JP3499217B2 - 抽選搬送装置及びこれを備えた遊技機 - Google Patents

抽選搬送装置及びこれを備えた遊技機

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JP3499217B2
JP3499217B2 JP2001013493A JP2001013493A JP3499217B2 JP 3499217 B2 JP3499217 B2 JP 3499217B2 JP 2001013493 A JP2001013493 A JP 2001013493A JP 2001013493 A JP2001013493 A JP 2001013493A JP 3499217 B2 JP3499217 B2 JP 3499217B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボール等の抽選用
移動物体を用いて抽選を行った後、その抽選用移動物体
を搬送する抽選搬送装置、及び、その抽選搬送装置から
搬送された抽選用移動物体を用いて他の抽選装置により
更に抽選を行う遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定の条件に従って抽選を行い、その抽
選結果に応じて特典を付与する遊技機としては、ゲーム
センタ等に設置されるメダルゲーム機や、パチンコ店に
設置されるパチンコ機などでよく知られている。このよ
うな遊技機には、ボール等の抽選用移動物体を用いて、
例えば、その抽選用移動物体が複数ある抽選口のどれに
入るかという物理的な抽選装置により抽選を行うものが
ある。例えば、パチンコ機等では、最終的な抽選はコン
ピュータを用いて行われるが、その抽選を開始するため
の抽選すなわち抽選開始条件を満たすか否かの抽選に
は、パチンコ玉を抽選用移動物体としてチャッカーに入
れるという物理的な抽選装置が用いられている。また、
メダルゲーム機では、ビンゴゲーム機などの抽選装置と
して、物理的な抽選装置が用いられている。
【0003】このような物理的な抽選装置を利用して抽
選を行う遊技機は、その抽選が行われている間の抽選状
況を遊技者が実際に目で見て確認することが可能であ
る。これにより、遊技者は、抽選が行われているという
実感を直感的に感じることができ、抽選に対する興味を
湧かせることができる。よって、物理的な抽選装置をも
つ遊技機は、所定の抽選プログラムを実行するコンピュ
ータにより抽選を行うような非物理的な抽選装置をもつ
遊技機に比べて、抽選に関する遊技性は高い。
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、ボール等の抽選用移動物体を用いて行う抽選
演出効果を高めることができる抽選搬送装置、及びこれ
を備えた遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、球状の抽選用移動物体を導入す
るための導入手段を有し、上記導入手段により導入され
る抽選用移動物体を用いて抽選を行った後、該抽選用移
動物体を搬送する抽選搬送装置において、上記抽選用移
動物体を内部に収容可能であって該抽選用移動物体が入
り込むための入口をもつ複数の収容空間を有する収容空
間形成部材と、上記導入手段により導入される抽選用移
動物体を載置し該抽選用移動物体を上記複数の収容空
のいずれかに収容されるように、該複数の収容空間の
入口に向かって鉛直方向下方に傾斜した案内面を形成す
る案内面形成部材と、上記案内面上の抽選用移動物体が
上記複数の収容空間うちの特定収容空間収容される
か否かの抽選を行った結果、該特定収容空間収容され
た抽選用移動物体を、外部から視認可能な状態で鉛直方
向上方に向かって搬送する搬送手段とを有することを特
徴とするものである。
【0007】 この抽選搬送装置においては、導入手段
により導入された抽選用移動物体が、複数の収容空間
いずれかに収容されるように、案内面によって案内され
る。本抽選搬送装置においては、球状の抽選用移動物体
を用いるので、重力を利用して、抽選用移動物体を、導
入手段により導入することが可能となり、導入手段の構
成を、モータ等の動力を用いて抽選用移動物体を移動さ
せる機構を用いた手段に比べて簡略化することができ
る。また、本抽選搬送装置は、案内面形成部材によっ
て、球状抽選用移動物体を載置して案内する案内面を形
成する。この案内面は、複数の収容空間の各入口に向か
って、鉛直方向下方にそれぞれ傾斜している。これによ
り、導入手段により導入された球状抽選用移動物体を、
重力を利用して、この案内面上を転がし、いずれかの収
容空間に収容することが可能となる。よって、所定の動
力を用いて抽選用移動物体を案内する機構を用いる場合
に比べて構成を簡略化することができる。また、本抽選
搬送装置においては、案内により案内された抽選用移
動物体が複数の収容空間の中の特定収容空間に保持され
ると、その抽選用移動物体は、搬送手段により、外部か
ら視認可能な状態で鉛直方向上方に向かって搬送され
る。よって、遊技者に対して、抽選用移動物体が鉛直方
向上方に向かって移動するという演出を行うことができ
る。
【0008】 ここで、本抽選搬送装置においては、複
数の収容空間の構成や配置などを適宜設計又は設定する
ことで、抽選用移動物体を複数の収容空間のいずれかに
収容させるという様々な物理的な抽選機構を提供するこ
とができる。また、導入手段による導入タイミングや導
入位置等により、抽選用移動物体が収容される収容空間
が決まるような物理的抽選機構を提供することもでき
る。尚、抽選用移動物体を収容する複数の収容空間は、
所定位置にある抽選用移動物体を挾持する等して機械的
に拘束するもの、所定位置にある抽選用移動物体の物性
を利用して吸着させるようなもの、あるいは、抽選用移
動物体を単に収容するだけのものであってもよい。
【0009】 また、ここで、本抽選搬送装置による抽
選は、例えば、単に他の抽選装置での抽選を行う権利を
与えるためのものとして行うようにしてもよい。また
例えば、遊技者に対して与えられる特典を収容空間ごと
に設定しておき、抽選用移動物体が収容された収容空間
に対応する特典を遊技者に付与するような抽選を行うよ
うにしてもよい。この特典は、本抽選搬送装置を用いた
遊技機の遊技内容や遊技目的などに応じて適宜用意す
る。
【0010】
【0011】
【0012】 また、請求項の発明は、請求項の抽
選搬送装置において、上記複数の収容空間が移動するよ
うに、上記収容空間形成部材を駆動する駆動手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0013】この抽選搬送装置においては、駆動手段の
駆動により、収容空間形成部材により形成される複数の
収容空間が移動する。これにより、導入手段により導入
された球状抽選用移動物体が案内面上を転がっている間
にも、その球状抽選用移動物体と各収容空間の入口との
位置関係が変化することになる。よって、案内面上を転
がる球状抽選用移動物体を見ている遊技者は、導入手段
により導入された球状抽選用移動物体がどの収容空間に
入るかを予測しづらくなる。尚、複数の収容空間の移動
経路は、各収容空間の入口が同一円周上を移動するよう
なものであっても、各収容空間の入口が同一直線上を移
動するようなものであっても、あるいは、各収容空間の
移動経路が互いに異なるようなものであってもよい。
【0014】 また、請求項の発明は、請求項の抽
選搬送装置において、上記駆動手段は、上記複数の収容
空間が略同一軌道上を通って移動するように、上記収容
空間形成部材を駆動するものであり、上記複数の収容空
間の移動経路上に上記抽選用移動物体を回収するための
回収口を有し、上記搬送手段は、上記特定収容空間内に
収容された抽選用移動物体が上記回収口に進入するのを
阻止する進入阻止手段を有することを特徴とするもので
ある。
【0015】 この抽選搬送装置においては、駆動手段
の駆動により、複数の収容空間が略同一軌道上を通って
移動する。よって、これら収容空間がバラバラの移動経
路上を移動する構成に比べて、収容空間形成部材及び駆
動手段の構成を簡略化することができる。また、本抽選
搬送装置は、複数の収容空間の移動経路上に抽選用移動
物体を回収するための回収口を有する。これら収容空間
は、略同一軌道上を通って移動するため、特定収容空
、特定収容空間以外の収容空間(以下、「他の収容空
間」という。)と同じ移動経路上を移動する。ここで、
搬送手段には、特定収容空間内の球状抽選用移動物体が
回収口に進入するのを阻止する進入阻止手段が設けられ
ている。このため、特定収容空間内の球状抽選用移動物
体は、回収口を介して回収されず、他の収容空間内の球
状抽選用移動物体のみが回収口を介して回収される。こ
の進入阻止手段としては、特定収容空間内にだけ設けら
れる、回収口に対応する位置に球状抽選用移動物体を載
置する支持板や支持レール等を利用することができる。
【0016】 また、請求項の発明は、請求項1、
の抽選搬送装置において、上記搬送手段は、搬送
に設けられる上記抽選用移動物体の導入口に向かって
鉛直方向下方に傾斜する搬送通路を有し、上記特定収
空間内に収容された抽選用移動物体を、鉛直方向上方に
向けて該搬送通路の鉛直方向上方部分に搬送ることを
特徴とするものである。
【0017】 この抽選搬送装置においては、特定収容
空間収容された球状抽選用移動物体が、鉛直方向上方
に向けて、搬送先の導入口に向かって鉛直方向下方に傾
斜している搬送通路の鉛直方向上部に搬送される。よっ
て、搬送通路の鉛直方向上部まで搬送された球状抽選用
移動物体は、重力の作用を受けて、搬送先の導入口に向
かって移動し、その導入口に入り込むことができる。こ
れにより、搬送手段の構成を、モータ等の動力を用いて
抽選用移動物体を移動させる機構を用いた手段に比べて
簡略化することができる。
【0018】
【0019】
【0020】 また、請求項の発明は、請求項1、
2、3又の抽選搬送装置において、上記収容空間形
成部材は、上記複数の収容空間が同一円周上に配置され
るように、該複数の収容空間を形成することを特徴とす
るものである。
【0021】この抽選搬送装置においては、駆動手段の
駆動により、複数の収容空間が同一円周上を通って移動
する。よって、その円周の中心に、各収容空間を形成す
る収容空間形成部材の回転軸を配置し、この回転軸をモ
ータ等の簡易な回転駆動手段を用いることで、各収容空
間を移動させることができる。尚、この構成における案
内面は、鉛直方向上方に頂点を有する円錐状の側面を用
いることができる。この場合、円錐状案内面の底面外周
上で各収容空間の入口が頂点に向かって開口するように
各収容空間を移動させる。また、案内面として、鉛直方
向下方に頂点を有する円錐状の内面を用いる場合には、
円錐状案内面の鉛直方向下部で各収容空間の入口が放射
方向に開口するように、各収容空間を移動させる。
【0022】 また、請求項の発明は、請求項の抽
選搬送装置において、上記収容空間形成部材は、上記複
数の収容空間の入口がそれぞれ上記円周の中心から径方
向外側に開口するように、該収容空間を形成することを
特徴とするものである。
【0023】この抽選搬送装置においては、導入手段に
より導入された球状抽選用移動物体が、複数の収容空間
が移動する円周中心の周りで案内面上を移動する。よっ
て、案内面上の球状抽選用移動物体は、円周中心の周り
を回りながら、重力の作用により収容空間の入口に向け
て移動する。これにより、球状抽選用移動物体が導入手
段により導入されてから、収容空間の入口に入り込むま
でに時間がかかり、これを見ている遊技者に、その球状
抽選用移動物体の動向を注目させることができる。
【0024】 また、請求項の発明は、請求項の抽
選搬送装置において、上記収容空間形成部材は、上記複
数の収容空間の入口がそれぞれ上記円周の中心から径方
向外側に開口するように、該収容空間を形成することを
特徴とするものである。
【0025】この抽選搬送装置においては、複数の収容
空間の入口がこれら収容空間の移動する円周の中心から
径方向外側に開口しているので、その入口まで球状抽選
用移動物体を案内する案内面は、例えば、鉛直方向下方
に頂点を有する円錐状の内面を利用したものとなる。導
入手段により導入された球状抽選用移動物体は、その円
周中心の周りを移動するため、遠心力が働く。本抽選搬
送装置では、その円周中心に向かって案内面が鉛直方向
下方に傾斜しているので、重力により、その遠心力に対
する抗力を得ることができる。これにより、球状抽選用
移動物体が導入手段により導入されてから、収容空間の
入口に入り込むまでに時間を長くすることができる。
【0026】 また、請求項の発明は、球状の抽選用
移動物体を用いて抽選を行う第1の抽選装置と、上記第
1の抽選装置の抽選結果に応じて、該第1の抽選装置で
用いられた抽選用移動物体を搬送する搬送装置と、上記
搬送装置により搬送された抽選用移動物体を用いて抽選
を行う第2の抽選装置とを備えた遊技機であって、上記
第1抽選装置及び上記搬送装置として、請求項1、2、
3、4、5、6又の抽選搬送装置を用いたことを特
徴とするものである。
【0027】 この遊技機においては、上述した請求項
1、2、3、4、5、6又の抽選搬送装置を用いて
抽選を行った後、その抽選搬送装置の搬送手段により、
その抽選用移動物体を第2の抽選装置に搬送することが
できる。この遊技機によれば、同じ抽選用移動物体を用
いて連続して物理的な抽選を行うという今までにない新
規な抽選を行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、遊技機であるプ
ッシャーゲーム機に適用した一実施形態について説明す
る。図2は、本実施形態に係るプッシャーゲーム機1の
外観図である。プッシャーゲーム機1は、10個の独立
したプレイフィールド2を有し、各プレイフィールド2
では、それぞれ2人の遊技者がゲームを行うことができ
る。よって、最大で20人の遊技者が同時にゲームを行
うことが可能である。また、遊技者が遊技する遊技スペ
ースは、2つのプレイフィールド2ごとに柱3で区切ら
れており、柱3の間は、透明なカバー4で覆われてい
る。これにより、遊技者は、直接、プレイフィールド2
内部の機構に触ることができないようになっている。ま
た、各プレイフィールド2では、それぞれ独立したプッ
シャーゲームを行うステーション10により、プッシャ
ーゲームが実行される。
【0029】図3は、上記ステーション10の構成を示
す斜視図である。ステーション10には、プレイフィー
ルド2内にメダルを送出するための2つのメダル投入器
11が設けられている。尚、図中右側のメダル投入器
は、説明のため図示を省略している。メダル投入器11
は、プッシャーゲーム機1の前面外側に露出したメダル
投入口11aを有する。このメダル投入口11aから遊
技者によりメダルMが投入されると、そのメダルMは、
メダル通路部11bを通って、その先端から排出され
る。このメダル通路部11bには、メダルの通過を検出
する投入枚数検知センサ11dが設けられており、遊技
者が投入したメダルを検出し、その検出信号を、後述の
ステーション制御部に出力する。メダル通路部11bの
先端は、プレイフィールド2内に突出するように配置さ
れており、その先端から排出されたメダルMは、プレイ
フィールド2内に投入される。また、メダル投入器11
は、メダルMの投出方向を遊技者が適宜に選択できるよ
うに、プッシャーゲーム機1の本体部分に固定された軸
部11cにより回動自在に取り付けられてる。これによ
り、遊技者は、メダル投入器11のメダル通路部11b
の先端を、所定の範囲内で左右に向けることができる。
【0030】メダル投入器11によりメダルMが投入さ
れるプレイフィールド2内には、上段メダル載置台1
2、中段メダル載置台13及び下段メダル載置台14が
設けられている。下段メダル載置台14は、その上面に
多数のメダルMを載置する。メダルMが下段メダル載置
台14の図中手前側に形成されたメダル落下溝15に落
下すると、そのメダルMは、プッシャーゲーム機1の本
体前面に設けられた受皿5(図2参照)から排出され
る。これにより、遊技者はメダルMを獲得することがで
きる。また、下段メダル載置台14の図中手前側端部
は、その下段メダル載置台14上に堆積したメダルMが
簡単にメダル落下溝15に落ちないよう、ストッパ部1
4aが形成されている。このストッパ部14aは、下段
メダル載置台14上のメダル載置面が上方に屈曲して形
成されている。
【0031】中段メダル載置台13は、下段メダル載置
台14の上面に沿って、図示しない載置台駆動手段によ
り、図中矢印Aに示す方向に所定のストロークで往復移
動する。このように往復移動する中段メダル載置台13
は、中段メダル載置台13が往復移動する下段メダル載
置台14部分上に存在するメダルMを、図中手前側に押
し出す。尚、図3は、中段メダル載置台13が図中最前
位置に移動した状態を示している。また、この中段メダ
ル載置台13は、その上面にメダルMを載置する。中段
メダル載置台13上のメダルMが図中手前側に落下する
と、下段メダル載置台14上に載置されることになる。
中段メダル載置台13が最前位置にないときに、中段メ
ダル載置台13上からメダルMが落下した場合、そのメ
ダルMは、中段メダル載置台13により押されて、多数
のメダルMが堆積した下段メダル載置面部分に押し込ま
れる。このようにしてメダルMが押し込まれると、下段
メダル載置台14上に堆積していたメダルMが図中手前
側に押され、その押圧力がストッパ部14aで止められ
ていたメダルMに加わり、メダルMがメダル落下溝15
に落下する。
【0032】上段メダル載置台12の図中手前側部分
は、中段メダル載置台13の上面に沿って配置されてい
る。中段メダル載置台13が載置台駆動手段により図中
矢印Aに示す方向に往復移動すると、上段メダル載置台
12は、中段メダル載置台13上の図中奥側に位置する
部分のメダルを、図中手前側に押し出す。また、この上
段メダル載置台12上にも、メダルMが堆積するが、遊
技中に所定の条件が満たされることで、図4に示すよう
に、図示しない昇降手段により上段メダル載置台12の
上面板12aの図中奥側端部が上方に持ち上げられる。
これにより、上段メダル載置台12上のメダルMは、中
段メダル載置台13上に落下する。
【0033】また、プレイフィールド2内には、メダル
ジャンプ台16及びメダルチャッカー17が設けられて
いる。メダルジャンプ台16は、図3中奥側が高い位置
になるように傾斜して設けられた透明アクリル板からな
るメダル移動面16aを有し、このメダル移動面16a
は、側板16bにより中段メダル載置台13に固定され
ている。これにより、中段メダル載置台13を図中矢印
Aの方向に往復移動させる載置台移動手段は、メダルジ
ャンプ台16をメダルチャッカー17に対して相対的に
移動させる。よって、メダル移動面16aは、中段メダ
ル載置台13とともに往復移動することにより、メダル
チャッカー17に対して水平方向に相対的に往復移動す
る。
【0034】図5は、メダル投入器11から投入される
メダルMがメダルチャッカー17に到達するまでの経路
を示す水平方向側方から見た側面図である。メダル投入
器11から投入されたメダルM1は、図中矢印Aの方向
に往復移動するメダル移動面16a上に着地する。そし
て、図示のメダルM2のように、そのメダル移動面16
a上をメダルチャッカー17に向かって転がりながら移
動する。このとき、移動するメダルM2は、重力によ
り、メダル移動面16aの傾斜方向に傾き、曲がりなが
ら移動するため、そのメダル移動面16a上を直進しな
い。このようにして移動するメダルM2は、メダル移動
面16aのメダルチャッカー側の端部に到達する。この
端部とメダルチャッカー17との間は離間しているた
め、その端部に到達したメダルM2は、そのメダルチャ
ッカー17に向けてジャンプする。すなわち、図示のメ
ダルM3のように、飛行状態となってメダルチャッカー
17に到達する。そして、メダルチャッカー17に到達
した地点がメダル通過口17aに一致していれば、図示
のメダルM4のように、そのメダル通過口17aに入り
込むことができる。
【0035】上記メダルチャッカー17は、ステーショ
ン10に設けられた2つのメダル投入器11に対応する
ように、水平方向中央を境にして、それぞれ7個のメダ
ル通過口17aが形成されている。図3中左側に位置す
るメダル投入器11には、メダルチャッカー17の図中
左側に位置する7個のメダル通過口17aが対応してい
る。このメダル通過口17aは、メダルMの直径方向の
断面形状と略同一であって僅かに大きい寸法の入口をも
つ。また、メダルジャンプ台16からジャンプしたメダ
ルMの姿勢は、メダル移動面16aの傾斜により、鉛直
面に対して斜めに傾斜した状態となる。よって、メダル
チャッカー17のメダル通過口17aは、そのメダルM
の姿勢に応じて、その入口が斜めに形成されており、メ
ダルMは、メダル通過口17aを通過できるようになっ
ている。また、メダルジャンプ台16からジャンプした
メダルMは、飛行状態にあるときには、重力により放物
線を描くようにして落下するので、これを受けるよう
に、メダル通過口17aの入口が開口している平面部1
7bが鉛直方向上側に向いて配置されている。
【0036】また、上記メダルチャッカー17は、図示
しないチャッカー駆動手段により、メダルジャンプ台1
6bの移動方向に直交する方向であって水平方向に往復
移動するように構成されている。また、メダルチャッカ
ー17の背面には、メダル通過口17aを通過したメダ
ルMを検出する図示しないメダル検出センサが設けられ
ている。このメダル検出センサは、メダルチャッカー1
7の水平方向両端部にそれぞれ対向するように配置され
たフォトインタラプタであり、これらの間の光路がメダ
ル通過口17aを通過したメダルMにより遮られると、
検出信号を出力する。メダル検出センサの検出信号は、
ステーション内部のステーション制御部に送られる。
【0037】また、プレイフィールド2内には、スロッ
ト装置20が設けられている。このスロット装置20
は、液晶ディスプレイ装置であり、その液晶画面には、
3つのリール画像が表示される。スロット装置20は、
ステーション内部のステーション制御部により表示制御
がなされる。
【0038】図6は、各ステーション10に設けられる
ステーション制御部30を示す制御ブロック図である。
各ステーション制御部30は、ステーション制御装置3
1と、ステーション制御装置31の制御の下でスロット
装置20の表示制御を行う表示制御装置32と、ステー
ション制御装置31が実行する各種プログラムや各種デ
ータベースを格納するROM33と、ステーション制御
装置31が実行するプログラムで用いる各種データを一
時的に記録するRAM34とを備える。また、ステーシ
ョン制御装置31は、メダルチャッカー17のメダル通
過口17aを通過したメダルMを検出するメダル検出セ
ンサ19b、メダル投入器11に投入されたメダルMの
通過を検知する投入枚数検知センサ11dにも接続され
ている。
【0039】遊技者によりメダル投入器11にメダルM
が投入されると、投入枚数検知センサ11dから検出信
号がステーション制御装置31に出力される。この検出
信号を受け取ったステーション制御装置31は、後述す
るメイン制御部にメダル投入信号を出力する。また、メ
ダルMがメダル通過口17aを通過すると、メダル検出
センサ19bから検出信号がステーション制御装置31
に出力される。この検出信号を受け取ったステーション
制御装置31は、ROM33に格納されている抽選プロ
グラムを実行する。抽選プログラムを実行するステーシ
ョン制御装置31は、抽選用の乱数を生成し、それぞれ
の役とそれらの発生確率の対応関係を記述した当選確率
テーブルに照らして、生成した抽選用乱数に基づき当選
役を決定する。この抽選においては、当選役が決定せ
ず、ハズレが決定することもある。そして、ステーショ
ン制御装置31は、その決定情報に基づいて、表示制御
装置32に画像表示命令を出力する。
【0040】上記画像表示命令を受け取った表示制御装
置32は、3つのリールが回転する画像をスロット装置
20の画面に表示させ、最終的に3つリールの停止画像
を表示させる。このとき、ステーション制御装置31に
より当選役が決定している場合には、その画像表示命令
に基づき、最終的にその当選役に係る図柄の組み合わせ
を停止表示させる。また、ステーション制御装置31に
よりハズレが決定している場合には、その画像表示命令
に基づき、最終的に当選役に対応しない適当な図柄の組
み合わせを停止表示させる。これにより、遊技者は、ス
ロット装置20の画面を見て、メダルMがメダル通過口
17aを通過したことによる抽選結果を知ることができ
る。
【0041】下記の表1に、本実施形態で用いる当選役
と各当選役に応じた特典との対照表を示す。
【表1】
【0042】ステーション制御装置31は、抽選プログ
ラムの実行により、当選役が決定したら、遊技者に対し
て、上記表1に示す当選役に応じた特典が付与される。
ここで、偶数のゾロ目(「2」、「4」、「6」、
「8」)に係るノーマルボーナスのいずれかが当選する
と、その偶数のゾロ目がスロット装置20の画面に停止
表示する。そして、ステーション制御装置31は、メダ
ル払出命令をメダル払出装置21に出力する。このメダ
ル払出装置21は、本プッシャーゲーム機1の内部に設
置された多数のメダルを貯留するメダルホッパー部と、
そのメダルホッパー部に貯留されたメダルを払い出すメ
ダル払出部と、メダル払出部で払い出されたメダルをプ
レイフィールド2内に案内するメダル通路部22とを備
えている。メダル払出命令を受けたメダル払出装置21
は、メダル払出部を制御して、そのメダル払出命令に応
じた枚数のメダル払出動作を実行する。メダル払出部に
より払い出されたメダルMは、図3に示すように、メダ
ル通路部22を通ってメダル払出口22aから排出され
る。メダル払出口22aから排出されたメダルMは、上
段メダル載置台12の上面板12a上に落下し、50枚
のメダルがプレイフィールド2内に払い出される。
【0043】また、「7」以外の奇数のゾロ目
(「1」、「3」、「5」、「9」)に係る確率変動ボ
ーナスのいずれかが当選すると、その奇数のゾロ目がス
ロット装置20の画面に停止表示する。そして、ステー
ション制御装置31は、メダル払出命令をメダル払出装
置21に出力し、ノーマルボーナスと同様にして、50
枚のメダルがプレイフィールド2内に払い出される。ま
た、抽選プログラムを実行するステーション制御装置3
1は、これ以降の抽選で3回当たりが出るまでは、各役
の当選確率が高く設定された確率変動用の当選確率テー
ブルを用いる。よって、この確率変動ボーナスが当選す
ると、遊技者はステーション制御装置31による抽選で
当たりを得やすくなる。
【0044】本実施形態では、上記抽選でノーマルボー
ナス又は確率変動ボーナスが当選しても、遊技者に直接
メダルが払い出されるのではなく、その当選役に応じた
枚数のメダルMがプレイフィールド2内に供給される。
よって、そのメダルMを遊技者が獲得するためには、下
段メダル載置台14の図中手前側にあるメダル落下溝1
5に落とさなければならない。尚、メダル払出装置21
で払い出された多数のメダルMが上段メダル載置台12
上に堆積している場合、所定の条件を満たして上段メダ
ル載置台12の上面板12aの図中奥側端部が上方に持
ち上げられることで、そのメダルMが中段メダル載置台
13、下段メダル載置台14になだれ込む。これによ
り、中段メダル載置台13上及び下段メダル載置台14
上に堆積していたメダルMが押し出され、最終的には、
遊技者に多数枚のメダルが払い出されることになる。
【0045】また、ボールボーナスのいずれかが当選す
ると、プレイフィールド2内の下段メダル載置台14上
に球状の抽選用移動物体としてのボールBが供給され
る。このボールボーナスは、3種類用意されており、1
個のボールが表示された1ボール図柄のゾロ目に係るボ
ールボーナスが当選すると、その1ボール図柄のゾロ目
がスロット装置20の画面に停止表示する。そして、ス
テーション制御装置31は、ボール供給命令をボール供
給装置23に出力する。
【0046】ボール供給装置23は、図3に示すよう
に、本プッシャーゲーム機1の内部に配置された図示し
ないボール貯留部と、図示しないボール供給制御部と、
そのボール貯留部から第1搬送レール23aを通って供
給されるボールBを一時的に保持するボール保持部23
bと、そのボール保持部23bに保持されたボールBを
下段メダル載置台14上に搬送するための第2搬送レー
ル23cと、そのボール保持部23bに保持されたボー
ルBをメダル落下溝15に搬送するための第3搬送レー
ル23dとを備えている。ステーション制御装置31か
らのボール供給命令がボール供給装置23のボール供給
制御部に受け取られると、そのボール供給制御部は、そ
のボール供給命令に応じて各部を制御する。そして、1
ボール図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選し、そ
のボール供給命令を受けた場合、ボール供給装置23
は、第2搬送レール23cを用いて、1個のボールBを
下段メダル載置台14上に供給する。
【0047】また、3個のボールBが表示された3ボー
ル図柄のゾロ目に係るボールボーナスが当選すると、そ
の3ボール図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停
止表示する。そして、ステーション制御装置31は、ボ
ール供給命令をボール供給装置23に出力し、1ボール
図柄のゾロ目に係るボールボーナスと同様にして、3個
のボールBを下段メダル載置台14上に供給する。ま
た、金色のボールBが1個表示された金ボール図柄のゾ
ロ目に係るボールボーナスが当選すると、その金ボール
図柄のゾロ目がスロット装置20の画面に停止表示す
る。そして、ステーション制御装置31は、ボール供給
命令をボール供給装置23に出力し、他のボールボーナ
スと同様にして、1個の金色のボールBを下段メダル載
置台14上に供給する。
【0048】このようにして供給されたボールBは、下
段メダル載置台14上に堆積したメダルMの上に乗った
状態でプレイフィールド内に存在することになる。そし
て、そのメダルMの移動とともにメダル落下溝15に向
けて移動する。ここで、下段メダル載置台14に設けら
れたストッパ部14aの中央部分には、メダルMが落下
しやすいように切欠部14bが形成されている。また、
下段メダル載置台14の上方には、2つのボールガイド
24が設けられており、下段メダル載置台14上のボー
ルBのみを中央側に寄せるような構成となっている。よ
って、下段メダル載置台14上のボールBは、メダル落
下溝15に向かうにつれて、ボールガイド24により中
央側に寄せられ、落下しやすくなっているストッパ部1
4aの切欠部14bを介してメダル落下溝15に落下す
る。
【0049】このようにしてボールBがメダル落下溝1
5に落下すると、そのメダル落下溝15内に設けられた
メダルMとボールBとを仕分けしてボールBのみを回収
するボール回収レール25により受け取られ、図示しな
いボール搬送機構を通じて、後述する第1の抽選装置と
しての抽選搬送装置であるステーション抽選装置70に
送られる。このステーション抽選装置70の抽選で当選
すると、そのボールBは、更に、図2に示した他の抽選
装置としての中央抽選装置40に送られる。このとき、
金色のボールBがステーション抽選装置70及び中央抽
選装置40に送られると、ステーション抽選装置70及
び中央抽選装置40による抽選結果に応じて払い出され
るメダル枚数が2倍になる。尚、このステーション抽選
装置10の構成及び動作については後述する。
【0050】また、「7」のゾロ目に係る特別ボーナス
が当選すると、「7」のゾロ目がスロット装置20の画
面に停止表示する。そして、ステーション制御装置31
は、特別ボール供給命令をボール供給装置23に出力す
る。特別ボール供給命令を受けたボール供給装置23
は、ボール供給制御部により、そのボール供給命令に応
じたボール供給動作を実行する。これにより、ボール貯
留部から順次送り出される5個のボールBが、図3に示
すように、第3ボール通路部23dを通って、メダル落
下溝15に直接供給される。よって、特別ボーナスが当
選した場合には、その直後に、ステーション抽選装置7
0での抽選が連続して5回行われ、中央抽選装置40で
の抽選のチャンスが大きくなる。
【0051】図7は、本実施形態に係る中央抽選装置4
0の外観を示す斜視図である。この中央抽選装置40
は、円形の回転抽選装置41と、回転抽選装置41を鉛
直方向下側から支持する装置支持台42とから構成され
ている。回転抽選装置41の正面側(図中手前側)は、
透明パネル43により覆われており、回転抽選装置41
の内部が見える構造となっている。また、透明パネル4
3の下方部分には、ボール導入口44が設けられてい
る。遊技者のプレイフィールド2内からボール搬送機構
26を通って搬送されてきたボールBは、このボール導
入口44から回転抽選装置41の内部に導入される。
【0052】回転抽選装置41の上部には、逆円錐状の
メダル払出用のメダル受皿27が設けられている。この
メダル受皿27は、その上方に配置される図示しない中
央抽選装置用メダル払出装置からのメダルMを受け取
る。この中央抽選装置用メダル払出装置は、本中央抽選
装置40による当選態様に応じた枚数のメダルMをメダ
ル受皿27に供給する。メダル受皿27の下部は、回転
抽選装置41の外周側面に沿って設けられるメダル搬送
通路28に連通する開口が形成されている。よって、メ
ダル受皿27に供給されたメダルMは、重力によりその
ままメダル搬送通路28内に供給される。メダル搬送通
路28は、回転抽選装置41の外周側面に沿ってメダル
払出用ウィング29まで延びており、メダル搬送通路2
8に供給されたメダルMは、重力によりメダル払出用ウ
ィング29まで搬送される。そして、このメダル払出用
ウィング29に搬送されたメダルMは、そのメダル払出
用ウィング29内のメダル搬送通路29aを通って、本
中央抽選装置40で当選した遊技者のプレイフィールド
2内に払い出される。
【0053】図8は、回転抽選装置41及び装置支持台
42の内部構造を示す斜視図である。回転抽選装置41
は、その内部に、透明パネル43に設けられたボール導
入口44から導入されたボールBを回転搬送するボール
回転搬送装置50を有する。このボール搬送装置50
は、支持リング45を介して装置支持台42に固定され
た図示しない正面板と背面板との間に挟まれた状態で配
置される。また、ボール搬送装置50は、正面板と背面
板との間に固定される水平方向に延びる回転軸Cに回転
自在に取り付けられている。尚、この正面板は、透明な
アクリル板で形成されており、その正面側(図中手前
側)の面上には、図中2点鎖線で示す回転軸Cを中心軸
とする中空円柱状の仕切部材46cが設けられている。
【0054】上記ボール回転搬送装置50は、この仕切
部材46cの外側部分に位置する外周搬送部と、その内
側部分に位置する内周搬送部とを有する。このボール回
転搬送装置50は、上記装置支持台42に設けられた駆
動装置60により回転軸Cを中心に図中矢印Eの方向に
回転する。よって、外周搬送部と内周搬送部は、一緒に
回転することになる。尚、ボール搬送装置50は、駆動
装置60により、本プッシャーゲーム機1の電源が入っ
てから常に一定の周期で回転する。
【0055】ボール搬送装置50の外周搬送部には、約
ボール1個分のスペースを有する保持空間Fが外周に沿
って多数形成されている。各保持空間Fは、ボール搬送
装置50の回転により、回転軸Cを中心とした円周軌道
上を移動することになる。ボール搬送装置50の正面外
壁を形成する正面側中板51は、各保持空間Fに対応す
る部分にそれぞれ開口51aを有し、この正面側中板5
1に近接して平行に取り付けられる透明な正面板によ
り、各保持空間Fの正面側が形成される。保持空間F
は、鉛直方向最下部に位置するときには、ボールBを背
面側に移動させるような傾斜をもち、鉛直方向最上部に
位置するときには、ボールBを正面側に移動させるよう
な傾斜をもつ。これにより、透明パネル43のボール導
入口44から導入されたボールBは、ボール搬送装置5
0の回転により鉛直方向最下部まで移動してきた保持空
間Fの内部にしっかりと収容される。このように保持空
間Fに収容されたボールBは、ボール搬送装置50の回
転により、そのボール搬送装置50の外周搬送部に沿っ
て鉛直方向上方に向かって搬送される。そして、ボール
Bは、鉛直方向最上部まで搬送されると、重力の作用を
受けて、正面板と透明パネル43との間のスペースに排
出される。このようにして排出されたボールBは、仕切
部材46cにより仕切られた内部空間の内部に供給され
る。この内部空間に供給されたボールBは、仕切部材4
6cの内周面に沿って転がり、しばらくの間、その内周
面上を振り子のように移動する。そして、重力の作用を
受けて徐々に減速し、最終的には、仕切部材46cの内
周面の鉛直方向最下部にから、ボール搬送装置50の内
周搬送部内に入り込む。
【0056】ボール搬送装置50の内周搬送部には、約
ボール1個分の幅をもつ第2保持空間としての3種類の
保持溝G1,G2,G3が形成されている。各保持溝G1
2,G3は、仕切部材46cから回転軸Cに向かって放
射状に延び、互いに異なる溝の長さを有する。保持溝G
1,G2,G3の内部に収容されたボールBは、ボール搬
送装置50の回転により、そのボール搬送装置50の内
周搬送部に沿って鉛直方向上方に向かって搬送される。
保持溝G1,G2,G3に保持されたボールBは、鉛直方
向上部に搬送されると、重力の作用を受けて内壁に沿っ
て移動し、鉛直方向最上部にまで搬送されたときには、
回転軸C側の内壁に当接した状態となる。このときにボ
ールBが位置する保持溝の背面側壁面には、それぞれ1
個のボールBが通過可能な出口が開口している。保持溝
1,G2,G3に保持された状態で鉛直方向最上部まで
搬送されたボールBは、回転軸C側の内壁の傾斜によ
り、この出口に入り込むことになる。
【0057】図9は、回転抽選装置41の背面図であ
る。回転抽選装置41の背面側には、背面板47が設け
られており、この背面板47には、ボール搬送装置50
の内周搬送部における第1保持溝G1が鉛直方向最上部
に位置したとき、その出口に対応する位置に配置される
抽選口47aが形成されている。また、同様に、第2保
持溝G2に設けられた出口に対応する抽選口47b、第
3保持溝G3に設けられた出口に対応する抽選口47c
も形成されている。よって、内周搬送部で鉛直方向最上
部に搬送されたボールBは、その出口に対応する抽選口
47a,47b,47cに入ることになる。
【0058】このようにして、抽選口47a,47b,
47cに入ったボールBは、マイクロスイッチ等の検出
手段により検出された後、ボール貯留部に回収される。
検出手段は、各抽選口47a,47b,47cにそれぞ
れ設けられており、ボールBを検出すると、本プッシャ
ーゲーム機1を統括して管理するメイン制御部に検出信
号が出力される。この検出信号を受け取ったメイン制御
部は、中央抽選装置40のメダル払出用ウィング29
が、本中央抽選装置による抽選で当選した遊技者、すな
わち、ボールBをメダル落下溝15に落とした遊技者の
プレイフィールド2に向くように、中央抽選装置40の
水平方向に回転駆動させる。そして、そのプレイフィー
ルド2にメダル払出用ウィング29が向いたら、図10
に示すように、そのメダル払出用ウィング29の先端が
プレイフィールド2の上段メダル載置台12の上方近傍
に位置するように、メダル払出用ウィング29の先端を
下げるように駆動させる。その後、メイン制御部は、図
示しない中央抽選装置用メダル払出装置にメダル払出命
令を出力し、ボールBが入り込んだ抽選口に対応する枚
数のメダルMを、中央抽選装置40の上部に設けられた
メダル受皿27に供給する(図7参照)。メダル受皿2
7に供給されたメダルMは、重力によりそのままメダル
搬送通路28内を通り、メダル払出用ウィング29を介
して、上記遊技者のプレイフィールド2内に払い出され
る。
【0059】次に、本発明の特徴部分であるステーショ
ン抽選装置70の構成及び動作について説明する。図1
は、本実施形態におけるステーション抽選装置70の外
観を示す斜視図である。ボールBがメダル落下溝15内
のボール回収レール25により受け取られると、ボール
上昇搬送機構69を通じて、ステーション抽選装置70
に送られる。ステーション抽選装置70は、各ステーシ
ョン10に設けられたスロット装置20の中央抽選装置
40側、すなわち、遊技者から見てスロット装置20の
奥側に配置されている。
【0060】ステーション抽選装置70は、導入手段と
しての導入レール71と、案内手段としての案内面形成
部材であるボール受台72と、保持部としての収容空間
形成部材である抽選チャッカー73とを備えている。メ
ダル落下溝15からボール上昇搬送機構69の上部まで
搬送されてきたボールBは、導入レール71に導かれ
る。この導入レール71は、ボールBの直径よりも短い
間隔をあけて平行に延びる2つのレール部材で構成され
ており、上昇搬送機構69からボールBを受け取る受取
端部71aから、ボール受台72内にボールBを排出す
る排出端部72bに向けて鉛直方向下方に傾斜してい
る。これにより、ボールBは、導入レール71の受取端
部71aで受け取られると、重力の作用を受け、その導
入レール71に沿ってボール受台72に向かって転が
る。そして、ボールBは、ある程度スピードに乗った状
態でボール受台72に導入される。
【0061】ボール受台72は、すり鉢状に形成されて
おり、その内周面72aが案内面として機能している。
導入レール71の排出端部71bは、内周面72aの外
縁付近周方向に沿うように、ボール受台72の上方まで
せり出している。この排出端部71bを飛び出したボー
ルBは、ボール受台72の中心軸Iの周りを、内周面7
2aに沿って回りながら転がる。また、ボール受台72
の内周面72a上における中心軸I部分には、抽選チャ
ッカー73が設けられている。この抽選チャッカー73
には、ボールBの約半分が入り込むことができる5つの
通常収容空間Jと、ボールBが中心軸I上まで入り込む
ことができる1つの特別収容空間Kが形成されている。
内周面72a上に導入されたボールBは、重力の作用を
受けて、その内周面72aの傾斜により、徐々に中心軸
Iに近づいていき、抽選チャッカー73に接触すること
になる。
【0062】抽選チャッカーの収容空間J,Kの入口
は、中心軸Iから放射方向外側に向いて開口している。
これにより、中心軸Iの周りを回りながら内周面72a
上を転がり、その中心軸Iに近づいたボールBは、いず
れかの入口から収容空間J,Kに入り込むことができ
る。
【0063】図11は、ステーション抽選装置70の内
部構造を示す斜視図である。抽選チャッカー73の特別
収容空間Kの内部には、進入阻止手段としての保持レー
ル74が配置されている。この保持レール74には、鉛
直方向に延びる四角柱状の駆動シャフト75を介して、
モータケーシング76a内に配置された駆動手段として
のステッピングモータ76から回転駆動力が伝達される
構成となっている。具体的には、ステッピングモータ7
6の駆動軸は、モータケーシング76aの上面に設けら
れた回転円板76bに接続されており、この回転円板7
6bは、モータケーシング76aの上面で中心軸Iを中
心に回転する。駆動シャフト75は、この回転円板76
b上に固定されており、回転円板76bと一緒に回転す
る。この駆動シャフト75の回転により、保持レール7
4も中心軸Iを中心に回転する。尚、モータケーシング
76aや駆動シャフト75の下方部分等は、ケーシング
78に収容されている。
【0064】図12は、ステーション抽選装置70の上
方部分の拡大図である。ボール受台72の直下方に位置
するケーシング78の上面には、チャッカー駆動用円板
77が配置されている。このチャッカー駆動用円板77
上には、回転軸Iを囲うように湾曲し、鉛直方向上方に
延びる連結板77aが固定されている。この連結板77
aの上部は、抽選チャッカー73における特別収容空間
Kの入口とは反対側の端部を形成する曲面部分に沿うよ
うに取り付けられている。チャッカー駆動用円板77の
中心には、四角形状の開口が形成されており、その開口
には、回転円板76bから鉛直方向上方に延びる駆動シ
ャフト75が摺動可能にピッタリと挿通されている。よ
って、ステッピングモータ76の駆動力は、駆動シャフ
ト75を介して、チャッカー駆動用円板77に伝達さ
れ、これにより、チャッカー駆動用円板77が回転す
る。そして、この回転により、連結板77aを介して抽
選チャッカー73が回転する。尚、抽選チャッカー73
の回転速度と保持レール74の回転速度は、同じである
ため、保持レール74は、特別収容空間K内に維持され
ながら抽選チャッカー73と一緒に回転する。
【0065】図6に示すように、ステッピングモータ7
6は、ステーション制御装置31により、その回転角や
回転速度が制御されている。尚、ステッピングモータ7
6は、本プッシャーゲーム機1の電源が入ってから等速
で回転駆動し、これにより、抽選チャッカー73及び保
持レール74は、一定の周期で回転する。ステッピング
モータ76が駆動すると、駆動シャフト75を介して保
持レール74が中心軸I中心にして回転する。このよう
な回転により、収容空間J,Kは、中心軸Iを中心とし
た同一円周軌道上を移動する。
【0066】ここで、導入レール71から導入されたボ
ールBが、図11に示すように、通常収容空間Jに収容
された場合、そのボールBは、通常収容空間Jに保持さ
れた状態で、抽選チャッカー73の回転により回転搬送
される。ボール受台72の内周面72a上には、通常収
容空間Jに保持されたボールBの移動経路上に、回収口
としてのボール回収口72bが開口している。よって、
通常収容空間Jに保持されたボールBは、抽選チャッカ
ー73によりボール回収口72bの位置まで回転搬送さ
れると、そのボール回収口72bに入り込み、ケーシン
グ78の上面に設けられたボール回収通路78a内に落
下する。このボール回収通路78aは、図示しないボー
ル貯留部まで延びており、ボールBをそのボール貯留部
まで案内する。
【0067】一方、導入レール71から導入されたボー
ルBが、特別収容空間Kに入り込んだ場合、そのボール
Bは、保持レール74上に乗った状態で、中心軸I上ま
で案内され、保持される。よって、特別収容空間Kに収
容されたボールBは、ボール回収口72bに入り込むこ
とはない。仮に、特別収容空間Kがボール回収口72b
上に位置するときに、ボールBが特別収容空間Kに入り
込んできた場合であっても、保持レール74により、ボ
ール回収口72bへのボールBの落下が阻止される。こ
のようにして、ボールBが特別収容空間Kの中心軸I上
に保持されると、図13に示すように、そのボールBの
自重により、ボール検出装置79のスイッチアーム79
aを押し下げることになる。これにより、ボール検出装
置79はON状態となり、ボール検出信号がボール検出
装置79からステーション制御装置31に出力される。
【0068】ステーション制御装置31は、ボール検出
装置79からのボール検出信号を受け取ると、本プッシ
ャーゲーム機1全体を統括するメイン制御部に信号を出
力する。この信号を受けたメイン制御部は、図7に示す
中央抽選装置40のボール導入口44から延びるボール
搬送通路49が、そのステーション制御装置31が設け
られるステーション10側に向くように、中央抽選装置
40の水平方向に回転駆動させる。このボール搬送通路
49は、ボールBの直径よりも短い間隔をあけて平行に
真っ直ぐ延びる2つのレール部材で構成されており、ボ
ール導入口44に向かって鉛直方向下方に傾斜してい
る。中央抽選装置40の回転駆動により、ボール搬送通
路49の鉛直方向上方に位置する端部49aは、そのス
テーション抽選装置70の中心軸I上方の近傍に位置す
ることになる。
【0069】また、ボール検出装置79からのボール検
出信号を受け取ったステーション制御装置31は、モー
タケーシング76aの図11中背面側に固定された昇降
装置80に上昇命令を出力する。この昇降装置80は、
ケーシング78の内壁に設けられた鉛直方向に延びる昇
降ガイドレール81と連結する図示しない摺動部材を有
し、摺動部材が駆動することで昇降ガイドレール81上
を移動する。これにより、モータケーシング76aとと
もに、駆動シャフト75も上下に移動する。上昇命令を
受けた昇降装置80は、モータケーシング76aを、図
12に示す状態まで上昇させる。これに連動して、駆動
シャフト75及びボールBを保持した保持レール74も
上昇する。このようにして、ボールBを鉛直方向上方に
搬送する機構は、移送手段として機能し、搬送手段の一
部を構成する。
【0070】図14に示すように、昇降装置80により
ボールBが上方に搬送されると、保持レール74と駆動
シャフト75の上部とを連結する連結装置82が、軸8
2aを中心にして、中央抽選装置40側に回動する。こ
れにより、保持レール74は、特別収容空間Kの入口側
に位置していた端部に向かって鉛直方向下方に傾斜す
る。このように傾斜状態となった保持レール74の端部
は、中央抽選装置40から延びるボール搬送通路49の
先端49aの直上に位置決めされる。よって、保持レー
ル74上に保持されていたボールBは、保持レール74
に沿って転がった後、ボール搬送通路49の先端49a
に落下する。そして、ボールBは、ボール搬送通路49
上を転がり、中央抽選装置40の導入口44に入り込
む。
【0071】以上の構成により、遊技者がメダルチャッ
カー17のメダル通過口17aを狙ってメダルMを投入
し、メダルMをメダル通過口17aに通過させ、ボール
ボーナス又は特別ボーナスに当選すると、プレイフィー
ルド内にボールBが供給される。このようにして供給さ
れたボールBがメダル落下溝15に落下すると、そのボ
ールBがステーション抽選装置70に搬送され、そのス
テーション抽選装置70において、そのボールBを用い
た物理的な抽選が行われる。すなわち、そのボールBが
どの収容空間J,Kに入り込むかという物理的な抽選が
行われる。本実施形態では、ボールBが特別収容空間K
に入り込むと、中央抽選装置40での抽選を行う権利が
付与される。ステーション抽選装置70でボールBが特
別収容空間Kに入ったら、そのボールBは、中央抽選装
置40まで搬送され、その中央抽選装置40において、
そのボールBを用いた物理的な抽選が行われ、大量のメ
ダルの払い出しを受けることが可能となる。
【0072】本実施形態では、ボールBが通常収容空間
Jに入り込んだ場合、そのボールBがボール回収口72
bを通過するときに、図示しないフォトインタラプタ等
のボール検出手段により、ボールBを検出する。この検
出信号は、ステーション制御装置31に送られ、所定枚
数のメダル払い出しが行われる。このとき、ステーショ
ン制御装置31は、抽選チャッカーを回転させるステッ
ピングモータ76の回転角を認識しているので、ボール
Bがボール回収口72bを通過したときのステッピング
モータ76の回転角から、ボールBが収容された通常収
容空間Jを特定することができる。よって、通常収容空
間Jごとに、それぞれメダル払出枚数が異なるように設
定することもできる。
【0073】上記実施形態においては、ステーション抽
選装置70に導入されたボールBは、いずれかの収容空
間J,Kに収容されると、ボール回収口72bを介して
回収されるか、中央抽選装置40に送られる。この場
合、中央抽選装置40での抽選権の獲得率は、ボールB
をメダル落下溝15に落とす度に、毎回1/6となる。
そこで、ボールBが特別収容空間Kに収容されるまで
は、ボール回収口72bを閉口しておく構成としてもよ
い。この構成によれば、ボールBが通常収容空間Jに収
容されてもボール回収口72から回収されず、ボールB
が特別収容空間Kに収容されるまで、そのまま通常収容
空間Jに保持された状態となる。これにより、次にステ
ーション抽選装置70に導入されるボールBは、前のボ
ールBにより占有されている通常収容空間Jには入り込
むことができず、中央抽選装置40での抽選権の獲得率
は、1/5となる。この結果、遊技者は、ボールBをメ
ダル落下溝15に落とせば落とすほど、中央抽選装置4
0での抽選権を得やすくなる。よって、ステーション抽
選装置70で一度抽選権を逃しても、次の抽選権の獲得
確率が高くなるため、遊技者を本プッシャーゲーム機1
の遊技に引き付けることができ、遊技者に遊技を促すこ
とができる。
【0074】尚、本実施形態においては、ステーション
抽選装置70として、すり鉢状のボール受台72内にボ
ールBを導入し、その中心部分に設けられた抽選チャッ
カー73がもつ収容空間J,KのいずれかにボールBを
入れる構成を用いたが、他の構成としてもよい。例え
ば、図15に示すように、鉛直方向上方に頂点を有する
円錐状の内面172aをもつボール受台172を備えた
ステーション抽選装置を用いてもよい。また、図16に
示すように、直線状に配置された収容空間J,Kに向か
って鉛直方向下方に傾斜する傾斜面272aをもつボー
ル受台272を備えたステーション抽選装置を用いても
よい。この場合、傾斜面272a上に、導入されたボー
ルBの進路を変更するための進路変更手段である突起2
72cを複数配置すれば、ボールBがどの収容空間J,
Kに入るかが予測しづらくなり、遊技性を高めることが
できる。尚、これらのステーション抽選装置において
も、収容空間J,Kが、図中矢印N,Oの方向に移動す
るような構成とすると好適である。
【0075】
【0076】
【発明の効果】請求項1乃至の発明によれば、球状抽
選用移動物体が鉛直方向上方に向かって移動するという
演出を行うことで、特定収容空間に球状抽選用移動物体
が入ったという抽選結果に対する演出効果を高めること
ができるという優れた効果がある。特に、請求項2の発
明によれば、遊技者が球状抽選用移動物体がどの収容空
間に入るかを予測しづらくなるため、その物理的な抽選
の遊技性を高めることができるという優れた効果があ
る。また、請求項3の発明によれば、収容空間がバラバ
ラの移動経路上を移動する構成に比べて、収容空間形成
部材及び駆動手段の構成を簡略化することができるの
で、低コスト化を図ることができるという優れた効果が
ある。また、特定収容空間内に入り込んだ球状抽選用移
動物体と、他の収容空間内に入り込んだ球状抽選用移動
物体とを、簡易な構成で仕分けすることができるという
優れた効果もある。また、請求項4の発明によれば、モ
ータ等の動力を用いて抽選用移動物体を移動させる機構
を用いた手段に比べて、搬送手段の構成を簡略化するこ
とができるので、低コスト化を図ることができるという
優れた効果がある。また、請求項5の発明によれば、簡
易な構成で各収容空間を移動させることができ、低コス
ト化を図ることができるという優れた効果がある。ま
た、請求項6の発明によれば、導入された球状抽選用移
動物体が収容空間の入口に入り込むまでの動向に遊技者
を注目させ、遊技者の気を引くことができるので、抽選
演出の効果を高めることができるという優れた効果があ
る。また、請求項7の発明によれば、球状抽選用移動物
体が収容空間の入口に入り込むまでに時間を長くするこ
とができるので、遊技者に、その球状抽選用移動物体の
動向を、より注目させることができ、抽選演出の効果を
更に高めることができるという優れた効果がある。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプッシャーゲーム機におけるステ
ーション抽選装置の外観を示す斜視図。
【図2】同プッシャーゲーム機を示す外観図。
【図3】同プッシャーゲーム機のステーションの構成を
示す斜視図。
【図4】同ステーションの上段メダル載置台の上面板の
動きを示す説明図。
【図5】同プッシャーゲーム機におけるメダル投入器か
ら投入されるメダルが、メダルチャッカーに到達するま
での経路を示す水平方向側方から見た側面図。
【図6】同ステーションに設けられるステーション制御
部を示す制御ブロック図。
【図7】同プッシャーゲーム機における中央抽選装置の
外観を示す斜視図。
【図8】同中央抽選装置における回転抽選装置及び装置
支持台の内部構造を示す斜視図。
【図9】同回転抽選装置の背面図。
【図10】同中央抽選装置の抽選により払い出すされる
メダルの払出動作を示す説明図。
【図11】同ステーション抽選装置の内部構造を示す斜
視図。
【図12】同ステーション抽選装置の上方部分の拡大
図。
【図13】同ステーション抽選装置におけるボール受台
の直下方部分の拡大図。
【図14】同ステーション抽選装置における昇降装置に
よりボールが上方に搬送された状態を示す説明図。
【図15】ステーション抽選装置におけるボール受台の
他の構成を示す斜視図。
【図16】ステーション抽選装置におけるボール受台の
更に他の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 プッシャーゲーム機 2 プレイフィールド 10 ステーション 15 メダル落下溝 17 メダルチャッカー 20 スロット装置 23 ボール供給装置 30 ステーション制御部 40 中央抽選装置 49 ボール搬送通路 70 ステーション抽選装置 71 導入レール 72 ボール受台 73 抽選チャッカー 74 保持レール 75 駆動シャフト 76 ステッピングモータ 80 昇降装置 B ボール J 通常収容空間 K 特別収容空間
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/00 - 9/30 A63F 5/04 G07C 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球状の抽選用移動物体を導入するための導
    入手段を有し、 上記導入手段により導入される抽選用移動物体を用いて
    抽選を行った後、該抽選用移動物体を搬送する抽選搬送
    装置において、上記抽選用移動物体を内部に収容可能であって該抽選用
    移動物体が入り込むための入口をもつ複数の収容空間を
    有する収容空間形成部材と、 上記導入手段により導入される抽選用移動物体を載置
    該抽選用移動物体を上記複数の収容空間のいずれか
    収容されるように、該複数の収容空間の入口に向かっ
    て鉛直方向下方に傾斜した案内面を形成する案内面形成
    部材と、上記案内面上の抽選用移動物体が 上記複数の収容空間
    うちの特定収容空間収容されるか否かの抽選を行った
    結果、該特定収容空間収容された抽選用移動物体を、
    外部から視認可能な状態で鉛直方向上方に向かって搬送
    する搬送手段とを有することを特徴とする抽選搬送装
    置。
  2. 【請求項2】請求項の抽選搬送装置において、 上記複数の収容空間が移動するように、上記収容空間形
    成部材を駆動する駆動手段を有することを特徴とする抽
    選搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項の抽選搬送装置において、 上記駆動手段は、上記複数の収容空間が略同一軌道上を
    通って移動するように、上記収容空間形成部材を駆動す
    るものであり、 上記複数の収容空間の移動経路上に上記抽選用移動物体
    を回収するための回収口を有し、上記搬送手段は、上記
    定収容空間内に収容された抽選用移動物体が上記回収
    口に進入するのを阻止する進入阻止手段を有することを
    特徴とする抽選搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項1、の抽選搬送装置におい
    て、 上記搬送手段は、搬送先に設けられる上記抽選用移動物
    体の導入口に向かって鉛直方向下方に傾斜する搬送通路
    を有し、上記特定収容空間内に収容された抽選用移動物
    体を、鉛直方向上方に向けて該搬送通路の鉛直方向上方
    部分に搬送ることを特徴とする抽選搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又の抽選搬送装置に
    おいて、 上記収容空間形成部材は、上記複数の収容空間が同一円
    周上に配置されるように、該複数の収容空間を形成する
    ことを特徴とする抽選搬送装置。
  6. 【請求項6】請求項の抽選搬送装置において、 上記導入手段は、上記抽選用移動物体が上記円周の中心
    の周りで上記案内面上を移動するように、該抽選用移動
    物体を導入することを特徴とする抽選搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項の抽選搬送装置において、 上記収容空間形成部材は、上記複数の収容空間の入口が
    それぞれ上記円周の中心から径方向外側に開口するよう
    に、該収容空間を形成することを特徴とする抽選搬送装
    置。
  8. 【請求項8】球状の抽選用移動物体を用いて抽選を行う
    第1の抽選装置と、 上記第1の抽選装置の抽選結果に応じて、該第1の抽選
    装置で用いられた抽選用移動物体を搬送する搬送装置
    と、 上記搬送装置により搬送された抽選用移動物体を用いて
    抽選を行う第2の抽選装置とを備えた遊技機であって、 上記第1抽選装置及び上記搬送装置として、請求項1、
    2、3、4、5、6又の抽選搬送装置を用いたこと
    を特徴とする遊技機。
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