JP2002288956A - 磁気ディスク装置及び該装置におけるサーボ情報記録方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び該装置におけるサーボ情報記録方法

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JP2002288956A
JP2002288956A JP2001084325A JP2001084325A JP2002288956A JP 2002288956 A JP2002288956 A JP 2002288956A JP 2001084325 A JP2001084325 A JP 2001084325A JP 2001084325 A JP2001084325 A JP 2001084325A JP 2002288956 A JP2002288956 A JP 2002288956A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の外付けサーボライタ装置を用いず、磁
気ディスク装置自体が搭載するアクチュエータとヘッド
を用いてヘッドとディスクの相対位置を観測してフィー
ドバックし、サーボパターンの書き込み精度の向上と製
造コストの削減を図る。 【解決手段】 ディスク102上面に予め記録しておい
た基準サーボパターン内に1/2ピッチ毎に配置される
バーストを、磁気ディスク装置101の第1のヘッド対
201が読み出して位置決めを行い、この第1のヘッド
対とディスク102を挟んで対峙する第2のヘッド対2
02がディスク102下面の当該バーストから1/4ピ
ッチ外側に新規のバーストを書き込む。これを交互に繰
り返すことにより、ディスク102の両側全面に精度良
くサーボパターンを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
及び該装置におけるサーボ情報記録方法に係り、特に、
予め記録されている基準サーボ情報に基づいてサーボ情
報を追記する磁気ディスク装置及び該装置におけるサー
ボ情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置等に内蔵さ
れ、磁気ヘッドによってデータの記録及び再生が行われ
るディスクのデータ記録面には、所定の間隔で複数のサ
ーボ情報(サーボパターン)が設けられている。サーボ
パターンは、トラック位置やトラック内位置を検出する
ための磁気的な信号(アドレス信号、バースト信号等)
から構成され、磁気ディスク装置が磁気ヘッドを目的の
トラック上に移動して位置決めするための基準として利
用される。従来、このサーボパターンは磁気ディスク装
置とは別体のサーボライタ装置を用いてディスクに書き
込まれていた。
【0003】図10は、サーボライタ装置を用いた従来
のサーボパターン記録位置決め機構を示したブロック図
である。ここでは、サーボライタ装置のポジショナ系9
01が、その一部を構成するプッシュピン902を介し
て、磁気ディスク装置のアクチュエータ系903の移動
量を制御する方式(単板サーボライタを含む)を例示し
て説明する。
【0004】ディスクへのサーボパターンの書き込みに
際し、先ず、サーボライタ装置のポジショナ904の移
動と磁気ディスク装置のアクチュエータ905の移動が
同期するように、磁気ディスク装置自体がサーボライタ
装置に設けられた専用の取付け部に一時的に固定され
る。
【0005】サーボライタ装置のポジショナ系901
は、磁気ディスク装置のアクチュエータ905の位置を
移動させて位置決めするためのポジショナ904と、こ
のポジショナ904を駆動するための位置決め制御器9
06からなる。また、このポジショナ904は、モータ
907、プッシュピン902、及びエンコーダ908か
ら構成される。
【0006】ポジショナ系901は、基本的にサーボパ
ターンの書き込み動作の前段として、磁気ディスク装置
のアクチュエータ系903の移動量を制御してヘッドの
位置決めを行なうものであり、書き込み動作自体は磁気
ディスク装置のヘッドを用いて行なわれる。そこで、以
下、ポジショナ系901によるアクチュエータ系903
の位置制御に焦点を当てて説明する。
【0007】位置決め制御器906にポジショナ904
の絶対位置としての目標位置が入力されると、位置決め
制御器906は、ポジショナ904の現在位置と目標位
置との誤差を求めて、この目標位置までの残りの距離に
応じた操作量C(z)を算出し、モータ907に供給す
る。この際、操作量C(z)に対し、力外乱等の作用が生
じ得る。モータ907は、操作量C(z)を受けて回転量
(角度)M(s)だけ回転する。
【0008】プッシュピン902は、この回転量M(s)
に従って移動量P(s)だけ移動する。一方、この回転量
M(s)を測定するための装置であるエンコーダ908
は、その移動量E(s)をエンコーダ観測情報(ポジショ
ナ904の絶対位置)として位置決め制御器906にフ
ィードバックする。尚、この際、移動量E(s)に対し、
観測ノイズが作用する可能性がある。
【0009】磁気ディスク装置のアクチュエータ系90
3は、アクチュエータ905及びスライダ909から構
成される。磁気ディスク装置とサーボライタ装置は、プ
ッシュピン902とアクチュエータ905が接するよう
な位置関係に固定されているため、プッシュピンの移動
量P(s)によってアクチュエータ905が移動量R(s)だ
け移動する。尚、アクチュエータ905は、VCM電流
による外力によって相対的な位置固定がなされている。
【0010】スライダ909にはヘッドが取り付けられ
ており、移動量R(s)に基づき、スライダ909が移動
量H(s)だけ移動することにより、サーボパターンの書
き込み位置が決定される。尚、この際、当該書き込み位
置に対し、磁気ディスク装置のスピンドルモータ(SP
M)の振動(NRRO成分)が少なからず誤差の原因と
して作用する。
【0011】上述した位置決め動作を行った後、サーボ
ライタ装置が磁気ディスク装置に取り付けられたヘッド
に対しサーボパターンの書き込みを指示し、ディスクへ
のサーボパターンの書き込み動作が行われる。トラック
1周分のサーボパターンの書き込み動作が終了すると、
次の目標位置にポジショナ904を移動させて同様にサ
ーボパターン書き込み動作を繰り返すことにより、ディ
スク面全体にサーボパターンが書き込まれていく。
【0012】全てのサーボパターンの書き込み終了後、
磁気ディスク装置はサーボライタ装置上から取り外さ
れ、トップカバー等を取り付けた後に回路基板を付加し
て、磁気ディスク装置としての機能検証の工程へと移
る。尚、一連のサーボライタ装置によるサーボパターン
の書き込み動作はトップカバーを外した状態で行われる
ため、クリーンルーム内で作業が進められる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のサーボライタ装置を用いたサーボパターン記録
方法は、以下に示すように、(1)サーボパターンの書き
込み精度、及び(2)製造コストに関する問題点を有して
いる。
【0014】(1) 従来のサーボライタ装置は、そのポジ
ショナ904の移動によって、ヘッドの取り付けられた
アクチュエータ905を駆動する。このとき、ポジショ
ナ904の現在位置と目標位置の相対誤差が制御量とし
て位置決め制御器906にフィードバックされている。
即ち、ポジショナ904がその目標位置に到達した時点
で、アクチュエータに取り付けられたヘッドに関して
も、その目標位置に到達したものと判断しており、これ
らの相対誤差を低減するように、位置決め制御器906
が操作量を算出するため、確かにポジショナ904の位
置は目標位置に対して精度良く保たれることとなる。
【0015】しかしながら、本来、サーボパターンを精
度良く書き込むためには、ヘッドとディスクの相対位置
を観測する必要があるのは言うまでもない。つまり、た
とえポジショナ904の位置を精度良く制御できたとし
ても、必ずしもヘッドとディスクの相対位置の誤差を低
減することには結び付かないのである。
【0016】特に、ディスクはSPMに取り付けられた
回転体であるため、常に位置変動を起こしている。この
SPMによる位置変動に対してヘッド位置を正確に追従
させなければ、サーボパターンの書き込み精度を向上さ
せることはできないのである。
【0017】(2) 一方、ディスクへの記録密度の向上に
伴って高トラックピッチ化が進み、サーボパターンを書
き込むべきトラック本数が増加している。これにより、
磁気ディスク装置1台当たりのサーボパターンの書き込
み時間も増加している。
【0018】現状、1枚のディスク面上には1万本以上
のシリンダが形成されており、ディスク面全体へのサー
ボパターンの書き込みを完了するのに20分以上の時間
を要している。更に、将来的にもシリンダ数の増加が見
込まれている。
【0019】サーボライタ装置は、ディスク全面にサー
ボパターンを書き終えるまで、1台の磁気ディスク装置
に専有されてしまう。このため、前述の状況に伴ってサ
ーボライタ装置の台数を増設する必要性が生じてきた。
また、磁気ディスク装置の生産台数増加の必要性も、こ
れらの問題点を一層深刻なものとしてきている。更に、
従来のサーボライタ装置はクリーンルーム内で使用しな
ければならないため、サーボライタ装置の増設に伴って
クリーンルームの敷地拡大を進めねばならなくなってき
た。
【0020】このように、従来のサーボライタ装置によ
るサーボパターン書き込み作業を継続する場合には、今
後も必要台数の増加、クリーンルームの敷地拡大等に対
応せねばならず、常に製造コストの問題を抱えることと
なる。
【0021】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、専用の外付けサーボライタ装置を用いてサーボ
パターンを書き込むのではなく、磁気ディスク装置自体
が搭載するアクチュエータとヘッドを用いてヘッドとデ
ィスクの相対位置を観測し、目標位置に対しフィードバ
ックするサーボパターン記録機構を有する磁気ディスク
装置及び該装置におけるサーボパターン記録方法を提供
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、第1及び第2の面を有して少なくとも第1の面に
予め基準サーボ情報が記録されているディスクと、第1
の面に対峙して動作してサーボ情報の書き込み及び基準
サーボ情報又は当該サーボ情報の読み出しを行なう第1
のヘッド手段と、ディスクに関し第1のヘッド手段と面
対象に位置して動作してサーボ情報の書き込み及び当該
サーボ情報の読み出しを行なう第2のヘッド手段と、第
1のヘッド手段によって読み出された基準サーボ情報又
はサーボ情報に基づき第1のヘッド手段と第1の面との
相対位置を算出して第2の面上における第2のヘッド手
段による書き込み位置を決定し、第2のヘッド手段によ
って読み出されたサーボ情報に基づき第2のヘッド手段
と第2の面との相対位置を算出して第1の面上における
第1のヘッド手段による書き込み位置を決定し、これら
を交互に行なうヘッド位置決め手段と、 ヘッド位置決
め手段によって決定された書き込み位置に各ヘッド手段
を移動するヘッド移動手段と、各ヘッド手段による各書
き込み位置へのサーボ情報の書き込みを制御するサーボ
情報記録制御手段とを備えたものである。
【0023】以上の構成によれば、ディスクへのサーボ
パターンの書き込みにおいて本来不可欠な、ヘッドと対
応するディスク面との相対位置誤差を測定することによ
り、適切なサーボパターン書き込み位置を決定でき、ま
た、2組のヘッドを交互に動作させることにより、位置
誤差算出等に起因する時間的位相差を意識することな
く、既存のサーボパターンに追記する形式でディスクの
各面に対しサーボパターンを書き込むことができる。こ
れにより、サーボパターンの記録精度を向上できるとと
もに、専用のサーボライタ装置を長時間占有せずにすむ
ため実質上のコスト削減が可能となる。
【0024】また、本発明の磁気ディスク装置におい
て、第1のヘッド手段はサーボ情報の書き込みを行なう
第1のライト用ヘッドと基準サーボ情報又はサーボ情報
の読み出しを行なう第1のリード用ヘッドとを有し、第
2のヘッド手段は前記サーボ情報の書き込みを行なう第
2のライト用ヘッドとサーボ情報の読み出しを行なう第
2のリード用ヘッドとを有し、ヘッド位置決め手段は、
第1のリード用ヘッドによって読み出された基準サーボ
情報又はサーボ情報に基づき第1のリード用ヘッドと第
1の面との相対位置を算出して第2の面上における第2
のライト用ヘッドによる書き込み位置を決定し、一方、
第2のリード用ヘッドによって読み出されたサーボ情報
に基づき第2のリード用ヘッドと第2の面との相対位置
を算出して第1の面上における第1のライト用ヘッドに
よる書き込み位置を決定するものである。
【0025】以上の構成によれば、サーボパターンの記
録精度を向上と実質上のコスト削減を実現できるのに加
えて、リード用ヘッドとライト用ヘッドの相対位置関係
を適宜ずらして構成できるようになるため、サーボパタ
ーン書き込み位置決めの精度向上が図れる。
【0026】また、本発明の磁気ディスク装置におい
て、第1及び第2の面はそれぞれ等幅の複数のトラック
を有し、第1及び第2のリード用ヘッドは動作時にそれ
ぞれ第1及び第2のライト用ヘッドに対し第1及び第2
のディスク面の内周方向に少なくともトラック幅以上離
れるよう配設され、ヘッド位置決め手段は各ライト用ヘ
ッドの書き込み位置を第1及び第2の面の外周方向に向
かって順次決定していくものである。
【0027】以上の構成によれば、リード用ヘッドとラ
イト用ヘッドの相対位置関係をディスクの半径方向にず
らして構成したため、サーボパターンの追記に際し、既
に書き込まれたサーボパターンを正確に読み出すことが
できる。これにより、サーボパターン追記位置決めの精
度向上が可能となる。
【0028】また、本発明の磁気ディスク装置におい
て、第1及び第2の面はそれぞれ等幅の複数のトラック
を有し、第1及び第2のリード用ヘッドは動作時にそれ
ぞれ第1及び第2のライト用ヘッドに対し第1及び第2
のディスク面の外周方向に少なくともトラック幅以上離
れるよう配設され、ヘッド位置決め手段は各ライト用ヘ
ッドの書き込み位置を第1及び第2の面の内周方向に向
かって順次決定していくものである。
【0029】以上の構成によれば、リード用ヘッドとラ
イト用ヘッドの相対位置関係をディスクの半径方向にず
らして構成したため、サーボパターンの追記に際し、既
に書き込まれたサーボパターンを正確に読み出すことが
できる。これにより、サーボパターン追記位置決めの精
度向上が可能となる。
【0030】更に、本発明のサーボ情報記録制御手段
は、ヘッド位置決め手段によって算出された相対位置が
予め設定した値を超える場合には、該当する第1又は第
2のヘッド手段によるサーボ情報の書き込みを禁止する
ものである。
【0031】以上の構成によれば、偶発的要因によって
一時的にヘッド位置とディスク相対位置誤差が悪化した
場合などに精度の悪いサーボパターンをディスクに書き
込むことを防止でき、延いては書き込み精度の向上が可
能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施形態に係る磁気デ
ィスク装置101のサーボ系の構成を示すブロック図で
ある。
【0034】磁気ディスク装置101は、磁性体を表面
に塗布した円盤状のディスク102を記録媒体として使
用して、ライト用磁気ヘッド103によってディスク1
02上にデータを記録し、またリード用磁気ヘッド10
4によってディスク102からデータを再生する。
【0035】一般に、セクタサーボ方式を採用する、例
えば2.5インチHDD等の小型磁気ディスク装置10
1においては、ディスク102の両データ記録面に同心
円状に多数のトラック105が形成されている。従っ
て、図1においてディスク102の背面においても、他
の一対のライト用磁気ヘッドとリード用磁気ヘッドが同
様に設けられデータの記録/再生が行われるが、ここで
はそれらの記載は省略している。
【0036】磁気ディスク装置101の動作時、ディス
ク102は、図中でその背面に位置するスピンドルモー
タ(SPM)106によって反時計回りに高速回転す
る。ライト用ヘッド103及びリード用ヘッド104
は、ディスク102の高速回転時にディスク102面か
ら浮上するように、スライダ107にディスク102の
半径方向に並んで固定される。
【0037】このスライダ107は、ボイスコイルモー
タ(VCM)108の駆動によってVCM108を中心
に回転移動するアクチュエータ109に取り付けられ、
ディスク102上を概ねその半径方向に移動する。
【0038】リード用ヘッド104がディスク102か
ら読み取った再生信号は、例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装された回路であるヘッドアンプ
110に供給される。ヘッドアンプ110は、両ヘッド
に関する記録/再生機能の切り替えやそれらの入出力制
御を行なうものであり、ここではアナログ出力である再
生信号の増幅が行われる。サンプルホールド111で
は、アナログ−デジタル(A/D)変換を施すために、
この増幅されたアナログ量がラッチされる。
【0039】マイクロコントローラ112は、内部にA
/D変換部113及びD/A変換部114を有し、磁気
ディスク装置101全体を制御するための制御プログラ
ム(ファームウェア)に従って各部を制御する。マイク
ロコントローラ112は、演算した制御電流値をVCM
ドライバ115に供給し、VCMドライバ115はこの
値に従ってVCM108の駆動を制御する。ここで、以
下、ヘッドアンプ110乃至VCMドライバ115を総
称して位置決め制御器116とする。
【0040】ディスク102としては、予めデータ記録
面上に同心円状に多数のトラック105が形成され、ま
た所定数の基準サーボ情報(基準サーボパターン)11
7が書き込まれているものを用意する。各トラック10
5には、データを格納するための複数のセクタ118が
複数の基準サーボパターン117と交互に所定の間隔で
配置されている。
【0041】本実施形態では、基本的に、ディスク10
2の内周部に書き込まれたこの基準サーボパターン11
7を読み取り、位置決め制御器116の指示に従って、
サーボパターンを外周部方向に追記していくこととな
る。
【0042】次に、図2を用いて、本実施形態に係るサ
ーボパターン追記の基本原理について説明する。
【0043】磁気ディスク装置101は、上下に重なる
ように配置された少なくとも二組のヘッド対、即ち第1
ヘッド対201及び第2ヘッド対202を備える。第1
ヘッド対201はライト用ヘッド103aとリード用ヘ
ッド104aからなり、第2ヘッド対202はライト用
ヘッド103bとリード用ヘッド104bからなるもの
とする。第1ヘッド対201はディスク102の上面、
第2ヘッド対202はディスク102の下面に、それぞ
れ対峙するよう設けられている。
【0044】ここで、例えば、ディスク102の上面内
周部には予めバーストパターン等の基準サーボパターン
203が書き込まれており、リード用ヘッド104aが
この基準サーボパターン203を読み出す。この基準サ
ーボパターン117は、従来の外付け型サーボライタ装
置を用いて書き込んでも良いし、或いは、ディスク10
2のみを他の専用のサーボライタに取り付けて書き込ん
だ後に本実施形態の磁気ディスク装置に取り付けても良
い。
【0045】位置決め制御器116は、先ず、この読み
出された再生信号に基づき、ディスク102上面のトラ
ック105に対するリード用ヘッド104aの適正な位
置を判断する。次に、位置決め制御器116は、このリ
ード用ヘッド104aに関する適正位置を基準に、ライ
ト用ヘッド103bに関するディスク102下面のトラ
ック105上の目標位置、例えば1/4ピッチ分外周方
向にアクチュエータ109の位置を移動させて位置決め
する。
【0046】その後、サーボパターン記録制御器204
の指示に従って、ライト用ヘッド103bが当該目標位
置にサーボパターン205を書き込む。
【0047】予め基準サーボパターン203をディスク
102上面のトラック105に数本〜数十本分書き込ん
でおけば、上述した方法により、ディスク102下面へ
のサーボパターン205の書き込みがほぼ同トラック数
分だけ可能となる。
【0048】ディスク102の両面にほぼ等しいトラッ
ク数分のサーボパターン(基準サーボパターンを含む)
が書き込まれた時点で、今度はディスク102の両面に
交互にサーボパターンを追記する動作に移る。
【0049】以上の説明では、予め基準サーボパターン
203をディスク102の片面だけに書き込んでおくも
のとしたが、予めディスク102の両面に書き込んでお
き、後述する交互追記動作の段階から始めるものであっ
ても構わない。また、2組のヘッド対が同一ディスクの
各面に対峙せずに、同心の異なるディスクに対峙するも
のであっても構わない。
【0050】上述したように、本実施形態では、少なく
ともディスク102の片面の一部に予め基準サーボパタ
ーン203を書き込んでおく必要はある。しかしなが
ら、数本〜数十本のシリンダに対して書き込みを行なう
だけなので、1枚当たり数10秒で済んでしまう。
【0051】尚、サーボパターンの追記に際し、既に書
き込まれたサーボパターンと追記サーボパターンとの間
でビット単位におけるクロックタイミングを合わせる必
要があるが、この書き込みタイミングについては、例え
ば基準バーストから取得するよう設定すれば良い。
【0052】ここで、サーボパターンの追記動作におい
ては、同一ヘッド対におけるライト用ヘッド103とリ
ード用ヘッド104の位置関係に着目することで高い書
き込み精度を実現することができる。そこで、次に図3
及び図4を用いて、本実施形態に係る両ヘッドの位置関
係について説明する。
【0053】尚、実際のサーボパターンの読み出しと追
記は後述する方法により交互に異なるヘッド対によって
行なわれるものであるが、ここでは両ヘッドの位置関係
を明確にしたいため、便宜上、同一ヘッド対におけるラ
イト用ヘッド103とリード用ヘッド104を用いて説
明する。
【0054】図3(a)には、予め書き込まれた基準サー
ボパターン117が示されている。基準サーボパターン
117はアドレスコード301とバーストパターン30
2等から構成される。
【0055】アドレスコード301は、各トラック10
5上に位置する複数のコードからなり、各コードには少
なくとも当該トラック位置或いは番号を示す情報が書き
込まれている。一方、バーストパターン302は、各ト
ラック105上或いはその中間に位置する複数のバース
ト信号(Aバースト乃至Dバースト)から構成される。
【0056】位置決め制御器116は、リード用ヘッド
104によって読み出された各コードに基づいてトラッ
ク105を特定し、また各バーストの出力比に基づいて
リード用ヘッド104のトラック105内における適正
位置を算出する。
【0057】尚、基準サーボパターン117は、例えば
両ヘッドを右方向に1/2ピッチ送りで移動させなが
ら、次のような順序で書き込まれるものとする。…→A
→移動→コード→D→移動→B→移動→コード→C→移
動→A→…。
【0058】ここで、従来の磁気ディスク装置に対し、
本実施形態に係るサーボパターン追記方法を適用しよう
とした場合、サーボパターン追記位置の精度に関する問
題が生じてしまう。
【0059】即ち、図4(b)に示す従来型のヘッド対を
用いて、図3(b)に示す基準サーボパターン117の右
端のトラック105に跨ってAバーストを追記する場
合、ライト用ヘッド303とともにリード用ヘッド30
4が基準サーボパターン117の最右端に位置してしま
うため、リード用ヘッド304はトラック105上でア
ドレスコードやバーストパターンの一部しか検出するこ
とができないのである。
【0060】シリンダコードの一部分のみしか検出でき
ないということは、信号出力の低下や読み取りエラーを
誘発する原因となる。万一、それらが生じてしまった場
合、正確なトラック位置やトラック番号の検出ができな
くなるばかりか、複数バーストの信号出力比に基づくト
ラック内の位置検出ができなくなるため、単一のバース
ト信号によってトラック内位置を特定せねばならず、目
的位置へのヘッド位置決めすら困難なものとなる事態が
生じ得る。
【0061】これは、現在多く利用されている磁気抵抗
効果型ヘッド、例えばGMR(Giant MagnetoResistiv
e)ヘッドにおいて、位置補正量を減らすためには、ス
ライダ401に配置されたライト用ヘッド303とリー
ド用ヘッド304の相対位置がより近いことが理想とさ
れ、ディスク102の円周方向に沿うように並べて設け
られることに起因している。
【0062】そこで、本実施形態では、このような目標
位置へのヘッド位置決め性能の劣化に関わる問題を回避
する一方法として、図4(a)に示すように、スライダ1
07に取り付けられたライト用ヘッド103とリード用
ヘッド104の相対的な位置関係を積極的にディスク1
02の半径方向に並行して並べて設けている。
【0063】本実施形態に係るGMRヘッドは、ライト
用ヘッド103とリード用ヘッド104の間を所定距離
(少なくとも1トラックピッチ以上)だけ隔てるように
構成している。これにより、図3(a)に示す基準サーボ
パターン117の右端のトラック105に跨ってAバー
ストを追記する場合であっても、リード用ヘッド104
が基準サーボパターン117を精度良く読み出すことが
できるため、ライト用ヘッド103が適正な位置にサー
ボパターンを追記することが可能となる。
【0064】即ち、本実施形態によれば、4つのバース
トパターンの全てを使ってヘッドの位置決めを行なうこ
とが可能となるため、サーボパターン追記の精度が向上
するのである。
【0065】また、従来型のMRヘッドは、図4(b)に
示すようにライト用ヘッド303とリード用ヘッド30
4がアクチュエータ109方向に並んで配置されてお
り、ディスク上の中周に位置するときに両ヘッドが同一
のトラック上にかかるように設定されているため、基準
サーボパターン117は図5(c)に示すように相対的に
ディスク102面上の中周部にしか記録できなかった
が、上述した本実施形態に係るヘッド構成によれば、図
5(a)及び(b)に示すようにそれぞれディスク102上の
内周部或いは外周部に記録しておくことも可能となる。
【0066】次に、図6を用いて、各ヘッド対によるサ
ーボパターン交互追記のための位置決め動作について説
明する。図6は、磁気ディスク装置101における、例
えばライト用ヘッド103aによるサーボパターン追記
位置決め機構を示したブロック図である。
【0067】先ず、上述した方法によってディスク10
2上面から読み出した基準サーボパターン117に基づ
き、ライト用ヘッド103aとディスク102上面との
適切な相対位置関係が求められる。マイクロコントロー
ラ112は、ディスク102上面に対するライト用ヘッ
ド103aの目標位置(オフセット位置)とこの相対位
置関係の誤差を求めて、ヘッドを目標の位置に移動して
位置決めするための操作量を算出する。
【0068】位置決め制御器114にライト用ヘッド1
03のオフセット位置としての目標位置が入力される
と、位置決め制御器114は、ディスク102とライト
用ヘッド103の位置誤差(相対位置)を求めて、この
目標位置までの残りの距離に応じた操作量C(z)を算出
し、磁気ディスク装置101のアクチュエータ系601
に供給する。ここで、実際にヘッド移動を司るアクチュ
エータ系601はVCM106、アクチュエータ10
7、及びスライダ105から構成される。
【0069】操作量C(z)は駆動電流に変換されてVC
M106に供給される。この際、操作量C(z)に対し、
力外乱等の作用が生じ得る。VCM106は、操作量C
(z)を受けて回転量(角度)V(s)だけ回転する。
【0070】VCM106の回転量(角度)V(s)によ
って、アクチュエータ107が移動量R(s)だけ移動す
る。スライダ105にはライト用ヘッド104が取り付
けられており、移動量R(s)に基づき、スライダ105
が移動量H(s)だけ移動することにより、サーボパター
ンの書き込み位置が決定される。尚、決定された書き込
み位置に関する情報は、位置検出器602にて検出量E
(s)として検出され、位置決め制御器114にフィード
バックされる。
【0071】図6に示すように、実際の磁気ディスク装
置101のヘッド位置決め系には、様々な外乱成分が加
わる。例えば、ディスク102の回転や振動によって生
じる加速度外乱(力外乱)やサーボ情報の復調信号や回
路に加わる観測ノイズ等である。また、ディスク102
の取り付けられたSPM106は常に位置変動を起こし
ているので、ディスク102とライト用ヘッド103位
置の相対位置関係も常に変動している。
【0072】しかしながら、上述した構成によれば、ヘ
ッド位置の誤差発生要因として少なからず影響を与える
SPN振動を含めて位置検出器602が検出量E(s)を
位置誤差として位置決め制御器114にフィードバック
できるので、位置決め精度の向上を実現できる。尚、こ
のような外乱成分を抑圧・低減すべく制御するように位
置決め制御器114は予め設定される。
【0073】次に、図7乃至図9を用いて、本実施形態
に係るサーボパターンの交互追記のタイミングについて
説明する。
【0074】上述の追記動作には、図7に示すような処
理時間が必要となる。即ち、第1ヘッド対201による
全動作終了後に、第2ヘッド対202によるサーボパタ
ーン書き込み動作が開始されることになるので、第1ヘ
ッド対201で読み込んで位置決めに利用したサーボパ
ターンと第2ヘッド対202が書き込むサーボパターン
の間には、少なくとも、例えば位置誤差算出時間やサー
ボ情報書き込み判定に起因する15〜20μs程度の判
定遅れ時間(時間的位相差)に相当する差異が生じるこ
ととなる。
【0075】しかしながら、第1ヘッド対201と第2
ヘッド対202がそれぞれ対峙するディスク102面は
独立しているため、各ヘッドに対応するサーボパターン
に位相差が生じても問題にはならない。あくまでも、各
ディスク102面内において、サーボセクタ間隔が等間
隔であれば良いのである。
【0076】逆に、第1ヘッド対201のみを用いて、
ヘッドの位置決め動作とサーボパターンの書き込み動作
の両方を行なった場合には、同一ディスク面内において
位相差が発生することになるので、サーボセクタ間隔を
一定に保つことは難しくなる。
【0077】第1ヘッド対201のみによりサーボセク
タ間隔を一定に保つためには、リード用ヘッド104で
位置決め動作をして処理時間を経た後に、ライト用ヘッ
ド103によって位相差の生じたダミーサーボパターン
を書き込み、更にダミーサーボパターンにリード用ヘッ
ド104を位置決めし直した後に、ライト用ヘッド10
3によって本来のサーボパターンを追記しなければなら
ない。
【0078】このような動作は非常に複雑であって、更
にダミーサーボパターンは、磁気ディスク装置に必要無
いものであり、サーボパターンの書き込みが終了した後
に消去しなければならず、余分な動作や処理時間を要す
る。
【0079】そこで、本実施形態では、第1ヘッド対2
01と第2ヘッド対202にてサーボパターン読み出し
機能とサーボパターン書き込み機能を交互に担当し、図
8に示すように、独立した上下のディスク面にサーボパ
ターンを追記する。この場合、ヘッドの位置決めに使用
したサーボパターンと記録したサーボパターンの間に時
間的な位相差を生じても問題とならず、またダミーサー
ボパターン等の余分な動作を生じることがない。
【0080】先ず、ディスク102の上面に予め書き込
まれた基準サーボパターン117に基づき、リード用ヘ
ッド104aによる位置決めが行われ、ライト用ヘッド
103bによるサーボパターンの追記が行われる。次
に、ディスク102b面上に既に書き込まれているサー
ボパターンに基づき、リード用ヘッド104bによる位
置決めが行われ、ライト用ヘッド103aによってサー
ボパターンの追記が行われる。即ち、両ヘッド対間でリ
ード用ヘッド104とライト用ヘッド103の機能を組
合せて動作する。
【0081】基本的に、判定遅れ時間経過後であれば、
いつディスク102反対面へのサーボパターン書き込み
を実施しても良いのであるが、図8では、予め相互に1
/2サーボセクタ分だけずらした位置に両ライト用ヘッ
ド103a及び103bが交互にサーボパターンを書き
込んだ状態を例示している。
【0082】この相互追記をディスク102の断面から
捉えると図9に示すようになる。即ち、ここでは各ライ
ト用ヘッド103a及び103bによる追記動作の際
に、ヘッド位置を半径方向に1/4ピッチ間隔ずつ移動
させることにより、各ディスク102面上において1/
2ピッチのサーボパターンの追記を実現している。
【0083】上述したように、本実施形態に係る磁気デ
ィスク装置101は、ディスク102上の基準位置とし
て予め書き込まれた基準サーボパターン117に基づ
き、第1ヘッド対201と第2ヘッド対202のサーボ
パターン読み出し機能及びサーボパターン書き込み機能
を繰り返し切り替えて用いることにより、ディスク10
2の上下面の全領域にサーボパターンを書き込むもので
ある。
【0084】これにより、従来のような専用の外付け型
のサーボライタ装置をこの追記動作においては必要とし
ないために、磁気ディスク装置101の筐体を閉じた状
態で実施することができ、クリーンルーム外の通常の環
境においてもサーボパターンの追記が可能となる。
【0085】また、ディスク102の一部に基準サーボ
パターン117を書き込むだけであるため、サーボライ
タ装置の台数を大幅に減らすことができ、大幅なコスト
改善が図れる。
【0086】更に、磁気ディスク装置101に対し、デ
ィスク102とライト用ヘッド103の相対誤差が予め
設定した範囲内に入った場合にのみ、サーボパターンの
書き込みを許可するよう設定することにより、万一、偶
発的要因に基づき一時的に相対誤差が悪化したような場
合であっても、精度の悪いサーボパターンをディスク1
02に書き込むことを防止できる。
【0087】これにより、ディスク102に追記される
サーボパターンを常に良質なものとすることが可能であ
る。尚、このような判別は、従来の外付け型サーボライ
タ装置においては、両者の相対的な位置関係を求めるこ
とが難しく、また高コストであるため、実現されていな
い。
【0088】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、予め各ディスクの一部に書き込まれた基準サーボパ
ターンを元に、ライト用ヘッドとリード用ヘッドがディ
スクの半径方向に並べて設けられたヘッド対2組を用い
てディスクの両面に交互にサーボパターンの追記を行な
うため、ヘッドとディスクの相対位置の誤差を低減で
き、その結果サーボパターンの書き込み精度を向上でき
る。
【0089】更に、外付けの専用サーボライタ装置を長
時間占有する必要が無く、また追記動作自体はクリーン
ルーム内で行なう必要が無いため、製造コストの削減が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
サーボ系の構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態に係る磁気ディスク装置のサーボパ
ターン追記の基本原理を示した図。
【図3】本実施形態及び従来の磁気ディスク装置におけ
るサーボパターンの追記方法を比較した図。
【図4】本実施形態及び従来の磁気ディスク装置におけ
るライト用ヘッド及びリード用ヘッドの位置関係を比較
した図。
【図5】本実施形態及び従来の磁気ディスク装置におけ
る基準サーボパターンの書き込み位置を比較した図。
【図6】本実施形態に係る磁気ディスク装置のサーボパ
ターン記録位置決め機構を示したブロック図。
【図7】本実施形態に係る磁気ディスク装置による書き
込み判定遅れ時間を示した図。
【図8】本実施形態に係る磁気ディスク装置における各
ヘッド対によるサーボパターン書き込み位置を示した
図。
【図9】本実施形態に係る相互追記動作をディスク断面
から捉えた図。
【図10】サーボライタ装置を用いた従来のサーボパタ
ーン記録位置決め機構を示したブロック図。
【符号の説明】
101…磁気ディスク装置、 102…ディスク、10
3…ライト用磁気ヘッド、 104…リード用磁気ヘッ
ド、105…トラック、 106…SPM、107…ス
ライダ、 108…VCM、109…アクチュエータ、
110…ヘッドアンプ、111…サンプルホールド、
112…マイクロコントローラ、113…A/D変換
部、 114…D/A変換部、115…VCMドライ
バ、 116…位置決め制御器、117…基準サーボパ
ターン、 201…第1ヘッド対、202…第2ヘッド
対、 204…サーボパターン記録制御部、301…ア
ドレスコード、 302…バーストパターン、601…
アクチュエータ系、 602…位置検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の面を有し、少なくとも前
    記第1の面に予め基準サーボ情報が記録されているディ
    スクと、 前記第1の面に対峙して動作し、サーボ情報の書き込み
    及び前記基準サーボ情報又は当該サーボ情報の読み出し
    を行なう第1のヘッド手段と、 前記ディスクに関し前記第1のヘッド手段と面対象に位
    置して動作し、サーボ情報の書き込み及び当該サーボ情
    報の読み出しを行なう第2のヘッド手段と、 前記第1のヘッド手段によって読み出された基準サーボ
    情報又はサーボ情報に基づき当該第1のヘッド手段と前
    記第1の面との相対位置を算出して前記第2の面上にお
    ける前記第2のヘッド手段による書き込み位置を決定
    し、前記第2のヘッド手段によって読み出されたサーボ
    情報に基づき当該第2のヘッド手段と前記第2の面との
    相対位置を算出して前記第1の面上における前記第1の
    ヘッド手段による書き込み位置を決定し、これらを交互
    に行なうヘッド位置決め手段と、 前記ヘッド位置決め手段によって決定された書き込み位
    置に前記各ヘッド手段を移動するヘッド移動手段と、 前記各ヘッド手段による前記書き込み位置への前記サー
    ボ情報の書き込みを制御するサーボ情報記録制御手段と
    を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のヘッド手段は、前記サーボ情
    報の書き込みを行なう第1のライト用ヘッドと前記基準
    サーボ情報又はサーボ情報の読み出しを行なう第1のリ
    ード用ヘッドとを有し、 前記第2のヘッド手段は、前記サーボ情報の書き込みを
    行なう第2のライト用ヘッドとサーボ情報の読み出しを
    行なう第2のリード用ヘッドとを有し、 前記ヘッド位置決め手段は、前記第1のリード用ヘッド
    によって読み出された基準サーボ情報又はサーボ情報に
    基づき当該第1のリード用ヘッドと前記第1の面との相
    対位置を算出して前記第2の面上における前記第2のラ
    イト用ヘッドによる書き込み位置を決定し、前記第2の
    リード用ヘッドによって読み出されたサーボ情報に基づ
    き当該第2のリード用ヘッドと前記第2の面との相対位
    置を算出して前記第1の面上における前記第1のライト
    用ヘッドによる書き込み位置を決定することを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の面はそれぞれ等幅の
    複数のトラックを有し、 前記第1及び第2のリード用ヘッドは、動作時にそれぞ
    れ前記第1及び第2のライト用ヘッドに対し前記第1及
    び第2のディスク面の内周方向に少なくとも前記トラッ
    ク幅以上離れるよう配設され、 前記ヘッド位置決め手段は、前記各ライト用ヘッドの書
    き込み位置を、前記第1及び第2の面の外周方向に向か
    って順次決定していくことを特徴とする請求項2に記載
    の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の面はそれぞれ等幅の
    複数のトラックを有し、 前記第1及び第2のリード用ヘッドは、動作時にそれぞ
    れ前記第1及び第2のライト用ヘッドに対し前記第1及
    び第2のディスク面の外周方向に少なくとも前記トラッ
    ク幅以上離れるよう配設され、 前記ヘッド位置決め手段は、前記各ライト用ヘッドの書
    き込み位置を、前記第1及び第2の面の内周方向に向か
    って順次決定していくことを特徴とする請求項2に記載
    の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記サーボ情報記録制御手段は、前記ヘ
    ッド位置決め手段によって算出された相対位置が予め設
    定した値を超える場合には、該当する第1又は第2のヘ
    ッド手段によるサーボ情報の書き込みを禁止することを
    特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の面を有するディスクの少
    なくとも前記第1の面の一部分に基準サーボ情報を記録
    するステップと、 前記第1の面に対峙して動作する第1のヘッド手段によ
    って、前記第1の面に対しサーボ情報の書き込みを行な
    うステップと、 前記第1のヘッド手段によって、前記基準サーボ情報又
    は前記第1のヘッド手段によって書き込まれた前記サー
    ボ情報の読み出しを行なうステップと、 前記ディスクに関し前記第1のヘッド手段と面対象に位
    置して動作する第2のヘッド手段によって、第2の面に
    対しサーボ情報の書き込みを行なうステップと、 前記第2のヘッド手段によって、前記第2のヘッド手段
    によって書き込まれた前記サーボ情報の読み出しを行な
    うステップと、 前記第1のヘッド手段によって読み出された基準サーボ
    情報又はサーボ情報に基づき当該第1のヘッド手段と前
    記第1の面との相対位置を算出するステップと、 当該算出された相対位置に基づき前記第2の面上におけ
    る前記第2のヘッド手段による書き込み位置を決定する
    ステップと、 前記第2のヘッド手段によって読み出されたサーボ情報
    に基づき当該第2のヘッド手段と前記第2の面との相対
    位置を算出するステップと、 当該算出された相対位置に基づき前記第1の面上におけ
    る前記第1のヘッド手段による書き込み位置を決定する
    ステップと、 前記決定された各書き込み位置に前記各ヘッド手段を移
    動するステップとを具備したことを特徴とする磁気ディ
    スク装置におけるサーボ情報記録方法。
  7. 【請求項7】 前記算出された相対位置が予め設定した
    値を超える場合には、該当する第1又は第2のヘッド手
    段によるサーボ情報の書き込みを禁止するステップを更
    に具備したことを特徴とする請求項7に記載の磁気ディ
    スク装置におけるサーボ情報記録方法。
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SG200201611A SG96277A1 (en) 2001-03-23 2002-03-20 Magnetic disk drive apparatus having a self-servo writing system and method for writing servo pattern therein
US10/102,817 US6738215B2 (en) 2001-03-23 2002-03-22 Method and system for accurate self-servo writing by using relative position between head and writing surface

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