JP2597627B2 - 磁気記録再生装置及び同装置に適用するデータ記録制御装置 - Google Patents

磁気記録再生装置及び同装置に適用するデータ記録制御装置

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JP2597627B2
JP2597627B2 JP63042255A JP4225588A JP2597627B2 JP 2597627 B2 JP2597627 B2 JP 2597627B2 JP 63042255 A JP63042255 A JP 63042255A JP 4225588 A JP4225588 A JP 4225588A JP 2597627 B2 JP2597627 B2 JP 2597627B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、特にフロッピーディスク装置に適用する磁
気記録再生装置に関し、特に同装置のデータ記録動作を
制御するためのデータ記録制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、フロッピーディスク装置では、磁気記録媒体
(ディスク)に対してデータのリード/ライトを行なう
磁気ヘッドとして、トンネルイレーズ方式のヘッドが知
られている。トンネルイレーズ方式の磁気ヘッドでは、
第7図に示すように、ディスクの走行方向(矢印A)に
おいて、イレーズギャップ11がリード/ライトギャップ
10に対して時間的に遅れた位置に配置されている。この
ため、トンネルイレーズ方式の磁気ヘッドによりデータ
がディスクに記録される場合には、記録動作のタイミン
グを決定するライトゲート信号(第6図のWG1)のタイ
ミングに対して、時間的に遅れてイレーズゲート信号E
が出力される。このイレーズゲート信号Eのタイミング
により、イレーズギャップ11は各トラック間の両端エリ
アを一定幅だけ消去する。これにより、データを記録し
た後に、そのデータを再生する際にクロストークが発生
することを防止でき、結果的に装置間の互換性を確保す
ることが可能となる。
ここで、ライトゲート信号及びイレーズゲート信号
は、ディスクコントローラ(FDC)により生成される。F
DCは、第6図に示すように、例えばディスクのトラック
フォーマットにおいて、シンク(sync)フィールドから
アクティブとなるライトゲート信号WG1を出力する。こ
のライトゲート信号WG1がFDCから出力されると、トンネ
ルイレーズ方式の磁気ヘッドを有するディスクドライブ
(FDD)は、ディスクのシンクフィールドからデータの
記録を開始するように、磁気ヘッドを駆動制御すること
になる。シンクフィールドは、第6図に示すように、通
常ではIDフィールド及びデータ(Data)フィールドの先
頭部に設けられている。シンクフィールドには“00"の
データが記録されている。FDDのリード動作ではシンク
フィールドから等間隔のリードパルスが生成されて、こ
のリードパルスが例えばデータの再生動作に必要なPLL
回路の同期信号として使用される。
ところで、近年では高密度記録のFDD及びディスクが
開発されており、記憶容量の増大化が図られている。こ
の高密度記録用に使用されるディスクは、例えばバリウ
ム・フェライトの磁性材が塗布されてなり、その塗布膜
厚が比較的厚い記録媒体である。このような高密度記録
用のディスクに対して、高密度記録(例えば記憶容量が
4メガバイト)を行なう場合には、低密度記録(例えば
記憶容量が1メガバイト)モードの場合に対して、記録
波長が短くなる。この記録波長の短いデータを再生する
には、磁気ヘッドのリード/ライトギャップ長(トラッ
クの円周方向の間隔)を小さくする必要がある。一方、
磁気ヘッドの磁気記録動作ではリード/ライトギャップ
長に応じて、ディスクの磁性膜の厚み方向に対する残留
磁化範囲(記録磁界)が決定される。
したがって、高密度記録モードに応じてリード/ライ
トギャップ長を短くした場合には、ディスクの磁性膜の
厚さを例えば記録波長の1/4程度に薄くする必要があ
る。これは、データ記録動作では、前にデータが記録さ
れた上に、新たなデータを記録するオーバーライト(重
ね書き)がなされている。この場合、前のデータは完全
に消去される必要があるが、ディスクの磁性膜が厚い場
合には前のデータの記録磁界が深いため、高密度記録モ
ードに応じたリード/ライトギャップ長では前のデータ
が残るような事態が発生する。この消去されないで残存
したデータは、データ再生時にクロストークの発生の原
因となる。一方、ディスクの磁性膜を薄くすることは、
製造上極めて困難である。これにより、高密度記録モー
ドにおいて、トンネルイレーズ方式の磁気ヘッドを使用
した場合には、データ記録動作におけるオーバーライト
特性が悪化する欠点がある。
このような欠点を解消するために、先行ワイドイレー
ズ方式の磁気ヘッドが提案されている。この方式の磁気
ヘッドは、第8図に示すように、ディスクの走行方向
(矢印A)において、イレーズギャップ12がリード/ラ
イトギャップ10より先行した位置に配置されたヘッドで
ある。このようなヘッドであれば、リード/ライトギャ
ップ10によりデータを記録する前に、先行したイレーズ
ギャップ12によりトラックの記録エリアがワイドにイレ
ーズされる。したがって、高密度記録モードに応じてリ
ード/ライトギャップ10のギャップ長が短くした場合で
も、データ記録時に予め前のデータを完全に消去するこ
とができるため、良好なオーバーライト特性を確保する
ことができる。
ところで、先行ワイドイレーズ方式では、リード/ラ
イト及びイレーズの各動作のタイミングが同時になるよ
うに制御されている。したがって、データの記録動作で
は、ライトゲート信号とイレーズゲート信号の出力タイ
ミングが同時である。
このような先行ワイドイレーズ方式の磁気ヘッドを使
用したFDDにおいて、第6図に示すように、トンネルイ
レーズ方式と同一タイミングのライトゲート信号WG1に
より、データの記録がなされると、以下のような問題点
がある。即ち、第8図に示すように、リード/ライトギ
ャップ10とイレーズギャップ12とは、距離xの間隔を以
て配置されている。さらに、リード/ライトとイレーズ
のタイミングは同一であるため、ヘッドとディスクとの
相対速度v及び距離xとの関係において、データ記録時
に「ΔT=x/v」となる時間ΔTだけ、シンクフィール
ドにイレーズされない領域が発生する。また、第6図に
示すGap3フィールドには、イレーズされたままの領域が
発生する。
特に、シンクフィールドはデータ再生時の際に、PLL
回路の同期信号をリードするための領域である。このた
め、イレーズされずにオーバーライト特性が悪化した状
態であると、データ再生の際に消去されない領域のS/N
比が劣化し、磁気ヘッドからの再生信号に対してPLL回
路の追従性能が低下する欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 高密度記録モードとして、先行ワイドイレーズ方式の
磁気ヘッドを使用したFDDにおいて、データ記録動作の
際に、トンネルイレーズ方式におけるライトゲート信号
を使用した場合には、例えばシンクフィールドに対する
オーバライト特性が悪化する。一方、先行ワイドイレー
ズ方式に対する専用のFDCを用意した場合には、従来の
トンネルイレーズ方式に対する互換性が無くなる問題が
ある。
本発明の目的は、トンネルイレーズ方式及び先行ワイ
ドイレーズ方式の磁気ヘッドを使用した装置の双方に互
換性を有し、データ記録動作の際にオーバライト特性が
悪化するような事態を招くことなく、確実なデータのリ
ード/ライト動作を実現することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、先行ワイドイレーズ方式又はトンネルイレ
ーズ方式の磁気ヘッドを有する特にフロッピーディスク
装置に適用する磁気記録再生装置である。本装置は、使
用している磁気ヘッドが先行ワイドイレーズ方式又はト
ンネルイレーズ方式のいずれかを指定するためのモード
信号を出力するモード信号出力手段と、このモード信号
に応じて各方式に適応するライトゲート信号を出力する
ライトゲート信号出力手段とを備えている。ライトゲー
ト信号出力手段は、トンネルイレーズ方式のモードの場
合にはトンネルイレーズ方式の磁気ヘッドにより磁気記
録媒体に対してデータを記録する際の所定のタイミング
を決定する第1のライトゲート信号を出力し、先行ワイ
ドイレーズ方式のモードの場合には第1のライトゲート
信号とはタイミングが異なる第2のライトゲート信号を
出力する。第2のライトゲート信号は、先行ワイドイレ
ーズ方式の磁気ヘッドにおけるイレーズギャップとリー
ド/ライトギャップ間の距離及び磁気記録媒体の回転数
(ディスクとヘッドとの相対速度に相当する)により決
定される第1のライトゲート信号のタイミングに対する
時間誤差に基づいて決定される。
このような構成により、トンネルイレーズ方式の磁気
ヘッドを使用した装置では、データ記録時に第1のライ
トゲート信号のタイミングにより、ディスク上の例えば
シンクフィールドからデータの記録動作が開始される。
また、先行ワイドイレーズ方式の磁気ヘッドを使用した
装置では、データ記録時に第1のライトゲート信号のタ
イミングより時間的に先行して出力される第2のライト
ゲート信号のタイミングにより、ディスク上の例えばシ
ンクフィールドの前からデータの記録動作が開始され
る。従って、先行ワイドイレーズ方式の場合でも、例え
ばシンクフィールドに対して確実に先行イレーズして、
かつ必要なデータを記録することができる。これによ
り、トンネルイレーズ方式および先行ワイドイレーズ方
式のいずれの場合でも、確実なデータ記録動作を実現す
ることができる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。第1
図は本発明の第1の実施例に係わるフロッピーディスク
システムの構成を示すブロック図である。第1図におい
て、ディスクコントローラ(FDC)20は図示しないホス
トコンピュータ(CPU)の制御により、ディスクドライ
ブ(FDD)21に対してリード/ライト動作に必要な各種
制御信号及びデータの入出力を行なう。FDC20はライト
動作時に、ライトタイミングを決定するライトゲート信
号WG及びライトデータWDをFDD21へ出力する。ライトデ
ータWDはCPUからFDC20へ転送される。ライトゲート信号
WGはFDC20に設けられたセレクタ22から出力される。セ
レクタ22はFDD21から転送されるモード信号Mに応じ
て、ライトゲート信号WG1又はWG2の一方を選択してライ
トゲート信号WGを出力する。ライトゲート信号WG1及びW
G2は、それぞれFDC20に設けられた各ライトゲート信号
発生回路から出力される。
FDD21はディスク駆動機構、磁気ヘッド駆動機構及び
各駆動機構の動作制御を行なう制御回路を備えている。
FDD21は磁気ヘッドの方式に応じたモード信号Mを出力
するモード出力回路23を備えている。モード出力回路23
は、磁気ヘッドがトンネルイレーズ方式であれば例えば
高レベル(論理レベル「H」)のモード信号Mを出力
し、また先行ワイドイレーズ方式であれば例えば低レベ
ル(論理レベル「L」)のモード信号Mを出力する。
第2図は第1図の構成を具体的に示すブロック図であ
る。第2図に示すように、FDD21には、先行ワイドイレ
ーズ方式の磁気ヘッド(以下先行イレーズヘッドと称
す)24を有するFDD21a及びトンネルイレーズ方式の磁気
ヘッド(以下トンネルイレーズヘッドと称す)25を有す
るFDD21bがある。各FDD21a,21bはそれぞれモード出力回
路23a,23bを備えている。また、FDC20はライトデータ出
力回路26を備えており、各モード出力回路23a,23bから
出力されるモード信号Mに応じて各FDD21a,21bに必要な
ライトデータWD(WD1,WD2)を出力する。尚、図示して
いないが、FDC20は先行イレーズヘッド24及びトンネル
イレーズヘッド25の各イレーズヘッドのイレーズ動作に
必要なイレーズゲート信号Eを出力する回路を備えてい
る。
次に、第1の実施例の動作を説明する。先ず、CPUが
ドライブセレクト信号を出力し、トンネルイレーズ方式
のFDD21bが動作可能の状態にされる。FDD21bのモード出
力回路23bは例えば高レベルのモード信号MをFDC20へ出
力する。FDC20のセレクタ22は、高レベルのモード信号
Mに応じてライトゲート信号WG1を選択してライトゲー
ト信号WGとしてFDD21bへ出力する。また、ライトデータ
出力回路26はモード信号Mに応じて、第3図に示すよう
なライトデータWD1をFDD21bへ出力する。これにより、F
DD21bのトンネルイレーズヘッド25はライトゲート信号W
G1のタイミングに応じて、FDD21bのディスク駆動機構に
より回転駆動されているディスクに対してデータの記録
動作を開始する。この場合、トンネルイレーズヘッド25
のリード/ライトギャップ10からの記録磁界により、ラ
イトデータWD1に応じた記録動作がなされる。即ち、第
6図に示すように、ライトゲート信号WG1のタイミング
に応じて、ディスクのトラックに設定されるシンクフィ
ールドからデータWD1の記録を開始する。トンネルイレ
ーズヘッド25は、ライトゲート信号WG1の出力期間に、
シンクフィールドに“00"をライトし、データフィール
ドに所定の「DATA」をライトする。
このとき、トンネルイレーズヘッド25のイレーズギャ
ップ11の消去磁界により、トラックの両端エリアがイレ
ーズされる。このイレーズ動作は、第3図に示すイレー
ズゲート信号Eに応じたタイミングで実行される。トン
ネルイレーズ方式では、第7図に示すように、イレーズ
ギャップ11がリード/ライトギャップ10より時間的に遅
れた位置にある。このため、第3図に示すように、イレ
ーズゲート信号Eはその遅れ時間ΔTだけ遅れて出力さ
れる。
次に、CPUのドライブセレクト信号により、先行ワイ
ドイレーズ方式のFDD21aが動作可能の状態にされる。FD
D21aのモード出力回路23aは例えば低レベルのモード信
号MをFDC20へ出力する。FDC20のセレクタ22は、低レベ
ルのモード信号Mに応じてライトゲート信号WG2を選択
してライトゲート信号WGとしてFDD21aへ出力する。ま
た、ライトデータ出力回路26はモード信号Mに応じて、
第4図に示すようなライトデータWD2をFDD21aへ出力す
る。これにより、FDD21aの先行イレーズヘッド24はライ
トゲート信号WG2のタイミングに応じて、FDD21aのディ
スク駆動機構により回転駆動されているディスクに対し
てデータの記録動作を開始する。
ここで、ライトゲート信号WG2は、第6図に示すよう
に、ライトゲート信号WG1に対して時間ΔTだけ早めに
出力される信号である。この時間ΔTは、第8図に示す
ように、リード/ライトギャップ10とイレーズギャップ
12との距離x及びヘッド,ディスクとの相対速度vとの
関係「ΔT=x/v」に基づいて決定される。
先行イレーズヘッド24は、第6図に示すように、ライ
トゲート信号WG2のタイミングに応じて、シンクフィー
ルドから時間ΔTだけ早められた位置であるギャップ
(Gap2)からデータの記録を開始することになる。即
ち、ライトゲート信号WG2の出力期間に、第4図に示す
ライトデータWD2に応じて、例えばギャップ(Gap2)に
“4E"、シンクフィールドに“00"をライトし、データフ
ィールドに所定の「DATA」をライトする。ギャップ(Ga
p2)は、データフィールドを書換えする際にヘッドをリ
ードモードからライトモードへ切換えるために必要なギ
ャップであり、通常では22バイト固定である。
このとき、先行イレーズヘッド24のイレーズギャップ
12の消去磁界により、リード/ライトギャップ10より先
行してトラック幅全体がイレーズされる。このイレーズ
動作は、第4図に示すイレーズゲート信号Eに応じたタ
イミングで実行される。先行ワイドイレーズ方式では、
ライト動作のタイミングと同一のタイミングによりイレ
ーズ動作がなされている。
このようにして、トンネルイレーズ方式のFDD21bに対
しては、ライトゲート信号WG1及びライトデータWD1を出
力することにより、例えばトラックのシンクフィールド
からデータWD1の記録を開始することができる。また、
先行ワイドイレーズ方式のFDD21aに対しては、出力タイ
ミングが早いライトゲート信号WG1及びライトデータWD2
を出力することにより、例えばトラックのギャップ(Ga
p2)からデータWD2の記録を開始することができる。
したがって、いずれの方式のFDDの場合でも、トラッ
クのシンクフィールドからデータ記録を確実に行なうこ
とができる。これにより、先行ワイドイレーズ方式のFD
Dにおいて、高密度記録モードによるデータの記録が実
行される際に、例えばディスクのシンクフィールドにお
けるオーバーライト特性が悪化するような事態を防止す
ることができる。このため、データ再生動作の際に、シ
ンクフィールドからデータ再生に必要なリードパルスを
生成し、PLL回路を磁気ヘッドからの再生信号に対して
確実に追従させることが可能となり、確実なデータ再生
を実現することができる。
第5図は本発明の第2の実施例に係わるブロック図で
ある。第2の実施例では、FDC20はデコーダ27を備えて
おり、このデコーダ27によりCPU30からのモードを指示
するコマンドを解読する。即ち、CPU30は、ディスクセ
レクト信号と共に、セレクトしたFDDが先行ワイドイレ
ーズ方式又はトンネルイレーズ方式の一方を指示するコ
マンドを出力する。デコーダ27は、解読結果により、前
記第1の実施例と同様にトンネルイレーズ方式を指示す
る例えば高レベルのモード信号Mを出力し、また先行ワ
イドイレーズ方式を指示する例えば低レベルのモード信
号Mを出力する。
第2の実施例では、第1の実施例のように、各FDD21
a,21bのそれぞれに設けられたモード出力回路23a,23bが
不要となる。尚、他の構成及び作用効果は前記第1の実
施例の場合と同様であるため、説明を省略する。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、トンネルイレー
ズ方式の磁気ヘッドを使用する装置及び先行ワイドイレ
ーズ方式の磁気ヘッドを使用する装置において、各装置
のモードに適正なタイミングのライトゲート信号を出力
することができる。したがって、先行ワイドイレーズ方
式により高密度記録モードでのデータ記録を行なう場合
に、例えばトラックのシンクフィールドのオーバーライ
ト特性が悪化するような事態を確実に防止することがで
きる。また、トンネルイレーズ方式による場合でも、デ
ータの記録動作を確実に行なうことができる。
これにより、結果的にトンネルイレーズ方式又は先行
ワイドイレーズ方式のいずれのFDDにおいても、データ
のリード/ライトを確実に実行させることが可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わるブロック図、第
2図は同実施例の具体的構成を示すブロック図、第3
図,第4図及び第6図はそれぞれ同実施例の動作を説明
するためのタイミングチャート、第5図は本発明の第2
の実施例に係わるブロック図、第7図はトンネルイレー
ズ方式の磁気ヘッドの平面図、第8図は先行ワイドイレ
ーズ方式の磁気ヘッドの平面図である。 10……リード/ライトギャップ、11,12……イレーズギ
ャップ、20……ディスクコントローラ(FDC)、21……
ディスクドライブ(FDD)、22……セレクタ、23……モ
ード出力回路、26……ライトデータ出力回路、27……デ
コーダ。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先行ワイドイレーズ方式又はトンネルイレ
    ーズ方式の磁気ヘッドにより磁気記録媒体に対してデー
    タの記録,再生を行なう磁気記録再生装置において、 前記先行ワイドイレーズ方式又はトンネルイレーズ方式
    のいずれかを指定するためのモード信号を出力するモー
    ド信号出力手段と、 前記モード信号出力手段からのモード信号に応じて、前
    記トンネルイレーズ方式のモードの場合には前記トンネ
    ルイレーズ方式の磁気ヘッドにより前記磁気記録媒体に
    対してデータを記録する際の所定のタイミングを決定す
    る第1のライトゲート信号を出力し、前記先行ワイドイ
    レーズ方式のモードの場合には、前記先行ワイドイレー
    ズ方式の磁気ヘッドにおけるイレーズギャップとリード
    /ライトギャップ間の距離及び前記磁気記録媒体の回転
    数により決定される前記第1のライトゲート信号のタイ
    ミングに対する時間誤差に基づいて決定された第2のラ
    イトゲート信号を前記磁気記録媒体に対してデータを記
    録する際のタイミング信号として出力するライトゲート
    信号出力手段とを具備したことを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】先行ワイドイレーズ方式又はトンネルイレ
    ーズ方式の磁気ヘッドにより磁気記録媒体に対してデー
    タの記録,再生を行なう磁気記録再生装置において、 前記先行ワイドイレーズ方式又はトンネルイレーズ方式
    の一方を指示するコマンドを出力するコマンド出力手段
    と、 前記コマンド出力手段から出力されたコマンドに基づい
    て、前記先行ワイドイレーズ方式又はトンネルイレーズ
    方式のいずれかのモードを選択するためのモード選択手
    段と、 前記モード選択手段により前記トンネルイレーズ方式の
    モードが選択された場合には前記トンネルイレーズ方式
    の磁気ヘッドにより前記磁気記録媒体に対してデータを
    記録する際の所定のタイミングを決定する第1のライト
    ゲート信号を出力し、前記先行ワイドイレーズ方式のモ
    ードが選択された場合には、前記先行ワイドイレーズ方
    式の磁気ヘッドにおけるイレーズギャップとリード/ラ
    イトギャップ間の距離及び前記磁気記録媒体の回転数に
    より決定される前記第1のライトゲート信号のタイミン
    グに対する時間誤差に基づいて決定された第2のライト
    ゲート信号を前記磁気記録媒体に対してデータを記録す
    る際のタイミング信号として出力するライトゲート信号
    出力手段と、 前記ライトゲート信号出力手段から出力される前記第1
    のライトゲート信号に同期して第1のライトデータを出
    力し、前記第2のライトゲート信号に同期して第2のラ
    イトデータを出力するライトデータ出力手段とを具備し
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】ライトゲート信号の出力タイミングに応じ
    て、トンネルイレーズ方式または先行ワイドイレーズ方
    式の磁気ヘッドによりディスクにデータの記録を行なう
    磁気記録再生装置のデータ記録制御装置において、 第1のタイミングで出力される第1のライトゲート信号
    と、この第1のライトゲート信号とは異なる第2のタイ
    ミングであって前記先行ワイドイレーズ方式の磁気ヘッ
    ドにおけるイレーズギャップとリード/ライトギャップ
    間の距離及び前記磁気記録媒体の回転数により決定され
    る時間だけ前記第1のタイミングより先行した前記第2
    のタイミングで出力される第2のライトゲート信号とを
    生成するライトゲート信号生成手段と、 前記トンネルイレーズ方式の磁気ヘッドによりデータを
    記録するときに前記ライトゲート信号生成手段により生
    成される前記第1のライトゲート信号を出力し、前記先
    行ワイドイレーズ方式の磁気ヘッドによりデータを記録
    するときに前記ライトゲート信号生成手段により生成さ
    れる前記第2のライトゲート信号を出力するライトゲー
    ト信号出力手段とを具備したことを特徴とするデータ記
    録制御装置。
  4. 【請求項4】前記第1のライトゲート信号は、前記トン
    ネルイレーズ方式の磁気ヘッドのリード/ライトギャッ
    プが前記ディスクのデータエリアの前に配置されたシン
    クフィールドの先頭に位置したときにアクティブとなる
    信号であり、 前記第2のライトゲート信号は、前記先行ワイドイレー
    ズ方式の磁気ヘッドのリード/ライトギャップが前記デ
    ィスクの前記シンクフィールドの先頭より前に位置した
    ときにアクティブとなる信号であることを特徴とする請
    求項3記載のデータ記録制御装置。
  5. 【請求項5】前記ライトゲート信号出力手段は、前記ト
    ンネルイレーズ方式または前記先行ワイドイレーズ方式
    のいずれかを指定するモード信号に基づいて、前記第1
    または第2のライトゲート信号を選択出力することを特
    徴とする請求項3記載のデータ記録制御装置。
  6. 【請求項6】前記第2のライトゲート信号がアクティブ
    になるときに、前記先行ワイドイレーズ方式の磁気ヘッ
    ドのイレーズギャップにより前記シンクフィールドをラ
    イト動作に先行してイレーズするようにイレーズゲート
    信号をアクティブにすることを特徴とする請求項4記載
    のデータ記録制御装置。
  7. 【請求項7】前記ライトゲート信号出力手段は、前記ト
    ンネルイレーズ方式または前記先行ワイドイレーズ方式
    のいずれかのモードを選択するホストシステムからのコ
    マンドに基づいて、前記第1または第2のライトゲート
    信号を選択出力することを特徴とする請求項3記載のデ
    ータ記録制御装置。
  8. 【請求項8】前記ライトゲート信号出力手段から出力さ
    れる前記第1のライトゲート信号に同期して第1のライ
    トデータを出力し、前記第2のライトゲート信号に同期
    して第2のライトデータを出力するライトデータ出力手
    段を具備し、 前記第2のライトデータは、前記シンクフィールドの先
    頭より前に配置されたギャップフィールドに記録するた
    めの所定のデータを含むことを特徴とする請求項4記載
    のデータ記録制御装置。
JP63042255A 1987-02-27 1988-02-26 磁気記録再生装置及び同装置に適用するデータ記録制御装置 Expired - Lifetime JP2597627B2 (ja)

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