WO2005095241A1

WO2005095241A1 - サクション装置及び積層シートの搬送方法

Info

Publication number: WO2005095241A1
Application number: PCT/JP2005/005865
Authority: WO
Inventors: Tomohisa Kawai
Original assignee: Sony Chemical & Information Device Corporation
Priority date: 2004-04-01
Filing date: 2005-03-29
Publication date: 2005-10-13
Also published as: US7367560B2; EP1731457A4; US20070013122A1; CN1774379A; EP1731457A1; JP4092302B2; CN100503399C; JP2005289599A; KR20060132971A; KR101098048B1

Abstract

　接着シートを吸引搬送するにあたって、搬送路を自在に変更し且つ搬送路の方向によらず吸引力を十分に確保して接着シートを滑らさせずに搬送し得るサクション装置を提供する。　本発明のサクション装置１は、サクションローラ３と、バキュームチャンバ１０とからなる。サクションローラ３は、外周面上でフィルム面と密着しながらこの接着シート２を吸引保持し、回転に伴って接着シート２を吸引搬送するように構成されている。バキュームチャンバ１０は、接着シート２を凹状支持面１４Ａに吸引保持するように構成されている。バキュームチャンバ１０は、サクションローラ３の搬送方向上流側の近傍にあって、この凹状支持面１４Ａが、サクションローラ３の外周面と断面Ｓ字状搬送路を形成するように配置されている。

Description

明細書

サクシヨン装置及び積層シートの搬送方法

技術分野

[0001] 本発明は、例えば、フィルム上に接着剤層が形成された接着シートのように、一方側の面とし力接触できないような積層シートを吸引搬送するサクシヨン装置及びその搬送方法に関し、特に、積層シートに生じている張力やシートの搬送方向を変更する技術に関する。

背景技術

[0002] 一般に、接着剤層がベースフィルム及びカバーフィルムで被覆された接着シートを製造する際には、中間工程において、ベースフィルムに接着剤層が形成されその接着剤層が露出している接着シートを搬送することが行われる。

この中間工程では、一対の搬送ローラによって接着シートを挟むことができないため、図 3に示すように、サクシヨンローラ 3を用いて、接着シート 2を、フィルムの面とのみ接触し接着剤層の面と接触しな、ように搬送して、る。

[0003] ここでのサクシヨンローラ 3は、例えば、中空円筒状のローラの外周面に、複数の吸引孔が形成され、軸の内部で真空吸引することにより、接着シート 2を吸引孔を通して外周面上で吸引保持し、ローラの回転に伴って接着シート 2を吸引搬送するものである (非特許文献 1参照)。また、このサクシヨンローラ 3は、接着シート 2の吸引保持により、上流側の接着シート 2に生じている張力を解除する機能を有している。

[0004] 非特許文献 1： "製品案内 Niネットサクシヨンロール"、 [online], [平成 16年 1月 26 日検索]、インターット <URL :http : www2s. biglobe. ne. jpZ〜hikoyamaZ s akushon. htm>

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] ところで、図 3に示すように、サクシヨンローラ 3のみで接着シート 2を搬送する従来方式においては、サクシヨンローラ 3に巻き付けた接着シート 2の中心角（以下、「巻き付け角」とする）をある程度確保して吸引保持する必要がある。例えば、接着剤層を上面にして矢印 A方向から搬送される接着シート 2を、矢印 A方向より上側の矢印 d 方向に搬送することはできず、矢印 A方向より下側の矢印 a〜c方向のように、サクシヨンローラ 3に接着シート 2を巻き付ける方向にしか搬送できな力つた。

[0006] このように、接着シート 2を同じ側（フィルム側）に屈折する方向にし力搬送できなヽ点は、搬送路自体を制限するだけでなぐ搬送路上の設備配置を制限し、また、このような搬送路を既存の設備に導入できないという問題を引き起こしていた。

例えば、既存のドライヤ室又はオーブン室に接着シート 2を導入する際、その接着シート 2の張力を解除する場合において、接着シート 2の巻き付け角を増力!]させるのに、既存のサクシヨンローラ 3の位置を変更する力、あるいは、別途サクシヨンローラ 3 を配置しなければならない。一方、このようにサクシヨンローラ 3の配置を変更すると、搬送路が変わってしまい、結局、接着シート 2を張力が解除された状態で既存のドラィャ室等に導入することができな力つた。

[0007] 一方、搬送路の変更を小さく抑えようとすると、接着シート 2の巻き付け角が小さくなつて、接着シート 2の吸引力が減少するため、上流側の接着シート 2の張力を十分に解除できず、また、サクシヨンローラ 3上で接着シート 2が滑るという問題があった。

[0008] 従って、本発明の目的は、積層シートを吸引搬送するにあたって、搬送路を自在に変更し且つ搬送路の方向によらず吸引力を十分に確保して積層シートを滑らさせずに搬送し得るサクシヨン装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0009] 本発明は、シート状の部材を吸引して搬送するサクシヨン装置であって、シート上に塗布層が形成された積層シートを、外周面で前記シートと密着しながら吸引搬送するサクシヨンローラと、前記積層シートを、凹曲面状の吸引部で前記シートと密着しながら吸引するバキュームチャンバとを備え、前記バキュームチャンバは、前記吸引部が、前記サクシヨンローラの前記外周面より搬送方向上流側にあって前記外周面と S字状搬送路を形成するように配置されているサクシヨン装置、及び、シート上に塗布層が形成された積層シートを搬送する方法において、前記積層シートを、凹曲面状に保持し前記シートと密着しながら吸引搬送し、その後、前記積層シートを、凸曲面状に保持し前記シートと密着しながら吸引搬送する積層シートの搬送方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。

発明の効果

[0010] 本発明によれば、吸引搬送するサクシヨンローラに、凹曲面状の吸引部で吸引保持するバキュームチャンバを組み合わせて、断面 S字状搬送路を形成することにより、積層シートを吸引搬送する際、積層シートの搬送路を自在に変更でき、また、その搬送路の方向によらずサクシヨンローラ及びバキュームチャンバの双方で十分な吸引力を確保して、積層シートを滑らさせずに搬送できる。

図面の簡単な説明

[0011] [図 1]本実施形態のサクシヨン装置の概略構成を示す正面図である。

[図 2]本実施形態のバキュームチャンバの概略構成を示す斜視図である。

[図 3]サクシヨンローラのみで接着シートを搬送する従来方式を示す図である。

符号の説明

[0012] 2 接着シート (積層シート）

3 サクシヨンローラ

10 バキュームチャンパ

11 吸引支持部（吸引部）

13 吸引部

14 回転シャフト（回転体）

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下、本発明のサクシヨン装置の最も好ましい一実施形態を詳細に説明する。

図 1又は図 2に示すように、本実施形態のサクシヨン装置 1は、ベースフィルム（シート)の一方側の面に形成された接着剤層 (塗布層）が露出した接着シート (積層シート ) 2を搬送する中間工程において、接着シート 2の搬送路を変更するポイントや、接着シート 2の張力を解除するポイント等に設置されるもので、サクシヨンローラ 3と、バキュームチャンバ 10と力もなり、これらが 1セットとして構成されている。

[0014] サクシヨンローラ 3は、通常のものと同様、中空円筒状のローラの外周面に、複数の吸引孔が形成されたローラであり、この軸の内部が真空ポンプ（図示しない）により真空吸引されるように構成されている。このようなサクシヨンローラ 3は、吸引孔を通して、外周面上でベースフィルムの他方側の面と密着しながらこの接着シート 2を吸引保持し、回転に伴って接着シート 2を吸引搬送するようになっている。

[0015] バキュームチャンバ 10は、接着シート 2を吸引する中空ボックス状のもので、この内部が真空ポンプ（図示しない）により真空吸引されるように構成されている。バキュームチャンバ 10は、真空ポンプの圧力調整により、接着シート 2に対する吸引力が所望の値に設定されるようになっている。本実施形態では、バキュームチャンバ 10の吸引力は、搬送方向上流側（以下、単に「上流側」とする）の接着シート 2に生じている張力より大きくなるように設定され、その張力を解除する働きがある。

[0016] バキュームチャンバ 10の前面部分には、吸引支持部（吸引部） 11が凹曲面 (例えば円弧面)状に形成され、この吸引支持部 11の両サイドには、一段高い凹曲面状のガイド部 12、 12が形成されている。吸引支持部 11は、 2重曲面構造であり、内側の吸引部 13と、外側の搬送支持部 14とからなる。

[0017] 吸引部 13は、凹曲板に、複数の吸引孔 13aが所定のパターンで配列されて、凹状吸引面 13 Aを構成し、この凹状吸引面 13 Aの全体で吸引孔 13aを通して接着シート 2 (ベースフィルムの他方側の面）を均一に吸引するようになって!/、る。

搬送支持部 14は、ガイド部 12、 12の両側で軸支された複数の回転シャフト（回転体） 14aが、一定間隔で例えば水平に配列されてなり、この配列面に凹状支持面 14 Aを形成し、この凹状支持面 14Aで接着シート 2を凹曲面状に保持したまま移動可能に支持するように構成されている。ここで、凹状支持面 14Aは、凹状吸引面 13Aと同芯となるように、各回転シャフト 14aが配置されている。

[0018] バキュームチャンバ 10は、サクシヨンローラ 3の上流側の近傍にあって、凹状支持面 14Aが、サクシヨンローラ 3の外周面と連結して断面 S字状搬送路を形成するように配置されている。

このようなサクシヨン装置 1は、図 1に示すように、バキュームチャンバ 10の凹状支持面 14Aにおいて、接着シート 2に対し向心方向の吸引力 Qを与えることにより、接着シート 2を吸引保持し、サクシヨンローラ 3の外周面において、接着シート 2に対し向心方向の吸引力及び接線方向の搬送力を与えることにより、接着シート 2を吸引搬送するようになっている。

[0019] なお、バキュームチャンバ 10の凹状支持面 14Aの曲率半径は、サクシヨンローラ 3 の外周面の半径と関係なく任意の値であるが、本実施形態では、その外周面の半径と同程度にしている。また、この凹状支持面 14Aの中心角は、接着シート 2の吸引力を増大させる場合に大きく設定されるが、サクシヨンローラ 3の位置や真空ポンプの設定圧力との関係力も相対的な値であり、本実施形態では、 180° にし、これにより接着シート 2の搬送経路を 180° 反転させている。

[0020] 次に、図 1に示すように、上記サクシヨン装置 1に対し、接着剤層を上面にした接着シート 2を、上流側（図 1の左側)から、下流側（図 1の右側）に搬送する場合を一例にして、上記サクシヨン装置 1の使用態様及び作用、並びに本実施形態の積層シートの搬送方法等を説明する。

本実施形態の接着シート (積層シート） 2の搬送方法は、接着シート 2を、バキュームチャンバ 10により、凹曲面状に保持しつつベースフィルム (シート）を密着させながら吸引搬送して搬送経路を反転させ、その後、接着シート 2を、サクシヨンローラ 3により、凸曲面状に保持しつつベースフィルムを密着させながら吸弓 I搬送する。

ここでは、バキュームチャンバ 10は、サクシヨンローラ 3の右下部分の近傍に配置され、バキュームチャンバ 10の凹状支持面 13A力変曲点接線を介して、サクシヨロ一ラ 3の外周面とつながり、断面 S字状の搬送路を形成している。

[0021] 以下、接着シート 2の数種の搬送路を説明する。

矢印 A方向からこれと平行な矢印 B方向へ向力搬送路 S1を介して接着シート 2を搬送する場合、この搬送路 S1は、ポイント P1からポイント P7までを経由して、複数の搬送分路に分割される。

ここで、搬送分路 P1〜P2は、バキュームチャンバ 10の凹状支持面 14A上の搬送路である。ここでは、吸引部 13の吸引により、凹状吸引面 13Aに均一な吸引力 Qが作用し、この吸引力 Qにより、接着シート 2を凹状支持面 14Aの全面で吸引保持し、そのフィルム面を回転シャフト 14aに密着させている。この接着シート 2は、各回転シャフト 13a上で接線方向に移動可能な状態にある。

[0022] 搬送分路 P3〜P7は、サクシヨンローラ 3の外周面上の搬送路である。ここでは、サクシヨンローラ 3の軸の内部吸引により、外周面上に均一な吸引力が作用し、この吸引力により、接着シート 2を外周面の P3〜P7の範囲で吸引保持し、そのフィルム面をサクシヨンローラ 3の外周面に密着させて!/、る。

また、サクシヨンローラ 3の回転により、接着シート 2に接線方法の搬送力が作用し、この搬送力により、接着シート 2をサクシヨンローラ 3と共に回転させながら、ポイント P 7を経由して矢印 B方向に送る。

[0023] このように、接着シート 2は、バキュームチャンバ 10及びサクシヨンローラ 3により吸引保持されつつ、変曲点接線で繋がれた 2つの凹曲面状の搬送路におかれ、サクシヨンローラ 3により吸引搬送される。また、上流側からポイント P1まで接着シート 2に生じていた張力は、凹状支持面 14Aでの吸引力により解除され、この張力は、サクションローラ 3の吸引力、回転速度等の諸要因により、外周面の P3〜P7の範囲で、改めて設定される。

[0024] 矢印 A方向から前方側斜め上方の矢印 C方向へ向力う搬送路 S2を介して接着シート 2を搬送する場合、この搬送路 S2は、ポイント P1からポイント P6までを経由する。この搬送路 S2では、サクシヨンローラ 3の外周面のポイント P6〜P7の範囲で接着シート 2に吸弓 I力及び搬送力が作用しな!/、点で上記搬送路 S 1と異なる。

[0025] 以下同様に、矢印 A方向から鉛直上方の矢印 D方向へ向力う搬送路 S3を介して接着シート 2を搬送する場合、この搬送路 S3は、ポイント P1からポイント P5までを経由する。また、矢印 A方向から後方側斜め上方の矢印 E方向へ向力搬送路 S4を介して接着シート 2を搬送する場合、この搬送路 S4は、ポイント P1からポイント P4までを経由する。

[0026] 以上の通り、矢印 A方向から搬送される接着シート 2について搬送方向を変更する範囲は、矢印 B方向から矢印 E方向までの範囲であるが、この範囲を拡大する場合には、サクシヨンローラ 3に対する接着シート 2の巻き付け角を増カロさせて、矢印 B方向より斜め下方の矢印 B'方向に接着シート 2を引っ張るようにすればよい。

[0027] また、凹状支持面 14Aの中心角を 180°Cより大きくすると共にサクシヨンローラ 3を斜め下方にずらすことにより、ポイント P4をこれより斜め下方のポイント P4'に移動し、 E方向より斜め下方の E'方向をとればよい。この場合、接着シート 2の巻き付け角の減少に伴う吸引力及び搬送力の不足分は、バキュームチャンバ 10の吸引力で補われ、また、サクシヨンローラ 3の径の増加やこの真空ポンプの圧力増加によっても補われる。

[0028] そして、このようなサクシヨン装置 1を、搬送方向の変更のポイントや、張力の解除のポイント等に、適宜、複数配置すれば、ある方向から搬送される接着シート 2の搬送方向は任意となる。また、接着シート 2の巻き付け角の減少は、サクシヨン装置 1の複数配置により解消される。

[0029] 以上述べたように、本実施形態によれば、吸引搬送するサクシヨンローラ 3に、凹状支持面 14 Aで吸弓 I保持するバキュームチャンバ 10を組み合わせて、断面 S字状搬送路を形成したため、接着剤層が露出した接着シート 1を吸引搬送する際、下流側に位置するサクシヨンローラ 3における接着シート 2の巻き付け角を増減させることによって接着シート 2の搬送路を自在に変更できる。

し力も、本実施形態によれば、搬送路の方向によらずサクシヨンローラ 3及びバキュームチャンバ 10の双方で十分な吸引力を確保できるので、接着シート 2を滑らさせずに搬送できる。

[0030] また、本実施形態によれば、吸引部 13の凹状吸引面 13Aの外側に、回転シャフト 13aの配列力もなる凹状支持面 14Aを形成したため、接着シート 2の接触抵抗を小さくして、サクシヨンローラ 3の回転駆動力を低減させることができる。

[0031] さらに、本実施形態によれば、バキュームチャンバ 10の吸引力を、上流側の接着シート 2に生じている張力より大きく設定したため、バキュームチャンバ 10のみで張力を解除でき、サクシヨンローラ 3に関する諸要因の設定変更により、接着シート 2の張力を改めて設定することができる。

[0032] 本発明は、上記実施形態に限られることなぐ種々の変更等を行うことができる。

本発明においては、積層シートの接触抵抗を低減させる観点カゝらは、凹曲面状の吸引部に、積層シートを支持する回転体を設けることが好ましぐこの回転体は、上記実施形態の回転シャフトに限られず、算盤玉のように、シャフトに軸支された複数の回転ローラであってもよい。一方、積層シートの吸引力を増加させる観点からは、凹曲面状の吸引部に接着シートを直接密着させてもよ!、。本発明の対象とする積層シートは、一方側の面とし力接触できないようなシートであればよぐこのような積層シートには、ベースフィルムに接着剤層が形成された接着シートのみならず、フィルムに磁気層（塗布層）が形成された磁気フィルムも含まれる。産業上の利用可能性

本発明は、接着シートや磁気フィルム等の積層シートを製造する装置に利用することがでさる。

Claims

請求の範囲

[1] シート状の部材を吸引して搬送するサクシヨン装置であって、

シート上に塗布層が形成された積層シートを、外周面で前記シートと密着しながら吸引搬送するサクシヨンローラと、

前記積層シートを、凹曲面状の吸引部で前記シートと密着しながら吸引するバキュームチャンノとを備え、

前記バキュームチャンバは、前記吸引部が、前記サクシヨンローラの前記外周面より搬送方向上流側にあって前記外周面と s字状搬送路を形成するように配置されているサクシヨン装置。

[2] 請求項 1において、前記吸引部には、前記積層シートを支持する回転体が複数配設されて!/ヽるサクシヨン装置。

[3] 請求項 1において、前記バキュームチャンバは、前記積層シートの吸引力が、搬送方向上流側の前記積層シートに生じている張力より大きくなるように設定されているサクシヨン装置。

[4] 請求項 2において、前記バキュームチャンバは、前記積層シートの吸引力が、搬送方向上流側の前記積層シートに生じている張力より大きくなるように設定されているサクシヨン装置。

[5] シート上に塗布層が形成された積層シートを搬送する方法において、

前記積層シートを、凹曲面状に保持し前記シートと密着しながら吸引搬送し、その後、前記積層シートを、凸曲面状に保持し前記シートと密着しながら吸引搬送する積層シートの搬送方法。