WO2009157517A1 - ワイヤハーネス配索構造及びワイヤハーネス平型化用バンド - Google Patents

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Abstract

 ワイヤハーネスを配索する際の作業性を向上させることができ、また、配索領域の省スペース化を達成することのできるワイヤハーネス配索構造を提供することを目的とする。複数の電線42を断面略円形態に結束して構成されたワイヤハーネス10を配索するワイヤハーネス配索構造は、ワイヤハーネス10が、延在方向に沿って部分的に薄肉平形化されて平形形状を保持された平形部10aを有することで、配索作業が容易であり、配索領域が省スペースになる。

Description

ワイヤハーネス配索構造及びワイヤハーネス平型化用バンド
 本発明は、ワイヤハーネス配索構造及びワイヤハーネス平型化用バンドに関し、特に、配索作業性を向上させると同時に、配索領域が省スペースとなるための改良に関する。
 車両シートには、搭乗者の姿勢に合わせてシートクッションを前後方向及び上下方向に位置調整したり、シートバックをリクライニング動作させたりする電動シート装置や、エアバッグを搭乗者とサイドドアとの間に展開させるエアバッグユニット装置が設けられているものがあり、このような装置が搭載される車両シートにおいては、電動部品への給電のために、ワイヤハーネスが配索される。
 図22及び図23は車両シートにおけるワイヤハーネス配索構造の従来例を示したものである。図22及び図23に示すように、ワイヤハーネス配索構造1100は、シートクッション(図示せず)が装着されるサイドフレーム1102に、シートバック1104を水平な回動軸1105でリクライニング自在に設けられた車両シート1106内で、ワイヤハーネス1108をシートの下方からシートバック1104に配索したものである。
 ワイヤハーネス1108は、配索経路上において、コルゲートチューブ1109内により被覆されて保護されている。ワイヤハーネス1108は回動軸1105に沿って中間部1109aを平行に配索され、この中間部1109aをクランプ1110で回動軸1105に固定され、中間部1109aの両側に連続する部分をそれぞれ他のクランプ1112,1114でシートクッションとシートバック1104とに固定されている。
 この種のワイヤハーネスの配索構造は、下記特許文献1にも開示されている。
 また、下記特許文献2には別のワイヤハーネスの配索構造が開示されている。以下に特許文献2に記載の構成を説明する。
 車両内に配索されるワイヤハーネスW/Hは、図24に示すようにグロメットの筒部1030によって被覆された部分Saと、図25に示すように蛇腹部1031によって被覆された部分Sbとを備えている。
 そして、図25に示すようなプロテクタ1035を用いて、筒部1030によって被覆された部分Saを平型形状に変形させて、車両パネル等に固定していた。このように、ワイヤハーネスW/Hを平型化することで、狭いスペースにもワイヤハーネスW/Hを配索することができる。
 プロテクタ1035は、本体部1036と蓋部1037とを薄肉ヒンジ1038を介して連結し、蓋部1037の一端に設けた係止爪(図示せず)を本体部1036の下側部1036aの端部に係止する構成になっている。また、下側部1021aの下端には、プロテクタ1035を車両のパネル等に固定するためのクリップ1039が設けられている。
 ワイヤハーネスW/Hを平型化する場合は、ヒンジ1038を中心にして蓋部1037を図25で時計方向に回動させ、本体部1036の一側面を開口させる。次に、ワイヤハーネスW/Hを本体部1036内に挿入し、蓋部1037を閉じて図25に示すようにワイヤハーネスW/Hを平型化するとともに、プロテクタ1035と一体化する。
日本国特開2006-304538号公報 日本国特開2004-236447号公報
 ところが、車両シートの機能の向上に伴い、電動部品の数が増加し、その給電に用いられるワイヤハーネスも、結束される電線数が増えて束が大径化する傾向がある。そして、特許文献1等に記載の構成では、車両シートの内部という狭い空間に収まるように、このような太い束のワイヤハーネスを曲げることは困難であり、作業性が悪いという問題がある。
 また、太い束のワイヤハーネスは曲げにくいので、ワイヤハーネスの曲げ半径が大きくなってしまい、広い配索スペースが必要になるという問題がある。
 また、前記特許文献2に記載のワイヤハーネスの配索構造は、ワイヤハーネスW/Hを平型化するためにプロテクタ1035が必要である。このため、ワイヤハーネスW/Hを平型化したい位置において、プロテクタ1035のためのスペースが必要になる。従って、プロテクタ1035を収容するスペースが無い場合は、ワイヤハーネスW/Hを平型化して配索することが困難であった。
 また、ワイヤハーネスW/Hの長さ、太さ等の形状の違いに合わせて多種のプロテクタが必要になるので、プロテクタ製造のために多種の金型を準備しなければならないという問題がある。
 本発明の第1の目的は、上記課題を解消することに係り、ワイヤハーネスの配索作業性を向上させると共に、配索領域を省スペースにできるワイヤハーネス配索構造を提供することにある。
 本発明の第2の目的は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、プロテクタ等の特別の部材を用いることなくワイヤハーネスの所望位置を平型化して配索を容易にするとともに、ワイヤハーネスのずれを抑制できるように構成したワイヤハーネス平型化用バンドを提供することにある。
 本発明の第1の目的は、下記構成により達成される。
(1) 複数の電線を断面略円形態に結束して構成されたワイヤハーネスを配索するワイヤハーネス配索構造であって、
 前記ワイヤハーネスは、その前記複数の電線の束がその延在方向に沿って部分的に所定長さにわたって薄肉平形化されて平形形状を保持された平形部を有しているワイヤハーネス配索構造。
(2) 前記複数の電線の束は、前記延在方向に沿って樹脂製の保護材により被覆されており、該保護材と共に前記平形形状を保持されている前記(1)に記載のワイヤハーネス配索構造。
(3) 前記複数の電線の束は、結束具により前記平形形状に保持されている前記(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス配索構造。
(4) 前記複数の電線の束は、当該複数の電線の束を収容する収容空間が断面平形形状のプロテクタに収容されることで前記平形形状に保持されている前記(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス配索構造。
(5) 前記平形部を曲げることで配索方向を転換される前記(1)~(4)のいずれかに記載のワイヤハーネス配索構造。
 本発明の第2の目的は、下記構成により達成される。
(6) ワイヤハーネスの電線束を含む線状体を部分的に平型化するためのワイヤハーネス平型化用バンドであって、
 ワイヤハーネス固定部と、
 前記線状体の外周を当該線状体の長手方向と交差する方向から締め付けて該線状体を前記ワイヤハーネス固定部の表面に固定する結束部材と、
を備え、
 前記線状体の前記ワイヤハーネス固定部の表面上の部分が、平型化されるように、前記ワイヤハーネス固定部の表面との間に前記結束部材を介在することなく当該結束部材による締め付けによって前記ワイヤハーネス固定部に押し付けられているワイヤハーネス平型化用バンド。
(7) 前記ワイヤハーネス固定部は、前記結束部材により前記線状体を押し付けられる前記表面が形成された板部を有し、当該板部の表面形状が、平面状である前記(6)に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
(8) 前記ワイヤハーネス固定部の前記表面は、前記線状体の平型化された部分が該線状体の長手方向と交差する方向に傾斜するように形成された傾斜面を有している前記(6)に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
(9) 前記ワイヤハーネス固定部の前記表面には、前記線状体の平型化された部分を該線状体の長手方向と交差する方向に弧状に反らせる山型形状部が設けられている前記(6)に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
(10) 前記ワイヤハーネス固定部の前記表面には、前記線状体の平型化された部分を該線状体の長手方向と交差する方向に弧状に反らせる複数の山型形状部が前記長手方向に所定間隔を置いて設けられている前記(6)に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
(11) 前記ワイヤハーネス固定部の前記表面には、複数の係止突起が設けられている前記(6)~(10)のいずれかに記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
(12) 前記結束部材が、前記ワイヤハーネス固定部の前記線状体の長手方向と交差する方向に延長する貫通孔に挿通された結束バンドである前記(6)~(11)のいずれかに記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
(13) 前記ワイヤハーネス固定部に一体に設けられた、当該ワイヤハーネス固定部を前記取り付け相手部材に取り付けるための係止具を、更に備えた前記(6)~(12)のいずれかに記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
 上記(1)の構成によれば、ワイヤハーネスを構成する電線束が太くなっても、ワイヤハーネスを部分的に薄形平形化した平形部で簡単に曲げることができるので、配索作業性を向上させることができる。
 また、ワイヤハーネスを平形部で簡単に曲げることができるので、曲げ半径が大きくならず、配索領域を省スペース化することができる。
 また、ワイヤハーネスを平形部で折り曲げることができるので、配索方向の変更に広いスペースを必要とせず、配索領域を省スペース化することができる。
 上記(2)の構成によれば、ワイヤハーネスが保護材により被覆されているので、ワイヤハーネスが狭い空間に配索されても、振動等によりワイヤハーネスが周囲の部材と接することがなく、ワイヤハーネスの損傷を防止することができる。
 上記(3)の構成によれば、結束具により平形形状が保持されるので、ワイヤハーネスの任意の部分を容易に平形形状にすることができる。したがって、配索現場で平形部を形成することもでき、また、配索部の変更に応じて平形形状を形成する部分の変更も容易である。ここで、結束具としては、テープ、タイバンド等を用いることができる。
 上記(4)の構成によれば、プロテクタにより平形形状が保持されるので、ワイヤハーネスが狭い空間に配索されても、振動等によりワイヤハーネスが周囲の部材と接することがなく、ワイヤハーネスの損傷を防止することができる。
 上記(5)の構成によれば、平形部を曲げることで配索方向を転換することにより、ワイヤハーネスの配索自由度が高まる。
 上記(6)のワイヤハーネス平型化用バンドによれば、ワイヤハーネス固定部の表面との間に結束部材を介在することなく結束部材による締め付けによってワイヤハーネス固定部にワイヤハーネスの線状体を締め付けて固定することにより、ワイヤハーネスの所望位置を固定部の表面形状に沿わせて平型化するとともに、ワイヤハーネスのずれを抑制することができる。
 なお、本発明における平型化とは、平坦な状態であることはもちろん、湾曲した状態であることをも含む。つまり、本発明における平型化とは、断面円形状のワイヤハーネスが押しつぶされてその断面形状が平たくなった状態を意味するものであり、平たくなった断面形状が平坦であってもよく、湾曲していてもよい。
 上記(7)、(8)、(9)の構成によれば、ワイヤハーネスの線状体をワイヤハーネス固定部の表面に沿わせて固定することにより平面状、傾斜状、山型状に平型化できる上に結束部材により固定されるので配索方向及び該配索方向と直交する方向の何れについても、ずれを抑制できる。特に、傾斜状、山型状に形成することにより結束時の締め付け効果を上げることができる。
 上記(10)の構成によれば、ワイヤハーネス固定部の表面に配索方向に所定間隔を介して複数の山型形状部が形成されているので、ワイヤハーネスの線状体が山型に沿って平型化されるとともに、複数の山型形状部の間において結束部材により締め付けることにより、この締め付け部分でワイヤハーネスが撓み変形し、ワイヤハーネスのずれ抑制が向上する。
 上記(11)の構成によれば、ワイヤハーネス固定部の表面に突起を設けられているので、ワイヤハーネス固定部にワイヤハーネスの線状体を固定する際に前記突起がワイヤハーネスに食い込んでワイヤハーネスを係止し、ワイヤハーネスのずれを確実に防止できる。
 上記(12)の構成によれば、結束部材として既存の結束バンドを用いることができるので、新たに専用の結束部材を作成する必要がない。
 上記(13)の構成によれば、ワイヤハーネスの線状体を固定したワイヤハーネス固定部を、係止具により取り付け相手部材に取り付けることにより、ワイヤハーネスを平型状態で容易に配索することができる。
本発明の第1実施形態に用いられるワイヤハーネスの斜視図である。 図1のワイヤハーネスの側面図である。 本発明の第1実施形態であるワイヤハーネスの配索図であり、(a)はリクライニングシートにおける配索図、(b)は(a)の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態に用いられるワイヤハーネスの斜視図である。 本発明の第2実施形態に用いられるワイヤハーネスの変形例の斜視図である。 本発明の第3実施形態に用いられるプロテクタの一部切欠斜視図である。 本発明の第4実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンドの構成を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。 本発明の第5実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンドの構成を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。 本発明の第6実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンドの構成を示す斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。 ワイヤハーネスの撓み変形を示す断面図である。 本発明の第7実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンドの斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。 本発明の第8実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンドの斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。 本発明の第9実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンドの斜視図である。 ワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。 結束バンドの変形例を表す斜視図である。 従来のワイヤハーネスの配索図である。 図22の要部拡大図である。 従来のワイヤハーネスの形状を示す斜視図である。 従来のワイヤハーネスの配索構造の一例を示す斜視図である。
 以下、本発明に係る車両シートにおけるワイヤハーネス配索構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
 図1は発明の第1実施形態であるワイヤハーネスの斜視図、図2は図1のワイヤハーネスの側面図、図3は図1のワイヤハーネスの配索図であり、(a)はリクライニングシートにおける配索図、(b)は(a)の要部拡大図である。
 ワイヤハーネス10は複数の電線42を束ねて構成され、延在方向の適当な箇所をテープやタイバンド等の結束具44により固定されている。ワイヤハーネス10はもともとは全長にわたって断面略円形状であるが、延在方向の所定の部分に、束ねた電線42を平面状に分散してワイヤハーネスを薄肉平形化した平形部10aが形成されている。そして、平形部10aはテープやタイバンド等の結束具44により平形形状を維持されている。
 結束具44は、平形部10aの延在方向両端部を含めた適当な箇所で、平形部10aを結束してワイヤハーネス10の平形形状を保持している。
 平形部10aは、図1に示すように、電線42が平面状に分散されることで断面略円形部10cよりも幅広となり、図2に示すように、断面略円形部10cよりも薄肉となる。したがって、図2で矢印A、Bで示す方向に曲がり易くなっている。
 図3(a)、(b)は車両シートのリクライニングシートの回動軸の周りにワイヤハーネスを配索した状態を表す。ワイヤハーネス10は、シート外部に引き出される供給側端部にコネクタ(図示せず)が接続され、このコネクタは、車室側の他のハーネスにコネクタ接続される。ワイヤハーネス10のシート内部側は、複数の枝ハーネスなどに分岐されていて、シート内の各電動部(電気機器)に接続される。
 図3(a)、(b)に示すように、サイドフレーム12には、シートバック13を回動自在に支持する回動軸16が設けられ、シートバック13は、回動軸16を支点に回動(リクライニング)できるように構成されている。サイドフレーム12には、ワイヤハーネス10を固定するための固定部18が、回動軸16よりも後方側に設けられている。サイドフレーム12の内側には、インナートリム24が装着されており、サイドフレーム12の回動機構近傍が外から見えないようになっている。
 そして、ワイヤハーネス10はサイドフレーム12から導入された部分が、固定部18にクリップ20により固定されている。固定部18に固定されたワイヤハーネス10は回動軸16の前方側を迂回して回動軸16の略3分の2をラップして配索され、更に上方に向けてシートバック13内に配索されている。
 また、固定部18に固定された平形部10aに対して、回動軸16の周囲の平形部10は90度ねじられて配索されている。すなわち、平形部10aは、それぞれ固定部18及び回動軸16に対向する位置関係にある。
 このように、平形部10aを利用してワイヤハーネス10の配索方向を変更することで、車両シートの内部というような極めて狭い空間内であっても、ワイヤハーネス10を曲げて配索することが可能となる。また、ワイヤハーネス10を回動軸16の回りに曲げて配索した場合、平形部10aは曲がり易いので曲げ半径が大きくならず、配索領域が省スペースとなる。更に、平形部10aをねじって向きを90度変更して配索することも可能であるので、配索作業性もよく、配索方向の自由度も高い。
[第2実施形態]
 図4は、本発明の第2実施形態に用いられるワイヤハーネスの斜視図である。この第2実施形態のワイヤハーネス10は、樹脂製の保護材21がワイヤハーネス10に装着されている点で、第1実施形態と異なり、他の構成は第1実施形態と同じである。保護材21は、例えば、メッシュ構造であり、容易に変形可能であり、曲げ易い構造になっている。保護材21としては、例えばフェデラル・モーグルシステムプロテクション株式会社製のワイヤハーネス磨耗防止用メッシュチューブを用いることができる。
 第2実施形態のワイヤハーネス10は、保護材21により延在方向全域が被覆されており、平形部10aは、ワイヤハーネス10が保護材21と共に変形されて形成されている。そして、ワイヤハーネス10を構成する電線42を平面状に分散させて平形形状を形成し、保護材21の外側からテープ、タイバンド等の結束具44で保護材21及びワイヤハーネス10を結束して平形形状を保持している。
 第2実施形態のワイヤハーネス配索構造は、使用するワイヤハーネス10の構成が第1実施形態と異なるだけであり、図3(a)、(b)に示すように、車両シートへの配索構造は第1実施形態と同じである。なお、第2実施形態のワイヤハーネス10は、結束具44を省略した図5に示す構成であってもよい。
 第2実施形態のワイヤハーネス配索構造によれば、ワイヤハーネス10が保護材21により被覆されているので、配索されたワイヤハーネス10が振動等により周囲の部材に接しても、ワイヤハーネス10が損傷することがない。
[第3実施形態]
 また、第1実施形態及び第2実施形態におけるそれぞれのワイヤハーネス10に、図6に示す樹脂製プロテクタ22を装着して配索してもよい。この場合、プロテクタ22を断面平形形状のワイヤハーネス収容空間を有する形状に構成し、プロテクタ22内にワイヤハーネス10を収容することで平形形状を保持する構成であってもよい。更にこの場合、平形部10aにおける結束具44を省略してもよい。
 図6は図3(a)、(b)の回動軸周りに平形部を配索する場合のプロテクタ22の一部切欠斜視図である。プロテクタ22は、回動軸16周りのワイヤハーネス配索経路に応じて湾曲したワイヤハーネス収容空間を有し、このワイヤハーネス収容空間は、ワイヤハーネス10の平形部10aの厚さに対応してほぼ同じ高さに形成されている。したがって、ワイヤハーネス10の平形部10aはプロテクタ22内に収容されることで、平形形状が保持される。そして、ワイヤハーネス10が振動等により外部部材と接することがなく、ワイヤハーネス10の損傷を防止することができる。なお、図6において、プロテクタ22のワイヤハーネス収容空間を示すために、プロテクタ22の手前側の側壁は図示を省略してある。
 次に、本発明に係るワイヤハーネス平型化用バンドの好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[第4実施形態]
 図7は本発明の第4実施形態であるワイヤハーネス平型化用バンドの構成を示す斜視図、図8はワイヤハーネスの平型化を示す斜視図、図9はワイヤハーネスの平型化とクランプへの固定状態を示す断面図である。
 図7~図9に示すように、ワイヤハーネス平型化用バンド(以下において、バンドと略称する)201には、長方形の板状に形成された基板部202に、ワイヤハーネス203の線状体(電線等)209を固定するための板部を有するワイヤハーネス固定部204と、車両のパネル(以下において、パネルと略称する)等に基板部202を係止するための係止具205とを一体に設けたものである。なお、バンド201は係止具205を省略した構成であってもよい。
 基板部205の略中央部には、長手方向に貫通孔206が形成され、この貫通孔206には結束バンド207が挿通される。結束バンド207は、係止部207aとバンド部207bとを備え、係止部207aには挿入孔208aが設けられ、その内部には図示しない係止爪が設けられている。
 一方、バンド部207bには複数の係止孔208bが設けられ、バンド部207bを挿入口208a内に挿入することにより、図示しない係止爪が係止孔208bを係止して抜け出し不可になるように構成されている。
 ワイヤハーネス203は、複数の線状体209を図8の右端に示すように横断面略円形に束ねたものであり、その表面は変形可能な保護部材209aにより被覆されている。
 係止具205は、笠状に開いたフランジ部212と、その中央部に突出して設けられた軸部213と、弾性的に変形可能に設けられた係止部214とを備えている。
 一方、図9に想像線で示したように、パネル211には挿着孔211aが形成されている。そして、パネル211に前記バンド201を固定する場合は、挿着孔211aに係止部214の下端部を差込み、そのまま押し込み続ける。前記押し込みを継続することにより、係止部214が縮径し、係止部214が挿着孔211aを貫通した時点で元の形状に弾性的に復帰する。この結果、フランジ部212と係止部214とでパネル211を挟み付けるようになり、バンド201全体がパネル211に固定される。
 次に、ワイヤハーネス203の平型化及び車両等のパネル211へのクランプ作用を説明する。
 まず、貫通孔206に結束バンド207を挿通し、係止部207a及びバンド部207bをワイヤハーネス固定部204の両側に延在させた状態にする。
 次いで、ワイヤハーネス203の束状の線状体209をワイヤハーネス固定部204上に載置するのであるが、予め両手指でワイヤハーネス203の線状体209を押し潰して横断面楕円形に変形させながら載置することが好ましい。この作業に続いて、ワイヤハーネス203上にバンド部207bを掛け回し、バンド部207bの先端部を挿入口208aに挿通してからこの先端部を掴んで強く引き、結束バンド207でワイヤハーネス203の線状体209を締め付けるようにする。
 この結果、ワイヤハーネス203の線状体209全体がワイヤハーネス固定部204に強く押し付けられる。ワイヤハーネス固定部204の表面は平面状であるから、ワイヤハーネス203の線状体209はその表面形状に沿って幅方向に広がり、図8及び図9に示すように平型化される。
 ワイヤハーネス203の線状体209を平型化した位置では、係止部207a内に設けられた係止爪が複数の係止孔208bのうちの1つを係止している。この時点でバンド部207bを引いていた力を解除しても、結束バンド207が緩むことはなく、ワイヤハーネス203の平型化とバンド201への固定が同時に行われる。
 以上のように、ワイヤハーネス固定部204にワイヤハーネス203の線状体209を固定した後、前記のように係止部214の下端をパネル211に形成した挿着孔211aに差込み、そのまま押し込んでバンド201をパネル211に固定する。
 即ち、本実施形態では、ワイヤハーネス203の線状体209を結束バンド207を用いてワイヤハーネス固定部204に固定することにより、ワイヤハーネス203の線状体209がワイヤハーネス固定部204の表面に沿って広がり、平型化されるとともにバンド201と一体化される。次に、係止部214をパネル211の挿着孔211aに押し込むだけで、平型化されたワイヤハーネス203の線状体209がバンド201と一体にパネル211に固定されることになる。
 前記構成によれば、ワイヤハーネス203の線状体209は締め付けによりバンド201に固定されているので、ワイヤハーネス203の配索方向、言い換えれば長手方向へずれにくくなる。
 また、大きなスペースを必要とするプロテクタが不要であり、狭いスペースにワイヤハーネス203を配索することができる。更に、プロテクタ成形のための金型も不要になる等の種々の効果を得ることができる。
[第5実施形態]
 図10はワイヤハーネス平型化用バンド201の構成を示す斜視図、図11はワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。
 なお、本実施形態と前記第4実施形態との主な相違点は、固定部4の表面形状が異なっていることにあり、他の構成は前記同様であってよい。従って、前記同様の構成については同一の符号を付して説明を省略あるいは簡略化する。
 本第5実施形態におけるバンド201にあっては、ワイヤハーネス固定部204の上面中央部を厚み方向に隆起させて山型形状部204aに形成するとともに、山型形状部204aの両側に浅い凹部204bを形成した。すなわち、ワイヤハーネス固定部204の表面には、線状体(図示せず)の平型化された部分を線状体の長手方向と交差する方向に弧状に反らせる山型形状部204aが設けられている。ワイヤハーネス固定部204にワイヤハーネス203の線状体を固定する場合は、前記第4実施形態と同様に、山型形状部204a上にワイヤハーネス203の線状体を載置し、貫通孔206を挿通した結束バンド207を掛け回して締め付ける。
 この際、山型形状部204aの頂部近傍に介在するワイヤハーネス203の線状体について、特に強い引締力が作用し、図11に示すようにワイヤハーネス203の線状体が山型形状部204aの斜面全体に沿うように広がり、ワイヤハーネス203の線状体が平型化される。
 ワイヤハーネス203の線状体を固定したバンド201をパネル211に固定する場合、前記同様に係止部214を挿着孔211aに押し込み、そのまま押し込み続ける。そして、係止部214が挿着孔211aを抜けると自身の弾性により開き、バンド201全体が固定される。
 本第5実施形態においても、プロテクタ等を用いることなく、ワイヤハーネス203の平型化、ワイヤハーネス203の配索方向へのずれ抑制を行うことができ、狭いスペースへのワイヤハーネス203の配索を行うこともできる。
[第6実施形態]
 図12はワイヤハーネス平型化用バンド201の第6実施形態を示す斜視図、図13はワイヤハーネスの平型化を示す断面図、図14はワイヤハーネスの撓み変形を示す断面図である。
 本第6実施形態におけるバンド201にあっては、ワイヤハーネス固定部204の短手方向の両端に山型形状部216a,216bが形成されている。すなわち、ワイヤハーネス固定部204の表面には、線状体(図示せず)の平型化された部分を線状体の長手方向と交差する方向に弧状に反らせる複数の山型形状部216a,216bがワイヤハーネス203の長手方向に所定間隔を置いて設けられている。
 ワイヤハーネス固定部204にワイヤハーネス203の線状体を固定する場合は、前記第4実施形態と同様に二つの山型形状部216a,216b上にワイヤハーネス203の線状体を載置し、前記同様に結束バンド207を掛け回して締め付ける。
 この結果、ワイヤハーネス203の線状体は、二つの山型形状部216a,216b上では、図13に想像線で示すように二つの山型形状部216a,216bの表面形状に沿って幅方向に拡幅して平型化される。
 一方、二つの山型形状部216a,216b間は谷間になっていて、ワイヤハーネス203の線状体は、この谷間部分で結束バンド207により締め付けられる。このため、谷間部分におけるワイヤハーネス203の線状体の下面は、図13に実線で示すように二つの山型形状部216a,216bの上面位置より低くなる。
 従って、ワイヤハーネス203の線状体は、図14に示すように、ワイヤハーネス固定部204上において撓み変形することになり、ワイヤハーネス203の長手方向へのずれ防止効果が向上する。
 なお、本実施形態においても、バンド201全体を前記第4実施形態同様にパネル211に固定することができる。
 以上の如く、本実施形態によっても、ワイヤハーネス固定部204の表面の形状、即ち二つの山型形状部216a,216bの表面形状に沿うようにしてワイヤハーネス203の線状体を平型化することができる。また、二つの山型形状部216a,216bを設けることにより、ワイヤハーネス203の線状体を撓み変形させることができ、この撓み変形によりワイヤハーネス203の配索方向へのずれをより確実に抑制することができる。
 更に、前記第4実施形態同様に、プロテクタ等は不要であり、狭いスペースであってもワイヤハーネス203を配索することができる。
[第7実施形態]
 図15は本発明の第7実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンド201の構成を示す斜視図、図16はワイヤハーネスの平型化を示す断面図である。
 この第7実施形態は、前記第4実施形態で示したワイヤハーネス固定部204上に複数の突起221を配設したものであり、他の構成は前記同様であってよい。複数の突起221は、短手方向及び長手方向の何れについても所定間隔で8個設けられているが、突起221の数や間隔は限定されない。
 ワイヤハーネス203の線状体209を平型化する場合は、前記同様にワイヤハーネス203の線状体209をワイヤハーネス固定部204上に載置し、結束バンド207を掛けまわして締め付ける。この結果、図16に示すようにワイヤハーネス203の線状体209がワイヤハーネス固定部204上に平型化されて固定されるが、結束バンド207による締め付けにともない、複数の突起221が図16に示すように線状体209間に食い込むようになる。このため、ワイヤハーネス203の線状体209全体がワイヤハーネス固定部204に係止されたようになり、ワイヤハーネス203の長手方向へのずれを防止することができる。
 以上のごとく、本第7実施形態の構成によれば、ワイヤハーネス203のずれ防止をより確実に行い得る上に、前記第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第8実施形態]
 図17は本発明の第8実施形態を示す斜視図、図18はワイヤハーネスの平型化と係止状態を示す断面図である。
 本第8実施形態は、前記第5実施形態で示したワイヤハーネス固定部204上に複数の突起221を配設したものである。但し、この第8実施形態では、前記第5実施形態で示した凹部204bは形成されていないが、他の構成は前記第5実施形態と同様である。
 複数の突起221は、短手方向及び長手方向の何れについても所定間隔で8個設けられているが、突起221の数や間隔は限定されない。
 ワイヤハーネス203の線状体(図示せず)を平型化する場合は、前記同様にワイヤハーネス203の線状体209をワイヤハーネス固定部204上に載置し、結束バンド207を掛けまわして締め付ける。この結果、図18に示すようにワイヤハーネス203の線状体がワイヤハーネス固定部204上に平型化されて固定されるが、結束バンド207による締め付けにともない、複数の突起221が線状体間に食い込むようになる。このため、ワイヤハーネス203の線状体全体がワイヤハーネス固定部204に係止されたようになり、ワイヤハーネス203の配索方向へのずれを防止することができる。
 以上のごとく、本第8実施形態の構成によれば、ワイヤハーネス203のずれ防止をより確実に行い得る上に、前記第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第9実施形態]
 図19は本発明の第9実施形態を示すワイヤハーネス平型化用バンド201の構成を示す斜視図、図20はワイヤハーネスの平型化と係止作用を示す断面図である。
 この第9実施形態では、ワイヤハーネス固定部204の表面に段差が形成され、その中間が傾斜面に形成されている。すなわち、ワイヤハーネス固定部204の表面は、線状体(図示せず)の平型化された部分が線状体の長手方向と交差する方向に傾斜するように形成された傾斜面を有している。そして、段差面と傾斜面の双方に突起221が設けられているが、その数及び形成位置は図示の構成に限定されない。
 ワイヤハーネス203を平型化する場合は、前記同様にワイヤハーネス203の線状体をワイヤハーネス固定部204上に載置し、結束バンド207を掛けまわして締め付ける。この結果、図20に示すようにワイヤハーネス203の線状体がワイヤハーネス固定部204上に平型化されて固定されるが、結束バンド207による締め付けにともない、複数の突起221が線状体間に食い込むようになる。このため、ワイヤハーネス203の線状体全体がワイヤハーネス固定部204に係止されたようになり、ワイヤハーネス203の配索方向へのずれを防止することができる。
 以上のごとく、本第9実施形態の構成によれば、ワイヤハーネス203のずれ防止をより確実に行い得る上に、前記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
 例えば、ワイヤハーネス配索構造の上記実施形態は、車両シート内でのワイヤハーネス配索構造であるが、ワイヤハーネスを配索する対象物は車両シートに限らず何であってもよい。
 また、ワイヤハーネス平型化用バンドのワイヤハーネス固定部の大きさ、形状等はワイヤハーネスの太さ、配索位置等に対応して自在に変更できる。結束バンドについては、ワイヤハーネスの保護を兼ねてより幅広に形成してもよい。また、線状体としては、電線の他に、外部チューブ、シース等が含まれる。
 また、結束部材をバンドのワイヤハーネス固定部に一体化して形成してもよい。すなわち、上記各実施形態における結束バンド7は、ワイヤハーネス固定部4と別体に構成されているが、結束バンド7は、図21に示すように、ワイヤハーネス固定部4と一体化されていてもよい。図21は図7に示す第4実施形態の結束バンド207の変形例を表すが、他の実施形態のバンドもこれと同じ構成であってもよい。このような構成によれば、ワイヤハーネス固定部204と結束バンド207とが常に一体であるので、結束バンド207を紛失するおそれがなく、作業性が向上する。
 また、上記各実施形態は、バンドに係止具を備えた構成であるが、係止具を省略した構成であってもよい。取付相手部材への係止が不要であったり、他の係止手段によりワイヤハーネスが固定されるような配索箇所であれば、バンドの係止具を省略した構成により、ワイヤハーネスを平型化するだけでも配索性が向上する。
 本発明による車両シートにおけるワイヤハーネス配索構造によれば、ワイヤハーネスに部分的に形成された平形部を小半径で曲げたり、ねじったり、折り曲げて配索することができるので、配索作業性を向上させることができる。また、平形部を曲げる場合、曲げ半径は大きくならず、更に平形部を折り曲げて配索することもできるので、配索領域を省スペース化することができる。
 また、本発明によるワイヤハーネス平型化用バンドによれば、ワイヤハーネス固定部に結束部材を用いてワイヤハーネスの線状体を締め付け固定することにより、ワイヤハーネスの線状体をワイヤハーネス固定部の表面に沿わせるようにして平型化することができる。しかも、ワイヤハーネスの線状体はワイヤハーネス固定部に締め付けられて固定されるのであるから、ワイヤハーネスを曲げて配索する場合、或いは配索時に引いたり押したりすることがあってもずれにくくなる。
 また、プロテクタ等が不要であるから、狭小なスペースであってもプロテクタを用いずにワイヤハーネスを平型化して配索することができ、ワイヤハーネスの配索性が向上する。
 更に、プロテクタ製造のための金型等も不要になり、これらが相俟って低コスト化を図ることができるとともに、配索作業の効率化、ワイヤハーネスを使用する車両、電子機器の設計自由度を向上させることができる。
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2008年6月25日出願の日本特許出願(特願2008-166251)、2008年8月22日出願の日本特許出願(特願2008-213682)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10 ワイヤハーネス
10a 平形部
12 サイドフレーム
13 シートバック
16 回動軸
18 ワイヤハーネス固定部
20 クリップ
21 保護材
22 プロテクタ
24 インナートリム
201 ワイヤハーネス平型化用バンド
202 基板部
203 ワイヤハーネス
204 ワイヤハーネス固定部
204a 山型
204b 凹部
205 係止具
206 貫通孔
207 結束バンド
207a 係止部
207b バンド部
208a 挿入口
208b 係止口
209 線状体
209a 保護部材
211 車両等のパネル
211a 挿着孔
212 フランジ部
213 軸部
214 係止部
216a,216b 山型形状部
221 突起

Claims (13)

  1.  複数の電線を断面略円形態に結束して構成されたワイヤハーネスを配索するワイヤハーネス配索構造であって、
     前記ワイヤハーネスは、その前記複数の電線の束がその延在方向に沿って部分的に所定長さにわたって薄肉平形化されて平形形状を保持された平形部を有しているワイヤハーネス配索構造。
  2.  前記複数の電線の束は、前記延在方向に沿って樹脂製の保護材により被覆されており、該保護材と共に前記平形形状を保持されている請求項1に記載のワイヤハーネス配索構造。
  3.  前記複数の電線の束は、結束具により前記平形形状を保持されている請求項1又は2に記載のワイヤハーネス配索構造。
  4.  前記複数の電線の束は、当該複数の電線の束を収容する収容空間が断面平形形状のプロテクタに収容されることで前記平形形状を保持されている請求項1又は2に記載のワイヤハーネス配索構造。
  5.  前記平形部を曲げることで配索方向を転換される請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス配索構造。
  6.  ワイヤハーネスの電線束を含む線状体を部分的に平型化するためのワイヤハーネス平型化用バンドであって、
     ワイヤハーネス固定部と、
     前記線状体の外周を当該線状体の長手方向と交差する方向から締め付けて該線状体を前記ワイヤハーネス固定部の表面に固定する結束部材と、
    を備え、
     前記線状体の前記ワイヤハーネス固定部の表面上の部分が、平型化されるように、前記ワイヤハーネス固定部の表面との間に前記結束部材を介在することなく当該結束部材による締め付けによって前記ワイヤハーネス固定部に押し付けられているワイヤハーネス平型化用バンド。
  7.  前記ワイヤハーネス固定部は、前記結束部材により前記線状体を押し付けられる前記表面が形成された板部を有し、当該板部の表面形状が、平面状である請求項6に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
  8.  前記ワイヤハーネス固定部の前記表面は、前記線状体の平型化された部分が該線状体の長手方向と交差する方向に傾斜するように形成された傾斜面を有している請求項6に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
  9.  前記ワイヤハーネス固定部の前記表面には、前記線状体の平型化された部分を該線状体の長手方向と交差する方向に弧状に反らせる山型形状部が設けられている請求項6に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
  10.  前記ワイヤハーネス固定部の前記表面には、前記線状体の平型化された部分を該線状体の長手方向と交差する方向に弧状に反らせる複数の山型形状部が前記長手方向に所定間隔を置いて設けられている請求項6に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
  11.  前記ワイヤハーネス固定部の前記表面には、複数の係止突起が設けられている請求項6~10のいずれか1項に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
  12.  前記結束部材が、前記ワイヤハーネス固定部の前記線状体の長手方向と交差する方向に延長する貫通孔に挿通された結束バンドである請求項6~11のいずれか1項に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
  13.  前記ワイヤハーネス固定部に一体に設けられた、当該ワイヤハーネス固定部を前記取り付け相手部材に取り付けるための係止具を、更に備えた請求項6~12のいずれか1項に記載のワイヤハーネス平型化用バンド。
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