JP3078224B2 - 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム - Google Patents

磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム

Info

Publication number
JP3078224B2
JP3078224B2 JP08089585A JP8958596A JP3078224B2 JP 3078224 B2 JP3078224 B2 JP 3078224B2 JP 08089585 A JP08089585 A JP 08089585A JP 8958596 A JP8958596 A JP 8958596A JP 3078224 B2 JP3078224 B2 JP 3078224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
head
burst
data
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08089585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09282818A (ja
Inventor
浩行 苅田
辰春 楠本
正英 谷津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP08089585A priority Critical patent/JP3078224B2/ja
Priority to US08/761,713 priority patent/US5801897A/en
Publication of JPH09282818A publication Critical patent/JPH09282818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3078224B2 publication Critical patent/JP3078224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にハードディス
ク装置等の磁気ディスク装置に関し、ディスク上に予め
記録されたサーボデータに基づいてヘッドをトラックに
位置決め制御するヘッド位置決め制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置(HDD)等
の磁気ディスク装置は、記録媒体としてディスクを使用
し、ディスク上に構成した多数のトラックを記録エリア
として使用する。各トラックは、複数のデータセクタと
称するデータエリアに分割されている。このデータセク
タはデータのアクセス単位となる。
【0003】ところで、特に小型のHDDでは、セクタ
サーボ方式と称するヘッド位置決め制御システムが採用
されている。このシステムは、ディスク上の円周方向に
一定間隔でサーボ情報を記録したサーボエリアを配置
し、このサーボエリアから再生したサーボ情報に基づい
てヘッドを目標トラック(アクセス対象のセクタを含む
トラック)に位置決め制御する。
【0004】ここで、サーボ情報は、大別してシリンダ
コード(トラックアドレス)とバーストデータとからな
る。シリンダコードは各トラックを識別するためのコー
ド情報であり、ヘッドを目標トラックまで移動させるシ
ーク制御(速度制御とも呼ぶ)に使用される。バースト
データは、通常では2相のバースト信号A,Bとバース
ト信号C,Dからなり、シーク制御により位置決めされ
たトラックの範囲内に、ヘッドを位置決めするための位
置制御(トラック追従制御とも呼ぶ)に利用される。
【0005】バーストデータは、図12に示すように、
バースト信号A,Bとバースト信号C,Dがそれぞれ組
となり、データトラック(N)においてバースト信号
A,Bが1/2トラックずれた位置に記録されており、
バースト信号C,Dが1トラックずれた位置に記録され
ている。バースト信号A,Bの中心がトラック中心に相
当し、CPUはバースト信号A,Bの誤差量が0になる
トラック中心にヘッドを位置決めする。また、トラック
中心から1/4トラック以上の位置決め範囲ではバース
ト信号C,Dを使用する。
【0006】ここで、CPUはマイクロプロセッサであ
り、ヘッドアクチュエータに搭載されているヘッドの位
置決め制御を実行するヘッド位置決め制御システムの主
構成要素である。
【0007】前記のように、従来の位置決め制御(本発
明では以下位置制御を意味する)では、「1トラックの
中心±1/4トラック分」の位置決め範囲の場合にはバ
ースト信号A,Bを使用し、それより外側の位置決め範
囲(−1/2トラック〜−1/4トラック及び1/4ト
ラック〜1/2トラック)にはバースト信号C,Dを使
用する。
【0008】ここで、バーストデータは、HDDの製造
時にサーボライタと称する専用のサーボ情報書き込み装
置によりディスク上に記録される。通常では、サーボラ
イタにより記録用ヘッドを1/2トラックピッチおきに
送っていき、1/2トラックピッチ分のバースト信号を
書き込む。即ち、例えば同一サーボ信号Aを一度に書き
込まずに、1/2トラックピッチ分を書き込んで繋いで
いく方法が採用されている。このため、図12に示すよ
うに、同一信号内に「矢印」で示すような繋ぎ部が存在
する。この繋ぎ部の繋がり精度と、記録ヘッドのエッジ
による磁束漏れによる影響で、繋ぎ部に悪影響が生ずる
ことがある。繋ぎ部に悪影響が生ずると、正確なバース
ト信号を再生できないことがあり、位置決め制御の精度
が低下する問題がある。
【0009】一方、近年のHDDでは、高記録密度化を
実現するための手段の一つとして、再生ヘッドとしてM
R(magnetoresistive)ヘッドを使用
した記録再生分離型ヘッドが注目されている。この記録
再生分離型ヘッドは、記録用ヘッドとして誘導型の薄膜
ヘッドを使用して、同一スライダ上に記録用ヘッドとM
Rヘッドとを組み合わせて構成した複合ヘッド構造から
なる。
【0010】記録再生分離型ヘッドでは、下記の条件を
満たす設計が必要である。第1に、再生ヘッドのヘッド
幅RWと記録ヘッドのヘッド幅WWとは「RW≦WW」
の関係にある。即ち、記録ヘッドのヘッド幅WWは、再
生ヘッドのヘッド幅RWに対してデータトラックのトラ
ック幅にほぼ近い。第2に、再生ヘッドは、トラック上
のどの場所でもバースト信号を確実に読出すことができ
る必要がある。第3に、記録ヘッドは隣接トラックのデ
ータをオーバーライトしても良いが、残ったデータはリ
ードした場合でも装置性能を満足するエラーレートを得
ることができることである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、高記
録密度化を実現するために、再生ヘッドとしてMRヘッ
ドを使用した記録再生分離型ヘッドが注目されている。
この記録再生分離型ヘッドでは、再生ヘッドと記録ヘッ
ド間のギャップが異なり、それぞれのギャップ中心が直
線上にならないため、データのリード位置とライト位置
にオフセットが発生する。そこで、データの記録再生動
作では、記録時の再生ヘッドの位置決め位置と、再生時
の再生ヘッドの位置決め位置とでオフセットさせる必要
がある。
【0012】しかしながら、トラックピッチと比較し
て、再生ヘッドのヘッド幅が小さい場合は、オフトラッ
クさせた位置で2組のバーストデータのいずれかを得る
ことができず、正しい位置に位置決めできないことがあ
る。即ち、前述の第2の設計条件を満たすことが不十分
となり、高記録密度化に必要な高精度のヘッド位置決め
制御を実現できない。
【0013】本発明の目的は、特に記録再生分離型ヘッ
ドを採用した磁気ディスク装置において、高記録密度化
に必要な高精度のヘッド位置決め制御を実現することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドにより
データを記録するための複数のトラックが構成されて、
当該各トラックには径方向のトラック範囲をほぼ3分割
した位置決め範囲に前記ヘッドを位置決め制御するため
の第1相のバーストデータ(A,B)及び第2相のバー
ストデータ(C,D)が記録されたサーボエリアを有す
るディスクを有する磁気ディスク装置である。さらに、
本装置に使用されるヘッドは、前記ディスクからデータ
を再生するための再生ヘッドとデータを記録するための
記録ヘッドとを有し、ギャップ幅が前記トラック範囲の
ほぼ2/3以上からなる当該記録ヘッドを使用して、前
記第1相のバーストデータ(A,B)及び第2相のバー
ストデータ(C,D)の各バーストデータをほぼ2/3
トラック間隔で連続的に記録可能な手段を有する。
【0015】このような構成により、各バーストデータ
による位置決め制御範囲は1/3トラックピッチにする
ことができるため、再生ヘッドのヘッド幅をトラックピ
ッチ、即ちほぼ1/3トラックピッチ幅に設定すること
ができる。従って、結果的に再生ヘッドはトラック上の
どの場所でもバーストデータを確実に再生することが可
能となり、高記録密度化に必要な高精度のヘッド位置決
め制御を実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は第1の実施形態に関係するH
DDの要部を示すブロック図である。 (システム構成)本実施形態のHDDは、図1に示すよ
うに、MRヘッドからなる再生ヘッド10と誘導型の薄
膜ヘッドからなる記録ヘッド11とが同一スライダ上に
一体化された記録再生分離型ヘッド1を使用した方式を
想定している。ヘッド1は、ディスク2の両面に対応し
てそれぞれ設けられており、ヘッドアクチュエータ4に
保持されている。ヘッドアクチュエータ4は、ボイスコ
イルモータ(VCM)5により回転駆動し、ヘッド1を
ディスク2の半径方向に移動させる。VCM5は、マイ
クロプロセッサ12(以下CPU20を主要素として説
明する)により制御されるVCMドライバ6から駆動電
流が供給される。
【0017】ディスク2は1枚または複数枚(ここでは
便宜的に1枚とする)が設けられており、スピンドルモ
ータ3により高速回転している。ディスク2には、同心
円状の多数のトラックが配列されており、各トラックに
はバーストデータを含むサーボ情報が記録されたサーボ
エリアが配置されている。
【0018】リード/ライト回路7は通常では専用の集
積回路からなり、データのリード/ライト処理を実行す
る。リード/ライト回路7は、ディスクコントローラ
(HDC)24から出力されたライトデータを、記録用
ヘッドアンプ14を介して記録ヘッド11に出力する。
また、再生ヘッド10から出力されたリード信号を再生
用ヘッドアンプ13を介して入力し、再生データに復号
化してHDC24に出力する。
【0019】HDDには、前述したようにヘッド位置決
め制御システム(サーボ系)が設けられている。ヘッド
位置決め制御システムは、ヘッド1をディスク2上の目
標トラック(アクセス対象のセクタを含むトラック)に
位置決め制御するためのフィードバック制御系である。
ヘッド位置決め制御システムは、大別してサーボ処理回
路8と、サンプルホールド回路9と、およびマイクロプ
ロセッサ12からなる。サーボ処理回路13は、通常で
はリード/ライト回路8と共に集積回路化されており、
再生されたリード信号からシリンダコード(トラックを
識別するためのアドレス情報)および後述するバースト
信号A〜Dを抽出する。サーボ処理回路13は、シリン
ダコードをCPU20に出力し、バースト信号A〜Dを
サンプルホールド回路9に出力する。
【0020】サンプルホールド回路9は、バースト信号
A〜Dの各レベル値を検出してホールドする。マイクロ
プロセッサ12は、ホールドされたバースト信号A〜D
の各レベル値をA/Dコンバータ21によりディジタル
データに変換して入力する。CPU20は、入力したバ
ースト信号A〜Dの各レベル値を使用して位置誤差演算
を実行し、ヘッド1の位置決め制御(前述したように位
置制御を意味する)を実行する。
【0021】マイクロプロセッサ12は、CPU20と
A/Dコンバータ21以外に、メモリ22とD/Aコン
バータ23を有する。CPU20はメモリ22に予め格
納されたプログラムにより、位置決め制御に必要な位置
誤差演算処理を実行し、また算出した位置決め制御に必
要な制御量をD/Aコンバータ23により、アナログ信
号に変換してVCMドライバ6に供給する。 (第1の実施形態の構成と動作)前述のHDDにおい
て、本実施形態は、図2に示すように、ディスク2の各
トラック(N+1,N,N−1)の範囲を3分割した場
合を想定し、2相のバーストデータを構成する各バース
ト信号A〜Dがそれぞれ2/3トラックピッチおきに記
録されている。即ち、第1相のバースト信号A,Bの比
較結果に基づいた位置決め範囲と第2相のバースト信号
C,Dの比較結果に基づいた位置決め範囲とが交互にほ
ぼ1/3トラック間隔で配置された構成である。
【0022】CPU20は、例えばトラック(N)の範
囲内にヘッド1を位置決め制御するときに、再生ヘッド
により再生された各バースト信号A〜Dにおいて、隣接
トラックのトラック(N+1)側の位置決め範囲では第
1相のバースト信号A,Bを使用して位置誤差演算処理
を実行する。また、隣接トラックのトラック(N−1)
側の位置決め範囲では第2相のバースト信号C,Dを使
用して位置誤差演算処理を実行する。従って、CPU2
0は、1/3トラックピッチ毎に位置決め制御信号とし
て用するバースト信号を切替えて、位置決め制御処理を
実行する。例えば、サーボ信号A,Bからサーボ信号
C,Dに切替えて、さらにサーボ信号A,Bに切替え
る。また、逆に、サーボ信号C,Dからサーボ信号A,
Bに切替えて、さらにサーボ信号C,Dに切替える。
【0023】ここで、同一トラック(N)の位置決め制
御範囲内において、サーボ信号A,B又はサーボ信号
C,Dのいずれかで制御する領域が2箇所存在すること
になるが、相互に別のサーボ信号(C,DまたはA,
B)の大小関係を観察することにより、いずれかを決定
する。
【0024】以上のように本実施形態によれば、各バー
スト信号A〜Dによる位置決め制御範囲は1/3トラッ
クピッチにすることができるため、再生ヘッド(MRヘ
ッド)10のヘッド幅をトラックピッチ、即ち「1/3
トラックピッチ幅+α」に設定することができる。従っ
て、結果的に再生ヘッド10はトラック上のどの場所で
もバーストデータを確実に再生することが可能となる。 (第1の実施形態の変形例)図3は、第1の実施形態の
変形例を示す図であり、同一サーボ信号A〜D内でいわ
ゆる繋ぎ部を無くした構成である。即ち、HDDの製造
時に、サーボライタと称する専用のサーボ情報書き込み
装置によりディスク上に記録するときに、記録用ヘッド
のギャップ幅(ヘッド幅)をトラックピッチの2/3以
上という条件設定を行なうことにより、図3に示すよう
に、各サーボ信号A〜Dをそれぞれ1回のライト動作に
より記録する。
【0025】従って、同一サーボ信号A〜D内では繋ぎ
部を無くすことができるため、繋ぎ部の繋がり精度と、
記録ヘッドのエッジによる磁束漏れによる影響とで、繋
ぎ部に悪影響が生ずるような事態を防止することができ
る。これにより、繋ぎ部の信頼性の低いバースト信号を
再生することはないため、常に正確なバースト信号を再
生して、高精度の位置決め制御を実現することができ
る。 (第2の実施形態)第2の実施形態は、前述のようなバ
ーストデータ構成において、各データトラック(N+
1,N,N−1)に対して、シリンダコード(SC)の
設定方法に関する。シリンダコードは、前述したよう
に、各トラックを識別するためのアドレス情報であり、
通常では図5に示すように、各トラック毎に1対1に対
応する絶対シリンダコード(SC=N+1,N,N−
1)が設定される。この設定方法であれば、装置上のト
ラック番号(アドレス)と実際上のトラック番号(アド
レス)とが1対1で対応することになる。
【0026】このような方法に対して、本実施形態は、
図4に示すように、バースト信号A〜Dを1つの組み合
わせと想定し、各組み合わせに対して1つの絶対シリン
ダコードを割り当てる設定方法である。即ち、装置とし
ては絶対シリンダ1に対して、1.5シリンダコードと
なる。具体的には、図4に示すように、3つの絶対シリ
ンダコード(K,K−1,K−2)に対して、装置上の
2トラック(N,N−1)が対応する構成である。
【0027】本実施形態では、CPU20はシリンダコ
ードとトラックとの関係をテーブルとしてメモリ22に
記録する。このようなシリンダコードの割り当て方法を
採用した場合には、例えばシリンダコードKとK−1を
跨がる位置に位置決めする場合には、CPU20はバー
スト信号CまたはDの大小比較によりトラックの位置を
確認する。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、前述のようなバ
ーストデータ構成において、各トラック毎に1対1に対
応する絶対シリンダコードを設定したときのバースト演
算処理(位置誤差演算処理)の方法に関するものであ
る。以下、図6〜図11を参照して説明する。
【0028】まず、ディスク2には、図6に示すような
トラックフォーマットが構成されていると想定する。前
述したように、バーストデータを構成する各バースト信
号A〜Dは2/3トラックピッチで記録されている。ま
た、各トラック(N−4〜N+4)には、1対1に対応
する絶対シリンダコード(N−4〜N+4)が設定され
ている。
【0029】このような構成において、ヘッド1を各ト
ラックの範囲内に位置決め制御するときに、各トラック
の範囲内のオントラック位置を“0”〜“2”とした場
合に、シリンダコードとサーボ信号を使用したバースト
演算パターンは、図7に示すようになる。ここで、図7
の枠50で示すように、バースト演算パターンは4パタ
ーンの繰り返しとなる。
【0030】以下図8〜図11のフローチャートを参照
して、本実施形態における位置決め制御処理について詳
細に説明する。CPU20は、図8に示すように、ヘッ
ド1をシークさせながら、再生ヘッド10により再生さ
れたシリンダコードとバースト信号A〜Dを入力して、
目標のヘッド位置決め位置を確認する(ステップS1〜
S3)。CPU20は、目標トラックの範囲内の3分割
した位置決め範囲(図6に示す0〜2)のいずれである
かを決定する(ステップS4)。
【0031】ここで、位置決めすべき目標ラックを、図
6に示すように、シリンダコード(N)の場合を想定す
る。まず、位置決め範囲(0)の場合において、CPU
20は、シリンダコード(N)のビット(bit)0を
確認する(ステップS10)。ビット0が“0”であれ
ば、偶数シリンダと判定し、CPU20は「(B−A)
/(B+A)」のバースト演算を実行する(ステップS
15)。一方、ビット0が“1”であれば、奇数シリン
ダと判定し、CPU20は「(D−C)/(D+C)」
のバースト演算を実行する(ステップS11)。
【0032】さらに、CPU20は、シリンダコードの
ビット1を確認し、ビット1が“1”であれば、偶数及
び奇数のいずれのシリンダの場合も、バースト演算結果
の符号を反転させる(ステップS12,S13とS1
6,S17)。CPU20は、バースト演算結果をオフ
セット量を加算して、ヘッド位置決め位置から目標位置
までオフセットさせる(ステップS14)。
【0033】次に、位置決め範囲(1)の場合におい
て、CPU20は、シリンダコード(N)のビット(b
it)0を確認する(ステップS20)。ビット0が
“0”であれば、偶数シリンダと判定し、CPU20は
「(D−C)/(D+C)」のバースト演算を実行する
(ステップS25)。一方、ビット0が“1”であれ
ば、奇数シリンダと判定し、CPU20は「(A−B)
/(A+B)」のバースト演算を実行する(ステップS
21)。
【0034】CPU20は、シリンダコードのビット1
を確認し、ビット1が“1”であれば、偶数及び奇数の
いずれのシリンダの場合も、バースト演算結果の符号を
反転させる(ステップS22,S23とS26,S2
7)。CPU20は、バースト演算結果をオフセット量
を加算して、ヘッド位置決め位置から目標位置までオフ
セットさせる(ステップS24)。
【0035】さらに、位置決め範囲(2)の場合におい
て、CPU20は、シリンダコード(N)のビット(b
it)0を確認する(ステップS30)。ビット0が
“0”であれば、偶数シリンダと判定し、CPU20は
「(A−B)/(A+B)」のバースト演算を実行する
(ステップS35)。一方、ビット0が“1”であれ
ば、奇数シリンダと判定し、CPU20は「(C−D)
/(C+D)」のバースト演算を実行する(ステップS
31)。
【0036】CPU20は、シリンダコードのビット1
を確認し、ビット1が“1”であれば、偶数及び奇数の
いずれのシリンダの場合も、バースト演算結果の符号を
反転させる(ステップS32,S33とS36,S3
7)。CPU20は、バースト演算結果をオフセット量
を加算して、ヘッド位置決め位置から目標位置までオフ
セットさせる(ステップS34)。
【0037】以上のようにして、ヘッド1を目標トラッ
ク(N)の範囲内に位置決め制御するときに、3分割し
た位置決め範囲(0〜2)のいずれかに応じて、予め確
認されているバースト演算パターン(図7を参照)から
該当するバースト演算パターンを選択することにより、
容易かつ正確にヘッド1の位置決め制御を行なうことが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、記
録再生分離型ヘッドを採用した磁気ディスク装置におい
て、各トラックの位置決め制御範囲を1/3トラックピ
ッチにすることにより、再生ヘッドのヘッド幅をトラッ
クピッチ、即ちほぼ1/3トラックピッチ幅程度に設定
しても、位置決め制御に必要なバスとデータを確実に再
生することができる。換言すれば、再生ヘッドはトラッ
ク上のどの場所でもバーストデータを確実に再生するこ
とが可能となり、結果的に高記録密度化に必要な高精度
のヘッド位置決め制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に関係するHDDの要
部を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に関係するバーストデータの構
成を示す概念図。
【図3】第1の実施形態の変形例に関係するバーストデ
ータの構成を示す概念図。
【図4】第2の実施形態に関係するバーストデータの構
成を示す概念図。
【図5】第2の実施形態に関係するバーストデータの構
成を示す概念図。
【図6】第3の実施形態に関係するトラックフォーマッ
トを示す概念図。
【図7】第3の実施形態に関係するバースト演算パター
ンを説明するための図。
【図8】第3の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図9】第3の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図10】第3の実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図11】第3の実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図12】従来のバーストデータの構成を示す概念図。
【符号の説明】
1…ヘッド(記録再生分離型) 2…ディスク 3…スピンドルモータ 4…ヘッドアクチュエータ 5…ボイスコイルモータ(VCM) 6…VCMドライバ 7…リード/ライト回路 8…サーボ処理回路 9…サンプルホールド回路 10…再生ヘッド(MRヘッド) 11…記録ヘッド 12…マイクロプロセッサ 13…再生用ヘッドアンプ 14…記録用ヘッドアンプ 20…CPU 21…A/Dコンバータ 22…メモリ 23…D/Aコンバータ 24…ディスクコントローラ(HDC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−287950(JP,A) 特開 平4−358367(JP,A) 国際公開96/7178(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドによりデータを記録するための複
    数のトラックが構成されて、当該各トラックには径方向
    のトラック範囲をほぼ3分割した位置決め範囲に前記ヘ
    ッドを位置決め制御するための第1相のバーストデータ
    (A,B)及び第2相のバーストデータ(C,D)から
    なるバーストデータ群と、前記各トラックを識別するた
    めの絶対シリンダコードとが記録されたサーボエリアを
    有するディスクと、 前記絶対シリンダコードを使用して前記ディスク上の指
    定トラックまで前記ヘッドを移動し、当該トラック範囲
    に含まれる前記3分割の各位置決め範囲のいずれかに、
    前記第1相のバーストデータ(A,B)または第2相の
    バーストデータ(C,D)を使用して前記ヘッドを位置
    決めするヘッド位置決め制御手段とを具備したことを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記第1相のバーストデータ(A,B)
    及び前記第2相のバーストデータ(C,D)の各バース
    トデータの組み合わせをブロック単位に設定し、各ブロ
    ック毎に前記各トラックを識別するための絶対シリンダ
    コードを割り当てることを特徴とする請求項1記載の磁
    気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 ヘッドによりデータを記録するための複
    数のトラックが構成されたディスクを有する磁気ディス
    ク装置に適用し、各トラックのサーボエリアに記録され
    たトラック識別用のシリンダコード及び径方向のトラッ
    ク範囲の位置を検出するためのバーストデータ群を使用
    して、前記ディスク上の指定トラックに前記ヘッドを位
    置決め制御するヘッド位置決め制御システムであって、 前記ディスク上の各トラックのサーボエリアには径方向
    のトラック範囲をほぼ3分割した位置決め範囲に前記ヘ
    ッドを位置決め制御するための第1相のバーストデータ
    (A,B)及び第2相のバーストデータ(C,D)が記
    録されており、前記シリンダコードと前記各位置決め範
    囲とを対応付けして、前記第1相のバーストデータ
    (A,B)及び前記第2相のバーストデータ(C,D)
    を使用した位置決め制御に必要なバースト演算処理を示
    すバースト演算パターンを設定した手段と、 前記シリンダコードを使用して前記ディスク上の指定ト
    ラックまで前記ヘッド を移動し、当該トラック範囲で前
    記各位置決め範囲のいずれかに対応する前記バースト演
    算パターンによる位置決め演算処理を実行して、前記ヘ
    ッドを前記指定トラック範囲内に位置決めする制御手段
    とを具備したことを特徴とするヘッド位置決め制御シス
    テム。
JP08089585A 1996-04-11 1996-04-11 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム Expired - Fee Related JP3078224B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08089585A JP3078224B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム
US08/761,713 US5801897A (en) 1996-04-11 1996-12-06 Head positioning control system for use in a disk storage system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08089585A JP3078224B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09282818A JPH09282818A (ja) 1997-10-31
JP3078224B2 true JP3078224B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=13974870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08089585A Expired - Fee Related JP3078224B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3078224B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100546266B1 (ko) * 1997-12-31 2006-04-06 삼성전자주식회사 서보 버스트 신호 기록 방법 및 디스크 기록 매체
KR100543657B1 (ko) * 1998-02-20 2006-05-22 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 헤드 하이플라이 기록 방지 장치 및방법
JP2001076451A (ja) 1999-09-06 2001-03-23 Toshiba Corp ディスク記憶装置におけるヘッド位置決め制御システム及びヘッド位置決め制御方法
US6687079B1 (en) * 1999-10-08 2004-02-03 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for providing servo gain linearization for a magneto-resistive head
US6700731B2 (en) * 2001-05-31 2004-03-02 Samsung Electronics Co., Inc. In-situ linearization of magnetic read/write head transducer position error signal
US6917487B2 (en) 2002-03-21 2005-07-12 Hitachi Global Storage Technologies, Inc. Seamless and untrimmed primary servo burst with secondary servo bursts
US7142387B2 (en) * 2004-11-05 2006-11-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus positioning a read head to follow a track in a hard disk drive
JP4185067B2 (ja) 2005-03-30 2008-11-19 株式会社東芝 磁気ディスク装置におけるヘッド位置演算方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09282818A (ja) 1997-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5771126A (en) Hard disk drive with reduced sized servo sectors and driving method therefor
US20050207051A1 (en) Seamless and untrimmed primary servo burst with multiple secondary servo bursts
US6259576B1 (en) Method and apparatus for hard disk drive with self-servowriting capability
US20010000444A1 (en) Disk head assembly with multiple read and / or write transducers for improved performance
US6765748B2 (en) Method of interleaving servo information fields for track following and seeking and a recording medium including interleaved servo information fields
US7518821B2 (en) Hard disk drive
JP2673097B2 (ja) Mrヘッド用サーボ方法及びハードディスクシステム
JP3078224B2 (ja) 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御システム
US7511912B2 (en) Writing multiple servo sector patterns to improve servo sector alignment on multiple surfaces
JP3039855B2 (ja) ディスクドライブ装置及びディスクドライブ装置の書き込み制御方法
US5801897A (en) Head positioning control system for use in a disk storage system
KR20030088383A (ko) 하드디스크 드라이브를 위한 서보 기록 방법
KR100855981B1 (ko) 각각의 헤드들에 대하여 기록 팩터를 별도로 설정하는디스크 드라이브의 기록 팩터 설정 방법 및 디스크드라이브
US6160674A (en) Stable data writing method by tracking head speed in hard disk drive
KR101430613B1 (ko) 패턴 자기기록매체 및 패턴 자기기록매체에 대한 셀프 서보기록 방법
US6005728A (en) Disk recording medium for embodying high capacity hard disk drive
US6091566A (en) Magnetoresistive head and hard drive system having offsets from center of the servo area to minimize microjogging
JP3130805B2 (ja) 磁気ディスク装置及びそれに適用するヘッド位置決め制御装置
JP2523316B2 (ja) 磁気デイスクへのサ−ボ・デ−タの記録方法とその装置
JP2002288956A (ja) 磁気ディスク装置及び該装置におけるサーボ情報記録方法
JPH09102103A (ja) 記録電流制御機能を有する磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置のサーボデータ記録方法
US6865041B1 (en) Method and apparatus for servowriting using a unipolar write current
US20090147397A1 (en) Patterned magnetic recording medium and method of recording track information onto the same
JP4074161B2 (ja) ディスクのサーボパターン書き込み方法
KR100688508B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 레퍼런스 서보 정보 기록 방법,최종 서보 정보 기록 방법, 이에 적합한 하드디스크드라이브, 그리고 기록 매체

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees