JPH04260553A - 枚葉紙移動装置及び枚葉紙の案内方法 - Google Patents

枚葉紙移動装置及び枚葉紙の案内方法

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JPH04260553A
JPH04260553A JP3230284A JP23028491A JPH04260553A JP H04260553 A JPH04260553 A JP H04260553A JP 3230284 A JP3230284 A JP 3230284A JP 23028491 A JP23028491 A JP 23028491A JP H04260553 A JPH04260553 A JP H04260553A
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vacuum chamber
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    • B65H2406/3122Rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/03Image reproduction devices
    • B65H2801/21Industrial-size printers, e.g. rotary printing press

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転式枚葉紙オフセッ
ト印刷機に関するもので、より詳しくは、印刷されたば
かりの枚葉紙が印刷工程内で移動されるときに上記枚葉
紙を支持するもので、新規で改良された非マーキング式
の真空式移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転式枚葉紙オフセット印刷機において
、印刷された枚葉紙を移動させる間はずっと、上記枚葉
紙が各工程のステーション(場所)間を移動する時に該
枚葉紙の潤れているインキ面を係止して支持する移動シ
ステム又は排紙システムが従来から採用されている。 典型的には、“移動(transfer)”システムと
は、印刷におけるいくつかの印刷ステーション間に配設
された装置を意味しており、この装置は、1つの圧胴か
ら新たに印刷された枚葉紙を受け取って別の圧胴で追加
印刷を行なう次の印刷ステーションに上記枚葉紙を送る
役割を果たすものである。“排紙(delivery)
”システムとは、典型的には、印刷機の最後の圧胴から
新たに印刷された枚葉紙を受取ってこの枚葉紙を印刷排
紙ステーション(典型的には枚葉紙スタッカー)に運搬
するものである。以下に使用されているように、“移動
(transfer)”という文言は、印刷機の複数の
印刷ステーション間で枚葉紙を移動させるのに使用され
る装置と、印刷機の排紙スタッカーステーションに枚葉
紙を運搬するのに使用される装置との両方を含むことを
意味する。
【0003】枚葉紙の印刷済面を係止して支持する全て
の移動システムがもっている固有の1つの課題は、新た
に塗られたばかりのインキが上記印刷済面にマークを付
けて塗り付けられてしまうということである。過去にお
いて、枚葉紙へのマーキングや損傷を減らすためになさ
れた努力には次のような装置を利用することも含まれて
いる。即ち、この装置は、骨組み車輪(skeleto
n wheel)と胴のような市販されているものに着
目して、枚葉紙を支持している間は、枚葉紙の係止表面
はこの枚葉紙の接触面積が最小になるように意図された
ものである。 このような従来技術の代表的な装置としては、米国特許
第3791644号(特許日が1974年2月12日の
「枚葉紙取扱い装置」と表題を付けられている How
ard W.DeMooreのもの)の「発明の背景」
の欄で述べられている。
【0004】他のアプローチとしては、ネット(net
)と取引で呼ばれている織物に覆われた支持表面を縮小
させて特別に用意された摩擦力を有する胴を備えた移動
システムを使用したものがある。そしてこのシステムは
、米国特許第4402267号にさらに詳細に記述され
ており、この米国特許は「印刷された紙部材を取扱う方
法及び装置」の表題で、Howard W.DeMoo
reの発明による1983年9月6日に発行されたもの
である。この移動システムは、認可を受けて、「スーパ
ーブルー」(SUPER BLUE)という登録商標と
してテキサス州ダラスの「Printing Rese
archInc.」社によって市販されており、実際に
は、枚葉紙の潤れたインキ印刷面と渡し胴のネットカバ
ー表面との間の接触面積を最小にしている。
【0005】上記「スーパーブルー」システムは工業の
分野で広く受け入れられて普及し実質的に商業的成功を
おさめてきたが、長時間の使用後には、ネット表面上に
インキが蓄積したりネットが極端にすり切れたり破れた
りするため、上記織物のネットを交換することが度々必
要である。上記「スーパーブルー」システムは、織物の
ネットを比較的急いで交換することを必要とするので、
ネットの交換には、圧力を低下させることが必要とされ
、これにより、定期的な圧力低下時間が生じてしまう。
【0006】多くの印刷の出願においては、印刷機の各
工程を枚葉紙が通過する間に、枚葉紙の一方の面のみが
、ゴム胴からインキを受け入れるようになっている。 枚葉紙の一方の面のみに印刷がなされるこのような状態
においては、枚葉紙の印刷面を係止して支持する移動シ
ステムを使用するのは本質的でないかもしれず、また、
移動システムは枚葉紙の非印刷面を係止支持するのに使
用されることができると、本出願人達は気付いている。 例えば、非両面タイプの印刷機では、枚葉紙の一方の面
のみが、印刷機の各工程を通過する間に印刷される。こ
のような印刷機では、枚葉紙の印刷面を支持係止する従
来の移動システムは排除され、枚葉紙の非印刷面のみを
係止支持する移動システムが使用されている。
【0007】「枚葉紙移動機構」という表題の、Cla
yborn等の発明による1960年4月19日発行の
米国特許第2933039号には、枚葉紙へのマーキン
グの発生を防止する移動システムが開示されており、こ
のシステムは、枚葉紙の印刷面を係止して支持する従来
の移動装置の代用品として意図されたものである。該発
明は、枚葉紙移動グリッパの通過経路の近傍に設置され
た固定表面を有する定置曲面枚葉紙ガイドを開示してお
り、このガイドは、印刷されたばかりの枚葉紙が圧胴か
らグリッパにより引っ張られるとき該枚葉紙の非印刷面
を支持している。該発明の中で述べられているように、
枚葉紙と、枚葉紙ガイドの固定表面との間に負圧を形成
するように作られた設備であり、これにより、枚葉紙が
圧胴からグリッパにより引っ張られるときに枚葉紙が枚
葉紙ガイドに係合して引っ張られることになる。枚葉紙
の非印刷面のみが、枚葉紙ガイドにより係止されて支持
されるので、印刷されたばかりの枚葉紙表面へのマーキ
ングや汚れが発生することはない。
【0008】「片面又は両面に印刷された枚葉紙をガイ
ドする装置」という表題の、Cappel等の発明によ
る1986年2月25日発行の米国特許第457207
1号には、前述のClayborn等の発明を改良した
装置が開示されている。そして、この装置は負圧を生成
して枚葉紙を引き寄せることができる空気を通過させる
孔が形成された固体の支持表面を有する定置曲面枚葉紙
ガイドを使用することが示唆されており、上記負圧によ
り枚葉紙の非印刷面を枚葉紙ガイドに向けて引き寄せる
ことになる。この点で、枚葉紙ガイドが、複数のファン
に連結された密閉高圧空間の室の表面として形成されて
おり、上記ファンは、密閉高圧空間の室に負圧又は正圧
のいずれかを選択的に供給するように操作可能になって
いることが上記発明に示されている。これにより、枚葉
紙は、片面印刷の場合には枚葉紙ガイドの表面に対して
引っ張られ、又は、両面印刷の場合には枚葉紙は枚葉紙
ガイドの表面上に浮き上がることのいずれかが選択的に
可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、以下の課
題に気が付いていた。即ち、Clayborn等やCa
ppel等の発明に開示された固定枚葉紙ガイド装置の
タイプのものにおいては、枚葉紙は吸引されて枚葉紙ガ
イドの実質的に固形の支持表面方向に引っ張られるので
、枚葉紙の非印刷面が固形支持表面上をスライドすると
きに枚葉紙表面が引っ掻かれて傷つけられる傾向がある
。さらに、Clayborn等やCappel等の発明
に示されたタイプの固定式枚葉紙ガイド装置を使用する
場合には、枚葉紙と枚葉紙ガイドの支持表面との間で発
生する強い摩擦力のせいで、枚葉紙が移動グリッパから
部分的にあるいは全体的に引っ張られることとなり、こ
れにより、枚葉紙の整列が乱れたり、次の印刷ユニット
によって続いて印刷されるための印刷内容が壊されてし
まうという課題がある。
【0010】以下の記載により、さらに明白になるので
あろうが、本発明は、枚葉紙の非印刷面を支持するため
の新しくて改良された移動装置を提供しており、この装
置は上述の課題を新規で非自明な手段により解決してい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は新規で改良され
た真空式移動装置を提供しており、この装置は、印刷機
の複数のプロセスステーション間で印刷されたばかりの
枚葉紙を搬送するもので、枚葉紙が引っ掻かれたり傷つ
けられたりすることがなく、また正確な枚葉紙記録が維
持されることを保証するような手段により、枚葉紙の非
印刷面を支持している。本発明に係る装置は製造するの
に比較的安価で、また使用するのに高い信頼性がある。 また本装置は、従来の移動装置を取り替えたり、又は片
面印刷のみがなされる印刷機の場合には移動装置を二者
択一的に使用可能にする際に、既設の印刷機に直ちに据
え付けることができるようになっている。
【0012】
【作用】本発明によれば、真空式移動装置は、新たに印
刷されたばかりの枚葉紙が圧胴から移動経路に沿って運
ばれてくる場合に、上記枚葉紙の非印刷面に係合して支
持するのに適当なように弧状に配列された支持ローラを
含んでいる。この支持ローラは、互いに間隔を有して並
んだ状態で回転するようにフレームに取付けられており
、また上記移動経路を横切って横方向に延びて配列され
ている。上記支持ローラを支持するフレームは、実質的
に閉じられた面を有しており、また上記移動経路の近傍
にある真空チャンバの面を規定するローラとともに該真
空チャンバを構成している。
【0013】フレームと支持ローラとにより形成された
真空チャンバは、ファン又はポンプのような真空生成源
に連結されている。このファン又はポンプは、真空チャ
ンバ内に負圧を形成して、間隔がおかれた各ローラ間を
介して真空チャンバ内のエアを吸引するものである。真
空チャンバ内に各ローラ間の間隙を介してエアが吸引さ
れると、印刷されたばかりの枚葉紙の非印刷面が支持ロ
ーラに係合して吸引され、この支持ローラは、枚葉紙と
ともに回転して移動経路に沿って枚葉紙を支持するとと
もに搬送する。このようにして、枚葉紙と支持ローラと
が擦れることを実質的に防止しており、これにより、枚
葉紙の非印刷面を引っ掻いたり傷つけることの可能性を
予防するとともに、枚葉紙が移動グリッパから引っ張ら
れて枚葉紙の記録内容が破壊されることがないように保
証している。
【0014】これに加えて、支持ローラの配列は,移動
装置の前部端(leading edge)の近傍に大
量の空気流量を供給するように設計されて寸法が決めら
れており、これにより、最初の枚葉紙の向け直し、又は
圧胴から枚葉紙が離れる時の“シートブレーク(she
et break)”を容易にしている。また、真空式
移動装置の先端部の近傍にある個々のローラは、各ロー
ラ配列が移動経路にできるだけ近づけて配設され得るよ
うに輪郭をなしており、これにより、枚葉紙へのマーキ
ングや損傷の可能性を最小限にし、またシステムの真空
用の必要部材を小さくしている。一つの実施例として、
各ローラは真空チャンバのフレームに取付けられて縦軸
まわりに回転可能になっている。また他の実施例として
、各ローラは移動経路に沿って枚葉紙が移動する速度と
同じ速度で回転するように軸まわりに確実に駆動されて
もよい。どちらのケースにおいても、各ローラは、枚葉
紙とローラの支持表面との間の相対的動きが最小になる
ように枚葉紙を支持して、枚葉紙の非印刷面を引っ掻い
たり傷つけたりすることを防止するとともに、枚葉紙が
グリッパの外方に引っ張られることを防止している。
【0015】既設の印刷機に据付けるときは、本発明に
係る真空式移動装置を既設の移動システムに追加するか
、又は既設の移動システムを本発明の移動装置に取り替
えて使用することができる。既設の移動システムに追加
して使用する場合、例えば両面印刷機の据付ける場合に
は、本発明の装置は、印刷機を1回通過させて片面のみ
が印刷された新鮮な印刷済枚葉紙を移動させることに使
用できるが、また両面印刷運転の場合には動作しないよ
うにもでき、このように選択的な使用が可能である。
【0016】
【実施例】本発明の種々の特徴や効果は、以下に述べる
詳細な説明と、本発明の本質を具体例として図示する添
付図面を参照することとにより、さらに明確になるであ
ろう。
【0017】代表的な図面に示すように、本発明は、新
規で改良された非マーキング式の真空式移動装置10に
例示されている。この装置10は、従来からの設計に係
るオフセット輪転式印刷機の枚葉紙供給に主として使用
されることを意図しており、また印刷されたばかりの枚
葉紙12が印刷機の圧胴から該印刷機内の他のプロセス
ステーションに移動するときに、上記枚葉紙12の非印
刷面を係止して支持するのに用いられている。この実施
例において、印刷される枚葉紙は、圧胴14とゴム胴1
8との間では用紙グリッパ16によって引っ張られ、こ
のグリッパ16は、ニッパーを介して圧胴14に取付け
られている。インキは、上記ゴム胴18から枚葉紙12
の片面に供給される。インキが枚葉紙12の印刷面に供
給された後で、移動コンベア20が、圧胴14において
枚葉紙の先端をつかみ、そして圧胴14から枚葉紙を移
動装置10に沿って引っ張り、そして次に、本印刷機の
次のプロセスステーション、典型的には、さらに次の印
刷を行なう他の圧胴に又は印刷排紙スタッカー(図示せ
ず)に引っ張っていく。
【0018】これに鑑みて、伝統的に設計された移動コ
ンベア20は、一対のエンドレスチェーン22(図面で
は片方のチェーンのみを示している)を備えている。こ
のエンドレスチェーン22は、印刷機の両側に横に向け
てそれぞれ配設され且つ1本の駆動シャフト26により
同心状に支持されたスプロケット車24に掛け渡されて
つながっている。エンドレスチェーン22間に横方向に
延び且つ間隔を置いて取付けられているのは枚葉紙グリ
ッパアセンブリ28であり、このグリッパアセンブリ2
8は通常の枚葉紙グリッパ30を有している。この枚葉
紙グリッパ30は、圧胴14における枚葉紙12の先端
を把持するように動作するとともに、チェーンコンベア
の移動する経路により輪郭が定められた移動経路に沿っ
て枚葉紙を移動させており、上記移動経路は図中矢印P
(図1)によって概略的に示されている。既設の印刷機
において、各スプロケット車24を支持する上記駆動シ
ャフト26は、スケルトン車や渡し胴等のような既設の
移動システムの多くの部品を支持するようにも通常は作
用しているということに注目すべきである。以下の説明
でさらに明らかになるように、本発明に係る真空式移動
装置10は、既設の移動装置とともに又はこの既設装置
を取り除いて印刷機内に設置することにより、この印刷
機内部に配設することが可能である。
【0019】本発明によれば、真空式移動装置10は移
動経路Pに沿って配設された支持ローラ32のアーチ形
配列部を含んでいる。この支持ローラ32は新鮮に印刷
されたばかりの枚葉紙12の非印刷面を係止して支持し
て、枚葉紙の非印刷面を引っ掻いたり傷つけたりするこ
とが生じないように、また枚葉紙に印刷された記録内容
がそのまま残るように保証するような手段を採っている
。本発明に係る真空式移動装置10は、比較的に製作が
安価で使用に際して高い信頼性があり、既設の移動シス
テムの改造を必要とせずにほとんどの既設の印刷機に直
ちに据付けることができる。
【0020】上記端部に向けて、支持ローラ32は一般
的に符号34で示されているフレームに取付けられて回
転するようになっている。また支持ローラ32は、移動
経路Pの実質的な全幅を横切って横方向に向き互いに平
行な関係を有して間隔をもって隣接されて配列されてい
る。本実施例においては、フレーム34は内部が真空の
チャンバ44を構成するように形成されている。このチ
ャンバ44は、それぞれ上方端壁36と、下方端壁38
と、横方向に間隔をおいて設けられた一対の側壁40と
、後部壁42とによりその範囲が画定されている。各側
壁40は、移動経路Pの弧状の曲率に対応する弓形の形
状を有している。また、支持ローラ32は、後部壁42
の反対側に位置して側壁に取付けられているので、各支
持ローラ32は、真空チャンバ44の上を覆って、弓形
状の移動経路に対応する弓形状の経路を形成している。
【0021】真空チャンバ44と相互に連通状態に連結
されているのは、適当なエアーダクト48によって真空
発生源50に連結されている多岐管(マニホルド)であ
り、この真空発生源50の中には、誘導式モータ54に
より駆動されるリスかご形の吸引ファン52が備えられ
ている。図2に示すように、吸引エアが充満した空間5
6は、ファン52と複数のエアーダクト48との間に配
設されているので、ファン52が運転されているときに
は空気はファン52によって空間56から引っ張られ、
これにより、真空チャンバ44からエアーダクト48を
通って空気を吸引するための空間56の内部に負圧を形
成している。
【0022】真空チャンバ44内に負圧又は真空圧を形
成した結果として、空気は支持ローラ32間の間隙(ス
ペース)を通ってチャンバ44内に引っ張られる。この
空気の流れは、移動経路Pに沿う吸引力を形成しており
、この吸引力は、圧胴14から移動コンベア20により
引っ張られてきた枚葉紙12を、支持ローラ12の支持
表面に係合させるように吸引せしめている。好ましいこ
とに、支持ローラ32は側壁40に取付けられているの
で、各ローラ32の支持表面は移動経路Pに沿って位置
し又はそこから外方に放射状に(即ち、真空式移動装置
10の方向に向けて)非常に見ばえのするように間隔を
もって配設されているので、枚葉紙12はローラ32に
沿って支持されながら移動する。グリッパ30はローラ
32上を通過することができる。また、枚葉紙は、既設
の従来の移動システムの構成部分等、印刷機の他の装置
とは全く無関係となるであろう。こうして、枚葉紙12
の印刷面は他の装置と接触しないように維持され、また
移動中に、マーキングされたり汚されたりさもなければ
傷つけられたりすることの可能性をなくすることができ
る。
【0023】印刷機に上記真空式移動装置10を取付け
る場合には、フレーム34の上端部を圧胴14に近づけ
て配置するように試みることが大切である。これにより
、圧胴14から支持ローラ32への枚葉紙12のスムー
ズな移動を保証することが実際的に可能になる。印刷機
が異なるタイプであるために据付け状態も異なるタイプ
が要求される場合、これを考慮した典型的な実施例に係
る真空式移動装置10を、「ハイデルベルク(Heid
elberg) 102スピードマスター(Speed
 master)」印刷機に取付けた状態が図示されて
いる。図示するように、フレーム34は、印刷機フレー
ムに連結された一対の取付ブラケット58によって、上
端部近傍が印刷機に取付けられており、またその下端部
は、印刷機が設けられている床に支持されるとともに横
方向に間隔をおいて立設された一対の支柱に60により
支持されている。本実施例では、図示された特別な印刷
機は、印刷機を横切って横方向に延びる回転軸62を有
している。この回転軸62は、圧胴14と平行になって
おり、また印刷機内で真空式移動装置10の位置を限定
している。この装置内の各支柱60は、基礎ブロック6
4を備えており、このブロック64は、フレーム34の
底壁42に固定された支持ブロック68にボルトで取付
けられた縦脚66によりフレーム34に連結されている
【0024】本発明の重要な解釈としては、各支持ロー
ラ32は、フレーム34にそれぞれ取付けられて回転す
るようになっており、これにより、ローラ34の支持表
面上を枚葉紙12がスライドしたり横すべりしたりして
、その結果、枚葉紙12の非印刷面を引っ掻いたり傷つ
けたりするという傾向を最少限にしている。この効果を
達成するために、現在における一つの好ましい実施例と
して、ローラ32を回転自在に取付けている(図2,図
3参照)。また、他の実施例としては、各ローラを回転
軸まわりに積極的に駆動している(図8,図9参照)。 運転中の印刷機まわりに紙ダストや裏移り防止パウダー
やその他の有害な物質のような微粒子物質の存在する量
が増えるような場合があり、このような点では、ローラ
32の不調が発生した場合にこのローラ32を容易に交
換できるようにしておくことが望ましい。
【0025】上記効果達成のために、現在における好ま
しい実施例として図3に最もよく示すように、各ローラ
32はそれぞれ管状の又は中身のつまったアルミニウム
原料により形成されている。また、各ローラ32はフレ
ーム34の側壁40にスタブアクスル(短い車軸)70
によって回転自在に取付けられており、上記スタブアク
スル70はセットねじ72により側壁40に取外し可能
に取付けられている。各スタブアクスル70は、フレー
ム34の側壁40に形成された孔74内を通って突出す
る外方端部を有しており、また、セットねじ72が突出
して係合するための環状凹部76を備えている。ねじが
刻設された孔78は、上記孔74を遮断するように側壁
に形成されている。スタブアクスル70の内方端部は、
シールドベアリング84の内方レース82を貫通して形
成された中央開口80内にまで延びて嵌合している。ベ
アリング84の外方レース86は、ローラ32の端部内
に形成された軸孔88内に圧入されており、ドーナツ形
のワッシャ90をベアリング84と側壁40との間に介
装させることにより取付けは完了する。このような構造
を採ったので、ローラ32は、スタブアクスル70まわ
りをベアリング84により自在に回転し、またセットね
じ72を取外してスタブアクスル70を孔74を通過さ
せてベアリング84から引き抜くことにより、上記ロー
ラ32を迅速かつ簡単に解放してフレーム34から簡単
に取外すことができる。
【0026】より好ましい実施例として、図8,図9に
最もよく示すように、ローラ32は、枚葉紙12が移動
経路Pに沿って移動する速度と同じ表面速度で積極的に
回転駆動されるようにフレーム34に取付けられていて
もよい。これにより、枚葉紙12とローラ32の支持表
面との間の相対的動作が発生することがなくなる。例え
ば、ローラ32は、フレーム34の側壁40に取付けら
れたアイドラギア73と互いに噛合して駆動されるピニ
オンギア71を有している。初めの(イニシャル)ピニ
オンギア71は、印刷機に連結された適当な駆動ギア7
5によって駆動されるが、例えば駆動ギア75は、圧胴
14の駆動軸に連結されている。印刷機からの適当な駆
動源が使用される場合の重要なこととしては、駆動ギア
75とアイドラギア73とピニオンギア71とのギア比
を適当に選ぶことである。これにより、移動経路Pに沿
う枚葉紙の移動速度と同じ速度で、支持ローラ32を回
転させることを保証することができる。
【0027】駆動されるローラ32をフレーム34に取
外し可能に取付けるために、ここでは、各ローラ32は
、ローラの端部に固定された軸77を有している。この
軸77は、シールドベアリング81の内側レース79を
貫通して延びている。シールドベアリング81は、側壁
40に形成された孔83内に取外し可能に保持されてお
り、また緩めることができるセットねじ85により孔8
3内に保持されるようになっている。各ピニオンギア7
1は、キー87により軸77の端部に保持されており、
キー87は軸77とピニオンギア71にそれぞれ形成さ
れたキー溝89,91に係合する。また、C形状のリテ
ーナ93が、軸77の端部近傍に形成された環状溝95
内に係脱可能に取付けられている。ローラ配列の一端部
のみがピニオンギア71を有していることが好ましい。 これは、ローラ32の駆動側端部とは反対側の各端部が
、同様にして側壁40に取付けられているがピニオンギ
アを含んでいないことからも理解される。
【0028】圧胴14から真空式移動装置10への枚葉
紙12の移動がスムーズに行なわれることを保証し、枚
葉紙が印刷機の他の部品と接触してしまう可能性を排除
するための方法として大切なことがある。即ち、枚葉紙
が、圧胴から移動グリッパ30により最初に引っ張られ
るときに、枚葉紙が支持ローラ32と素早くかつスムー
ズに接触しながら持ち運びされることが重要である。こ
れを達成するために、真空式移動装置10は、各枚葉紙
12が圧胴14の表面を離れるときに枚葉紙12の移動
方向を素早く変化させなければならない。さらに、シー
トブレーク(sheet break)といわれている
方向転換はスムーズかつ規則的に行なわれなければなら
ず、これにより、枚葉紙が移動コンベアのグリッパの外
方に全体的に又は部分的に引っ張られたりしないように
保証している。これは、グリッパ内での枚葉紙の上記移
動が、枚葉紙に誤印刷を引き起こすこととなるからであ
る。
【0029】これを達成するために、本発明に係る真空
式移動装置10は、より大量の空気流を供給するような
手段を有しており、これにより、移動経路に沿い、圧胴
14に近い移動装置の部分での吸引力の方が、移動経路
Pの下流側での移動装置の部分での吸引力よりも大きく
なっている。圧胴14に近い真空式移動装置10の部分
で真空チャンバ44内により大きい空気流を形成するこ
とにより、移送されてきた枚葉紙12の先端部は支持ロ
ーラ32側に素早く引っ張られることとなり、これによ
り迅速なシートブレークを達成することができる。枚葉
紙12が移動経路Pに沿ってさらに前進するに従って、
支持ローラ32に枚葉紙12を係止させて支持するため
に必要な空気流は次第に少なくなっている。そして枚葉
紙12はローラ32への係合状態を維持するが、経験上
真空式移動装置10により発揮される吸引力がより低い
値であれば紙への抵抗もより低くなり紙の移動が促進さ
れる。
【0030】必要な上記空気流の差異を生成するために
、本発明の好ましい実施例としては、真空チャンバ44
内に仕切りを形成することと、圧胴14近傍に配設され
ているいくつかの支持ローラ32間の有効面積を大きく
することとにより達成される組合せ効果を採用している
。図4に最もよく示されているように、仕切壁96が、
裏壁42に、真空チャンバ44の内側を横切って横方向
に延びて固定されている。そしてこの仕切壁96は、チ
ャンバ44を上部44Aと下部44Bとに仕切っている
。図示するように、上部44Aは真空チャンバの全体の
面積のほぼ3分の1を占めており、一方、下部44Bは
残存部即ち全体のほぼ3分の2を占めている。この中の
マニホルド46は、真空チャンバ44内に3つの空気開
口部を設けて形成されている。この空気開口部のうち2
つは符号92A,92Bとして示されており、チャンバ
の上部44Aと連結されている。また符号94で示され
る3番目の空気開口部はチャンバの下部44Bに連結さ
れている。このような構成であるので、真空チャンバの
上部44Aを通過するの空気流は、チャンバの下部44
Bを通過する空気流より実質的に多くなるようにするこ
とができる。これにより、枚葉紙12が真空式移動装置
10上に最初に引っ張られてきたときに、紙12上に及
ぼされる真空引き力を実質的に増加させている。
【0031】圧胴14近傍にあるイニシャル支持ローラ
32間における移動経路Pに沿う空気流の面積をもっと
大きくするためには、フレーム34の側壁40に沿って
、各支持ローラを互いにもっと離した状態で設けるだけ
でよい。しかしながら、さらにすぐれた効果を達成する
ためには、真空チャンバの上部44Aを覆うイニシャル
支持ローラ32の有効直径を残りの支持ローラの直径よ
りも大きくし、またイニシャル支持ローラの表面を、起
伏をなすような形状に形成しており、この形状によりロ
ーラ間の間隙の面積を増大させている。かかる方法でイ
ニシャル支持ローラ32を構成することにより、移送さ
れてくる紙12が適切に支持され、ローラ間の間隙に引
っ張り込まれたり歪んだりしないように保証している。 またイニシャルローラを、他の方法で行なう場合よりも
もっと移動経路Pに近づけることができるようにしてい
る。これにより、圧胴14から真空式移動装置10への
枚葉紙のスムーズ且つ規則的な移動が行なえるようにな
る。
【0032】主として図5,図6に示すように、図にお
ける支持ローラ32の配列は、符号32Aで示す3本の
イニシャルローラと、符号32Bで示す8本のローラと
を含んでいる。上記イニシャルローラ32Aは、真空チ
ャンバの上部44Aを覆って配設されて比較的大きな直
径を有している。上記ローラ32Bは、真空チャンバ4
4の残存部を覆って配設されて比較的小さな直径を有し
ている。模範的な実施例としては、ローラ32の長さを
40インチとし、各支持ローラ32間の間隙を1/16
インチとし、大径のローラ32Aの最大直径を1インチ
とし、小径のローラ32Bの直径を3/4インチとする
ことにより申し分のない結果を達成することができる。 好ましくは、フレーム34の上壁38と底壁36とが、
近接するローラ32との間に1/16インチの間隙を有
するように構成すれば、移動経路Pに沿って決定される
真空式移動装置10の全体の面積としては、ほぼ幅が4
1インチで長さが9.75インチであるので全体でほぼ
399.75平方インチとなる。真空チャンバの上部4
4Aは、移動経路Pに沿う真空チャンバ44の全面積の
ほぼ1/3となっているので、上部44Aの面積はほぼ
133.25平方インチとなり、真空チャンバの下部4
4Bの面積はほぼ266.5平方インチとなる。大径の
ローラ32A間で大量の空気流となるような面積を形成
するために、符号98(図6)で示す紙支持表面が、ロ
ーラの長手方向に沿ってやや小さい直径の部分が形成さ
れた輪郭をなしている。好ましくは、紙支持表面98の
大径部間に間隔をおいて凹部100が形成されることが
よい。この例では、複数の凹部100が各大径ローラ3
2Aに形成されており、したがって、ローラ直径は凹部
100では3/4インチとなっている。これにより、1
/4インチだけ凹部100より大径のローラにおいて互
いに対向する凹部間で、有効空気流が増加することとな
る。
【0033】凹部100を設けたことにより、大径ロー
ラ32Aを移動経路Pにさらに近づけて配置することも
可能になる。これは、この凹部があるので、移動コンベ
ア20のグリッパ30が、ローラの支持表面98より内
側を通過することが可能となるからである。典型的には
、移動コンベア20のグリッパ30は、グリッパチェー
ン22より、スプロケット輪24の駆動シャフト26の
軸心に対して半径方向外方にほぼ1/8インチ突出して
いる。グリッパ30の通過位置に、大径ローラ32Aの
凹部100が一致するように配置すれば、グリッパ30
は凹部100を自由に通過することができる。従って、
大径ローラ32Aの支持表面部98を、事実上の移動経
路Pにほぼ接触するくらいに配置することが可能となり
、これにより、枚葉紙12が真空式移動装置10に最初
に係合するときに、枚葉紙12がさらにスムーズ且つ規
則的に移動することとなる。
【0034】模範的な実施例では、各凹部100は約1
.56インチの幅(軸方向)寸法であり、大径ローラ3
2Aに沿って不規則に間隔を置いて配置されている。 凹部100の位置は、「ハイデルベルグ102スピード
マスター印刷機」の移動コンベア20に示されるグリッ
パ30の位置に一致するように選ぶのが好ましい。この
ような特殊な形式の印刷機においては、グリッパ30は
、グリッパバー28に沿って互いにもっと近い間隔を置
いて位置しており、また、チェーン22の中心部から外
方端部方向に、横向き且つ外部方向に位置している。 したがって、凹部100は、グリッパ30が大径ローラ
32Aを通り過ぎることができるように、上記グリッパ
30と同様な間隔を置いて配置されなければならない。 凹部100が図6に示すような寸法及び配置であるので
、真空チャンバの上部44Aを覆う大径ローラ32Aで
画定されるとともに移動経路Pに沿う全体的な有効空気
流入面積は、ほぼ27.8平方インチとなっている。 また真空チャンバの下部44Bを覆う小径ローラ32B
により画定される全体的な有効空気流入面積はほぼ20
.5平方インチとなっている。こうして、真空チャンバ
の上部44Aが真空チャンバ44の全体面積の1/3で
あることを考慮すれば、真空チャンバの上部内に入る空
気の単位面積当りの流量は、真空チャンバの下部44B
内に入る空気の単位面積当りの流量のほぼ2倍になって
いることが分かる。この関係があるので、枚葉紙12は
真空式移動装置10内に高速でスムーズ且つ規則的に移
動するとともに、枚葉紙の印刷記録部が破壊するほどグ
リッパで引っ張られることもないということが分かる。
【0035】上述の特有の寸法が、模範的な実施例とし
て図面中に記載されているので、他の形式の印刷機にお
いては、この特有の印刷機に適合するように凹部100
の間隔と幅を変更することが必要であるということを認
識すべきであろう。注意すべき重要なこととしては、凹
部100の間隔と幅を選定する場合に、真空チャンバの
上部44Aでの有効空気流入面積が、真空チャンバの下
部44Bでの有効空気流入面積とほぼ同一か又はより大
きくなるように形成することである。このようにすれば
、上部44Aを通過する単位面積当りの空気流量が、下
部44Bを通過する単位面積当りの空気流量のほぼ2倍
となる。これにより、枚葉紙12が圧胴14から真空式
移動装置10に最初に引っ張られる時に、枚葉紙12が
上記装置10上にスムーズに規則的に且つ迅速に吸引さ
れることとなり、枚葉紙12の印刷面は印刷機内のいず
れの装置にも接触しないことが保証される。
【0036】さらに、典型的な実施例としては、チェー
ン22とグリッパバー28とを有する移動コンベア20
を備えた印刷機との関係において示されているが、真空
式移動装置10は他の形式の移動コンベアを有している
印刷機にも同等に使用可能である。本発明に係る上記真
空式移動装置10は、枚葉紙12における潤れたインキ
が付いている面が、移動輪や胴等の他の印刷用装置に接
触しないように保護している。こうして、この真空式移
動装置10が例えば両面刷印刷機に使用される場合には
、上記装置10を、既設の移動システムを取外すことな
くこの既設移動システムに追加して据付けることができ
る。このような場合には、真空式移動装置10は、片面
刷印刷を行なう時には常に使用され、そして印刷機を、
両面印刷するための両面印刷モードで使用する場合には
上記装置10の使用を停止させる。
【0037】さらに、本発明の原理は、枚葉紙輪転印刷
機の様々な型式のものへの使用に適用されることができ
る。そして、1台かそれ以上の真空式移動装置は、上記
のような輪転印刷機における移動ステーション又は搬送
ステーションのいずれか又は両方のステーションに使用
され得る。しかも、上記説明で述べたものでは、多数の
支持ローラが使用されているが、非常に小形の枚葉紙輪
転印刷機においては、本発明の原理を応用して、回転可
能に1本の支持ローラを取付け、真空チャンバ内への空
気流を形成し、この空気流が、支持ローラと、真空チャ
ンバの支持フレームとの間の間隙を介して支持ローラま
わりを流れるようにすることも可能である。
【0038】本発明を種々変化させまた修正することは
、記載された請求の範囲で規定された本発明の精神と技
術範囲とを限定するものではないということを、この技
術分野の当業者は正しく認識するであろう。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成を採ったことから、枚
葉紙の非印刷面が支持ローラと係合しながら真空吸引さ
れて移動するので、枚葉紙の印刷面へのマーキングや汚
れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って建設された非マーキング真空式
移動装置の概要を示す断片的な側面図であり、ハイデル
ベルク102スピードマスター印刷機「Heidelb
erg  102 Speedmaster pres
s」の移動ステーションに設置されている。
【図2】図1に示す真空式移動装置の、拡大して分離し
た斜視図で、印刷機構成部分を除いており、ポンプに結
合された真空式移動装置を示している。
【図3】図1に示す真空式移動装置の好ましい一実施例
で使用されたローラ配列での支持ローラとベアリングア
センブリとの取付け状態を示す図で、拡大された破断分
解組立斜視図である。
【図4】図1に示す真空式移動装置の真空チャンバを形
成するフレームの拡大斜視図である。
【図5】図2中ののV−V線に実質的に沿う拡大断面図
である。
【図6】図2に示す真空式移動装置のローラ配列を示す
破断平面図で、ローラは、書き加えられた模範的な実施
例での寸法を有して間隔を置いて配置されている。
【図7】図1に示す真空式移動装置に使用されるローラ
配列のうちの大直径のローラを分離して示す平面図で、
模範的な実施例でのローラの寸法を示している。なお、
各図での寸法単位はインチ(inch)である。
【図8】ローラを確実に運転するための選択的な実施例
で使用される支持ローラの配列を図示する破断斜視図で
ある。
【図9】図8に示す実施例での支持ローラの取付け状態
を示す拡大破断斜視図である。
【符号の説明】
10…真空式移動装置 12…枚葉紙 14…圧胴 18…ゴム胴 20…移動コンベア 32…支持ローラ 34…フレーム 44…真空チャンバ P…移動経路

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ゴム胴と圧胴とを有して枚葉紙の片面
    にウエットインキを供給する枚葉紙輪転印刷機と、印刷
    されたばかりの枚葉紙を上記圧胴から把持して引っ張っ
    て、移動経路に沿って次のプロセスステーションに上記
    枚葉紙を搬送する手段とに組込んで使用される真空式移
    動装置であって、上記移動経路に沿って配設された真空
    チャンバを画定するフレームと、上記チャンバを覆って
    上記フレームに取付けられ、上記移動経路に対して横方
    向に延びて配設され、さらに縦軸のまわりに回転する少
    なくとも1本の支持ローラと、上記真空チャンバ内に負
    圧を生成するように上記真空チャンバに連通する手段と
    を備えており、上記チャンバ内の負圧により、空気が上
    記ローラのまわりを上記チャンバ内に流れ込んで、枚葉
    紙の非印刷面を、上記ローラと係合しながら上記移動経
    路に沿って枚葉紙を搬送するように吸引することを特徴
    とする真空式移動装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の真空式移動装置であっ
    て、上記少なくとも1本の支持ローラは、上記移動経路
    に対して横方向に間隔をおいて隣接配置された多数の支
    持ローラ配列部を備えており、上記チャンバ内への空気
    流は上記ローラ間の間隙を通過する。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の真空式移動装置であっ
    て、上記チャンバの一部を覆っている支持ローラ間での
    空気流が残存部のローラ間での空気流より異なるように
    生成する手段を含んでおり、上記異なる空気流における
    上記一部の単位面積当りの流量は、上記真空チャンバの
    残存部での流量より多くなっている。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の真空式移動装置であっ
    て、上記異なる空気流を生成する上記生成手段は、上記
    真空チャンバの一部を覆っている支持ローラ間の間隙を
    流れる有効空気量が上記支持ローラ配列部の残存部の支
    持ローラ間の間隙を流れる空気量より多くなるように供
    給される手段を備えている。
  5. 【請求項5】  請求項4記載の真空式移動装置であっ
    て、上記異なる空気流を生成する生成手段においては、
    上記真空チャンバの上記一部を覆っている支持ローラの
    表面に環状凹部が形成されている。
  6. 【請求項6】  請求項5記載の真空式移動装置であっ
    て、上記多い方の有効空気が流れる間隙は、上記真空チ
    ャンバの上記一部を流れる単位面積当りの流量が上記残
    存部を流れる流量のほぼ2倍となるように形成されてい
    る。
  7. 【請求項7】  請求項6記載の真空式移動装置であっ
    て、上記各支持ローラは、その縦軸まわりに回転可能に
    上記フレームに取付けられている。
  8. 【請求項8】  請求項6記載の真空式移動装置であっ
    て、上記支持ローラをその縦軸まわりに回転駆動する手
    段を備えており、各支持ローラの支持表面は、同一方向
    に動き、また移動経路に沿って移動する枚葉紙の速度と
    同一の速度で動く。
  9. 【請求項9】  請求項3記載の真空式移動装置であっ
    て、上記フレームは上記圧胴の近傍に配設されており、
    また支持ローラの上記配列部は、他の支持ローラより大
    きい有効直径を有する少なくとも1本のイニシャルロー
    ラを含んでおり、この少なくとも1本のイニシャルロー
    ラは上記真空チャンバの上記一部を覆っている。
  10. 【請求項10】  請求項9記載の真空式移動装置であ
    って、より多い空気が流れる間隙は、上記少なくとも1
    本のローラの表面に沿って間隔をおいて環状凹部を設け
    ることにより形成されている。
  11. 【請求項11】  請求項10記載の真空式移動装置で
    あって、上記環状凹部は、上記真空チャンバの上記一部
    を流れる単位面積当りの有効空気量が上記真空チャンバ
    の残存部を流れる空気量のほぼ2倍の供給量となるよう
    に形成されている。
  12. 【請求項12】  請求項11記載の真空式移動装置で
    あって、上記負圧生成手段は、上記真空チャンバに連通
    状態で連結された真空発生ポンプを含んでいる。
  13. 【請求項13】  請求項12記載の真空式移動装置で
    あって、上記各支持ローラは、その縦軸まわりに回転可
    能に上記フレームに取付けられている。
  14. 【請求項14】  請求項13記載の真空式移動装置で
    あって、上記各支持ローラは、ベアリングとアクスルと
    により上記フレームに取付けられている。
  15. 【請求項15】  請求項12記載の真空式移動装置で
    あって、上記支持ローラをその縦軸まわりに回転駆動す
    る手段を備えており、各支持ローラの支持表面は、同一
    方向に動き、また移動経路に沿って移動する枚葉紙の速
    度と同一の速度で動く。
  16. 【請求項16】  請求項10記載の真空式移動装置で
    あって、3本の上記イニシャルローラを含んでおり、上
    記環状凹部は、上記真空チャンバの上記一部を流れる単
    位面積当りの有効空気量が上記真空チャンバの残存部を
    流れる空気量のほぼ2倍の供給量となるように形成され
    ている。
  17. 【請求項17】  請求項16記載の真空式移動装置で
    あって、上記配列をなす各支持ローラ間の最小の間隙は
    ほぼ1/16インチである。
  18. 【請求項18】  ゴム胴と圧胴とを有して枚葉紙の片
    面にウエットインキを供給する枚葉紙輪転印刷機と、印
    刷されたばかりの枚葉紙を上記圧胴から把持して引っ張
    って、移動経路に沿って次のプロセスステーションに上
    記枚葉紙を搬送する手段とに組込んで使用される真空式
    移動装置であって、後方壁と相互に連結されて真空チャ
    ンバの内面を形成する、上方端壁及び下方端壁と、側部
    に間隔を置いて設けられた側壁とを有し、上記圧胴の近
    傍に位置して移動経路に沿って配設されたフレームと、
    上記チャンバを覆って上記フレーム側壁に取付けられ、
    上記移動経路に対して横方向に延び、間隔をあけて平行
    に並べて配列され、さらに各縦軸のまわりに回転する多
    数の細長い支持ローラと、上記真空チャンバ内に負圧を
    生成するように上記真空チャンバに連通する手段とを備
    えており、上記チャンバ内の負圧により、空気が上記ロ
    ーラ間の間隙を通って上記チャンバ内に流れ込んで、印
    刷されたばかりの枚葉紙の非印刷面を上記支持ローラと
    係合しながら吸引し、上記枚葉紙は移動コンベアにより
    移動経路に沿って搬送される。
  19. 【請求項19】  請求項18記載の真空式移動装置で
    あって、上記真空チャンバは、上記圧胴に近づけて配設
    されたイニシャル部(前部)真空チャンバ部及びファイ
    ナル部(後部)真空チャンバ部と、上記前部チャンバ部
    に単位面積当りの空気量を上記後部チャンバ部より多量
    に供給する手段とを備えている。
  20. 【請求項20】  請求項19記載の真空式移動装置で
    あって、より多い空気流を供給する手段は、上記前部チ
    ャンバ部を覆う支持ローラ間の有効間隙を、上記後部チ
    ャンバ部を覆う残存部のローラ間の有効間隙より大きく
    した構成を含んでいる。
  21. 【請求項21】  請求項20記載の真空式移動装置で
    あって、上記前部真空チャンバ部を覆う上記支持ローラ
    には、その長手方向に互いに間隔を有して配設された環
    状凹部が形成されて、より大きい有効間隙を形成してい
    る。
  22. 【請求項22】  請求項21記載の真空式移動装置で
    あって、上記前部真空チャンバ部を覆う上記支持ローラ
    は、上記後部真空チャンバ部を覆う上記支持ローラより
    大きい直径を有している。
  23. 【請求項23】  請求項22記載の真空式移動装置で
    あって、上記凹部は、上記前部真空チャンバ部内に流れ
    込む単位面積当りの空気流量が上記後部真空チャンバ部
    内に流れ込む上記空気流量のほぼ2倍となるように形成
    されている。
  24. 【請求項24】  請求項23記載の真空式移動装置で
    あって、上記多数の支持ローラの間の最小間隙がほぼ1
    /16インチである。
  25. 【請求項25】  請求項24記載の真空式移動装置で
    あって、上記負圧生成手段は、上記真空チャンバに連通
    状態で連結された真空発生ポンプを含んでいる。
  26. 【請求項26】  請求項24記載の真空式移動装置で
    あって、上記各支持ローラは、その縦軸まわりに回転可
    能に上記フレームに取付けられている。
  27. 【請求項27】  請求項22記載の真空式移動装置で
    あって、上記各支持ローラは、シールドベアリングとア
    クスルとにより上記側壁間に取付けられている。
  28. 【請求項28】  請求項27記載の真空式移動装置で
    あって、上記大径支持ローラの上記凹部は、移動コンベ
    アのグリッパ手段が上記支持ローラ上を自由に通過可能
    ならしめるように間隔をおいて配置されている。
  29. 【請求項29】  枚葉紙輪転印刷機の圧胴からこの印
    刷機の次のプロセスステーションに枚葉紙を移動させる
    場合に、印刷されたばかりの上記枚葉紙を支持する方法
    であって、この方法は、印刷されたばかりの枚葉紙の前
    端が圧胴から出てきた時にこれを把持してこの枚葉紙を
    そこから引っ張るステップと、上記印刷されたばかりの
    枚葉紙を移動経路に沿って引っ張ることにより、枚葉紙
    の非印刷面が、上記移動経路を横切って横方向に配設さ
    れた少なくとも1本の回転可能な支持ローラを有する真
    空式移動装置上を通過するステップと、枚葉紙を横切る
    特異な圧力を生成して、支持ローラまわりの空気を吸引
    することにより上記真空式移動装置上に上記枚葉紙を引
    っ張り、これにより、枚葉紙の非印刷面が上記支持ロー
    ラと係合しながら吸引されて枚葉紙が移動経路に沿って
    引っ張られるステップとを備えている。
  30. 【請求項30】  請求項29記載の方法であって、上
    記少なくとも1本の支持ローラは、上記移動経路を横切
    って横方向に間隔をおいて平行に並べて配列された多数
    の支持ローラを備えており、特異な圧力を生成する上記
    ステップは、上記支持ローラ間の間隙を介して空気を吸
    引する構成を有している。
  31. 【請求項31】  請求項30記載の方法であって、上
    記真空式移動装置のイニシャル部上を枚葉紙が移動する
    ときにこの枚葉紙を横切る特異な圧力が、上記真空式移
    動装置上でのイニシャル部以外の部分の移動の間に枚葉
    紙を横切る圧力よりも大きくするように強要するステッ
    プを含んでいる。
  32. 【請求項32】  請求項31記載の方法であって、上
    記真空式移動装置の上記イニシャル部の支持ローラ間の
    間隙を通る単位面積当りの空気流量を、上記真空式移動
    装置の上記イニシャル部以外の部分のローラ間の間隙を
    通る上記空気流量よりも多く吸引することにより、より
    大きな圧力差が生成されている。
JP3230284A 1990-12-18 1991-09-10 枚葉紙移動装置及び枚葉紙の案内方法 Expired - Fee Related JP2683308B2 (ja)

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