JP3071095B2 - 車両用負荷の遠隔操作装置 - Google Patents

車両用負荷の遠隔操作装置

Info

Publication number
JP3071095B2
JP3071095B2 JP6127319A JP12731994A JP3071095B2 JP 3071095 B2 JP3071095 B2 JP 3071095B2 JP 6127319 A JP6127319 A JP 6127319A JP 12731994 A JP12731994 A JP 12731994A JP 3071095 B2 JP3071095 B2 JP 3071095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
load
received
circuit
unlock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6127319A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH084387A (ja
Inventor
弘明 小島
忠志 脇谷
武俊 桜井
俊久 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP6127319A priority Critical patent/JP3071095B2/ja
Publication of JPH084387A publication Critical patent/JPH084387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3071095B2 publication Critical patent/JP3071095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信機からの空中伝播
信号が車両側の受信機により受信されるとこれに応じて
車両に搭載されている負荷を駆動するようにした車両用
負荷の遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車においては、ドアのロッ
ク,アンロック動作を電波キーを用いて遠隔操作できる
ように構成されたものがある。電波キーにおいては、操
作スイッチが操作されると、内部に設けられた送信回路
によりロック動作を行なわせるロック信号あるいはアン
ロック動作を行なわせるアンロック信号を電波信号とし
て出力するように構成されている。また、自動車側にお
いては、電波信号を受信する受信装置が設けられてお
り、電波キーからの電波信号を受信すると、ロック信号
あるいはアンロック信号を識別してドアロック機構を駆
動してドアのロック動作あるいはロック解除動作を行う
ように構成されている。
【0003】ところで、このような電波キーによる遠隔
操作機能を利用して自動車のトランクを開動作させるこ
とが考えられている。この場合に、電波キーに別途に操
作スイッチを設けると全体が大形化するので、次のよう
にしてドアのロック信号あるいはアンロック信号の受信
に基づいて信号処理を行うことによりトランクの開信号
を出力するように構成している。
【0004】すなわち、例えば、電波キーのアンロック
スイッチを一定時間以上操作すると、自動車側の受信装
置の制御回路により、アンロック信号を受信したときに
ドアロック機構のアンロック動作を行わせ、この後、ア
ンロック信号を判定時間tsを超えて受信したときに、
トランクオープン信号を生成してトランクオープナを駆
動するようにしたものである。
【0005】図5は、その制御内容を示す一例で、例え
ば、電波キーのアンロック操作スイッチが操作される
と、電波キーの送信回路においては、アンロック信号を
繰り返し送信するようになり、受信装置においては、ア
ンロック信号を例えば2回受信するとアンロック動作信
号を出力し、この後続いてアンロック信号を連続して一
定時間以上受信すると、トランクの開動作を示す送信信
号と判断してトランクオープナの開信号を出力するよう
に構成されたものである。
【0006】したがって、使用者は、例えば2秒以上電
波キーのアンロック操作スイッチを操作し続けると、ド
アのアンロック操作に続いてトランクの開操作を行なわ
せることができるようになり、ひとつの操作スイッチを
操作することにより、電波キーに操作スイッチを別途に
設けることなく、複数の遠隔操作機能を持たせることが
できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでは、例えば、電波の受信環境が
悪くて途中で受信が途切れるような場合にはドアアンロ
ック動作を行うことができても、トランクオープナを駆
動することができなくなることが生ずる不具合がある。
【0008】すなわち、図6に示すように、電波キーか
らのドアアンロック信号が繰り返し送信される状態であ
るにもかかわらず、受信装置の受信環境が悪いために連
続してドアアンロック信号を受信できない場合には、例
えば、図示のように初めの2回のアンロック信号を受信
した後に、一旦受信が途絶えて再び受信されるようにな
ると、受信装置は、新たにアンロック信号を受信したと
して再び2回のドアアンロック信号を受信した時点でド
アロック機構のアンロック動作を行うようになり、使用
者が一定時間以上アンロックスイッチを操作しても、受
信装置側では、判定時間tsが経過するまでアンロック
信号が受信されていないことによりトランクオープン信
号を出力しないのである。
【0009】つまり、トランクオープナを開動作させる
には、アンロック信号を連続して判定時間ts以上繰り
返して受信可能な受信環境が必要になることになり、換
言すれば、このように受信環境が悪い場合には、ドアア
ンロック動作に必要な作動距離に対して、トランク開動
作に必要な作動距離が著しく短くなることになり、使用
者にとってはドアアンロック動作が行えるのに、トラン
ク開動作が行えないといった状況下に置かれることにな
り使い勝手が悪くなるものである。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、電波の受信環境が悪い状態にあって連
続して送信機からの負荷駆動信号を受信できない場合で
も、第1の負荷駆動信号に続いて送信される第2の負荷
駆動信号を受信するときの条件を同じにして作動距離を
等しくして遠隔操作することができるようにした車両用
負荷の遠隔操作装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信機からの
空中伝播信号が車両側の受信機により受信されるとこれ
に応じて車両に搭載されている負荷を駆動するようにし
た車両用負荷の遠隔操作装置を対象とするものであり、
前記送信機を、操作スイッチと、この操作スイッチの操
作状態で第1の負荷駆動信号を所定回数繰り返し出力し
た後に第2の負荷駆動信号を繰り返し出力する状態に切
り換わるように構成され、前記操作スイッチが操作され
ると動作開始して一定時間をカウントするタイマ回路、
および前記操作スイッチが操作された時点で前記第1の
負荷駆動信号を生成し前記タイマ回路が一定時間をカウ
ントした時点から前記第2の負荷駆動信号を生成する信
号発生回路、ならびにこの信号発生回路から与えられる
第1あるいは第2の負荷駆動信号を空中伝播信号として
出力する送信手段を含んで構成された駆動信号出力手段
とを設けて構成し、前記受信機を、前記空中伝播信号を
受信すると受信動作を開始し、前記第1の負荷駆動信号
を受信したときに第1の車両用負荷を駆動し、前記第2
の負荷駆動信号を受信したときに第2の車両用負荷を駆
動する制御手段を設けた構成としたところに特徴を有す
る。
【0012】
【0013】さらに、前記受信機における前記制御手段
を、前記第2の負荷駆動信号を受信した場合に、前記第
1および第2の車両用負荷を共に駆動するように構成す
ることもできる。
【0014】
【作用】請求項1記載の車両用負荷の遠隔操作装置によ
れば、送信機においては、操作スイッチが操作される
と、駆動信号出力手段においては、タイマ回路が動作開
始すると共に、信号発生回路により第1の負荷駆動信号
が生成され、送信手段から空中伝播信号として第1の負
荷駆動信号が所定回数繰り返して送信され、この後、タ
イマ回路のタイマ時間が経過すると、信号発生回路は第
2の負荷駆動信号を生成して送信手段により第2の負荷
駆動信号が所定回数繰り返して送信されるようになる。
これに対して受信機においては、制御手段により、空中
伝播信号が受信されると受信動作を開始して、第1の負
荷駆動信号を受信したときに第1の車両用負荷を駆動
し、第2の負荷駆動信号を受信したときに第2の車両用
負荷を駆動するようになる。
【0015】これにより、例えば、受信機の受信環境が
悪い場合で、送信機から繰り返し送信される第1の負荷
駆動信号を途中で部分的に受信できなくなった場合で
も、これに続く第2の負荷駆動信号を受信すると第2の
車両用負荷の駆動を行うことができるようになり、送信
機の操作スイッチの操作に応じて送信される第1の負荷
駆動信号および第2の負荷駆動信号を受信機側において
同等の受信を行うことができるようになるので、第1お
よび第2の車両用負荷の遠隔操作の作動距離を同等にし
て使用者の使い勝手も向上する。また、簡単な構成とし
ながら、一つの操作スイッチを操作することにより、第
1および第2の車両用負荷を駆動するための第1および
第2の負荷駆動信号を送信することができるようにな
る。
【0016】
【0017】請求項2記載の車両用負荷の遠隔操作装置
によれば、送信機から第1の負荷駆動信号が送信された
ときには受信機により確実に受信できなかった場合で
も、送信機から、この第1の負荷駆動信号に続いて出力
される第2の負荷駆動信号が送信された時点で、受信機
により第2の負荷駆動信号が受信されると、制御手段に
より第1および第2の車両用負荷を駆動させるので、遠
隔操作機能を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を自動車の電波キー装置に適用
した場合の一実施例について図1ないし図4を参照しな
がら説明する。図2は、全体の構成を示すもので、送信
機としての電波キー1は、キーシリンダに挿入回動する
ことにより施錠,開錠が可能なキープレート2と、この
キープレート2を保持するキーグリップ3とから構成さ
れている。キーグリップ3には、ドアのロック動作ある
いはアンロック動作を行わせるための操作スイッチであ
るロックスイッチ4およびアンロックスイッチ5が設け
られており、これらのスイッチ4,5が操作されると、
キーグリップ3内部に設けられている送信回路6(図1
参照)により、後述するように負荷駆動信号としてのロ
ック信号,アンロック信号を電波信号として出力するよ
うになっている。
【0019】自動車側に設けられる受信機としての受信
装置7は、電波を受信するアンテナ8,受信回路9を備
えると共に、制御手段としての制御回路10を備えてい
る。制御回路10は、マイクロコンピュータ,ROM,
RAMなどを有するもので、その出力端子にはドアロッ
ク機構11を駆動する駆動回路12が接続されると共に
トランクオープナ13を駆動する駆動回路14が接続さ
れている。ドアロック機構11は、図示しないドアをロ
ック動作およびアンロック動作させるもので、トランク
オープナ13は、図示しないトランクを開動作させるも
のである。
【0020】そして、制御回路10は、後述するよう
に、電波信号がアンテナ8,受信回路9を介してコード
信号に復調された状態で入力されると、そのコード信号
がドアロック機構11あるいはトランクオープナ13の
いずれの駆動信号であるかを判定して対応するものを駆
動回路12あるいは14を介して駆動するようになって
いる。
【0021】図1は、電波キー1に内蔵された送信回路
6のブロック構成を示すもので、前述のロックスイッチ
4およびアンロックスイッチ5は、入力回路15に接続
されている。入力回路15は、ロックスイッチ4あるい
はアンロックスイッチ5のいずれが操作されたかに応じ
て操作信号を出力するもので、その出力端子は駆動信号
出力手段としての判定回路16およびタイマ回路17に
接続されている。
【0022】タイマ回路17は、入力回路15から信号
が与えられている期間中に、例えば「H」レベルの信号
を一定時間出力してから「L」レベルの信号を出力する
ようになっている。そして、判定回路16は、その出力
端子に信号発生回路としてのコード信号発生回路18が
接続されており、入力回路15からロック信号が与えら
れているときにはこれをコード信号発生回路18に与
え、入力回路15からアンロック信号が与えられている
状態で、タイマ回路17からの信号が「H」レベルであ
るときにロック信号を出力し、タイマ回路17からの信
号が「L」レベルに変化するとトランクオープン信号を
出力するようになっている。
【0023】コード信号発生回路18は、判定回路17
から与えられるロック信号,アンロック信号あるいはト
ランクオープン信号に応じて内部に記憶されたコード信
号を出力するもので、その出力端子は変調回路19を介
してアンテナ20に接続されている。この場合、コード
信号は、上述のドアロック機構11あるいはトランクオ
ープナー13を駆動するためのコードと各自動車に固有
のコードとを組み合わせたコードを含んで生成されるよ
うになっている。変調回路19は、コード信号発生回路
18から与えられるコード信号に応じて電波信号を負荷
駆動信号としてアンテナ20を介して外部に出力するよ
うになっている。
【0024】次に、本実施例の作用について図3および
図4をも参照して説明する。まず、電波の受信環境が良
好な場合について図3を用いて説明する。電波キー1の
ロックスイッチ4あるいはアンロックスイッチ5が押圧
操作されると、ロック信号あるいはアンロック信号を電
波信号として出力するが、ここでは、本発明でいうとこ
ろの第1の負荷駆動信号であるアンロック信号を出力す
ると共に続けて第2の負荷駆動信号であるトランクオー
プン信号を出力する動作について説明する。
【0025】すなわち、電波キー1のアンロックスイッ
チ5が押圧操作されると、送信回路6においては、入力
回路15は判定回路16のアンロック入力端子およびタ
イマ回路17に「H」レベルの信号を出力するようにな
る。タイマ回路17は「H」レベルの信号が与えられた
状態では、「H」レベルの信号をタイマ時間TSが経過
するまで出力してその後は「L」レベルの信号を出力す
るようになる。
【0026】また、判定回路16は、アンロック入力端
子に「H」レベルの信号が与えられると、タイマ回路1
7からの信号が「H」レベルの状態ではアンロック信号
を出力し、タイマ回路17からの信号が「L」レベルの
出力になるとトランクオープン信号を出力するようにな
る。これにより、コード信号発生回路18は、判定回路
16から与えられるロック信号,アンロック信号あるい
はトランクオープン信号に応じたコード信号を生成して
変調回路19に出力し、高周波電波信号としてアンテナ
20から出力するようになる。この場合、アンロックス
イッチ5が継続して押圧操作された状態になると(図3
(a)参照)、送信回路6においては、タイマ回路17
のタイマ時間TSだけアンロック信号を繰り返し出力し
た後に(同図(b)参照)、トランクオープン信号を繰
り返し出力するようになる(同図(c)参照)。
【0027】受信装置7においては、次のようにして受
信動作を行う。すなわち、アンテナ8により電波信号が
受信されると、受信回路9において復調されて制御回路
10に入力されるようになる。制御回路10において
は、図3(d)に示すように、ドアアンロック信号を受
信するとドアアンロック信号の受信状態を判定して駆動
回路12を介してドアロック機構11にアンロック信号
を与えて(同図(f)参照)アンロック動作させるよう
になる。
【0028】この後、トランクオープン信号が入力され
ると(同図(e)参照)、制御回路10は、そのトラン
クオープン信号を受信したときに、トランクオープン信
号の受信状態を判定して駆動回路14を介してトランク
オープナ13にトランクオープン信号を与えて(同図
(g)参照)トランクを開動作させるようになる。
【0029】したがって、使用者がドアロックの解除と
共にトランクを開ける場合には、電波キー1のアンロッ
クスイッチ5を連続して押圧操作した状態に保持するこ
とにより、アンロック信号に続いてトランクオープン信
号が出力され、これが自動車側の受信装置7により受信
されると、ドアロック機構11およびトランクオープナ
13を駆動させることができるのである。
【0030】さて、次に、電波キー1から出力する電波
信号に対して自動車側の受信装置7の受信環境が悪い場
合には次のように動作する。すなわち、上述同様にして
電波キー1のアンロックスイッチ5を押圧操作すると、
図4(a),(b),(c)に示すように、ドアロック
信号を繰り返し出力した後にトランクオープン信号が繰
り返し出力されるようになる。
【0031】一方、受信装置7においては、制御回路1
0は、前述同様にして、アンロック信号を受信したとき
にドアロック機構11を駆動してアンロック動作させる
ようになり(同図(c),(e)参照)、また、これに
続いてトランクオープン信号を受信したときにトランク
オープナ13を駆動してトランクを開動作させるように
なる。そして、このとき、図示のように、電波受信障害
があってトランクオープン信号の受信が途切れた場合
(受信不能期間がある)でも、これに無関係にトランク
オープン信号を受信すればトランクオープナ13を駆動
させることができるようになる。
【0032】なお、図示はしないが、上述のように電波
の受信環境が悪い場合で、受信装置7において、アンロ
ック信号の連続した2回の受信がないままで、その後、
トランクオープン信号を連続して2回受信した場合に
は、そのトランクオープン信号の受信時点でドアロック
機構11にアンロック動作を行わせると共にトランクオ
ープナ13の開動作を行わせるようになっている。
【0033】このような本実施例によれば、電波キー1
の送信回路6により、別途に操作スイッチを設けること
なく、アンロックスイッチ5が押圧操作されたときにタ
イマ回路17のタイマ時間TSが経過するまでの間にア
ンロック信号を送信してその後にトランクオープン信号
を送信するようにしたので、受信装置7側でアンロック
信号あるいはトランクオープン信号のそれぞれにを受信
したことに応じてドアロック機構11あるいはトランク
オープナ13を駆動することができるようになり、電波
の受信環境が悪い場合でも、両者の電波信号を同等に受
信して動作させることができ、つまり、両者の作動距離
を同等にすることができ、使用者にとって使い勝手が向
上すると共に、信頼性の向上を図ることができるように
なる。
【0034】また、本実施例によれば、送信回路6にお
いて、タイマ回路17および判定回路16により2種類
の電波信号を切り換えて出力する構成としているので、
電波キー1の構成を簡単且つ安価な構成とすることがで
きる。
【0035】そして、本実施例によれば、受信装置7が
アンロック信号の受信がなかった場合でも、その後、ト
ランクオープン信号を受信した時点で、ドアロック機構
11をアンロック動作させると共にトランクオープナ1
3を駆動させることができるので、電波の受信環境が悪
い場合でも、トランクオープン信号の送信に先立ってア
ンロック信号の送信が行われていることを予想して両者
を受信したとして動作させることができるようになる。
【0036】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。タイマ
回路に代えてカウンタを設け、ドアアンロック信号(第
1の負荷駆動信号)の出力回数をカウントして所定回数
繰り返し出力した後にトランクオープン信号を繰り返し
出力する構成とすることもできる。受信装置7において
は、ロック信号,アンロック信号あるいはトランクオー
プン信号を複数回連続して受信したときに受信状態を判
定して駆動信号を出力するように構成しても良い。空中
電波信号は、電波の他に、赤外線などの光信号や超音波
などの音波信号を用いることができる。アンロック信号
ではなく、ロック信号と併用することもできる。アンロ
ック信号およびロック信号の何れに対しても、所定時間
後にトランクオープン信号を出力する構成としても良
い。トランクオープナ以外の他の車両用負荷を駆動する
ようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用負荷の遠隔操作装置によれば、次のような効果
が得られる。すなわち、請求項1記載の車両用負荷の遠
隔操作装置によれば、送信機に、操作スイッチの操作状
態で第1の負荷駆動信号を所定回数繰り返し出力した後
に第2の負荷駆動信号を繰り返し出力する状態に切り換
わるように、タイマ回路、信号発生回路、ならびに送信
手段を含んで構成された駆動信号出力手段を設け、受信
機に、前記空中伝播信号を受信すると受信動作を開始
し、前記第1の負荷駆動信号を受信したときに第1の車
両用負荷を駆動し、前記第2の負荷駆動信号を受信した
ときに第2の車両用負荷を駆動する制御手段を設ける構
成としたので、例えば、受信機の受信環境が悪い場合
で、送信機から繰り返し送信される第1の負荷駆動信号
を途中で部分的に受信できなくなった場合でも、これに
続く第2の負荷駆動信号を受信すると第2の車両用負荷
の駆動を行うことができるようになり、送信機の操作ス
イッチの操作に応じて送信される第1の負荷駆動信号お
よび第2の負荷駆動信号を受信機側において同等の受信
を行うことができるようになるので、第1および第2の
車両用負荷の遠隔操作の作動距離を同等にして使用者の
使い勝手も向上し、しかも簡単な構成としながら、一つ
の操作スイッチを操作することにより、第1および第2
の車両用負荷を駆動するための第1および第2の負荷駆
動信号を送信することができるようになるという優れた
効果を奏する。
【0038】
【0039】請求項2記載の車両用負荷の遠隔操作装置
によれば、受信機における制御手段を、前記第2の負荷
駆動信号を受信した場合に、第1および第2の車両用負
荷を駆動するように構成したので、送信機から第1の負
荷駆動信号が送信されたときには受信機により確実に受
信できなかった場合でも、送信機から、この第1の負荷
駆動信号に続いて出力される第2の負荷駆動信号が送信
された時点で、受信機により第2の負荷駆動信号が受信
されると、制御手段により第1および第2の車両用負荷
を駆動させることができ、遠隔操作機能を向上させるこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す送信機のブロック構成
【図2】受信機のブロック構成図
【図3】電波環境が良好な場所における各部の信号出力
状態を示すタイムチャート
【図4】電波環境が悪い場所における図3相当図
【図5】従来例を示す図3相当図
【図6】図4相当図
【符号の説明】
1は電波キー(送信機)、4はロックスイッチ、5はア
ンロックスイッチ(操作スイッチ)、6は送信回路、7
は受信装置(受信機)、8はアンテナ、9は受信回路、
10は制御回路(制御手段)、11はドアロック機構
(第1の車両用負荷)、12は駆動回路、13はトラン
クオープナ(第2の車両用負荷)、14は駆動回路、1
5は入力回路、16は判定回路(駆動信号出力手段)、
17はタイマ回路(駆動信号出力手段)、18はコード
信号発生回路(信号発生回路)、19は変調回路、20
はアンテナである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 俊久 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 平2−252877(JP,A) 特開 昭63−11781(JP,A) 特開 平7−224562(JP,A) 特開 平7−109859(JP,A) 実開 昭62−88053(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 B60J 5/00 H04Q 9/00 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機からの空中伝播信号が車両側の受
    信機により受信されるとこれに応じて車両に搭載されて
    いる負荷を駆動するようにした車両用負荷の遠隔操作装
    置において、 前記送信機は、 操作スイッチと、 この操作スイッチの操作状態で第1の負荷駆動信号を所
    定回数繰り返し出力した後に第2の負荷駆動信号を繰り
    返し出力する状態に切り換わるように構成され、前記操
    作スイッチが操作されると動作開始して一定時間をカウ
    ントするタイマ回路、および前記操作スイッチが操作さ
    れた時点で前記第1の負荷駆動信号を生成し前記タイマ
    回路が一定時間をカウントした時点から前記第2の負荷
    駆動信号を生成する信号発生回路、ならびにこの信号発
    生回路から与えられる第1あるいは第2の負荷駆動信号
    を空中伝播信号として出力する送信手段を含んで構成さ
    れた駆動信号出力手段とを備え、 前記受信機は、前記空中伝播信号を受信すると受信動作
    を開始し、前記第1の負荷駆動信号を受信したときに第
    1の車両用負荷を駆動し、前記第2の負荷駆動信号を受
    信したときに第2の車両用負荷を駆動する制御手段を備
    えた構成とされていることを特徴とする車両用負荷の遠
    隔操作装置。
  2. 【請求項2】 前記受信機における前記制御手段は、前
    記第2の負荷駆動信号を受信した場合に、前記第1およ
    び第2の車両用負荷を共に駆動するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用負荷の遠隔操
    作装置。
JP6127319A 1994-06-09 1994-06-09 車両用負荷の遠隔操作装置 Expired - Fee Related JP3071095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6127319A JP3071095B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 車両用負荷の遠隔操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6127319A JP3071095B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 車両用負荷の遠隔操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH084387A JPH084387A (ja) 1996-01-09
JP3071095B2 true JP3071095B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=14956999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6127319A Expired - Fee Related JP3071095B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 車両用負荷の遠隔操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3071095B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4240895B2 (ja) 2002-03-11 2009-03-18 富士通テン株式会社 ドア制御システム
US7930916B2 (en) 2006-03-15 2011-04-26 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Locking device and key
JP4842874B2 (ja) 2007-03-30 2011-12-21 株式会社東海理化電機製作所 錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH084387A (ja) 1996-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4758835A (en) System for the locking and/or unlocking of a security device
US7005960B2 (en) Vehicle remote control system with selectable outputs and associated methods
JPS63574A (ja) 解錠制御装置
JPH0759165A (ja) 遠隔制御装置
JPS62269427A (ja) 通信装置
JP3679194B2 (ja) 車両用ワイヤレスドアロック解除システム
US6094131A (en) Keyless lock device for a car
JP3071095B2 (ja) 車両用負荷の遠隔操作装置
JPH0525966A (ja) ドアロツク解除装置
JP4539513B2 (ja) 車両用遠隔操作装置
WO2005098177A1 (ja) 車載無線装置
JP4105500B2 (ja) 施解錠制御装置
JPH02107674U (ja)
JP3442914B2 (ja) 車両用遠隔操作装置
JP2619411B2 (ja) 自動車用ドアロックの解除方法
JPH04315684A (ja) 車両用リモートコントロール装置
JPH10331497A (ja) 自動車の遠隔ドアロック解錠装置
JPS63107671A (ja) 車両用遠隔解施錠装置
KR970075177A (ko) 파워윈도우 시스템의 원격 제어가 가능한 키리스 엔트리 시스템(Keyless Entry System) 및 제어 방법
JPS63138083A (ja) キ−レスエントリ−装置
JPS60164572A (ja) 車両用施錠制御装置
JPH11107593A (ja) 送信装置、受信装置、および車両用遠隔操作システム
JPH11293984A (ja) 車載機器制御装置
WO1999023335A1 (en) A system and method for uploading an identification code
JPH0747909B2 (ja) 車両用作動機器のための無線式駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080526

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees