    成された画像データを前記保持手段へ転送し、 前記表示制御手段は、少なくとも前記表示選択手段によ
    り選択されているP個の画像データに対して、前記更新
    周期ごとに、前記P個の画像データの各々に対し、前記
    複数の表示サイズの異なった画像データのうちの一つを
    表示制御することを特徴とする請求項5に記載の表示装
    置。
  10. 【請求項10】 画像データを表示する表示装置の制御
    方法であって、 複数の画像データを第1記憶媒体に記憶する記憶工程
    と、 表示対象の画像データを第2記憶媒体に保持する保持工
    程と、 前記第1記憶媒体に記憶された画像データから所定数の
    画像データを前記第2記憶媒体へ転送する転送工程と、 前記第2記憶媒体保持されている画像データに画像処理
    を施す画像処理工程と、 前記画像処理工程で画像処理された画像データの表示を
    制御する表示制御工程と、 前記表示制御工程の表示制御に基づいて、前記転送工程
    による転送を制御する制御工程とを備えることを特徴と
    する表示装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第1記憶媒体に、K個の画像デー
    タが記憶されている場合、前記転送工程は、前記第1記
    憶媒体より前記K未満のL個の画像データを前記第2記
    憶媒体に転送し、 前記画像処理工程は、前記第2記憶媒体に保持されてい
    るL個の画像データの内、該L以下のN個の画像データ
    に画像処理を施し、 前記表示制御工程は、前記画像処理工程で画像処理され
    たN個の画像データの内、該N以下のP個の画像データ
    の表示を制御することを特徴とする請求項10に記載の
    表示装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記表示制御工程で表示制御されたP
    個の画像データの一部を別の画像データに切り替える場
    合、前記制御工程は、前記P個の画像データと前記L個
    の画像データに応じて、前記転送工程による転送を制御
    することを特徴とする請求項11に記載の表示装置の制
    御方法。
  13. 【請求項13】 前記画像処理工程は、圧縮画像データ
    を伸張する伸張工程と、 画像データのサイズを変更する変更工程とを備えること
    を特徴とする請求項10に記載の表示装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記第1記憶媒体に、K個の圧縮画像
    データが記憶されている場合、前記転送工程は、前記第
    1記憶媒体より前記K未満のL個の圧縮画像データを前
    記第2記憶媒体に転送し、 前記伸長工程は、前記L以下のM個の圧縮画像データを
    伸張し、 前記変更工程は、前記伸長工程で伸長されたM個の画像
    データの内、該M以下のN個の画像データのサイズを変
    更し、 前記表示制御は、前記変更工程で変更されたN個の画像
    データの内、該N以下のP個の画像データの表示を制御
    することを特徴とする請求項13に記載の表示装置の制
    御方法。
  15. 【請求項15】 前記表示制御工程で表示制御されたP
    個の画像データの一部を別の画像データに切り替える場
    合、前記制御工程は、前記P個の画像データと前記L個
    の画像データに応じて、前記転送工程による転送を制御
    することを特徴とする請求項14に記載の表示装置の制
    御方法。
  16. 【請求項16】 前表示制御工程は、表示を更新する更
    新周期を有し、 少なくとも前記P個の画像データに対して、前記伸長工
    程は、前記更新周期ごとに前記M個の圧縮画像データを
    伸長し、前記変更工程は、前記N個の画像データのサイ
    ズを変更することを特徴とする請求項14に記載の表示
    装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記ディスプレイは表示を更新する更
    新周期を有し、 少なくとも前記P個の画像データに対して、前記変更工
    程は、前記N個の画像データのサイズを変更することを
    特徴とする請求項14に記載の表示装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記ディスプレイは表示を更新する更
    新周期を有し、 前記変更工程は、1つの画像データに対して複数のサイ
    ズの異なった画像データを生成し、前記転送工程は、生
    成された画像データを前記第2記憶媒体へ転送し、 前記表示制御工程は、少なくとも前記表示選択工程によ
    り選択されているP個の画像データに対して、前記更新
    周期ごとに、前記P個の画像データの各々に対し、前記
    複数の表示サイズの異なった画像データのうちの一つを
    表示制御することを特徴とする請求項14に記載の表示
    装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 画像データを表示する表示装置の制御
    のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモ
    リであって、 複数の画像データを第1記憶媒体に記憶する記憶工程の
    プログラムコードと、 表示対象の画像データを第2記憶媒体に保持する保持工
    程のプログラムコードと、 前記第1記憶媒体に記憶された画像データから所定数の
    画像データを前記第2記憶媒体へ転送する転送工程のプ
    ログラムコードと、 前記第2記憶媒体保持されている画像データに画像処理
    を施す画像処理工程のプログラムコードと、 前記画像処理工程で画像処理された画像データの表示を
    制御する表示制御工程のプログラムコードと、 前記表示制御工程の表示制御に基づいて、前記転送工程
    による転送を制御する制御工程のプログラムコードとを
    備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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