WO2014132808A1

WO2014132808A1 - 操作入力確認装置及び車両用ドアハンドル装置

Info

Publication number: WO2014132808A1
Application number: PCT/JP2014/053364
Authority: WO
Inventors: 啓桐山; 恒博田端; 将弘萩本; 虫明　栄司; 克佳白井
Original assignee: アイシン精機株式会社
Priority date: 2013-02-26
Filing date: 2014-02-13
Publication date: 2014-09-04
Also published as: JP6020251B2; CN104968876B; EP2963214A1; JP2014163145A; US20150363987A1; EP2963214A4; CN104968876A

Abstract

操作入力確認装置は、車両ドアの施解錠に用いられるよう構成された操作入力部と、前記操作入力部に対する操作入力の発生を検知する操作入力検知部と、前記操作入力に対応した前記施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成する施解錠確認部と、前記施解錠の実行を待たず、前記操作入力の発生が検知されたことに応答して、前記操作入力の発生を示す操作確認出力を生成する操作確認部とを備える。

Description

操作入力確認装置及び車両用ドアハンドル装置

　本発明は、操作入力確認装置及び車両用ドアハンドル装置に関するものである。

　従来、車両には、車両ドアを施解錠する際、音や光、或いは振動等の出力によって、その施解錠操作を確認可能な操作入力確認機能を備えたものがある。例えば、特許文献１参照。

　該車両は、例えば、携帯機と車両のＥＣＵ（Electronic Control Unit）との無線通信によって、携帯機が正規のものであるか否か、即ち当該携帯機を保持する乗員が正規のユーザーであるか否かを判定する所謂電子キーシステムを備える。電子キーシステムにおいては、多くの場合、車両のドアハンドルに、車両ドアを施解錠するための操作入力部が設けられている。そして、この操作入力部に対する操作入力に基づいて、車両ドアの施解錠が実行され、及び当該施解錠の実行を示す施解錠確認出力（アンサーバック）が生成されるようになっている。

特開２００８－２４０４１５号公報

　しかしながら、図１０に示すように、従来、ユーザーによる操作入力の発生（Ｔ１）から施解錠確認出力の生成（Ｔ３）までの間には、時間的な遅延（タイムラグ）が存在する。即ち、施解錠確認出力が生成されるのは、ユーザーによる操作入力の発生が検知された後（Ｔ２）、更に、車両ドアの施解錠処理が行われた後である（Ｔ３）。尚、操作入力の発生（Ｔ１）から検知（Ｔ２）までの間には、例えば、雨滴による誤動作を回避するためのフィルタ処理が実行される（フィルタ時間Δｔ１）。このため、ユーザーには、操作入力が車両のＥＣＣＵに正しく認識されているかが分かり難いという問題がある。従来の電子キーシステムにおける施解錠確認は、この点において、なお改善の余地を残すものとなっている。

　本発の目的は、速やかに操作入力を確認することのできる操作入力確認装置及び車両用ドアハンドル装置を提供することにある。

　上記目的を達成する一態様は、車両ドアの施解錠に用いられる操作入力部と、前記操作入力部に対する操作入力の発生を検知する操作入力検知部と、前記操作入力に対応した前記施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成する施解錠確認部と、前記施解錠の実行を待たず、前記操作入力の発生が検知されたことに応答して、前記操作入力の発生を示す操作確認出力を生成する操作確認部と、を備える操作入力確認装置を提供する。

　別の態様は、車両ドアの施解錠に用いられるよう構成された操作入力部に対する操作入力の発生を検知するよう構成された操作入力検知部と、前記操作入力に対応した前記施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成する施解錠確認部と、前記施解錠の実行を待たず、前記操作入力の発生が検知されたことに応答して、前記操作入力の発生を示す操作確認出力を生成する操作確認部と、を備えた操作入力確認装置を提供する。

一実施形態の操作入力確認装置が適用される車両ドアの斜視図。操作入力確認装置の概略構成を示すブロック図。操作入力確認装置が適用されるドアハンドルの概略構成図。操作入力確認制御の態様を示すタイミングチャート。操作入力確認制御の処理手順を示すフローチャート。別の実施形態の車両ドアを示す概略図。更に別の実施形態の操作入力確認制御の態様を示すタイミングチャート。別の実施形態の操作入力確認制御の処理手順を示すフローチャート。更に別の実施形態の操作入力確認制御の処理手順を示すフローチャート。従来の操作入力確認制御の態様を示すタイミングチャート。

　以下、車両用ドアハンドルに実装された操作入力確認装置の一実施形態を図１～図５に従って説明する。

　図１に示すように、車両ドア１のアウターパネル２には、その車両ドア１を開閉する際に把持部となるドアハンドル３が設けられている。尚、本実施形態では、アウターパネル２の表面には、凹部２ａが形成されている。そして、ドアハンドル３は、この上記凹部２ａを跨いで車両前後方向に延びる湾曲した略棒状の外形を有している。

　車両ドア１は車両に組付けられる。図２に示すように、この車両では、ユーザーによって保持される携帯機１０と車両に設けられた照合ＥＣＵ１１との間で個体認証を行うための無線通信が行われる。即ち、この車両には、所謂電子キーシステムが構築されている。電子キーシステムは、その車両の照合ＥＣＵ１１と携帯機１０との間の無線通信によって、携帯機１０が正規のものであるか否か、つまりは当該携帯機１０を保持するユーザーが正規のユーザーであるか否かを判定する。そして、ドアハンドル３は、この電子キーシステムを利用してユーザーが車両ドア１の施解錠に用いられるよう構成された操作入力部２０と、その操作入力部２０に対する操作入力の発生を検知するよう構成された操作入力検知部としての操作入力ＥＣＵ２１とを備える。

　詳述すると、本実施形態の操作入力ＥＣＵ２１は、車内ネットワーク２２を介して上記照合ＥＣＵ１１と接続されている。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、その検知した操作入力を、操作入力検知信号Ｓ１として照合ＥＣＵ１１に出力する。

　即ち、照合ＥＣＵ１１は、この操作入力ＥＣＵ２１から入力される操作入力検知信号Ｓ１に基づいて、ユーザーによる車両ドア１の施解錠操作を認識する。そして、照合ＥＣＵ１１は、上記携帯機１０との無線通信による照合結果に基づいて、要求される車両ドア１の施解錠処理を実行するか否かを決定する。

　また、照合ＥＣＵ１１は、車両ドア１の施解錠処理を実行した場合には、その旨を示す施解錠実行信号Ｓ２を操作入力ＥＣＵ２１に出力する。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、この施解錠実行信号Ｓ２に基づいて、その検知した操作入力に対応する施解錠の実行を示す「施解錠確認出力（アンサーバック）」を生成する。操作入力ＥＣＵ２１は、施解錠確認部に対応する。

　具体的には、本実施形態のドアハンドル３には、発光体（ＬＥＤ：Light-Emitting Diode）２５及び振動子（圧電素子）２６が設けられている。操作入力ＥＣＵ２１は、これら発光体２５及び振動子２６に接続されている。また、本実施形態の操作入力ＥＣＵ２１は、車両のボティ（図示略）に設けられたスピーカー２７にも接続されている。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、発光体２５及び振動子２６、並びにスピーカー２７の作動を制御することにより、その施解錠確認出力を生成する。発光体２５及び振動子２６、並びにスピーカー２７の各々は、確認出力部に対応する。

　さらに詳述すると、図３に示すように、本実施形態のドアハンドル３には、その操作入力ＥＣＵ２１を実装する制御基板２８が内蔵されている。また、ドアハンドル３には、上記発光体２５及び振動子２６とともに、上記携帯機１０と照合ＥＣＵ１１との無線通信に用いられるアンテナ（送信アンテナ）２９が設けられている。そして、更に、ドアハンドル３には、その表面に操作入力部２０を形成する静電容量センサ電極３１，３２が設けられている。

　即ち、本実施形態では、これら静電容量センサ電極３１，３２及び操作入力ＥＣＵ２１は、静電容量式の接触センサを構成する。具体的には、第１の静電容量センサ電極３１は、ドアハンドル３の前端部（図３中、左側の端部）近傍に施錠用の操作入力部２０ａを形成する。また、第２の静電容量センサ電極３２は、棒状のハンドグリップ部３ａの延伸方向に沿って、解錠用の操作入力部２０ｂを形成する。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、これら操作入力部２０（２０ａ，２０ｂ）に対するユーザーの接触状態に基づいて、車両ドアを施解錠するための操作入力の発生を検知するよう構成されている。

　ここで、本実施形態の操作入力ＥＣＵ２１は、上記のように照合ＥＣＵ１１から入力される施解錠実行信号Ｓ２に基づいて施解錠確認出力を生成する。操作入力ＥＣＵ２１は、施解錠の実行を待たず、上記操作入力部２０（２０ａ，２０ｂ）に対する操作入力の発生が検知されたことに応答して、当該操作入力の発生を示す「操作確認出力」を生成する。操作入力ＥＣＵ２１は、操作確認部に対応する。

　即ち、図４に示すように、本実施形態の操作入力ＥＣＵ２１は、ユーザーによる操作入力の発生（Ｔ１）後、その操作入力の発生を検知した時点（Ｔ２）で、その上記発光体２５、振動子２６及びスピーカー２７のうちの少なくとも一つを用いた、上記施解錠確認出力とは異なる制御態様で「操作確認出力」を生成する。異なる制御態様とは、発光体２５の光の任意の変化（例えば、点滅速度、点滅リズム、色、光度）、振動子２６の振動の任意の変化（例えば、振動周期、振動リズム、振動の強度）、スピーカー２７の音の任意の変化（例えば、音程、音量）、或いはそれらの組み合わせを含む。そして、その後、操作入力ＥＣＵ２１は、上記照合ＥＣＵ１１から施解錠実行信号Ｓ２を入力した時点において（Ｔ３）、その施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成するよう構成されている。

　尚、図４中、時刻「Ｔ１」から時刻「Ｔ２」までのタイムラグは、誤動作を回避するためのフィルタ処理に要する時間である（フィルタ時間Δｔ１）。また、本実施形態では、施解錠確認出力は、予め設定された所定時間の経過（Ｔ３からＴ４まで）をもって停止される。そして、操作確認出力は、ユーザーによる操作入力が途絶（Ｔ５）するまで継続される。

　次に、上記のように構成された操作入力確認装置４０の作用、即ち操作入力ＥＣＵ２１が実行する操作入力確認制御の処理手順について説明する。

　図５のフローチャートに示すように、操作入力ＥＣＵ２１は、当該操作入力ＥＣＵ２１と上記静電容量センサ電極３１，３２とが形成する接触センサに反応があるか否かを判定する（ステップ１０１）。接触センサに反応がある場合（ステップ１０１：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、先ず、既に上記操作確認出力が生成されているか否かを判定する（ステップ１０２）。そして、操作確認出力が生成されていない場合（ステップ１０２：ＮＯ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、そのセンサ反応が、上記操作入力部２０（２０ａ，２０ｂ）に対するユーザーの操作入力によるものであるか否かを判定するためのフィルタ処理を実行する（ステップ１０３）。

　次に、操作入力ＥＣＵ２１は、このステップ１０３におけるフィルタ処理の実行により、ユーザーによる操作入力の発生を検知したか否かを判定する（ステップ１０４）。ユーザーによる操作入力の発生を検知した場合（ステップ１０４：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、操作入力の発生を検知したことを示す操作入力検知信号Ｓ１を、照合ＥＣＵ１１に出力する（ステップ１０５）。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、この操作入力検知信号Ｓ１の出力と略同じタイミングで、そのユーザーによる操作入力の発生が検知されたことを示す操作確認出力を生成する（ステップ１０６）。

　そして、操作入力ＥＣＵ２１は、その後、照合ＥＣＵ１１から施解錠実行信号Ｓ２を入力することによって（ステップ１０７：ＹＥＳ）、施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成する（ステップ１０８）。

　尚、上記ステップ１０２において、操作入力ＥＣＵ２１は、既に操作確認出力が生成されていると判定した場合（ステップ１０２：ＹＥＳ）には、上記ステップ１０３～ステップ１０６の処理を実行しない。また、操作入力ＥＣＵ２１は、上記ステップ１０４において、そのセンサ反応が誤検知によるものであったと判定した場合（ステップ１０４：ＮＯ）には、上記ステップ１０５～ステップ１０８の処理を実行しない。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、上記ステップ１０７において、施解錠実行信号Ｓ２が入力されていない場合（ステップ１０７：ＮＯ）には、上記ステップ１０８の処理を実行しない。

　また、操作入力ＥＣＵ２１は、上記ステップ１０１において、センサ反応がないと判定した場合（ステップ１０１：ＮＯ）にも、既に上記操作確認出力が生成されているか否かを判定する（ステップ１０９）。そして、既に操作確認出力が生成されている場合（ステップ１０９：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、その操作確認出力の生成を停止する（ステップ１１０）。

　以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。

　（１）ドアハンドル３は、ユーザーが車両ドア１の施解錠を行うために用いられる操作入力部２０と、その操作入力部２０に対する操作入力の発生を検知する操作入力ＥＣＵ２１とを備える。操作入力ＥＣＵ２１は、検知した操作入力に対応する施解錠の実行を示す施解錠確認出力（アンサーバック）を生成する。そして、操作入力ＥＣＵ２１は、この施解錠確認出力に加え、施解錠の実行を待たず、その操作入力の発生が検知されたことに応答して、当該操作入力の発生を示す操作確認出力を生成する。

　上記構成によれば、速やかに、ユーザーは操作入力を確認することができる。そして、これにより、ユーザーの利便性を向上させることができる。

　（２）ドアハンドル３には、その表面に操作入力部２０を形成する静電容量センサ電極３１，３２が設けられる。即ち、静電容量式の接触センサを用いて操作入力部２０を構成した場合、例えば、そのハンドグリップ部３ａの表面に触れるだけで容易に車両ドア１の施解錠が可能になる反面、ユーザーはその操作入力に対する手応えを得られ難いという特徴がある。従って、このような構成に上記効果（１）で述べた構成を適用することで、より一層、顕著な効果を得ることができる。

　（３）操作確認出力は、ユーザーによる操作入力が途絶するまで継続される。これにより、継続して行われる操作入力（所謂長押し操作）を確認することができる。そのため、ユーザーの利便性を更に向上させることができる。

　なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。

　・上記実施形態の操作入力確認装置４０は、車両用のドアハンドル３に実装されている。しかし、これに限らず、操作入力確認装置４０を構成する操作入力部２０、確認出力部（発光体２５及び振動子２６）、或いは操作入力検知部、施解錠確認部及び操作確認部を構成する操作入力ＥＣＵ２１の何れかがドアハンドル３以外の箇所に設けられてもよい。例えば、発光体２５として、ドアミラーに設けられたウィンカーランプを用いてもよい。また、操作入力部２０がボティや車両ドア１のパネル表面に設けられてもよい。この場合、振動子２６を操作入力部２０と同じ箇所に設けるとよい。更に、操作入力ＥＣＵ２１がボディや車両ドア１内に配置されていてもよい。そして、操作入力確認装置４０を構成する全ての要素がドアハンドル３以外の箇所に設けられてもよい。尚、スピーカー２７がドアハンドル３内に設けられてもよいことは言うまでもない。

　・また、車両ドア１は、図１に示されるような支持部（ヒンジ）を支点として回動するものの他、図６に示されるようなスライド式の車両ドア１Ｂや跳ね上げ式の車両ドア（バックドア）１Ｃ等の任意のタイプのドアであってもよい。そして、ドアハンドル３の形状もまた、どのようなものであってもよい。

　・上記実施形態では、操作入力部２０は、静電容量式の接触センサ（静電容量センサ電極３１，３２）を用いて構成されているが、その形態は任意に変更してもよい。例えば、圧電式の接触センサを用いてもよく、接点式のプッシュスイッチを用いる構成であってもよい。そして、操作入力部２０は、赤外線や無線送信による操作入力を受付可能に構成されてもよい。

　・また、ＬＥＤ以外の発光体２５を用いてもよい。同様に、振動子２６についてもまた、例えば、圧電素子に代えて、超音波振動子等の振動を生成する任意の素子に変更してもよい。そして、上記操作入力部２０と振動子２６とが一体に構成されてもよい。この場合、例えば、振動子２６の金属部分（枠体部分）を静電用容量センサ電極に用いればよい。

　・更に、施解錠確認出力及び操作確認出力における各確認出力部の制御態様、即ち上記発光体２５、振動子２６及びスピーカー２７の制御態様は、任意に変更してもよい。但し、その施解錠確認出力と操作確認出力との違いをユーザーが区別しやすいものであることが望ましい。また、ユーザーが、施解錠確認出力及び操作確認出力の制御態様を設定可能であってもよい。そして、例えば、施解錠確認出力及び操作確認出力をユーザーが任意にオン／オフ可能であってもよいし、或いは施解錠確認出力が実行される所定時間について、ユーザーが設定可能であってもよい。

　なお、施解錠確認出力及び操作確認出力は、ユーザーの視覚によって認知可能な任意の光であってもよいし、ユーザーの触覚によって認知可能な任意の振動であってもよいし、ユーザーの聴覚によって認知可能な任意の音であってもよいし、或いはそれらの組み合わせであってもよい。

　・上記実施形態では、操作確認出力は、ユーザーによる操作入力が途絶するまで継続される。そして、これにより、その操作確認出力と施解錠確認出力（アンサーバック）とが重複しうる（図４参照、Ｔ３～Ｔ４）。しかし、これに限らず、図７に示すように、その操作確認出力の停止後（Ｔ３´）に、施解錠確認出力を生成（Ｔ３）してもよい。このような構成とすることで、ユーザーは、操作確認出力と施解錠確認出力とを区別しやすくなる。そして、これにより、ユーザーの利便性を高めることができる。

　更に、操作確認出力の停止後、所定の間隔Δｔ０をあけて、施解錠確認出力を実行してもよい。これにより、より一層、ユーザーは、操作確認出力と施解錠確認出力とを区別しやすくなる。

　・また、検知された操作入力が施錠操作である場合、又は解錠操作である場合によって異なる制御態様で操作確認出力を生成してもよい。

　即ち、例えば、図８に示すように、操作入力ＥＣＵ２１は、操作確認出力生成処理（図５参照、ステップ１０６）において、検知された操作入力が施錠操作であるか否かを判定する（ステップ２０１）。そして、その検知された操作入力が施錠操作である場合（ステップ２０１：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、施錠操作時用の確認出力を生成する（ステップ２０２）。検知された操作入力が施錠操作ではない場合（ステップ２０１：ＮＯ）、つまり解錠操作である場合には、操作入力ＥＣＵ２１は、解錠操作時用の確認出力を生成する（ステップ２０３）。

　そのため、ユーザーは、速やかに、操作入力が施錠操作と解錠操作との何れに対応するものであるかを確認することができる。そして、これにより、ユーザーの利便性を更に高めることができる。

　・更に、操作入力ＥＣＵ２１が車両ドア１の施解錠状態を識別可能な構成である場合、検知された操作入力に示される施解錠操作が、車両ドア１の施解錠状態を変更するものであるか否かを判定する。そして、施解錠状態を変更するものでない場合には、その旨を示す操作確認出力を生成してもよい。

　即ち、例えば、図９に示すように、操作確認出力生成処理（図５参照、ステップ１０６）において、検知された操作入力が施錠操作である場合（ステップ３０１：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、続いて、車両ドア１が解錠状態にあるかを判定する（ステップ３０２）。そして、車両ドア１が解錠状態にある場合（ステップ３０２：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、施錠操作時用の確認出力を選択する（ステップ３０３）。

　これに対して、上記ステップ３０１において、検知された操作入力が施錠操作ではない場合（ステップ３０１：ＮＯ）、つまり解錠操作である場合には、操作入力ＥＣＵ２１は、続いて、車両ドア１が施錠状態にあるかを判定する（ステップ３０４）。そして、車両ドア１が施錠状態にある場合（ステップ３０２：ＹＥＳ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、解錠操作時用の確認出力を選択する（ステップ３０５）。

　また、上記ステップ３０２又はステップ３０４において、検知された操作入力に示される施解錠操作と車両ドア１の施解錠状態とが同じ場合（ステップ３０２：ＮＯ、又はステップ３０４：ＮＯ）には、操作入力ＥＣＵ２１は、その旨を示す報知出力を選択する（ステップ３０６）。そして、これにより、「その操作入力が車両ドア１の施解錠状態を変更するものでないこと」を示す報知出力が生成されることで、ユーザーは、速やかに、その旨を確認することができる。

Claims

　車両ドアの施解錠に用いられるよう構成された操作入力部と、
　前記操作入力部に対する操作入力の発生を検知する操作入力検知部と、
　前記操作入力に対応した前記施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成する施解錠確認部と、
　前記施解錠の実行を待たず、前記操作入力の発生が検知されたことに応答して、前記操作入力の発生を示す操作確認出力を生成する操作確認部と、を備えた操作入力確認装置。
　請求項１に記載の操作入力確認装置において、
　前記操作確認部は、検知された前記操作入力が施錠操作である場合、又は解錠操作である場合によって異なる制御態様で前記操作確認出力を生成する、操作入力確認装置。
　請求項１又は請求項２に記載の操作入力確認装置において、
　前記施解錠確認部は、前記操作確認出力の停止後に、前記施解錠確認出力を生成する、操作入力確認装置。
　請求項１～請求項３の何れか一項に記載の操作入力確認装置において、
　前記操作確認部は、検知された前記操作入力に示される施解錠操作が前記車両ドアの施解錠状態を変更するものでない場合に、その旨を示す前記操作確認出力を生成するよう構成された、操作入力確認装置。
　請求項１～請求項４の何れか一項に記載の操作入力確認装置において、
　前記操作入力部は、静電容量式の接触センサを用いて構成される、操作入力確認装置。
　請求項１～請求項５の何れか一項に記載の操作入力確認装置において、
　前記施解錠確認部は、前記操作確認出力の停止後、間隔をあけて前記施解錠確認出力を実行する、操作入力確認装置。
　請求項１～請求項６の何れか一項に記載の操作入力確認装置において、
　前記操作確認出力は、検知された前記操作入力が途絶するまで継続される、操作入力確認装置。
　請求項１～請求項７の何れか一項に記載の操作入力確認装置を備えた車両用ドアハンドル装置。
　請求項８に記載の車両用ドアハンドル装置は、
　前記操作入力部としての静電容量式の接触センサと、
　確認出力部としての振動子とを備え、
　前記接触センサは静電容量センサ電極を有し、前記静電容量センサ電極と前記振動子とが一体に形成されている、車両用ドアハンドル装置。
　車両ドアの施解錠に用いられるよう構成された操作入力部に対する操作入力の発生を検知するよう構成された操作入力検知部と、
　前記操作入力に対応した前記施解錠の実行を示す施解錠確認出力を生成する施解錠確認部と、
　前記施解錠の実行を待たず、前記操作入力の発生が検知されたことに応答して、前記操作入力の発生を示す操作確認出力を生成する操作確認部と、を備えた操作入力確認装置。