JP4574070B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、濃淡情報を持つNビットの多値画像情報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出力する画像処理装置及びその制御方法、より詳しくは、例えば平均濃度保存処理・誤差拡散処理・誤差最小処理などの画像変換処理を行う画像処理装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のディジタル複写機においては、画像をディジタル情報として扱うことにより、より高度な機能を実現している。複写機以外の機能として、例えばネットワークに接続することでプリンタ機能や、公衆回線に接続することでFAX機能なども兼ね備えることが可能となってきた。その一例に、キヤノン株式会社製のディジタル複写機GP55FやGP215などがある。
【0003】
図1は、ネットワークを介してホストコンピュータ(以下「PC」と省略)に接続されたディジタル複写機の構成例を示す図である。同図において、101はPCであり、103はディジタル複写機である。PC101とディジタル複写機102はネットワークケーブル102で接続されている。また、ディジタル複写機103において、104は画像処理部であり、その中には画像メモリ(ページメモリ)105が搭載されている。
【0004】
ユーザが図1に示すPC101上で、所謂、DTP(Desk Top Publishing)のアプリケーションソフトウェアを起動し、各種文章や図形の作成或いは編集を行う。ここで、作成或いは編集された文章や図形はページ記述言語(PDL言語:Page Discription Language、例えばAdobe社のPost Script)に変換され、展開後、画像データとして送信される。このとき、RGBの輝度データとして送信され、受信した複写機103の方で輝度濃度変換や画像変換処理などを行う場合もあるが、通常、PC101のドライバにより、ソフト処理で輝度濃度変換処理や画像変換処理などが行われた後、送信される。
【0005】
無論、PC101がPDL言語を送信する場合は、PDL言語をビットマップデータに展開する必要があるため、不図示の外部のコントローラと呼ばれるものをPC101と複写機103との間に接続し、上述した処理をコントローラ内で行うことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、次のような問題点がある。
【0007】
通常、画像変換処理をPC101のドライバ内部で行う場合、平均濃度保存法や誤差拡散法などの処理は負荷が重いため、画像全体を処理するのに膨大な時間がかかり、所望の出力が得られるまで、ユーザを待たせてしまう、という問題点があった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、処理すべき画像の特徴に応じて負荷の重い画像変換処理の一部を省略することにより、高速に画像処理を行える画像処理装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、濃淡情報を持つNビットの多値画像情報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出力する画像処理装置において、前記多値画像情報の注目画素を前記Mビットの画像情報に変換するためのスライス値を用いて画像変換処理する画像変換手段と、前記注目画素のラインに隣接する複数ラインの前記変換手段による変換結果を参照して、前記画像変換処理における前記スライス値を求めるための平均濃度を算出する平均濃度算出手段と、前記平均濃度算出手段の平均濃度の算出において参照された複数ライン+1ライン以上、前記多値画像情報が空白に対応する所定値である場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対して前記画像変換処理を行わないことを示す情報を生成する生成手段と、前記生成手段が前記情報を生成した場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対する前記画像変換処理の実行を禁止するように制御する制御手段とを有する画像処理装置であって、前記画像変換処理は、画像変換する際に発生する量子化誤差を求める手段と、前記注目画素に対して誤差補正を行う手段と、を更に有することを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するために、本発明は、濃淡情報を持つNビットの多値画像情報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出力する画像処理装置の制御方法であって、前記多値画像情報の注目画素を前記Mビットの画像情報に変換するためのスライス値を用いて画像変換処理する画像変換工程と、前記注目画素のラインに隣接する複数ラインの前記変換手段による変換結果を参照して、前記画像変換処理における前記スライス値を求めるための平均濃度を算出する平均濃度算出工程と、前記平均濃度算出工程の平均濃度の算出において参照された複数ライン+1ライン以上、前記多値画像情報が空白に対応する所定値である場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対して前記画像変換処理を行わないことを示す情報を生成する生成工程と、前記生成工程で前記情報を生成した場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対する前記画像変換処理の実行を禁止するように制御する制御工程とを有する画像処理装置の制御方法であって、前記画像変換処理は、画像変換する際に発生する量子化誤差を求める工程と、前記注目画素に対して誤差補正を行う工程と、を更に有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
[装置概要]
図2は、本実施形態によるカラー複写機の構造を示す断面図である。以下では、好ましい実施形態として、レーザビームを用いて4つの感光ドラムにそれぞれC,M,Y,Kの画像を形成するタイプのフルカラー複写機に本発明を適用する例を説明するが、本発明は1つの感光ドラムを用いてCMYKの画像を順に画像形成するタイプのフルカラー複写機をはじめ、CMYの三色でカラー画像を形成するタイプの複写機、二色複写機、白黒複写機、インクジェット方式やサーマルヘッド方式のカラー及び白黒複写機などにも適用することができるのは言うまでもない。
【0013】
同図に示すカラー複写機は、オプション機器として、複数枚の原稿202から自動的に一枚ずつ抜き出した原稿を、複写機本体の原稿台201に供給するADF200と、複写機本体から排出された記録紙を丁合し、ステープルするソータ/ステープラ241とを備えている。尚、ADF200は各原稿の表面および裏面を原稿台201に順次セットすることができる。また、ADF200やソータ/ステープラ241の具体的構成は公知であり、その詳細な説明は省略する。
【0014】
ADF200に載置された複数枚の原稿202から原稿台201に供給された原稿は照明ランプ203からの光に照される。原稿からの反射光はミラー204,205,206に導かれ、光学系207を経てCCD208に到達し、CCD208上に像が結ばれる。ここで、ミラーユニット210は、ミラー204及び照明ランプ203を含み、CCD208の素子の並びと直交する方向(即ち、副走査方向)に、モータ209により速度Vで機械的に移動される。また、ミラーユニット211は、ミラー205,206を含み、副走査方向に、モータ209により速度V/2で移動され、原稿の全面が走査される。
【0015】
次に、画像処理回路212は、詳細は後述するが、読み取った画像情報を電気的に処理し、画像メモリに一旦保持した後、プリント信号として出力する。更に読み取った画像情報以外に、複写機本体に接続されているネットワークケーブル102を介して外部のPCから画像データを受信できるように構成されている。
受信したデータは、読み取った画像情報と同様に、画像メモリに一旦保持された後、プリント信号として出力される。
【0016】
一方、画像処理回路212から出力されたプリント信号は、図示しないレーザドライバに送られ、図示しない4つの半導体レーザ素子を駆動する。4つの半導体レーザ素子より出力された4つのレーザ光は、それぞれポリゴンミラー213によって反射され、その内の一つのレーザ光はミラー214,215,216を経て感光ドラム217上を走査する。同様に、二つ目のレーザ光はミラー218,219,220を経て感光ドラム221上を走査し、三つ目のレーザ光はミラー222,223,224を経て感光ドラム225を走査し、四つ目のレーザ光はミラー226,227,228を経て感光ドラム229上を走査する。
【0017】
ここで、感光ドラム217上に形成された静電潜像は、現像器230から供給されるイエロー(Y)のトナーにより現像されてトナー像になる。同様に、感光ドラム221上に形成された静電潜像は、現像器231から供給されるマゼンタ(M)のトナーにより現像され、感光ドラム225上に形成された静電潜像は、現像器232から供給されるシアン(C)のトナーにより現像され、感光ドラム229上に形成された静電潜像は、現像器233から供給されるブラック(K)のトナーにより現像されてトナー像になる。
【0018】
一方、記録紙カセット234,235、及び手差しトレイ236の何れかから画像形成部へ供給される記録紙はレジストローラ237を経て転写ベルト238に吸着され、速度Vで搬送される。記録紙の供給及び搬送タイミングに同期して感光ドラム217,221,225,229上には各色のトナー像が形成され、搬送される記録紙にトナー像が転写される。各色のトナー像が転写された記録紙は転写ベルト238から分離され、搬送ベルト239により定着器240へ搬送される。そして、定着器240によりトナー像が記録紙に定着された後、記録紙は、片面コピーの場合にはソータ/ステープラ241に排出され、両面コピーの場合には両面パス242に送られる。
【0019】
尚、両面コピーの場合、両面パス242に送られた記録紙は、反転パス243により反転され、搬送路244を経て両面トレイ245へ保持される。この両面トレイ245に保持された記録紙は、再び画像形成部へ供給され、上述と同様の手順によって記録紙の裏面に画像が形成された後、ソータ/ステープラ241へ排出される。
【0020】
[画像信号の流れ]
次に、上述したPC101及びカラー複写機103で行われる画像処理の流れについて説明する。まず、PC101側で行われる画像処理の流れについて説明する。
【0021】
図3は、PC側及び複写機側で行われる画像処理を示すブロック図である。図3に示す(a)はPC101側の画像処理を示すブロック図である。PC101上では、前述したようなDTPのアプリケーションソフトを用いた作成/編集が行われた後、そのPDL言語が展開され、RGB画像信号が生成される。そして、その画像信号が1画素毎に輝度濃度変換回路312に出力される。このとき、オリジナルの画像データはハードディスクドライブ(以下、「HDD」と省略)もしくはメモリに保持されており、注目画素のライン情報もS信号として同時に出力されるものとする。
【0022】
尚、このS信号は注目画素を含むライン上のデータが「すべて0」か「0以外が存在する」かを示すデータである。例えば、図4に示す401のように、処理する画素が配列されている場合、402が注目画素だとすると、そのライン上の斜線部分403をライン情報としてS信号で示すものである。ここで、斜線部分403のライン上に1画素でも「0以外のデータが存在する」場合、画像入力部311のS信号が“1”となり、それ以外、即ち、「すべて0」の場合、S信号が“0”となることを特徴としている。このような判別は、加算器を用いて実現してもよいが、本実施形態では、不図示のCPUによって処理している。
【0023】
次に、輝度濃度変換回路312は、RAMもしくはROMで構成されるルックアップテーブルであり、次式により画像入力部311から出力されたRGB輝度信号をCMY濃度信号(シアン(C),マゼンタ(M),イエロ(Y))に変換する。
【0024】
C1=−V・log(R/255)
M1=−V・log(G/255)
Y1=−V・log(B/255)
但し、対数の底は10であり、Vは定数である。
【0025】
図3に戻り、出力マスキング/UCR回路313は、輝度濃度変換回路312から出力されたC1,M1,Y1信号を、次式により画像形成装置のトナー色であるY,M,C,K信号に変換する。但し、係数aij(i=1,2,3,4、j=1,2,3,4)は、トナーの色味諸特性を考慮した装置固有の定数である。
【0026】
【数1】
Figure 0004574070
【0027】
そして、画像変換処理回路314は、後述する平均濃度保存法により入力多値データを2値化して出力するものである。ここでは、基本的に各色C,M,Y,K(シアン(C),マゼンタ(M),イエロ(Y),ブラック(K))を独立に処理するよう構成されており、各処理結果をoC,oM,oY,oKとして独立に出力する。また、詳細は後述するが、S信号から演算省略信号oAを求め、上述の画像信号と同様に画像変換処理回路314から出力する。
【0028】
このように、PC101側で画像処理された画像信号oC,oM,oY,oK及びoA信号は、ネットワーク102を介して不図示のプリンタやデジタル複写機103へと送信される。このとき、送信画像信号を圧縮して送信する構成にすることも可能である。その場合、受信側で伸張できる圧縮形式で圧縮する必要があることは言うまでもない。
【0029】
次に、図3に示す(b)を参照してカラー複写機103側で行われる画像処理の流れについて説明する。
【0030】
まず、画像処理回路212のインターフェース回路321がPC101側よりネットワーク102を介して送られてくる信号を受け、ラスター化された画像をC,M,Y,Kの色毎に画像メモリ322に書き込むべく、そのC,M,Y,KのデータcC,cM,cY,cKを画像メモリ322に書き込むアドレスcAを発生する。尚、画像メモリ322は、メモリ周辺に設けられている不図示の制御回路を含み、この制御回路はインターフェース回路321より送られてくる画像信号を画像メモリ322の所要の領域に蓄えるように制御し、その後cCo,cMo,cYo,cKoとして、画像信号をパルス幅変調(PWM)回路323へ出力するように構成されている。
【0031】
[PWM回路]
次に、図3に示すパルス幅変調(PWM)回路323について説明する。
【0032】
図5は、本実施形態におけるPWM回路の構成を示す図である。ここで、上述した画像信号cCo,cMo,cYo,cKoは、PWM回路323に入力され、アナログ信号へと変換される。図5において、501はイエロー(Y)用のPWM回路であり、イエロー(Y)のディジタル画像信号が入力され、その画像信号に応じてイエロー(Y)用の半導体レーザ素子を駆動するアナログ信号を発生し、レーザドライバへ送る。また同様に、502はマゼンタ(M)用のPWM回路、503はシアン(C)用のPWM回路、504はブラック(K)用のPWM回路であり、それぞれの色成分のディジタル画像信号が入力され、半導体レーザ素子を駆動するアナログ信号を発生し、レーザドライバへ送る。
【0033】
図6は、各色成分のPWM回路の構成例を示すブロック図である。尚、PWM回路は、色成分に関係なく同一の回路構成である。
【0034】
同図において、601はD/Aコンバータであり、入力されたディジタル画像信号をアナログ画像信号に変換する。602は三角波発生器であり、一画素周期の三角波を発生する。603はコンパレータであり、D/Aコンバータ601から出力されたアナログ画像信号と、三角波発生器602で選択された三角波とを比較する。そして、パルス幅変調(PWM)されたパルス信号が出力される。このパルス信号は不図示のレーザドライバへ送られる。このとき、本実施形態では、2値信号を出力するため、基本的にはPWMの中間調は使用しないことになる。
しかし、2値出力時にドット系を調整するためにフルドットサイズで出力せずに中間調で出力することも可能である。
【0035】
このように、ドット系を調整することで、より高精細な出力が可能になる反面、べた黒濃度が薄くなる傾向があることは言うまでもない。この調整は出力エンジン(プリンタ)の実力によって行われるべきものである。
【0036】
尚、三角波の周期は1画素に限定されるものではなく、例えば、画像形成部の解像度との関係で2画素周期や3画素周期などに設定することも可能であることは言うまでもない。
【0037】
図7は、PWM回路におけるタイミングチャートを示す図である。図7に示すように、コンパレータ603で、D/Aコンバータ601の出力701と三角波発生回路602からの一画素単位の三角波702とが比較され、比較結果としてコンパレータ603からパルス信号703が出力される。
【0038】
以上、説明した処理を行った後、記録紙に後述する画像変換処理で画像を変換し、ソータ/ステープラ241から排出することで、所望の出力が得られることになる。
【0039】
[第1の実施形態]
ここで、図3に示したPC101側の画像変換処理回路314で行われる第1の実施形態における画像変換処理について説明する。
【0040】
図8は、第1の実施形態における画像変換処理回路の構成を示すブロック図である。まず、本発明のポイントを説明する前に、第1の実施形態の画像変換処理方法について説明する。この画像変換処理方法の特徴は、プリンタ特性の影響で画質が安定しない任意な濃度領域で、画質を安定させた画像形成を行えることである。
【0041】
尚、C,M,Y,Kの各画像信号は、前述したように独立に処理されるため、本実施形態では、1色分の構成のみについて説明する。
【0042】
図8において、802は誤差補正手段として機能する誤差補正部であり、入力画像信号D(C,M,Y,K)に後述する乱数が加算された信号DRと、後述する2値化処理部で発生した誤差データEとを入力し、誤差補正を行った画像信号DEを算出して2値化処理部へと出力する。
【0043】
801は2値化手段として機能する2値化処理部であり、誤差補正された画像信号DEと、後述する2値化スライス値Sと、後述する平均濃度算出値mとを入力し、画像信号DEと2値化スライス値Sとを比較することにより、2値化出力Nを求める。そして、画像信号DEと平均濃度算出値mとを減算処理することにより、2値化誤差データEの算出を行う。
【0044】
803は2値化結果遅延手段として機能する2値化結果遅延部であり、2値化出力Nを入力し、所定のライン数の遅延を行い、複数ライン2値化結果Nmn及びB*ijとして後述する平均濃度算出部としきい値算出部にデータを送る。
【0045】
804は平均濃度算出手段として機能する平均濃度算出部であり、複数ライン2値化結果Nmnを入力し、予め設定されている係数と、遅延された2値化結果とで積和演算を行い、2値化処理部801と後述する加算部へ平均濃度算出値mを出力する。
【0046】
809はしきい値算出手段として機能するしきい値算出部であり、注目画素直前の結果を除く2値化結果遅延部803の出力B*ijと、後述するヒステリシス制御量算出部からの出力Tと、入力画像信号Dとを入力し、2値化しきい値S'を注目画素直前の(2値化)結果を参照しないで算出し、後述する加算部へ出力する。
【0047】
810は加算手段として機能する加算部であり、しきい値算出部809で求められた2値化しきい値S'と、平均濃度算出部804からの平均濃度算出値mとを入力して加算を行い、2値化スライス値Sを出力する。ここで、2値化しきい値S'が「255」のときには、2値化スライス値Sを「255」として出力し、それ以外のときには、S=S'+mの演算を行って出力する。図9は、上述の演算をプログラム言語Cで示したものである。
【0048】
806は乱数発生手段として機能する乱数発生部であり、後述する手法により、−17から+17の間のm系列の乱数を生成し、後述する加算部へ出力する。
807は加算手段として機能する加算部であり、乱数発生部806からの乱数と画像信号Dとを入力し、加算処理を行う。ここで、図示していないが、加算結果DRが0〜255の間に収まるようにリミッタ処理が行われる。
【0049】
808はヒステリシス制御量算出手段として機能するヒステリシス制御量算出部であり、後述する手法により、加算部807の加算結果DRに応じたしきい値制御を行えるように構成されている。
【0050】
次に、図8に示す各処理部の詳細について順に説明する。
【0051】
まず、2値化処理部801は、上述した画像信号DEと、2値化スライス値Sと、平均濃度算出値mとを入力し、これらを比較することにより、2値化出力N及び2値化誤差データEを出力するもので、図10に示すように構成されている。
【0052】
入力された画像信号DEは2系統に分岐され、一方は比較回路1001に入力され、もう一方は減算回路1002に入力される。比較回路1001では、画像信号DEと2値化スライス値Sとの値を比較し、以下のように、2値化出力Nを出力する。
【0053】
DE>S の時は、N=1
DE≦S の時は、N=0
また、減算回路1002では、画像信号DEの値から平均濃度算出値mを差し引き、2値化誤差データEとして出力を行う。
【0054】
E=DE−m
次に、誤差補正部802について説明する。この誤差補正部802は画像信号DRに2値化誤差データEを加算することにより、誤差補正された画像信号DEを算出し、2値化処理部801へと出力を行うもので、図11に示すように構成されている。
【0055】
入力された2値化誤差データEは、除算回路1101により1/2にされる。
その結果は2系統に分岐され、一方は減算回路1102に入力され、もう一方はラインバッファ1103に入力される。
【0056】
減算回路1102では、2値化誤差データEと、除算回路1101のE/2との差EB(=E−E/2)を算出し、加算回路1104にその結果を出力する。
この加算回路1104では、複数ビット(本実施形態では、8ビットとする)の1ライン分のラインバッファ1103によって1ライン分遅延された出力EAと減算回路1102からの出力EBとの和を算出し、加算回路1105に出力する。次に、加算回路1105では、1ライン分遅延されたEAとEBとの和と画像信号DRとの和を算出し、画像信号DEとして出力する。
【0057】
即ち、誤差補正部802では、図12に示すように、注日画素「*」に対して1ライン上の「A」を2値化したときの2値化誤差EAと、1画素前の「B」を2値化したときの2値化誤差EBの値を注目画素のデータに足し込む処理を行うものである。
【0058】
次に、2値化結果遅延部803は、2値化処理部801からの2値化出力Nを入力し、所定のライン数の遅延を行い、複数ライン2値化結果Nmn,B*ijとして、平均濃度算出部804及びしきい値算出部809にデータを送るもので、図13に示すように構成されている。
【0059】
まず、入力された2値化出力Nは1ビット1ライン分のラインバッファ1301からラインバッファ1302へと送られていき、データがライン毎に遅延されていく。また同時に、1画素分の遅延を行う遅延回路1303〜1308により次々と1画素分の遅延がなされる。そして、遅延回路1306の出力、遅延回路1307の出力をそれぞれN14,N15として出力する。
【0060】
ラインバッファ1301によって1ライン分遅延がなされた2値化出力Nは、遅延回路1309〜1314によって遅延され、遅延回路1309〜遅延回路1313の出力がN21からN25として出力される。また、ラインバッファ1302によって更に1ライン分遅延がなされた2値化出力Nは、遅延回路1315〜1320によって遅延され、遅延回路1315〜1319の出力がN31からN35として出力される。
【0061】
また同時に、遅延回路1306〜1308の各出力をそれぞれB10,B20,B30として出力する。また、ラインバッファ1301によって1ライン分遅延がなされた2値化出力Nは遅延された後、B32からB02、Bi12からBi32としてそれぞれ出力される。更に、ラインバッファ1302によって更に1ライン分遅延がなされた2値化出力Nは遅延された後、B31からB01、Bi11からBi31としてそれぞれ出力される。
【0062】
即ち、平均濃度算出部804には、2次元の画像を2値化したデータが、複数ライン、複数画素の遅延処理が施された後、複数ライン2値化結果Nmnとして、図14に示すような状態で平均濃度算出部804に入力される。
【0063】
次に、平均濃度算出部804では、複数ライン2値化結果Nmnを入力し、予め設定されている係数と遅延された2値化結果とから積和演算を行い、2値化処理部801と加算部806とで使用される平均濃度算出値mの出力を行うもので、図15に示すように構成されている。
【0064】
図15に示す乗算回路1501では、2値化出力N15と係数M15とを入力し、両者の乗算結果を出力する。また乗算回路1502では、2値化出力N14と係数M14とを入力し、両者の乗算結果を出力する。以下同様に、上述の演算を乗算回路1503から乗算回路1512の各々の回路によって行い、それらの乗算結果を加算回路1513によって全て足し込む。その結果を平均濃度算出値mとして出力する。図16は、平均濃度算出の処理を行うときの係数の例を示す図である。
【0065】
次に、乱数Rを生成する処理部である、乱数発生部806について説明する。
尚、本実施形態では、図17に示すようなm系列のシフトレジスタ符号系列発生器を用いている。また、構成するシフトレジスタの段数をNとすると2N−1を周期とする疑似乱数を簡単なハードウェアで容易に発生できる。この構成では、A3原稿を400dpiで処理をしても周期性が現れないようにするために、25段の1ビットシフトレジスタにより構成している。
【0066】
図17は、乱数生成部806の構成を示す図である。また、図18は乱数発生部806による乱数発生をプログラム言語Cで示した図である。ここでは、説明の関係上、図18を用いて説明する。
【0067】
まず、初期化で、p[ii]:(0≦ii≦25)のレジスタに“0”を書き込み、P[12]のレジスタのみに“1”を設定する。そして、乱数値を出力する前に、画素毎に、
Figure 0004574070
の演算を行った後、以下の演算により、−17〜17の乱数値を生成する。
【0068】
Figure 0004574070
本実施例では、−17〜17の乱数を用いているが、乱数発生部を
乱数=(1-2*p[2])*(p[18]*8+p[19]*4+p[20]*2+p[21])
とし、−15〜15までの乱数値を出力するように変更しても同様な効果が得られる。
【0069】
無輪、乱数の値を0にしてしまうことも可能だが、2値化スライス値を変化させテクスチャ制御を自然に行うためには、ある程度の乱数が付加されたデータを用いるのが良い。
【0070】
次に、加算部807は、上述したように、乱数発生部806で生成した乱数Rと、入力画像信号Dとを加算する処理を行う。
【0071】
DR=D+R
if(DR>255){DR=255;}
if(DR<0){DR=0;}
尚、図示はしていないが、加算結果が“0”,“255”の範囲に入るようにリミッタがかけられている。
【0072】
次に、ヒステリシス制御量算出部808について、図19を参照して説明する。このヒステリシス制御量算出部808は、入力信号DRに応じて、定数ALF(=32)の値を変化させてヒステリシス制御信号Tを出力する。これは、任意の濃度領域でヒステリシス量を調整するためである。即ち、これにより、任意の濃度領域でテクスチャ制御が可能となる。
【0073】
図19は、ヒステリシス制御量の算出処理をプログラム言語Cで示した図である。入力された信号DRが定数LR1(=16)以下の場合、llを“0”に設定するような処理を行い、入力された信号DRが定数LR1より大きく、かつ、定数LR2(=48)以下の場合には、llを次式により求める。
【0074】
Figure 0004574070
この演算により、入力信号DRの値が定数LR1から定数LR2に増加するに従い、llの値は徐々に“0”から定数ALF(=32)に近づくことになる。
【0075】
一方、入力信号DRが定数LR2より大きく、かつ、定数LR3(=233)以下の場合には、llを一定な定数ALFとして出力する。また、入力信号DRが定数LR3より大きく、かつ、定数LR4(=255)以下の場合には、llを次式により求める。
【0076】
Figure 0004574070
これは、入力信号DRの値がLR3から定数LR4に増加するに従い、出力llが徐々に定数ALFから“0”に近づくことを示している。
【0077】
一方、入力信号DRがLR4より大きい場合には、llを“0”に設定するような処理が行われる。
【0078】
以上の処理後、llから定数ALFm(=16)を減算したものが、出力信号Tとして出力される。この減算を行う目的は、ヒステリシス制御量算出部808の信号Tを負の値から正の値まで変化させるためである。これにより、ラチチュードが広い範囲で任意の濃度領域におけるテクスチャ制御が可能となる。
【0079】
次に、しきい値算出部809について説明する。図20は、しきい値算出処理をプログラム言語Cで示した図である。
【0080】
まず、しきい値算出部809は、入力されたヒステリシス制御量算出部808の信号Tの値を、それぞれ定数LT1(=2),LT2(=4),LT3(=8),LT4(=16)で割って、内部で用いる変数A(=T/LT1),B(=T/LT2),C(=T/LT3),D(=T/LT4)を求める。
【0081】
次に、後述する手法により、2値化結果遅延部803からの出力B*ijの2値化結果配置状態(パターン)に応じて、2値化しきい値S’の値を変数A,B,C,Dと定数とを用いて制御する。ここで、平均濃度算出部804からの出力mを用いていないため、平均濃度算出部804の演算結果がでる前にしきい値算出部809の演算を始めることが可能となる。
【0082】
図21は、2値化結果配置状態(パターン)を示す図である。これらは、全て過去の2値化結果を表しており、注目画素の一つ前の画素を参照していないことを特徴としている。
【0083】
次に、実際に2値化結果の配置(パターン)に応じて、2値化しきい値S’を制御する処理について説明する。
【0084】
注目画素の周りの2値化状況が以下の場合には、2値化しきい値S’を強制的にmaxの定数255にして出力する。これは、強制的にドットを打ちにくくするためである。
【0085】
Figure 0004574070
また、注目画素の周りの2値化状況が以下で、かつ、入力値データDが、31(0〜255中の31)未満の場合にも、2値化しきい値S’を強制的にmaxの定数255にして出力する。これも、上記の条件のとき、強制的にドットを打ちにくくするためである。
【0086】
Figure 0004574070
一方、上記の条件で、入力多値データDが31(0〜255中の31)以上の場合には、2値化しきい値S’を0に設定して出力を行う。これは、過去の2値化結果が特定の配列(パターン)になった場合には、テクスチャ制御を行わないようにするためである。無論、ここで定数31は、決まった値ではなく、パラメータであり、48や64などの別な値にも設定可能である。
【0087】
このとき、31の値を大きくすると、積極的にテクスチャ制御がかかりやすくなり、逆に、小さくするとテクスチャ制御がかかりにくくなることは言うまでもない。
【0088】
注目画素の周りの2値化状況が、以下の場合には、2値化しきい値S’を負の変数A(S’=−A)に設定して出力する。
【0089】
Figure 0004574070
これは上記の条件のときに、強制的にドットを打ち易くするためである。このときも、注目画素直前の2値化結果は参照しないで処理を行っている。
【0090】
同様に、各2値化結果のパターンに応じて、注目画素直前の結果を参照せずに内部変数A,B,C,Dと定数とを用いて2値化しきい値S’を制御していく。
その結果、ヒステリシス制御量算出値Tが正の場合、ドットが打たれやすい方に制御され、ヒステリシス制御量算出値Tが負の場合、ドットが打たれにくい方に制御される。言い換えると、ドットが集中するように制御が行われるものである。
【0091】
以上のような処理を各画素に関して順次行っていくことで、ヒステリシス制御量算出値Tの値に応じて任意の濃度領域で、かつ、2値化結果遅延手段の出力値B*ijの値に応じて任意の形のテクスチャに制御が可能となる。
【0092】
このようにして求めた2値化しきい値S’は、平均濃度算出部804の出力mと共に、加算部810に入力されて加算処理が行われる。ここで、2値化しきい値S’が「255」のときには、2値化スライス値Sを「255」として出力し、それ以外のときは、S=S’+mの演算を行って出力している。図9は、上述した演算をプログラム言語Cで示したものである。
【0093】
以上説明したように、本実施形態による画像変換処理方法は、プリンタ特性の影響で画質が安定しない濃度領域で画質を安定させた画像形成が可能になる効果がある。例えば、1画素が安定して出力できずに、がさついた具合に見えるプリンタ出力でも、本画像変換処理方法でそのがさつきを改善できる。
【0094】
しかしながら、PC101側のドライバで上述の処理を行う場合、処理負荷が重く、非常に時間がかかってしまう、という問題があった。
【0095】
そこで、本実施形態では、ライン飛ばし信号生成手段として機能する、図8に示すライン飛ばし信号生成部805を設けることで、高速処理を実現するものである。以下、本実施形態のポイントでもある、上述した画像変換処理の高速化について説明する。
【0096】
通常、PC101側で作成される画像データは、空白の部分が大半をしめている。特に、オフィス系で用いられる写真+文章の構成では、空白の部分が大半を占める。そこで、本実施形態では、空白の部分では、負荷の重い処理を省略し、“0”を処理結果として出力する構成とする。尚、空白の部分か否かの判別は、上述した画像入力部311からのS信号を用いて行っている。
【0097】
ところで、通常、単純2値化やディザなどのスクリーン処理では、入力画像信号が“0”、即ち、空白だと判断された時点で、直ちに出力結果を“0”に置き換えることが可能である。これにより、特別な処理を必要とせずに、高速処理を実現することができる。
【0098】
しかしながら、上述した画像変換処理方法による処理では、それができない。
何故ならば、平均濃度算出部804で説明したように、内部で過去の2値化結果を参照しているからである。よって、入力画像信号が“0”だとしても、直ちに負荷の重い画像変換処理を中止し、その出力を“0”に置き換えることができなかった。
【0099】
もし、単純に入力画像信号が“0”のときに、内部演算を中止し、その出力を“0”にしてしまった場合、過去の2値化結果を参照している部分で、平均濃度が保存されなくなり、テクスチャの乱れや濃度が薄く或いは濃くなってしまう、という問題点が発生する。
【0100】
図22は、ライン飛ばし信号生成部805の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップS2201において、画像入力部311から得られる注目ラインのS信号を入力し、ステップS2202において、S信号がゼロか否かを判断する。ここで、ゼロでない場合はステップS2208へ進み、通常出力処理を行うべく、パラメータcountを“0”にセットした後、ステップS2209へ進み、制御信号“1”を出力し、「ライン飛ばしを行わない」とする。
【0101】
また、上述のステップS2202において、S信号がゼロであればステップS2203へ進み、保持していた前ライン(注目画素の1ライン上)の結果を判断する。尚、本実施形態では、前ラインのS信号の結果を保持するメモリを備えているものとする。
【0102】
ここで、前ラインのS信号もゼロであった場合、2回ゼロラインが続いていると判断し、ステップS2204へ進み、パラメータcountに“1”を加算する。また、ゼロでない場合はステップS2207へ進み、パラメータcountを“1”にセットする。そして、ステップS2205において、パラメータcountの値をチェックし、3以上であった場合は、3ライン以上空白が続いたものと判断し、ステップS2206において制御信号“0”を出力し、「ライン飛ばしを行う」とする。また、パラメータcountの値が3以上でなければステップS2209へ進み、制御信号“1”を出力し、「ライン飛ばしを行わない」とする。
【0103】
次に、ライン飛ばし信号生成部805から出力された制御信号は、2値化処理部801からの2値化出力Nとアンドゲート811でアンド処理され、画像変換処理回路314から出力される。
【0104】
尚、ライン飛ばし信号生成部805の制御信号が“0”の場合、アンド処理を行うまでもなく、画像変換処理回路314からの出力も“0”であることは言うまでもない。
【0105】
そこで、本実施形態では、ライン飛ばし信号生成部805の出力結果が“0”であった場合、不図示のCPUが負荷の重い画像変換処理(2値化処理)を実行するのを禁止し、不定となった結果とライン飛ばし信号生成部805からの信号とをアンド処理するように構成している。これにより、負荷の重い処理をCPUで止めても、その出力結果は正しく得ることが可能となる。
【0106】
ここまでのポイントは、「本画像変換処理で参照した処理結果ライン分+1」を用いて判断していることである。即ち、本実施形態では、図16に示すように参照領域が2ラインであるため、この処理が省略できるか否かの判断であるパラメータcountの値は“1”を足した3となる。よって、3ライン以上空白ラインが続くときのみ、空白画像として負荷の重い処理を省略できる。
【0107】
無論、平均濃度保存処理法で参照する過去の処理結果が、nラインの場合、n+1ライン以上空白ラインが続いたときのみ、画像変換処理を省略できることになる。このとき、図22に示すステップS2204でのパラメータcountの閾値がn+1になる。
【0108】
このパラメータcountの閾値は、n+1に限定するものではなく、n+1以上であれば同様な効果が得られるのは言うまでもない。
【0109】
以上説明したように、注目画素とその周辺画素を参照して画像変換を行う処理において、ライン飛ばし信号により、疑似中間調処理のテクスチャの乱れや濃度ムラを抑えながら、負荷の重い画像変換処理を適切に省略でき、高速に画像変換処理を実現することが可能となる。その結果、省略した画像変換処理の代わりに他の処理を行うことができ、PCから送信した画像データがプリンタやデジタル複写機から高速に出力可能となる。
【0110】
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0111】
第2の実施形態における基本的な装置構成で前述した第1の実施形態と同様な部分には同一の符号を付けて説明は省略する。第2の実施形態の特徴は、第1の実施形態の画像変換処理回路314の中で用いた平均濃度保存処理法を一般的な誤差拡散処理法に変更したことである。
【0112】
尚、画像変換処理回路以外の基本的な構成は、第1の実施形態と同様なため、変更点のみについて説明する。
【0113】
図23は、第1の実施形態と第2の実施形態における画像変換処理回路の構成上の相違点を示す図である。図23に示す(a)は、第1の実施形態で説明した画像変換処理回路314の基本構成を示すブロック図であり、図8に示した構成に相当するものである。ここでは、図8に示したライン飛ばし信号生成部805とアンドゲート811とを除く構成を平均濃度保存処理部2301として示している。
【0114】
一方、図23に示す(b)は、第2の実施形態の基本構成を示すブロック図である。ここで、第1の実施形態のポイントであるライン飛ばし信号生成部805は、第1の実施形態で説明した構成と同様なため、説明は省略する。また、第1の実施形態と異なる誤差拡散処理部2302についても、技術的には公知であるため、詳細な説明は省略する。しかし、本実施形態においてポイントとなる個所については以下に説明する。
【0115】
図24は、誤差拡散処理法による2値化の際に発生する誤差を拡散する処理を示す図である。図中、「*」印の部分が注目画素位置を表しており、その周りの数値が誤差拡散係数である。例えば、入力画像信号が「191」で、2値出力が「255」であったとする。そのとき、発生する2値化誤差は255−191=64である。この場合、注目画素の右隣の画素位置には、“9”の誤差値が拡散されることになる。その内訳は、64×7÷(7+5+3+5+7+5+3+1+3+5+3+1)=9である。
同様に、更にその隣の画素位置には、6(=64×5÷(7+5+3+5+7+5+3+1+3+5+3+1))の誤差値が拡散されることになる。同様に、その他の画素位置にも以下の割合で拡散される。
【0116】
Figure 0004574070
ここで、nは図24に示した誤差拡散係数である。
【0117】
ところで、上述の誤差拡散処理法は、誤差を処理前の画素に拡散しているため、過去の処理結果は参照していない。これは、第1の実施形態と大きく異なる点である。しかし、この場合も、注目画素のラインから数ラインは、毎画素演算を行う必要がある。何故ならば、注目画素から数ラインは誤差拡散がなされているため、たとえ入力画像信号が“0”であっても、誤差補正した画素値は“0”でない可能性があるためである。よって、入力画像信号が“0”であっても、即座に2値化出力結果を“0”にすることはできない。
【0118】
このことより、第2の実施形態のような誤差拡散処理法においても、本発明を適用することが可能である。第2の実施形態では、2ライン先まで誤差値を拡散させているため、第1の実施形態と同様に、図22に示した処理でライン飛ばしを行うか否かを判断することになる。このライン飛ばしをするかしないかの判断をした後の処理は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
【0119】
無論、第1の実施形態と同様に、誤差を拡散するライン数がnラインの場合、n+1ライン以上空白ラインが続いたときのみ、画像変換処理を省略できることになる。このとき、図4に示すステップS2205のパラメータcountの閾値をn+1にする必要があることは前述した通りである。
【0120】
以上説明した処理により、第1の実施形態と同様に、負荷の重い画像変換処理を適切に省略でき、高速な処理を実現できる。その結果、省略した処理の代わりに他の処理を行うことができ、PCから送信した画像データがプリンタやデジタル複写機から高速に出力可能となる。
【0121】
[第3の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
【0122】
第3の実施形態における基本的な装置構成で前述した第1の実施形態と同様な部分には同一の符号を付けて説明は省略する。第3の実施形態の特徴は、第2の実施形態の誤差拡散処理部2302の中で用いた誤差を拡散する処理から誤差を収集する誤差最小法に変更したことである。
【0123】
尚、画像変換処理以外の基本的な構成は、第1及び第2の実施形態と同様なため、変更点のみについて説明する。また、基本的な誤差最小法の考えは公知な技術なため、詳細な説明は省略するが、本実施形態と関わるポイントのみ説明する。
【0124】
図25は、第2の実施形態で説明した誤差を拡散する誤差拡散法とは対照的に誤差を収集する収集法を示す図である。図中、「*」印の部分が注目画素の位置を表しており、その周りの数値が誤差最小係数である。この誤差最小法は、注目画素で発生した2値化誤差を拡散せずに保持しながら各画素を処理していく手法である。また、注目画素の画像信号値を補正する手法が誤差拡散処理とは大きく異なる。それは、各画素で演算した2値化誤差をEi,jとすると、以下の演算式により画像信号値Dを補正することである。
【0125】
Figure 0004574070
即ち、注目画素の周りから過去に発生した量子化誤差を収集する手法となっている。ここで、nは図25に示した誤差最小係数であり、Ei,jのi,jは誤差収集範囲である。第3の実施形態では、i=-2〜2, j=-2〜0である。
【0126】
このように補正された画像信号が任意なスライスレベルで2値化される。
【0127】
ところで、上述の誤差最小法は、注目画素位置に対して過去の処理結果を参照している。これは、第1の実施形態による平均濃度保存法と同じである。よって、この場合も、注目画素の入力ラインが“0”ということで、2値化結果を即座に“0”にすることはできない。
【0128】
このことより、第3の実施形態のような誤差最小法においても、本発明を適用することが可能である。第3の実施形態では、2ライン前まで誤差値を参照しているため、第1の実施形態と同様に、図4に示した処理でライン飛ばしを行うか否かを判断することになる。このライン飛ばしをするかしないかの判断をした後の処理は、第1の実施形態と同様なため、ここでも説明を省略する。
【0129】
無論、第1及び第2の実施2と同様に、誤差を収集するライン数がnラインの場合、n+1ライン以上空白ラインが続いたときのみ、画像変換処理を省略できることになる。このとき、図4に示すステップS2205のパラメータcountの閾値がn+1になることは言うまでもない。
【0130】
以上説明した処理により、第1及び第2の実施形態と同様に、負荷の重い画像変換処理を適切に省略でき、高速な処理を実現できる。その結果、省略した処理の代わりに他の処理を行うことができ、PCから送信した画像データがプリンタやデジタル複写機から高速に出力可能となる。
【0131】
以上説明した実施形態では、平均濃度処理法、誤差拡散処理法、誤差最小法を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、注目画素以外の領域を参照して処理する画像変換処理に適用できることは言うまでもない。
【0132】
また、以上説明した実施形態では、2値化を例に説明したが、本発明はこれに限らず、n値化(n>1)に適用しても良い。
【0133】
更に、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0134】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0135】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0136】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0137】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0138】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0139】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、処理すべき画像の特徴に応じて負荷の重い画像変換処理を省略することにより、高速に画像処理を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークを介してホストコンピュータに接続されたディジタル複写機の構成例を示す図である。
【図2】本実施形態によるカラー複写機の構造を示す断面図である。
【図3】PC側及び複写機側で行われる画像処理を示すブロック図である。
【図4】注目画素を含むラインのライン情報(S信号)を説明するための図である。
【図5】本実施形態におけるPWM回路の構成を示す図である。
【図6】各色成分のPWM回路の構成例を示すブロック図である。
【図7】PWM回路におけるタイミングチャートを示す図である。
【図8】第1の実施形態における画像変換処理回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す加算部810の演算をプログラム言語Cで示した図である。
【図10】図8に示す2値化処理部801の構成を示すブロック図である。
【図11】図8に示す誤差補正部802の構成を示すブロック図である。
【図12】誤差補正部802における処理を説明するための図である。
【図13】図8に示す2値化結果遅延部803の構成を示すブロック図である。
【図14】2値化結果遅延部803による複数ライン2値化結果Nmnを示す図である。
【図15】図8に示す平均濃度算出部804の構成を示すブロック図である。
【図16】平均濃度算出の処理を行うときの係数の例を示す図である。
【図17】図8に示す乱数発生部806の構成を示す図である。
【図18】乱数発生部806による乱数発生をプログラム言語Cで示した図である。
【図19】ヒステリシス制御量の算出処理をプログラム言語Cで示した図である。
【図20】しきい値算出処理をプログラム言語Cで示した図である。
【図21】2値化結果配置状態(パターン)を示す図である。
【図22】ライン飛ばし信号生成部805の処理手順を示すフローチャートである。
【図23】、第1の実施形態と第2の実施形態における画像変換処理回路の構成上の相違点を示す図である。
【図24】誤差拡散処理法による2値化の際に発生する誤差を拡散する処理を示す図である。
【図25】第2の実施形態で説明した誤差を拡散する誤差拡散法とは対照的に誤差を収集する収集法を示す図である。

Claims (13)

  1. 濃淡情報を持つNビットの多値画像情報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出力する画像処理装置において、
    前記多値画像情報の注目画素を前記Mビットの画像情報に変換するためのスライス値を用いて画像変換処理する画像変換手段と、
    前記注目画素のラインに隣接する複数ラインの前記変換手段による変換結果を参照して、前記画像変換処理における前記スライス値を求めるための平均濃度を算出する平均濃度算出手段と、
    前記平均濃度算出手段の平均濃度の算出において参照された複数ライン+1ライン以上、前記多値画像情報が空白に対応する所定値である場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対して前記画像変換処理を行わないことを示す情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段が前記情報を生成した場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対する前記画像変換処理の実行を禁止するように制御する制御手段とを有する画像処理装置であって、
    前記画像変換処理は、画像変換する際に発生する量子化誤差を求める手段と、
    前記注目画素に対して誤差補正を行う手段と、
    を更に有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記生成手段からの情報と前記画像変換処理からの出力とを論理積演算して出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像変換手段は、前記多値画像情報の注目画素に乱数が加算され、前記誤差補正が行われた画像情報を前記スライス値と比較し、前記Mビットの画像情報に変換することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記スライス値は、前記多値画像情報の注目画素に乱数が加算された画像情報からヒステリシス制御量を算出した結果を用いて決まるしきい値と、前記平均濃度とを加算して得られることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 複数の原稿の画像を順次読み取り、読み取った画像情報を順次出力する画像読取手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記Mビットに変換した画像情報を可視化した画像として画像形成する画像形成手段にネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 濃淡情報を持つNビットの多値画像情報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出力する画像処理装置の制御方法であって、
    前記多値画像情報の注目画素を前記Mビットの画像情報に変換するためのスライス値を用いて画像変換処理する画像変換工程と、
    前記注目画素のラインに隣接する複数ラインの前記変換手段による変換結果を参照して、前記画像変換処理における前記スライス値を求めるための平均濃度を算出する平均濃度算出工程と、
    前記平均濃度算出工程の平均濃度の算出において参照された複数ライン+1ライン以上、前記多値画像情報が空白に対応する所定値である場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対して前記画像変換処理を行わないことを示す情報を生成する生成工程と、
    前記生成工程で前記情報を生成した場合、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対する前記画像変換処理の実行を禁止するように制御する制御工程とを有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像変換処理は、画像変換する際に発生する量子化誤差を求める工程と、
    前記注目画素に対して誤差補正を行う工程と、
    を更に有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 前記生成工程における情報と前記画像変換処理からの出力とを論理積演算して出力することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 前記画像変換工程では、前記多値画像情報の注目画素に乱数が加算され、前記誤差補正が行われた画像情報を前記スライス値と比較し、前記Mビットの画像情報に変換することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記スライス値は、前記多値画像情報の注目画素に乱数が加算された画像情報からヒステリシス制御量を算出した結果を用いて決まるしきい値と、前記平均濃度とを加算して得られることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  11. 複数の原稿の画像を順次読み取り、読み取った画像情報を順次出力する画像読取工程を更に有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 前記Mビットに変換した画像情報を可視化した画像として画像形成する画像形成手段にネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. コンピュータを請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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