JPH08221919A - サーボ信号書き込み方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

サーボ信号書き込み方法及び磁気ディスク装置

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JPH08221919A
JPH08221919A JP7022786A JP2278695A JPH08221919A JP H08221919 A JPH08221919 A JP H08221919A JP 7022786 A JP7022786 A JP 7022786A JP 2278695 A JP2278695 A JP 2278695A JP H08221919 A JPH08221919 A JP H08221919A
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disk
signal
magnetic disk
clock
servo
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JP7022786A
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Yosuke Seo
洋右 瀬尾
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRヘッドの様にトラック方向に検出感度分
布が有るヘッドを用いても位置信号の線形性が得られ、
且つ生産性の良いサーボ信号書き込み方法及び磁気ディ
スク装置を提供すること。 【構成】 位相検出型のサーボ信号を書込む際、内周か
ら外周まで連続し、且つ異なる記録方向を持った2の磁
化パターンN’及びQ’領域を磁気ディスクに書込み、
該2つの磁化パターンを読出すことにより磁気ディスク
半径位置に依存しない磁気ヘッド位置信号を得、この位
置信号を元に磁化パターンの書直しを行うことによって
磁気ディスクの偏心を補正したサーボ信号を書込む方法
及び装置。 【効果】 位相検出パターンを連続させため、位置によ
って再生波形が変わらず、トラック方向に感度分布が有
っても、位置信号の非線形性発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボ信号書き込み方
法及び該書込み方法によりサーボ信号を書込んだ磁気デ
ィスク装置に係り、特に磁気抵抗効果型磁気ヘッドの様
にトラック方向に感度分布を有するヘッドや狭トラック
幅のヘッドに好適なサーボ信号書込み方法及び磁気ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク装置は、磁気ディス
ク上位置を検出するためのサーボパターン信号を磁気デ
ィスク上に書込んでおき、このサーボ信号を読出すこと
により磁気ヘッドが自己の位置を検出することができる
様に構成されている。この磁気ディスクに基準となるサ
ーボ信号を書込むサーボトラックライタは、例えば特開
昭64−48276号公報に記載されている如く、書込
み対象となるサーボディスクに基準ヘッド及びレーザ位
置測定機構を用いて基準サーボトラック用のサーボパタ
ーン(クロック信号)を書込み、次ぎに該基準サーボト
ラックに書込んだサーボパターン(クロック信号)を参
照してディスク偏心による位置誤差を補正しながら複数
のサーボトラックの書込みを行うものが提案されてい
る。またサーボパターンとしては、例えば特開昭58−
222468号公報記載の振幅検出型と特開昭60−1
0472号公報記載の位相検出型のものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の磁気ディスク装
置は、データの高記録密度化の要求によって、従来の誘
導型のヘッドに代り高感度の磁気抵抗効果型磁気ヘッド
(以下、MRヘッドと呼ぶ)が採用され、高トラック密
度化が推進されている。このMRヘッドは、従来の誘導
型磁気ヘッドと比較すると、トラック幅方向に感度分布
を持つこや、トラックピッチに対して再生ヘッドの幅を
狭くすることができ、高記録密度記録したデータの再生
に好適であると言う違いがある。
【0004】その為、前述の公知例記載のサーボパター
ン等の位置信号復調では、MRヘッドを用いた場合に非
線形性が生じると言った問題点があった。例えば、特開
昭60−10472記載の位相検出型サーボパターンで
は、位相検出のためのパターンを1/2ピッチずつ位相
をずらして記録するため半径位置に各層の振幅の影響が
位相に反映されるため、図2中の破線Bで示す非線形性
が生じると言う不具合があった。また、上記従来技術の
サーボライト方法では、トラックピッチの減少によるト
ラック数の増大等のため、生産性を向上するのには好ま
しくないと言う不具合もあった。
【0005】本発明の目的は、前述の従来技術による不
具合を除去することであり、MRヘッドの様にトラック
幅が狭く且つ感度分布を持つ磁気ヘッドを用いても位置
信号に非線形性が生じることのないサーボ信号書込み方
法及び該サーボ信号書き込み方法を用いたディスク装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、磁気ヘッド位置を検出するためのサーボ信
号を磁気ディスクに書込むサーボ信号書き込み方法にお
いて、磁気ディスク内周から外周まで連続した第1の記
録方向を持つ第1の磁化パターン及び磁気ディスク内周
から外周まで連続し、且つ該第1の記録方向とアジマス
角を持った第2の記録方向を持つ第2の磁化パターンを
磁気ディスクに記録し、該第1及び第2の磁化パターン
を読出して位相検出によりディスク半径位置に依存しな
い線形性を持つ磁気ヘッドの位置信号を得、該位置信号
を元に前記第1の磁化パターンの書直しを行うことによ
りサーボ信号を書込むことを第1の特徴とする。
【0007】更に本発明は、セクタサーボ方式の磁気デ
ィスクを備える磁気ディスク装置において、内周から外
周まで連続した第1の記録方向を持つ第1の磁化パター
ン及び内周から外周まで連続し、且つ第1の記録方向と
アジマス角を持った第2の記録方向を持つ第2の磁化パ
ターンを記録した磁気ディスクを組込み、該第1及び第
2の磁化パターンを読出して位相検出によりディスク半
径位置に依存しない線形性を持つ磁気ヘッドの位置信号
を得、該位置信号を元に前記第1の磁化パターンの書直
しを行ってサーボ信号を書込むことを第2の特徴とす
る。
【0008】
【作用】前記第1の特徴によるサーボ信号書き込み方法
は、内周から外周まで連続し、且つ異なる記録方向を持
った第1及び第2の磁化パターンを磁気ディスクに書込
み、該2つの磁化パターンを読出すことにより磁気ディ
スク半径位置に依存しない磁気ヘッド位置信号を得、こ
の位置信号を元に第1の磁化パターンの書直しを行うこ
とによって磁気ディスクの偏心を補正したサーボ信号を
書込むことができる。即ち、位相検出用の磁化パターン
を連続させたため、磁気ヘッド位置によって再生波形が
変わらず、MRヘッドの用にトラック方向に感度分布が
有っても、位置信号に非線形性が生じないサーボ信号を
書込むことができる。
【0009】前記第2の特徴による磁気ディスク装置
は、内周から外周まで連続し、且つ異なる記録方向を持
った第1及び第2の磁化パターン持つ磁気ディスクを組
込み、該該2つの磁化パターンを読出すことにより磁気
ディスク半径位置に依存しない磁気ヘッド位置信号を
得、この位置信号を元に第1の磁化パターンの書直しを
行うことによって磁気ディスクの偏心を補正したサーボ
信号を書込んだ磁気ディスク装置を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明によるサーボ信号書き込み方法
及び磁気ディスク装置の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本実施例による位相検出のための
サーボ信号のパターン構成を示す概略説明図である。
【0011】図1に示す例は、専用のサーボディスクを
用いずにデータやプログラム等を記録する磁気ディスク
3の一部にサーボ信号を埋込むセクターサーボ方式のサ
ーボ領域を例に示しており、このサーボ領域は、同期領
域30,トラック識別領域31,位置検出領域32に大
別でき、同期領域30は後述のトラック識別領域や位置
検出領域のための各種のタイミング信号を発生する領
域、トラック識別領域31はトラック番号を符号化した
もので、一般にグレイコードと呼ばれる符号化が行われ
ている。尚、図中の矢印Zは磁気ディスクのトラック内
の磁化方向を示すものである。
【0012】前記位置検出領域32は、2トラック程度
の狭い領域の繰り返し位置情報を得るためにN領域、及
び該N領域の磁化パターンに対して傾き(アジマス)を
持った磁化パターンを記録したQ領域を含む領域であ
り、本実施例の特徴の一つである線形性の良好な位置情
報を得る領域である。この線形性について念のため説明
すると、線形性が良好な位置情報とは、図2に示す如
く、磁気ヘッドの位置変化に対して磁気ヘッドの出力電
圧変化が実線Aで示す如く一定に直線的に推移すること
を意味し、非線形とは図2中破線Bで示す如く出力電圧
がふらついていることを意味している。この非線形性が
あった場合、磁気ヘッドを目標位置(例えば図2中の位
置X1)に位置付ける時のシーク時間や位置決め精度に
悪影響を及すものである。
【0013】図1に示した位置検出領域32から位置信
号を検出するための磁気ディスク装置等に適用される回
路ブロック図を図3に示す。図3に示す回路は、磁気デ
ィスク上のトラックを通過することにより磁化パターン
に応じて信号を再生する磁気ヘッド21と、該磁気ヘッ
ド21により再生した再生信号を増幅するリード/ライ
ト回路22と、該増幅した再生信号の自動利得制御を行
うAGC(オートマチック・ゲイン・コントローラ)回
路23と、このアナログの再生信号をディジタルのパル
ス信号に変換するパルス化回路24と、該パルス化信号
中から位相の違いによりN領域信号とQ領域信号とに判
別するNQ領域分割器25と、該判別されたN領域信号
/Q領域信号を各々PLL(フェーズ・ロック・ルー
プ)26及び27を介して入力し、各再生信号の位相差
を出力する位相比較器28とを備え、磁気ヘッド21が
前記位置検出領域32のN領域及びQ領域の磁化パター
ンを通過することにより再生した再生信号をリード/ラ
イト回路22,AGC回路23,バルス化回路24を介
してNQ領域分割器25に入力して分割し、その位相差
を位相比較器28で比較することによって位置信号を得
ることができる。
【0014】前記N領域及びQ領域から成る位置検出領
域32は、従来のサーボトラックライタと同様に回転に
同期したクロックを基準にしているため、N及びQ領域
とも同じ周波数、且つ径方向に対して連続したパターン
が得られる。また、N領域及びQ領域の位相差は、Q領
域がN領域に対して傾いているためヘッド位置、例えば
図1中のMトラックとM+1トラックの位置で変化する
ものであるが、前述の位置信号の線形性を得るために
は、図1に示すようにN領域とQ領域の磁化パターン
が、磁気ディスクの径方向に対して連続していることが
重要である。これは磁化パターンが連続していれば、各
パターンの検出状態が磁気ディスク上の磁気ヘッド半径
方向位置により変化することなく、単純に各磁化パター
ン間のみで位相が変化するためである。即ち、磁化パタ
ーンとヘッドの相対関係が変わらないため、ヘッドの感
度分布の影響を受けず線形性が得られるためである。
【0015】この2つの領域N及びQを持つ位置検出領
域32を記録する方法を、次に説明する。まず、図1の
磁化パターンを記録するには、2段階の手順がある。第
一段階は図4に示す様なN’領域とQ’領域が交互に連
続的に記録されたクロックディスクの作成であり、次の
段階は該クロックディスクをHDA(ヘッド・ディスク
・アッセンブリ:磁気ヘッド及び磁気ディスク及び駆動
機構等を密閉的に搭載した組立体)に組込み、HDAの
搭載した磁気ヘッドで一部サーボ領域のパターンを書き
替え、またHDA内の全てのデイスク面に同様な書替え
を行う事である。まず、図4に示した領域(N’,
Q’)をディスク全面に記録したクロックディスクの作
成について図6を参照して説明する。
【0016】図6は、クロックディスクを作成するため
のクロックライタの概略構成を示す図であり、このクロ
ックライタの基本的構成は従来のサーボライタと同様で
あるが、パターンの単純さや装置のトラック密度と無関
係にヘッドの送りを設定できるなどの簡便さがある。さ
て、本実施例に適用されるクロックライタは、図6に示
す如く、前記N’領域及びQ’領域の磁化パターンを記
録するための初期状態の磁気ディスク41と、該磁気デ
ィスク41に前記磁化パターンを書込む磁気ヘッド42
と、前記磁気ディスク41を回転するスピンドルに設け
られ、基準クロックが予め記録されたクロックディスク
54と、定位置に固定され、該ディスク54から基準ク
ロックを読出すクロック専用ヘッド43と、前記磁気ヘ
ッド42を支持して直線的に移動可能なキャリッジ44
と、該キャリッジ44を直線的に駆動するプッシュロッ
ド45と、前記磁気ディスク41/54及び磁気ヘッド
43並びにキャリッジ44他を支持するベース46と、
前記プッシュロッド45の移動量を光学的に計測するレ
ーザ測長計47と、該測長計47にて計測した移動量を
フィードバックしてプッシュロッド45の任意の移動量
制御を行うサーボ回路48と、前記クロック専用ヘッド
43からのクロック信号を再生するリード/ライト回路
49と、磁気ヘッド42により前記N’領域及びQ’領
域から成る磁化パターンを磁気ディスク41に記録する
リード/ライト回路50と、前記リード/ライト回路4
9にて再生した再生信号から基準クロックを得るクロッ
ク発生回路51と、該基準クロックを元に前記リード/
ライト回路50に前記N’領域及びQ’領域から成る磁
化パターンの書込みを指示するクロックライトロジック
部52と、これら各回路を制御するコントローラ53と
から構成される。尚、本実施例においては、図6に示す
構成が磁気ヘッドを直線的に駆動するリニヤアクチュエ
ータを用いた例を説明したが、ロータリ型アクチュエー
タに置き換えてもよい。
【0017】また、図6では磁気ヘッド42を搭載する
キャリッジ44を含むアクチュエータ等を1つしか図示
していないが、本実施例によるクロックライタは、前述
のN’領域及びN’領域に対して傾き(アジマス)を持
ったQ’領域を記憶するため、前記磁気ヘッド42乃至
リード/ライト回路50の記録系回路及び機構を別に設
けている。即ち、Q’領域記録用の記録系回路及び機構
と、N’記録系回路及び機構とを設け、2つの磁気ヘッ
ドが、図4に示したクロックディスクを記録するためデ
ィスク中心に対して移動方向の異なるキャリッジに支持
し、このキャリッジの移動方向をディスク中心とずらし
ているものとする。この磁気ヘッドの移動方向は、例え
ば図4に示すACT−N’で示す矢印方向の如く磁気デ
ィスクの半径方向と一致するものと、この半径方向に対
して一定の角度を持ったACT−Q’で示す矢印方向の
ものとに設定されている。これらアクチュエーターに搭
載されているヘッドのアジマス角は、リニア式のため移
動方向に対して共に零であるが、アジマスの異なる2つ
のヘッドをキャリッジ44で取り変えて記録することも
出来る。尚 、N’領域及びQ’領域への記録は、図6
のコントローラでそれぞれ対応するヘッドの切り替えを
行うことにより達成される。
【0018】さて本クロックライタは、コントローラ5
3の指示によって図示しないモータを回転して磁気ディ
スク41及び54の回転を開始すると共に、リード/ラ
イト回路49を介してクロック専用ヘッド43から読み
だされた基準クロック信号を増幅し、クロック発生回路
51がパルス化後PLL回路等を用いて、磁気ヘッド4
2で記録するためのクロック信号を発生する。
【0019】このクロックを入力したクロックライトロ
ジック部52は、コントローラ53から出力した磁気デ
ィスク41に記録する磁化パターンを前記クロックに同
期してライトゲート(記録の領域指定のための制御信
号)と共にリード/ライト回路50に送り、磁気ヘッド
42で特定の範囲に磁化パターンを記録する。また、こ
の磁化パターンの記録は、前記キャリッジ44がレーザ
測長計47の測長に基づいて一定速度で磁気ディスク半
径方向に移動しながら行う。この位置制御系では、トラ
ック毎に位置決めする必要は必ずしもなく、一定速度で
送りながら記録することにより記録時間の短縮を図るこ
とができる。
【0020】この様に本実施例によるクロックライタ
は、ディスク中心に対して移動方向の異なる2つの磁気
ヘッドを用い、各磁気ヘッドを切替えてN’領域及び
Q’領域から成る磁化パターンを持つ図6のクロックデ
ィスクを作成することができる。
【0021】次に上述したクロックディスクをHDAに
組込、再書き込む段階に付いて詳述する。まず、通常は
HDAに前もって信号を記録したクロックディスクを装
置に組み込み、このクロックディスクを元にデータ記録
用の磁気ディスクにセクタサーボ方式のサーボ信号を書
込んだ場合、記録時の回転中心と装置に実装した時の回
転中心が一致しないため偏心成分が位置信号に乗るとい
った問題が生じる。本実施例によるサーボ信号書込み方
法は、クロックライターの効率化も含め偏心を除くもの
であり、以下この実施例を説明する。
【0022】本実施例で示す方法は、まず、単板状態
(円板を装置に組み込む前の状態)で前述した方法で図
4に示した2種類のクロックN’領域及びQ’領域を持
つクロックディスクを作成し、このクロックディスクを
少なくとも一枚以上装置に組込み、このクロックディス
クからの位置信号を検出し、この位置信号を基に磁気ヘ
ッドの位置決めを行う。
【0023】この際、クロックディスクと磁気ディスク
との間で編心成分が生じるので、まず、本実施例では編
心成分を測定し、ヘッドが偏心成分で動かない様に、位
置信号で閉ループサーボ系を組み込むことにより、磁気
ヘッドを偏心に追従させる補正を行う。この状態で、改
めてクロックディスクからN’領域及びQ’領域から成
るクロックを読出し、このクロックを元に前記した図1
に示すセクタサーボ方式のサーボ信号(パターン)の記
録し直しを行う。この場合、図1中の同期領域30,ト
ラック識別領域31と位置検出領域32のN領域を記録
し直し、Q(Q’)領域は単板時に記録した信号を使用
する。これら磁化パターンは、位相検出用に半径方向に
記録パターンを連続させたため、位置によって再生波形
が変わらず、MRヘッドの用にトラック方向に感度分布
が有っても、位置信号に非線形性が生じないサーボ信号
を書込むことができる。
【0024】尚、図1に示す様にサーボ情報領域は狭い
のでクロックディスクによる記録時の位置信号の復調領
域と再書き込み領域は完全に分離できる。また、磁気デ
ィスク装置に多数枚実装するとき、ヘッドの位置決めは
特定のヘッドで位置決めし、記録ヘッドを切り替えなが
ら記録する。また、再書き込みのためのにクロックはク
ロックディスクに記録されている信号を利用することが
できる。図5に再書き込みのためのクロックライタの構
成ブロック図を示す。本装置は、前記クロックディスク
を含む複数枚の磁気ディスク3,該磁気ディスク3対応
に設けられた複数の磁気ヘッド2,該磁気ヘッド2を搭
載するキャリッジ4及び該キャリッジ4を駆動するボイ
スコイルモータ(VCM)5とを一体的に構成したHD
A1と、磁気ヘッド2に対してクロック等の信号の記録
再生を行うリード/ライト回路7と、該回路7から再生
されたクロック信号を検出するクロック検出回路10
と、該検出回路10から検出したクロックを元に適当な
タイミングでライトパターンやライトゲートを作成して
サーボ信号(パターン)を発生するライトパターン・ゲ
ート発生回路11と、前記検出クロックを元に磁気ヘッ
ド位置を検出してサーボ回路8にフィードバックする位
置検出回路9と、これらを制御するコントローラ12と
を備える。
【0025】この様に構成されたクロックライタは、コ
ントローラ12が磁気ヘッド2の中から前記クロックデ
ィスク対応に位置づけられた位相検出用の磁気ヘッドを
選択し、その磁気ヘッド2によるクロックをリード/ラ
イト回路7を介してクロック検出回路10に出力する。
このクロック検出回路10からのクロックにより位置検
出回路9が磁気ヘッドの位置検出を行い、その磁気ヘッ
ド2をサーボ回路8を用いたフィードバック制御によっ
て特定の位置に位置付ける。この状態でコントローラ1
2は、その磁気ヘッド位置に応じたサーボ信号(パター
ン)をライトパターン・ゲート発生回路11に設定し、
リード/ライト回路7を介して磁気ディスク上にサーボ
信号(パターン)を記録し直し、図1に示すセクタサー
ボ方式磁気ディスクを作成する。従って、このHDA1
には少なくとも1枚のセクタサーボ方式のサーボ信号を
記録した磁気ディスク3を持つことができ、このHDA
1を実装置に組込むことによって磁気ディスク装置を完
成することができる。
【0026】尚、前記実施例ではHDA1内に1枚のク
ロックディスクを組込む例を説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、記録精度を向上するためにH
DAに組み込む全ディスクを図4のクロックデイスクと
し、位置検出ヘッドを記録面ごとに選択して全ディスク
にセクタサーボ信号を記録することもできる。
【0027】この様に本実施例は、位相検出用に半径方
向に記録パターンを連続させた磁化パターンを使用する
ため、磁気ヘッド位置によって再生波形が変わらず、M
Rヘッドの用にトラック方向に感度分布が有っても、位
置信号に非線形性が生じないサーボ信号を書込むことが
できる。また本発明は、上記実施例における磁化パター
ンのピッチ、相数、アジマス、クロックディスクの形態
等開示例に限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によるサーボ信号
書き込み方法は、内周から外周まで連続し、且つ異なる
記録方向を持った第1及び第2の磁化パターンを磁気デ
ィスクに書込み、該2つの磁化パターンを読出すことに
より磁気ディスク半径位置に依存しない磁気ヘッド位置
信号を得、この位置信号を元に第1の磁化パターンの書
直しを行うことによって磁気ディスクの偏心を補正した
サーボ信号を書込むことができる。
【0029】また本発明による磁気ディスク装置は、内
周から外周まで連続し、且つ異なる記録方向を持った第
1及び第2の磁化パターン持つ磁気ディスクを組込み、
該該2つの磁化パターンを読出すことにより磁気ディス
ク半径位置に依存しない磁気ヘッド位置信号を得、この
位置信号を元に第1の磁化パターンの書直しを行うこと
によって磁気ディスクの偏心を補正したサーボ信号を書
込んだ磁気ディスク装置を得ることができる。
【0030】この様に本発明によれば、位相検出用の2
つの磁化パターンを磁気ディスクの内周から外周に渡っ
て連続させ、磁気ヘッド位置による再生波形が変わらな
い用にしたため、MRヘッド等の用にトラック方向に感
度分布が有っても、位置信号に非線形性を生じないサー
ボ信号書き込み方法及び磁気ディスク装置を得ることが
できる。また、本発明によればクロックディスクを予め
用意するため、専用のサーボライターを必要とせず、若
干の回路を用意することで、ディスク装置自体でサーボ
信号の記録ができ、サーボライター時の生産性の向上と
低コスト化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による位相検出型サーボパタ
ーンを示す図。
【図2】磁気ヘッドの位置信号の線形・非線形性を説明
するための図。
【図3】位置信号検出のためのブロック構成例を示す
図。
【図4】クロックディスクの磁化パターン例を示す図。
【図5】サーボパターン書き込み時の磁気ディスク装置
の構成を示す図。
【図6】サーボトラックライタの一例を示す図。
【符号の説明】
1…HDA(ヘッド・ディスク・アッセンブリ)、2…
磁気ヘッド、3…磁気ディスク、4…キャリッジ、5…
VCM(ボイスコイルモータ)、6…スピンドル、7…
リード/ライト回路、8…サーボ回路、9…位置検出回
路、10クロック検出回路、11…ライトパターン・ゲ
ート発生回路、12…コントローラ、30…同期領域、
31…トラック識別領域、32…位置検出領域。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッド位置を検出するためのサーボ
    信号を磁気ディスクに書込むサーボ信号書き込み方法で
    あって、磁気ディスク内周から外周まで連続した第1の
    記録方向を持つ第1の磁化パターン及び磁気ディスク内
    周から外周まで連続し、且つ該第1の記録方向とアジマ
    ス角を持った第2の記録方向を持つ第2の磁化パターン
    を磁気ディスクに記録し、該第1及び第2の磁化パター
    ンを読出して位相検出によりディスク半径位置に依存し
    ない線形性を持つ磁気ヘッドの位置信号を得、該位置信
    号を元に前記第1の磁化パターンの書直しを行うことに
    よりサーボ信号を書込むことを特徴とするサーボ信号書
    込み方法。
  2. 【請求項2】 セクタサーボ方式の磁気ディスクを備え
    る磁気ディスク装置において、内周から外周まで連続し
    た第1の記録方向を持つ第1の磁化パターン及び内周か
    ら外周まで連続し、且つ第1の記録方向とアジマス角を
    持った第2の記録方向を持つ第2の磁化パターンを記録
    した磁気ディスクを組込み、該第1及び第2の磁化パタ
    ーンを読出して位相検出によりディスク半径位置に依存
    しない線形性を持つ磁気ヘッドの位置信号を得、該位置
    信号を元に前記第1の磁化パターンの書直しを行ってサ
    ーボ信号を書込むことを特徴とする磁気ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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