JP2000048504A - 磁気ディスク装置のトラッキングサーボ信号パターンの書き込み方法 - Google Patents

磁気ディスク装置のトラッキングサーボ信号パターンの書き込み方法

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JP2000048504A JP10210619A JP21061998A JP2000048504A JP 2000048504 A JP2000048504 A JP 2000048504A JP 10210619 A JP10210619 A JP 10210619A JP 21061998 A JP21061998 A JP 21061998A JP 2000048504 A JP2000048504 A JP 2000048504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドにより所定のトラックピッチで同
心円状のトラックとして情報を記録/再生する磁気ディ
スク装置のトラッキングサーボ信号パターンの書き込み
方法に関するもので、サーボトラックライダの利用効率
の向上を計る。 【解決手段】 トラッキングサーボ信号を書き込むサー
ボトラックライダにより第一のバースト信号8と第二の
バースト信号9のみを記録し、然る後に、その第一のバ
ースト信号8と第二のバースト信号9を磁気ディスク装
置自身の磁気ヘッドにより再生し、その両再生信号のレ
ベル比がそれぞれ所定の比率になるように、前記磁気ヘ
ッドの位置を制御しつつ磁気ディスク装置自身の磁気ヘ
ッドにより第三のバースト信号10と第四のバースト信
号11を記録することにより、前記サーボトラックライ
ダの利用効率の向上を計る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,回転駆動される磁
気ディスクに、磁気ヘッドにより所定のトラックピッチ
で同心円状の情報トラックとして情報を記録/再生する
磁気ディスク装置のトラッキングサーボ信号パターンの
書き込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりハードディスク装置などの磁気
ディスク装置において、所定のトラックピッチの同心円
状の情報トラックとして情報を記録/再生するために、
前記同心円状の情報トラックを複数区画に分割した各セ
クタの先頭部に予めトラッキングサーボ信号パターンを
記録しておくことが行なわれている。
【0003】図4はこのトラッキングサーボ信号パター
ンの一例を示すもので、情報トラツクの中心13より前
記磁気ディスクの直径方向に互いに異なる方向に離れ、
かつ、情報トラツクの中心13の長手方向に互いにずれ
た位置にそれぞれ予めトラッキングサーボ信号として記
録された所定の周波数の第一のバースト信号8、第二の
バースト信号9、第三のバースト信号10および第四の
バースト信号11とが記録されている。
【0004】情報の記録/再生時には、再生専用ヘッド
12により、前記第一、第二、第三および第四のバース
ト信号の少なくとも2っをそれぞれ再生し、その再生さ
れたバースト信号の再生信号間ののレベル比が所定の比
率になるように、前記再生専用磁気ヘッド12の位置を
制御しつつ、その磁気ヘッド12と一体的に固定された
記録ヘッド14の位置を規制して所定の情報トラック上
に情報の記録/再生をするように構成されている。
【0005】例えば、図4に示すように情報トラックの
中心13に対して対称的に第一のバースト信号8と第二
のバースト信号9または第三のバースト信号10と第四
のバースト信号11が位置する情報トラックに情報を記
録/再生する場合には、第一のバースト信号8と第二の
バースト信号9または第三のバースト信号10と第四の
バースト信号11を再生し、その両再生信号のレベルが
等しくなるように制御することにより、正常なトラッキ
ングが得られる。また、情報トラックの中心13に対し
て非対称的に第一のバースト信号8と第二のバースト信
号9または第三のバースト信号10と第四のバースト信
号11が位置する情報トラックに情報を記録/再生する
場合には、第一のバースト信号8と第二のバースト信号
9の再生信号のレベル比、あるいは第三のバースト信号
10および第四のバースト信号11の再生信号のレベル
比が予め定められた値になるように制御することによ
り、正常なトラッキングが得られる。
【0006】また、このような第一、第二、第三および
第四のバースト信号よりなるトラッキングサーボ信号パ
ターンを磁気ディスクに書き込む方法としては、従来、
サーボトラックライダと呼ばれる専用の書き込み装置を
使用して、磁気ディスク装置の磁気ディスクを回転駆動
しながら、サーボトラックライダの制御系でその磁気デ
ィスク装置自身の磁気ヘッドの位置および記録、消去の
タイミングを制御して、前記第一、第二、第三および第
四のバースト信号8,9,10,11を記録することが
行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
書き込み方法に使用されるサーボトラックライダは、非
常に高価な装置であり、従って、この高価な装置は、利
用効率良く活用されることが望まれるが、上述のよう
に、第一、第二、第三および第四の全てのバースト信号
をこのサーボトラックライダの制御のもとに記録するこ
とが行われているため、必ずしも利用効率の良いもので
はなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に,本発明の磁気ディスク装置のトラッキングサーボ信
号パターンの書き込み方法は、トラッキングサーボ信号
を書き込む装置(サーボトラックライダ)の制御のもと
に磁気ディスク装置自体の磁気へッドにより前記第一の
バースト信号と第二のバースト信号を記録し、然る後
に、磁気ディスク装置自体の制御のもとに磁気ディスク
装置自体の磁気へッドによりその第一のバースト信号と
第二のバースト信号を再生し、その両再生信号のレベル
比がそれぞれ所定の比率になるように、磁気ヘッドの位
置を制御しつつ磁気ディスク装置自身の磁気ヘッドによ
り前記第三のバースト信号と第四のバースト信号パター
ンを記録することを特徴とする。
【0009】この方法によれば、サーボトラックライダ
では、第一と第二のバースト信号8,9のみを記録する
ため、サーボトラックライダの利用効率は、少なくとも
2倍以上に向上するものであり、第三のバースト信号と
第四のバースト信号パターンは、それぞれの磁気ディス
ク装置自体の制御により磁気ディスク装置自体の磁気へ
ッドにより記録されるため、特に、特殊装置の利用効率
などを考慮する必要がないものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1および請求項2
に記載の磁気ディスク装置のトラッキングサーボ信号パ
ターンの書き込み方法について、図1ないし図3を参照
して説明する。
【0011】(実施の形態1)まず、従来と同様に、サ
ーボトラックライダを使用して、磁気ディスク装置の磁
気ディスクを回転駆動しながら、磁気ディスク装置の磁
気ヘッドを使用し、サーボトラックライダの制御のもと
に図1に示すように最初の一回転で磁気ヘッド14の幅
の第一バースト信号8aを記録し、磁気ヘッド14の位
置を変えて次の一回転で磁気ヘッド幅の第二バースト信
号9aを記録する。この第二バースト信号9aを記録す
る回転時に、磁気ヘッド14の一部が第一バースト信号
8aの一部8bを走査するように構成し、この走査時
に、第一バースト信号8aの一部8bを消去することに
より、正規のサーボトラック幅の第一バースト信号8を
得る。
【0012】同様にして、磁気ヘッド14の位置を変え
ての次の一回転で磁気ヘッド幅の第一のバースト信号8
aを記録するが、この第二バースト信号8aを記録する
回転時に、磁気ヘッドの一部が第二バースト信号9aの
一部9bを走査するように構成し、この走査時に、第二
のバースト信号9aの一部9bを消去することにより、
正規のサーボトラック幅の第二のバースト信号9を得
る。このようにして、磁気ディスクの上に、サーボトラ
ックライダの制御のもとに、所定の位置に所定のサーボ
トラック幅の第一バースト信号8と第二のバースト信号
9が正確に記録される。
【0013】その後、サーボトラックライダより切離
し、磁気ディスク装置自体の制御系のもとに、磁気ディ
スク装置自体の再生専用磁気へッド12により前記第一
のバースト信号8と第二のバースト信号9を再生し、そ
の両再生信号のレベル比がそれぞれ所定の比率になるよ
うに、前記再生専用磁気ヘッド12の位置を制御しつ
つ、その再生専用磁気ヘッド12と所定の位置関係でも
って一体化されている記録磁気ヘッド14により、前記
第一バースト信号8と第二のバースト信号9の記録と同
様にして、図2に示すように第一バースト信号8と第二
のバースト信号9所定の位置関係にある第三のバースト
信号10と第四のバースト信号11を記録する。
【0014】すなわち、最初の一回転で磁気ヘッド14
の幅の第三のバースト信号10aを記録し、次の第四バ
ースト信号11aを記録する回転時に、磁気ヘッドの一
部が第三バースト信号10aの一部10bを走査するよ
うに構成し、この走査時に、第三のバースト信号10a
の一部10bを消去することにより、正規のサーボトラ
ック幅の第三のバースト信号10を得る。同様にして
第三バースト信号10aを記録する回転時に、第四のバ
ースト信号11aの一部11bを消去することにより、
正規のサーボトラック幅の第四のバースト信号11を得
る。
【0015】この方法によれば、サーボトラックライダ
では、第一と第二のバースト信号8,9のみを記録する
ため、サーボトラックライダの利用効率は、第三のバー
スト信号10と第四のバースト信号11をも記録する従
来例に比べ、少なくとも2倍以上に向上するものであ
り、第三のバースト信号と第四のバースト信号パターン
は、それぞれの磁気ディスク装置自体の制御系により記
録されるため、特に、特殊装置の利用効率などを考慮す
る必要がないものである。
【0016】(実施の形態2)次に、本発明の磁気ディ
スク装置のトラッキングサーボ信号パターンの書き込み
方法の他の実施形態について、図3を参照して説明す
る。
【0017】前述の実施形態1と同様に、サーボトラッ
クライダの制御のもとに、第一と第二のバースト信号
8,9をディスクに記録するのであるが、本実施形態2
においては、第一のバースト信号8aの記録時に、同時
に、第三のバースト信号10aと第四のバースト信号1
1aを、第二のバースト信号9aの記録時に、同時に、
第三のバースト信号10aと第四のバースト信号11a
をディスクに記録する。
【0018】この時、図3aに示すように、先に記録さ
れた第三のバースト信号10aの一部に、次に記録され
た第三のバースト信号10aの一部が重複して記録さ
れ、また、先に記録された第四のバースト信号11aの
一部に、次に記録された第四のバースト信号11aの一
部が重複して記録されるように構成されており、第三の
バースト信号と第四のバースト信号はそれぞれディスク
の直径方向に連続したパターンに記録されている。ま
た、重複して記録される第三のバースト信号と第四のバ
ースト信号は、先に記録されている第三のバースト信号
と第四のバースト信号と位相的に一致して記録されてい
る。
【0019】その後、サーボトラックライダより切離
し、磁気ディスク装置自体の制御系のもとに、磁気ディ
スク装置自体の再生専用磁気へッド12により前記第一
のバースト信号8と第二のバースト信号9を再生し、そ
の両再生信号のレベル比がそれぞれ所定の比率になるよ
うに、前記再生専用磁気ヘッド12の位置を制御しつ
つ、その再生専用磁気ヘッド12と所定の位置関係でも
って一体化されている記録磁気ヘッド14により、前記
第三のバースト信号10aと第四のバースト信号11a
の一部10bと11bを消去して、図3(b)に示すよ
うに第一バースト信号8と第二のバースト信号9と所定
の位置関係にある所定幅の第三のバースト信号10と第
四のバースト信号11を得る。
【0020】この方式によると第三のバースト信号10
と第四のバースト信号11とのディスク径方向にサーボ
トラック幅と記録磁気ヘッドの幅の関係で、間隙15が
生じるが、記録磁気ヘッドの幅をサーボトラック幅の1
/3に近づけることにより、前記間隙15を小さくする
ことができる。
【0021】この方法によっても、サーボトラックライ
ダでは、第一と第二のバースト信号8,9とその記録ト
ラックの延長上に第三のバースト信号パターン10aと
第四のバースト信号パターン11aを記録するため、サ
ーボトラックライダの利用効率は、少なくとも2倍以上
に向上するものであり、最終的な第三のバースト信号1
0と第四のバースト信号11は、それぞれの磁気ディス
ク装置自体の磁気へッドにより消去されて形成されるた
め、特に、特殊装置の利用効率などを考慮する必要がな
いものである。
【0022】
【発明の効果】以上,説明したように本発明では、高価
な装置であるサーボトラックライダでは、第一と第二の
バースト信号8,9のみ、あるいは第一と第二のバース
ト信号8,9とその記録トラックの延長上に第三のバー
スト信号パターン10aと第四のバースト信号パターン
11aを記録するため、サーボトラックライダの利用効
率は、少なくとも2倍以上に向上するものであり、最終
的な第三のバースト信号10と第四のバースト信号11
は、それぞれの磁気ディスク装置自体の磁気へッドによ
り記録あるいは消去されて形成されるため、特に、サー
ボトラックライダなどの特殊装置の利用効率などを考慮
する必要がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置のトラッキングサー
ボ信号パターンの書き込み方法の一実施形態の記録過程
における磁気ディスク上に記録されたトラッキングサー
ボ信号パターンを示す図
【図2】同一実施形態の記録過程における磁気ディスク
上に記録されたトラッキングサーボ信号パターンを示す
【図3】本発明の磁気ディスク装置のトラッキングサー
ボ信号パターンの書き込み方法の他の実施形態の記録過
程における磁気ディスク上に記録されたトラッキングサ
ーボ信号パターンを示す図
【図4】従来の磁気ディスク装置のトラッキングサーボ
信号パターンの一例を示す図
【符号の説明】
8 第一のバースト信号 9 第二のバースト信号 10 第三のバースト信号 11 第四のバースト信号 12 再生専用ヘッド 14 記録磁気ヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される磁気ディスクに、磁気ヘッ
    ドにより所定のトラックピッチで同心円状の情報トラッ
    クとして情報を記録/再生する際に、前記同心円状のト
    ラックを複数に分割した各セクタの先頭部に、前記情報
    トラックの中心に対して磁気ディスクの直径方向に互い
    に離れ、かつ、情報トラツク方向にも互いにずれた位置
    にそれぞれトラッキングサーボ信号として予め記録され
    た第一のバースト信号、第二のバースト信号、第三のバ
    ースト信号および第四のバースト信号の少なくとも2つ
    のバースト信号を再生し、その再生されたバースト信号
    の再生信号間のレベル比が所定の比率になるように、前
    記磁気ヘッドの位置を制御しつつ情報を前記同心円状の
    情報トラックとして記録/再生する磁気ディスク装置の
    トラッキングサーボ信号の書き込み方法であって、トラ
    ッキングサーボ信号を書込む装置により磁気ディスク装
    置自身の磁気ヘッドの位置を制御しつつ、前記第一のバ
    ースト信号と第二のバースト信号を磁気ディスクに記録
    し、然る後に、磁気ディスク装置自身の磁気ヘッドによ
    り前記第一のバースト信号と第二のバースト信号を再生
    し、その両再生信号のレベル比がそれぞれ所定の比率に
    なるように、前記磁気ディスク装置自身の制御回路によ
    り磁気ヘッドの位置を制御しつつ、その磁気ヘッドによ
    り前記第三のバースト信号と第四のバースト信号を磁気
    ディスクに記録することを特徴とする磁気ディスク装置
    のトラッキングサーボ信号パターンの書き込み方法。
  2. 【請求項2】前記第一と第二のバースト信号の記録時に
    所定の記録幅以上の幅で第三のバースト信号パターンと
    第四のバースト信号パターンをそれぞれ記録しておき、
    前記磁気ディスク装置自身の磁気ヘッドにより前記第一
    のバースト信号と第二のバースト信号を再生し、その両
    再生信号のレベル比がそれぞれ所定の比率になるよう
    に、前記磁気ディスク装置自体の制御回路により磁気ヘ
    ッドの位置を制御しつつ、その磁気ヘッドにより前記第
    三のバースト信号パターンと第四のバースト信号パータ
    ーンの記録幅方向の一部を消去して所定の記録幅の前記
    第三のバースト信号と第四のバースト信号の記録を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置のト
    ラッキングサーボ信号パターンの書き込み方法。
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