JP5880553B2 - 薄膜ガラスの搬送方法及び搬送装置 - Google Patents

薄膜ガラスの搬送方法及び搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は薄膜ガラスの搬送方法及び搬送装置に関する。
近年、薄型TV需要の高まりに伴い、液晶・プラズマ・有機エレクトロルミネッセンス・フィールドエミッション等、各種方式のディスプレイ技術が開発されている。これら表示方式の異なる何れのディスプレイにおいても、透明電極は必須の構成技術となっている。また、テレビ以外でも、タッチパネルや携帯電話、電子ペーパー、各種太陽電池、各種エレクトロルミネッセンス調光素子においても、透明電極は欠くことのできない技術要素となっている。
従来、透明電極としては、薄膜ガラス上にインジウム−スズの複合酸化物(ITO)膜を真空蒸着法やスパッタリング法で製膜したITO透明電極が主に使用されている。薄膜ガラスは薄型化を進めることで可撓性が高められている。可撓性があることでロールトゥロールでの搬送が可能となり、結果としてデバイスの連続生産が可能となっている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−13235号公報
ところで、搬送装置の小型化を図るために薄膜ガラスの搬送経路を蛇行させることが考えられる。こうした場合、どうしても薄膜ガラスを一時的にも曲げなければならず、その曲げた箇所で薄膜ガラスにクラックが発生するおそれがあった。これを防止すべく、例えば特許文献1では、薄膜ガラスに対して樹脂フィルムをラミレートして強度を高めた状態で搬送する技術が記載されている。しかしながら、ガラスのメリットでもある耐熱性が損なわれてしまうだけでなく、ガラスと樹脂とで線膨張係数の違いがあることから新たな応力発生に伴う破損が懸念される。
本発明の課題は、装置の小型化を図りつつも、薄膜ガラス単体をロールトゥロールで搬送する際に生じる破損を防止することである。
請求項1記載の発明は、
薄膜ガラスをロールトゥロールで搬送する薄膜ガラスの搬送方法において、
前記薄膜ガラスの搬送経路のうち、曲がった部分の環境を相対湿度10%RH以下とすることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
前記曲がった部分の環境を相対湿度1%RH以下とすることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
前記曲がった部分の環境での相対湿度調整は、当該環境に対してドライエアーを吹き付けることで行うことを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
前記曲がった部分を通過する前に前記薄膜ガラスを乾燥処理することを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
前記薄膜ガラスの乾燥処理は、前記薄膜ガラスにドライエアーを吹き付けることで行うことを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
前記薄膜ガラスの乾燥処理は、水分置換法によって行うことを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
前記薄膜ガラスの厚みは200μm以下であることを特徴としている。
請求項記載の発明は、
薄膜ガラスをロールトゥロールで搬送する薄膜ガラスの搬送装置において、
前記薄膜ガラスの搬送経路のうち、曲がった部分の環境を相対湿度10%RH以下とすることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
前記曲がった部分の環境を相対湿度1%RH以下とすることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9に記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
前記曲がった部分の環境での相対湿度調整は、当該環境に対してドライエアーを吹き付けることで行うことを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項10のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
前記曲がった部分を通過する前に前記薄膜ガラスを乾燥処理する乾燥処理手段を有することを特徴としている。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
前記乾燥処理手段は、前記薄膜ガラスにドライエアーを吹き付けることで前記薄膜ガラスに乾燥処理を施すことを特徴としている。
請求項13記載の発明は、請求項11記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
前記乾燥処理手段は、水分置換法によって前記薄膜ガラスに乾燥処理を施すことを特徴としている。
請求項14記載の発明は、請求項13のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
前記薄膜ガラスの厚みは200μm以下であることを特徴としている。
本発明によれば、装置の小型化を図りつつも、薄膜ガラス単体をロールトゥロールで搬送する際に生じる破損を防止することができる。
本実施形態に係る薄膜ガラスの搬送装置の概略構成を示す説明図である。 本実施形態に係る薄膜ガラスの搬送装置の変形例を示す説明図である。 実施例で用いたテスト用の搬送装置の概略構成を示す説明図である。 実施例で用いた他のテスト用の搬送装置の概略構成を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は本実施形態に係る薄膜ガラスの搬送装置の概略構成を示す正面図である。この図1に示すように、薄膜ガラスの搬送装置1は、ロール状に巻かれた厚さ200μm以下の薄膜ガラス2を回転自在に保持する引出部3と、薄膜ガラス2をロール状に巻き取る巻き取り部4とを備えており、これにより薄膜ガラス2をロールトゥロールで搬送できるようになっている。引出部3と、巻き取り部4との間には、薄膜ガラス2に対して種々の処理を行う各工程部5,6,7,8が設けられている。
搬送方向の最も上流に位置する第一工程部5では、薄膜ガラス2を洗浄する処理が実行される。第一工程部5の直下流に位置する第二工程部6では、HFEやIPA等の水分置換法によって薄膜ガラス2に乾燥処理を施す。そして、第二工程部6の直下流に位置する第三工程部7では、薄膜ガラス2に対してドライエアーを吹き付けることで乾燥処理を施す。ここで、各工程部5,6,7においては、薄膜ガラス2が外部に露出しないようにカバー9によって覆われている。また、第一工程部5〜第三工程部7までの間は、薄膜ガラス2が平坦性を維持したまま搬送されるようになっている。つまり、第二工程部6及び第三工程部7は、薄膜ガラス2の搬送経路のうち、曲がった部分を通過する前に薄膜ガラス2を乾燥処理する乾燥処理手段である。
第四工程部8は、第三工程部7の直下流に配置されている。この第四工程部8では、ラミレート工程や、印刷工程、成膜工程、切断工程などの少なくとも一つの処理が薄膜ガラス2に対して実行されるようになっている。第四工程部8には、薄膜ガラス2を蛇行させるための複数の蛇行用ローラ81が搬送方向に沿って千鳥状となるように配置されている。また、第四工程部8は薄膜ガラス2が露出しないようにカバー10によって覆われている。このカバー10には、上流側にドライエアーが供給される供給口11が設けられていて、下流側に排気口12が設けられている。供給口11には、ドライエアーを噴出する乾燥手段(図示省略)が接続されており、乾燥手段から噴出されたドライエアーは供給口11から第四工程部8のカバー10内部を通過して排気口12から排出される。これにより、第四工程部8の内部、つまり薄膜ガラス2の搬送経路のうち、曲がった部分の環境の相対湿度を調整することができる。
ここで、第四工程部8の内部は、大気圧であってもいいし、真空環境であってもよい。
また、ドライエアーは空気に限ったものではなく、例えばN等の不活性ガスであっても構わない。ドライエアーはULPAフィルター等のパーティクル除去エアーであることが好ましい。ドライエアーを供給する乾燥手段は、デシカントロータ式除湿装置であることが好ましい。
そして、第四工程部8の環境は相対湿度40%RH以下となるように、乾燥手段の出力値を設定している。本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、薄膜ガラス2のクラックの成長は、応力だけでなくその周囲の湿度に影響することを見出した。クラック内に水分が浸透した状態で薄膜ガラス2を曲げてしまうとクラックの成長が進行してしまう。しかしながら、上述したように相対湿度40%RH以下であれば、薄膜ガラス2を曲げて搬送したとしても、クラックの成長を十分に抑制することができる。
なお、第四工程部8の環境としてより好ましいのは相対湿度10%RH以下であり、さらに好ましいのは相対湿度1%RH以下である。
次に、本実施形態の搬送方法について説明する。
まず、引出部3から搬送された薄膜ガラス2は、第一工程部5を通過することで平坦性を維持したまま洗浄される。その後、薄膜ガラス2は第二工程部6を通過することで平坦性を維持したまま水分置換法が施される。そして、薄膜ガラス2は第三工程部7を通過することで平坦性を維持したまま乾燥される。
薄膜ガラス2は第四工程部8に進入すると、蛇行するように搬送されながら、所定の処理が施される。このとき、第四工程部8の内部環境は、相対湿度40%以下に設定されているので、薄膜ガラス2の搬送経路のうち、曲がった部分の環境が相対湿度40%RH以下となり、蛇行したとしても薄膜ガラス2にクラックが生じることが防止されている。そして、所定の処理が施された薄膜ガラス2は、巻き取り部4によってロール状に巻き取られる。
以上のように、本実施形態によれば、薄膜ガラス2の搬送経路のうち、曲がった部分の環境を相対湿度40%RH以下の低湿度環境として薄膜ガラス2にクラックが発生することを防止しているので、樹脂等を薄膜ガラスにコーティングしなくとも搬送経路を蛇行させることが可能となる。これにより、蛇行させる経路も含めることが可能となるので、全体を平坦なままで搬送する場合と比較しても、搬送装置1の全体を小型化することができる。したがって、装置の小型化を図りつつも、薄膜ガラス2単体をロールトゥロールで搬送する際に生じる破損を防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。なお、以下の説明において上記実施形態と同一部分においては同一符号を付してその説明を省略する。
例えば、上記実施形態では第四工程部8のみの相対湿度を調整可能としているが、引出部3や巻き取り部4をカバーで覆ってこれらの相対湿度も調整可能とすることも可能である。こうした場合、引出部3や巻き取り部4においても低湿度環境にすることが好ましい。
また、上記実施形態では、第四工程部8の全体を低湿度環境にした場合を例示して説明したが、薄膜ガラス2の搬送経路のうち曲がった部分のみを低湿度環境にすることも可能である。例えば、図2に示す搬送装置1Aのように、各蛇行用ローラ81の周囲をカバー13で囲み、それらカバー13内の環境をドライエアーの吹き付けを用いて湿度調整可能とすることで、曲がった部分のみを低湿度環境にすることが可能である。なお、カバー13で覆わなくとも、搬送経路が曲がった部分における薄膜ガラス2の縁にドライエアーを吹き付けて乾燥させる手法を用いてもよい。これはクラックが薄膜ガラス2の縁に最も発生しやすいためである。
[実施例]
以下、図3に示すテスト用の搬送装置100を用いて厚みの異なる薄膜ガラス2を一部曲げながら搬送した場合の実験結果を示す。
まず、テスト用の搬送装置100について説明する。この搬送装置100には、ロール状に巻かれた薄膜ガラス2を回転自在に保持する引出部103と、薄膜ガラス2をロール状に巻き取る巻き取り部104とを備えている。引出部103に巻かれた薄膜ガラス2は、幅300mm、長さ50mのシート状部材であり、全てが巻かれた状態であると外径が500mmとなっている。
引出部103と、巻き取り部104との間には、薄膜ガラス2を蛇行させる蛇行搬送部105が設けられている。蛇行搬送部105には、薄膜ガラス2を蛇行させるための複数の蛇行用ローラ106が搬送方向に沿って千鳥状となるように配置されている。複数の蛇行用ローラ106のうち、上流側から順に第一ローラ106a、第二ローラ106b、第三ローラ106c、第四ローラ106d、第五ローラ106eとすると、第一ローラ106aの直径は400mm、第二ローラ106bの直径は200mm、第三ローラ106cの直径は100mm、第四ローラ106dの直径は10mm、第五ローラ106eの直径は400mmである。各蛇行用ローラ106間のフリースパン長さは1200mmであり、中間の蛇行用ローラ106の抱角は180度である。また、各蛇行用ローラ106は、SUSから形成されていて、その表面粗さが0.8sとなるように表面にHCrメッキが施されている。また、搬送時における張力は50N/m幅であり、搬送速度は2m/minに設定されている。
そして、下方に配置された第一ローラ106a、第三ローラ106c及び第五ローラ106eはカバー107により囲まれている。同様に上方に配置された第二ローラ106b及び第四ローラ106dはカバー108により囲まれている。これらカバー107,108内の環境は、ドライエアーの吹き付け又は水分置換法を用いて湿度調整可能となっており、これにより曲がった部分のみを低湿度環境にすることが可能である。
薄膜ガラス2は無アルカリガラスであり、それぞれの厚みは、50μm、100μm、200μm、250μm、300μmである。
これら各厚みの薄膜ガラス2を引出部103から蛇行搬送部105を介して巻き取り部104まで搬送し、50m全て巻き取った際の破断発生の有無及び破断を発生させた蛇行用ローラ106の直径を確認した。
各条件及び実験結果を表1に示す。
Figure 0005880553
表1の結果欄において「×」は直径400mmの蛇行用ローラ106で薄膜ガラス2が破断した場合を示している。また、「△」は直径200mmの蛇行用ローラ106で薄膜ガラス2が破断した場合を示している。「○」は直径100mmの蛇行用ローラ106で薄膜ガラス2が破断した場合を示している。「○○」は直径10mmの蛇行用ローラ106で薄膜ガラス2が破断した場合を示している。「○○○」は破断なしを示している。
表1に示すように、相対湿度が40%RHよりも大きい場合はいずれの厚みも結果が「×」となっているが、40%RH以下の場合はいずれの厚みにおいても「×」という結果はでていない。また、相対湿度が低くなればなるほど評価が高まっているが、特にいずれの厚みの薄膜ガラス2においても10%RH、1%RHを境目に評価が高まっている。
また、厚みが250μmの薄膜ガラス2では相対湿度が10%RHであると「△」という結果が得られ、厚みが300μmの薄膜ガラス2では相対湿度が1%RHでも「△」という結果が得られている。一方、200μmの厚みの薄膜ガラス2では、相対湿度が10%RHならば「○○」という結果で、相対湿度が1%RHならば「○○○」という結果が得られている。薄膜ガラス2の厚みが薄くなるとより好結果が得られている。これらのことから、薄膜ガラス2の厚みは200μm以下であることが好ましいことが分かる。
次に、図4に示すテスト用の搬送装置200を用いて厚みが100μmの薄膜ガラス2を一部曲げながら搬送した場合の実験結果を示す。
まず、テスト用の搬送装置200について説明する。この搬送装置200は、搬送装置100の引出部103と、蛇行搬送部105との間に、薄膜ガラス2を洗浄する洗浄部109と、洗浄部109により洗浄された薄膜ガラス2に乾燥処理を施す乾燥処理部110とが設けられたものである。搬送装置100と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
そして、カバー107,108内の環境を相対湿度10%RHに設定し、乾燥処理部110での乾燥方法を、「実施せず」、「ドライエアー吹き付け」、「IPAによる水分置換」、「HFEによる水分置換」の4条件のそれぞれで、薄膜ガラス2を引出部103から蛇行搬送部105を介して巻き取り部104まで搬送し、50m全て巻き取った際の破断発生の有無及び破断を発生させた蛇行用ローラ106の直径を確認した。
各条件及び実験結果を表2に示す。なお、実験結果の評価については表1の場合と同じである。
Figure 0005880553
表2に示すように、「実施せず」では結果が「△」となっているが、乾燥を施すことで高評価になっていることが分かる。特に、「ドライエアー吹き付け」よりも、いずれの水分置換法の方が高評価になっていることが分かる。
本発明に係るシート部材の搬送方法及び搬送装置は、薄膜ガラス等のシート部材を搬送する搬送分野において利用可能性がある。
1 搬送装置(薄膜ガラスの搬送装置)
2 薄膜ガラス
3 引出部
4 巻き取り部
5 第一工程部
6 第二工程部(乾燥処理手段)
7 第三工程部(乾燥処理手段)
8 第四工程部
9 カバー
10 カバー
11 供給口
12 排気口
81 蛇行用ローラ

Claims (14)

  1. 薄膜ガラスをロールトゥロールで搬送する薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記薄膜ガラスの搬送経路のうち、曲がった部分の環境を相対湿度10%RH以下とすることを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  2. 請求項記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記曲がった部分の環境を相対湿度1%RH以下とすることを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  3. 請求項1又は2に記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記曲がった部分の環境での相対湿度調整は、当該環境に対してドライエアーを吹き付けることで行うことを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記曲がった部分を通過する前に前記薄膜ガラスを乾燥処理することを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  5. 請求項記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記薄膜ガラスの乾燥処理は、前記薄膜ガラスにドライエアーを吹き付けることで行うことを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  6. 請求項記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記薄膜ガラスの乾燥処理は、水分置換法によって行うことを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送方法において、
    前記薄膜ガラスの厚みは200μm以下であることを特徴とする薄膜ガラスの搬送方法。
  8. 薄膜ガラスをロールトゥロールで搬送する薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記薄膜ガラスの搬送経路のうち、曲がった部分の環境を相対湿度10%RH以下とすることを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
  9. 請求項記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記曲がった部分の環境を相対湿度1%RH以下とすることを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
  10. 請求項8又は9のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記曲がった部分の環境での相対湿度調整は、当該環境に対してドライエアーを吹き付けることで行うことを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
  11. 請求項10のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記曲がった部分を通過する前に前記薄膜ガラスを乾燥処理する乾燥処理手段を有することを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
  12. 請求項11記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記乾燥処理手段は、前記薄膜ガラスにドライエアーを吹き付けることで前記薄膜ガラスに乾燥処理を施すことを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
  13. 請求項11記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記乾燥処理手段は、水分置換法によって前記薄膜ガラスに乾燥処理を施すことを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
  14. 請求項13のいずれか一項に記載の薄膜ガラスの搬送装置において、
    前記薄膜ガラスの厚みは200μm以下であることを特徴とする薄膜ガラスの搬送装置。
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