JP2011024332A - 電子キーシステム及び電子キーの電力供給方法 - Google Patents

電子キーシステム及び電子キーの電力供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子キーに内蔵された電池の消耗を、極力少なく抑えることができる電子キーシステム及び電子キーの電力供給方法を提供する。
【解決手段】電子キー2(AFE30)が待機状態をとるときに必要な電源を、車両1から発信される電力電波Svvによってまかない、スマート通信やワイヤレス通信の実際の通信動作の際には、電子キー2に内蔵された電池27の電力を使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子キーとその通信相手とが無線通信を介してキー照合を行う電子キーシステム及び電子キーの電力供給方法に関する。
従来から周知のように、車両のキーシステムとしては、利便性等の面から、車両キーとしての電子キーからキーコードとしてIDコードを無線通信により車両に発信して、車両にID照合を実行させる電子キーシステム(特許文献1等参照)が広く使用されている。この種の電子キーシステムには、車両からのリクエストに応答してIDコードを車両に自動発信して車両にID照合を実行させるキー操作フリーシステムがある。同システムには、車外でID照合が成立すれば実際のキー操作無しにドアロックが施解錠されるスマートエントリーシステムや、車内でID照合が成立すればエンジンスイッチの単なる押し操作のみでエンジンがかかるワンプッシュエンジンスタートシステムがある。
特開2005−262915号公報
ところで、キー操作フリーシステムにおいて、電子キーは自身がリクエストを受け付けているか否かを確認するために、電波受信有無を監視する受信準備動作(待機状態)を常時とっていなくてはならない。なお、受信準備動作とは、車両から発信された電波を受信するために、キー側の受信機に待機電流を流して受信機能を起動させる動作のことをいう。このため、キー内蔵の電池はID照合の実通信の実行有無に拘わらず常に消費されることになるので、電池切れが早く起きてしまう状況となっていた。よって、電池交換のコストや手間をユーザに課さないようにするためにも、電池寿命を長くする新たな技術が要望されていた。
本発明の目的は、電子キーに内蔵された電池の消耗を、極力少なく抑えることができる電子キーシステム及び電子キーの電力供給方法を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、電子キーとその通信相手とが無線通信によってキー照合を実行する電子キーシステムにおいて、前記電子キーが待機状態の際に必要とする電源を、前記通信相手から無線により発信された電力電波によってまかなう電力供給手段と、前記電子キーが実通信に入った際、前記電子キーの電源を、それまでの前記電力電波からキー内蔵の電池に切り換える実通信実行手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、電子キーが待機状態の際には、通信相手から無線により発信された電力電波を電源として動き、電子キーが実通信に入った際には、電子キーが内蔵する電池を電源として動く。このため、電子キーにおいて待機状態の際に必要となる電力は、通信相手から発信された無線電力によってまかなわれるので、待機状態の際にキー内蔵の電池を消費せずに済む。よって、キー内蔵の電池を常時消費する状態をとらせずに済むので、キー内蔵の電池を長寿命化することが可能となる。
本発明では、前記待機状態は、前記電子キーのキー受信機を電源オンとするものの、前記電子キーを統括制御する通信制御部を電源オフとした状態であり、前記電子キーは、前記待機状態の際に前記通信相手から起動要求としてウェイク信号を受信すると、当該ウェイク信号により前記通信制御部が電源オンに切り換わるとともに、該電子キーの電源が前記電池に切り換わることを要旨とする。
この構成によれば、電子キーがウェイク信号を受信する前は、電子キーの通信制御部が電源オフ状態をとる。このため、電子キーが待機状態をとっている際、通信制御部によってキー内蔵の電池が消費されずに済むので、電池の更なる長寿命化に効果が高い。
本発明では、前記電子キーのキー受信機は、常時、前記電力電波を電源として動くことを要旨とする。
この構成によれば、キー受信機を動かすのに必要な電力が、通信相手から発信される電力電波により常時まかなわれる。このため、キー受信機の電源がキー内蔵の電池に寄らなくなるので、電池を一層長寿命化することが可能となる。
本発明では、前記電子キーのキー照合には、前記通信相手からのリクエストに応答してIDコードを自動で返信することにより、ID照合を前記通信相手に実行させるスマート通信と、前記電子キーでのボタン操作によって、前記IDコードを遠隔発信してID照合を前記通信相手に実行させるワイヤレス通信とが含まれ、前記電源の切り換えは、前記スマート通信と前記ワイヤレス通信との両方に対応していることを要旨とする。
この構成によれば、電源の切り換えがスマート通信とワイヤレス通信との両方に対応しているので、電子キー1つで、スマート通信とワイヤレス通信の両方を実行することが可能となる。このため、本構成の電子キーシステムを、システムとして機能性の高いものとすることが可能となる。
本発明では、通信相手との間で無線通信によってキー照合を実行する電子キーの電力供給方法において、前記通信相手から無線により発信された電力電波によって、前記電子キーが待機状態の際に必要とする電力をまかなうとともに、電子キーが実通信動作に入った際には、前記電子キーの電源を、それまでの前記電力電波からキー内蔵の電池に切り換えることを要旨とする。
本発明によれば、電子キーに内蔵された電池の消耗を、極力少なく抑えることができる。
第1実施形態における電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 無線電力伝送システムの概略構成を示すブロック図。 無線電力伝送システムの具体的な動作態様を示すタイムチャート。 第2実施形態における無線電力伝送システムの概略構成を示すブロック図。 無線電力伝送システムの具体的な動作態様を示すタイムチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した電子キーシステム及び電子キーの電力供給方法の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両キーとして使用される電子キー2との間で無線通信によりキー照合を行って、このキー照合の成立を条件にドアロックの施解錠やエンジン始動等が許可又は実行される電子キーシステム3が設けられている。電子キー2は、車両1との間で狭域無線通信が可能であって、電子キー2が固有に持つIDコードをキーコードとして無線通信により車両1に発信して、車両1にキー照合を行わせることが可能なキーのことをいう。なお、車両1が通信相手に相当する。
電子キーシステム3には、電子キー2からキーコードとしてIDコードを発信するときに個別のキー操作が不要であるキー操作フリーシステムが含まれている。このキー操作フリーシステムには、ドアロックの施解錠操作の際にキー操作を必要としない機能としてスマートエントリーシステムがある。この場合、車両1には、電子キー2との間でキー照合(ID照合)を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載モータやリレー等の動作を管理するメインボディECU5とが設けられ、これらECU4,5が車内の一ネットワークであるLIN(Local Interconnect Network)6を介して接続されている。照合ECU4には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波(約134KHz)を発信可能な車外発信機7と、車内に同様のLF電波を発信可能な車内発信機8と、UHF(Ultra High Frequency)帯の一種であるRF(Radio Frequency:約312MHz)の電波を受信可能な車両チューナ9とが接続されている。また、メインボディECU5には、ドアロックの施解錠を実行するときの駆動源としてドアロックモータ10が接続されている。
また、電子キー2には、電子キー2の各種動作を統括制御する通信制御回路11が設けられている。この通信制御回路11は、CPU(Central Processing Unit)12やメモリ13等の各種デバイスを持ち、電子キー2が持つ固有のキーコードとしてIDコードがメモリ13に登録されている。通信制御回路11には、LF電波を受信可能なキー受信アンテナ14と、RF電波を発信可能なキー発信アンテナ15とが接続されている。通信制御回路11は、キー受信アンテナ14における電波受信有無を逐次監視するとともに、キー発信アンテナ15からの電波発信の動作を管理する。なお、キー受信アンテナ14がキー受信機を構成する。
照合ECU4は、車両駐車時、車外発信機7からLF帯のリクエスト信号Srqを断続的に発信させることにより、車両周辺にリクエスト信号Srqの車外通信エリアを形成して、狭域無線通信(以降、スマート通信と記す)の成立を試みる。電子キー2がこの車外通信エリアに入り込んでリクエスト信号Srqを受信すると、電子キー2はリクエスト信号Srqに応答する形で、自身に登録されたIDコードを乗せたID信号SidをRF帯の電波で返信する。照合ECU4は、車両チューナ9でID信号Sidを受信してスマート通信(車外通信)が確立すると、自身のメモリ16に登録されたIDコードと電子キー2のIDコードとを照らし合わせてID照合、いわゆるスマート照合(車外照合)を行う。照合ECU4は、この車外照合が成立したことを確認すると、メインボディECU5によるドアロック施解錠動作を許可又は実行する。
また、キー操作フリーシステムには、エンジン始動停止操作の際に実際の車両キー操作を必要とせずに単なるスイッチ操作のみでエンジン17の始動停止操作を行うことが可能な機能としてワンプッシュエンジンスタートシステムがある。この場合、車内には、同システムの操作スイッチとしてプッシュモーメンタリ式のエンジンスイッチ18が設けられている。エンジンスイッチ18は、照合ECU4及びメインボディECU5に接続されている。エンジンスイッチ18の操作機能には、エンジン始動停止機能の他に、電源遷移機能も割り当てられている。
メインボディECU5には、エンジン17の点火制御や燃料噴射制御を管理するエンジンECU19が、車内の一ネットワークであるCAN(Controller Area Network)20を介して接続されている。メインボディECU5には、車載アクセサリに繋がるACC(Accessory)リレー21と、走行系の各種電装品に繋がるIG(Ignition)リレー22と、エンジンスタータ(図示略)に繋がるスタータリレー23とが接続されている。
照合ECU4は、例えばカーテシスイッチ(図示略)により運転者の車内への乗車を確認すると、今度は車内発信機8からリクエスト信号Srqを発信して、車内全域に車内通信エリアを形成する。照合ECU4は、電子キー2がこの車内通信エリアに入り込んで返信してきたID信号Sidを車両チューナ9で受信してスマート通信(車内通信)が確立すると、自身に登録されたIDコードと電子キー2のIDコードとを照らし合わせてID照合、いわゆるスマート照合(車内照合)を行う。照合ECU4は、この車内照合が成立したことを確認すると、エンジンスイッチ18のプッシュ操作による電源状態切り換えを許可する。
電子キーシステム3には、電子キー2のボタン操作による遠隔操作によってドアロックを施解錠可能なワイヤレスキーシステムが含まれている。この場合、電子キー2には、例えば押しボタン式の施錠ボタン24及び解錠ボタン25が設けられている。例えば、施錠ボタン24が操作されると、電子キー2のIDコードと、車両1にドアロック施錠の動作開始を要求する機能コード(施錠要求コード)とを含んだワイヤレス信号Swlが、キー発信アンテナ15からRF電波により発信される。そして、このワイヤレス信号Swlを車両1が受信して無線通信(ワイヤレス通信)が確立し、ワイヤレス信号SwlのIDコードのID照合(ワイヤレス照合)が成立すると、続く施錠要求コードによってドアロックが施錠する。
図2に示すように、車両1には、車両1から電子キー2の電源となり得る電波(以降、電力電波Svvと記す)を電子キー2に発信して、この電力電波Svvによって電子キー2を動作させる無線電力伝送システム26が設けられている。本例の無線電力伝送システム26は、電子キー2が待機状態において必要とする電源(待機電流)を電力電波Svvによってまかない、実通信時における電源としてキー内蔵の電池27を使用するシステムとなっている。ここで、待機状態とは、電子キー2が車両1からの無線電波を受けるのを待つ受信準備動作を繰り返し行う、いわゆるポーリング動作をキー受信機において行っている状態のことをいう。受信準備動作は、キー受信機に電流(待機電流)を流して、受信機の回路群を動作させる状態をいう。実通信とは、車両1と電子キー2の通信が確立して、これら2者が実際の照合通信を実行する動作状態のことをいう。電力電波Svvは、スマート通信が実行されている期間中、スマート通信に並行して電子キー2に供給される。
この場合、車両1には、電力電波Svvの発信元として電力伝送装置28が設けられている。電力伝送装置28は、発信機7,8や車両チューナ9とともに照合ECU4に接続され、動作が照合ECU4によって管理されている。電力伝送装置28は、照合ECU4からの指令に基づき、電力電波SvvをRF電波により電子キー2に向けて発信可能となっている。また、電力電波Svvの発信エリア(電力電波エリア)は、リクエスト信号Srqよりも少し広いエリアに設定されている。なお、電力伝送装置28が電力供給手段を構成する。
また、照合ECU4には、電力伝送装置28の動作を管理する電力伝送管理部28aが設けられている。電力伝送管理部28aは、発信機7,8からのLF電波の発信に同期して電力伝送装置28から電力電波Svvを発信させ、より具体的には、電子キー2がLF電波を受け取る若干前に電子キー2が電力電波Svvを受信できるように、LF電波よりも少し早いタイミングで電力電波Svvを発信させる。例えば、リクエスト信号Srqで見るならば、電力電波Svvはリクエスト信号Srqよりも少し早いタイミングで発信される。なお、電力伝送管理部28aが電力供給手段を構成する。
電子キー2の通信制御回路11には、電子キー2の動作を統括管理する通信制御部29と、電子キー2の受信回路として機能するAFE(Analog Front End)30とが設けられている。通信制御部29は、前述したCPU12やメモリ13等を備える回路であって、電力線31を介して電池27に接続されるとともに、信号線32を介してキー発信回路33に接続されている。また、AFE30は、キー受信アンテナ14に接続されるとともに、キー受信アンテナ14で受信した受信電波を増幅して復調したり、或いは復調後の受信電波を解読したりして、処理後の受信データを通信制御部29に出力する。キー発信回路33は、通信制御部29からの信号をRF電波に変換したり、増幅したりする回路である。なお、AFE30がキー受信機を構成する。
また、電子キー2には、電子キー2において電力電波Svvを受信する受電通信部34が設けられている。受電通信部34は、電力電波Svvの受電アンテナ35と、電力電波Svvを整流及び電圧変換する受電回路36とからなる。受電回路36は、電子キー2内の電気配線を介してAFE30に接続されている。受電回路36は、受電アンテナ35で受信した電力電波Svvを整流するとともに、AFE30が必要とするレベルの電圧値に変換して、この電圧を無線電力JmとしてAFE30に出力する。なお、受電通信部34が電力供給手段を構成する。
AFE30には、受電回路36から出力された無線電力Jmを取り込む無線電力入力部37が設けられている。また、AFE30には、無線電力入力部37で入力した無線電力Jmを電源としてAFE30を動作させる無線電力動作部38が設けられている。即ち、無線電力動作部38は、無線電力入力部37において受電回路36から無線電力Jmを受け付ける間、この無線電力JmによってAFE30を動作させる。本例の無線電力動作部38は、AFE30(電子キー2)の受信動作の電源を無線電力Jmによりまかない、AFE30のポーリング動作時のみならず、スマート通信確立後の実際の電波受信の際も、無線電力Jmを電源としてAFE30を動作させる。なお、無線電力入力部37及び無線電力動作部38が電力供給手段を構成する。
また、通信制御部29には、通信制御部29における無線通信(スマート通信、ワイヤレス通信)の各種動作を、キー内蔵の電池27により実行させる電池駆動源動作部39が設けられている。電池駆動源動作部39は、スマート通信において車両1にRF電波を返信する際の各種動作を、キー内蔵の電池27を電源として実行させる。また、電池駆動源動作部39は、電子キー2のワイヤレス通信用の各種ボタン(施錠ボタン24、解錠ボタン25)の操作を基に電子キー2が車両とワイヤレス通信を行う際も、キー内蔵の電池27を電源として電波発信を実行させる。なお、電池駆動源動作部39が実通信実行手段に相当する。
次に、本例の電子キーシステム3がとる通信動作の具体例を図3に従って説明する。
照合ECU4は、車外の電子キー2とスマート通信を実行する際、まずは停止状態(スリープ状態)になっている電子キー2を起動させるべく、車外発信機7からウェイク信号40をLF電波により発信させる。このウェイク信号40は、車外発信機7から一定間隔をおいて繰り返し発信され、車両周囲における電子キー2の有無が監視される。ウェイク信号40には、電子キー2(AFE30)の動作状態を安定させるバースト信号41と、ウェイク信号40の発信元を表すウェイクパターン42とが含まれている。ウェイクパターン42は、所定の車両群毎、言い換えるならばシステム単位で割り当てられるコード列からなる。なお、ウェイク信号40が起動要求に相当する。
このとき、電力伝送装置28は、車外発信機7がウェイク信号40を発信するのに先立ち、電力電波SvvをRF電波により発信する。この電力電波Svvは、ウェイク信号40よりも若干早いタイミングで発信されるとともに、電子キー2がウェイク信号40を受信している期間中、電子キー2において電力電波Svvによる電源供給が継続されるように、ウェイク信号40の発信が終わるまで出力される。また、電力電波Svvの停止は、ウェイク信号40の発信停止の直後に行うのではなく、電子キー2が通信エリア内にいた場合にアック返信を行うであろう時間まで継続される。例えば、車両1が電波を出した際に電子キー2がこれに応答して電波を返す際にかかる相互通信の時間を1ブロックとして見た場合、電力電波Svvはこの1ブロック単位で発信される。
電子キー2を所持したユーザが車両1に近づくと、まずは電力電波Svvの発信エリアに入り込む。このとき、電子キー2は、この電力電波Svvを受電アンテナ35で受信する。受電アンテナ35で受信された電力電波Svvは、受電回路36によって整流されるとともに、AFE30の電源として好適な電圧値に値が変換され、これが無線電力JmとしてAFE30に供給される。AFE30は、無線電力入力部37においてこの無線電力Jmを受け付けると、それまでの電源オフ状態から、無線電力Jmを電源として起動した電源オン状態に切り換わる。この電源オン状態は、AFE30に電源が投入されて、AFE30において各種動作が可能となった状態のことをいう。
AFE30は、電源オン状態に切り換わると、自身に待機電流が供給されて、キー受信アンテナ14において無線電波の受信有無を監視する受信準備動作を実行する。AFE30は、電子キー2のサーチ時、無線電力Jmを受け付ける度にこの受信準備動作を行うことにより、この一連の動作をポーリング動作として実行する。なお、このポーリング動作時、通信制御部29のCPU12は未だ電源オフ状態をとっており、電源オン状態には移行していない。
電子キー2が更に車両1に近づくと、今度は電子キー2がウェイク信号40の通信エリアに入り込み、ウェイク信号40をキー受信アンテナ14で受信する。このとき、AFE30は、無線電力Jmにより電源オンに切り換わった後に、ウェイク信号40を問題なく取得する。AFE30は、ウェイク信号40を受信すると、まずはウェイク信号40に含まれるバースト信号41によって安定化され、続いてウェイクパターン42のコード列を自身のものと照らし合わせるウェイクパターン照合を実行する。AFE30は、ウェイクパターン照合が成立することを確認すると、その旨を伝える通知としてウェイクパターン照合成立通知を通信制御部29に出力する。
通信制御部29は、AFE30から出力されたウェイクパターン照合成立通知を入力すると、それまでの電源オフ状態(待機状態)から電源オン状態に切り換わって、キー内蔵の電池27を電源としてスマート通信を開始する。このときのスマート通信は、電池駆動源動作部39により管理されるとともに、キー内蔵の電池27によって動作が継続される。通信制御部29は、AFE30からウェイクパターン照合成立通知を正常に入力すると、ウェイク信号40の受信に対する応答として、アック信号43をキー発信アンテナ15からRF電波によって車両1に向けて発信させる。
照合ECU4は、ウェイク信号40を発信した後の所定時間内にアック信号43を受信すると、車両周囲に電子キー2が存在すると認識する。照合ECU4は、車両周囲に電子キー2が存在することを認識すると、電力伝送装置28に電力電波Svvの発信を、次の1ブロック分延長させる。即ち、AFE30が途中で電源オフになってしまうと、AFE30を最初から動作させる必要が生じるので、AFE30には電源が常時入った状態にしておく。AFE30は、この電力電波Svvを受電アンテナ35で受信すると、この電力電波Svvを電源として再度、電源オン状態をとる。
照合ECU4は、電力伝送装置28に電力電波Svvの発信を継続させた後、車両固有のIDとしてビークルID44を、車外発信機7からLF電波で発信させる。このとき、AFE30は、電力電波Svvによって電源オン状態をとっているので、キー受信アンテナ14でビークルID44を問題なく受信する。AFE30は、ビークルID44を受信すると、このビークルID44を通信制御部29に転送する。なお、AFE30は、ビークルID44の受信後も、電力電波Svvを継続受信して、電源オン状態を維持する。
通信制御部29は、AFE30からビークルID44を入力すると、ビークルID44の正否を見るビークルID照合を行い、通信相手の車両1が正規のものか否かを確認する。このように、ビークルID照合を実施するのは、電子キー2の周囲に車両が複数存在して通信が混在する状況になっても、この中の正規車両のみとスマート通信を行うためである。通信制御部29は、ビークルID照合が成立したことを確認すると、その旨を通知すべくアック信号45をRF電波により車両1に返信する。
照合ECU4は、ビークルID44を発信した後の所定時間内にアック信号45を受信すると、ビークルID照合が成立したことを認識する。そして、照合ECU4は、続いてチャレンジレスポンス認証を開始するが、このときも電力伝送装置28に電力電波Svvを、次の1ブロック分延長させる。この電力電波Svvは、この後に続いて車外発信機7から発信されるチャレンジ46の応答を受信するまで発信が継続される。AFE30は、この電力電波Svvを受電アンテナ35で受信すると、電力電波Svvを電源として電源オン状態を継続する。
照合ECU4は、電力伝送装置28に電力電波Svvを継続発信させた後、チャレンジ46をLF電波により発信させる。チャレンジ46には、発信の度に毎回値が変わるチャレンジコード(乱数コード)と、電子キー2のキー番号とが含まれている。なお、キー番号は、何番目のマスターキーであるのか、又は何番目のサブキーであるのかを通知するものである。このように、キー番号の照合を実施するのは、もし仮に通信エリア内にマスターキー及びサブキーの両方が存在していても、これらが同時に通信を開始しないようにするためである。
このとき、AFE30は、電力電波Svvによって電源オン状態をとっているので、このチャレンジ46をキー受信アンテナ14で問題なく受信する。AFE30は、チャレンジ46を受信すると、このチャレンジ46を通信制御部29に転送する。このとき、AFE30は、チャレンジ46の受信後も、電力電波Svvを継続受信して、電源オン状態を維持する。
通信制御部29は、AFE30からチャレンジ46を入力すると、まずはこのチャレンジ46の中のキー番号の正否を見る番号照合を実行し、自身がこのときのスマート通信の通信対象であるか否かを判断する。そして、この番号照合が成立すると、通信制御部29は、同じチャレンジ46内に含まれるチャレンジコードを、自身の暗号鍵によって演算することにより、レスポンスコードを生成する。通信制御部29は、レスポンスの生成作業が終了すると、自身に登録されたIDコードとこのレスポンスコードとを、レスポンス47としてキー発信アンテナ15からRF電波により車両1に返信する。通信制御部29は、レスポンス47の発信が終了すると、電子キー2側のスマート通信は終了したと認識し、電池27を電源とする動作を終了する。
照合ECU4は、チャレンジ46を電子キー2に発信する際、自身が持つ暗号鍵によってチャレンジコードを演算して、自らもレスポンスコードを作成する。そして、照合ECU4は、電子キー2からレスポンス47を受信すると、電子キー2のレスポンスコードと、自身が演算したレスポンスコードとを照らし合わせて、レスポンス照合を実行する。照合ECU4は、このレスポンス照合が成立することを確認すると、同じレスポンス47内に含まれるIDコードの正否を照合する。そして、照合ECU4は、レスポンス照合及びID照合の両方が成立することを確認すると、スマート照合を成立として処理する。
電力伝送装置28は、レスポンス47を正しく受信し、このレスポンス照合が成立したことを確認すると、はじめて電力電波Svvの発信を停止する。これは、例えば通信環境下に発生したノイズによりレスポンス47が妨害された場合には、車両1がチャレンジ46を再発信してチャレンジレスポンス認証のリトライが行われるので、レスポンス47の正規受け付けの確認前に電力電波Svvの発信は停止できない現状があることが理由となっている。
なお、例えばスマート通信の途中で、通信環境下に発生したノイズ等によりスマート通信が一定時間に亘り継続できなくなると、その時点でスマート通信が中断される。このとき、照合ECU4は、車外発信機7からのLF電波発信を停止するので、それに伴って電力伝送装置28からの電力電波Svvの発信も停止する。また、ここでは、車外照合時に車両1及び電子キー2がとる動作について説明したが、車内照合のときも同様の動作をとるので、車内照合の説明は省略する。
また、電子キー2において施錠ボタン24や解錠ボタン25が操作された際には、その操作信号が通信制御部29に出力される。通信制御部29は、これら操作信号を入力すると、キー内蔵の電池27を電源としてワイヤレス通信を開始する。このときのワイヤレス通信は、電池駆動源動作部39により管理される。通信制御部29は、操作ボタンに応じた機能コードを持つワイヤレス信号Swlを、キー発信アンテナ15からRF電波により車両1にさせ、操作ボタンに応じた各種機能を車両1に実行させる。
さて、本例においては、電子キー2(AFE30)が待機状態をとるときに必要な電源を、車両1から発信される電力電波Svvによってまかない、スマート通信やワイヤレス通信の実際の通信動作の際には、電子キー2に内蔵された電池27の電力を使用する。このため、実通信に関係しない待機時は、電池27の電力が消費されなくなるので、電池27を長寿命化することが可能となる。また、電子キー2は殆どの時間において待機状態をとる現状があるので、待機時における電池27の消費を抑えることが可能となれば、これは電池27の省エネルギー化に非常に効果が高いといえる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)車両1から無線発信された電力電波Svvによって、電子キー2が待機状態の際に必要とする電力をまかない、電子キー2が実通信に入った後には、電子キー2の電源を、それまでの電力電波Svvからキー内蔵の電池27に切り換える。このため、電池27の使用頻度(使用時間)が低く抑えられるので、キー内蔵の電池27の長寿命化を図ることができる。
(2)車両1から電力として発信する電力電波Svvは、AFE30のみに使用されるので、小電力の発信でよい。このため、電力電波Svvの発信に際して、車両1に搭載されたバッテリの電力を過度に使用せずに済むので、車両1から電力電波Svvを発信させるにしても、車載バッテリの省エネルギー化を図ることもできる。
(3)無線電力伝送システム26は、車両1側の電力伝送装置28と、電子キー2側の受電通信部34及びAFE30のソフトウェア群とからなる。このため、大掛かりな部品や装置が不要であるので、この種のシステム構成を簡素なもので済ますことができる。
(4)電子キー2が待機状態をとる際、電子キー2の通信制御部29は電源オフ状態をとっている。このため、電子キー2が待機状態の際、キー内蔵の電池27が通信制御部29により消費されないので、電池27を一層長寿命化することができる。
(5)AFE30を電源オンとするのに必要な電力が、車両1から発信される電力電波Svvによって常時まかなわれる。このため、キー内蔵の電池27がAFE30に使用されなくなるので、電池27の更なる長寿命化に効果が高くなる。
(6)無線電力伝送システム26はスマート通信及びワイヤレス通信の両方に対応しているので、電池27の省エネルギー化を図る本例の無線電力伝送システム26を電子キー2に搭載しても、今まで通りスマート通信及びワイヤレス通信の両方を問題なく実行することができる。
(7)通信制御部29、キー発信回路33及びキー発信アンテナ15は、従来システムと同じ電池27により動くシステムとなっている。このため、本例の無線電力伝送システム26を採用する場合であっても、通信制御部29、キー発信回路33及びキー発信アンテナ15は従来と同じものが使用可能となるので、これら部品群を新たな部品に乗せ換える必要がない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図4及び図5に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に対して、通信シーケンスの一部を変更したのみの構成であって、基本的な構成は第1実施形態と同様である。よって、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、本例のAFE30は、電力線31を介して電池27と接続されている。即ち、AFE30は、電力電波Svvによってのみならず、キー内蔵の電池27からも電力を取得することが可能となっている。また、AFE30には、AFE30の電源を電力電波Svvからキー内蔵の電池27に切り換えることが可能な電源切換部48が設けられている。電源切換部48は、AFE30においてウェイク信号40を受信してスマート通信が確立した際に、以降の電子キー2の電源を、それまでの電力電波Svvからキー内蔵の電池27に切り換える。なお、スマート通信の確立は、電子キー2が車両1の通信エリアに入り込んで、スマート通信の実行が可能となった状態をいう。
さて、電子キー2が電力電波Svvの発信エリアに入り込むと、電力電波SvvによってAFE30が電源オン状態に切り換わる。なお、このときの電力電波Svvは、第1実施形態の例とは異なり、ウェイク信号40の発信終了の直後に停止される。これは、第2実施形態の場合は、通信成立後のAFE30の電源を電力電波Svvではなく電池27からまかなうので、電力電波Svvをウェイク信号40の発信終了直後に止めても何ら問題はないからである。
AFE30は、電源オン状態に切り換わった後にウェイク信号40を受信すると、ウェイク信号40に含まれるウェイクコードを照合する。AFE30は、このウェイクパターン照合が成立することを確認すると、その旨を伝える通知としてウェイクパターン照合成立通知を通信制御部29に出力する。また、このとき、AFE30の電源切換部48は、AFE30の電源を、それまでの無線電力Jmからキー内蔵の電池27に切り換える。これにより、AFE30は、スマート通信の動作が終了するまで、キー内蔵の電池27を電源として動作する。
通信制御部29は、AFE30から出力されたウェイクパターン照合成立通知を入力すると、それまでの電源オフ状態から電源オン状態に切り換わって、キー内蔵の電池27を電源としてスマート通信を開始する。通信制御部29は、AFE30からウェイクパターン照合成立通知を入力すると、ウェイク信号40の受信に対する応答として、アック信号43をキー発信アンテナ15からRF電波によって車両1に向けて発信させる。
照合ECU4は、ウェイク信号40を発信した後の所定時間内にアック信号43を受信すると、車両周囲に電子キー2が存在すると認識する。このとき、照合ECU4は、電子キー2の電源が電池27に切り換わったことを認識して、電力伝送装置28からの電力電波Svvの発信を停止する。そして、照合ECU4は、第1実施形態に記載した内容に沿ってスマート照合を行い、スマート照合が成立することを確認すると、ドアロックの施解錠動作を許可又は実行する。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)〜(4),(6),(7)の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(8)電子キー2が実通信に入った後、電子キー2(AFE30及び通信制御部29の両方)はキー内蔵の電池27を電源として動作する。ところで、AFE30の電源を車両1からの電力電波Svvとする場合において、電子キー2が実通信に入った際に、もし仮に通信環境下にノイズが発生して電力電波Svvを正常に受け付けられない状態となってしまうと、AFE30は電源を得ることができず、動けない状態に陥ってしまう。しかし、本例のように、電子キー2が実通信に入った後の電子キー2の全電源を電池27に依存するようにすれば、通信環境下にノイズが発生していても、AFE30に電源を問題なく行き渡らせることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、ワイヤレスキーシステムは、遠隔操作によりドアロックを施解錠するワイヤレスドアロックシステムに限定されない。例えば、パワースライドドア機能や、カーファインダ機能に応用してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、電力電波Svvは、必ずしもRF電波で出力されることに限らず、例えばLF電波としてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、電力電波Svvは、電子キー2(AFE30)の電源となり得るものであれば、どのような形式をとっていてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、待機状態とは、電子キー2(AFE30)が少なくとも電波受信有無の確認動作を行っている状態をいい、このときに通信制御部29(CPU12)が電源オン又は電源オフのどちらにあるのかは、特に限定されるものではない。
・ 第1及び第2実施形態において、通信制御部29の電源オフ状態は、電池27から電気的に遮断された状態と、電池27と電気的に繋がりつつも動作を停止している状態とのどちらでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、スマート通信の際、レスポンス照合の成立が確認できると、車両1がその旨を電子キー2に通知して、スマート通信を終了させる形式を採用してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、電子キーシステム3は、キー操作フリーシステムやワイヤレスキーシステムに限定されず、例えばイモビライザーシステムを採用してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、電子キーシステム3で使用する電波の周波数は、必ずしもLFやRFに限定されず、他の周波数を使用してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、キー操作フリーシステムは、車両1から電子キー2に電波を飛ばす往路と、電子キー2から車両1に電波を飛ばす復路とで、電波の周波数が必ずしも異なることに限らず、往路と復路とで同じ周波数としてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、無線電力伝送システム26は、スマート通信及びワイヤレス通信の両方に対応することに限らず、例えばスマート通信のみに対応するものでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、電子キー2は、ID照合の成立を条件に通信相手側において動作実行を伴う端末に限定されず、単に認証のみを行う種々の通信端末を広義に含むものとする。
・ 第1及び第2実施形態において、無線電力伝送システム26の搭載対象は、必ずしも車両1に限らず、通信端末とその通信相手との間で無線通信を行うシステムであれば、その搭載先は特に限定されない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜4のいずれかにおいて、前記電子キーが待機状態の際に必要とする電力は、前記電子キーのキー受信機がその動作の際に必要とする電力である。この構成によれば、キー受信機が必要とする電力を、通信相手から発信される電力電波により供給することが可能となる。
(ロ)請求項1〜4、前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記電子キーのキー受信機は、実通信時における電源をキー内蔵の前記電池によりまかなう。この構成によれば、キー受信機の実通信時における動作が、通信環境下に発生するノイズに寄らなくなるので、キー受信機の動作安定性を確保することが可能となる。
1…通信相手としての車両、2…電子キー、3…電子キーシステム、14…キー受信機を構成するキー受信アンテナ、27…電池、28…電力供給手段を構成する電力伝送装置、28a…電力供給手段を構成する電力伝送管理部、29…通信制御部、30…キー受信機を構成するAFE、34…電力供給手段を構成する受電通信部、37…電力供給手段を構成する無線電力入力部、38…電力供給手段を構成する無線電力動作部、39…実通信実行手段としての電池駆動源発信動作部、40…ウェイク信号、Svv…電力電波、Jm…無線電力。

Claims (5)

  1. 電子キーとその通信相手とが無線通信によってキー照合を実行する電子キーシステムにおいて、
    前記電子キーが待機状態の際に必要とする電源を、前記通信相手から無線により発信された電力電波によってまかなう電力供給手段と、
    前記電子キーが実通信に入った際、前記電子キーの電源を、それまでの前記電力電波からキー内蔵の電池に切り換える実通信実行手段と
    を備えたことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記待機状態は、前記電子キーのキー受信機を電源オンとするものの、前記電子キーを統括制御する通信制御部を電源オフとした状態であり、
    前記電子キーは、前記待機状態の際に前記通信相手から起動要求としてウェイク信号を受信すると、当該ウェイク信号により前記通信制御部が電源オンに切り換わるとともに、該電子キーの電源が前記電池に切り換わることを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記電子キーのキー受信機は、常時、前記電力電波を電源として動くことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記電子キーのキー照合には、前記通信相手からのリクエストに応答してIDコードを自動で返信することにより、ID照合を前記通信相手に実行させるスマート通信と、前記電子キーでのボタン操作によって、前記IDコードを遠隔発信してID照合を前記通信相手に実行させるワイヤレス通信とが含まれ、
    前記電源の切り換えは、前記スマート通信と前記ワイヤレス通信との両方に対応していることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  5. 通信相手との間で無線通信によってキー照合を実行する電子キーの電力供給方法において、
    前記通信相手から無線により発信された電力電波によって、前記電子キーが待機状態の際に必要とする電力をまかなうとともに、電子キーが実通信動作に入った際には、前記電子キーの電源を、それまでの前記電力電波からキー内蔵の電池に切り換えることを特徴とする電子キーの電力供給方法。
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