WO2006030899A1

WO2006030899A1 - ゲーム機

Info

Publication number: WO2006030899A1
Application number: PCT/JP2005/017155
Authority: WO
Inventors: Toru Omoto; Masato Okuaki; Hiroto Nakamoto
Original assignee: Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
Priority date: 2004-09-16
Filing date: 2005-09-16
Publication date: 2006-03-23
Also published as: TWI308081B; US20070296146A1; TW200615030A; CN101022860A; JP3821442B2; KR20070046928A; KR100879171B1; JP2006081768A; EP1834676A1

Abstract

　プレイフィールドは、上面に複数のメダルを載置可能とされたメダル載置台と、該メダル載置台から落下したメダルを受容可能とされた溝部とを有する。移動台は、前記メダル載置台上の前記メダルを前記溝部に向かって押す方向に、該メダル載置台の上面に沿って移動する。メダル払出し手段は、前記メダル載置台上のメダルが前記移動台によって押されて前記溝部に落下することを条件に、メダルをプレイヤーに払い出す。第１ゲーム実行手段は、複数の第１動作モードの何れ１つにより第１ゲームを実行可能に構成される。第２ゲーム実行手段は、複数の第２動作モードの１つにより第２ゲームを実行可能に構成される。動作モード切換手段は、所定のモード切換条件が満たされたとき、前記第１動作モードを別の１つに切り換えるとともに、前記第２動作モードも別の１つに切り換える。

Description

明細書

ゲーム機

技術分野

[0001] 本発明は、互いに異なる 2つのゲームを実行し得るゲーム機に関するものである。

背景技術

[0002] 日本国特許第 3542119号公報には、複数の抽選機構を備えたプッシヤーゲーム機が開示されている。このプッシヤーゲーム機は、投入したメダルがメダルチヤッカーのメダル通過口を通過すると、抽選プログラムが実行され、当選確率テーブル（当選確率データ）を用いたコンピュータ抽選ゲーム (第 1ゲーム）が行われる。そして、この抽選ゲームによりボールボーナス役が当選すると、メダル載置台上のメダルの上に、ボールが供給される。このボールは、メダル載置台上からメダル落下溝へ落下すると、ボール抽選装置へ搬送される。ボール抽選装置では、搬送されてきたボールが所定の当選口に入る力否かの物理抽選ゲーム (第 2ゲーム）が行われる。この物理抽選で当選すると、その当選役に応じて、更なる高配当抽選が行われたり、所定枚数のメダルの払い出しが行われたりする。

[0003] ところが、上記コンピュータ抽選ゲームと上記物理抽選ゲームとの関連性は、そのコンピュータ抽選ゲームでボールボーナス役が当選することにより供給されるボールが、ボール抽選装置へ搬送されて上記物理抽選ゲームに用いられるというものでしかなかった。すなわち、これらの抽選ゲーム間の関連性は、コンピュータ抽選ゲームの抽選結果が、その物理抽選ゲームの開始条件の 1つであるというものでしかなぐその関連性が低、ものであったため、優れたゲーム性を十分に提供できてヽなヽと、う問題があった。

[0004] なお、従来、プッシヤーゲーム機においては、上述したような抽選ゲームに限らず、互いに異なる 2つのゲームを進行するものが知られている。し力し、このような従来のプッシヤーゲーム機においても、それらのゲーム間の関連性は低いものであった。例えば、上記日本国特許第 3542119号公報に記載のプッシヤーゲーム機では、投入したメダルをメダルチヤッカーのメダル通過口を通過させるというゲームと、メダル載置台上のメダルをメダル落下溝に落とすというゲームが進行される。しかし、これらのゲーム間の関連性は、前者のゲームでメダル通過口にメダルが通過させるためには、そのメダル力 Sメダル載置台の端部からメダル落下溝に落下させることが必要であるというものでしかなかった。そのため、互いに異なる 2つのゲームを進行する従来のプッシヤーゲーム機においても、これらのゲーム間の関連性が一方のゲーム結果が他方のゲームの開始条件であるというものでしかなぐその関連性が低力つたため、優れたゲーム性を十分に提供できていないという、上記問題と同様の問題が存在する。発明の開示

[0005] よって本発明の目的は、コンピュータ抽選ゲームと物理抽選ゲームのように、互いに異なる 2つのゲーム間の関連性が高い優れたゲーム性が付加されたゲーム機を提供することである。

[0006] 上記の目的を達成するために、本発明によれば、ゲーム機であって、

上面に複数のメダルを載置可能とされたメダル載置台と、該メダル載置台から落下したメダルを受容可能とされた溝部とを有するプレイフィールドと、

前記メダル載置台上の前記メダルを前記溝部に向カゝつて押す方向に、該メダル載置台の上面に沿って移動する移動台と、

前記メダル載置台上のメダルが前記移動台によって押されて前記溝部に落下することを条件に、メダルをプレイヤーに払い出すメダル払出手段と、

複数の第 1動作モードの 1つにより第 1ゲームを実行可能に構成された第 1ゲーム実行手段と、

複数の第 2動作モードの 1つにより第 2ゲームを実行可能に構成された第 2ゲーム実行手段と、

所定のモード切換条件が満たされたとき、前記第 1動作モードを別の 1つに切り換えるとともに、前記第 2動作モードも別の 1つに切り換える動作モード切換手段とを具備して成るものが提供される。

[0007] この構成によれば、所定のモード切換条件が満たされると、第 1ゲーム実行手段の動作モードとともに、第 2ゲーム実行手段の動作モードも切り換わる。各ゲーム実行手段の動作モードが切り換われば各ゲームの動作内容が変更され、各ゲームの進行内容が変わる。したがって、本ゲーム機によれば、所定のモード切換条件が満たされると、第 1ゲームの進行内容と、第 2ゲームのゲーム進行内容の両方が変わる。これにより、互いに異なる 2つのゲーム (第 1ゲームと第 2ゲーム）間の関連性が、従来のプッシヤーゲーム機に比べて高まる。

[0008] 前記所定のモード切換条件は、前記第 1ゲームで所定のゲーム結果を得ることにより満足され得る。

[0009] この場合、第 1ゲームの結果に応じて第 2ゲームのゲーム進行内容が変わるため、互いに異なる 2つのゲーム (第 1ゲームと第 2ゲーム）間の関連性が、従来のプッシャ一ゲーム機に比べて更に高まる。

[0010] 前記複数の第 1動作モードの各々は、複数の当選確率データの 1つに対応しており、前記第 1ゲーム実行手段は、前記複数の当選確率データの中から選択されたものに対応する前記複数の第 1動作モードのうちの 1つにより、コンピュータプログラムを実行することで当選力否かを決定する第 1抽選ゲームを行ない、前記動作モード切換手段は、前記複数の当選確率データにそれぞれ対応する複数のモード切換条件のうちの 1つが満足されたとき、前記第 1動作モードを、対応する当選確率データを用いる第 1動作モードに切り換えるとしてもよ、。

[0011] この場合、複数のモード切換条件のうちの 1つが満たされると、いわゆるコンビユータ抽選ゲームである第 1抽選ゲームで用いられる当選確率データが変わるだけでなく、第 2ゲームのゲーム進行内容も変えることができる。

[0012] 前記第 2ゲーム実行手段は、当選確率が互いに異なる複数の第 2動作モードの 1 つで第 2抽選ゲームを実行し、前記動作モード切換手段は、前記選択された当選確率データにより決定される当選確率が高いほど、より高い当選確率を有する第 2動作モードに切り換えるようにしてもょヽ。

[0013] この場合、第 1抽選ゲームの当選確率が高くなれば、第 2抽選ゲームの当選確率も高くなる。これにより、第 1抽選ゲームの当選確率が高くなるためのモード切換条件が満たされることの遊技者の期待感を、単に第 1抽選ゲームの当選確率が高くなるだけの場合に比べて高めることができる。

[0014] 前記第 2ゲーム実行手段は、抽選用移動物体を供給する供給手段と該抽選用移動物体を受容し得る少なくとも 1つの当選口を形成する当選口形成部材とを備え、前記抽選用移動物体が前記当選口に入る力否かによって当選力否かを決定するという第 2抽選ゲームを実行するようにしてもょ、。

[0015] 上述したコンピュータ抽選ゲームは、コンピュータプログラムの実行により当選か否かが決定されるので、大が力りな設備は不要であるという利点はあるものの、当選確率が変わったことについて遊技者の信頼を得にくいと言える。これに対し、上記物理抽選ゲームは、大が力りな設備が必要である力コンピュータ抽選ゲームに比べて当選確率が変わったことにつ、ての遊技者の信頼を得やす、。

[0016] 所定のモード切換条件が満たされると当選確率が変わる第 2抽選ゲームとして、供給手段により供給した抽選用移動物体が所定の当選口に入るか否かによって当選か否かを決定するという、いわゆる物理抽選ゲームを採用することにより、コンビユータ抽選ゲームを採用する場合に比べ、第 2抽選ゲームの当選確率が変わったことにつ!、ての遊技者の信頼を得やす、。

[0017] 前記第 2ゲーム実行手段は、前記当選口の数又は大きさを変更する当選口変更手段を備え、前記動作モード切換手段は、前記当選口変更手段を制御して前記当選口の数又は大きさを変更することにより、前記第 2ゲーム実行手段の動作モードを切り換えるようにしてもよい。

[0018] 前記供給手段は、前記第 1ゲームの結果に応じて前記プレイフィールド内に前記抽選用移動物体を供給するようにしてもょヽ。

[0019] この場合、第 1ゲームと第 2抽選ゲームとの間に、その第 1ゲームの結果がその第 2 抽選ゲームの開始条件の 1つであるという関連性を付加することができる。

[0020] 前記メダル載置台から前記溝部へ落下したメダルを検知する検知手段を更に具備して成り、前記第 1ゲーム実行手段は、前記検知手段がメダルを検知すると前記第 1 ゲームを開始するようにしてもょ、。

[0021] 本発明によれば、ゲーム機であって、

互ヽに異なる複数の当選確率をそれぞれ決定するための複数の当選確率データの中から選択された当選確率データをそれぞれ用いる複数の第 1動作モードのうちのいずれかで、コンピュータプログラムを実行することにより当選か否かを決定する第 1抽選ゲームを実行する第 1ゲーム実行手段と、

当選確率が互いに異なる複数の第 2動作モードのうちのいずれかで、抽選用移動物体を移動させて前記抽選用移動物体が所定の当選条件を満たすか否かにより当選か否かを決定する第 2抽選ゲームを実行する第 2ゲーム実行手段と、

所定のモード切換条件が満たされたとき、前記第 1動作モードを別の 1つに切り換えるとともに、前記第 2動作モードも別の 1つに切り換える動作モード切換手段とを具備して成るちのち提供される。

[0022] この構成によれば、所定のモード切換条件が満たされると、いわゆるコンピュータ抽選ゲームである第 1抽選ゲームの当選確率が変わるとともに、いわゆる物理抽選ゲームである第 2抽選ゲームの当選確率も変わる。これにより、コンピュータ抽選ゲームと物理抽選ゲームとの関連性が、従来のゲーム機に比べて高まる。

[0023] 前記第 2ゲーム実行手段は、抽選用移動物体を供給する供給手段と該抽選用移動物体を受容し得る少なくとも 1つの当選口を形成する当選口形成部材とを備え、前記抽選用移動物体が前記当選口に入る力否かによって当選力否かを決定するという第 2抽選ゲームを実行するようにしてもょ、。

[0024] 前記第 2ゲーム実行手段は、前記当選口の数又は大きさを変更する当選口変更手段を備え、前記動作モード切換手段は、前記当選口変更手段を制御して前記当選口の数又は大きさを変更することにより、前記第 2動作モードを切り換えるようにしてもよい。

前記抽選用移動物体を受容し得る少なくとも 1つの非当選口が、前記当選口形成部材に形成され、前記第 2ゲーム実行手段は、前記当選口の数又は大きさを変更する当選口変更手段を備え、前記動作モード切換手段は、前記当選口変更手段を制御して前記非当選口の数又は大きさを変更することにより、前記第 2動作モードを切り換えるよう構成してちょい。

前記第 2ゲーム実行手段は、抽選用移動物体を供給する供給手段を備え、該抽選用移動物体が所定の得点加算条件を満たすと、満たした得点加算条件に応じた得点を累積加算し、累積加算された値が規定値に達するという当選条件を満たすか否力によって当選か否かを決定するという第 2抽選ゲームを実行し、前記複数の第 2動作モードは、前記所定の得点加算条件に応じて累積加算される得点値が互いに異なるようにしてちょい。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]は、本発明の第 1実施例に係るプッシヤーゲーム機のゲーム全体の流れを示すフローチャートである。

[図 2]は、上記プッシヤーゲーム機の外観を示す斜視図である。

[図 3]は、上記プッシヤーゲーム機のステーションの構成を示す斜視図である。

[図 4]は、上記プッシヤーゲーム機の制御機構の主要部を示すブロック図である。

[図 5]は、ファンタジックチヤンス時における上記プッシヤーゲーム機の中央抽選装置を示す斜視図である。

[図 6]は、ジャックポットチャンス時における上記中央抽選装置を示す斜視図である。

[図 7]は、本発明の第 2実施例に係るプッシヤーゲーム機における中央抽選装置を示す平面図である。

発明を実施するための最良の形態

[0026] 本発明の実施例を添付の図面を参照しつつ以下詳細に説明する。

[0027] 図 2に本発明の一実施例に係るプッシヤーゲーム機 1を示す。プッシヤーゲーム機 1は、 8個の独立したプレイフィールド 2を有し、各プレイフィールド 2では、それぞれ 2 人の遊技者がゲームを行うことができる。よって、最大で 16人の遊技者が同時にゲームを行うことが可能である。また、遊技者が遊技する遊技スペースは、プレイフィールド 2ごとに柱 3で区切られており、柱 3の間は、透明なカバーで覆われている。これにより、遊技者は、直接、プレイフィールド 2内部の機構に触ることができないようになつている。また、各プレイフィールド 2では、それぞれ独立したプッシヤーゲームを行うゲーム機としてのステーション 10により、プッシヤーゲームが行われる。

[0028] 図 3に示すように、ステーション 10には、プレイフィールド 2内にメダルを投入するための 2つのメダル投入器 11が設けられている。メダル投入器 11は、プッシヤーゲーム機 1の外側に露出したメダル受入手段としてのメダル投入口 11aを有する。このメダル投入口 11aが遊技者からメダルを受け入れると、そのメダルは、メダル投入器 11内に形成されたメダル通路部を通って、プレイフィールド 2内に位置する先端部 l ibからプレイフィールド 2内へ投入される。メダル通路部には、メダルの通過を検知する図示しない投入枚数検知センサが設けられている。この投入枚数検知センサは、メダルを検知すると、その検知信号を後述のメイン制御装置に出力する。また、メダル投入器 11は、メダル投入方向を遊技者が適宜に選択できるように、プッシヤーゲーム機 1 の本体部分に対して回動自在に取り付けられてる。これにより、遊技者は、メダル投入器 11の先端部 1 lbを所定の範囲内で左右に向けることができる。

[0029] メダル投入器 11によりメダルが投入されるプレイフィールド 2内には、固定されたメダル載置台 12と、図中矢印 A, Bで示す方向に往復移動するプッシヤー台 13とが設けられている。メダル載置台 12は、その上面に多数のメダルを載置する。メダル載置台 12上のメダルが、そのメダル載置台 12の図中右側に形成されたメダル落下溝 14 へ落下すると、そのメダルは、プッシヤーゲーム機 1の本体外面に設けられた受皿 4 ( 図 2参照）から払い出される。これにより、遊技者はメダルを獲得することができる。また、メダル載置台 12の図中右側端部（以下、開放端部と称する）には、そのメダル載置台 12上に堆積したメダルが簡単にメダル落下溝 14に落ちな、よう、ストッパ部 12a が設けられている。

[0030] プッシヤー台 13は、メダル載置台 12の上面に沿って、図示しない駆動手段により、図中矢印 A, Bに示す方向に所定のストロークで往復移動する。このように往復移動するプッシヤー台 13は、これが往復移動するメダル載置台 12の上面部分に存在するメダルを、開放端部側に押し出す。また、このプッシヤー台 13の上面にもメダルが載置される。プッシヤー台 13上のメダルが図中右側から落下すると、メダル載置台 12 上に載置されることになる。プッシヤー台 13が最右位置にないときにプッシヤー台 13 上からメダルが落下すると、そのメダルは、プッシヤー台 13によって押され、メダル載置台 12上の多数のメダルが堆積した部分に押し込まれる。このようにしてメダルが押し込まれると、その多数のメダルの一部に開放端部側への押圧力が働き、その押圧力が開放端部のストッパ部 12aで止められて、たメダルにカ卩わって、メダルカダル落下溝 14へ落下する。

[0031] また、メダル落下溝 14の内部には、回転搬送機構 15が設けられている。この回転搬送機構 15は、メダル載置台 12の開放端部に平行な回転軸 15aと、この回転軸に固定された 3つの回転羽部 15bと、この回転軸を回転させる図示しない駆動機構とから構成されている。各回転羽部 15bは、複数枚の羽からなり、駆動機構からの駆動力によって回転軸 15aが回転することにより、回転軸まわりを一定速度で常時回転する。メダル載置台 12の開放端部からメダル落下溝 14へ落下したメダルは、ー且、回転羽部 15bの羽に受け止められ、回転羽部 15bの回転によって図中右側へ搬送される。その後、そのメダルは羽の上力もこぼれ落ち、メダル落下溝 14の内部へと落下する。各回転羽部 15bによって搬送されたメダルがこぼれ落ちる箇所の鉛直方向下方には、メダル検知センサ（以下、スタートチェッカーと称する）が設けられている。このスタートチェッカ一は、例えばフォトインタラプタにより構成され、その光路上をメダルが通過すると、メダル検知信号を出力する。この検知信号は、後述するメイン制御装置に送られる。

[0032] メダル載置台 12の開放端部からメダル落下溝 14へ落下したすべてのメダルは、最終的に、メダル落下溝 14の底部に設けられた図示しないメダル払出手段としてのメダルホツバへ移動する。そして、そのメダルホッパによって図 2に示した受皿 4に排出される。このメダルホツバと受皿 4との間のメダル排出路中には、メダルの通過を検知する図示しな!、払出枚数検知センサが設けられて、る。この払出枚数検知センサは、メダルを検知すると、その検知信号を後述のメイン制御装置に出力する。

[0033] また、プレイフィールド 2内には、液晶表示装置 20が設けられている。この液晶表示装置 20の液晶画面には、 3つのリール画像が表示される。各ステーション 10の液晶表示装置 20の表示制御は、後述の表示制御装置を介してメイン制御装置により一括して行われる。

[0034] 図 4は、本プッシヤーゲーム機 1の全体を制御する制御機構の主要部を示す制御ブロック図である。なお、この図には、ステーション 10ごとに設けられるものについては 1つのみ記載して省略してある。

[0035] 本プッシヤーゲーム機 1は、メイン制御装置 30によって一括制御されている。メイン制御装置 30は、 CPU、 RAM、 ROM等によって構成され、 ROMに記憶された各種コンピュータプログラムを実行することにより、各種制御処理を行う。メイン制御装置 3 0には、上記スタートチェッカー 16、後述する第 1ボール検知センサ 43及び第 2ボール検知センサ 54、上記投入枚数検知センサ l lc、上記払出枚数検知センサ 17からそれぞれ出力される検知信号が入力される。なお、図 4では、第 2ボール検知センサ 54を 1つだけしか記載していないが、実際には、後述するように 10個の第 2ボール検知センサ 54が存在し、各第 2ボール検知センサ 54がメイン制御装置 30に接続されている。また、メイン制御装置 30は、表示制御装置 21を介して上記液晶表示装置 20 の表示内容を制御する。また、メイン制御装置 30は、後述のボール払出装置 40、後述のファンタジックチヤンス用の第 1抽選ボール供給装置 53、後述のジャックポットチヤンス用の第 2抽選ボール供給装置 56、ステーションごとに設けられる第 1メダル払出装置 18、各ステーションで共用する第 2メダル払出装置 57、ランプ表示装置 22などの制御も行う。

[0036] 図 1に本プッシヤーゲーム機 1のゲーム全体の流れを示す。遊技者によりメダル投入器 11にメダルが投入されると（S1)、投入枚数検知センサ 1 lcからの検知信号がメイン制御装置 30に出力される。この検知信号を受け取ったメイン制御装置 30は、 R AM内のメダル INデータに 1を加算するとともに、後述するジャックポット（以下、適宜「JP」と省略する）当選したときのメダル払出枚数を示す JP貯留枚数データをカウントする。この JP貯留枚数データの初期値は、本実施例では 500である力適宜変更可能である。また、 1つの検知信号に対する JP貯留枚数データのカウント値も、適宜設定することができる。本実施例では、このカウント値を 0. 03に設定しているので、遊技者によりメダルが 1枚投入される iJP貯留枚数データに 0. 03が加算されることになる。 JP貯留枚数データのカウント値は、メイン制御装置 30により、本プッシヤーゲーム機 1の中央上部に設けられた表示器により表示される。

[0037] メダル力メダル落下溝 14へ落下してスタートチェッカー 16に検知されると（S2)、スタートチェッカー 16からの検知信号がメイン制御装置 30に出力される。この検知信号を受け取ったメイン制御装置 30は、 ROMに格納されている第 1抽選プログラムを実行してコンピュータ抽選ゲーム (第 1ゲーム)を進行する（S3)。この第 1抽選プログラムを実行するメイン制御装置 30は、抽選用の乱数を生成し、複数の役と乱数値との対応関係を示す当選確率テーブル（当選確率データ）に照らして、生成した抽選用乱数に基づき当選役を決定する（S4〜S9)。このコンピュータ抽選ゲームにおいては、当選役が決定されず、ハズレが決定されることもある（S10)。

[0038] 本実施例では、通常の当選確率テーブルと確率変動用の当選確率テーブルの 2 つが ROMに記憶されており、メイン制御装置 30は、いずれかのテーブルを ROMから読み出し、これを用いて上記コンピュータ抽選ゲームを進行する。これらの当選確率テーブルは、互いに異なる当選確率を決定するためのものであり、確率変動用の当選確率テーブルの方が通常の当選確率テーブルよりも高い当選確率に対応している。具体的に説明すると、確率変動用の当選確率テーブルは、通常の当選確率テ一ブルにおけるノ、ズレに対応した乱数値の一部力上記複数の役の少なくとも 1つに対応したものとなっている。すなわち、確率変動用の当選確率テーブルは、通常の当選確率テーブルに比べてハズレに対応する乱数値の数が少なぐノ、ズレが決定される確率が低くなつている。本実施例の確率変動用の当選確率テーブルは、すべての役について、対応する乱数値の数が通常の当選確率テーブルよりも多くなつている。以下、通常の当選確率テーブルを用いてコンピュータ抽選ゲームを行う状態をノーマル状態と、、、確率変動用の当選確率テーブルを用いてコンピュータ抽選ゲームを行う状態を確率変動状態とヽぅ。

[0039] メイン制御装置 30は、上記コンピュータ抽選ゲームの抽選結果に基づいて、表示制御装置 21に画像表示命令を出力する。この画像表示命令を受け取った表示制御装置 21は、 3つのリールが回転する画像を液晶表示装置 20の液晶画面に表示させ、最終的に 3つリールの停止画像を表示させる。このとき、メイン制御装置 30により当選役が決定している場合には、その画像表示命令に基づき、最終的にその当選役に係る図柄の組み合わせを停止表示させる。また、メイン制御装置 30によりハズレが決定している場合には、その画像表示命令に基づき、最終的に当選役に対応しない適当な図柄の組み合わせを停止表示させる。これにより、遊技者は、液晶表示装置 2 0の画面を見て、コンピュータ抽選の抽選結果を知ることができる。メイン制御装置 30 は、第 1抽選プログラムの実行により当選役を決定したら、遊技者に対してその当選役に応じた特典を付与する処理を行う。

[0040] 表 1に、本実施例で用いる役と各役に応じた特典との対照表を示す。

[0041] [表 1] 役ゾロ目図柄特典ノーマルボーナス偶数メダル払出し

確率変動ボーナス奇数（除く 7 ) メダル払出し +確率変動ボールボーナス 1ポール図柄プレイフィールドにボ一ル 1個供給ラッキーボーナスラッキー図柄通常ファンタジックチヤンスに移行スーパ一ボ一ナススーパー図柄特別ファンタジックチヤンスに移行ジャックポットポ一ナス 7 ジャックポットチャンスに移行偶数（「2」、「4」、「6」、「8」）のゾロ目に係るノーマルボーナスのいずれかが当選すると (S4)、まず、メイン制御装置 30は、現在の状態が確率変動状態力否かを判断し (S11)、確率変動状態であると判断したときには、その確率変動状態を終了してノーマル状態へ移行する（S 12)。具体的には、 ROM力通常の当選確率テーブルを読み出し、これを用いて以降のコンピュータ抽選ゲームを進行する。この場合のモード切換条件である当選確率変動条件は、確率変動状態のときにノーマルボーナスに当選することである。

[0042] また、このようにノーマルボーナスのいずれかが当選すると、メイン制御装置 30は、表示制御装置 21を制御して、その偶数のゾロ目が液晶表示装置 20の画面に停止表示させる。そして、メイン制御装置 30は、メダル払出命令を第 1メダル払出装置 18 に出力する。この第 1メダル払出装置 18は、本プッシヤーゲーム機 1の内部に設置された多数のメダルを貯留するメダルホッパー部と、そのメダルホッパー部に貯留されたメダルを払、出すメダル払出部と、メダル払出部から払!、出されたメダルをプレイフィールド 2内に案内するメダル通路部とを備えている。メダル払出命令を受けた第 1メダル払出装置 18は、メダル払出部を制御して、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダル払出動作を実行する。メダル払出部により払い出されたメダルは、メダル通路部を通ってプッシヤー台 13の上面に落下し、プレイフィーノレド 2内に払、出される（S 30)。

[0043] また、「7」以外の奇数のゾロ目（「1」、「3」、「5」、「9」）に係る確率変動ボーナスのいずれかが当選すると（S5)、メイン制御装置 30は、現在の状態がノーマル状態か否かを判断し (SI 3)、ノーマル状態であると判断したときには、そのノーマル状態を終了して確率変動状態へ移行する（S14)。具体的には、 ROM力確率変動用の当選確率テーブルを読み出し、これを用いて以降のコンピュータ抽選ゲームを進行する。この場合のモード切換条件である当選確率変動条件は、ノーマル状態のときに確率変動ボーナスに当選することである。

[0044] また、このように確率変動ボーナスのいずれかが当選すると、メイン制御装置 30は、表示制御装置 21を制御して、その奇数のゾロ目が液晶表示装置 20の画面に停止表示させる。そして、メイン制御装置 30は、メダル払出命令を第 1メダル払出装置 18 に出力する。これにより、ノーマルボーナスの場合と同様にして、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダルがプレイフィールド 2内に払い出される。

[0045] なお、本実施例では、上記第 1メダル払出装置 18及び後述の第 2メダル払出装置 57により払い出されるメダルは、遊技者に直接払い出されるのではなぐプレイフィールド 2内に払い出される。よって、そのメダルを遊技者が獲得するためには、メダル載置台 12からメダル落下溝 14に落とさなければならない。通常は、プレイフィールド 2 内にメダルが払い出されることで、そのメダルをプッシヤー台 13が押すことにより、メダル載置台 12上のメダルが開放端部側へ押し出されてメダル落下溝 14へ落下し、メダルが遊技者に払い出されることになる。

[0046] また、ボールボーナスのいずれかが当選すると（S6)、メイン制御装置 30は、ボール払出装置 40にボール払出命令を出力する。このボール払出装置 40は、本プッシヤーゲーム機 1の内部に配置された図示しないボール貯留部と、図示しないボール払出制御部と、プレイフィールド内にボールを排出する図 3に示すボール排出部 41 と、ボール払出制御部の制御の下でボール貯留部力ボール排出部 41へボールを搬送するボール搬送部とを備えて、る。メイン制御装置 30からのボール払出命令をボール払出装置 40のボール払出制御部が受け取ると、そのボール払出制御部は、ボール搬送部を制御して 1個のボールをボール貯留部力ボール排出部 41へ搬送させる。ボール排出部 41へと搬送されたボールは、そのボール排出部 41のレール上を転がって、プレイフィールド内のメダル載置台 12の上に排出される（S15)。

[0047] このようにして払い出されたボールは、メダル載置台 12上に堆積したメダルの上に乗った状態でプレイフィールド内に存在することになる。そして、そのメダルの移動とともにメダル落下溝 14に向けて移動する。ここで、図 3に示すように、メダル載置台 12 に設けられたストッパ部 12aの中央部分には、ボールが落下しやすいように切欠部 1 2bが形成されている。また、メダル載置台 12の上方には、 2つのボールガイド 42が設けられており、メダル載置台 12上のボールのみを中央側に寄せるような構成となつている。よって、メダル載置台 12上のボールは、メダル落下溝 14に向力につれて、ボールガイド 42により中央側に寄せられ、落下しやすくなつているストッパ部 12aの切欠部 12bを介してメダル落下溝 14へ落下する。

[0048] ボール力^ダル落下溝 14へ落下すると、このボールは、上記回転搬送機構 15の回転羽部 15bの羽の上に乗り、その回転羽部 15bの回転によって図 3中右側へ搬送される。その後、そのボールは羽の上力もこぼれ落ち、メダル落下溝 14の内部へと落下する。ここで、メダル落下溝 14の内部に設けられた上記スタートチェッカー 16の鉛直方向上部には、図示しない仕分け部材が設けられている。この仕分け部材は、ボールの直径よりも狭くメダルの直径よりは広い間隔が空いたレール力もなる。回転羽部 15bの羽力もこぼれ落ちたメダルは、このレールの間を通ってスタートチェッカー 1 6を通過することになる。一方、回転羽部 15bの羽力もこぼれ落ちたボールは、このレールの上に乗り、スタートチェッカー 16まで到達することはない。このレールは、上記ボール貯留部に向かって傾斜しているので、レールの上に乗ったボールは、そのレールの傾斜によりボール貯留部まで搬送される。このレールの途中には、第 1ボール検知センサ 43が設けられている。この第 1ボール検知センサ 43は、例えばフォトインタラプタにより構成され、その光路上をボールが通過すると、ボール検知信号を出力する。この検知信号は、図 4に示すようにメイン制御装置 30に送られる。

[0049] このようにボール力メダル落下溝 14へ落下して第 1ボール検知センサ 43により検知され (S20)、その検知信号をメイン制御装置 30が受け取ると、メイン制御装置 30は、 RAM内のボール貯留数データに 1を加算する処理を行う（S21)。また、メイン制御装置 30は、ボール貯留数データのカウント値を遊技者に報知するためのランプ表示装置 22を制御して、そのカウント値に対応する数だけボール貯留ランプを点灯させる。このランプ表示装置 22は、 3つのボール貯留ランプを備えており、各ステーション 1 0のプレイフィールド内に設けられている。その後、メイン制御装置 30は、上記ボール貯留数データが 3に達したカゝ否かを判断する（S22)。そして、ボール貯留数データ力^に達したと判断した場合、メイン制御装置 30は、 ROMに格納されている第 2抽選プログラムを実行して後述の中央抽選装置 50を制御し、第 2ゲームであるファンタジツクチャンスを進行する（S24, S25)。

[0050] 図 5に示すように、中央抽選装置 50は、球状の抽選用移動物体である抽選ボール Bが入り得る所定の当選口を形成する当選口形成部材 51と、抽選ボール受台 52と

1

、抽選ボール受台上に抽選ボール Bを供給する供給手段としての第 1抽選ボール供

1

給装置 53とを備えている。第 1抽選ボール供給装置 53は、図示しない抽選ボール貯留部と、図示しない抽選ボール供給駆動部と、抽選ボール貯留部からの抽選ボール Bを抽選ボール受台 52上へ搬送する図 2に示す搬送レール 53aとを備えている。貯

1

留ボール供給駆動部がメイン制御装置 30からのボール供給命令を受け取ると、貯留ボール供給駆動部は、抽選ボール貯留部内の抽選ボール Bを搬送レール 53aの上

1

部まで搬送する。これにより、その抽選ボール Bは搬送レール 53aの傾斜により搬送

1

レール 53aに沿って搬送され、最終的には図中矢印 Dの方向力抽選ボール受台 5 2上に供給される。

[0051] 上記抽選ボール受台 52は、図 5に示すようにすり鉢状に形成されており、その中央部分に当選口形成部材 51が設けられている。この当選口形成部材 51には、円盤状部材であって、その外周面に等間隔で 10個のボール収容口 C〜C が形成されて

1 10

いる。当選口形成部材 51は、図示しない回転駆動装置により抽選ボール受台 52の中心軸の回りを回転する。上記搬送レール 53aから抽選ボール受台 52上へ供給された抽選ボール Bは、その抽選ボール受台 52上を転がりながら、当選口形成部材 5

1

1の周りを移動する。そして、抽選ボール受台 52の傾斜によって、最終的には当選口形成部材 51のボール収容口 C〜C のいずれかに入る。これらのボール収容口 C

1 10 1

〜C の底面は開口しており、ボール収容口に入った抽選ボール Bは、その開口か

10 1

ら下方へ落下し、回収される。各ボール収容口 C〜C の内部又はその鉛直方向下

1 10

方には、それぞれ第 2ボール検知センサ 54が設けられている。各第 2ボール検知センサ 54は、例えばフォトインタラプタにより構成され、その光路上を抽選ボール Bが通過すると、ボール検知信号を出力する。この検知信号は、図 4に示すようにメイン制御装置 30に送られる。このボール検知信号により、メイン制御装置 30は、抽選ボールが入った力否をボール収容口 C とに認識することができる。

1〜C ご

10

[0052] 上述したように、ボール貯留数データが 3に達したと判断したメイン制御装置 30は、第 2抽選プログラムを実行して中央抽選装置 50を制御し、ファンタジックチヤンスを進行する。具体的には、まず、メイン制御装置 30は、上記ボール収容口 C な

1〜C の少 10 くとも 1つを当選口として割り当てる。すなわち、メイン制御装置 30は、 1個から最大 1 0個までの間で当選口の数を変更することができる。そして、メイン制御装置 30は、第 1抽選ボール供給装置 53にボール供給命令を出力する。この命令を受けた第 1抽選ボール供給装置 53は、貯留ボール供給駆動部を駆動して 12個の抽選ボール Bを

1 連続して抽選ボール受台 52上に供給する。そして、割り当てた当選口のすべてに抽選ボール Bが入るか否かによって当選か否かを決定するというファンタジックチヤンス

1

を進行する。

[0053] 本実施例では、通常ファンタジックチヤンスと特別ファンタジックチヤンスの 2種類のファンタジックチヤンスが存在する。すなわち、メイン制御装置 30は、第 2抽選プログラムを実行して中央抽選装置 50を制御することにより、通常ファンタジックチヤンスを進行する通常動作モードか、特別ファンタジックチヤンスを進行する動作モードのヽずれかの特別動作モードで動作する。通常ファンタジックチヤンスでは、 10個のボール収容口 C〜C のうちの 3個が当選口に割り当てられ、特別ファンタジックチヤンス

1 10

では、 10個のボール収容口 C

1〜C のうちの 1個が当選口に割り当てられる。そして 10

、これらのファンタジックチヤンスは、割り当てられる当選口の数が異なる以外は同じ進行内容である。本実施例では、上述したように、割り当てた当選口のすべてに抽選ボール Bが入らないと当選にならない。よって、特別ファンタジックチヤンスは、通常

1

ファンタジックチヤンスよりも当選確率が高い抽選ゲームである。すなわち、第 2抽選プログラムを実行するメイン制御装置 30は、当選確率が互いに異なる 2つの動作モ一ドの、ずれかを選択して、通常ファンタジックチヤンスか特別ファンタジックチヤンスのいずれかを進行する。

[0054] なお、当選口形成部材 51には、図 5に示すように、各ボール収容口 C〜C にそれぞれ対応する 10個の当選口ランプ 55が設けられて、る。各当選口ランプの点灯制御は、メイン制御装置 30によって行われ、メイン制御装置 30は、上述したように当選口を割り当てられた後、その当選口として割り当てられたボール収容口に対応する当選口ランプ 55を点灯し、残りの当選口ランプは消灯するように制御する。そして、点灯中の当選口ランプ 55に対応するボール収容口に抽選ボールが入り、これが第 2ボ一ル検知センサ 54に検知されると、メイン制御装置 30は、その当選口ランプを消灯する制御を行う。

[0055] ここで、メイン制御装置 30が通常動作モードで動作するか特別動作モードで動作するかは、上記コンピュータ抽選ゲームの結果に応じて決定される。具体的には、過去のコンピュータ抽選ゲームにお、て確率変動ボーナスに当選した結果、確率変動状態になって、その確率変動状態が現在も維持されている場合には、特別動作モードで動作する。一方、現在の状態がノーマル状態である場合には、通常動作モードで動作する。すなわち、本実施例では、メイン制御装置 30は、動作モード切換手段として機能し、現在、確率変動状態であるかどうかを判断し (S23)、確率変動状態でないと判断したら通常ファンタジックチヤンスを進行する通常動作モードに切り換え（S2 4)、確率変動状態であると判断したら特別ファンタジックチヤンスを進行する特別動作モードに切り換える（S25)。

[0056] いずれのファンタジックチヤンスにおいても、メイン制御装置 30は、第 2ボール検知センサ 54からの検知信号に基づいて、当選口のすべてに抽選ボール Bが入ったか

1 否力すなわち、当選力否かを判断する（S26)。当選口のすべてに抽選ボール Bが

1 入らな力つたと判断した場合、メイン制御装置 30は、ハズレと判断し、そのファンタジツクチャンスを終了する。一方、当選口のすべてに抽選ボール Bが入ったと判断した

1

場合、メイン制御装置 30は、当選と判断し、 ROMに格納されている第 3抽選プロダラムを実行して上記中央抽選装置 50を制御し、後述のジャックポットチャンスを進行する（S27)。

[0057] なお、通常ファンタジックチヤンスを進行した結果、当選口のすべてには抽選ボール Bが入らな力つた力一部の当選口には抽選ボール Bが入った場合、メイン制御

1 1

装置 30は、抽選ボール Bが入った当選口の数に応じた枚数のメダル払出命令を第 2メダル払出装置 57に出力する。メダル払出命令を受けたメダル払出装置 18は、メダル払出部を制御して、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダル払出動作を実行する。この第 2メダル払出装置 57は、本プッシヤーゲーム機 1の内部下部に設置された多数のメダルを貯留するメダルホッパー部と、そのメダルホッパー部に貯留されたメダルを払い出すメダル払出部と、メダル払出部から払い出されたメダルを搬送するメダル搬送レールと、メダル搬送レールにより搬送されてきたメダルを受け取って、メダルを払い出すべきステーション 10のプレイフィールド内にメダルを排出する図 2に示すメダル排出部 57aとを備えている。このメダル排出部 57aは、上記中央抽選装置 5 0の抽選ボール受台 52の上方に配置されている。メダル搬送レールは、図 2では図示を省略している力メダル排出部 57aの周囲を囲うように螺旋状に延びている。メダル払出部によりメダルホッパー部力本プッシヤーゲーム機 1の上部まで搬送されたメダルは、このメダル搬送レールを通って最終的に中央のメダル排出部 57aに搬送される。そして、メダル排出部 57aから、メダルを払い出すべきステーション 10のプレイフィールドへ排出され、プッシヤー台 13の上面に落下し、プレイフィールド 2内に払い出される（S30)。

[0058] このジャックポットチャンスも上記中央抽選装置 50を用いて行われる力図 6に示すように、抽選ボールとして、上記ファンタジックチヤンスで使用した抽選ボール Bよりも

1 大きな径の抽選ボール Bを使用する。具体的には、ファンタジックチヤンスで当選と

2

判断したメイン制御装置 30は、まず、メイン制御装置 30は、上記ボール収容口 C〜

1

C の 1つを当選口として割り当てる。そして、メイン制御装置 30は、第 2抽選ボール

10

供給装置 56にボール供給命令を出力する。この第 2抽選ボール供給装置 56は、図示しない抽選ボール貯留部と、図示しない抽選ボール供給駆動部と、抽選ボール貯留部からの抽選ボール Bを抽選ボール受台 52上へ搬送する図 2に示す搬送通路部

2

56aとを備えている。

[0059] 本実施例では、プレイフィールド 2を区切っている柱 3の 1つが抽選ボール貯留部になっている。具体的に説明すると、その柱 3の内部には抽選ボール Bがー列に積み

2

上げられた状態で貯留されている。そして、貯留ボール供給駆動部がメイン制御装置 30からのボール供給命令を受け取ると、貯留ボール供給駆動部は、その柱 3の内部に積み上げられた抽選ボール Bの一番下に、新たに抽選ボール Bを入れるように

2 2

動作する。これにより、積み上げられた一番上の抽選ボール B ί その柱 3の上部に

2

設けられた抽選ボール排出孔まで持ち上げられ、その抽選ボール排出孔から落下する。落下した抽選ボール Βは、上記搬送通路部 56aに受け取られ、搬送通路部 5

2

6aの傾斜により搬送通路部 56aに沿って搬送され、最終的には図中矢印 Eの方向から抽選ボール受台 52上に供給される。

[0060] ジャックポットチャンスにお、て、メイン制御装置 30は上記ボール収容口 C〜C の

1 10

1つを当選口として割り当てる。また、当選口として割り当てられたボール収容口に対応する当選口ランプ 55を点灯する。そして、メイン制御装置 30は、第 2抽選ボール供給装置 56にボール供給命令を出力する。この命令を受けた第 2抽選ボール供給装置 56は、貯留ボール供給駆動部を駆動して、 1個の抽選ボール Bを抽選ボール受

2

台 52上に供給する。そして、割り当てた当選口に抽選ボール Bが入るか否かによつ

2

て当選力否かを決定する。具体的には、メイン制御装置 30は、第 2ボール検知センサ 54からの検知信号に基づいて、当選口に抽選ボール Bが入ったか否力、すなわ

2

ち、当選力否力と判断する（S28)。当選口に抽選ボール Bが入らな力つたと判断し

2

た場合、メイン制御装置 30は、ハズレと判断し、上記第 2メダル払出装置 57により所定枚数のメダルを払い出して、そのジャックポットチャンスを終了する。一方、当選口に抽選ボール Bが入ったと判断した場合、メイン制御装置 30は、当選と判断し、 RA

2

M内に記憶されている JP貯留枚数データを読み出す。そして、 JP貯留枚数データが示す枚数のメダル払出命令を上記第 2メダル払出装置 57に出力する。これにより、メダルを払い出すべきステーション 10のプレイフィールド 2内に、大量のメダルが払い出される（S29)。

[0061] 本実施例によれば、ファンタジックチヤンスを進行するメイン制御装置 30は、コンビユータ抽選ゲームの結果、上記 S23において確率変動状態でないすなわちノーマル状態であると判断したときには、通常動作モードで動作し、低当選確率の通常ファンタジックチヤンスを進行する（S 24)。一方、上記 S23において確率変動状態であると判断したときには、特別動作モードで動作し、高当選確率の特別ファンタジツクチャンスを進行する（S25)。このように、本プッシヤーゲーム機 1によれば、上記コンビュータ抽選ゲームの抽選の結果に応じてファンタジックチヤンスの進行内容を変えることができる。これにより、各ステーション 10で行われるコンピュータ抽選ゲームとファンタジックチヤンスとの間の関連性が高まり、優れたゲーム性を提供することができる。

[0062] なお、本実施例では、物理抽選ゲームであるファンタジックチヤンスの当選確率を変える方法としては、 10個のボール収容口の中から当選口として割り当てる数を変えて当選口数を変える方法について説明した力他の方法であってもよい。例えば、上記当選口形成部材 51に、ボール収容口の大きさ（広さ）を変化させる駆動機構を設け、当選口に割り当てたボール収容口に対する抽選用移動物体の入りやすさを変えるようにしてもよい。この場合、当選確率を高くするときは当選口に割り当てたボール収容口の大きさを大きくし、当選確率を低くするときは当選口に割り当てたボール収容口の大きさを小さくするように、駆動機構を制御すればよい。また、抽選ボール受台 52上に抽選ボールの転がり方向を変化させるための突起を設けてこれを駆動機構で出し入れしたり、抽選ボール受台 52の傾斜方向を駆動機構により変化させたりして、当選口に割り当てたボール収容口に対する抽選用移動物体の入りやすさを変えるようにしてもよい。

[0063] 次に本発明の第 2実施例について説明する。本実施例では、上述の中央抽選装置 50に代えて図 7に示す中央抽選装置 150を用いてファンタジックチヤンスを行う。この中央抽選装置 150は、 3つのサンパーバンパー 151a, 151b, 151cと、非当選口形成部材としての抽選ボール受台 152と、抽選ボール受台上に抽選ボール Bを

1 供給する図示しない抽選ボール供給装置とを備えている。抽選ボール供給装置は、図示しない抽選ボール貯留部と、図示しない抽選ボール供給駆動部と、抽選ボール貯留部からの抽選ボール Bを抽選ボール受台 152上へ搬送する図 7に示す搬送レ

3

ール 153aとを備えている。貯留ボール供給駆動部がメイン制御装置 30からのボール供給命令を受け取ると、貯留ボール供給駆動部は、抽選ボール貯留部内の抽選ボール Bを搬送レール 153aの上部まで搬送する。これにより、その抽選ボール Bは

3 3 搬送レール 153aの傾斜により搬送レール 153aに沿って搬送され、最終的には図中矢印の方向から抽選ボール受台 152上に供給される。

[0064] 上記抽選ボール受台 152は、上記中央抽選装置 50と同様にすり鉢状に形成されており、その中央部分に 1つの非当選口 C , 3つの非当選口 C が設けられている。

21 22

非当選口 C , C に抽選ボール Bが入ると、その開口から下方へ落下し、回収される

21 22 3

。非当選口 C , C に抽選ボール Bが回収されると、その抽選ボール Bは図示しな

21 22 3 3

いボール検知センサに検出される。このボール検知センサは、上記第 2ボール検知センサ 54と同様に、例えばフォトインタラプタにより構成され、そのボール検知信号は、メイン制御装置 30に送られる。このボール検知信号により、メイン制御装置 30は、抽選ボールが非当選口 C , C に入った力否を認識することができる。

21 22

[0065] 上記 3つのサンパーバンパー 151a, 151b, 151cは上記非当選口 C , C を囲う

21 22 ように、抽選ボール受台 152上に設けられている。このサンパーバンパー 151a, 151 b, 151cは、公知のピンボール機で用いられるものと同様のものであり、抽選用ボール Bが接触するとこれを弹くように駆動するボール反発用バンパーである。各サンバ

3

一バンパー 151a， 151b, 151cに抽選用ボール Bが接触すると、それぞれ個別の

3

検知信号がメイン制御装置 30に送られる。この検知信号により、メイン制御装置 30は、抽選ボールがサンパーバンパー 151a, 151b, 151cに接触したか否かを個別に認識することができる。そして、メイン制御装置 30は、各サンパーバンパーに対応する検知信号を受信すると、所定の得点値を RAM内の得点データに加算する処理を行う。

[0066] 上述したボール貯留数データが 3に達したと判断したメイン制御装置 30は、第 2抽選プログラムを実行して中央抽選装置 150を制御し、本変形例に係るファンタジックチャンスを進行する。具体的には、まず、メイン制御装置 30は、各サンパーバンパー 151a, 151b, 151cに接触したときに加算する得点値をそれぞれ割り当てる。そして、メイン制御装置 30は、抽選ボール供給装置にボール供給命令を出力する。この命令を受けた抽選ボール供給装置は、貯留ボール供給駆動部を駆動して 1個の抽選ボール Bを抽選ボール受台 152上に供給する。ここで、本変形例に係るファンタジッ

3

クチヤンスは、抽選ボール Bがサンパーバンパー 151a

3 ， 151b, 151cに接触するという得点加算条件が満たされると、接触したサンパーバンパーに対応する得点値が

RAM内の得点データに加算され、その得点データの値が規定値に達するという当選条件を満たすか否かによって当選か否かを決定する。 [0067] 本変形例では、上述した実施例のファンタジックチヤンスと同様に、通常ファンタジツクチャンスと特別ファンタジックチヤンスの 2種類のファンタジックチヤンスが存在する。すなわち、メイン制御装置 30は、第 2抽選プログラムを実行して中央抽選装置 50 を制御することにより、通常ファンタジックチヤンスを進行する通常動作モード力、特別ファンタジックチヤンスを進行する動作モードのいずれかの特別動作モードで動作する。通常ファンタジックチヤンスでは、第 1サンパーバンパー 151aに接触したときに加算される得点値が 10点であり、第 2サンパーバンパー 15 lbに接触したときに加算される得点値が 20点であり、第 3サンパーバンパー 151cに接触したときに加算される得点値が 30点である。一方、特別ファンタジックチヤンスでは、いずれのサンパーバンパー 15 la, 151b, 151cに接触したときでも、加算される得点値は 30点である。そして、これらのファンタジックチヤンスは、その加算される得点値が異なる以外は同じ進行内容である。本変形例では、上述したように、接触したサンパーバンパーに対応する得点値の累積値を示す RAM内の得点データ力規定値 (例えば 300点）に達しないと当選にならない。よって、特別ファンタジックチヤンスは、通常ファンタジックチヤンスよりも当選確率が高い抽選ゲームである。すなわち、第 2抽選プログラムを実行するメイン制御装置 30は、当選確率が互いに異なる 2つの動作モードのいずれかを選択して、通常ファンタジックチヤンスか特別ファンタジックチヤンスの、ずれかを進行する。

[0068] なお、各サンパーバンパー 151a, 151b, 151cの上面には、図 7に示すように、得点表示器が設けられている。各得点表示器の表示制御は、メイン制御装置 30によつて行われる。すなわち、メイン制御装置 30は、上述したように動作モードを選択した後、その動作モードに応じて、各サンパーバンパー 151a, 151b, 151cの特定表示器に、対応する得点を表示するように表示制御する。なお、図 7に示す例は、通常フアンタジックチヤンスの場合を示して!/、る。

[0069] ここで、メイン制御装置 30が通常動作モードで動作するか特別動作モードで動作するかは、上記コンピュータ抽選ゲームの結果に応じて決定される。具体的には、過去のコンピュータ抽選ゲームにお、て確率変動ボーナスに当選した結果、確率変動状態になって、その確率変動状態が現在も維持されている場合には、特別動作モードで動作する。一方、現在の状態がノーマル状態である場合には、通常動作モードで動作する。すなわち、本実施例では、メイン制御装置 30は、動作モード切換手段として機能し、上記実施例の場合と同様に、現在、確率変動状態であるかどうかを判断し、確率変動状態でな、と判断したら通常ファンタジックチヤンスを進行する通常動作モードに切り換え、確率変動状態であると判断したら特別ファンタジックチヤンスを進行する特別動作モードに切り換える。

[0070] いずれのファンタジックチヤンスにおいても、メイン制御装置 30は、接触したサンバ一バンパーに対応する得点値を RAM内の得点データに加算し、その得点データの値が規定値に達したカゝ否かを判断する。また、その得点データの値が規定値に達する前に抽選ボール Bがいずれかの非当選口 C , C に入った力否力も判断する。得

3 21 22

点データの値が規定値に達する前に抽選ボール Bがいずれかの非当選口 C , C

3 21 22 に入った場合、メイン制御装置 30は、ハズレと判断し、そのファンタジックチヤンスを終了する。一方、得点データの値が規定値に達したと判断した場合、メイン制御装置 30は、当選と判断し、 ROMに格納されている第 3抽選プログラムを実行して上記中央抽選装置 50を制御し、上述したジャックポットチャンスを進行する。なお、メイン制御装置 30は、ハズレと判断した場合であっても、メイン制御装置 30は、それまでに力ゥントされた得点データの値に応じた枚数のメダル払出命令を第 2メダル払出装置 5 7に出力する。メダル払出命令を受けたメダル払出装置 18は、上記実施例の場合と同様に、メダル払出部を制御して、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダル払出動作を実行する。そして、メダル排出部 57aから、メダルを払い出すべきステーション 10 のプレイフィールドへ排出され、プッシヤー台 13の上面に落下し、プレイフィールド 2 内に払い出される。

[0071] なお、本変形例では、物理抽選ゲームであるファンタジックチヤンスの当選確率を変える方法としては、サンパーバンパー 151a, 151b, 151cに接触したときに加算する得点値を変える方法について説明した力他の方法であってもよい。例えば、上記 3つの非当選口 C に開閉シャツタを設け、非当選口への抽選用移動物体の入りや

22

すさを変えるようにしてもよい。この場合、当選確率を高くするときは開閉シャツタを閉じ、当選確率を低くするときは開閉シャツタを開くするように、開閉シャツタ駆動機構を制御すればよい。また例えば、非当選口 c , C の大きさ（広さ）を変化させる駆動機

21 22

構を設け、非当選口 C , C への抽選用移動物体の入りやすさを変えるようにしても

21 22

よい。この場合、当選確率を高くするときは非当選口 C , C の大きさを小さくし、当

21 22

選確率を低くするときは当選口に割り当てたボール収容口の大きさを大きくするように、駆動機構を制御すればよい。また、抽選ボール受台 152上に抽選ボールの転がり方向を変化させるための突起を設けてこれを駆動機構で出し入れしたり、抽選ボール受台 152の傾斜方向を駆動機構により変化させたりして、サンパーバンパー 151a , 151b, 151cに対する抽選用移動物体の接触しやすさを変えたり、非当選口 C ,

21

C への抽選用移動物体の入りやすさを変えるようにしてもよ!、。

22

[0072] なお、上述した実施例（上記変形例を含む。以下同じ。 )では、上記コンピュータ抽選ゲーム及び上記ファンタジックチヤンスの動作モードを切り換えるためのモード切換条件が、コンピュータ抽選ゲームで確率変動状態のときにノーマルボーナスに当選するか又はノーマル状態のときに確率変動ボーナスに当選すると、う所定のゲーム結果が得られたことであつたが、上記コンピュータ抽選ゲーム (第 1ゲーム）のゲーム結果に関係しない条件であってもよい。例えば、一定時間（10分）が経過するというモード切換条件が満たされるたびに動作モードを切り換えるようにしてもょ、。また、例えば、更に別の抽選を行い、これに当選するとモード切換条件が満たされ、上記コンピュータ抽選ゲームが一定時間確率変動状態になる動作モードに切り換わるとともに、上記ファンタジックチヤンスが一定時間特別動作モードに切り換わるというようにしてもよい。この場合、その一定時間の長さも別の抽選により決定してもよい。

[0073] また上述した実施例では、第 1ゲームがコンピュータ抽選ゲームであり、第 2ゲームがファンタジックチヤンスと、う物理抽選ゲームである場合にっ、て説明した力 V、ずれか一方又は両方が抽選ゲーム以外のゲームであっても、同様に優れたゲーム性を提供することが可能である。例えば、次のようなゲーム機が考えられる。メダルをメダル落下溝 14へ落下させるという第 1ゲーム (プッシヤーゲーム）を進行するとともに、上記メダル検知センサ (スタートチェッカー） 16により 5枚のメダルが検知されるごとに 1枚の仮想金貨を加算し、その仮想金貨枚数が所定枚数に達すると所定枚数のメダルが払い出されるという第 2ゲームも進行する。そして、比較的に短い規定時間内に、上記メダル検知センサ 16が 2枚以上のメダルを検知するとヽぅモード切換条件が満たされると、上記第 1ゲームでは一定時間ストッパ部 12aが引っ込むという動作モードに切り換わるとともに、第 2ゲームでは上記メダル検知センサ 16により 1枚のメダルが検知されるごとに 1枚の仮想金貨を加算する動作モードに切り換わる。この例においても、上記規定時間内にメダル検知センサ 16が 2枚以上のメダルを検知するといぅモード切換条件が満たされると、第丄ゲームでは、メダル力 Sメダル落下溝 14へ落ちやすくなるというようにゲーム進行内容が変わり、また、第 2ゲームでは、仮想金貨枚数が加算されやすくなるというようにゲーム進行内容が変わる。よって、互いに異なる 2つのゲーム (第 1ゲームと第 2ゲーム）間の関連性が高まり、優れたゲーム性が付加されたゲーム機を提供できる。

[0074] また、上述した実施例では、上記コンピュータ抽選ゲームの抽選の結果に応じて、ファンタジックチヤンスの当選確率を変更する場合にっ、て説明した力ジャックポットチャンスの当選確率を変更するようにしてもよい。具体的には、例えば、上記コンビユータ抽選ゲームの抽選の結果、確率変動状態になっているときとそうでないときとで、ジャックポットチャンスを進行するメイン制御装置 30が割り当てる当選口の数を変更してもよい。この場合、当選口の数を多く割り当てるほど、当選確率が高くなる。

[0075] また、上述した実施例（上記変形例を含む。 )では、ファンタジックチヤンス等の物理抽選ゲームで用いる抽選ボール B , B , B力各ステーションのプレイフィールドに

1 2 3

供給されるボールとは別物である場合について説明した力同じ物を用いることも可能である。この場合、メダル落下溝 14から落下したボールを、ボール搬送手段によつて搬送し、中央抽選装置 50の抽選ボール受台 52へ供給するようにすればよい。なお、上記物理抽選ゲームで使用する抽選用移動物体の形状は、上記抽選ボール B

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, B , Bのような球形に限られず、その物理抽選ゲームの抽選機構との関係で適宜

2 3

決定される。

[0076] また、上述した実施例では、プッシヤーゲーム機を例に挙げて説明した力他のゲーム機においても同様の効果を発揮することができる。

Claims

請求の範囲

[1] ゲーム機であって、

所定のモード切換条件が満たされたとき、前記第 1動作モードを別の 1つに切り換えるとともに、前記第 2動作モードも別の 1つに切り換える動作モード切換手段とを具備して成る。

[2] 請求項 1に記載のゲーム機において、

前記所定のモード切換条件は、前記第 1ゲームで所定のゲーム結果を得ることにより満足される。

[3] 請求項 1に記載のゲーム機において、

前記複数の第 1動作モードの各々は、複数の当選確率データの 1つに対応しており、

前記第 1ゲーム実行手段は、前記複数の当選確率データの中から選択されたものに対応する前記複数の第 1動作モードのうちの 1つにより、コンピュータプロダラムを実行することで当選力否かを決定する第 1抽選ゲームを行ない、

前記動作モード切換手段は、前記複数の当選確率データにそれぞれ対応する複数のモード切換条件のうちの 1つが満足されたとき、前記第 1動作モードを、対応する当選確率データを用いる第 1動作モードに切り換える。

[4] 請求項 3に記載のゲーム機において、前記第 2ゲーム実行手段は、当選確率が互いに異なる複数の第 2動作モードの 1つで第 2抽選ゲームを実行し、

前記動作モード切換手段は、前記選択された当選確率データにより決定される当選確率が高いほど、より高い当選確率を有する第 2動作モードに切り換える。

[5] 請求項 1に記載のゲーム機において、

前記第 2ゲーム実行手段は、当選確率が互いに異なる複数の第 2動作モードの!、ずれかで第 2抽選ゲームを実行する。

[6] 請求項 4に記載のゲーム機において、

前記第 2ゲーム実行手段は、抽選用移動物体を供給する供給手段と該抽選用移動物体を受容し得る少なくとも 1つの当選口を形成する当選口形成部材とを備え、前記抽選用移動物体が前記当選口に入る力否かによって当選力否かを決定すると

V、う第 2抽選ゲームを実行する。

[7] 請求項 6に記載のゲーム機において、

前記第 2ゲーム実行手段は、前記当選口の数又は大きさを変更する当選口変更手段を備え、

前記動作モード切換手段は、前記当選口変更手段を制御して前記当選口の数又は大きさを変更することにより、前記第 2ゲーム実行手段の動作モードを切り換える。

[8] 請求項 6に記載のゲーム機において、

前記供給手段は、前記第 1ゲームの結果に応じて前記プレイフィールド内に前記抽選用移動物体を供給する。

[9] 請求項 5に記載のゲーム機において、

V、う第 2抽選ゲームを実行する。

[10] 請求項 9に記載のゲーム機において、

[11] 請求項 9に記載のゲーム機において、

[12] 請求項 1に記載のゲーム機において、

前記メダル載置台から前記溝部へ落下したメダルを検知する検知手段を更に具備して成り、

前記第 1ゲーム実行手段は、前記検知手段がメダルを検知すると前記第 1ゲームを開始する。

[13] ゲーム機であって、

[14] 請求項 13のゲーム機において、

前記第 2ゲーム実行手段は、抽選用移動物体を供給する供給手段と該抽選用移動物体を受容し得る少なくとも 1つの当選口を形成する当選口形成部材とを備え、前記抽選用移動物体が前記当選口に入る力否かによって当選力否かを決定すると V、う第 2抽選ゲームを実行する。

[15] 請求項 14に記載のゲーム機において、

前記動作モード切換手段は、前記当選口変更手段を制御して前記当選口の数又は大きさを変更することにより、前記第 2動作モードを切り換える。

[16] 請求項 14に記載のゲーム機において、

前記抽選用移動物体を受容し得る少なくとも 1つの非当選口が、前記当選口形成部材に形成され、

前記動作モード切換手段は、前記当選口変更手段を制御して前記非当選口の数又は大きさを変更することにより、前記第 2動作モードを切り換える。

[17] 請求項 13に記載のゲーム機において、

前記第 2ゲーム実行手段は、抽選用移動物体を供給する供給手段を備え、該抽選用移動物体が所定の得点加算条件を満たすと、満たした得点加算条件に応じた得点を累積加算し、累積加算された値が規定値に達すると!ヽぅ当選条件を満たすか否かによって当選力否かを決定するという第 2抽選ゲームを実行し、

前記複数の第 2動作モードは、前記所定の得点加算条件に応じて累積加算される得点値が互いに異なる。