JPH11191274A - ディスクドライブ装置、シーク制御装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置、シーク制御装置

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JPH11191274A
JPH11191274A JP9357807A JP35780797A JPH11191274A JP H11191274 A JPH11191274 A JP H11191274A JP 9357807 A JP9357807 A JP 9357807A JP 35780797 A JP35780797 A JP 35780797A JP H11191274 A JPH11191274 A JP H11191274A
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哲生 上田
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公一 荒井
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秀紀 大関
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5547"Seek" control and circuits therefor

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭トラックピッチ化が容易なディスクドライ
ブ装置、シーク制御装置を提供する。 【解決手段】 ヘッド2のヨー角θに応じた再生ヘッド
22と記録ヘッドのトラック幅方向のオフセットΔWに
応じて、再生ヘッド22の位置にオフセットを加えてデ
ータの記録を行う。再生時は、再生ヘッド22の位置
を、記録時の記録ヘッド23の位置、記録時の再生ヘッ
ド22の位置と記録ヘッド23の位置の中間の位置ある
いはトラックの中央として再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
装置、シーク制御装置に関し、特に狭トラックピッチ化
の実現に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】近年の微細加工技術、制御技術等の発展
により、磁気ディスクドライブ装置の記録密度が飛躍的
に増加している。
【0003】このように記録密度が高くなると、単位記
録信号あたりの磁化領域が狭くなり、従来の磁気ヘッド
のヘッドギャップとディスク上の磁化領域との相対運動
に基づいて電磁誘導作用により信号を再生する再生方法
は限界に達しつつある。このため、最近では、磁気抵抗
効果を用いたMR(Magneto-resistive)ヘッドを用
い、直接ディスクとヘッドの相対運動によらない再生方
法が実現されている。
【0004】このMRヘッドは再生専用であるため、デ
ィスクドライブ装置用のヘッドとして用いるためには、
記録用に従来と同様な磁気ヘッドを別途設ける必要があ
った。図2は、このようなMRヘッドを用いたヘッドの
構造の一例を示している。このようなヘッドx1では、
構造上、再生ヘッド(MRヘッド)x2と記録ヘッド
(磁気ヘッド)x3の位置にオフセットが生じてしま
う。
【0005】一般に、ウィンチェスタ型のディスクドラ
イブ装置では、ロータリーアクチュエータを用いてヘッ
ドのトラック幅方向の位置決めが行われる。このように
ロータリーアクチュエータを用いる場合には、図3に示
すように、ロータリーアクチュエータの回転角φ(スキ
ュー角)に応じてトラックとヘッドx1がなす角すなわ
ちヘッドのヨー角(θ1、θ2)が生じる。
【0006】上述の図2に示すように再生ヘッドx2と
記録ヘッドx3のオフセットを有するヘッドx1は、例
えば図3に示すように記録ヘッドx3の中心から再生ヘ
ッドx2の中心の延長線上にロータリーアクチュエータ
の回転中心Cがあるように配置される。このため、図4
に示すように、ヘッドのヨー角θに応じて、再生ヘッド
x2と記録ヘッドx3のトラック幅方向の位置に誤差Δ
W(ΔW=Lsinθ)が生じる。この誤差ΔWは、ト
ラックピッチに対して小さい場合には、それほど問題は
生じないため無視できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラッ
クピッチが小さくなると、トラックピッチに対して誤差
ΔWが相対的に大きくなり、無視することができなくな
る。
【0008】また、MRヘッドの代りにスピンバルブ型
のGMR(Giant Magneto-resistive )ヘッドを用いる
場合では、MRヘッドよりさらにオフセット(L)が大
きくなるため、誤差ΔWがさらに大きくなってしまう。
【0009】ヘッドx1の位置決めの精度を高くする場
合には、例えば再生ヘッドx2によってディスク上のト
ラックの所定角度毎に記録されたサーボ信号を再生し
て、ヘッドx1の正確な位置を検出し、この検出出力に
基づいてヘッドx1位置の制御を行う。このようにヘッ
ドx1の位置を正確に制御しても、ヨー角に応じた誤差
ΔWによって、記録ヘッドx3の記録位置が変化するた
めに、トラックピッチをさらに小さくすることは困難で
あった。
【0010】したがって、本発明は、トラックピッチを
さらに小さくすることができ、記録密度をさらに向上さ
せることができるディスクドライブ装置、シーク制御装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクド
ライブ装置は、同心円状にトラックが形成され、各トラ
ックにトラッキング制御のためのサーボパターンが記録
されたディスク状記録媒体と、再生ヘッドと記録ヘッド
とをトラック幅方向に駆動し、再生ヘッドと記録ヘッド
のトラック幅方向のオフセットがスキュー角に応じて変
化するヘッド駆動手段と、再生ヘッドにより再生された
サーボパターンの再生出力に基づいて再生ヘッドの位置
を検出する位置検出手段と、位置検出手段の検出出力に
応じてヘッド駆動手段を制御するサーボ制御手段と、ス
キュー角に応じた再生ヘッドと記録ヘッドのトラック幅
方向のオフセットを検出するオフセット検出手段と、記
録時に、オフセット検出手段の検出出力に基づいて、記
録ヘッドのトラック幅方向の位置が前記トラック内の所
定の位置となるように、サーボ制御手段による制御を補
正する記録ヘッド位置補正手段とを備えている。
【0012】また、本発明に係るシーク制御装置は、同
心円状にトラックが形成され、各トラックにトラッキン
グ制御のためのサーボパターンが記録されたディスク状
記録媒体上の所定のトラックにヘッドを位置決めするシ
ーク制御装置であって、サーボパターンを再生し、サー
ボパターンの再生毎に、トラック内においてヘッドの変
位に対して非線型性を有する位置検出出力を出力する位
置検出手段と、位置検出手段の検出出力に基づいてヘッ
ドを目的位置に移動させる位置制御手段と、目的位置に
おけるヘッドの変位に対する位置検出手段の検出出力の
変位が小さい場合に、位置検出手段の検出出力が、目的
位置から第1の範囲内にあることを第1の回数検出した
後、第1の範囲より小さい第2の範囲内にあることを第
2の回数検出した際に、位置検出手段の検出出力の時間
変化が第3の範囲内にあるときに、シークが完了したと
判定するシーク完了判定手段とを備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した実施形態
に係るディスクドライブ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0014】このディスクドライブ装置は、データを記
録するための磁気ディスク1と、この磁気ディスク1上
のトラックの記録/再生を行うヘッド2と、ヘッド2を
磁気ディスク1の略半径方向に移動させるロータリーア
クチュエータ3と、磁気ディスク1の回転を制御するス
ピンドルモータードライバ4と、ロータリーアクチュエ
ータ3を駆動する電圧制御モータドライバ(VCMドラ
イバ)5と、ヘッド2の出力あるいは記録信号を増幅す
るアンプ7と、サーボセクタの再生を行うサーボセクタ
再生部8aとデータの再生/記録を行うR/W部8bと
を有する再生/記録チャネル(R/Wチャネル)8と、
不良セクタテーブル等のデータを記憶するRAM9と、
装置全体の制御を行うハードディスクコントローラ(H
DC)10と、プロセッサ、メモリ、外部の機器とのイ
ンタフェース等を有し、外部の装置に対するコマンド、
データの入出力等を制御するマイクロプロセッサユニッ
ト(MPU)11とを備えている。
【0015】磁気ディスク1の表面には、図5に示すよ
うに、所定幅のトラック50が同心円状に形成されてお
り、各々のトラック50には、トラッキング制御を行う
ためのサーボセクタが記録されたサーボ領域51と、デ
ータセクタが記録されるデータ領域52とが形成されて
いる。サーボ領域51は磁気ディスク1表面の所定回転
角(例えば360°/66)毎に設けられている。
【0016】データ領域52には、図6に示すように、
データセクタが記録されるトラック100A、100
B、100Cが形成され、サーボ領域52には識別情報
記録領域102及びバーストパターン記録領域104を
備えるサーボセクタ101が形成されている。
【0017】また、データ領域52は、半径方向にいく
つかのゾーンに分けられており、各々のゾーンのトラッ
クには、各々のゾーンの半径方向の位置に応じた数のセ
クタが記録されるようになっている。
【0018】各々のトラックにはそれぞれトラック番号
(TRK)に相当するシリンダID(CYLID)が予
め割り当てられている。また、各サーボセクタ101に
は物理セクタ番号(PHSN:Physical Sector Numbe
r)が割り当てられている。識別情報記録領域102に
は、サーボ領域開始符号を先頭として、CYLIDをグ
レイコード(Cyclic binary code:巡回2進符号)化し
たもの及びPHSNを示した所定ビット数の識別情報等
が記録されている。このようなグレイコード化された識
別情報は、隣接トラック間で1ビットのみ異なる符号パ
ターンとされており、シーク中でも再生することができ
る。また、バーストパターン記録領域104には、信号
が記録された領域が各々ディスク半径方向に配列された
複数本(図3では4本)のバーストパターン106A、
106B、106C、106Dが記録されている。
【0019】ヘッド2は、図7に示すように、ヘッドス
ライダ21の磁気ディスク1側の面に設けられた再生ヘ
ッド22と、記録ヘッド23とを備えている。再生ヘッ
ド22は、例えばMRヘッドあるいはGMRヘッドから
なり、その幅はトラックピッチの半分程度とされてい
る。記録ヘッド23は、従来と同様な磁気ヘッドからな
り、その幅はトラックピッチより狭く、再生ヘッドの幅
より広くされている。
【0020】図8は、ヘッド2がトラック100Aの中
心を通過する際に再生されるサーボセクタ101の再生
波形の一例である。同図中A、B、C、Dは、それぞれ
バーストパターン106A、106B、106C、10
6Dの再生波形を示している。この場合には、ヘッド2
のバーストパターン106A上を通過する部分とバース
トパターン106B上を通過する部分の幅が等しいた
め、これらの再生波形の振幅(ピーク−バレイ[peak t
o Valley]値)PA、PBが等しくなる。
【0021】これに対し、ヘッド2がトラックの中心以
外の位置を通過する場合には、ヘッド2のバーストパタ
ーン106A上を通過する部分とバーストパターン10
6B上を通過する部分の幅が等しくないため、これらの
パターンの再生波形の振幅PA、PBは、図9に示すよ
うにトラックの中心からヘッド2の通過位置のずれに応
じた差異を生じる。
【0022】R/Wチャネル8は、バーストパターン1
06Aとバーストパターン106Bの再生信号の振幅の
比から、例えば次式に従ってヘッド位置のエラーを示す
ポジションエラー信号(PES:Position Error Signa
l )を発生してHDC10に供給する。 PES=PA/(PA+PB) (1)
【0023】このPESは例えばR/Wチャネル8によ
り、0〜255のデジタル値として求められる。ヘッド
2がトラック100Aの中心を通過する場合には、PA
とPBが等しく、PA/(PA+PB)は0.5とな
り、R/Wチャネル8はPESを、例えば128とす
る。また、ヘッド2がトラック100Aの中心から図6
中の下方向にずれ、バーストパターン106Aの上を通
過せずバーストパターン106Bの上のみを通過する場
合にはPAが0となるため、PA/(PA+PB)は0
となり、R/Wチャネル8はPESを0とする。逆に、
ヘッド2がトラック100Aの中心から図6中の上方向
にずれ、バーストパターン106Aの上のみを通過しバ
ーストパターン106Bの上を通過しない場合にはPB
が0となるため、PA/(PA+PB)は1となり、R
/WチャネルはPESを255とする。
【0024】ところで、上述の式(1)により求めたP
ESは、その値が小さい(例えば64以下)あるいは大
きい(例えば192以上)場合には、バーストパターン
の記録位置のずれ等によってPESの精度が低下するた
め、上述のバーストパターン106A、106Bの代り
にバーストパターン106C、106Dの再生波形の振
幅を用いてPESを算出する。
【0025】R/Wチャネル8は、上述のようにPES
を形成してHDC10に供給すると共に、サーボセクタ
101の識別情報記録領域の再生出力からトラック番号
(TRK)を検出し、このTRKにPESを加えた値を
ヘッド位置を示す情報(POS)としてHDC10に供
給する。
【0026】HDC10は、MPU11を介して外部の
機器からコマンドが供給されてデータの再生あるいは記
録が指示されると、コマンド中のアドレス情報によりヘ
ッドを目的のトラックに移動(シーク)させ、R/Wチ
ャネル8から供給されるPOSに基づいてヘッド2が目
的トラックに到達したことを検出すると、シークが完了
(Seek Comp )したと判断し、ヘッド2が目的トラック
に追従するようにトラックフォロイング制御を実行す
る。このトラックフォロイング制御では、例えば上述の
PESが128すなわち再生ヘッド22がトラックの中
央に位置するように制御を行う。そして、磁気ディスク
1の回転に応じて、コマンド中のアドレス情報によって
指示されたセクタがヘッド2の位置に達するタイミング
でデータの再生あるいは記録を行う。
【0027】ところで、ヘッド2の駆動にロータリーア
クチュエータ3を用いた場合、ロータリーアクチュエー
タ3の回転角(スキュー角)に応じて、トラックとヘッ
ド2がなす角すなわちヘッド2のヨー角が生じる。この
ため、上述の図7に示すように、再生ヘッド22と記録
ヘッド23の位置が離れている場合には、図10に示す
ように、ヘッドのヨー角θに応じて、再生ヘッド22と
記録ヘッド23のトラック幅方向の位置に誤差ΔW(Δ
W=Lsinθ)が生じる。なお、この図10では、説
明の簡略化のためにバーストパターン106A、106
Bのみを図示している。この誤差ΔWは、トラックピッ
チに対して小さい場合には無視できるが、トラック密度
が向上し、誤差ΔWがトラックピッチに対して大きくな
る場合、あるいはスピンバルブ型GMRヘッドのように
Lが比較的大きい場合に問題が生じる。例えば上述の図
10に示すようにPESが128になるようにヘッド2
の位置を制御した場合、再生ヘッド22は、トラックの
中心に位置するが、記録ヘッド23の位置はトラックの
中心から離れた位置となってしまう。
【0028】このような状態で、データの記録を行う
と、トラックの中心からかなり離れた位置に記録されて
しまい、隣接トラックのデータの安全性等の面から改善
の余地がある。また、このように記録されたトラックを
再生する場合には、再生ヘッド22の軌跡が、記録ヘッ
ド23による記録位置からずれてしまい、再生レベルが
低下してエラーレートが増加するおそれがある。
【0029】このため、このディスクドライブ装置で
は、データの記録時に、図11に示すように、記録ヘッ
ド23がトラックの中心に位置するように、トラックフ
ォロイング制御の基準となる位置(基準位置)に再生ヘ
ッド22と記録ヘッド23のオフセット量(図11の場
合では60)と同じオフセット(第1の記録オフセッ
ト)を与えてヘッド2の位置制御を行う。例えばこの図
11に示す場合では、通常のトラックフォロイング制御
の基準となるPES(128)にオフセット量(60)
を与え、PESが188となる位置を基準位置とし、再
生ヘッド22の中心が、PESが192となる位置の4
つ下の位置(188)となるようにしてトラックフォロ
イング制御を行っている。
【0030】このオフセット量は、記録ヘッド23の
幅、ヨー角θに応じた上述の誤差ΔWの変化、トラック
ピッチ等に基づいて求めることもできるが、実際の機器
毎に取り付け誤差等もあるので、製造時にオフセット量
を変化させて記録/再生を行ない、再生波形あるいはエ
ラーレート等を評価して求めてもよい。
【0031】ところで、この図11に示す場合では、記
録ヘッド23の位置を中心としても再生ヘッド22の基
準位置が188程度であるので、PESの精度がそれほ
ど低下しない。ヘッド2のヨー角θが、図11に示す場
合より大きくなるとオフセット量をさらに大きくする必
要がある。PESが192以上程度にまで大きくなる
と、上述の式(1)によるPESでは基準位置における
精度が低下する場合がある。このようにPESの精度が
低下すると、データの記録時のトラックフォロイング制
御の精度が低下して、記録されるトラック位置の精度が
低下し、再生時のエラーレートが増加するおそれがあ
る。
【0032】この場合、バーストパターン106C、1
06Dの再生出力よりPESを求め、これをもとにトラ
ックフォロイング制御を行って、トラックフォロイング
制御の精度を向上させることもできるが、演算負荷が増
加する。
【0033】このため、ヘッド2のヨー角θが大きい場
合等には、PESの誤差がそれほど大きくならない位置
となるようにオフセット量(第2の記録オフセット)を
設定してもよい。例えば図12に示す場合では、図11
に示す場合よりヨー角θが大きいが、PESの精度が比
較的良い位置(PESが192である位置の4つ下の1
88)が基準位置となるように、オフセット量を60程
度としている。この場合のオフセット量は、実際のヘッ
ド位置の変化に対するPESの線形性等の精度を測定
し、この結果に基づいて設定する。
【0034】このように、PESの精度が比較的良い領
域が基準位置となるようにオフセット量を設定すること
により、データの記録時のトラックフォロイング制御の
精度を向上させることができ、記録されるトラック位置
の精度を向上させ、再生時のエラーレートを低減させる
ことができる。
【0035】上述の2つのオフセット(第1及び第2の
記録オフセット)のいずれを用いるかは、ディスクドラ
イブ装置に要求される仕様に応じて選択してもよいし、
磁気ディスク1の半径方向の位置に応じて選択するよう
に構成してもよい。
【0036】上述のいずれのオフセットを用いた場合で
も、データ記録時の記録ヘッド23の位置を精度良く制
御することができるため、トラックピッチを狭くして記
録密度を向上させることができる。
【0037】上述のように記録されたトラックを再生す
る場合には、再生ヘッド22が、トラックが記録された
位置となるようにオフセットを与えてトラックフォロイ
ング制御を行う。ここで、記録時の記録ヘッド23の位
置と再生時の再生ヘッド22の位置を正確に一致させて
もよいが、記録ヘッド23の幅が再生ヘッド22の幅よ
り広いこと、若干位置がずれても再生できること等か
ら、再生時の再生ヘッド22の位置を記録時の記録ヘッ
ド23の位置と正確に一致させなくてもデータの再生を
行うことはできる。
【0038】このため、再生時のオフセット量の決定方
法については以下のいくつかの方法が考えられる。
【0039】1.再生時の再生ヘッド22の位置を、記
録時の記録ヘッド23の位置と正確に一致させるように
オフセットを設定する。(第1の再生オフセット) この方法では、再生時のオフセット量(再生ヘッド22
の中心位置のオフセット量)を、記録時の再生ヘッド2
2の中心位置のオフセット量から再生ヘッド22と記録
ヘッド23の実際のオフセット量を引いた値とする。例
えば上述の図12に示すように再生ヘッド22と記録ヘ
ッド23の実際のオフセット量が80程度であり、記録
時の再生ヘッド22の中心位置のオフセット量が60で
ある場合には、図13に示すように、再生時のオフセッ
ト量を−20とする。これにより、同図中に示すよう
に、再生ヘッド22の中心の位置がPESが108の位
置となる。
【0040】この方法では、記録時の記録ヘッド23の
位置と再生時の再生ヘッド22の位置が一致するため、
記録された信号の再生面からは一番有利であるが、記録
時のオフセットと、再生時に用いるPESの算出方法に
よってはPESの制度が若干低下する場合もある。
【0041】2.再生時の再生ヘッド22の位置を、記
録時の再生ヘッド22の位置と記録ヘッド23の位置の
間にするようにオフセットを設定する。(第2の再生オ
フセット) この方法では、再生時のオフセット量を、例えば再生ヘ
ッド22と記録ヘッド23の実際のオフセット量と記録
時の再生ヘッド22の中心位置のオフセット量の差に所
定の値を乗じた値とする。例えば上述の図12に示すよ
うに再生ヘッド22と記録ヘッド23の実際のオフセッ
ト量が80程度の値であり、記録時の再生ヘッド22の
中心位置のオフセット量を60とした場合では、図14
に示すように、これらの差20に所定値、例えば0.7
5を乗じた15をオフセット量とする。これにより、同
図中に示すように、再生ヘッド22の中心の位置がPE
Sが143の位置となる。
【0042】再生時のオフセット量をこのような値とす
れば、記録と再生が繰り返されるような場合に、ヘッド
の移動量を少なくすることができ、高速動作、ヘッド位
置制御の安定性の面では一番有利である。
【0043】3.再生時の再生ヘッド22の位置をトラ
ックの中心とするようにオフセットを設定する。(第3
の再生オフセット) この方法では、図15に示すように、再生ヘッド22の
中心の位置がトラックの中心となるように再生時の再生
ヘッド22の中心位置のオフセット量を0とする。上述
のように、記録時の記録ヘッド23の位置と再生時の再
生ヘッド22の位置は、若干ずれていてもデータの再生
はできるため、記録時のオフセット量がそれほど大きく
ない場合には再生時のオフセット量を0とすることがで
きる。
【0044】このようなオフセット量とすることは、P
ESの精度の面からは一番有利である。
【0045】上述の3つのオフセット(第1〜第3の再
生オフセット)のいずれを用いるかは、ディスクドライ
ブ装置に要求される仕様に応じて選択してもよいし、記
録時のオフセット量あるいは磁気ディスク1の半径方向
の位置等に応じて選択するように構成してもよい。
【0046】ところで、上述の各オフセット量の演算
は、記録あるいは再生を行う目的トラックの位置に応じ
て行ってもよいが、予め求めて目的トラックの位置に対
するオフセット量のテーブルとしてメモリ等に格納して
おき、目的トラックの位置に応じてテーブルから読み出
す構成とすればHDC10、MPU11等の演算負荷を
低減させることができる。
【0047】また、上述のゾーンは、磁気ディスク1の
半径方向の位置に応じて(すなわちロータリーアクチュ
エータ3の回転角に応じて)設定されているため、トラ
ックピッチに比較的余裕があり、ヘッド2の位置のオフ
セットをそれほど厳格に設定する必要がない場合等に
は、各ゾーン毎にオフセット量を一定値とし、再生ある
いは記録対象となるトラックが属するゾーンに応じてテ
ーブルから読み出す構成としてもよい。これにより、演
算負荷を減少させ、動作の高速化を実現させ、トラック
フォロイング制御の応答性を向上させることが容易とな
る。
【0048】上述の(1)式を用いて算出したPES
は、バーストパターン106A、106Bの再生波形の
振幅PA、PBが、再生ヘッド22とバーストパターン
106A、106Bからの距離に応じて2次的に変化す
る成分を有するために、実際の再生ヘッド22の位置に
対して図16(PESの誤差を誇張して示してある。)
に示すように変化する。このため、例えば再生ヘッド2
2の変位が96〜160である領域ではPESの変位が
実際の再生ヘッド22の変位以上となっているのに対
し、再生ヘッド22の変位が64〜96である領域ある
いは160〜192である領域ではPESの変位が再生
ヘッド22の変位以下となっている。
【0049】従って、再生ヘッド22の変位が64〜9
6である領域あるいは160〜192である領域では、
式(1)により求めたPESは、実際の再生ヘッド22
の変位より小さくなる。このため、上述の基準位置が6
4〜96あるいは160〜192の範囲内である場合に
は、図17中に破線で示すように、同図中に実線で示す
再生ヘッド22の実際の変位に対して検出されるPES
が小さくなってしまう。
【0050】従来、シーク終了の判定は、例えば以下の
ように行っている。
【0051】予め、基準位置を中心としてデータの再生
を可能とするPESの範囲Cr及びPESの変化速度の
範囲Cvrと、データの記録を許可するPESの範囲C
w及びPESの変化速度の範囲Cvwを決めておく。
【0052】シーク動作中、HDC10等は、R/Wチ
ャネル8からのPESを監視しており、例えば所定回数
(例えば2回)PESが基準位置からCr以内であって
PESの変化速度がCvr以内となった後、所定回数
(例えば3回)PESがCw以内であってPESの変化
速度がCvw以内となったときにシーク完了通知を発生
する。シーク完了通知が発生されると、HDC10等
は、動作モードをトラックフォロイング動作に切り替え
る。
【0053】このようにしてシークの完了を検出してい
た場合、上述のように、検出されるPESが実際の再生
ヘッド22の変位より小さくなっている場合には、例え
ば図17中の時刻W3において、実際には、ヘッド位置
が基準位置からCw以内に入っていないにもかかわら
ず、検出されたPESがCw以内であるために、シーク
完了通知を発生してしまう。このような状態で記録を行
うと、記録位置の精度が十分でなく、データのエラーレ
ートが増加する等の問題が生ずるおそれがある。
【0054】このため、このディスクドライブ装置で
は、3回目以降にPESとCw、PESの変化速度とC
vwをそれぞれ比較する際に、さらに、次のサーボセク
タ再生時のPESの予測値を求め、この予測値が所定の
範囲内(Cw’、Cw以下の値)に入っているか否かを
検出し、所定の範囲内に入っていれば、シーク完了通知
を発生し、所定の範囲内に入っていなければ、さらに、
PESがCw以内に入っているか否かの検出を繰り返す
等の処理を行う。
【0055】上述の図17に示すPESについて対応す
る時刻のPESの変化速度(ΔPES)と、PESの予
測値を求めると図18(A)及び同図(B)のようにな
る。図18(A)中の時刻W3におけるPESの変化速
度ΔPESから次の時刻W4におけるPESの予測値を
求めると、同図(B)に示すようになり、Cw’以内に
入っていない。従って、HDC10は、時刻W3では、
シーク完了通知を発生せず、次の時刻W4におけるPE
SがCw以内で、PESの変化速度ΔPESがCvw以
内であるか否かを判定する。時刻W4では、PESがC
w以内で、PESの変化速度がCvw以内であり、次の
時刻W5におけるPESの予測値もCw’以内となって
いるので、HDC10は時刻w4においてシーク完了通
知を発生する。
【0056】この場合、従来のシーク完了の判定方法に
対して、サーボセクタの1つ分(PESの検出間隔)シ
ーク完了通知の発生が遅れ、シーク時間は長くなってい
るが、シークが終了に近づくと時間の経過にしたがって
PESが安定する傾向にあるので、従来の判定方法と比
較して記録位置の精度が向上している。
【0057】従って、このようなシーク完了の判定を行
うことにより、検出されるPESが実際の再生ヘッド2
2の変位より小さくても、再生ヘッド22の実際の位置
がCw以内にない場合の記録を有効に防止することがで
き、エラーレートの増加等を防止してデータの記録の信
頼性を向上させることができる。
【0058】図19は、HDC10がシーク完了を検出
するための処理を示すフローチャートである。
【0059】HDC10は、シーク動作中は、上述のP
OSあるいはPESに基づいて現在のヘッド2の位置を
検出しており、図18中のステップS1においてPES
が上述のCr以内であってPESの変化速度(ΔPE
S)がCvr以内であるか否かを判定し、これらの条件
を満たしていれば、ステップS2に進み、満たしていな
ければステップS1おいて条件を満たすまで待機する。
【0060】ステップS2では、HDCはステップS1
と同様の判定を行い、条件を満たしていればステップS
3に進み、満たしていなければステップS1に戻る。
【0061】ステップS3では、PESが上述のCw以
内であってPESの変化速度(ΔPES)がCvw以内
であるか否かを判定し、これらの条件を満たしていれ
ば、ステップS4に進み、満たしていなければステップ
S6に進む。
【0062】ステップS4、S5では、ステップS3と
同様な判定を行い、条件を満たしていればそれぞれステ
ップS5、S7に進み、満たしていなければステップS
6に進む。
【0063】ステップS6では、上述のステップS1と
同様な判定を行い、条件を満たしていればステップS3
に戻り、満たしていなければステップS1に戻る。
【0064】ステップS7では、PESの予測値を求
め、この予測値が上述のCw’(Cwに所定値、例えば
0.75を乗じた値)以内であるか否かを判定し、条件
を満たしていなければステップS5に戻り、条件を満た
していればステップS8に進み、シーク完了通知を発生
してシーク動作を終了し、動作モードをトラックフォロ
イング制御に切り替える。
【0065】以上の動作により、3回目以降にPESと
Cw、PESの変化速度とCvwをそれぞれ比較する際
に、次のサーボセクタ再生時のPESの予測値を求め、
この予測値がCw’以内に入っているか否かを検出して
シーク完了の検出を行うことができる。
【0066】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
ることはなく、例えば、上述のようにステップS7を設
け、次のサーボセクタ再生時のPESの予測値を求め、
この予測値がCw’以内に入っているか否かを検出する
代りに、ステップS5におけるPES、PESの変化速
度との比較に用いる値Cw、Cvwをさらに厳しく(値
を小さく)して判定を行ない、条件を満たす場合にはス
テップS8に進み、条件を満たさない場合にはステップ
S6に進むようにしてもよい。
【0067】これにより、例えば上述の図17中の時刻
W3におけるCwを例えば同図中の0.75倍程度の値
とすれば、時刻W3においてPESがCw以内に入って
いないことになり、図19中のステップS5からステッ
プS6、ステップS3に進み、PESとCw、PESの
変化速度とCvwの比較を繰り替えすことになり、シー
ク完了までの時間は長くなるが、PESの変動が小さく
なって、記録ヘッド23の位置の精度が向上する。
【0068】また、このように変形する場合、ステップ
S5において条件を満たしていない場合には、ステップ
S6に進まず、記録コマンドを中止(Abort )するよう
にしてもよい。この場合、HDC10は、中止された記
録コマンドを再度、実行するが、直前までのシークによ
ってヘッド2が目的トラック付近にあるため、ヘッドの
移動時間はほとんど必要なく、ヘッドの移動が必要なシ
ークに比較して高速な再記録動作が可能となる。
【0069】あるいは、目的トラックの位置あるいは目
的トラックが属するゾーンに応じて動作を切り替えるよ
うにしてもよい。また、再生ヘッド22と記録ヘッド2
3のオフセットが小さく、トラックの記録位置がトラッ
クの中心付近とされている場合、あるいは再生時の再生
ヘッド22の位置をトラックの中心付近とした場合など
では、PESの精度が高いため従来と同様なシーク完了
の検出としてもよい。また、再生時のPESの精度が良
いトラック又はゾーンにおいては従来と同様なシーク完
了の検出とし、その他のトラック又はゾーンにおいては
上述の図19等に示すシーク完了の検出としてもよい。
【0070】その他、本発明の技術的思想の範囲内で適
宜変更を加えることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明では、記録時に、再生ヘッドと記
録ヘッドのオフセットに応じて、記録ヘッドのトラック
幅方向の位置がトラック内の所定の位置となるように、
サーボ制御手段による制御を補正することにより、トラ
ックの記録位置の精度を向上させ、狭トラックピッチ化
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るディスクドライブ
装置の構成を示すブロック図、
【図2】 ディスクドライブ装置に用いられるヘッドの
構成を示す図、
【図3】 ヘッドのヨー角を示す図、
【図4】 ヘッドのヨー角の変化を示す図、
【図5】 本発明の一実施形態に係るディスクドライブ
装置を構成する磁気ディスクのフォーマットを示す図、
【図6】 磁気ディスク上のトラックに記録されるサー
ボセクタのフォーマットを示す図、
【図7】 ディスクドライブ装置を構成するヘッドの構
成を示す図、
【図8】 ヘッドがトラックの中心を通過した際に再生
されるサーボセクタの再生波形の一例を示す図、
【図9】 磁気ヘッドがトラックの中心以外の位置を通
過した際に再生されるサーボセクタの再生波形の一例を
示す図、
【図10】 再生ヘッドと記録ヘッドのオフセットを示
す図、
【図11】 記録時のオフセットの一例を示す図、
【図12】 記録時のオフセットの他の例を示す図、
【図13】 再生時のオフセットの一例を示す図、
【図14】 再生時のオフセットの他の例を示す図、
【図15】 再生時のオフセットの他の例を示す図、
【図16】 再生ヘッドの実際の変位と検出されるPE
Sの関係を示す図、
【図17】 シーク時の実際の再生ヘッドの変位と検出
されるPESを示す図、
【図18】 PESの変化速度と予測PESを示す図、
【図19】 シーク完了を検出するための動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 磁気ディスク、2 磁気ヘッド、3 アクチュエー
タ、4 スピンドルモータードライバ、5 VCMドラ
イバ、7 アンプ、8 R/Wチャネル、8aサーボセ
クタ再生部、8b R/W部、9 RAM、10 HD
C、11 MPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 謙二 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 上田 哲生 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 荒井 公一 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 大関 秀紀 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状にトラックが形成され、各トラ
    ックにトラッキング制御のためのサーボパターンが記録
    されたディスク状記録媒体と、 再生ヘッドと記録ヘッドとを前記トラック幅方向に駆動
    し、再生ヘッドと記録ヘッドのトラック幅方向のオフセ
    ットがスキュー角に応じて変化するヘッド駆動手段と、 前記再生ヘッドにより再生された前記サーボパターンの
    再生出力に基づいて前記再生ヘッドの位置を検出する位
    置検出手段と、 該位置検出手段の検出出力に応じて前記ヘッド駆動手段
    を制御するサーボ制御手段と、 前記スキュー角に応じた再生ヘッドと記録ヘッドのトラ
    ック幅方向のオフセットを検出するオフセット検出手段
    と、 記録時に、前記オフセット検出手段の検出出力に基づい
    て、前記記録ヘッドのトラック幅方向の位置が前記トラ
    ック内の所定の位置となるように、前記サーボ制御手段
    による制御を補正する記録ヘッド位置補正手段とを備え
    ることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッド位置補正手段は、前記記
    録ヘッドがトラックの中心となるように前記サーボ制御
    手段を補正することを特徴とする請求項1記載のディス
    クドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッド位置補正手段は、前記再
    生ヘッドの位置が、前記位置検出手段によって検出され
    る再生ヘッドの位置の精度が低下しない位置となるよう
    に前記サーボ制御手段を補正することを特徴とする請求
    項1記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセット検出手段は、前記スキュ
    ー角に対応するオフセットが保持されたテーブルを有
    し、該テーブルを参照してオフセットを検出することを
    特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 再生時に、前記オフセット検出手段の検
    出出力に応じて再生ヘッドのトラック幅方向の位置が前
    記トラック内の所定の位置となるように、前記サーボ制
    御手段による制御を補正する再生ヘッド位置補正手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のディスクドラ
    イブ装置。
  6. 【請求項6】 前記再生ヘッド位置補正手段は、前記再
    生ヘッドの位置が、前記記録時の記録ヘッドと同じ位置
    となるように前記サーボ制御手段を補正することを特徴
    とする請求項5記載のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 前記再生ヘッド位置補正手段は、前記再
    生ヘッドの位置が、前記記録時の記録ヘッドの位置と、
    再生ヘッドの位置の間となるように前記サーボ制御手段
    を補正することを特徴とする請求項5記載のディスクド
    ライブ装置。
  8. 【請求項8】 前記再生ヘッド位置補正手段は、前記再
    生ヘッドがトラックの中心となるように前記サーボ制御
    手段を補正することを特徴とする請求項5記載のディス
    クドライブ装置。
  9. 【請求項9】 同心円状にトラックが形成され、各トラ
    ックにトラッキング制御のためのサーボパターンが記録
    されたディスク状記録媒体上の所定のトラックにヘッド
    を位置決めするシーク制御装置であって、 前記サーボパターンを再生し、該サーボパターンの再生
    毎に、前記トラック内において前記ヘッドの変位に対し
    て非線型性を有する位置検出出力を出力する位置検出手
    段と、 該位置検出手段の検出出力に基づいて前記ヘッドを目的
    位置に移動させる位置制御手段と、 前記目的位置における前記ヘッドの変位に対する前記位
    置検出手段の検出出力の変位が小さい場合に、前記位置
    検出手段の検出出力が、前記目的位置から第1の範囲内
    にあることを第1の回数検出した後、第1の範囲より小
    さい第2の範囲内にあることを第2の回数検出した際
    に、前記位置検出手段の検出出力の時間変化が第3の範
    囲内にあるときに、シークが完了したと判定するシーク
    完了判定手段とを備えることを特徴とするシーク制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記シーク制御手段は、前記位置検出
    手段の検出出力が第1の範囲より小さい第2の範囲内で
    あることを第2の回数検出した際に、前記位置検出手段
    の検出出力の時間変化が第3の範囲内になかったとき
    は、前記検出出力が第2の範囲内にあるか否か及び検出
    出力の時間変化が第3の範囲内にあるか否かを繰り返し
    検出し、前記検出出力が第2の範囲内にあって前記検出
    出力の時間変化が第3の範囲内にあるときに、シークが
    完了したと判定することを特徴とする請求項9記載のシ
    ーク制御装置。
  11. 【請求項11】 同心円状にトラックが形成され、各ト
    ラックにトラッキング制御のためのサーボパターンが記
    録されたディスク状記録媒体上の所定のトラックにヘッ
    ドを位置決めするシーク制御装置であって、 前記サーボパターンを再生し、該サーボパターンの再生
    毎に、前記トラック内において前記ヘッドの変位に対し
    て非線形性を有する位置検出出力を出力する位置検出手
    段と、 該位置検出手段の検出出力に基づいて前記ヘッドを目的
    位置に移動させる位置制御手段と、 前記目的位置における前記ヘッドの変位に対する前記位
    置検出手段の検出出力の変位が小さい場合に、前記位置
    検出手段の検出出力が、前記目的位置から第1の範囲内
    にあることを第1の回数検出した後、第1の範囲より小
    さい第2の範囲内にあることを第2の回数検出し、さら
    に、第2の範囲より小さい第3の範囲内となったとき
    に、シークが完了したと判定するシーク完了判定手段と
    を備えることを特徴とするシーク制御装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の範囲が、前記トラックに記
    録された情報の再生時の誤差許容範囲であり、 前記第2の範囲が、前記トラックに情報を記録する際の
    誤差許容範囲であることを特徴とする請求項9又は11
    記載のシーク制御装置。
  13. 【請求項13】 同心円状にトラックが形成され、各ト
    ラックにトラッキング制御のためのサーボパターンが記
    録されたディスク状記録媒体と、 前記サーボパターンを再生し、該サーボパターンの再生
    毎に、前記トラック内において前記ヘッドの変位に対し
    て非線型性を有する位置検出出力を出力する位置検出手
    段と、 該位置検出手段の検出出力に基づいて前記ヘッドを目的
    位置に移動させる位置制御手段と、 前記目的位置における前記ヘッドの変位に対する前記位
    置検出手段の検出出力の変位が小さい場合に、前記位置
    検出手段の検出出力が、前記目的位置から第1の範囲内
    にあることを第1の回数検出した後、第1の範囲より小
    さい第2の範囲内にあることを第2の回数検出した際
    に、前記位置検出手段の検出出力の時間変化が第3の範
    囲内にあるときに、シークが完了したと判定するシーク
    完了判定手段とを備えることを特徴とするディスクドラ
    イブ装置。
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