JPH10241128A - 磁気ディスク装置及びヘッド故障検出方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及びヘッド故障検出方法

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JPH10241128A
JPH10241128A JP9043826A JP4382697A JPH10241128A JP H10241128 A JPH10241128 A JP H10241128A JP 9043826 A JP9043826 A JP 9043826A JP 4382697 A JP4382697 A JP 4382697A JP H10241128 A JPH10241128 A JP H10241128A
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JP
Japan
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head
burst
burst signal
reference value
magnetic disk
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JP9043826A
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English (en)
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Hiroshi Ito
浩志 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/455Arrangements for functional testing of heads; Measuring arrangements for heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドの破損を致命的な状態に至る前に検出で
きるようにする。 【解決手段】磁気ディスク装置の製造段階で、ヘッドに
より再生されたバースト信号A,B及びバースト信号
C,Dの振幅から(A−B)/(A+B)と(C−D)
/(C+D)の値を計算して、両方が一致する位置にヘ
ッドを位置決めし、その際の当該計算値の絶対値をヘッ
ド異常判定用基準値SとしてEEPROMに登録する。
装置の出荷後には、電源投入時の初期化設定処理の中
で、(A−B)/(A+B)と(C−D)/(C+D)
の値が一致する位置にヘッドを移動させ(ステップ80
1)、その際の当該値の絶対値XとEEPROM内の基
準値Sとを比較し、その差が所定値Δth以上の場合には
ヘッド異常を判断し(ステップ802,803)、ホス
ト装置にその旨を通知する(ステップ804)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッド故障、特に
ヘッド幅が狭くなるヘッド故障を早期に検出するのに好
適な磁気ディスク装置及びヘッド故障検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の磁気ディスク装置では、記録密度
の向上のために薄膜ヘッドからMR(Magnetoregistiv
e)ヘッドへの移行が進んでいる。ところがMRヘッド
は、従来の薄膜ヘッド等のインダクティブヘッドに比べ
て静電気に弱く、静電気破壊しやすいという欠点を持っ
ている。
【0003】MRヘッドが静電気破壊する場合、MR膜
全体が完全に破壊するのではなく、膜の一部だけが破壊
することが多い。MR膜の一部が破壊すると、ヘッド出
力が低下してエラー(リードエラー)となることもある
が、エラーレートの低下が少なく実用上は問題ない場合
もある。しかし、当初はMR膜の一部であった破損が拡
大すると、そのヘッドは信号の再生ができなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いては、磁気ディスク装置の稼働状態においてMRヘッ
ドに用いられるMR膜の一部が破壊(例えば静電気破
壊)しても、その破壊を知る手段がなかった。このため
ユーザは、致命的な破壊に至って信号の再生(記録デー
タの読み出し)ができなくなるまでは、MR膜の破壊を
知らずに装置を使用し続ける恐れがあった。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ヘッドの破損を致命的な状態に至る前に
早期に検出できる磁気ディスク装置及びヘッド故障検出
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のバース
ト信号(A)と第2のバースト信号(B)の組み合わせ
である第1のバースト組、及び第3のバースト信号
(C)と第4のバースト信号(D)の組み合わせである
第2のバースト組からなるバーストデータが記録された
複数のサーボ領域が、中心から各トラックを渡って放射
状に配置された記録媒体を備え、当該記録媒体上のサー
ボ領域からヘッドにより再生された上記第1及び第2の
バースト組の1つを選択的に使用して上記ヘッドの位置
を検出し、その位置検出結果に応じて上記ヘッドの位置
決めを制御する磁気ディスク装置において、上記磁気デ
ィスク装置の製造時に、上記ヘッドにより再生された第
1のバースト組のバースト信号A,Bの振幅から計算さ
れる(A−B)/(A+B)の値(第1の計算値)と第
2のバースト組のバースト信号C,Dの振幅から計算さ
れる(C−D)/(C+D)の値(第2の計算値)が一
致する位置に上記ヘッドを位置決めし、その際の当該計
算値をもとにヘッド異常判定用基準値を決定して記憶手
段に登録した上で、上記磁気ディスク装置の出荷後の装
置使用中に、上記第1及び第2の計算値が一致する位置
に上記ヘッドを移動させ、その際の当該計算値と上記記
憶手段に登録されているヘッド異常判定用基準値とを比
較することで上記ヘッドの異常を判断するヘッド異常検
出処理を行うようにしたことを特徴とする。ここで、ヘ
ッド異常検出処理を、磁気ディスク装置の電源投入時に
実行される初期化設定処理の中で行うとよい。また、ヘ
ッド異常を判断した場合には、その旨をホスト装置に通
知するとよい。
【0007】上記第1及び第2の計算値が一致する際の
当該計算値、即ち(A−B)/(A+B)=(C−D)
/(C+D)となる際の当該(A−B)/(A+B)=
(C−D)/(C+D)の計算値は、図6に示すように
(トラックピッチで正規化した)ヘッド幅(再生ヘッド
幅)の変化に応じて変化する。したがって、装置の製造
段階で、(A−B)/(A+B)=(C−D)/(C+
D)となる際の、その(A−B)/(A+B)=(C−
D)/(C+D)の値から、ヘッド幅が狭くなるヘッド
異常の判定に用いる基準値(ヘッド異常判定用基準値)
を決定することが可能となる。このヘッド異常判定用の
基準値には、上記(A−B)/(A+B)=(C−D)
/(C+D)の値それ自体、或いはその絶対値を用いる
とよい。
【0008】このヘッド異常判定用基準値を不揮発性の
記憶手段に登録しておき、出荷後のユーザ使用状態にお
いて、(A−B)/(A+B)=(C−D)/(C+
D)となる際の当該(A−B)/(A+B)=(C−
D)/(C+D)の計算値を上記ヘッド異常判定用基準
値と比較することで、ヘッド幅が破損等により狭くなる
ヘッド異常を簡単に検出できる。ここで比較には各値の
絶対値を用い、比較結果に一定値Δth以上の差があった
場合に、ヘッド幅が(トラックピッチに対して)規定の
割合以上狭くなったヘッド異常と判断するとよい。この
他、上記ヘッド異常判定用基準値に一定値Δthを予め加
えておき、単なる大小比較だけでヘッド異常を判断する
ことも可能である。
【0009】このように本発明においては、ユーザ使用
中にヘッド幅のチェックを行うことで、ヘッドの一部破
損等に起因してヘッド幅が狭くなるヘッド異常を速やか
に検出できるため、ヘッドが致命的な状態に至る前に、
即ち記録媒体の記録内容をヘッドにより読み出せるうち
に対処可能となる。
【0010】特に、上記のヘッド異常検出処理を、磁気
ディスク装置の電源投入時に実行される初期化設定処理
の中で行うことにより、ユーザによるデータ読み出し/
書き込みがヘッド異常検出処理のために遅れなくて済
む。また、上記のヘッド異常検出処理を、ユーザ使用中
に定期的に実行するならば、ユーザによるデータ読み出
し/書き込みが少し遅れる場合があり得るものの、ヘッ
ド異常の早期検出を一層確実に行えるようになる。
【0011】また、以上のヘッド故障検出手法は、第1
のバースト信号(A)と第2のバースト信号(B)の組
み合わせである第1のバースト組、及び第3のバースト
信号(C)と第4のバースト信号(D)の組み合わせで
ある第2のバースト組からなるバーストデータ(を含む
サーボデータ)を適用する磁気ディスク装置に限らず、
少なくとも3組の相互に記録位置を異にするバースト信
号i,jからなるバースト組により構成されるバースト
データ(を含むサーボデータ)を適用する磁気ディスク
装置にも応用可能である。ここでは、磁気ディスク装置
の製造時に、ヘッドにより再生された少なくとも3組の
バースト組のうちの任意の2組の各バースト信号i,j
の振幅i,jから計算される両(i−j)/(i+j)
の計算値が一致する位置にヘッドを位置決めし、その際
の当該計算値をもとにヘッド異常判定用基準値を決定し
て記憶手段に登録しておき、磁気ディスク装置の出荷後
の装置使用中に、上記少なくとも3組のバースト組のう
ちの任意の2組の上記(i−j)/(i+j)で表され
る計算値が一致する位置にヘッドを移動させ、その際の
当該計算値と上記記憶手段に登録されているヘッド異常
判定用基準値とを比較することでヘッド異常を判断する
ヘッド異常検出処理を行えばよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置のヘッド位置決め系を中心とした
構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、1はデータが記録されるデ
ィスク(磁気ディスク媒体)、2はディスク1へのデー
タ書き込み(データ記録)及びディスク1からのデータ
読み出し(データ再生)に用いられるヘッド(磁気ヘッ
ド)である。このヘッド2は、ディスク1の各データ面
に対応してそれぞれ設けられているものとする。ヘッド
2は、読出し専用ヘッドとしてのMRヘッド(MR素
子)と、記録ヘッドとを持つ再生記録分離型ヘッド(複
合型ヘッド)である。なおディスク1は、本実施形態で
は単一枚であるとするが、複数枚積層して設けられるこ
ともある。
【0014】ディスク1の両面には図2に示すように同
心円状の多数のトラックが形成され、各トラックには、
位置決め制御等に用いられる(シリンダ番号を示すシリ
ンダコード、当該シリンダコードの示すシリンダ内の位
置誤差を波形の振幅で示すためのバーストデータを含
む)サーボデータが記録された複数のサーボ領域110
が等間隔で配置されている。これらのサーボ領域110
は、ディスク1上では中心から各トラックを渡って放射
状に配置されている。サーボ領域110間はユーザ領域
(データ領域)120となっており、当該ユーザ領域1
20には複数のデータセクタが設定される。
【0015】サーボ領域110は、図3に示すように、
信号の振幅を安定化するために一定の周波数のデータが
記録されたAGC安定化領域(振幅AGC領域)11
1、イレーズとサーボ領域識別用の固有のサーボ識別パ
ターンとセクタ番号(サーボセクタ番号)を示すセクタ
データが記録されたセクタデータ領域112、シリンダ
番号を示すシリンダデータ(シリンダコード)が記録さ
れたシリンダデータ領域113、及び当該シリンダデー
タの示すシリンダ内の位置誤差を波形の振幅で示すため
のバーストデータが記録されたバースト領域114等、
周知の領域を有する。バースト領域114に記録される
バーストデータは、例えば4つのバースト信号(位置誤
差信号)A,B,C,Dから構成されており、バースト
信号AとBの組み合わせ(第1のバースト組)と、バー
スト信号CとDの組み合わせ(第2のバースト組)の一
方を選択的に使用してヘッド2の位置決め制御が行われ
る。このバースト信号A,B,C,Dの記録幅はトラッ
クピッチに一致しているものとする。
【0016】ディスク1はスピンドルモータ(SPM)
3により高速に回転する。ヘッド2はキャリッジ4と称
するヘッド移動機構に取り付けられて、このキャリッジ
4の移動によりディスク1の半径方向に移動する。キャ
リッジ4は、ボイスコイルモータ(VCM)5により駆
動される。
【0017】ボイスコイルモータ(VCM)5は、当該
モータ5に制御電流を流して当該モータ5を駆動するた
めのVCMドライバ6に接続されている。なお、スピン
ドルモータ(SPM)3に制御電流を流して当該モータ
3を駆動するためのSPMドライバは省略されている。
【0018】ボイスコイルモータ5を駆動するのに必要
な制御電流の値(制御量)は、CPU(マイクロプロセ
ッサ)12の計算処理で決定され、D/A(ディジタル
/アナログ)変換回路7にディジタル値で与えられる。
D/A変換回路7は、CPU12からのディジタルの制
御量をアナログの制御量に変換してVCMドライバ6に
出力する。このことは、スピンドルモータ3を駆動する
のに必要な制御電流の値についても同様である。
【0019】各ヘッド2は例えばフレキシブルプリント
基板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路8と接続
されている。ヘッドアンプ回路8は、ヘッド2の切り替
え、ヘッド2との間のリード/ライト信号の入出力等を
司るもので、ヘッド2で読み取られたアナログ出力を増
幅するヘッドアンプ(プリアンブ)、次に述べるリード
/ライト回路9から送られてくる書き込みデータに従い
ヘッド2にライト信号(ライト電流)を出力するライト
ドライバ(いずれも図示せず)を有する。
【0020】リード/ライト回路9は、ヘッド2により
ディスク1から読み取られてヘッドアンプ回路8(内の
ヘッドアンプ)により増幅されたアナログ出力(ヘッド
2のリード信号)を入力してデータ再生処理を行うリー
ドチャネル91、上記アナログ出力のピークを検出して
2値化するピーク検出回路92、上記アナログ出力から
ヘッド位置決め制御等のサーボ処理に必要なサーボデー
タ中のバーストデータを抽出するサンプルホールド回路
93、及びディスク1へのデータ記録に必要な信号処理
を行う図示せぬライトチャネル等を有している。
【0021】リード/ライト回路9には、サーボデータ
検出回路10が接続されている。サーボデータ検出回路
10は、リード/ライト回路9内のピーク検出回路92
の出力から、図3に示したセクタデータ領域112中の
サーボ識別パターンを検出することでサーボ領域110
を検出し、当該サーボ領域110内のバースト領域11
4の各バースト信号A〜Dのタイミングを表すバースト
切り替え信号101をリード/ライト回路9内のサンプ
ルホールド回路93に出力する機能と、サーボ領域11
0内のシリンダデータ領域113に記録されているシリ
ンダデータを抽出・復号してCPU12に出力する機能
とを有している。サーボデータ検出回路10は、例えば
ゲートアレイ(GA)により構成される。
【0022】リード/ライト回路9内のサンプルホール
ド回路93はA/D変換回路11に接続されている。A
/D(アナログ/ディジタル)変換回路11は、サンプ
ルホールド回路93により抽出(サンプルホールド)さ
れたバーストデータ(バースト信号A〜D)をA/D変
換してCPU12に出力する。
【0023】CPU12は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU12は、ROM13に
格納されている制御プログラムに従って磁気ディスク装
置内の各部を制御する。即ちCPU12は、サーボデー
タ検出回路10により抽出・復号されたサーボデータ中
のシリンダデータ及びリード/ライト回路9(内のサン
プルホールド回路93)により抽出されたサーボデータ
中のバーストデータに従って(D/A変換回路7、VC
Mドライバ6を介してボイスコイルモータ5を駆動制御
することでヘッド2を目標位置に移動させるためのシー
ク・位置決め制御、HDC16を制御することによるリ
ード/ライトデータの転送制御などの制御を行う。
【0024】CPU12には、ヘッド2のシーク・位置
決め制御用のプログラムを含む磁気ディスク装置全体を
制御するための制御プログラム等が格納されているRO
M(Read Only Memory)13と、CPU12のワーク領
域等を提供するRAM(Random Access Memory)14
と、磁気ディスク装置の制御用のパラメータの保存など
に用いられる書き換え可能な不揮発性メモリとしてのE
EPROM(Electrically Erasable and Programmable
Read Only Memory )15が接続されている。このEE
PROM15の所定領域(基準値登録領域)151は、
ヘッド2の故障を検出する際の判定基準となる後述する
ヘッド異常判定用基準値Sを登録するのに用いられる。
【0025】CPU12にはまた、ディスクコントロー
ラ(HDC)16が接続されている。このHDC16
は、ホスト装置(図示せず)との間のコマンド、データ
の通信を制御すると共に、リード/ライト回路9(を介
してディスク1)との間のデータの通信を制御する。
【0026】次に、図1の構成の磁気ディスク装置の動
作につき、バースト信号A,Bの組とバースト信号C,
Dの組を利用してヘッド2の故障(MR膜の破損による
故障)を早期検出するための診断処理を例に説明する。
【0027】まず、バースト信号A,Bの組とバースト
信号C,Dの組を利用してヘッド2の故障が検出できる
理由について、図4乃至図6を参照して説明する。図4
は、横軸をディスク1のトラック方向(半径方向)に
し、縦軸をトラックの円周としたときの、当該ディスク
1上へのバースト信号A,B,C,Dの記録位置とトラ
ック(ここではトラックN−1,N,N+1)との位置
関係を示すと共に、横軸をディスク1のトラック方向と
した状態で、縦軸として、ヘッド2がトラックNとトラ
ックN+1との境界に位置している場合の当該ヘッド2
(中の再生ヘッド)の再生波形の振幅を、当該ヘッド2
(中の再生ヘッド)のヘッド幅(再生ヘッド幅)が正常
時のhw と、MR膜の一部破損により狭くなった場合の
hw ′(hw ′<hw )のそれぞれの場合について示
す。図4から明らかなように、ヘッド幅が狭くなると、
バースト信号A〜Dがそれぞれリニヤに変化する範囲が
狭くなる。
【0028】CPU12によるヘッド2の位置決め制御
は、図4に示したようなバースト信号AとBの振幅、ま
たはバースト信号CとDの振幅のいずれか一方から、ヘ
ッド2の位置を求めることで行われる。そこで、実際に
ヘッド2の位置を求める方法について図5を参照して説
明する。この図5は、横軸を図4と同様にディスク1の
トラック方向とする一方、縦軸をヘッド2のヘッド幅
(再生ヘッド幅)がそれぞれhw ,hw ′の場合の図4
で示したバースト信号A〜Dの再生振幅、及び当該バー
スト信号A〜Dから計算した(A−B)/(A+B)と
(C−D)/(C+D)を示す。ここで、(A−B)/
(A+B),(C−D)/(C+D)のように正規化し
ているのは、ヘッド2の再生信号の振幅値に依存しない
ようにするためである。
【0029】図5から明らかなように、再生ヘッド幅が
一定値であれば、バースト信号の再生振幅の大小に拘ら
ず、ヘッド2の位置と上記計算値(A−B)/(A+
B),(C−D)/(C+D)との関係は変わらない。
ところが、上記hw とhw ′のように、再生ヘッド幅が
異なると、ヘッド2の位置と上記計算値との関係が変化
する。一方、ヘッド2の再生ヘッドをなすMR膜が破壊
されると、再生ヘッド幅が狭くなる。
【0030】このため、図5の例から理解されるよう
に、(A−B)/(A+B)または(C−D)/(C+
D)の計算結果が同じ値でも、ヘッド2の位置は異な
り、したがって(A−B)/(A+B)または(C−
D)/(C+D)の計算値から正しいヘッド位置を算出
して位置決めすることは困難となる。言い換えれば、ヘ
ッド2のヘッド幅(再生ヘッド幅)がMR膜の一部破壊
等により変化すると、(A−B)/(A+B),(C−
D)/(C+D)それぞれのヘッド位置に対する値が変
化する。
【0031】このことは逆に、(A−B)/(A+
B),(C−D)/(C+D)それぞれのヘッド位置に
対する値の変化を測定することで、ヘッド2のヘッド幅
の変化が測定可能となることを示唆している。例えば、
トラックピッチで正規化したヘッド幅(トラック幅/ト
ラックピッチ)と(A−B)/(A+B)と(C−D)
/(C+D)とが交差する(トラック位置での)値との
関係は図6のようになる。この図6の関係から明らかな
ように、(A−B)/(A+B)と(C−D)/(C+
D)とが同じ値をとるときの当該値の絶対値は、ヘッド
幅がトラックピッチに対してある一定の値以上の範囲で
は、ヘッド幅(トラック幅/トラックピッチ)に対して
リニアな関係にある。したがって、ヘッド2が正常な状
態における(A−B)/(A+B)と(C−D)/(C
+D)とが交差する値を測定して、その絶対値を基準値
(ヘッド異常判定用の基準値)Sとして記憶しておき、
その後、(A−B)/(A+B)と(C−D)/(C+
D)とが交差する値を適宜測定してその絶対値Xを基準
値Sと比較することで、ヘッド幅の変化を検出して、ヘ
ッド2の故障を検出することが可能となる。
【0032】そこで本実施形態では、図1の磁気ディス
ク装置の例えば製造時に、(A−B)/(A+B)と
(C−D)/(C+D)とが交差する値を測定し、その
絶対値をヘッド異常判定用基準値SとしてEEPROM
15に登録するようにしている。以下、この基準値登録
動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0033】CPU12は、ヘッド異常判定用基準値登
録のために、(A−B)/(A+B)と(C−D)/
(C+D)とが交差する位置、即ち(A−B)/(A+
B)の値と(C−D)/(C+D)の値とが一致する位
置にヘッド2を位置決めする位置決め制御を次のように
行う。
【0034】まず、シーク・位置決め制御時において、
ディスク1に記録されている情報がヘッド2により読み
取られる。このヘッド2の読み取り出力であるリード信
号(アナログ出力)はヘッドアンプ回路8(内のヘッド
アンプ)で増幅されてリード/ライト回路9に供給され
る。
【0035】リード/ライト回路9内のピーク検出回路
92は、ヘッドアンプ回路8で増幅されたヘッド2から
のリード信号をパルスピーク検出により2値化し、デー
タパルスを抽出する。サーボデータ検出回路10は、ピ
ーク検出回路92にて抽出されたデータパルスから、図
3に示したセクタデータ領域112中のサーボ識別パタ
ーンを検出し、その検出タイミングをもとに、バースト
領域114に記録されているバースト信号A,B,C,
Dのタイミングを表すバースト切り替え信号101をリ
ード/ライト回路9内のサンプルホールド回路93に出
力する。
【0036】サンプルホールド回路93は、ヘッドアン
プ回路8で増幅されたヘッド2からのリード信号を対象
とするサンプルホールド動作を、サーボデータ検出回路
10からのバースト切り替え信号101のタイミングで
行うことで、バースト信号A,B,C,Dを抽出する。
このバースト信号A,B,C,DはA/D変換回路11
によりA/D変換されCPU12に送られる。
【0037】CPU12は、サンプルホールド回路93
により抽出されてA/D変換回路11によりA/D変換
されたバースト信号(バーストデータ)A,B,C,D
を入力して(ステップ701)、(A−B)/(A+
B)の値と(C−D)/(C+D)の値を算出する(ス
テップ702)。
【0038】次にCPU12は、(A−B)/(A+
B)の値と(C−D)/(C+D)の値が等しいか否か
をチェックし(ステップ703)、等しくない場合に
は、等しくなる方向にヘッド2を移動させるために、D
/A変換回路7、VCMドライバ6を介してボイスコイ
ルモータ5を駆動制御する(ステップ704)。
【0039】CPU12は、以上のステップ701〜7
04を繰り返し、(A−B)/(A+B)の値と(C−
D)/(C+D)の値が等しくなった段階で、即ち(A
−B)/(A+B)の値と(C−D)/(C+D)の値
が等しくなる位置にヘッド2を位置決めした段階で、そ
の際の当該値の絶対値をヘッド異常判定用基準値Sとし
てEEPROM15の基準値登録領域151に登録する
(ステップ705)。
【0040】次に、以上のようにして磁気ディスク装置
の製造時にEEPROM15に登録されたヘッド異常判
定用基準値Sを利用した、ユーザ使用時におけるヘッド
異常検出動作を図8のフローチャートを参照して説明す
る。
【0041】CPU12は、装置の電源が投入された場
合、ROM13に格納されている制御プログラム中の初
期化ルーチンに従う初期化設定処理を行う。この初期化
設定処理の中で、CPU12はヘッド2をディスク1上
の所定のシリンダにシークするファーストシークを行
い、しかる後に図8のフローチャートに従うヘッド異常
検出動作を次のように実行する。
【0042】まずCPU12は、ヘッド2を、(A−
B)/(A+B)=(C−D)/(C+D)となる位置
に位置決めする(ステップ801)。このステップ80
1の位置決め動作は、図7中のステップ701〜704
を、(A−B)/(A+B)=(C−D)/(C+D)
となるまで繰り返すことで実現される。
【0043】CPU12は、(A−B)/(A+B)=
(C−D)/(C+D)となる位置にヘッド2を位置決
めできると、そのときの(A−B)/(A+B)=(C
−D)/(C+D)の値の絶対値XとEEPROM15
の基準値登録領域151に登録されているヘッド異常判
定用基準値Sとを比較し、X−Sの値が予め定められた
閾値Δth以上の場合には(ステップ802,803)、
ヘッド2の(再生ヘッドをなす)MR膜の一部が破壊し
てヘッド幅(再生ヘッド幅)が狭くなったものと判断
し、HDC16を介してホスト装置にヘッド異常(ヘッ
ド故障)を通知する(ステップ804)。これに対し、
X−Sの値が閾値Δthより小さい場合には、CPU12
はヘッド2が正常であるものと判断し、初期化設定処理
を継続する。
【0044】以上は、サーボ領域110中のバースト領
域114に設定されるバーストデータが、バースト信号
A,Bの組とバースト信号C,Dの組との2組から構成
される場合について説明したが、これに限るものではな
い。例えばサーボ領域110中のバースト領域114
に、図9に示すように、(各トラックの中心位置を境に
トラックピッチと同じ幅をもって交互に記録される)バ
ースト信号A,Bの組と(各トラック境界を境にトラッ
クピッチと同じ幅をもって交互に記録される)バースト
信号C,Dの組の他に、(各トラックの中心位置から±
1/4トラックずれた位置を境に、トラックピッチの1
/2の幅をもって交互に記録される)バースト信号E,
Fの組が設定されたバーストデータを利用してヘッド2
の位置決め制御を行う磁気ディスク装置、更に具体的に
述べるならば、バーストデータを構成する3組のバース
ト組の1つを選択的に使用して、そのバースト組をなす
2つのバースト信号(バースト信号i,jとする)の振
幅i,jから算出される(i−j)/(i+j)の値を
もとにヘッド2の位置を検出し、その位置検出結果に応
じてヘッド2の位置決めを制御する磁気ディスク装置に
も適用可能である。
【0045】ここでは、装置の製造時において(ヘッド
2が正常な状態において)、上記3組のバースト組のう
ちの任意の2組の(i−j)/(i+j)で表される計
算値が一致する際の当該計算値の絶対値Sをヘッド異常
判定用基準値SとしてEEPROM15(内の基準値登
録領域151)に登録しておき、ユーザ使用時には、電
源投入時の初期設定処理の中で、上記3組のバースト組
のうちの任意の2組の(i−j)/(i+j)で表され
る計算値が一致する位置にヘッド2を位置決めし、その
際の当該計算値の絶対値XをEEPROM15(内の基
準値登録領域151)に登録されているヘッド異常判定
用基準値Sと比較して、その差X−SがΔth以上の場合
にヘッド2が異常であると判断すればよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ヘ
ッドの一部の破損等によりヘッド幅が狭くなると、位置
決め制御に用いられるバースト組の再生出力の特性が変
化することに着目し、この特性変化を利用してユーザ使
用中にヘッド故障を検出するようにしたので、ヘッドの
破損を致命的な状態に至る前に早期に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
ヘッド位置決め系を中心とした構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で適用されるディスク1の代表的な
フォーマット例を示す概念図。
【図3】図2中のサーボ領域110のフォーマット例を
示す概念図。
【図4】同実施形態で適用されるバースト信号A〜Dの
トラック上の記録位置を示すと共に、ヘッド2の再生波
形の振幅のトラック位置に対する特性を、ヘッド幅(再
生ヘッド幅)が正常時のhw と、異常時のhw ′(hw
′<hw )のそれぞれの場合について示す図。
【図5】ヘッド幅(再生ヘッド幅)がそれぞれhw ,h
w ′の場合の図4で示したバースト信号A〜Dの再生振
幅、及び当該バースト信号A〜Dから計算した(A−
B)/(A+B)と(C−D)/(C+D)のトラック
位置に対する特性を示す図。
【図6】(A−B)/(A+B)と(C−D)/(C+
D)とが交差する値がトラックピッチで正規化したヘッ
ド幅(トラック幅/トラックピッチ)と関係することを
示す図。
【図7】同実施形態におけるヘッド異常判定用基準値登
録動作を説明するためのフローチャート。
【図8】同実施形態において初期化設定処理の中で行わ
れるヘッド異常検出動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図9】3組のバースト組からなるバーストデータのフ
ォーマット例を示す概念図。
【符号の説明】
1…ディスク(記録媒体) 2…ヘッド 8…ヘッドアンプ回路 9…リード/ライト回路 10…サーボデータ検出回路 12…CPU(算出手段、ヘッド異常判定用基準値決定
手段、ヘッド移動制御手段、ヘッド異常判断手段) 15…EEPROM(記憶手段) 91…リードチャネル 93…サンプルホールド回路 110…サーボ領域 114…バースト領域 151…基準値登録領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に多数のトラックが形成され、
    ヘッドによる記録再生に用いられる記録媒体であって、
    その中心から各トラックを渡って放射状に、前記ヘッド
    の位置決め等に用いられる複数のサーボ領域が配置され
    ており、前記サーボ領域には、第1のバースト信号と第
    2のバースト信号の組み合わせである第1のバースト
    組、及び第3のバースト信号と第4のバースト信号の組
    み合わせである第2のバースト組からなるバーストデー
    タが記録された記録媒体を備え、前記記録媒体から前記
    ヘッドにより再生された前記第1及び第2のバースト組
    の1つを選択的に使用して前記ヘッドの位置を検出し、
    その位置検出結果に応じて前記ヘッドの位置決めを制御
    する磁気ディスク装置において、 前記ヘッドにより再生された前記第1及び第2のバース
    ト組の前記各バースト信号の振幅から、[(第1のバー
    スト信号)−(第2のバースト信号)]/[(第1のバ
    ースト信号)+(第2のバースト信号)]で表される第
    1の計算値及び[(第3のバースト信号)−(第4のバ
    ースト信号)]/[(第3のバースト信号)+(第4の
    バースト信号)]で表される第2の計算値を算出する算
    出手段と、 前記ヘッドが正常な状態における前記第1及び第2の計
    算値が一致する際の当該計算値をもとにヘッド異常判定
    用基準値を決定するヘッド異常判定用基準値決定手段
    と、 前記ヘッド異常判定用基準値決定手段により決定された
    ヘッド異常判定用基準値を記憶しておくための記憶手段
    と、 装置使用中に、前記第1及び第2の計算値が一致する位
    置に前記ヘッドを移動させるヘッド移動制御手段と、 前記ヘッド移動制御手段により前記第1及び第2の計算
    値が一致する位置に前記ヘッドが移動された際の当該計
    算値と前記記憶手段に記憶されている前記ヘッド異常判
    定用基準値とを比較することで前記ヘッドの異常を判断
    するヘッド異常判断手段とを具備することを特徴とする
    磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 同心円状に多数のトラックが形成され、
    ヘッドによる記録再生に用いられる記録媒体であって、
    その中心から各トラックを渡って放射状に、前記ヘッド
    の位置決め等に用いられる複数のサーボ領域が配置され
    ており、前記サーボ領域には、少なくとも3組の相互に
    記録位置を異にするバースト信号i,jからなるバース
    ト組を含むサーボデータが記録された記録媒体を備え、
    前記記録媒体から前記ヘッドにより再生された前記少な
    くとも3組のバースト組の1つを選択的に使用して前記
    ヘッドの位置を検出し、その位置検出結果に応じて前記
    ヘッドの位置決めを制御する磁気ディスク装置におい
    て、 前記ヘッドにより再生された前記少なくとも3組のバー
    スト組のうちの任意の2組の前記各バースト信号i,j
    の振幅i,jから、各組毎に(i−j)/(i+j)で
    表される計算値を算出する算出手段と、 前記ヘッドが正常な状態における前記少なくとも3組の
    バースト組のうちの任意の2組の前記(i−j)/(i
    +j)で表される計算値が一致する際の当該計算値をも
    とにヘッド異常判定用基準値を決定するヘッド異常判定
    用基準値決定手段と、 前記ヘッド異常判定用基準値決定手段により決定された
    ヘッド異常判定用基準値を記憶しておくための記憶手段
    と、 装置使用中に、前記少なくとも3組のバースト組のうち
    の任意の2組の前記(i−j)/(i+j)で表される
    計算値が一致する位置に前記ヘッドを移動させるヘッド
    移動制御手段と、 前記ヘッド移動制御手段により前記2組の前記(i−
    j)/(i+j)で表される計算値が一致する位置に前
    記ヘッドが移動された際の当該計算値と前記記憶手段に
    記憶されている前記ヘッド異常判定用基準値とを比較す
    ることで前記ヘッドの異常を判断するヘッド異常判断手
    段とを具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド移動制御手段及びヘッド異常
    判断手段が前記磁気ディスク装置の電源投入時の初期設
    定動作中に起動されるように構成されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の磁気ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 同心円状に多数のトラックが形成され、
    ヘッドによる記録再生に用いられる記録媒体であって、
    その中心から各トラックを渡って放射状に、前記ヘッド
    の位置決め等に用いられる複数のサーボ領域が配置され
    ており、前記サーボ領域には、第1のバースト信号と第
    2のバースト信号の組み合わせである第1のバースト
    組、及び第3のバースト信号と第4のバースト信号の組
    み合わせである第2のバースト組からなるバーストデー
    タが記録された記録媒体を備え、前記記録媒体から前記
    ヘッドにより再生された前記第1及び第2のバースト組
    の1つを選択的に使用して前記ヘッドの位置を検出し、
    その位置検出結果に応じて前記ヘッドの位置決めを制御
    する磁気ディスク装置に適用されるヘッド故障検出方法
    において、 前記磁気ディスク装置の製造時に、前記ヘッドにより再
    生された前記第1及び第2のバースト組の前記各バース
    ト信号の振幅から計算される、[(第1のバースト信
    号)−(第2のバースト信号)]/[(第1のバースト
    信号)+(第2のバースト信号)]で表される第1の計
    算値及び[(第3のバースト信号)−(第4のバースト
    信号)]/[(第3のバースト信号)+(第4のバース
    ト信号)]で表される第2の計算値が一致する位置に前
    記ヘッドを位置決めし、その際の当該計算値をもとにヘ
    ッド異常判定用基準値を決定して記憶手段に登録してお
    き、前記磁気ディスク装置の出荷後の装置使用中に、前
    記第1及び第2の計算値が一致する位置に前記ヘッドを
    移動させ、その際の当該計算値と前記記憶手段に登録さ
    れている前記ヘッド異常判定用基準値とを比較すること
    で前記ヘッドの異常を判断するヘッド異常検出処理を行
    うようにしたことを特徴とするヘッド故障検出方法。
  5. 【請求項5】 同心円状に多数のトラックが形成され、
    ヘッドによる記録再生に用いられる記録媒体であって、
    その中心から各トラックを渡って放射状に、前記ヘッド
    の位置決め等に用いられる複数のサーボ領域が配置され
    ており、前記サーボ領域には、少なくとも3組の相互に
    記録位置を異にするバースト信号i,jからなるバース
    ト組を含むサーボデータが記録された記録媒体を備え、
    前記記録媒体から前記ヘッドにより再生された前記少な
    くとも3組のバースト組の1つを選択的に使用して前記
    ヘッドの位置を検出し、その位置検出結果に応じて前記
    ヘッドの位置決めを制御する磁気ディスク装置に適用さ
    れるヘッド故障検出方法において、 前記磁気ディスク装置の製造時に、前記ヘッドにより再
    生された前記少なくとも3組のバースト組のうちの任意
    の2組の前記各バースト信号i,jの振幅i,jから計
    算される両(i−j)/(i+j)の計算値が一致する
    位置に前記ヘッドを位置決めし、その際の当該計算値を
    もとにヘッド異常判定用基準値を決定して記憶手段に登
    録しておき、 前記磁気ディスク装置の出荷後の装置使用中に、前記少
    なくとも3組のバースト組のうちの任意の2組の前記
    (i−j)/(i+j)で表される計算値が一致する位
    置に前記ヘッドを移動させ、その際の当該計算値と前記
    記憶手段に登録されている前記ヘッド異常判定用基準値
    とを比較することで前記ヘッドの異常を判断するヘッド
    異常検出処理を行うようにしたことを特徴とするヘッド
    故障検出方法。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド異常検出処理を前記磁気ディ
    スク装置の電源投入時の初期設定動作中に行うことを特
    徴とする請求項4または請求項5記載のヘッド故障検出
    方法。
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