JP5106770B2 - メダル遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ボール等の抽選用移動物体を移動させることにより、この抽選用移動物体が複数ある抽選用ポケットのいずれに入るかの物理抽選を行う抽選装置を備えた遊技機に関するものである。
この種のメダル遊技機としては、特許文献1に記載されているメダル遊技機が知られている。このメダル遊技機は、独立したプレイフィールドをそれぞれ備えた10個のステーションを有し、各ステーションでは、それぞれ2人の遊技者がプッシャーゲームを行うことができる。各ステーションでは、遊技者がメダル投入器の向きを調整しながらこれを用いてメダルをプレイフィールド内に投入し、そのメダルがプレイフィールド内のメダルチャッカーを通過すると、ステーション制御装置(第2抽選装置)によりコンピュータ抽選が行われる。また、各ステーションには、6つの抽選用ポケットを有し、ボール(抽選用移動物体)を移動させることによりそのボールがいずれの抽選用ポケットに入るかの物理抽選を行うステーション抽選装置(第1抽選装置)が設けられている。上記コンピュータ抽選によりボールボーナスが当選するとボールが供給され、このボールがステーション抽選装置へ到達すると、そのボールを使ってステーション抽選装置で物理抽選が行われる。
ステーション抽選装置の物理抽選において、ボールが6つの抽選用ポケットのうちのいずれかに入ると、ボールが入った抽選用ポケットに対応した量のメダルが配当としてプレイフィールド内に払い出される。また、6つの抽選用ポケットのうちの1つである特別ポケットにボールが入ると、そのボールは、各ステーションで共用される中央抽選装置に送られる。この中央抽選装置は、受け取ったボールが3つの抽選口のいずれに入るかという物理抽選を行い、ボールが入った抽選口に対応する量のメダルが配当としてプレイフィールド内に払い出される。このときに払い出されるメダル枚数は、いずれの抽選口にボールが入った場合でも、ステーション抽選装置の物理抽選でボールが抽選用ポケットに入ったときに払い出されるメダル枚数よりもずっと多い。よって、本メダル遊技機で遊技する遊技者にとっては、大量のメダルを一度に獲得し得る中央抽選装置での抽選を行うことが主たる目標となる。
特許第3542119号公報
ところが、上記特許文献1に記載のメダル遊技機においては、ステーション抽選装置の物理抽選でボールが特別ポケットに入らなかったタイミングで遊技をやめてしまうプレイヤーが多いという問題があった。これは次の理由による。
すなわち、ステーション抽選装置の物理抽選でボールが特別ポケットに入るためには、その前提として、このステーション抽選装置にボールが供給されなければならない。そして、ステーション抽選装置にボールが供給されれば、その物理抽選でボールが特別ポケットに入る確率はおよそ1/6と比較的高く設定されている。そのため、中央抽選装置の抽選結果により払い出されるメダル枚数とペイアウト率との関係から、ステーション抽選装置にボールが供給される頻度はあまり高くすることができない。その結果、このような低い頻度でステーション抽選装置に供給されるボールがその物理抽選で特別ポケットに入らないと、遊技者はそのタイミングで遊技意欲を失って遊技をやめてしまう可能性が高い。
このような問題は、複数の抽選用ポケットのうちの特別ポケットに抽選用移動物体が入ったときに払い出される配当が、他の抽選用ポケットに抽選用移動物体が入ったときに払い出される配当量よりも多くなり得る場合には、同様に生じ得るものである。すなわち、この場合には、遊技者は抽選用移動物体を特別ポケットに入れることが主たる目標となるので、抽選用移動物体が特別ポケットに入らなかったときには、遊技者は遊技意欲を失って遊技をやめてしまう可能性が高いからである。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、複数の抽選用ポケットのうちの特別ポケットに抽選用移動物体が入らなかったときでも、遊技者の遊技意欲を高めて遊技を継続させることが可能な遊技機を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の抽選用ポケットを有し、抽選用移動物体を移動させることにより該抽選用移動物体がいずれの抽選用ポケットに入るかの物理抽選を行う第1抽選装置と、該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給するか否かを決定する抽選を行う第2抽選装置と、該第2抽選装置の抽選により該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給することが決定されたとき、該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給する供給装置と、配当を払い出す配当払出手段と、該第1抽選装置による物理抽選で該抽選用移動物体が該複数の抽選用ポケットのうちの特別ポケットに入ったとき、該抽選用移動物体が他の抽選用ポケットに入ったときに払い出される配当量よりも多い配当を該配当払出手段に払い出させるための制御を行う制御手段とを有する遊技機において、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が特別ポケット以外の他の抽選用ポケットに入ったときに所定の当選確率上昇条件を満たすか否かを判断し、該所定の当選確率上昇条件を満たすと判断したときには、上記第2抽選装置による抽選で該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給する旨の抽選結果が当選する物体供給当選確率を上げる当選確率上昇処理を行う当選確率変更手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の遊技機において、上記所定の当選確率上昇条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットに入った回数、上記他の抽選用ポケットのうちの一部のポケットに入った回数、又は上記他の抽選用ポケットのうち同じ抽選用ポケットに入った回数が、規定回数に達するという条件を含むことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の遊技機において、第3抽選装置を有し、上記制御手段が上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記特別ポケットに入ったときに行う上記制御は、該第3抽選装置に抽選を開始させ、かつ、該第3抽選装置の抽選結果に応じて上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットに入ったときに払い出される配当量よりも多い配当を上記配当払出手段に払い出させる制御であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の遊技機において、上記当選確率変更手段は、上記当選確率上昇処理を行った後に所定の当選確率下降条件を満たすか否かを判断し、該所定の当選確率下降条件を満たすと判断したときには上記物体供給当選確率を下げる当選確率下降処理を行い、該所定の当選確率下降条件を満たすと判断するまでは上記物体供給当選確率を該当選確率上昇処理により上がった確率に維持することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の遊技機において、上記所定の当選確率下降条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記特別ポケットに入るという条件を含むことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の遊技機において、上記所定の当選確率下降条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記特別ポケットに入るという条件のみであり、上記制御手段は、該第1抽選装置による物理抽選で該抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットの少なくとも一部に入ったときに上記配当払出手段に配当を払い出させる制御を行い、上記供給装置は、所定の物体連続供給条件を満たされたとき、該第1抽選装置による物理抽選で該抽選用移動物体が該特別ポケットに入るまで該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給し続けることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項4又は5の遊技機において、上記所定の当選確率下降条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットのうちの一部のポケットに入るという条件を含むことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の遊技機において、メダルを投入するメダル投入口を有し、上記第2抽選装置は、該メダル投入口にメダルが投入されることにより所定の抽選開始条件が満されたら抽選を行うことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の遊技機において、上記メダル投入口に投入されたメダルをプレイフィールド内に送出するためのメダル投入器と、該プレイフィールド内に設けられ、上面に多数のメダルを載置するメダル載置台と、該メダル載置台上のメダルが落下するためのメダル落下溝と、該メダル載置台上のメダルを該メダル落下溝に向かって押すように該メダル載置台の上面に沿って往復移動する台と、該メダル落下溝に落下したメダルを排出する排出手段とを有し、上記所定の抽選開始条件は、該プレイフィールド内に設けられた抽選開始口をメダルが通過するという条件であることを特徴とするものである。
本発明に係る遊技機においては、第1抽選装置による物理抽選で、複数の抽選用ポケットのうちの特別ポケットに抽選用移動物体が入ったときに払い出される配当が、他の抽選用ポケットに抽選用移動物体が入ったときに払い出される配当量よりも多くなり得る。よって、遊技者は抽選用移動物体を特別ポケットに入れることを主たる目標とする遊技が実行される。そして、第1抽選装置による物理抽選で抽選用移動物体が他の抽選用ポケットに入ると、所定の当選確率上昇条件を満たすか否かが判断され、この条件を満たすと判断されると物体供給当選確率が上がる。この結果、第1抽選装置による物理抽選で抽選用移動物体が特別ポケットに入らずに他の抽選用ポケットに入った場合でも、所定の当選確率上昇条件を満たすことで、抽選用移動物体が第1抽選装置へ供給される頻度が高まる。その結果、第1抽選装置による物理抽選を行う機会が増え、抽選用移動物体が特別ポケットに入ることにより配当の払い出しを受ける可能性が高まる。よって、第1抽選装置による物理抽選で抽選用移動物体が特別ポケットに入らなかった場合でも、それ以後の物理抽選で抽選用移動物体が特別ポケットに入る期待がふくらみ、遊技者の遊技意欲が高まる。
本発明によれば、複数の抽選用ポケットのうちの特別ポケットに抽選用移動物体が入らなかったときでも、遊技者の遊技意欲を高めて遊技を継続させることが可能となるという優れた効果が奏される。
以下、本発明を、遊技機としてのメダル遊技機であるプッシャーゲーム機に適用した一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係るプッシャーゲーム機1の外観図である。プッシャーゲーム機1は、10個の独立したプレイフィールド2を有し、各プレイフィールド2では、それぞれ2人の遊技者がゲームを行うことができる。よって、最大で20人の遊技者が同時にゲームを行うことが可能である。また、遊技者が遊技する遊技スペースは、2つのプレイフィールド2ごとに柱3で区切られており、柱3の間は、透明なカバー4で覆われている。これにより、遊技者は、直接、プレイフィールド2内部の機構に触ることができないようになっている。また、各プレイフィールド2では、それぞれ独立したプッシャーゲームを行うステーション10により、プッシャーゲームが実行される。
図3は、上記ステーション10の構成を示す斜視図である。ステーション10には、プレイフィールド2内にメダルを送出するための2つのメダル投入器11が設けられている。尚、図中右側のメダル投入器は、説明のため図示を省略している。メダル投入器11は、プッシャーゲーム機1の前面外側に露出したメダル投入口11aを有する。このメダル投入口11aから遊技者によりメダルMが投入されると、そのメダルMは、メダル通路部11bを通って、その先端から排出される。このメダル通路部11bには、メダルの通過を検出する投入枚数検知センサ11dが設けられており、遊技者が投入したメダルを検出し、その検出信号を、後述のステーション制御部に出力する。メダル通路部11bの先端は、プレイフィールド2内に突出するように配置されており、その先端から排出されたメダルMは、プレイフィールド2内に投入される。また、メダル投入器11は、メダルMの投出方向を遊技者が適宜に選択できるように、プッシャーゲーム機1の本体部分に固定された軸部11cにより回動自在に取り付けられてる。これにより、遊技者は、メダル投入器11のメダル通路部11bの先端を、所定の範囲内で左右に向けることができる。
メダル投入器11によりメダルMが投入されるプレイフィールド2内には、上段メダル載置台12、中段メダル載置台13及び下段メダル載置台14が設けられている。下段メダル載置台14は、その上面に多数のメダルMを載置する。メダルMが下段メダル載置台14の図中手前側に形成されたメダル落下溝15に落下すると、そのメダルMは、プッシャーゲーム機1の本体前面に設けられた受皿5(図2参照)から排出される。これにより、遊技者はメダルMを獲得することができる。また、下段メダル載置台14の図中手前側端部は、その下段メダル載置台14上に堆積したメダルMが簡単にメダル落下溝15に落ちないよう、ストッパ部14aが形成されている。このストッパ部14aは、下段メダル載置台14上のメダル載置面が上方に屈曲して形成されている。
中段メダル載置台13は、下段メダル載置台14の上面に沿って、図示しない載置台駆動手段により、図中矢印Aに示す方向に所定のストロークで往復移動する。このように往復移動する中段メダル載置台13は、中段メダル載置台13が往復移動する下段メダル載置台14部分上に存在するメダルMを、図中手前側に押し出す。尚、図3は、中段メダル載置台13が図中最前位置に移動した状態を示している。また、この中段メダル載置台13は、その上面にメダルMを載置する。中段メダル載置台13上のメダルMが図中手前側に落下すると、下段メダル載置台14上に載置されることになる。中段メダル載置台13が最前位置にないときに、中段メダル載置台13上からメダルMが落下した場合、そのメダルMは、中段メダル載置台13により押されて、多数のメダルMが堆積した下段メダル載置面部分に押し込まれる。このようにしてメダルMが押し込まれると、下段メダル載置台14上に堆積していたメダルMが図中手前側に押され、その押圧力がストッパ部14aで止められていたメダルMに加わり、メダルMがメダル落下溝15に落下する。
上段メダル載置台12の図中手前側部分は、中段メダル載置台13の上面に沿って配置されている。中段メダル載置台13が載置台駆動手段により図中矢印Aに示す方向に往復移動すると、上段メダル載置台12は、中段メダル載置台13上の図中奥側に位置する部分のメダルを、図中手前側に押し出す。また、この上段メダル載置台12上にも、メダルMが堆積するが、遊技中に所定の条件が満たされることで、図4に示すように、図示しない昇降手段により上段メダル載置台12の上面板12aの図中奥側端部が上方に持ち上げられる。これにより、上段メダル載置台12上のメダルMは、中段メダル載置台13上に落下する。
また、プレイフィールド2内には、メダルジャンプ台16及びメダルチャッカー17が設けられている。メダルジャンプ台16は、図3中奥側が高い位置になるように傾斜して設けられた透明アクリル板からなるメダル移動面16aを有し、このメダル移動面16aは、側板16bにより中段メダル載置台13に固定されている。これにより、中段メダル載置台13を図中矢印Aの方向に往復移動させる載置台移動手段は、メダルジャンプ台16をメダルチャッカー17に対して相対的に移動させる。よって、メダル移動面16aは、中段メダル載置台13とともに往復移動することにより、メダルチャッカー17に対して水平方向に相対的に往復移動する。
図5は、メダル投入器11から投入されるメダルMがメダルチャッカー17に到達するまでの経路を示す水平方向側方から見た側面図である。メダル投入器11から投入されたメダルM1は、図中矢印Aの方向に往復移動するメダル移動面16a上に着地する。そして、図示のメダルM2のように、そのメダル移動面16a上をメダルチャッカー17に向かって転がりながら移動する。このとき、移動するメダルM2は、重力により、メダル移動面16aの傾斜方向に傾き、曲がりながら移動するため、そのメダル移動面16a上を直進しない。このようにして移動するメダルM2は、メダル移動面16aのメダルチャッカー側の端部に到達する。この端部とメダルチャッカー17との間は離間しているため、その端部に到達したメダルM2は、そのメダルチャッカー17に向けてジャンプする。すなわち、図示のメダルM3のように、飛行状態となってメダルチャッカー17に到達する。そして、メダルチャッカー17に到達した地点がメダル通過口17aに一致していれば、図示のメダルM4のように、そのメダル通過口17aに入り込むことができる。
上記メダルチャッカー17は、ステーション10に設けられた2つのメダル投入器11に対応するように、水平方向中央を境にして、それぞれ7個のメダル通過口17aが形成されている。図3中左側に位置するメダル投入器11には、メダルチャッカー17の図中左側に位置する7個のメダル通過口17aが対応している。このメダル通過口17aは、メダルMの直径方向の断面形状とほぼ同一であって僅かに大きい寸法の入口をもつ。また、メダルジャンプ台16からジャンプしたメダルMの姿勢は、メダル移動面16aの傾斜により、鉛直面に対して斜めに傾斜した状態となる。よって、メダルチャッカー17のメダル通過口17aは、そのメダルMの姿勢に応じて、その入口が斜めに形成されており、メダルMは、メダル通過口17aを通過できるようになっている。また、メダルジャンプ台16からジャンプしたメダルMは、飛行状態にあるときには、重力により放物線を描くようにして落下するので、これを受けるように、メダル通過口17aの入口が開口している平面部17bが鉛直方向上側に向いて配置されている。
また、上記メダルチャッカー17は、図示しないチャッカー駆動手段により、メダルジャンプ台16の移動方向に直交する方向であって水平方向に往復移動するように構成されている。また、メダルチャッカー17の背面には、メダル通過口17aを通過したメダルMを検出する図示しないメダル検出センサが設けられている。このメダル検出センサは、メダルチャッカー17の水平方向両端部にそれぞれ対向するように配置されたフォトインタラプタであり、これらの間の光路がメダル通過口17aを通過したメダルMにより遮られると、検出信号を出力する。メダル検出センサの検出信号は、ステーション内部のステーション制御部に送られる。
また、プレイフィールド2内には、スロット装置20が設けられている。このスロット装置20は、液晶ディスプレイ装置であり、その液晶画面には、3つのリール画像が表示される。スロット装置20は、ステーション内部のステーション制御部により表示制御がなされる。
図6は、各ステーション10に設けられるステーション制御部30を示す制御ブロック図である。各ステーション制御部30は、制御手段としてのステーション制御装置31と、ステーション制御装置31の制御の下でスロット装置20の表示制御を行う表示制御装置32と、ステーション制御装置31が実行する各種プログラムや各種データベースを格納するROM33と、ステーション制御装置31が実行するプログラムで用いる各種データを一時的に記録するRAM34とを備える。また、ステーション制御装置31は、メダルチャッカー17のメダル通過口17aを通過したメダルMを検出するメダル検出センサ19b、メダル投入器11に投入されたメダルMの通過を検知する投入枚数検知センサ11dにも接続されている。
遊技者によりメダル投入器11にメダルMが投入されると、投入枚数検知センサ11dから検出信号がステーション制御装置31に出力される。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、後述するメイン制御部にメダル投入信号を出力する。また、メダルMがメダル通過口17aを通過すると、メダル検出センサ19bから検出信号がステーション制御装置31に出力される。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、第2抽選装置として機能し、ROM33に格納されている抽選プログラムを実行する。抽選プログラムを実行するステーション制御装置31は、抽選用の乱数を生成し、それぞれの役とそれらの発生確率の対応関係を記述した当選確率テーブルに照らして、生成した抽選用乱数に基づき当選役を決定する。この抽選においては、当選役が決定せず、ハズレが決定することもある。そして、ステーション制御装置31は、その決定情報に基づいて、表示制御装置32に画像表示命令を出力する。
上記画像表示命令を受け取った表示制御装置32は、3つのリールが回転する画像をスロット装置20の画面に表示させ、最終的に3つリールの停止画像を表示させる。このとき、ステーション制御装置31により当選役が決定している場合には、その画像表示命令に基づき、最終的にその当選役に係る図柄の組み合わせを停止表示させる。また、ステーション制御装置31によりハズレが決定している場合には、その画像表示命令に基づき、最終的に当選役に対応しない適当な図柄の組み合わせを停止表示させる。これにより、遊技者は、スロット装置20の画面を見て、メダルMがメダル通過口17aを通過したことによる抽選結果を知ることができる。
本実施形態においては、通常抽選モードと、ボールボーナス抽選モードとの2種類の抽選モードが用意されている。
下記の表1は、本実施形態で用いる通常抽選モード時の当選役と各当選役に応じた特典との対照表を示す。
下記の表2は、本実施形態で用いるボールボーナス抽選モード時の当選役と各当選役に応じた特典との対照表を示す。
Figure 0005106770
Figure 0005106770
(通常抽選モード)
まず、通常抽選モードについて説明する。
ステーション制御装置31は、通常抽選モード用の抽選プログラムの実行により、当選役が決定したら、遊技者に対して、上記表1に示す当選役に応じた特典を付与する。ここで、偶数のゾロ目(「2」、「4」、「6」、「8」)に係るノーマルボーナスのいずれかが当選すると、その偶数のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、メダル払出命令を配当払出手段としてのメダル払出装置21に出力する。このメダル払出装置21は、本プッシャーゲーム機1の内部に設置された多数のメダルを貯留するメダルホッパー部と、そのメダルホッパー部に貯留されたメダルを払い出すメダル払出部と、メダル払出部で払い出されたメダルをプレイフィールド2内に案内するメダル通路部22とを備えている。メダル払出命令を受けたメダル払出装置21は、メダル払出部を制御して、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダル払出動作を実行する。メダル払出部により払い出されたメダルMは、図3に示すように、メダル通路部22を通ってメダル払出口22aから排出される。メダル払出口22aから排出されたメダルMは、上段メダル載置台12の上面板12a上に落下し、50枚のメダルがプレイフィールド2内に払い出される。
また、「7」以外の奇数のゾロ目(「1」、「3」、「5」、「9」)に係る確率変動ボーナスのいずれかが当選すると、その奇数のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、メダル払出命令をメダル払出装置21に出力し、ノーマルボーナスと同様にして、50枚のメダルがプレイフィールド2内に払い出される。また、通常抽選モード用の抽選プログラムを実行するステーション制御装置31は、これ以降の抽選で3回当たりが出るまでは、各役の当選確率が高く設定された確率変動用の当選確率テーブルを用いる。よって、この確率変動ボーナスが当選すると、遊技者はステーション制御装置31による抽選で当たりを得やすくなる。
本実施形態では、上記抽選でノーマルボーナス又は確率変動ボーナスが当選しても、遊技者に直接メダルが払い出されるのではなく、その当選役に応じた枚数のメダルMがプレイフィールド2内に供給される。よって、そのメダルMを遊技者が獲得するためには、下段メダル載置台14の図中手前側にあるメダル落下溝15に落とさなければならない。尚、メダル払出装置21で払い出された多数のメダルMが上段メダル載置台12上に堆積している場合、所定の条件を満たして上段メダル載置台12の上面板12aの図中奥側端部が上方に持ち上げられることで、そのメダルMが中段メダル載置台13、下段メダル載置台14になだれ込む。これにより、中段メダル載置台13上及び下段メダル載置台14上に堆積していたメダルMが押し出され、最終的には、遊技者に多数枚のメダルが払い出されることになる。
また、ボールボーナスのいずれかが当選すると、プレイフィールド2内の下段メダル載置台14上に球状の抽選用移動物体としてのボールBが供給される。このボールボーナスは、3種類用意されており、1個のボールが表示された1ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、その1ボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供給装置23に出力する。
ボール供給装置23は、図3に示すように、本プッシャーゲーム機1の内部に配置された図示しないボール貯留部と、図示しないボール供給制御部と、そのボール貯留部から第1搬送レール23aを通って供給されるボールBを一時的に保持するボール保持部23bと、そのボール保持部23bに保持されたボールBを下段メダル載置台14上に搬送するための第2搬送レール23cと、そのボール保持部23bに保持されたボールBをメダル落下溝15に搬送するための第3搬送レール23dとを備えている。ステーション制御装置31からのボール供給命令がボール供給装置23のボール供給制御部に受け取られると、そのボール供給制御部は、そのボール供給命令に応じて各部を制御する。そして、1ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選し、そのボール供給命令を受けた場合、ボール供給装置23は、第2搬送レール23cを用いて、1個のボールBを下段メダル載置台14上に供給する。
また、3個のボールBが表示された3ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、その3ボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供給装置23に出力し、1ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスと同様にして、3個のボールBを下段メダル載置台14上に供給する。また、金色のボールBが1個表示された金ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、その金ボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供給装置23に出力し、他のボールボーナスと同様にして、1個の金色のボールBを下段メダル載置台14上に供給する。
このようにして供給されたボールBは、下段メダル載置台14上に堆積したメダルMの上に乗った状態でプレイフィールド内に存在することになる。そして、そのメダルMの移動とともにメダル落下溝15に向けて移動する。ここで、下段メダル載置台14に設けられたストッパ部14aの中央部分には、メダルMが落下しやすいように切欠部14bが形成されている。また、下段メダル載置台14の上方には、2つのボールガイド24が設けられており、下段メダル載置台14上のボールBのみを中央側に寄せるような構成となっている。よって、下段メダル載置台14上のボールBは、メダル落下溝15に向かうにつれて、ボールガイド24により中央側に寄せられ、落下しやすくなっているストッパ部14aの切欠部14bを介してメダル落下溝15に落下する。
このようにしてボールBがメダル落下溝15に落下すると、そのメダル落下溝15内に設けられたメダルMとボールBとを仕分けしてボールBのみを回収するボール回収レール25により受け取られ、後述する搬送手段としてのボール搬送機構を通じて、後述する第1抽選装置としてのステーション抽選装置70に送られる。このステーション抽選装置70の抽選で当選すると、そのボールBは、更に、図2に示した第3抽選装置としての中央抽選装置40に送られる。このとき、金色のボールBがステーション抽選装置70及び中央抽選装置40に送られると、ステーション抽選装置70及び中央抽選装置40による抽選結果に応じて払い出されるメダル枚数が2倍になる。
また、「D」の図柄が表示されたD図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、そのDボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、Dボール供給命令をボール供給装置23に出力する。Dボール供給命令を受けたボール供給装置23は、ボール供給制御部により、そのDボール供給命令に応じたボール供給動作を実行する。具体的には、図3に示すように、第3ボール通路部23dを通って、メダル落下溝15に1個のボールBを直接供給する。よって、このD図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選した場合には、その直後にステーション抽選装置70での抽選が行われる。
また、「7」のゾロ目に係る特別ボーナスが当選すると、「7」のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、特別ボール供給命令をボール供給装置23に出力する。特別ボール供給命令を受けたボール供給装置23は、ボール供給制御部により、そのボール供給命令に応じたボール供給動作を実行する。具体的には、後述するステーション抽選装置70における特別収容空間KにボールBが入るまで、ボール貯留部から順次ボールBを送り出す。このとき、図3に示すように、第3ボール通路部23dを通って、メダル落下溝15に直接供給される。よって、特別ボーナスが当選した場合には、その直後に、特別収容空間KにボールBが入るまでステーション抽選装置70での抽選が連続して行われ、中央抽選装置40での抽選を確実に行うことができる。
(ボールボーナス抽選モード)
次に、ボールボーナス抽選モードについて説明する。
ステーション制御装置31は、ボールボーナス抽選モード用の抽選プログラムの実行により、当選役が決定したら、遊技者に対して、上記表2に示す当選役に応じた特典を付与する。ステーション制御装置31は、ボールボーナス抽選モード用の抽選プログラムを実行する場合、ボールボーナス抽選モード用の当選確率テーブルを用いる。なお、この当選確率テーブルは、ボールボーナスの役の当選確率が通常抽選モード時におけるボールボーナス役の当選確率よりも高く設定されており、その中でもD図柄のゾロ目にかかるボールボーナスが最も当選確率が高く設定されている。よって、ボールボーナス抽選モード時においては、通常抽選モード時に比べて、ボールBがプレイフィールド上か又はメダル落下溝15に供給される確率が非常に高く、ステーション抽選装置70での抽選が行われる頻度が高まる。
1ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、その1ボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示し、ステーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供給装置23に出力する。これにより、上述した通常抽選モード時と同様に、1個のボールBが下段メダル載置台14上に供給される。また、2個のボールBが表示された2ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、その2ボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供給装置23に出力し、2個のボールBを下段メダル載置台14上に供給する。
一方、D図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、そのDボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31は、Dボール供給命令をボール供給装置23に出力する。Dボール供給命令を受けたボール供給装置23は、ボール供給制御部により、上述した通常抽選モード時と同様に、そのDボール供給命令に応じたボール供給動作を実行する。
図7は、上記ステーション抽選装置70の外観を示す斜視図である。ボールBがメダル落下溝15内のボール回収レール25により受け取られると、ボール上昇搬送機構69を通じて、ステーション抽選装置70に送られる。ステーション抽選装置70は、各ステーション10に設けられたスロット装置20の中央抽選装置40側、すなわち、遊技者から見てスロット装置20の奥側に配置されている。
ステーション抽選装置70は、導入レール71と、ボール受台72と、抽選チャッカー73とを備えている。メダル落下溝15から搬送手段としてのボール上昇搬送機構69の上部まで搬送されてきたボールBは、導入レール71に導かれ、この導入レール71を通って、ボール受台72内に供給される。ボール受台72は、すり鉢状に形成されており、導入レール71から導入されたボールBは、ボール受台72の中心軸Iの周りを、その内周面72aに沿って回りながら転がる。そして、ボール受台72の内周面72a上における中心軸I部分に設けられた抽選チャッカー73に到達する。この抽選チャッカー73には、6つの抽選用ポケットとしての収容空間が形成されており、そのうちの1つが特別ポケットとしての1つの特別収容空間Kであり、残りの5つが他の抽選用ポケットである通常収容空間Jである。
図8は、ステーション抽選装置70の内部構造を示す斜視図である。抽選チャッカー73の特別収容空間Kの内部には、保持レール74が配置されている。この保持レール74は、鉛直方向に延びる四角柱状の駆動シャフト75により、抽選チャッカー73とともに回転駆動する。この駆動シャフト75は、内部にステッピングモータ等の駆動手段を有するモータケーシング76aの上面に設けられた回転円板76bに接続されており、この回転円板76bは、ステッピングモータにより回転する。抽選チャッカー73及び保持レール74は、一定の周期で回転する。
ステーション抽選装置では、導入レール71から導入されたボールBが、6つの収容空間J,Kのいずれに入り込むかという抽選を行う。そして、ボールBが特別収容空間Kに入り込んだ場合、そのボールBは、保持レール74上に乗った状態で、中心軸I上まで案内され、図示しないボール検出装置により検出される。これにより、図6に示すように、ボール検出装置79からボール検出信号がステーション制御装置31に出力される。ステーション制御装置31は、ボール検出装置79からのボール検出信号を受け取ると、本プッシャーゲーム機1全体を統括するメイン制御部に信号を出力する。この信号を受けたメイン制御部は、中央抽選装置40を所定の向きに回転させるように制御する。また、ボール検出装置79からのボール検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、モータケーシング76aの図8中背面側に固定された昇降装置80に上昇命令を出力する。この昇降装置80は、ケーシング78の内壁に設けられた鉛直方向に延びる昇降ガイドレール81と連結する図示しない摺動部材を有し、摺動部材が駆動することで昇降ガイドレール81上を移動する。これにより、モータケーシング76aとともに、駆動シャフト75も上下に移動する。上昇命令を受けた昇降装置80は、モータケーシング76aを、図8に示す状態まで上昇させる。これに連動して、駆動シャフト75及びボールBを保持した保持レール74も上昇する。
昇降装置80によりボールBが上方に搬送されると、保持レール74と駆動シャフト75の上部とを連結する連結装置82が、軸82aを中心にして、中央抽選装置40側に回動する。これにより、保持レール74上のボールBは、保持レール74に沿って転がった後、ボール搬送通路49の先端49aに落下する。そして、ボールBは、搬送手段を構成するボール搬送通路49上を転がり、中央抽選装置40のボール導入口44に入り込む。
このように、導入レール71から導入されたボールBが6つの収容空間のうちの特別収容空間Kに入り込むと、遊技者に中央抽選装置40での抽選を行う権利が付与され、そのボールBが中央抽選装置40に送られる。
一方、導入レール71から導入されたボールBが、図9に示すように、6つの収容空間のうちの通常収容空間Jに入り込んだ場合、そのボールBは、通常収容空間Jに保持された状態で、抽選チャッカー73の回転により回転搬送される。ボール受台72の内周面72a上には、通常収容空間Jに保持されたボールBの移動経路上に、ボール回収口72bが開口している。よって、通常収容空間Jに保持されたボールBは、抽選チャッカー73によりボール回収口72bの位置まで回転搬送されると、そのボール回収口72bに入り込み、ケーシング78の上面に設けられたボール回収通路78a内に落下する。このボール回収通路78aは、図示しないボール貯留部まで延びており、ボールBをそのボール貯留部まで案内する。尚、特別収容空間Kに入り込んだボールBは、保持レール74により保持されているので、ボール回収口72bには落下しない。
通常収容空間Jに収容されたボールBがボール回収口72bを通過するとき、図示しないフォトインタラプタ等のボール検出手段により、ボールBが検出され、検出信号がステーション制御装置31に送られる。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、特典付与手段として機能し、メダル払出装置21を用いて、ボールBが収容された通常収容空間Jの種類に応じた枚数のメダル払い出しを行う。このとき、ステーション制御装置31は、抽選チャッカー73を回転させるステッピングモータ76の回転角を認識しているので、ボールBがボール回収口72bを通過したときのステッピングモータ76の回転角から、ボールBが収容された通常収容空間Jを特定することができる。このようにボールBが収容された通常収容空間Jを特定したステーション制御装置31は、通常収容空間ごとに予め設定された枚数のメダルを払い出すためのメダル払出命令をメダル払出装置21に出力し、遊技者のプレイフィールド2内にメダルMを払い出す。
図10は、上記中央抽選装置40の周辺の外観を示す斜視図である。この中央抽選装置40は、円形の回転抽選装置41と、回転抽選装置41を鉛直方向下側から支持する装置支持台42とから構成されている。回転抽選装置41の正面側(図中手前側)は、透明パネル43により覆われており、回転抽選装置41の内部が見える構造となっている。また、透明パネル43の下方部分には、ボール導入口44が設けられている。遊技者のプレイフィールド2内からボール搬送機構26を通って搬送されてきたボールBは、このボール導入口44から回転抽選装置41の内部に導入される。
回転抽選装置41の上部には、逆円錐状のメダル払出用のメダル受皿27が設けられている。このメダル受皿27は、その上方に配置される図示しない中央抽選装置用メダル払出装置からのメダルMを受け取る。この中央抽選装置用メダル払出装置は、本中央抽選装置40による当選態様に応じた枚数のメダルMをメダル受皿27に供給する。メダル受皿27の下部は、回転抽選装置41の外周側面に沿って設けられるメダル搬送通路28に連通する開口が形成されている。よって、メダル受皿27に供給されたメダルMは、重力によりそのままメダル搬送通路28内に供給される。メダル搬送通路28は、回転抽選装置41の外周側面に沿ってメダル払出用ウィング29まで延びており、メダル搬送通路28に供給されたメダルMは、重力によりメダル払出用ウィング29まで搬送される。そして、このメダル払出用ウィング29に搬送されたメダルMは、そのメダル払出用ウィング29内のメダル搬送通路29aを通って、本中央抽選装置40で当選した遊技者のプレイフィールド2内に払い出される。
図11は、回転抽選装置41及び装置支持台42の内部構造を示す斜視図である。回転抽選装置41は、その内部に、透明パネル43に設けられたボール導入口44から導入されたボールBを回転搬送するボール回転搬送装置50を有する。このボール回転搬送装置50は、支持リング45を介して装置支持台42に固定された図示しない正面板と背面板との間に挟まれた状態で配置される。また、ボール回転搬送装置50は、正面板と背面板との間に固定される水平方向に延びる回転軸Cに回転自在に取り付けられている。尚、この正面板は、透明なアクリル板で形成されており、その正面側(図中手前側)の面上には、図中2点鎖線で示す回転軸Cを中心軸とする中空円柱状の仕切部材46cが設けられている。
上記ボール回転搬送装置50は、この仕切部材46cの外側部分に位置する外周搬送部と、その内側部分に位置する内周搬送部とを有する。このボール回転搬送装置50は、上記装置支持台42に設けられた駆動装置60により回転軸Cを中心に図中矢印Eの方向に回転する。よって、外周搬送部と内周搬送部は、一緒に回転することになる。尚、ボール回転搬送装置50は、駆動装置60により、本プッシャーゲーム機1の電源が入ってから常に一定の周期で回転する。
ボール回転搬送装置50の外周搬送部には、約ボール1個分のスペースを有する保持空間Fが外周に沿って多数形成されている。各保持空間Fは、ボール回転搬送装置50の回転により、回転軸Cを中心とした円周軌道上を移動することになる。ボール回転搬送装置50の正面外壁を形成する正面側中板51は、各保持空間Fに対応する部分にそれぞれ開口51aを有し、この正面側中板51に近接して平行に取り付けられる透明な正面板により、各保持空間Fの正面側が形成される。保持空間Fは、鉛直方向最下部に位置するときには、ボールBを背面側に移動させるような傾斜をもち、鉛直方向最上部に位置するときには、ボールBを正面側に移動させるような傾斜をもつ。これにより、透明パネル43のボール導入口44から導入されたボールBは、ボール回転搬送装置50の回転により鉛直方向最下部まで移動してきた保持空間Fの内部にしっかりと収容される。このように保持空間Fに収容されたボールBは、ボール回転搬送装置50の回転により、そのボール回転搬送装置50の外周搬送部に沿って鉛直方向上方に向かって搬送される。そして、ボールBは、鉛直方向最上部まで搬送されると、重力の作用を受けて、正面板と透明パネル43との間のスペースに排出される。このようにして排出されたボールBは、仕切部材46cにより仕切られた内部空間の内部に供給される。この内部空間に供給されたボールBは、仕切部材46cの内周面に沿って転がり、しばらくの間、その内周面上を振り子のように移動する。そして、重力の作用を受けて徐々に減速し、最終的には、仕切部材46cの内周面の鉛直方向最下部にから、ボール回転搬送装置50の内周搬送部内に入り込む。
ボール回転搬送装置50の内周搬送部には、約ボール1個分の幅をもつ第2保持空間としての3種類の保持溝G1,G2,G3が形成されている。各保持溝G1,G2,G3は、仕切部材46cから回転軸Cに向かって放射状に延び、互いに異なる溝の長さを有する。保持溝G1,G2,G3の内部に収容されたボールBは、ボール回転搬送装置50の回転により、そのボール回転搬送装置50の内周搬送部に沿って鉛直方向上方に向かって搬送される。保持溝G1,G2,G3に保持されたボールBは、鉛直方向上部に搬送されると、重力の作用を受けて内壁に沿って移動し、鉛直方向最上部にまで搬送されたときには、回転軸C側の内壁に当接した状態となる。このときにボールBが位置する保持溝の背面側壁面には、それぞれ1個のボールBが通過可能な出口が開口している。保持溝G1,G2,G3に保持された状態で鉛直方向最上部まで搬送されたボールBは、回転軸C側の内壁の傾斜により、この出口に入り込むことになる。
図12は、回転抽選装置41の背面図である。回転抽選装置41の背面側には、背面板47が設けられており、この背面板47には、ボール回転搬送装置50の内周搬送部における第1保持溝G1が鉛直方向最上部に位置したとき、その出口に対応する位置に配置される抽選口47aが形成されている。また、同様に、第2保持溝G2に設けられた出口に対応する抽選口47b、第3保持溝G3に設けられた出口に対応する抽選口47cも形成されている。よって、内周搬送部で鉛直方向最上部に搬送されたボールBは、その出口に対応する抽選口47a,47b,47cに入ることになる。
このようにして、抽選口47a,47b,47cに入ったボールBは、マイクロスイッチ等の検出手段により検出された後、ボール貯留部に回収される。検出手段は、各抽選口47a,47b,47cにそれぞれ設けられており、ボールBを検出すると、それぞれの検出部から本プッシャーゲーム機1を統括して管理するメイン制御部に抽選検出信号が出力される。この抽選検出信号を受け取ったメイン制御部は、中央抽選装置40のメダル払出用ウィング29が、本中央抽選装置による抽選で当選した遊技者、すなわち、ボールBをメダル落下溝15に落とした遊技者のプレイフィールド2に向くように、中央抽選装置40の水平方向に回転駆動させる。そして、そのプレイフィールド2にメダル払出用ウィング29が向いたら、図13に示すように、そのメダル払出用ウィング29の先端がプレイフィールド2の上段メダル載置台12の上方近傍に位置するように、メダル払出用ウィング29の先端を下げるように駆動させる。その後、メイン制御部は、図示しない中央抽選装置用メダル払出装置にメダル払出命令を出力し、ボールBが入り込んだ抽選口に対応する枚数のメダルMを、中央抽選装置40の上部に設けられたメダル受皿27に供給する(図10参照)。メダル受皿27に供給されたメダルMは、重力によりそのままメダル搬送通路28内を通り、メダル払出用ウィング29を介して、上記遊技者のプレイフィールド2内に払い出される。
以上の構成により、遊技者がメダルチャッカー17のメダル通過口17aを狙ってメダルMを投入し、メダルMをメダル通過口17aに通過させ、ボールボーナス又は特別ボーナスに当選すると、プレイフィールド内又はメダル落下溝15内にボールBが供給される。このようにして供給されたボールBがメダル落下溝15を通じてステーション抽選装置70に搬送される。これにより、そのステーション抽選装置70において、そのボールBが6つの収容空間J,Kのうちのいずれに入るかという物理抽選が行われる。この物理抽選でボールBが特別収容空間Kに入り込むと、中央抽選装置40での抽選を行う権利が付与される。そして、そのボールBが中央抽選装置40に搬送され、中央抽選装置40において、3つの抽選口47a,47b,47cのいずれに入るかという抽選が行われ、遊技者は、大量のメダルの払い出しを受けることが可能となる。
次に、本発明の特徴部分である、ステーション制御装置31が行うコンピュータ抽選のボールボーナス抽選モードの開始条件について説明する。
図1は、ボールボーナス抽選モードが開始するまでの流れを示すフローチャートである。
通常抽選モード時において、メダルMがメダル通過口17aを通過することによりステーション制御装置31がコンピュータ抽選を行い、ボールボーナス又は特別ボーナスに当選すると、プレイフィールド内又はメダル落下溝15内にボールBが供給される。そして、このボールBがメダル落下溝15を通じてステーション抽選装置70に搬送されると、ステーション抽選装置70において物理抽選が行われる。この物理抽選において、そのボールBが特別収容空間Kに入ると(S1)、上述したように中央抽選装置40で抽選が行われ(S6)、大量のメダルの払い出しを受けることが可能となる。
一方、この物理抽選においてボールBが通常収容空間Jに入ると(S2)、これがボール回収口72bを通過することでボール検出手段でボールBが検出され、検出信号がステーション制御装置31に送られる。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、抽選チャッカー73を回転させるステッピングモータ76の回転角を認識しているので、ボールBがボール回収口72bを通過したときのステッピングモータ76の回転角から、ボールBが収容された通常収容空間Jを特定することができる。ボールBが収容された通常収容空間Jを特定したステーション制御装置31は、上述したように、通常収容空間ごとに予め設定された枚数のメダルを払い出すためのメダル払出命令をメダル払出装置21に出力し、遊技者のプレイフィールド2内にメダルMを払い出す。
ここで、ステーション制御部30のRAM34は、ボールBが収容された収容回数を通常収容空間Jごとに記憶している。そして、ボールBが収容された通常収容空間Jを特定したステーション制御装置31は、特定した通常収容空間Jの収容回数に1を加算する(S3)。その後、ステーション制御装置31は、その通常収容空間Jの収容回数が規定回数(本実施形態では3回)に達したか否かを判断する(S4)。この判断において、規定回数に達したと判断した場合には、ステーション制御装置31は、当選確率変更手段として機能し、抽選モードを通常抽選モードからボールボーナス抽選モードへ移行する処理(当選確率上昇処理)を行う(S5)。すなわち、本実施形態においては、同じ通常収容空間JにボールBが3回収容されるという当選確率上昇条件を満たすことで、抽選モードが通常抽選モードからボールボーナス抽選モードへ移行する。
ボールボーナス抽選モードは、確率変動用の当選確率テーブルを用いた通常抽選モード時よりも、ボールボーナスの当選確率が2倍以上高い。よって、ボールBがプレイフィールド上か又はメダル落下溝15に供給される確率(物体供給当選確率)が非常に高く、ステーション抽選装置70での物理抽選が行われる頻度が高い。したがって、ボールボーナス抽選モードに移行すれば、ステーション抽選装置70での物理抽選を行う機会が増え、ボールBが特別収容空間Kに入ることにより中央抽選装置40での抽選を行うことができる確率が高まる。すなわち、中央抽選装置40での抽選結果に応じて払い出される大量の配当の払い出しを受ける可能性が高まる。
そして、本実施形態では、ステーション抽選装置70による物理抽選でボールBが特別収容空間Kに入らなかった場合でも、そのボールBは通常収容空間Jに入ってその通常収容空間Jの収容回数が増加する結果、その収容回数が規定回数に達することで、通常抽選モードからボールボーナス抽選モードに移行する。よって、ボールBが特別収容空間Kに入らなくても、ボールボーナス抽選モードへの移行が近づくことになり、中央抽選装置40での抽選を行うことができる期待感がふくらむ。したがって、本実施形態によれば、ステーション抽選装置70による物理抽選でボールBが特別収容空間Kに入らなくても、遊技者の遊技意欲は減退せず、むしろ遊技意欲が高まることになる。その結果、ステーション抽選装置70による物理抽選でボールBが特別収容空間Kに入らなくても、遊技者に遊技を継続させることができる。
なお、本実施形態では、ボールボーナス抽選モードの開始条件(当選確率上昇条件)が、同じ通常収容空間Jの収容回数が規定回数に達するという条件である場合について説明したが、5つの通常収容空間JにボールBが入った合計回数が規定回数に達するという条件や、5つの通常収容空間Jのうちの一部の収容空間にボールBが入った回数が規定回数に達するという条件など、他の条件を採用してもよい。
次に、ステーション制御装置31が行うコンピュータ抽選のボールボーナス抽選モードの終了条件について説明する。
図14は、ボールボーナス抽選モードが終了するまでの流れを示すフローチャートである。
上述したようにボールボーナス抽選モードに移行した後、メダルMがメダル通過口17aを通過することによりステーション制御装置31がコンピュータ抽選を行って、ボールボーナスに当選すると、プレイフィールド内又はメダル落下溝15内にボールBが供給される。そして、このボールBがメダル落下溝15を通じてステーション抽選装置70に搬送されると、ステーション抽選装置70において物理抽選が行われる。この物理抽選において、そのボールBが特別収容空間Kに入ると(S1)、上述したように中央抽選装置40で抽選が行われ(S6)、大量のメダルの払い出しを受けることが可能となる。その後、ステーション制御装置31は、当選確率変更手段として機能し、抽選モードをボールボーナス抽選モードから通常抽選モードへ移行する処理(当選確率下降処理)を行う(S14)。すなわち、本実施形態においては、ステーション抽選装置70による物理抽選でボールBが特別収容空間Kに入るという当選確率下降条件を満たすことで、抽選モードがボールボーナス抽選モードから通常抽選モードへ移行する。
ここで、ボールボーナス抽選モード中にボールBが通常収容空間Jに入ったとき(S12)、ステーション制御装置31は、ボールBが収容された通常収容空間Jを特定し、その通常収容空間が5つの通常収容空間Jの一部(本実施形態では3つ)であるモード継続用の通常収容空間J1であるか否かを判断する(S13)。ステーション制御装置31は、ボールBが収容された通常収容空間がモード継続用の通常収容空間J1であると判断すると、その通常収容空間に対応する枚数のメダルを遊技者のプレイフィールド2内にメダルMを払い出させる制御を行った後、ボールボーナス抽選モードを継続したまま次のコンピュータ抽選のための処理を行う。
一方、ステーション制御装置31は、ボールBが収容された通常収容空間がモード継続用の通常収容空間J1ではないと判断した場合、ボールBが残り2つの通常収容空間であるモード終了用の通常収容空間J2に入ったことになる。この場合、ステーション制御装置31は、当選確率変更手段として機能し、抽選モードをボールボーナス抽選モードから通常抽選モードへ移行する処理(当選確率下降処理)を行う(S14)。すなわち、本実施形態においては、5つの通常収容空間Jのうち、2つのモード終了用の通常収容空間J2のいずれかに入るという当選確率下降条件を満たすことで、抽選モードがボールボーナス抽選モードから通常抽選モードへ移行する。なお、ボールBがモード終了用の通常収容空間J2に入ったときも、遊技者のプレイフィールド2内にはメダルMが払い出される。
なお、本実施形態では、ボールボーナス抽選モードの終了条件(当選確率下降条件)が、特別収容空間KにボールBが入るとう条件と、モード終了用の通常収容空間J2にボールBが入るとう条件との2つの条件である場合について説明したが、いずれか一方の条件だけでもよいし、これらの条件とは異なる条件を採用してもよい。
次に、通常抽選モード時に「7」のゾロ目に係る特別ボーナスが当選したときの特別ボーナス処理について説明する。
通常抽選モード時に「7」のゾロ目に係る特別ボーナスが当選した場合、ステーション制御装置31は、特別ボール供給命令をボール供給装置23に出力することで、ボール供給装置23から連続してボールBがメダル落下溝15に直接供給される。そして、ステーション制御装置31は、特別収容空間KにボールBが入ったことを知らせるボール検出装置79からボール検出信号を受けると、ボール供給装置23へボール供給停止命令を出力し、ボール供給装置23からのボールBの供給が停止する。
この特別ボーナス処理においては、特別収容空間KにボールBが入るまでステーション抽選装置70にボールBが供給され続ける。したがって、通常抽選モード時に「7」のゾロ目に係る特別ボーナスが当選した場合には、中央抽選装置40での抽選が確保される。そして、本実施形態においては、ボールBが通常収容空間Jに入るたびに、ボールが入った通常収容空間に対応する枚数のメダルが払い出される。したがって、この特別ボーナス処理の場合、遊技者にとっては、ボールBがなるべく特別収容空間Kに入らない方が多くのメダル払い出しを受けることができる。すなわち、「7」のゾロ目に係る特別ボーナスが当選したとき以外の処理では遊技者にとってボールBが特別収容空間Kに入る方がメダルを獲得する上で望ましいのに対し、特別ボーナス処理では遊技者にとってボールBが特別収容空間Kに入らない方がメダルを獲得する上で望ましいという、全く逆の状況を生み出すことができる。
尚、本実施形態では、ステーション抽選装置70による1段目の抽選を行った後、中央抽選装置40による2段目の抽選を行うという2段階の抽選を行う構成について説明したが、同様にして3段階以上の抽選を行う構成することもできる。また、本実施形態では、ステーション抽選装置70の抽選で用いたボールBを、中央抽選装置40でも用いる構成としたが、例えば、ステーション抽選装置70でボールBが特別収容空間Kに入り込んだら、別のボールが中央抽選装置40に供給されるような構成としてもよい。また、これらの抽選装置で用いる抽選用移動物体としては、必ずしも同種のものを用いる必要はなく、それぞれの抽選装置で全く異なる形状の抽選用移動物体を用いた抽選を行う構成とすることもできる。
本実施形態のプッシャーゲーム機におけるステーション制御装置で行うコンピュータ抽選のボールボーナス抽選モードが開始するまでの流れを示すフローチャート。 同プッシャーゲーム機を示す外観図。 同プッシャーゲーム機のステーションの構成を示す斜視図。 同ステーションの上段メダル載置台の上面板の動きを示す説明図。 同プッシャーゲーム機におけるメダル投入器から投入されるメダルが、メダルチャッカーに到達するまでの経路を示す水平方向側方から見た側面図。 同ステーションに設けられるステーション制御部を示す制御ブロック図。 同プッシャーゲーム機におけるステーション抽選装置の外観を示す斜視図。 同ステーション抽選装置の内部構造を示す斜視図。 同ステーション抽選装置の内部構造を示す他の斜視図。 同プッシャーゲーム機における中央抽選装置周辺の外観を示す斜視図。 同中央抽選装置における回転抽選装置及び装置支持台の内部構造を示す斜視図。 同回転抽選装置の背面図。 同中央抽選装置の抽選により払い出すされるメダルの払出動作を示す説明図。 同コンピュータ抽選のボールボーナス抽選モードが終了するまでの流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 プッシャーゲーム機
2 プレイフィールド
10 ステーション
15 メダル落下溝
17 メダルチャッカー
20 スロット装置
23 ボール供給装置
30 ステーション制御部
40 中央抽選装置
49 ボール搬送通路
70 ステーション抽選装置
80 昇降装置
B ボール

Claims (9)

  1. 複数の抽選用ポケットを有し、抽選用移動物体を移動させることにより該抽選用移動物体がいずれの抽選用ポケットに入るかの物理抽選を行う第1抽選装置と、
    該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給するか否かを決定する抽選を行う第2抽選装置と、
    該第2抽選装置の抽選により該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給することが決定されたとき、該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給する供給装置と、
    配当を払い出す配当払出手段と、
    該第1抽選装置による物理抽選で該抽選用移動物体が該複数の抽選用ポケットのうちの特別ポケットに入ったとき、該抽選用移動物体が他の抽選用ポケットに入ったときに払い出される配当量よりも多い配当を該配当払出手段に払い出させるための制御を行う制御手段とを有する遊技機において、
    上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が特別ポケット以外の他の抽選用ポケットに入ったときに所定の当選確率上昇条件を満たすか否かを判断し、該所定の当選確率上昇条件を満たすと判断したときには、上記第2抽選装置による抽選で該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給する旨の抽選結果が当選する物体供給当選確率を上げる当選確率上昇処理を行う当選確率変更手段を有することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1の遊技機において、
    上記所定の当選確率上昇条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットに入った回数、上記他の抽選用ポケットのうちの一部のポケットに入った回数、又は上記他の抽選用ポケットのうち同じ抽選用ポケットに入った回数が、規定回数に達するという条件を含むことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2の遊技機において、
    第3抽選装置を有し、
    上記制御手段が上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記特別ポケットに入ったときに行う上記制御は、該第3抽選装置に抽選を開始させ、かつ、該第3抽選装置の抽選結果に応じて上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットに入ったときに払い出される配当量よりも多い配当を上記配当払出手段に払い出させる制御であることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1、2又は3の遊技機において、
    上記当選確率変更手段は、上記当選確率上昇処理を行った後に所定の当選確率下降条件を満たすか否かを判断し、該所定の当選確率下降条件を満たすと判断したときには上記物体供給当選確率を下げる当選確率下降処理を行い、該所定の当選確率下降条件を満たすと判断するまでは上記物体供給当選確率を該当選確率上昇処理により上がった確率に維持することを特徴とすることを特徴とする遊技機。
  5. 請求項4の遊技機において、
    上記所定の当選確率下降条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記特別ポケットに入るという条件を含むことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項5の遊技機において、
    上記所定の当選確率下降条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記特別ポケットに入るという条件のみであり、
    上記制御手段は、該第1抽選装置による物理抽選で該抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットの少なくとも一部に入ったときに上記配当払出手段に配当を払い出させる制御を行い、
    上記供給装置は、所定の物体連続供給条件を満たされたとき、該第1抽選装置による物理抽選で該抽選用移動物体が該特別ポケットに入るまで該抽選用移動物体を該第1抽選装置へ供給し続けることを特徴とする遊技機。
  7. 請求項4又は5の遊技機において、
    上記所定の当選確率下降条件は、上記第1抽選装置による物理抽選で上記抽選用移動物体が上記他の抽選用ポケットのうちの一部のポケットに入るという条件を含むことを特徴とする遊技機。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7の遊技機において、
    メダルを投入するメダル投入口を有し、
    上記第2抽選装置は、該メダル投入口にメダルが投入されることにより所定の抽選開始条件が満されたら抽選を行うことを特徴とする遊技機。
  9. 請求項8の遊技機において、
    上記メダル投入口に投入されたメダルをプレイフィールド内に送出するためのメダル投入器と、
    該プレイフィールド内に設けられ、上面に多数のメダルを載置するメダル載置台と、
    該メダル載置台上のメダルが落下するためのメダル落下溝と、
    該メダル載置台上のメダルを該メダル落下溝に向かって押すように該メダル載置台の上面に沿って往復移動する台と、
    該メダル落下溝に落下したメダルを排出する排出手段とを有し、
    上記所定の抽選開始条件は、該プレイフィールド内に設けられた抽選開始口をメダルが通過するという条件であることを特徴とする遊技機。
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