JP3099133B2 - サ−ボデ−タの形成方法 - Google Patents

サ−ボデ−タの形成方法

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JP3099133B2
JP3099133B2 JP03050171A JP5017191A JP3099133B2 JP 3099133 B2 JP3099133 B2 JP 3099133B2 JP 03050171 A JP03050171 A JP 03050171A JP 5017191 A JP5017191 A JP 5017191A JP 3099133 B2 JP3099133 B2 JP 3099133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置、特
に、各トラックまたはゾ−ン毎に記録周波数を異ならせ
てデ−タを記録する方式〔ゾ−ンビットレコ−ディング
(ZBR)方式〕に適応するサ−ボデ−タを有する磁気
ディスク装置及びそのサ−ボデ−タの形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスクに形成されるサ−ボ
デ−タは、特開昭63−91881に記載のように、デ
−タ面サ−ボ方式においては、各セクタの最初の部分に
サ−ボ情報であることを知らせるマ−カ部分が記録さ
れ、その後クロックの同期部を経て位置ずれ情報用のビ
ットセルすなわちサ−ボパタ−ンが記録される。この時
のサ−ボ領域はディスク面に対し放射状になっている。
これは、サ−ボ情報を記録するプロセスが次のようにな
っているために生ずるものである。すなわち、まず、サ
−ボ情報を記録する面以外のディスク面に一周の記録ビ
ット数が規定の記録ビット数になるようにクロック信号
を記録する。次に、サ−ボ面サ−ボの場合は、記録した
クロック信号に従いサ−ボディスク面上にサ−ボパタ−
ンを記録する。また、デ−タ面サ−ボの場合は、記録し
たクロック信号とセクタ信号を用いて、セクタの最初の
部分にサ−ボパタ−ンを記録する。さらに、サ−ボパタ
−ンを記録する場合は、レ−ザ測長系などを用いてデ−
タトラック中心から1/2トラックピッチずらせて半径
方向の位置決めをし、最内周または最外周から1トラッ
クずつサ−ボパタ−ンの位相をずらせながら、2値の記
録電流で記録する。このようにして、サ−ボ面のサ−ボ
情報が記録できる。また、デ−タ面サ−ボの場合は、全
部の面に一度に上記の手法によって、サ−ボパタ−ンを
形成する。しかしながら、上記のプロセスを用いると、
隣接したデ−タトラック間では、サ−ボパタ−ンの位相
が一致するために、記録周波数が一定になってしまう。
一方、ディスクの内周と外周で記録周波数を異ならせる
方式は、特開平1−204272に記載されているが、
これは、デ−タ部分のみ外部の可変周波数発信器のクロ
ックによって記録を行うものであり、サ−ボ情報は内外
周ともに一定周波数で記録するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術におけるサ−
ボデ−タは、隣接したデ−タトラック間のサ−ボパタ−
ンの位相が一致することから、ディスクの内周と外周と
もに記録周波数が一定となる。このため、小型磁気ディ
スク等で用いようとしている各トラックまたはゾ−ン毎
に記録周波数を異ならせてデ−タを記録する方式〔ゾ−
ンビットレコ−ディング(ZBR)方式〕には、不適当
であり、採用できなかった。本発明の目的は、サ−ボデ
−タとして、各トラックまたはゾ−ン毎に記録周波数を
異ならせてデ−タを記録する方式〔ゾ−ンビットレコ−
ディング(ZBR)方式〕に適応するサ−ボパタ−ンを
有する磁気ディスク装置であって、そのサ−ボデ−タの
形成方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、磁気ディスクのトラック中心半径から1/2トラッ
クピッチだけ磁気ヘッドをずらし、トラック番号が奇数
か偶数かを判別し、奇数か偶数かによって円周の方向に
互いに磁化反転する直流消去を行い、つぎに、トラック
中心半径に磁気ヘッドの中心位置を合わせ、トラックが
何番目かまたはどのゾ−ンに対応するかを判断し、トラ
ックまたはゾ−ンに対応した記録周波数を選択し、記録
電流を少なくとも3値以上の記録電流波形として流し、
直流消去の磁化方向と反対の方向に記録する電流方向の
時のみ磁化反転を形成して、記録する。
【0005】
【作用】本発明のサ−ボデ−タの形成方法により、サ−
ボパタ−ンとして、1回の記録で1デ−タトラック上に
その中心の内周側と外周側でそれぞれ違ったサ−ボパタ
−ンつまり2種類のサ−ボパタ−ンを効率的かつ能率的
に形成することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明により形成されるトラッキング用の
サ−ボパタ−ンを示し、7トラックを3ゾ−ンに分けた
場合のサ−ボパタ−ンの一周期分の例である。ゾ−ン1
の記録周波数はf1、ゾ−ン2の記録周波数はf2、ゾ−
ン3の記録周波数はf3であり、各々の隣接トラック間
では、サ−ボパタ−ンの磁化パタ−ンが対称になってい
る。さらにゾ−ンの隣接部では、記録周波数が異なるの
で、磁化パタ−ンの位相がずれている。このように、そ
の特徴は、隣接トラックのサ−ボパタ−ンとの位相関係
が全くないことにある。そのために各トラックまたはゾ
−ン毎に記録周波数を異ならせてデ−タを記録する方式
〔ゾ−ンビットレコ−ディング(ZBR)方式〕に適応
したサ−ボパタ−ンとして用いることができる。このサ
−ボパタ−ンの形成方法については詳細に後述する。
【0007】まず、サ−ボパタ−ンの信号処理方式につ
いて、図2、図3、図4を用いて説明する。図4は、磁
気ディスク面上のサ−ボデ−タ領域の配置図であり、磁
気ディスク301を各トラックまたはゾ−ンごとに分
け、1トラックまたはゾ−ンをさらにサ−ボデ−タ領域
302とデ−タ領域303で構成するセクタ304に分
割したものである。各セクタ内でサ−ボ情報の記録位置
は、斜線部302で示すように最初の部分に設ける。但
し、この磁気ディスクは、各トラックまたはゾ−ンごと
に外周に向かうほど記録密度を高くした各トラックまた
はゾ−ン毎に記録周波数を異ならせてデ−タを記録する
方式〔ゾ−ンビットレコ−ディング(ZBR)方式〕を
示しているので、外周に向かうほどセクタ長が短くなっ
ている。一方、磁気ディスク装置は、一定角速度回転を
しているために、この方式では外周に向かうほど記録ク
ロック周波数305が高くなっている。 f1>f2>f3>・・・
【0008】次に、図4のサ−ボデ−タ領域302を詳
しく表したのが図2である。サ−ボデ−タ領域302
は、記録周波数と同期をとるためのSYNCバイト10
2とトラックの番地を示すトラックアドレスパタ−ン1
03とトラッキングサ−ボを行うためのサ−ボパタ−ン
101で構成している。
【0009】このサ−ボデ−タ領域302から磁気ヘッ
ドの位置決め情報を得る信号処理回路を図3に示す。こ
の信号処理回路の構成を説明する。まず、上位機234
から送られてくるヘッド切替信号202により使用する
磁気ヘッド201を選択する。選択された磁気ヘッド2
01により磁気ディスク232に記録してある情報を再
生し、その出力をリ−ドライトセレクタ203に出力す
る。一方、上位機234からセクタ信号204をリ−ド
ライトセレクタ203に入力し、セクタの初めの部分で
あれば、サ−ボデ−タ領域302からの再生信号である
と判断して、破線で囲んだサ−ボデ−タ信号処理部22
2へ出力する。
【0010】一方、サ−ボデ−タ領域302のデ−タの
並びは、図2に示すように、セクタの初めから順に、同
期化のためのSYNCバイト102、次にトラックアド
レスパタ−ン103、再びSYNCバイト102、そし
てサ−ボパタ−ン101、さらにSYNCバイト102
の順になっている。その後にはリ−ドライトデ−タ領域
303が続いている。
【0011】この信号処理部222は、上記のサ−ボデ
−タを次のように処理する。まず、記録クロック周波数
を求めるために、最初のSYNCバイト102のタイミ
ングを用いる。そこで、SYNCゲ−ト212ではSY
NC部に記録する特殊パタ−ンを検出してSYNCの時
のみゲ−トを開き、SYNCバイトから形成したパルス
を可変周波数発振器(VFO)213へ出力する。その
時のVFO出力が記録クロック周波数になる。次に、現
在ヘッドがどのトラック上にあるかを知るために、次の
トラックアドレスパタ−ン103を処理する。ここに
は、記録クロック周波数とは無関係に、記録密度の粗密
によってコ−ドを表している。そのコ−ドをトラックア
ドレス復調回路210でトラックアドレスに復調する。
さらに復調されたトラックアドレスは、制御信号として
送られてくる目標トラックアドレス223と比較回路2
11で比較され、目標トラックアドレスからずれている
時はトラックずれ信号224として出力する。ヘッドが
目標トラック上にある場合は、次に記録してあるサ−ボ
パタ−ン101を処理してトラックのフォロイング時の
位置決め補正を行う。サ−ボパタ−ンの処理方法は、ま
ず、目標トラック上にあることを意味するオントラック
信号225、さらに、各トラックまたはゾ−ン毎に記録
周波数を異ならせてデ−タを記録する方式〔ゾ−ンビッ
トレコ−ディング(ZBR)方式〕の場合は、目標のゾ
−ン内にあることを意味するインゾ−ン信号226の各
々を上位機234から入力し、アンド信号227によっ
てサ−ボパタ−ンの取り込みをゲ−トする。ここで目標
トラックにある場合、アンド信号227が開き、マ−カ
検出部205に再生信号が入力される。その時、サ−ボ
パタ−ンは、図2に示すように、マ−カ部104と位置
ずれ検出部105からなる磁化反転パタ−ンになってい
る。このパタ−ンの形成方式については、後で詳細に説
明する。サ−ボパタ−ンを入力したマ−カ検出部205
では、トラック中心から見て内外周ともに同時に磁化反
転しているパタ−ン部分、すなわちマ−カ部104を検
出する。次に、マ−カ部104を検出したタイミングを
ゲ−ト作成回路206へ出力する。一方、VFO213
出力のクロックもゲ−ト作成回路206に入力する。ゲ
−ト作成回路206では、マ−カ部104の検出タイミ
ングからVFO213出力のクロックでカウントを始
め、位置ずれ検出部105のP1パタ−ン部分の取り込
み用ゲ−ト228とP2パタ−ン部分の取り込み用ゲ−
ト229を形成する。次に、ヘッドの位置ずれ量を求め
るために、サ−ボデ−タの再生信号と上記のゲ−ト作成
回路206で形成したゲ−ト信号228、229を用い
て、P1パタ−ン部分の再生振幅をV1検出回路207で
求め、P2パタ−ン部分の再生振幅をV2検出回路208
で求める。次に減算回路209では、それぞれの検出回
路207、208で求めた振幅の差Verを求め、トラッ
キングエラ−信号230として出力する。
【0012】ここで、ヘッドが位置ずれした場合の再生
信号振幅と、トラッキングエラ−信号230との関係に
ついて説明する。図2に示すように、まず、ヘッドがオ
ントラック状態、すなわちA状態での再生波形は、
1、P2パタ−ンの再生信号振幅V1、V2ともに振幅が
等しく、 Ver=V1−V2=0 となり、トラッキングエラ−信号出力はゼロになる。ま
た、ヘッドがB状態、すなわち位置ずれ量が(+δ)の
場合の再生波形は、P1パタ−ンに対する再生信号振幅
1の振幅がP2パタ−ンに対する再生信号振幅V2より
も大きくなり、 Ver=V1−V2≧0 となる。すなわち、トラッキングエラ−信号出力は
(+)になる。一方、ヘッドがC状態、すなわち位置ず
れ量が(−δ)の場合の再生波形は、B状態とは反対に
2パタ−ンに対する再生信号振幅V2の振幅がP1パタ
−ンに対する再生信号振幅V1よりも大きくなり、 Ver=V1−V2≦0 となる。すなわち、トラッキングエラ−信号出力は
(−)になる。上記のようにヘッドに位置ずれがある
と、トラッキングエラ−信号230が(+)または
(−)レベルになるので、ゼロになるようにアクチュエ
−タ駆動部217を動作させ、アクチュエ−タ233を
動かし、磁気ヘッド201がトラック中心になるように
位置決め機構系216を制御すればよい。
【0013】以上のようにしてサ−ボデ−タ信号を処理
するが、実際のアクセスも含めた動作時には、上記の各
信号を動作のモ−ドに従ってモ−ドセレクタ214で選
択することにより、位置決め系全体を動作させる。モ−
ドセレクタ214の動作は次のような状態になる。ま
ず、各トラックまたはゾ−ン毎に記録周波数を異ならせ
てデ−タを記録する方式〔ゾ−ンビットレコ−ディング
(ZBR)方式〕の場合、別のゾ−ンからアクセスして
くる場合、上位機234から送られてくるモ−ドセレク
ト信号231は、ゾ−ン間アクセスモ−ドとなり、目標
ゾ−ンまでの距離を出力したゾ−ン間アクセス信号22
1をセレクトし、位置決め機構216に出力する。次に
目標ゾ−ンに達した場合には、モ−ドセレクト信号23
1はゾ−ン内アクセスモ−ドに切り替わり、上記のトラ
ックずれ信号224をセレクトして位置決め機構216
に出力する。さらに目標トラックに達した場合は、モ−
ドセレクト信号231はフォロイングモ−ドに切り替わ
り、上記のトラッキングエラ−信号230をセレクトし
て位置決め機構216に出力する。以上のようにして出
力されてきた信号を位置決め機構216では、電流バッ
ファアンプ215を介して、アクチュエ−タを駆動する
ボイスコイルモ−タ217に供給する。ボイスコイルモ
−タ217では、位置ずれ信号があればその信号すなわ
ち各エラ−信号221、224、230がともに小さく
なる方向に駆動力を発生し、アクチュエ−タ233を動
かす。さらにアクチュエ−タ233の先端にロ−ドア−
ムを介し磁気ヘッド201が設けられているので、アク
チュエ−タが動くことにより磁気ヘッドの半径位置をず
らすことができる。上記信号処理部を含めたサ−ボル−
プにおいて、磁気ヘッドよりサ−ボデ−タを常時再生す
ることによって正確な位置決めを行う。
【0014】上記のようにフォロイングされた状態で、
一般のデ−タの記録再生を行う。記録の場合は、サ−ボ
デ−タのSYNC102で同期をかけたVFO213の
クロック出力のタイミングによって記録デ−タをデ−タ
変調218内で記録に適したコ−ドに変調し記録する。
また、再生の場合は、再生信号をデ−タ復調219内で
復調し、再生デ−タとして上位機234へ出力する。
【0015】次に、上記のサ−ボパタ−ン101の形成
方法について、図5、図6、図7、図8、図9、図1
0、図11を用いて説明する。まず、磁気ディスクを各
トラックごとに磁化方向が反転するように直流消去を行
う。この方法を図5に示す。初めに、1番目のトラック
中心半径から1/2トラックピッチだけ磁気ヘッドの中
心位置をずらせる。そのずらせる手段として、レ−ザ測
長系などを用いる。次に、トラック番号が奇数か偶数か
を判断し、奇数ならば円周の(+)方向に磁化させる直
流消去をする。また、偶数ならば奇数とは逆に円周の
(−)方向に磁化させる直流消去をする。現在のトラッ
ク番号は1であるので奇数番トラックとなり、図7に示
すように直流消去方向は(+)になる。なお、201は
磁化手段(巻線)を示す。次に、一つの磁気ヘッドが受
け持つ1面の全トラック数に1トラック加えた数のトラ
ック数について、すべて直流消去をしたかどうかを判断
する。まだの場合はトラック番号を一つ増加して図8、
さらに図9のように同じ工程を繰返し、全面の全トラッ
クの消去を行うまで続ける。全面直流消去が終わると、
図6に示すサ−ボデ−タを記録する工程に移る。初め
に、1番目のトラック中心半径に磁気ヘッドの中心位置
をあわせる。その位置合わせをする手段として、レ−ザ
測長系などを用いる。次に、記録するトラックがどのゾ
−ンに対応するかを判断し、ゾ−ンに対応した記録周波
数を選択する。次に、そのゾ−ン内で最初のサ−ボデ−
タ記録かどうかを判断し、最初の場合はサ−ボデ−タを
記録するための基準クロック信号を、選択した記録周波
数で別の磁気ディスク面に記録する。次に基準クロック
をもとにセクタ分割を行い、各セクタの始まりに基準ク
ロックに同期したサ−ボデ−タを記録する。このサ−ボ
デ−タのうち、SYNCバイト102、トラックアドレ
スパタ−ン103は、従来の電流反転による記録方式で
記録できる。一方、サ−ボパタ−ンの記録方式について
は、本発明の特徴となる部分であり、図10、図11を
用いて後ほど詳細に説明する。上記のようにサ−ボデ−
タを記録する工程を、1ヘッドあたりの全トラック数が
終わるまで繰り返す。さらに、1面が終わるとそのサ−
ボデ−タを用いてほかの全面にコピ−を行う。なお、ゾ
−ンの単位をトラックの単位に替えても、同様にサ−ボ
デ−タを記録できることは云うまでもない。
【0016】次に、前述したサ−ボパタ−ンの記録方式
について説明する。ここでの記録電流は図10および図
2に示すように、3値(+、0、−)の記録電流を用い
る。その記録方式は、以下のものである。まず、直流消
去によってトラック中心の内周側と外周側では磁化の方
向が反対になっている。そこにプラス(+)の記録電流
では左方向に磁化し、マイナス(−)の記録電流では右
方向に磁化すると定める。また、記録電流が0では全く
記録されず、以前に記録されていたものがそのまま残
る。このように定めた状態で、ビット長の整数倍のパル
ス幅記録電流を図10に示す記録電流波形として流すこ
とによって、直流消去の磁化方向と反対の方向に記録す
る電流方向の時のみ磁化反転を形成してサ−ボパタ−ン
が記録される。この場合、トラック中心に対し内外周で
直流磁化方向が異なるために、1トラック上に2種類の
サ−ボパタ−ンを1回の記録で形成することができる。
図10に示す工程が終われば、図11に示すように隣接
トラックに移動して上記と同様のサ−ボパタ−ンを記録
する。この時はトラック中心に対する内側と外側での磁
化の方向の関係が上記の場合と反対になっているため
に、サ−ボパタ−ンは上記トラックでのサ−ボパタ−ン
に対して、図11のように折り返しのパタ−ンになる。
そこで、フォロイング動作時での位置ずれ方向とV1
2の関係は、奇数番トラックと偶数番トラックでは反
対になる。さらに、各トラックの中心位置に位置決めし
てサ−ボパタ−ンを記録するために、隣接トラックとの
間にはパタ−ンが記録されない部分、すなわちガ−ドバ
ンドGw部分が形成され、隣接トラックにまたがらない
ようにサ−ボパタ−ンを形成できる。これは、磁気ヘッ
ドの記録にじみ量が直流消去時に比べサ−ボパタ−ン記
録時の方が狭いことに起因している。
【0017】次に、位置ずれ量とトラッキングエラ−信
号レベルとの関係について説明する。図12には、隣接
トラック間で線記録密度が一定の状態すなわち各トラッ
クまたはゾ−ン毎に記録周波数を異ならせてデ−タを記
録する方式〔ゾ−ンビットレコ−ディング(ZBR)方
式〕における一つのゾ−ン内の位置ずれ量とトラッキン
グエラ−信号レベルとの関係を示す。今トラック幅をT
wとし、トラックピッチをP、隣接トラックからの位置
ずれによる干渉を防ぐためのガ−ドバンドGwとする
と、次の関係がある。 P=Tw+Gw 一方、トラック中心を1001とし、それを中心にトラ
ックの位置ずれ量をδとすると、トラッキングエラ−信
号レベルは図12に示すようになる。トラッキングエラ
−信号レベルを領域によって分けると、次のようにな
る。 1.磁気ヘッドの位置ずれ量δが、トラック中心から±
Gw幅内であれば、V1またはV2の単純減少となり、位
置ずれ量に対し一定傾斜で増加する信号レベルになる。
すなわち、位置ずれ量に対しトラッキングエラ−信号レ
ベルが一義的に定まる。 2.磁気ヘッドの位置ずれ量δが、トラック中心から±
Gwを超え隣接トラック信号の干渉を受ける範囲に入る
と、V1またはV2の単純減少と干渉によるV1またはV2
の変化により、位置ずれ量に対し傾斜が変化する信号レ
ベルになる。 以上より、トラッキングサ−ボ範囲はトラック中心から
±Gw幅内になる。
【0018】次に上記のサ−ボパタ−ンの記録方式をゾ
−ンビット記録方式の隣接ゾ−ンとの隣接部に適応した
場合を、図1、図13により説明する。まず、図1は、
7トラックを3ゾ−ンに分けた場合のサ−ボパタ−ンの
一周期分の例である。ゾ−ン1の記録周波数はf1、ゾ
−ン2の記録周波数はf2、ゾ−ン3の記録周波数はf3
であり、各々の隣接トラック間では、サ−ボパタ−ンの
磁化パタ−ンは対称になっている。さらにゾ−ンの隣接
部では、記録周波数が異なるので、磁化パタ−ンの位相
がずれている。しかし、各トラック中心に対しては、ト
ラッキングサ−ボに重要な磁化パタ−ンの位相は合って
いる。さらに、ゾ−ン隣接部での位置ずれ量とトラッキ
ングエラ−信号レベルとの関係を図13に示した。この
場合も図12で説明したように、磁気ヘッドの位置ずれ
量に対するトラッキングエラ−信号レベルが一義的に定
まるのは、トラック中心から±Gw幅内になる。
【0019】次に、本発明を磁気ヘッドのギャップの向
きが互いにアジマス角を持つように配置した二つの磁気
ヘッドに適用できることは云うまでもない。サ−ボデ−
タの記録方式については上記と同様であるが、隣接トラ
ック間または隣接ゾ−ン間ではアジマス記録を行う。こ
のようにすることにより、隣接トラックからの影響が少
ないためにガ−ドバンド幅Gwを狭くできるにもかかわ
らず、位置決めから見たガ−ドバンド幅Gwは等化的に
広くなったように見え、トラッキングサ−ボ範囲が広く
なる。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明によれば、次の効果を奏す
る。 1.サ−ボパタ−ンとして、1回の記録で1デ−タトラ
ック上にその中心の内周側と外周側でそれぞれ違ったサ
−ボパタ−ンつまり2種類のサ−ボパタ−ンを効率的か
つ能率的に形成することができる。 2.デ−タトラックの中心上では内周側と外周側でそれ
ぞれ違ったサ−ボパタ−ンが形成できるので、その内周
側と外周側の再生信号振幅の差分を取ることにより、デ
−タトラック中心からの位置ずれ量をトラッキングエラ
−電圧として簡単に求めることができ、併せて、このト
ラッキングエラ−電圧がゼロになるようにトラッキング
サ−ボを行うことにより、位置決め機構の精度を向上さ
せることができる。 3.リ−ドライトデ−タの記録クロック周波数をサ−ボ
信号の記録クロック周波数から作ることができるので、
従来から用いられているデ−タの記録再生のためのセル
フクロッキング方式の記録再生回路系を変更することな
く使用でき、コストの低減を図れる。 4.各トラックごとに記録周波数を異ならせたサ−ボデ
−タが容易に形成できる。 5.サ−ボパタ−ンは、隣接したデ−タトラック間で記
録周波数が異なり、隣接トラック間でのサ−ボパタ−ン
の位相関係を無視できるので、各トラックまたはゾ−ン
毎に記録周波数を異ならせてデ−タを記録する方式〔ゾ
−ンビットレコ−ディング(ZBR)方式〕におけるト
ラッキング用サ−ボに容易に適応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゾ−ンビットレコ−ディング方式でのサ−ボ
パタ−ンの磁化パタ−ンを表した図
【図2】サ−ボデ−タ領域の構成と磁気ヘッドの位置ず
れに対するサ−ボパタ−ンの再生波形を表した図
【図3】サ−ボデ−タ及び一般デ−タを処理する回路系
を表した図
【図4】磁気ディスク面上のサ−ボデ−タ領域の配置図
【図5】トラックごとに直流消去方向を交互に変える手
法の工程を示した図
【図6】サ−ボデ−タを記録する手法の工程を示した図
【図7】磁気ディスク面上の直流消去工程の一つを表し
た図
【図8】磁気ディスク面上の直流消去工程の一つを表し
た図
【図9】磁気ディスク面上の直流消去工程の一つを表し
た図
【図10】サ−ボパタ−ンの記録工程を表した図
【図11】サ−ボパタ−ンの記録工程を表した図
【図12】隣接トラック間で線記録密度が一定の状態で
の位置ずれ量とトラッキングエラ−信号レベルとの関係
を示した図
【図13】ゾ−ンビットレコ−ディング方式での位置ず
れ量とトラッキングエラ−信号レベルとの関係を示した
【符号の説明】
302 サ−ボデ−タ領域 101 サ−ボパタ−ン 104 マ−カ部 105 位置ずれ検出部 222 サ−ボデ−タ信号処理部 216 磁気ヘッド位置決め機構 201 磁気ヘッド 232 磁気ディクス 233 アクチュエ−タ 217 ボイスコイルモ−タ 236 ヘッドセレクト 202 ヘッドセレクト信号 203 リ−トライトセレクタ 204 リ−ドライトセレクト信号 212 SYNCリ−ドゲ−ト 213 可変周波数発信機(VFO) 210 トラックアドレス復調器 205 マ−カ検出部 206 ゲ−ト作成回路 207 V1検出回路 208 V2検出回路 209 減算回路 211 比較回路 214 モ−ドセレクタ 234 上位機 235 CPU 221 ゾ−ン間アクセス信号 223 目標トラックアドレス 231 モ−ドセレクト信号 226 インゾ−ン信号 225 オントラック信号 230 トラッキングエラ−信号 224 トラックずれ信号

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク上のサ−ボパタ−ンは、磁
    気ディスクのトラック中心半径から1/2トラックピッ
    チだけ磁気ヘッドをずらし、トラック番号が奇数か偶数
    かを判別し、奇数か偶数かによって円周の方向に互いに
    磁化反転する直流消去を行い、つぎに、トラック中心半
    径に磁気ヘッドの中心位置を合わせ、トラックが何番目
    かまたはどのゾ−ンに対応するかを判断し、トラックま
    たはゾ−ンに対応した記録周波数を選択し、記録電流を
    少なくとも3値以上の記録電流波形として流し、直流消
    去の磁化方向と反対の方向に記録する電流方向の時のみ
    磁化反転を形成して、記録することを特徴とするサ−ボ
    デ−タの形成方法。
  2. 【請求項2】 サ−ボデ−タと隣接トラック上のサ−ボ
    デ−タとの間にガ−ドバンドを形成することを特徴とす
    る請求項1記載のサ−ボデ−タの形成方法。
  3. 【請求項3】 磁気ヘッドにじみ量が直流消去時に比
    し、サ−ボパタ−ン記録時の方が狭いことを特徴とする
    請求項1記載のサ−ボデ−タの形成方法。
  4. 【請求項4】 1デ−タトラック上に2種類のサ−ボパ
    タ−ンを1回の記録で形成することを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3記載のサ−ボデ−タの形成
    方法。
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