JP4585268B2 - 情報記憶装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

情報記憶装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録するエンベッドサーボ方式の情報記憶装置、制御方法及びプログラムに関し、特に、装置自身で未記録のディスク媒体にサーボ情報を書き込むセルフサーボライト機能を備えた情報記憶装置、制御方法及びプログラムに関する。
従来、磁気ディスク装置に設けた磁気ディスクの記録面にユーザーデータと共にサーボ情報を記録するエンベッドサーボ方式は、ヘッド、シリンダ及びセクタの相違に関わらず、同一周波数のクロックを使用して円周方向に一定角度毎にサーボ情報としてのサーボフレームを記録している。
また磁気ディスクの記録面を径方向で複数のゾーンに分割した磁気ディスク装置にあっても、ヘッド、シリンダ及びセクタの相違に関わらず、ゾーン毎に定めた周波数のクロックを使用してサーボフレームを記録している。
一方、磁気ディスクに対するサーボフレームの記録は、磁気ディスク装置の製造工程で専用のサーボトラックライタ設備を使用して行っている。即ち、ディスクアッセンブリィをサーボトラックライタのベッドに設置し、外部からレーザーにより高精度の距離測定を行いながらヘッドをトラック単位に移動しながらクロックに同期してサーボフレームを書き込んでいる。
またサーボトラックライタによるサーボフレームの書込みは、専用の製造設備が必要でコストアップになることから、磁気ディスク装置自身で未記録の磁気ディスクにサーボフレームを記録するセルフサーボライト機能を備えた磁気ディスク装置も提案されている。
特開平8−279162号公開公報 特開平5−205419号公開公報 特開平5−094674号公開公報 特開平5−020721号公開公報 米国特許第5、485、322号明細書図面 米国特許第5、448、429号明細書図面
しかしながら、このような従来の一定の記録密度でサーボフレームを記録した磁気ディスク装置にあっては、ヘッド、シリンダ及びセクタの相違に関わらず同一周波数のクロック周波数でサーボフレームを書き込んでいたため、記録密度の点からは、アウターで記録密度が低くなり、インナーで記録密度が高くなり、設計段階では両者を折衷した一定のクロック周波数を選択しており、インナー及びアウターから見ると必ずしも最適な記録周波数とはいえず、信号品質が低下し、記録密度が上がらない要因の一つとなっている。
またヘッドの点からは、ヘッド毎にライトコアとリードコアのサイズや配置のバラツキから最適な記録密度、即ちトラック密度TPi(Track per inch)と線密度Bpi(BiTPer inch)のバランスは異なっているが、設計段階でヘッドの性能下限を満足する一定の記録密度、即ちトラックピッチと記録周波数を決めており、性能の高いヘッドであっても性能下限の記録密度でしか使用できないため、その分、記録密度が低下する問題がある。
本発明は、ヘッド、シリンダ及びセクタの相違に対し最適化したサーボフレームを記録して記録容量を増加して信号品質を改善する情報記憶装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
図1は本発明の原理説明図である。本発明は、記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置に於いて、サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定部(100、102)と、記録密度測定部で測定された最適記録密度となるようにヘッド毎に記録密度を可変してサーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込部(サーボフレーム書込部104)とを備えたことを特徴とする。
ここで記録密度測定部は、ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定部100と、記録面毎に最適線密度を測定する線密度測定部102とを備え、サーボ情報書込部は、ヘッド毎にトラック密度測定部で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと線密度測定部で測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込む。
記録密度測定部は、記録面を径方向で分割した複数のゾーン毎に最適記録密度を測定し、サーボ情報書込部は、記録面のゾーン毎に、最適記録密度となるようにヘッド毎に面記録密度を可変してサーボ情報を書き込む。
このゾーン分割の場合、記録密度測定部は、ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定部と、ゾーン毎に最適線密度を測定する線密度測定部とを備え、サーボ情報書込部は、ゾーン毎にトラック密度測定部で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと線密度測定部で測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込む。
トラック密度測定部は、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で第1テストデータを書き込み、
ヘッドを1トラック分オフセットした状態で隣接位置に第2テストデータを書込み、
第1テストデータを読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
エラーレートを満した場合は、エラーレートを満たさなくなるまで第2トラックのオフセットを順次小さくしながら第2テストデータの書込みと第1テストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
エラーレートを満たさなくなった一つ前のオフセットの値に基づいて最適トラック密度を決定する。
線密度測定部は、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で所定の記録周波数を設定してテストデータを書き込んだ後に読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
エラーレートを満した場合は、エラーレートを満たさなくなるまで記録周波数を順次大きくしながらテストデータの書込みとテストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
エラーレートを満たさなくなった一つ前の記録周波数に基づいて最適線密度を決定する。
本発明の情報記憶装置において、サーボ情報書込部は、図1(B)のように、記録媒体の記録面に、記録密度が相違する径方向のゾーン境界の位置が異なるようにサーボ情報を書込み、更に、記録面のサーボ情報を読み取りながら目的トラック位置にヘッドを移動するシーク時に、ゾーン境界を迂回するようにヘッドを切り替えてサーボ情報を読み取るシーク制御部106を設ける。
本発明は、記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置の制御方法を提供する。本発明による情報記憶装置の制御方法は、
サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定ステップと、
記録密度測定ステップで測定された最適記録密度となるようにヘッド毎に記録密度を可変してサーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込ステップと、
を備えたことを特徴とする。
本発明は、記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置のコンピュータにより実行されるプログラムを提供する。本発明のプログラムは、情報記憶装置のコンピュータに、
サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定ステップと、
記録密度測定ステップで測定された最適記録密度となるようにヘッド毎に記録密度を可変してサーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込ステップと、
を実行させることを特徴とする。
なお、本発明による情報記憶装置の制御方法及びプログラムの詳細は、本発明の情報記憶装置と基本的に同じになる。
本発明によれば、ヘッドの製造ばらつきに応じたサーボ情報としてのサーボフレームを装置毎に記録することができ、設計段階では、例えばゾーン毎にサーボフレームの記録密度を可変にすることを前提として設計するため、信号品質の大幅な改善が見込まれる。またゾーン毎に最適な記録周波数でサーボフレームが記録されるため、信号品質が改善され、ヘッドの製造ばらつきの吸収が可能となり、装置歩留りが改善できる。
またサーボフレームの記録密度を変化させた場合のシーク動作について、サーボフレームが不連続になるゾーン境界を横切った時に位置が分からなくなるが、本発明にあっては、サーボフレームが不連続になるとなるゾーン境界を迂回するように、ヘッドを切り替えてサーボフレームが連続している記録面でシークし、サーボフレームが不連続な場所を回避しながら確実にシーク動作を行うことができる。
図2はセルフサーボライト機能を備えた本発明による情報記憶装置となるハードディスクドライブ(HDD)10のブロック図である。
図2において、ハードディスクドライブ10は、エンクロージャ12とコントロールボード14で構成される。エンクロージャ12にはスピンドルモータ(SPM)16とボイスコイルモータ(VCM)18が設けられる。
スピンドルモータ16の回転軸には磁気ディスク媒体20−1、20−2が装着され、一定速度で回転する。ボイスコイルモータ18にはヘッドアクチュエータが装着されており、アーム先端にヘッド22−1〜22−4が支持され、磁気ディスク媒体20−1、20−2の記録面となるディスク面に対し情報の読み書きを行う。
ヘッド22−1〜22−4にはライトヘッドとリードヘッドが、所定のギャップを介して一体に搭載されている。ヘッドIC24は、ヘッド22−1〜22−4の各ライトヘッド及びリードヘッドを信号線接続しており、コントロールボード14からのヘッドセレクト信号に基づいて、いずれか1つのヘッドを選択して、ライトまたはリードを行う。
磁気ディスク媒体20−1〜22−2は、ハードディスクドライブ10の製造組立が完了した段階では各ディスク面にサーボ情報は記録されておらず、製造組立が完了した後のセルフサーボライト動作により、各ディスク面にサーボ情報、即ちサーボフレームが記録されることになる。
コントロールボード14には、リードライトLSI26、ハードディスクコントローラ(HDC)28、ホストインタフェース30、SD−RAM32、MPU34、フラッシュROM36及びVCM/SPMコントローラ38が設けられている。
MPU34には、セルフサーボライト機能を実現するためにプログラムの実行により実現される機能として、トラック密度測定部100、線密度測定部102、サーボフレーム書込部104が設けられる。更に、ゾーン分割によるサーボフレームの書込みに対応して、サーボフレームの記録周波数が不連続となるゾーン境界を迂回するためのヘッド切替えを行うシーク制御部106が設けられている。
トラック密度測定部100と線密度測定部102は、サーボ情報が未記録の磁気ディスク媒体20−1、20−2を対象に、ヘッド22−1〜22−4ごとに対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定部を構成している。
トラック密度測定部100は、ヘッド22−1〜22−4ごとに、対応する記録面の最適トラック密度TPiを測定する。線密度測定部102は、磁気ディスク媒体20−1、20−2の記録面ごとに、最適線密度Bpiを測定する。この実施形態にあっては、磁気ディスク媒体20−1、20−2の各ディスク面は径方向に2分割されたアウターゾーンとインナーゾーンに分けられており、このため線密度測定部102はゾーン単位に最適線密度Bpiを測定する。
サーボフレーム書込部104はヘッド22−1〜22−4ごとに、トラック密度測定部100で測定された最適トラック密度TPiに対応したトラックピッチTPと、線密度測定部102で測定された最適線密度Bpiに対応した記録周波数とに可変して、サーボ情報としてのサーボフレームを書き込む。
また磁気ディスク媒体20−1、20−2の各ディスク面はアウターゾーンとインナーゾーンに分割されていることから、各ゾーンごとに記録周波数を可変してサーボフレームを書き込むようになる。
シーク制御部106はセルフサーボライト機能により、磁気ディスク媒体20−1、20−2の各ディスク面に、サーボフレームが記録された後の通常の動作状態において、ホストから受信したライトコマンドまたはリードコマンドに基づくシークコマンドの実行でヘッドを目標トラックに移動する際に、目標トラックまでの間に記録周波数が不連続となるゾーン境界が存在する場合には、ゾーン境界を迂回するようにヘッドを切り替えてサーボフレームを読み取る。
磁気ディスク媒体20−1、20−2にセルフサーボライトによりサーボフレームが書き込まれた後のハードディスクドライブ10のライト動作、リード動作は、次のようになる。
ホストインタフェース30を介して接続している上位装置、例えばパーソナルコンピュータからライトコマンドとライトデータを受信すると、転送バッファとして機能するSD−RAM32にライトデータをバッファした後、ハードディスクコントローラ28でライトデータのフォーマットとECCのためのエンコードを行い、リードチャンネルとして機能するリードライトLSI26の中のライトデータ変調部で変調処理を行った後、ヘッドIC24に書込信号を出力し、そのとき選択されているヘッドのライトヘッドにより磁気ディスク媒体に書込みを行う。
このときライトコマンドに基づくMPU34の指示により、VCM/SPMコントローラ38はボイスコイルモータ18を駆動して、ヘッドをライトコマンドで指定された媒体位置即ち目標トラックにシークしてオントラック制御としており、したがってライトコマンドで指定された媒体位置にライトデータの書込みが行われる。
ホストインタフェース30が上位装置からのリードコマンドを受信すると、MPU34によるヘッドIC24によるヘッドの選択と、VCM/SPMコントローラ38によるボイスコイルモータ18の駆動によるヘッドシークによる位置決めオントラックにより、リードコマンドで指定されたデータの読出しが行われる。
磁気ディスク媒体からの読出信号は、ヘッドIC24でプリ増幅された後、リードライトLSI26の中のリードデータ復調部においてリードデータの復調が行われ、ハードディスクコントローラ28でECCのデコード処理によりエラー検出訂正を行った後、転送バッファとして機能するSD−RAMのバッファリングを経由して、ホストインタフェース30から上位装置にリードデータが転送される。
図3は図2のハードディスクドライブ10において、セルフサーボライトによりサーボフレームを記録した磁気ディスク媒体の説明図である。図3の磁気ディスク媒体にあっては、ディスク面を径方向で2分割することで、ゾーン境界45−1で分割されたアウターゾーン40とインナーゾーン42に分けている。
図2のMPU34に示したトラック密度測定部100及び線密度測定部102にあっては、このディスク面に対応したヘッド22−1を使用して、アウターゾーン40とインナーゾーン42の例えばゾーンセンタの位置にテストパターンを記録し、このテストパターンに対しディフォルトの1トラックピットずらした隣接位置に隣接テストパターンを記録し、次に、最初のゾーン先端のテストパターンを読み出してエラーレートを求め、エラーレートを満足している場合には隣接トラックのトラックピッチを狭めて隣接テストパターンを記録し、エラーレートが満足しなくなるまで、これを繰り返し、エラーレートが満足しなくなった直前のトラックピッチを、最適トラック密度を与えるトラックピッチと決定する。
トラック密度測定部100により測定される最適トラック密度は、ヘッド22−1に固有な値であることから、アウターゾーン40及びインナーゾーン42について共通の値となる。
これに対し線密度測定部102にあっては、アウターゾーン40とインナーゾーン42の例えばゾーン選択のそれぞれにディフォルトの記録周波数を使用してテストパターンを書き込んだ後に読み出してエラーレートを求め、エラーレートを満足している場合にはディフォルトの記録周波数を高い周波数に修正してテストパターンを書き込み、エラーレートを満足しなくなるまで、これを繰り返し、エラーレートを満足しなくなる直前のテストパターンの書込みに使用した記録周波数を、最適線密度を与える記録周波数に決定する。
なお、実際に測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチ及び最適線密度に対応した記録周波数については、その値をそのまま使用せず、ある程度のマージンを考慮した値に修正して使用する。
このようにディスク面について最適なトラックピッチTPが決定され、またアウターゾーン40及びインナーゾーン42のそれぞれにつき最適な記録周波数が決定されたならば、図2のMPU34に示しているサーボフレーム書込部104が、アクチュエータによりヘッドが停止している初期位置となるアウターゾーン40のアウタートラック側からサーボフレームの書込みを行う。
図3の例では、アウターゾーン40についてサーボフレーム46−1〜46−16の16フレームが記録され、その間に16箇所に分かれたユーザーデータ領域となるデータフレーム50−1〜50−16が存在する。
これに対しインナーゾーン42については、決定された最適な記録周波数がアウターゾーン40より低くなることから、インデックスを持っているアウターゾーン40のサーボフレーム46−1については同じ位置にインナーゾーン42もサーボフレーム48−1を書き込んでいるが、それ以降のサーボフレーム48−2〜48−14については、記録周波数が低い分、アウター側のサーボフレーム46−2〜46−16より遅れ側にずれた位置に記録されている。
結果としてアウターゾーン40が16サーボフレームであるのに対し、インナーゾーン42は14サーボフレームの記録となっている。なお図3のサーボフレームの数は、説明を簡単にするため、例えばアウターゾーン40について16フレームとした場合を例にとっているが、実際には例えば72フレームといった数のサーボフレームの書込みが行われる。
図4は図3のサーボフレームのフォーマット説明図であり、1シリンダ分となるサーボフレームのフォーマットを示している。図4において、直線状に伸ばして示した1シリンダ分の記録領域は、例えば16セクタに分割されている。なお実際の磁気ディスク媒体にあっては、例えば72セクタと十分な数に分割されている。
各セクタの先頭にはサーボフレーム46−1〜46−16が設けられ、その後ろをデータフレーム50−1〜50−16としている。なおデータフレーム50−1〜50−16は、ID部に続いてユーザーデータを書き込む領域となる。16セクタに分割された1シリンダの長さは、基準クロックを用いて所定クロック数で固定的に定義され、1クロックをTで表わすと例えば216000Tとなる。
サーボフレーム46−1は、下側に拡大して示すように、R/Wリカバリ領域60、サーボマーク領域62、シリンダアドレスを示すグレイコード領域64、インデックス領域66、AGC領域68、サーボ領域70及びギャップ領域80で構成される。
各領域の長さは基準クロック周期Tで表わされ、例えば、R/Wリカバリ領域60は123T、サーボマーク領域62は18T、グレイコード領域64は96T、インデックス領域66は6T、AGC領域68は45T、サーボ領域70は96T、更にギャップ領域80は18Tの長さとなっている。
サーボ領域70には、24Tずつの第1フィールド72、第2フィールド74、第3フィールド76及び第4フィールド78に分けて、バーストA、B、C、Dが記録されている。
2番目以降のサーボフレーム46−2〜46−16は、先頭のサーボフレーム46−1がインデックス領域66の磁気記録を行っているが、この磁気記録がない点以外は先頭のサーボフレーム46−1と同じである。
図5は図4のサーボ領域70におけるバーストA、B、C、Dの記録状態と、その読取信号に基づくヘッド位置信号の生成を示している。
図5の左側は磁気ディスク媒体の最アウター側のサーボフレームを半径方向に複数取り出して示しており、物理シリンダはアウター側から00、01、02、03、・・・と、インナー側に向かうにつれて増加している。また最アウター側の所定数のシリンダはコンタクトスタートストップ領域(CSS)82に割り当てられており、物理シリンダアドレスは全て0となっている。なお、ダンプロード方式のディスク装置の場合には、コンタクトスタートストップ領域82は不要となる。
これら物理シリンダアドレスは、図4に示したサーボフレームにおけるグレイコード領域64に示すシリンダ番号により認識することができる。バーストA、B、C、Dは、バーストA、Bの組とバーストC、Dの組に分けられる。バーストA、Bは、点線のトラック中心を境に交互に記録されている。これに対しバーストC、Dは、0.5トラックオフセットした実線のトラック境界ごとに同じく交互に記録されている。
物理シリンダ00の位置には、ヘッドに設けているライトコア84とリードコア86を示している。通常、ライトコア84のコア幅が大きく、リードコア86のコア幅は小さく、またコアセンタは基本的には一致させるようにしているが、製造のばらつきによりライトコア84とリードコア86のコア中心が一致せず、コア中心がずれるコアオフセットを生じている。
このコアオフセットは予めヘッドごとに測定され、リードコア86によるトラックセンタのオントラックに対し、ライトコア84をトラックセンタにオントラックする際には、コアオフセット分の修正を行うことで、ライトコア84をトラック中心に位置付けることができる。
このようなサーボフレーム70におけるバーストA、B、C、Dのセルフサーボライト動作による書込みは、コンタクトスタートストップ領域82の最アウター側のトラック境界を初期位置として、トラック密度測定部100で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチTPに対し、その半分のTP/2ずつヘッドをオフセットさせながら、バーストA、B、C、Dの書込みを行う。
即ち、バーストA、B、C、D以外のサーボフレームについては、トラックセンタを示す破線の位置となるトラックピッチTPの移動ごとに書き込むが、バーストA、B、C、Dについては、その半分のTP/2のヘッドのオフセットごとに書き込むようになる。即ち、バーストAとバーストCの間には0.5トラックピッチのディスク半径方向のずれがあり、同様にバーストBとバーストDの間にも半径方向で0.5トラックピッチのずれを持たせている。
リードコア86は例えば図示のように、シリンダアドレス00の破線で示すトラック中心にオントラック制御される。このシリンダアドレス00にオントラック制御された状態でリードコア86により得られる読取信号は、読取信号EA、EB、EC、EDのそれぞれにおけるb〜eの電圧となる。これらの電圧はリードコア86の読取信号のピークホールドで得ることができる。
ヘッド位置信号ENはバーストAの読取信号EAからバーストBの読取信号EBを差し引いて得られる。またヘッド位置信号EQはバーストCの読取信号ECからバースDの読取信号EDを差し引いて得られる。このようにして作成された2つのヘッド位置信号EN、EQ(2層ポジション信号)は、斜線で示す範囲が有効データとして使用される。
本発明のセルフサーボライトにあっては、サーボ領域70に対しバーストA、B、C、Dを記録した後に読み取って、ヘッド位置信号EN、EQを求め、例えばヘッド位置信号ENのゼロクロス点の間隔からトラックピッチを検出し、正しいトラックピッチで記録されていたか否かを判断し、もし記録ピッチが正しくなかった場合には、バーストA、B、C、Dのオフセットを修正して再度、書込みを行い、これを正しいトラックピッチが得られるまで繰り返すことになる。
またサーボフレームが記録されていない磁気ディスク面に対し、セルフサーボライトによって新たにサーボフレームを記録する場合のヘッド移動については、ヘッドアクチュエータのサーボフレーム書込み開始位置となる最アウター、即ちコンタクトスタートストップ領域82のシリンダ番号00の最アウターの開始位置を起点として、最適トラックピッチTPを得るためのボイスコイルモータ18の駆動電流を求め、トラックピッチTPの変化分を与えるボイスコイルモータ18の電流制御で、最アウターにおける初期段階の所定数のトラックについてのサーボフレームの書込みを行う。
このように固定的なトラックピッチTPの変化を与えるボイスコイルモータの電流制御であっても、サーボフレームにおけるバーストA〜Dを書き込んだ後に読み出して、正しいトラックピッチが得られているかどうかのオフセット修正即ち電流変化値の修正が行われるため、最アウターから最インナーに向けて最適トラックピッチTP間隔で正確にサーボフレームを記録することができる。
図6は、図2のハードディスクドライブ10において、図3に示すように、セルフサーボライトにより磁気ディスク媒体のディスク面にアウターゾーン40とインナーゾーン42に分けてサーボフレームが記録できた後の通常動作で、上位装置からライトコマンドもしくはリードコマンドを受けた際のヘッドを目標トラックに移動させるシーク制御において、ヘッド切替えによりゾーン境界を迂回するシーク制御を示した説明図である。
図6において、磁気ディスク媒体20−1、20−2は、両面を記録面として、図3と同様にサーボフレームがセルフサーボライト動作により書き込まれている。ここでアウターゾーン側は記録周波数が高く、これに対しインナーゾーン側は記録周波数が低く、このためゾーン境界45−1、45−2ではサーボフレームが不連続となっている。
このため、例えばインナーゾーンにあるヘッド22−1をアウターゾーンの目標トラック88に位置決めするためのシーク制御を行った場合、ヘッド22−1がゾーン境界45−1を通過する際にサーボフレームが不連続のためサーボ情報が断たれ、シーク動作を失敗することになる。
そこで本発明にあっては、ゾーン境界45−1をヘッド22−1から別のヘッド例えばヘッド22−3への切替えで迂回するようにしている。このゾーン境界45−1を迂回するため、切替先のヘッド22−3に対応した磁気ディスク媒体20−2のゾーン境界45−2は、例えばアウター側にずれた位置となるようにゾーン分割を行っている。
このゾーン境界45−1を迂回するシーク制御は、現在インナー側にあるヘッド22−1のオントラック状態でホストからライトコマンド、リードコマンドを受けて、目標トラック88がゾーン境界45−1を越えた別のゾーンにあることを認識すると、ゾーン境界45−1に対し、その前後に切替点P1、P2となるシリンダアドレスが予め設定されている。
したがって、ヘッド22−1を目標トラック88に向けてシークを開始したならば、ヘッド22−1のサーボフレームの読取りで得られるシリンダアドレスをチェックしており、ゾーン境界45−1の手前に設定した第1切替点P1のシリンダアドレスを認識した場合、同時にシーク動作により移動している別の磁気ディスク媒体20−2のヘッド22−3にヘッドを切り替えてサーボフレームの読取信号を入力する。
ヘッド22−3に切り替えた後は、ゾーン境界45−1の後ろに設定している第2切替点P2のシリンダアドレスへの到達を監視しており、ヘッド22−3のサーボフレーム読取信号から第2切替点P2のシリンダアドレスへの到達を認識すると、ヘッド22−3から元のヘッド22−1にヘッド切替えを行って、サーボフレームの読取信号を得るようにする。
図7は図6の異なる記録面のサーボフレームについて、ヘッド切替えによりゾーン境界を迂回するシーク制御の様子を、ディスク面におけるヘッドの軌跡により示している。図7の左側はヘッド22−1に対応したディスク面25−1であり、右側がヘッド22−3に対応したディスク面25−3であり、それぞれアウターとインナーに分けてサーボフレーム46−1〜46−3及びサーボフレーム48−1〜48−3が書き込まれているが、ゾーン境界45−1、45−2は同一とならないようにずらしている。
いまヘッド22−1が目標トラックに向けて所定の速度でシークした場合、第1切替点P1に達すると、同時にシークしているヘッド22−3に切り替えられ、ヘッド22−3に切り替えた後は、第2切替点P2に達するとヘッド22−1に切り替えられ、サーボフレームの読出信号の連続性を確保することができる。
図8はハードディスクドライブとしてシングル媒体を例にとって、両面記録を対象にゾーン境界をヘッド切替えで迂回するシーク制御の説明図である。図8(A)は磁気ディスク媒体20の両面に、セルフサーボライトにより例えば図3に示したようなサーボフレームを記録しており、上側のディスク面のゾーン境界45−1に対し、下側のゾーン境界45−2をアウター側にずらしている。
このような場合にも、例えばアウター側のヘッド22−1のオントラック位置でライトコマンドもしくはリードコマンドを受信して、インナー側の目標トラック90にシークする場合、シークの途中にゾーン境界45−1が存在することから、ゾーン境界45−1の手前の第1切替点P1で下面側のヘッド22−2に切り替え、その後、ゾーン境界45−1を通過した後の第2切替点P2で元のヘッド22−1に切替えを戻すことで、ゾーン境界45−1におけるサーボフレームの読取信号の不連続性を回避することができる。
図8(B)はシングル媒体の両面について、それぞれ3つのゾーンに分割した場合のゾーン境界をヘッド切替えで迂回するシーク制御の説明図である。即ち、この場合にも磁気ディスク媒体20の上面側のゾーン境界45−11、45−12により径方向の3ゾーンに分割しており、また下面側については上面側のゾーン境界45−11、45−12に対し、ずらしたゾーン境界45−21、45−22により径方向に3ゾーンに分割している。
この場合に、例えば上側のディスク面に対応したヘッド22−1をシーク制御によりインナー側の目標トラック90に移動する場合には、ゾーン境界45−11の手前のP1点でヘッド22−2に切り替え、ゾーン境界45−11を過ぎたP2点で元のヘッド22−1に切り替え、更にゾーン境界45−2の手前のP3点でヘッド22−2に切り替え、ゾーン境界45−2を過ぎたP4点で元のヘッド22−1に切り替えるヘッド切替えを2回行うことで、2つのゾーン境界45−11、45−12を迂回して、サーボフレームの読取信号の連続性を確保することができる。
図9は図2の実施形態によるサーボ書込処理のフローチャートである。図9において、サーボ書込処理は、図2のハードディスクドライブ10の組立完成となった段階で、ホストインタフェース30に対し外部接続したパーソナルコンピュータ等から特殊コマンドとして準備されたサーボ書込コマンドを送ることで、サーボ書込処理を実行させる。
このサーボ書込処理は、ステップS1で初期化処理を行った後、ステップS2で例えばヘッド22−1を選択し、続いてステップS3で、まずアウターゾーンを選択する。続いてステップS4でアウターゾーンのゾーンセンタにヘッドを位置決めした状態でテストパターンを書き込んで最適トラック密度測定処理を実行し、ステップS5でトラックピッチTPを決定する。
次にステップS6で同じくアウターゾーンのゾーンセンタにヘッドを位置決めした状態でテストパターンを書き込んで最適線密度測定処理を行い、ステップS7で記録周波数を決定する。続いてステップS8で全ゾーンの終了の有無をチェックし、最初、アウターゾーンであることから、ステップS9でインナーゾーンに切り替え、ステップS4からの処理をインナーゾーンについて繰り返す。
ステップS8で全ゾーンの終了が判別されると、ステップS10に進み、全ヘッドの終了の有無をチェックする。現在、最初のヘッド22−1の処理が終了した時点であることから、ステップS11で次のヘッド22−2に切り替え、ステップS3に進み、ヘッド22−1と同じ処理を繰り返す。ステップS10で全ヘッドについて処理の終了を確認すると、ステップS12に進み、決定したトラックピッチと記録周波数でサーボフレームの書込みを実行する。
図10は図9のステップS4の最適トラック密度測定処理のフローチャートである。最適トラック密度測定処理にあっては、ステップS1で指定ゾーンのセンタ位置にヘッドを移動して位置を固定し、ステップS2で、まずディフォルトのトラックピッチをオフセットに設定し、ステップS3で、ディフォルト周波数で第1テストパターンを書き込む。
ステップS3における第1テストパターンの書込みは、サーボフレームが全く記録されていない状態での書込みであることから、書込開始位置については図2のスピンドルモータ16から得られるインデックス信号を起点として、例えば所定のセクタフォーマットに従ったデータ書込みを行う。
次にステップS4でヘッドをディフォルトのトラックピッチ分だけオフセットする。その後にステップS5で、ステップS3のテストパターンを破壊するようなビット構成の第2テストパターンを隣接位置に書き込む。例えば、ステップS3の第1テストパターンに対し反転した第2テストパターンを隣接テストパターンとして書き込む。
次にステップS6でヘッドを第1テストパターンの位置に戻して第1テストパターンを読み出し、ステップS7でエラーレートを満足しているか否かチェックする。ディフォルトのトラックピッチの場合には、最適トラックピッチに比べると余裕があるため、最初は必ずエラーレートを満足する。
したがってステップS8に進み、オフセットを所定量減少させた後にステップS3に進み、再び第1テストパターンの書込みを行い、ステップS4でヘッドをオフセットして、ステップS5で第2テストパターンを書き込んだ後、ステップS6でヘッドを戻して第1テストパターンを読み出し、ステップS7でエラーレートを満足するか否かの処理を繰り返す。
このような処理の繰り返しによりオフセットを減少させながら、第1テストパターン、隣接する第2パターンを記録して、エラーレートが満足しなくなったとき、ステップS9に進み、エラーレートを満たさなくなる1つ前のオフセットを最適トラック密度にセットする。
このようにして得られた最適トラック密度は最適トラックピッチTPを与えるものであるが、そのまま使用するとエラーレートの限界に近い値であることから、所定の比率分だけオフセット値を増加させることでマージンを持たせた値を、最適トラック密度に対応したトラックピッチTPに決定する。
図11は図9のステップS6の最適線密度測定処理のフローチャートである。最適線密度測定処理にあっては、ステップS1で指定ゾーンのセンタ位置にヘッドを移動して位置を固定した後、ステップS2でディフォルトの記録周波数をセットし、ステップS3でテストパターンを書き込む。
続いてステップS4でテストパターンを読み出し、ステップS5でエラーレートを満足するか否かチェックする。ディフォルトの記録周波数は低めの周波数を使用していることから、最初はエラーレートを満足することとなり、このためステップS7に進み、記録周波数を所定値増加させた後、ステップS3で再びテストパターンを書込み、ステップS4でテストパターンを読み出し、ステップS5でエラーレートを満足するか否かの処理を繰り返す。
ステップS5でエラーレートを満足しなくなった場合には、ステップS6に進み、エラーレートを満たさなくなる1つ前の記録周波数を最適周波数にセットする。この最適周波数はエラーレートの限界直前の値であることから、セットした記録周波数に所定の比率を乗じて記録周波数を下げ、これを最適記録周波数とする。
図12は図9のステップS12におけるサーボフレーム書込処理のフローチャートである。このサーボフレーム書込処理は、ステップS1で書込開始位置にヘッドをセットした後、ステップS2で開始領域でのサーボフレームの書込みを行う。
この書込開始位置のセットと開始領域のサーボフレームの書込みは、例えば図5のコンタクトスタートストップ領域82の最アウターにヘッドを位置付けた後に、シリンダアドレス00の2トラックについてバーストB、Dを含むサーボフレームを記録し、ヘッドをTP/2だけオフセットしてバーストBのみの書込みを行い、更にTP/2オフセットしてトラックアドレス00に対応したバーストDを含むサーボフレームの書込みを行う処理である。それ以降のサーボフレームの書込みについては、ステップS3〜S6の処理を繰り返す。
即ち、ステップS3でヘッドをTP/2オフセットしてバーストAのみを書き込み、次にステップS4でヘッドをTP/2だけオフセットしてバーストCを含むサーボフレームを書き込み、ステップS5でヘッドをTP/2だけオフセットしてバーストBのみを書き込み、更にステップS6でヘッドをTP/2だけオフセットしてバーストDを含むサーボフレームを書き込む。
このステップS3〜S6の書込みにより、例えば図5のシリンダアドレス00、01のサーボフレームの書込みが完了する。続いてステップS7で書込みの済んだトラックについて、トラックシークによりバーストA、B、C、Dを読み出してトラックピッチを検出する。
このトラックピッチは、例えば図5のヘッド位置信号ENのゼロクロス間の間隔で与えられる。ステップS8で検出したトラックピッチが最適値として決定したトラックピッチTPに一致するか、あるいは予め定めた誤差の範囲に入っているか否かで、正しいか否かチェックし、正しければステップS9に進み、最終トラックでないことから、ステップS3に戻り、バーストA、B、C、Dの順次書込みと、バーストC、Dに対応したサーボフレームの書込みを行う。
ステップS8でトラックピッチが正しくなかった場合には、ステップS10で、それまで使用していたTP/2に対応したオフセットを誤差の出方に応じて修正し、ステップS11でリカバリ位置にヘッドを戻した後、ステップS3からのサーボフレームの書き込みを再度行う。
このステップS3〜S8及びS10、S11の繰返しにより、ボイスコイルモータ18に対する電流制御によるヘッドの移動であっても、常に正確なトラック密度に基づいて決定された最適なトラックピッチTPを持つサーボフレームの記録が可能となる。
このようなサーボフレームの書込みを磁気ディスク媒体のアウターからインナーに向けて行い、途中でゾーン境界があれば、ゾーン境界を過ぎた時点で次のゾーンについて決定された最適周波数に切り替えてサーボフレームの書込みを行い、ステップS9で最終トラックが判別されると、書込みを終了する。
図13はヘッド切替えによりゾーン境界を迂回する本発明のシーク制御のフローチャートである。図13のシーク制御において、ステップS1で目標トラックアドレスは別ゾーンか否かチェックし、別ゾーンであればステップS2に進み、ゾーン境界手前の第1切替ポイントと、その後の第2切替ポイントのトラックアドレスをセットする。
続いてステップS3でシークを開始し、ステップS4で第1ポイントへの到達を判別すると、ステップS5でヘッド切替えを行う。続いてステップS6で第2切替ポイントを判別すると、元のヘッドに戻すヘッド切替えをステップS7で行う。ステップS8で通過ゾーンの境界を全て通過したか否かチェックしており、通過していなければステップS4に戻り、次のゾーン境界について第1ポイントと第2ポイントのヘッド切替えを行う。
ステップS8で途中のゾーン境界を全て通過したことが判別されると、ステップS9で目標トラックアドレスか否か判別し、目標トラックアドレスの到達で、ステップS10に進み、目標トラックに引き込んでオントラック制御に入る。
もちろん、ステップS3でシーク制御を開始した場合、目標トラックの所定のトラック数の手前で減速制御に切り替わり、この減速制御を行って目標トラック直前で所定の低速にした後に、ステップS10でオントラック状態への引込みを行うことになる。
また本発明は、図2のハードディスクドライブ10に設けているMPU34で実行されるサーボ書込みのためのプログラムを提供する。このサーボ書込プログラムは、図2のハードディスクドライブ10に設けているMPU34からなるコンピュータのハード資源により実現される。
MPU34にはCPU及びプログラムROMが設けられ、MPU34の起動時にプログラムROMから本発明のサーボ書込プログラムを呼び出してRAM上に展開し、CPUにより実行する。この本発明のサーボ書込プログラムは、図10〜図12に示したフローチャートの手順として実現される。また本発明にあっては、ゾーン境界を迂回するためのヘッド切替えを行うシーク制御プログラムを提供しており、このシーク制御プログラムは図13のフローチャートに従った内容を有する。
なお、上記の実施形態にあっては、未記録の磁気ディスク媒体にサーボフレームを書き込むセルフサーボライトを例にとるものであったが、サーボパターンの書込みを2つの段階に分けるようにしていも良い。
この場合、第1段階は、媒体全面を基準で埋めるパターンを書き込むもので、プロパゲーションパターンと呼ばれるパターンの書込みをサーボトラックライタ設備で行う。第2段階は、装置の製造後に装置固有のサーボパターンを書くもので、この段階でトラック密度TPiと線密度Bpiを最適値に調整する本発明によるセルフサーボライトを行う。
また未記録の磁気ディスク媒体に対するサーボフレームの書込法は、これ以外にも必要に応じて適宜の方法をとることができる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴を列挙すると次の付記のようになる。

(付記)
(付記1)
記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置に於いて、
サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定部と、
前記記録密度測定部で測定された最適記録密度となるようにヘッド毎に記録密度を可変して前記サーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込部と、
を備えたことを特徴とする情報記憶装置。(1)
(付記2)
付記1記載の情報記憶装置に於いて、
前記記録密度測定部は、
ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定部と、
記録面毎に最適線密度を測定する線密度測定部と、
を備え、
前記サーボ情報書込部は、ヘッド毎に前記トラック密度測定部で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定部で測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込むことを特徴とする情報記憶装置。(2)
(付記3)
付記1記載の情報記憶装置に於いて、
前記記録密度測定部は、前記記録面を径方向で分割した複数のゾーン毎に最適記録密度を測定し、
前記サーボ情報書込部は、前記記録面のゾーン毎に、前記最適記録密度となるようにヘッド毎に面記録密度を可変して前記サーボ情報を書き込むことを特徴とする情報記憶装置。(3)
(付記4)
付記3記載の情報記憶装置に於いて、
前記記録密度測定部は、
ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定部と、
ゾーン毎に最適線密度を測定する線密度測定部と、
を備え、
前記サーボ情報書込部は、ゾーン毎に前記トラック密度測定部で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定部で測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込むことを特徴とする情報記憶装置。(4)
(付記5)
付記2又は4記載の情報記憶装置に於いて、前記トラック密度測定部は、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で第1テストデータを書き込み、
前記ヘッドを1トラック分オフセットした状態で隣接位置に第2テストデータを書込み、
前記第1テストデータを読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで第2トラックのオフセットを順次小さくしながら前記第2テストデータの書込みと前記第1テストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
前記エラーレートを満たさなくなった一つ前のオフセットの値に基づいて最適トラック密度を決定することを特徴とする情報記憶装置。
(付記6)
付記2又は4記載の情報記憶装置に於いて、前記線密度測定部は、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で所定の記録周波数を設定してテストデータを書き込んだ後に読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで前記記録周波数を順次大きくしながら前記テストデータの書込みとテストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
前記エラーレートを満たさなくなった一つ前の記録周波数に基づいて最適線密度を決定することを特徴とする情報記憶装置。
(付記7)
付記3記載の情報記憶装置に於いて、
前記サーボ情報書込部は、前記記録媒体の記録面に、記録密度が相違する径方向のゾーン境界の位置が異なるようにサーボ情報を書込み、
前記記録面のサーボ情報を読み取りながら目的トラック位置にヘッドを移動するシーク時に、前記ゾーン境界を迂回するようにヘッドを切り替えてサーボ情報を読み取るシーク制御部を設けたことを特徴とする情報記憶装置。(5)
(付記8)
記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置の制御方法に於いて、
サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定ステップと、
前記記録密度測定ステップで測定された最適記録密度となるようにヘッド毎に記録密度を可変して前記サーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込ステップと、
を備えたことを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記9)
付記8記載の情報記憶装置の制御方法に於いて、
前記記録密度測定ステップは、
ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定ステップと、
記録面毎に最適線密度を測定する線密度測定ステップと、
を備え、
前記サーボ情報書込ステップは、ヘッド毎に前記トラック密度測定部で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定ステップで測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込むことを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記10)
付記8記載の情報記憶装置の制御方法に於いて、
前記記録密度測定ステップは、前記記録面を径方向で分割した複数のゾーン毎に最適記録密度を測定し、
前記サーボ情報書込ステップは、前記記録面のゾーン毎に、前記最適記録密度となるようにヘッド毎に面記録密度を可変して前記サーボ情報を書き込むことを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記11)
付記10記載の情報記憶装置の制御方法に於いて、
前記記録密度測定ステップは、
ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定ステップと、
ゾーン毎に最適線密度を測定する線密度測定ステップと、
を備え、
前記サーボ情報書込ステップは、ゾーン毎に前記トラック密度測定ステップで測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定ステップで測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込むことを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記12)
付記9又は11記載の情報記憶装置の制御方法に於いて、前記トラック密度測定ステップは、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で第1テストデータを書き込み、
前記ヘッドを1トラック分オフセットした状態で隣接位置に第2テストデータを書込み、
前記第1テストデータを読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで第2トラックのオフセットを順次小さくしながら前記第2テストデータの書込みと前記第1テストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
前記エラーレートを満たさなくなった一つ前のオフセットの値に基づいて最適トラック密度を決定することを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記13)
付記9又は11記載の情報記憶装置の制御方法に於いて、前記線密度測定ステップは、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で所定の記録周波数を設定してテストデータを書き込んだ後に読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで前記記録周波数を順次大きくしながら前記テストデータの書込みとテストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
前記エラーレートを満たさなくなった一つ前の記録周波数に基づいて最適線密度を決定することを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記14)
付記10記載の情報記憶装置の制御方法に於いて、
前記サーボ情報書込ステップは、前記記録媒体の記録面に、記録密度が相違する径方向のゾーン境界の位置が異なるようにサーボ情報を書込み、
前記記録面のサーボ情報を読み取りながら目的トラック位置にヘッドを移動するシーク時に、前記ゾーン境界を迂回するようにヘッドを切り替えてサーボ情報を読み取るシーク制御ステップを設けたことを特徴とする情報記憶装置の制御方法。
(付記15)
記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置のコンピュータに、
サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定ステップと、
前記記録密度測定ステップで測定された最適記録密度となるようにヘッド毎に記録密度を可変して前記サーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記16)
付記15記載のプログラムに於いて、
前記記録密度測定ステップは、
ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定ステップと、
記録面毎に最適線密度を測定する線密度測定ステップと、
を備え、
前記サーボ情報書込ステップは、ヘッド毎に前記トラック密度測定ステップで測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定部で測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込むことを特徴とするプログラム。
(付記17)
付記15記載のプログラムに於いて、
前記記録密度測定ステップは、前記記録面を径方向で分割した複数のゾーン毎に最適記録密度を測定し、
前記サーボ情報書込ステップは、前記記録面のゾーン毎に、前記最適記録密度となるようにヘッド毎に面記録密度を可変して前記サーボ情報を書き込むことを特徴とするプログラム。
(付記18)
付記17記載のプログラムに於いて、
前記記録密度測定ステップは、
ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定ステップと、
ゾーン毎に最適線密度を測定する線密度測定ステップと、
を備え、
前記サーボ情報書込ステップは、ゾーン毎に前記トラック密度測定ステップで測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定ステップで測定された最適線密度に対応した記録周波数とに可変してサーボ情報を書き込むことを特徴とするプログラム。
(付記19) 付記16又は18記載のプログラムに於いて、前記トラック密度測定ステップは、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で第1テストデータを書き込み、
前記ヘッドを1トラック分オフセットした状態で隣接位置に第2テストデータを書込み、
前記第1テストデータを読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで第2トラックのオフセットを順次小さくしながら前記第2テストデータの書込みと前記第1テストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
前記エラーレートを満たさなくなった一つ前のオフセットの値に基づいて最適トラック密度を決定することを特徴とするプログラム。
(付記20)
付記16又は18記載のプログラムに於いて、前記線密度測定ステップは、
記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で所定の記録周波数を設定してテストデータを書き込んだ後に読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、
前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで前記記録周波数を順次大きくしながら前記テストデータの書込みとテストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、
前記エラーレートを満たさなくなった一つ前の記録周波数に基づいて最適線密度を決定することを特徴とするプログラム。
(付記21)
付記17記載のプログラムに於いて、
前記サーボ情報書込ステップは、前記記録媒体の記録面に、記録密度が相違する径方向のゾーン境界の位置が異なるようにサーボ情報を書込み、
前記記録面のサーボ情報を読み取りながら目的トラック位置にヘッドを移動するシーク時に、前記ゾーン境界を迂回するようにヘッドを切り替えてサーボ情報を読み取るシーク制御ステップを設けたことを特徴とするプログラム。
本発明の原理説明図 セルフサーボライト機能を備えた本発明によるハードディスクドライブの実施形態のブロック図 サーボフレームを記録した図2の磁気ディスクの説明図 図2のサーボフレームのフォーマット説明図 図4のサーボ領域の記録状態とヘッド位置信号の検出の説明図 ヘッド切替えによりゾーン境界を迂回するシーク制御の説明図 図6の異なる記録面のサーボフレームについてヘッド切替えによりゾーン境界を迂回するシーク制御の様子を示した説明図 シングル媒体の両面記録を対象にゾーン境界をヘッド切替えで迂回するシーク制御の説明図 図2の実施形態によるサーボ書込処理のフローチャート 図9における最適トラック密度測定処理のフローチャート 図9における最適線密度測定処理のフローチャート 図9におけるサーボフレーム書込処理のフローチャート ヘッド切替えによりゾーン境界を迂回する本発明のシーク制御処理のフローチャート
符号の説明
10:ハードディスクドライブ
12:ディスクエンクロージャ
14:コントロールボード
16: スピンドルモータ(SPM)
18:ボイスコイルモータ(VCM)
20、20−1、20−2:磁気ディスク媒体
22、22−1〜22−4:ヘッド
24:ヘッドIC
26:リードライトLSI
28:ハードディスクコントローラ(HDC)
30:ホストインタフェース
32:SD−RAM
34:MPU
36:フラッシュROM
38:VCM/SPMコントローラ
40:アウターゾーン
42:インナーゾーン
45−1、45−2:ゾーン境界
46−1〜46−16、48−1〜48−14:サーボフレーム
50−1〜50−16、51−1〜52〜15:データフレーム
60:R/Wリカバリ領域
62:サーボマーク領域
64:グレイコード領域
66:インデックス領域
68:AGC領域
70:サーボ領域
72、74、76、78:バースト
80:ギャップ領域
82:コンタクトスタートストップ領域
84:ライトコア
86:リードコア
100:トラック密度測定部
102:線密度測定部
104:サーボフレーム書込部
106:シーク制御部

Claims (2)

  1. 記憶媒体の記録面にサーボ情報とユーザーデータを記録する情報記憶装置に於いて、
    ヘッド毎に対応する記録面の最適トラック密度を測定するトラック密度測定部と、ゾーン毎に最適線密度を測定する線密度測定部とを備え、前記記録面を径方向で分割した複数のゾーン毎に最適記録密度を測定し、サーボ情報が未記録の記憶媒体を対象に、ヘッド毎に対応する記録面の最適記録密度を測定する記録密度測定部と、
    ゾーン毎に前記トラック密度測定部で測定された最適トラック密度に対応したトラックピッチと前記線密度測定部で測定された最適線密度となるようにヘッド毎に最適線密度に対応した記録周波数とに可変して前記サーボ情報を未記録の記憶媒体に書き込むサーボ情報書込部と、
    を備え
    前記トラック密度測定部は、
    記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で第1テストデータを書き込み、
    前記ヘッドを1トラック分オフセットした状態で隣接位置に第2テストデータを書込み、
    前記第1テストデータを読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで第2トラックのオフセットを順次小さくしながら前記第2テストデータの書込みと前記第1テストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、前記エラーレートを満たさなくなった一つ前のオフセットの値に基づいて最適トラック密度を決定し、
    前記線密度測定部は、
    記録媒体の径方向の所定位置にヘッドを移動した状態で所定の記録周波数を設定してテストデータを書き込んだ後に読出して規定のエラーレートを満たすか否か判定し、前記エラーレートを満した場合は、前記エラーレートを満たさなくなるまで前記記録周波数を順次大きくしながら前記テストデータの書込みとテストデータの読み出しによるエラーレートの判定を繰り返し、前記エラーレートを満たさなくなった一つ前の記録周波数に基づいて最適線密度を決定することを特徴とする情報記憶装置。
  2. 請求項記載の情報記憶装置に於いて、
    前記サーボ情報書込部は、前記記録媒体の記録面に、記録密度が相違する径方向のゾーン境界の位置が異なるようにサーボ情報を書込み、
    前記記録面のサーボ情報を読み取りながら目的トラック位置にヘッドを移動するシーク時に、前記ゾーン境界を迂回するようにヘッドを切り替えてサーボ情報を読み取るシーク制御部を設けたことを特徴とする情報記憶装置。
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