WO2005088370A1 - 光ファイバ切断装置 - Google Patents

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Abstract

 作業環境によらずに短時間でガラスファイバ部分の切断が行える光ファイバ切断装置を提供する。光ファイバのガラスファイバ部分を固定する固定部材と、固定部材で固定されたガラスファイバ部分に傷を付ける刃部材と、刃部材を移動させる弾性部材と、弾性部材を弾性変形した状態に保持する保持部材とからなる光ファイバ切断装置が提供される。また、光コネクタのガラスファイバ部分を固定する固定部材と、固定部材で固定されたガラスファイバ部分に傷を付ける刃部材と、光ファイバを保護被覆の部分で保持するホルダを固定するホルダ固定部とからなり、ホルダ固定部は、ホルダを刃部材の移動方向と平行に付勢して固定する第一ホルダ固定部材を有する光ファイバ切断装置が提供される。  

Description

明 細 書
光ファイバ切断装置
技術分野
[0001] 本発明は、光ファイバのガラスファイバ部分を所望の長さに切断することができる光 ファイバ切断装置に関する。
背景技術
[0002] 近年、大容量かつ高速の情報伝送への要求が高まっており、オフィスビルや一般 家庭内において光ファイバ通信網の整備が進んでいる。たとえば、幹線から家庭内 に光ファイバを引き込む場合、幹線側の光ファイバと家庭内の光ファイバとを接続す る必要がある。光ファイバを接続する場合、光ファイバ端部の被覆を除去してガラスフ アイバ部分を露出し、露出したガラスファイバ部分を切断して、切断した破断面同士 を突き合わせた状態で接続する。
[0003] ガラスファイバ部分を切断する装置として、ガラスファイバ部分の表面に初期傷を付 け、初期傷を付けた部位を押圧することで初期傷を進展させ、ガラスファイバ部分を 初期傷の位置で切断する光ファイバ切断装置が特開 2003-165740号公報、特開平 9-90136号公報に開示されている。
[0004] 図 19は、特開 2003-165740号公報に開示された光ファイバ切断装置の側面図である 。切断装置 200を用いてガラスファイバ部分を切断する場合には、光ファイバの端部 力もガラスファイバ部分を露出させた状態で、光ファイバをホルダ 201で保持し、ホル ダ 201を装置本体 202に取り付ける。これで、ガラスファイバ部分を、一対の下固定部 203に乗せた状態になる。次に、装置本体 202の上部に設けたフタ 204を作業者が手 動で閉めて、一対の下固定部 203とフタ 204に備えた一対の上固定部 205とでガラスフ アイバ部分を固定する。
[0005] 次いで、一対の上固定部 205と下固定部 203との間に配置された刃部材 206を、ガラ スファイバ部分と垂直に作業者が手動で移動させる。この刃部材 206の移動により、 ガラスファイバ部分の表面に初期傷を付ける。続いて、初期傷を付けた部位を枕 230 で押圧することで、初期傷を進展させてガラスファイバ部分を初期傷の位置で破断す る。ガラスファイバ部分のうち破断された不要部分を、フタ 220を閉めることで上下のガ イドローラ 207で挟みこむ。この状態で、上下のガイドローラ 207を作業者が手作業で 回転させて、上下のガイドローラ 207間に挟みこんだ不要部分を収納部 209に搬送す る。
[0006] 光ファイバ切断装置 200でガラスファイバ部分を切断する場合には、刃部材 206の移 動、フタ 220の開閉、および、上下のガイドローラ 207の回転を手動で行う必要があり、 切断の作業短縮を図る妨げになっていた。また、作業者が代わる毎に刃部材 206の 移動速度が異なることがあり、再現性良く切断することが難しかった。
[0007] カロえて、特開 2003-165740号公報に開示された方法において、光ファイバのガラスフ アイバ部分を切断する工程の前には、光ファイバをホルダ 201に保持する工程がある 。保持工程では、ホルダ 201から突出する光ファイバの長さを、その後のガラスフアイ バ部分の処理加工の形態に応じ調整したうえで、光ファイバをホルダ 201に保持する 。ホルダ 201に保持された光ファイバは、ホルダ 201の先端から予め決められた長さの 保護被覆を残し、先端側は光ファイバの保護被覆を除去し、ガラスファイバにする。 その後、上述した切断装置等を用いて決められた長さのガラスファイバ部分になるよ う切断する。
[0008] 光ファイバをホルダ 201に一度保持すると、その後の切断工程や他の光ファイバとの 接続工程において、ホルダ 201から取り外すことなぐこのホルダ 201に保持した状態 で、切断装置や接続装置にセットし、処理加工される。従って、ホルダ 201から保護被 覆が突出する長さは、これらの装置のセッティング条件により決められてしまうことに なる。一例として、ガラスファイバ部分を融着接続する際には、保護被覆がついた部 分は比較的短い場合が多ぐまた、ガラスファイバ部分を融着させないでメカ-カル スプライスのように接続する場合には保護被覆がつ!、た部分は長!、場合が多!、。
[0009] 切断装置 200においては、切断装置にホルダを取り付ける場所が決められており、ホ ルダ 201を装置本体 202の決められた場所に固定して、ガラス部分を切断する。このと き、ホルダ 201から突出する保護被覆を長くする場合は、所定の固定位置では切断 する位置が合わないので、スぺーサ等を配置し、このスぺーサを介してホルダ 201を 固定し、ホルダ 210と切断刃 206との距離の調整をしている。ところで、スぺーサ等の 距離調整部材は小さいものであり、切断装置にセッティングする作業に時間が力かる ことが多い。また、ホルダ力 突出する光ファイバの長さに応じて複数種類のスぺー サを準備していお力なくてはならない場合もあり、複数のスぺーサの保管も負担とな る。さらに、小さいスぺーサであるため、紛失に注意しなくてはならない。
特許文献 1:特開 2003-165740号公報
特許文献 2:特開平 9-90136号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0010] 本発明の目的は、作業環境によらずに短時間で再現性良くガラスファイバ部分の切 断が行える光ファイバ切断装置を提供することである。
課題を解決するための手段
[0011] 目的を達成するために、光ファイバのガラスファイバ部分を固定する固定部材と、固 定部材で固定されたガラスファイバ部分に傷を付ける刃部材と、刃部材を移動させる 弾性部材と、弾性部材を弾性変形した状態に保持する保持部材とからなる光フアイ バ切断装置が提供される。
[0012] また、本発明の光ファイバ切断装置は、ガラスファイバ部分の切断された不要部分を 収容する収容部材をさらに有していてもよぐそれに加えて、不要部分を収容部材内 に搬送するガイドローラを有していてもよい。この場合、収容部材は、刃部材の移動 に同期して開閉するフタを有していてもよぐそれに加えて、フタを閉じ方向に付勢す る弾性部材と、刃部材の移動に同期してフタを開閉するカム部材とを有していてもよ い。カム部材は、ガラスファイバが切断された後にフタがしまる形状を有しているのが 好ましい。あるいは、収容部材は、光ファイバ切断装置から取り外し可能な収納箱を 有していてもよい。収納箱は、不要部分を収納箱の奥側に導く曲線部を有していても よぐ内部底面に粘着剤を備えていてもよい。
[0013] 本発明の光ファイバ切断装置は、上箱体と、下箱体と、上箱体と下箱体とを回動自 在に接続する回動部材をさらに有していてもよい。この場合、固定部材は、上箱体に 配置された上固定部材と、上固定部材に対向し下箱体に配置された下固定部材と カゝらなってもよい。刃部材、弾性部材、保持部材、ホルダ固定部と、収納部材は下箱 体に配置されていてもよい。また、保持部材は、上箱体と下箱体とを閉じることで弾性 部材の弾性変形した状態を解除する構成であってもよい。
[0014] 本発明の光ファイバ切断装置は、上箱体と下箱体の間であって回動部材と反対側 力も回動部材の側に向力つてガラスファイバ部分を挿入可能に構成されていてもよく 、回動部材の回動軸に対し垂直方向に前記ガラスファイバ部分を配置して 、てもよ い。本発明の光ファイバ切断装置は、上箱体と下箱体とを開き方向に付勢する弾性 部材をさらに有してもよぐ上箱体と下箱体とを閉じた状態に保持するロック部材をさ らに有してもよい。また、本発明の光ファイバ切断装置は、上箱体と下箱体の少なくと も一方の端部は、取り外し可能であってもよぐ上箱体と下箱体の少なくとも一方は、 取り付けひもを揷通可能な孔を有してもよぐ上箱体と下箱体とは、マグネシウムまた はァノレミニゥムからなつてもょ ヽ。
[0015] 本発明の他の態様は、光コネクタのガラスファイバ部分を固定する固定部材と、固 定部材で固定されたガラスファイバ部分に傷を付ける刃部材と、光ファイバを保護被 覆の部分で保持するホルダを固定するホルダ固定部とからなり、ホルダ固定部は、ホ ルダを刃部材の移動方向と平行に付勢して固定する第一ホルダ固定部材を有する 光ファイバ切断装置である。
[0016] ホルダ固定部は、ホルダを刃部材の移動方向と平行に付勢して固定可能であると ともにホルダを刃部材の移動方向と垂直な方向に位置決め可能である第二ホルダ固 定部材をさらに有してもよい。また、第一ホルダ固定部材および第二ホルダ固定部材 は、回動方向から付勢されていてもよぐ面取りされていてもよぐ榭脂製であってもよ い。
発明の効果
[0017] 本発明の光ファイバ切断装置によれば、作業環境によらずに短時間で再現性良くガ ラスファイバ部分の切断が行える光ファイバ切断装置を提供することができる。
発明を実施するための最良の形態
[0018] 本発明の実施形態が、以下において、図面を参照して説明される。図面は、説明を 目的とし、発明の範囲を限定しょうとするものではない。図面において、説明の重複 を避けるため、同じ符号は同一部分を示す。図面中の寸法の比率は、必ずしも正確 ではない。
[0019] 図 1は、本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置とそれに取り付けるホルダの 斜視図である。図 2、図 3、図 4それぞれは、本発明の第一実施形態の光ファイバ切断 装置の右側面図、左側面図、背面図である。図 5は、本発明の第一実施形態の光フ アイバ切断装置の断面図であり、上下の箱体を開いた状態を示す。図 6は、図 5と同 様の図であり、上下の箱体を閉じた状態を示す。図 7、図 8、図 9は、それぞれ、図 2の 光ファイバ切断装置の νπ-νπ断面図、 vm-vm断面図、 ιν-ιν断面図である。なお、 図中、〇の中に X印が書かれた記号は、紙面に垂直で手前側から奥側に向力う方 向を表し、〇の中に黒点が書かれた記号は、紙面に垂直で奥側から手前側に向かう 方向を表している。
[0020] 光ファイバ切断装置 10は、ほぼ矩形体である上箱体 11と、下箱体 12と、上箱体 11と下 箱体 12とを回動自在に接続する回動部材 13を有する。上箱体 11はアーム部材 14を 備え、アーム部材 14には上固定部材 15と破断部材 16とが配置されている。下箱体 12 には、上固定部材 15に対向する位置に下固定部材 18が配置されるとともに、刃部材 20、弾性部材 21、保持部材 22、ホルダ固定部 23、および、収納部材 24が配置されて いる。上固定部材 15と下固定部材 18は、固定部材を構成している。
[0021] 上箱体 11と下箱体 12とを備えることで、上下の箱体に切断に必要な部材、たとえば、 上固定部材 15、破断部材 16、下固定部材 18、刃部材 20、弾性部材 21、保持部材 22 、ホルダ固定部 23、収納部材 24、を分配して効率よく装備することができ、切断装置 10の小型化を図り、かつ切断装置 10の外観性を高めて見た目をよくすることができる 。さらに、上箱体 11と下箱体 12とを回動自在に接続することで、握りやすい形状にす ることが可能になり、作業者が切断装置を片手に持って切断作業ができるように構成 することが可能になる。切断装置 10を手に持つことができるので、高所作業時でもガ ラスファイバ部分の切断作業を容易に行うことができる。上箱体 11および下箱体 12に それぞれ固定部材を有することにより、ガラスファイバ部分を確実に挟みこみ、固定 することができる。
[0022] まず、下箱体 12に装備される各部材について説明する。下箱体 12は、下箱本体部 27 の他方端部 29に回動部材 13を介して上箱体 11の他方端部 32が回動自在に連結さ れている。下箱本体部 27の一方端部 28側の上部 27Aには、下固定部材 18が固定さ れている。下固定部材 18は、一定間隔をおいて配置された一対の下固定部 33からな る。下固定部 33は、金属製の台上面にゴム材 33Aがはめ込まれたものであり、ゴム材 33Aの上に、光ファイバ 37のガラスファイバ部分 37Aが載せられるように構成されて!ヽ る。この一対の下固定部 33は、後述する一対の上固定部 71と対向し、上箱体 11を閉 じることによって光ファイバ 37のガラスファイバ部分 37Aを挟みこみ固定することができ る。
[0023] 一対の下固定部 33間のほぼ中央には露出孔 25が形成され、露出孔 25から刃部材 20 が上方に突出している。刃部材 20は、円板の周囲に刃が形成されたもので、回動部 材 13の回動軸 35と平行な方向に移動可能に設けられている。具体的には、図 5に示 すように、刃部材 20の中央に支持軸 38を備え、支持軸 38はスライダ 39に取り付けられ ている。スライダ 39は下箱本体部 27の内部に配置され、ガイド 41に沿って回動軸 35と 平行な方向に移動可能に設けられて 、る。このように刃部材 20を回動部材 13の回動 軸 35と平行な方向に移動することで、刃部材 20をスムーズに移動でき、また、左右の ノランスを良好に保ち、ガラスファイバ部分 37Aに一定の傷を確実に付けることができ る。
[0024] スライダ 39の回動軸 35側の端部には、弾性部材 (圧縮ばね) 21が回動軸 35と平行に設 けられている。弾性部材 21により、スライダ 39は下箱体本体 27の右側面 27B側、すな わち図 7、図 8に示す位置 (待避位置)に保持されている。弾性部材 21は、スライダ 39の 押ボタン 39Aを押すことによりスライダ 39が矢印 X方向に移動すると、スライダ 39の移
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動で圧縮される方向に弾性変形する。弾性部材 21が弾性変形することにより、スライ ダ 39は、回動部材 13の回動軸 35と平行な方向に、かつ、図 1に示す下箱本体部 27の 右側面 27B側から左側面 27C側 (係止位置)に押し込まれる。
[0025] スライダ 39は、係止位置まで押し込まれた際下箱本体部 27の内部に設けられている 保持部材 22に係止される。これにより、弾性部材 21が圧縮された状態で、スライダ 39 および刃部材 20が係止位置に保持される。保持部材 22は、図 1に示すように下箱本 体部 27の上部 27Aから突没自在に設けられている。保持部材 22は、上箱体 11と下箱 体 12とを閉じることで押し込まれ、弾性部材 21の弾性変形した状態を解除することが できる。
[0026] ここで、スライダ 39が保持部材 22に係止および解除される機構の一例を、図 14に基 づいて説明する。図 14は、スライダの動作を説明する概念図であり、(A)は係止された 状態、(B)は係止が解除された状態、(C)は退避位置に移動した状態を示す。保持部 材 22は、解除ボタン 43と、係止部 44と、ストッパ 22Aとから構成される。係止部 44は、図 示しないばね等により矢印 b方向に付勢され、ストッパ 22Aによって係止部 44の上側 部 44Aが係止されている。係止部 44の上端には解除ボタン 43が当接しており、解除ボ タン 43が下方向に押し込まれると、係止部 44が矢印 a方向に回転可能な構造となって いる。
[0027] スライダ 39の左側面 27C側の上端部には、係止ッメ 39Bが形成されている。スライダ 39 が係止位置まで押し込まれると、上側部 44Aがストッパ 22Aに係止された係止部 44の 下側部 44Bがスライダ 39の係止ッメ 39Bを係止する。これにより、スライダ 39が係止位 置に保持される (図 14(A))。この状態で、解除ボタン 43を下に押し込むと、係止部 44が ばね等の付勢力に抗して矢印 a方向に回転し、下側部 44Bが係止ッメ 39Bを解除する ように回動する (図 14(B))。下側部 44Bが係止ッメ 39Bを解除すると、弾性部材 21(図 5) の復帰力で、スライダ 39と一体に刃部材 20が係止位置力 待避位置まで移動する( 図 14(C))。
[0028] このように、弾性部材 21の復帰力を利用して刃部材 20を移動させることができ、手作 業で刃部材 20を移動させる必要がな ヽ。 V、かなる作業者が切断装置 10を操作しても 、刃部材 20を一定の移動速度移動させることができ、ガラスファイバ部分 37Aを一定 の状態で切断でき、一定の破断面を得ることができる。また、切断作業を簡便にする ことで、切断作業の短縮ィ匕を図ることができるとともに、高所作業時等においてもガラ スファイバ部分の切断作業を容易に行うことができる。また、上箱体 11と下箱体 12とを 閉じることで保持部材 22を解除できるので、保持部材 22の解除作業が容易になり、作 業者は片手で切断装置 10を操作できる。カロえて、作業者が左利きの場合でも右利き の場合と同じように、ガラスファイバ部分 37Aを破断できる。
[0029] 図 1、図 5に示すように、切断装置 10は、下箱本体部 27の他方端部 29側で、かつ下固 定部 33に隣接してガラスファイバ部分 37Aの切断された不要部分を収容する収容部 材 24を有する。収容部材 24は、切断装置 10から取り外し可能である収納箱 46と、収 容箱 46の上方の開口部に刃部材 20の移動に同期して開閉するフタ 47を有する。切 断されたガラスファイバ部分 37Aの不要部分を収容部材 24に収容することで、不要部 分が散乱することを防ぐことができ、収容した不要部分をまとめて廃棄できる。
[0030] 図 5、図 6に示すように、フタ 47は、フタ用回転軸 48を軸に回転して、一点鎖線で示す 位置まで開くように構成されている。収容部材 24は、フタ 47を閉じ方向に付勢する弹 性部材 (フタ用ばね部材) 49(図 6)と、刃部材 20の移動に同期してフタ 47を開閉する力 ム部材 51(図 8)とを有する。
[0031] カム部材 51はスライダ 39と一体となって形成され、刃部材 20と弾性部材 21との間に配 置されている。カム部材 51の上部にピン 52の下端部が当接し、ピン 52の上端部はフ タ 47に連結されている。カム部材 51の上部には、底部 51A、傾斜部 51B、および、上 面部 51Cが形成されており、ガラスファイバが切断された後にフタがしまる形状を有す る。すなわち、スライダ 39および刃部材 20が弾性部材 21により待避位置に保持されて いるとき、ピン 52の下端部は底部 51Aに位置し、フタ 47がフタ用ばね部材 49(図 6)の付 勢力で閉じられている。
[0032] 一方、スライダ 39の押しボタン 39Aを押して、スライダ 39を待避位置から係止位置まで 矢印 X方向へ移動する際に、スライダ 39と一体にカム部材 51が移動する。カム部材
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51がスライダ 39の係止位置まで移動すると、ピン 52の下端部を傾斜面 51Bで徐々に 押し上げ、フタ 47をフタ用ばね部材 49の付勢力に抗して徐々に開く。次いで、ピン 52 の下端部がカム部材 51の上面部 51Cに載ることで、フタ 47を全開する。
[0033] このように刃部材 20の矢印 X方向の移動に同期してフタ 47を開くことで、ガラスフアイ
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バ部分 37Aの切断時のみにフタ 47を開くことができる。よって、たとえば携帯時にはフ タ 47を閉じておくことができるので、切断装置 10を横にしたり、切断装置 10の向きを変 えたりしても、収容した不要部分が収容部材 24力 こぼれ出す虞がない。
[0034] また、図 6に示すように、収容部材 24は、ガラスファイバ部分 37Aの不要部分を収容部 材 (収容容器) 24内に搬送するガイドローラをさらに有する。上ガイドローラ 54はフタ 47 の開放側端部に回転自在に取り付けられ、下ガイドローラ 55は下箱本体部 27に回動 自在に取り付けられている。フタ 47を閉じた状態では、上ガイドローラ 54が下ガイド口 ーラ 55に当接している。
[0035] 下ガイドローラ 54の支持軸 55Aに図示しないギヤが設けられ、このギヤが図示しない 複数のアイドルギヤ群を介して回動部材 13の回動軸 35に備えたギヤ 57(図 9)に嚙み 合っている。上下の箱体 11, 12を開く際に、回動軸 35と一体にギヤ 57が回転し、この ギヤ 57の回転を、アイドルギヤ群を介して支持軸 55Aのギヤに伝える。支持軸 55Aが 回転すると、下ガイドローラ 55が回転する。下ガイドローラ 55の回転が上ガイドローラ 54に伝わり、上ガイドローラ 54が回転する。上下のガイドローラが回転することで、上 下のガイドローラ間に挟みこんだガラスファイバ部分 37Aの不要部分を収容箱 46内に 搬送し、収容部材 24内に不要部分を確実に導き入れる。
[0036] 収容箱 46は、図 1に示すように、光ファイバ切断装置 10の下箱本体部 27から矢印 X
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[0037] 図 1に示すように、収納箱 46は、ガラスファイバ部分 37Aの切断された不要部分を収 納箱 46の奥側に導く曲線部 59を有する。曲線部 59は、回動軸 35(図 5)側で、かつ収 納箱 46の取り外し方向と反対側に配置される。このように収納箱 46に曲線部 59を形 成することで、矢印 Cの方向に搬送された不要部分を、矢印 Dの方向に案内して収納 箱 46の奥側 46Aに導くことができる。よって、収納箱 46の入り口が不要部分で詰まるこ とを防ぐことができる。
[0038] また、収納箱 46の取り外し側端部からほぼ半分は開閉可能なカバー 46Bで覆われて いる。このように収納箱 46がカバー 46Bで覆われていることにより、収納箱 46の取り外 すときにもガラスファイバ部分 37Aの不要部分の落下を防止できる。さらに、収納箱 46 は、内部底面 46Cに粘着剤を有する。粘着剤としては、たとえば両面テープ等を使用 できる。内部底面 46Cに粘着剤を備えることにより、不要部分が収納箱 46から落下お よび散乱することを防止でき、不要部分を確実に収納できる。 [0039] 図 1に示すように、下箱本体部 27の一方端部 28上面には、光ファイバ 37を保護被覆 の部分で保持するホルダを固定するホルダ固定部 23を有する。ホルダ固定部 23は、 ホルダ 63を固定するために凹状に形成された部位である。ホルダ 63は、一例として、 受板 63Aに押さえ部材 63Bを着脱可能に取り付け、受板 63A上部には光ファイバ 37を 位置決めするガイド 63Cが設けられた構造を有するものである。
[0040] ホルダ固定部 23にホルダ 63を保持することで、ガラスファイバ部分 37Aを上下の固定 部材 15, 18で固定する前に、光ファイバを保持することができる。また、ホルダ固定部 23に隣接して、 目盛り 26が設けられている。 目盛り 26により、ガラスファイバ部分 37を 所望の長さ (突き出し長さ)で正確に切断できる。
[0041] 図 1に示すように、ホルダ固定部 23は、ホルダ 63の側面を刃部材 20の移動方向と平 行 (矢印 X1-X2方向)に付勢して固定する第一ホルダ固定部材 64Bと、ホルダを刃部 材 20の移動方向と平行に付勢して固定可能であるとともに刃部材 20の移動方向と垂 直な方向に位置決め可能である第二ホルダ固定部材 64Aを有する。第一ホルダ固定 部材 64Bおよび第二ホルダ固定部材 64Aは、たとえば、弾性部材(ばね) 81で、矢印 Z の方向に回動方向から付勢されて!、る(図 20)。
[0042] 図 15は、本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置のホルダ固定部におけるホ ルダの保持状態を説明した図である。ホルダ 63の先端力 突出した光ファイバ 37を 短く設定する場合、図 15(A)に示すように、ホルダ 63をホルダ固定部 23に突出してい る 2つのホルダ固定部材 64A、 64Bを押し込んでホルダ固定部 23内にセットし、ホルダ 63を刃部材 20の方向にスライドさせていく。スライドさせていくと、ホルダ 63の先端部 が位置規制部 23Aと接触して、ホルダ 23が位置決めされ、かつ、 2つのホルダ固定部 材 64A、 64Bによりホルダ固定部 23内で固定される。
[0043] ホルダ 63の先端力 突出した光ファイバを長く設定する場合、図 15(B)に示すように、 ホルダ 63を第一ホルダ固定部材 64Bのみを押し込んでホルダ固定部 23内にセットす る。その後、ホルダ 63を刃部材 20の方向にスライドさせていくと第二ホルダ固定部材 64Aによりスライドが規制され、この位置でホルダ 63が位置決めされるとともに、第一 ホルダ固定部材 64Bによりホルダ固定部 23内で固定される。
[0044] 第一実施形態の場合、第一ホルダ固定部材 64Bが第二ホルダ固定部材 64Aよりも長 ぃ部材となっている。これは、側面に凹部を有するホルダ 63の場合でも、ホルダ 63の 側面をしつ力りとらえてホルダ 63をホルダ固定部 23内で保持するためである。また、ホ ルダ固定部材は 3つ以上あってもよい。
[0045] また、ホルダ固定部 23内にホルダ 63を取り付けやすくするために、第一ホルダ固定 部材 64Bおよび第二ホルダ固定部材 64Aは、面取りされていたり、角部が丸みを付け られていたりすることが望ましい。角部とは、側面と側面とにより形成されるところや、 平面と側面とにより形成されるところである。また、第一ホルダ固定部材 64Bおよび第 二ホルダ固定部材 64Aは、榭脂製であることが望ましい。ホルダ 63は、金属製ででき て!、ることが多ぐホルダ 63に傷がっ 、てしまうことを防止できる。
[0046] このようなホルダ固定部材 64A、 64Bによりホルダ 63の側面を付勢することで、刃部材 20を移動させてガラスファイバ部分 37Aを切断する際に、ホルダ 63を介してガラスファ ィバ部分 37Aをより確実に固定できる。また、光ファイバ 37の種類に応じて多種のホ ルダ 63を用いることができる。
[0047] 図 1、図 5に示すように、上箱体 11と下箱体 12の少なくとも一方の端部、ここでは、下 箱体 12の回動部材 13と反対側の一方端部 28、は、取り外し可能である。一方端部 28 は、ホルダ固定部 23が設けられた上端部 61と下端部 62とに 2分割することが可能であ る。一方端部 28の上端部 61を部分的に取り外すことで、ホルダ 63の形状に応じたホ ルダ固定部 23に交換することも可能になる。一方、一方端部 28の下端部 62を部分的 に取り外すことで、刃部材 20の調整'交換や下固定部材 18の調整'交換が切断装置 10を分解せずに容易に行える。カロえて、箱体の一方端部を部分的に取り外すことで 、ホルダの形状に対応させたホルダ固定部に交換することが可能になる。
[0048] さらに、図 4に示すように、上箱体 11と下箱体 12の少なくとも一方、ここでは、下箱体 12の他方端部 29、は、取り付けひも 66を揷通可能な取り付け孔 67を有する。取り付け 孔 67は開口部 67Aと開口部 67Bとを連通させた貫通孔である。取り付け孔 67に取り付 けひも 66を取り付けることで、切断装置 10を取り付けひも 66で首やフックなどにかけて おくことができ、特に高所作業時には便利である。
[0049] 次に、上箱体 11に装備される各部材について説明する。上箱体 11の他方端部 32は、 回動部材 13の回動軸 35を介して下箱体 12に接続されている。上箱体 11内には、回 動軸 35から上箱体 11の他方端部 32に向力つて、アーム部材 14が配置されている。ァ 一ム部材 14の他方端部 14Aは、図 9に示すように、たとえばネジ 14Cで回動軸 35に固 定され、回動軸 35を軸にして揺動自在に設けられている。ネジ 14Cを緩めてアーム部 材 14の角度を変更することで、アーム部材 14の一方端部 14Bに装備される上固定部 材 15や破断部材 16等の高さを微調整することができる。
[0050] 一方、アーム部材 14の一方端部 14Bには、上固定部材 15が、回動軸 35と平行でかつ 上下方向にスライド自在に設けられている。上固定部材 15は、一対の上固定部 71か ら構成される。また、アーム部材 14の一方端部 14Bと上箱体 11の裏面との間には、一 対の圧縮ばね 72(図 6、図 7)が設けられている。
[0051] 図 5に示すように、上固定部材 15は、ガラスファイバ部分 37Aの 2箇所を固定する 2つ の上固定部 71を備え、下固定部材 18もガラスファイバ部分 37Aの 2箇所を固定する 2 つの下固定部 33を備える。これにより、ガラスファイバ部分 37Aの 2箇所を固定し、そ の間を刃部材 20が傷を付けながら通過することで、ガラスファイバ部分 37Aがずれる ことを防ぎ、あるいは、ガラスファイバ部分 37Aをより確実に固定する。よって、ガラスフ アイバ部分 37Aを傷が付けられた部位力 確実に破断することができ一定の破断面を ½保することができる。
[0052] 図 10は固定部材の断面図であり、(A)は開いた状態、(B)は閉じた状態、(C)はガラス ファイバ部分を挟んだ状態を示す。図 10(A)に示すように、上固定部 71は、金属製の 台上面にゴム材 71Aがはめ込まれたものである。ゴム材 71Aの両端に、ゴム材 71Aより 下方に突出した突起 71Bが設けられている。これにより、切断装置 10の未使用時に、 上下の箱体 11, 12を閉じても、図 10(B)に示すように、上固定部 71の突起 71Bが下固定 部 33の両端部 33Bに当接し、上固定部 71のゴム材 71Aと下固定部 33のゴム材 33Aと が接触することを防ぐ。よって、上下の箱体 11, 12を長期間閉じていても、上下のゴム 材 33A、 71Aが融着して劣化する虡はない。
[0053] ここで、図 10(C)に示すように、上下の箱体 11, 12を閉じたときの、上固定部 71のゴム材 71Aと下固定部 33のゴム材 33Aとの間隔 Sは、ガラスファイバ部分 37Aの直径 Dより小さ くなるように調整されている。よって、上固定部 71のゴム材 71Aと下固定部 33のゴム材 33Aとでガラスファイバ部分 37Aを挟みこんで確実に保持できる。 [0054] ここで、上下の固定部材 15,18は、全幅 W (図 10(C)参照)の方向が図 5に示すように回 動軸 35と平行に配置されており、上下の固定部 71,33の全幅 Wに均等に固定力 Fを 力けること力 Sできる。よって、図 10(C)に示されるように、上下の固定部 71,33の幅方向 にガラスファイバ部分 37Aが複数本並んでいるときに、すべてのガラスファイバ部分 37Aに均等に固定力を作用させることができる。
[0055] 図 5に示すように、上固定部 71間の中央にはガラスファイバ部分に付けられた傷を進 展させ破断させる破断部材 16を備えている。破断部材 16は、アーム部材 14の一方端 部 14Bに固定された部材であって、上固定部材 71の上面よりわずかに高くなるように 配置されている。上下の箱体 11, 12を閉じた際に、ガラスファイバ部分 37Aに付けられ た傷の部位を押圧し、傷を進展させ破断させることができる。破断部材 16は、一例と して、金属製の台上面にゴム材がはめ込まれたものである。破断部材 16で傷を進展 させて破断することにより、ガラスファイバ部分 37Aを、刃部材 20で傷が付けられた部 位力も確実に破断し、良好な破断面を形成することができる。
[0056] 図 5、図 6に示すように、上箱体 11と下箱体 12とは弾性部材 (箱体用ばね) 73により互い に開く方向に付勢されている。上箱体 11と下箱体 12とが開いた状態でなす角度 (開度 ) Θは、一例としてほぼ 30度に設定される。これにより、切断作業終了後、箱体用ばね 73の付勢力を利用して上箱体 11と下箱体 12とを容易に、たとえば片手で、開けること ができる。加えて、箱体用ばね 73の付勢力で上箱体 11と下箱体 12とを開いた状態に 保持できるので、切断時にホルダ固定部にホルダを取り付けることが容易となる。また 、ガラスファイバ部分 37Aを切断した後、切断装置 10カゝら光ファイバ 37が保持されたホ ルダ 63を容易に取り出すことができる。
[0057] ここで、たとえば清掃や部品の交換を考慮すると、上箱体 11や下箱体 12の開度をほ ぼ 90度に確保できることが好ましい。切断装置 10では、回動部材 13のッマミ 13A (図 9) を、回動軸 35から外すことで、開度 30度の規制を解除し、上下の箱体 11, 12の開度が 90度以上回動可能に構成されている。上箱体 11と下箱体 12とを 90度以上回動可能 とすることで、切断装置 10の清掃作業を容易に行うことができる。さらに、上箱体 11と 下箱体 12とを 90度以上回動することで、回動部材近傍の部品の調整 ·交換が容易に できる。 [0058] 図 1、図 2に示すように、切断装置 10は、上箱体 11の側面 11Aに、上箱体 11と下箱体 12とを閉じた状態に保持するロック部材 76をさらに有する。ロック部材 76は、上箱体 11 の側面 11Aに沿ってスライド自在なロックボタン 76Aを備え、このロックボタン 76Aにロッ クピン 76B (図 2参照)を連結したものである。
[0059] 図 2に示すように、ロックボタン 76Aを上箱体 11の一方端部 31側に矢印 Y1方向にスラ イドすることで、ロックピン 76Bの先端部が上箱体 11の一方端部 31から突出する。突出 したロックピン 76Bの先端部は、下箱体 12の隆起部 77に形成されたロック孔 78に挿入 される。これにより、上箱体 11と下箱体 12とをロック部材 76で閉じた状態に保持するこ とができる。よって、切断装置 10を使用しないときは、閉じておくことができるので、切 断装置 10の開口部にゴミ等が入り難くすることができる。
[0060] 一方、上下の箱体 11, 12を開く場合には、ロックボタン 76Aを上箱体 11の他方端部 32 側に矢印 Y2方向にスライドすることで、ロックピン 76Bの先端部をロック孔 78力も抜き 出す。これにより、上下の箱体 11, 12が箱体用ばね 73(図 5、図 6)の付勢力で解放され る。
[0061] 上箱体 11と下箱体 12とは、マグネシウムまたはアルミニウムからなる。マグネシウムや アルミニウムは軽量の材料である。よって、上箱体 11および下箱体 12をマグネシウム やアルミニウムで形成することで、切断装置 10の軽量化を図り、作業者のポケット等 に入れて携帯することが可能になる。カロえて、図 1に示すように、上下の箱体 11, 12の コーナ部に丸みを付けることで、さらに作業者のポケット等に入れやすくでき、持ち易 くすることや、握った際のフィット感を高めることができる。
[0062] 次に、光ファイバ切断装置 10でガラスファイバ部分 37Aを切断する例を図 11一図 13に 基づいて説明する。図 11は、本発明の光ファイバ切断装置の第 1作用を説明する概 念図である。図 12は、本発明の光ファイバ切断装置の第 2作用を説明する概念図で ある。図 13は、本発明の光ファイバ切断装置の第 3作用を説明する概念図である。図 11(A)において、スライダ 39の押ボタン 39Aを矢印方向に押すことにより、刃部材 20が 弾性部材 21の付勢力に抗して待避位置 P1から矢印 X方向に移動する。図 11(B)にお
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いて、刃部材 20が係止位置 P2まで押し込まれて弾性部材 21が圧縮される。この状態 で、図 14(A)に示す係止部 44がスライダ 39の係止ッメ 39Bを係止する。これにより、刃 部材 20が係止位置 P2に保持される。
[0063] 図 11(C)において、ガラスファイバ部分 37Aが固定されたホルダ 63をホルダ固定部 23 に取り付ける。この際、上箱体 11と下箱体 12の間であって回動部材 13と反対側から 回動部材 13の側に向かってガラスファイバ部分 37Aを挿入する。換言すれば、回動 部材 13の回動軸 35に対し垂直方向に前記ガラスファイバ部分 37Aを配置する。
[0064] 上箱体 11と下箱体 12とを開いた側から回動部材 13側に向けてガラスファイバ部分
37Aを挿入することで、作業者 90が正面、すなわち上箱体 11と下箱体 12とを開いた側 で切断作業ができる。よって、ガラスファイバ部分 37Aの切断の状況が良く見えるので 、作業者 90にかかる負担を軽くすることができる。また、作業者が左利きの場合でも、 容易に切断作業を行うことができ、ガラスファイバ部分を一定の状態で切断できる。
[0065] ガラスファイバ部分 37Aが固定されたホルダ 63をホルダ固定部 23に取り付けた後、上 箱体 11を回動部材 13の回動軸 35(図 5参照)を軸にして図 11(C)の矢印の方向 (上下の 箱体 11, 12を同時に閉じる方向)に回転させる。上下の箱体 11, 12を閉じることで、上箱 体 11で保持部材 22を下箱体 12内に押し込む。保持部材 22の解除ボタン 43(図 14(B)) が下箱体 12内に入り込むと、係止部 44(図 14(B))がばね (図示せず)の付勢力に抗して 係止ッメ 39Bの係止を解除する方向に回動する。
[0066] 図 12(A)に示すように、弾性部材 21の復帰力で、スライダ 39と一体に刃部材 20が係止 位置 P2から矢印 X方向に移動する。その後、図 12(B)に示すように、スライダ 39と一体
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に刃部材 20が待避位置 P1に到達する。ここで、弾性部材 21の復帰力で刃部材 20が 係止位置 P2から待避位置 P1まで移動する途中で、ガラスファイバ部分 37Aの下側に 傷 37Cを付ける。さらに、図 12(C)において、破断部材 16が下降してガラスファイバ部 分 37Aの傷 37Cの部位を押圧する。
[0067] 図 13(A)において、破断部材 16の下降によりガラスファイバ部分 37Aの傷 37Cの部位 を押圧することで、傷 37Cを進展させ、傷 37Cの位置力もガラスファイバ部分 37Aを破 断する。この状態で、フタ 47が完全に閉じられ、上ガイドローラ 54と下ガイドローラ 55と でガラスファイバ部分 37Aのうち、破断された不要部分 37Bを挟みこむ。
[0068] 図 13(B)において、上下の箱体 11, 12にかける閉じ力を解除することで、箱体用ばね 73(図 5参照)の付勢力で上箱体 11と下箱体 12とが開く。上下の箱体 11, 12が開くことで 、図 5に示す回動軸 35と一体にギヤ 57が回転し、このギヤ 57の回転を、図示しないァ ィドルギヤ群を介して支持軸 55Aの図示しな 、ギヤに伝える。
[0069] 支持軸 55Aが回転して、下ガイドローラ 55が回転する。下ガイドローラ 55の回転が上 ガイドローラ 54に伝わり、上ガイドローラ 54が回転する。上下のガイドローラ 54、 55が 回転することで、上下のガイドローラ 54,55間に挟みこんだガラスファイバ部分 37Aの 不要部分 37Bを収容箱 46内に搬送し、収容部材 24内に不要部分 37Bを確実に導き 入れる。
[0070] このように、光ファイバ切断装置 10によれば、ガラスファイバ部分 37Aを切断する際に 、刃部材 20を弾性部材 21の復帰力で移動するので、いかなる作業者が切断装置 10 を操作した場合でも、刃部材 20を一定の移動速度で移動して、ガラスファイバ部分 37Aの破断面を一定に形成することができる。また、刃部材 20を時間をかけないで移 動することが可能になり、ガラスファイバ部分 37Aの切断作業の短縮に寄与できる。こ のことは、高所作業時の切断作業を行ううえで有利である。
[0071] なお、本発明では必ずしも破断部材 16によって切断する構成としなくともよい。すな わち、ガラスファイバ部分 37Aを切断する刃部材 20の高さを調整することによって、刃 部材 20がガラスファイバ部分 37Aに深く入り込み、刃部材 20が弾性部材 21の復帰力 で右側面側 27Bに移動する途中で、ガラスファイバ部分 37Aを切断することも可能で ある。
[0072] また、上箱体 11の一方端部 31を部分的に取り外し可能に構成することも可能である。
さらに、上箱体 11に取り付け孔 67を形成して取り付けひも 66を差し込ませるように構 成することも可能である。その他、前述した実施形態において例示した上下の箱体 11, 12、上固定部材 15、破断部材 16、下固定部材 18、刃部材 20、弾性部材 21、 49、 73 、保持部材 22、ホルダ固定部 23、収容部材 24、フタ 47、カム部材 51等の材質、形状、 寸法、形態、数、配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意である。
[0073] 次に本発明の光ファイバ切断装置の第二実施形態について説明する。図 16は、本 発明の第二実施形態の光ファイバ切断装置の側面図であり、図 17は、正面図である 。この切断装置は、ガラスファイバを挟みこんで固定する一対の上下固定部 101、 102 とこれらの間に配置され、ガラスファイバに傷を付ける刃部材 103とガラスファイバの傷 がつ 、たところに外力を与え切断する枕部 104を備えて 、る。
[0074] 切断装置 100は、さらに、切断後の不要なガラスファイバを回収する収納部 105とフタ 106を備えている。切断装置の装置本体 107には、光ファイバを挟んで保持したホル ダを取り付けるホルダ固定部 108が設けられており、ホルダ固定部 108には 2つのホル ダ固定部材 109、 110がホルダ固定部 108に突出するよう設けられている。ホルダ固定 部材 109、 110は、ホルダを刃部材 103の移動方向とほぼ平行な方向から固定するよう に図示しないパネにより回動方向から付勢されており、図 1に示すホルダ固定部材と 同様な働きをする。
[0075] また、この実施形態に用いるホルダは切断装置 100のホルダ固定部 108に対応可能 であればいかなる形態のホルダを用いることができ、一例として、図 1や図 15に示すホ ルダを用いることができる。ホルダをホルダ固定部 108に取り付け ·固定するには、ホ ルダ固定部材 109、 110の両方あるいは一方を押し込んでホルダをホルダ固定部 108 内に取り付ける。ホルダ先端からの光ファイバの突出長さが短い場合は、ホルダ固定 部材 109、 110の両方によりホルダが保持'固定されるとともに、ホルダの先端は位置 規制部 111により位置規制される。ホルダ先端力 の光ファイバの突出長さが長いとき は、ホルダをホルダ固定部材 110だけで持って保持 ·固定するとともに、ホルダの先端 はホルダ固定部材 109により位置規制される。
[0076] 光ファイバのガラスファイバ部分を切断する場合には、ホルダをホルダ固定部 108に 取り付ける。次に、装置本体 107の上部に設けたフタ 112を作業者が手動で閉めて、 フタ 112に備えた 2つの上固定部 101、 102によりガラスファイバ部分を保持する。次い で、一対の固定部 101、 102間に配置された刃部材 103を、ガラスファイバ部分に直交 させて作業者が手動で移動させ、ガラスファイバ部分の表面に初期傷を付ける。続い て、初期傷を付けた部位を枕部 104で押圧することで、初期傷を進展させてガラスフ アイバ部分を初期傷の位置で破断する。
[0077] ガラスファイバ部分のうち破断された不要部分を、フタ 106を閉めることで上下のガイ ドローラ 113、 113で挟みこむ。この状態で、上下のガイドローラ 113、 113を作業者が 手作業で回転させて、上下のガイドローラ 113、 113間に挟みこんだ不要部分を収納 部 105に搬送する。 [0078] 図 18は、本発明の第三実施形態の光ファイバ切断装置の斜視図である。切断装置 150は、フタ 151に 2つの上固定部 152、 153が備えられている。本体 154には、上固定 部 152、 153に対応するところに、 2つの下固定具 155、 156が設けられているとともに、 これらの間には、切断刃 Cが配置されている。
[0079] また、本体 154には、ホルダ 157を取り付けるためのホルダ固定部 158が形成されてい る。ホルダ固定部 158には、 2つのホルダ固定部材 159、 160が図示しないパネによりホ ルダ 157を押し付ける方向に付勢されて、突出している。ホルダ 157の先端力も突出し ている光ファイバ 161が短い場合には、 2つのホルダ固定部材 159、 160を付勢力に抗 して押し込んで、ホルダ固定部 158内に配置するとともに、ホルダ 157の先端面 162を ホルダ固定部 158の図示されない先端壁に突き合わせて位置規制する。ホルダ 157 の先端力も突出している光ファイバ 161が長い場合は、一方のホルダ固定部材 160に よりホルダ 157を保持 ·固定するとともに他方のホルダ固定部材 159によりホルダ 157が 位置規制される。
[0080] この切断装置を用いて光ファイバのガラス部分を切断するには、ホルダ 157をホルダ 固定部 158に保持 ·固定し、フタ 151を本体 154に向けておろし、 2つの上下固定部 152 、 153、 155、 156によりガラスファイバを挟持.固定する。下側の固定部 155の固定面は 斜面となっているので、この斜面でガラスファイバのたわみを吸収して、ガラスフアイ バを張った状態に維持できる。切断刃 Cをガラスファイバに対し直角方向に移動して ガラスファイバに傷を付けた後、押し具 163でガラスファイバをたた 、て切断する。
[0081] 日本特許出願 2004-073028(2004年 3月 15日出願)、および、 日本特許出願
2004-130280(2004年 4月 26日出願)、の明細書、クレーム、図面、要約書を含むす ベての開示は、本明細書に統合される。
産業上の利用可能性
[0082] 本発明の光ファイバ切断装置は、卓上での作業のみならず、狭い空間や高所での 作業にも適している。
図面の簡単な説明
[0083] [図 1]本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置とそれに取り付けるホルダの斜 視図である。 [図 2]本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置の右側面図である。
[図 3]本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置の左側面図である。
[図 4]本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置の背面図である。
[図 5]本発明の第一実施形態の光ファイバ切断装置の断面図であり、上下の箱体を 開いた状態を示す。
[図 6]図 5と同様の図であり、上下の箱体を閉じた状態を示す。
[図 7]図 2の光ファイバ切断装置の VII-VII断面図である。
[図 8]図 2の光ファイバ切断装置の VIII-VIII断面図である。
[図 9]図 2の光ファイバ切断装置の IV-IV断面図である。
[図 10]固定部材の断面図であり、(A)は開いた状態、(B)は閉じた状態、(C)はガラスフ アイバ部分を挟んだ状態を示す。
[図 11]本発明の光ファイバ切断装置の第 1作用を説明する概念図である。
[図 12]本発明の光ファイバ切断装置の第 2作用を説明する概念図である。
[図 13]本発明の光ファイバ切断装置の第 3作用を説明する概念図である。
[図 14]スライダの動作を説明する概念図であり、(A)は係止された状態、(B)は係止が 解除された状態、(C)は退避位置に移動した状態を示す。
[図 15]本発明の光ファイバ切断装置のホルダ固定部におけるホルダの保持状態を説 明した図である。
[図 16]本発明の第二実施形態の光ファイバ切断装置の側面図である。
[図 17]本発明の第二実施形態の光ファイバ切断装置の正面図である。
[図 18]本発明の第三実施形態の光ファイバ切断装置の斜視図である。
[図 19]従来の光ファイバ切断装置の側面図である。
[図 20]ホルダ固定部材の動作機構を説明する部分拡大図である。
符号の説明
10 光ファイバ切断装置
11 上箱体
12 下箱体
13 回動部材 上固定部材 (固定部材) 破断部材
下固定部材 (固定部材) 刃部材
、 49、 73 弾性部材 保持部材
ホルタ"固定部 収容部材
下箱体の一方端部 下箱体の他方端部 上箱体の一方端部 上箱体の他方端部 下固定部 (固定部) 回動軸
光ファイバ
A ガラスファイバ部分B 不要部分
C 傷
収容箱
フタ
カム部材
、 55 ガイドローラ 曲線部
ホルダ
ホルダ固定部材 取り付けひも 上固定部 (固定部) ロック咅材

Claims

請求の範囲
[1] 光ファイバのガラスファイバ部分を固定する固定部材と、
前記固定部材で固定されたガラスファイバ部分に傷を付ける刃部材と、 前記刃部材を移動させる弾性部材と、
前記弾性部材を弾性変形した状態に保持する保持部材と
からなる光ファイバ切断装置。
[2] 前記光ファイバを保護被覆の部分で保持するホルダを固定するホルダ固定部をさら に有する、
請求項 1の光ファイバ切断装置。
[3] 前記ガラスファイバ部分の切断された不要部分を収容する収容部材をさらに有する、 請求項 1または 2の光ファイバ切断装置。
[4] 前記不要部分を前記収容部材内に搬送するガイドローラをさらに有する、
請求項 3の光ファイバ切断装置。
[5] 前記収容部材は、前記刃部材の移動に同期して開閉するフタを有する、
請求項 3または 4の光ファイバ切断装置。
[6] 前記収容部材は、前記フタを閉じ方向に付勢する弾性部材と、前記刃部材の移動に 同期して前記フタを開閉するカム部材とをさらに有する、
請求項 5に記載の光ファイバ切断装置。
[7] 前記カム部材は、前記ガラスファイバが切断された後に前記フタがしまる形状を有す る、
請求項 6に記載の光ファイバ切断装置。
[8] 前記収容部材は、前記光ファイバ切断装置から取り外し可能である収納箱を有する 請求項 3— 7の ヽずれか 1項の光ファイバ切断装置。
[9] 前記収納箱は、前記不要部分を前記収納箱の奥側に導く曲線部を有する、
請求項 8の光ファイバ切断装置。
[10] 前記収納箱は、内部底面に粘着剤を有する、
請求項 8または 9の光ファイバ切断装置。
[11] 上箱体と、下箱体と、前記上箱体と前記下箱体とを回動自在に接続する回動部材を さらに有する、
請求項 1一 10のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[12] 前記固定部材は、前記上箱体に配置された上固定部材と、前記上固定部材に対向 し前記下箱体に配置された下固定部材とからなる、
請求項 11に記載の光ファイバ切断装置。
[13] 前記刃部材と、前記弾性部材と、前記保持部材と、前記ホルダ固定部と、前記収納 部材とは、前記下箱体に配置されている、
請求項 11または 12に記載の光ファイバ切断装置。
[14] 前記保持部材は、前記上箱体と前記下箱体とを閉じることで前記弾性部材の弾性変 形した状態を解除する、
請求項 11一 13のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[15] 前記上箱体と前記下箱体の間であって前記回動部材と反対側から前記回動部材の 側に向力つてガラスファイバ部分を挿入可能な構成とした、
請求項 11一 14のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[16] 前記回動部材の回動軸に対し垂直方向に前記ガラスファイバ部分を配置する、 請求項 11一 14のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[17] 前記上箱体と前記下箱体とを開き方向に付勢する弾性部材をさらに有する、
請求項 11一 16のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[18] 前記上箱体と前記下箱体とを閉じた状態に保持するロック部材をさらに有する、 請求項 11一 17のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[19] 前記上箱体と前記下箱体の少なくとも一方の端部は、取り外し可能である、
請求項 11一 18のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
[20] 前記上箱体と前記下箱体の少なくとも一方は、取り付けひもを揷通可能な孔を有す る、
請求項 11一 19のいずれか 1項光ファイバ切断装置。
[21] 前記上箱体と前記下箱体とは、マグネシウムまたはアルミニウム力 なる、
請求項 11一 20のいずれか 1項の光ファイバ切断装置
[22] 光ファイバのガラスファイバ部分を固定する固定部材と、
前記固定部材で固定されたガラスファイバ部分に傷を付ける刃部材と、 前記光ファイバを保護被覆の部分で保持するホルダを固定するホルダ固定部とか らなり、
前記ホルダ固定部は、前記ホルダを前記刃部材の移動方向と平行に付勢して固 定する第一ホルダ固定部材を有する光ファイバ切断装置。
[23] 前記ホルダ固定部は、前記ホルダを前記刃部材の移動方向と平行に付勢して固定 可能であるとともに前記ホルダを前記刃部材の移動方向と垂直な方向に位置決め可 能である第二ホルダ固定部材をさらに有する、
請求項 22の光ファイバ切断装置。
[24] 前記第一ホルダ固定部材および第二ホルダ固定部材は、回動方向から付勢されて いる、
請求項 22または 23の光ファイバ切断装置。
[25] 前記第一ホルダ固定部材および第二ホルダ固定部材は、面取りされている、
請求項 22— 24のいずれか 1項の光ファイバ切断装置。
[26] 前記第一ホルダ固定部材および第二ホルダ固定部材は、榭脂製である、
請求項 22— 25のいずれ力 1項の光ファイバ切断装置。
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