JPH09320223A - 大容量フレキシブルディスク用サーボデータ書込み方法および大容量フレキシブルディスク用サーボライター - Google Patents

大容量フレキシブルディスク用サーボデータ書込み方法および大容量フレキシブルディスク用サーボライター

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JPH09320223A
JPH09320223A JP8132189A JP13218996A JPH09320223A JP H09320223 A JPH09320223 A JP H09320223A JP 8132189 A JP8132189 A JP 8132189A JP 13218996 A JP13218996 A JP 13218996A JP H09320223 A JPH09320223 A JP H09320223A
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JP
Japan
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flexible disk
servo
magnetic
capacity flexible
head carriage
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Pending
Application number
JP8132189A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Ueyasu
恒雄 上保
Yoshihiro Okano
義▲廣▼ 岡野
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
Yoshinori Tangi
芳則 丹木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
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Priority to US08/857,782 priority patent/US5875077A/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5534Initialisation, calibration, e.g. cylinder "set-up"
    • G11B5/5543Initialisation, calibration, e.g. cylinder "set-up" servo-format therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量フレキシブルディスクの磁気ディスク
媒体に対して、安定してサーボデータの書込みを行うこ
と。 【解決手段】 大容量フレキシブルディスクの磁気ディ
スク媒体(41)上に磁気ヘッドによってサーボデータ
を書き込む場合に、磁気ヘッドを保持するヘッドキャリ
ッジとして、大容量フレキシブルディスクの磁気ディス
ク媒体(41)に対してデータの記録再生を行う高密度
型フレキシブルディスクに使用されている直動型ヘッド
キャリッジ(15)を用い、この直動型ヘッドキャリッ
ジ(15)を接続棒(80)によってサーボライターの
アクチュエータ(60)と一体化し、この一体化したも
のを使用して磁気ディスク媒体(41)上にサーボデー
タを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大容量フレキシブル
ディスクの磁気ディスク媒体上にサーボデータを磁気ヘ
ッドにより書き込む方法および大容量フレキシブルディ
スク用サーボライターに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フレキシブルディスクド
ライブはフレキシブルディスクの磁気ディスク媒体に対
してデータの記録再生を行うための装置である。近年、
フレキシブルディスクの大容量化が進められており、1
M〜2Mバイトの記憶容量(以下、通常容量と呼ぶ)を
持つものに対して、128Mバイトの記憶容量(以下、
大容量と呼ぶ)を持つものが開発されている。これに伴
って、フレキシブルディスクドライブとしても、このよ
うな大容量フレキシブルディスクの磁気ディスク媒体に
対してデータを記録再生可能なものが開発されている。
【0003】以下においては、大容量のフレキシブルデ
ィスクの磁気ディスク媒体のみに対してデータを記録再
生可能なフレキシブルディスクドライブを高密度専用型
フレキシブルディスクドライブと呼び、通常容量のフレ
キシブルディスクの磁気ディスク媒体のみに対してデー
タを記録再生可能なフレキシブルディスクドライブを通
常密度専用型フレキシブルディスクドライブと呼ぶこと
にする。さらに、大容量および通常容量の両方のフレキ
シブルディスクの磁気ディスク媒体に対してデータを記
録再生可能なフレキシブルディスクドライブを高密度/
通常密度兼用型フレキシブルディスクドライブと呼ぶこ
とにする。なお、高密度専用型フレキシブルディスクド
ライブと高密度/通常密度兼用型フレキシブルディスク
ドライブとを区別しない場合には、単に、高密度型フレ
キシブルディスクドライブと呼ぶことにする。
【0004】さて、通常密度専用型フレキシブルディス
クドライブと高密度型フレキシブルディスクドライブと
の間の機構上の相違点の1つは、磁気ヘッドを保持する
ヘッドキャリッジを、ドライブ内に挿入されたフレキシ
ブルディスクの磁気ディスク媒体に対して所定の半径方
向(磁気ディスク媒体の径方向)に沿って移動する駆動
手段の構成にある。すなわち、通常密度専用型フレキシ
ブルディスクドライブでは駆動手段としてステッピング
モータを使用しているのに対して、高密度型フレキシブ
ルディスクドライブでは駆動手段としてボイスコイルモ
ータ(VCM)のようなリニアモータを使用している。
【0005】以下、高密度型フレキシブルディスクドラ
イブの駆動手段として使用されるボイスコイルモータに
ついて少し詳細に説明する。ボイスコイルモータは、ヘ
ッドキャリッジの後方に配置され、所定の半径方向と平
行な駆動軸の回りに巻回されたボイスコイルと、このボ
イルコイルを通して流れる電流と交叉する磁界を発生す
るための磁気回路とを有する。このような構成により、
磁気回路で発生された磁界と交叉する方向にボイルコイ
ルに電流を流すことにより、この電流と磁界との相互作
用に基づいて駆動軸の延在方向に駆動力が発生する。こ
の駆動力により、ボイスコイルモータはヘッドキャリッ
ジを所定の半径方向に沿って移動させる。本明細書中で
は、このようなリニアモータ等によって直線的に駆動さ
れるヘッドキャリッジのことを直動型ヘッドキャリッジ
と呼ぶことにする。
【0006】また、大容量フレキシブルディスクと通常
容量フレキシブルディスクとは外形上では実質的な違い
がない。周知のように、フレキシブルディスクは、上下
一対の開口部を持つケース(ディスケット)と、このケ
ース内に収容され、上下一対の開口部を介して上下一対
の磁気ヘッドでアクセスされる磁気ディスク媒体とを含
む。この磁気ディスク媒体の表面上および裏面上には、
データを記録するためのトラックと呼ばれる同心円状の
通路が、半径方向に沿って複数形成されている。トラッ
ク幅(トラックピッチ)は、当然、大容量フレキシブル
ディスクの磁気ディスク媒体の方が通常容量フレキシブ
ルディスクの磁気ディスク媒体よりも狭い。このよう
に、大容量フレキシブルディスクの磁気ディスク媒体は
通常容量フレキシブルディスクの磁気ディスク媒体より
もトラック幅(トラックピッチ)が狭いため、大容量フ
レキシブルディスクの磁気ディスク媒体上には位置検出
用のサーボデータ(サーボパターン)が書き込まれてい
る。
【0007】周知のように、通常容量フレキシブルディ
スクは、磁気ディスク媒体が初期化(フォーマット)さ
れていない状態、すなわち、アンフォーマットディス媒
体の状態で販売されるか、又は、このアンフォーマット
ディスク媒体上にフォーマッタを使用してフォーマット
を施したフォーマット済ディスク媒体の状態で販売され
る。アンフォーマットディスク媒体の通常容量フレキシ
ブルディスクを購買したユーザは、アンフォーマットデ
ィスク媒体を初期化(フォーマット)した後に、磁気デ
ィスク媒体に対してデータの書込み及び読出しを行う。
一方、フォーマット済ディスク媒体の通常容量フレキシ
ブルディスクを購買したユーザは、初期化(フォーマッ
ト)することなく、直ちに、磁気ディスク媒体に対して
データの書込み及び読出しを行うことができる。
【0008】これに対して、大容量フレキシブルディス
クは、アンフォーマットディスク媒体に対してサーボラ
イターによりサーボフォーマットを施して(サーボデー
タ(サーボパターン)を書き込んで)サーボフォーマッ
ト済ディスク媒体の状態で販売されるか、又は、このサ
ーボフォーマット済ディスク媒体にフォーマッタを使用
してデータフォーマットを施してデータフォーマット済
ディスク媒体の状態で販売される。サーボフォーマット
済ディスク媒体の大容量フレキシブルディスクを購買し
たユーザは、サーボフォーマット済ディスク媒体をフォ
ーマッタでデータフォーマットを施した後に、磁気ディ
スク媒体に対してデータの書込み及び読出しを行う。一
方、データフォーマット済ディスク媒体の大容量フレキ
シブルディスクを購買したユーザは、データフォーマッ
トすることなく、直ちに、磁気ディスク媒体に対してデ
ータの書込み及び読出しを行うことができる。ここで、
サーボライターによるサーボフォーマットは、約10μ
mのトラックピッチでトラックを構築し、各トラックを
複数個のセクタに区分し、トラックおよびセクタの位置
情報を書込んでいる。
【0009】従来、大容量フレキシブルディスクのアン
フォーマットディスク媒体に対してサーボデータ(サー
ボパターン)を書き込むためのサーボライター(サーボ
トラックライター)は、駆動系に、ハードディスクドラ
イブ(HDD)に用いられているヘッドジンバルアセン
ブリ(HGA)を変更したヘッドキャリッジを使用し、
磁気ヘッドのロード/アンロード機構を外部に設けてサ
ーボデータを書き込んでいる。アンフォーマットディス
ク媒体は、エアーベアリングを介してスピンドルによっ
て回転可能に支持されている。この従来のサーボライタ
ーでは、ディスケットなしに、直接、アンフォーマット
ディスク媒体に対してサーボデータを書くことができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、ハード
ディスクドライブにおいては、その磁気ヘッドは支持ば
ね(ロードアーム)によってサスペンション的に支持さ
れている。磁気ヘッドは、ハード磁気ディスク媒体に情
報を記録するためのコアと、それをハード磁気ディスク
媒体との間に極めて狭い隙間(スペーシングと呼ばれ
る)を保って浮上させるスライダより成る。このような
磁気ヘッドはモノリシックヘッドと呼ばれる。ハードデ
ィスクドライブでは、記録媒体としてハード磁気ディス
ク媒体を使用しているので、記録媒体の回転時に記録媒
体が上下動することを想定してはいない。
【0011】その結果、もし記録媒体がフレキシブルデ
ィスクのフレキシブル磁気ディスク媒体のように可撓性
を呈するものであった場合、ハードディスクドライブに
おける上述した磁気ヘッドの支持構造(ヘッドジンバル
アセンブリ)では、上下一対の磁気ヘッドの位置が記録
媒体上の所望のトラック位置からずれてしまう。換言す
れば、サーボライター用のヘッドキャリッジとして、ハ
ードディスクドライブに用いられているヘッドジンバル
アセンブリを変更したものを使用する場合には、上下一
対の磁気ヘッドのバランスが非常に大きく影響する為、
磁気ヘッドの選択と調整が非常に困難となる。また、磁
気ヘッドの歩留まりも悪くなり、磁気ヘッドの価格も高
くなる。ヘッドジンバルアセンブリのロードバランスが
崩れた場合、フレキシブル磁気ディスク媒体が波を打っ
てモジュレーションが発生する為、フレキシブル磁気デ
ィスク媒体上にサーボデータを書き込むことが不可能と
なる。
【0012】更に、ヘッドジンバルアセンブリを特殊加
工してロード/アンロードできるようにしている為、ヘ
ッドジンバルアセンブリを取り付ける接続棒の剛性を上
げなければならず、質量の問題から機械的特性が悪くな
る。これについて以下に図面を参照して説明する。
【0013】図5に従来のサーボライターのサーボ系の
ボード線図を示す。図5において、(a)はゲイン曲線
を示し、(b)は位相曲線を示す。制御理論において周
知のように、位相交点(位相が−180°の線と交わる
点)におけるゲインGがデシベル〔dB〕値で表して負
ならば、サーボ系は安定、正ならば不安定である。ま
た、ゲイン交点(ゲインが1、すなわち、0〔dB〕の
線と交わる点)における位相差が180°より大なら
ば、サーボ系は安定、小ならばサーボ系は不安定とな
る。図5から明らかなように、従来のサーボライターの
サーボ系では、ゲイン交点における位相差は−170°
以下で10°以下の位相マージンしか取れず、位相交点
におけるゲインマージンもほとんどなく、共振点の周波
数でゲインが0〔dB〕をオーバーしてしまい、ゲイン
マージン、位相マージンおよび共振点の周波数を十分に
取ることができない。
【0014】したがって、本発明の課題は、上述した従
来の問題点に鑑み、安定してサーボデータの書き込みを
行うことができる、大容量フレキシブルディスク用サー
ボデータ書込み方法および大容量フレキシブルディスク
用サーボライターを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、大容量
フレキシブルディスクの磁気ディスク媒体上に磁気ヘッ
ドによってサーボデータを書き込む方法において、前記
磁気ヘッドを保持するヘッドキャリッジとして、前記大
容量フレキシブルディスクの磁気ディスク媒体に対して
データの記録再生を行う高密度型フレキシブルディスク
に使用されている直動型ヘッドキャリッジを用い、該直
動型ヘッドキャリッジを接続棒によってサーボライター
のアクチュエータと一体化し、この一体化したものを使
用して前記磁気ディスク媒体上にサーボデータを書き込
むことを特徴とする大容量フレキシブルディスク用サー
ボデータ書込み方法が得られる。
【0016】また、本発明によれば、大容量フレキシブ
ルディスクの磁気ディスク媒体上に磁気ヘッドによって
サーボデータを書き込むためのサーボライターにおい
て、前記磁気ヘッドを保持するための、前記大容量フレ
キシブルディスクの磁気ディスク媒体に対してデータの
記録再生を行う高密度型フレキシブルディスクに使用さ
れている直動型ヘッドキャリッジと、該直動型ヘッドキ
ャリッジを前記サーボライターのアクチュエータと一体
化させるための接続棒と、を含むことを特徴とする大容
量フレキシブルディスク用サーボライターが得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0018】図3を参照して、本発明に係るサーボライ
タの構成要素として使用される高密度型フレキシブルデ
ィスクドライブについて説明する。図示の高密度型フレ
キシブルディスクドライブ(FDD)は大容量フレキシ
ブルディスク(図示せず)の磁気ディスク媒体に対して
データの記録再生を行う装置である。大容量フレキシブ
ルディスクは図3中の矢印Aで示す方向から高密度型フ
レキシブルディスクドライブ中に挿入される。図3は大
容量フレキシブルディスクが高密度型フレキシブルディ
スクドライブ中に挿入された状態を示している。
【0019】挿入された大容量フレキシブルディスク
は、メインフレーム11の表面上で回転可能に支持され
たディスクテーブル12上に、互いの中心軸が一致した
状態で保持される。ディスクテーブル12はメインフレ
ーム11に設けられたスピンドルモータ(後述する)に
よって回転駆動され、これによって大容量フレキシブル
ディスク中の磁気ディスク媒体が回転する。また、メイ
ンフレーム11の裏面には、多数の電子部品を搭載した
プリント配線基板(図示せず)が取り付けられている。
【0020】高密度型フレキシブルディスクドライブ
は、大容量フレキシブルディスク中の磁気ディスク媒体
に対してデータの読出し/書込みを行うための磁気ヘッ
ド(図示せず)を備えている。磁気ヘッドはジンバル1
4を介してヘッドキャリッジ15によって保持されてい
る。磁気ヘッドとジンバル14とヘッドキャリッジ15
とFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)
とスケールとスプリングホルダとバネとの組み合わせを
キャリッジアセンブリと呼ぶ。ヘッドキャリッジ15は
メインフレーム11の表面上でメインフレーム11から
離間して配置されており、磁気ヘッドを大容量フレキシ
ブルディスクに対して所定の半径方向(図3の矢印Bで
示す方向)に沿って移動可能に保持している。したがっ
て、このようにヘッドキャリッジ15は所定の半径方向
に沿って直線的に移動するので、ヘッドキャリッジ15
は直動型ヘッドキャリッジと呼ばれる。
【0021】直動型ヘッドキャリッジ15は、その両側
下端で、所定の半径方向Bに対して平行に延在する一対
のガイドバー16によって支持及び案内される。
【0022】この直動型ヘッドキャリッジ15は、以下
に述べるようなボイスコイルモータによって所定の半径
方向Bに沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイス
コイルモータは直動型ヘッドキャリッジ15の後方に配
置され、所定の半径方向Bと平行な駆動軸の回りに巻回
された一対のボイスコイル17と、このボイルコイル1
7を通して流れる電流と交叉する磁界を発生するための
磁気回路20とを有する。このような構成のボイスコイ
ルモータにおいて、磁気回路20で発生された磁界と交
叉する方向にボイルコイル17に電流を流すことによ
り、この電流と磁界との相互作用に基づいて駆動軸の延
在方向に駆動力が発生する。この駆動力により、ボイス
コイルモータは直動型ヘッドキャリッジ15を所定の半
径方向Bに沿って移動させる。
【0023】大容量フレキシブルディスクドライブは、
大容量フレキシブルディスクに備えられたシャッタ(図
示せず)を開閉するシャッタ駆動機構と、大容量フレキ
シブルディスクを排出するためのイジェクタ機構と、イ
ジェクト後に直動型ヘッドキャリッジ15をロックする
ためのキャリッジロック機構とを含む。
【0024】レバーユニット50はイジェクトレバー5
1とロックレバー52とを有する。イジェクトレバー5
1は、シャッタを開閉するシャッタ駆動機構の要素と、
大容量フレキシブルディスクを高密度型フレキシブルデ
ィスクドライブから排出するためのイジェクタ機構の要
素とを兼用している。ロックレバー52は直動型ヘッド
キャリッジ15の近傍に配置され、イジェクト時にキャ
リッジ15をロックするためのものである。
【0025】イジェクタ機構は、高密度型フレキシブル
ディスクドライブのフロントベゼル(図示せず)の外面
に突き出しているイジェクトボタン54と、このフロン
トベゼルの受入れ口(図示せず)から挿入された大容量
フレキシブルディスクをその一面が対向するように位置
づけるイジェクトプレート55と、一端がイジェクトプ
レート55に係合し、他端がディスクホルダユニット
(図示せず)に係合したイジェクトバネ56とを有す
る。なお、イジェクトプレート55は奥行き方向の先端
にラック55aを備え、このラック55aはメインフレ
ーム11の表面上で回転可能に支持されたピニオン(図
示せず)と係合する。レバーユニット50はばね機構5
7により反時計方向に付勢されている。
【0026】大容量フレキシブルディスクをフレキシブ
ルディスクドライブに挿入したとする。すなわち、大容
量フレキシブルディスクを図3の矢印Aで示す方向に押
し込むと、シャッタの右側縁上端にイジェクトレバー5
1の先端51aが係合し、大容量フレキシブルディスク
の移動に伴って、レバーユニット50は時計方向に回動
する。これに伴って、シャッタはイジェクトレバー51
の先端51aにより開く方向に摺動する。
【0027】大容量フレキシブルディスクが高密度型フ
レキシブルディスクドライブ中に完全に収納されると、
大容量フレキシブルディスクは図示しないディスクロッ
ク機構によりこの状態でディスクホルダユニットに保持
される。
【0028】スピンドルモータ30は、メインフレーム
11の表面側の凹部(図示せず)に埋め込まれた状態で
取り付けられる。スピンドルモータ30は、メインフレ
ーム11の主面に対して実質的に直角な状態で立設する
スピンドルシャフト31を有し、このスピンドルシャフ
ト31は、ボールベアリング(図示せず)を介してメイ
ンフレーム11に対して回転自在に支持されている。こ
のスピンドルシャフト31は、高密度型フレキシブルデ
ィスクドライブに挿入された大容量フレキシブルディス
クの回転軸として働く。スピンドルシャフト31の上端
側に上記ディスクテーブル12が嵌合されている。
【0029】図示はしないが、大容量フレキシブルディ
スクは、ディスケット(ケース)の裏面側の中心部に円
形開口が開けられており、この円形開口内に、磁気ディ
スク媒体を保持するディスクハブが遊貫されている。こ
のディスクハブには、その中心部に上記スピンドルシャ
フト31が遊貫されるディスク中心穴と、周辺位置に後
述するチャキングピンが遊貫されるチャッキング穴とが
穿設されている。
【0030】ディスクテーブル12には、チャッキング
穴の対応位置にテーブル側長穴12aが穿設されてい
る。スピンドルモータ30は、このテーブル側長穴12
aを通してチャッキング穴内に遊貫するチャッキングピ
ン32を有する。このチャッキングピン32は、ディス
クテーブル12下面に取り付けられたマグネットケース
33に、上下動可能かつ回転自在に取り付けられてい
る。
【0031】本発明では、図3に示した高密度型フレキ
シブルディスクドライブを以下に述べるように一部加工
して、サーボライタとして使用する。すなわち、サーボ
ライタのアクチュエータ(後述する)と直動型ヘッドキ
ャリッジ15とを接続棒(後述する)を介して一体化す
るために、図3の点線Cで囲んだ部分を加工し、直動型
ヘッドキャリッジ15をアクチュエータで駆動するの
で、ボイスコイルモータは不要であり、さらに、スピン
ドルモータ30をエアースピンドル(後述する)に変更
する。
【0032】図1に本発明の一実施の形態に係るサーボ
ライターを示す。図示のサーボライターは、アクチュエ
ータ60と、エアースピンドル70と、接続棒80とを
含む。本実施の形態のサーボライターは、大容量フレキ
シブルディスクの磁気ディスク媒体41に対して、サー
ボデータを、ディスケットの状態で書き込む。この際、
大容量フレキシブルディスクのディスケット(ケース)
の固定は、図3に示した高密度型フレシキシブルディス
クドライブに用いられているディスクロック機構によっ
てなされるので、磁気ディスク媒体41を安定して回転
させることができる。
【0033】また、磁気ディスク媒体41に対してサー
ボデータを書き込むための磁気ヘッドを保持するヘッド
キャリッジとして、図3に示した高密度型フレシキシブ
ルディスクドライブに使用されている直動型ヘッドキャ
リッジ15を使用するので、使用する磁気ヘッドを選択
する際に特別の制約がない。
【0034】図3に示した高密度型フレシキシブルディ
スクドライブのスピンドルモータ30に使用されている
チャッキングピン32をエアースピンドルハブとして使
用して埋め込むことにより、エアースピンドル70のハ
ブチャック部71を構成している。このような構成とす
ることにより、大容量フレキシブルディスクの磁気ディ
スク媒体41がスリップすることなく、正確に大容量フ
レキシブルディスクのディスクハブをチャッキングする
ことができる。
【0035】アクチュエータ60と直動型ヘッドキャリ
ッジ15とを一体化するための接続棒80としては、サ
ーボ系の特性を上がる為に、軽くて剛性のある材料で構
造をもつものを使用する。例えば、接続棒80の材料と
しては、アルミニウム、マグネシウム合金、チタン合金
等を使用できる。直動型ヘッドキャリッジ15と接続棒
80とを取り付ける方法としては、ネジによる方法や接
着剤を使用する方法、或いは、これら両方を組み合わせ
た方法を使用できる。両方を組み合わせた方法の場合、
剛性を向上することができるので、機械的特性を改善す
ることができる。この方法は、サーボ特性を改善する場
合に非常に重要である。
【0036】アクチュエータ60に取り付けられた接続
棒80と直動型ヘッドキャリッジ15との接続後、サー
ボライターのボイスコイルモータ(VCM)によってア
クチュエータ60の移動を円滑にし、直動型ヘッドキャ
リッジ15を正確に位置決めするために、本実施の形態
では以下の2つの方法を採用する。
【0037】a.図3に示した高密度型フレシキシブル
ディスクドライブのガイドバー16を利用して、直動型
ヘッドキャリッジ15を円滑にアクチュエータ60の動
きに追従させる方法。この場合、ガイドバー16に無理
がかからないようにする為、専用アライメント治具(図
示せず)によりアクチュエータ60上の接続棒80とガ
イドバー16との間の平行度を正確に調整することが必
要である。但し、直動型ヘッドキャリッジ15により保
持されている上側磁気ヘッド(図示せず)と下側磁気ヘ
ッド(図示せず)との間のオフセットによる誤差は、±
0.0045μm以下に調整されている。
【0038】b.図3に示した高密度型フレシキシブル
ディスクドライブのガイドバー16を使用せず、アクチ
ュエータ60上の接続棒80に直動型ヘッドキャリッジ
15を取り付けるだけで、直動型ヘッドキャリッジ15
を円滑にアクチュエータ60の動きに追従させる方法。
この方法の利点は、ガイドバー16を使用する必要がな
いので、調整が短い時間で行えることである。但し、こ
の方法を図2に示す方法で実現する。接続棒80はブロ
ック81とキャリッジ取付けアーム82とアーム取付部
83とから成る。前もって、直動型ヘッドキャリッジ1
5の後部に、キャリッジ取付けアーム82が取り付けら
れるように、ブロック81を接着しておく。このブロッ
ク81を直動型ヘッドキャリッジ15の後部に接着によ
り取り付けた後、キャリッジ取付けアーム82に直動型
ヘッドキャリッジ15を取り付ける。この取付けの際、
特に治具を必要としない。キャリッジ取付けアーム82
に直動型ヘッドキャリッジ15を取り付けた後、アクチ
ュエータ60(図1)上のアーム取付部83に治具を使
用して取り付ける。
【0039】このようにしてアクチュエータ60に接続
棒80によって直動型ヘッドキャリッジ15を一体に取
り付け、直動型ヘッドキャリッジ15を正確に位置決め
することによって作成された、図1に示すサーボライタ
ーのサーボ系のボード線図を図4に示す。図4におい
て、(a)はゲイン曲線を示し、(b)は位相曲線を示
す。図4から明らかなように、図5に示した従来のもの
と比較して、ゲインマージン、位相マージンおよび共振
点の周波数を十分に取ることができる。すなわち、本実
施の形態のサーボライターのサーボ系の特性が従来のも
のに比べて大きく改善される。また、アクチュエータ6
0に接続棒80によって直動型ヘッドキャリッジ15を
一体に取り付けることにより、従来の方式よりも機械的
位置決め精度を容易に改善することができる。
【0040】更に、図3に示した高密度型フレキシブル
ディスクドライブに用いられる直動型ヘッドキャリッジ
15をそのまま使用し、特別に設計された治具を使用す
ることで、磁気ディスク媒体41の外周、中周、内周に
おいて機械的な無理をかけずにすみ、磁気ディスク媒体
41へのサーボデータの書込み時にモジュレーションの
影響を受けない。エアースピンドルハブとして図3に示
した高密度型フレキシブルディスクドライブに用いられ
ているチャッキングピン32を使用し、大容量フレキシ
ブルディスクのディスケットの固定を図3に示した高密
度型フレキシブルディスクドライブに用いられているデ
ィスクロック機構によって行うことにより、正確に大容
量フレキシブルディスクのディスクハブをチャッキング
することができるので、ラインアウトの影響を確実に抑
えることが出来る。
【0041】本発明は上述した実施形態に限定せず、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が可
能なのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サーボライターのヘッドキャリッジとして、
高密度型フレキシブルディスクドライブに使用されてい
る直動型ヘッドキャリッジを使用することにより、安定
してサーボデータの書き込みを行うことができ、このサ
ーボライターによって構築されたサーボフォーマットの
特性を、そのまま高密度型フレキシブルディスクドライ
ブにおいて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるサーボライターを
示す平面図である。
【図2】アクチュエータに取り付けられた接続棒と直動
型ヘッドキャリッジとの接続後の直動型ヘッドキャリッ
ジの位置決め方法を一例を示す平面図である。
【図3】図1に示したサーボライターの構成要素として
使用される高密度型フレキシブルディスクドライブを示
す平面図である。
【図4】図1に示したサーボライターのサーボ系のボー
ド線図を示す図で、(a)はゲイン曲線を示し、(b)
は位相曲線を示す。
【図5】従来のサーボライターのサーボ系のボード線図
を示す図で、(a)はゲイン曲線を示し、(b)は位相
曲線を示す。
【符号の説明】
15 直動型ヘッドキャリッジ 60 アクチュエータ 80 接続棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹木 芳則 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大容量フレキシブルディスクの磁気ディ
    スク媒体上に磁気ヘッドによってサーボデータを書き込
    む方法において、 前記磁気ヘッドを保持するヘッドキャリッジとして、前
    記大容量フレキシブルディスクの磁気ディスク媒体に対
    してデータの記録再生を行う高密度型フレキシブルディ
    スクに使用されている直動型ヘッドキャリッジを用い、 該直動型ヘッドキャリッジを接続棒によってサーボライ
    ターのアクチュエータと一体化し、 この一体化したものを使用して前記磁気ディスク媒体上
    にサーボデータを書き込むことを特徴とする大容量フレ
    キシブルディスク用サーボデータ書込み方法。
  2. 【請求項2】 大容量フレキシブルディスクの磁気ディ
    スク媒体上に磁気ヘッドによってサーボデータを書き込
    むためのサーボライターにおいて、 前記磁気ヘッドを保持するための、前記大容量フレキシ
    ブルディスクの磁気ディスク媒体に対してデータの記録
    再生を行う高密度型フレキシブルディスクに使用されて
    いる直動型ヘッドキャリッジと、 該直動型ヘッドキャリッジを前記サーボライターのアク
    チュエータと一体化させるための接続棒とを含むことを
    特徴とする大容量フレキシブルディスク用サーボライタ
    ー。
JP8132189A 1996-05-27 1996-05-27 大容量フレキシブルディスク用サーボデータ書込み方法および大容量フレキシブルディスク用サーボライター Pending JPH09320223A (ja)

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US08/857,782 US5875077A (en) 1996-05-27 1997-05-16 Servo writer for a large capacity floppy disk having an integrated direct-acting head carriage and actuator

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