JPH08255448A - ディスク記録再生装置及びそのセルフサーボライト方法 - Google Patents

ディスク記録再生装置及びそのセルフサーボライト方法

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JPH08255448A
JPH08255448A JP7059495A JP5949595A JPH08255448A JP H08255448 A JPH08255448 A JP H08255448A JP 7059495 A JP7059495 A JP 7059495A JP 5949595 A JP5949595 A JP 5949595A JP H08255448 A JPH08255448 A JP H08255448A
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外部のサーボライタを使用した場合の問題点を
解消し、特別のサーボ情報書込み環境を確保することな
く、高密度かつ高品質のサーボ情報を効率的にディスク
に記録することができるディスク記録再生装置を提供す
ることにある。 【構成】ヘッド2の位置決め制御に必要なサーボ情報を
セルフサーボライト方式によりディスク1上のサーボエ
リアに書込むディスク記録再生装置である。本装置はデ
ィスク1上に予め記録されたプリサーボ情報を利用して
ヘッド送り位置決めピッチ量を算出する算出部9cおよ
びヘッド送り位置決めピッチ量を利用してヘッド2をデ
ータエリアの所定位置に位置決めして仮想サーボ情報を
書込み、この仮想サーボ情報に基づいてヘッド2をサー
ボエリアに位置決め制御してサーボ情報を書込むサーボ
情報書込み制御手段3〜6を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にディスク上に記録
したサーボ情報に基づいて、データの記録再生を行なう
ヘッドをディスク上り目標位置に位置決め制御するセク
タサーボ方式のディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に小型のハードディスク装置
(HDD)では、ディスク上にサーボ情報を記録したサ
ーボエリア(サーボセクタ)が所定の間隔で配置されて
いる。データのアクセス時には、ヘッドによりサーボ情
報が再生されて、このサーボ情報に基づいてヘッドが目
標位置(目標トラック)に位置決め制御される。
【0003】ところで、サーボ情報は、HDDの組立て
工程時に、サーボ情報書込み専用装置(サーボライタ)
により、ディスク上の所定エリアに書込まれる。サーボ
ライタは、図14(A)に示すように、HDDの筐体2
0を固定するための図示しないクランパと、基準信号用
固定ヘッド21と、ヘッド2を任意の位置に移動させる
ための駆動板22と、この駆動板22とキャリッジアー
ム23とを接触させるための駆動ピン24とを有する。
さらに、駆動板22を駆動させるためのステップモータ
26と、このステップモータ26より発生した直線変位
を回転変位に変換するためのラックピニオン27と、駆
動板22が駆動された時の移動量を検出するためのエン
コーダ28と、スピンドルモータ13、ボイスコイルモ
ータ(VCM)12、及びヘッドアンプ29をそれぞれ
動作させる信号を磁気ディスク装置との間で送受するた
めのケーブル30と、図示しない駆動系制御回路及びサ
ーボ情報の記録再生系制御回路から構成されている。
【0004】前記の駆動板22、ラックピニオン27、
及びエンコーダ28の回転中心は、キャリッジアーム2
3の回転中心に一致する様に、HDDを図示しないクラ
ンパ上に正確に固定している。基準信号用固定ヘッド2
1は、ディスク1のデータエリア以外の任意の位置に位
置決めされるようにHDDの外部に固定されている。
【0005】駆動ピン24は、キャリッジアーム23の
一部と線接触しており、駆動板22を駆動することによ
り、HDD本体のヘッド2をディスク1上の任意の位置
に自由に移動させることができる。
【0006】駆動ピン24は、図14(C)に示すHD
Dのトップカバー34を解放した状態で、または、トッ
プカバー34の一部に設けた切り欠き窓35から挿入し
た状態で、任意のディスク1に対面するヘッドを支持す
るキャリッジアーム23の一部に接触する。
【0007】図14(B)はキャリッジアーム23と、
駆動ピン24との位置関係を示した部分拡大図である。
駆動ピン24とキャリッジアーム23との接触位置の決
定に際しては、ヘッド2をディスク1上の任意の位置に
高精度に位置決めする必要がある。このため、ヘッド
2、サスペンション25、及びキャリッジアーム23の
中で、最も剛性の高いキャリッジアーム23の部分で、
ヘッド2の先端からの位置ずれ量が最小になるような接
触位置が選択される。
【0008】図14(C)は、HDDの一部に切り欠き
窓35を設け、その切り欠き窓35より駆動ピン24、
基準信号用固定ヘッド21を挿入する従来型のサーボラ
イタを使用する場合のHDDの外観図である。
【0009】ここで、図14(C)に示すように、トッ
プカバー34の上部には駆動ピン24の挿入窓35と側
面部には基準信号用固定ヘッド21の挿入窓36が形成
されている。即ち、従来型のサーボライタを使用する方
式では、HDDの筐体部分の所定位置に、前記の切り欠
き窓部を形成する必要がある。このため、これらの切り
欠き窓部は、HDDの筐体の剛性劣化や筐体内部への粉
塵混入の要因の一つになっている。
【0010】次に、従来のサーボライタを使用したサー
ボ情報の書込み方法について、図14と図15を参照し
て説明する。まず、ケーブル30を介して電源が投入さ
れて、HDDのスピンドルモータ13、ヘッドアンプ2
9及びVCM12に電流が供給される。このVCM12
の駆動により、キャリッジアーム23を駆動してヘッド
2を、ディスク1の内周方向に移動させる向きに力を発
生させる。
【0011】一方、基準信号用固定ヘッド21により、
図示しない基準信号発生回路から発生した基準信号SC
を、HDDの仕様に基づき設計された数だけディスク1
上に書き込む。基準信号用固定ヘッド21は、ディスク
1のデータエリアを外れた外周側の任意の位置に配置さ
れる。このとき、基準信号SCの個数を合わせるだけで
なく、個々の基準信号SCの位相及び基準信号SCの書
き始めと書き終りの位相が一致するまで書き続ける。
【0012】次に、ステップモータ28を駆動し、ラッ
クピニオン27でキャリッジアーム23を移動させ、ヘ
ッド2をデータエリアの最外周のトラック上に位置決め
する。この時の位置をエンコーダ28でモニターし、ヘ
ッド2が所定の位置に位置決めされるように、図示しな
い駆動制御回路により駆動系の制御が行われる。
【0013】次に、図15に示すように、ヘッド2の位
置決めが終了した時、基準信号用固定ヘッド21により
読み込まれた基準信号SCは、図示しないインデックス
信号を基準にアドレスカウンタ37でカウントされ、図
示しないホストコンピュータから予めサーボ情報が記憶
されているパターンメモリ38のアドレスコードへ変換
され、パターンメモリ38上の該当するアドレスを選択
する。
【0014】パターンメモリ38より読出されたサーボ
情報SDがディスク1に書込まれて、1セクタSSが形
成される。このような処理を一連のサーボ情報書込み操
作を必要なトラック分繰り返すことにより、ディスク1
のサーボ情報SDの書き込みが終了する。
【0015】このようなサーボ情報の書込み方式では、
1台のHDDのサーボ情報SDの書き込みを終了するた
めには、1台のサーボライタが占有される。したがっ
て、複数台のHDDのサーボ情報SDの書込み処理を同
時に行うには、複数台のサーボライタを要するか、ある
いは一台ずつ複数台分の時間をかけてサーボ情報を書き
込まねばならない。このため、非常に生産性が悪く、か
つ前述のHDDの一部に設けた切り欠き窓や、あるいは
トップカバーを解放することによる粉塵の混入を避ける
ため非常にクリーンな環境が必要になる。
【0016】さらに、ステップモータ26、ラックピニ
オン27が駆動することにより発生する励振力が、駆動
ピン24とキャリッジアーム23との接触位置から、ヘ
ッド2の挙動に影響を与える。また、スピンドルモータ
26が回転することにより発生する回転振動成分も、ヘ
ッド2の挙動に影響を与える。
【0017】この結果、サーボライタの書込み時の振動
成分が、ヘッド2を介してサーボ情報SDに記録される
ことがある。このような振動成分を含むサーボ情報を使
用して、ヘッド位置決め制御を行なうHDDにおいて
は、その位置決め精度を劣化させる要因となる。
【0018】これは、ヘッド2を位置決めする駆動ピン
24がキャリッジアーム23に接触しているだけで、デ
ィスク1に直接サーボ情報SDを書込むヘッド2の挙動
を制御できないことによる。さらに、サーボライタの剛
性を無限大に大きくすることができないこと、サーボラ
イタにHDDを固定した場合に、HDD個々の特性のば
らつきとサーボライタとの相性に起因する。これは、例
えサーボライタ単体を高剛性にしても、また、HDD筐
体単体を高剛性にしても、サーボライタを使用してディ
スク1にサーボ情報を書き込むといった従来型のサーボ
情報書込み方式を採用している限り避けることができな
い問題である。
【0019】これらのことから、従来型のサーボライタ
を使用したサーボ情報書込み方式では、HDDのトラッ
ク密度が高密度化するほど、サーボ情報のトラックピッ
チに対するサーボ情報書き込み精度が劣化するととも
に、サーボ情報書き込み時間が増大する。このため、H
DDの高密度化に非常に悪影響を与えることになる。さ
らに、サーボライタを設置する場所は、周囲がクリーン
で静寂な環境にする必要もあり、HDDの生産性の向上
に対しても非常に大きな障害となる。
【0020】特に最近では、小型のHDDの大容量化の
要望に応えるべく、トラック密度の向上が図れており、
そのうえ製品寿命も短くなってきている。これに伴っ
て、高品質なサーボ情報を書込むことが可能なサーボラ
イタを開発する必要がある。
【0021】この場合、サーボライタ自身による起振源
や、ヘッド位置決め制御部の位置決め精度、ヘッド位置
決め制御部とHDD本体との相互作用により発生する励
振力等により、トラック密度の高密度化を行う際、上記
の影響力はトラックピッチに対し大きくなり、サーボ情
報の品質を著しく低下させるばかりか、サーボ情報の書
き込みを施行する環境まで十分に考慮する必要がある。
【0022】前述したように、高生産性があり、高トラ
ック密度化を目指すHDDにおいては、ディスクに如何
にして、効率的にかつ高精度にサーボ情報を書込むかが
非常に重要な問題となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにHDDで
は、従来のサーボライタを使用してサーボ情報を書き込
む場合、サーボライタ自身が起振源となる振動成分や、
サーボライタのヘッド位置決め制御部の位置決め精度、
HDDのスピンドルモータが回転することにより発生す
る回転振動成分、およびスピンドルモータの回転による
励振力がHDD本体の筐体を揺さぶることにより発生す
る振動成分等が、ディスク上に書込むサーボ情報の品質
を著しく劣化させ、トラックピッチの高密度化を妨げて
きた。
【0024】また、高精度な位置決め制御機構を設け、
起振源の少ない高剛性なサーボライタを開発することは
非常にコストを要し、またHDDの機種ごとにサーボラ
イタを開発しなければならず、サーボ情報の書き込みを
行う環境までも開発していく必要があるため生産性が非
常に悪い。
【0025】本発明の目的は、前述したように外部のサ
ーボライタを使用した場合の問題点を解消し、特別のサ
ーボ情報書込み環境を確保することなく、高密度かつ高
品質のサーボ情報を効率的にディスクに記録することが
できるディスク記録再生装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドの位置
決め制御に必要なサーボ情報を、セルフサーボライト方
式によりディスク上のサーボエリアに書込むディスク記
録再生装置である。本装置は、ディスク上の例えば最外
周側に予め記録されたプリサーボ情報を利用してヘッド
送り位置決めピッチ量を算出する算出手段およびヘッド
送り位置決めピッチ量を利用してヘッドをデータエリア
の所定位置に位置決めして仮想サーボ情報を書込み、こ
の仮想サーボ情報に基づいてヘッドをサーボエリアに位
置決め制御してサーボ情報を書込み、以後この仮想サー
ボ情報と前記サーボ情報に基づいて次の仮想サーボ情報
とサーボ情報を書込むように制御するサーボ情報書込み
制御手段を有する。
【0027】また、本発明は、ディスク記録再生装置仕
様のトラックピッチ間隔で、ディスクスを回転させるス
ピンドルモータの回転非同期振動成分σnrro、その
他サーボ情報書き込み時に発生する振動成分σetcの
2乗和より小さな振動成分しかないプリサーボ情報を予
め記録したディスクを使用する。このプリサーボ情報を
用いて位置決め制御しながら、ヘッドの送り位置決めピ
ッチ量とサーボ情報の書込みタイミング補正量を算出
し、装置仕様の位置決め精度以上の位置決め精度δsv
で送り位置決めし、前記σnrro、σetcを充分抑
圧し、トラックピッチTpはTp±3δsv以下を確保
しながら、サーボ情報をディスク上のサーボエリアに書
込む。
【0028】さらに、本発明は、サーボ情報が記録され
ていると共にサーボ情報以外の情報が記録または再生さ
れる少なくとも1枚以上の磁気ディスクと、前記磁気デ
ィスクに記録されたサーボ情報を読取り、情報を記録ま
たは再生する磁気ヘッドを備えたセクタサーボ方式の磁
気ディスク装置において、前記1枚以上の磁気ディスク
は、磁気ディスクの一部に、磁気ディスク装置が仕様時
において、磁気ヘッドを位置決めするのに必要なサンプ
リング周波数Fsr以上のサンプリング周波数Fpp
で、前記磁気ヘッドを位置決め可能な、前記磁気ヘッド
が磁気結合的に再生可能なプリサーボ情報であって、前
記磁気ディスク装置のスピンドルモータの回転により発
生する非同期振動成分σnrro、磁気ディスク装置の
位置決め制御時に発生する振動成分σsrの2乗和より
小さな振動成分を持ち、前記磁気ディスク装置の仕様に
おけるトラックピッチ間隔で、磁気ディスク装置仕様の
トラック数の10分の1以下のトラック数分のプリサー
ボ情報を持つ磁気ディスクを組み込み、前記プリサーボ
情報を利用して送り位置決めピッチ量算出手段、サーボ
情報書き込みタイミング補正量算出手段を介し、送り位
置決めピッチ量、書き込みタイミング補正量を取得し、
前記磁気ヘッドにより書き込まれた仮想サーボ情報を参
照し、送り位置決めピッチ間隔で送り位置決めしなが
ら、前記位置決めにおいて得られる再生信号から書き込
みタイミング生成手段を介して得られる書き込みタイミ
ングで、前記位置決め位置において、新たなサーボ情
報、及び、仮想サーボ情報を書き込む。この仮定を繰り
返すことにより磁気ディスク装置仕様のトラックピッチ
Tpに仮想位置決め誤差δsvを加えたTp±3δsv
以下の精度でディスク全面のサーボ情報を書き込むこと
を特徴とするセルフサーボライト型磁気ディスク装置で
ある。この場合、従来のサーボライタで書き込んだ場合
のトラックピッチの位置決め誤差をδcvとすると、
「δcv>δsv」の関係を満足する。
【0029】前記送り位置決め制御は、前記送り位置決
め位置でのS/Nを改善するS/N改善係数Kと、磁気
ディスク装置を実使用する上で発生する振動成分を十分
抑圧可能なサンプリング周波数Fss以上を実現する位
置決め情報量M1との積である「K×M1」個であっ
て、前記位置決め制御の前段階にて書き込まれた仮想サ
ーボ情報を参照し、前記プリサーボ情報を元に送り位置
決めピッチ量算出手段にて算出された前記送り位置決め
ピッチが確保できる位置にて位置決め制御を行い、次の
サーボトラックの磁気ディスク装置の仕様に必要なサー
ボ情報を書き込み、あるいはオーバーライトするように
前記仮想位置決め情報を書き込む。
【0030】
【作用】本発明では、セルフサーボライト機能を実現し
たことにより、サーボ情報書込み時にクリーンで静粛な
環境が不要になる。また、ディスク記録再生装置のそれ
ぞれでサーボ情報を書込むことが可能になるため、高品
質高剛性で高価なサーボ情報書込み用のサーボライタが
不要になる。この結果、サーボ情報の書込み工程に要す
る時間が飛躍的に短縮されるとともに、従来のサーボラ
イタによる起振源を皆無にすることが可能となる。さら
に、サーボライタとディスク記録再生装置相互間に発生
される励振力も存在しなくなるため、サーボ情報に含ま
れる振動成分を大幅に抑制できることになり、結果的に
高品質なサーボ情報を得ることが可能となる。
【0031】さらに、サーボ情報の書込み時における位
置決め制御は、仮想サーボ情報を参照しながら実行する
ため、通常のサーボ帯域よりもはるかに高帯域サーボ情
報によりヘッドを位置決めすることが可能となる。この
結果として、ヘッドがスピンドルモータの回転振動成分
や、ディスク記録再生装置のセルフサーボライト時の環
境の振動成分を十分抑制することが可能となる。したが
って、前記のような高品質なサーボ情報を得ることが可
能となる。
【0032】また、専用のサーボライタを特に必要とし
ないため、外部から基準信号用固定ヘッドの挿入の必要
もなく、サーボライタの位置決め駆動系を本装置のアク
チュエータ系に接触させる必要性がないため、トップカ
バーの解放や、筐体部の切り欠き部が不要となる。これ
により、結果的に装置内部への粉塵の混入過程が発生し
ないため、サーボ情報書込み時の環境を特に考慮する必
要性がない。
【0033】さらに、セルフサーボライト方式うによ
り、サーボ情報書込み用専用装置の開発コストを不要に
することができるため、結果として生産コストの低減を
図ることができる。
【0034】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本実施例に係わるディスク記録再生装置の要
部を示すブロック図、図2は本実施例に係わるHDDの
外観を示す斜視図である。 (HDDの構成)本実施例は、セクタサーボ方式のHD
Dを想定しており、特にセルフサーボライト機能を備え
たHDDに係わる。
【0035】本実施例のHDDは、図1に示すように、
自身でディスク1上にサーボ情報を書込むセルフサーボ
ライト機能を実行する各構成要素を備えている。なお、
本実施例では、通常のデータ記録再生機能に必要な各構
成要素については説明を省略する。
【0036】まず、本実施例のHDDの外観は、図2
(A)に示すように、記録媒体であるディスク1、スピ
ンドルモータ13、ヘッド位置決め制御機構を構成する
VCM12、およびヘッドアンプ(記録アンプ3と再生
アンプ7)を備えており、通常のHDDとほぼ同様であ
る。
【0037】通常のHDDとの相違点は、図2(B)に
示すように、サーボライタ用の切り欠き窓がないトップ
カバー21である。即ち、本実施例のHDDは、従来型
のサーボライタを必要としないため、サーボライタの駆
動ピンや基準信号用ヘッドのための切り欠き窓が形成さ
れていない。また、別の相違点は、図2(A)に示すよ
うに、後述するプリサーボ情報PSが予めディスク1に
記録されている。
【0038】次に、セルフサーボライト機能の各構成要
素について、図1を参照して説明する。即ち、セルフサ
ーボライト機能は、サーボパターン生成部4、記録タイ
ミング生成部5、実/仮想サーボパターン記憶部6、学
習記憶部9、および書込み位置生成部10の各要素から
なる。学習記憶部9は、記録タイミング補正部9a、ト
ラックピッチ算出部9c、およびメモリ9b,9dを有
する。
【0039】さらに、通常のHDDと同様に、サーボ情
報の記録再生に使用される記録アンプ3と再生アンプ7
からなるヘッドアンプ、再生信号を処理するための信号
処理部8、およびヘッド位置決め制御部11を有する。
【0040】ヘッド位置決め制御部11は、ヘッド2に
よりディスク1から再生したサーボ情報(バーストパタ
ーン)に基づいて、VCMドライバ14を制御してヘッ
ド2をディスク1上の目標位置に位置決め制御する。セ
ルフサーボライト処理時には、ヘッド位置決め制御部1
1は、書込み位置生成部10から位置決め用情報を入力
してヘッド2の位置決め制御を行なう。
【0041】実/仮想サーボパターン記憶部6は、実際
にHDDがデータの記録再生時にヘッド2を位置決め制
御するための実サーボパターン(サーボ情報SD)と仮
想サーボパターン(仮想サーボ情報SP)を格納してい
る。
【0042】サーボ情報SDは、図10に示すように、
大別してシリンダアドレスコード、セクタ/インデック
スパターン、等の隣接トラック間で連続するパターンS
とバーストパターンA〜Dからなる。バーストパターン
A〜Dは、ヘッド2をトラック中心に位置決め制御する
ための位置情報を生成するためのサーボパターンであ
る。
【0043】サーボパターン生成部4は、記録タイミン
グ生成部5からの記録タイミング信号に同期して、実サ
ーボパターンSDまたは仮想サーボパターンSPに対応
する記録信号を記録アンプ3に出力する。記録アンプ3
は記録信号を増幅してヘッド2に出力する。これによ
り、ヘッド2は、実サーボパターンSDまたは仮想サー
ボパターンSPをディスク1上に書込む。 (プリサーボ情報)本実施例では、図9に示すように、
ディスク1上の例えば外周側に、予めプリサーボ情報P
Sが、1トラック当たり所定数(m1)個記録されてい
る。プリサーボ情報PSの内容は、図10に示すよう
に、実サーボ情報SDと仮想サーボ情報SPがトラック
の1周に渡って記録されているサーボ情報全体を意味す
るとする。
【0044】プリサーボ情報PSは、図10に示すよう
に、バーストA,Bの境界をトラック中心とした場合
に、通常では最低3トラック分のトラック数に記録され
ている。プリサーボ情報PSの仮想サーボ情報SPは、
例えば2相のパターンPa,Pbからなり、ヘッド2の
ヘッド幅で千鳥状に記録されている。
【0045】図10に示すセクタはHDDの仕様に従っ
て設定されている。1セクタ中の仮想サーボ情報SPの
千鳥状の各パターンPa,Pbの繰返しは、サーボ情報
の書込み時に必要なサンプル数により設定される。
【0046】プリサーボ情報PSは、ディスク1をHD
Dに組み込む前段階で高精度に書込まれて、ヘッド2に
より再生可能な情報である。このとき、プリサーボ情報
PSは、HDDを使用する上で発生するスピンドルモー
タ回転非同期振動周波数Fnrro、及び、その他の振
動周波数Fetc以上の周波数であって、前記振動周波
数成分を十分吸収できるサンプリング周波数Fppを満
足できるm1個から構成されており、以下の式にて関係
付けられる。 m1≧Fpp×60/rpm(rpm:モータ回転数)…(1) また、m1個からなる各プリサーボ情報PSは、その振
幅値検出が可能なm2個からなる信号で構成されてい
る。さらに、プリサーボ情報を含む連続したトラック数
ntは、HDDのトラックピッチが正確に測定できる2
トラック以上(前記のように実際には3トラック分)で
あり、装置仕様、あるいは、全トラック数naの1/1
0以下である。また、プリサーボ情報PSの連続したト
ラック数ntは、ディスク1の数箇所に渡って書き込ま
れていてもよい。(送り位置決めピッチ量の測定方法)
前記のように、プリサーボ情報PSは、ディスク1の一
部のトラックnt本分に書き込まれていれば良く、ここ
では便宜的に最外周位置に書き込まれていると想定す
る。
【0047】図3は、プリサーボ情報PSに含まれる位
置決めバースト信号(A〜D)とヘッド2の位置との関
係、及びオフトラック時のバースト信号振幅と位置情報
との関係を示している。
【0048】ヘッド2は、図1に示すヘッド位置決め制
御部11により、バースト信号のA信号とB信号の各信
号振幅が等しくなる位置でオントラック状態となる。こ
の状態において、ヘッド位置決め制御部11はオフトラ
ック電圧印加手段により電圧を印加しながら、ヘッド位
置を移動させる。この時、トラックピッチ算出部9cは
オフトラック電圧とプリサーボ情報PSの信号振幅との
関係を測定し、メモリ9dに格納する。これにより、1
トラックピッチはX−Y間に相当し、ヘッド幅は位置信
号が飽和する直前までであることから、それぞれの相当
する距離を移動させるオフトラック電圧Vtp、Vwを
得る。即ち、Vtpはトラックピッチ幅に相当し、Vw
はヘッド幅(実トラック幅)に相当する。
【0049】次に、前記方法により得たオフトラック電
圧から、送り位置決めピッチ量を算出する。送り位置決
めピッチは、本実施例においては半トラックピッチ幅に
相当するため、トラックピッチマージンVmを、Vm<
Vw/2の関係を満たす条件下において、「Vm=(V
tp−Vw)/2」により算出する。
【0050】これにより、オントラック位置からVmだ
けオフトラックさせた時の振幅値S(Vm)が、ある信
号位置に対してヘッド2が右側エッジにある場合の送り
位置決め振幅値である。また、−S(−Vm)がヘッド
2が左側エッジにある場合の送り位置決め振幅値であ
る。この場合、再生振幅値に対象性のある磁気ヘッドに
おいては、S(Vm)=−S(−Vm)が成立する(図
5(A)を参照)。
【0051】この送り位置決め振幅値(±S)を送り位
置決めピッチ量として、メモリ9dに記憶し、仮想位置
決め情報を用いて磁気ヘッドを送り位置決め制御する場
合に前記メモリの内容と参照することにより位置決め制
御する。 (サーボ情報の書込み手順)前述の測定方法により得ら
れた送り位置決めピッチ量に基づいて、ヘッド2の位置
決め制御を行なって、ディスク1のサーボエリアにサー
ボ情報(サーボパターン)を書込むプロセスを図4を参
照して説明する。
【0052】本実施例では、プリサーボ情報の一部をH
DD仕様のサーボ情報に含まれる位置決めバースト信号
として利用する。プリサーボ情報を使用して、最初の位
置決め制御方法には以下の2種類がある。
【0053】第1として、プリサーボ情報の仮想サーボ
情報を最初から利用する方法がある。即ち、図4におい
て、サーボパターンA,B,C,D及び−2,−1,
0,1で終わっているとすると、仮想パターンの信号振
幅を検出し、S(−Vm)の位置で位置決めするモード
に入る。この状態からヘッドを送り制御しながら、H2
の位置でオントラックさせる。このときの検出信号振幅
は仮想サーボ情報(1)のS(Vm)を用いる。前記オ
ントラック状態で、実サーボ情報SDのサーボパターン
(2)のライトとオーバーライトを実行し、仮想サーボ
情報SPの仮想サーボパターン2を書き込む。
【0054】第2として、プリサーボ情報のサーボ情報
を使用して位置決めし、仮想サーボ情報による位置決め
制御モードに移行する。即ち、H0の位置でA,B相バ
ーストパターンを使用してオントラックし、この状態か
ら仮想サーボ情報による位置決め制御モードに移行す
る。移行後は、仮想サーボパターン1の信号を検出し、
H2の位置でオントラックさせる。この後、実サーボ情
報SDのサーボパターン(2)のライトとオーバーライ
トを実行し、仮想サーボ情報SPの仮想サーボパターン
2を書き込む。
【0055】この過程を繰り返すことにより、現在の仮
想サーボパターンに基づいてヘッド2を位置決め制御
し、次のトラックの実サーボ情報SDのサーボパターン
を書込む(図5(B)を参照)。このとき、HDD仕様
により定められたトラックピッチを正確に確保しなが
ら、書き込み時に発生するスピンドルモータ回転振動成
分σnrro、書き込み時発生不要振動成分σetcを
十分抑制しながら、最終トラック位置まで書き込む。
【0056】さらに、図1と図11乃至図13を参照し
て、前記のサーボ情報の書込み手順について詳細に説明
する。ここで、前述の測定方法により、図1に示す学習
記憶部9では、ディスク1上に記録されたプリサーボ情
報に基づいて、トラックピッチ算出部9cが算出した送
り位置決めピッチ量(トラックピッチ量)をメモリ9d
に格納している。
【0057】図11において、まず、プリサーボ情報の
バーストパターンを利用して、ヘッドのセンタをトラッ
クN3に移動させて位置決めする。この後から、図1に
示す書込み位置生成部10はメモリに格納されたトラッ
クピッチ量に基づいて、ヘッド2の位置決め位置をヘッ
ド位置決め制御部11に与える。
【0058】ヘッド位置決め制御部11は、ヘッド2を
適切な書込み位置(図11に示すヘッド位置a)に位置
決め制御する。このとき、ヘッド2はトラックN4とP
0で挟まれた部分の仮想サーボパターンPa4の信号を
再生する。ヘッド位置決め制御部11は、このヘッド2
の再生出力とメモリ9dに格納されたトラックピッチ量
とを比較しながら、前記の位置決め制御を実行する。
【0059】次に、ヘッド位置aにおいて、ヘッド2は
図1に示す記録タイミング生成部5から出力されるパタ
ーン書込みタイミングに同期して、サーボパターン生成
部4から出力されるサーボパターンを書込む。書込まれ
るサーボパターンは、図11に示すように、隣接トラッ
ク間で位相が一致すべきパターンS0、各バーストパタ
ーンの中でA0,D0,および仮想サーボパターンPB
0である。
【0060】また、位置決め制御を実行している期間
は、サーボパターンを記録することはできないので、ヘ
ッド位置決め制御部11はヘッド2により再生される仮
想サーボパターンPa4−1に基づいて位置決めする。
この後、連続して仮想サーボパターンPB0−2を書込
む。
【0061】同様にして、再生した仮想サーボパターン
Pa4−2に基づいてヘッド2を位置決めし、続いて仮
想サーボパターンPB0−3を書込む。このような仮想
サーボパターンの再生と書込みのシーケンスにより、1
トラック分のサーボパターンと仮想サーボパターンを書
込むことが可能となる。
【0062】次に、前記のように記録した仮想サーボパ
ターンPB0を使用して、次のトラックのサーボパター
ンを書込み手順について説明する。前段階において、ヘ
ッド2は図11に示すヘッド位置aに位置決めされてい
る。この状態において、P0EとP1で挟まれた部分
で、前記の仮想サーボパターンPB0の再生出力を使用
して、ヘッド2をヘッド位置bに位置決めする。この位
置決め方法は前のトラックの場合と同様である。
【0063】このヘッド位置bにおいて、ヘッド2は実
サーボ情報SDのサーボパターンS1,A1,C1を記
録する。このとき、前に記録したサーボパターンD0の
中で、P0EとP1で挟まれた部分を消去する。さら
に、仮想サーボパターンPA1を図11に示すPB0と
の位置関係で記録する。この場合も、再生、位置決め、
記録のシーケンスも前記と同様である。
【0064】同様の手順により、ヘッド2をヘッド位置
cに位置決めし、サーボパターンS2,B2,C2,P
B2を記録する。このとき、前に記録したサーボパター
ンA1の中で、PE1とP2で挟まれた部分を消去す
る。
【0065】さらに、ヘッド2をヘッド位置d,eに対
しても同様の処理を実行し、実サーボ情報SDのサーボ
パターンS0〜S4、A0とA1、B2とB3、C1と
C2を記録する。D3とD4の部分に、バースト信号D
の一部が記録される。即ち、サーボパターンD4から図
示しないP5とP4Eとの間に挟まれる部分を、次のプ
ロセスで消去すると、実サーボ情報SDのバーストパタ
ーンD4となる。
【0066】このような過程を繰り返すことにより、H
DDが必要とする実サーボ情報SDと仮想サーボ情報S
Pがディスク1の全トラックに渡って記録される。しか
も、所定のトラックピッチを保った状態で記録すること
ができる。図12は全トラックに渡って、実サーボ情報
SDと仮想サーボ情報SPが記録された状態を示す。
【0067】図13はサーボ情報の記録が終了した後
に、HDDが実際に動作するときに、ディスク1で使用
されるサーボ情報(サーボゾーン)とユーザデータ(デ
ータゾーン)との関係を示す。
【0068】図13では、ヘッド2がトラックN3に位
置決めされて、データを再生している状態である。前述
のサーボ情報の書込み時に、データゾーンに記録された
仮想サーボ情報は、ユーザデータをオーバーライトする
ことにより消去される。したがって、実際のデータの記
録再生動作には仮想サーボ情報が影響を及ぼすようなこ
とはない。また、オーバーライトされないで、データゾ
ーンに残っている仮想サーボ情報はサーボゾーンの範囲
外にあるため、サーボ情報に基づいて実行されるヘッド
の位置決め制御動作にも影響を及ぼすようなことはな
い。 (仮想サーボ情報の設定方法)ところで、図9を参照し
て説明したプリサーボ情報PSにおいて、仮想サーボ情
報は1トラック当たり所定数(m1)個記録されてい
る。この仮想サーボ情報の数Mの設定方法は、S/N改
善前において所用サーボ帯域を満足する仮想サーボ情報
数をM1個とし、S/N改善に必要な仮想サーボ情報数
の係数をKとすると、仮想サーボ情報の総数はM≧K×
M1に設定する。最終的な仮想サーボ情報をサンプリン
グする周波数Fssは「Fss=Fpp×K」に相当す
ることになる。ここで、Fppは実サーボ情報をサンプ
リングする周波数Fsvより追従特性を上げた周波数で
あり、またFssはS/N改善をした周波数である。
【0069】このM個の仮想サーボ情報をサンプリング
し、K個分の平均値を求めて位置誤差情報を得ることに
より、ヘッド2の位置決め制御時のサーボ帯域をHDD
仕様の帯域より拡大し、S/Nを改善して、頑強な送り
位置決め制御を行い、信号品質の優れたサーボ情報を書
き込む。
【0070】前記仮想サーボ情報数M1はσnrro、
σetcを抑制できる前記(1)式に従い、S/N改善
係数Kを以下のように設定する。位置決め検出精度をあ
げるため、HDD仕様のサーボ情報を磁気ヘッドの全幅
で再生しているときの信号S/N比をSN(ON)、そ
の時の再生トラック幅Ton、仮想位置決め位置におい
て前記サーボ情報をヘッド2で再生しているとしたとき
のS/NをSN(OFF)、その時の再生トラック幅を
Toffとするとし、システムノイズをNsys、メデ
ィアノイズをNmとした時、各S/Nは以下のようにな
る。
【0071】
【数1】
【0072】また、トラック一周に渡り全ての仮想サー
ボ情報を書き込んだ場合に、その仮想サーボ情報数をm
aspとすると、前記(1)、(2)式により、仮想サ
ーボ情報数Mは(3)式で与えられ、その時のサンプリ
ング周波数Fssは(4)式を満足する。 K×M1 ≦ M ≦ masp…(3) Fss = M×rpm/60(rpm:モータ回転数)…(4) 本実施例では、送り位置決め位置にて位置決め制御しな
がら、次のトラックのサーボ情報を書き込むことがで
き、その時のサンプリング周波数Fssを前記(4)式
に示すように、HDDを実際に使用する上で必要なサー
ボ情報を得るサンプリング周波数Fsrより高いサンプ
リング周波数で位置決めすることが可能である。
【0073】したがって、従来のサーボライタを使用し
たときに問題となるようなサーボ情報に含まれるサーボ
情報の書込み時のスピンドルモータ回転振動周波数成分
Fnrroや、サーボ情報の書込み時に発生する不要な
振動周波数成分、環境の振動成分Fetcに対し十分抑
圧可能となる。従って、本発明のセルフサーボライト機
能により、等価的にFsr以上のサンプリング周波数を
使って、仮想サーボ情報を利用した送り位置決め制御状
態でサーボ情報が書き込まれるため、HDDを実際に使
用する上で、位置決め精度に悪影響を与える不要な振動
成分がサーボ情報中に存在せず、非常に品質の優れたサ
ーボ情報を得ることが可能となる。
【0074】また、各セクタ中に書き込まれた仮想サー
ボ情報は、HDDを実際に使用する場合に、プリフォー
マットを施すことにより従来のHDDとなんら変更なく
使用することも可能となる。 (仮想サーボ情報の書込み順序の因果関係)次に、サー
ボ情報と仮想サーボ情報の書込み順序の因果性に関し
て、図6を参照して説明する。
【0075】図6において、50は1セクタ領域、51
は1セクタに含まれるサーボ情報領域(サーボゾー
ン)、52はデータゾーンとして使用される領域であ
り、53は位置決めされるべきヘッド位置、54はサー
ボ情報の中でオーバーライトされる領域、55は仮想サ
ーボ情報である。
【0076】1トラックにおけるセクタ数IはHDD仕
様に基づき設定されているが、仮想サーボ情報数Mは前
述したように任意に設定することができる。いま仮に、
トラックN、セクタL番目のサーボ情報をSs(N、
L)、また、トラックN、セクタLに含まれる仮想サー
ボ情報をZとすると、偶数トラックの仮想位置決め情報
をSe(N、L、Z)、奇数トラックの仮想サーボ情報
をSo(N、L、Z)とし、1トラックにセクタ数は0
から1個、1セクタに仮想サーボ情報は0からM1個と
する。
【0077】まず、Nトラック位置のサーボ情報と仮想
サーボ情報が書き込まれていると仮定すると、ヘッド2
はN+1トラック位置に送り位置決めされるが、この
時、So(N+1、L、Z)の仮想サーボ情報はSe
(N、L、Z)情報を最終位置決め情報として位置決め
された後に書き込まれる。
【0078】次に、Se(N+2、L、Z)情報は、Z
=0の時は、So(N+1、L−1、Z)を最終サーボ
情報として位置決めされた後に、また、Z≧1において
は、So(N+1、L、Z−1)を最終サーボ情報とし
て位置決めされた後に書き込まれる。
【0079】続いて、サーボ情報Ss(N+1、L)の
書込みはS(eoro)(N+1、LL−1、Z)が最
終サーボ情報となる。また、任意のセクタに属するサー
ボ情報と仮想サーボ情報を書込むため、前記セクタの直
前のセクタに属する仮想サーボ情報のいくつかを最終サ
ーボ情報としてもよい。
【0080】このように次の送り位置決め位置にて書き
込むべき仮想サーボ情報は、前の送り位置決めで参照し
ている仮想サーボ情報と時間的にずらしたタイミングで
書き込むことにより、送り位置決め制御しながらサーボ
情報等の書き込みが可能となり、非常に効率の優れたサ
ーボ情報の書き込みを行うことができる。 (サーボ情報の書込みタイミング)次に、サーボ情報の
書込み(記録)タイミングについて、図1に示す記録タ
イミング補正部9aと記録タイミング生成部5の動作に
関連して、図7を参照して説明する。
【0081】図7は、任意の送り位置決め位置にて、仮
想サーボ情報から位相同期手段を介して得られたクロッ
ク信号を用いて、前記送り位置決め位置にて仮想サーボ
情報を書込む際のタイミングについて説明する図であ
る。
【0082】90、92は任意の仮想サーボ情報に設け
てあるインデックスであり、91,93は仮想位置決め
に使用するバーストパターンでそれぞれ奇数トラック
用、偶数トラック用である。94は90より2値化した
インデックスパルスであり、95は位相同期手段による
位相引込みゲート、96は位相ロック信号、97は91
の仮想サーボ情報の終了信号、98はライトゲート、9
9、100は次トラックの仮想サーボ情報のインデック
ス情報とバーストパターンである。
【0083】図7において、隣接トラックにおいて必ず
位相を揃える必要のある情報はインデックス部になる。
まず、N番トラックの仮想サーボ情報が書込まれていた
とすると、ヘッド2はバーストパターン91、93を元
に、次の送り位置決め位置に位置決めされる。
【0084】この時、インデックスパルス94を基準に
して、位相引き込みゲート95が開けられ仮想サーボ情
報91に対して位相引き込みが開始される。位相引き込
みが終了すると、位相ロック信号96が送出されて、書
込みタイミング信号の位相が前記仮想サーボ情報と正確
に一致する。
【0085】この後、仮想サーボ情報のパルスカウント
アップ信号が送出されると、前記位相ロックされた書込
みタイミング信号を、予め設定された数だけカウント
し、ライトゲート98を送出する。
【0086】ライトゲート98は、図7に示すようにZ
番目の仮想サーボ情報の書込まれる位置に開けられ、そ
の位置においてN+1トラックの仮想サーボ情報のイン
デックス部99とバーストパターン100が書き込まれ
る。
【0087】このようにして仮想サーボ情報から書込み
タイミングを生成し、次のトラックのZ番目の仮想サー
ボ情報を書込むことにより、スピンドルモータを2回転
させることによって1周全セクタの仮想サーボ情報を書
き込むことができる。
【0088】次に、図1の記録タイミング補正部9aに
ついて説明する。前記書込みタイミングに従い、送り位
置決め位置にてサーボ情報と仮想サーボ情報を書込む
が、ヘッドと回路系により情報の書込みを行った際に発
生する書込みタイミング誤差が発生する。
【0089】図8は、書き込みタイミング誤差を補正す
る記録タイミング補正部9aについて説明する図であ
る。まず、プリサーボ情報PSを利用し、ヘッド2を位
置H1でオントラックさせる。この後、記録タイミング
生成部5により、プリサーボ情報PSに適用して、書込
みタイミング信号に同期して基準信号を書込む。
【0090】次に、ヘッドを位置H2にオントラックし
て前記書込みタイミング信号に同期し、任意の時間遅れ
Tdの後に前記基準信号と同じ周波数で被測定用信号を
書き込む。この後、ヘッドを位置H0にオントラックし
て前記基準信号と被測定信号との境界部で両信号の振幅
値を測定する。
【0091】前記測定過程を時間遅れTdを変えながら
繰り返し実行して、位置H0での信号振幅が最大になる
時の時間遅れTdを導く。こうして得られた時間遅れT
dは書込み(記録)タイミング補正量として、サーボ情
報の書込み時に書込みタイミングを補正することにな
る。
【0092】以上のようにして、基準信号用ヘッドとし
て、HDD自身のヘッド2を用いることができるので基
準信号用の固定ヘッドが不要となり、高精度に隣接トラ
ック間で位相を揃えることが可能となる。なお、本実施
例では仮想サーボ情報の中で、インデックス部を揃える
ことについて説明してが、サーボ情報中のアドレスコー
ド等のID情報のトラック方向の位相を揃えることにも
適用することが可能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ルフサーボライト方式を実現できることにより、サーボ
情報書込み専用のサーボライタ等を使用する方式の問題
点を解消することができる。即ち、サーボ情報の書込み
時に、サーボライタ等に起因する起振源がなく、またサ
ーボライタと装置相互間に発生する励振力もなく、さら
にスピンドルモータ回転振動成分の影響もないため、特
別のサーボ情報書込み環境を確保する必要がない。さら
に、サーボライト等のために、装置本体に切り欠き窓等
も不要にすることができるため、粉塵の混入などを防止
することができる。したがって、結果的に高密度かつ高
品質のサーボ情報を効率的にディスクに記録することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるディスク記録再生装置
の要部を示すブロック図。
【図2】本実施例に係わるディスク記録再生装置の外観
を示す斜視図。
【図3】本実施例に係わるプリサーボ情報を説明するた
めの概念図。
【図4】本実施例に係わるセルフサーボライト動作を説
明するための概念図。
【図5】本実施例に係わるセルフサーボライト動作を説
明するためのフローチャート。
【図6】本実施例に係わる仮想サーボ情報の書込み順序
の因果関係を説明するための概念図。
【図7】本実施例に係わるサーボ情報の書込みタイミン
グを説明するためのタイミングチャート。
【図8】本実施例に係わる書込みタイミング補正を説明
するための図。
【図9】本実施例に係わるプリサーボ情報を説明するた
めの概念図。
【図10】本実施例に係わるセルフサーボライト動作を
説明するための概念図。
【図11】本実施例に係わるセルフサーボライト動作を
説明するための概念図。
【図12】本実施例に係わるセルフサーボライト動作を
説明するための概念図。
【図13】本実施例に係わるセルフサーボライト動作を
説明するための概念図。
【図14】従来のディスク記録再生装置とサーボライタ
の外観を示す図。
【図15】従来のサーボ情報の書込み動作を説明するた
めの概念図。
【符号の説明】
1…ディスク、2…ヘッド、3…記録アンプ、4…サー
ボパターン生成部、5…記録タイミング生成部、6…実
/仮想サーボパターン記憶部、7…再生アンプ、8…信
号処理部、9…学習記憶部、9a…記録タイミング補正
部、9b,9d…メモリ、9c…トラックピッチ算出
部、10…書込み位置生成部、11…ヘッド位置決め制
御部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク記録媒体上の所定エリアに予め
    記録されたサーボ情報に基づいて、ヘッドを前記ディス
    ク記録媒体上の目標位置に位置決め制御し、前記ヘッド
    により前記目標位置に対してデータの記録再生を実行す
    るディスク記録再生装置において、 前記ディスク記録媒体上の所定の位置に予め記録された
    プリサーボ情報を利用してヘッド送り位置決めピッチ量
    を算出する算出手段と、 前記ヘッド送り位置決めピッチ量を利用して前記ヘッド
    を所定位置に位置決めして仮想サーボ情報を書込み、こ
    の仮想サーボ情報に基づいて前記ヘッドを位置決め制御
    して前記サーボ情報を前記所定エリアに書込むように制
    御するサーボ情報書込み制御手段とを具備したことを特
    徴とするディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスク記録媒体上のサーボエリアに予
    め記録されたサーボ情報に基づいて、ヘッドを前記ディ
    スク記録媒体上の目標位置に位置決め制御し、前記ヘッ
    ドにより前記目標位置のデータエリアに対してデータの
    記録再生を実行するディスク記録再生装置において、 前記ディスク記録媒体上の所定の位置に予め記録された
    プリサーボ情報を利用してヘッド送り位置決めピッチ量
    を算出する算出手段と、 前記ヘッド送り位置決めピッチ量を利用して前記ヘッド
    を前記データエリアの所定位置に位置決めして仮想サー
    ボ情報を書込み、この仮想サーボ情報に基づいて前記ヘ
    ッドを前記サーボエリアに位置決め制御して、前記仮想
    サーボ情報の再生信号から得られる書込みタイミングに
    同期して前記サーボ情報を前記サーボエリアに書込み、
    以後前記仮想サーボ情報と前記サーボ情報に基づいて次
    の仮想サーボ情報とサーボ情報を書込むことを繰返すよ
    うに制御するサーボ情報書込み制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記プリサーボ情報は少なくとも前記デ
    ィスク記録媒体の回転非同期振動周波数を吸収するサン
    プリング周波数を有し、かつ前記ヘッド送り位置決めピ
    ッチ量を決定するために前記ヘッドの位置決め制御用の
    バーストパターンを含むことを特徴とする請求項1記載
    のディスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記書込みタイミングは、前記ヘッドの
    位置決め制御の位置で前記プリサーボ情報から得られる
    書込みタイミング補正量により補正されるとを特徴とす
    る請求項2記載のディスク記録再生装置。
  5. 【請求項5】 ディスク記録媒体上において通常のデー
    タの記録再生を実行しないエリアに予め記録されたプリ
    サーボ情報に基づいてヘッドの位置決め制御を実行し、
    前記ディスク記録媒体上のサーボエリアにサーボ情報を
    書込むセルフサーボライト機能を備えたディスク記録再
    生装置において、 前記プリサーボ情報を利用してヘッド送り位置決めピッ
    チ量を算出するステップと、 前記ヘッド送り位置決めピッチ量を利用して前記ヘッド
    を前記データエリアの所定位置に位置決めして仮想サー
    ボ情報を書込むステップと、 書込まれた前記仮想サーボ情報に基づいて前記ヘッドを
    前記サーボエリアに位置決め制御して、前記仮想サーボ
    情報の再生信号から得られる書込みタイミングに同期し
    て前記サーボ情報を前記サーボエリアに書込むステップ
    と、 書込まれた前記仮想サーボ情報と前記サーボ情報に基づ
    いて次の仮想サーボ情報とサーボ情報を書込む動作を繰
    返すステップとからなることを特徴とするセルフサーボ
    ライト方法。
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