JP4440834B2 - 磁気ディスク装置及び磁気ディスク媒体 - Google Patents

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本発明は、磁気ディスク装置及び磁気ディスク媒体に関し、特に、格納できるデータ容量の改善に関する。
図5は、磁気ディスク媒体のフォーマットを示す模式図である。また図6は、従来のトラックのフォーマットを示す模式図である。磁気ディスク媒体2には複数の同心円領域4が形成され、これら同心円領域4がそれぞれトラックを構成する。図6に示すように、各トラック6は、トラック方向に配列された複数のセクタ8を格納する。各セクタ8は、例えば512バイトといった所定長のデータを格納できるデータ領域を設定される。図6において、セクタ8を示す枠内の“n−2”等の記号は、例えば、LBA(Logical Block Address)として定義されるセクタの連番を表している。
図5において、磁気ディスク媒体(ディスク)2は左回転をし、図6に示すトラック6は、当該ディスク2の回転により、左方向に移動する。連続するデータは、通常、同一トラック6-1上に並ぶセクタに順番に格納される。そのトラック6-1の末尾のセクタ(LBA=n−1)に達すると、例えば、隣接トラック6-2にヘッドを移動させて、その移動先のトラック上に並ぶセクタに順番に、続きのデータが格納される。ディスクの回転中にヘッドのシーク動作を行うと、シーク時間に応じたスキューが生じる。そこで、先行するトラックの最後のセクタ(LBA=n−1)と、これに続くトラックの先頭のセクタ(LBA=n)との間には、当該スキュー量を考慮したトラック方向の間隔が設けられ、回転待ち時間の軽減が図られる。
トラック6には、ユーザデータを格納するセクタ以外に、ディスク上での位置情報等を表すサーボデータ信号が予め書き込まれている。サーボデータ10は、複数の動径方向に沿って放射状に、かつ各トラックにおいてトラック方向に等間隔に配置される。セクタがこのサーボデータに跨る場合は、本来1つのセクタに格納されるデータを2つに分割し、サーボデータの前後に分けて格納するスプリット方式を採用することが可能である。
トラック6に所定長のデータを格納するセクタ8を配列した場合、トラックの末尾に1セクタのサイズに足りない領域12が残り、格納できるデータ容量にフォーマットロスが生じるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、フォーマットロスを改善し、格納できるデータ容量を向上できる磁気ディスク装置及び磁気ディスク媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気ディスク装置は、単位セクタに格納される所定長のデータ単位に基づいてデータの記録・再生を行うものにおいて、連結されて前記データ単位となる先行断片データ及び後続断片データのうち前記先行断片データを格納する先行部分セクタが配置された第1トラック、及び前記第1トラックとは別のトラックであって、前記後続断片データを格納する後続部分セクタが配置された第2トラックを含んだ磁気ディスク媒体と、前記先行部分セクタに対するデータの記録・再生動作に続けて、当該記録・再生動作を前記後続部分セクタに対して行う制御回路と、を有し、前記先行部分セクタが、前記第1トラックにおいて複数の前記単位セクタを配列して残る剰余部分内に形成される。また、前記先行部分セクタから前記後続部分セクタまでのトラック方向の間隔は、前記第1トラックから前記第2トラックへのヘッドのシーク動作時のスキュー量に基づいて設定される。
本発明に係る磁気ディスク媒体は、所定長のデータ単位を格納する単位セクタがトラック上に配列されるものにおいて、前記トラックが、前記単位セクタを配列して残る剰余部分に前記データ単位の小数倍のデータを格納する1又は2個の部分セクタを配置した非整数セクタ長トラックを含む。
本発明によれば、1トラックのうち、所定長のデータ単位を単独で格納する単位セクタを配置できない余剰部分に、データ単位の一部分を格納する部分セクタを配置する。当該データ単位の残り部分は、他のトラックに部分セクタとして格納する。この構成により、各トラックの末尾に生じ得る、単位セクタより小さい領域もデータ格納に供することができ、フォーマットロスが解消・軽減され、格納できるデータ容量が向上する。また、分割されたセクタを2つのトラックに配置するときのトラック方向の間隔をそのトラック間のシーク動作時のスキュー量に基づいて設定することで、回転待ち時間が抑制された迅速な記録・再生が可能となる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示す概略のブロック図である。本装置は、磁気ディスク媒体(ディスク)20、スピンドルモータ(SPM)22、ヘッド素子(ヘッド)24、ヘッドアーム26、ボイスコイルモータ(VCM)28、ヘッドアンプ30、機構系ドライバ32、信号処理回路34、サーボ処理回路36、トラック間セクタアクセス制御回路38、マイコン40、データバッファ42、及びインターフェース回路44を含んで構成される。ここで、マイコン40はHDC(Hard Disk Controller)の機能も担う。
ディスク20は、図5に示したようにその表面に同心円状に複数設定されるトラックに沿って、磁気により情報を記録される。
ディスク20はSPM22により回転される。ヘッド24はヘッドアーム26の先端部に取り付けられる。ヘッドアーム26の向きはVCM28により変えられ、これにより、ヘッド24はトラック間を移動し、シーク動作が実現される。ヘッド24は、情報のライト時及びリード時には、回転するディスク20の表面に近接して配置され、ライト動作時には、ディスク20の表面にトラックに沿って変化する磁化パターンを形成し、一方、リード動作時には、ディスク20の表面に形成された磁化パターンによる磁界の変化を検知する。SPM22及びVCM28の駆動は、サーボ処理回路36の制御の下、機構系ドライバ32により行われる。
ヘッド24は、ヘッドアンプ30を介して信号処理回路34に接続される。ヘッドアンプ30は、ヘッド24への電気信号、及びヘッド24からの電気信号を増幅する。信号処理回路34は、ヘッド24からの電気信号から、ディスク20に書き込まれたサーボデータを再生し、サーボ処理回路36へ出力する。サーボ処理回路36では、ヘッド24の位置情報を求める。サーボ処理回路36は、ヘッド24の位置情報としてトラック番号、サーボセクタ番号等を求め、マイコン40へ出力する。また信号処理回路34は、データのエンコード、デコード処理等を行う。
本装置は、インターフェース回路44を介して上位装置に接続される。データのライト時には、マイコン40はインターフェース回路44を介して、上位装置からデータ書き込み先のアドレス(ライトアドレス)とユーザデータとを入力される。入力されたユーザデータはデータバッファ42にバッファリングされる。マイコン40は、ライトアドレスに基づいて、サーボ処理回路36へ制御指示を与える。機構系ドライバ32はサーボ処理回路36の制御の下、ライト動作の開始に際して、SPM22の駆動を開始し、それまで停止されていたディスク20の回転動作を起動させる。ディスク20の回転が定常状態に達すると、機構系ドライバ32は、VCM28を駆動して、ライトアドレスに応じたトラックへヘッド24を移動させる。また、マイコン40は、サーボ処理回路36から入力されるヘッド24の位置情報に基づいて、ライトアドレスに対応するセクタがヘッド24の位置へ到達するタイミングを計算する。そして、そのタイミングに応じて、当該ライトアドレスを書き込み先として指定されたユーザデータがデータバッファ42からマイコン40へ読み出される。当該ユーザデータは、マイコン40のHDC機能及び信号処理回路34にて、誤り訂正符号等を付加されて所定の変調を施された後、ヘッドアンプ30及びヘッド24を介してディスク20へ書き込まれる。
一方、データのリード時には、マイコン40はインターフェース回路44を介して、上位装置からデータ読み出し先のアドレス(リードアドレス)を入力される。マイコン40はリードアドレスをサーボ処理回路36へ出力する。サーボ処理回路36はリードアドレスに基づいて、機構系ドライバ32へ制御指示を与える。機構系ドライバ32はリード動作の開始に際して、SPM22の駆動を開始し、それまで停止されていたディスク20の回転動作を起動させる。機構系ドライバ32は例えばVCM28を駆動して、リードアドレスに応じたトラックへヘッド24を移動させる。信号処理回路34は、サーボデータを再生し、サーボ処理回路36へ出力する。サーボ処理回路36は、ヘッド24下を通過する各セクタのサーボデータから得たヘッド24の位置情報をマイコン40へ出力する。マイコン40は、サーボ処理回路36から入力されるヘッド24の位置情報に基づいて、リードアドレスに対応するセクタのタイミングを検知し、当該タイミングに対応する当該セクタに格納されるユーザデータをディスク20からヘッド24、ヘッドアンプ30及び信号処理回路34を介して再生し、データバッファ42に格納する。この時、信号処理回路34及びマイコン40では当該ユーザデータの弁別、復調、誤り訂正等が実施される。データバッファ42に当該ユーザデータが格納されると、当該ユーザデータは、データバッファ42からインターフェース回路44を介して上位装置へ出力する。リード動作が完了した場合、又はバッファメモリがいっぱいになった場合には、マイコン40はサーボ処理回路36に対して、ディスク20の回転停止を指示する。
後述するように、本装置では、本来1個であるセクタを2つのトラックに分けて格納する。トラック間セクタアクセス制御回路38は、このトラック間で分割されたセクタに対するアクセスを制御するために設けられている。本実施形態では、トラック間セクタアクセス制御回路38はマイコン40とは別個の回路として構成しているが、その機能をマイコン40内での処理で実現する構成とすることもできる。
ディスク20の概略のフォーマットは図5に示すものと基本的に同じであるが、各トラックのフォーマットに本発明の1つの特徴がある。図2は、ディスク20のトラックのフォーマットを示す模式図である。図2に示すトラックは図6と同様、ディスク20の回転により、左方向に移動する。また、セクタを示す枠内の“n−2”等の記号は、やはり図6と同様、LBAによるセクタ番号を表している。
例えば、第1トラックは或るサーボデータに続いてLBAでの第1セクタから順番に当該トラックに沿って配置される。ここで1単位のセクタに格納されるユーザデータのサイズND[バイト]は例えば、512バイトである。単位セクタをトラックに沿ってほぼ1周配置すると、最後に、単位セクタのサイズより小さな剰余部分が残る。ディスク20では、この剰余部分に次のセクタの一部(先行部分セクタ)を格納し、当該セクタの残りの部分(後続部分セクタ)は第2トラックの先頭に格納する。後続のトラックにおいても剰余部分が発生する場合には同様にフォーマットされる。
例えば、図2に示す第mトラック及び第(m+1)トラックのフォーマットでは、第mトラックに単位セクタ50がLBAでの第(n−1)セクタまで配置され、剰余部分に第nセクタを構成する先行部分セクタ52が配置される。第nセクタに対応する後続部分セクタ54は、第(m+1)トラックに配置される。後続部分セクタ54に続いて第(n+1)番以降のセクタが単位セクタの形で順番に第(m+1)トラックに配置される。
ここで、図2に示すように、後続部分セクタ54は、先行部分セクタ52の後尾に接する位置に放射状に配置されるサーボデータ56-1に先頭を接するのではなく、少なくとも次回以降のサーボデータ56-2の後に配置される。すなわち、先行部分セクタ52から後続部分セクタ54までトラック方向にサーボデータの間隔1区間分以上の距離が置かれる。これは、第mトラックの先行部分セクタ52から第(m+1)トラックへのヘッドのシーク動作時のスキューを考慮したものである。つまり、この先行部分セクタ52と後続部分セクタ54とのトラック方向の距離(またはサーボセクタの数)は、まず、第mトラックから第(m+1)トラックへのシーク時間とディスク20の回転速度とに応じて設定される。
さらに、ディスク20ではシークしたヘッドがオントラックであることが確認された後に速やかに後続部分セクタ54が出現するように構成される。ここでは、シーク後のオントラックは第(m+1)トラックのサーボデータ56-2により確保され、これに対応して後続部分セクタ54はそのサーボデータ56-2の後に続けて配置される。この構成により第mトラック及び第(m+1)トラックに跨って配置される第nセクタについて、回転待ち時間が抑制された迅速な記録・再生が可能となる。
このようにディスク20のトラックは、基本的に、1又は2個の部分セクタを含み得る。具体的には、トラックが2個の部分セクタを含む場合とは、当該トラックに先行するトラックの先行部分セクタ52と対をなす後続部分セクタ54と、当該トラックの剰余部分に配置される先行部分セクタ52とを含む場合である。またトラックが1個の部分セクタを含む場合としては、第1トラックのように、先行トラックに対応する後続部分セクタ54が存在せず、当該トラックの剰余部分に対応する先行部分セクタ52のみを含む場合と、先行トラックに対応する後続部分セクタ54を含むが、当該トラックが剰余部分を生じずにちょうど単位セクタで終わる場合とがある。
先行部分セクタ52がユーザデータをαバイト格納する場合には、後続部分セクタ54はユーザデータを(ND−α)バイト格納するように設定される。すなわち、先行部分セクタ52、後続部分セクタ54はいずれも、単位セクタが格納するユーザデータ量NDバイトの小数倍のユーザデータを格納する。ここでαの値は、トラック毎に変化し、基本的には同一のディスク20においてαは複数存在する。また、複数のαは所定数のトラック毎に周期的に設定され得る。ちなみに、αが異なる複数のトラックが存在することに対応して、ヘッドがトラックを1周走査したときに、各セクタの開始位置に対応して読み出されるセクタパルス列の配列パターンも複数種類存在する。また、整数p、qが、pはqよりも小さく、かつ、pはqの約数ではない(qはpの倍数ではない)とするとき、pトラック内にq個のデータセクタを持つようにs構成できる。
ちなみに、トラックの途中にて、セクタがサーボデータに跨る場合は、従来と同様にスプリット方式を適用して、そのサーボデータの前後に単位セクタに格納されるNDバイトのユーザデータを分割して格納することが行われ得る。
上述したディスク20を搭載した本磁気ディスク装置のデータの記録・再生動作について、本発明に特徴的な点を以下、説明する。図3は、記録動作を説明する概略の処理フロー図であり、トラック間セクタアクセス制御回路38が書き込み先のセクタが先行部分セクタ52であることを検出した場合の動作を示している。トラック間セクタアクセス制御回路38は、サーボ処理回路36やマイコン40からのサーボ情報やセクタパルスに基づいて、書き込み先のセクタが先行部分セクタ52であることを判定する。トラック間セクタアクセス制御回路38が書き込み先セクタの先行部分セクタ52の到達を検出した場合(S60)、マイコン40は、データバッファ42に保持しているNDバイトの書き込みデータのうち、当該先行部分セクタ52に対応するαバイトを先頭から読み出す。この読み出されたデータ(先行断片データ)は信号処理回路34及びヘッドアンプ30を介し、ヘッド24から先行部分セクタ52に書き込まれる(S65)。その一方でマイコン40は、残りの(ND−α)バイトのデータ(後続断片データ)をデータバッファ42に保持し、トラック間セクタアクセス制御回路38によって記録動作を中断する(S70)。その間に、トラック間セクタアクセス制御回路38は、当該先行部分セクタ52と対をなす後続部分セクタ54が属するトラックへヘッド24をシークさせ(S75)、ディスク20が回転してヘッド24が後続部分セクタ54に到達するタイミングを検出する(S80)。トラック間セクタアクセス制御回路38が後続部分セクタ54を検出した場合、マイコン40は、データバッファ42に保持している後続断片データを読み出す。読み出された後続断片データは、信号処理回路34及びヘッドアンプ30を介し、ヘッドアンプ30から後続部分セクタ54に書き込まれる(S85)。ここで、後続部分セクタ54に対応する(ND−α)バイトのデータ(後続断片データ)をデータバッファ42に保持するのではなく、マイコン40または信号処理回路34で保持するように構成してもよい。
図4は、再生動作を説明する概略の処理フロー図であり、トラック間セクタアクセス制御回路38が読み出し先のセクタが先行部分セクタ52であることを検出した場合の動作を示している。この再生動作は上述の記録動作と類似である。すなわち、トラック間セクタアクセス制御回路38は、サーボ処理回路36やマイコン40からのサーボ情報やセクタパルスに基づいて、読み出し先のセクタが先行部分セクタ52であることを判定する。トラック間セクタアクセス制御回路38によって、読み出し先セクタの先行部分セクタ52の到達が検出されると(S120)、マイコン40は、先行部分セクタ52のデータ領域からヘッド24、ヘッドアンプ30及び信号処理回路34を介し、データ(先行断片データ)を読み出し、その読み出されるαバイトの先行断片データをデータバッファ42に格納し、これを保持したまま(S125)、トラック間セクタアクセス制御回路38によって再生動作を中断する(S130)。その間に、トラック間セクタアクセス制御回路38は、当該先行部分セクタ52と対をなす後続部分セクタ54が属するトラックへヘッド24をシークさせ(S135)、ヘッド24が後続部分セクタ54に到達するタイミングを検出する(S140)。トラック間セクタアクセス制御回路38が後続部分セクタ54を検出した場合、マイコン40は、後続部分セクタ54のデータ領域からヘッド24、ヘッドアンプ30及び信号処理回路34を介し、データ(後続断片データ)を読み出し、その読み出される(ND−α)バイトの後続断片データをデータバッファ42に追加格納する(S145)。これによりデータバッファ42には、単位セクタに格納され得るNDバイトのひとまとまりのユーザデータが格納され、以降、通常のセクタから読み出したデータと同様に、当該データバッファ42に格納されたデータを処理する。ここで、先行部分セクタ52に対応するαバイトのデータ(先行断片データ)をデータバッファ42に保持するのではなく、マイコン40または信号処理回路34で保持するように構成してもよい。
ここで、例えば、各トラック毎の所定のサーボデータから先行部分セクタ52までのセクタパルス数や先行部分セクタ52のデータ領域のサイズαに関する情報を、予めトラック間セクタアクセス制御回路38のテーブルに登録しておくことで、トラック間セクタアクセス制御回路38は当該テーブルを参照して、先行部分セクタ52の検出処理S60,S120を行うことができる。また、トラック間セクタアクセス制御回路38はディスク20に関する所定のいくつかのパラメータを予め設定され、そのパラメータに基づいて、現在、ヘッド24が位置するトラックのどこにどれだけのサイズの先行部分セクタ52が存在するかを演算により求め、その結果に基づいて先行部分セクタ52の検出処理S60,S120を行うように構成することもできる。
なお、上述の構成では後続部分セクタ54は、シーク先のトラックで最初に走査されるサーボデータ56-2に続けて配置される場合を示したが、後続部分セクタ54は、必ずしもサーボデータ56-2に連続しなくてもよい。例えば、後続部分セクタ54はサーボデータ56-2と次のサーボデータとの間であって、サーボデータ56-2に続く1又は数個の単位セクタの後に配置してもよい。また、ヘッドのシークとそのヘッドがオントラックになることを確認するのに要するスキューのために、サーボデータ56-1とサーボデータ56-2の間は複数サーボセクタで構成されてもよい。
また、上述の構成では、後続部分セクタ54は先行部分セクタ52の隣のトラックに配置した。しかし、後続部分セクタ54は、それ以外のトラックに配置してもよい。例えば、先行部分セクタ52が属するトラックと後続部分セクタ54が属するトラックとがディスク20の同一面内で間に他のトラックを挟んで位置するものであってもよい。また、ディスク20が両面記録型である場合には、先行部分セクタ52が属するトラックと後続部分セクタ54が属するトラックとを表面と裏面とに分けて設定することができる。磁気ディスク装置が複数枚のディスクからなる磁気記録媒体を搭載する場合には、先行部分セクタ52が属するトラックと後続部分セクタ54が属するトラックとを別々のディスク上に配置することもできる。これらのように、後続部分セクタ54が属するトラックが先行部分セクタ52に隣接するものでない場合には、例えば、そのトラック位置の情報をトラック間セクタアクセス制御回路38の上記テーブルに予め格納しておくことで、トラック間セクタアクセス制御回路38が両トラック間のシーク動作を制御することができる。
実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示す概略のブロック図である。 実施形態に係るディスクのトラックのフォーマットを示す模式図である。 記録動作を説明する概略の処理フロー図である。 再生動作を説明する概略の処理フロー図である。 磁気ディスク媒体のフォーマットを示す模式図である。 従来のトラックのフォーマットを示す模式図である。
符号の説明
20 ディスク、22 SPM、24 ヘッド、26 ヘッドアーム、28 VCM、30 ヘッドアンプ、32 機構系ドライバ、34 信号処理回路、36 サーボ処理回路、38 トラック間セクタアクセス制御回路、40 マイコン、42 データバッファ、44 インターフェース回路、50 単位セクタ、52 先行部分セクタ、54 後続部分セクタ、56 サーボデータ。

Claims (8)

  1. 単位セクタに格納される所定長のデータ単位に基づいてデータの記録・再生を行う磁気ディスク装置において、
    連結されて前記データ単位となる先行断片データ及び後続断片データのうち前記先行断片データを格納する先行部分セクタが配置された第1トラック、及び前記第1トラックとは別のトラックであって、前記後続断片データを格納する後続部分セクタが配置された第2トラックを含んだ磁気ディスク媒体と、
    前記磁気ディスク媒体に対してデータの記録・再生を行うヘッドと、
    前記先行部分セクタに対するデータの記録・再生動作に続けて、当該記録・再生動作を前記後続部分セクタに対して行う制御回路と、
    を有し、
    前記先行部分セクタは、前記第1トラックにおいて複数の前記単位セクタを配列して残る剰余部分内に形成されること、
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記先行部分セクタから前記後続部分セクタまでのトラック方向の間隔は、前記第1トラックから前記第2トラックへの前記ヘッドのシーク動作時のスキュー量に基づいて設定されること、を特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項2に記載の磁気ディスク装置において、
    前記後続部分セクタは、少なくとも前記シーク動作時に最初に走査されるサーボデータ以降に配置されること、を特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記第1トラック及び前記第2トラックは、互いに隣接するトラックであること、を特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 所定長のデータ単位を格納する単位セクタがトラック上に配列される磁気ディスク媒体において、
    前記トラックは、前記単位セクタを配列して残る剰余部分に前記データ単位の小数倍のデータを格納する1又は2個の部分セクタを配置した非整数セクタ長トラックを含むこと、を特徴とする磁気ディスク媒体。
  6. 請求項5に記載の磁気ディスク媒体において、
    前記非整数セクタ長トラックは、複数設けられ、トラック方向に関し、前記各トラックに共通の所定の基準位置からの前記各セクタの境界位置について複数種類の配列パターンを有すること、
    を特徴とする磁気ディスク媒体。
  7. 請求項5に記載の磁気ディスク媒体において、
    同一の前記非整数セクタ長トラックに配置された2個の前記部分セクタの一方は、セクタ番号に応じて定まる当該トラックの末尾に配置されること、
    を特徴とする磁気ディスク媒体。
  8. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記磁気ディスク媒体には、所定長のデータ単位を格納する単位セクタがトラック上に配列され、
    前記トラックは、前記単位セクタを配列して残る剰余部分に前記データ単位の小数倍のデータを格納する1又は2個の部分セクタを配置した非整数セクタ長トラックを含み、
    前記非整数セクタ長トラックは複数設けられ、トラック方向に関し、前記各トラックに共通の所定の基準位置からの前記各セクタの境界位置について複数種類の入れるパターンを有する
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
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