JP2003008896A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法

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JP2003008896A JP2001191844A JP2001191844A JP2003008896A JP 2003008896 A JP2003008896 A JP 2003008896A JP 2001191844 A JP2001191844 A JP 2001191844A JP 2001191844 A JP2001191844 A JP 2001191844A JP 2003008896 A JP2003008896 A JP 2003008896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理すべき画像の特徴に応じて負荷の重い画
像変換処理を省略することにより、高速に画像処理を行
える画像処理装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 濃淡情報を持つNビットの多値画像情報
を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出
力する際に、画像入力部311で、多値画像情報に基づ
き、前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対し
て画像変換処理を行うか否かを示す情報(S信号)を生
成し、画像変換処理を行わない旨、示すS信号が「処理
に必要なライン数」+1以上の数だけ続いた場合のみ、
画像変換処理回路314からの処理結果を強制的に所定
値にし、多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対す
る画像変換処理の実行を禁止するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濃淡情報を持つN
ビットの多値画像情報を入力し、Mビット(N≧M)の
画像情報に変換して出力する画像処理装置及びその制御
方法、より詳しくは、例えば平均濃度保存処理・誤差拡
散処理・誤差最小処理などの画像変換処理を行う画像処
理装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のディジタル複写機においては、画
像をディジタル情報として扱うことにより、より高度な
機能を実現している。複写機以外の機能として、例えば
ネットワークに接続することでプリンタ機能や、公衆回
線に接続することでFAX機能なども兼ね備えることが
可能となってきた。その一例に、キヤノン株式会社製の
ディジタル複写機GP55FやGP215などがある。
【0003】図1は、ネットワークを介してホストコン
ピュータ(以下「PC」と省略)に接続されたディジタ
ル複写機の構成例を示す図である。同図において、10
1はPCであり、103はディジタル複写機である。P
C101とディジタル複写機102はネットワークケー
ブル102で接続されている。また、ディジタル複写機
103において、104は画像処理部であり、その中に
は画像メモリ(ページメモリ)105が搭載されてい
る。
【0004】ユーザが図1に示すPC101上で、所
謂、DTP(Desk Top Publishing)のアプリケーショ
ンソフトウェアを起動し、各種文章や図形の作成或いは
編集を行う。ここで、作成或いは編集された文章や図形
はページ記述言語(PDL言語:Page Discription Lan
guage、例えばAdobe社のPost Script)に変換され、展
開後、画像データとして送信される。このとき、RGB
の輝度データとして送信され、受信した複写機103の
方で輝度濃度変換や画像変換処理などを行う場合もある
が、通常、PC101のドライバにより、ソフト処理で
輝度濃度変換処理や画像変換処理などが行われた後、送
信される。
【0005】無論、PC101がPDL言語を送信する
場合は、PDL言語をビットマップデータに展開する必
要があるため、不図示の外部のコントローラと呼ばれる
ものをPC101と複写機103との間に接続し、上述
した処理をコントローラ内で行うことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、次のような問題点がある。
【0007】通常、画像変換処理をPC101のドライ
バ内部で行う場合、平均濃度保存法や誤差拡散法などの
処理は負荷が重いため、画像全体を処理するのに膨大な
時間がかかり、所望の出力が得られるまで、ユーザを待
たせてしまう、という問題点があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、処理すべき画像の特徴に応じて負荷の
重い画像変換処理の一部を省略することにより、高速に
画像処理を行える画像処理装置及びその制御方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、濃淡情報を持つNビットの多値画像情報
を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出
力する画像処理装置において、多値画像情報に基づき、
前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対して画
像変換処理を行うか否かを示す情報を生成する生成手段
と、生成した情報に応じて、前記多値画像情報の注目画
素を含む1ラインに対する画像変換処理の実行を禁止す
るように制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、上記目的を達成するために、本発明
は、濃淡情報を持つNビットの多値画像情報を入力し、
Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出力する画像
処理装置の制御方法であって、多値画像情報に基づき、
前記多値画像情報の注目画素を含む1ラインに対して画
像変換処理を行うか否かを示す情報を生成する生成工程
と、生成した情報に応じて、前記多値画像情報の注目画
素を含む1ラインに対する画像変換処理の実行を禁止す
るように制御する制御工程とを有することを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0012】[装置概要]図2は、本実施形態によるカ
ラー複写機の構造を示す断面図である。以下では、好ま
しい実施形態として、レーザビームを用いて4つの感光
ドラムにそれぞれC,M,Y,Kの画像を形成するタイ
プのフルカラー複写機に本発明を適用する例を説明する
が、本発明は1つの感光ドラムを用いてCMYKの画像
を順に画像形成するタイプのフルカラー複写機をはじ
め、CMYの三色でカラー画像を形成するタイプの複写
機、二色複写機、白黒複写機、インクジェット方式やサ
ーマルヘッド方式のカラー及び白黒複写機などにも適用
することができるのは言うまでもない。
【0013】同図に示すカラー複写機は、オプション機
器として、複数枚の原稿202から自動的に一枚ずつ抜
き出した原稿を、複写機本体の原稿台201に供給する
ADF200と、複写機本体から排出された記録紙を丁
合し、ステープルするソータ/ステープラ241とを備
えている。尚、ADF200は各原稿の表面および裏面
を原稿台201に順次セットすることができる。また、
ADF200やソータ/ステープラ241の具体的構成
は公知であり、その詳細な説明は省略する。
【0014】ADF200に載置された複数枚の原稿2
02から原稿台201に供給された原稿は照明ランプ2
03からの光に照される。原稿からの反射光はミラー2
04,205,206に導かれ、光学系207を経てC
CD208に到達し、CCD208上に像が結ばれる。
ここで、ミラーユニット210は、ミラー204及び照
明ランプ203を含み、CCD208の素子の並びと直
交する方向(即ち、副走査方向)に、モータ209によ
り速度Vで機械的に移動される。また、ミラーユニット
211は、ミラー205,206を含み、副走査方向
に、モータ209により速度V/2で移動され、原稿の
全面が走査される。
【0015】次に、画像処理回路212は、詳細は後述
するが、読み取った画像情報を電気的に処理し、画像メ
モリに一旦保持した後、プリント信号として出力する。
更に読み取った画像情報以外に、複写機本体に接続され
ているネットワークケーブル102を介して外部のPC
から画像データを受信できるように構成されている。受
信したデータは、読み取った画像情報と同様に、画像メ
モリに一旦保持された後、プリント信号として出力され
る。
【0016】一方、画像処理回路212から出力された
プリント信号は、図示しないレーザドライバに送られ、
図示しない4つの半導体レーザ素子を駆動する。4つの
半導体レーザ素子より出力された4つのレーザ光は、そ
れぞれポリゴンミラー213によって反射され、その内
の一つのレーザ光はミラー214,215,216を経
て感光ドラム217上を走査する。同様に、二つ目のレ
ーザ光はミラー218,219,220を経て感光ドラ
ム221上を走査し、三つ目のレーザ光はミラー22
2,223,224を経て感光ドラム225を走査し、
四つ目のレーザ光はミラー226,227,228を経
て感光ドラム229上を走査する。
【0017】ここで、感光ドラム217上に形成された
静電潜像は、現像器230から供給されるイエロー
(Y)のトナーにより現像されてトナー像になる。同様
に、感光ドラム221上に形成された静電潜像は、現像
器231から供給されるマゼンタ(M)のトナーにより
現像され、感光ドラム225上に形成された静電潜像
は、現像器232から供給されるシアン(C)のトナー
により現像され、感光ドラム229上に形成された静電
潜像は、現像器233から供給されるブラック(K)の
トナーにより現像されてトナー像になる。
【0018】一方、記録紙カセット234,235、及
び手差しトレイ236の何れかから画像形成部へ供給さ
れる記録紙はレジストローラ237を経て転写ベルト2
38に吸着され、速度Vで搬送される。記録紙の供給及
び搬送タイミングに同期して感光ドラム217,22
1,225,229上には各色のトナー像が形成され、
搬送される記録紙にトナー像が転写される。各色のトナ
ー像が転写された記録紙は転写ベルト238から分離さ
れ、搬送ベルト239により定着器240へ搬送され
る。そして、定着器240によりトナー像が記録紙に定
着された後、記録紙は、片面コピーの場合にはソータ/
ステープラ241に排出され、両面コピーの場合には両
面パス242に送られる。
【0019】尚、両面コピーの場合、両面パス242に
送られた記録紙は、反転パス243により反転され、搬
送路244を経て両面トレイ245へ保持される。この
両面トレイ245に保持された記録紙は、再び画像形成
部へ供給され、上述と同様の手順によって記録紙の裏面
に画像が形成された後、ソータ/ステープラ241へ排
出される。
【0020】[画像信号の流れ]次に、上述したPC1
01及びカラー複写機103で行われる画像処理の流れ
について説明する。まず、PC101側で行われる画像
処理の流れについて説明する。
【0021】図3は、PC側及び複写機側で行われる画
像処理を示すブロック図である。図3に示す(a)はP
C101側の画像処理を示すブロック図である。PC1
01上では、前述したようなDTPのアプリケーション
ソフトを用いた作成/編集が行われた後、そのPDL言
語が展開され、RGB画像信号が生成される。そして、
その画像信号が1画素毎に輝度濃度変換回路312に出
力される。このとき、オリジナルの画像データはハード
ディスクドライブ(以下、「HDD」と省略)もしくは
メモリに保持されており、注目画素のライン情報もS信
号として同時に出力されるものとする。
【0022】尚、このS信号は注目画素を含むライン上
のデータが「すべて0」か「0以外が存在する」かを示
すデータである。例えば、図4に示す401のように、
処理する画素が配列されている場合、402が注目画素
だとすると、そのライン上の斜線部分403をライン情
報としてS信号で示すものである。ここで、斜線部分4
03のライン上に1画素でも「0以外のデータが存在す
る」場合、画像入力部311のS信号が“1”となり、
それ以外、即ち、「すべて0」の場合、S信号が“0”
となることを特徴としている。このような判別は、加算
器を用いて実現してもよいが、本実施形態では、不図示
のCPUによって処理している。
【0023】次に、輝度濃度変換回路312は、RAM
もしくはROMで構成されるルックアップテーブルであ
り、次式により画像入力部311から出力されたRGB
輝度信号をCMY濃度信号(シアン(C),マゼンタ
(M),イエロ(Y))に変換する。
【0024】C1=−V・log(R/255) M1=−V・log(G/255) Y1=−V・log(B/255) 但し、対数の底は10であり、Vは定数である。
【0025】図3に戻り、出力マスキング/UCR回路
313は、輝度濃度変換回路312から出力されたC
1,M1,Y1信号を、次式により画像形成装置のトナ
ー色であるY,M,C,K信号に変換する。但し、係数
aij(i=1,2,3,4、j=1,2,3,4)は、トナーの色味諸特性
を考慮した装置固有の定数である。
【0026】
【数1】
【0027】そして、画像変換処理回路314は、後述
する平均濃度保存法により入力多値データを2値化して
出力するものである。ここでは、基本的に各色C,M,
Y,K(シアン(C),マゼンタ(M),イエロ
(Y),ブラック(K))を独立に処理するよう構成さ
れており、各処理結果をoC,oM,oY,oKとして独立に
出力する。また、詳細は後述するが、S信号から演算省
略信号oAを求め、上述の画像信号と同様に画像変換処理
回路314から出力する。
【0028】このように、PC101側で画像処理され
た画像信号oC,oM,oY,oK及びoA信号は、ネットワー
ク102を介して不図示のプリンタやデジタル複写機1
03へと送信される。このとき、送信画像信号を圧縮し
て送信する構成にすることも可能である。その場合、受
信側で伸張できる圧縮形式で圧縮する必要があることは
言うまでもない。
【0029】次に、図3に示す(b)を参照してカラー
複写機103側で行われる画像処理の流れについて説明
する。
【0030】まず、画像処理回路212のインターフェ
ース回路321がPC101側よりネットワーク102
を介して送られてくる信号を受け、ラスター化された画
像をC,M,Y,Kの色毎に画像メモリ322に書き込
むべく、そのC,M,Y,KのデータcC,cM,cY,
cKを画像メモリ322に書き込むアドレスcAを発生す
る。尚、画像メモリ322は、メモリ周辺に設けられて
いる不図示の制御回路を含み、この制御回路はインター
フェース回路321より送られてくる画像信号を画像メ
モリ322の所要の領域に蓄えるように制御し、その後
cCo,cMo,cYo,cKoとして、画像信号をパルス幅変調
(PWM)回路323へ出力するように構成されてい
る。
【0031】[PWM回路]次に、図3に示すパルス幅
変調(PWM)回路323について説明する。
【0032】図5は、本実施形態におけるPWM回路の
構成を示す図である。ここで、上述した画像信号cCo,
cMo,cYo,cKoは、PWM回路323に入力され、アナ
ログ信号へと変換される。図5において、501はイエ
ロー(Y)用のPWM回路であり、イエロー(Y)のデ
ィジタル画像信号が入力され、その画像信号に応じてイ
エロー(Y)用の半導体レーザ素子を駆動するアナログ
信号を発生し、レーザドライバへ送る。また同様に、5
02はマゼンタ(M)用のPWM回路、503はシアン
(C)用のPWM回路、504はブラック(K)用のP
WM回路であり、それぞれの色成分のディジタル画像信
号が入力され、半導体レーザ素子を駆動するアナログ信
号を発生し、レーザドライバへ送る。
【0033】図6は、各色成分のPWM回路の構成例を
示すブロック図である。尚、PWM回路は、色成分に関
係なく同一の回路構成である。
【0034】同図において、601はD/Aコンバータ
であり、入力されたディジタル画像信号をアナログ画像
信号に変換する。602は三角波発生器であり、一画素
周期の三角波を発生する。603はコンパレータであ
り、D/Aコンバータ601から出力されたアナログ画
像信号と、三角波発生器602で選択された三角波とを
比較する。そして、パルス幅変調(PWM)されたパルス
信号が出力される。このパルス信号は不図示のレーザド
ライバへ送られる。このとき、本実施形態では、2値信
号を出力するため、基本的にはPWMの中間調は使用し
ないことになる。しかし、2値出力時にドット系を調整
するためにフルドットサイズで出力せずに中間調で出力
することも可能である。
【0035】このように、ドット系を調整することで、
より高精細な出力が可能になる反面、べた黒濃度が薄く
なる傾向があることは言うまでもない。この調整は出力
エンジン(プリンタ)の実力によって行われるべきもの
である。
【0036】尚、三角波の周期は1画素に限定されるも
のではなく、例えば、画像形成部の解像度との関係で2
画素周期や3画素周期などに設定することも可能である
ことは言うまでもない。
【0037】図7は、PWM回路におけるタイミングチ
ャートを示す図である。図7に示すように、コンパレー
タ603で、D/Aコンバータ601の出力701と三
角波発生回路602からの一画素単位の三角波702と
が比較され、比較結果としてコンパレータ603からパ
ルス信号703が出力される。
【0038】以上、説明した処理を行った後、記録紙に
後述する画像変換処理で画像を変換し、ソータ/ステー
プラ241から排出することで、所望の出力が得られる
ことになる。
【0039】[第1の実施形態]ここで、図3に示した
PC101側の画像変換処理回路314で行われる第1
の実施形態における画像変換処理について説明する。
【0040】図8は、第1の実施形態における画像変換
処理回路の構成を示すブロック図である。まず、本発明
のポイントを説明する前に、第1の実施形態の画像変換
処理方法について説明する。この画像変換処理方法の特
徴は、プリンタ特性の影響で画質が安定しない任意な濃
度領域で、画質を安定させた画像形成を行えることであ
る。
【0041】尚、C,M,Y,Kの各画像信号は、前述
したように独立に処理されるため、本実施形態では、1
色分の構成のみについて説明する。
【0042】図8において、802は誤差補正手段とし
て機能する誤差補正部であり、入力画像信号D(C,
M,Y,K)に後述する乱数が加算された信号DRと、
後述する2値化処理部で発生した誤差データEとを入力
し、誤差補正を行った画像信号DEを算出して2値化処
理部へと出力する。
【0043】801は2値化手段として機能する2値化
処理部であり、誤差補正された画像信号DEと、後述す
る2値化スライス値Sと、後述する平均濃度算出値mと
を入力し、画像信号DEと2値化スライス値Sとを比較
することにより、2値化出力Nを求める。そして、画像
信号DEと平均濃度算出値mとを減算処理することによ
り、2値化誤差データEの算出を行う。
【0044】803は2値化結果遅延手段として機能す
る2値化結果遅延部であり、2値化出力Nを入力し、所
定のライン数の遅延を行い、複数ライン2値化結果Nmn
及びB*ijとして後述する平均濃度算出部としきい値算
出部にデータを送る。
【0045】804は平均濃度算出手段として機能する
平均濃度算出部であり、複数ライン2値化結果Nmnを入
力し、予め設定されている係数と、遅延された2値化結
果とで積和演算を行い、2値化処理部801と後述する
加算部へ平均濃度算出値mを出力する。
【0046】809はしきい値算出手段として機能する
しきい値算出部であり、注目画素直前の結果を除く2値
化結果遅延部803の出力B*ijと、後述するヒステリ
シス制御量算出部からの出力Tと、入力画像信号Dとを
入力し、2値化しきい値S'を注目画素直前の(2値
化)結果を参照しないで算出し、後述する加算部へ出力
する。
【0047】810は加算手段として機能する加算部で
あり、しきい値算出部809で求められた2値化しきい
値S'と、平均濃度算出部804からの平均濃度算出値
mとを入力して加算を行い、2値化スライス値Sを出力
する。ここで、2値化しきい値S'が「255」のとき
には、2値化スライス値Sを「255」として出力し、
それ以外のときには、S=S'+mの演算を行って出力
する。図9は、上述の演算をプログラム言語Cで示した
ものである。
【0048】806は乱数発生手段として機能する乱数
発生部であり、後述する手法により、−17から+17
の間のm系列の乱数を生成し、後述する加算部へ出力す
る。807は加算手段として機能する加算部であり、乱
数発生部806からの乱数と画像信号Dとを入力し、加
算処理を行う。ここで、図示していないが、加算結果D
Rが0〜255の間に収まるようにリミッタ処理が行わ
れる。
【0049】808はヒステリシス制御量算出手段とし
て機能するヒステリシス制御量算出部であり、後述する
手法により、加算部807の加算結果DRに応じたしき
い値制御を行えるように構成されている。
【0050】次に、図8に示す各処理部の詳細について
順に説明する。
【0051】まず、2値化処理部801は、上述した画
像信号DEと、2値化スライス値Sと、平均濃度算出値
mとを入力し、これらを比較することにより、2値化出
力N及び2値化誤差データEを出力するもので、図10
に示すように構成されている。
【0052】入力された画像信号DEは2系統に分岐さ
れ、一方は比較回路1001に入力され、もう一方は減
算回路1002に入力される。比較回路1001では、
画像信号DEと2値化スライス値Sとの値を比較し、以
下のように、2値化出力Nを出力する。
【0053】DE>S の時は、N=1 DE≦S の時は、N=0 また、減算回路1002では、画像信号DEの値から平
均濃度算出値mを差し引き、2値化誤差データEとして
出力を行う。
【0054】E=DE−m 次に、誤差補正部802について説明する。この誤差補
正部802は画像信号DRに2値化誤差データEを加算
することにより、誤差補正された画像信号DEを算出
し、2値化処理部801へと出力を行うもので、図11
に示すように構成されている。
【0055】入力された2値化誤差データEは、除算回
路1101により1/2にされる。その結果は2系統に
分岐され、一方は減算回路1102に入力され、もう一
方はラインバッファ1103に入力される。
【0056】減算回路1102では、2値化誤差データ
Eと、除算回路1101のE/2との差EB(=E−E
/2)を算出し、加算回路1104にその結果を出力す
る。この加算回路1104では、複数ビット(本実施形
態では、8ビットとする)の1ライン分のラインバッフ
ァ1103によって1ライン分遅延された出力EAと減
算回路1102からの出力EBとの和を算出し、加算回
路1105に出力する。次に、加算回路1105では、
1ライン分遅延されたEAとEBとの和と画像信号DR
との和を算出し、画像信号DEとして出力する。
【0057】即ち、誤差補正部802では、図12に示
すように、注日画素「*」に対して1ライン上の「A」
を2値化したときの2値化誤差EAと、1画素前の
「B」を2値化したときの2値化誤差EBの値を注目画
素のデータに足し込む処理を行うものである。
【0058】次に、2値化結果遅延部803は、2値化
処理部801からの2値化出力Nを入力し、所定のライ
ン数の遅延を行い、複数ライン2値化結果Nmn,B*ij
として、平均濃度算出部804及びしきい値算出部80
9にデータを送るもので、図13に示すように構成され
ている。
【0059】まず、入力された2値化出力Nは1ビット
1ライン分のラインバッファ1301からラインバッフ
ァ1302へと送られていき、データがライン毎に遅延
されていく。また同時に、1画素分の遅延を行う遅延回
路1303〜1308により次々と1画素分の遅延がな
される。そして、遅延回路1306の出力、遅延回路1
307の出力をそれぞれN14,N15として出力す
る。
【0060】ラインバッファ1301によって1ライン
分遅延がなされた2値化出力Nは、遅延回路1309〜
1314によって遅延され、遅延回路1309〜遅延回
路1313の出力がN21からN25として出力され
る。また、ラインバッファ1302によって更に1ライ
ン分遅延がなされた2値化出力Nは、遅延回路1315
〜1320によって遅延され、遅延回路1315〜13
19の出力がN31からN35として出力される。
【0061】また同時に、遅延回路1306〜1308
の各出力をそれぞれB10,B20,B30として出力
する。また、ラインバッファ1301によって1ライン
分遅延がなされた2値化出力Nは遅延された後、B32
からB02、Bi12からBi32としてそれぞれ出力
される。更に、ラインバッファ1302によって更に1
ライン分遅延がなされた2値化出力Nは遅延された後、
B31からB01、Bi11からBi31としてそれぞ
れ出力される。
【0062】即ち、平均濃度算出部804には、2次元
の画像を2値化したデータが、複数ライン、複数画素の
遅延処理が施された後、複数ライン2値化結果Nmnとし
て、図14に示すような状態で平均濃度算出部804に
入力される。
【0063】次に、平均濃度算出部804では、複数ラ
イン2値化結果Nmnを入力し、予め設定されている係数
と遅延された2値化結果とから積和演算を行い、2値化
処理部801と加算部806とで使用される平均濃度算
出値mの出力を行うもので、図15に示すように構成さ
れている。
【0064】図15に示す乗算回路1501では、2値
化出力N15と係数M15とを入力し、両者の乗算結果
を出力する。また乗算回路1502では、2値化出力N
14と係数M14とを入力し、両者の乗算結果を出力す
る。以下同様に、上述の演算を乗算回路1503から乗
算回路1512の各々の回路によって行い、それらの乗
算結果を加算回路1513によって全て足し込む。その
結果を平均濃度算出値mとして出力する。図16は、平
均濃度算出の処理を行うときの係数の例を示す図であ
る。
【0065】次に、乱数Rを生成する処理部である、乱
数発生部806について説明する。尚、本実施形態で
は、図17に示すようなm系列のシフトレジスタ符号系
列発生器を用いている。また、構成するシフトレジスタ
の段数をNとすると2N−1を周期とする疑似乱数を簡
単なハードウェアで容易に発生できる。この構成では、
A3原稿を400dpiで処理をしても周期性が現れないよう
にするために、25段の1ビットシフトレジスタにより
構成している。
【0066】図17は、乱数生成部806の構成を示す
図である。また、図18は乱数発生部806による乱数
発生をプログラム言語Cで示した図である。ここでは、
説明の関係上、図18を用いて説明する。
【0067】まず、初期化で、p[ii]:(0≦ii≦2
5)のレジスタに“0”を書き込み、P[12]のレジス
タのみに“1”を設定する。そして、乱数値を出力する
前に、画素毎に、 p[0]=((p[25]^p[24〕^p[23]^p[22])&1) の演算を行った後、以下の演算により、−17〜17の
乱数値を生成する。
【0068】乱数=(1-2*p[22])*(((p[15]*64+p[16]*32+
p[17]*16+p[18]*8+p[19]*4+p[20]*2+p[21])*17)/128) 本実施例では、−17〜17の乱数を用いているが、乱
数発生部を 乱数=(1-2*p[2])*(p[18]*8+p[19]*4+p[20]*2+p[21]) とし、−15〜15までの乱数値を出力するように変更
しても同様な効果が得られる。
【0069】無輪、乱数の値を0にしてしまうことも可
能だが、2値化スライス値を変化させテクスチャ制御を
自然に行うためには、ある程度の乱数が付加されたデー
タを用いるのが良い。
【0070】次に、加算部807は、上述したように、
乱数発生部806で生成した乱数Rと、入力画像信号D
とを加算する処理を行う。
【0071】DR=D+R if(DR>255){DR=255;} if(DR<0){DR=0;} 尚、図示はしていないが、加算結果が“0”,“25
5”の範囲に入るようにリミッタがかけられている。
【0072】次に、ヒステリシス制御量算出部808に
ついて、図19を参照して説明する。このヒステリシス
制御量算出部808は、入力信号DRに応じて、定数A
LF(=32)の値を変化させてヒステリシス制御信号
Tを出力する。これは、任意の濃度領域でヒステリシス
量を調整するためである。即ち、これにより、任意の濃
度領域でテクスチャ制御が可能となる。
【0073】図19は、ヒステリシス制御量の算出処理
をプログラム言語Cで示した図である。入力された信号
DRが定数LR1(=16)以下の場合、llを“0”に
設定するような処理を行い、入力された信号DRが定数
LR1より大きく、かつ、定数LR2(=48)以下の
場合には、llを次式により求める。
【0074】ll=((DR-LR1)*(ALF*256/(LR2-LR1)))/256 この演算により、入力信号DRの値が定数LR1から定
数LR2に増加するに従い、llの値は徐々に“0”から
定数ALF(=32)に近づくことになる。
【0075】一方、入力信号DRが定数LR2より大き
く、かつ、定数LR3(=233)以下の場合には、ll
を一定な定数ALFとして出力する。また、入力信号D
Rが定数LR3より大きく、かつ、定数LR4(=25
5)以下の場合には、llを次式により求める。
【0076】 ll=ALF-((DR-LR3)*(ALF*256/(LR4-LR3)))/256 これは、入力信号DRの値がLR3から定数LR4に増
加するに従い、出力llが徐々に定数ALFから“0”に
近づくことを示している。
【0077】一方、入力信号DRがLR4より大きい場
合には、llを“0”に設定するような処理が行われる。
【0078】以上の処理後、llから定数ALFm(=1
6)を減算したものが、出力信号Tとして出力される。
この減算を行う目的は、ヒステリシス制御量算出部80
8の信号Tを負の値から正の値まで変化させるためであ
る。これにより、ラチチュードが広い範囲で任意の濃度
領域におけるテクスチャ制御が可能となる。
【0079】次に、しきい値算出部809について説明
する。図20は、しきい値算出処理をプログラム言語C
で示した図である。
【0080】まず、しきい値算出部809は、入力され
たヒステリシス制御量算出部808の信号Tの値を、そ
れぞれ定数LT1(=2),LT2(=4),LT3
(=8),LT4(=16)で割って、内部で用いる変
数A(=T/LT1),B(=T/LT2),C(=T
/LT3),D(=T/LT4)を求める。
【0081】次に、後述する手法により、2値化結果遅
延部803からの出力B*ijの2値化結果配置状態(パ
ターン)に応じて、2値化しきい値S’の値を変数A,
B,C,Dと定数とを用いて制御する。ここで、平均濃
度算出部804からの出力mを用いていないため、平均
濃度算出部804の演算結果がでる前にしきい値算出部
809の演算を始めることが可能となる。
【0082】図21は、2値化結果配置状態(パター
ン)を示す図である。これらは、全て過去の2値化結果
を表しており、注目画素の一つ前の画素を参照していな
いことを特徴としている。
【0083】次に、実際に2値化結果の配置(パター
ン)に応じて、2値化しきい値S’を制御する処理につ
いて説明する。
【0084】注目画素の周りの2値化状況が以下の場合
には、2値化しきい値S’を強制的にmaxの定数25
5にして出力する。これは、強制的にドットを打ちにく
くするためである。
【0085】 B32==0&&B22==1&&B12==0&&B21==0&&B11==1&&B01==0 or Bi12=0&&Bi22==1&&Bi32==0&&B01==0&&Bi11==1&&Bi21==0 また、注目画素の周りの2値化状況が以下で、かつ、入
力値データDが、31(0〜255中の31)未満の場
合にも、2値化しきい値S’を強制的にmaxの定数2
55にして出力する。これも、上記の条件のとき、強制
的にドットを打ちにくくするためである。
【0086】 B12==0&&B02==0&&Bi12==0&&Bi22==0&&Bi32==0&& B11==0&&B01==0&&Bi11==1&&Bi21==0&&Bi31==0&&B20==0 一方、上記の条件で、入力多値データDが31(0〜2
55中の31)以上の場合には、2値化しきい値S’を
0に設定して出力を行う。これは、過去の2値化結果が
特定の配列(パターン)になった場合には、テクスチャ
制御を行わないようにするためである。無論、ここで定
数31は、決まった値ではなく、パラメータであり、4
8や64などの別な値にも設定可能である。
【0087】このとき、31の値を大きくすると、積極
的にテクスチャ制御がかかりやすくなり、逆に、小さく
するとテクスチャ制御がかかりにくくなることは言うま
でもない。
【0088】注目画素の周りの2値化状況が、以下の場
合には、2値化しきい値S’を負の変数A(S’=−
A)に設定して出力する。
【0089】B02==0&&Bi12==0&&B11==0&&B01==1&&Bi11=
=1&&Bi21==0&&B20==0 これは上記の条件のときに、強制的にドットを打ち易く
するためである。このときも、注目画素直前の2値化結
果は参照しないで処理を行っている。
【0090】同様に、各2値化結果のパターンに応じ
て、注目画素直前の結果を参照せずに内部変数A,B,
C,Dと定数とを用いて2値化しきい値S’を制御して
いく。その結果、ヒステリシス制御量算出値Tが正の場
合、ドットが打たれやすい方に制御され、ヒステリシス
制御量算出値Tが負の場合、ドットが打たれにくい方に
制御される。言い換えると、ドットが集中するように制
御が行われるものである。
【0091】以上のような処理を各画素に関して順次行
っていくことで、ヒステリシス制御量算出値Tの値に応
じて任意の濃度領域で、かつ、2値化結果遅延手段の出
力値B*ijの値に応じて任意の形のテクスチャに制御が
可能となる。
【0092】このようにして求めた2値化しきい値S’
は、平均濃度算出部804の出力mと共に、加算部81
0に入力されて加算処理が行われる。ここで、2値化し
きい値S’が「255」のときには、2値化スライス値
Sを「255」として出力し、それ以外のときは、S=
S’+mの演算を行って出力している。図9は、上述し
た演算をプログラム言語Cで示したものである。
【0093】以上説明したように、本実施形態による画
像変換処理方法は、プリンタ特性の影響で画質が安定し
ない濃度領域で画質を安定させた画像形成が可能になる
効果がある。例えば、1画素が安定して出力できずに、
がさついた具合に見えるプリンタ出力でも、本画像変換
処理方法でそのがさつきを改善できる。
【0094】しかしながら、PC101側のドライバで
上述の処理を行う場合、処理負荷が重く、非常に時間が
かかってしまう、という問題があった。
【0095】そこで、本実施形態では、ライン飛ばし信
号生成手段として機能する、図8に示すライン飛ばし信
号生成部805を設けることで、高速処理を実現するも
のである。以下、本実施形態のポイントでもある、上述
した画像変換処理の高速化について説明する。
【0096】通常、PC101側で作成される画像デー
タは、空白の部分が大半をしめている。特に、オフィス
系で用いられる写真+文章の構成では、空白の部分が大
半を占める。そこで、本実施形態では、空白の部分で
は、負荷の重い処理を省略し、“0”を処理結果として
出力する構成とする。尚、空白の部分か否かの判別は、
上述した画像入力部311からのS信号を用いて行って
いる。
【0097】ところで、通常、単純2値化やディザなど
のスクリーン処理では、入力画像信号が“0”、即ち、
空白だと判断された時点で、直ちに出力結果を“0”に
置き換えることが可能である。これにより、特別な処理
を必要とせずに、高速処理を実現することができる。
【0098】しかしながら、上述した画像変換処理方法
による処理では、それができない。何故ならば、平均濃
度算出部804で説明したように、内部で過去の2値化
結果を参照しているからである。よって、入力画像信号
が“0”だとしても、直ちに負荷の重い画像変換処理を
中止し、その出力を“0”に置き換えることができなか
った。
【0099】もし、単純に入力画像信号が“0”のとき
に、内部演算を中止し、その出力を“0”にしてしまっ
た場合、過去の2値化結果を参照している部分で、平均
濃度が保存されなくなり、テクスチャの乱れや濃度が薄
く或いは濃くなってしまう、という問題点が発生する。
【0100】図22は、ライン飛ばし信号生成部805
の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステッ
プS2201において、画像入力部311から得られる
注目ラインのS信号を入力し、ステップS2202にお
いて、S信号がゼロか否かを判断する。ここで、ゼロで
ない場合はステップS2208へ進み、通常出力処理を
行うべく、パラメータcountを“0”にセットした後、
ステップS2209へ進み、制御信号“1”を出力し、
「ライン飛ばしを行わない」とする。
【0101】また、上述のステップS2202におい
て、S信号がゼロであればステップS2203へ進み、
保持していた前ライン(注目画素の1ライン上)の結果
を判断する。尚、本実施形態では、前ラインのS信号の
結果を保持するメモリを備えているものとする。
【0102】ここで、前ラインのS信号もゼロであった
場合、2回ゼロラインが続いていると判断し、ステップ
S2204へ進み、パラメータcountに“1”を加算す
る。また、ゼロでない場合はステップS2207へ進
み、パラメータcountを“1”にセットする。そして、
ステップS2205において、パラメータcountの値を
チェックし、3以上であった場合は、3ライン以上空白
が続いたものと判断し、ステップS2206において制
御信号“0”を出力し、「ライン飛ばしを行う」とす
る。また、パラメータcountの値が3以上でなければス
テップS2209へ進み、制御信号“1”を出力し、
「ライン飛ばしを行わない」とする。
【0103】次に、ライン飛ばし信号生成部805から
出力された制御信号は、2値化処理部801からの2値
化出力Nとアンドゲート811でアンド処理され、画像
変換処理回路314から出力される。
【0104】尚、ライン飛ばし信号生成部805の制御
信号が“0”の場合、アンド処理を行うまでもなく、画
像変換処理回路314からの出力も“0”であることは
言うまでもない。
【0105】そこで、本実施形態では、ライン飛ばし信
号生成部805の出力結果が“0”であった場合、不図
示のCPUが負荷の重い画像変換処理(2値化処理)を
実行するのを禁止し、不定となった結果とライン飛ばし
信号生成部805からの信号とをアンド処理するように
構成している。これにより、負荷の重い処理をCPUで
止めても、その出力結果は正しく得ることが可能とな
る。
【0106】ここまでのポイントは、「本画像変換処理
で参照した処理結果ライン分+1」を用いて判断してい
ることである。即ち、本実施形態では、図16に示すよ
うに参照領域が2ラインであるため、この処理が省略で
きるか否かの判断であるパラメータcountの値は“1”
を足した3となる。よって、3ライン以上空白ラインが
続くときのみ、空白画像として負荷の重い処理を省略で
きる。
【0107】無論、平均濃度保存処理法で参照する過去
の処理結果が、nラインの場合、n+1ライン以上空白
ラインが続いたときのみ、画像変換処理を省略できるこ
とになる。このとき、図22に示すステップS2204
でのパラメータcountの閾値がn+1になる。
【0108】このパラメータcountの閾値は、n+1に
限定するものではなく、n+1以上であれば同様な効果
が得られるのは言うまでもない。
【0109】以上説明したように、注目画素とその周辺
画素を参照して画像変換を行う処理において、ライン飛
ばし信号により、疑似中間調処理のテクスチャの乱れや
濃度ムラを抑えながら、負荷の重い画像変換処理を適切
に省略でき、高速に画像変換処理を実現することが可能
となる。その結果、省略した画像変換処理の代わりに他
の処理を行うことができ、PCから送信した画像データ
がプリンタやデジタル複写機から高速に出力可能とな
る。
【0110】[第2の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0111】第2の実施形態における基本的な装置構成
で前述した第1の実施形態と同様な部分には同一の符号
を付けて説明は省略する。第2の実施形態の特徴は、第
1の実施形態の画像変換処理回路314の中で用いた平
均濃度保存処理法を一般的な誤差拡散処理法に変更した
ことである。
【0112】尚、画像変換処理回路以外の基本的な構成
は、第1の実施形態と同様なため、変更点のみについて
説明する。
【0113】図23は、第1の実施形態と第2の実施形
態における画像変換処理回路の構成上の相違点を示す図
である。図23に示す(a)は、第1の実施形態で説明
した画像変換処理回路314の基本構成を示すブロック
図であり、図8に示した構成に相当するものである。こ
こでは、図8に示したライン飛ばし信号生成部805と
アンドゲート811とを除く構成を平均濃度保存処理部
2301として示している。
【0114】一方、図23に示す(b)は、第2の実施
形態の基本構成を示すブロック図である。ここで、第1
の実施形態のポイントであるライン飛ばし信号生成部8
05は、第1の実施形態で説明した構成と同様なため、
説明は省略する。また、第1の実施形態と異なる誤差拡
散処理部2302についても、技術的には公知であるた
め、詳細な説明は省略する。しかし、本実施形態におい
てポイントとなる個所については以下に説明する。
【0115】図24は、誤差拡散処理法による2値化の
際に発生する誤差を拡散する処理を示す図である。図
中、「*」印の部分が注目画素位置を表しており、その
周りの数値が誤差拡散係数である。例えば、入力画像信
号が「191」で、2値出力が「255」であったとす
る。そのとき、発生する2値化誤差は255−191=
64である。この場合、注目画素の右隣の画素位置に
は、“9”の誤差値が拡散されることになる。その内訳
は、64×7÷(7+5+3+5+7+5+3+1+3+5+3+1)=9である。同様
に、更にその隣の画素位置には、6(=64×5÷(7+5+3+5+
7+5+3+1+3+5+3+1))の誤差値が拡散されることになる。
同様に、その他の画素位置にも以下の割合で拡散され
る。
【0116】64×n÷(7+5+3+5+7+5+3+1+3+5+3+1) ここで、nは図24に示した誤差拡散係数である。
【0117】ところで、上述の誤差拡散処理法は、誤差
を処理前の画素に拡散しているため、過去の処理結果は
参照していない。これは、第1の実施形態と大きく異な
る点である。しかし、この場合も、注目画素のラインか
ら数ラインは、毎画素演算を行う必要がある。何故なら
ば、注目画素から数ラインは誤差拡散がなされているた
め、たとえ入力画像信号が“0”であっても、誤差補正
した画素値は“0”でない可能性があるためである。よ
って、入力画像信号が“0”であっても、即座に2値化
出力結果を“0”にすることはできない。
【0118】このことより、第2の実施形態のような誤
差拡散処理法においても、本発明を適用することが可能
である。第2の実施形態では、2ライン先まで誤差値を
拡散させているため、第1の実施形態と同様に、図22
に示した処理でライン飛ばしを行うか否かを判断するこ
とになる。このライン飛ばしをするかしないかの判断を
した後の処理は、第1の実施形態と同様なため、説明は
省略する。
【0119】無論、第1の実施形態と同様に、誤差を拡
散するライン数がnラインの場合、n+1ライン以上空
白ラインが続いたときのみ、画像変換処理を省略できる
ことになる。このとき、図4に示すステップS2205
のパラメータcountの閾値をn+1にする必要があるこ
とは前述した通りである。
【0120】以上説明した処理により、第1の実施形態
と同様に、負荷の重い画像変換処理を適切に省略でき、
高速な処理を実現できる。その結果、省略した処理の代
わりに他の処理を行うことができ、PCから送信した画
像データがプリンタやデジタル複写機から高速に出力可
能となる。
【0121】[第3の実施形態]次に、図面を参照しな
がら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
【0122】第3の実施形態における基本的な装置構成
で前述した第1の実施形態と同様な部分には同一の符号
を付けて説明は省略する。第3の実施形態の特徴は、第
2の実施形態の誤差拡散処理部2302の中で用いた誤
差を拡散する処理から誤差を収集する誤差最小法に変更
したことである。
【0123】尚、画像変換処理以外の基本的な構成は、
第1及び第2の実施形態と同様なため、変更点のみにつ
いて説明する。また、基本的な誤差最小法の考えは公知
な技術なため、詳細な説明は省略するが、本実施形態と
関わるポイントのみ説明する。
【0124】図25は、第2の実施形態で説明した誤差
を拡散する誤差拡散法とは対照的に誤差を収集する収集
法を示す図である。図中、「*」印の部分が注目画素の
位置を表しており、その周りの数値が誤差最小係数であ
る。この誤差最小法は、注目画素で発生した2値化誤差
を拡散せずに保持しながら各画素を処理していく手法で
ある。また、注目画素の画像信号値を補正する手法が誤
差拡散処理とは大きく異なる。それは、各画素で演算し
た2値化誤差をEi,jとすると、以下の演算式により画像
信号値Dを補正することである。
【0125】 D+(Ei,j×n÷(7+5+3+5+7+5+3+1+3+5+3+1)) 即ち、注目画素の周りから過去に発生した量子化誤差を
収集する手法となっている。ここで、nは図25に示し
た誤差最小係数であり、Ei,jのi,jは誤差収集範囲であ
る。第3の実施形態では、i=-2〜2, j=-2〜0である。
【0126】このように補正された画像信号が任意なス
ライスレベルで2値化される。
【0127】ところで、上述の誤差最小法は、注目画素
位置に対して過去の処理結果を参照している。これは、
第1の実施形態による平均濃度保存法と同じである。よ
って、この場合も、注目画素の入力ラインが“0”とい
うことで、2値化結果を即座に“0”にすることはでき
ない。
【0128】このことより、第3の実施形態のような誤
差最小法においても、本発明を適用することが可能であ
る。第3の実施形態では、2ライン前まで誤差値を参照
しているため、第1の実施形態と同様に、図4に示した
処理でライン飛ばしを行うか否かを判断することにな
る。このライン飛ばしをするかしないかの判断をした後
の処理は、第1の実施形態と同様なため、ここでも説明
を省略する。
【0129】無論、第1及び第2の実施2と同様に、誤
差を収集するライン数がnラインの場合、n+1ライン
以上空白ラインが続いたときのみ、画像変換処理を省略
できることになる。このとき、図4に示すステップS2
205のパラメータcountの閾値がn+1になることは
言うまでもない。
【0130】以上説明した処理により、第1及び第2の
実施形態と同様に、負荷の重い画像変換処理を適切に省
略でき、高速な処理を実現できる。その結果、省略した
処理の代わりに他の処理を行うことができ、PCから送
信した画像データがプリンタやデジタル複写機から高速
に出力可能となる。
【0131】以上説明した実施形態では、平均濃度処理
法、誤差拡散処理法、誤差最小法を例に説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、注目画素以外の
領域を参照して処理する画像変換処理に適用できること
は言うまでもない。
【0132】また、以上説明した実施形態では、2値化
を例に説明したが、本発明はこれに限らず、n値化(n
>1)に適用しても良い。
【0133】更に、本発明は複数の機器(例えば、ホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0134】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0135】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0136】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,
ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−
ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカー
ド,ROMなどを用いることができる。
【0137】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0138】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理すべき画像の特徴に応じて負荷の重い画像変換処理
を省略することにより、高速に画像処理を実現すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークを介してホストコンピュータに接
続されたディジタル複写機の構成例を示す図である。
【図2】本実施形態によるカラー複写機の構造を示す断
面図である。
【図3】PC側及び複写機側で行われる画像処理を示す
ブロック図である。
【図4】注目画素を含むラインのライン情報(S信号)
を説明するための図である。
【図5】本実施形態におけるPWM回路の構成を示す図
である。
【図6】各色成分のPWM回路の構成例を示すブロック
図である。
【図7】PWM回路におけるタイミングチャートを示す
図である。
【図8】第1の実施形態における画像変換処理回路の構
成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す加算部810の演算をプログラム言
語Cで示した図である。
【図10】図8に示す2値化処理部801の構成を示す
ブロック図である。
【図11】図8に示す誤差補正部802の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】誤差補正部802における処理を説明するた
めの図である。
【図13】図8に示す2値化結果遅延部803の構成を
示すブロック図である。
【図14】2値化結果遅延部803による複数ライン2
値化結果Nmnを示す図である。
【図15】図8に示す平均濃度算出部804の構成を示
すブロック図である。
【図16】平均濃度算出の処理を行うときの係数の例を
示す図である。
【図17】図8に示す乱数発生部806の構成を示す図
である。
【図18】乱数発生部806による乱数発生をプログラ
ム言語Cで示した図である。
【図19】ヒステリシス制御量の算出処理をプログラム
言語Cで示した図である。
【図20】しきい値算出処理をプログラム言語Cで示し
た図である。
【図21】2値化結果配置状態(パターン)を示す図で
ある。
【図22】ライン飛ばし信号生成部805の処理手順を
示すフローチャートである。
【図23】、第1の実施形態と第2の実施形態における
画像変換処理回路の構成上の相違点を示す図である。
【図24】誤差拡散処理法による2値化の際に発生する
誤差を拡散する処理を示す図である。
【図25】第2の実施形態で説明した誤差を拡散する誤
差拡散法とは対照的に誤差を収集する収集法を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA07 CA08 CA12 CA16 CB01 CB06 CB07 CB08 CB12 CB16 CC02 CE11 CE13 CH18 5C077 LL19 MP01 NN11 NN14 PP62 PQ08 PQ12 PQ17 PQ24 RR08 TT02 TT06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃淡情報を持つNビットの多値画像情報
    を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して出
    力する画像処理装置において、 多値画像情報に基づき、前記多値画像情報の注目画素を
    含む1ラインに対して画像変換処理を行うか否かを示す
    情報を生成する生成手段と、 生成した情報に応じて、前記多値画像情報の注目画素を
    含む1ラインに対する画像変換処理の実行を禁止するよ
    うに制御する制御手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像変換処理は、前記注目画素以外
    の画素も参照して画像変換処理することを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像変換処理で参照する画素は、前
    記注目画素に隣接した画素であることを特徴とする請求
    項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像変換処理で参照する画素は、注
    目画素を含むラインとは別のラインを1ライン以上含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像変換処理は、画像変換する際に
    発生する量子化誤差を求める手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像変換処理は、前記注目画素に対
    して誤差補正を行う手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記生成手段は、前記多値画像情報の注
    目画素を含をラインの中に所定値以外の画像情報が存在
    するか否かを示す2値の情報を生成することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記画像変換処理を実
    行する際に「処理に必要なライン数」+1以上の数だ
    け、前記生成された情報が前記画像変換処理を行わない
    旨、示す情報が続いた場合のみ、前記画像変換処理の実
    行を禁止するように制御することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記画像変換処理の実
    行を禁止する場合、前記画像変換処理の処理結果を強制
    的に所定値にすることを特徴とする請求項8に記載の画
    像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記生成手段からの情報と前記画像変
    換処理からの出力とを論理積演算して出力することを特
    徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 複数の原稿の画像を順次読み取り、読
    み取った画像情報を順次出力する画像読取手段を更に有
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記Mビットに変換した画像情報を可
    視化した画像として画像形成する画像形成手段にネット
    ワークを介して接続されていることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 濃淡情報を持つNビットの多値画像情
    報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して
    出力する画像処理装置の制御方法であって、 多値画像情報に基づき、前記多値画像情報の注目画素を
    含む1ラインに対して画像変換処理を行うか否かを示す
    情報を生成する生成工程と、 生成した情報に応じて、前記多値画像情報の注目画素を
    含む1ラインに対する画像変換処理の実行を禁止するよ
    うに制御する制御工程とを有することを特徴とする画像
    処理装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記画像変換処理は、前記注目画素以
    外の画素も参照して画像変換処理することを特徴とする
    請求項13に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記画像変換処理で参照する画素は、
    前記注目画素に隣接した画素であることを特徴とする請
    求項14に記載の画像処理装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記画像変換処理で参照する画素は、
    注目画素を含むラインとは別のラインを1ライン以上含
    むことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  17. 【請求項17】 前記画像変換処理は、画像変換する際
    に発生する量子化誤差を求める工程を有することを特徴
    とする請求項13に記載の画像処理装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記画像変換処理は、前記注目画素に
    対して誤差補正を行う手段を有することを特徴とする請
    求項13に記載の画像処理装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記生成工程は、前記多値画像情報の
    注目画素を含をラインの中に所定値以外の画像情報が存
    在するか否かを示す2値の情報を生成することを特徴と
    する請求項13に記載の画像処理装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記制御工程は、前記画像変換処理を
    実行する際に「処理に必要なライン数」+1以上の数だ
    け、前記生成された情報が前記画像変換処理を行わない
    旨、示す情報が続いた場合のみ、前記画像変換処理の実
    行を禁止するように制御することを特徴とする請求項1
    3に記載の画像処理装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記制御工程は、前記画像変換処理の
    実行を禁止する場合、前記画像変換処理の処理結果を強
    制的に所定値にすることを特徴とする請求項20に記載
    の画像処理装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 濃淡情報を持つNビットの多値画像情
    報を入力し、Mビット(N≧M)の画像情報に変換して
    出力する画像処理装置の制御方法のプログラムであっ
    て、 多値画像情報に基づき、前記多値画像情報の注目画素を
    含む1ラインに対して画像変換処理を行うか否かを示す
    情報を生成する生成モジュールと、 生成した情報に応じて、前記多値画像情報の注目画素を
    含む1ラインに対する画像変換処理の実行を禁止するよ
    うに制御する制御モジュールとを有することを特徴とす
    るプログラム。
  23. 【請求項23】 前記画像変換処理は、前記注目画素以
    外の画素も参照して画像変換処理することを特徴とする
    請求項22に記載のプログラム。
  24. 【請求項24】 前記画像変換処理で参照する画素は、
    前記注目画素に隣接した画素であることを特徴とする請
    求項23に記載のプログラム。
  25. 【請求項25】 前記画像変換処理で参照する画素は、
    注目画素を含むラインとは別のラインを1ライン以上含
    むことを特徴とする請求項26に記載のプログラム。
  26. 【請求項26】 前記画像変換処理は、画像変換する際
    に発生する量子化誤差を求めるモジュールを有すること
    を特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  27. 【請求項27】 前記画像変換処理は、前記注目画素に
    対して誤差補正を行うモジュールを有することを特徴と
    する請求項22に記載のプログラム。
  28. 【請求項28】 前記生成モジュールは、前記多値画像
    情報の注目画素を含をラインの中に所定値以外の画像情
    報が存在するか否かを示す2値の情報を生成することを
    特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  29. 【請求項29】 前記制御モジュールは、前記画像変換
    処理を実行する際に「処理に必要なライン数」+1以上
    の数だけ、前記生成された情報が前記画像変換処理を行
    わない旨、示す情報が続いた場合のみ、前記画像変換処
    理の実行を禁止するように制御することを特徴とする請
    求項22に記載のプログラム。
  30. 【請求項30】 前記制御モジュールは、前記画像変換
    処理の実行を禁止する場合、前記画像変換処理の処理結
    果を強制的に所定値にすることを特徴とする請求項29
    に記載のプログラム。
  31. 【請求項31】 請求項22乃至請求項30の何れか一
    項に記載のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
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