JP2001076451A - ディスク記憶装置におけるヘッド位置決め制御システム及びヘッド位置決め制御方法 - Google Patents

ディスク記憶装置におけるヘッド位置決め制御システム及びヘッド位置決め制御方法

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JP2001076451A
JP2001076451A JP25192799A JP25192799A JP2001076451A JP 2001076451 A JP2001076451 A JP 2001076451A JP 25192799 A JP25192799 A JP 25192799A JP 25192799 A JP25192799 A JP 25192799A JP 2001076451 A JP2001076451 A JP 2001076451A
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シーク騒音や安定性を悪化させるアクチュエー
タ系の機械共振要素を抑圧できるようにする。 【解決手段】磁気ディスク装置内のヘッド位置決め制御
システムにおいて、制御器(C)201は、目標位置2
11と、ヘッドによりディスクから読み取られたサーボ
データから抽出される位置情報に基づいて算出されるヘ
ッド位置210の情報とを受け、ヘッドを目標位置21
1に移動または追従させるための操作量Uを求める。操
作量出力部202では、この操作量Uを2系統に分岐
し、それぞれの系統の操作量UのU3,U4をゲイン・
位相変更部207,208により独立に調整して操作量
U3,U4とし、それを加算器209で加算すること
で、U3,U4のゲイン特性と位相特性で決まる周波数
帯域のゲインが抑圧された操作量U5を取得して制御対
象(P)200に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドをディスク
媒体上の目標位置に移動して位置決めするディスク記憶
装置に係り、特に同装置におけるディジタルサーボ系を
なすヘッド位置決め制御システム及びヘッド位置決め制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドにより記録媒体としてのディスク
(ディスク媒体)に対する記録再生が行われるディスク
記憶装置、例えば磁気ディスク装置には、ヘッドを目的
のトラック上に移動して目標位置に位置決めするための
ヘッド位置決め制御システム(ヘッド位置決め制御系)
が設けられている。
【0003】小型磁気ディスク装置のヘッド位置決め制
御システムとして、ディスク面を幾つかのセクタ(サー
ボセクタ)に分割してサーボ情報を記録しておくセクタ
サーボ方式が知られている。
【0004】一般にセクタサーボ方式は、ディスクに記
録されたサーボ情報を一定のサンプル周期で読み取り、
ディジタルサーボ系で1サンプルに1度の操作量を求め
て出力し、制御対象であるヘッドが取り付けられたアク
チュエータ(ヘッドアクチュエータ)を電流駆動する。
このサンプル周期(サンプリング周波数)は、例えば
2.5インチ磁気ディスク装置では、4〜5kHz程度
に設定されることが多い。
【0005】ところで、磁気ディスク装置のアクチュエ
ータには、機械共振要素として数キロHzの周波数帯域
にゲインピークを持っている。例えば、2.5インチ磁
気ディスク装置では、このアクチュエータの機械共振要
素を4kHz以上に持っていることが多い。
【0006】このような機械共振要素は、ゲインピーク
の大きさによって制御系の安定性を悪化させることがあ
り、またヘッド移動に大きなパワーを必要とするヘッド
の卜ラック間の移動いわゆるシーク動作において、シー
ク騒音を発生させるなど弊害を起こすことがある。
【0007】一般にディジタルサーボ系では、サンプリ
ング周波数の1/2すなわちナイキス卜周波数よりも高
い周波数特性を抑圧することが難しい。2.5インチ磁
気ディスク装置の場合、ディジタルサーボ系のナイキス
卜周波数よりも、アクチュエータの機械共振要素は高い
周波数帯域にあり、ディジタルサーボ系によって抑圧す
ることが難しい。
【0008】そこで、従来のヘッド位置決め制御システ
ムには、機械共振要素のピークゲインの影響を低減する
ために、アナログ回路による(アクチュエータの駆動回
路に)ローパスフィルタやノッチフィルタを付加するこ
とがなされていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アナログ回路によるアクチュエータの機械共振要素の低
滅方法には次のような問題があった。
【0010】アナログ回路を基板に実装することによっ
て、部品点数や工数が増加する。すなわち、コスト的な
デメリッ卜を生じる。また、部品点数の増加は、基板面
積を低減する場合の妨げになる。
【0011】また、アナログ回路は、部品特性のばらつ
きや変化の影響を受けやすい。特に小型磁気ディスク装
置では、温度・湿度等の様々な環境の変化に対しても正
常に動作する必要があり、これらの影響を受けにくくす
る必要がある。更に、アナログ回路は、回路特性を任意
に変更することが難しい。例えば、ヘッドのトラック間
移動と卜ラック追従で回路特性を変更したい場合は、別
々の回路を設ける必要がある。
【0012】一方、1サンプルに1度の操作量を求めて
出力するディジタルサーボ系において、アクチュエータ
の機械共振要素を抑圧するためには、ナイキス卜周波数
をアクチュエータの機械共振特性よりも高く設定する必
要がある。しかし、ナイキスト周波数を高く設定するた
めには、サーボセクタ数を増やしてサンプリング周期を
高くする必要があり、フォーマット効率の低下につなが
る。また、それに伴うCPU処理能力の向上やコス卜増
加を考えた場合のデメリッ卜は大きい。
【0013】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、1サーボセクタ間に等価的に2回以上の
操作量が出力される構成として、ディジタルサーボ系で
ありながらディジタルサーボ系のナイキス卜周波数を越
えるノッチフイルタを実現することによって、シーク騒
音や安定性を悪化させるアクチュエータ系の機械共振要
素(2次共振)を抑圧できるディスク記憶装置における
ヘッド位置決め制御システム及びヘッド位置決め制御方
法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、各トラック上
に、位置情報を含むサーボデータが記録されたサーボ領
域が等間隔で配置された少なくとも1つのディスク媒体
と、このディスク媒体を回転させるスピンドルモータ
と、ディスク媒体の各面に対応して設けられ、このディ
スク媒体を対象としてデータを書き込みあるいは読み出
し、かつ、上記サーボデータを一定のサンプリング周期
で読み取るヘッドと、このヘッドを搭載し、このヘッド
をディスク媒体の半径方向に移動するためのアクチュエ
ータと、このヘッドにより各サーボ領域から読み取られ
るサーボデータから位置情報を抽出し、当該位置情報か
らヘッドの位置を検出する位置検出手段とを備えたディ
スク記憶装置に適用され、上記位置検出手段の位置検出
結果をもとにヘッドをディスク媒体上の目標位置に移動
もしくは追従させるためのヘッド位置決め制御システム
において、上記位置検出手段の位置検出結果をもとにヘ
ッドをディスク媒体上の目標位置に移動もしくは追従さ
せるのに必要な操作量を取得するディジタル制御器と、
このディジタル制御器により取得された操作量を複数系
統に分岐する操作量出力手段であって、上記各系統毎に
設けられ、対応する系統の操作量のゲイン特性と位相特
性を変更する特性変更手段と、上記各系統毎の特性変更
手段によりゲイン特性と位相特性が変更された操作量を
加算することで、上記各系統の操作量のゲイン特性と位
相特性で決まる周波数帯域のゲインが抑圧された操作量
を取得して、この取得した操作量を上記アクチュエータ
を含む制御対象の制御操作量とする加算手段とを有する
操作量出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】このような構成においては、複数系統に分
岐された操作量に対して各系統毎に特性変更手段により
ゲイン特性と位相特性が変更されることから、これらゲ
イン特性と位相特性が変更された各系統の操作量を加算
手段により加算(重畳)して、制御対象の制御操作量と
することで、サーボ領域の間隔で決まる1サンプリング
周期(1サーボセクタ間)に複数回(系統数回)の操作
量出力を行うのと等価な操作量出力を実現し、上記各系
統の操作量のゲイン特性と位相特性で決まる周波数帯域
のゲイン特性を低減することができる。つまり、1トラ
ック当たりのサーボ領域数を増やして、サンプリング周
期を高めることなく、操作量出力数を増やすことで、デ
ィジタルサーボ系でありながらディジタルサーボ系のナ
イキス卜周波数を越えるノッチフイルタを構成して、任
意の周波数成分のゲイン特性を低減することができる。
【0016】しかも、ディジタルサーボ系としたこと
で、ディジタル演算によって実現でき、アナログ回路の
ような部品は必要ないことから、特性のばらつきもな
い。また、特性を任意に設定することが容易であり、例
えばシーク時と位置決め時でノッチフィルタの特性を簡
単に変更できる。特に、上記特性変更手段により対応す
る系統の操作量のゲイン特性と位相特性を変更するの
に、ゲイン特性の変更には当該系統に固有の係数を乗
じ、位相特性の変更には当該系統に固有の遅れ時間要素
を用いる構成とするならば、特性の変更設定が、この係
数と遅れ時間要素を切り替えるだけで極めて簡単に行え
る。
【0017】また本発明は、上記特性変更手段による各
系統の操作量の特性変更に用いられる係数及び遅れ要素
が、アクチュエータの2次共振要素のゲインピークの周
波数帯域に対応して設定される構成としたことをも特徴
とする。このような構成においては、アクチュエータ系
の機械共振要素(2次共振)を効果的に抑圧でき、シス
テムの安定性を向上させることができる。
【0018】また本発明は、シーク制御時に上記操作量
出力手段を有効状態に設定する制御手段を更に備えたこ
とをも特徴とする。このような構成においては、シーク
制御時に上記操作量出力手段を有効状態に設定し、ディ
ジタル制御器により取得された操作量を当該操作量出力
手段を通して制御対象に入力することにより、アクチュ
エータ系の機械共振要素(2次共振)を抑圧し、シーク
動作におけるシーク騒音を低減することができる。
【0019】また本発明は、上記ディジタル制御器によ
り取得された操作量を上記操作量出力手段を通して制御
対象に入力するか、あるいはディジタル制御器により取
得された操作量をそのまま制御対象に入力するかを、シ
ーク制御時と位置制御時とで切り替え制御する制御手段
を更に備えたことをも特徴とする。
【0020】このような構成においては、シーク制御時
と位置制御時とで、ディジタル制御器により取得された
操作量を操作量出力手段を通して制御対象に入力する
か、あるいはそのまま制御対象に入力するかを切り替え
て抑圧特性を変更することで、それぞれの制御系に適し
たゲインと位相特性を実現できる。
【0021】この他、上記各系統に固有の係数及び遅れ
要素を、シーク制御時と位置制御時とで異なる値に切り
替え設定することによっても、それぞれの制御系に適し
たゲインと位相特性を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置(HDD)の主としてサーボ系の構成を示す図
である。
【0024】図1のHDDにおいて、記録媒体としての
ディスク(磁気ディスク媒体)100の各面(記録面)
側には、当該ディスク100へのデータ書き込み(デー
タ記録)及び当該ディスク100からのデータ読み出し
(データ再生)に用いられるヘッド(磁気ヘッド)11
0が、その面に対向するようにそれぞれ配置される。な
お、本実施形態では、単一枚のディスク100が配置さ
れたHDDを想定しているが、複数枚のディスク100
が積層配置された構成であっても構わない。
【0025】ディスク100の両面には、同心円状に多
数のトラック(シリンダ)101が形成されている。各
トラック101には、ディスク100とヘッド110と
の相対位置を検出するための位置情報を含むサーボデー
タが磁気記録されたサーボ領域102が配置されてい
る。このサーボ領域102は、ディスク100の中心か
ら各トラック101をまたがって放射状に等間隔で配置
されている。サーボデータ中の位置情報はシリンダアド
レス及びサーボバーストデータ(位置信号パターン)を
含む。
【0026】サーボ領域102の間はデータ領域(ユー
ザ領域)103となっており、当該データ領域103に
は記録単位としてのデータセクタが複数配置されてい
る。サーボ領域102と当該領域102に後続するデー
タ領域103とはサーボセクタ104を構成する。つま
り、各トラックは複数のサーボセクタ(ここでは50セ
クタとする)104に等分割されている。
【0027】ディスク(磁気ディスク単板)100はス
ピンドルモータ120に固定されて、所定の角速度で高
速に回転駆動される。これにより、ディスク100に放
射状に配置されたサーボ領域102に記録されているサ
ーボデータがヘッド110により読み込まれる。
【0028】ディスク100の各面に対向してそれぞれ
配置されるヘッド110は、ボイスコイルモータ(VC
M)111を駆動源とするロータリ型のアクチュエータ
(ヘッドアクチュエータ)112の先端に搭載されてい
る。アクチュエータ112はVCM111により駆動さ
れて、ヘッド110をディスク100の半径方向に移動
し、かつ位置調整する。
【0029】ヘッド110により読み込まれたサーボデ
ータはヘッドアンプ回路130で増幅され、サンプルホ
ールド回路131を含む位置検出回路132に入力され
る。位置検出回路132では、サーボデータの位置情報
中のシリンダアドレスを抽出すると共に、サンプルホー
ルド回路131を用いて位置情報中のバーストデータの
振幅値を保持・抽出する。
【0030】位置検出回路132で抽出されたシリンダ
アドレスはそのままマイクロコントローラ140に入力
される。また位置検出回路132で抽出されたバースト
データ(の振幅値)はA/D(アナログ/ディジタル)
コンバータ141でA/D変換されてマイクロコントロ
ーラ140に入力される。
【0031】マイクロコントローラ140は、ROM等
の不揮発性メモリ(図示せず)に予め格納された制御プ
ログラムを実行するCPUをメイン要素とする。マイク
ロコントローラ140は、上記制御プログラム中の、ヘ
ッド位置決め制御システムの制御プログラムを実行する
ことで、上記シリンダアドレスまたはバーストデータに
基づき制御操作量を算出する。ここで、ヘッド位置決め
制御システムでのヘッド位置決め制御には、主としてシ
リンダアドレスに基づいてヘッド110を目標位置まで
移動させるシーク制御と、シーク制御の後にバーストデ
ータに基づいてヘッド110を当該目標位置に整定(se
ttling)するための位置制御とがある。
【0032】マイクロコントローラ140により算出さ
れた制御操作量はD/A(ディジタル/アナログ)コン
バータ142でアナログ量(電圧)に変換され、VCM
ドライバ回路150によってVCM111を駆動するた
めの電流量(駆動電流)に変換される。なお、D/Aコ
ンバータ142をVCMドライバ回路150側に設け、
マイクロコントローラ140はディジタル値である制御
操作量をそのままVCMドライバ回路150に出力し、
当該ドライバ回路150側でアナログ量に変換する構成
としてもよい。
【0033】さて、VCMドライバ回路150で制御操
作量(のアナログ量)から変換された駆動電流はVCM
111に加えられる。これにより、VCM111でのマ
グネットとの反力を利用して、アクチュエータ112が
回動(角度回転)され、当該アクチュエータ112の先
端に取り付けられたヘッド110がディスク100の半
径方向に移動される。
【0034】以上の一連の動作は、ヘッド110により
サーボデータが読み込まれる毎に、つまりサーボセクタ
間隔で、逐次実施される。
【0035】図2に、図1の構成の磁気ディスク装置に
より実現されるヘッド位置決め制御システム(ヘッド位
置決め制御系)の制御ブロックを示す。
【0036】図2のヘッド位置決め制御システムは、デ
ィジタルサーボ系をなし、図1中のVCMドライバ回路
150及びVCM111(を駆動源とするアクチュエー
タ112)を制御対象(P)200としている。このヘ
ッド位置決め制御システムは、ディジタル制御器(C)
201と、操作量出力部202とを備えている。
【0037】制御器(C)201は、ヘッド位置210
を目標位置211に移動または追従させるのに必要な操
作量Uを算出する。制御器(C)201において操作量
Uを算出するアルゴリズム(を実行するコントローラ)
は、ヘッド位置決め制御のタイプがシーク制御である
か、あるいは位置制御であるかにより切り替えられる。
【0038】操作量出力部202は、制御器(C)20
1により算出された操作量Uを2系統に分岐して、それ
ぞれの系統のゲインと位相とを調整し、それらを加算し
て(重畳して)操作量U5として制御対象(P)200
に入力する。
【0039】操作量出力部202は、ディジタル制御器
201からの操作量Uに係数K1を乗じて当該操作量U
のゲイン値を変更する乗算器203と、当該操作量Uに
係数K2を乗じて当該操作量Uのゲイン値を変更する乗
算器204とを有している。ここで、K1+K2=1で
ある。
【0040】操作量出力部202はまた、乗算器203
によるゲインの変更結果である操作量U1の位相をDE
LAY1だけ変更する遅れ要素205と、乗算器204
によるゲインの変更結果である操作量U2の位相をDE
LAY2だけ変更する遅れ要素206とを有している。
【0041】乗算器203及び遅れ要素205は、操作
量Uのゲインを係数K1により変更すると共に、位相を
DELAY1により変更するゲイン・位相変更部207
を構成し、乗算器204及び遅れ要素206は、操作量
Uのゲインを係数K2により変更すると共に、位相をD
ELAY2により変更するゲイン・位相変更部208を
構成する。なお、乗算器203と遅れ要素205の並び
順、及び乗算器204と遅れ要素206の並び順は逆で
あっても、つまりゲイン・位相変更部207,208に
おいて位相を変更してからゲインを変更する構成であっ
ても構わない。
【0042】操作量出力部202は更に、遅れ要素20
5による操作量U1に対する位相特性の変更結果(ゲイ
ン・位相変更部207の出力量)である操作量U3と遅
れ要素206による操作量U2に対する位相特性の変更
結果(ゲイン・位相変更部208の出力量)である操作
量U4とを加算する加算器209とを有している。この
加算器209の加算結果である操作量U5が制御対象
(P)200の入力量となる。
【0043】なお、参考までに、従来のヘッド位置決め
制御システム(ヘッド位置決め制御系)の制御ブロック
を図6に示す。図2と図6を比較すれば明らかなよう
に、図2に示した本実施形態におけるヘッド位置決め制
御システムは、図6に示した従来の構成の制御器(C)
201と制御対象(P)200との間に、(乗算器20
3,204、遅れ要素205,206及び加算器209
から構成される)操作量出力部202を配置した新規な
構成を適用している。
【0044】次に、図1の磁気ディスク装置により実現
されるヘッド位置決め制御システム(ヘッド位置決め制
御系)を中心とする動作について説明する。まず図1の
磁気ディスク装置では、ヘッド110をホストから要求
された目的のトラック上に移動して位置決めする場合、
マイクロコントローラ140にてその目標位置211が
算出される。この目標位置211の情報も制御器(P)
200に入力される。
【0045】また図1の磁気ディスク装置では、ディス
ク100の各サーボセクタ104毎にヘッド110にて
サーボ領域102からサーボデータが読み出され、その
サーボデータから位置検出回路132によりシリンダア
ドレス及びバーストデータを含む位置情報が抽出され
る。マイクロコントローラ140では、位置検出回路1
32によりサーボセクタ104間隔で抽出される位置情
報から、その時点におけるヘッド位置210を算出す
る。このヘッド位置210の情報は制御器(C)201
に入力される。
【0046】このように、制御器(C)201には、ヘ
ッド位置210と目標位置211の情報が入力され、ヘ
ッド110を目標位置211に移動または追従させるた
めの操作量Uが求められる。
【0047】ここで、制御器(C)201内では、例え
ば、ヘッド110(のヘッド位置210)が目標位置2
11から十分に離れている場合は、シーク制御(シーク
動作)用のコントローラが選定され、ヘッド110を高
速に目標位置211まで移動するための操作量Uがサー
ボセクタ104の間隔で(つまりサンプリング周期で)
求められる。
【0048】また、ヘッド110が目標位置211近傍
あるいは、目標卜ラック上にある場合は、ヘッド位置2
10を目標卜ラックに正確に追従させるための位置制御
用のコントローラが選定され、操作量Uがサーボセクタ
104の間隔で算出される。PID(比例積分微分)コ
ントローラなどはその代表的な例である。
【0049】以上のように、磁気ディスク装置のヘッド
位置決め制御システムは、ヘッドと目標位置の差(で決
まるヘッド位置決め制御のタイプ)に応じて制御器内部
のコン卜ローラを使い分けることが一般的であり、従来
のシステムにおいても適用されていた。
【0050】本実施形態の特徴は、1サンプリング間隔
で1回の操作量Uを求める従来の制御器(C)201の
後段に操作量出力部202を設け、制御器(C)201
からの操作量Uに基づいて操作量出力部202にて以下
に述べるようにして操作量U5を生成し、この操作量U
5を制御対象(P)200の入力量としていることであ
る。
【0051】まず、制御器(C)201にて求められた
操作量Uは、操作量出力部202にて2系統に分岐さ
れ、それぞれに乗算器203,204で係数K1,K2
が乗じられて、ゲイン特性が変更される。操作量Uに係
数K1が乗じられた結果は操作量U1となり、操作量U
に係数K2が乗じられた結果は操作量U2となる。
【0052】乗算器203,204によるゲイン変更結
果である操作量U1,U2は、位相特性を変更するため
に、それぞれDELAY1,DELAY2の遅れ要素2
05,206に入力される。これにより、操作量U1,
U2の各位相特性は独立に変更されて、それぞれ操作量
U3,U4となる。
【0053】遅れ要素205,206の位相特性変更結
果である操作量U3,U4はいずれも加算器209に入
力される。加算器209は、この両操作量U3,U4を
加算することによって、新たな操作量である操作量U5
を求めて、制御対象(P)200に入力する。
【0054】次に、以上に述べた図2の構成のヘッド位
置決め制御システム(ヘッド位置決め制御系)の動作の
具体例について周波数特性を示しながら説明する。
【0055】ここでは、K1=0.55、K2=0.4
5、DELAY1=10μs、DELAY2=100μ
sとした場合を例にとる。この場合、操作量U3のゲイ
ンと位相の周波数特性、すなわち図2中で操作量が2系
統に分岐されたブロック(操作量出力部202)におけ
る上段の系統の(ゲイン・位相変更部207から出力さ
れる操作量U3の)ゲインと位相の周波数特性は図3の
ようになる。なお、周波数は対数スケールで示してあ
る。
【0056】同図において、図3(A)はゲイン特性を
示す。K1=0.55としたことにより、ゲイン特性が
0dBを下回っていることが分かる。また、図3(B)
は位相特性を示す。DELAY1=10μsとしたこと
により、6kHz近傍で位相特性が45度ほど遅れてい
ることが分かる。
【0057】一方、操作量U4のゲインと位相の周波数
特性、すなわち図2中で操作量が2系統に分岐されたブ
ロック(操作量出力部202)における下段の系統の
(ゲイン・位相変更部208から出力される操作量U4
の)ゲインと位相の周波数特性は図4のようになる。
【0058】同図において、図4(A)はゲイン特性を
示す。K2=0.45としたことにより、ゲイン特性が
0dBを下回り、しかもK1=0.55とした図3
(A)よりも低いことが分かる。また、図4(B)は位
相特性を示す。DELAY2=100μsとしたことに
より、6kHZ近傍で位相特性が225度ほど遅れてい
ることが分かる。
【0059】ここで、図3(B)と図4(B)の位相特
性において、両特性の位相差が6kHz近傍でほぼ18
0度ずれていることに着目する。まず、位相特性が18
0度ずれているということは、それぞれの特性は6kH
z近傍で、逆位相となっていることに他ならない。そこ
で、加算器209にて両特性を加算することによって、
6kHz近傍のゲイン特性を低減することができる。
【0060】図5に、図3と図4に示した周波数特性の
操作量U3とU4を加算した結果の周波数特性を示す。
同図において、図5(A)はゲイン特性を示す。この図
5(A)から、図3と図4で逆位相となる6kHz近傍
で、ゲイン特性が低減されていることが分かる。
【0061】このように、本実施形態によれば、操作量
を2系統に分岐して、それぞれの系統のゲインと位相と
を調整して、それらを加算(重畳)して再び1系統にす
ることによって、各系統間で位相が逆転する周波数帯域
のゲイン特性を低滅することができる。明らかによう
に、操作量を2系統に分岐して、それぞれの系統のゲイ
ンと位相とを調整し、それらを加算することは、1サー
ボセクタ間に2回操作量を出力することと等価である。
【0062】ここで、各系統の遅れ時間要素は、サンプ
リング周波数によらず、任意に設定することができる。
このため、ナイキス卜周波数を超える周波数帯域の抑圧
に有効であり、アクチュエータ112の機械共振要素に
よる制御系の安定性の悪化やシーク時の騒音の低減に効
果がある。
【0063】つまり、本実施形態のヘッド位置決め制御
システム(ヘッド位置決め制御系)におけるヘッド操作
量出力部202では、抑圧する周波数帯域を遅れ要素2
05,206のDELAY1,DELAY2で決まる2
系間の位相特性の差によって設定し、抑圧率を乗算器2
03,204の係数K1,K2で決まる2系間のゲイン
特性の差によって設定することができる。
【0064】なお、上記の具体例で述べた操作量出力部
202内の各パラメータの設定では、シーク制御におけ
るアクチュエータ112の機械共振要素による制御系の
安定性の悪化やシーク時の騒音の低減に効果があるもの
の、位相遅れがあるために、高速応答が要求される位置
制御においては(制御器(C)201で位置制御用のコ
ントローラを選定したとしても)好ましくない。そこ
で、位置制御においては、例えばK1=1,K2=0と
し、DELAY1=0,DELAY2=0として、実質
的に制御器(C)201からの操作量Uがそのまま制御
対象(P)200に入力されるようにするとよい。これ
らの係数と遅延要素(パラメータ)の切り替え設定は、
例えばマイクロコントローラ140により行うことがで
きる。
【0065】この他に、制御器(C)201の後段に、
例えばマイクロコントローラ140により実現される
(機能要素である)制御系切り替え制御部を設け、シー
ク制御の場合には、制御器(C)201からの操作量U
を操作量出力部202に入力して、この操作量Uに基づ
いて当該操作量出力部202から出力される操作量U5
を制御対象(P)200の入力とし、位置制御の場合に
は、制御器(C)201からの操作量Uをそのまま制御
対象(P)200の入力とするようにしてもよい。つま
り、操作量出力部202をシーク制御専用として、位置
決め制御のタイプがシーク制御の場合だけ制御器(C)
201からの操作量Uが操作量出力部202に入力され
るようにし、位置決め制御のタイプが位置制御の場合に
は当該操作量Uがそのまま制御対象(P)200に入力
されるようにしてもよい。
【0066】また、以上に述べた実施形態では、制御器
(C)201からの操作量Uを2系統に分岐し、操作量
出力部202において1サーボセクタ間に等価的に2回
以上の操作量が出力される構成とすることで、ある1つ
の周波数帯域(ここでは6kHz)のゲイン特性を低減
する場合について説明したが、これに限るものではな
い。例えば操作量出力部202に代えて、制御器(C)
201からの操作量U3を3系統以上に分岐して、それ
ぞれの系統のゲインと位相を調整して、それらを加算
(重畳)して再び1系統にする構成の操作量出力部を用
いることによって、つまり1サーボセクタ間に3回以上
操作量を出力することと等価な構成の操作量出力部を用
いることによって、2つ以上の周波数帯域のゲイン特性
を低減することも可能である。通常、アクチュエータ1
12の機械共振要素は、複数の周波数帯域にゲインピー
クを持つことから、それぞれのピークのゲイン特性を低
減することは、アクチュエータ112の機械共振要素に
よる制御系の安定性の悪化やシーク時の騒音の低減に極
めて効果がある。なお、前記実施形態のような1つの周
波数帯域のゲイン特性のみを低減する構成で最大の効果
を上げるには、その対象をゲインピークの最も高い周波
数帯域とするのがよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、1
サーボセクタ間に等価的に2回以上の操作量が出力され
る構成として、ディジタルサーボ系でありながらディジ
タルサーボ系のナイキス卜周波数を越えるノッチフイル
タを実現するようにしたので、シーク騒音や安定性を悪
化させるアクチュエータ系の機械共振要素(2次共振)
を効果的に抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置
(HDD)の主としてサーボ系の構成を示す図。
【図2】図1の構成の磁気ディスク装置により実現され
るヘッド位置決め制御システム(ヘッド位置決め制御
系)の制御ブロックを示す図。
【図3】図2中の操作量出力部202における上段の系
統のゲインと位相の周波数特性を示す図。
【図4】図2中の操作量出力部202における下段の系
統のゲインと位相の周波数特性を示す図。
【図5】図3と図4に示した周波数特性の操作量U3と
U4を加算した結果の周波数特性を示す図。
【図6】従来のヘッド位置決め制御システム(ヘッド位
置決め制御系)の制御ブロックを示す図。
【符号の説明】
100…ディスク 101…トラック 102…サーボ領域 104…サーボセクタ 110…ヘッド 111…VCM(ボイスコイルモータ) 112…アクチュエータ 132…位置検出回路 140…マイクロコントローラ(制御手段) 150…VCMドライバ回路 200…制御対象(P) 201…ディジタル制御器(C) 202…操作量出力部 203,204…乗算器 205,206…遅れ要素 207,208…ゲイン・位相変更部(特性変更手段) 209…加算器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 21/08 G11B 21/08 B Fターム(参考) 5D088 PP01 RR08 SS11 SS14 TT10 UU07 5D096 RR01 RR02 RR11 RR18 SS10 5H004 GA02 GA09 GB20 HA07 HB07 JA03 JA08 KA33 KB22 KB29 MA02 MA15 5H303 AA22 BB02 BB07 CC06 DD01 EE03 EE07 FF04 HH02 HH07 KK12 KK24 KK35 MM05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各トラック上に、位置情報を含むサーボ
    データが記録されたサーボ領域が等間隔で配置された少
    なくとも1つのディスク媒体と、前記ディスク媒体を回
    転させるスピンドルモータと、前記ディスク媒体の各面
    に対応して設けられ、前記ディスク媒体を対象としてデ
    ータを書き込みあるいは読み出し、かつ、前記サーボデ
    ータを一定のサンプリング周期で読み取るヘッドと、前
    記ヘッドを搭載し、前記ヘッドを前記ディスク媒体の半
    径方向に移動するためのアクチュエータと、前記ヘッド
    により前記各サーボ領域から読み取られるサーボデータ
    から前記位置情報を抽出し、当該位置情報から前記ヘッ
    ドの位置を検出する位置検出手段とを備えたディスク記
    憶装置に適用され、前記位置検出手段の位置検出結果を
    もとに前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標位置に移
    動もしくは追従させるためのヘッド位置決め制御システ
    ムにおいて、 前記位置検出手段の位置検出結果をもとに前記ヘッドを
    前記ディスク媒体上の目標位置に移動もしくは追従させ
    るのに必要な操作量を取得するディジタル制御器と、 前記ディジタル制御器により取得された操作量を複数系
    統に分岐する操作量出力手段であって、前記各系統毎に
    設けられ、対応する系統の操作量のゲイン特性と位相特
    性を変更する特性変更手段と、前記各系統毎の特性変更
    手段によりゲイン特性と位相特性が変更された前記各系
    統の操作量を加算することで、前記各系統の操作量のゲ
    イン特性と位相特性で決まる周波数帯域のゲインが抑圧
    された操作量を取得して、この取得した操作量を前記ア
    クチュエータを含む制御対象の制御操作量とする加算手
    段とを有する操作量出力手段とを具備することを特徴と
    するヘッド位置決め制御システム。
  2. 【請求項2】 前記特性変更手段は、対応する系統の操
    作量に当該系統に固有の係数を乗じることでゲイン特性
    を変更すると共に当該系統に固有の遅れ時間要素により
    位相特性を変更することを特徴とする請求項1記載のヘ
    ッド位置決め制御システム。
  3. 【請求項3】 前記各系統に固有の係数及び遅れ要素
    が、前記アクチュエータの2次共振要素のゲインピーク
    の周波数帯域に対応して設定されることを特徴とする請
    求項2記載のヘッド位置決め制御システム。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドを目標位置に移動させるシー
    ク制御時に前記操作量出力手段を有効状態に設定する制
    御手段を更に具備することを特徴とする請求項3記載の
    ヘッド位置決め制御システム。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル制御器により取得された
    操作量を前記操作量出力手段を通して前記制御対象に入
    力するか、あるいは前記ディジタル制御器により取得さ
    れた操作量をそのまま前記制御対象に入力するかを、前
    記ヘッドを目標位置に移動させるシーク制御時と前記ヘ
    ッドを目標位置に追従させる位置制御時とで切り替え制
    御する制御手段を更に具備することを特徴とする請求項
    3記載のヘッド位置決め制御システム。
  6. 【請求項6】 前記各系統別に設定される前記係数及び
    遅れ要素を、前記ヘッドを目標位置に移動させるシーク
    制御時と、前記ヘッドを目標位置に追従させる位置制御
    時とで、異なる値に切り替え設定する制御手段とを更に
    具備することを特徴とする請求項3記載のヘッド位置決
    め制御システム。
  7. 【請求項7】 各トラック上に、位置情報を含むサーボ
    データが記録されたサーボ領域が等間隔で配置された少
    なくとも1つのディスク媒体と、前記ディスク媒体を回
    転させるスピンドルモータと、前記ディスク媒体の各面
    に対応して設けられ、前記ディスク媒体を対象としてデ
    ータを書き込みあるいは読み出し、かつ、前記サーボデ
    ータを一定のサンプリング周期で読み取るヘッドと、前
    記ヘッドを搭載し、前記ヘッドを前記ディスク媒体の半
    径方向に移動するためのアクチュエータと、前記ヘッド
    により前記各サーボ領域から読み取られるサーボデータ
    から前記位置情報を抽出し、当該位置情報から前記ヘッ
    ドの位置を検出する位置検出手段とを備えたディスク記
    憶装置に適用され、前記位置検出手段の位置検出結果を
    もとに前記ヘッドを前記ディスク媒体上の目標位置に移
    動もしくは追従させるためのヘッド位置決め制御方法に
    おいて、 前記サーボ領域から前記サーボデータが読み取られる毎
    に、当該サーボデータ中の位置情報に基づく前記位置検
    出手段の位置検出結果をもとに、前記ヘッドを前記ディ
    スク媒体上の目標位置に移動もしくは追従させるのに必
    要な操作量を取得し、 前記操作量を取得する毎に、当該操作量を複数系統に分
    岐して、各系統の操作量のゲイン特性と位相特性をそれ
    ぞれ変更し、このゲイン特性と位相特性が変更された前
    記各系統の操作量を加算することで、目的とする周波数
    帯域のゲインが抑圧された操作量を取得して、前記アク
    チュエータを含む制御対象の制御操作量とすることを特
    徴とするヘッド位置決め制御方法。
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