JP4991803B2 - ゲームシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のゲーム装置を備えたゲームシステムに関するものである。
従来、抽選を演出するとともにその抽選結果を報知するための抽選結果報知演出手段として、ルーレット機構が知られている。例えば、特許文献1には、大型ディスプレイ上のルーレット画像を利用してビンゴ数字の抽選を演出するとともにその抽選結果を報知するビンゴゲーム機が開示されている。このビンゴゲーム機は、各ビンゴ数字をコンピュータ抽選により決定するものであって、各ビンゴ数字の当選確率が個別に変更可能な構成となっている。そして、大型ディスプレイ上のルーレット画像の各ビンゴ数字の割り当てられた枠の大きさは、対応するビンゴ数字の当選確率の大きさを示している。すなわち、枠が大きいビンゴ数字ほど当選確率が高く設定されていることを示している。また、大型ディスプレイ上のルーレット画像における各ビンゴ数字の色は、そのビンゴ数字によってビンゴが成立したときに払い出される配当の量に対応している。
一般に、抽選結果報知演出手段としては、上記特許文献1のようなディスプレイ上に表示されるルーレット画像を利用する仮想的なものよりも、例えば物理的なルーレット機構のように、複数の配当枠体を備えた構造体を当選対象に対して相対移動させるような物理的機構を用いる方が高い演出効果を得られる場合がある。本発明者らは、このような物理的機構を用いた一度の抽選結果報知演出で、複数のゲーム装置に対して抽選結果を同時に報知するゲーム装置の開発を進めている。ところが、その開発にあたり次のような問題点が見出された。
メダルゲーム機のように、プレイヤーからメダル(ベット対象)を受け取ることを条件にゲームの進行を制御し、そのゲーム結果に応じて所定枚数のメダル(払出対象)をプレイヤーに払い出すゲーム装置においては、ペイアウト率のコントロールが重要である。メダルゲーム機を例に挙げて詳しく説明すると、一般に、メダルゲーム機が実際に受け付けたメダル枚数に対するそのメダルゲーム機が実際に払い出したメダル枚数の比率(実質ペイアウト率)が、目標値である設定ペイアウト率に近づくか、もしくはそれを妨げないようにゲーム進行を制御し、実質ペイアウト率が設定ペイアウト率付近に維持されるようにすることが望まれる。上記のような物理的機構を用いて抽選結果報知演出を行う場合、通常であれば、その物理的機構により抽選結果報知演出が行われる抽選の開始条件が満たされる確率を調整することで、ペイアウト率をコントロールする方法が採用される。具体的には、実質ペイアウト率が設定ペイアウト率よりも低い場合には抽選開始条件が満たされる確率を高くし、逆に、実質ペイアウト率が設定ペイアウト率よりも高い場合には抽選開始条件が満たされる確率を低くする。
しかしながら、この方法では、ペイアウト率をコントロールするために抽選の発生頻度が変化する。そのため、例えば、実質ペイアウト率が設定ペイアウト率よりも高くて抽選の発生頻度が低くなると、そのことがプレイヤーに感じ取られることで、プレイヤーにプレイを敬遠されるおそれがあるという問題が生じる。一方で、プレイヤーに感じ取られない範囲で抽選の発生頻度が変化するようにペイアウト率をコントロールしようとすると、実質ペイアウト率が設定ペイアウト率に近付くのに長期間を要し、ペイアウト率コントロールの実効性が希釈化するという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、物理的機構を用いて抽選結果報知演出を行う場合でも、プレイヤーにプレイを敬遠されにくく、かつ、実効性の高いペイアウト率コントロールが可能なゲームシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ゲームの進行制御を行うゲーム進行制御手段、ベット対象を受け付けるベット対象受付手及び、該ベット対象受付手段がベット対象を受け付けることを条件に該ゲーム進行制御手段が進行制御したゲームの結果に基づき、所定量の払出対象をプレイヤーへ払い出すための払出処理を行う払出処理手段をそれぞれ備えた複数のゲーム装置と、該複数のゲーム装置の数よりも多い3つ以上の配当枠体と複数のゲーム装置とを相対移動させる相対移動機構、所定の相対移動開始条件が満たされたら、該相対移動機構の相対移動の停止位置を決定するための停止位置決定処理を行う停止位置決定処理手段、所定のタイミングで該相対移動機構の相対移動を開始させ、かつ、該停止位置決定処理手段が決定した停止位置で該相対移動を停止させるように、該相対移動機構の駆動制御を行う駆動制御手段、3つ以上の配当枠体それぞれに対応する配当量を記憶する配当量記憶手及び、該停止位置決定処理手段が決定した停止位置に応じて、該配当量記憶手段に記憶された配当量からゲーム装置ごとの配当量を特定し、該相対移動機構の相対移動が停止した後に、特定した配当量の払出対象をプレイヤーへ払い出すための配当払出処理を行う配当払出処理手段を備えた配当装置とを有するゲームシステムであって、上記配当量は、上記停止位置決定処理手段により上記相対移動機構の相対移動の停止位置として決定され得る2以上の停止候補位置の中に各ゲーム装置の配当量の合計が互いに異なるものが含まれるように設定されており、上記配当装置の停止位置決定処理では、所定期間内における上記複数のゲーム装置のベット対象受付手段が受け付けたベット対象の量に対する該複数のゲーム装置の上記払出処理手段の払出処理及び上記配当装置の配当払出処理手段の配当払出処理により払い出した払出対象の量の比率である実質ペイアウト率と所定の設定ペイアウト率の比較結果に基づいて、上記2以上の停止候補位置の中から一の停止位置を選択することを特徴とするものである。
このゲームシステムにおいては、複数のゲーム装置と3以上の配当枠体とを相対移動機構により相対移動させることで、プレイヤーに抽選が行われているかのような抽選演出を行う。そして、停止位置決定処理手段が決定した停止位置で相対移動を停止させることで、その抽選結果をプレイヤーに報知する。相対移動が停止することにより、配当枠体ゲーム装置との相対位置関係が決定され、配当枠体に対応した配当量の払出対象が、配当枠体に対応するゲーム装置のプレイヤーに対して払い出される。
本ゲームシステムにおいては、停止位置決定処理手段により相対移動機構の相対移動の停止位置として決定され得る2以上の停止候補位置の中に各ゲーム装置の配当量の合計が互いに異なるものが含まれているので、相対移動の停止位置によって各ゲーム装置のプレイヤーへ払い出される払出対象の払出総量が異なることになる。本ゲームシステムでは、これを利用し、相対移動の停止位置を調整することで、本ゲームシステム全体の設定ペイアウト率に対する実質ペイアウト率をコントロールしつつ、ゲームを進行制御することが可能である。
本ゲームシステムによるペイアウト率コントロールによれば、相対移動の停止位置による払出総量の差を適度に保つことで、実質ペイアウト率を短期間で設定ペイアウト率に近付けることができる。このとき、実質ペイアウト率が設定ペイアウト率よりも高い場合には払出総量が少ない状況が続く場合もあり得るが、通常、個々のプレイヤーは、自分に払い出される量しか興味がなく、払出総量に興味が向かないので、そのような状況がプレイヤーに感じ取られることはない。
なお、「ベット対象」とは、プレイヤーからゲーム装置へ受け渡される、メダル、コイン、パチンコ玉等の有体物あるいはこれらに相当する電子データ等の無体物を意味する。
よって、「ベット対象受付手段」には、メダル等の有体物を受け取る手段のほか、電子データを記録した記録媒体からその受取分を減らすデータ処理を行う手段も含まれる。
そして、「ベット対象を受け付ける」とは、ゲームの進行制御に必要となる行為であるが、後述するプッシャーゲーム機においては、メダル投入器のメダル投入口に投入されたメダルが投入枚数検知センサに検知される行為の事を意味する。
また、「払出対象」とは、ゲーム装置からプレイヤーへ受け渡される、メダル、コイン、パチンコ玉等の有体物あるいはこれらに相当する電子データ等の無体物を意味する。よって、「払出処理手段」や「配当払出処理手段」には、メダル等の有体物を排出する手段のほか、電子データを記録した記録媒体からその払出分を増加させるデータ処理を行う手段も含まれる。
また、「配当量記憶手段」に記憶される配当量は、各配当枠体のそれぞれに対応した配当量に関するデータが含まれるが、これらの対応関係を直接的に記述した単一のデータテーブルであっても、またはこれらの内容を算出するために必要なデータを含むものであっても良い。
また、「配当枠体」がゲーム装置を指示することとは、配当枠体がゲーム装置を視覚的に特定可能とすることであり、他の配当枠体と比較して対象となるゲーム装置に対して最も近い場所に位置すること、もしくは配当枠体から対象となるゲーム装置への方向などの位置関係を示す情報を表示すること、もしくは対象となるゲーム装置を特定可能なゲーム装置毎にユニークな識別子であっても良い。
また、「設定ペイアウト率」とは、ゲーム装置の管理者等によって設定可能で、設定を変更しない限りは一定の値を維持するようなものであっても良いし、ゲームの進行状況に応じて変化するようなものであっても構わない。
また、設定ペイアウト率に対する実質ペイアウト率をコントロールしつつ、ゲームを進行制御するということは、配当装置の停止位置決定処理が、相対移動の停止位置に関して複数の選択肢をとり得る場合に、常に配当の払出し後の実質ペイアウト率が設定ペイアウト率に近い方の選択をするということに限られない。実質ペイアウト率と設定ペイアウト率の差分が所定の範囲内であれば、予め決められた所定の選択を行うなど、両者の比較結果に応じて条件分岐させても良い。
また、請求項2の発明は、請求項1のゲームシステムにおいて、上記配当量記憶手段は、上記配当量と上記停止候補位置とを対応づけて記憶されていることを特徴とするものである。
「配当量記憶手段」に記憶される配当量は、各配当枠体のそれぞれに対応した配当量と、相対移動の各停止候補位置との対応関係を特定可能なデータが含まれるが、これらの対応関係を直接的に記述した単一のデータテーブルであっても、またはこれらの内容を算出するために必要なデータを含むものであっても良い。
また、請求項3の発明は、請求項2のゲームシステムにおいて、上記複数のゲーム装置の数をNとし、上記配当枠体の数をMとしたとき、M=n×Nとなるようにそれぞれが構成され、上記配当量記憶手段に記憶された配当量は、上記M個の配当枠体における一の枠体配当を1番目として周方向にm番目(1≦m≦M)に位置する該配当枠体について、mをnで除した剰余の数が同じもので該複数の配当枠体をn個のグループに分類したとき、グループごとの該配当枠体それぞれに対応する配当量の合計が互いに異なるように設定され、上記配当装置の停止位置決定処理では、該相対移動機構の相対移動の停止位置を決定するのに先だって、上記実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率の比較結果に基づいて、上記n個のグループから一のグループを選択することを特徴とするものである。
このゲームシステムにおいては、ペイアウト率のコントロールを目的とする場合において、相対移動の停止位置の決定の際に、停止位置として決定され得る全ての停止候補位置についてそれぞれのゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出す払出対象の配当量を計算して比較するなどの処理が不要となる。所定の条件に基づいて複数のグループから一のグループを選択するだけで、ペイアウト率に関する所望のコントロールが可能となる。
特に、各配当枠体に対応する配当量が固定的に表示された物理的なルーレット機構の場合においては、各配当枠体に対応するそれぞれの配当量に差を持たせながら、プレイヤーに気づかれにくく、かつ、高い実効性でペイアウト率に関する所望のコントロールを実現することができる。
また、請求項4の発明は、請求項3のゲームシステムにおいて、上記配当装置の停止位置決定処理では、上記配当払出処理手段による配当払出処理の後の上記実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率の差分の絶対値が最小なものを選択するように、上記n個のグループから一のグループを選択することを特徴とするものである。
このゲームシステムにおいては、ペイアウト率のコントロールを目的とする場合において、相対移動の停止位置の決定の際に、停止位置として決定され得る全ての停止候補位置についてそれぞれのゲーム装置でプレイするプレイヤーへ払い出す払出対象の配当量を計算して比較するなどの処理が不要となる。所定の条件に基づいて複数のグループから一のグループを選択するだけで、他の複数の停止位置の選択肢の中から、配当の払い出し後の実質ペイアウト率が所定の設定ペイアウト率に最も近いものを選択するというコントロールを実現することができる。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4のゲームシステムにおいて、上記配当装置の停止位置決定処理では、上記選択されたグループにおける複数の停止候補位置から一の停止位置を抽選によって決定することを特徴とするものである。
このゲームシステムにおいては、抽選によるランダム性を得つつも、所望のペイアウト率コントロールが可能となる。
また、抽選により停止位置を決定する際に、それぞれの抽選対象の抽選確率が均一となるように抽選しても良いし、ゲームの進行状況や各ゲーム装置におけるプレイヤーのプレイ状況などに応じて変化するような、それぞれの所定の抽選確率に基づいて抽選を行っても良い。
また、請求項6の発明は、請求項3又は4のゲームシステムにおいて、上記配当装置の停止位置決定処理では、上記複数のゲーム装置それぞれにおける所定期間内における該ゲーム装置のベット対象受付手段が受け付けたベット対象の量に対する該ゲーム装置の上記払出処理手段及び該配当装置の配当払出処理手段の払出処理により払い出した払出対象の量の比率である実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率のそれぞれの比較結果に基づいて、上記選択されたグループにおける複数の停止候補位置から一の停止位置を決定することを特徴とするものである。
このゲームシステムにおいては、全てのゲーム装置を含むゲーム機全体の実質ペイアウト率に対する所望のコントロールだけでなく、個々のゲーム装置における実質ペイアウト率をも含めて所望のコントロールが実現することができる。
また、請求項7の発明は、請求項6のゲームシステムにおいて、上記配当装置の停止位置決定処理では、上記配当払出処理手段による配当払出処理の後の上記各ゲーム装置それぞれの実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率の差分の絶対値の合計が最小なものを選択するように、上記選択されたグループにおける複数の停止候補位置から一の停止位置を決定することを特徴とするものである。
このゲームシステムにおいては、全てのゲーム装置を含むゲーム機全体の実質ペイアウト率に対する所望のコントロールだけでなく、他の複数の停止位置の選択肢の中から、配当の払い出し後の個々のゲーム装置における実質ペイアウト率のそれぞれが、所定の設定ペイアウト率に近くなるものを選択するというコントロールを実現することができる。
以上、本発明によれば、物理的機構を用いて抽選結果報知演出を行う場合でも、プレイヤーにプレイを敬遠されにくく、かつ、実効性の高いペイアウト率コントロールが可能なゲームシステムを提供することができるという優れた効果が得られる。
図1は、第1実施形態に係るプッシャーゲーム機の外観図である。 図2は、同プッシャーゲーム機の中央抽選装置に設けられる天井ルーレット装置の外観を示す斜視図である。 図3は、同プッシャーゲーム機のステーションの概略構成を示す斜視図である。 図4は、同ステーションに設けられるステーション制御部を示す制御ブロック図である。 図5は、ステーション抽選装置の外観を示す斜視図である。 図6は、同中央抽選装置に設けられたメイン制御部のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 図7は、同中央抽選装置で行われる中央抽選の流れを示すフローチャートである。 図8は、天井ルーレット抽選イベントの流れを示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明を、10台のゲーム装置であるステーションを備えたゲームシステムとしてのメダルゲーム機であるプッシャーゲーム機に適用した一実施形態について説明する。なお、本発明が適用可能なゲームシステムはプッシャーゲーム機に限られないことは言うまでもない。
図1は、本実施形態に係るプッシャーゲーム機1の外観図である。
プッシャーゲーム機1は、10台の独立した演出表示空間としてのプレイフィールド2を有し、各プレイフィールド2では、それぞれ2人のプレイヤー(ユーザー)がプッシャーゲームをプレイできるようになっている。よって、最大で20人のプレイヤーが同時にゲームを行うことが可能である。また、プレイヤーがプレイするスペースは、プレイフィールド2ごとに柱3で区切られており、柱3の間は、透明なカバーで覆われている。これにより、プレイヤーは、直接、プレイフィールド内部の機構に触ることができないようになっている。また、各プレイフィールド2では、それぞれ独立したプッシャーゲームを行うゲーム装置としてのステーション10により、プッシャーゲームが実行される。
また、本プッシャーゲーム機1は、その中央部分に、10台のステーション10に取り囲まれるように、配当装置としての中央抽選装置40を備えている。この中央抽選装置40は、正面に2つのメインディスプレイ47A,47Bが配置された本体部と、その本体部上部に取り付けられた天井ルーレット装置50とから構成されている。本体部は、本プッシャーゲーム機1の中心を通る鉛直方向に延びた回転軸を中心に、図示しない筐体回転駆動装置により、天井ルーレット装置50とは独立して回転することができる。これにより、本体部の正面に配置された2つのメインディスプレイ47A,47Bを、所望のステーション10に向けることができる。また、天井ルーレット装置50は、本プッシャーゲーム機1の中心を通る鉛直方向に延びた回転軸を中心に、図示しないルーレット駆動装置により、本体部とは独立して回転することができる。
図2は、天井ルーレット装置50を斜め下方から見たときの外観を示す斜視図である。
天井ルーレット装置50は、固定台50aが本体部の内部に設けられた固定フレームに固定されることで、本体部の上部に取り付けられる。本体部の下部には図示しないルーレット駆動装置が配置され、そこから延びる図示しない駆動シャフトが固定台50aの中央貫通穴に挿通される。また、天井ルーレット装置50は、この駆動シャフトに固定される相対移動機構としてのルーレット機構であるルーレット部50bを有する。このルーレット部50bは、配当枠体である20個の配当表示パネル52が略円弧状に配置され、その径方向外方部分には20個の当選対象指示パネル53が取り付けられた構造となっている。20個の配当表示パネル52及び20個の当選対象指示パネル53は、図示しない骨組み部材により一体的に支持されており、この骨組み部材に駆動シャフトが固定されている。20個の配当表示パネル52の径方向外方部分及び20個の当選対象指示パネル53は、各ステーション10のプレイフィールド2の鉛直方向上方に差し掛かるように配置されている。これにより、ルーレット駆動装置により駆動シャフトが回転すると、これに伴ってルーレット部50bが回転することにより、20個の配当表示パネル52及び20個の当選対象指示パネル53が各ステーション10のプレイフィールド2の鉛直方向上方を移動するようになる。
本実施形態において、天井ルーレット装置50は、後述する天井ルーレット抽選の抽選演出とその抽選結果を報知するための抽選結果報知演出手段として機能する。具体的に説明すると、本実施形態において、天井ルーレット装置50のルーレット部50bが回転することで、ルーレット部50bの配当表示パネル52と各ステーションとが相対移動する。この相対移動は、各ステーションでプレイするプレイヤーに対し、この天井ルーレット装置50を用いて抽選が行われているかのような印象を与える抽選演出である。その後、天井ルーレット装置50のルーレット部50bの回転が停止すると、それぞれのステーションとの対向位置に停止した配当表示パネル52に表示されている配当量がそれぞれのステーション10でプレイするプレイヤーへ払い出される配当の量であることがプレイヤーに報知される。この報知により、天井ルーレット抽選の抽選結果がプレイヤーに認知されることになる。
図3は、上記ステーション10の概略構成を示す斜視図である。
ステーション10には、プレイフィールド2内にベット対象及び払出対象であるゲーム媒体としてのメダルを送出するための2つのメダル投入器11が設けられている。尚、図中右側のメダル投入器は、説明のため図示を省略している。メダル投入器11は、操作受付手段及びベット対象受付手段を構成していて、プッシャーゲーム機1の前面外側に露出したメダル投入口11aを有する。このメダル投入口11aからプレイヤーによりメダルMが投入されると、そのメダルMは、メダル通路部11bを通って、その先端から排出される。このメダル通路部11bには、メダルの通過を検出する投入枚数検知センサ11dが設けられており、プレイヤーが投入したメダルを検出し、その検出信号を、後述のステーション制御部に出力する。メダル通路部11bの先端は、プレイフィールド2内に突出するように配置されており、その先端から排出されたメダルMは、プレイフィールド2内に投入される。また、メダル投入器11は、メダルMの投出方向をプレイヤーが適宜に選択できるように、プッシャーゲーム機1の本体部分に固定された軸部11cにより回動自在に取り付けられている。これにより、プレイヤーは、メダル投入器11のメダル通路部11bの先端を、所定の範囲内で左右に向けることができる。
メダル投入器11によりメダルMが投入されるプレイフィールド2内には、上段メダル載置台12、中段メダル載置台13及び下段メダル載置台14が設けられている。
下段メダル載置台14は、その上面に多数のメダルMを載置する。メダルMが下段メダル載置台14の図中手前側に形成されたメダル落下溝15に落下すると、その分だけメダルMがプッシャーゲーム機1の本体前面に設けられたメダル投入用載置面5上へ排出される。これにより、プレイヤーはメダルMを獲得することができる。また、下段メダル載置台14の図中手前側端部は、その下段メダル載置台14上に堆積したメダルMが簡単にメダル落下溝15に落ちないよう、ストッパ部14aが形成されている。このストッパ部14aは、下段メダル載置台14上のメダル載置面が上方に屈曲して形成されている。
中段メダル載置台13は、下段メダル載置台14の上面に沿って、図示しない載置台駆動手段により、図中矢印Aに示す方向に所定のストロークで往復移動する。このように往復移動する中段メダル載置台13は、中段メダル載置台13が往復移動する下段メダル載置台14部分上に存在するメダルMを、図中手前側に押し出す。尚、図3は、中段メダル載置台13が図中最前位置に移動した状態を示している。また、この中段メダル載置台13は、その上面にメダルMを載置する。中段メダル載置台13上のメダルMが図中手前側に落下すると、下段メダル載置台14上に載置されることになる。中段メダル載置台13が最前位置にないときに、中段メダル載置台13上からメダルMが落下した場合、そのメダルMは、中段メダル載置台13により押されて、多数のメダルMが堆積した下段メダル載置面部分に押し込まれる。このようにしてメダルMが押し込まれると、下段メダル載置台14上に堆積していたメダルMが図中手前側に押され、その押圧力がストッパ部14aで止められていたメダルMに加わり、メダルMがメダル落下溝15に落下する。
上段メダル載置台12の図中手前側部分は、中段メダル載置台13の上面に沿って配置されている。中段メダル載置台13が載置台駆動手段により図中矢印Aに示す方向に往復移動すると、上段メダル載置台12は、中段メダル載置台13上の図中奥側に位置する部分のメダルを、図中手前側に押し出す。
また、プレイフィールド2内には、メダルジャンプ台16及びメダルチャッカー17が設けられている。メダルジャンプ台16は、図3中奥側が高い位置になるように傾斜して設けられた透明アクリル板からなるメダル移動面16aを有し、このメダル移動面16aは、側板16bにより中段メダル載置台13に固定されている。これにより、中段メダル載置台13を図中矢印Aの方向に往復移動させる載置台移動手段は、メダルジャンプ台16をメダルチャッカー17に対して相対的に移動させる。よって、メダル移動面16aは、中段メダル載置台13とともに往復移動することにより、メダルチャッカー17に対して水平方向に相対的に往復移動する。
上記メダルチャッカー17は、ステーション10に設けられた2つのメダル投入器11に対応するように、水平方向中央を境にして、それぞれ7個のメダル通過口17aが形成されている。図3中左側に位置するメダル投入器11には、メダルチャッカー17の図中左側に位置する7個のメダル通過口17aが対応している。上記メダルチャッカー17は、図示しないチャッカー駆動手段により、メダルジャンプ台16の移動方向に直交する方向であって水平方向に往復移動するように構成されている。また、メダルチャッカー17の背面には、メダル通過口17aを通過したメダルMを検出する図示しないメダル検出センサが設けられている。このメダル検出センサは、メダルチャッカー17の水平方向両端部にそれぞれ対向するように配置されたフォトインタラプタであり、これらの間の光路がメダル通過口17aを通過したメダルMにより遮られると、検出信号を出力する。メダル検出センサの検出信号は、ステーション内部のステーション制御部に送られる。
また、プレイフィールド2内には、スロット装置20が設けられている。このスロット装置20は、液晶ディスプレイ装置であり、その液晶画面には、3つのリール画像が表示される。スロット装置20は、ステーション内部のステーション制御部により表示制御がなされる。
図4は、各ステーション10に設けられるステーション制御部30を示す制御ブロック図である。
各ステーション制御部30は、ゲーム進行制御手段としてのステーション制御装置31と、ステーション制御装置31の制御の下でスロット装置20の表示制御を行う表示制御装置32と、ステーション制御装置31が実行する各種プログラムや各種データベースを格納するROM33と、ステーション制御装置31が実行するプログラムで用いる各種データを一時的に記録するRAM34とを備える。また、ステーション制御装置31は、メダルチャッカー17のメダル通過口17aを通過したメダルMを検出するメダル検出センサ19b、メダル投入器11に投入されたメダルMの通過を検知する投入枚数検知センサ11d、メダル払出装置21から排出されたメダルMを検知するカウントセンサ21aにも接続されている。
プレイヤーによりメダル投入器11にメダルMが投入されると、投入枚数検知センサ11dから検出信号がステーション制御装置31に出力される。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、後述するメイン制御部にメダル投入信号を出力する。また、メダルMがメダル通過口17aを通過すると、メダル検出センサ19bから検出信号がステーション制御装置31に出力される。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、ROM33に格納されている抽選プログラムを実行する。抽選プログラムを実行するステーション制御装置31は、抽選用の乱数を生成し、生成される抽選用乱数とそれぞれの賞との対応関係が記述された当選確率テーブルに照らして、生成した抽選用乱数に基づき当選賞を決定する。この抽選においては、当選賞が決定せず、ハズレが決定することもある。そして、ステーション制御装置31は、その決定情報に基づいて、表示制御装置32に画像表示命令を出力する。
上記画像表示命令を受け取った表示制御装置32は、3つのリールが回転する画像をスロット装置20の画面に表示させ、最終的に3つのリールの停止画像を表示させる。このとき、ステーション制御装置31により当選賞が決定している場合には、その画像表示命令に基づき、最終的にその当選賞に係る図柄の組み合わせを停止表示させる。また、ステーション制御装置31によりハズレが決定している場合には、その画像表示命令に基づき、最終的に当選賞に対応しない適当な図柄の組み合わせを停止表示させる。これにより、プレイヤーは、スロット装置20の画面を見て、メダルMがメダル通過口17aを通過したことによる抽選結果を知ることができる。
ステーション制御装置31は、抽選プログラムの実行により当選賞が決定したら、プレイヤーに対して、その当選賞に応じた特典を付与する。
例えば、所定のメダル枚数を払い出すメダル払出賞が当選した場合、ステーション制御装置31は、払出処理手段を構成するメダル払出装置21へメダル払出命令を出力する。このメダル払出装置21は、図3に示すように、本プッシャーゲーム機1の内部に設置された多数のメダルを貯留するメダル貯留部と、そのメダル貯留部に貯留されたメダルを払い出すメダルホッパ部と、メダルホッパ部から払い出されたメダルをプレイフィールド2内に案内するメダル通路部22とを備えている。メダル払出命令を受けたメダル払出装置21は、メダルホッパ部を制御して、そのメダル払出命令に応じた枚数のメダル排出動作を実行する。メダルホッパ部により払い出されたメダルMは、メダル通路部22を通ってメダル払出口22aから排出される。メダル払出装置21から排出されたメダルは、カウントセンサ21aにより検知され、その検知信号がステーション制御装置31へ送られる。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、後述するメイン制御部にメダル払出信号を出力する。
メダル払出口22aから排出されたメダルMは、中段メダル載置台13の上面板13a上に落下し、これにより所定枚数のメダルがプレイフィールド2内に払い出される。本実施形態では、メダル払出賞に当選しても、プレイヤーに直接メダルが払い出されるのではなく、その賞に応じた枚数のメダルMがプレイフィールド2内に払い出される。よって、そのメダルMをプレイヤーが獲得するためには、下段メダル載置台14の図中手前側にあるメダル落下溝15に落とさなければならない。尚、メダル払出装置21で払い出された多数のメダルMは、中段メダル載置台13、下段メダル載置台14になだれ込むので、中段メダル載置台13上及び下段メダル載置台14上に堆積していたメダルMが押し出され、最終的には、プレイヤーに多数枚のメダルが払い出されることになる。
また、例えば、ステーション制御装置31が抽選プログラムの実行によりボールボーナス賞の当選が決定されると、プレイフィールド2内の下段メダル載置台14上に球状の抽選用移動物体としてのボールBが供給される。具体的には、ボールボーナス賞の当選が決定されると、ステーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供給装置23に出力する。ボール供給装置23は、図3に示すように、本プッシャーゲーム機1の内部に配置された図示しないボール貯留部と、図示しないボール供給制御部と、そのボール貯留部から第1搬送レール23aを通って供給されるボールBを一時的に保持するボール保持部23bと、そのボール保持部23bに保持されたボールBを下段メダル載置台14上に搬送するための第2搬送レール23cと、そのボール保持部23bに保持されたボールBをメダル落下溝15に搬送するための第3搬送レール23dとを備えている。ステーション制御装置31からのボール供給命令がボール供給装置23のボール供給制御部に受け取られると、そのボール供給制御部は、そのボール供給命令に応じて各部を制御する。
このようにして供給されるボールBは、下段メダル載置台14上に堆積したメダルMの上に乗った状態でプレイフィールド内に存在することになる。そして、そのメダルMの移動とともにメダル落下溝15に向けて移動する。ここで、下段メダル載置台14に設けられたストッパ部14aの中央部分には、メダルMが落下しやすいように切欠部14bが形成されている。また、下段メダル載置台14の上方には、2つのボールガイド24が設けられており、下段メダル載置台14上のボールBのみを中央側に寄せるような構成となっている。よって、下段メダル載置台14上のボールBは、メダル落下溝15に向かうにつれて、ボールガイド24により中央側に寄せられ、落下しやすくなっているストッパ部14aの切欠部14bを介してメダル落下溝15に落下する。
このようにしてボールBがメダル落下溝15に落下すると、そのメダル落下溝15内に設けられたメダルMとボールBとを仕分けしてボールBのみを回収するボール回収レール25により受け取られ、後述するボール搬送機構を通じて、後述するステーション抽選装置70に送られる。このステーション抽選装置70の抽選で当選すると、図1に示した中央抽選装置40を用いた抽選が行われる。
図5は、上記ステーション抽選装置70の外観を示す斜視図である。
ボールBがメダル落下溝15内のボール回収レール25により受け取られると、ボール上昇搬送機構69を通じて、ステーション抽選装置70に送られる。ステーション抽選装置70は、各ステーション10に設けられたスロット装置20の中央抽選装置40側、すなわち、プレイヤーから見てスロット装置20の奥側に配置されている。
ステーション抽選装置70は、導入レール71と、ボール受台72と、抽選チャッカー73とを備えている。メダル落下溝15からボール上昇搬送機構69の上部まで搬送されてきたボールBは、導入レール71に導かれ、この導入レール71を通って、ボール受台72内に供給される。ボール受台72は、すり鉢状に形成されており、導入レール71から導入されたボールBは、ボール受台72の中心軸Oの周りを、その内周面72aに沿って回りながら転がる。そして、ボール受台72の内周面72a上における中心軸O部分に設けられた抽選チャッカー73に到達する。この抽選チャッカー73には、6つの抽選用ポケットが形成されており、そのうちの1つが特別ポケットとしての1つの特別収容空間Kであり、残りの5つが他の抽選用ポケットである通常収容空間Jである。
ステーション抽選装置70では、導入レール71から導入されたボールBが、6つの収容空間J,Kのいずれに入り込むかという物理抽選を行う。そして、ボールBが特別収容空間Kに入り込んだ場合、そのボールBは、保持レール上に乗った状態で、中心軸O上まで案内され、図示しないボール検出装置により検出される。これにより、図4に示すように、ボール検出装置79からボール検出信号がステーション制御装置31に出力される。ステーション制御装置31は、ボール検出装置79からのボール検出信号を受け取ると、本プッシャーゲーム機1全体を統括するメイン制御部に抽選開始要求を出力する。この抽選開始要求を受けたメイン制御部は、中央抽選装置40の正面が当該ステーション10を向くように、中央抽選装置40を回転駆動させる。その後、中央抽選装置40において中央抽選が行われる。
一方、導入レール71から導入されたボールBが、6つの収容空間のうちの通常収容空間Jに入り込んだ場合、そのボールBは、通常収容空間Jに保持された状態で、抽選チャッカー73の回転により回転搬送される。ボール受台72の内周面72a上には、通常収容空間Jに保持されたボールBの移動経路上に、ボール回収口72bが開口している。よって、通常収容空間Jに保持されたボールBは、抽選チャッカー73によりボール回収口72bの位置まで回転搬送されると、そのボール回収口72bに入り込み、ケーシング78の上面に設けられたボール回収通路78a内に落下する。このボール回収通路78aは、図示しないボール貯留部まで延びており、ボールBをそのボール貯留部まで案内する。
通常収容空間Jに収容されたボールBがボール回収口72bを通過するとき、図示しないフォトインタラプタ等のボール検出手段により、ボールBが検出され、検出信号がステーション制御装置31に送られる。この検出信号を受け取ったステーション制御装置31は、メダル払出装置21を用いて、ボールBが収容された通常収容空間Jの種類に応じた枚数のメダル払い出しを行う。このとき、ステーション制御装置31は、抽選チャッカー73を回転させるステッピングモータ76の回転角を認識しているので、ボールBがボール回収口72bを通過したときのステッピングモータ76の回転角から、ボールBが収容された通常収容空間Jを特定することができる。このようにボールBが収容された通常収容空間Jを特定したステーション制御装置31は、通常収容空間ごとに予め設定された枚数のメダルを払い出すためのメダル払出命令をメダル払出装置21に出力し、プレイヤーのプレイフィールド2内にメダルMを払い出す。
図6は、中央抽選装置40に設けられたメイン制御部のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
メイン制御部は、メイン制御装置41と、メイン制御装置41が実行する各種プログラムや各種データベースやデータテーブル等を格納する記憶装置42と、メイン制御装置41の制御の下でメインディスプレイ47A,47Bの表示制御を行う表示制御装置43とを備えている。また、メイン制御部は、配当払出処理手段を構成するメダル払出装置45に対してメダル払出命令を出力する命令出力装置44と、メダル払出装置45に取り付けられたカウントセンサ49から出力される検知信号を受信してメダル払出装置45から排出されたメダル枚数をカウントする払出枚数カウント装置46とを備えている。
次に、中央抽選装置40で行われる中央抽選について説明する。
図7は、中央抽選装置40で行われる中央抽選の流れを示すフローチャートである。
各ステーション10のステーション抽選装置70での物理抽選によりボールBが特別収容空間Kに入り込むと(S1)、ステーション制御装置31から抽選開始要求がメイン制御部に送られ、中央抽選装置40において中央抽選が開始される。この中央抽選では、まず、メイン制御装置41は、筐体回転駆動装置48を制御して、抽選開始要求の送信元のステーション10に対して中央抽選装置40の本体部の正面すなわち2つのメインディスプレイ47A,47Bが向くように、中央抽選装置40の本体部を回転させる(S2)。
また、抽選開始要求を受け取ったメイン制御装置41は、中央抽選プログラムを実行し、抽選用の乱数を生成して、生成される抽選用乱数とそれぞれの賞との対応関係が記述された当選確率テーブルに照らして、生成した抽選用乱数に基づき当選賞を決定する中央抽選を行う(S3)。この中央抽選においては、いずれの当選賞も決定されないハズレが決定されることはないが、ハズレが決定されるようにしてもよい。そして、メイン制御装置41は、その決定情報に基づいて、表示制御装置43に画像表示命令を出力する。中央抽選装置40の2つのメインディスプレイ47A,47Bは、左右に隣り合って1つの表示手段として機能している。よって、上記画像表示命令を受け取った表示制御装置43は、この2つのメインディスプレイ47A,47Bからなる1つの表示手段に1つのリールが回転する画像を表示させ、最終的にリールの停止画像を表示させるという抽選結果報知演出処理を行う(S4)。この停止画像は、画像表示命令に基づき、最終的にその当選賞に係る図柄を停止表示させたものである。これにより、プレイヤーは、2つのメインディスプレイ47A,47Bの画面を見て、中央抽選の結果を知ることができる。
本実施形態の中央抽選では、メダルの払い出し枚数が互いに異なる複数のメダル払出賞と、天井ルーレット装置50を用いた抽選結果報知演出が行われる天井ルーレット抽選イベントを開始するイベント賞とが用意されている。そして、メダル払出賞に当選したときは(S5のNo)、中央抽選装置40のメダル払出装置45を用いて、当選に係るステーション10のプレイフィールド2内にメダルの払い出しを行う(S6)。一方、イベント賞に当選したときは(S5のYes)、中央抽選装置40に設けられた天井ルーレット装置50を用いた抽選結果報知演出が行われる天井ルーレット抽選イベントが開始される。
以下、本発明の特徴部分である天井ルーレット抽選イベントについて説明する。
本実施形態における天井ルーレット抽選イベントでは、所定のイベント参加条件を満たす複数のステーション10すべてに対して、50枚、100枚、200枚、500枚、1000枚のうちのいずれかの配当量のメダルが払い出されるというものである。詳しくは、メイン制御装置41がイベントプログラムを実行して抽選を行い、その抽選結果報知演出を中央抽選装置40の上部に設けられた天井ルーレット装置50を用いて行う。天井ルーレット装置50のルーレット部50bに設けられた20個の配当表示パネル52には、それぞれ、50枚の配当量が12個、100枚の配当量が4個、200枚の配当量が2個、500枚の配当量が1個、1000枚の配当量が1個、表示されている。そして、天井ルーレット装置50のルーレット部50bが回転して停止したときに、各ステーション10の上部中央の位置に停止した配当表示パネル52に表示されている配当量がそれぞれのステーション10でプレイするプレイヤーへ払い出される。
本実施形態では、20個の配当表示パネル52と10台のステーション10との配置関係により、一の配当表示パネル52がいずれかのステーション10の上部中央の位置に停止した場合、その配当表示パネル52の両側に隣接する2つの配当表示パネル52はいずれのステーション10の上部中央の位置にも停止しない。したがって、本実施形態では、20個の配当表示パネル52を「1」〜「20」の連番で区別すると、奇数番の配当表示パネル52が各ステーション10の上部中央の位置に停止する停止パターンAと、偶数番の配当表示パネル52が各ステーション10の上部中央の位置に停止する停止パターンBとが存在する。そして、本実施形態では、これらの停止パターンの間で、それぞれの停止パターンで停止したときに払い出され得る総メダル払出枚数の最大値が互いに異なるように設定されている。具体的には、停止パターンAについては、1000枚の配当量が1個、200枚の配当量が2個、100枚の配当量が1個、50枚の配当量が6個、含まれるように、設定されており、その総メダル払出枚数の最大値は1800枚である。したがって、奇数番の配当表示パネル52には、それぞれ、1000枚の配当量が1個、200枚の配当量が2個、100枚の配当量が1個、50枚の配当量が6個、表示されている。一方、停止パターンBについては、500枚の配当量が1個、100枚の配当量が3個、50枚の配当量が6個、含まれるように、設定されており、その総メダル払出枚数の最大値は1100枚である。したがって、偶数番の配当表示パネル52には、500枚の配当量が1個、100枚の配当量が3個、50枚の配当量が6個、表示されている。
図8は、天井ルーレット抽選イベントの流れを示すフローチャートである。
本実施形態においては、中央抽選においてイベント賞に当選すると、メイン制御装置41は、まず、これから行う天井ルーレット抽選イベントへの参加条件を満たすステーション10を選定する(S11)。参加条件を設けずにすべてのステーションに対して天井ルーレット抽選イベントを行ってもよいが、プレイヤーにプレイされていないステーション10を天井ルーレット抽選イベントに参加させると、誰もいないステーション10でメダルの払い出しが行われる事態を引き起こすので好ましくない。また、天井ルーレット抽選イベントだけ参加し、ステーション10でのプッシャーゲームをプレイしないようなプレイヤーの参加も排除することが好ましい。そこで、本実施形態では、イベント賞の当選が発生した時点の所定期間(例えば1分間)前から当該イベント賞の当選が発生した時点までの間に所定枚数(例えば10枚)メダルが投入されたことを参加条件として設定している。この参加条件の判断は、例えば、各ステーション10からメダル投入時にメイン制御部へ送信されてくるメダル投入信号に基づいて判断すればよい。具体例としては、メイン制御装置41は、各ステーション10からのメダル投入信号を受信したら、対応するステーション10のメダル投入カウントを上げて、所定期間(例えば1分間)内における当該ステーション10からのメダル投入信号のカウントが所定枚数に到達したかどうかを判断すれば良い。そして、イベント賞の当選が発生したら、その時点でメダル投入信号のカウントが所定枚数に到達しているステーション10が参加条件を満たすとして、天井ルーレット抽選イベントへの参加を許可する。なお、参加条件は適宜変更可能である。
このようにして参加条件を満たすステーション10を選定したら、次に、記憶装置42に記憶されている実質ペイアウト率データPO1と設定ペイアウト率データPO0を読み出す(S12)。設定ペイアウト率データPO0は、本プッシャーゲーム機1の製造業者や本プッシャーゲーム機1が設置されるゲーム施設によって予め設定されたものである。実質ペイアウト率データPO1は、例えば次のようにして算出される。すなわち、メイン制御装置41は、各ステーション10から送信されてくるメダル投入信号を受信するたびに、そのメダル投入信号に応じた枚数分を記憶装置42内に記憶されているメダル投入総数データに累積加算する。また、メイン制御装置41は、各ステーション10から送信されてくるメダル払出信号を受信するたびに、そのメダル払出信号に応じた枚数分を記憶装置42内に記憶されているメダル払出総数データに累積加算する。そして、実質ペイアウト率データPO1を算出する際には、記憶装置42内のメダル投入総数データ及びメダル払出総数データを読み出し、メダル払出総数に対するメダル投入総数の比率を算出して実質ペイアウト率データPO1を得る。
メイン制御装置41は、実質ペイアウト率データPO1が設定ペイアウト率データPO0以下である場合(S13のNo)、実質ペイアウト率を設定ペイアウト率データPO0が示す設定ペイアウト率に近づけるために、高配当モードAを選択する(S14)。この高配当モードAは、メダル払出総数の最大値が1800枚に設定された停止パターンAで天井ルーレット装置50のルーレット部50bの回転を停止させる第1停止位置決定テーブルを用いた抽選によりルーレット部50bの回転停止位置を決定する制御モードである。逆に、実質ペイアウト率データPO1が設定ペイアウト率データPO0よりも大きい場合には(S13のYes)、低配当モードBを選択する(S15)。この低配当モードBは、メダル払出総数の最大値が1100枚に設定された停止パターンBで天井ルーレット装置50のルーレット部50bの回転を停止させる第2停止位置決定テーブルを用いた抽選によりルーレット部50bの回転停止位置を決定する制御モードである。本実施形態において、第1停止位置決定テーブルは、ルーレット部50bが停止パターンAで停止し得る10個の回転停止位置について当選確率が均等に設定されているが、これらの回転停止位置の当選確率を何らの条件に従って不均等に設定してもよい。第2停止位置決定テーブルについても同様である。
イベントプログラムを実行するメイン制御装置41は、抽選用の乱数を生成し、高配当モードAが選択された場合には、生成された乱数に基づいて第1停止位置決定テーブルを参照してルーレット部50bの回転停止位置を決定する(S16)。一方、低配当モードBが選択された場合には、生成された乱数に基づいて第2停止位置決定テーブルを参照してルーレット部50bの回転停止位置を決定する(S16)。そして、メイン制御装置41は、ルーレット駆動装置51に対して駆動開始命令を出力し、これによりルーレット駆動装置51は、天井ルーレット装置50のルーレット部50bを回転させる(S17)。その後、メイン制御装置41は、上記S16で決定した回転停止位置で回転を停止させる駆動停止命令をルーレット駆動装置51に対して出力する。これにより、ルーレット駆動装置51は、天井ルーレット装置50のルーレット部50bの回転を当該駆動停止命令に係る回転停止位置で停止させる(S18)。これにより、参加条件を満たすステーション10でプレイするプレイヤーは、自分のステーション10の上部中央の位置に停止した配当表示パネル52を見ることで、本天井ルーレット抽選イベントで何枚のメダルを獲得できるかを知ることができる。
その後、メイン制御装置41は、参加条件を満たすステーション10でプレイするプレイヤーに対して、それぞれのステーション10の上部中央の位置に停止した配当表示パネル52に表示されている配当量のメダルを払い出す配当払出処理を行う(S19)。具体的には、記憶装置42には、天井ルーレット装置50のルーレット部50bの回転が停止可能な20個の停止可能位置(停止候補位置)と、その停止可能位置でルーレット部50bの回転が停止した場合に各ステーション10でプレイするプレイヤーへ払い出されるメダル枚数である配当量との対応関係を示すデータが記憶されている。メイン制御装置41は、上記S16で決定した停止位置から上記データを参照して参加条件を満たす各ステーション10に対応する配当量を特定する。そして、メイン制御装置41は、参加条件を満たす各ステーション10に対し、それぞれの配当量のメダル払い出しを命ずるメダル払出命令を出力する。この命令を受けた各ステーション10のステーション制御装置31は、メダル払出装置21へメダル払出命令を出力する。これにより、そのメダル払出命令に係る枚数のメダルMが、そのステーション10のプレイフィールド2内に払い出される。
以上、本実施形態によれば、天井ルーレット抽選イベントにおいて、天井ルーレット装置50のルーレット部50bという物理的機構を利用して抽選結果報知演出を行う。本プッシャーゲーム機1において、ルーレット部50bの回転が停止可能な20個の停止可能位置は、各ステーション10の配当量の合計が互いに異なる2種類の停止パターンA,Bのいずれかに属する。すなわち、ルーレット部50bの停止位置が停止パターンA,Bのいずれであるかによって、各ステーション10のプレイヤーへ払い出されるメダル枚数の総量が異なる。本実施形態では、これを利用し、実質ペイアウト率に応じて抽選の動作モードを高配当モードAで動作させるか又は低配当モードBで動作させるかを決定して、停止パターンA,Bのいずれでルーレット部50bを停止させるかを決め、これにより本プッシャーゲーム機全体の実質ペイアウト率が設定ペイアウト率に近づくようにコントロールしている。このようなペイアウト率コントロールによれば、停止パターンAと停止パターンBとの間における払出総量の差(1800枚−1100枚=700枚)を利用して、実質ペイアウト率を短期間で設定ペイアウト率に近付けることができる。
なお、本実施形態における天井ルーレット抽選イベントの開始条件は、いずれかのステーション10でのゲームの結果が、いずれかのステーション10のステーション抽選装置70での物理抽選によりボールBが特別収容空間Kに入り込み、かつ、これにより行われる中央抽選でイベント賞に当選するという特定のゲーム結果となるという条件であるが、この条件は適宜変更可能である。例えば、所定期間内に2以上のステーション10で、ステーション抽選装置70での物理抽選においてボールBが特別収容空間Kに入り込む等の特定の条件が満たされるという条件であってもよい。
また、本実施形態においては、配当表示パネル52が一のステーションの上部中央の位に停止することで、払い出しの対象となるステーションが直下のステーションであることを指示しているが、各ステーション10でプレイするプレイヤーが自分の当選した配当量を示す配当表示パネル52がどれであるかが認知できる構成であれば、どのような構成であってもよい。例えば、ルーレット部50bの外周に沿って固定パネル(当選対象指示部)を配置し、その固定パネルに各ステーションを示す表示を付すようにしてもよい。ルーレット部の停止時に固定パネルの間近にある配当表示パネル52に表示されている配当量を、間近の固定パネルに表示されているステーションが配当量の払い出し対象となる。この例であれば、各ステーション10を中央抽選装置40を取り囲むように配置する必要がなくなり、ステーション10の配置の自由度が増す。また、この場合、ルーレット部50bを固定配置とし、固定パネル(当選位置表示部)を回転させるようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態に係るゲームシステムは、本発明の第1実施形態における停止位置決定処理手段について、相対移動機構の相対移動の停止位置の選択の方法を変形したものである。なお、本発明の第1実施形態と同じ内容となる部分については、説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態を、10台のゲーム装置であるステーションを備えたゲームシステムとして、本発明の第2実施形態の特徴部分である天井ルーレット抽選イベントについて説明する。
本実施形態では、ルーレット部50bは、配当枠体である15個の配当表示パネル52が略円弧状に配置された構造となっている。15個の配当表示パネル52の各配当枠体を「1」〜「15」の連番で区別したときに、配当表示パネル52の各配当枠体の番号である「1」〜「15」のそれぞれを、15(配当表示パネル52の配当枠体の総数)を5(ゲーム装置の総数)で除したときの剰余の数である3で除していくと、それぞれの剰余の数は、1、2、0、1、2、0、・・・1、2、0となり、剰余の数が同じもので3つのグループに分類することができる。つまり、配当枠体の番号「1」、「4」、「7」、「10」、「13」をグループAとし、配当枠体の番号「2」、「5」、「8」、「11」、「14」をグループBとし、配当枠体の番号「3」、「6」、「9」、「12」、「15」をグループCとする。
そして、本実施形態では、これらのグループの間で、それぞれのグループで停止したときに払い出さ得る総メダル払出枚数の最大値がそれぞれ互いに異なるように設定されている。具体的には、配当表示パネル52の各配当枠体の番号である「1」〜「15」のそれぞれに対応する配当量は、50枚、100枚、1000枚、100枚、200枚、100枚、200枚、50枚、200枚、100枚、200枚、100枚、50枚、500枚、200枚というように設定されている。よって、グループAの配当量の合計値は500枚、グループBの配当量の合計値は1050枚、グループCの配当量の合計値は1600枚となる。
本実施形態においては、中央抽選においてイベント賞に当選すると、メイン制御装置41は、まず、これから行う天井ルーレット抽選イベントの参加条件を満たすステーション10を選定する。
次に、記憶装置42に記憶されているメダル投入総数データ及びメダル払出総数データを読み出す。ここで、実質ペイアウト率データPO1を得るには、メダル払出総数に対するメダル投入総数の比率を算出すれば良い。
ここで、この時点での各ゲーム装置(1)〜(5)におけるメダル投入総数が、それぞれ、800枚、1000枚、700枚、1200枚、500枚で、それぞれのメダル払出総数が、700枚、1300枚、850枚、700枚、450枚である時の状況について説明する。この場合、ゲーム機全体での実質ペイアウト率は95.20%となっている。また、各ゲーム装置における実質ペイアウト率は、それぞれ、87.5%、130.0%、121.4%、58.3%、90.0%となっている。
メイン制御装置41は、グループA,グループB,グループCから一のグループを選択するために、各グループの配当量の合計を、それぞれ現在のゲーム機全体におけるメダル払出総数に加え、それぞれの加算結果に対するメダル投入総数の比率を求める。つまり、各グループでの配当の払い出し後におけるそれぞれの実質ペイアウト率を算出する。この算出結果をそれぞれ比較することで、払い出し後の実質ペイアウト率が設定ペイアウト率に最も近くなるようなグループを選択する。この状況においては、グループAが選択されることになる。
次に、メイン制御装置41は、選択されたグループAにおいて、ルーレット部50bの複数ある停止可能位置から一の停止位置を選択する。グループAに含まれる配当量は、当選表示パネル52の各配当枠体の番号の若い順(「1」、「4」、「7」、「10」、「13」)に、50枚、100枚、200枚、100枚、50枚であるから、各ゲーム装置(1)〜(5)のそれぞれに払い出される配当量は、50枚、100枚、200枚、100枚、50枚、または、100枚、200枚、100枚、50枚、50枚、または、200枚、100枚、50枚、50枚、100枚、または、100枚、50枚、50枚、100枚、200枚、または、50枚、50枚、100枚、200枚、100枚の中のいずれかとなる。ここで、メイン制御装置41は、それぞれの停止可能位置における配当の払い出し後の実質ペイアウト率を、各ゲーム装置ごとに算出する。次に、それぞれの停止可能位置において、算出した各ゲーム装置ごとの実質ペイアウト率と設定ペイアウト率との差分の絶対値とをそれぞれ合計したものを、それぞれ比較する。比較した結果、各ゲーム装置ごとの実質ペイアウト率と設定ペイアウト率との差分の絶対値が最も小さいものを選択するように、停止位置決定処理手段は相対移動機構の相対移動の停止位置を選択する。この状況においては、各ゲーム装置(1)〜(5)のそれぞれに払い出される配当量が50枚、50枚、100枚、200枚、100枚となるような停止位置が選択されることになる。
このように、配当の払い出し前後での、各ゲーム装置における実質ペイアウト率の変化を、配当の決定の判断基準とすることで、ゲーム機全体のみならず、各ゲーム装置のそれぞれの実質ペイアウト率が、設定ペイアウト率に近づくように制御することが可能となる。なお、このような判断による相対移動機構の相対移動の停止位置の決定は、配当の払い出し時に毎回必ず行う必要はなく、所定の条件の下で実行されるものであっても構わない。
1 プッシャーゲーム機
2 プレイフィールド
10 ステーション
20 スロット装置
21,45 メダル払出装置
30 ステーション制御部
31 ステーション制御装置
40 中央抽選装置
41 メイン制御装置
42 記憶装置
48 筐体回転駆動装置
50 天井ルーレット装置
50b ルーレット部
51 ルーレット駆動装置
52 配当表示パネル
53 当選位置指示パネル
70 ステーション抽選装置
特開2007−117656号公報

Claims (7)

  1. ゲームの進行制御を行うゲーム進行制御手段、ベット対象を受け付けるベット対象受付手及び、該ベット対象受付手段がベット対象を受け付けることを条件に該ゲーム進行制御手段が進行制御したゲームの結果に基づき、所定量の払出対象をプレイヤーへ払い出すための払出処理を行う払出処理手段をそれぞれ備えた複数のゲーム装置と、
    複数のゲーム装置の数よりも多い3つ以上の配当枠体と複数のゲーム装置とを相対移動させる相対移動機構、所定の相対移動開始条件が満たされたら、該相対移動機構の相対移動の停止位置を決定するための停止位置決定処理を行う停止位置決定処理手段、所定のタイミングで該相対移動機構の相対移動を開始させ、かつ、該停止位置決定処理手段が決定した停止位置で該相対移動を停止させるように、該相対移動機構の駆動制御を行う駆動制御手段、3つ以上の配当枠体それぞれに対応する配当量を記憶する配当量記憶手及び、該停止位置決定処理手段が決定した停止位置に応じて、該配当量記憶手段に記憶された配当量からゲーム装置ごとの配当量を特定し、該相対移動機構の相対移動が停止した後に、特定した配当量の払出対象をプレイヤーへ払い出すための配当払出処理を行う配当払出処理手段を備えた配当装置と
    を有するゲームシステムであって、
    上記配当量は、上記停止位置決定処理手段により上記相対移動機構の相対移動の停止位置として決定され得る2以上の停止候補位置の中に各ゲーム装置の配当量の合計が互いに異なるものが含まれるように設定されており、
    上記配当装置の停止位置決定処理では、所定期間内における上記複数のゲーム装置のベット対象受付手段が受け付けたベット対象の量に対する該複数のゲーム装置の上記払出処理手段の払出処理及び上記配当装置の配当払出処理手段の配当払出処理により払い出した払出対象の量の比率である実質ペイアウト率と所定の設定ペイアウト率の比較結果に基づいて、上記2以上の停止候補位置の中から一の停止位置を選択することを特徴とするゲームシステム。
  2. 請求項1のゲームシステムにおいて、
    上記配当量記憶手段は、上記配当量と上記停止候補位置とを対応づけて記憶されていることを特徴とするゲームシステム。
  3. 請求項2のゲームシステムにおいて、
    上記複数のゲーム装置の数をNとし、上記配当枠体の数をMとしたとき、M=n×Nとなるようにそれぞれが構成され、
    上記配当量記憶手段に記憶された配当量は、上記M個の配当枠体における一の枠体配当を1番目として周方向にm番目(1≦m≦M)に位置する該配当枠体について、mをnで除した剰余の数が同じもので該複数の配当枠体をn個のグループに分類したとき、グループごとの該配当枠体それぞれに対応する配当量の合計が互いに異なるように設定され、
    上記配当装置の停止位置決定処理では、該相対移動機構の相対移動の停止位置を決定するのに先だって、上記実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率の比較結果に基づいて、上記n個のグループから一のグループを選択することを特徴とするゲームシステム。
  4. 請求項3のゲームシステムにおいて、
    上記配当装置の停止位置決定処理では、上記配当払出処理手段による配当払出処理の後の上記実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率の差分の絶対値が最小なものを選択するように、上記n個のグループから一のグループを選択することを特徴とするゲームシステム。
  5. 請求項3又は4のゲームシステムにおいて、
    上記配当装置の停止位置決定処理では、上記選択されたグループにおける複数の停止候補位置から一の停止位置を抽選によって決定することを特徴とするゲームシステム。
  6. 請求項3又は4のゲームシステムにおいて、
    上記配当装置の停止位置決定処理では、上記複数のゲーム装置それぞれにおける所定期間内における該ゲーム装置のベット対象受付手段が受け付けたベット対象の量に対する該ゲーム装置の上記払出処理手段及び該配当装置の配当払出処理手段の払出処理により払い出した払出対象の量の比率である実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率のそれぞれの比較結果に基づいて、上記選択されたグループにおける複数の停止候補位置から一の停止位置を決定することを特徴とするゲームシステム。
  7. 請求項6のゲームシステムにおいて、
    上記配当装置の停止位置決定処理では、上記配当払出処理手段による配当払出処理の後の上記各ゲーム装置それぞれの実質ペイアウト率と上記所定の設定ペイアウト率の差分の絶対値の合計が最小なものを選択するように、上記選択されたグループにおける複数の停止候補位置から一の停止位置を決定することを特徴とするゲームシステム。
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