JP2003087566A - 画像形成装置および記憶媒体 - Google Patents
画像形成装置および記憶媒体Info
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- JP2003087566A JP2003087566A JP2001275433A JP2001275433A JP2003087566A JP 2003087566 A JP2003087566 A JP 2003087566A JP 2001275433 A JP2001275433 A JP 2001275433A JP 2001275433 A JP2001275433 A JP 2001275433A JP 2003087566 A JP2003087566 A JP 2003087566A
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Abstract
な出力画像を得る画像処理装置において、低線数とその
偶数倍の高線数を使用することにより画像空間周波数の
切り換わり部の不自然さを軽減すること。 【解決手段】 切り換える画像空間周波数の関係を適切
に設定することで切り換わり部の不自然さを軽減する。
すなわち、複数の画像空間周波数を切り換える切換手段
を具備し、該切換手段によって切り換えられる画像空間
周波数が他方の偶数倍の関係であるように構成する。
Description
対して最適な画像処理を行う画像形成装置に関する。さ
らに詳しくは、出力画像の画像空間周波数を最適に選択
する画像形成装置に関する。
顔のようなものと簡単な図形や一色で塗りつぶしたよう
なものとでは要求される画像空間周波数が異なる。電子
写真など画像形成装置の性能が画像の品質に影響する場
合に、線数が低い方が高い方より画像品質が安定すると
いうことがある。より具体的には、粒状性や均一性を良
好にするためには線数を低くし、鮮鋭性を良好にするた
めには線数を高くするという処理手法が一般的である。
行する方法として、画像情報の特徴により画像内の処理
を切り換えていた。具体的には、解像度が重視される文
字部は高線数で、階調性が重視される絵柄部では低線数
で処理が行われていた。
ものとして、たとえば、特開平6−326859号公報
に開示された画像処理装置と、特開平9−282471
号公報に開示された画像処理装置、画像形成装置および
その方法、特開平9−282472号公報に開示された
画像処理装置およびその方法、特開平5−252391
号公報に開示された画像処理装置、等がある。
た画像処理装置は、画像データの特徴に応じて最適なデ
ィザ処理を施すというもので、エッジ度に基づいて注目
画素に対応するディザテーブルを選択するなど行うもの
である。
示された画像処理装置、画像形成装置およびその方法
は、ページ記述言語で記述された情報から、画像信号と
その画像信号の画素ごとの特徴を表すTEXT信号を生成
し、画素ごとにTEXT信号に応じた画像処理を画像信号に
施し、画像形成するというものである。
た画像処理装置およびその方法は、画像の属性ごとに特
徴信号の生成条件を設定する設定手段を持つというもの
であった。例えば網点部について解像度重視、または階
調整重視とするなど。
た画像処理装置は、画像濃度が所定の基準濃度より低い
場合、低い解像度に従う中間調処理を選択し、高い場
合、高い解像度に従う中間調処理を選択するというもの
である。
の先行技術は、使用する線数を切り換えることには触れ
てはおらず、したがって、単純に線数を切り換えた場合
に切り換わり部における出力画像の品質が十分ではない
ことがある。
線数を切り換えた場合に切り換わり部に現れる網点の状
態を示す。異なった線数を持つ領域が接する場合にその
周期が一致しているか否かにより境界面に現れる状態は
異なる。
端部が一致)(図12(1))、低線数の網点と高線数
の網点が近寄っている(図12(2))、一方の網点が
他方から離れている(図12(3))、一方の網点が欠
けた状態で他方の線数に切り換わっている(図12
(4)、(5))、切り換わりの境界で網点が繋がって
いるところがある(図12(6))、の各状態が考えら
れる。
関係であるため図12(1)の状態は稀である。図12
(2)の場合は、それぞれの網点の関係で変わるが境界
が目に付く場合が考えられる。図12(3)の場合は、
一方の線数側の網点が作成される前に他方の線数に切り
換わっているため、境界部に空白が発生している。
部欠けているため、画像形成装置が不安定である場合に
は、その粗さが目に付く場合が考えられる。図12
(6)の場合は、繋がった網点が発生し、図12
(4)、(5)と同様に粗さが目に付く場合が考えら
れ、また、低線数と高線数の関係から発生するより低い
周期での繰り返しが目に付くことが考えられる。
波数を切り替えることにより適切な出力画像を得る画像
処理装置において、低線数とその偶数倍の高線数を使用
することにより画像空間周波数の切り換わり部の不自然
さを軽減することを目的とする。
心を低線数で形成する網点の中心及びその中間点に合わ
せることにより、切り換わり部において網点が重なる場
合に適切に処理することを目的とする。
せることにより切り換わり部の適切な処理を行うことを
目的とする。
境界を移動することにより境界部で網点が繋がることを
減らしまたは整えることで適切な処理を行うことを目的
とする。
理を変えることにより適切な処理を行うことを目的とす
る。
ことで汎用性を向上させることを目的とする。
め、請求項1の画像形成装置は、複数の画像空間周波数
で画像形成する形成手段と、複数の画像空間周波数を切
り換える切換手段と、を備える画像形成装置において、
前記切換手段によって切り換えられた画像空間周波数が
他方の偶数倍の関係であることにより前記第1の目的を
達成する。
波数の関係を適切に設定することで切り換わり部の不自
然さを軽減する。すなわち、低線数の偶数倍の高線数と
切り替えを行う。たとえば、1200dpiで絵柄部は
200線ディザに文字部は400線ディザにする。
いて、低線数で形成する網点の中心に、高線数で形成す
る網点の中心を合わせる網点配置としてディザマトリク
スの配置を合わせることにより前記第2の目的を達成す
る。
配置において、高線数で形成する網点の中心の空間的な
周期を、低線数で形成する網点の中心及びその中間点に
合わせることで、切り換わり部において網点が重なる場
合の不自然さをより適切に軽減する。
いて、低線数の各網点の繰り返し位置に、低線数の偶数
倍である高線数の繰り返しの位置が一致する網点配置と
してディザマトリクスの配置を合わせることにより前記
第3の目的を達成する。
ザマトリクスの位相を合わせることにより適切な処理と
する。
は3において、画像空間周波数を切り換える境界周辺に
おける処理を高周波側または低周波側で行って境界位置
を低線数側または高線数側のディザマトリクスの端まで
移動させることで隣接するドット配置を調整することに
より前記第4の目的を達成する。
高線数側に移動することを特徴とする。
界部における濃度を判断する手段を備え、その判断結果
により周波数切り換え部の処理を変えることにより前記
第5の目的を達成する。
し、判断結果により補正処理を行う。たとえば、濃−
濃、淡−淡、濃−淡、淡−濃により余白があってもOK
の領域は合わせる処理を行わず、NGのときには合わせ
る処理を行う。
いずれか1項に記載の前記画像処理装置を機能させるた
めのプログラムが記憶された記憶媒体により前記第6の
目的を達成する。
について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すよ
うに、本実施形態にかかる画像形成装置は、画像データ
が入力される画像信号入力部1と、画像領域の判別を行
う領域判別部2(またはデータ属性判定部)と、予め用
意したディザパターンが記憶されたディザテーブル部3
と、判別結果に基づいてディザテーブル部3に記憶され
たディザパターンの中から最適なものを選択するディザ
選択部4と、選択されたディザパターンに基づいてディ
ザ処理を実行するディザ処理部5とを有してなる。
され出力される。領域判別部2(またはデータ属性判定
部)は、例えば複写機であれば分離信号を使って、プリ
ンタであればオブジェクト信号を使って判定を行うよう
になっている。プリンタであれば、領域判別部2(また
はデータ属性判定部)をドライバ部やコントローラ部に
て容易に実現可能である。
1200dpiで、絵柄部は200線ディザ、文字部は
400線ディザで中間調処理を行うようになっている。
ディザパターンの例を図2に示す。高線数を低線数の偶
数倍とすることで、境界部において低線数網点と高線数
網点の重なりがあった場合も重なった網点による低周波
の濃度むらが発生することはない。
する網点の中心に高線数で形成する網点の中心が一致す
ることで、境界部における網点の重なりによる、より大
きな網点を形成することがなく、中心部にまとまった形
となり、不定型な網点の発生や繰り返しがなくなる。ま
た、余白の発生がない。
境界部における網点配置の例を示す。この場合も入力デ
ータを領域判別部2(またはデータ属性判定部)にて判
断し、判別結果により予め用意したディザパターンの中
から最適なものを選択するようになっている。
得し(ステップ1)、文字か絵柄かを所定の判定式でも
って判定する(ステップ2)。判定の結果、絵柄の場合
は低線数処理(ステップ3)とし文字の場合は高線数処
理(ステップ4)を行い処理を終了する。
を、図2で示されるディザマトリクスを使って図5に示
す。この図において、塗りつぶし部分の3×3の桝目が
図3で示される200線ディザマトリクスを示し、その
外側の6×6の桝目が図2で示される400線のディザ
マトリクスを示す。画像データに対してディザマトリク
スを繰り返し当てて処理をし、判定の切り換わり時に図
5に示した位置関係でマトリクスの切り替えを行う。
とで境界部においても図12(1)で示したような状態
が発生し易く、網点の重なりがあった場合にも境界部に
おける網点は一定の形状であるため目に付きにくくな
る。また、図12(3)で示したような低線数側と高線
数側の網点部が離れてしまうことによる局所的な濃度の
低下、白抜けは発生しない。図6に高線数が低線数の2
倍であるときの境界部における網点配置の例を示す。ま
た、図7にディザマトリクスの配置例の一部を示す。
更に不完全な網点の形成を軽減できより適切な処理とな
る。図8に示すように、領域判別部により文字部/絵柄
部の2つの領域(または属性データ)に分け(ステップ
11)、境界部か否かの判別を行い(ステップ12)、
境界部であれば(ステップ12:はい)境界処理として
属性データ等を変更する(ステップ13)。その後、デ
ィザテーブル3に用意してある2種類のディザからテー
ブル選択部4で選択し(ステップ14)、ディザ処理部
5でディザ処理を実行する。例えば、出力解像度が12
00dpiで絵柄部は200線のディザで処理し、文字
部は400線のディザで処理をする(ステップ15)。
なお、ステップ12において、境界部ではないと判断し
たら(ステップ12:いいえ)ステップ14へ飛んで処
理を続行させる。
る場合において、高線数の網点を作成する1画像ブロッ
クごとに入力画像を順に分割処理し、その際に境界部
(低線数と高線数の両データが含まれる)においては高
線数にて処理を行う、あるいは、境界部分割処理する画
像ブロック内で高線数領域が半分以上である場合は高線
数で処理し、それ以外は低線数で処理する、ように構成
される。高線数領域が半分以上である場合は高線数で処
理し、それ以外は低線数で処理した場合を図10に示
す。
考慮しても良い。例えば、網点の配置が図9に示した態
様である場合において、高線数の網点を作成する1画像
ブロックごとに入力画像を順に分割処理しながら、境界
部(低線数と高線数の両データが含まれる)において、
入力データが網点%で50%となるディザマトリクス閾
値以上か未満かで濃い/淡いを判断し、低線数側のデー
タが濃いデータであれば高線数側に関係無く境界を低線
数側に移動させる(すなわち画像ブロックを高線数で処
理する)、あるいは、濃度を網点%が80%以上、20
%以下、その中間の3つに分け、低線数側、高線数側と
も80%以上または20%以下のときには境界を移動せ
ず、それ以外では境界部分の画像ブロックを高線数で処
理するように構成すれば良い。
トで示す。この場合、図8に示した境界処理手順(ステ
ップ13)の前に上記した濃度判定手順(ステップ1
6)を加えた処理手順となるため同一符号を付して説明
は省略する。
説明したが、上記した機能をコンピュータによって実現
するプログラムを記憶した記憶媒体であっても良い。
記の有利な効果を奏する。請求項1によれば、画像空間
周波数を切り替えることにより発生しうる、切り換わり
部の不自然さを軽減することができる。請求項2によれ
ば、低線数で形成する網点の中心位置に高線数で形成す
る網点の中心を合わせることによってより適切に周波数
切り換わり部分の不自然さを軽減できる。
を一致させることで周波数切り換わり部の不自然さを軽
減できる。請求項4によれば、切り換わりの境界部を低
線数側または高線数側に移動することで網点の形を整
え、切り換わり部の不自然さを軽減できる。請求項5に
よれば、切り換わりの境界部における濃淡の状況を判断
し、その結果を処理に反映することでより的確な処理が
行うことができる。請求項6によれば、プログラムとし
て記憶したプログラム記憶媒体とすることで汎用性を向
上させることができる。
的構成図である。
である。
である。
点配置の模式図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の画像空間周波数で画像形成する形
成手段と、複数の画像空間周波数を切り換える切換手段
と、を備える画像形成装置において、前記切換手段によ
って切り換えられた画像空間周波数が他方の偶数倍の関
係であることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 低線数で形成する網点の中心に、高線数
で形成する網点の中心を合わせる網点配置としてディザ
マトリクスの配置を合わせることを特徴とする請求項1
記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 低線数の各網点の繰り返し位置に、低線
数の偶数倍である高線数の繰り返しの位置が一致する網
点配置としてディザマトリクスの配置を合わせることを
特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 画像空間周波数を切り換える境界周辺に
おける処理を高周波側または低周波側で行って境界位置
を低線数側または高線数側のディザマトリクスの端まで
移動させることで隣接するドット配置を調整することを
特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 境界部における濃度を判断する手段を備
え、その判断結果により周波数切り換え部の処理を変え
ることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項1から5記載のいずれか1項に記
載の前記画像処理装置を機能させるためのプログラムが
記憶された記憶媒体。
Priority Applications (1)
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JP2001275433A JP4548990B2 (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 画像処理装置 |
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JP2001275433A JP4548990B2 (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003087566A true JP2003087566A (ja) | 2003-03-20 |
JP4548990B2 JP4548990B2 (ja) | 2010-09-22 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-09-11 JP JP2001275433A patent/JP4548990B2/ja not_active Expired - Fee Related
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