JP2001198894A - 光ファイバカッタ - Google Patents

光ファイバカッタ

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JP2001198894A JP2000005109A JP2000005109A JP2001198894A JP 2001198894 A JP2001198894 A JP 2001198894A JP 2000005109 A JP2000005109 A JP 2000005109A JP 2000005109 A JP2000005109 A JP 2000005109A JP 2001198894 A JP2001198894 A JP 2001198894A
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篤裕 小名
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剛裕 山鳥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期傷の付与前や光ファイバの切断前に切り
屑回収機構の回転ローラで裸光ファイバの先端部を挟む
ことがなく、安定した曲げ付与動作が行える光ファイバ
カッタを提供する。 【解決手段】 裸光ファイバを保持する開閉自在のクラ
ンプ40、41と、クランプで保持された裸光ファイバに初
期傷を付けるスライド自在の刃部50と、初期傷の付いた
裸光ファイバに曲げを付与して初期傷を進展させ、裸光
ファイバを切断する枕30と、切断された裸光ファイバの
切り屑を回収する切り屑回収機構60とを具える。この回
収機構は、切り屑を保持する開閉自在の回転ローラが設
けられている。そして、刃部のスライド動作に回転ロー
ラの閉じ動作を連動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバカッタに
関するものである。特に、初期傷の付与前や光ファイバ
の切断前に切り屑回収機構の回転ローラで裸光ファイバ
の先端部を挟むことがなく、安定した曲げ付与動作が行
える光ファイバカッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバに初期傷を付けて
切断する光ファイバカッタが知られている。このカッタ
の切断手順は次の通りである。まず、光ファイバ芯線の
端部における被覆を除去して裸光ファイバを露出させて
おく。次に、この裸光ファイバのうち、根元側および先
端側の2箇所をクランプで保持する。一方、クランプの
間には裸光ファイバと直交する方向にスライド自在の刃
部が設けられている。この刃部をスライドすることで、
クランプで保持した裸光ファイバの中間に初期傷を付け
る。そして、初期傷の付いた個所に枕を押圧して曲げを
付与し、初期傷を進展させて裸光ファイバを切断する。
【0003】ここで、切断動作後、先端側の裸光ファイ
バは切り屑となるため、光ファイバカッタには、切り屑
の回収機構を持つものもある。その一例としては、クラ
ンプ際(裸光ファイバの先端側)に切り屑の投入される
ケースを設け、このケース内において切り屑を上下から
挟んで保持する回転ローラを具えたものがある。切り屑
をケース内に投入させるには、まず切り屑を回転ローラ
で挟み、次いで回転ローラを回転して切り屑をクランプ
から離反する方向に送り出して行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切り屑回収機
構の回転ローラで裸光ファイバの先端部を挟んだまま初
期傷の付与や曲げの付与が行われると、その結果、クラ
ンプによる裸光ファイバの把持力が変わり、結果的に切
断に必要な適切な張力を安定して裸光ファイバに付与で
きず、切断精度のばらつきに大きな影響を及ぼす。
【0005】従って、本発明の主目的は、初期傷の付与
前や光ファイバの切断前に切り屑回収機構の回転ローラ
で裸光ファイバの先端部を挟むことがなく、安定した曲
げ付与動作が行える光ファイバカッタを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、刃部のスライ
ド動作に切り屑回収機構における回転ローラの閉じ動作
を連動させることで上記の目的を達成する。
【0007】上記の構成により、刃部をスライドして裸
光ファイバに初期傷を付けた後、回転ローラの閉じ動作
が行われることで、クランプによる裸光ファイバの把持
力を安定させ、高精度の切断を実現できる。
【0008】さらに、刃部のスライド動作に枕の裸光フ
ァイバに対する曲げ付与動作を連動させ、枕の曲げ付与
動作を回転ローラの閉じ動作よりも早く行うように構成
すると一層望ましい。刃部のスライド動作に枕の裸光フ
ァイバに対する曲げ付与動作を連動させ、初期傷が付い
た後に枕による曲げ付与動作が連動して行われれば、非
常に操作性が良い。ただし、初期傷が付いた後で枕によ
る曲げ付与動作よりも前に回転ローラの閉じ動作が行わ
れれば、切断前に裸光ファイバの先端部を回転ローラで
挟むことになり、クランプによる裸光ファイバの把持力
が不安定になる。そこで、枕の曲げ付与動作を回転ロー
ラの閉じ動作よりも早く行うようにし、クランプによる
裸光ファイバの把持力を安定させ、高精度の切断を実現
している。
【0009】なお、刃部のスライド動作に枕の裸光ファ
イバに対する曲げ付与動作を連動させる機構は、枕を裸
光ファイバと接触状態に押圧する弾性材と、枕から押圧
方向に突出する枕支持片と、刃部と同期してスライドさ
れる突起とを具えるものが好適である。この突起は、裸
光ファイバに初期傷を付ける前において、枕支持片に当
接して枕を裸光ファイバと非接触の状態に押し戻し、初
期傷を付けた後は、枕支持片から離れて枕の押し戻しを
解除する形態に構成される。
【0010】また、クランプには自動開放機構を具える
ことが好ましい。この自動解放機構は、クランプを開放
する方向に押圧する弾性材と、弾性材の押圧力に抗して
クランプを閉じた状態に保持する止め機構と、止め機構
を解除してクランプを開放する解除機構とを有するもの
が挙げられる。
【0011】弾性材としてはねじりバネや圧縮バネが好
適である。ねじりバネはクランプの開閉動作に用いられ
たヒンジに装着すれば良い。圧縮バネは開閉するクラン
プの一方側にプランジャとして装着し、対向するクラン
プとの間で反発するように構成すれば良い。
【0012】止め機構は、マグネットと、このマグネッ
トに吸着するキャッチャーを用いることが好ましい。開
閉するクランプの一方にマグネットを他方にキャッチャ
ーを設け、マグネットでキャッチャーを吸着させる。こ
の吸着力は前記弾性材の反発力よりも強くすることは言
うまでもない。マグネットおよびキャッチャーの装着は
接着剤を用いずにねじ止めなどの機械的固定手段により
装着することが好適である。これにより、接着剤の劣化
に伴うマグネットまたはキャッチャーの脱落を防止する
ことができる。
【0013】解除機構は、偏芯カムやレバーを用いるこ
とが最適である。すなわち、偏心カムやレバーの回転動
作により、マグネットの吸着力などで閉じられたクラン
プをこじ開けるように構成する。一旦、クランプが開放
されれば、弾性材の押圧力によりクランプは自動的に開
放され、より操作性が改善される。
【0014】また、クランプの開放動作に回転ローラの
回転動作を連動させることが望ましい。この連動によ
り、裸光ファイバの切断後にクランプを開放すると、同
時に回転ローラも回転され、切り屑をクランプから離反
する方向に送り出して切り屑回収機構内に投入させるこ
とができる。
【0015】この連動を行うには、クランプの開放に伴
う円弧動作を回転ローラの回転動作に伝達する伝達機構
を用いれば良い。伝達機構はクランプの開放に伴う円弧
動作を回転ローラの回転動作に伝達できれば、その具体
的構成は問わない。
【0016】さらに、回転ローラは、上ローラと下ロー
ラとを具え、上ローラの回転軸を下ローラの回転軸より
もクランプから離反する方向にずらして配置することが
望ましい。従来の切り屑回収機構も上ローラと下ローラ
とを具えているが、両ローラの回転軸は同一鉛直面上に
配置されている。そのため、切り屑を保持した回転ロー
ラを回転すると、切り屑はほぼ水平方向に送られる。そ
の際、切り屑が長ければ、切り屑の先端が切り屑回収機
構の内面に突き当たって下方に落下させることが難し
い。また、切り屑が短くても、回転ローラに付着してや
はり切り屑を落下できないことがある。そこで、上ロー
ラの回転軸と下ローラの回転軸を水平方向にずらすこと
で、切り屑を下方に向けて送り出すことができ、切り屑
回収機構のサイズを小さくできると共に、確実に切り屑
を回転ローラから落下させることができる。
【0017】切り屑回収機構の具体例としては、外ケー
スと、外ケースに内蔵されて切り屑が投入される使い捨
ての内ケースとを具えるものが挙げられる。通常、切り
屑回収機構は切り屑が投入されるケースを具えている
が、このケースはプラスチック製や金属製の上部が開口
した小さな容器である。そのため、極めて細いガラス製
の光ファイバの切り屑がケース内に投入されると、静電
気などによりケース内に切り屑が吸着され、容易に廃棄
することができなくなる。その対策としては、ケース内
面に帯電防止処理を施すことなどが挙げられるが、ケー
スに対する切り屑の吸着を皆無にすることが難しく、十
分効果的な解決策とは言えない。そこで、ケースを二重
構造とし、内ケースを使い捨てとすることで、確実に切
り屑の破棄ができるようにした。
【0018】本発明カッタは多芯用・単芯用のいずれに
も利用できるが、単芯用の場合、クランプ際に単芯光フ
ァイバ用のガイド溝を設け、このガイド溝は、クランプ
に近づくに伴って段階的に細く構成することが望まし
い。通常、単芯用の光ファイバカッタでは、クランプ際
(光ファイバ芯線の根元側)に光ファイバをはめ込むガ
イド溝が形成されている。一方、光ファイバ芯線には、
被覆径が0.25mmや0.90mmのものなど、異なる径のものが
存在する。そのため、ガイド溝のサイズが単一では径の
異なる光ファイバ芯線をガイド溝に配置してもクランプ
に対する裸光ファイバの中心軸の高さが変わり、精度良
い切断を行うことができない。また、サイズの異なる複
数のガイド溝を並列したのでは、光ファイバ芯線をサイ
ズの適合しないガイド溝にはめ込んでしまうことが多
く、作業性が悪い。そこで、一本の溝で径の異なる光フ
ァイバ芯線を的確に配置できるよう、ガイド溝をクラン
プに近づくに伴って段階的に細く構成した。具体例とし
ては、ガイド溝のクランプ側を0.25mmの光ファイバ芯線
に適合したサイズとし、ガイド溝の途中からは0.90mmの
光ファイバ芯線に適合したサイズとすることが挙げられ
る。ガイド溝の断面形状はV型や矩形が良い。このガイ
ド溝は、光ファイバカッタの本体に直接設けても良い
し、本体とは別に着脱自在のホルダを用い、このホルダ
に設けても良い。
【0019】そして、切り屑回収機構の回転ローラには
逆転防止機構を具えることが好適である。特に、クラン
プの開放動作に回転ローラの回転を連動させた場合、回
転ローラに逆転機構がないと、光ファイバカッタでは切
り屑がケース内に回収できず、再度クランプ側に戻され
ると言う問題が起るからである。これは、切り屑がゴム
製などの回転ローラに付着しやく、回転ローラが切り屑
をクランプから離れる方向に送った後でも回転ローラに
は切り屑が付着したままで、そのまま回転ローラが逆転
されると切り屑をクランプ側に引き戻してしまうためで
ある。
【0020】クランプの開放動作を回転ローラの回転動
作に連動させた場合、この連動を行う第一伝達機構に逆
転防止機構を設けることが好適である。一方、クランプ
の開放動作を回転ローラの回転動作に連動させない場
合、切り屑回収機構などに設けた操作レバーと、このレ
バーの動作を回転ローラの回転動作に伝達する第二伝達
機構を設け、この第二伝達機構に逆転防止機構を設ける
ことが望ましい。逆転防止機構の具体例としては、第一
伝達機構または第二伝達機構におけるいずれかの回転体
にワンウェイクラッチを設けたり、第一伝達機構または
第二伝達機構に上下動する遊動ギアを介在させることが
挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明カッタの平面図、図2は同正面図で
ある。図3、図4は、各々図1におけるA-A矢視断面
図、B-B矢視断面図である。また、図5、図6、図9、
図10、図11、図12は、各々図3におけるC-C矢視断面
図、D-D矢視断面図、E-E矢視断面図、F-F矢視断面図、G
-G矢視断面図、H-H矢視断面図である。さらに、図7は
左側面図である。
【0022】(全体構成)このカッタは、本体10と、蓋
部20と、裸光ファイバに曲げを与える枕30と、裸光ファ
イバを保持する上下クランプ40、41(図5)と、裸光フ
ァイバに初期傷を付ける円盤状の刃部50と、裸光ファイ
バの切り屑回収機構60とを具えている。以下、各部を詳
細に説明する。
【0023】(本体)本体10は上部片11と下部片12を連
結片13でつないだ断面がほぼI字状の金属塊である。そ
の上面には多芯用光ファイバホルダ70(光ファイバ芯線
を並列状態に保持する器具)を装着するホルダガイド14
(図7)が形成されている。また、上部片11には刃部50
の露出孔15(図8)が形成され、この露出孔15から刃部
50が上方に突出される。さらに、連結片13には刃部50の
スライド機構が装着されている。このスライド機構は、
本体10に固定された直線ガイド16と、直線ガイド沿いに
スライドすると共に刃部50が固定されたスライダ17とを
有する。そして、本体の上面における前記露出孔15を挟
む個所には一対の下クランプ41(図3、図5)が固定さ
れている。
【0024】(蓋部)蓋部20は、支軸21(図4)を介し
て本体上面の側縁に開閉自在に取り付けられた板状体で
ある。蓋部20の裏面(本体10と対向する面)には、枕30
と、一対の上クランプ40と、光ファイバホルダ70を圧縮
バネ22の反発力で押圧するプランジャ23が設けられてい
る。この上クランプ40は、蓋部20を閉じることで本体上
の下クランプ41と対向されて、裸光ファイバを挟みこ
む。
【0025】(蓋部(クランプ)の自動開放機構)本例
では、この蓋部20に自動開放機構を設けた。自動開放機
構には、前記支軸21に装着されたねじりバネ24(図1,
7)と、蓋部20を閉じた状態に保持する止め機構と、止
め機構を解除する解除機構とが含まれる。ねじりバネ24
は、蓋部20を開放する方向に押圧する。ここでは解除機
構を構成する解除レバー25にねじりバネ24の一端を貫通
させ(図1、図7)、このねじりバネ24に蓋部20の押圧
と、解除レバー25の押圧(姿勢制御)と言う二つの機能
を持たせた。また、止め機構には、マグネット26と、こ
のマグネット26に吸着するキャッチャー27を用いる。マ
グネット26は、マグネット保持金具28を介して蓋部20に
おける支軸21と反対側の側縁にねじ止めされている。一
方、キャッチャー27は本体の上面にやはりねじ止めによ
り固定されている。蓋部を閉じると、ねじりバネ24の押
圧力に抗してマグネット26がキャッチャー27に吸着され
る。本例では、接着剤を用いることなくマグネット26お
よびキャッチャー27の装着を行っており、接着剤の劣化
に伴うマグネット26またはキャッチャー27の脱落を防止
することができる。さらに、解除機構には、蓋部20の裏
面に軸29(図2)を介して支持された解除レバー25を用
いる。この解除レバー25は、常時は図2に示すように、
ねじりバネ24の押圧力により蓋部20が閉じた状態となる
向きに保持される。しかし、解除レバー25を下方に押せ
ば、同レバー25が回転して本体上面に押し当てられるた
め、蓋部はこじ開けられることになって、マグネット26
とキャッチャー27の吸着を開放する。この吸着が開放さ
れれば、ねじりバネ24の反発力により蓋部20は自動的に
開かれる(図7の破線参照)。このように、蓋部20に自
動開放機構を設けることで、上クランプ40も自動開放す
ることができ、作業性が改善される。
【0026】(枕)枕30(図3)は、圧縮バネ31の反発
により、常時は突出した状態、すなわち裸光ファイバに
曲げを付与する状態に保持されるように構成した。圧縮
バネ31は、蓋部20の表面にねじ止めした押え板32と枕30
の後端との間に介在される。そして、初期傷を付ける前
は枕30が裸光ファイバと非接触の状態に押し戻され、初
期傷を付けた後には裸光ファイバと接触するように、刃
部50のスライドと枕30の突出・後退を連動させた。この
ように、枕30での曲げ付与動作を自動化することで作業
者によるばらつきを解消し、高精度の切断を可能にす
る。なお、刃部50と枕30との連動機構については後に詳
述する。
【0027】(クランプ)上下クランプ40、41は、金属
製の台部42、43にゴム44、45をはめ込んで構成されてい
る(図5、図9)。台部42、43は夫々本体上面または蓋
部裏面にねじ止めされている。ゴム45、46にはショア硬
度Hs80以上の硬質ゴムが好ましい。硬質ゴムをクランプ
に用いることで安定した裸光ファイバの保持を実現し、
超高精度の切断ができる。特に、多心光ファイバの切断
を行った場合、切断面の不揃いを大幅に低減できる。
【0028】(切り屑回収機構)切り屑回収機構60(図
3)は、本体10と一体化された外ケース61と、外ケース
内に軸支された下ローラ62と、外ケース61にヒンジを介
して装着された開閉フタ63と、開閉フタ63の裏面に軸支
された上ローラ64とを具える。開閉フタ63を閉じたと
き、上ローラ64と下ローラ62との間には裸光ファイバの
切り屑が挟みこまれる。また、本例では、外ケース61に
使い捨ての内ケース65を内蔵した。そして、下ローラ62
を回転させることで切り屑をクランプから離反する方向
に送り、内ケース内に投入されるように構成した。これ
により、切り屑は内ケース65ごと取り出して容易かつ確
実に廃棄することができる。なお、外ケース61の一側面
66は開閉自在に構成し(図3)、内ケース65の取出口と
した。
【0029】さらに、本例では、上ローラ64の回転軸を
下ローラ62の回転軸よりもクランプから離反する方向に
ずらして配置した。これにより、切り屑を下方に向けて
送り出すことができ、確実に切り屑を内ケース内に導く
ことができる。
【0030】(クランプの開放と下ローラの回転との連
動機構:第一伝達機構)切り屑回収機構の下ローラ62
は、クランプ40、41の開放に連動して回転される。その
連動機構を図4、図9、図11に基づいて説明する。本例
では、蓋部20の開閉に伴う円弧運動を下ローラ62の回転
運動として伝達した。図4、11に示すように、蓋部20の
端面にはピン201が突出されている。一方、外ケース61
に隣接して伝達機構収納ケース80が配置され、このケー
ス内には所定の範囲で回転するレバー81が軸支されてい
る。また、このレバー81の先端部は伝達機構収納ケース
80から突出すると共に長孔が形成されている、そして、
前記ピン201がレバー81の長孔にはめ込まれている。
【0031】伝達機構収納ケース内において、レバー81
の回転軸には第一ギア82が装着され、順次第二ギア83、
クラウンギア84、第三ギア85と噛合される。そして、こ
の第三ギア85の回転軸に下ローラ62が装着されている。
従って、裸光ファイバの切断後に蓋部20を開放すると、
レバー81の回転に伴って下ローラ62が回転され、切り屑
が内ケース65に向かって送られることになる。
【0032】なお、本例では、第一ギア82の回転軸にワ
ンウェイクラッチ86を装着し、蓋部20の開放動作のとき
のみ第一ギア82を回転させ、蓋部20の閉じ動作に対して
は第一ギア82を回転させないように構成した。これによ
り、下ローラ62は切り屑をクランプから離反する方向に
送るようにのみ回転され、仮に下ローラ62に切り屑が付
着しても、蓋部20を閉じたときに切り屑が再度クランプ
側に引き戻されることを回避できる。
【0033】(刃部と枕の連動機構)本例では枕30によ
る裸光ファイバへの曲げ付与動作を自動化しているが、
その自動化は、刃部50のスライドを枕30の進退に連動さ
せることで実現している。図3に示すように、枕30に
は、その下方に伸びる枕支持片33を固定した。一方、刃
部のスライダ17には、上部に突き出て枕支持片33に当接
する突起18を設けている。この突起18は、図6に示すよ
うに、スライド方向の長さが限定されている。そのた
め、裸光ファイバに初期傷を付けるまでは枕支持片33と
突起18が当接して、枕30が裸光ファイバと非接触の状態
に押し戻される。しかし、初期傷が付けられると、突起
18は枕支持片33の下方を通り過ぎ、圧縮バネ31の押圧力
により枕30が突出されて裸光ファイバに曲げを加え、裸
光ファイバを切断させる。図3、図6では突起18が枕30
に接触して、枕30が押し戻された状態を示している。
【0034】(刃部と切り屑回収機構における開閉フタ
との連動機構)開閉フタ63(図3)の閉じ動作により上
ローラ64と下ローラ62との間で切り屑を挟んで保持する
ことは前述した。この開閉フタ63の閉じ動作は、裸光フ
ァイバの切断後に行われることが望ましい。それは、裸
光ファイバの切断前に開閉フタ63を閉じると、上下クラ
ンプ40、41で挟まれた裸光ファイバの先端をさらに上下
ローラ64、62で挟むことになり、上下クランプ40、41に
よる裸光ファイバの把持力が変わって、結果的に裸光フ
ァイバの切断に適切な張力を安定して実現することが困
難になるからである。そこで、刃部50のスライドに開閉
フタ63の閉じ動作を連動させて、裸光ファイバが切断さ
れた後に開閉フタ63が閉じられ、上下ローラ64、62の間
に切り屑が挟まれるように構成した。
【0035】この連動機構には、刃部のスライダ17に設
けられた切欠端面19と、伝達機構収納ケース内に配置さ
れた揺動レバー87とを用いる。図6、図10に示すよう
に、スライダ17の下部には、スライド方向の切欠100が
設けられ、切欠端面19が形成されている。一方、図10〜
図12に示すように、揺動レバー87は、一端が外ケース61
の開口部にまで伸び、他端にはピン88が突設されて、中
間部が軸89を介して回転自在に支持されている。また、
軸89にはねじりバネ(図示せず)が装着されて、常時は
揺動レバー87の一端が外ケース61の開口部から突出した
状態に保持されている。そして、前記のピン88は伝達機
構収納ケースの長孔800(図11、図12)を貫通し、スラ
イダ17の切欠100の間に位置される。
【0036】ここで、刃部50がスライドされる前は、ス
ライダ17の切欠端面19はピン88に接触しないため、揺動
レバー87(図12の実線参照)の一端が外ケース61の開口
部から突出して開閉フタ63を押し上げる。そのため、上
ローラ64は下ローラ62から離れて裸光ファイバを挟むこ
とができない。次に、刃部50をスライドすると、切欠端
面19がピン88を押し、揺動レバー87が揺動される。その
結果、揺動レバー87(図12の破線参照)の一端は外ケー
ス61の開口部よりも下方に沈み込み、開閉フタ63が閉じ
られて上ローラ64と下ローラ62との間に裸光ファイバを
挟むことができる。なお、図3では開閉フタ63が若干開
いて上ローラ64が下ローラ62から離れた状態と、開閉フ
タ63が完全に開いた状態とを二点鎖線で示している。
【0037】なお、切欠端面19の位置やスライダの突起
18の長さを調整することで、「初期傷の付与→枕30によ
る曲げ付与(裸光ファイバの切断)→開閉フタ63の閉じ
動作(上下ローラ64、62による切り屑の保持)」と言う
一連の動作を自動的に行うこともできる。もし、裸光フ
ァイバに初期傷を付けた後、枕30が裸光ファイバに曲げ
を付与する前に揺動レバー87が揺動すれば、裸光ファイ
バは切断前に上下ローラ64、62で挟まれることになる。
それでは、上下クランプ40、41による裸光ファイバの把
持力を安定させる効果が低減する。そこで、枕30が裸光
ファイバに曲げを付与する動作の後に揺動レバー87が揺
動されるように切欠端面19の位置やスライダの突起18の
長さを調整すれば、上下クランプ40、41による裸光ファ
イバの把持力を安定させて高精度の切断を実現すること
ができる。すなわち、枕支持片33の下方をスライダの突
起18が通過した時点(枕30が光ファイバに曲げを付与す
る時点)ではスライダの切欠端面19がピン88に接触しな
いようにすれば良い。
【0038】(単芯用光ファイバホルダ)図1、図3で
は多芯用光ファイバホルダ70を示したが、図8には多芯
用光ファイバホルダ70と交換して用いる単芯用光ファイ
バホルダ90を示す。この単芯用光ファイバホルダ90は被
覆径が0.25mmと0.9mmの2種類の光ファイバ芯線に対し
て利用できる。径の異なる光ファイバ芯線に対応できる
のは、光ファイバ芯線のガイド溝91をクランプ側に向か
って細くなる段階状に構成したからである。すなわち、
ガイド溝91は、クランプ側の細溝92と、その反対側の太
溝93とから構成される。本例では細溝92の幅を0.3mm、
長さを2mmとし、太溝93の幅を1.0mmとした。0.25mmの裸
光ファイバを配置する場合、光ファイバ芯線の被覆部分
を細溝92にはめる。一方、0.9mmの光ファイバ芯線を配
置する場合には、光ファイバ芯線の被覆端を太溝93と細
溝92の境界面に突き合わせ、裸光ファイバを細溝92で支
持し、被覆部分を太溝93で支持する。ガイド溝91の断面
形状は矩形とした。ガイド溝91を段階状にすることで、
1本の溝で異なるサイズの光ファイバ芯線をセットで
き、作業性良く高精度の切断が実現できる。なお、ここ
では本体に対して着脱自在の単芯用光ファイバホルダ90
について説明したが、本体上面に直接段階状のガイド溝
を形成しても良い。
【0039】(切断手順と動作)このようなカッタは次
のように使用する。ここでは、多芯光ファイバをカット
する場合を例に説明する。 光ファイバ芯線の端部における被覆を除去して裸光フ
ァイバを露出しておく。
【0040】この光ファイバ芯線を光ファイバホルダ
70にセットし、蓋部20を開いてホルダガイド14に光ファ
イバホルダ70をはめ込む。
【0041】枕30およびプランジャ23の反発力に抗し
て蓋部20を閉じて、マグネット26をキャッチャー27に吸
着させる。このとき、上下クランプ40、41の間には裸光
ファイバが挟みこまれる。また、枕支持片33が突起18に
当接し、枕30は押し戻された状態に保持されている。
【0042】スライダ17をスライドさせて刃部50を裸
光ファイバに接触させ、初期傷を付ける。
【0043】裸光ファイバに初期傷が付けられると、
枕支持片33の下方を突起18が通過し、枕30が突出した状
態に復帰されて、裸光ファイバに曲げを付与する。その
とき、裸光ファイバの先端側と根元側がクランプ40、41
で保持されているために張力が付与される。その結果、
初期傷が進展して裸光ファイバは破断に至る。
【0044】さらにスライダ17を進行させると、切欠
端面19がピン88を押圧し、揺動レバー87が揺動されて開
閉フタ63が閉じられる。その際、上下ローラ64、62の間
に切り屑が挟み込まれる。
【0045】次に、蓋部20を開放する。この開放は、
解除レバー25を下方に押して、蓋部20をこじ開けること
により行う。蓋部20の支軸21には蓋部を開放する方向に
押圧するねじりバネ24が装着されているため、その反発
力により自動的に蓋部20が開かれ、上下クランプ40、41
も開かれる。
【0046】蓋部20の開放動作に伴って下ローラ62が
回転され、切り屑をクランプから離れる方向に送る。送
られた切り屑は落下して内ケース65に収納される。
【0047】切断が終わると、光ファイバホルダ70か
ら光ファイバ芯線を取り出す。
【0048】(遊動ギアによる下ローラの逆転防止機
構)次に、切り屑回収機構の下ローラの逆転防止機構に
関し、ワンウェイクラッチとは異なる構成について説明
する。図13は遊動ギアによる逆転防止機構を具えた光フ
ァイバカッタの平面図である。図14、図15は各々図13に
おけるA-A矢視断面図、B-B矢視断面図である。図16は図
14におけるC-C矢視断面図である。図17は左側面図、図1
8は右側面図である。図1〜12と共通する部分には同一
符号を付している。
【0049】図13〜図18は、逆転機構の説明に用いるも
ので、刃部のスライドと下ローラの回転動作が連動して
いない光ファイバカッタを示している。この場合、下ロ
ーラの回転は、切り屑回収機構に設けた操作レバーの押
し下げにより行う。また、図1〜12のカッタでは、枕の
曲げ付与動作が刃部のスライドに連動されていたが、本
例は手動にて枕の曲げ付与動作を行う。
【0050】本例において、次の各点は図1〜12のカッ
タと共通するので説明を省略する。 本体10に開閉自在の蓋部20が軸支されていること。 本体表面に下クランプ41が、蓋部裏面に上クランプ40
が装着されていること。 本体表面に光ファイバホルダが装着されること。 本体10にスライド自在の刃部50が設けられているこ
と。 本体10のクランプ際に切り屑回収機構60が設けられて
いること。 切り屑回収機構60は、外ケース61、開閉フタ63、上ロ
ーラ64、下ローラ62を具えること。
【0051】まず、切り屑回収機構60における下ローラ
62の回転機構およびその逆転防止機構から説明する。図
13、図17に示すように、外ケース61の正面には操作レバ
ー67が突出されている。外ケース61には操作レバー67が
貫通するスリット68が形成されており、このスリット68
の範囲で操作レバー67を押し下げれば下ローラ62を回転
できる。
【0052】操作レバー67の押し下げ動作を下ローラ62
の回転動作に変換する伝達機構(第二伝達機構)は次の
通りである(図14、図15)。操作レバー67はラック69に
一体化され、このラック69はピニオン600に噛合されて
いる。また、ラック69の下端には圧縮バネ601が配置さ
れて、押し下げたラック69は圧縮バネ601の反発力で押
し上げられるように構成されている。一方、ピニオン60
0の回転軸には第一ギア602が装着され、この第一ギア60
2から順次遊動ギア603、第二ギア604、第三ギア605へと
噛合される。そして、第三ギア605の回転軸に下ローラ6
2が設けられているため、操作レバー67を押し下げるこ
とで下ローラ62を回転できる。
【0053】ここで、遊動ギア603は長溝に軸支されて
おり、長溝の範囲で上下動する。操作レバー67を押し下
げると、第一ギア602が図14において右回りし、遊動ギ
ア603を下方に押し付けるため、遊動ギア603が第二ギア
604と噛合して回転運動の伝達が行われる。一方、操作
レバー67を放すと、圧縮バネ601の作用によりラック69
が押し戻されて、第一ギア602を左回りさせる。その
際、遊動ギア603は長孔内で上方に押し上げられるため
第二ギア604に噛合できず、回転運動が伝達されない。
その結果、下ローラ62は図14の左回りしか回転できず、
逆転防止が実現される。つまり、図1〜12のカッタにお
けるワンウェイクラッチの代わりに本例の遊動ギアを用
いた構成としても良い。
【0054】また、枕30は、支軸300を介して本体上面
の側縁に開閉自在に取り付けられたレバー301の先端に
固定されている。レバー301は棒状体の側方にL型金属片
(図14、15)を一体化したものである。本例ではL型金
属片の先端面に硬質ゴムをはめ込むことで枕30を構成し
た。この枕30は、刃部50が接触しないように溝を具えて
いる。また、レバー301は蓋部20の挿通孔202(図13)を
貫通して枕30を刃部側に対向させている。さらに、レバ
ー301の根元付近にはプランジャ(図示せず)が内蔵さ
れている。レバー301を回転すると、プランジャの先端
が本体表面に当たり、枕33が裸光ファイバの直上に位置
した状態で止められる。裸光ファイバに曲げを付与する
際は、プランジャの反発力に抗して、さらに手でレバー
301を押し下げて、枕33を裸光ファイバに押し付ける。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明カッタによ
れば、刃部のスライド動作に切り屑回収機構における回
転ローラの閉じ動作を連動させることで、裸光ファイバ
に初期傷を付けた後、回転ローラの閉じ動作が行われ
る。そのため、クランプによる裸光ファイバの把持力が
安定し、高精度の切断を行うことができる。
【0056】特に、刃部のスライド動作に枕の裸光ファ
イバに対する曲げ付与動作を連動させ、枕の曲げ付与動
作を回転ローラの閉じ動作よりも早く行うように構成す
ると裸光ファイバの切断後に回転ローラの閉じ動作が行
われて一層望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明カッタの平面図である。
【図2】、本発明カッタの正面図である。
【図3】図1におけるA-A矢視断面図である。
【図4】図1におけるB-B矢視断面図である。
【図5】図2におけるC-C矢視断面図である。
【図6】図2におけるD-D矢視断面図である。
【図7】本発明装置の左側面図である。
【図8】単芯用光ファイバホルダの説明図である。
【図9】図2におけるD-D矢視断面図である。
【図10】図2におけるE-E矢視断面図である。
【図11】図2におけるF-F矢視断面図である。
【図12】図2におけるH-H矢視断面図である。
【図13】別構成の下ローラ逆転防止機構の説明図であ
る。
【図14】図13におけるA-A矢視断面図である
【図15】図13におけるB-B矢視断面図である。
【図16】図14におけるC-C矢視断面図である。
【図17】図13の光ファイバカッタの左側面図である。
【図18】図13の光ファイバカッタの右側面図である。
【符号の説明】
10 本体 11 上部片 12 下部片 13 連結片 14 ホルダガイド 15 露出孔 16 直線ガイド 17 スライダ 18 突起 19 切欠端面 20 蓋部 21 支軸 22 圧縮バネ 23 プランジャ 24 ねじりバネ 25 解除レバー 26 マグネット 27 キャッチャー 28 マグネット保持金具 29 軸 30 枕 31 圧縮バネ 32 押え板 33 枕支持片 40 上クランプ 41 下クランプ 42、43 台部 44、45 ゴム 50 刃部 60 切り屑回収機構 61 外ケース 62 下ローラ 63 開閉フタ 64 上ローラ 65 内ケース 66 一側面 67 操作レバー 68 スリット 69 ラック 70 多芯用光ファイバホルダ 80 伝達機構収納ケース 81 レバー 82 第一ギア 83 第二ギア 84 クラウンギア 85 第三ギア 86 ワンウェイクラッチ 87 揺動レバー 88 ピン 89 軸 90 単芯用光ファイバホルダ 91 ガイド溝 92 細溝 93 太溝 100 切欠 201 ピン 202 挿通孔 300 支軸 301 レバー 600 ピニオン 601 圧縮バネ 602 第一ギア 603 遊動ギア 604 第二ギア 605 第三ギア 800 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝本 洋資 兵庫県伊丹市北河原字当田20番地の2 住 電朝日精工株式会社内 (72)発明者 羽部 聡 兵庫県伊丹市北河原字当田20番地の2 住 電朝日精工株式会社内 (72)発明者 小名 篤裕 横浜市栄区田谷町1番地 住友電気工業株 式会社横浜製作所内 (72)発明者 山鳥 剛裕 横浜市栄区田谷町1番地 住友電気工業株 式会社横浜製作所内 (72)発明者 大塚 健一郎 横浜市栄区田谷町1番地 住友電気工業株 式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H038 CA15 3C060 AA12 CB03 CB09 CB11 CB14 CB15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裸光ファイバを保持する開閉自在のクラ
    ンプと、 クランプで保持された裸光ファイバに初期傷を付けるス
    ライド自在の刃部と、 初期傷の付いた裸光ファイバに曲げを付与して初期傷を
    進展させ、裸光ファイバを切断する枕と、 切断された裸光ファイバの切り屑を回収する切り屑回収
    機構と、 この回収機構において、切り屑を保持する開閉自在の回
    転ローラとを具え、 前記刃部のスライド動作に前記回転ローラの閉じ動作を
    連動させたことを特徴とする光ファイバカッタ。
  2. 【請求項2】 さらに、刃部のスライド動作に枕の裸光
    ファイバに対する曲げ付与動作を連動させ、 枕の曲げ付与動作を回転ローラの閉じ動作よりも早く行
    うように構成することを特徴とする請求項1記載の光フ
    ァイバカッタ。
  3. 【請求項3】 クランプの自動開放機構を具え、かつク
    ランプの開放動作を回転ローラの回転動作に連動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバカッタ。
  4. 【請求項4】 切り屑回収機構は、外ケースと、外ケー
    スに内蔵されて切り屑が投入される使い捨ての内ケース
    とを具えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
    カッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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