JPH07287951A - 記録媒体にサ−ボ信号を記録する方法 - Google Patents
記録媒体にサ−ボ信号を記録する方法Info
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- JPH07287951A JPH07287951A JP10178894A JP10178894A JPH07287951A JP H07287951 A JPH07287951 A JP H07287951A JP 10178894 A JP10178894 A JP 10178894A JP 10178894 A JP10178894 A JP 10178894A JP H07287951 A JPH07287951 A JP H07287951A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 固定磁気ディスク装置(HDD)のサーボバ
ースト信号の記録を低コストのサーボライタを使用して
高精度に行う。 【構成】 ディスク3の半径方向の第1の位置にバース
ト信号D-1を記録する。このバースト信号D1 を基準に
してヘッドをW・2/3移動してバースト信号B0 を記
録する。この位置でバースト信号D-1、B0 を再生し、
この出力電圧の差に基づいて誤差を求める。誤差を補正
してバースト信号B0 を記録する。バースト信号C0 、
A1 、D1 等も同様に記録する。レーザビームを使用し
ないでバースト信号を記録するので、コストの低減が可
能になる。
ースト信号の記録を低コストのサーボライタを使用して
高精度に行う。 【構成】 ディスク3の半径方向の第1の位置にバース
ト信号D-1を記録する。このバースト信号D1 を基準に
してヘッドをW・2/3移動してバースト信号B0 を記
録する。この位置でバースト信号D-1、B0 を再生し、
この出力電圧の差に基づいて誤差を求める。誤差を補正
してバースト信号B0 を記録する。バースト信号C0 、
A1 、D1 等も同様に記録する。レーザビームを使用し
ないでバースト信号を記録するので、コストの低減が可
能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定磁気ディスク装置即
ちハードディスク装置(HDD)等の記録媒体に例えば
バースト信号のようなヘッド位置決め用サーボ信号を記
録する方法に関する。
ちハードディスク装置(HDD)等の記録媒体に例えば
バースト信号のようなヘッド位置決め用サーボ信号を記
録する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なHDDの記録媒体ディスクの各
トラックにはデータセクタの他にサーボセクタが設けら
れ、サーボセクタには各トラックのアドレス等から成る
サーボコード信号(IDデータ)とヘッドをトラックセ
ンタに位置決めするためのサーボバースト信号(トラッ
クキングサーボ信号)とが記録されている。サーボコー
ド信号及びサーボバースト信号はHDDを工場から出荷
する前にサーボライタを使用して書き込まれる。HDD
の磁気ヘッドをディスクの半径方向に移動する装置は一
般的にボイスコイルモータ(VCM)で構成されている
ので、これのみによってヘッドをディスクの半径方向に
正確に位置決めすることは困難である。そこで、サーボ
ライタと呼ばれる外部のヘッド位置決め装置を使用す
る。一般的なサーボライタはHDDのVCMの代りにヘ
ッドを移動するためのモータとこのモータによるヘッド
の位置決めを制御するサーボライタ制御装置とから成
る。サーボライタによって位置決めされたヘッド位置
は、例えば特開平1−296473号公報に記載されて
いるようにヘッド移動モータの角運動をヘッドに伝える
ためのアームに反射鏡を取付け、ここに向ってレーザビ
ームを投射し、反射鏡におけるレーザビームの反射光を
検出して決定する。サーボライタ制御装置はレーザビー
ムの反射光によって検出されたヘッド位置が目標位置に
達するようにヘッド移動モータを制御する。
トラックにはデータセクタの他にサーボセクタが設けら
れ、サーボセクタには各トラックのアドレス等から成る
サーボコード信号(IDデータ)とヘッドをトラックセ
ンタに位置決めするためのサーボバースト信号(トラッ
クキングサーボ信号)とが記録されている。サーボコー
ド信号及びサーボバースト信号はHDDを工場から出荷
する前にサーボライタを使用して書き込まれる。HDD
の磁気ヘッドをディスクの半径方向に移動する装置は一
般的にボイスコイルモータ(VCM)で構成されている
ので、これのみによってヘッドをディスクの半径方向に
正確に位置決めすることは困難である。そこで、サーボ
ライタと呼ばれる外部のヘッド位置決め装置を使用す
る。一般的なサーボライタはHDDのVCMの代りにヘ
ッドを移動するためのモータとこのモータによるヘッド
の位置決めを制御するサーボライタ制御装置とから成
る。サーボライタによって位置決めされたヘッド位置
は、例えば特開平1−296473号公報に記載されて
いるようにヘッド移動モータの角運動をヘッドに伝える
ためのアームに反射鏡を取付け、ここに向ってレーザビ
ームを投射し、反射鏡におけるレーザビームの反射光を
検出して決定する。サーボライタ制御装置はレーザビー
ムの反射光によって検出されたヘッド位置が目標位置に
達するようにヘッド移動モータを制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザビーム
を使用してヘッド位置を測定する方式のサーボライタは
極めて高価である。また、サーボライタのモータでヘッ
ドを移動させる機構は、サーボライタのモータに回動ア
ームを結合し、このサーボライタの回動アームにピンを
設け、このピンをHDDのヘッド回動アームに設けられ
た孔に挿入するように構成されている。従って、サーボ
ライタの回動アームの回動中心とHDD側のヘッドアー
ムの回動中心との不一致やサーボライタの回動アームの
係合ピンのHDD側のヘッド回動アームの孔に対する嵌
合時の歪み等があると、サーボライタ側のアームの回動
位置とヘッド位置との対応関係を所望通りに正確に得る
ことができなくなり、レーザビームを使用しても誤差が
大きくなることがある。勿論、サーボライタ及びHDD
との結合の精度を高めれば上記の誤差は小さくなるが、
必然的にサーボライタ及びHDDが高価になる。今、H
DDについて述べたが、これに類似のディスク装置にお
いても同様の問題がある。
を使用してヘッド位置を測定する方式のサーボライタは
極めて高価である。また、サーボライタのモータでヘッ
ドを移動させる機構は、サーボライタのモータに回動ア
ームを結合し、このサーボライタの回動アームにピンを
設け、このピンをHDDのヘッド回動アームに設けられ
た孔に挿入するように構成されている。従って、サーボ
ライタの回動アームの回動中心とHDD側のヘッドアー
ムの回動中心との不一致やサーボライタの回動アームの
係合ピンのHDD側のヘッド回動アームの孔に対する嵌
合時の歪み等があると、サーボライタ側のアームの回動
位置とヘッド位置との対応関係を所望通りに正確に得る
ことができなくなり、レーザビームを使用しても誤差が
大きくなることがある。勿論、サーボライタ及びHDD
との結合の精度を高めれば上記の誤差は小さくなるが、
必然的にサーボライタ及びHDDが高価になる。今、H
DDについて述べたが、これに類似のディスク装置にお
いても同様の問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的はレーザビームを使
用しない比較的低コストの装置によってヘッド位置決め
用サーボ信号を正確に記録する方法を提供することにあ
る。
用しない比較的低コストの装置によってヘッド位置決め
用サーボ信号を正確に記録する方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、実施例を示す図面の符号を参照して説明す
ると、同心円状に複数のデータ記録トラックを形成する
ことができる記録媒体ディスク3と、前記ディスク3を
回転するために前記ディスク3に結合されたディスク回
転手段と、前記ディスク3との相対的走査運動によって
主データ及びヘッド位置決め用サーボ信号を記録及び再
生するための信号変換ヘッド4と、前記ヘッド4を前記
ディスク3の半径方向に移動して前記ディスクの半径方
向の所望位置に前記ヘッド4を位置決めするヘッド位置
決め手段とを備えたディスク記録再生装置において、前
記ディスク4の半径方向の異なる複数位置にヘッド位置
決め用サーボ信号を記録する方法であって、前記ヘッド
4を前記ディスク3の半径方向の第1の位置M0 に配置
して前記ヘッド4によって第1のヘッド位置決め用サー
ボ信号D0 を記録する第1のステップと、前記第1の位
置M0 との間に前記ディスク4の半径方向において前記
ヘッド4の幅Wよりも短い所定間隔Y0 を有している第
2の位置L0 を目標として前記ヘッド4を移動し、この
移動で位置決めされた前記ディスク3の半径方向の位置
を有し且つ前記ディスク3の円周方向において前記第1
のヘッド位置決め用サーボ信号D0 と異なる位置を有す
る実際の位置に第2のヘッド位置決め用サーボ信号B0
を前記ヘッド4によって記録する第2のステップと、前
記ヘッド4を前記実際の位置に保って前記第1及び第2
のヘッド位置決め用サーボ信号D0 、B0 を再生する第
3のステップと、前記第1のヘッド位置決め用サーボ信
号D0 の再生信号の振幅と前記第2のヘッド位置決め用
サーボ信号B0 の再生信号の振幅との差又は比から成る
第1の値を求める第4のステップと、前記第2の位置L
0 に前記第2のヘッド位置決め用サーボ信号B0 が正確
に記録されたと仮定し、前記第2の位置L0 に正確に位
置決めされた前記ヘッド4によって前記第1及び第2の
ヘッド位置決め用サーボ信号D0 、B0 を再生した時に
得られることが予想される第1及び第2の予想値の差又
は比から成る第2の値と前記第1の値との差を示す信号
を求める第5のステップと、前記第2のヘッド位置決め
用サーボ信号B0 を消去する第6のステップと、前記差
を示す信号に基づいて前記ヘッド4の前記第2の位置L
0 に対する位置決めを補正する第7のステップと、前記
第7のステップで補正された位置に前記ヘッド4によっ
て再び第2のヘッド位置決め用サーボ信号B0 を記録す
る第8のステップとを有していることを特徴とするサー
ボ信号記録方法に係わるものである。なお、請求項2に
示すように、第1のヘッド位置決め用サーボ信号(例え
ばバースト信号D-1)を第1の記録トラック形成目標位
置から偏位させて配置し、第2のヘッド位置決め用サー
ボ信号B0 を第1の記録トラック形成目標位置L0 と一
致するように配置することができる。また、請求項3に
示すように、第3、第4及び第5のサーボ信号(例えば
バースト信号C0 、A1 、D0 )を順次に記録すること
ができる。
の本発明は、実施例を示す図面の符号を参照して説明す
ると、同心円状に複数のデータ記録トラックを形成する
ことができる記録媒体ディスク3と、前記ディスク3を
回転するために前記ディスク3に結合されたディスク回
転手段と、前記ディスク3との相対的走査運動によって
主データ及びヘッド位置決め用サーボ信号を記録及び再
生するための信号変換ヘッド4と、前記ヘッド4を前記
ディスク3の半径方向に移動して前記ディスクの半径方
向の所望位置に前記ヘッド4を位置決めするヘッド位置
決め手段とを備えたディスク記録再生装置において、前
記ディスク4の半径方向の異なる複数位置にヘッド位置
決め用サーボ信号を記録する方法であって、前記ヘッド
4を前記ディスク3の半径方向の第1の位置M0 に配置
して前記ヘッド4によって第1のヘッド位置決め用サー
ボ信号D0 を記録する第1のステップと、前記第1の位
置M0 との間に前記ディスク4の半径方向において前記
ヘッド4の幅Wよりも短い所定間隔Y0 を有している第
2の位置L0 を目標として前記ヘッド4を移動し、この
移動で位置決めされた前記ディスク3の半径方向の位置
を有し且つ前記ディスク3の円周方向において前記第1
のヘッド位置決め用サーボ信号D0 と異なる位置を有す
る実際の位置に第2のヘッド位置決め用サーボ信号B0
を前記ヘッド4によって記録する第2のステップと、前
記ヘッド4を前記実際の位置に保って前記第1及び第2
のヘッド位置決め用サーボ信号D0 、B0 を再生する第
3のステップと、前記第1のヘッド位置決め用サーボ信
号D0 の再生信号の振幅と前記第2のヘッド位置決め用
サーボ信号B0 の再生信号の振幅との差又は比から成る
第1の値を求める第4のステップと、前記第2の位置L
0 に前記第2のヘッド位置決め用サーボ信号B0 が正確
に記録されたと仮定し、前記第2の位置L0 に正確に位
置決めされた前記ヘッド4によって前記第1及び第2の
ヘッド位置決め用サーボ信号D0 、B0 を再生した時に
得られることが予想される第1及び第2の予想値の差又
は比から成る第2の値と前記第1の値との差を示す信号
を求める第5のステップと、前記第2のヘッド位置決め
用サーボ信号B0 を消去する第6のステップと、前記差
を示す信号に基づいて前記ヘッド4の前記第2の位置L
0 に対する位置決めを補正する第7のステップと、前記
第7のステップで補正された位置に前記ヘッド4によっ
て再び第2のヘッド位置決め用サーボ信号B0 を記録す
る第8のステップとを有していることを特徴とするサー
ボ信号記録方法に係わるものである。なお、請求項2に
示すように、第1のヘッド位置決め用サーボ信号(例え
ばバースト信号D-1)を第1の記録トラック形成目標位
置から偏位させて配置し、第2のヘッド位置決め用サー
ボ信号B0 を第1の記録トラック形成目標位置L0 と一
致するように配置することができる。また、請求項3に
示すように、第3、第4及び第5のサーボ信号(例えば
バースト信号C0 、A1 、D0 )を順次に記録すること
ができる。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、1つ
のサーボ信号を基準にして次のサーボ信号の記録目標位
置にヘッド4を移動し、ここに次のサーボ信号を記録
し、このヘッド位置で基準のサーボ信号と次のサーボ信
号とを再生し、この差に基づいて補正値を決定し、この
補正値に基づく補正を行うので、従来の高価なレーザビ
ームによる測定装置を伴なわないでサーボ信号を高精度
に記録することが可能になる。また、サーボライタとデ
ィスク記録再生装置との機械的結合による歪みによるヘ
ッド位置決め誤差が発生しないので、高精度のサーボ信
号の記録が可能になる。
のサーボ信号を基準にして次のサーボ信号の記録目標位
置にヘッド4を移動し、ここに次のサーボ信号を記録
し、このヘッド位置で基準のサーボ信号と次のサーボ信
号とを再生し、この差に基づいて補正値を決定し、この
補正値に基づく補正を行うので、従来の高価なレーザビ
ームによる測定装置を伴なわないでサーボ信号を高精度
に記録することが可能になる。また、サーボライタとデ
ィスク記録再生装置との機械的結合による歪みによるヘ
ッド位置決め誤差が発生しないので、高精度のサーボ信
号の記録が可能になる。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図16を参照して本発明の実施
例に係わるHDD(固定磁気ディスク装置)とサーボラ
イタ及びサーボ信号の記録方法を説明する。図1はHD
D1のサーボライタ2との組み合せ構成を概略的に示
す。HDD1は2枚の記録媒体磁気ディスク3と、複数
(4個)の信号変換(記録再生用)磁気ヘッド4と、V
CM(ボイスコイルモータ)5と、VCM5の運動をヘ
ッド4に伝達するための回動アーム6と、信号処理回路
7とを有する。ディスク3はハブ8に固着され、図3に
示すモータ9によってハブ8と共に回転される。なお、
ハブ8は基板10に回転自在に支持され且つ図3のモー
タ9に結合されている。図3のモータ9の固定子部分は
図1の基板10に固着されている。アーム6は基板10
に固着された軸11に回動自在に支持されている。VC
M5の可動子はアーム6の一端に固着され、ヘッド4は
アーム6の他端に固着されているので、VCM5によっ
てアーム6が回動されると、ヘッド4はディスク3の半
径方向に移動する。
例に係わるHDD(固定磁気ディスク装置)とサーボラ
イタ及びサーボ信号の記録方法を説明する。図1はHD
D1のサーボライタ2との組み合せ構成を概略的に示
す。HDD1は2枚の記録媒体磁気ディスク3と、複数
(4個)の信号変換(記録再生用)磁気ヘッド4と、V
CM(ボイスコイルモータ)5と、VCM5の運動をヘ
ッド4に伝達するための回動アーム6と、信号処理回路
7とを有する。ディスク3はハブ8に固着され、図3に
示すモータ9によってハブ8と共に回転される。なお、
ハブ8は基板10に回転自在に支持され且つ図3のモー
タ9に結合されている。図3のモータ9の固定子部分は
図1の基板10に固着されている。アーム6は基板10
に固着された軸11に回動自在に支持されている。VC
M5の可動子はアーム6の一端に固着され、ヘッド4は
アーム6の他端に固着されているので、VCM5によっ
てアーム6が回動されると、ヘッド4はディスク3の半
径方向に移動する。
【0008】HDD1の信号処理回路7は、図3に示す
ように主データ及びサーボ信号の記録及び再生を実行す
るように構成されている。この信号処理回路7を詳しく
説明すると、ヘッド4はAGC回路を有するリード増幅
器12とライト回路13とに接続されている。ライト回
路13はヘッド4に主データを及びサーボ信号の記録信
号を供給する。リード増幅器12の出力端子にはリード
データ形成回路14と包絡線検波器15とサーボヘッダ
検出器16とが接続されている。リードデータ形成回路
14はディスク3に書き込まれた主データをヘッド4で
再生することによって得られる増幅器12の出力に基づ
いて主データを示すリードデータを形成するものであ
る。包絡線検波器15は後述するサーボバーストを包絡
線検波するものである。サーボヘッダ検出器はサーボセ
クタの頭(ヘッダ)位置を検知し、ここに接続されたタ
イミング信号形成回路17における基準時間位置を得る
ものである。包絡線検波器15には第1、第2、第3及
び第4のS/H(サンプル・ホールド)回路18、1
9、20、21が接続されている。各S/H回路18〜
21はタイミング信号形成回路17から与えられたタイ
ミング信号に応答して包絡線検波器15の出力をサンプ
リングし、ホールドする。S/H回路18〜21に接続
されたCPU(中央処理装置又はマイクロプロセッサ)
22はヘッド4の位置決め信号を形成してVCM制御及
び駆動回路23に送る。なお、CPU22にはライン2
4によってシーク指令が入力する。VCM制御及び駆動
回路23はCPU22で指定された位置にヘッド4を位
置決めするようにVCM5を駆動する。
ように主データ及びサーボ信号の記録及び再生を実行す
るように構成されている。この信号処理回路7を詳しく
説明すると、ヘッド4はAGC回路を有するリード増幅
器12とライト回路13とに接続されている。ライト回
路13はヘッド4に主データを及びサーボ信号の記録信
号を供給する。リード増幅器12の出力端子にはリード
データ形成回路14と包絡線検波器15とサーボヘッダ
検出器16とが接続されている。リードデータ形成回路
14はディスク3に書き込まれた主データをヘッド4で
再生することによって得られる増幅器12の出力に基づ
いて主データを示すリードデータを形成するものであ
る。包絡線検波器15は後述するサーボバーストを包絡
線検波するものである。サーボヘッダ検出器はサーボセ
クタの頭(ヘッダ)位置を検知し、ここに接続されたタ
イミング信号形成回路17における基準時間位置を得る
ものである。包絡線検波器15には第1、第2、第3及
び第4のS/H(サンプル・ホールド)回路18、1
9、20、21が接続されている。各S/H回路18〜
21はタイミング信号形成回路17から与えられたタイ
ミング信号に応答して包絡線検波器15の出力をサンプ
リングし、ホールドする。S/H回路18〜21に接続
されたCPU(中央処理装置又はマイクロプロセッサ)
22はヘッド4の位置決め信号を形成してVCM制御及
び駆動回路23に送る。なお、CPU22にはライン2
4によってシーク指令が入力する。VCM制御及び駆動
回路23はCPU22で指定された位置にヘッド4を位
置決めするようにVCM5を駆動する。
【0009】HDD1はパーソナルコンピュータ、ワー
ドプロセッサ等で使用されている汎用の小型HDDと同
様に構成されており、容器に設けられた穴を通してサ−
ボライタ2が接続され、サ−ボライタ2を取りはずし後
は前記の穴をふさぐようにしている。
ドプロセッサ等で使用されている汎用の小型HDDと同
様に構成されており、容器に設けられた穴を通してサ−
ボライタ2が接続され、サ−ボライタ2を取りはずし後
は前記の穴をふさぐようにしている。
【0010】ディスク3には、図3に示すように複数の
トラック又は記録トラック形成目標領域T0 、T1 、T
2 ・・・Tn が設けられる。ここでは説明を容易にする
ために記録トラック形成目標領域も単にトラックと呼ぶ
ことにする。また、各トラックT0 〜Tn は複数のセク
タSに分割され、各セクタSがサーボセクタ(サーボ領
域)Sa とデータセクタ(主データ領域)Sb とに分割
される。サーボセクタSa にはトラックアドレス、サー
ボバースト等が記録され、データセクタSb には主デー
タが記録される。
トラック又は記録トラック形成目標領域T0 、T1 、T
2 ・・・Tn が設けられる。ここでは説明を容易にする
ために記録トラック形成目標領域も単にトラックと呼ぶ
ことにする。また、各トラックT0 〜Tn は複数のセク
タSに分割され、各セクタSがサーボセクタ(サーボ領
域)Sa とデータセクタ(主データ領域)Sb とに分割
される。サーボセクタSa にはトラックアドレス、サー
ボバースト等が記録され、データセクタSb には主デー
タが記録される。
【0011】図4はディスク3のトラックT0 、T1 、
T2 、T3 のサーボセクタSa におけるサーボ信号の配
置を示す展開図である。サーボセクタSa におけるサー
ボ信号はトラックアドレス等のサーボセクタから成るサ
ーボコード信号SD0 〜SD2 とヘッド4の位置決めに
使用されるサーボバースト信号A1 、A3 、B0 、B2
、C0 、C2 、D-1、D1 とから成る。サーボコード
信号SD0 、SD1 、SD2 、SD3 は、この実施例で
は主データトラックTd0、Td1、Td2、Td3の下端から
上端までを含み、更に隣接トラックの下端に至るトラッ
ク幅を有する。また、このサーボコード信号SD1 〜S
D3 は、ディスク3の円周方向における角度位置X1 〜
X2 の間に配置され、主データトラックTd0、Td1、T
d2、Td3の終りの角度位置X0 との間に所定角度幅のギ
ャップGを有している。従って、サ−ボコード信号SD
1 〜SD3 の頭(ヘッダ)位置X1 を図3のサーボヘッ
ダ検出器16で検出することによってサーボセクタSa
のディスク3の円周方向の基準位置を得ることができ
る。なお、X0 〜X1 のギャップGを基準にしてサーボ
セクタSa の基準位置を決定することもできる。
T2 、T3 のサーボセクタSa におけるサーボ信号の配
置を示す展開図である。サーボセクタSa におけるサー
ボ信号はトラックアドレス等のサーボセクタから成るサ
ーボコード信号SD0 〜SD2 とヘッド4の位置決めに
使用されるサーボバースト信号A1 、A3 、B0 、B2
、C0 、C2 、D-1、D1 とから成る。サーボコード
信号SD0 、SD1 、SD2 、SD3 は、この実施例で
は主データトラックTd0、Td1、Td2、Td3の下端から
上端までを含み、更に隣接トラックの下端に至るトラッ
ク幅を有する。また、このサーボコード信号SD1 〜S
D3 は、ディスク3の円周方向における角度位置X1 〜
X2 の間に配置され、主データトラックTd0、Td1、T
d2、Td3の終りの角度位置X0 との間に所定角度幅のギ
ャップGを有している。従って、サ−ボコード信号SD
1 〜SD3 の頭(ヘッダ)位置X1 を図3のサーボヘッ
ダ検出器16で検出することによってサーボセクタSa
のディスク3の円周方向の基準位置を得ることができ
る。なお、X0 〜X1 のギャップGを基準にしてサーボ
セクタSa の基準位置を決定することもできる。
【0012】サーボバースト信号は第1、第2、第3及
び第4のバースト信号の組み合せを繰返して記録された
ものから成る。図4では第1のバースト信号がA1 、A
3 で示され、第2のバースト信号がB0 、B2 で示さ
れ、第3のバースト信号がC0、C2 で示され、第4の
バースト信号がD-1、D1 で示されている。第1のバー
スト信号A1 、A3 はディスク3のX3 〜X4 の角度位
置に配置され且つ奇数トラックT1 、T3 の各中心L1
、L3 に一致するように配置されている。第2のバー
スト信号B0 、B2 はディスク3のX5 〜X6 の角度位
置に配置され、且つ偶数トラックT0 、T2 の中心L0
、L2 に一致するように配置されている。第3のバー
スト信号C0 、C2 はディスク3のX7 〜X8 の角度位
置に配置され、且つ偶数トラックT0 、T2 の中心L0
、L2 の上側に偏位していると共に奇数トラックT1
、T3 の中心L1 、L3 の下側に偏位するように配置
されている。即ち、第3のバースト信号C0 、C2 はト
ラック中心L0 、L1 、L2 ・・・の相互の中間位置に
1つ置きに配置されている。第4のバースト信号D0 、
D-1、D1 はディスク3のX9 〜X10の角度位置に配置
され、奇数トラックT1 、T3の中心L1 の上側に偏位
すると共に偶数トラックT2 の下側に偏位するように配
置されている。即ち、バースト信号D-1は第1のトラッ
クのT0 の中心L0 の下側に配置され、バースト信号D
1 はトラックT1 、T2 の中心L1 、L2 の中間位置に
配置されている。なお、第3のバースト信号C0 、C2
と第4のバースト信号D-1、D1 はトラック中心L0 〜
L3 の同一の相互間には配置されない。第1〜第4のバ
ースト信号A1 、A3 、B0 、B2 、C0 、C2 、D-
1、D1 のトラック幅は主データトラックTd0〜Td3の
幅と同一のWである。また、各バースト信号はバースト
信号C2 において原理的に示すように例えば10kHz 程
度の正弦波交流による磁化領域である。
び第4のバースト信号の組み合せを繰返して記録された
ものから成る。図4では第1のバースト信号がA1 、A
3 で示され、第2のバースト信号がB0 、B2 で示さ
れ、第3のバースト信号がC0、C2 で示され、第4の
バースト信号がD-1、D1 で示されている。第1のバー
スト信号A1 、A3 はディスク3のX3 〜X4 の角度位
置に配置され且つ奇数トラックT1 、T3 の各中心L1
、L3 に一致するように配置されている。第2のバー
スト信号B0 、B2 はディスク3のX5 〜X6 の角度位
置に配置され、且つ偶数トラックT0 、T2 の中心L0
、L2 に一致するように配置されている。第3のバー
スト信号C0 、C2 はディスク3のX7 〜X8 の角度位
置に配置され、且つ偶数トラックT0 、T2 の中心L0
、L2 の上側に偏位していると共に奇数トラックT1
、T3 の中心L1 、L3 の下側に偏位するように配置
されている。即ち、第3のバースト信号C0 、C2 はト
ラック中心L0 、L1 、L2 ・・・の相互の中間位置に
1つ置きに配置されている。第4のバースト信号D0 、
D-1、D1 はディスク3のX9 〜X10の角度位置に配置
され、奇数トラックT1 、T3の中心L1 の上側に偏位
すると共に偶数トラックT2 の下側に偏位するように配
置されている。即ち、バースト信号D-1は第1のトラッ
クのT0 の中心L0 の下側に配置され、バースト信号D
1 はトラックT1 、T2 の中心L1 、L2 の中間位置に
配置されている。なお、第3のバースト信号C0 、C2
と第4のバースト信号D-1、D1 はトラック中心L0 〜
L3 の同一の相互間には配置されない。第1〜第4のバ
ースト信号A1 、A3 、B0 、B2 、C0 、C2 、D-
1、D1 のトラック幅は主データトラックTd0〜Td3の
幅と同一のWである。また、各バースト信号はバースト
信号C2 において原理的に示すように例えば10kHz 程
度の正弦波交流による磁化領域である。
【0013】ディスク3の外周側から内周側に順次に配
置されたバースト信号D-1、B0 、C0 、A1 、D1 、
B2 、C2 、A3 のディスク3の半径方向における相互
間隔Yは、トラックピッチW+Wg の半分即ち(W+W
g )/2である。ここでWはトラックT0 〜T3 の幅で
あり、Wg は主データトラックT0 〜T3 の相互間の間
隙即ちガードバンドの幅である。図4の実施例ではWg
がW/3に設定されているので、YはW・2/3であ
る。なお、ガードバンドの幅Wg はトラック幅W未満の
種々の値即ち0≦Wg <Wを満足する種々の値にするこ
とができる。従って、ガードバンドを設けない時には第
3及び第4のバースト信号C0 、C2 、D-1、D1 が1
つのトラック中心から別の1つのトラック中心に接する
ように配置される。
置されたバースト信号D-1、B0 、C0 、A1 、D1 、
B2 、C2 、A3 のディスク3の半径方向における相互
間隔Yは、トラックピッチW+Wg の半分即ち(W+W
g )/2である。ここでWはトラックT0 〜T3 の幅で
あり、Wg は主データトラックT0 〜T3 の相互間の間
隙即ちガードバンドの幅である。図4の実施例ではWg
がW/3に設定されているので、YはW・2/3であ
る。なお、ガードバンドの幅Wg はトラック幅W未満の
種々の値即ち0≦Wg <Wを満足する種々の値にするこ
とができる。従って、ガードバンドを設けない時には第
3及び第4のバースト信号C0 、C2 、D-1、D1 が1
つのトラック中心から別の1つのトラック中心に接する
ように配置される。
【0014】図4及び図5において、バースト信号A1
、A3 を第1のバースト信号A, バースト信号B0 、
B2 を第2のバースト信号B、バースト信号C0 、C2
を第3のバースト信号C、バースト信号D-1、D1 を第
4のバースト信号Dと称して第1〜第4のバースト信号
A〜Dの使用方法を次に説明する。ヘッド4をディスク
3の半径方向の多数の箇所に位置決めし、各位置でバー
スト信号A〜Dを再生し、第1〜第4のS/H回路18
〜21で第1〜第4のバースト信号A〜Dを抽出し、第
1及び第2のバースト信号A、Bの電圧振幅Va 、Vb
の差Va −Vb を求めると図5に示す値が得られ、また
第3及び第4のバースト信号C、Dの振幅Vc 、Vd の
差Vc −Vd を求めると図5の右端に示す値が得られ
る。Vc −Vd の値はヘッド4の位置に応じて変化する
ので、これによりトラック中心からのヘッド4のずれを
検出することができる。従って、Vc −Vd の値のみで
もヘッド4の位置決め制御(トラッキング制御)が可能
である。しかし、ヘッド4が第3及び第4のバースト
C、Dにまたがらない区間P2 〜P3 、P5 〜P6 にお
いてはヘッド4のディスク3の半径方向の単位移動量に
対するVc −Vd の値の変化分が他の区間に比べて小さ
い。一方、Va −Vb の値の変化分はP2 〜P3 、P5
〜P6 区間で大きい。従って、この実施例ではP2 〜P
3 、P5 〜P6 区間等においてはVc −Vd の代りにV
−Vb の値を使用してヘッド位置を検出している。
、A3 を第1のバースト信号A, バースト信号B0 、
B2 を第2のバースト信号B、バースト信号C0 、C2
を第3のバースト信号C、バースト信号D-1、D1 を第
4のバースト信号Dと称して第1〜第4のバースト信号
A〜Dの使用方法を次に説明する。ヘッド4をディスク
3の半径方向の多数の箇所に位置決めし、各位置でバー
スト信号A〜Dを再生し、第1〜第4のS/H回路18
〜21で第1〜第4のバースト信号A〜Dを抽出し、第
1及び第2のバースト信号A、Bの電圧振幅Va 、Vb
の差Va −Vb を求めると図5に示す値が得られ、また
第3及び第4のバースト信号C、Dの振幅Vc 、Vd の
差Vc −Vd を求めると図5の右端に示す値が得られ
る。Vc −Vd の値はヘッド4の位置に応じて変化する
ので、これによりトラック中心からのヘッド4のずれを
検出することができる。従って、Vc −Vd の値のみで
もヘッド4の位置決め制御(トラッキング制御)が可能
である。しかし、ヘッド4が第3及び第4のバースト
C、Dにまたがらない区間P2 〜P3 、P5 〜P6 にお
いてはヘッド4のディスク3の半径方向の単位移動量に
対するVc −Vd の値の変化分が他の区間に比べて小さ
い。一方、Va −Vb の値の変化分はP2 〜P3 、P5
〜P6 区間で大きい。従って、この実施例ではP2 〜P
3 、P5 〜P6 区間等においてはVc −Vd の代りにV
−Vb の値を使用してヘッド位置を検出している。
【0015】正常のデータ記録又は再生時におけるヘッ
ド4の位置決めを次に説明する。例えば、トラックT0
の中心に一致するようにヘッド4を位置決めする時に
は、ディスク3をモータ9で回転し、ヘッド4をVCM
5によってディスク3の例えば内周側から外周側に移動
し、同時にヘッド4の出力によってヘッド4のディスク
半径方向の位置を判定する。もし、サーボコード信号S
D0 〜SD3 にトラックアドレスが記録されている場合
にはこの読み取りによってトラックT0 を検出すること
ができる。また、トラックアドレスが記録されていない
場合にはヘッド4がトラックを横切る時の再生出力の変
化によって所望トラックをシークする。ところで、サー
ボコード信号SD0 の読み取りによってトラックT0 が
検出されたとしても、ヘッド4がトラックT0 の中心L
0 に一致しているとは限らない。そこで、トラックT0
をヘッド4で走査し、トラックT0 の第3及び第4のバ
ーストC0 、D-1を再生する。即ち、トラックT0 を走
査した時のヘッド4の出力を包絡線検波器15で検波し
て振幅信号を得、第3及び第4のS/H回路によって図
4のX7 〜X8 及びX9 〜X10の区間をサンプリング
し、第3及び第4のバースト信号C0 、D-1の再生電圧
Vc 、Vd を得る。CPU22はVc とVdとの差Vc
−Vd を演算し、ヘッド4のトラック中心L0 に対する
ずれを検出し、差Vc −Vd をゼロにするための制御信
号をVCM制御及び駆動回路23に送り、ヘッド4をト
ラックT0 の中心L0 に位置決めする。
ド4の位置決めを次に説明する。例えば、トラックT0
の中心に一致するようにヘッド4を位置決めする時に
は、ディスク3をモータ9で回転し、ヘッド4をVCM
5によってディスク3の例えば内周側から外周側に移動
し、同時にヘッド4の出力によってヘッド4のディスク
半径方向の位置を判定する。もし、サーボコード信号S
D0 〜SD3 にトラックアドレスが記録されている場合
にはこの読み取りによってトラックT0 を検出すること
ができる。また、トラックアドレスが記録されていない
場合にはヘッド4がトラックを横切る時の再生出力の変
化によって所望トラックをシークする。ところで、サー
ボコード信号SD0 の読み取りによってトラックT0 が
検出されたとしても、ヘッド4がトラックT0 の中心L
0 に一致しているとは限らない。そこで、トラックT0
をヘッド4で走査し、トラックT0 の第3及び第4のバ
ーストC0 、D-1を再生する。即ち、トラックT0 を走
査した時のヘッド4の出力を包絡線検波器15で検波し
て振幅信号を得、第3及び第4のS/H回路によって図
4のX7 〜X8 及びX9 〜X10の区間をサンプリング
し、第3及び第4のバースト信号C0 、D-1の再生電圧
Vc 、Vd を得る。CPU22はVc とVdとの差Vc
−Vd を演算し、ヘッド4のトラック中心L0 に対する
ずれを検出し、差Vc −Vd をゼロにするための制御信
号をVCM制御及び駆動回路23に送り、ヘッド4をト
ラックT0 の中心L0 に位置決めする。
【0016】第1及び第2のバーストA1 、A3 、B0
、B2 の再生出力電圧Va 、Vb の差Va −Vb も図
5に示すように変化するので、P2 〜P3 区間等でVc
−Vdに代って同様に使用される。なお、バ−スト信号
再生時はAGCのゲインが一定となるように設定されて
いるが、このような設定がなされていない場合、第1及
び第2のバースト信号A、Bは増幅器12のゲインがA
GC(自動利得制御)で大きくなり過ぎることを防ぐ働
きも有する。即ち、もし、バーストA、Bがないと、ヘ
ッド4はバーストC、Dの一部のみを走査するようにな
り、AGCが必然的に高くなるが、バーストA、Bを配
置すると、ヘッド4の再生出力が平均値的に高くなり、
AGCによる増幅器12のゲインの上がり過ぎを防ぐこ
とができる。
、B2 の再生出力電圧Va 、Vb の差Va −Vb も図
5に示すように変化するので、P2 〜P3 区間等でVc
−Vdに代って同様に使用される。なお、バ−スト信号
再生時はAGCのゲインが一定となるように設定されて
いるが、このような設定がなされていない場合、第1及
び第2のバースト信号A、Bは増幅器12のゲインがA
GC(自動利得制御)で大きくなり過ぎることを防ぐ働
きも有する。即ち、もし、バーストA、Bがないと、ヘ
ッド4はバーストC、Dの一部のみを走査するようにな
り、AGCが必然的に高くなるが、バーストA、Bを配
置すると、ヘッド4の再生出力が平均値的に高くなり、
AGCによる増幅器12のゲインの上がり過ぎを防ぐこ
とができる。
【0017】上述から明らかなようにサーボセクタSa
の第1〜第4のバーストA1 、A3、B0 、B2 、C0
、C2 、D-1、D1 はヘッド4のトラック中心L0 〜
L3 に対する位置決めに極めて重要な働きを有し、正確
に記録することが要求される。既に説明したように従来
技術に従ってレーザビームを使用してヘッド位置を決め
てサーボ信号を記録する方法は装置が高価になるという
欠点及び両者の結合時の誤差がヘッド位置決め誤差とな
る欠点を有する。この欠点を解決するために本実施例で
はレーザビームを使用する代りに特殊な補正方法を採用
してサーボ信号を記録する。次にこれを実施するための
サーボライタ及びこれによるサーボ信号記録方法を説明
する。サーボライタ2はVCM5に代ってヘッド4を外
部的に移動するためのモータ24とここに結合されたモ
ータの回動角度検出手段としてのエンコーダ25と係合
ピン26を有する結合アーム27とサーボライタ制御回
路28とを有する。モータ24は図2に示すようにHD
D1に相対的に固定された支持体29に支持され、この
回動軸には結合アーム27が固着されている。サーボ信
号をディスク3に記録する際には、HDD1のヘッド回
動アーム6の回動中心軸11に結合アーム27の回動中
心軸(モータ軸)29を非結合で一致させ、結合アーム
27の係合ピン26をヘッド回動アーム6の孔30に嵌
合させる。これにより、サーボライタ24のモータ24
の駆動によってヘッド回動アーム6が回動し、ヘッド4
のディスク3の半径方向の位置が変化する。なお、ピン
26は装脱自在にヘッド回動アーム6の孔30に挿入さ
れている。
の第1〜第4のバーストA1 、A3、B0 、B2 、C0
、C2 、D-1、D1 はヘッド4のトラック中心L0 〜
L3 に対する位置決めに極めて重要な働きを有し、正確
に記録することが要求される。既に説明したように従来
技術に従ってレーザビームを使用してヘッド位置を決め
てサーボ信号を記録する方法は装置が高価になるという
欠点及び両者の結合時の誤差がヘッド位置決め誤差とな
る欠点を有する。この欠点を解決するために本実施例で
はレーザビームを使用する代りに特殊な補正方法を採用
してサーボ信号を記録する。次にこれを実施するための
サーボライタ及びこれによるサーボ信号記録方法を説明
する。サーボライタ2はVCM5に代ってヘッド4を外
部的に移動するためのモータ24とここに結合されたモ
ータの回動角度検出手段としてのエンコーダ25と係合
ピン26を有する結合アーム27とサーボライタ制御回
路28とを有する。モータ24は図2に示すようにHD
D1に相対的に固定された支持体29に支持され、この
回動軸には結合アーム27が固着されている。サーボ信
号をディスク3に記録する際には、HDD1のヘッド回
動アーム6の回動中心軸11に結合アーム27の回動中
心軸(モータ軸)29を非結合で一致させ、結合アーム
27の係合ピン26をヘッド回動アーム6の孔30に嵌
合させる。これにより、サーボライタ24のモータ24
の駆動によってヘッド回動アーム6が回動し、ヘッド4
のディスク3の半径方向の位置が変化する。なお、ピン
26は装脱自在にヘッド回動アーム6の孔30に挿入さ
れている。
【0018】サーボライタ制御回路28は、図3に示す
CPU(マイクロプロセッサ又は中央処理装置)31
と、モータ制御信号形成回路32と、駆動増幅器33
と、サーボコード信号、サーボバースト信号及び消去信
号発生回路34とを有する。CPU31はHDD1のS
/H回路18〜21にコネクタによって接離自在に接続
され、バースト信号のトラック交差方向即ちディスク半
径方向位置を示す信号とトラック円周方向の角度位置を
示す信号とを形成し、これ等を送出する。モータ制御信
号形成回路32はCPU31から送出されたディスク半
径方向位置を示す信号に応答してこの信号に指示された
位置にヘッド4を位置決めするための信号を形成し、駆
動増幅器33を介してモータ24に加える。サーボコー
ド、サーボバースト及び消去信号発生回路34はCPU
31から発生する特定の角度位置を示す信号に応答して
サーボコード信号又はサーボバースト信号又は消去信号
を選択的にライト回路13に送る。エンコーダ25はモ
ータ24の回動角度を示す信号をディスク3のトラック
T0 〜Tn に対応して発生し、CPU31に送る。
CPU(マイクロプロセッサ又は中央処理装置)31
と、モータ制御信号形成回路32と、駆動増幅器33
と、サーボコード信号、サーボバースト信号及び消去信
号発生回路34とを有する。CPU31はHDD1のS
/H回路18〜21にコネクタによって接離自在に接続
され、バースト信号のトラック交差方向即ちディスク半
径方向位置を示す信号とトラック円周方向の角度位置を
示す信号とを形成し、これ等を送出する。モータ制御信
号形成回路32はCPU31から送出されたディスク半
径方向位置を示す信号に応答してこの信号に指示された
位置にヘッド4を位置決めするための信号を形成し、駆
動増幅器33を介してモータ24に加える。サーボコー
ド、サーボバースト及び消去信号発生回路34はCPU
31から発生する特定の角度位置を示す信号に応答して
サーボコード信号又はサーボバースト信号又は消去信号
を選択的にライト回路13に送る。エンコーダ25はモ
ータ24の回動角度を示す信号をディスク3のトラック
T0 〜Tn に対応して発生し、CPU31に送る。
【0019】次に、サーボバースト信号及びサーボコー
ド信号の記録を説明する。サーボバースト信号はD-1、
B0 、C0 、A1 、D1 、B2 、C2 、A3 、D3 の順
にディスク3の外周側から内周側に向って順次に記録す
る。この時、図6〜図10に示すようにサーボコード信
号SD0 、SD1 、SD2 も同時に記録される。図6〜
図10は位置補正によるバースト信号の書き換え動作を
伴なわない場合のバースト信号D-1、B0 、C0 、A1
、D1 、B2 の書き込み、及びサーボコード信号SD0
、SD1 、SD2 の書き込みをステップ毎に示す。ま
た、図12〜図15はサーボライタ2のCPU31によ
るサーボ信号A〜Dの記録を概略的に示すフローチャー
トである。また、図16はヘッド位置の補正を説明する
ための図である。
ド信号の記録を説明する。サーボバースト信号はD-1、
B0 、C0 、A1 、D1 、B2 、C2 、A3 、D3 の順
にディスク3の外周側から内周側に向って順次に記録す
る。この時、図6〜図10に示すようにサーボコード信
号SD0 、SD1 、SD2 も同時に記録される。図6〜
図10は位置補正によるバースト信号の書き換え動作を
伴なわない場合のバースト信号D-1、B0 、C0 、A1
、D1 、B2 の書き込み、及びサーボコード信号SD0
、SD1 、SD2 の書き込みをステップ毎に示す。ま
た、図12〜図15はサーボライタ2のCPU31によ
るサーボ信号A〜Dの記録を概略的に示すフローチャー
トである。また、図16はヘッド位置の補正を説明する
ための図である。
【0020】ディスク3を予めモータ9で回転させた状
態において、図12のフローチャートのブロック41で
プログラムをスタートさせる。次にブロック42でトラ
ックT0 の基準バースト又は第1のサーボ信号とも呼ぶ
ことができる第4のバーストD-1をディスク3上に記録
する。この第4のバーストD-1を図6に示すように記録
するために、サーボライタ2のモータ24によってヘッ
ド4をディスク3の外周側に移動し、トラックT0 に隣
接するバーストD-1の予定位置に対応して配置された図
2に示すストッパ35にサーボライタ2のアーム27を
当接させ、この位置にヘッド4のディスク半径方向位置
を固定し、ヘッド4がディスク3上のX9 〜X10の角度
位置を通過する時にバースト信号をヘッド4に供給す
る。これによりバースト信号D-1が記録される。このバ
ーストD-1を基準にしてこれよりもディスク3の内周側
のバーストが次に説明する所定の手順で順次に記録され
る。
態において、図12のフローチャートのブロック41で
プログラムをスタートさせる。次にブロック42でトラ
ックT0 の基準バースト又は第1のサーボ信号とも呼ぶ
ことができる第4のバーストD-1をディスク3上に記録
する。この第4のバーストD-1を図6に示すように記録
するために、サーボライタ2のモータ24によってヘッ
ド4をディスク3の外周側に移動し、トラックT0 に隣
接するバーストD-1の予定位置に対応して配置された図
2に示すストッパ35にサーボライタ2のアーム27を
当接させ、この位置にヘッド4のディスク半径方向位置
を固定し、ヘッド4がディスク3上のX9 〜X10の角度
位置を通過する時にバースト信号をヘッド4に供給す
る。これによりバースト信号D-1が記録される。このバ
ーストD-1を基準にしてこれよりもディスク3の内周側
のバーストが次に説明する所定の手順で順次に記録され
る。
【0021】次に、図12のブロック43において、バ
ースト信号D-1の位置M0 を基準にしてヘッド4をトラ
ック幅Wの2/3だけディスク内周側に移動する。勿論
この移動はサーボライタ2のモータ24によって行われ
る。このW2/3のヘッド移動量は予想移動量であり、
実際にこの移動量が得られるとは限らない。即ちエンコ
ーダ25でモータ24の回動位置即ちヘッド4の位置を
検出し、これに基づいてヘッド4をW2/3だけ移動し
たとしても、エンコーダ25の精度及びこれによるヘッ
ド位置決め精度を高めることが困難であるので、目標位
置である第1のトラックT0 の中心L0 にヘッド4の中
心が一致するとは限らない。エンコーダ25の精度を高
めればヘッド4の位置決め精度も高くなるが、必然的に
システムが高価になる。
ースト信号D-1の位置M0 を基準にしてヘッド4をトラ
ック幅Wの2/3だけディスク内周側に移動する。勿論
この移動はサーボライタ2のモータ24によって行われ
る。このW2/3のヘッド移動量は予想移動量であり、
実際にこの移動量が得られるとは限らない。即ちエンコ
ーダ25でモータ24の回動位置即ちヘッド4の位置を
検出し、これに基づいてヘッド4をW2/3だけ移動し
たとしても、エンコーダ25の精度及びこれによるヘッ
ド位置決め精度を高めることが困難であるので、目標位
置である第1のトラックT0 の中心L0 にヘッド4の中
心が一致するとは限らない。エンコーダ25の精度を高
めればヘッド4の位置決め精度も高くなるが、必然的に
システムが高価になる。
【0022】次に、ブロック44において次に記録する
バースト信号は第2のバースト信号Bか否かを判定す
る。この判定はバーストD-1を基準にして記録済のバー
スト数をCPU31に内蔵のカウンタで計数することに
より知ることができる。即ちD-1を基準にして4n-1
(但しnは正の整数)番目が第1のバーストAであり、
4n-3番目が第2のバーストBである。
バースト信号は第2のバースト信号Bか否かを判定す
る。この判定はバーストD-1を基準にして記録済のバー
スト数をCPU31に内蔵のカウンタで計数することに
より知ることができる。即ちD-1を基準にして4n-1
(但しnは正の整数)番目が第1のバーストAであり、
4n-3番目が第2のバーストBである。
【0023】ブロック44でYESの出力が得られた時
には、ブロック45でサーボコード信号SD2n及びバー
ストB2nを記録する。SD2n、C2nのサフィックスの2
nはトラック番号0、1、2を示し、nは0及び正の整
数を示す。D-1の記録の次は当然B0 で記録であるの
で、第2のバーストB0 を記録すると共にトラックT0
のサーボコード信号SD0 を記録する。即ち、図7に示
すように、ディスク3のX1 〜X2 の角度位置でSD0
を記録し、X5 〜X6 の角度位置でB0 を記録する。な
お、SD0 、B0 はトラック1周の複数箇所(各セク
タ)に記録される。
には、ブロック45でサーボコード信号SD2n及びバー
ストB2nを記録する。SD2n、C2nのサフィックスの2
nはトラック番号0、1、2を示し、nは0及び正の整
数を示す。D-1の記録の次は当然B0 で記録であるの
で、第2のバーストB0 を記録すると共にトラックT0
のサーボコード信号SD0 を記録する。即ち、図7に示
すように、ディスク3のX1 〜X2 の角度位置でSD0
を記録し、X5 〜X6 の角度位置でB0 を記録する。な
お、SD0 、B0 はトラック1周の複数箇所(各セク
タ)に記録される。
【0024】次に、B0 が目標位置に記録されたか否か
のチェック動作に移る。このチェックを実行するために
まずブロック46で、ヘッド4のディスク3の半径方向
位置B0 を記録した位置に保ったまま、D-1、B0 を走
査し、第2及び第4のS/H回路19、21からB0 、
D-1の再生出力を得る。
のチェック動作に移る。このチェックを実行するために
まずブロック46で、ヘッド4のディスク3の半径方向
位置B0 を記録した位置に保ったまま、D-1、B0 を走
査し、第2及び第4のS/H回路19、21からB0 、
D-1の再生出力を得る。
【0025】次に、ブロック47で移動誤差eを計算す
る。図16に示すように、ディスク3の半径方向におけ
るバーストD-1の位置(第1の位置)M0 から第2の位
置としての第1のトラックT0 の中心L0 を目標として
ヘッド4を移動した時に誤差eが生じ、例えばヘッド4
が第2の位置(目標位置)としてのL0 よりもディスク
内周側の実際の位置L0dに位置決めされ、第2のバース
トB0 の中心が位置L0dに一致するように記録されたと
すれば、位置決め誤差(補正量)eを次式で求めること
ができる。 e=(W+Wg )/2−Ya 但し、ここでWはヘッド4のトラック幅、Wg はトラッ
ク相互間のガードバンドの幅、Ya はヘッド4の実際の
移動量であって、次式で求められる。 Ya =W・(1−Vd /Vb ) ここでVd はブロック46で得られたバースト信号Dの
再生出力電圧、Vd はバースト信号Bの再生出力電圧で
ある。なお、ヘッド4の実際の移動量Ya の一般式は次
の通りである。 Ya =W・(1−V1 /V2 ) ここで、V1 はヘッド4を移動する前に書いたバースト
の再生出力電圧、V2は移動後に記録されたバーストの
再生出力電圧である。図16から明らかなように移動前
のバーストD-1がヘッド4によって走査されるトラック
幅はヘッド4の移動量の変化に応じて変化する。点線で
示す位置にヘッド4が誤差なしで移動された時にはバー
ストD-1の走査幅はW2 であり、誤差eが生じた実線で
示す位置にヘッド4が移動した時にはバーストD-1の走
査幅はW1 である。移動後のバーストB0 の再生出力電
圧Vb は誤差の大小に関係なく一定であり、移動前のバ
ーストD-1の再生出力電圧Vd の値のみが変化する。従
って、Vd とVb の比によって移動量Ya を知ることが
できる。なお、本実施例のヘッド移動量Ya は1つのト
ラックの複数のサーボセクタSa に記録されたバースト
の再生出力の平均値である。
る。図16に示すように、ディスク3の半径方向におけ
るバーストD-1の位置(第1の位置)M0 から第2の位
置としての第1のトラックT0 の中心L0 を目標として
ヘッド4を移動した時に誤差eが生じ、例えばヘッド4
が第2の位置(目標位置)としてのL0 よりもディスク
内周側の実際の位置L0dに位置決めされ、第2のバース
トB0 の中心が位置L0dに一致するように記録されたと
すれば、位置決め誤差(補正量)eを次式で求めること
ができる。 e=(W+Wg )/2−Ya 但し、ここでWはヘッド4のトラック幅、Wg はトラッ
ク相互間のガードバンドの幅、Ya はヘッド4の実際の
移動量であって、次式で求められる。 Ya =W・(1−Vd /Vb ) ここでVd はブロック46で得られたバースト信号Dの
再生出力電圧、Vd はバースト信号Bの再生出力電圧で
ある。なお、ヘッド4の実際の移動量Ya の一般式は次
の通りである。 Ya =W・(1−V1 /V2 ) ここで、V1 はヘッド4を移動する前に書いたバースト
の再生出力電圧、V2は移動後に記録されたバーストの
再生出力電圧である。図16から明らかなように移動前
のバーストD-1がヘッド4によって走査されるトラック
幅はヘッド4の移動量の変化に応じて変化する。点線で
示す位置にヘッド4が誤差なしで移動された時にはバー
ストD-1の走査幅はW2 であり、誤差eが生じた実線で
示す位置にヘッド4が移動した時にはバーストD-1の走
査幅はW1 である。移動後のバーストB0 の再生出力電
圧Vb は誤差の大小に関係なく一定であり、移動前のバ
ーストD-1の再生出力電圧Vd の値のみが変化する。従
って、Vd とVb の比によって移動量Ya を知ることが
できる。なお、本実施例のヘッド移動量Ya は1つのト
ラックの複数のサーボセクタSa に記録されたバースト
の再生出力の平均値である。
【0026】次に、ブロック48で移動誤差eの絶対値
が許容誤差aよりも小さいか否かを判定する。誤差eが
許容誤差aよりも大きい時にはNOの出力となり、ブロ
ック49で目標よりも外周側の誤差か否かが判定され
る。外周側誤差でない場合即ち内周側誤差の場合はブロ
ック50でバーストBn としてのB0 を消去する。一
方、外周側の誤差の場合はブロック51に示すように、
ブロック45で記録したサーボコード信号SD2nよりも
1つ外周側のサーボコード信号SD2n-1を記録(オーバ
ライト)し、またバーストBn としてのB0 を消去す
る。なお、サーボコード信号SD0 の1つ前は存在しな
いので、第1のトラックT0 においてはSD2n-1の記録
は行われない。1つ前のサーボコード信号SD2n-1の記
録はヘッド位置誤差で消去された部分を補償するために
実行される。バーストB0 の消去は、回路4にCPU3
1から消去指令を与えてヘッド4に消去電流を流すこと
によって行われる。
が許容誤差aよりも小さいか否かを判定する。誤差eが
許容誤差aよりも大きい時にはNOの出力となり、ブロ
ック49で目標よりも外周側の誤差か否かが判定され
る。外周側誤差でない場合即ち内周側誤差の場合はブロ
ック50でバーストBn としてのB0 を消去する。一
方、外周側の誤差の場合はブロック51に示すように、
ブロック45で記録したサーボコード信号SD2nよりも
1つ外周側のサーボコード信号SD2n-1を記録(オーバ
ライト)し、またバーストBn としてのB0 を消去す
る。なお、サーボコード信号SD0 の1つ前は存在しな
いので、第1のトラックT0 においてはSD2n-1の記録
は行われない。1つ前のサーボコード信号SD2n-1の記
録はヘッド位置誤差で消去された部分を補償するために
実行される。バーストB0 の消去は、回路4にCPU3
1から消去指令を与えてヘッド4に消去電流を流すこと
によって行われる。
【0027】次に、ブロック52で誤差eに相当する補
正信号をCPU31からモータ制御信号形成回路32に
送り、ヘッド4の位置の補正を試みる。その後、再びブ
ロック45に戻ってサーボコード信号SD2nとしてのS
D0 、B2nとしてのB0 の書き直しを実行し、ブロック
48まで第1回目と同一の動作を繰返す。1回の補正で
許容誤差a以下にならない場合はヘッド4の位置の補正
を複数回繰返す。
正信号をCPU31からモータ制御信号形成回路32に
送り、ヘッド4の位置の補正を試みる。その後、再びブ
ロック45に戻ってサーボコード信号SD2nとしてのS
D0 、B2nとしてのB0 の書き直しを実行し、ブロック
48まで第1回目と同一の動作を繰返す。1回の補正で
許容誤差a以下にならない場合はヘッド4の位置の補正
を複数回繰返す。
【0028】ブロック48の出力がYESになった時に
はラインI2 によって図13のブロック53の動作に移
る。即ち、次のバーストを記録するために、許容誤差以
下に記録されたバーストB0 を基準にしてヘッド4をW
・2/3移動する。このヘッド4の移動はブロック43
の場合と同様になされる。
はラインI2 によって図13のブロック53の動作に移
る。即ち、次のバーストを記録するために、許容誤差以
下に記録されたバーストB0 を基準にしてヘッド4をW
・2/3移動する。このヘッド4の移動はブロック43
の場合と同様になされる。
【0029】次に、ブロック54において第3のバース
トCを次に記録するか否かが判定される。図4のバース
ト配置においては、B0 の次はC0 であるので、YES
の出力が得られ、ラインI3 を介して図14のブロック
53に進む。
トCを次に記録するか否かが判定される。図4のバース
ト配置においては、B0 の次はC0 であるので、YES
の出力が得られ、ラインI3 を介して図14のブロック
53に進む。
【0030】図14のブロック55〜60においては、
図12のブロック45〜48、50、52において第2
のバーストB0 の記録に関して実行された動作と同一の
動作が第3のバーストC0 の記録に関して実行される。
これにより、第3のバーストC0 の高精度の記録が達成
される。
図12のブロック45〜48、50、52において第2
のバーストB0 の記録に関して実行された動作と同一の
動作が第3のバーストC0 の記録に関して実行される。
これにより、第3のバーストC0 の高精度の記録が達成
される。
【0031】図14のブロック58においてYESの出
力が得られた時には、ヘッド位置の補正は実行されず、
ラインI4 によって図15のブロック61の動作に移
る。このブロック61ではディスク3上に記録するサー
ボバースト信号が最後か否かが判定される。最後でない
場合にはラインI5 によって図12のブロック43に戻
り、このブロック43から後の動作が繰返される。この
説明ではバーストC0 の次にはバーストA1 が記録され
るので、バーストA1 の記録のための動作に移る。即
ち、図12のブロック43でヘッド4がW・2/3移動
され、その後、ブロック44で次の記録が第2のバース
トBか否かが判定される。この出力がNOの場合はライ
ンI1 で図13のブロック62の動作に移る。図13の
バーストA2n+1としてのA1 の記録に関するブロック6
2、63、64、65、66、67、68、69の動作
は図12のバーストB2nとしてのB0 の記録に関するブ
ロック45、46、47、48、49、50、51、5
2の動作と実質的に同一であるので、この説明を省略す
る。
力が得られた時には、ヘッド位置の補正は実行されず、
ラインI4 によって図15のブロック61の動作に移
る。このブロック61ではディスク3上に記録するサー
ボバースト信号が最後か否かが判定される。最後でない
場合にはラインI5 によって図12のブロック43に戻
り、このブロック43から後の動作が繰返される。この
説明ではバーストC0 の次にはバーストA1 が記録され
るので、バーストA1 の記録のための動作に移る。即
ち、図12のブロック43でヘッド4がW・2/3移動
され、その後、ブロック44で次の記録が第2のバース
トBか否かが判定される。この出力がNOの場合はライ
ンI1 で図13のブロック62の動作に移る。図13の
バーストA2n+1としてのA1 の記録に関するブロック6
2、63、64、65、66、67、68、69の動作
は図12のバーストB2nとしてのB0 の記録に関するブ
ロック45、46、47、48、49、50、51、5
2の動作と実質的に同一であるので、この説明を省略す
る。
【0032】図13のブロック65でバーストA2n+1と
してのA1 の記録が終了すると、ブロック53に移り、
ヘッドがW・2/3移動され、次に、ブロック54で第
3のバースト信号Cを次に記録するか否かが判定され
る。この実施例では、バーストA1 の次はバーストD1
であるので、ブロック54の出力はNOとなり、ライン
I6 によって図15のブロック70の動作に移る。バー
ストD2n+1としてのD1の記録に関する図15のブロッ
ク70、71、72、73、74、75の動作は、図1
4のバーストC2nとしてのC0 の記録に関するブロック
55〜60の動作と実質的に同一であるので、この説明
を省略する。バーストD1 が許容誤差以内に記録される
と、ブロック61にて最後のバーストか否かが判定さ
れ、最後でない場合には図12のブロック43に戻り、
バーストB0 、C0 、A1 、D1 の記録と同様な動作が
繰返され、残りのバーストB2 、C2 、A3 ・・・が記
録される。全てのバーストの記録が終了すると、図15
のブロック61の出力がYESになり、ブロック76に
示すようにプログラムによる制御が終了する。
してのA1 の記録が終了すると、ブロック53に移り、
ヘッドがW・2/3移動され、次に、ブロック54で第
3のバースト信号Cを次に記録するか否かが判定され
る。この実施例では、バーストA1 の次はバーストD1
であるので、ブロック54の出力はNOとなり、ライン
I6 によって図15のブロック70の動作に移る。バー
ストD2n+1としてのD1の記録に関する図15のブロッ
ク70、71、72、73、74、75の動作は、図1
4のバーストC2nとしてのC0 の記録に関するブロック
55〜60の動作と実質的に同一であるので、この説明
を省略する。バーストD1 が許容誤差以内に記録される
と、ブロック61にて最後のバーストか否かが判定さ
れ、最後でない場合には図12のブロック43に戻り、
バーストB0 、C0 、A1 、D1 の記録と同様な動作が
繰返され、残りのバーストB2 、C2 、A3 ・・・が記
録される。全てのバーストの記録が終了すると、図15
のブロック61の出力がYESになり、ブロック76に
示すようにプログラムによる制御が終了する。
【0033】上述から明らかなように本実施例は次の効
果を有する。 (イ) レーザビームを使用した高価なヘッド位置決め
方式を使用しないでサーボコード信号及びサーボバース
ト信号を高精度に記録することができる。 (ロ) サーボライタ2とHDD1との結合による歪み
等が発生しても、これに無関係にサーボバーストを正確
に記録することができる。 (ハ) サーボコ−ド信号をガードバンドを設けないで
記録するので、サーボコード信号の再生エラー即ちリー
ドエラーが生じにくい。 (ニ) ブロック51、68のステップを加えたので、
バーストの書き換えによるサーボコード信号の欠落を防
ぐことができる。
果を有する。 (イ) レーザビームを使用した高価なヘッド位置決め
方式を使用しないでサーボコード信号及びサーボバース
ト信号を高精度に記録することができる。 (ロ) サーボライタ2とHDD1との結合による歪み
等が発生しても、これに無関係にサーボバーストを正確
に記録することができる。 (ハ) サーボコ−ド信号をガードバンドを設けないで
記録するので、サーボコード信号の再生エラー即ちリー
ドエラーが生じにくい。 (ニ) ブロック51、68のステップを加えたので、
バーストの書き換えによるサーボコード信号の欠落を防
ぐことができる。
【0034】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図12〜図15に示すフローチャートでは、バ
ーストD-1を基準バーストとして残りのバーストを記録
するが、例えばバーストB0 を基準バーストとして残り
のバーストを記録するようにしてもよい。 (2) 第1、第2、第3及び第4のバーストA、B、
C、Dのディスク3の円周方向における配置の順番を種
々変えることができ、例えば、C、D、A、Bの順番に
することもできる。 (3) 図12のブロック43のヘッドの移動ステップ
をブロック44のYES及びNOの出力段側に移動する
ことができる。また、図13のブロック53のヘッド移
動ステップも同様にブロック54の出力側に移動でき
る。 (4) ヘッド4を記録再生兼用ヘッドとせずに記録ヘ
ッドと再生ヘッドとを同一のトラック上に並置した複合
ヘッドとすることができる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図12〜図15に示すフローチャートでは、バ
ーストD-1を基準バーストとして残りのバーストを記録
するが、例えばバーストB0 を基準バーストとして残り
のバーストを記録するようにしてもよい。 (2) 第1、第2、第3及び第4のバーストA、B、
C、Dのディスク3の円周方向における配置の順番を種
々変えることができ、例えば、C、D、A、Bの順番に
することもできる。 (3) 図12のブロック43のヘッドの移動ステップ
をブロック44のYES及びNOの出力段側に移動する
ことができる。また、図13のブロック53のヘッド移
動ステップも同様にブロック54の出力側に移動でき
る。 (4) ヘッド4を記録再生兼用ヘッドとせずに記録ヘ
ッドと再生ヘッドとを同一のトラック上に並置した複合
ヘッドとすることができる。
【図1】実施例のHDDとサーボライタとを示す斜視図
である。
である。
【図2】サーボライタとHDDとの係合部を示す正面図
である。
である。
【図3】図1のHDDとサーボライトとを詳しく示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】図1のディスクにサーボ信号を理想的に記録し
たトラックの一部を展開して示す図である。
たトラックの一部を展開して示す図である。
【図5】ヘッドをディスクの半径方向位置と第1〜第4
のバースト信号A〜Dの再生出力Va 〜Vd に基づくV
a −Vb 及びVc −Vd との関係を示す図である。
のバースト信号A〜Dの再生出力Va 〜Vd に基づくV
a −Vb 及びVc −Vd との関係を示す図である。
【図6】バースト信号D-1の配置を示す図である。
【図7】バースト信号B0 とサーボコード信号SD0 の
配置を示す図である。
配置を示す図である。
【図8】バースト信号C0 とサーボコード信号SD0 の
配置を示す図である。
配置を示す図である。
【図9】バースト信号A1 とサーボコード信号SD1 の
配置を示す図である。
配置を示す図である。
【図10】バースト信号D1 とサーボコード信号SD1
の配置を示す図である。
の配置を示す図である。
【図11】バースト信号B2 とサーボコード信号SD2
の配置を示す図である。
の配置を示す図である。
【図12】バースト信号及びサーボコード信号の記録を
示す流れ図である。
示す流れ図である。
【図13】バースト信号Aの記録を示す流れ図である。
【図14】バースト信号Cの記録を示す流れ図である。
【図15】バースト信号Dの記録を示す流れ図である。
【図16】ヘッド位置決め誤差を示す図である。
1 HDD 2 サーボライタ
Claims (3)
- 【請求項1】 同心円状に複数のデータ記録トラックを
形成することができる記録媒体ディスク(3)と、 前記ディスク(3)を回転するために前記ディスク
(3)に結合されたディスク回転手段と、 前記ディスク(3)との相対的走査運動によって主デー
タ及びヘッド位置決め用サーボ信号を記録及び再生する
ための信号変換ヘッド(4)と、 前記ヘッド(4)を前記ディスク(3)の半径方向に移
動して前記ディスクの半径方向の所望位置に前記ヘッド
(4)を位置決めするヘッド位置決め手段とを備えたデ
ィスク記録再生装置において、前記ディスク(4)の半
径方向の異なる複数位置にヘッド位置決め用サーボ信号
を記録する方法であって、 前記ヘッド(4)を前記ディスク(3)の半径方向の第
1の位置(M0 )に配置して前記ヘッド(4)によって
第1のヘッド位置決め用サーボ信号(D0 )を記録する
第1のステップと、 前記第1の位置(M0 )との間に前記ディスク(4)の
半径方向において前記ヘッド(4)の幅(W)よりも短
い所定間隔(Y0 )を有している第2の位置(L0 )を
目標として前記ヘッド(4)を移動し、この移動で位置
決めされた前記ディスク(3)の半径方向の位置を有し
且つ前記ディスク(3)の円周方向において前記第1の
ヘッド位置決め用サーボ信号(D0 )と異なる位置を有
する実際の位置に第2のヘッド位置決め用サーボ信号
(B0 )を前記ヘッド(4)によって記録する第2のス
テップと、 前記ヘッド(4)を前記実際の位置に保って前記第1及
び第2のヘッド位置決め用サーボ信号(D0 、B0 )を
再生する第3のステップと、 前記第1のヘッド位置決め用サーボ信号(D0 )の再生
信号の振幅と前記第2のヘッド位置決め用サーボ信号
(B0 )の再生信号の振幅との差又は比から成る第1の
値を求める第4のステップと、 前記第2の位置(L0 )に前記第2のヘッド位置決め用
サーボ信号(B0 )が正確に記録されたと仮定し、前記
第2の位置(L0 )に正確に位置決めされた前記ヘッド
(4)によって前記第1及び第2のヘッド位置決め用サ
ーボ信号(D0、B0 )を再生した時に得られることが
予想される第1及び第2の予想値の差又は比から成る第
2の値と前記第1の値との差を示す信号を求める第5の
ステップと、 前記第2のヘッド位置決め用サーボ信号(B0 )を消去
する第6のステップと、 前記差を示す信号に基づいて前記ヘッド(4)の前記第
2の位置(L0 )に対する位置決めを補正する第7のス
テップと、 前記第7のステップで補正された位置に前記ヘッド
(4)によって再び第2のヘッド位置決め用サーボ信号
(B0 )を記録する第8のステップとを有していること
を特徴とするサーボ信号記録方法。 - 【請求項2】 前記第1の位置は第1の記録トラック形
成目標位置(L0 )から一方の側に偏位した位置(M0
)であり、前記第2の位置は前記第1の記録トラック
形成目標位置(L0 )である請求項1記載のサーボ信号
記録方法。 - 【請求項3】 更に、 前記第7のステップで補正された位置と前記第1の記録
トラック形成目標位置の中心(L0 )から他方の側に配
置される第2の記録トラック形成目標位置の中心(L1
)との中間であり且つ前記第7のステップで補正され
た位置との間に前記所定間隔を有している第1の中間位
置(M1 )を目標として前記ヘッド(4)を移動し、前
記ディスク(3)の円周方向において前記第1及び第2
のヘッド位置決め用サーボ信号(B0 )と異なる位置に
第3のヘッド位置決め用サーボ信号(C0 )を前記ヘッ
ド(4)によって記録する第9のステップと、 前記ディスク(3)の半径方向における前記ヘッド
(4)の位置を前記第9のステップの位置に保って前記
第2及び第3のヘッド位置決め用サーボ信号(B0、C0
)を再生する第10のステップと、 前記第2のヘッド位置決め用サーボ信号(B0 )の再生
信号の振幅と前記第3のヘッド位置決め用サーボ信号
(C0 )の再生信号の振幅との差又は比から成る第3の
値を求める第11のステップと、 前記第1の中間位置(M1 )に前記第3のヘッド位置決
め用サーボ信号(C0)が正確に記録されたと仮定し、
前記第1の中間位置(M1 )に正確に位置決めされた前
記ヘッド(4)によって前記第2及び第3のヘッド位置
決め用サーボ信号(B0 、C0 )を再生した時に得られ
ることが予想される第3及び第4の予想値の差又は比か
ら成る第4の値と前記第3の値との差を示す信号を求め
る第12のステップと、 前記第3のヘッド位置決め用サーボ信号(C0 )を消去
する第13のステップと、 前記第3及び第4の値の差を示す信号に基づいて前記ヘ
ッド(4)の前記第1の中間位置(M1 )に対する位置
決めを補正する第14のステップと、 前記第14のステップで補正された前記ヘッド(4)の
位置に前記ヘッド(4)によって再び第3のヘッド位置
決め用サーボ信号(C0 )を記録する第15のステップ
と、 前記第14のステップで補正された前記ヘッド(4)の
前記ディスク(3)の半径方向位置から前記第2の記録
トラック形成目標位置(L1 )を目標として前記ヘッド
(4)を移動し、前記ディスク(3)の円周方向におい
て前記第1及び第2のヘッド位置決め用サーボ信号(B
0 、C0 )と異なる位置に第4のヘッド位置決め用サー
ボ信号(A1 )を前記ヘッド(4)によって記録する第
16のステップと、 前記ディスク(3)の半径方向における前記ヘッド
(4)の位置を前記第16のステップの位置に保って前
記第3及び第4のヘッド位置決め用サーボ信号(C0 、
A1 )を再生する第17のステップと、 前記第3のヘッド位置決め用サーボ信号(C0 )の再生
信号の振幅と前記第4のヘッド位置決め用サーボ信号
(A1 )の再生信号の振幅との差又は比から成る第5の
値を求める第18のステップと、 前記第2の記録トラック形成目標位置(L1 )に前記第
4のヘッド位置決め用サーボ信号(A1 )が正確に記録
されたと仮定し、前記第2の記録トラック形成目標位置
(L1 )に正確に位置決めされた前記ヘッド(4)によ
って前記第3及び第4のヘッド位置決め用サーボ信号
(C0 、A1 )を再生した時に得られることが予想され
る第5及び第6の予想値の差又は比から成る第6の値と
前記第5の値との差を示す信号を求める第19のステッ
プと、 前記第4のヘッド位置決め用サーボ信号(A1 )を消去
する第20のステップと、 前記第5及び第6の値の差を示す信号に基づいて前記ヘ
ッド(4)の前記第2の記録トラック形成目標位置(L
1 )に対する位置決めを補正する第21のステップと、 前記第21のステップで補正された位置に前記ヘッド
(4)によって再び第4のヘッド位置決め用サーボ信号
(A1 )を記録する第22のステップと、 前記第21のステップで補正された前記ヘッド(4)の
位置から前記ヘッド(4)を前記第2の記録トラック形
成目標位置(L1 )とこの隣りの第3の記録トラック形
成目標位置(L2 )との第2の中間位置(M2 )を目標
として移動し、前記ディスク(3)の円周方向において
前記第2、第3及び第4のヘッド位置決め用サーボ信号
(B0 、C0 、A1 )と異なる位置に第5のヘッド位置
決め用サーボ信号(D1 )を前記ヘッド(4)によって
記録する第23のステップと、 前記ディスク(3)の半径方向における前記ヘッド
(4)の位置を前記第23のステップの位置に保って前
記第4及び第5のヘッド位置決め用サーボ信号(A1 、
D1 )を再生する第24のステップと、 前記第4のヘッド位置決め用サーボ信号(A1 )の再生
信号の振幅と前記第5のヘッド位置決め用サーボ信号
(D0 )の再生信号の振幅との差又は比から成る第7の
値を求める第25のステップと、 前記第2の中間位置(M2 )に前記第5のヘッド位置決
め用サーボ信号(D1)が正確に記録されたと仮定し、
前記第2の中間位置(M2 )に正確に位置決めされた前
記ヘッド(4)によって前記第4及び第5のヘッド位置
決め用サーボ信号(A1 、D1 )を再生した時に得られ
ることが予想される第7及び第8の予想値の差又は比か
ら成る第8の値と前記第7の値との差を示す信号を求め
る第26のステップと、 前記第5のヘッド位置決め用サーボ信号(D1 )を消去
する第27のステップと、 前記第7及び第8の値の差を示す信号に基づいて前記ヘ
ッド(4)の前記第2の中間位置(M2 )に対する位置
決めを補正する第28のステップと、 前記第27のステップで補正された位置に前記ヘッド
(4)によって再び第5のヘッド位置決め用サーボ信号
(D1 )を記録する第29のステップとを有しているこ
とを特徴とする請求項2に従うサーボ信号記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10178894A JPH07287951A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 記録媒体にサ−ボ信号を記録する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10178894A JPH07287951A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 記録媒体にサ−ボ信号を記録する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287951A true JPH07287951A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14309918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10178894A Pending JPH07287951A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 記録媒体にサ−ボ信号を記録する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07287951A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000007188A1 (fr) * | 1998-07-27 | 2000-02-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Procede permettant d'enregistrer des signaux de piste d'asservissement pour unite de disques magnetiques |
US7209313B2 (en) | 2004-08-30 | 2007-04-24 | Tdk Corporation | Method for preventing reduction in a reproduced output of a servo signal in a magnetic recording medium |
US7532423B2 (en) | 2005-02-16 | 2009-05-12 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium, recording/reproducing apparatus, and stamper |
US7548388B2 (en) | 2005-02-16 | 2009-06-16 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium, recording/reproducing apparatus, and stamper |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP10178894A patent/JPH07287951A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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