JP4105500B2 - 施解錠制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メカキーを用いることなくドア錠を施解錠させる施解錠制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両や建物等のドア錠は、ドアに設けられた鍵穴にメカキーを挿入して回動することにより、施錠または解錠されるようになっている。ところで近年、セキュリティ性の向上や操作性の向上を目的として、IDコードを用いた電子制御によりドア錠を施解錠させるキーレスエントリ装置が提案されている。
【0003】
このキーレスエントリ装置は、ユーザ(運転者・家人等)によって所持される携帯機と、ドア錠の近辺に設けられた通信制御装置とから構成されている。そして、ユーザが携帯機に設けられたスイッチを操作したときに、ドア錠が自動的に施錠または解錠されるようになっている。
【0004】
詳しくは、例えば図5に示すように、キーレスエントリ装置31は、車両32のユーザによって所持される携帯機33と、車両32内に搭載された通信制御装置34とを備えている。携帯機33は、携帯機側マイクロコンピュータ(携帯機側マイコン)35、携帯機側送信回路36及び操作スイッチ37を備えている。操作スイッチ37が操作されると、携帯機側マイコン35は、携帯機側送信回路36に対して所定のIDコードが含まれるID信号を自動的に出力する。携帯機側送信回路36は、このID信号を所定周波数の電波に変換し、送信アンテナ38を介して送信する。
【0005】
一方、通信制御装置34は、車両側受信回路39及び車両側マイクロコンピュータ(車両側マイコン)40を備えている。車両側受信回路39は、携帯機33からID信号が送信されたときに受信アンテナ41を介してそのID信号を受信する。車両側マイコン40は、ID信号に含まれるIDコードと自身に予め設定されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、車両側マイコン40は、それらIDコード同士が一致したときにドア錠駆動装置42を駆動させ、ドア錠を施錠または解錠させる。このため、ユーザは、操作スイッチ37の操作を行うだけでドア錠の施解錠を行うことができる。また、IDコード照合によってドア錠の施解錠が行われるため、セキュリティレベルも向上する。
【0006】
ところで、ユーザが複数台の車両32を所有すると、それに伴い携帯機33も車両32の台数と同じ数だけ所有することになる。この状態において、例えばユーザが一台の車両32のドア錠を施解錠させる場合には、予め複数の携帯機33の中からその車両32専用の携帯機33を選択しておかなければならない。ゆえに、キーレスエントリ装置31の利便性が低下するおそれがある。
【0007】
この問題を解決するために、一つの携帯機33を操作するだけで、複数車両32のドア錠を施解錠できるようにしたキーレスエントリ装置31が提案されている。この場合、各車両32の通信制御装置34に設けられた車両側マイコン40には、それぞれ同一のIDコードが登録されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ユーザが所有する複数台の車両32がそれぞれ接近した状態で駐車されていると、操作スイッチ37を操作したときに、各車両32の車両側マイコン40に予め設定されたIDコードがID信号に含まれるIDコードと一致して、各車両32のドア錠駆動装置42が駆動してしまう。その結果、施解錠させようとした車両32のドア錠だけでなく、施解錠させる必要がない車両32のドア錠までもが同時に施解錠されることになる。よって、キーレスエントリ装置31の利便性を確保できない可能性がある。
【0009】
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、一つの携帯機で複数の通信制御装置との相互通信を行う場合でも、利便性を確保することができる施解錠制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ドア錠を施錠または解錠させるための操作手段が操作されたときに所定のIDコードが含まれているID信号を送信する携帯機を備え、前記ID信号を受信したときに、前記IDコードと予め設定されたIDコードとを比較し、これらIDコード同士が一致したことを条件として前記ドア錠を施錠または解錠させる制御手段を有する複数の通信制御装置を備えた施解錠制御装置において、前記制御手段によって前記ドア錠を施錠または解錠させる条件となる前記ID信号の出力態様として前記ID信号の送信時間を、前記各通信制御装置毎にそれぞれ異なるように設定したことを要旨とする。
【0011】
本発明においては、ドア錠を施錠または解錠させる条件となるID信号の出力態様としてID信号の送信時間が各通信制御装置毎にそれぞれ異なるように設定されている。そのため、複数の通信制御装置がID信号を受信可能となるように配置されている状態で操作手段を操作したときには、施解錠させる必要がないドア錠までもが同時に施解錠されることはなく、所望のドア錠だけを施解錠させることができる。したがって、一つの携帯機で複数の通信制御装置との相互通信を行う場合でも、施解錠制御装置の利便性を確保することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記各通信制御装置は、前記ID信号の出力態様として前記ID信号の送信時間が予め登録された出力態様登録手段と、前記操作手段が操作されたときに、前記携帯機からのID信号の出力態様と前記出力態様登録手段に登録されたID信号の出力態様とが一致したか否かを判別する出力態様判別手段とを備え、前記出力態様判別手段による判別結果に基づいて、前記制御手段は前記ドア錠を施錠または解錠させることを要旨とする。
【0013】
本発明においては、各出力態様登録手段に、ドア錠を施錠または解錠させるときの出力態様としてID信号の送信時間を登録しておけば、携帯機から出力されたID信号の出力態様と出力態様登録手段に登録されたID信号の出力態様とが一致したことを条件として、施解錠しようとしたドア錠だけを施解錠させることができる。すなわち、新たに機械的な構成を追加しなくても、所望のドア錠だけを施解錠させる構成を実現することができるため、施解錠制御装置を構成するコストを低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した施解錠制御装置の第1実施形態を図1,図2に従って説明する。
【0017】
図1に示すように、施解錠制御装置11は、ユーザ(運転者)に所持される一つの携帯機12と、複数台(本実施形態において2台)の車両13a,13bにそれぞれ搭載された通信制御装置14a,14bとによって構成されている。携帯機12は、ユーザが携帯するイグニッションキーに付属品として設けられている。この携帯機12は、操作手段としての操作スイッチ15、携帯機側マイクロコンピュータ(携帯機側マイコン)16及び携帯機側送信回路17によって構成されている。
【0018】
操作スイッチ15は、車両13a,13bにそれぞれ設けられているドア錠を施錠または解錠させるためのものである。この操作スイッチ15は、携帯機12の意匠面に設けられた施錠スイッチと解錠スイッチとからなり、携帯機側マイコン16に対して電気的に接続されている。操作スイッチ15が押圧操作されたとき、携帯機側マイコン16には操作信号が入力されるようになっている。そして、携帯機側マイコン16は、IDコードを含むID信号を携帯機側送信回路17に出力するようになっている。
【0019】
携帯機側送信回路17は、ID信号を所定の周波数の電波に変調して送信アンテナ18を介して外部に送信するための回路である。よって、携帯機12は、操作スイッチ15を押圧操作した場合に、ID信号を前記各通信制御装置14a,14bに送信するようになっている。
【0020】
各通信制御装置14a,14bは、それぞれ車両側受信回路19a,19b及び制御手段としての車両側マイクロコンピュータ(車両側マイコン)20a,20bを備えている。各車両側受信回路19a,19bにはそれぞれ受信アンテナ21a,21bが接続されている。各車両側マイコン20a,20bにはそれぞれドア錠駆動装置22a,22bが接続されている。各ドア錠駆動装置22a,22bは、各車両13a,13bのドアの近辺に設けられており、入力された電気信号に基づいて各車両13a,13bのドア錠を電気的に施解錠するアクチュエータである。各車両側受信回路19a,19bは、携帯機12から送信されたID信号を受信アンテナ21a,21bを介して受信して、それらID信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するようになっている。それとともに、各車両側受信回路19a,19bは、その受信信号をそれぞれ車両側マイコン20a,20bへ出力するようになっている。
【0021】
各車両側マイコン20a,20bは、図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットである。また、各車両側マイコン20a,20bには、それぞれ同一のIDコードが予め記憶されている。各車両側マイコン20a,20bは、ドア錠を施錠または解錠させる条件となるID信号の出力態様を登録するようになっている。すなわち、車両側マイコン20a,20bは出力態様登録手段として用いられている。ID信号の出力態様は、各車両側マイコン20a,20b毎にそれぞれ異なるように設定されている。なお、本実施形態において、「ID信号の出力態様」とは、所定時間内において携帯機12から送信されるID信号の送信回数のことである。車両13aのドア錠を施錠または解錠させるのに必要なID信号の送信回数は1回であり、車両13bのドア錠を施錠または解錠させるのに必要なID信号の送信回数は3回以上(例えば4回、5回も含む)である。このID信号の送信回数は、操作スイッチ15を構成する施錠スイッチ及び解錠スイッチのうちいずれか一方が所定時間内に操作される回数と同一となるように設定されている。
【0022】
また、前記各車両側受信回路19a,19bによって生成される受信信号が各車両側マイコン20a,20bに入力されたときには、各車両側マイコン20a,20bは、同車両側マイコン20a,20bに予め設定された所定のIDコードと受信信号に含まれるIDコードとを比較する。そして、各車両側マイコン20a,20bは、それらIDコード同士が一致したことを条件として、携帯機12から送信されるID信号の出力態様と各車両側マイコン20a,20bに予め登録されたID信号の出力態様とを比較する。具体的には、各車両側マイコン20a,20bは、所定時間内において携帯機12から送信されるID信号の送信回数を測定するようになっている。すなわち、各車両側マイコン20a,20bは測定手段として用いられている。
【0023】
車両側マイコン20aは、最初に受信したID信号に含まれるIDコードと車両側マイコン20aに予め設定されたIDコードとが一致してから、所定時間内に再びID信号を受信していないことを判別する。また、車両側マイコン20bは、最初に受信したID信号に含まれるIDコードと車両側マイコン20bに予め設定されたIDコードとが一致してから、所定時間内にID信号を2回以上受信したことを判別する。そして、これら送信回数が一致したことを条件として、車両側マイコン20a,20bは、ドア錠駆動装置22a,22bを駆動させてドア錠を自動的に施錠または解錠させるようになっている。ID信号の出力態様は、ドア錠を施錠または解錠させる条件となっている。なお、送信回数が一致しない場合、車両側マイコン20a,20bは、携帯機12から出力されたID信号を無効化するようになっている。各車両側マイコン20a,20bは出力態様判別手段として用いられている。
【0024】
ユーザは、各車両側マイコン20a,20bによってID信号の出力態様が登録された状態で操作スイッチ15の押圧操作を行うだけで、ドア錠の施解錠を行うことができる。具体的には、一方の車両13aに設けられた車両側マイコン20aは、操作スイッチ15が所定時間(例えば1.5秒)内に1回操作されたときに、ドア錠駆動装置22aを駆動してドア錠を施解錠させる。また、他方の車両13bに設けられた車両側マイコン20bは、操作スイッチ15が所定時間内に3回以上操作されたときに、ドア錠駆動装置22bを駆動してドア錠を施解錠させる。つまり、施解錠制御装置11は、いわゆるキーレスエントリ装置として機能するようになっている。
【0025】
次に、この施解錠制御装置11の携帯機側マイコン16及び車両側マイコン20a,20bによって行われる一連の動作について説明する。
図2に示すように、ステップS1において、ユーザが携帯機12に設けられた操作スイッチ15を押圧操作すると、ステップS2において、IDコードを含むID信号が携帯機12から各通信制御装置14a,14bに対して送信される。
【0026】
ステップS3において、通信制御装置14aが携帯機12から送信されたID信号を受信すると、ステップS4において、所定時間内にID信号を1回だけ受信したか否かを判別する。所定時間内にID信号を1回だけ受信した場合、ステップS5においてドア錠駆動装置22aを駆動して車両13aのドア錠を施錠させる。なお、所定時間内にID信号を2回以上受信した場合にはID信号が無効化される。
【0027】
また、ステップS6において、通信制御装置14bが携帯機12から送信されたID信号を受信すると、ステップS7において、所定時間内にID信号を3回以上受信したか否かを判別する。所定時間内にID信号を3回以上受信した場合、ステップS8においてドア錠駆動装置22bを駆動して車両13bのドア錠を施解錠させる。なお、ステップS7において、所定時間内にID信号を3回以上受信しなかった場合にはID信号が無効化される。
【0028】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)操作スイッチ15を1回操作したときには、ID信号が1回送信されて車両13aのドア錠が施解錠され、操作スイッチ15を3回操作したときには、ID信号が3回送信されて車両13bのドア錠が施解錠される。そのため、各車両13a,13bがID信号を受信可能となるように配置されている状態で操作スイッチ15を押圧操作したときには、施解錠させる必要がないドア錠までもが同時に施解錠されることはなく、所望のドア錠だけを施解錠させることができる。したがって、一つの携帯機12で2つの通信制御装置14a,14bとの相互通信を行う場合でも、施解錠制御装置11の利便性を確保することができる。
【0029】
(2)各車両側マイコン20a,20bにドア錠を施錠または解錠させるときのID信号の送信回数を予め登録しておくだけで、その送信回数と携帯機12から送信されるID信号の送信回数とが一致したことを条件として、施解錠しようとしたドア錠だけを施解錠させることができる。よって、施解錠制御装置11に機械的な構成を追加しなくても、所望のドア錠だけを施解錠させる構成を実現することができるため、施解錠制御装置11を構成するコストを低減させることができる。
【0030】
(3)各車両13a,13bのドア錠を施錠または解錠させるための条件となるID信号の送信回数を、各車両13a,13bの使用頻度に合わせて各車両側マイコン20a,20bに登録すれば、施解錠制御装置11の利便性を維持することができる。具体的には、操作スイッチ15の操作回数を、最も使用頻度の高い車両程少なくなるように設定すれば、操作スイッチ15の操作に煩わしさを感じる可能性が小さくなる。
【0031】
(4)車両13bのドア錠を施錠または解錠させるのに必要なID信号の送信回数、すなわち操作スイッチ15の操作回数は、2回ではなく3回以上となっている。よって、車両13aのドア錠を施解錠させるときに、操作スイッチ15を1回操作すれば施解錠できるところを、誤って2回操作してしまっても、車両13bのドア錠が施解錠されることはない。したがって、操作スイッチ15が誤操作されても、ユーザの意志に反してドア錠が施解錠されるのを防止できる。
【0032】
(第2実施形態)
第2実施形態において第1実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0033】
図3に示すように、携帯機側マイコン16は、操作スイッチ15の操作態様に応じて、それぞれ異なるIDコードを含む第一ID信号または第二ID信号を生成するようになっている。すなわち、携帯機側マイコン16はID信号生成手段として用いられている。第一ID信号または第二ID信号には、それぞれ異なるIDコードが含まれている。なお、本実施形態において、「操作スイッチ15の操作態様」とは、所定時間内において操作される操作スイッチ15の操作回数のことである。第一ID信号を出力させるための操作スイッチ15の操作回数は1回に設定され、第二ID信号を出力させるための操作スイッチ15の操作回数は3回以上に設定されている。
【0034】
携帯機側送信回路17は、第一ID信号または第二ID信号を所定の周波数の電波に変調して送信アンテナ18を介して外部に送信するための回路である。すなわち、携帯機12は、操作スイッチ15を1回押圧操作した場合に、第一ID信号を通信制御装置14aに送信し、操作スイッチ15を3回操作した場合に、第二ID信号を通信制御装置14bに送信するようになっている。
【0035】
各車両側受信回路19a,19bは、携帯機12から送信された第一ID信号または第二ID信号を受信アンテナ21a,21bを介して受信して、それら第一ID信号または第二ID信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するようになっている。それとともに、各車両側受信回路19a,19bは、それら受信信号をそれぞれ車両側マイコン20a,20bへ出力するようになっている。
【0036】
また、受信信号が各車両側マイコン20a,20bに入力されたときには、携帯機12から送信される第一ID信号または第二ID信号に含まれるIDコードと各車両側マイコン20a,20bに予め設定されたIDコードとを比較する。なお、車両側マイコン20aに予め設定されたIDコードは第一ID信号に含まれるIDコードと一致するように設定され、車両側マイコン20bに予め設定されたIDコードは第二ID信号に含まれるIDコードと一致するように設定されている。そのため、車両側マイコン20aは、第一ID信号に含まれるIDコードと車両側マイコン20aに予め設定されたIDコードとが一致したことを条件としてドア錠駆動装置22aを駆動させ、ドア錠を自動的に施錠または解錠させる。また、車両側マイコン20bは、第二ID信号に含まれるIDコードと車両側マイコン20bに予め設定されたIDコードとが一致したことを条件としてドア錠駆動装置22bを駆動させ、ドア錠を自動的に施錠または解錠させる。
【0037】
次に、この施解錠制御装置11の動作について説明する。
図4に示すように、ステップS11において、ユーザが携帯機12に設けられた操作スイッチ15を押圧操作する。そして、ステップS12において、所定時間内に操作スイッチ15が1回だけ操作されると、ステップS13において、IDコードを含む第一ID信号が通信制御装置14aに対して送信される。
【0038】
ステップS14において通信制御装置14aが第一ID信号を受信すると、ステップS15において、第一ID信号及び車両側マイコン20aのIDコードが比較され、一致する場合には、ステップS16においてドア錠駆動装置22aが駆動されて、車両13aのドア錠が施解錠される。なお、ステップS15においてIDコード同士が一致しない場合には、車両13aのドア錠が施解錠されることはない。
【0039】
また、ステップS12において所定時間内に操作スイッチ15が2回以上操作されたと判別され、さらにステップS17において所定時間内に操作スイッチ15が3回以上操作されたと判別された場合、ステップS18においてIDコードを含む第二ID信号が通信制御装置14bに対して送信される。
【0040】
そして、ステップS19において通信制御装置14bが第二ID信号を受信すると、ステップS20において、第二ID信号及び車両側マイコン20bのIDコードが比較され、一致する場合には、ステップS21においてドア錠駆動装置22bが駆動され、車両13bのドア錠が施解錠される。なお、ステップS17において所定時間内に操作スイッチ15が2回しか操作されなかった場合や、ステップS20においてIDコード同士が一致しない場合には、車両13bのドア錠が施解錠されることはない。
【0041】
したがって、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(5)第一ID信号及び第二ID信号は、予め操作スイッチ15の操作回数に応じてそれぞれ異なるIDコードを含んで生成される。そして、第一ID信号は車両13aのドア錠を施解錠させるためのものであり、第二ID信号は車両13bのドア錠を施解錠させるためのものである。そのため、例えば第1実施形態のように、ID信号を受信してからの所定時間内において、携帯機12から送信されるID信号の送信回数を測定したりする必要はない。よって、ID信号を受信してから所定時間が経過しなくても、各通信制御装置14a,14bが第一ID信号または第二ID信号を受信すれば、車両側マイコン20a,20bは、すぐにドア錠を施錠または解錠させるための照合を開始させることができる。したがって、ドア錠を施錠または解錠させるためのレスポンスを向上させることができる。
【0042】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1実施形態において、各車両側マイコン20a,20bに登録されたID信号の送信時間と、所定時間内において携帯機12から送信されるID信号の送信時間とが一致したことを条件として、車両13a及び車両13bのうちいずれか一方のドア錠を施解錠させるようにしてもよい。すなわち、ID信号の受信時間を測定することによって、車両13a及び車両13bのうちいずれか一方のドア錠を解錠させるようにしてもよい。
【0043】
・前記第1実施形態では、携帯機12からID信号が3回以上送信されたときに、車両13bのドア錠が施解錠されるようになっていた。しかし、ID信号の送信回数を変更してもよい。例えば、ID信号が2回または3回のみ送信されたときに、車両13bのドア錠を施解錠させるようにしてもよい。
【0044】
・前記第1実施形態において、操作スイッチ15の操作回数とID信号の送信回数とは必ずしも一致していなくてもよい。例えば、操作スイッチ15を1回押圧操作したときに、ID信号が3回送信されるようになっていてもよい。
【0045】
・前記第2実施形態において、携帯機側マイコン16は、操作スイッチ15の操作時間に応じて第一ID信号または第二ID信号を出力させるようにしてもよい。例えば、操作スイッチ15を短時間(0.5秒間)押圧操作したときに第一ID信号を出力させ、長時間(1.5秒間)押圧操作したときに第二ID信号を出力させるようにしてもよい。
【0046】
・前記第2実施形態では、操作スイッチ15が3回以上操作されたときに、携帯機12から第二ID信号が出力されるようになっていた。しかし、第二ID信号を出力させるための操作スイッチ15の操作回数を変更してもよい。例えば、操作スイッチ15が2回または3回操作されたときに、第二ID信号を出力させるようにしてもよい。
【0047】
・前記第2実施形態において、操作スイッチ15を押圧操作する度に、第一ID信号及び第二ID信号を交互に出力させるようにしてもよい。
・前記第2実施形態において、操作スイッチ15を2つの施解錠スイッチによって構成し、各施解錠スイッチのうちいずれか一方のスイッチを押圧操作したときに、第一ID信号を出力して車両13aのドア錠を施解錠させるようにしてもよい。また、他方の施解錠スイッチを押圧操作したときに、第二ID信号を出力して車両13bのドア錠を施解錠させるようにしてもよい。この場合、施解錠スイッチは、押圧操作される度にドア錠を交互に施錠・解錠させるものであることが条件となる。
【0048】
・前記各実施形態において、操作スイッチ15を一つの施解錠スイッチによって構成し、操作スイッチ15の操作態様に応じて車両13a,13bのうちいずれか一方のドア錠を施解錠させるようにしてもよい。この場合、施解錠スイッチは、押圧操作される度にドア錠を交互に施錠・解錠させるものであることが条件となる。
【0049】
・前記各実施形態における施解錠制御装置11を、携帯機12と3台以上の車両との間で相互通信を行う構成に適用してもよい。
・前記各実施形態の施解錠制御装置11は、車両13a,13bのドア錠の施解錠を制御するのに用いられている。しかし、施解錠制御装置11は、こうした車両13a,13bのドア錠に限らず、住宅等の建物用ドアのドア錠や窓錠等を制御するのに用いられていてもよい。
【0050】
次に、上記実施形態及び他の実施形態によって把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)前記施解錠制御装置において、前記ID信号の出力態様とは、所定時間内において前記携帯機から送信される前記ID信号の送信回数のことである。
【0051】
(2)前記施解錠制御装置において、前記ID信号の出力態様とは、前記操作手段の操作時間によって変更される前記ID信号の送信時間のことである。
【0052】
(3)技術的思想(1)または(2)において、前記各通信制御装置は、所定時間内において前記携帯機から送信される前記ID信号の送信回数または送信時間を測定する測定手段を備えていることを特徴とする施解錠制御装置。
【0053】
(4)前記施解錠制御装置において、前記操作手段の操作態様とは、前記操作手段の操作回数のことである。
(5)ドア錠を施錠または解錠させるために操作される操作手段と、前記操作手段の操作態様に応じて、複数の通信制御装置にそれぞれ設けられた制御手段のうちいずれか一つに予め設定されたIDコードと同一のIDコードを含むID信号を生成するID信号生成手段とを備えることを特徴とする施解錠制御装置の遠隔操作装置用携帯機。
【0054】
(6)所定のIDコードが含まれているID信号を送信する携帯機との相互通信に基づいてドア錠の施錠または解錠を制御する施解錠制御装置の通信制御装置であって、前記ドア錠を施錠または解錠させるときの前記ID信号の出力態様が予め登録された出力態様登録手段と、前記操作手段が操作されたときに、前記携帯機からのID信号の出力態様と前記出力態様登録手段に登録された前記ID信号の出力態様とが一致したか否かを判別する出力態様判別手段と、前記出力態様判別手段による判別結果に基づいて前記ドア錠を施錠または解錠させる制御手段とを備えていることを特徴とする施解錠制御装置の通信制御装置。
【0055】
(7)携帯機に設けられた操作手段によりドア錠を施錠または解錠する操作をしたときに、IDコードを含むID信号が送信され、そのID信号を複数の通信制御装置のうちいずれか一つが受信すると、出力態様判別手段は、前記携帯機からのID信号の出力態様と出力態様登録手段に予め登録されたID信号の出力態様とが一致したか否かを判別し、制御手段は、前記出力態様判別手段の判別結果に基づいて前記ドア錠を施錠または解錠させることを特徴とする施解錠制御装置による制御方法。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、一つの携帯機で複数の通信制御装置との相互通信を行う場合でも、施解錠制御装置の利便性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における施解錠制御装置の構成を示すブロック図。
【図2】 同じく、施解錠制御装置の動作を示すフローチャート。
【図3】 第2実施形態における施解錠制御装置の構成を示すブロック図。
【図4】 同じく、施解錠制御装置の動作を示すフローチャート。
【図5】 従来技術における施解錠制御装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…施解錠制御装置、12…携帯機、14a,14b…通信制御装置、15…操作手段としての操作スイッチ、16…ID信号生成手段としての携帯機側マイクロコンピュータ(携帯機側マイコン)、20a,20b…制御手段、出力態様登録手段及び出力態様判別手段としての車両側マイクロコンピュータ(車両側マイコン)。

Claims (2)

  1. ドア錠を施錠または解錠させるための操作手段が操作されたときに所定のIDコードが含まれているID信号を送信する携帯機を備え、前記ID信号を受信したときに、前記IDコードと予め設定されたIDコードとを比較し、これらIDコード同士が一致したことを条件として前記ドア錠を施錠または解錠させる制御手段を有する複数の通信制御装置を備えた施解錠制御装置において、
    前記制御手段によって前記ドア錠を施錠または解錠させる条件となる前記ID信号の出力態様として前記ID信号の送信時間を、前記各通信制御装置毎にそれぞれ異なるように設定したことを特徴とする施解錠制御装置。
  2. 前記各通信制御装置は、前記ID信号の出力態様として前記ID信号の送信時間が予め登録された出力態様登録手段と、前記操作手段が操作されたときに、前記携帯機からのID信号の出力態様と前記出力態様登録手段に登録されたID信号の出力態様とが一致したか否かを判別する出力態様判別手段とを備え、前記出力態様判別手段による判別結果に基づいて、前記制御手段は前記ドア錠を施錠または解錠させることを特徴とする請求項1に記載の施解錠制御装置。
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