JP2002326390A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002326390A
JP2002326390A JP2001135010A JP2001135010A JP2002326390A JP 2002326390 A JP2002326390 A JP 2002326390A JP 2001135010 A JP2001135010 A JP 2001135010A JP 2001135010 A JP2001135010 A JP 2001135010A JP 2002326390 A JP2002326390 A JP 2002326390A
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pattern
image
light emission
line
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JP2001135010A
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Makoto Ide
誠 井手
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の
1ドットラインが太くなりすぎることを防ぎ、また縦
線、横線の太さが異なることを防ぐことが可能な画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 スキャナまたは外部から入力された濃度
情報のみを示す複数ビットの画像データの注目画素とそ
の周辺の複数画素のパターンが、画像のエッジ部分また
は1ドットラインを示す複数の特定のパターンのいずれ
かのパターンに一致するか検出して、一致した場合、そ
れに応じたデータをコードデータとして生成するコード
データ生成手段40と、レーザーダイオードの発光タイ
ミングを制御するPWMデータを生成するパルス幅変調
手段50と、発光パワーを変調する光量データが設定さ
れる発光パワー変調手段60と、コードデータから発光
データを生成すると共にPWMデータ、光量データに基
づき、レーザーダイオードの発光時間及び発光パワーあ
るいはその両方を変調する発光データ生成手段80とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光により
感光体に画像の書き込みを行う画像形成装置に関し、特
に、発光タイミングを制御する位相データを含まない多
値データからパターンマッチングにより画像中の特定の
パターン(画像のエッジ部、1ドットライン)を検出
し、その部分について細線化及び発光タイミング制御す
る位相データの付加を行う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機の作像方式としては、原
稿データの黒の部分に対応した所にレーザ光を照射する
ことにより、その部分にトナーを載せて画像を形成する
ネガ/ポジ(N/P)プロセスが一般的である。
【0003】レーザ光のビーム径は理論上の1ドットよ
りも通常大きいために、画像部にレーザ光を照射してそ
の部分を画像として形成するN/Pプロセスでは、通常
1ドットの黒ラインは太くしっかり再現されるので線の
途切れなどには強くなる。しかし逆に原稿の黒ラインよ
りも太めに再現されたり、また白の1ドットラインは細
くなり再現性が落ちてしまう。特にコピーした用紙を再
度原稿として使用するいわゆる孫コピーではその現象が
大きく現れる。
【0004】また電子写真の作像方式の不具合として、
縦線と横線の再現性の違いがあり、一般に縦線の方が横
線よりしっかり太く再現されるため、作像条件を決める
際に縦線に合わせれば横線が原稿よりも細くなりがちに
なり、また逆に横線に合わせれば縦線が原稿よりも太く
なりがちになるという不具合があり、作像条件を決める
難しさの一因となった。
【0005】このような不具合を解決するために、特開
平5−75816号公報には、2値画像データに対して
注目画素とその前後2画素以上の画素を参照して注目画
素の濃度を決定することにより、非画像部が潰れること
を防止し、1ドットラインの再現性を向上させる技術が
提案されている。
【0006】また特開平6−89338号公報には、多
値画像に対して注目画素とその隣接画素の関係から注目
画素の印字開始位置を決定することにより、注目画素を
隣接した画素に寄せて印字して細線、画像のエッジ部の
再現性を向上させる技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平5
−75816号公報に開示された技術は、2値画像デー
タに対してのみ、濃度を補正して1ドットラインの再現
性を向上させるものであり、多値画像については提案さ
れていなかった。
【0008】また特開平6−89338号公報に開示さ
れた技術は、多値画像に対して注目画素を隣接した画素
に寄せて印字して2画素以上に分割された細線や画像の
エッジ部の再現性を向上させるものであり、1画素の細
線や、また縦線、横線の太さが異なる場合の線幅の補正
については何も考慮されていなかった。
【0009】そこで本発明は、複数画素にまたがるライ
ンのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎるこ
とを防ぎ、また縦線、横線の太さが異なることを防ぐこ
とが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、スキャナまたは外部から入
力された濃度情報のみを示す複数ビットの画像データの
注目画素とその周辺の複数画素のパターンが、画像のエ
ッジ部分または1ドットラインを示す複数の特定のパタ
ーンのいずれかのパターンに一致するか検出して、一致
した場合、それに応じたデータをコードデータとして生
成するコードデータ生成手段と、レーザーダイオードの
発光タイミングを制御するPWMデータを生成するパル
ス幅変調手段と、発光パワーを変調する光量データが設
定される発光パワー変調手段と、コードデータから発光
データを生成すると共にPWMデータ、光量データに基
づき、レーザーダイオードの発光時間及び発光パワーあ
るいはその両方を変調する発光データ生成手段とを備え
たことを特徴とする画像形成装置に関するものである。
【0011】また請求項2記載の発明において、前記発
光データ生成手段は、前記コードデータ生成手段の生成
するコードデータが特定のパターンに一致した場合、通
常よりも発光光量が小さくなるように補正する発光デー
タを生成することを特徴とする。
【0012】また請求項3記載の発明において、前記コ
ードデータ生成手段は、更に前記複数ビットの画像デー
タの注目画素とその周辺の複数画素のパターンのいずれ
かが、画像のエッジ部分または1ドットラインを示す複
数の特定のパターンに一致したことを検出したときに、
一致した特定のパターンに応じて前記パルス幅変調手段
における発光タイミングを制御するPWMデータを生成
することを特徴とする。
【0013】また請求項4記載の発明において、前記コ
ードデータ生成手段は、入力された複数ビットの画像デ
ータを主走査方向に遅延する遅延手段と、遅延手段の出
力から主走査方向の複数の画素を用いてこれが特定のど
のパターンに一致するかを検出するパターン検出手段
と、パターン検出手段の検出結果に従ってパターンに応
じたデータを生成するデータ生成手段により構成され、
前記パターン検出手段は、注目画素の左右の画素が白ま
たは黒の組合せで、かつ注目画素が中間調または黒の時
に、濃度補正対象である画像のエッジ部分または1ドッ
トラインとして検出することを特徴とする。
【0014】請求項1記載の発明では、スキャナまたは
外部から入力された発光タイミングを制御する濃度情報
のみを示す多値データの注目画素とその周辺の複数画素
のパターンが、画像のエッジ部分または1ドットライン
を示す複数の特定のパターンのいずれかのパターンに一
致したことを検出したときに、発光データを通常の場合
とは異ならせることにより、複数画素にまたがるライン
のエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎること
を防ぎ、また縦線、横線の太さが異なることを防ぐ。
【0015】請求項2記載の発明では、特定のパターン
に一致したコードに対しては通常よりも発光光量が小さ
くなるように補正することにより、複数画素にまたがる
ラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎ
ることを防ぎ、また縦線、横線の太さが異なることを防
ぐ。
【0016】請求項3記載の発明では、前記コードデー
タ生成手段は、更に前記複数ビットの画像データの注目
画素とその周辺の複数画素のパターンのいずれかが、画
像のエッジ部分または1ドットラインを示す複数の特定
のパターンに一致したことを検出したときに、一致した
特定のパターンに応じて前記パルス幅変調手段における
発光タイミングを制御するPWMデータを生成すること
で、線のエッジ部、1ドットラインに位置する画素につ
いて、レーザーダイオードの発光時間及び発光パワーあ
るいはその両方を変調し、複数画素にまたがるラインの
エッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎることを
防ぎ、また縦線、横線の太さが異なることを防ぐ。
【0017】請求項4記載の発明では、前記コードデー
タ生成手段は、入力された複数ビットの画像データを主
走査方向に遅延する遅延手段と、遅延手段の出力から主
走査方向の複数の画素を用いてこれが特定のどのパター
ンに一致するかを検出するパターン検出手段と、パター
ン検出手段の検出結果に従ってパターンに応じたデータ
を生成するデータ生成手段により構成され、前記パター
ン検出手段は、注目画素の左右の画素が白または黒の組
合せで、かつ注目画素が中間調または黒の時に、濃度補
正対象である画像のエッジ部分または1ドットラインと
して検出することで、検出すべきパターン数を減らして
ハードの構成を簡略化し、また不必要な補正を行うこと
による異常画像が発生することを防ぐ。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は画像形成装置の一例であるデ
ジタル複写機の外観図である。デジタル複写機1は、上
部に原稿を載置し読み取るための原稿台2及び原稿を押
さえるための圧板3を備えている。また、上部の前面に
読み取りのためのモード・複写倍率の設定、オペレータ
に対する表示などを行う操作部4を備えている。また下
側に給紙部5を、左側に排紙部6を備えている。デジタ
ル複写機1の内部は、露光光学系、給紙搬送系、現像
系、定着系、排紙系等のデジタル複写機1の公知の機
構、制御装置が配置されており、複写機としての動作を
実現している。
【0019】つまり原稿を原稿台2の上に載置し、圧板
3により原稿を密着させたのち、操作部4からの指示に
従い、図示しない照明系、結像光学系による原稿の読み
取りを行う。そして読み取った画像データに対して様々
な補正を行った後、その画像データに基づき書き込み系
においてレーザーダイオード(以下LD)によりビーム
を照射し、図示しない感光体へ静電潜像を形成する。そ
の後はいわゆる電子写真のプロセスを経て、操作部4に
より指示されて給紙部5から給紙した用紙にコピー画像
を形成する。
【0020】図2は図1に示すデジタル複写機における
画像データ処理部分に関するブロック図である。読み取
り処理部10では、図示しないCCDラインセンサによ
り600dpiで読み取った画像データに対してシェー
ディング補正などの様々な補正を行い、画像データDa
として1画素毎に8ビット(256階調)で画像処理部
20に出力する。画像処理部20では、MTF補正、変
倍処理などを行って画質補正をした後、2ビット(4階
調)の多値データDbに変換して書き込み処理部30に
出力する。
【0021】書き込み処理部30において、多値データ
Dbは、コード変換部(コードデータ生成手段)40で
画像のエッジ部や1ドットラインなどの特定のパターン
と一致するかどうかが検出され、特定のパターンと一致
する場合は一致するパターンに応じたコードに変換さ
れ、PWM(パルス幅変調手段)50へ出力する。また
PWM50では書き込み位置を切り換えるPWMデータ
Ddの生成も行う。
【0022】書き込み処理部30のLDパワー変調部
(発光パワー変調手段)60は、制御部70よりLD光
量データDeを設定され、これが前記のPWM50に同
期したタイミングでLD制御板(発光データ生成手段)
80に出力される。LD制御板80では、PWMデータ
Ddと光量データDeに基づいてLD90の発光時間及
び発光パワーの両方を変調することにより、画像データ
中のエッジ部分や細線の部分についての書き込み濃度や
書き込み開始位置を変更し、256階調、600dpi
で図示しない感光体への書き込みを行う。
【0023】図3は画像の制御信号についての説明図で
ある。画像の制御信号には、画像の主走査方向の同期信
号であるXLSYNC、主走査方向の画像有効期間を示
すXLGATE、副走査方向の画像有効期間を示すXF
GATE、画像データの同期を取るためのCLKがあ
る。画像データDbは、XLSYNCによりライン毎の
同期が取られ、XFGATE、XLGATEが“L”レ
ベルの間画素クロックCLKに同期して画像処理部20
より出力される。
【0024】図4は図2に示すコード変換部のブロック
図である。コード変換部40は、データ遅延部140、
パターン検出部150、コード生成部160により構成
される。そしてデータ遅延部140により画像データD
bを走査方向に遅延して、主走査方向3画素のデータ配
列Dg1〜3を作り、パターン検出部150で画像デー
タDg1〜3が画像のエッジ部や1ドットラインなどの
特定のパターンと一致するかどうか検出し、検出結果で
あるDh1〜8を出力する。検出結果Dh1〜8は各々
どのパターンに一致したかを示す。そしてコード生成部
160によりその検出結果に応じて3ビットのコードデ
ータDcを生成する。
【0025】図5は図4に示すデータ遅延部のブロック
図、図6はその動作を説明するタイミングチャート、図
7は濃度データと印字ドットの関係を示す説明図であ
る。データ遅延部140では、画像処理部20で処理さ
れたデータをクロックに同期して遅延することにより、
主走査方向3画素のデータ配列を生成する。画像処理部
20で様々な処理を行った後、2ビット(4値)の信号
に変換された画像データDbはFF(フリップフロッ
プ)141に入力される。FF141の出力Dg1は画
像データDbを1クロック分遅延したデータとなり、こ
のデータはさらにFF142に入力されてクロックに同
期して遅延される。
【0026】以下同様にしてFF142、143の出力
の画像データDg2、Dg3が得られ、これらの画像デ
ータをパターン検出部150に出力し、パターン検出部
150で、図6の矢印↑の部分から画像のエッジ部や1
ドットラインの検出に使用する。このときDg2が注目
画素となりDg1,3が周辺画素となる。
【0027】画像処理部20で処理された画像データD
bは、2ビットのデータであるので濃度としては4段階
を取ることができ、実際の画像との関係は図7に示す通
りである。つまり2ビットの組合せが(0、0)の時は
白、(0、1)の時は中間調1、(1、0)の時は中間
調1よりも濃度の高い中間調2、そして(1、1)の時
に黒である。
【0028】従ってDg1〜3の組合せとしては、各ド
ット4つの状態を取りうるために、4×4×4で64通
りの状態をもち、この状態全てを認識して後述のLD制
御板80でデータ変換して補正をかける場合には、64
×8ビットの変換テーブルが必要となり、ハードウエア
の規模が大きくなってしまう。そこで本発明では周辺画
素のDg1、3が白または黒の場合で、かつ注目画素が
中間調または黒の場合のみをパターンとして検出する。
【0029】図8は周辺画素と注目画素のパターンを示
す図である。ここで各パターンの意味について説明す
る。{Dg1、Dg2、Dg3}=(0、0、1、1、
0、0)、(0、0、1、0、0、0)のパターンは1
ドットラインを示していて、両者の違いは線の太さのみ
である。また(1、1、1、1、0、0)、(0、0、
1、1、1、1)、(1、1、1、0、0、0)、
(0、0、1、0、1、1)のパターンは2画素以上分
割された線の端部などに該当し、それぞれ画像の先端か
後端かまたは端部に位置する線の太さによりパターンが
異なっている。また残りの4つについては上記の6つパ
ターンに該当しなかった場合で各々注目画素の濃度によ
り異なっている。そして各パターンの右にある信号Dh
1〜8がそのパターンに一致した際に1となる信号であ
る。
【0030】更に検出パターンについて説明すると、周
辺画素が白か黒、かつ注目画素が中間調か黒の場合で、
かつ補正の必要な場合のみ補正をかけるようにしてい
る。つまり注目画素が元々白であれば、それ以上データ
を減らすことはできないので、注目画素については中間
調か、黒の場合を対象としている。このように特定のパ
ターンのみ検出することにより、変換テーブルとしては
8通りの状態に対してのみ必要なので、何もしなかった
場合と比べて1/8の量になっている。
【0031】図9、図10、図11は図4に示すパター
ン検出部の回路図である。パターン検出部150では、
データ遅延部140で主走査方向に遅延して得られた3
画素のデータ配列が図8に示したパターンに一致するか
どうかを検出する。パターン検出部150では、データ
遅延部140の出力Dg1〜3を、反転(INV)、論
理積(AND)、論理和(OR)などのゲートを組み合
わせることによりパターンマッチングする。
【0032】図9は{Dg1、Dg2、Dg3}=
(0、0、1、1、0、0)の場合のパターンに対する
回路であるが、Dg1の各ビットDg1(1)、(0)
及びDg3の各ビットDg3(1)、(0)をそれぞれ
INV151a〜151dで反転することにより、
(0、0、1、1、0、0)に一致する場合は、INV
151a〜151dの出力は全て1となる。するとIN
V151a〜151dの出力及びDg2の各ビットDg
2(1)、(0)を入力とするANDゲート152の出
力Dh1は1となる。このように特定のパターンにマッ
チングした場合は対応する信号Dh1〜4が1となる。
【0033】このときDh3やDh4など2つのパター
ンに対応する信号が、図10に示すように、各々のパタ
ーンに一致するかどうかを検知するパターン検出回路1
53a、153bの出力信号Dh31、Dh32をOR
ゲート154の入力とすることによりどちらかのパター
ンに一致した時、Dh3は1となる。このように特定の
パターンのみ検出することにより変換テーブルとしては
8通りの状態に対してのみ必要なので、何もしなかった
場合と比べて1/8の量になっている。
【0034】各パターンに一致しない場合には、Dh1
〜Dh4が全て0になっているので図11に示すよう
に、Dh1〜Dh4を入力とするORゲート157の出
力が0となる。そして例えば(X、X、0、0、X、
X)のパターンを検知する場合には、Dg2の各ビット
Dg2(1)、(0)とORゲート157の出力を更に
ORゲート158に入力することにより、パターンに一
致する場合には0の出力が得られるので、これを更にI
NV159で反転することにより、パターンに一致した
ときにDh5は1となる。
【0035】図12は図4に示すコード生成部のブロッ
ク図である。コード生成部160では、パターン検出部
150で検出したパターンに応じた信号Dh1〜Dh8
を元にコードデータを生成する。コード生成部160
は、3ステートバッファ161a〜161hからなって
おり、パターン検出部150で検出した各パターンの検
出信号を、各3ステートバッファ161a〜161hの
出力イネーブル信号として使用することにより、一致し
たパターンのコードデータを生成する。
【0036】つまり3ステートバッファ161a〜16
1hの入力は各パターンに対応した3ビットのコードデ
ータに固定されている。そしてパターン検出部150で
検出した各パターンの検出信号を、各3ステートバッフ
ァ161a〜161hの出力イネーブル信号として入力
しているので、一致したパターンに対応した3ステート
バッファ161a〜161hの出力が有効となり、対応
したデータがコードデータとして出力される。LD制御
板80では、PWM50から出力されたデータ3ビット
によってのパルス幅を決める。よって1ビット単位で1
ドットの大きさを制御可能となる。
【0037】図13は図2のLDパワー変調部に設定さ
れる光量データを示す説明図である。LDパワー変調部
60は制御部70からLDの4ビットの光量データDe
を設定される。データ4ビットにより16通りの光量が
設定可能である。設定された光量データはPWMデータ
Ddに同期したタイミングで光量データDeとしてLD
制御板80に出力される。PWMデータと光量データの
設定によりLD制御板80でLDの発光時間と発光光量
を制御して図示しない感光体へ静電潜像を形成する。
【0038】図14、図15は本発明の効果の説明図で
ある。図14は1ドットの縦線、横線の場合を示す。1
ドットラインの場合には、(a)に示すような入力画像
を画像処理部20で処理した結果を(b)とし、データ
が黒(1、1)のとき、発光データを8ビットの最大値
255に設定したとすると、通常は黒ベタ部分がしっか
り埋まるようにビーム径は1画素より大きくなる。従っ
て元々原稿上の線よりコピーの線は太くなりがちとなる
が、更に発光データが同じでも電子写真の特性として縦
線と横線では実際にコピーとして出力した場合には縦線
のほうが太くなりがちとなるので(c)ような出力画像
となる。
【0039】パターン検出部150により、1ドットラ
インのパターン(0、0、1、1、0、0)または
(0、0、1、0、0、0)に該当する画素を検出し、
LDパワー変調部60で、その画素に対する発光データ
を200〜220程度に下げてパルス幅変調により発光
させることにより、ビーム径を通常よりも縦長とするこ
とができるため、縦線を細くすることが可能となり、そ
の結果コピーとして出力した画像が(d)に示すよう
に、実際の原稿と同程度になり再現性が向上し、しかも
縦線以外の部分には影響を与えない。
【0040】画像の先端・後端の場合には1ドットライ
ンと同様な問題点の他に図15(a)〜(c)に示すよ
うに、本来1つの線としてくっつけて再現されるべき2
つのデータが位相情報を持たないデータに変換されて書
き込まれると、発光タイミングとして右あるいは左(あ
るいは中央)に固定されてしまうので、左固定の場合に
は画像の先端で、右固定の場合には画像の後端で線が分
割されてしまう。この分割された部分は中間調部分の濃
度が低く間隔が広ければ分割された形で出力されるし、
中間調の濃度が高く間隔が狭ければ埋まって太い線とな
ってしまい、いずれにせよ再現性を損なう原因となるこ
とがあった。
【0041】しかしパターン検出部150で画像の先端
・後端を示すパターン(1、1、1、1、0、0)、
(0、0、1、1、1、1)、(1、1、1、0、0、
0)、(0、0、1、0、1、1)に該当するような画
素を検出し、LD制御板80で濃度補正を行って通常よ
りも濃度を下げることにより、原稿よりもコピーの線が
太くなりがちになることや縦線・横線の太さの違いを補
正し、更にPWM50で生成したPWMデータに応じて
書き込み位置を制御することにより、(d)に示すコピ
ー出力画像が得られ、いっそう再現性を向上することが
できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スキャナ
または外部から入力された発光タイミングを制御する濃
度情報のみを示す多値データの注目画素とその周辺の複
数画素のパターンが、画像のエッジ部分または1ドット
ラインを示す複数の特定のパターンのいずれかのパター
ンに一致したことを検出したときに、発光データを通常
の場合とは異ならせることにより、複数画素にまたがる
ラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎ
ることを防ぎ、また縦線、横線の太さが異なることを防
ぐことができるので、再現性の良い画像を得ることが可
能となる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、特定のパタ
ーンに一致したコードに対しては通常よりも発光光量が
小さくなるように補正することにより、複数画素にまた
がるラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなり
すぎることを防ぎ、また縦線、横線の太さが異なること
を防ぐことができるので、再現性の良い画像を得ること
が可能となる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、前記コード
データ生成手段は、更に前記複数ビットの画像データの
注目画素とその周辺の複数画素のパターンのいずれか
が、画像のエッジ部分または1ドットラインを示す複数
の特定のパターンに一致したことを検出したときに、一
致した特定のパターンに応じて前記パルス幅変調手段に
おける発光タイミングを制御するPWMデータを生成す
ることで、線のエッジ部、1ドットラインに位置する画
素について、レーザーダイオードの発光時間及び発光パ
ワーあるいはその両方を変調し、複数画素にまたがるラ
インのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎる
ことを防ぎ、また縦線、横線の太さが異なることを防ぐ
ことができるので、再現性の良い画像を得ることが可能
となる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、前記コード
データ生成手段は、入力された複数ビットの画像データ
を主走査方向に遅延する遅延手段と、遅延手段の出力か
ら主走査方向の複数の画素を用いてこれが特定のどのパ
ターンに一致するかを検出するパターン検出手段と、パ
ターン検出手段の検出結果に従ってパターンに応じたデ
ータを生成するデータ生成手段により構成され、前記パ
ターン検出手段は、注目画素の左右の画素が白または黒
の組合せで、かつ注目画素が中間調または黒の時に、濃
度補正対象である画像のエッジ部分または1ドットライ
ンとして検出することで、検出すべきパターン数を減ら
してハードの構成を簡略化し、また不必要な補正を行う
ことによる異常画像が発生することを防ぐことができる
ので、再現性の良い画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例であるデジタル複写機の外
観図である。
【図2】図1に示すデジタル複写機における画像データ
処理部分に関するブロック図である。
【図3】画像の制御信号についての説明図である。
【図4】図2に示すコード変換部のブロック図である。
【図5】図4に示すデータ遅延部のブロック図である。
【図6】その動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図7】濃度データと印字ドットの関係を示す説明図で
ある。
【図8】周辺画素と注目画素のパターンを示す図であ
る。
【図9】パターン検出部の回路図である。
【図10】パターン検出部の回路図である。
【図11】パターン検出部の回路図である。
【図12】図4に示すコード生成部のブロック図であ
る。
【図13】図2のLDパワー変調部に設定される光量デ
ータを示す説明図である。
【図14】本発明の効果の説明図である。
【図15】本発明の効果の説明図である。
【符号の説明】
10 読み取り処理部 20 画像処理部 30 書き込み処理部 40 コード変換部(コードデータ生成手段) 50 PWM(パルス幅変調手段) 60 LDパワー変調部(発光パワー変調手段) 70 制御部 80 LD制御板(発光データ生成手段) 90 LD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA09 AC08 BA02 BB10 BD14 2C262 AA05 AA24 AA26 AA27 AB13 AC04 AC07 BB01 BB27 BB29 BB44 BB49 DA01 DA03 DA09 EA04 GA08 2C362 CA11 CB24 5C051 AA02 CA07 DA01 DB02 DB07 DB30 DC03 DE05 DE30 FA01 5C074 AA20 BB03 DD05 DD07 DD14 EE12 FF13 GG01 HH02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナまたは外部から入力された濃度
    情報のみを示す複数ビットの画像データの注目画素とそ
    の周辺の複数画素のパターンが、画像のエッジ部分また
    は1ドットラインを示す複数の特定のパターンのいずれ
    かのパターンに一致するか検出して、一致した場合、そ
    れに応じたデータをコードデータとして生成するコード
    データ生成手段と、 レーザーダイオードの発光タイミングを制御するPWM
    データを生成するパルス幅変調手段と、 発光パワーを変調する光量データが設定される発光パワ
    ー変調手段と、 コードデータから発光データを生成すると共にPWMデ
    ータ、光量データに基づき、レーザーダイオードの発光
    時間及び発光パワーあるいはその両方を変調する発光デ
    ータ生成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記発光データ生成手段は、前記コード
    データ生成手段の生成するコードデータが特定のパター
    ンに一致した場合、通常よりも発光光量が小さくなるよ
    うに補正する発光データを生成することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記コードデータ生成手段は、更に前記
    複数ビットの画像データの注目画素とその周辺の複数画
    素のパターンのいずれかが、画像のエッジ部分または1
    ドットラインを示す複数の特定のパターンに一致したこ
    とを検出したときに、一致した特定のパターンに応じて
    前記パルス幅変調手段における発光タイミングを制御す
    るPWMデータを生成することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記コードデータ生成手段は、入力され
    た複数ビットの画像データを主走査方向に遅延する遅延
    手段と、遅延手段の出力から主走査方向の複数の画素を
    用いてこれが特定のどのパターンに一致するかを検出す
    るパターン検出手段と、パターン検出手段の検出結果に
    従ってパターンに応じたデータを生成するデータ生成手
    段により構成され、前記パターン検出手段は、注目画素
    の左右の画素が白または黒の組合せで、かつ注目画素が
    中間調または黒の時に、濃度補正対象である画像のエッ
    ジ部分または1ドットラインとして検出することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2001135010A 2001-05-02 2001-05-02 画像形成装置 Pending JP2002326390A (ja)

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