JP5541086B2 - 車載機器制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯機の照合を行い、当該照合の結果に応じて車載機器の制御を行う車載機器制御装置に関するものである。
従来、キーを操作することなく車両のドアを開錠または施錠することができる遠隔制御装置が知られている(たとえば特許文献1)。この特許文献1の装置では、リクエスト信号を携帯機へ送出し、このリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の受信判定を行うことにより携帯機の照合を実施し、ドアロック状態で正規のキーであると判定した場合に、ドアをアンロックする構成となっている。
特開2000−104429号公報
上記したリクエスト信号を携帯機へ送出し、このリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の受信判定を行うことにより携帯機の照合を実施するような車載制御装置では、携帯機の所持者が車両側装置の検知エリアに位置した状況で携帯機の照合が成立することが前提となっている。
しかしながら、従来の車載制御装置は、車両側装置からのリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の送信周波数が固定となっており、信号を複製することで、携帯機の所持者が車両側装置の検知エリアに位置しなくても携帯機の照合が成立してしまう可能性があるといった問題があった。このようにして携帯機の照合が成立してしまうと、例えば、悪意のある第三者により車両のドアの解錠が実施され、更に、車両のエンジン始動が行われ、車両が盗難される可能性があるという問題がある。
そこで、リクエスト信号の送信に応答して、携帯機より複数の周波数を切り替えて応答信号を送信させるようにして信号の複製を防止することが考えられる。
しかし、携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンが固定となっていると、第三者により切替パターンが特定され易い。そして、第三者により切替パターンが特定されてしまうと、その切替パターンに従って受信周波数をチューニングしながら信号の複製ができてしまうため、セキュリティ性が低下してしまう。
また、携帯機より周波数を切り替えて送信される応答信号の回数を多数にすることでセキュリティ性を向上させることも可能であるが、応答信号の回数を多数にするほど照合に要する時間も長くなるため応答性が低下してしまうといった問題もある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、リクエスト信号を携帯機へ送出し、当該リクエスト信号の受信に応答して携帯機より送信される応答信号の受信判定を行うことにより携帯機の照合を行い、当該照合の結果に応じて車載機器の制御を行う車載機器制御装置であって、携帯機は、リクエスト信号に含まれる情報に応じて複数の周波数を切り替えて応答信号を送出することが可能となっており、当該車載機器制御装置は、携帯機より送信される応答信号の周波数がランダムに切り替わるようにするランダムな情報を含むリクエスト信号を送出するリクエスト信号送出手段と、リクエスト信号に含まれるランダムな情報に基づいて携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定する周波数特定手段と、周波数特定手段により特定された応答信号の周波数の切替パターンに従って携帯機より送信される応答信号の受信判定を行う受信判定手段と、車両のセキュリティ機能の解除を指示するための第1の操作と、車両のセキュリティ機能の設定を指示するための第2の操作と、を監視して車両に対する安全な操作がなされたか否かを推定する操作推定手段と、を備え、操作推定手段により車両に対する安全な操作がなされたと推定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数を予め定められた1つに固定することを特徴としている。
このような構成によれば、当該車載機器制御装置は、携帯機より送信される応答信号の周波数がランダムに切り替わるようにするランダムな情報を含むリクエスト信号を送出し、リクエスト信号に含まれるランダムな情報に基づいて携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定し、この応答信号の周波数の切替パターンに従って携帯機より送信される応答信号の受信判定が行われるので、携帯機より応答信号を多数回送信させなくても応答信号の周波数の切替パターンが特定され難く、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、車両のセキュリティ機能の解除を指示するための第1の操作と、車両のセキュリティ機能の設定を指示するための第2の操作と、を監視して車両に対する安全な操作がなされたか否かを推定し、車両に対する安全な操作がなされたと推定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数が予め定められた1つに固定されるので、応答性を向上することができる。
また、請求項2に記載の発明は、リクエスト信号送出手段によりリクエスト信号を送出した後、携帯機へトリガ信号を送出するトリガ信号送出手段を備え、携帯機は、リクエスト信号の受信に応じて1回目の応答信号を送信した後、トリガ信号を受信する毎に、2回目以降の応答信号を送信するようになっており、受信判定手段は、リクエスト信号の送出に応じて携帯機より送出される1回目の応答信号の受信判定を行った後、トリガ信号を受信する毎に、携帯機より送信される2回目以降の応答信号の受信判定を行うことを特徴としている。
このような構成によれば、リクエスト信号の送出に応じて携帯機より送出される1回目の応答信号の受信判定を行った後、トリガ信号を受信する毎に、携帯機より送信される2回目以降の応答信号の受信判定を行うので、より精度良く応答信号の受信判定を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、照合が成立した回数の少ない周波数と照合が不成立となった回数の多い周波数のいずれかを優先順位の低い周波数とし、当該優先順位の低い周波数を除外して携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定することを特徴としている。
このような構成によれば、照合が成立した回数の少ない周波数と照合が不成立となった回数の多い周波数のいずれかを優先順位の低い周波数とし、当該優先順位の低い周波数を除外して携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンが特定されるので、応答性の低下を抑制しつつ、妨害波等による影響をなくすことが可能である。
また、請求項4に記載の発明は、リクエスト信号送出手段は、車両のドアの施錠および解錠のいずれか1つを指示するための第1の操作部に対する操作に応じて携帯機を照合するためのリクエスト信号を携帯機へ送出するとともに、車両の走行用の動力源の始動を指示するための第2の操作部に対する操作に応じて携帯機を照合するためのリクエスト信号を携帯機へ送出するようになっており、当該車載機器制御装置は、第1の操作部に対する操作に応じて携帯機を照合するためのリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の回数よりも、第2の操作部に対する操作に応じて携帯機を照合するためのリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の回数の方が多くなるように応答信号の周波数の切替パターンを特定することを特徴としている。
このような構成によれば、車両のドアの施錠および解錠のいずれか1つを指示するための第1の操作部に対する操作に応じて携帯機を照合するためのリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の回数よりも、車両の走行用の動力源の始動を指示するための第2の操作部に対する操作に応じて携帯機を照合するためのリクエスト信号に応答して携帯機より送信される応答信号の回数の方が多くなるように応答信号の周波数の切替パターンが特定されるので、仮に第三者が車両のドアを不正に解錠することができたとしても車両の走行用の動力源を不正に始動させるのは難しく、車両盗難の防止を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明は、照合の種類により、1回の操作に応じて異なる回数の照合を実施することが可能となっており、1回の操作に応じて複数回照合を行う場合、2回目以降の照合時に携帯機より送信される応答信号の周波数を、最初に照合が成立したときに携帯機より送信された応答信号の周波数のいずれか1つに固定することを特徴としている。
このような構成によれば、1回の操作に応じて複数回照合を行う場合、2回目以降の照合時に携帯機より送信される応答信号の周波数を、最初に照合が成立したときに携帯機より送信された応答信号の周波数のいずれか1つに固定するので、毎回、携帯機より複数回の応答信号を送信させる場合と比較して応答性を向上することができる。
また、請求項6に記載の発明は、携帯機の照合が成立した後、一定時間は、携帯機より送信される応答信号の周波数を、携帯機の照合が成立した際に使用した周波数のいずれか1つに固定することを特徴としている。
このような構成によれば、携帯機の照合が成立した後、一定時間は、携帯機より送信される応答信号の周波数を、携帯機の照合が成立した際に使用した周波数のいずれか1つに固定するので、応答性を向上することができる。
なお、請求項に記載の発明のように、第1の操作は、ドアの解錠操作またはエンジン始動操作であり、第2の操作は、ドアの施錠操作またはエンジン停止操作とすることができる。
また、請求項に記載の発明は、車両位置を特定する車両位置特定手段と、車両位置に基づいて車両位置が安全な場所であるか否かを推定する位置推定手段と、を備え、位置推定手段により車両位置が安全な場所であると推定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数を予め定められた1つに固定することを特徴としている。
このような構成によれば、車両位置が安全な場所であると推定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数を予め定められた1つに固定されるので、応答性を向上することができる。
なお、請求項に記載の発明のように、操作推定手段は、地点登録された自宅駐車場と、地点登録された建物から予め定められた距離未満に位置する駐車場と、危険な場所以外のいずれかを安全な場所であると推定することができる。
また、請求項1に記載の発明は、一定時間内に照合を指示するための同一の操作が実施されたと判定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除することを特徴としている。
このような構成によれば、一定時間内に照合を指示するための同一の操作が実施されたと判定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除するので、一定時間内に照合を指示するための同一の操作が実施されたと判定されるまでは、応答性を向上することができ、一定時間が経過した後は、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、請求項1に記載の発明のように、一定時間内に照合を指示するための連続した同一の操作が実施されたことを判定した場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除することもできる。
このような構成によれば、一定時間内に照合を指示するための連続した同一の操作が実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するので、一定時間内に照合を指示するための連続した同一の操作が実施されたと判定されるまでは、応答性を向上することができ、一定時間が経過した後は、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、請求項1に記載の発明のように、照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除することもできる。
このような構成によれば、照合を指示するための同一の操作が一定回数以上実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するので、照合を指示するための同一の操作が一定回数以上実施されたと判定されるまでは、応答性を向上することができ、一定回数以上実施した後は、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、請求項1に記載の発明のように、照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除することもできる。
このような構成によれば、照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するので、照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたと判定されるまでは、応答性を向上することができ、一定回数以上実施した後は、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、請求項1に記載の発明のように、一定時間内に照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除することもできる。
このような構成によれば、一定時間内に照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するので、一定時間内に照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたと判定されるまでは、応答性を向上することができ、一定時間が経過した後は、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、請求項1に記載の発明のように、照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除することもできる。
このような構成によれば、一定時間内に照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するので、一定時間内に照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたと判定されるまでは、応答性を向上することができ、一定時間が経過した後は、応答性の低下を抑制しつつ、セキュリティ性の向上を図ることができる。
また、請求項1に記載の発明は、携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンの特定方法を選択する選択画面を表示させ、選択画面に従ってユーザにより選択された応答信号の周波数の切替パターンの特定方法に従って携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンを特定することを特徴としている。
このように、携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンの特定方法を選択する選択画面を表示させ、選択画面に従ってユーザにより選択された応答信号の周波数の切替パターンの特定方法に従って携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンを特定することもできる。
本発明の第1実施形態に係る車載機器制御装置の概略構成を示す図である。 リクエスト信号に応じて送信される応答信号(レスポンス信号およびACK)について説明するための図である。 リクエスト信号に応じて送信される応答信号(レスポンス信号およびACK)について説明するための図である。 車両のドアの施錠操作がなされた場合における車両側ユニットの制御部による施錠処理のフローチャートである。 車両のエンジンを始動するための操作がなされた場合における車両側ユニットの制御部によるエンジン始動処理のフローチャートである。 リクエスト信号に応じて送信される応答信号(レスポンス信号およびACK)について説明するための図である。 車両のエンジンを始動するための操作がなされた場合における車両側ユニットの制御部によるエンジン始動処理のフローチャートである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る車載機器制御装置の概略構成を示す図1に示す。本車載機器制御装置は、車両側ユニット100と携帯機200により構成されている。本車載機器制御装置は、車両に搭載される車両側ユニット100より送信されるリクエスト信号に応答して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を行うことにより携帯機200の照合を行い、その照合の照合結果に基づいて、ドア制御装置300、エンジン制御装置40等の車載機器を制御する。
また、本実施形態における携帯機200は、複数の周波数を切り替えて複数の応答信号を送信することが可能となっておいる。車載機器制御装置は、携帯機200より送信される応答信号の秘匿性を高めるため、ランダムな情報を含むリクエスト信号を送出し、携帯機200より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンをリクエスト信号の一部の情報より特定し、このリクエスト信号に含まれる情報に従った周波数の切替パターンで携帯機200より送信される応答信号の受信判定を行う。
本車載機器制御装置は、ユーザによるドアハンドルに設けられたドアスイッチの押下操作(施錠操作)に応じて車両のドアを施錠するための照合を実施し、照合が成立すると車両のドアを施錠する。また、ドアハンドルの裏側に設けられた接触センサに触れるようにドアハンドルを握る操作(解錠操作)に応じて車両のドアを解錠するための照合を実施し、照合が成立すると車両のドアを解錠する。
また、ユーザによるブレーキペダルを踏みながらのエンジン始動停止スイッチの押下操作(エンジン始動操作)に応じて車両のエンジン始動のための照合を実施し、照合が成立すると車両のエンジンを始動させる。また、車両を停車させた状態でのエンジン始動停止スイッチの押下操作(エンジン停止操作)に応じて車両のエンジン停止のための照合を実施し、照合が成立すると車両のエンジンを停止させる。
車両側ユニット100は、発信機110、チューナ120および制御部130を備えている。
発信機110は、制御部130より入力されるデータに応じて、車両外の所定の検知エリアへリクエスト信号を無線送信する。本実施形態における発信機110は、LF帯(Low Frequency)の電波(例えば134KHz近傍の電波)を搬送波とする電波を、FM変調またはAM変調した無線信号を送信する。
また、発信機110は、車室外に設置された車室外アンテナと、車室内に設置された車室内アンテナを有している。
本車両側ユニット100は、車室外アンテナよりリクエスト信号を送信して車室外に存在する携帯機200の照合を行う車室外照合と、車室内アンテナよりリクエスト信号を送信して車室内に存在する携帯機200の照合を行う車室内照合を別々に実施することが可能となっている。
チューナ120は、発信機110より無線送信されたリクエスト信号に応答して携帯機200より無線送信される応答信号を受信して、その応答信号に含まれているデータを制御部230へ送出する。本実施形態におけるチューナ130は、UHF帯(Ultrahigh Frequency)の電波を受信可能に構成されている。
本実施形態における車両側ユニット100は、携帯機200より順次送信される応答信号をチューナ130に受信させる際に、受信周波数をチューニングして応答信号を受信するようになっている。
制御部130は、CPU131、メモリ132等を備えており、CPU131は、メモリ132に記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
制御部130には、ドア制御装置300およびエンジン制御装置400が接続されている。
ドア制御装置300は、車両ドアのロックおよびアンロックを制御するためのアクチュエータ、ドアハンドルに設けられたドアスイッチ、ドアハンドルの裏側に設けられた接触センサおよび制御装置(いずれも図示せず)を備えている。
ドア制御装置300は、ドアハンドルに設けられたドアスイッチに対する押下操作に応じた信号と、ドアハンドルの裏側に設けられた接触センサに対する接触操作に応じた信号を、それぞれ車両側ユニット100へ送出するとともに、車両側ユニット100より車両ドアの施錠指示が入力されるとアクチュエータを駆動して車両ドアの施錠を制御し、車両側ユニット100より車両ドアの解錠指示が入力されるとアクチュエータを駆動して車両ドアの解錠を制御する。
エンジン制御装置400は、車両のエンジン始動およびエンジン停止を指示するためのエンジン始動停止スイッチおよび制御装置(いずれも図示せず)を備え、運転者によるエンジン始動停止スイッチに対する操作に応じた信号を車両側ユニット100へ送出するとともに、車両側ユニット100より車両エンジンの始動指示が入力されると車両エンジンを始動させる。また、車速信号に基づいて車両が停止したことを判定し、かつ、運転者によるエンジン始動停止スイッチに対する操作が実施されたことを判定すると、車両エンジンを停止させる。
一方、携帯機200は、制御部230と、車両側ユニット100より送信されたリクエスト信号を受信して、そのリクエスト信号に含まれているデータを制御部230へ送出する受信部210と、制御部230より入力されるデータを含む応答信号を無線送信する送信部220と、を備えている。
送信部220は、応答信号を送信する際に、特定の複数の周波数の中から指定した周波数を搬送波とする電波を、FM変調またはAM変調した無線信号を送信する。なお、本実施形態では、UHF帯のうち300〜400MHz帯から特定の複数の周波数(例えば、周波数f1、周波数f2、・・、周波数fn)が送信部220により選択可能となっている。
本実施形態に係る車両側ユニット100は、ランダムな情報を含むリクエスト信号を送出し、携帯機200より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンをリクエスト信号の一部の情報より特定するようにしている。また、携帯機200は、車両側ユニット100よりリクエスト信号を受信すると、そのリクエスト信号に含まれる情報に従った周波数の切替パターンで応答信号を切り替えて送信するようになっている。
例えば、図2(a)に示すように、リクエスト信号に基づいて特定される周波数の切替パターンがパターン1の場合、携帯機200は、周波数f1でレスポンス信号を送出した後、周波数f2でACKを送出し、その後、周波数f3でACKを再送出する。
また、図2(b)に示すように、リクエスト信号に基づいて特定される周波数の切替パターンがパターン2の場合、携帯機200は、周波数f2でレスポンス信号を送出した後、周波数f3でACK信号を送出し、その後、周波数f1でACK信号を再送出する。
また、図3(a)に示すように、リクエスト信号に基づいて特定される周波数の切替パターンがパターン10の場合、携帯機200は、周波数f1でレスポンス信号を送出した後、周波数f2でACKを送出する。
また、図3(b)に示すように、リクエスト信号に基づいて特定される周波数の切替パターンがパターン11の場合、携帯機200は、周波数f2でレスポンス信号を送出した後、周波数f1でACKを送出する。
このように、携帯機200は、受信したリクエスト信号に基づいて周波数の切替パターンおよび回数を特定し、特定した周波数の切替パターンに従って複数の応答信号を切り替えて送信するようになっている。
車両側ユニット100における制御部130のメモリ132には、予めユーザが所持する携帯機200のIDコードが登録されている。
車両側ユニット100は、携帯機200より順次送信される複数の応答信号をチューナ130に受信させる際に、受信周波数をチューニングして応答信号を受信し、更に、制御部130のメモリ132に記憶されたIDコードと、応答信号のレスポンス信号に含まれるIDコードの一致判定を行う。車両側ユニット100は、このように応答信号の受信判定を行うことにより携帯機200の照合を行う。
図4に、車両のドアの施錠操作がなされた場合における車両側ユニット100の制御部130による施錠処理のフローチャートを示す。なお、本車載機器制御装置は、1回の施錠操作に応じて車室外照合と車室内照合を実施するようになっている。制御部130は、定期的に図4に示す処理を実施する。
まず、車両のドアの施錠操作があるか否かを判定する(S100)。具体的には、ドアハンドルに設けられたドアスイッチに対する押下操作があったか否かを判定する。
ここで、ドアハンドルに設けられたドアスイッチに対する押下操作がない場合、S100の判定はNOとなり、S100の判定へ戻る。また、ユーザによりドアハンドルに設けられたドアスイッチに対する押下操作が実施されると、S100の判定はYESとなり、次に、ランダムな情報を含むリクエスト信号を車室外アンテナより送信させる(S102)。リクエスト信号には、応答信号の周波数の切替パターンを示した情報として複数ビット(例えば、3ビット)が割り当てられている。ここでは、リクエスト信号の一部を複数ビットに対応させることにより応答信号の周波数の切替パターンをランダムに特定する。
例えば、3ビットが000となった場合には、図2(a)に示したパターン1となり、3ビットが001となった場合には、図2(b)に示したパターン2となる。また、3ビットが101となった場合には、図3(a)に示したパターン10となり、3ビットが100となった場合には、図3(b)に示したパターン11となる。
次に、応答信号の受信判定を実施する(S104)。具体的には、リクエスト信号に含まれる一部の情報に基づいて携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定し、この特定した応答信号の周波数の切替パターンに従って携帯機より送信される応答信号の受信判定を行う。すなわち、応答信号の周波数の切替パターンに受信周波数を合わせて応答信号を受信し、更に、制御部130のメモリ132に記憶されたIDコードと、応答信号のレスポンス信号に含まれるIDコードの一致判定を行い、応答信号の受信判定を実施する。
次に、応答信号の受信判定の判定結果に基づいて車室外照合がOKか否かを判定する(S106)。
応答信号の受信判定が正常の場合、S106の判定はYESとなり、次に、正常受信と判定された周波数の回数をメモリ132に蓄積記憶させ(S108)、携帯機200より送信される応答信号の周波数を、S102の車室外照合で正常受信した周波数のいずれか1つに固定し、リクエスト信号を車室内アンテナより送出させ(S112)、S114へ進む。
また、応答信号の受信判定が異常の場合、S106の判定はNOとなり、異常受信と判定された周波数の回数をメモリ132に蓄積記憶させ(S110)、ランダムなリクエスト信号を車室内アンテナより送出させ(S113)、S114へ進む。
S114では、応答信号の受信判定を実施する。具体的には、リクエスト信号に含まれる一部の情報に基づいて携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定し、この特定した応答信号の周波数の切替パターンに従って携帯機より送信される応答信号の受信判定を行う。すなわち、応答信号の周波数の切替パターンに受信周波数を合わせて応答信号を受信し、更に、制御部130のメモリ132に記憶されたIDコードと、応答信号のレスポンス信号に含まれるIDコードの一致判定を行い、応答信号の受信判定を実施する。なお、図2(a)に示したパターン1では、f1、f2、f3の順に受信周波数を合わせて応答信号を受信し、図2(b)に示したパターン2では、f2、f3、f1の順に受信周波数を合わせて応答信号を受信する。
次に、応答信号の受信判定の判定結果に基づいて車室外照合がOK(正常)で、かつ、車室内照合がNG(異常)か否かを判定する(S116)。
S106における車室外照合がOKで、かつ、S116における車室内照合がNGの場合、S116の判定はYESとなり、次に、車両のドアの施錠制御を実施する(S118)。具体的には、ドア制御装置300に対して車両ドアの施錠を指示し、本処理を終了する。これにより、車両のドアが施錠される。
また、S106における車室外照合がNGの場合、あるいは、S106における車室外照合がOKであっても、S116における車室内照合がOKの場合、S106の判定はNOとなり、車両のドアの施錠制御を実施することなく、本処理を終了する。
図5に、車両のエンジンを始動するための操作がなされた場合における車両側ユニット100の制御部130によるエンジン始動のフローチャートを示す。制御部130は、定期的に図5に示す処理を実施する。
まず、車両のエンジンの始動操作があるか否かを判定する(S200)。具体的には、車両を停車させた状態でのエンジン始動停止スイッチの押下操作があったか否かを判定する。車両を停車させた状態か否かの判定は、車速センサより入力される信号に基づいて行うことができる。
ここで、車両を停車させた状態でのエンジン始動停止スイッチの押下操作がない場合、S200の判定はNOとなり、S200の判定へ戻る。また、車両を停車させた状態で、エンジン始動停止スイッチの押下操作があると、S200の判定はYESとなり、次に、ランダムな情報を含むリクエスト信号を車室内アンテナより送出させる(S202)。リクエスト信号には、応答信号の周波数の切替パターンを示した情報として複数ビット(例えば、3ビット)が割り当てられている。ここでは、図4のS102と同様に、リクエスト信号の一部を複数ビットに対応させることにより応答信号の周波数の切替パターンをランダムに特定する。
次に、応答信号の受信判定を実施する(S204)。具体的には、応答信号の周波数の切替パターンに受信周波数を合わせて応答信号を受信し、更に、制御部130のメモリ132に記憶されたIDコードと、応答信号のレスポンス信号に含まれるIDコードの一致判定を行い、応答信号の受信判定を実施する。
次に、応答信号の受信判定の判定結果に基づいて車室内照合がOKか否かを判定する(S206)。
予めIDコードが登録されている携帯機200より、リクエスト信号に含まれる情報に従った周波数の切替パターンに従って応答信号が送信され、チューナ120により、リクエスト信号に含まれる情報に従った周波数の切替パターンに従って応答信号が受信され、かつ、制御部130のメモリ132に記憶されたIDコードと、応答信号のレスポンス信号に含まれるIDコードが一致し、応答信号の受信判定は正常判定となると、S206の判定はYESとなり、次に、エンジン始動制御を実施する(S208)。具体的には、エンジン制御装置400に車両のエンジン始動を指示し、これにより、車両のエンジンが始動する。
次に、正常受信と判定された周波数の回数をメモリ132に蓄積記憶させ(S210)、本処理を終了する。
また、チューナ120により、リクエスト信号に含まれる情報に従った周波数の切替パターンに従って応答信号が正常受信されない場合、S206の判定はNOとなり、異常受信と判定された周波数の回数をメモリ132に蓄積記憶させ(S212)、本処理を終了する。
また、例えば、悪意のある第三者がリクエスト信号を複製し、この複製したリクエスト信号に応答して携帯機200より応答信号を送信させようとしても、携帯機200よりランダムに特定された周波数の切替パターンに従って応答信号が順次送信され、応答信号を複製することはできない。すなわち、チューナ120は応答信号を正常に受信することができず、S206の判定はNOとなり、車両のエンジンを始動させることなく、本処理を終了する。
上記した構成によれば、携帯機200は、複数の周波数を切り替えて応答信号を送信することが可能となっており、ランダムな情報を含むリクエスト信号を送出し、携帯機200より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンをリクエスト信号の一部の情報より特定し、このリクエスト信号に含まれる情報に従った周波数の切替パターンで携帯機200より送信される応答信号の受信判定が行われるので、応答信号の周波数の切替パターンが特定され難く、セキュリティ性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、車両のドアの施錠操作がなされた場合と、車両のエンジン始動操作がなされた場合について、それぞれ応答信号の周波数の切替パターンをランダムに特定し、当該応答信号の周波数の切替パターンを示した情報を含むリクエスト信号を送出させ、リクエスト信号に応答して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を実施する構成を示したが、車両のドアの解錠操作がなされた場合、車両のエンジン停止操作がなされた場合についても、同様に、応答信号の周波数の切替パターンをランダムに特定し、当該応答信号の周波数の切替パターンを示した情報を含むリクエスト信号を送出させ、リクエスト信号に応答して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を実施することもできる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、車両側ユニット100より送信されたリクエスト信号に応答して携帯機200よりレスポンス信号およびACKを順次送信する構成を示したが、本実施形態における車両側ユニット100は、図6に示すように、リクエスト信号を送信した後、携帯機200へトリガ信号Trgを送出するようになっており、携帯機200は、リクエスト信号の受信に応じて1回目の応答信号(レスポンス信号)を送信した後、トリガ信号Trgを受信する毎に、2回目以降の応答信号(ACK)を送信する。
このような構成によれば、車両側ユニット100は、リクエスト信号の受信に応じて1回目の応答信号(レスポンス信号)の受信判定を行った後、トリガ信号Trgを受信する毎に、2回目以降の応答信号(ACK)の受信判定を行うので、精度良く応答信号の受信判定を行うことができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、照合が成立した回数の少ない周波数を優先順位の低い周波数とし、周波数特定手段は、優先順位の低い周波数を除外して携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定する。
車両側ユニット100は、照合が成立した回数の少ない周波数を優先順位の低い周波数とするように指示する情報を携帯機200へ送信するようになっている。なお、この送信タイミングは、照合のためのデータの送受信とは別に事前に行われる。
また、携帯機200は、この情報を受信すると、照合が成立した回数の少ない周波数を優先順位の低い周波数として、この優先順位の低い周波数を除外して応答信号を送出するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、図4のS104、S114において、照合が成立した回数の少ない周波数を優先順位の低い周波数として、この優先順位の低い周波数を除外して携帯機200より送信される応答信号の周波数パターンを特定する。これにより、妨害波等により異常受信または正常受信できなかった周波数を除外して携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンが特定されるので、応答性の低下を抑制しつつ、妨害波等による影響をなくすことが可能である。
(第4実施形態)
本実施形態では、照合が不成立となった回数の多い周波数を優先順位の低い周波数とし、周波数特定手段は、優先順位の低い周波数を除外して携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンを特定する。
車両側ユニット100は、照合が成立した回数の少ない周波数を優先順位の低い周波数とするように指示する情報を携帯機200へ送信するようになっている。なお、この送信タイミングは、照合のためのデータの送受信とは別に事前に行われる。
また、携帯機200は、この情報を受信すると、照合が不成立となった回数の多い周波数を優先順位の低い周波数として、この優先順位の低い周波数を除外して応答信号を送出するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、図4のS104、S114において、照合が成立した回数の少ない周波数を優先順位の低い周波数として、この優先順位の低い周波数を除外して携帯機200より送信される応答信号の周波数パターンを特定する。これにより、妨害波等により異常受信または正常受信できなかった周波数を除外して携帯機より送信される応答信号の周波数の切替パターンが特定されるので、応答性の低下を抑制しつつ、妨害波等による影響をなくすことが可能である。
(第5実施形態)
上記第1実施形態では、解錠操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数と、エンジン始動操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数を同じ回数(3回)としたが、本実施形態では、不正に照合が成立した場合の被害の大きさを考慮し、操作の種類に応じて解錠操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数を変更する。
本実施形態では、例えば、車両側ユニット100は、ドアの解錠操作またはドアの施錠操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数を2回とし、エンジン始動操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数を3回として、応答信号の周波数の切替パターンを特定する。
このような構成によれば、ドアの解錠操作またはドアの施錠操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数よりも、エンジン始動操作に応じて携帯機200より送信される応答信号の回数の方が多いので、仮に第三者が車両のドアを不正に解錠することができたとしてもエンジンを不正に始動させるのは難しく、車両盗難の防止を図ることができる。すなわち、不正に照合が成立した場合の盗難被害を小さくすることが可能である。
(第6実施形態)
本実施形態では、応答信号の切替パターンをランダムに特定して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を実施することにより照合を実施し、この照合が成立した後、一定時間は、以降の携帯機200の照合について、携帯機200より送信される応答信号の周波数を、最初に照合が成立したときに携帯機200より送信された応答信号の周波数のいずれかに固定する。
車両側ユニット100は、応答信号の切替パターンをランダムに特定して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を実施することにより照合を実施し、この照合が成立した場合、この照合が成立した後、一定時間は、以降の携帯機200の照合について、携帯機200より送信される応答信号の周波数を、照合が成立した携帯機200の照合で使用した周波数のいずれか1つに固定するように携帯機200に指示する。
また、携帯機200は、この指示に応じて一定時間は、以降の携帯機200の照合について、携帯機200より送信される応答信号の周波数を、照合が成立した携帯機200の照合で使用した周波数のいずれか1つに固定するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、応答信号の切替パターンをランダムに特定して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を実施することにより照合を実施し、この照合が成立した場合、この照合が成立した後、一定時間は、以降の携帯機200の照合について、携帯機200より送信される応答信号の周波数を、最初に照合が成立したときに携帯機200より送信された応答信号の周波数のいずれかに固定して応答信号を受信する。これにより、より応答性を向上することができる。
(第7実施形態)
上記第1実施形態では、エンジン始動操作に応じて車両のエンジン始動のための照合を実施する際に、応答信号の周波数の切替パターンをランダムに特定し、当該応答信号の周波数の切替パターンを示した情報を含むリクエスト信号に応答して携帯機200より送信される応答信号の受信判定を実施したが、エンジン停止操作に応じて車両のエンジン停止のための照合を実施する際には、盗難被害の心配はない。同様に、車両のドアの施錠操作に応じて車両のドアの施錠のための照合を実施する際にも、盗難被害の心配はない。
そこで、本実施形態では、車両のセキュリティ機能の解除を指示するための操作(解錠操作またはエンジン始動操作)と車両のセキュリティ機能の設定を指示するための操作(施錠操作またはエンジン停止操作)を監視して車両に対する安全な操作がなされたか否かを推定する。
車両側ユニット100は、車両に対する安全な操作がなされたと推定された場合、携帯機200に、応答信号の周波数を予め定められた1つに固定するように指示する。
また、携帯機200は、車両側ユニット100からの指示を受けると、応答信号の周波数を予め定められた1つに固定するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、車両に対する安全な操作がなされたと推定された場合、応答信号の周波数を予め定められた1つに固定して応答信号を受信する。これにより、より応答性を向上することができる。
(第8実施形態)
本実施形態に係る車載機器制御装置は、ナビゲーション装置(図示せず)とデータの授受を行うためのナビゲーションインタフェースを備え、このナビゲーションインタフェースを介してナビゲーション装置より車両位置を特定するための情報を取得することが可能となっている。
図7に、車両のエンジン始動操作がなされた場合における車両側ユニット100の制御部130によるエンジン始動処理のフローチャートを示す。制御部130は、定期的に図4に示す処理を実施する。
まず、車両のエンジンの始動操作があるか否かを判定する(S300)。ここで、車両のエンジンの始動操作がない場合、S300の判定はNOとなり、S300の判定を繰り返し実施する。
また、車両のエンジンの始動操作が実施されると、S300の判定はYESとなり、次に、ナビゲーションインタフェースを介してナビゲーション装置より車両位置を特定するための情報を取得し、当該車両位置を特定するための情報に基づいて車両位置を特定する(S302)。
次に、車両位置が安全な場所であるか否かを判定する(S304)。本実施形態では、地点登録された自宅駐車場から予め定められた距離未満の領域と、地点登録された建物から予め定められた距離未満の領域と、危険な場所以外を安全な場所として、車両位置が安全な場所であるか否かを判定する。
ここで、例えば、車両位置が自宅駐車場から予め定められた距離未満の領域に位置する場合、S302の判定はYESとなり、次に、応答信号の周波数を予め定められた周波数に固定し、車室内アンテナよりリクエスト信号を送信する(S306)。
また、車両位置が自宅駐車場から予め定められた距離未満の領域と、地点登録された建物から予め定められた距離未満の領域のいずれにも位置しない場合、S302の判定はNOとなり、次に、ランダムな情報を含むリクエスト信号を車室内アンテナより送信する(S308)。
ここで、S306、S308にて送信されたリクエスト信号に応答して携帯機200より応答信号が送信される。
次に、応答信号の受信判定を実施する(S310)。具体的には、S306、S308にて送信したリクエスト信号にて指定した応答信号の周波数の切替パターンに受信周波数を合わせて携帯機200より順次送信される応答信号を受信し、更に、制御部130のメモリ132に記憶されたIDコードと、応答信号のレスポンス信号に含まれるIDコードの一致判定を行い、応答信号の受信判定を実施する。なお、S306にて、応答信号の周波数を予め定められた周波数に固定した場合には、この固定した周波数で応答信号を受信する。
次に、応答信号の受信判定の判定結果に基づいて照合がOKか否かを判定する(S312)。
ここで、応答信号の受信判定の判定結果に基づいて照合がOKとなった場合、S312の判定はYESとなり、次に、エンジン始動制御を実施する(S314)。具体的には、エンジン制御装置400に車両のエンジン始動を指示し、これにより、車両のエンジンが始動する。
また、応答信号の受信判定の判定結果に基づいて照合がNGとなった場合、S314の判定はNOとなり、エンジン始動制御を実施することなく、本処理を終了する。
上記したように、車両位置が安全な場所であるか否かを推定し、車両位置が安全な場所でないと推定された場合には、携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンをランダムに特定し、車両位置が安全な場所であると推定された場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数を予め定められた1つに固定することができる。
(第9実施形態)
上記第6〜第8実施形態では、応答信号の周波数を固定する構成を示したが、本実施形態では、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一の操作(施錠操作、解錠操作、エンジン始動操作、エンジン停止操作のいずれか1つ)が実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除する。
車両側ユニット100は、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一の操作(施錠操作、解錠操作、エンジン始動操作、エンジン停止操作のいずれか1つ)が実施されたと判定された場合、携帯機200に、応答信号の周波数の固定を解除するように指示する。
また、携帯機200は、車両側ユニット100からの指示を受けると、応答信号の周波数の固定を解除するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一の操作(施錠操作、解錠操作、エンジン始動操作、エンジン停止操作のいずれか1つ)が実施されたと判定された場合、応答信号の周波数を予め定められた1つに固定して応答信号を受信する。これにより、応答性を向上することができる。
なお、本実施形態では、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一の操作が実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除したが、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための連続した同一の操作が実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するようにしてもよい。
(第10実施形態)
本実施形態では、車両側ユニット100の制御部130は、照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたと判定された場合には、携帯機200に、応答信号の周波数の固定を解除するように指示するようになっている。
また、携帯機200は、車両側ユニット100からの指示を受けると、応答信号の周波数の固定を解除するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、携帯機200の照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、携帯機より送信される応答信号の周波数の固定を解除して応答信号を受信する。これにより、応答性を向上することができる。
なお、本実施形態では、照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除したが、照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたと判定された場合、応答信号の周波数の固定を解除するようにしてもよい。
(第11実施形態)
本実施形態では、車両側ユニット100の制御部130は、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、携帯機200に、応答信号の周波数の固定を解除するように指示するようになっている。
また、携帯機200は、車両側ユニット100からの指示を受けると、応答信号の周波数の固定を解除するようになっている。
車両側ユニット100の制御部130は、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合、携帯機200より送信される応答信号の周波数の固定を解除して応答信号を受信する。これにより、応答性を向上することができる。
なお、本実施形態では、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合、応答信号の周波数の固定を解除したが、一定時間内に携帯機200の照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合、応答信号の周波数の固定を解除するようにしてもよい。
(第12実施形態)
本実施形態では、携帯機200より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンの特定方法を選択する選択画面を表示させ、この選択画面に従ってユーザにより選択された応答信号の周波数の切替パターンの特定方法に従って携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンを特定する。
このように、携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンの特定方法を選択する選択画面を表示させ、選択画面に従ってユーザにより選択された応答信号の周波数の切替パターンの特定方法に従って携帯機より送信される複数の応答信号の周波数の切替パターンを特定することもできる。
(第13実施形態)
上記第1実施形態では、リクエスト信号の予め定められた特定ビット(例えば、3ビット)から応答信号の周波数の切替パターンを判定したが、本実施形態では、リクエスト信号のフレームを複数のブロックに分割し、各ブロックのデータ値により特定される周波数で応答信号の周波数の切替パターンを判定する。
例えば、フレーム長が32ビットの場合、4つの8ビットのブロックに分割し、1番目のブロックの値に対応する周波数、2番目のブロックの値に対応する周波数、3番目のブロックの値に対応する周波数、4番目のブロックの値に対応する周波数の順になるように応答信号の周波数の切替パターンを判定する。例えば、1番目のブロックの値が3h(以下、hは16進数を表す)、2番目のブロックの値が2h、3番目のブロックの値がFh、4番目のブロックの値がDhとなっており、ブロックの値が3の場合はf1、ブロックの値が2の場合はf2、ブロックの値がFの場合はf3、ブロックの値がDの場合はf2となっている場合、応答信号の周波数の切替パターンは、f1、f2、f3、f2の順となる。
このように、リクエスト信号のフレームを複数のブロックに分割し、各ブロックの値(データ)により特定される周波数で応答信号の周波数の切替パターンを判定するようにすることで、応答信号の周波数の切替パターンを特定するためのビットをリクエスト信号に割り当てる必要もなくなる。
(第14実施形態)
上記第1実施形態では、リクエスト信号の予め定められた特定ビット(例えば、3ビット)から応答信号の周波数の切替パターンを判定したが、本実施形態では、リクエスト信号のフレーム内のデータの値を変数とする関数を用いて応答信号の周波数の切替パターンを判定する。
例えば、フレーム長が32ビットの場合、4つの8ビットのブロックに分割し、1番目のブロックの値が4h、2番目のブロックの値がAh、3番目のブロックの値が6h、4番目のブロックの値が3となっている場合、4A63を変数とする関数f(x)を用いて応答信号の周波数の切替パターンを判定する。例えば、fx(4A63)=001となった場合、001に対応させて、応答信号の周波数の切替パターンを、f1、f3、f3とする。
このように、リクエスト信号のフレーム内のデータの値を変数とする関数を用いて応答信号の周波数の切替パターンを判定することで、応答信号の周波数の切替パターンを特定するためのビットをリクエスト信号に割り当てる必要もなくなる。
(第15実施形態)
上記第1実施形態では、リクエスト信号の予め定められた特定ビット(例えば、3ビット)から応答信号の周波数の切替パターンを判定したが、本実施形態では、リクエスト信号のフレームを複数のブロックに分割し、各ブロックの特定ビットのデータ値により特定される周波数で応答信号の周波数の切替パターンを判定する。
例えば、フレーム長が32ビットの場合、4つの8ビットのブロックに分割し、1番目のブロックでは、下位3ビット目のデータ値に対応する周波数、2番目のブロックでは、下位2ビット目のデータ値に対応する周波数、3番目のブロックでは、下位15ビット目のデータ値に対応する周波数、4番目のブロックでは、下位13ビット目のデータ値に対応する周波数の順になるように応答信号の周波数の切替パターンを判定する。
このように、リクエスト信号のフレームを複数のブロックに分割し、各ブロックの特定ビットのデータ値により特定される周波数で応答信号の周波数の切替パターンを判定するようにすることで、応答信号の周波数の切替パターンを特定するためのビットをリクエスト信号に割り当てる必要もなくなる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、車両のドアの施錠操作、車両のドアの解錠操作、車両のエンジンの始動操作および車両のエンジンの停止操作に応じて携帯機200の照合を実施したが、これらの操作以外の操作に応じて携帯機200の照合を実施することもできる。
また、上記実施形態では、走行用の動力源としてエンジンを搭載した車両のエンジン操作およびエンジン停止操作に応じて携帯機200の照合を実施したが、このようなエンジン停止操作に限定されるものではなく、例えば、エンジンとモータを走行用の動力源として走行するハイブリッド車におけるエンジンおよびモータの始動・停止操作、モータを走行用の動力源として走行する電気自動車におけるモータの始動・停止操作に応じて携帯機200の照合を実施することもできる。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S102、S112、S202、S306、S308がリクエスト信号送出手段に相当し、S104、S114、S204、S310が周波数特定手段および受信判定手段に相当し、図6において、リクエスト信号を送信した後、携帯機200へトリガ信号Trgを送出するステップがトリガ信号送出手段に相当し、S108、S110、S210、S212が記憶手段に相当し、ドアハンドルに設けられたドアスイッチおよびドアハンドルの裏側に設けられた接触センサが第1の操作部に相当し、エンジン始動停止スイッチが第2の操作部に相当し、S302が車両位置特定手段に相当し、S304が推定手段に相当する。
100 車両側ユニット
110 発信機
120 チューナ
130 制御部
131 CPU
132 メモリ
200 携帯機
210 受信部
220 送信部
230 制御部
300 ドア制御装置
400 エンジン制御装置

Claims (16)

  1. リクエスト信号を携帯機へ送出し、当該リクエスト信号の受信に応答して前記携帯機より送信される応答信号の受信判定を行うことにより前記携帯機の照合を行い、当該照合の結果に応じて車載機器の制御を行う車載機器制御装置であって、
    記携帯機は、前記リクエスト信号に含まれる情報に応じて複数の周波数を切り替えて前記応答信号を送出することが可能となっており、
    当該車載機器制御装置は、
    前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数がランダムに切り替わるようにするランダムな情報を含むリクエスト信号を送出するリクエスト信号送出手段と、
    前記リクエスト信号に含まれる前記ランダムな情報に基づいて前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の切替パターンを特定する周波数特定手段と、
    前記周波数特定手段により特定された前記応答信号の周波数の切替パターンに従って前記携帯機より送信される前記応答信号の受信判定を行う受信判定手段と、
    車両のセキュリティ機能の解除を指示するための第1の操作と、前記車両のセキュリティ機能の設定を指示するための第2の操作と、を監視して前記車両に対する安全な操作がなされたか否かを推定する操作推定手段と、を備え、
    前記操作推定手段により前記車両に対する安全な操作がなされたと推定された場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数を予め定められた1つに固定することを備えたことを特徴とする車載機器制御装置。
  2. 前記リクエスト信号送出手段により前記リクエスト信号を送出した後、前記携帯機へトリガ信号を送出するトリガ信号送出手段を備え、
    前記携帯機は、前記リクエスト信号の受信に応じて1回目の前記応答信号を送信した後、前記トリガ信号を受信する毎に、2回目以降の前記応答信号を送信するようになっており、
    前記受信判定手段は、前記リクエスト信号の送出に応じて前記携帯機より送出される前記1回目の前記応答信号の受信判定を行った後、前記トリガ信号を受信する毎に、前記携帯機より送信される2回目以降の前記応答信号の受信判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の車載機器制御装置。
  3. 記照合が成立した回数の少ない周波数と前記照合が不成立となった回数の多い周波数のいずれかを優先順位の低い周波数とし、当該優先順位の低い周波数を除外して前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数がランダムに切り替わるようにすることを特徴とする請求項1または2に記載の車載機器制御装置。
  4. 前記リクエスト信号送出手段は、前記車両のドアの施錠および解錠のいずれか1つを指示するための第1の操作部に対する操作に応じて前記携帯機を照合するための前記リクエスト信号を前記携帯機へ送出するとともに、前記車両の走行用の動力源の始動を指示するための第2の操作部に対する操作に応じて前記携帯機を照合するための前記リクエスト信号を前記携帯機へ送出するようになっており、
    当該車載機器制御装置は、前記第1の操作部に対する操作に応じて前記携帯機を照合するための前記リクエスト信号に応答して前記携帯機より送信される前記応答信号の回数よりも、前記第2の操作部に対する操作に応じて前記携帯機を照合するための前記リクエスト信号に応答して前記携帯機より送信される前記応答信号の回数の方が多くなるようにすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  5. 前記照合の種類により、1回の操作に応じて異なる回数の照合を実施することが可能となっており、前記1回の操作に応じて複数回照合を行う場合、2回目以降の照合時に前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数を、最初に照合が成立したときに前記携帯機より送信された前記応答信号の周波数のいずれか1つに固定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  6. 記携帯機の照合が成立した後、一定時間は、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数を、前記携帯機の照合が成立した際に使用した周波数のいずれか1つに固定することを特徴とする請求項1ないし4に記載の車載機器制御装置。
  7. 前記第1の操作は、ドアの解錠操作またはエンジン始動操作であり、
    前記第2の操作は、ドアの施錠操作またはエンジン停止操作であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  8. 車両位置を特定する車両位置特定手段と、
    前記車両位置に基づいて前記車両位置が安全な場所であるか否かを推定する位置推定手段と、を備え、
    記位置推定手段により前記車両位置が安全な場所であると推定された場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数を予め定められた1つに固定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  9. 前記操作推定手段は、地点登録された自宅駐車場と、地点登録された建物から予め定められた距離未満に位置する駐車場と、危険な場所以外のいずれかを安全な場所であると推定することを特徴とする請求項に記載の車載機器制御装置。
  10. 定時間内に照合を指示するための同一の操作が実施されたと判定された場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の固定を解除することを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  11. 定時間内に照合を指示するための連続した同一の操作が実施されたことを判定した場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の固定を解除することを特徴とする請求項5ないしいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  12. 前記照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の固定を解除することを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  13. 合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の固定を解除することを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  14. 定時間内に照合を指示するための同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の固定を解除することを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  15. 定時間内に照合を指示するための連続した同一操作が一定回数以上実施されたことを判定した場合には、前記携帯機より送信される前記応答信号の周波数の固定を解除することを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
  16. 前記携帯機より送信される複数の前記応答信号の周波数の切替パターンの特定方法を選択する選択画面を表示させ、
    記選択画面に従ってユーザにより選択された前記応答信号の周波数の切替パターンの特定方法に従って前記携帯機より送信される複数の前記応答信号の周波数の切替パターンを特定することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の車載機器制御装置。
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