JP2009235867A - 電子キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子キーと対象物との間において、電波の送受信に要する電力を増大させることなく、良好な無線通信を行うことができる電子キーシステムを提供する。
【解決手段】通信制御装置10は、複数の周波数の電波を選択的に受信する装置側受信回路13と、所定周波数の電波を送信する装置側送信回路12と、受信回路13を制御し、その受信周波数を変更可能とされると共に、該変更された受信周波数で電波を電子キー20に送信させるための周波数指令情報を再生シンボルクロック信号のシンボルレイトとして含む電波を送信回路12を介して送信する装置側マイコン11とを備える。電子キー20は、送信回路12からの電波を受信する電子キー側受信回路22、受信回路13からの電波を送信する電子キー側送信回路23、並びに、送信回路23からの電波の周波数を周波数指令情報に基づき設定するシンボルクロック再生回路26及びPLL回路28を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子キーシステムに関し、詳しくは、車両や住宅等の対象物のユーザにより所持される電子キーと、同電子キーと相互間で無線通信を行い、該無線通信に基づいて前記対象物に設けた機器の制御を許可する通信制御装置とを備えた電子キーシステムに関する。
近年、自動車等の車両(対象物)においては、そのセキュリティレベル(安全性)のさらなる改善とともに車両のユーザの利便性の向上が強く求められている。このため、従来、ユーザが所持する携帯型の電子キーと、車両に設けられた通信制御装置との間で双方向の無線通信を行い、該無線通信が成立したことを条件として、ドア錠の施解錠操作を許可したり、エンジンの始動を可能な状態としたりする電子キーシステムが提案されている。
詳しくは、前記通信制御装置は、該装置に設けた装置側送信回路が、予め設定された電波を車両周辺や車両室内に送信して同電波の送信エリアを形成する。そして、その送信エリアに前記電子キーが進入すると、該電子キーに設けた電子キー側受信回路が電波を受信するとともに、その電波に応答し、該電子キーに設けた電子キー側マイコンのメモリに記憶されたIDコード(認証用コード)を含むIDコード信号(電波)を電子キー側送信回路が通信制御装置に送信する。
そして、前記通信制御装置は、このIDコード信号を該装置に設けた装置側受信回路が受信すると、該通信制御装置に設けた装置側マイコンがそのメモリに記憶されたIDコードと前記IDコード信号に含まれるIDコードとの照合を行う。そして、それらIDコード同士が一致したこと(IDコード信号に含まれるIDコードが正規のものであること)を条件として電子キーとの間で無線通信が成立したものとし、車両のドア錠を施解錠可能な状態としたり、エンジンを始動可能な状態としたりする車両制御が行なわれる。
即ち、前記電子キーと通信制御装置との間で双方向の無線通信が行われ、該無線通信の成立を前提として車両制御が行われる。このため、ユーザは、メカニカル鍵等を用いた手動操作によることなく前記通信制御装置を用いて車載機器を制御することができて利便性が向上し、しかも電磁的なID照合が車両制御の開始要件となるため、車両のセキュリティレベルが高められる。
ところが、こうした電子キーシステムでは、電子キーと通信制御装置との間で相互に無線通信が行われるため、該無線通信を妨害するノイズ(ノイズ電波)が通信制御装置の周辺環境に存在する場合には、通信障害が発生する可能性がある。即ち、例えば、電子キーから送信されるIDコード(認証用コード)を含む電波と略等しい周波数のノイズが通信制御装置の周辺環境に存在する場合、電波の混信を生じることで、車両に設けた車載機器の制御が正常に行われない状況が想定される。
これに対して、通信制御装置が、ノイズを受信した場合に装置側受信回路による電波の受信周波数を変更し、該変更した周波数で電波を電子キーから送信させるための周波数指令コード(チャンネル情報)を送信するとともに、電子キーは、電子キー側送信回路が送信する電波の周波数を前記周波数指令コードに基づく周波数に設定することで、電波の混信を回避するようにした電子キーシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−142886号公報
しかしながら、前記電子キーシステムによれば、周波数指令コードは、通信制御装置から電子キーに送信される無線電波に含まれる所定の情報パターンに付加されて送信される、即ち、図7(b)に示すデータ信号の付加ビットとして送信されるので、通信制御装置から電子キーに送信されるデータ長(情報量)が増加する。そして、これに伴い、電子キーと通信制御装置との間での電波の送受信に要する電力が増大してしまう。この結果、通常、内蔵電池によって駆動される電子キーにおいては、電池の交換頻度が増加することになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電子キーと通信制御装置との間において、電波の送受信に要する電力を増大させることなく、良好な無線通信を行うことができる電子キーシステムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、対象物のユーザにより所持される電子キーと、同電子キーと相互間で無線通信を行い、該無線通信に基づいて前記対象物に設けた機器の制御を許可する通信制御装置とを備えた電子キーシステムであって、前記通信制御装置は、複数の周波数の電波を選択的に受信する装置側受信手段と、所定周波数の電波を送信する装置側送信手段と、前記装置側受信手段を制御し、その受信周波数を変更可能とされるとともに、該変更された受信周波数で電波を前記電子キーに送信させるための周波数指令情報を含む電波を前記装置側送信手段を介して送信する周波数制御手段とを備え、前記電子キーは、前記装置側送信手段が送信する電波を受信する電子キー側受信手段と、前記装置側受信手段が受信する電波を送信する電子キー側送信手段と、前記周波数指令情報を含む電波を受信することで、前記電子キー側送信手段が送信する電波の周波数を同周波数指令情報に基づいて設定する周波数設定手段とを備え、前記周波数指令情報は、前記通信制御装置から電子キーに送信される電波から生成される再生シンボルクロック信号のシンボルレイトとして送信されること、を要旨とする。
同構成によれば、電子キー側送信手段が送信する電波の周波数を変更(設定)するための周波数指令情報は、通信制御装置から電子キーに送信される電波から生成される再生シンボルクロック信号のシンボルレイトとして送信される。これにより、当該電波によって送信されるデータ長(情報量)を増やすことなく、周波数指令情報に基づいて電子キー及び通信制御装置の送受信周波数を変更することが可能となる。このため、電子キーと通信制御装置との間で行われる無線通信を妨害するノイズが通信制御装置の周辺環境に存在する場合において、電子キーと通信制御装置との間で行われる電波の送受信に要する電力を増加させることなく、該ノイズによる混信を回避しうる送受信周波数に電子キー及び通信制御装置を設定することが可能となる。この結果、電子キーと通信制御装置との間で良好な双方向の無線通信が行われるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子キーシステムであって、複数の送受信周波数が前記通信制御装置及び前記電子キーに設定され、前記周波数制御手段は、前記装置側受信手段による電波の受信周波数を前記複数の送受信周波数の内の一に設定可能とされ、該装置側受信手段によって前記電子キーから送信される電波とは異なる電波が受信された場合には、前記装置側受信手段による電波の受信周波数を他の送受信周波数の内の受信周波数に変更するとともに、該変更した送受信周波数についての情報を前記周波数指令情報として前記装置側送信手段を介して電子キーに送信し、前記周波数設定手段は、前記周波数指令情報に基づいて、前記電子キー側送信手段が送信する電波の周波数を設定すること、を要旨とする。
同構成によれば、周波数制御手段によって、装置側受信手段による電波の受信周波数が複数の送受信周波数の内の一に設定されるとともに、装置側受信手段によって電子キーから送信される電波とは異なる電波が受信された場合には、同装置側受信手段による電波の受信周波数が他の送受信周波数の内の受信周波数に自動的に変更される。これにより、電子キーと通信制御装置との間で相互に行われる無線通信を妨害するノイズが通信制御装置の周辺環境に存在する場合において、該ノイズによる混信が簡単且つ確実に回避されるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子キーシステムにおいて、前記通信制御装置は、前記電子キーから送信される電波とは異なる電波が前記複数の送受信周波数の全ての周波数で受信されることで、前記電子キーから送信される電波が受信不能になった際には、その旨を報知するための報知コードを含む電波を前記電子キーに送信するとともに、前記電子キーは、前記報知コードに基づき、電子キーからの電波が受信不能になった旨を所定の報知手段を介して前記対象物のユーザに報知するようにしたこと、を要旨とする。
同構成によれば、電子キーから送信される電波とは異なる電波、例えば、通信制御装置の周辺環境に存在するノイズが電子キー及び通信制御装置に設定した複数の送受信周波数の全ての周波数で受信され、通信制御装置によって電子キーからの電波が受信不能になった際には、その旨が報知手段を介して対象物のユーザに報知される。これにより、ユーザは、電子キーから送信される電波がノイズにより妨害され、同電波が通信制御装置により受信不能になっている旨を確実に知ることができるようになる。そして、ユーザは、それに応じた措置、例えば、車両のドアの解錠操作を無線通信に拠らずに手動操作で行うことを迷うことなく迅速に行えるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記周波数設定手段は、電子キーに設けたシンボルクロック再生回路、及び、該再生回路から出力される再生シンボルクロック信号と位相同期した信号を出力するPLL回路を含んで構成され、前記再生シンボルクロック信号は、前記電子キー側受信手段から出力される信号が前記シンボルクロック再生回路に入力されることで生成され、前記電子キー側送信手段が送信する電波の周波数は、前記再生シンボルクロック信号を所定の発振器から発振される基準周波数信号に混合するとともに、前記PLL回路によって逓倍することで設定されるようにしたこと、を要旨とする。
同構成によれば、再生シンボルクロック信号は、シンボルクロック再生回路に電子キー側受信手段から出力される信号が入力されることで生成される。また、電子キー側送信手段が送信する電波の周波数は、再生シンボルクロック信号を所定の発振器から発振される基準周波数信号に混合し、さらにPLL回路によって逓倍することで設定される。このため、電子キーから送信される電波が、専用の演算処理装置(例えば、電子キー側マイコン等)による複雑な演算処理を経ることなく、簡単且つ確実に得られるようになる。
本発明の電子キーシステムによれば、電子キーと通信制御装置との間において、電波の送受信に要する電力を増大させることなく、良好な無線通信を行うことができるようになる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子キーシステム30は、車両1に設けられ、装置側送信手段としての装置側送信回路12及び装置側受信手段としての装置側受信回路13を有する通信制御装置10と、前記車両1のユーザによって所持され、電子キー側受信手段としての電子キー側受信回路22及び電子キー側送信手段としての電子キー側送信回路23を有する電子キー20とを備えている。これら通信制御装置10及び電子キー20は、各々の送受信回路を介して双方向に無線通信可能な状態とされている。
<通信制御装置10の構成>
図1に示すように、前記通信制御装置10は、CPU、ROM、RAM等から構成された装置側マイコン11、並びに、該マイコン11に電気的に接続され、各種信号を電波に変調して外部に発信する前記装置側送信回路12、及び、外部から到来する電波を受信するとともに該電波に含まれる各種信号を復調する前記装置側受信回路13を備えている。尚、該装置側マイコン11はメモリ11aを備えており、該メモリ11aには、同装置側マイコン11において後述する各種処理を実行するための制御プログラム、及び、車両1に固有のIDコード等の各種のデータが記憶されている。
前記装置側送信回路12は、LF帯(ここでは134KHz)の電波を外部に送信可能に構成されている。即ち、装置側送信回路12は、装置側マイコン11により制御され、電子キー20から所定の電波による返信(応答)を要求すべく、当該装置側マイコン11から入力されるWAKE信号(第1応答要求信号)をLF帯の電波に変調するとともに、所定周期で間欠的に外部に発信する。具体的には、WAKE信号は、各信号間間隔を4secとし、且つ、当該WAKE信号に含ませる情報パターンについて1ビット/10msecで間欠的に外部に発信する。また、装置側送信回路12は、装置側マイコン11により制御され、電子キー20から所定の電波による返信(応答)を要求すべく、当該装置側マイコン11から入力されるリクエスト信号(第2応答要求信号)をLF帯の電波に変調するとともに、予め設定された出力強度で外部に発信する。
詳しくは、この装置側送信回路12は、前記装置側マイコン11により制御され、前記WAKE信号及びリクエスト信号に対する応答信号として、それぞれ、ACK信号、及び、前記IDコードを含むIDコード信号をUHF帯(ここでは300MHz帯)の電波で電子キー20から送信させるべく、図2に示すように、前記WAKE信号及びリクエスト信号をLF帯の電波に変調して車両1のドア近傍の車室外検知エリアA1及び車室内検知エリアA2に発信する。
前記装置側受信回路13は、電子キー20から送信される前記ACK信号やIDコード信号等の各種信号を含むUHF帯の電波を受信可能に構成されている。この装置側受信回路13は、前記ACK信号やIDコード信号等の各種信号を受信すると、それらを復調して装置側マイコン11に出力する。
また、図1及び図2を参照して、前記装置側マイコン11には、車両1にそれぞれ設けられた、ドアハンドル14、ロックS/W(ロックスイッチ)15、エンジンスイッチ16、並びに、制御対象となる車載機器としてのドア錠装置17及びエンジン制御装置18が電気的に接続されている。
前記ドアハンドル14は、図2に示すように、車両1のドア1aに配設されており、ユーザが車両1に乗車する際にドア1aの解錠のために操作可能になっている。
前記ロックS/W15は、前記ドアハンドル14に配設されており(図2では図示省略)、ユーザが車両1から降車する際にドア1aの施錠のために操作可能となっている。
前記エンジンスイッチ16は、車室内の運転席の近傍(例えばインストルメントパネルやステアリングコラム等)に配設された押しボタンスイッチ装置等によって構成され、その操作によりスイッチ操作信号が装置側マイコン11に入力される。
前記ドア錠装置17は、ドア錠を施解錠する装置であり、装置側マイコン11から解錠許可信号が入力されるとドア錠を解錠する一方、施錠許可信号が入力されるとドア錠を施錠する。また、ドア錠装置17は、ドア錠の施解錠状態を示す施解錠状態信号を装置側マイコン11に出力する。
前記エンジン制御装置18は、図示しないセルモータに接続され、装置側マイコン11からエンジン駆動信号が入力されると同セルモータを駆動してエンジンを始動させるとともに、エンジンの動作状態を示すエンジン状態信号を装置側マイコン11に出力する。
以上により、装置側マイコン11は、前記施解錠状態信号やエンジン状態信号に基づいて、ドア錠の施解錠状態やエンジンの動作状態を認識可能になっている。
本実施形態において、装置側マイコン11は、前記WAKE信号に応答して電子キー20から送信されるACK信号を前記装置側受信回路13を介して受信すると、同電子キー20に前記装置側送信回路12を介してリクエスト信号を返信する。
また、装置側マイコン11は、前記リクエスト信号に応答して電子キー20から送信されるIDコード信号を前記装置側送信回路12を介して受信すると、次の操作を行う。即ち、装置側マイコン11は、該IDコード信号に含まれるIDコードと前記メモリ11aに記憶されたIDコードとの照合を行い、両IDコードが一致したこと(電子キー20からのIDコードが正規のものであること)を条件として車両制御(ドア錠の施解錠操作)を許可する。
詳しくは、図1及び図2を参照して、装置側マイコン11は、ドア錠の施錠状態において、車室外検知エリアA1に送信したリクエスト信号に応答して電子キー20から送信されるIDコード信号を装置側受信回路13を介して受信する。そして、装置側マイコン11は、該IDコード信号に含まれるIDコードが正規のものである場合に、即ち、車室外照合により照合OK(可)の場合に、次の操作を行う。即ち、装置側マイコン11は、さらにドアハンドル14が操作されたこと、又は、電子キー20から送信される、解錠操作コードを含む施解錠操作信号を装置側受信回路13を介して受信したことを条件として前記ドア錠装置17に解錠許可信号を出力してドア錠を解錠させる。一方、装置側マイコン11は、ドア錠の解錠状態において、ロックS/W15が操作されたこと、又は、電子キー20から送信される、施錠操作コードを含む施解錠操作信号を装置側受信回路13を介して受信したことを条件として、前記車室外照合を行い、該照合OKの場合に、ドア錠装置17に施錠許可信号を出力してドア錠を施錠させる。
さらに、図1及び図2を参照して、装置側マイコン11は、車室内検知エリアA2に送信したリクエスト信号に応答する電子キー20からのIDコード信号を装置側受信回路13を介して受信し、該IDコード信号に含まれるIDコードが正規のものである場合に、即ち、車室内照合により照合OKの場合に、エンジン始動許可状態となる。さらに該状態においてブレーキペダルとともにエンジンスイッチ16が操作され、エンジンスイッチ16からスイッチ操作信号が入力されると、エンジン制御装置18にエンジン駆動信号を出力してエンジンを始動させる。即ち、装置側マイコン11は、このエンジン始動許可状態とならない限り、エンジンスイッチ16が操作されても車両1のエンジンを始動させないようにしている。
本実施形態において、装置側マイコン11のメモリ11aには、装置側受信回路13による電波の受信周波数及び電子キー側送信回路23による電波の送信周波数に対応する3つ(複数)の送受信周波数と、予め設定された報知コードとが記録されている。ここで、報知コードとは、通信制御装置10によって電子キー20からの電波が受信不能になった際において、その旨を電子キー20を介して車両1のユーザに報知するために設定されたコードである。
具体的には、下表1に示すように、本実施形態においてメモリ11aには3つの送受信周波数I〜IIIが記憶されており、送受信周波数Iには300.3MHz、送受信周波数IIには300.6MHz、送受信周波数IIIには300.9MHzの周波数がそれぞれ設定されている。
Figure 2009235867
<装置側マイコン11の処理>
以下、前記装置側マイコン11によって行われる処理(周波数設定処理)を、図3に示すフローチャートに従って、車両1のドア錠の解錠操作を例として説明する。
まず、ステップS1において、装置側マイコン11は、周波数制御手段として機能し、装置側受信回路13による電波の受信周波数を設定(制御)する。詳しくは、装置側マイコン11は、初期状態においては、送受信周波数Iに対応した周波数(300.3MHz)を装置側受信回路13による電波の受信周波数にするべく、装置側受信回路13に周波数制御信号を出力する。このため、該装置側受信回路13は、該周波数制御信号に基づいて300.3MHzの電波を受信可能となる。ここで、「初期状態」とは、過去に受信周波数の設定(変更)履歴が存在しない状態を示し、電子キーシステムの工場出荷時や装置のリセット時等が例示できる。また、この初期状態以外の場合、即ち、過去に受信周波数の設定履歴が存在する場合には、装置側マイコン11は、当該直近に設定された受信周波数を装置側受信回路13による電波の受信周波数にするべく、該受信回路13に周波数制御信号を出力する。例えば、前回、同ステップS1において送受信周波数IIが設定されていた場合、装置側受信回路13による電波の受信周波数は300.6MHzに設定される。
ステップS2において、装置側マイコン11は、前記装置側送信回路12を介して前記車室外検知エリアA1にWAKE信号を発信する。
ステップS3において、装置側マイコン11は、ステップS1において設定された送受信周波数(I〜IIIのいずれか)に対応する受信周波数により、装置側受信回路13を介して電波(所定の閾値以上の強度の電波)を受信したか否かを判断する。そして、受信したと判断した場合はステップS4に移行し、受信していないと判断した場合は、ここでの処理を一旦終了する(WAKE信号の送信を継続する)。
ステップS4では、装置側マイコン11は、電子キー20から前記WAKE信号に応答するACK信号(電波)を受信したか否かを判断する。具体的には、装置側マイコン11は、装置側受信回路13により受信された電波に含まれる情報パターンが、同ACK信号に含まれるべき前記メモリ11aに記憶された所定の情報パターンと一致するか否かを判断する。その結果、装置側マイコン11は、両情報パターンが一致し、当該電波に所定の情報パターンが含まれていると判断した場合には、電子キー20からACK信号を正常に受信したと判断してステップS5に移行する。一方、同ステップS4において、装置側マイコン11は、両情報パターンが一致せず、前記電波に所定の情報パターンが含まれていないと判断した場合には、電子キー20からACK信号を正常に受信できず、車両1の周辺環境に存在するノイズ(電波)を受信したと判断し、ステップS9に移行する。
そして、ステップS5では、装置側マイコン11は、前記装置側送信回路12を介して電子キー20にリクエスト信号を送信する。その後、ステップS6において、装置側マイコン11は、前記装置側受信回路13を介して電子キー20からIDコードを含むIDコード信号を受信すると、ステップS7において、該IDコード信号に含まれるIDコードと前記メモリ11aに記憶されたIDコードとの照合を行う。そして、装置側マイコン11は、両IDコードが一致したことを条件として、ステップS8に移行し、例えば、同ステップS8において、ドアハンドル14が操作されたことを契機として、ドア錠の解錠操作を許可するとともにここでの処理を一旦終了する。
ステップS9では、装置側マイコン11は、全ての送受信周波数I〜IIIにおいて前記ノイズが受信されたか否かを判断する。即ち、装置側マイコン11は、前記電波に情報パターンが含まれず、さらに全ての送受信周波数I〜III(送受信周波数I〜IIIは、後述するステップS11以後で変更される。)においてノイズが受信され、電子キー20からの電波が受信不能となったと判断した場合には、ステップS10に移行する。
そして、同ステップS10において、装置側送信回路12を制御することで、前記報知コードをデータ信号の付加ビット(図7(b)参照)として含むWAKE信号を装置側送信回路12を介して前記電子キー20に送信するとともに、ここでの処理を一旦終了する。一方、装置側マイコン11は、全ての送受信周波数I〜IIIにおいては前記ノイズを受信していない(送受信周波数I〜IIIの内に未使用のものが残存している)と判断した場合には、ステップS11に移行し、装置側マイコン11は、装置側受信回路13を制御し、その受信周波数を変更する。
即ち、本実施形態において、ステップS11では、装置側マイコン11は、前記ステップS1において、前回、装置側受信回路13による電波の受信周波数が送受信周波数Iに設定されていた場合には、同受信周波数を送受信周波数IIに変更する。また、同受信周波数が送受信周波数IIに設定されていた場合には、同受信周波数を送受信周波数IIIに変更する。また、同受信周波数が送受信周波数IIIに設定されていた場合には、同受信周波数を送受信周波数Iに変更する。つまり、本実施形態の電子キーシステム30において、この場合の送受信周波数I〜III(受信周波数)変更のためのアルゴリズムとしては、送受信周波数I,II,IIIをこの順番でサイクリックに巡回(順次変更)させるようにしている。
ステップS12では、装置側マイコン11は、前記装置側受信回路13による電波の受信周波数に対応するように前記電子キー側送信回路23による電波の送信周波数を変更させるため、前記受信周波数(送受信周波数I〜IIIのいずれか)に対応した周波数指令情報を前記WAKE信号のシンボルレイト(ビットレイト)として取り込む。
詳しくは、送受信周波数Iに対応した周波数指令情報を電子キー20に送信する場合では、WAKE信号を100bpsのシンボルレイトで電子キー20に送信する。具体的には、前記装置側マイコン11が、図示しないタイマから一定周期で発生する割込信号の受付毎に、メモリ11aに記憶されたWAKE信号の情報パターン(図7(a)(1)に示す復調信号参照)を1ビットずつ発生させることで、前記シンボルレイトに周波数指令情報が取り込まれる。したがって、当該周波数指令情報、即ち、WAKE信号のシンボルレイトは、装置側マイコン11の制御プログラムによって、タイマの設定値としての前記割込信号の発生周期を調節することで変更することができる。ここでは、初期の送受信周波数である300.3MHzに設定するため、装置側マイコン11は、装置側送信回路12を介して、WAKE信号を100bpsのシンボルレイトで送信する。これにより、後述するように、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数は、送受信周波数Iの300.3MHzに設定される。また、WAKE信号を200bpsのシンボルレイトで送信すると、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数は、送受信周波数IIの300.6MHzに設定される。さらに、WAKE信号を300bpsのシンボルレイトで送信すると、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数は、送受信周波数IIIの300.9MHzに設定される。その後、前記ステップS3に戻り、電子キー20からのACK信号の受信待機の状態となる。
<電子キー20の構成>
図1に戻り、前記電子キー20は、CPU、ROM、RAM等から構成された電子キー側マイコン21、並びに、該マイコン21に電気的に接続され、外部から到来する電波を受信するとともに該電波に含まれる各種信号を復調する前記電子キー側受信回路22、及び、各種信号を電波に変調して外部に発信する前記電子キー側送信回路23を備えている。
さらに、前記電子キー20は、前記電子キー側送信回路23を介して施錠操作コード及び解錠操作コード(施解錠操作コード)を含む施解錠操作信号を送信させるための施解錠スイッチ24と、警報音を発する音響装置としてのブザーからなる報知手段としての報知器25とを備えている。そして、該施解錠スイッチ24及び報知器25は、それぞれ前記電子キー側マイコン21に電気的に接続されている。尚、該電子キー側マイコン21はメモリ21aを備えており、該メモリ11aには、同電子キー側マイコン21において後述する各種処理を実行するための制御プログラム、及び、前記施解錠操作コードや、車両1に固有のIDコード等の各種のデータが記憶されている。
前記電子キー側受信回路22は、通信制御装置10から送信される前記WAKE信号及びリクエスト信号を含むLF帯(ここでは134KHz)の電波を受信可能に構成されている。該受信回路22は、電子キー20が図2に示す車室外検知エリアA1又は車室内検知エリアA2に進入し、前記WAKE信号又はリクエスト信号を受信すると、それらを復調して電子キー側マイコン21に出力する。
前記電子キー側送信回路23は、電子キー20から送信される前記ACK信号、IDコード信号、施解錠操作信号の各種信号を含むUHF帯(ここでは300MHz帯)の電波を外部に送信可能に構成されている。即ち、電子キー側送信回路23は、電子キー側マイコン21により制御され、前記ACK信号、前記IDコード信号及び前記施解錠操作コードを含む施解錠操作信号を、前記UHF帯の電波に変調し、それらを通信制御装置10に送信する。
本実施形態の電子キー20は、図1及び図4に示すように、前記電子キー側受信回路22に接続され、通信制御装置10から電子キー20に送信される電波から再生シンボルクロック信号を再生するシンボルクロック再生回路26を備えている。また、同電子キー20は、所定の基準周波数foの信号(基準周波数信号及び基準クロック信号、ここでは10MHz)を生成(発振)する発振器27と、前記再生シンボルクロック信号の周波数fを逓倍(ここでは100倍)した周波数の信号とする逓倍器5aと、前記基準周波数foの信号と前記逓倍後の周波数fの信号とを混合して両周波数が加算された周波数(fo+f)の信号が得られる周波数混合器27aとを備えている。さらに、同電子キー20は、前記混合後の信号の周波数(fo+f)を逓倍した周波数を有するとともに位相同期した信号を前記電子キー側送信回路23に出力するPLL回路(位相同期回路)28を備えている。ここでは、PLL回路28は、入力信号に対してm/n[30](m,nは自然数、ここではm=300、n=10、m/n=30)倍の周波数の信号を出力する。尚、前記発振器27により生成される10MHzの基準クロック信号は、シンボルクロック再生回路26に入力される。
図4に示すように、前記シンボルクロック再生回路26は、前記基準クロック信号が入力されるカウンタ2と、BPF(バンドパスフィルタ)3と、平均化回路4と、前記基準クロック信号が入力されるシンボルクロック発生回路5とを備えている。
前記カウンタ2には、前記電子キー側受信回路22によりWAKE信号として受信され、復調されたデータ信号(復調信号)がデジタル信号で入力される。そして、同カウンタ2は、該入力されたデータ信号の立ち上がり間の時間を前記基準クロック信号に基づきカウントし、カウント値として前記BPF3に出力する。このカウント値は、飛び飛びの自然数(例えば、後述するように約100000,約200000等)として得られる。
前記BPF3は、所定のカウント値(ここでは最小のカウント値)のみを通過させるように構成されており、当該通過させた最小のカウント値を10進数の形式で前記平均化回路4に出力する。
前記平均化回路4では、逐次得られた前記最小のカウント値を、例えば、4個(複数個)ずつサンプリングし、該4個のカウント値を平均化(n=4)することにより、該カウント値に含まれるジッター成分を除去し、前記シンボルクロック発生回路5に出力する。
前記シンボルクロック発生回路5では、前記基準クロック信号及び平均化された最小のカウント値に基づき、再生シンボルクロック信号を生成する。
詳しくは、図5に示すように、当該シンボルクロック発生回路5は、カウント値を1/2とする1/2割算器51と、前記基準クロック信号(10MHz)が入力され、同基準クロック信号にタイミングを合わせて、該1/2とされたカウント値を最大のカウント値(例えば、50000)から1ずつ減算して「0」までダウンカウント(デクリメント)するとともに、該ダウンカウントされたカウント値が「0」となるときにH(ハイレベル)信号を出力するダウンカウンタ52とを備えている。さらに同シンボルクロック発生回路5は、該ダウンカウンタ52からの出力信号が「T」として入力されるとともに、前記基準クロック信号が「クロック(CK)」として入力されるT(トグル)型フリップフロップ53を備えている。このダウンカウンタ52では、カウント値が最小のカウント値である「0」になると、次回から、最大のカウント値である「50000」に戻り、該「50000」から「0」まで再度ダウンカウントされる。
また、前記PLL回路28は、図4に示すように、入力信号のm/n(=30)倍の周波数の信号が出力される周知の構成のものである。そして、1/n分周期6(ここではn=100)、位相比較器7、ループ・フィルタ(低域フィルタ)8、VCO(電圧制御発信器)9、及び1/m(ここではm=300)分周期6aを備えている。該位相比較器7においては、1/n分周期6から1MHzの信号、1/m分周期6aから1MHzのフィードバック信号が入力され、両信号の位相差が検出される。そして、ループ・フィルタ8によって位相比較器7から出力される信号が交流分の少ない直流信号に変換され、同直流信号が電圧制御信号として機能し、VCO9において発振周波数が高精度に可変されるようになっている。
図1に戻り、本実施形態において、電子キー側マイコン21は、前記電子キー側受信回路22を介して通信制御装置10からWAKE信号を受信すると、同通信制御装置10に前記装置側送信回路12を介してACK信号を返信する。
さらに、電子キー側マイコン21は、前記ACK信号に応答して通信制御装置10から送信されるリクエスト信号を前記電子キー側受信回路22を介して受信すると、前記メモリ21aに記憶されたIDコードをIDコード信号に変換し、電子キー側送信回路23に出力する。また、電子キー側マイコン21は、施解錠スイッチ24からその操作内容に応じて施解錠信号が入力されると、リクエスト信号の受信有無にかかわらず、前記メモリ21aに記憶された施解錠操作コードを施解錠操作信号に変換し、電子キー側送信回路23に出力する。そして、電子キー側送信回路23は、前記電子キー側マイコン21からIDコード信号又は施解錠操作信号が入力されると、該各信号を前記UHF帯の周波数の電波に変調し、通信制御装置10に送信する。
<電子キー20側での処理>
以下、前記電子キー20において行われる処理(周波数設定処理)を、図6に示すフローチャートに従って前記装置側マイコン11によって行われる処理(図3参照)に対応させて説明する。
まず、ステップS21において、電子キー側マイコン21は、電子キー側受信回路22を介して前記通信制御装置10からWAKE信号を受信したか否かを判断する。具体的には、電子キー側マイコン21は、電子キー側受信回路22により受信された電波に含まれる情報パターンが、同WAKE信号に含まれるべき前記メモリ21aに記憶された所定の情報パターンと一致するか否かを判断する。その結果、電子キー側マイコン21は、両情報パターンが一致し、当該電波に所定の情報パターンが含まれていると判断した場合には、WAKE信号を正常に受信したと判断してステップS22に移行する。一方、同ステップS21において、電子キー側マイコン21は、両情報パターンが一致せず、前記電波に情報パターンが含まれていないと判断した場合には、ここでの処理を一旦終了する(WAKE信号の受信待機の状態に戻る)。
次に、ステップS22において、電子キー側マイコン21は、WAKE信号に前記報知コードが含まれているか否かを判断する。その結果、WAKE信号に報知コードが含まれていると判断した場合には、電子キー側マイコン21は、ステップS29に移行して報知処理を行う。具体的には、電子キー側マイコン21は、前記報知器25に作動信号を出力して同報知器25を作動させ、警報音を吹鳴する。この報知器25の作動により、通信制御装置10において、全ての送受信周波数I〜IIIにおいてノイズが受信され、電子キー20からの電波が受信不能となり、電子キー20と通信制御装置10との間で正常な無線通信が実行不能となっている旨が車両1のユーザに確実に報知されることとなる。一方、電子キー側マイコン21は、WAKE信号に報知コードが含まれていないと判断した場合には、ステップS23に移行する。
続くステップS23〜ステップS26では、電子キー20は、前記通信制御装置10から送信されるWAKE信号から前記シンボルクロック再生回路26によって再生シンボルクロック信号を生成し(WAKE信号のシンボルクロックを再生し)、この再生シンボルクロック信号のシンボルレイト(ビットレイト)から前記周波数指令情報を取得する。そして、電子キー20は、前記周波数指令情報に基づき、WAKE信号に対する応答信号としてのACK信号の周波数を変更(設定)し、同ACK信号を前記電子キー側送信回路23から通信制御装置10に返信する。
即ち、まず、ステップS23においては、前記シンボルクロック再生回路26によって前記装置側送信回路12から送信され、前記電子キー側受信回路22によって受信されたWAKE信号から再生シンボルクロック信号が得られる。具体的には、図7(a)(1)に示す復調信号(6ビットのデータ信号[情報パターン])が、図4を参照して、100bpsのシンボルレイト(ビットレイト)で前記電子キー側受信回路22からシンボルクロック再生回路26に入力される。
次に、ステップS24において、前記シンボルクロック再生回路26のカウンタ2にて、10MHzの基準クロック信号をカウンタパルスとして、データ信号の立ち上がりエッジ間時間(クロック周期)がカウント値として計測される。この場合、図7(a)(2)に示すように、データ信号の最短の立ち上がりエッジ間時間は1/100secとなる。このため、「1」の信号(ON信号)が連続する箇所(図7(a)(2)中、「1,1」の箇所)では、カウント値は約100000(「約」としたのはカウント値にジッター成分による微少な誤差が含まれるためである。)となり、「1」の信号、「0」の信号、「1」の信号が続く箇所(図7(a)(2)中、「1,0,1」の箇所)では、カウント値は約200000となる。これらのカウント値は、図4を参照して、前記BPF3を通過することで、最小の100000となり、前記平均化回路4を通過することで、該カウント値に含まれるジッター成分を除去されるとともに、4個のカウント値の平均がとられる。ここでは、該平均カウント値として、100000が得られるものとする。
そして、ステップS25においては、前記周波数指令情報に基づき、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数が変更される。詳しくは、電子キー側送信回路23が送信する電波の周波数は、前記シンボルクロック再生回路26から出力される再生シンボルクロック信号を前記発振器27から発振される基準周波数信号に混合するとともに、前記PLL回路28によって逓倍することで設定される。具体的には、図5に示すように、平均カウント値である100000が1/2割算器51を経て50000となり、ダウンカウンタ52に入力される。すると、同ダウンカウンタ52では、図8(a)に示すように、10MHzの基準クロック信号にタイミングを合わせて、最大のカウント値である「50000」から最小のカウント値である「0」までのダウンカウントが繰り返し行われる。これにより、ダウンカウンタ52においては、図8(b)に示すように、カウント値が最小の「0」となるときに、Aで示す位置においてH(ハイレベル)信号が出力され、さらに、図8(c)に示すように、T型フリップフロップ53では、基準クロック信号の立ち上がりのタイミングで、Aで示す位置においてH信号が出力されていると、出力信号のトグル(反転)が行われる。これによって、シンボルクロック再生回路26から、通信制御装置10から送信されたWAKE信号のシンボルクロックと同期し、且つ、該WAKE信号と同一の周波数(シンボルレイト)の再生シンボルクロック信号(100Hz)が出力されることとなる。そして、この100Hzの再生シンボルクロック信号が、前記逓倍器5aにおいて100倍されて10KHzの信号となり、周波数混合器27aにおいて、発振器27からの基準周波数fo(=10MHz)の信号と混合され、前記PLL回路28に入力される。そして、同PLL回路28において入力信号に対して位相差がない状態で周波数が30倍とされ、300.3MHzのRF(高周波)の出力信号として前記電子キー側送信回路23に出力される。このように、本実施形態では、シンボルクロック再生回路26、逓倍器5a、発振器27、周波数混合器27a及びPLL回路28が、電子キー側送信回路23が送信する電波の周波数を前記周波数指令情報に基づいて設定する周波数設定手段として機能している。
その後ステップS26では、この高周波信号(RF信号)が前記電子キー側送信回路23に搬送波として入力されることで、電子キー側マイコン21から入力されるACK信号が300.3MHzのUHF帯の電波に変調され、車両1の通信制御装置10に向けて発信される。即ち、ここでは、前記WAKE信号が100bpsのシンボルレイトで送信され、該シンボルレイトに対応する周波数指令情報に基づき、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数は、送受信周波数Iの300.3MHzに設定されることになる。
したがって、本実施形態では、WAKE信号が200bpsのシンボルレイトで送信されると、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数は、送受信周波数IIの300.6MHzに設定されることになる。さらに、WAKE信号が300bpsのシンボルレイトで送信されると、電子キー側送信回路23による電波の送信周波数は、送受信周波数IIIの300.9MHzに設定されることになる。ここで、前述したとおり、車両1(通信制御装置10)の装置側マイコン11では、これら送受信周波数I〜IIIに対応した受信周波数になるように、前記周波数制御信号によって装置側受信回路13が制御されているので、車両1(通信制御装置10)及び電子キー20の間でノイズの影響が回避された良好な双方向の無線通信が行われるようになる。
さらに、続くステップS27において、電子キー側マイコン21は、電子キー側受信回路22を介して車両1からリクエスト信号を受信すると、ステップS28において、電子キー側送信回路23を介して車両1に向けてIDコード信号を送信する。その後、ここでの処理を一旦終了する。一方、ステップS27において、電子キー側マイコン21は、電子キー側受信回路22を介して車両1からリクエスト信号を受信しない場合は、IDコード信号を送信することなく、ここでの処理を一旦終了する。
本実施形態の電子キーシステム30によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)電子キー側送信回路23が送信する電波の周波数を変更(設定)するための周波数指令情報は、通信制御装置10から電子キー20に送信される電波から生成される再生シンボルクロック信号のシンボルレイトとして送信される。これにより、当該電波によって送信されるデータ長(情報量)を増やすことなく、周波数指令情報に基づいて電子キー20及び通信制御装置10の送受信周波数I〜IIIを変更することが可能となる。このため、電子キー20と通信制御装置10との間で行われる無線通信を妨害するノイズが通信制御装置10(車両1)の周辺環境に存在する場合において、電子キー20と通信制御装置10との間で行われる電波の送受信に要する電力を増加させることなく、該ノイズによる混信を回避しうる送受信周波数I〜IIIのいずれかに電子キー20及び通信制御装置10を設定することが可能となる。この結果、電子キー20と通信制御装置10との間で良好な双方向の無線通信が行われるようになる。
(2)装置側マイコン11によって、装置側受信回路13による電波の受信周波数が複数の送受信周波数I〜IIIの内の一(ここでは送受信周波数I)に設定されるとともに、装置側受信回路13によって電子キー20から送信される電波とは異なる電波、即ち、通信制御装置10(車両1)の周辺環境に存在するノイズが受信された場合には、同装置側受信回路13による電波の受信周波数が他の送受信周波数II,IIIの内の受信周波数(ここでは送受信周波数II)に自動的に変更される。これにより、電子キー20と通信制御装置10との間で相互に行われる無線通信を妨害するノイズが通信制御装置10の周辺環境に存在する場合において、該ノイズによる混信が簡単且つ確実に回避されるようになる。
(3)電子キー20から送信される電波とは異なる電波、つまり、通信制御装置10の周辺環境に存在するノイズが電子キー20及び通信制御装置10に設定した複数の送受信周波数I〜IIIの全ての周波数で受信され、通信制御装置10によって電子キー20からの電波が受信不能になった際には、その旨が報知器25を介して車両1のユーザに報知される。これにより、ユーザは、電子キー20から送信される電波がノイズにより妨害され、同電波が通信制御装置10により受信不能になっている旨を確実に知ることができるようになる。そして、ユーザは、それに応じた措置、例えば、車両1のドアの解錠操作を無線通信に拠らずに手動操作で行うことを迷うことなく迅速に行えるようになる。
(4)再生シンボルクロック信号は、電子キー20に設けたシンボルクロック再生回路26に電子キー側受信回路22から出力される信号が入力されることで生成される。また、電子キー側送信回路23が送信する電波の周波数は、再生シンボルクロック信号を所定の発振器27から発振される基準周波数信号に混合し、さらにPLL回路28によって逓倍することで設定される。このため、電子キー20から送信される電波(信号搬送用の電波)が、専用の演算処理装置(例えば、電子キー側マイコン21等)による複雑な演算処理を経ることなく、簡単且つ確実に得られるようになる。
尚、上記実施形態は以下のように変形してもよい。
・上記実施形態では、電子キーシステムを車両1のユーザが所持する携帯型の電子キー20と、車両1に設けられた通信制御装置10との間で双方向の無線通信を行い、電磁的なID認証によって当該無線通信が成立したことを条件として、車両1のドア錠の解錠操作等の各種車両制御を許可する電子キーシステム30として構成した。しかし本発明の技術的思想はこれに限られず、セキュリティの対象物を住宅等の不動産とし、電子キーシステムは、住宅の居住者(ユーザ)が所持する携帯型の電子キーと、当該住宅に設けられた通信制御装置との間で双方向の無線通信を行い、電磁的なID認証によって当該無線通信が成立したことを条件として、住宅のドア錠の解錠操作等の各種車両制御を許可する電子キーシステムとして構成することも可能である。
・上記実施形態では、通信制御装置10の周辺環境に存在するノイズが、電子キー20及び通信制御装置10に設定した複数の送受信周波数I〜IIIの全ての周波数で受信され、通信制御装置10によって電子キー20からの電波が受信不能になった場合に、その旨が報知器25を介して車両1のユーザに報知されるようにした。しかしこれに限られず、例えば、再生シンボルクロック信号のシンボルレイトが大きくなり、電子キー20において送信周波数の可変範囲を超えた場合(例えば、電子キー20の送信周波数の可変範囲が300〜320MHzとされており、上限値である320MHzを超えた場合)に、その旨が電子キー側マイコン21によって報知器25を介して車両1のユーザに報知されるようにしてもよい。この場合、例えば、通信制御装置10は、電子キー20において送信周波数の可変範囲を制御プログラム中にデータとして取り込んでおく。そして、再生シンボルクロック信号のシンボルレイトが大きくなり、電子キー20において送信周波数の可変範囲を超えた場合に、通信制御装置10が、その旨を報知するための報知コードを含む電波を装置側送信回路12を介して電子キー20に送信するとともに、該電子キー20は、前記報知コードに基づき、電子キー20において送信周波数の可変範囲を超え、通信不能になった旨を報知器25を介して車両1のユーザに報知するようにする。
・上記実施形態では、報知器25には、警報音を吹鳴する音響装置としてのブザーを使用したが、これに代えてLED等の光を出射する発光装置を使用することも可能である。
・上記実施形態では、装置側マイコン11及び電子キー20による周波数設定処理を車両1のドア錠の解錠操作を例として説明したが、これに限られず、本発明の技術的思想は、車両1のドア錠の施錠操作や車両1のエンジン始動操作、その他の各種車両制御に適用することも勿論可能である。
・上記実施形態では、通信制御装置10及び電子キー20の送受信周波数を3つの送受信周波数I〜IIIによって、且つ、この周波数番号(1〜3)の順(初期状態では送受信周波数Iに設定する。)で順次変更するアルゴリズムとした。しかしこれに限られず、通信制御装置10及び電子キー20の送受信周波数は、4つ以上の送受信周波数を用いて設定することもできるし、送受信周波数を設定(変更)するためのアルゴリズムも任意に変更することができる。さらにこれに限られず、通信制御装置10(車両1側)でノイズの周波数の探索を行い、該探索された周波数のノイズを回避するように通信制御装置10及び電子キー20の送受信周波数を設定することも可能である。
・上記実施形態では、通信制御装置10及び電子キー20の送受信周波数を装置側マイコン11の制御プログラムで設定したアルゴリズムによって自動的に設定(変更)するようにした。しかしこれに限られず、通信制御装置10及び電子キー20の送受信周波数は、電子キー20に設けた所定の操作スイッチを用いてユーザの手動操作(例えば、施解錠スイッチ24の長押し操作)によって変更することも可能である。
・上記実施形態では、電子キー側受信回路22から復調信号として出力されるデータ信号の最短の立ち上がりエッジ間時間(クロック周期)を基準クロック信号で計測することによって、シンボルクロック再生回路26により再生シンボルクロック信号を生成するようにした。しかしこれに限られず、例えば、データ信号の最長の立ち上がりエッジ間時間を基準クロック信号で計測することによって、シンボルクロック再生回路26により再生シンボルクロック信号を生成することも勿論可能である。
・上記実施形態では、シンボルクロック再生回路26、逓倍器5a、発振器27、周波数混合器27a及びPLL回路28を周波数設定手段とし、該周波数設定手段によって電子キー側送信回路23が送信する電波の周波数(送信周波数)を周波数指令情報に基づいて設定した。しかし、本発明の技術的思想において、逓倍器5a、発振器27及び周波数混合器27aは、送信電波の周波数を規定するものではないという意味で、周波数設定手段の必須の構成要素ではなく補助的なものに過ぎない。即ち、本発明の技術的思想においては、周波数設定手段としては、シンボルクロック再生回路26、及び、該再生回路26から出力される再生シンボルクロック信号と位相同期した信号を出力するとともに該再生シンボルクロック信号の周波数を逓倍可能なPLL回路28が実質的に機能していることになる。
さらに、前記した実施形態および変形例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
○電子キーシステムにおいて、通信制御装置は、再生シンボルクロック信号のシンボルレイトが大きくなり、電子キーにおいて送信周波数の可変範囲を超えた場合に、その旨を報知するための報知コードを含む電波を前記電子キーに送信するとともに、前記電子キーは、前記報知コードに基づき、電子キーにおいて送信周波数の可変範囲を超えた旨を所定の報知手段を介して対象物のユーザに報知するようにした電子キーシステム。
同構成によれば、再生シンボルクロック信号のシンボルレイトが大きくなり、電子キーにおいて送信周波数の可変範囲を超えることで、通信制御装置及び電子キーの送受信周波数が変更不可能になっている旨が報知手段を介して対象物のユーザに確実に報知されるようになる。
本発明の実施形態に係る電子キーシステムの電気的構成を示す回路ブロック図。 車両から発信される電波が電子キーにより受信される車室外検知エリアA1と車室内検知エリアA2を示す模式図。 本発明の実施形態に係る装置側マイコンの処理を示すフローチャート図。 本発明の実施形態に係る電子キーの電気的構成を示す回路ブロック図。 本発明の実施形態に係るシンボルクロック発生回路の電気的構成を示す回路ブロック図。 本発明の実施形態に係る電子キー側での処理を示すフローチャート図。 (a)(1)及び(2)は本発明による信号処理を示す図であり、(b)は従来技術による信号処理を示す図。 (a)は、本発明の実施形態に係るシンボルクロック発生回路のダウンカウンタにおいて、基準クロック信号にタイミングを合わせて、最大のカウント値から最小のカウント値までのダウンカウントが行われている状態を示す図、(b)は、同ダウンカウンタにおいて、カウント値が最小の「0」となるときに、図5のAで示す位置においてH(ハイレベル)信号が出力されている状態を示す図、(c)は、本発明の実施形態に係るシンボルクロック発生回路のT型フリップフロップにおいて、基準クロック信号の立ち上がりのタイミングで、図5のAで示す位置においてH(ハイレベル)信号が出力されていると、出力信号のトグル(反転)が行われ、同シンボルクロック発生回路から再生シンボルクロック信号が出力される状態を示す図。
符号の説明
10…通信制御装置、20…電子キー、26…シンボルクロック再生回路、28…PLL回路、30…電子キーシステム。

Claims (4)

  1. 対象物のユーザにより所持される電子キーと、同電子キーと相互間で無線通信を行い、該無線通信に基づいて前記対象物に設けた機器の制御を許可する通信制御装置とを備えた電子キーシステムであって、
    前記通信制御装置は、複数の周波数の電波を選択的に受信する装置側受信手段と、所定周波数の電波を送信する装置側送信手段と、前記装置側受信手段を制御し、その受信周波数を変更可能とされるとともに、該変更された受信周波数で電波を前記電子キーに送信させるための周波数指令情報を含む電波を前記装置側送信手段を介して送信する周波数制御手段とを備え、
    前記電子キーは、前記装置側送信手段が送信する電波を受信する電子キー側受信手段と、前記装置側受信手段が受信する電波を送信する電子キー側送信手段と、前記周波数指令情報を含む電波を受信することで、前記電子キー側送信手段が送信する電波の周波数を同周波数指令情報に基づいて設定する周波数設定手段とを備え、
    前記周波数指令情報は、前記通信制御装置から電子キーに送信される電波から生成される再生シンボルクロック信号のシンボルレイトとして送信される電子キーシステム。
  2. 請求項1に記載の電子キーシステムであって、
    複数の送受信周波数が前記通信制御装置及び前記電子キーに設定され、
    前記周波数制御手段は、前記装置側受信手段による電波の受信周波数を前記複数の送受信周波数の内の一に設定可能とされ、該装置側受信手段によって前記電子キーから送信される電波とは異なる電波が受信された場合には、前記装置側受信手段による電波の受信周波数を他の送受信周波数の内の受信周波数に変更するとともに、該変更した送受信周波数についての情報を前記周波数指令情報として前記装置側送信手段を介して電子キーに送信し、
    前記周波数設定手段は、前記周波数指令情報に基づいて、前記電子キー側送信手段が送信する電波の周波数を設定する電子キーシステム。
  3. 請求項2に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記通信制御装置は、前記電子キーから送信される電波とは異なる電波が前記複数の送受信周波数の全ての周波数で受信されることで、前記電子キーから送信される電波が受信不能になった際には、その旨を報知するための報知コードを含む電波を前記電子キーに送信するとともに、
    前記電子キーは、前記報知コードに基づき、電子キーからの電波が受信不能になった旨を所定の報知手段を介して前記対象物のユーザに報知するようにした電子キーシステム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記周波数設定手段は、シンボルクロック再生回路、及び、該再生回路から出力される再生シンボルクロック信号と位相同期した信号を出力するとともに、該再生シンボルクロック信号の周波数を逓倍可能なPLL回路を含んで構成され、
    前記再生シンボルクロック信号は、前記電子キー側受信手段から出力される信号が前記シンボルクロック再生回路に入力されることで生成され、
    前記電子キー側送信手段が送信する電波の周波数は、前記再生シンボルクロック信号を所定の発振器から発振される基準周波数信号に混合するとともに、前記PLL回路によって逓倍することで設定されるようにした電子キーシステム。
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