JPH0982048A - ディスク記録再生装置に適用するヘッドアクチュエータ機構及びその駆動制御方式 - Google Patents

ディスク記録再生装置に適用するヘッドアクチュエータ機構及びその駆動制御方式

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JPH0982048A
JPH0982048A JP7234513A JP23451395A JPH0982048A JP H0982048 A JPH0982048 A JP H0982048A JP 7234513 A JP7234513 A JP 7234513A JP 23451395 A JP23451395 A JP 23451395A JP H0982048 A JPH0982048 A JP H0982048A
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head
actuator
heads
main
arm member
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JP7234513A
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Norio Yoshikawa
紀夫 吉川
Shigeru Takekado
茂 竹門
Takehito Yamada
健仁 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】主要アクチュエータと補助アクチュエータとを
備えた方式のヘッドアクチュエータ機構において、補助
アクチュエータの特性のばらつきによる悪影響や制御方
式の複雑化を解消し、高周波数帯域までヘッドを安定に
位置決め制御できるようにして、結果的に高精度のヘッ
ド位置決め動作を実現することにある。 【解決手段】VCM2を駆動手段とする主要アクチュエ
ータと圧電素子8を補助駆動手段とする補助アクチュエ
ータとを有する方式のヘッドアクチュエータ機構におい
て、圧電素子8を機構のほぼ重心位置に配置し、各支持
アーム5を同時に微小駆動して各ヘッド3の微小移動調
整を行なうように構成した機構である。圧電素子8は少
なくとも1個であり、各サスペンション4を介在して複
数のヘッド3を支持している複数の支持アーム5を一体
的かつ均一的に微小駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スク装置等のディスク記録再生装置において、データの
記録再生を行なうためのヘッドをディスクの半径方向に
移動して、目標位置に位置決するためのヘッドアクチュ
エータ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に小型のハードディスク装置
(HDD)は、ラップトップ型やノートブック型パーソ
ナルコンピュータの内蔵型外部記憶装置として使用され
ている。近年、パーソナルコンピュータの高性能化に伴
って、小型でかつ大記憶容量のHDDに対する要求が高
まっている。
【0003】HDDの記憶容量を増大化するには、記録
媒体であるディスクのトラック密度と線記録密度とを向
上させて、ディスクの高記録密度化を図ることが必要で
ある。この高記録密度化に伴って、ディスク上のアクセ
ス対象である目標位置(トラック)に、ヘッドを高精度
に位置決めする技術が重要となる。
【0004】HDDでは、大別して速度制御と位置制御
とを行なうサーボシステムにより、ヘッドの位置決め制
御が実行される。サーボシステムは、ヘッドを支持して
ディスクの半径方向に移動させるヘッドアクチュエータ
を駆動制御することにより、ヘッドを目標位置に位置決
めする。
【0005】このため、ヘッドの高精度の位置決め制御
を実現するために、制御技術と共に、ヘッドアクチュエ
ータの機構上の各種の工夫が試みられている。
【0006】従来の小型のHDDは、図13に示すよう
に、アルミ合金等のケース100の内部に、ディスクド
ライブを構成する回転揺動型のヘッドアクチュエータ
1、ディスク101、スピンドルモータ102、ボイス
コイルモータ(VCM)2、および回路基板103等を
内蔵している。
【0007】ディスク101はスピンドルモータ102
により高速回転運動する。回路基板103は、ヘッド3
からのリード信号を増幅するヘッドアンプ等の各種回路
部品を実装している。
【0008】ヘッドアクチュエータ1は、ヘッド3を支
持しているサスペンション4と、サスペンション4を支
持して回転駆動力を伝達するための支持アーム(ヘッド
アーム)5と、支持アーム5を支持してVCM2の駆動
力により回転軸6aを中心として回転駆動するアクチュ
エータ本体6とからなる。
【0009】ここで、HDDでは通常、複数枚のディス
ク101が設けられており、各ディスク101の両面の
それぞれにヘッド3が配置される。したがって、サスペ
ンション4は各ヘッド3毎に設けられている。また、支
持アーム5は、ヘッド3の個数に従って、それより少な
い個数からなる。
【0010】ヘッド3はスライダに実装されており、こ
のスライダの浮上動作によりディスク101の表面から
定の微小間隔を以てリード/ライト動作を実行する。
【0011】VCM2は、略V字型構造のコイル枠に設
けられた駆動コイルと、永久磁石と、対向ヨークとから
なる構成されている。磁気回路を構成する永久磁石と対
向ヨークは、支持アーム5のコイル枠上に保持された駆
動コイルを挟み込むように、上下方向に配置されてい
る。永久磁石は保持ヨークにより支持されている。
【0012】VCM2は、永久磁石と対向ヨークとの間
に生じる磁界内に配置した駆動コイルに通電して、この
駆動コイルに発生する電磁力の作用により、アクチュエ
ータの支持アーム5を回転軸6aを中心として回転揺動
させる。アクチュエータ本体6には、回転揺動するため
のボールベアリングが設けられている。
【0013】サーボシステムは、ディスク101のサー
ボエリアに予め記録されたサーボデータに基づいて、V
CM2の駆動電流を制御して、ヘッドアクチュエータの
駆動制御を実行する。
【0014】ところで、ヘッドアクチュエータを高精度
に駆動して、ヘッド3を目標位置に高精度に位置決めす
る際の障害要因として、ヘッドアクチュエータを構成す
る支持アーム5等の構成要素に発生する機械的振動があ
る。
【0015】ここで、サーボシステムがVCM2の駆動
コイルに電流を流して、ヘッドアクチュエータをディス
クの半径方向に駆動するときに、サーボデータの位置誤
差信号(バーストデータ)との周波数上の伝達特性(力
に対する変位の応答で、コンプライアンスと呼ばれてい
る)は、図14に示すような特性となる。
【0016】位置誤差信号は、前述の位置制御に使用さ
れるサーボデータであり、トラックの中心に対するヘッ
ド3の位置誤差を検出するためのデータである。
【0017】この場合、伝達特性上で大きく分けて、共
振によるゲインのピークは、100Hz付近にはアクチ
ュエータ本体6に設けられたボールベアリングの転がり
摩擦特性によるものがあり、4KHz付近にはアクチュ
エータ構造自体の主共振モードによるものがある。図1
5は、図14の伝達特性の周波数4KHz付近の主共振
モードの変形図であり、コンピュータにより求められた
解析モデルである。
【0018】この解析モデルにより、アクチュエータ構
造自体の主共振モードは、VCM2の駆動コイルと駆動
コイルを保持しているコイル枠とが、ディスク101の
回動(円周)方向に変動するモードにより発生すると推
定できる。
【0019】このような1KHz以上の高周波数でのア
クチュエータ構造体による振動は、ヘッド3の位置決め
制御を行なうサーボシステムに悪影響を及ぼし、オフト
ラックなどの誤動作の原因となる。
【0020】換言すれば、アクチュエータ構造体による
振動は、ヘッド3の位置決め精度の低下の要因となり、
特にトラック方向の記録密度(トラック密度)の低下を
招くことになる。したがって、サーボシステムに対する
悪影響を極力低減するために、ヘッドアクチュエータ機
構において、無用な構造による機械的振動を極力排除
し、かつ支持アーム5等の共振振動数を高めるなどの工
夫が必要となる。
【0021】また、トラック密度の高密度化のために
は、トラックピッチをできるだけ小さくすることが望ま
しいが、データの記録再生の信頼性を高める(リードエ
ラーの発生確率の低下)ためには、ヘッド3のトラック
追従性(トラック中心に対する位置決め特性)を高める
必要がある。通常では、トラック誤差(オフトラック
量:標準偏差の約3倍とすると)を、トラックピッチに
対して0.07倍程度にする必要がある。
【0022】さらに、HDDの外部からの振動や、HD
Dの内部で発生する要因として、スピンドルモータ10
2からの外力に対するオフトラックを極力小さくする必
要がある。このためには、サーボシステムの開ループ特
性でのゲイン交差周波数(ゲインが0dBをよぎる周波
数)をできるだけ高くする必要がある。
【0023】このようなサーボシステムの開ループ特性
でのゲイン交差周波数を高くするための方法として、例
えば特開昭51−36924号公報と特開昭51−36
924号公報に記載されているものがある。また、電子
情報通信学会論文誌(Vol.J75,No.11,6
53頁〜662頁)の文献に掲載されている「磁気ディ
スク装置2ステージアクセスサーボ系のトラック追従制
御」の論文にも記載されている。
【0024】前記の公報及び文献では、複数のヘッドを
一体的(同時に)に長ストローク移動させる主要(メイ
ン)アクチュエータ機構(前記のVCM2による駆動)
に加えて、さらに個々のヘッド毎に独立に微小移動させ
る補助(サブ)アクチュエータ(圧電素子から構成され
ている)を設ける方式が提案されている。
【0025】この方式については、例えば特開昭51−
39012号公報にも記載されている。この公報の方式
は、重い質量部の主要アクチュエータは低い周数帯域で
可動し、また軽量の補助アクチュエータは高周波数帯域
で可動するように、2重サーボ方式によりヘッドが狭ト
ラックピッチに追従するように構成されている。
【0026】さらに、特開昭51−36924号公報、
特開平3−69072号公報、特開平3−102684
号公報、特開平3−183070号公報には、ヘッドを
支持する支持アーム毎にサブアクチュエータを搭載した
方式が記載されている。この方式は、サブアクチュエー
タにより、個々のヘッドが別々に移動できるような構成
である。
【0027】特開平3−69072号公報、特開平3−
102684号公報、特開平3−183070号公報に
は、サーボ面サーボ方式に適用した場合について記載さ
れており、いわゆる熱オフトラックの補正手段としてサ
ブアクチュエータが使用されている方式が記載されてい
る。
【0028】熱オフトラックは、複数本ある支持アーム
が装置内外の温度上昇によって、ディスクの半径方向に
それぞれ変形してしまう減少により発生する。このた
め、サーボ面の位置情報と、各データ面に僅少セクタの
情報に基づいて、データヘッドをDC成分だけ補正する
手法が用いられている。このために、各支持アーム毎に
サブアクチュエータを配置する必要があり、さらにその
アクチュエータを個々に制御している。
【0029】図16は、前記の主要アクチュエータと補
助アクチュエータとからなるアクチュエータ機構を、各
アクチュエータ部分のバネ・質点系の簡易モデル(振動
モデル)として表現した概念図である。
【0030】このモデルは、VCM2の駆動コイル11
1が質量m1を持ち、この質点に電磁力F1が作用し、
コイル枠のバネK1によって、アクチュエータの回転中
心113に接合されて回転移動することを想定してい
る。回転中心113にはボールベアリングによる転がり
摩擦力によるバネKaと、アクチュエータの極慣性モー
メントJを持つ。また、アクチュエータの回転中心11
3から腕の長さL2の先端に補助アクチュエータに相当
する圧電素子モデル114が設けられている。
【0031】この部分には、圧電素子114が引張り
(もしくは圧縮)方向に作用する並進力F2がそれぞれ
両端にかかる。さらに回転中心113との反対側には、
支持アーム部とサスペンション部分のモデル116が設
けられている。
【0032】このモデル116は、支持アームとサスペ
ンションを単一と見做し、質量m3とバネk3により表
現している。
【0033】なお、図中のc1とc2は粘性減衰を示
す。また、x1は駆動コイル111の並進方向変位を示
し、x2は圧電素子モデル114の変位を示し、x3は
ヘッド点の変位を示し、θはアクチュエータの回転中心
113回りの回転角変位を示す。
【0034】さらに、棒は無質量の剛体を想定する。x
4は「x4=−L1θ」、x5は「x5=L2θ」、x
6は「x6=x2+L3θ」である。
【0035】このような振動モデルは、以下の関係式
(数1〜数4)が成立する。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、上式をラプラス変換し、応答
{X}について求めると、以下のようになる(式中のS
は、ラプラス演算子である)。
【0038】
【数2】
【0039】ここで、粘性減衰項を全て0と仮定して0
次近似し、さらに、主要アクチュエータの駆動コイル1
11に電磁力F1が作用した場合と、補助アクチュエー
タの圧電素子114に電磁力F2が作用した時に、ヘッ
ドの応答変位x3に注目すると、以下のような式とな
る。式中でdetは固有値を意味する。また、主要アク
チュエータによるヘッドの応答x3(S)はそれぞれ以
下のようになる。
【0040】
【数3】
【0041】
【数4】
【0042】これらのパラメータを用いて、前記式
(3)により主要アクチュエータによるヘッド応答変位
の伝達特性は、図17(A),(B)に示すようなゲイ
ン特性と位相特性となる。また、前記式(4)により補
助アクチュエータによるヘッド応答変位の伝達特性は、
図17(C),(D)に示すようなゲイン特性と位相特
性となる。
【0043】図17において、粘性減衰によるダンピン
グがないので、共振によるゲインは高くなるが、ゲイン
でピークを持つ周波数はダンピングの有無により、ほと
んど変化することはない。
【0044】図17(A),(B)は、図14で示した
伝達特性と傾向が似ており、100Hz以下の周波数付
近に、ボールベアリングの転がり摩擦によるばね共振が
ある。この共振周波数を越えると、−40dB/dec
で、ゲインが減少し、約3KHzで、アクチュエータ構
造全体の機械的主共振によるモードでゲインがピークと
なる。この主共振モードは、駆動コイル111のm1と
K1が要因となって発生するものと推定できる。
【0045】図17(C),(D)は、補助アクチュエ
ータによるコンプライアンスを示した図であり、前述の
3KHzのアクチュエータ構造全体の機械的主共振モー
ドまで、ゲインはほぼフラットである。しかし、補助ア
クチュエータを駆動することにより、アクチュエータ構
造全体の機械的主共振モードを励起することが理解でき
る。これは、主要アクチュエータと補助アクチュエータ
とが直列バネにより接続されているために発生するもの
と推定できる。
【0046】以上のように、補助アクチュエータを使用
する際には、アクチュエータ構造全体の機械的主共振モ
ードを高める必要がある。換言すれば、補助アクチュエ
ータで高帯域の周波数領域までフラットにするには、こ
の主共振振動数に対して、サーボシステムにはノッチフ
ィルタの構成要素が必要となる。
【0047】近年、小型のHDDでは、高速なマイクロ
プロセッサを用いたディジタルサーボシステムが実現さ
れているため、ノッチフィルタの実装は容易になってき
ている。しかし、アクチュエータ構造全体の機械的主共
振モードの周波数は、装置間によりばらつきがあり、ま
た時間が経つにつれて変化(経時変化)することがあ
る。このため、ノッチフィルタのノッチ周波数(通帯さ
せない周波数)の設定が非常に困難である。したがっ
て、装置間で位置決め誤差量がばらつき、また使用して
いる期間に位置決め誤差量が大きくなるため、データの
記録再生が不能になる可能性がある。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の主要アクチュエータと補助アクチュエータとを備えた
ヘッドアクチュエータ機構では、支持アーム毎に補助ア
クチュエータ(圧電素子)が設けられている。このよう
な構成では、補助アクチュエータとして駆動手段となる
圧電素子が支持アームの本数だけ必要となる。このた
め、各圧電素子の特性にばらつきがある場合には、ヘッ
ドの微小移動やヘッド(スライダ)の浮上特性等にばら
つきが生ずる可能性が高くなる。
【0049】また、補助アクチュエータを駆動するため
のケーブルや駆動回路が支持アームの本数だけ必要とな
り、各補助アクチュエータを個々に制御するため、制御
方式も複雑化する。
【0050】さらに、支持アーム毎に補助アクチュエー
タを駆動するため、アクチュエータ構造全体の主共振モ
ードを誘起し、結果的にヘッド位置決め系でのサーボ帯
域を高くすることができないことになる。
【0051】本発明の目的は、主要アクチュエータと補
助アクチュエータとを備えた方式のヘッドアクチュエー
タ機構において、補助アクチュエータの特性のばらつき
による悪影響や制御方式の複雑化を解消し、高周波数帯
域までヘッドを安定に位置決め制御できるようにして、
結果的に高精度のヘッド位置決め動作を実現することに
ある。
【0052】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
VCM等の主要駆動手段により駆動する主要アクチュエ
ータと圧電素子等の補助駆動手段である補助アクチュエ
ータとを有する方式のヘッドアクチュエータ機構におい
て、補助駆動手段を機構のほぼ重心位置に配置し、各支
持アーム体を同時に微小駆動して各ヘッドの微小移動調
整を行なうように構成した機構である。
【0053】即ち、補助アクチュエータは少なくとも1
個であり、各サスペンション部材を介在して複数のヘッ
ドを支持している複数の支持アーム体を一体的に微小駆
動する。
【0054】このような構成であれば、少なくとも1個
の補助アクチュエータにより、複数の支持アーム体を一
体的に微小駆動するため、各支持アーム体の駆動特性に
ばらつきが発生するような事態を大幅に抑制することが
できる。また、補助アクチュエータの駆動に必要なケー
ブルや駆動回路の部品点数の削減、および制御方式の簡
略化を図ることができる。
【0055】本発明の第2の側面は、主要アクチュエー
タと補助アクチュエータの駆動制御方式に関し、各入力
に対する応答ゲインを調整することにより、アクチュエ
ータ機構全体の機械的主共振モードを打ち消し、高周波
数帯域までヘッドを安定に位置決め制御するようにした
駆動制御方式である。
【0056】このような駆動制御方式により、主要アク
チュエータの駆動コイル側に起因する機械的主共振モー
ドについて、補助アクチュエータの駆動により打ち消す
ことが可能となる。即ち、主要アクチュエータと補助ア
クチュエータとが構造的に直列バネで構成されていると
想定した場合に、前記の機械的主共振モードを打ち消す
ことにより、主要アクチュエータのヘッド位置決め制御
系の開ループ特性は、−40dB/decの線上で、高
周波数帯域までフラットな特性にすることが可能とな
る。これは、直列バネで構成されているため、主要アク
チュエータから見た場合と、補助アクチュエータから見
た場合の機械的主共振振動数が同じであるためである。
これにより、装置毎の機械的主共振振動数にばらつきが
あっても、ノッチフィルタ等による調整を不要にして、
制御系の演算や回路系等の簡素化を図ることが可能とな
る。
【0057】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0058】図1は第1の実施形態に関係するヘッドア
クチュエータ機構の要部を示す平面図であり、図2はそ
の側面図であり、図3は第1の実施形態に関係するHD
Dの要部を示す平面図である。
【0059】(HDDの構成)第1の実施形態のヘッド
アクチュエータ機構は、補助(サブ)アクチュエータと
して機能する圧電素子8を有する回転揺動型の機構であ
る。
【0060】本実施形態に適用する小型のHDDは、図
3に示すように、アルミ合金等のケース100の内部
に、本実施形態のヘッドアクチュエータ機構、ディスク
101、スピンドルモータ102、VCM2、回路基板
103、及びフレキシブルプリントケーブル(FPC)
104等を内蔵している。後述する本実施形態のヘッド
アクチュエータ以外の構成要素は、従来のHDDのもの
と同様である(図14を参照)。ケース100は密閉す
るために図示しないカバーにより覆われる。
【0061】ディスク101はスピンドルモータ102
により一定速度で高速回転運動する。回路基板103
は、ヘッド3からのリード信号を増幅するヘッドアンプ
等の各種回路部品を実装している。FPC104は、ヘ
ッド3とヘッドアンプとを接続するための信号線や、ヘ
ッドアクチュエータ機構のVCM2や圧電素子8を駆動
するためのケーブル等の配線パターンから構成されてい
る。
【0062】また、ディスク101は通常では複数枚が
設けられている。各ディスク101の両面のそれぞれに
対向して、複数のヘッド3が配置される。
【0063】ヘッドアクチュエータ機構は、図示しない
サーボシステム(サーボ回路とCPUとが主構成要素)
により駆動制御されて、ディスク101の半径方向に回
転駆動される。これにより、スライダに実装されている
ヘッド3は、ディスク101上を浮上した状態で、その
半径方向に移動する。サーボシステムは、速度制御と位
置制御からなるヘッド位置決め制御(サーボ系)を実行
して、ヘッド3をディスク101上の目標位置(最終的
にはトラック中心)に位置決めする。
【0064】(ヘッドアクチュエータ機構の構成)本実
施形態のヘッドアクチュエータ機構は、図1に示すよう
に、ヘッド3を先端部で支持している薄板状のサスペン
ション4と、サスペンション4を先端部で支持して回転
駆動力を伝達するための支持アーム5と、支持アーム5
を支持してVCM2の駆動力により回転軸6aを中心と
して回転駆動するアクチュエータ本体6とからなる。
【0065】アクチュエータ本体6は、ディスク101
の半径方向に自在に回転揺動するように、回転軸6aの
周囲の上下2箇所にボールベアリング6bを有する。
【0066】本実施形態のヘッドアクチュエータ機構
は、主要駆動手段であるVCM2と補助駆動手段である
圧電素子8とを有する。
【0067】VCM2は、略V字型構造のコイル枠2b
に設けられた駆動コイル2aと、永久磁石と、対向ヨー
クとからなる構成されている。磁気回路を構成する永久
磁石と対向ヨークは、コイル枠2b上に保持された駆動
コイル2aを挟み込むように、上下方向に配置されてい
る。
【0068】圧電素子8は、図1に示すように、ディス
ク101の外径と干渉しない位置であるアクチュエータ
本体6に設けられている。圧電素子8は、図2(A)に
示すように、少なくとも1個であり、多くとも支持アー
ム5の個数より少ない数である。また、圧電素子8はア
クチュエータ機構の上下方向の重心位置10の近傍に配
置されている。
【0069】圧電素子8は、図1に示すように、駆動電
圧の供給に応じて長手方向(矢印)に伸縮し、取り付け
部材9を介在して全ての支持アーム5に対して微小回転
駆動させる駆動力を発生する。この微小駆動を実現する
ために、本実施形態では、アクチュエータ本体6に対し
て、支持アーム5が微小に回転駆動させるためのヒンジ
機構7が設けられている。
【0070】(第1の実施形態の作用効果)HDDのサ
ーボシステムは、VCM2の駆動コイル2aに駆動電流
を供給することにより、駆動コイル2aに発生する電磁
力の作用により、アクチュエータ本体6を回転軸6aを
中心として回転揺動させる。
【0071】即ち、主要アクチュエータであるVCM2
によるアクチュエータ本体6が回転駆動して、各支持ア
ーム5が一体的(同時)にディスク101の半径方向に
駆動する。これにより、各ヘッド3がディスク101の
半径方向に移動して、目標位置で位置決めされることに
なる。以上が主要アクチュエータの駆動である。
【0072】次に、サーボシステムは、補助アクチュエ
ータである圧電素子8に駆動電圧を供給する。圧電素子
8は駆動電圧の供給に応じて長手方向に、数μm程度伸
縮し、引張り力または圧縮力を発生する。
【0073】したがって、図1に示すように、アクチュ
エータ本体6のヒンジ機構7にモーメント力が発生し、
各支持アーム5を同時に微小に回転駆動させる。これに
より、各ヘッド3は、通常では数トラック分の微小距離
を移動して、微小位置調整がなされることになる。
【0074】このような圧電素子8の作用を利用した補
助アクチュエータにより、各ヘッド3の微小移動調整を
行なうことができる。圧電素子8は、前述したように、
アクチュエータ機構の上下方向の重心位置10の近傍に
配置されているため、各支持アーム5の上下方向の振動
モードをほとんど励振しない構造である。
【0075】また、重心位置10の近傍に、少なくとも
1個の圧電素子8が集中的に配置されているため、各支
持アーム5を一体的に駆動できるため、各支持アーム5
の移動特性は均一化される。
【0076】さらに、圧電素子8の個数は支持アーム5
の個数と比較して少ないため、圧電素子8に駆動電圧を
供給するためのケーブルや駆動回路は、必要最小限だけ
でよい。換言すれば、支持アーム5毎に圧電素子を設け
る従来の方式と比較して、大幅に圧電素子8の個数を減
少化させることができる。
【0077】(第1の実施形態の応用例)図2(B)
は、圧電素子8の取り付け部材90の構造を示す図であ
る。この取り付け部材90は、支持アーム5と圧電素子
8との接合面近傍の厚みTH1を、そ利れ以外の厚みT
H2よりも厚くした構造である。このような構造である
と、圧電素子8の伸縮力が作用したときに、支持アーム
5に対する応力が緩和されて、各支持アーム5に対する
駆動力が均一化される。
【0078】(第2の実施形態)図4は第2の実施形態
に関係するヘッドアクチュエータ機構の側面図である。
【0079】第2の実施形態は、補助アクチュエータを
構成する2個の圧電素子8a,8bを、機構の上下方向
の重心位置から同じ距離に配置した構造である。なお、
他の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
【0080】したがって、第2の実施形態の作用効果
も、前述の第1の実施形態と同様であり、圧電素子8
a,8bの伸縮力の作用により、各支持アーム5を一体
的に駆動することができる。この場合、各圧電素子8
a,8bを、各支持アーム5の駆動特性を均一化させる
位置に配置するとにより、各支持アーム5の移動特性の
均一化を向上させることが可能となる。
【0081】(第3の実施形態)図5は、第3の実施形
態に関係するヘッドアクチュエータ機構の要部を示す平
面図である。
【0082】第3の実施形態は、補助アクチュエータを
構成する圧電素子8を、アクチュエータ本体6の回転中
心6aとヘッド3とを結ぶ線上に対して、反対方向に配
置した構造である。なお、他の構成および補助アクチュ
エータの駆動に関する作用効果は、前述の第1の実施形
態と同様である。
【0083】ここで、近年では、HDDの高記録密度化
を実現する技術として、ヘッド3を再生専用のMR(m
agnetoresistive)ヘッドと記録用の誘
導型薄膜ヘッドとを組み合わせた記録再生分離型ヘッド
が注目されている。
【0084】MRヘッドは、ディスクの周速に依存しな
いで、高出力を得られるなどの優れた特性を有するた
め、高記録密度化を実現するための主要素である。
【0085】しかし、MRヘッドからのリード信号を伝
送する信号線が長い場合、外部からの電気ノイズの増加
や、インダクタンスの増加によるローパスフィルタ特性
により、MHz以上の高周波帯域で使われるリード信号
の品質劣化が発生する問題がある。このため、MRヘッ
ドに接続されるリード信号線50を短縮化させて、FP
C104を回路基板103上のヘッドアンプに接近させ
ることが望ましい。
【0086】そこで、本実施形態のように、圧電素子8
をFPC104の取付け側から反対側に配置させること
により、FPC104とヘッドアンプとの距離の短縮化
を図り、かつリード信号に対する圧電素子84による電
気ノイズを低減させることが可能となる。
【0087】(第4の実施形態)第4の実施形態は、前
述の第1の実施形態のヘッドアクチュエータ機構におい
て、主要アクチュエータと補助アクチュエータの駆動制
御方式に関する。
【0088】図6は本実施形態の駆動制御方式のフィー
ドバック制御系のブロック図である。制御系の入力信号
Eは、ヘッド3の目標位置に対する位置誤差を示す位置
誤差信号である。この位置誤差信号は、ディスクのサー
ボエリアに予め記録されたサーボデータ(速度制御用の
シリンダ番号と位置制御用のバーストデータ)に基づい
て生成される。
【0089】この位置誤差信号Eは、補償器31を介し
て主要アクチュエータの駆動部(伝達特性P1(S)と
表現する)32に入力される。主要アクチュエータの駆
動部32は、入力された位置誤差信号Eに基づいて駆動
する。
【0090】一方、位置誤差信号Eは、反転アンプ35
により位相が逆相にされて、ゲイン部(K)33により
所定のゲインKを掛けられて、補助アクチュエータの駆
動部(伝達特性P2(S)と表現する)34に入力され
る。このとき、反転アンプ35は、100Hz〜1KH
zの低周波数領域での位相を逆相にする。
【0091】主要アクチュエータの駆動部32と補助ア
クチュエータの駆動部34の各出力の加算結果に基づい
て、ヘッド3が目標位置まで移動制御されることにな
る。即ち、ヘッド3の目標位置に対する位置誤差をなく
すように、ヘッド3はディスク上の半径方向に移動し、
目標位置であるトラックから外れないように位置決めさ
れる。
【0092】このようなフィードバックループを形成し
た駆動制御方式により、ヘッドアクチュエータ機構全体
の機械的主共振振動モードを打ち消して、ヘッド3を目
標位置に高精度に位置決めすることができる。
【0093】以下に、前述の簡易モデル(図17)と式
(3),(4)を参照して、本実施形態の制御系の動作
原理について述べる。
【0094】図18と式(3),(4)に基づいて、主
要アクチュエータによるヘッド変位の伝達特性P1
(S)と、補助アクチュエータによるヘッド変位の伝達
特性P2(S)を以下のような2次遅れ系の形に変形す
る。
【0095】
【数5】
【0096】
【数6】
【0097】ここで、ωo はアクチュエータ機構全体の
機械的主共振モードの角振動数(rad/sec )で、ζはモ
ーダルダンピング定数を示す。また、主要アクチュエー
タの駆動部32での応答ゲインをK1、また主共振モー
ドでの一種の励振係数をA1、補助アクチュエータの駆
動部34での応答ゲインをK2、主共振モードでの一種
の励振係数をA2とする。なお、励振係数は力点から出
力点までの係数を意味する。
【0098】ところで、図6のブロック図の点線で囲っ
た領域のように、駆動部32の伝達特性P1と駆動部3
4の伝達特性P2とを一つの駆動部Pとして想定した場
合に、以下のような関係式(7),(8)が成立する。
【0099】
【数7】
【0100】
【数8】
【0101】ここで、角振動数ωo でのアクチュエータ
機構全体の機械的主共振によるゲインを0にすれば、ヘ
ッドは高帯域までゲイン上のピークが無くなる。
【0102】この条件は、以下のようにすれば成立す
る。
【0103】
【数9】
【0104】
【数10】
【0105】前記式(10)によりゲインKを算出し、
P(S)の伝達特性を図7(A),(B)に示す。この
図7(A),(B)から明らかなように、図18で見ら
れた、アクチュエータ全体の機械的共振モードによる3
KHz付近の鋭いピークがなくなっている。
【0106】以上のように、ゲインKを式(10)によ
り求めれば、主要アクチュエータの駆動により発生する
アクチュエータ機構全体の機械的共振モードを、補助ア
クチュエータの駆動によりキャンセルすることが可能と
なる。また、この駆動制御方式の利点として、機械的共
振モードの周波数ωo やダンピングζは、主要アクチュ
エータと補助アクチュエータの双方から同一となる。
【0107】図8は、前述の第1の実施形態のヘッドア
クチュエータ機構に関して、有限要素法構造解析の固有
値解析ルーチンを用いて解析した、アクチュエータ機構
全体の機械的共振モード図である。駆動コイルならびに
コイル枠が大きく変形するモードで、この場合の機械共
振周波数は3.6KHzとなっている。
【0108】図9(A),(B)は、主要アクチュエー
タの駆動手段であるVCM2に対するヘッド伝達特性P
1(S)の解析結果である。図9(C),(D)は、補
助アクチュエータの駆動手段である圧電素子8に対する
ヘッド伝達特性P2(S)の解析結果である。3.6K
Hzの周波数で、お互いに鋭いピーク(約30dB程度
の増加)があり、これは前述の図8の振動モードに起因
するものである。
【0109】この結果から、ゲインKを求め、図6の点
線で囲まれた部分の伝達特性P(S)を求めたのが、図
10となる。図10と図9(A),(B)とを比較する
と、図8の振動モードによる共振ピークがなくなってい
る。そして、この伝達特性は、低域(約30Hz)付近
から、−40dB/decで減少し、ほぼ5KHz付近
まで大きなピークがない特性となっている。このような
機構的な伝達特性が得られると、サーボ系のゲインクロ
ス周波数を高くすることができる。即ち、高周波数帯域
まで、ヘッドがディスク上の目標トラックに追従するこ
とができる。したがって、ヘッド位置決め精度を向上
し、ディスク上のトラックピッチを小さくして結果的に
記憶容量の増大化を実現できることになる。
【0110】(第5の実施形態)第5の実施形態は、前
述の第4の実施形態の駆動制御方式をマイクロプロセッ
サ(MPU)を使用したディジタル制御方式に適用した
場合の応用例である。
【0111】ディジタル制御方式では、図11に示すよ
うに、ヘッドにより読込まれた位置誤差信号Eは、A/
D変換器37によりディジタルデータに変換されて、M
PUに入力される。
【0112】MPUは内部構成として、ディジタルフィ
ルタである補償器31を有する。即ち、補償器31はM
PUのディジタルフィルタ演算処理に相当する。
【0113】この補償器31から出力されたディジタル
制御出力はD/A変換器35aによりアナログ信号に変
換されて、駆動アンプ36aにより増幅されて、主要ア
クチュエータの駆動部32に入力される。
【0114】一方、ディジタル制御出力はD/A変換器
35aによりアナログ信号に変換されて、ゲイン部33
によりゲインKを掛けられて駆動アンプ36bにより増
幅される。ここで、図示しないバタワースフィルタなど
の高域フィルタにより、制御出力はDC成分をカットさ
れる。駆動アンプ36bの出力は、補助アクチュエータ
の駆動部34に入力される。
【0115】ここで、MPUの内部では、デジタルフィ
ルタにより高域フィルタを構成しているが、高域フィル
タを外付けする方式も可能である。このようなMPUに
よる制御方式であれば、外付けのアンプ個数を減少で
き、ゲインKの最適値を決定することが可能である。
【0116】(ゲインKの設定方法)次に、前記のゲイ
ンKの設定方法について、図12のフローチャートを参
照して説明する。
【0117】ゲインKの値は、基本的には前記式(1
0)を用いて求めることができる。しかしながら、装置
間でのばらつきや、経時変化でずれてくる可能性がある
ためにゲインKを自動的に設定する必要がある。
【0118】そこで、ゲインKをMPUの内部処理によ
り決定するための算出方法を説明する。
【0119】まず、前記式(8)中のゲインK、並びに
アクチュエータ機構本体の機械的共振周波数ωo を、予
め前述した構造解析手法または試作装置等により求めて
おく。このゲインKと共振周波数ωo を初期条件として
設定する(ステップS1)。
【0120】このゲインKに対して新初期値(1−α0
)×Kを、MPUで算出する(ステップS3)。α0
は、0.6〜0.0の範囲とするが、ここではα0 を
0.6とする。
【0121】そして、MPU内部の補償器31の出力段
に、(1−β)×ωo 〜(1+β)×ωo の周波数範囲
でのωo /400程度の周波数刻みで、補助アクチュエ
ータにのみ一定値の正弦波信号を入力していく(ステッ
プS4)。ここで、周波数刻みは1周期以上の周期で変
化させていく。またβは、0.1〜0.3程度とする。
【0122】この状態で、ヘッドからの位置誤差信号の
分散値En をMPUで計算し、内部メモリ上に蓄える。
この後、前回のαn 値にγ(この場合0.1とする)を
差し引いたαn+1 値で、前回と同じ周波数範囲で分散値
En+1 を求める(ステップS5)。
【0123】前回のEn とEn+1 の大きさを比較して、
En が小さくなるまで、n回繰り返し、En が小さくな
った時点のαn 値を記憶する(ステップS6,S1
0)。
【0124】さらに、細かくゲインKを調整する際に
は、γの値を前回の値の半分として、αn-1 の状態から
αn+1 の範囲で、新たにEm を算出し、Em+1 などと比
較して、位置誤差信号の分散値が最小になるように、繰
り返し演算を行い、最適なゲインKを算出する(ステッ
プS7〜S9,S11)。
【0125】この手法によって、装置間のばらつきによ
るゲインKのばらつきを吸収することが可能となり、ヘ
ッドを高精度に位置決めすることができる。
【0126】なお、前述の第1の実施形態から第3の実
施形態は、本発明のヘッドアクチュエータ機構の構成に
関係するものであり、また、第4の実施形態から第6の
実施形態はその駆動制御方式に関するものである。これ
らのヘッドアクチュエータ機構とその駆動制御方式とを
組み合わせることにより、双方の相乗効果を得ることが
できるものである。
【0127】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、主
要アクチュエータと補助アクチュエータとを備えた方式
のヘッドアクチュエータ機構において、支持アームを一
体的にかつ均一に微小移動させることができる。また、
補助アクチュエータの特性のばらつきによる悪影響や制
御方式の複雑化を解消することができる。したがって、
高精度のヘッド位置決め動作を実現することができる。
【0128】さらに、本発明の駆動制御方式により、主
要アクチュエータの駆動コイル側に起因する機械的主共
振モードを、補助アクチュエータの駆動により打ち消す
ことができる。これにより、主要アクチュエータからの
ヘッド位置決め制御系の開ループ特性に、機械的主共振
モードがなくなり、高周波数帯域までフラットな特性に
することができる。このために、高周波数帯域まで良好
な位置決めサーボ系を実現できるため、結果的に高精度
のヘッド位置決め動作を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に関係するヘッドアク
チュエータ機構の要部を示す平面図。
【図2】第1の実施形態に関係するヘッドアクチュエー
タ機構の要部を示す側面図。
【図3】第1の実施形態に関係するHDDの要部を示す
平面図。
【図4】第2の実施形態に関係するヘッドアクチュエー
タ機構の要部を示す側面図。
【図5】第3の実施形態に関係するヘッドアクチュエー
タ機構の要部を示す平面図。
【図6】第4の実施形態に関係する駆動制御方式の制御
系のブロック図。
【図7】第4の実施形態に関係する伝達特性を示す図。
【図8】第4の実施形態に関係する機械的共振モード
図。
【図9】第4の実施形態に関係するアクチュエータ構造
の伝達特性の解析結果図。
【図10】第4の実施形態に関係する伝達特性を示す
図。
【図11】第5の実施形態に関係する制御系のブロック
図。
【図12】第5の実施形態に関係するゲインKの設定方
法を説明するためのフローチャート。
【図13】従来のHDDの要部を示す斜視図。
【図14】従来のアクチュエータ機構に関係する伝達特
性図。
【図15】従来のアクチュエータ機構に関係する機械的
共振モード図。
【図16】従来のアクチュエータ機構を振動モデルとし
て表現した概念図。
【図17】従来のアクチュエータ機構に関係する伝達特
性図。
【符号の説明】
1…ヘッドアクチュエータ機構 2…ボイスコイルモータ(VCM) 3…ヘッド(スライダ) 4…サスペンション 5…支持アーム 6…アクチュエータ本体 7…ヒンジ機構 8…圧電素子(補助駆動手段) 9…取り付け部材 101…ディスク 100…ケース 102…スピンドルモータ 103…回路基板 104…フレキシブルプリントケーブル(FPC) 31…補償器(ディジタルフィルタ) 32…主要アクチュエータの駆動部 33…ゲイン部 34…補助アクチュエータの駆動部 37…A/D変換器 35a,35b…D/A変換器 36a,36b…駆動アンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクにデータの記録再生を行なう複
    数のヘッドを搭載し、前記各ヘッドを前記ディスクの半
    径方向に移動させて、目標位置に位置決めするためのデ
    ィスク記録再生装置のヘッドアクチュエータ機構であっ
    て、 前記各ヘッドのそれぞれを支持する複数のサスペンショ
    ン部材と、 前記各サスペンション部材を支持する複数の支持アーム
    体からなり、前記各ヘッドを移動させる回転駆動力を伝
    達するヘッドアーム部材と、 前記ヘッドアーム部材を回転駆動して、前記各ヘッドを
    移動させる駆動力を発生するための主要駆動手段と、 機構のほぼ重心位置に配置されて、前記各支持アーム体
    を同時に微小駆動して前記主要駆動手段により移動した
    各ヘッドの微小移動調整を行なうための補助駆動手段と
    を具備したことを特徴とするヘッドアクチュエータ機
    構。
  2. 【請求項2】 ディスクにデータの記録再生を行なう複
    数のヘッドを搭載し、前記各ヘッドを前記ディスクの半
    径方向に移動させて、目標位置に位置決めするためのデ
    ィスク記録再生装置のヘッドアクチュエータ機構であっ
    て、 前記各ヘッドのそれぞれを支持する複数のサスペンショ
    ン部材と、 前記各サスペンション部材を支持する複数の支持アーム
    体からなり、前記各ヘッドを移動させる回転駆動力を伝
    達するヘッドアーム部材と、 前記回転駆動力を発生するための主要駆動手段と、 前記ヘッドアーム部材を支持して、前記主要駆動手段の
    回転駆動力により回転駆動して、前記各支持アーム体を
    介して前記各ヘッドを移動させるためのアクチュエータ
    本体と、 機構のほぼ重心位置で前記アクチュエータ本体に配置さ
    れて、前記各支持アーム体を同時に微小駆動して前記主
    要駆動手段により移動した各ヘッドの微小移動調整を行
    なうための補助駆動手段と、 前記補助駆動手段の微小駆動力により、前記ヘッドアー
    ム部材を微小回転運動させる機構であって、前記アクチ
    ュエータ本体に設けられたヒンジ機構とを具備したこと
    を特徴とするヘッドアクチュエータ機構。
  3. 【請求項3】 前記各ヘッドのそれぞれを支持する複数
    のサスペンション部材と、前記各サスペンション部材を
    支持する複数の支持アーム体からなり、前記各ヘッドを
    移動させる回転駆動力を伝達するヘッドアーム部材と、
    前記ヘッドアーム部材を回転駆動して、前記各ヘッドを
    移動させる駆動力を発生するための主要駆動手段と、機
    構のほぼ重心位置に配置されて、前記各支持アーム体を
    同時に微小駆動して前記主要駆動手段により移動した各
    ヘッドの微小移動調整を行なうための補助駆動手段とを
    備えたヘッドアクチュエータ機構であって、 前記主要駆動手段と前記補助駆動手段とを駆動制御する
    制御系において、各入力に対する応答ゲインを調整し
    て、ディスクの半径方向に振動する共振モードを解消し
    て、高周波数帯域まで前記各ヘッドを安定に位置決め制
    御するようにしたことを特徴とするヘッドアクチュエー
    タ機構の駆動制御方式。
  4. 【請求項4】 前記各ヘッドのそれぞれを支持する複数
    のサスペンション部材と、前記各サスペンション部材を
    支持する複数の支持アーム体からなり、前記各ヘッドを
    移動させる回転駆動力を伝達するヘッドアーム部材と、
    前記ヘッドアーム部材を回転駆動して、前記各ヘッドを
    移動させる駆動力を発生するための主要駆動手段と、機
    構のほぼ重心位置に配置されて、前記各支持アーム体を
    同時に微小駆動して前記主要駆動手段により移動した各
    ヘッドの微小移動調整を行なうための補助駆動手段とを
    備えたヘッドアクチュエータ機構に適用する駆動制御方
    式であって、 前記主要駆動手段と前記補助駆動手段とを前記各ヘッド
    の位置誤差信号に基づいて駆動制御して、前記各ヘッド
    の位置決め制御を実行するフィードバック制御系におい
    て、前記主要駆動手段と前記補助駆動手段に対して前記
    位置誤差信号を所定の低周波数領域での位相を相互に逆
    相にして入力し、各入力に対する応答ゲインを調整して
    ディスクの半径方向に振動する共振モードを解消するよ
    うにしたことを特徴とする駆動制御方式。
  5. 【請求項5】 前記補助駆動手段は、少なくとも1個の
    圧電素子からなることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のヘッドアクチュエータ機構。
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