JPH10172254A - 磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法及び磁気ディスク装置

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JPH10172254A
JPH10172254A JP8329708A JP32970896A JPH10172254A JP H10172254 A JPH10172254 A JP H10172254A JP 8329708 A JP8329708 A JP 8329708A JP 32970896 A JP32970896 A JP 32970896A JP H10172254 A JPH10172254 A JP H10172254A
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度で制御が容易なサーボパターンが高い
生産性で書き込める磁気ディスク装置のサーボパターン
書き込み方法及び磁気ディスク装置の実現。 【解決手段】 複数の媒体面14を有する磁気ディスク
装置において複数の媒体面にサーボパターンを書き込む
磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
て、複数の媒体面の1つであるマスタ面14Aにマスタ
サーボパターンを書き込む工程と、マスタサーボパター
ンに基づいて位置決めを行いながら、マスタ面以外の媒
体面にサーボパターンを書き込む工程とを備え、マスタ
サーボパターンは、マスタ面以外の媒体面に書き込まれ
たサーボパターンと同一のパターンを含むように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
のサーボパターン書き込み方法及び磁気ディスク装置に
関し、特に高密度で制御の容易なサーボパターンが簡単
に書き込める磁気ディスク装置のサーボパターン書き込
み方法及びそのようにしてサーボパターンが書き込まれ
た磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置(以下、単にディスク
装置と称する。)は、磁気ヘッド(以下、単にヘッドと
称する。)により磁気ディスク(以下、単にディスクと
称する。)上に磁気パターンを記録することによりデー
タの記憶を行い、記録された磁気パターンにより生じる
磁界変化を検出することによりデータの読み出しを行う
装置である。記憶と読み出しを行う位置を特定するた
め、ディスク上にトラックと呼ばれる磁気によるガイド
を、ディスクの回転中心を中心として同心円状に記録す
る。トラックを特定することにより、半径方向に位置が
判明する。また、各トラックは周方向に複数のセクタと
呼ばれる部分に分割され、ディスク上には何番目のセク
タであるかを示すセクタ番号が磁気的に記録されてい
る。データの記憶はセクタ単位で行われ、セクタ番号を
特定することにより、周方向の位置が判明する。
【0003】近年、磁気ディスク装置は、円周方向の記
録密度の向上と、トラック方向の記録密度の向上によ
り、記憶容量を増大させている。とりわけ、トラック方
向の記録密度を向上させるため、ヘッドを位置決めさせ
るために使用するサーボ情報は、各媒体面のデータの中
に離散的に記録する埋め込み(Embedded)方式が主流とな
っている。このような方式を一般にデータ面サーボ方式
と称するので、ここでもこの語句を使用する。このデー
タ面サーボ方式では、各データ面にすべてのサーボ情報
をあらかじめ書き込む必要がある。
【0004】図1は、従来のディスク装置におけるヘッ
ド位置決め制御装置の構成を示す制御ブロック図であ
る。図1に示すように、ディスク装置は、本体12内
で、スピンドルモータ15の回転軸に取り付けられたデ
ィスク(通常は複数で、ここではディスク面を示す場合
もある。)14が回転するようになっている。ヘッド1
3は、ディスク14が回転すると空気圧により微少量浮
上するようになっている。ヘッド13は回転自在のアー
ム11の先端に保持されており、アーム11を回転させ
ると、ヘッド13のディスク14上の半径方向の位置が
変化できるようになっている。データの記録は、ディス
ク14の表面の回転中心を中心とする同心円状のトラッ
クに沿って行われる。データの書込みと読み出しは、ア
クチェエータ10によりヘッド13が目標とするトラッ
ク上に位置するように制御された状態で、目標とするセ
クタがヘッド13の位置に回転した時点で行われる。
【0005】トラックは磁気的に記録され、ヘッド13
でトラックを示す磁気データを読み取り、ヘッド13が
目標とするトラック上に位置するように制御するトラッ
キングが行われる。また、セクタを示す信号もディスク
14上に磁気的に記録されており、同様にヘッド13で
セクタに関する磁気データを読み取り、セクタを識別す
る。
【0006】データ面サーボ方式では、各セクタの最初
の部分にサーボ情報が記録されている。ヘッド位置信号
検出部16は、ヘッド13が検出した信号からサーボ情
報を抽出し、トラックに対するヘッド13位置の誤差に
対応した信号を生成し、反転して制御演算回路部17に
入力する。制御演算回路部17ではこの誤差を補正する
信号を生成し、アンプ18を介してボイスコイルモータ
19に駆動信号Sdrとして入力する。ボイスコイルモ
ータ19はこの信号を受けてヘッド13がトラックの中
心に位置するように移動させる。このようにして、ヘッ
ド13は目標とするトラック上に位置するようにフィー
ドバック制御される。図1では、ヘッド13がトラック
上に位置するための制御ブロックのみを示したが、サー
ボ情報からトック番号を識別し、その情報に基づいてア
ーム11を回転させてトラックを切り換える制御や、サ
ーボ情報からセクタ番号を識別する等の処理も行われる
が、ここでは説明を省略する。
【0007】従来のディスク装置では、スピンドルモー
タ15の回転軸にディスクを取り付けた後で、サーボト
ラックライタ( STW:Servo Track Writer) を使用し
て、各記録面へサーボ情報を書き込んでいる。図2は、
従来のSTW装置の概略構成を示す図である。図2にお
いて、参照番号12がサーボ情報を書き込もうとしてい
るディスク装置であり、21はディジタル処理を行う制
御部で、22は装置の他の部分とのインターフェースの
ためのシステムバスであり、24はアナログ信号を処理
する信号処理部で、23は制御部21と信号処理部24
のインターフェースのためのローカルバスであり、25
はディスク面にクロック信号を書き込むと共に書き込ん
だクロックを読み出すクロック読出/書込回路であり、
26はディスク面にサーボ情報を書き込むと共に書き込
んだサーボ情報を読み出すサーボ読出/書込回路であ
り、27はディスク装置のスピンドルモータを駆動する
スピンドルドライバであり、29はポジショナであり、
28はポジショナ29を駆動するVCMドライバであ
り、30はポジショナ29の移動位置を精密に測定する
レーザ測定器であり、31はディスク装置のアームを押
す位置決め棒であり、ポジショナ29により移動され
る。
【0008】図3は、STW装置を使用してサーボ情報
(サーボパターン)を書き込む時の従来の処理例を示す
フローチャートである。まず、ステップ501でディス
ク装置の本体(DE:ディスクエンクロージャ)にヘッ
ドと媒体(ディスク)を組み込み、ステップ502で磁
気ディスク装置12を、図2のようにステージ上に設置
した上で、磁気ディスク装置をデータが書き込めるよう
に設定し、ステップ503でレーザ測定器30で位置決
め棒31の位置、すなわちアーム11の位置を精密に測
定しながら所定の位置に移動するように制御した上で、
信号処理部24で発生された信号に基づいて、所定のサ
ーボ情報(サーボパターン)を書き込む。サーボパター
ンは全ディスク面に書き込まれる。全ディスク面へのサ
ーボパターンの書き込み(全面STW)が終了すると、
ステップ504で、ディスク装置の本体12をSTW装
置から取り外し、ステップ505で外装を取り付けて密
閉することによりディスク装置が完成する。この完成し
たディスク装置をステップ506で試験し、試験をパス
したものを製品として出荷する。
【0009】サーボパターンの書込みにかかる時間は、
トラックの本数に比例するので、トラック密度が向上し
てトラック数が増加すると、その分サーボパターンの書
込みにかかる時間が増大する。また、サーボパターンの
書込みは、書込み信号を印加するヘッドを切り換えてデ
ィスク面毎に行われるので、ディスクの枚数が増加する
と、その分サーボパターンの書込みにかかる時間が増大
する。
【0010】このように、STW装置はレーザ測定器を
使用しているため精密な位置決め制御が可能であるが、
装置は複雑で高価である。更に、サーボパターンの書込
みは、磁気ディスク装置のカバーを外してディスク面が
露出した状態で行う必要があるため、クリーンルーム内
で行う必要がある。このようにSTW装置でサーボパタ
ーンを書き込むには、専用の設備と環境が必要である。
【0011】STW装置は磁気ディスク装置を設置した
上で、ディスク装置のスピンドルモータを回転し、ディ
スク装置のヘッドによりサーボパターンを書き込む。た
だし、アームの位置はレーザ測定器により精密に測定さ
れて所定の位置になるように制御される。このようにし
て書き込まれるサーボパターンのトラックは、書込み中
のヘッドおよびディスクの振動やスピンドルモータの偏
心やぶれ等のために、真円にはならず、円軌跡を中心と
して振動したものになる。ディスク装置の記録密度を向
上するには、トラックの間隔を狭くして、ディスク上に
記録できるトラック数を増加させる必要があるが、トラ
ックが振動すると隣接するトラックが干渉する恐れがあ
るため、トラックの間隔をあまり狭くできず、記録密度
を向上させることができない。そのため、トラック密度
を向上させるには、基準となるサーボパターンも高精度
に書き込む必要があるが、STW装置に磁気ディスク装
置を設置してサーボパターンを書き込んだのでは、上記
のような理由で十分に高精度なトラックを書き込むこと
ができない。
【0012】そこで、専用の高精度のスピンドルモータ
と専用のアクチュエータを有するSTW装置を用意し、
それにディスクを取り付けて高精度にサーボパターンを
書込み、そのディスクをディスク装置に組み込むことが
考えられる。これであれば、非常に高精度にサーボパタ
ーンを書き込むことができ、トラック密度を高くするこ
とができる。しかし、磁気ディスク装置には複数枚のデ
ィスクが組み込まれており、外部でサーボパターンを書
き込んだ後に組み込んだのでは、取付け誤差のために各
ディスク面のサーボパターンが偏心し、しかも偏心量や
偏心の方向がディスク面毎に異なることになる。前述の
ように、磁気ディスク装置のアクチュエータは共通であ
り、各ディスク面に対応するヘッドはこのアクチュエー
タにより一緒に移動され、アクセスするディスク面を切
り換える時には、信号を印加又は取り出すヘッドを切り
換えることにより行う。そのため、偏心量や偏心の方向
がディスク面毎に異なると、アクセスするディスク面を
切り換える時の制御が複雑になり、アクセスに要する時
間が長くなるという問題が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
STW装置でサーボパターンを書き込むには、クリーン
ルーム等の専用の設備と環境が必要であり、クリーンル
ーム内での作業時間が増大すると、生産性が悪化すると
いう問題がある。この問題は、記録密度を増加させるた
めにトラック密度を増加させたり、記憶容量を増加させ
るためにディスクの枚数を増加させると、その分作業時
間が増大するため、特に問題になる。
【0014】また、上記のように、磁気ディスク装置を
STW装置を設置してサーボパターンを書き込むので
は、サーボパターンの精度が不十分であるという問題が
あった。この問題を解決するための、ディスクにサーボ
パターンを書き込んだ後にディスク装置に組み込む方式
では、高精度のサーボパターンを書き込むことができる
が、組み込んだ後のディスク間の偏心のばらつきのた
め、制御が複雑になり、アクセスに要する時間が長くな
るという問題があった。
【0015】本発明は、このような問題を解決するため
のもので、高密度で制御の容易なサーボパターンが高い
生産性で書き込める磁気ディスク装置のサーボパターン
書き込み方法及びそのための磁気ディスク装置の実現を
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図4は、本発明の磁気デ
ィスク装置の基本構成を示す図であり、(1)は装置の
全体構成を、(2)はマスタ面のサーボパターンを、
(3)は制御部の構成を示す。本発明の磁気ディスク装
置のサーボパターン書込み方法は、上記目的を実現する
ため、複数の媒体面の内の1つであるマスタ面に精密に
マスタサーボパターンを書き込んだ後に、他の媒体面の
サーボパターンはマスタサーボパターンで位置制御しな
が書き込む。このようなサーボパターン書込み方法を実
現するには、磁気ディスク装置は、マスタサーボパター
ンに基づいてマスタ面以外の媒体面での位置決めを行い
ながらマスタ面以外の媒体面にサーボパターンを書き込
めることが必要である。マスタ面に精密なマスタサーボ
パターンを書き込むには、外部で専用の装置で書込み、
その後装置に組み込む。
【0017】すなわち、本発明の磁気ディスク装置のサ
ーボパターン書込み方法は、複数の媒体面を有する磁気
ディスク装置において複数の媒体面にサーボパターンを
書き込む磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方
法であって、複数の媒体面の1つであるマスタ面にマス
タサーボパターンを書き込む工程と、マスタサーボパタ
ーンに基づいて位置決めを行いながら、マスタ面以外の
媒体面にサーボパターンを書き込む工程とを備え、マス
タサーボパターンは、マスタ面以外の媒体面に書き込ま
れたサーボパターンと同一のパターンを含むことを特徴
とする。
【0018】また、本発明の磁気ディスク装置は、複数
の媒体面14を有する磁気ディスク装置であって、複数
の媒体面の1つは、外部の装置を使用して書き込まれ、
サーボパターンと同一のパターンを含むマスタサーボパ
ターンが記録されたマスタ面14Aであり、マスタサー
ボパターンに基づいてマスタ14A面以外の媒体面での
位置決めを行う位置決め手段41と、位置決め手段によ
り位置決めを行いながらマスタ面以外の媒体面にサーボ
パターンを書き込む書込データ制御回路42とを備える
ことを特徴とする。
【0019】本発明の磁気ディスク装置のサーボパター
ン書込み方法によれば、マスタサーボパターンは組み込
み前に専用の高精度の装置で書き込むため、マスタサー
ボパターンは非常に高精度である。しかも、1面にのみ
マスタサーボパターンを記録すればよいため、クリーン
ルーム内での作業時間も短くてよい。他の媒体面へのサ
ーボパターンの書込みは、マスタサーボパターンに基づ
いてマスタ面以外の媒体面での位置決めを行いながら行
われるため、たとえ組み込んだ状態のマスタサーボパタ
ーンがディスク装置の回転中心に対して偏心していて
も、他の媒体面のサーボパターンはマスタサーボパター
ンに対して所定の関係、たとえば、同心のサーボパター
ンとすることができる。従って、組み立てられたディス
ク装置では各媒体面のサーボパターンは所定の関係があ
り、これであればヘッドの切り換え制御も簡単であり、
アクセス時間も短くできる。しかも、他の媒体面へのサ
ーボパターンの書込みは組み立てた後行われるため、ク
リーンルームで行う必要はなく、生産性が高い。
【0020】データ面サーボ方式の磁気ディスク装置で
は、各媒体面に対向してヘッドを設けるが、各ヘッドの
信号を処理したり各ヘッドに印加する書込み信号を生成
する回路部分は共通化し、この共通化した回路部分に接
続されるヘッドを切り換えるためのマルチプレクサを設
けていた。そして接続されたヘッドの信号からサーボパ
ターンを復調して位置決め制御とタイミング制御を行い
ながら、そのヘッドからの信号を検出して読み取りを行
ったり、そのヘッドに書込み信号を出力するようにして
いた。マスタサーボパターンに基づいて位置決め制御し
ながら他の媒体面にサーボパターンを書き込む時にもこ
の構成を利用することができる。その場合には、マスタ
サーボパターンに基づいて位置決めを行い、他の媒体面
にサーボパターンを書き込む時には、ヘッドを切り換え
てサーボパターンのデータをヘッドに出力し、書込みが
終了すると再びマスタ面のヘッドに切り換えて位置決め
を行うことを繰り返す。しかし、この構成では、マスタ
サーボパターンに基づいて位置決め制御を行う時以外の
時に他のディスク面にサーボパターンを書き込む必要が
あり、マスタサーボパターンと他のディスク面のサーボ
パターンの位置がずれるという問題が生じる。この問題
を生じないようにするには、マスタサーボパターンを読
出ながら、他のディスク面にサーボパターンを書き込め
るようにする。
【0021】アクチュエータの移動範囲はストッパで制
限されているが、移動範囲ではマスタサーボパターンに
従って正確に位置制御が行えることが必要である。マス
タ面を有するディスクを取り付けた場合に偏心がある
と、偏心分だけマスタサーボパターンがずれることにな
るので、このずれも考慮してマスタサーボパターンは通
常より広い範囲に書き込む必要がある。従って、マスタ
サーボパターンのトラック数は、マスタ面以外に書き込
むサーボパターンのトラック数より大きくする必要があ
る。
【0022】また、磁気ディスク装置では、ヘッドが読
み取ったサーボパターンに基づいて所望のトラックに追
従するようにアクチュエータを制御するが、サーボパタ
ーンが正確であれば、ヘッドもこれに追従して正確な軌
跡を描くことができる。従って、マスタサーボパターン
が正確であれば、マスタ面以外の媒体面に書き込まれる
サーボパターンも正確であり、高密度のトラックを書き
込むことができる。
【0023】前述のように、データ面サーボ方式では、
サーボのためのデータは各データの間、具体的には、セ
クタの最初の部分に離散的に書き込まれ、他の部分には
データが書き込まれる。従って、サーボデータを所定の
周期でサンプリングしてサーボ制御することになる。サ
ーボ制御する場合、サンプリングの周期が短いほど、ま
たサーボデータが得られる期間が長いほど、高精度のサ
ーボ制御が可能である。従って、マスタサーボパターン
では、マスタ面以外のサーボパターンに比べて、1周当
りのサーボ情報の書き込まれた箇所の個数を多くしてサ
ンプリング周期を短くするか、サーボ情報が書き込まれ
た箇所の長さを長くして多くのサーボ情報が得られるよ
うにすることが望ましい。更に、マスタサーボパターン
では、情報が書き込まれていない箇所には、PLL同期
用パターンを書き込んで、より正確なサーボ制御が行え
るようにすることが望ましい。しかし、このままでは、
マスタ面に記録できるデータ量が少なくなるため、マス
タサーボパターンの通常使用されるサーボパターン以外
のパターン、すなわち他の媒体面に書き込まれたサーボ
パターン以外のパターンは、他の媒体面へのサーボパタ
ーンの書き込みが終了した時点で消去する必要がある。
【0024】また、他の媒体面へ書き込むサーボパター
ンを、マスタサーボパターンとは異なる形式のパターン
にすることも可能である。たとえば、マスタ面以外の媒
体面のサーボパターンは、マスタサーボパターンに対し
て回転方向にずらした位置に書き込むようにしてもよ
い。更に、マスタ面以外の媒体面にサーボパターンを書
き込む時に、マスタサーボパターンを読み取ることによ
り得られる位置誤差信号分又は指示された値分、前記サ
ーボパターンの位相をずらして書き込むことにより、読
み出し時に誤差が補正できるようにしてもよい。
【0025】更に、マスタサーボパターンの通常使用さ
れるサーボパターン以外のパターンを消去するのではな
く、まったく新しいパターンに書き換えてもよい。例え
ば、マスタ面を有するディスクの偏心分を考慮して他の
面にマスタサーボパターンと同等のパターンを書込み、
この新たなパターンをマスタサーボパターンとして上記
の処理を行えば、すべての媒体面に偏心のない同心のサ
ーボパターンを書き込むことができ、トラッキング制御
が簡単になる。
【0026】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の実施例に共通す
る磁気ディスク装置の構成を示す図である。この構成
は、制御回路43がサーボパターンを書き込むための書
込みデータを生成する以外は、従来のディスク装置と同
じ構成である。スピンドルモータ15には3枚のディス
ク14が設けられており、ディスク面は6面存在するの
でヘッド13も6個設けられている。6面のディスク面
のうち14Aで示した面がマスタ面である。ヘッド13
はアクチュエータ10によりディスク面上の位置が変え
られるようになっており、ヘッド13からの読み取り信
号の検出及びヘッド13への書込み信号の印加はアクチ
ュエータ10内の信号線を通して行われる。6個のヘッ
ド13との信号線は図示していないマルチプレクサに接
続され、いずれか1つのヘッドが後の回路と接続される
ようになっている。マルチプレクサの出力はサーボ信号
復調部43に入力される。サーボ信号復調部43で復調
されたサーボ信号は、制御回路40に渡されると共に、
PLL回路44に出力される。PLL回路44では、こ
の復調されたサーボ信号に同期した信号が生成される。
制御回路40では、復調されたサーボ信号からトラック
位置やセクタ位置を判別し、所望のトラックにアクセス
するように、パワーアンプ18を介してアクチュエータ
10を制御する信号を出力する。読み出しを行う場合に
は、所望のセクタの部分にきた時にサーボ信号復調部4
3の出力信号からデータを抽出し、書込みを行う場合に
は、外部からの書込みデータを書込み信号生成部45に
出力する。信号生成部45はPLL回路44からの信号
に応じてタイミングを合わせながら、書込みデータに応
じた信号を生成して出力する。マルチプレクサでどのヘ
ッドと接続するかによって、アクセスするディスク面が
選択される。
【0027】図6は、第1実施例において、マスタサー
ボパターンに基づいて位置制御しながら、マスタ面14
A以外のディスク面にサーボパターンを書き込む時の処
理を示すフローチャートであり、図7は、第1実施例に
おけるマスタサーボパターンとサーボパターンの書込み
位置の関係を示す図である。第1実施例では、マスタサ
ーボパターン自体は最終的なサーボパターンと同じであ
り、サーボ情報(サーボデータ)の間の部分にはPLL
同期用パターンが書き込まれている。図6を参照しなが
ら第1実施例におけるサーボパターンの書込み処理を説
明する。
【0028】ステップ601では、マスタ面のマスタサ
ーボパターンを読み取るようにマルチプレクサを切り換
え、マスタサーボパターンの読み取り信号に基づいて位
置決め制御を行う。ステップ602では、PLL同期用
パターンでPLL回路44をロックさせる。このような
制御が安定した時に、ステップ603で、マスタ面で回
転位置を認識し、他のディスク面でサーボパターンを書
き込む位置の直前にきた時に、ステップ604でPLL
をホールドしてヘッドを切り換え、他のディスク面にサ
ーボパターンを書き込む。書込みが終了すると、ステッ
プ605で再びマスタ面のマスタサーボパターンを読み
取るように切り換え、PLLをロックさせる。ステップ
606では、すべてのディスク面のすべてのトラックの
書込みが終了したかを判定し、書き込むトラックが残っ
ていればステップ607で次のトラックを書き込むよう
に切り換え、ステップ601に戻る。以上の処理をすべ
てのディスク面のすべてのトラックの書込みが終了する
まで繰り返す。
【0029】上記のように、第1実施例では、マスタサ
ーボパターンを読み取って、位置決め制御した上で、マ
スタサーボパターンの間に書き込まれたPLL同期用パ
ターンを読み取ってPLL回路をロックさせた後、ヘッ
ドを切り換えて他の面にサーボパターンを書き込んでい
る。従って、マスタサーボパターンとサーボパターンの
位置関係は、図7のように、円周方向にずれることにな
る。
【0030】次に、第1実施例の磁気ディスク装置を組
み立てる場合の製造工程について説明する。図8は、第
1実施例の磁気ディスク装置の組み立て工程を示す図で
ある。ステップ611では、クリーンルーム内で、マス
タ面を有するディスク単体を専用のスピンドルモータや
アクチュエータを備えた高精度のサーボパターンが書き
込めるSTW装置に設定して、マスタサーボパターンを
書き込む。ステップ612では、このマスタ面を有する
ディスクを磁気ディスク装置の本体に組み込んで密閉す
ることにより、装置が完成する。ここまでがクリーンル
ームでの作業であり、以下の作業はクリーンルームの外
で行われる。ステップ613では、装置の試験を行う
が、この時にマスタサーボパターンに基づいて位置決め
制御しながら他のディスク面にサーボパターンを書き込
む。ステップ614では、更に装置の試験を継続する。
【0031】第1実施例ではマスタサーボパターン自体
は最終的なサーボパターンと同じであったが、マスタサ
ーボパターンを変えて、他のディスク面へのサーボパタ
ーンの書込みを行う時により正確な位置決め制御が行え
るようにすることもできる。以下、そのような実施例を
説明する。図9は、第2実施例におけるマスタサーボパ
ターンと他のディスク面に記録されるサーボパターンを
示す図である。前述のように、サーボパターンは各セク
タの最初の部分に離散的に記憶される。すなわち、サー
ボパターンの周期はセクタの周期である。第2実施例に
おいては、図9に示すように、この周期の1/2の周期
でマスタ面にマスタサーボパターンを記憶する。すなわ
ち、マスタサーボパターンは、サーボパターンの2倍の
箇所に書き込まれる。このようなマスタサーボパターン
を読み取って位置決め制御を行いながら、1箇所置きに
マスタサーボパターンを読み取って位置決め制御とPL
L回路のロックを行い、次のマスタサーボパターンの位
置に対応する位置で、他のディスク面へのサーボパター
ンの書き込みを行う。このようにして書き込まれたサー
ボパターンの位置は、マスタサーボパターンの1箇所置
きの位置に対応している。このマスタサーボパターンで
は、データの記憶に使用される部分にサーボパターンが
記憶されていることになり、マスタ面での記憶容量が減
少してしまうという問題が生じる。また、制御も複雑に
なる。そこで、他のディスク面でのサーボパターンの書
込みが終了した後で、他のディスク面のサーボパターン
に対応しないマスタサーボパターンを消去する。これに
より、最終的には図示のようなサーボパターンが得られ
る。
【0032】図10は、マスタ面とその他の面における
サーボパターンの書き込まれる範囲の差を示す図であ
る。一般に、アクチュエータの移動範囲はストッパで制
限されている。そのため、マスタサーボパターンに従っ
て他のディスク面にサーボパターンを書き込む場合、こ
の移動範囲を越えた他のディスク面の部分にサーボパタ
ーンを書き込むことはできない。マスタ面を有するディ
スクを取り付ける場合に偏心をゼロにすることはできな
い。そのため、マスタサーボパターンは偏心分だけずれ
ることになる。もし、マスタサーボパターンが上記のア
クチュエータの移動範囲に対応した範囲にのみ書き込ま
れていると、この移動範囲内でこのずれの分だけ位置決
め制御ができない部分が発生し、この部分にはサーボパ
ターンが書き込めないので使用できなくなり、その分記
憶容量が低下することになる。このような問題を防止す
るため、マスタサーボパターンは、このずれも考慮して
上記の範囲より広く書き込む必要がある。従って、マス
タサーボパターンのトラック数は、マスタ面以外に書き
込むサーボパターンのトラック数より大きくなる。マス
タサーボパターンのうち、上記のアクチュエータの移動
範囲の外の部分については消去もできないので、そのま
ま残ることになる。
【0033】図9に示したマスタサーボパターンを使用
すれば、最終的に得られる各ディスク面のサーボパター
ンの位置を、円周方向の同じ位置にすることができる。
一般にサーボ情報のサンプリング周波数が大きいほど制
御系は安定することが知られている。そのため、図9に
示したマスタサーボパターンを連続して読み取れば、サ
ーボ制御系はより安定して正確な位置決め制御が可能で
ある。そこで、図9に示したマスタサーボパターンを使
用し、他のディスク面に書き込むサーボパターンの位置
を、マスタサーボパターンの中間で行うようにし、マス
タサーボパターンをすべて読み取って位置決め制御する
ようにする。これであれば、他のディスク面のサーボパ
ターンとマスタ面のサーボパターンは1/4周期ずれる
が、位置決め制御はより正確に行えるようになる。
【0034】図5に示した従来の構成をそのまま使用す
ると、処理回路に接続されるヘッドは1個だけで、ある
ヘッドでサーボパターンを読み取りながら、他のヘッド
で書込みを行うといったことはできない。そこで、この
ようなことを可能にした変形例を図11に示す。図11
の磁気ディスク装置は、図5には図示していなかったマ
ルチプレクサ48の出力信号とマスタ面14Aのヘッド
の出力を選択して、サーボ信号復調部43に出力する別
のマルチプレクサ49を設けた点が、図5と異なる。通
常の動作を行う時には、マルチプレクサ49がマルチプ
レクサ48の出力信号をサーボ信号復調部43に出力す
るようにし、マスタサーボパターンを読み取って位置決
め制御しながら他のディスク面にサーボパターンを書き
込む時には、マルチプレクサ49がマスタ面のヘッドの
信号がサーボ信号復調部43に出力されるようにする。
これにより、マスタサーボパターンの読み取りと他のデ
ィスク面へのサーボパターンの書き込みが同時に行える
ようになり、図6に示した第1実施例のようなヘッドの
切り換えが不要になる。従って、サーボパターンの書き
込む中、ヘッドはマスタサーボパターンの読み取り信号
に従って常時制御されることになり、より高精度の位置
決め制御が可能になる。
【0035】ここで、サーボ情報のサンプリング周期と
位置決め精度の関係について説明する。磁気ディスク装
置のサーボのサンプリング周波数fは、次の式で決定さ
れる。 f=N×R/60 但し、N:一周当りのサーボ情報、R:ディスクの回転
数(rpm) である。例えば、R=7200rpm で、N=80で
あれば、サーボのサンプリング周波数は、9.6kHzにな
る。
【0036】図12は、サンプリング数増加の効果を示
すデータで、安定性に関係する位相余裕を40度にした
場合の、9.6kHzと19.2kHz のオープンループ・ゼロクロ
スゲインの値を示す。第2実施例のように、マスタサー
ボパターンの書込み箇所を2倍にすることにより、サン
プリング周波数を19.2kHz とすることで、ゼロクロスゲ
インの値を約30%向上させることができる。なお、マ
スタサーボパターンの書込み箇所は2倍だけでなく、3
倍や4倍にすることも可能であり、その分サーボの安定
性が向上する。
【0037】図13は、第3実施例におけるマスタサー
ボパターンと他のディスク面に記録されるサーボパター
ンを示す図であり、(1)はマスタ面とそれ以外のディ
スク面におけるサーボパターンの状態の変化を示す図で
あり、(2)はマスタサーボパターンと他のディスク面
に記録されるサーボパターンの構成内容と、その長さを
示す図である。図9と比較して明らかなように、第2実
施例のマスタサーボパターンと異なるのは、マスタサー
ボパターンとして、最終的にサーボパターンとしてして
使用されるものには通常の長さのサーボ情報を、他のデ
ィスク面にサーボパターンを記憶した後に消去されるも
のにサーボ波形の多い長い専用サーボ情報を書き込んで
おく。図では、専用サーボ情報を太い線で示してある。
他のディスク面には、通常の長さのサーボ情報が書き込
まれる。図13の(2)に示すように、専用サーボ情報
は通常のサーボ情報に比べて、位置情報の部分が長くな
っている。
【0038】トラック位置の認識において、面積復調方
式や、位相復調方式等の複数のサーボ波形を積分して使
用する方式では、サーボの波形の個数、すなわち、サー
ボ情報を長くするほどノイズ成分の影響が小さくなる。
従って、サーボ情報を書き込む部分の幅を広くするほど
良好な制御が行える。しかし、データ面サーボ方式で
は、サーボ情報を書き込む部分の幅を広くすると、デー
タを記憶する部分の幅が狭くなり、記憶容量が減ってし
まうため、むやみに長くすることはできず、サーボ情報
を書き込む部分の幅は、データ容量とのトレードオフの
関係にあった。第3実施例では、マスタサーボパターン
のうち、他のディスク面にサーボパターンを書き込んだ
後に消去される箇所のサーボパターンを、長くしてい
る。この点を図では、太い線のサーボパターンとして示
してある。従って、他のディスク面にサーボパターンを
書き込む時に、このサーボ波形の多い長い専用サーボ情
報で位置決め制御すれば、より正確な位置決め制御が可
能である。
【0039】図14は、面積復調方式においてサーボパ
ターンを長くして位置情報の部分を長くした時の、位置
決め精度の向上を説明する図であり、(1)は位置情報
のパターンから得られる信号の例を示し、(2)は面積
復調方式における復調回路のブロック構成図を示す。サ
ーボパターンの位置情報からは、図14の(1)に示す
ようなサーボAとサーボBの信号が得られるので、それ
ぞれの波形を全波整流器50で全波整流し、その出力を
サーボA積分器51とサーボB積分器52で別々に積分
し、その電圧の差を差分器53で算出すると、位置信号
が得られる。この時、サーボパターンの個数を多くすれ
ば、波形にのるランダムノイズの影響を小さくすること
ができる。従って、サーボパターンの個数を増加させれ
ば、すなわち、サーボ情報を長くすると、ノイズの影響
を低減でき、位置決め精度を向上することができる。
【0040】上記の実施例で説明したように、本発明に
よれば、マスタサーボパターンに従って位置決め制御す
ることにより位置決め精度を向上させることができるの
で、他のディスク面に高精度なサーボパターンを書き込
むことができる。他のディスク面に書き込むサーボパタ
ーンは、マスタサーボパターンの一部と同じパターンが
書き込まれるが、これを補正してより高精度の位置決め
制御が行えるサーボパターンを書き込むようにしてもよ
い。
【0041】図15は、理想的な場合の位相サーボパタ
ーンを示す図である。サーボパターンとしては、斜めの
破線のようなパターンを記憶することが望ましいが、こ
のようなパターンを書き込むことは物理的にできないの
で、実際には幅のある書き込みヘッドを、例えば1/4
トラックずつ送って、重ね書きを行う。従って、書かれ
たパターンは階段状になる。このため、このパターンを
リードヘッドで読み出した位置信号は、パターンに位置
ずれがなくても周期的な誤差が存在する。
【0042】図16は、リードヘッドで読み出した位置
信号の例を示す図であり、で示す波形がパターンに位
置ずれがない時の波形であり、図示のように1/4トラ
ックのピッチで周期的に変化する。ここで、マスタ面の
サーボ情報で位置決め制御を行い、他のディスク面にサ
ーボパターンを書き込む場合、位置決め誤差があると、
その時の位置決め誤差が加算されたサーボパターンが書
き込まれてしまう。位相サーボ方式の場合は、書かれて
いる単一周波数の位相が、トラック方向の位置を表す。
従って、書く時の位置ずれに応じて位相を調整すれば補
正が可能である。
【0043】図17は、第4実施例の位相サーボ方式を
使用した場合の補正原理を説明する図であり、(1)は
図15に示したのと同じ、書き込みヘッドを1/4トラ
ックずつ送って重ね書きを行った場合の理想的なパター
ンを示し、(2)は*で示したパターンを書く時にトラ
ック方向に位置ずれがあった場合に書かれるパターンを
示し、(3)は補正を行いながら書いた場合のパターン
を示す。
【0044】図17の(1)に示す理想的な場合に対し
て、(2)に示すように*で示す部分を書く時にトラッ
ク方向に位置誤差が生じたとする。ただし、同じトラッ
クの他の3つの部分を書く時には位置誤差が生じないと
する。補正を行わなければ、(2)に示すように、
(1)の理想的な場合と同じ位置に、パターンが書き込
まれるが、上側のパターンは長くなり、*のパターンは
短くなる。このパターンを図示のようなヘッドで読み取
った場合の信号は、図16においてで示す信号にな
る。これに対して、第4実施例では、位置決め誤差の生
じた*で示す部分を書き込む時に、図17の(3)に示
すように、円周方向の書き込み位置、すなわち、位相を
ずらす。図17の(3)に示すパターンを読み取ると、
図16においてで示す信号になり、で示す補正を行
わない場合に比べて誤差が小さくなることが分かる。
【0045】図18は、第4実施例において、誤差信号
に応じて書込み位置を調整する位相調整回路の構成を示
すブロック図であり、図19は位相調整回路の信号と書
き込まれるパターンを示す図である。図18に示すよう
に、マスタサーボパターンを読み取って再生した復調信
号が復調回路からPLL回路62に入力され、その出力
は遅延量を調整できるプログラマブルディレイライン6
3でサーボパターン書込制御回路61から指示された遅
延量分遅らされた上で、分周回路64で1/4トラック
ずつずらした信号に対応するA、B、C、Dの信号が生
成されて選択回路65で信号が順に1つずつ選択されて
書込みデータとして出力される。図19に示すように、
位置誤差がない時には、同一の位相ずれた信号A、B、
C、Dが出力され、媒体上には図示のようなパターンが
書き込まれる。Cの信号を書き込む時に位置誤差が生じ
た場合には、図示のように、Cの信号が遅延され、Cの
信号の書き込まれる媒体上の位置がずらされる。
【0046】次に、サーボパターン書込制御回路61で
の遅延量の決定方法について説明する。たとえば、トラ
ックピッチTpが2.54μmで、位相サーボ繰り返し
トラック周期が4トラックで、サーボパターン周期が1
5MHz(66.67ns)であるとすると、0.1μ
mのトラック方向のずれに対してする遅延量Tcmp
は、0.1×66.67/(2.54×4)=0.65
6nsで表される。
【0047】サーボパターンの書込みは、マスタサーボ
パターンを読み取り、その読み取り信号に基づいて行わ
れるが、サーボ制御であるためかならず時間遅れが存在
する。そこで、位置誤差信号信号としてマスタサーボパ
ターンを読み取った時の信号を使用すれば、サーボ系に
起因する書込み時の揺れ(NRRO:ノン・リピータブ
ル・ラン・アウト)が補正される。図17と図19の例
は、この場合の例を示している。
【0048】また、VCMを駆動するパワーアンプ信号
を位置誤差信号として、これを補正すれば、偏心に起因
する揺れやマスタ面に書き込まれた周期的な揺れ(RR
O:リピータブル・ラン・アウト)が補正される。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク単品にサーボパターンを書き込むことができる
ので、高精度のサーボパターンを書き込むことができる
上、他のディスク面へのサーボパターンの書込みはディ
スク装置の密閉後行うことができるので、従来のような
クリーンルームでの作業量を低減でき、生産性を向上さ
せることができる。また、サーボ信号の精度向上のため
にディスク単品にSTW装置でサーボパターンを書き込
んだアトに組み立てる場合の問題点である、複数媒体の
サーボ信号位置が相互にずれるという問題も回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のヘッド位置決め制御装置の構成を示す制
御ブロック図である。
【図2】従来のSTW装置の概略構成を示す図である。
【図3】従来のSTW装置を使用したサーボパターンの
書込み処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明のディスク装置の基本構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施例のディスク装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の実施例のディスク装置でのサーボパタ
ーンの書込み処理を示すフローチャートである。
【図7】第1実施例でのサーボパターンの書込み位置を
示す図である。
【図8】本発明でのサーボパターンの書込み処理を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例のマスタ面のサーボパター
ンと他の面の書込みサーボパターンを示す図である。
【図10】本発明におけるマスタ面と他の面のサーボパ
ターンの書込み範囲を示す図である。
【図11】本発明の実施例のディスク装置の他の構成を
示すブロック図である。
【図12】本発明の第2実施例におけるサンプリング数
増加の効果を説明するデータである。
【図13】本発明の第3実施例のマスタ面のサーボパタ
ーンと他の面の書込みサーボパターンを示す図である。
【図14】本発明の第3実施例におけるサーボパターン
変更による位置決め精度向上の効果を示す図である。
【図15】理想的な場合の位相サーボパターンを示す図
である。
【図16】位相補正の効果を示すデータである。
【図17】本発明の第4実施例での補正原理を説明する
図である。
【図18】書込み位置の位相補正を行うための位相調整
回路の構成を示す図である。
【図19】本発明の第4実施例での位相調整回路のの出
力と媒体上のパターンを示す図である。
【符号の説明】
10…アクチュエータ 11…アーム 12…ディスク装置 13…ヘッド 14…媒体面(ディスク) 14A…マスタ面 15…スピンドル(回転中心) 16…ヘッド位置信号検出部 17…制御演算回路部 18…アンプ 19…VCM 40…サーボパターン書込み制御回路 41…位置決め制御回路 42…書込みデータ制御回路 43…サーボ信号復調回路 44…PLL回路 45…サーボパターン書込み回路 46…サーボパターン書込み回路

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の媒体面を有する磁気ディスク装置
    において前記複数の媒体面にサーボパターンを書き込む
    磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
    て、 前記複数の媒体面の1つであるマスタ面にマスタサーボ
    パターンを書き込む工程と、 前記マスタサーボパターンに基づいて位置決めを行いな
    がら、前記マスタ面以外の前記媒体面にサーボパターン
    を書き込む工程とを備え、 前記マスタサーボパターンは、前記マスタ面以外の前記
    媒体面に書き込まれたサーボパターンと同一のパターン
    を含むことを特徴とする磁気ディスク装置のサーボパタ
    ーン書き込み方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク装置のサ
    ーボパターン書き込み方法であって、 前記マスタサーボパターンは、前記マスタ面が当該磁気
    ディスク装置の本体に組み込まれる前に書き込まれる磁
    気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気ディスク装
    置のサーボパターン書き込み方法であって、 前記マスタサーボパターンのトラック数は、前記マスタ
    面以外の前記サーボパターンのトラック数より大きい磁
    気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
    て、 前記サーボパターンは円周方向に離散して書き込まれた
    情報であり、前記マスタサーボパターンで前記情報が書
    き込まれた箇所の1周当りの個数は、前記マスタ面以外
    の前記サーボパターンでの個数より大きい磁気ディスク
    装置のサーボパターン書き込み方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
    て、 前記サーボパターンは円周方向に離散して書き込まれた
    情報であり、前記マスタサーボパターンで前記情報が書
    き込まれた箇所の長さは、前記マスタ面以外の前記サー
    ボパターンでの長さより長い磁気ディスク装置のサーボ
    パターン書き込み方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の磁気ディスク装
    置のサーボパターン書き込み方法であって、 前記マスタサーボパターンの前記情報が書き込まれてい
    ない箇所には、PLL同期用パターンが書き込まれてい
    る磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
    磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
    て、 前記マスタサーボパターンの前記サーボパターン以外の
    パターンは、前記マスタ面以外の前記媒体面にサーボパ
    ターンが書き込まれた後に消去される磁気ディスク装置
    のサーボパターン書き込み方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
    て、 前記マスタ面以外の前記媒体面のサーボパターンは、前
    記マスタサーボパターンに対して回転方向にずらした位
    置に書き込まれる磁気ディスク装置のサーボパターン書
    き込み方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であっ
    て、 前記マスタサーボパターンは、前記マスタ面以外の前記
    媒体面にサーボパターンが書き込まれた後に、書き換え
    られる磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか1項に記載
    の磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であ
    って、 前記マスタ面以外の前記媒体面に前記サーボパターンを
    書き込む時に、前記マスタサーボパターンを読み取るこ
    とにより得られる位置誤差信号に応じて、前記サーボパ
    ターンの位相をずらして書き込む磁気ディスク装置のサ
    ーボパターン書き込み方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれか1項に記載
    の磁気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法であ
    って、 前記マスタ面以外の前記媒体面に前記サーボパターンを
    書き込む時に、指示値分前記サーボパターンの位相をず
    らして書き込む磁気ディスク装置のサーボパターン書き
    込み方法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の磁気ディスク装置
    のサーボパターン書き込み方法であって、 前記マスタ面以外の前記媒体面に前記サーボパターンを
    書き込む時に、前記位置誤差信号と指示値で決定される
    位相分前記サーボパターンの位相をずらして書き込む磁
    気ディスク装置のサーボパターン書き込み方法。
  13. 【請求項13】 複数の媒体面を有する磁気ディスク装
    置であって、 前記複数の媒体面の1つは、外部の装置を援用して書き
    込まれ、前記サーボパターンと同一のパターンを含むマ
    スタサーボパターンが記録されたマスタ面であり、 前記マスタサーボパターンに基づいて、前記マスタ面以
    外の前記媒体面での位置決めを行う位置決め手段と、 該位置決め手段により位置決めを行いながら、前記マス
    タ面以外の前記媒体面にサーボパターンを書き込むサー
    ボパターン書き込み手段とを備えることを特徴とする磁
    気ディスク装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の磁気ディスク装置
    であって、 前記マスタ面を有する媒体は、前記マスタサーボパター
    ンが記録された後に、当該ディスク装置の本体に組み込
    まれた磁気ディスク装置。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14に記載の磁気ディ
    スク装置であって、 前記マスタサーボパターンのトラック数は、前記マスタ
    面以外の前記サーボパターンのトラック数より大きい磁
    気ディスク装置。
  16. 【請求項16】 請求項13から15のいずれか1項に
    記載の磁気ディスク装置であって、 前記マスタサーボパターンの前記サーボパターン以外の
    パターンは、前記マスタ面以外の前記媒体面にサーボパ
    ターンが書き込まれた後に消去される磁気ディスク装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項13から16のいずれか1項に
    記載の磁気ディスク装置であって、 前記マスタ面以外の前記媒体面のサーボパターンは、前
    記マスタサーボパターンに対して回転方向にずらした位
    置に書き込まれている磁気ディスク装置。
  18. 【請求項18】 請求項13から15のいずれか1項に
    記載の磁気ディスク装置であって、 前記マスタサーボパターンは、前記マスタ面以外の前記
    媒体面にサーボパターンが書き込まれた後に、書き換え
    られる磁気ディスク装置。
  19. 【請求項19】 請求項13から18のいずれか1項に
    記載の磁気ディスク装置であって、 前記サーボパターン書き込み手段は、マスタ面以外の前
    記媒体面に前記サーボパターンを書き込む時に、前記位
    置決め手段の出力する位置誤差信号に応じて、前記サー
    ボパターンの位相をずらして書き込む磁気ディスク装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項13から18のいずれか1項に
    記載の磁気ディスク装置であって、 前記サーボパターン書き込み手段は、マスタ面以外の前
    記媒体面に前記サーボパターンを書き込む時に、指示値
    分前記サーボパターンの位相をずらして書き込む磁気デ
    ィスク装置。
  21. 【請求項21】 請求項13から18のいずれか1項に
    記載の磁気ディスク装置であって、 前記マスタサーボパターンは、前記サーボパターンと位
    相がずれている磁気ディスク装置。
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