JPH1096819A - 光ファイバ心線屑回収装置 - Google Patents
光ファイバ心線屑回収装置Info
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Abstract
部を確実に回収する。 【解決手段】 心線屑回収装置10は、光ファイバ切断
機の前端部に着脱自在に装着できるようになおり、枠体
12に着脱自在な心線受け20を備えている。枠体12
の後端側上部には、回転つまみによって回転させること
ができる下部ローラ34が設けてある。下部ローラ34
は、蓋体40に回転自在に設けた上部ローラ36と協働
して光ファイバの心線端部を挟持し、回転させられるこ
とによって挟持した心線を投入箱部24に投入する。ロ
ーラ34、36の心線送り出し側に設けた払拭部材5
2、54は、ローラ34、36の周面を払拭し、心線が
ローラに巻き込まれるのを防止する。
Description
ル(光ファイバ)の心線屑を回収する光ファイバ心線屑
回収装置に係り、特に光ファイバの中継部や分岐部にお
いて光ファイバを接続するために切断した光ファイバの
心線端部を回収するのに好適な光ファイバ心線屑回収装
置に関する。
容量を有するとともに、電気的障害に影響されないとこ
ろから、信号を光によって伝送する光通信が急速に普及
している。この光通信は、伝送路として光ファイバケー
ブル(光ファイバ)が使用される。そして、伝送路の途
中に設けられた中継部や分岐部において光ファイバを接
続する場合、シリコン樹脂などで被覆した心線の端部を
剥き出してファイバ接続器のホルダに保持させ、このホ
ルダを光ファイバ切断機にセットして心線を所定の長さ
に切断するようにしている。
機によって切断した心線の端部、すなわち心線屑は、直
径が125μmと非常に細く、透明であって取り扱いに
くいため、特別に回収するようなことが行なわれておら
ず、作業者が気が付いたときに手で心線屑を拾って紙袋
などに入れる程度であった。ところが、通信用の光ファ
イバは、透明度が高く光信号の伝送損失が小さいところ
から、石英ガラスを主体とするグラスファイバが使用さ
れている。このため、放置された光ファイバ心線屑が作
業者や他の人の手などに刺さることがある。しかも、フ
ァイバ心線は、ガラスによってできているため、硬くて
脆く、刺さると容易に取り除くことができない。このた
め、光ファイバの心線を切断した際の心線屑を確実に回
収する装置の開発が強く望まれている。
で、光ファイバ切断機によって光ファイバを切断した際
の心線端部を確実に回収することができる光ファイバ心
線屑回収装置を提供することを目的としている。また、
本発明は、心線屑に手を触れずに回収できるようにする
ことを目的としている。さらに、本発明は、心線の挟持
操作を容易に行なえるようにすることなどを目的として
いる。
めに、本発明に係る光ファイバ心線屑回収装置は、光フ
ァイバ切断機に隣接して配置する枠体と、この枠体に回
転自在に取り付けられ、前記光ファイバ切断機から突出
させた光ファイバの心線先端部が上部に配置される下部
ローラと、この下部ローラと接離可能に設けられ、下部
ローラと協働して前記心線端部を挟持する上部ローラ
と、この上部ローラまたは前記下部ローラを回転させ、
両ローラの挟持した前記心線端部を前記枠体内の心線屑
投入部に投入する投入操作部とを有する構成となってい
る。上部ローラは、枠体の上部に配置される開閉自在な
蓋体に回転自在に取り付けることができる。そして、蓋
体と枠体とには、各ローラの心線送り出し側に配設され
て心線のローラへの巻き込みを阻止する払拭部を設ける
ことが望ましい。蓋体には、光ファイバ切断機の光ファ
イバを把持する押え蓋に係合し、押え蓋の閉動作に連動
させて蓋体を閉じて上部ローラを下部ローラに接触させ
る係合片を設けてもよい。また、心線屑投入部は、枠体
に対して着脱自在に設けることができる。
ァイバ切断機に固定できるようにすると、枠体が切断機
と相対位置ずれを生じて光ファイバ心線が途中から折れ
たりするようなことを防ぐことができる。さらに、ラチ
ェット機構などのローラの逆転防止機構を設け、ローラ
が逆転して挟持した心線が光ファイバ切断機側に戻され
るのを防止するようにしてもよい。また、枠体に蓋体の
係止機構と設け、蓋体を閉じた状態で固定できるように
し、蓋体を手で押えることなくローラによる心線の把持
を行なえるようにしてもよい。また、着脱自在な心線屑
投入部を枠体に固定できる固定機構を設け、心線屑投入
部が不意に外れるようなことがないようにするとよい。
断機から突出した光ファイバの心線端部を上下のローラ
によって挟持する。そして、心線が切断機によって切断
されたときに、投入操作部によって心線端部を挟持して
いるローラを回転させ、ローラの挟持した心線端部を心
線屑投入部に送り込む。従って、光ファイバが切断され
たときに心線端部が周囲に飛散したりすることがなく、
かつ心線屑に手を触れずに心線屑を確実に回収すること
ができ、心線屑が作業者当に刺さったりするのを避ける
ことができる。しかも、心線端部を上下のローラによっ
て把持するとともに、蓋体を設けているため、風によっ
て心線が飛散したりするのを防止することができる。ま
た、上下のローラの心線送り出し側には、払拭部を設け
てローラの周面を払拭し、心線のローラへの巻き込みを
防止するようにしているため、心線屑を心線屑投入部に
確実に投入することができる。さらに、本発明において
は、上部ローラを蓋体に取り付けるとともに、蓋体に係
合片を設けて光ファイバ切断機の押え蓋に係合させ、押
え蓋の閉動作に連動させて蓋体を閉じ、上部ローラを下
部ローラに接触させて心線を挟持するようにしているた
め、心線端部の挟持操作が容易となる。そして、心線屑
投入部を枠体に対して着脱自在とすることにより、心線
屑投入部に投入された心線屑を手で触れることなく回収
容器などに移し替えることができる。
収装置の好ましい実施の形態を添付図面に従って詳細に
説明する。
イバ心線屑回収装置の断面図であり、図2はその平面
図、図3はその背面図である。これらの図において、心
線屑回収装置10は、枠体12を有している。この枠体
12は、底板14の両側部に側板16、18が立設して
あって(図2参照)、上面と前面(図1の左側)とが開
口している。そして、枠体12内には、心線屑投入部で
ある心線受け20が配置してある。
在となっていて、前板22と前板22の背面に固着した
投入箱部24とを備えていてる。そして、投入箱部24
は、図1に示したように、上縁が前端側より後端側が低
くなるように形成してあって、後述するように心線屑を
確実に投入箱部24内に投入できるようにしてある。ま
た、前板20は、投入箱部24より大きく形成してあっ
て、投入箱部24を枠体12に挿入したときに、前板2
0の背面縁部が枠体12の前端面に接触して必要以上に
押し込まれることがないようにしてある。さらに、心線
受け20は、前板22の前面に板状の引出しつまみ26
が固定してあり、図2の矢印28に示したように、引出
しつまみ26を介して枠体12から引出したり、枠体1
2に挿入できるようにしてある。
位置に、両側板16、18間に渡した押え棒30が設け
てあって、この押え棒30が心線受け20の投入箱部2
4の上部に接触し、投入箱部24の底面を枠体12の底
板14に密着させることができるようにしてある。ま
た、枠体12の後端側上部には、側板16、18間に渡
した回転軸32に取り付けた下部ローラ34が設けてあ
る。この下部ローラ34は、後述するように、上部ロー
ラ36と協働して光ファイバの心線端部を把持するとと
もに、心線端部を投入箱部24に投入するためのもの
で、心線屑回収装置10を光ファイバ切断機に装着した
ときに、頂部がファイバ切断機の光ファイバ心線端部を
載せる心線支持台上面とほぼ同じ高さとなるようにして
ある。そして、下部ローラ34は、シリコンゴムなどの
適度な弾性を有するとともに、ファイバ心線が付着しに
くい部材によって形成してあり、回転軸32と一体に回
転するようになっている。この回転軸32の両端部は、
側板16、18から外部に突出していて、図2、図3に
示したように、突出端部に回転つまみ38が取り付けて
ある。この回転つまみ38は、回転軸32を介して下部
ローラ34を回転さ、上下のローラ36、34の挟持し
た心線を投入箱部24に送り込む投入操作部となってい
る。
の材質からなり、下部ローラ34と協働して光ファイバ
の心線を把持した際に、その衝撃で心線が破損したりし
ないようにしてある。そして、上部ローラ36は、蓋体
40に回転自在に取り付けてある。この蓋体40は、枠
体12の後端側上部を覆うようになっていて、図2に示
したように、一方の側部が枠体12の側板16に設けた
ヒンジ42に連結してあって、図3の矢印43のように
開閉自在となっている。また、蓋体40は、ヒンジ連結
側と反対側の側部に、開閉用のつまみ部43が一体に形
成してある。そして、蓋体40の後部内面側には、一対
の軸受部44、46が設けてあり、これらの軸受部4
4、46に回転自在に支持させた回転軸48に上部ロー
ラ36が装着してある。さらに、蓋体40の後端には、
係合片50が後方側に突出形成してあり、係合片50を
光ファイバ切断機の後述する押え蓋に係合させることに
より、蓋体40を押え蓋に連動させて閉じることができ
るようになっている。
線送り出し側(図1の左側)に、先端側が低くなる傾斜
面が形成してあって、心線を容易に投入箱部24に投入
できるようにしてある。すなわち、傾斜面は、下端部が
枠体12に挿入された投入箱部24の開口後端の上部に
位置するようになっており、下部ローラ34と上部ロー
ラ36とによって送り出された光ファイバの心線端部
(心線屑)が、傾斜面を滑り降りて投入箱部24内に入
るようになっている。また、傾斜面および蓋体40のロ
ーラ36の心線送り出し側には、払拭部を構成している
払拭部材52、54が設けてある。これらの払拭部材5
2、54は、フェルトやスポンジ状のもの等から形成し
てあって、下部ローラ34と上部ローラ36との周面に
接触するようになっており、切断された光ファイバの心
線端部がローラ34、36に巻き込まれるのを防止して
いる。
両側下部に、図3に示したように、サポート56、58
が設けてある。これらのサポート56、58は、ファイ
バ切断機の前面部の上下方向に突出形成した凸部を受け
入れる間隔をあけて設けられており、心線屑回収装置1
0をファイバ切断機に装着したときに、サポート56、
58が切断機の凸部両側に位置し、回収装置10が切断
機に対して左右方向にずれたり、左右方向にがたつくの
を防止できるようにしてある。また、枠体12の底板1
4の上面後端部には、切断機のベース下部に設けた脚部
間に挿入する挟持板60が固着してある。この挟持板6
0は、枠体12の幅方向(図3の左右方向)に延在する
固定部62と、底板14の後方に突出している挟持片6
4とからなる平面視T字状をなし、挟持片64の先端上
面に滑り止め用のゴム66が貼り付けてある。そして、
挟持板60の上面とサポート56、58の下端との間に
は、光ファイバ切断機のベースを挿入するための挿入間
隙68が形成してあり、サポート56、58と挟持片6
4とによってベースを挟持できるようになっている。
は、図4に示したように、光ファイバ切断機70の先端
部に着脱自在に装着される。この切断機70は、ベース
72の上面に切断機本体74が設けてあって、本体74
の上部に、図示しない光ファイバ接続器に装着するファ
イバホルダ76がセットできるようになっている。そし
て、ファイバホルダ76に把持させた光ファイバ78
は、先端部の心線80が保護用被覆材82を除去された
状態となっていて、ホルダ76を切断機70にセットし
たときに、心線80が切断機本体74に設けた下部クラ
ンプ部84、86上に配置されるようにしてある。ま
た、切断機本体74の前端には、心線80の端部が上部
に配置される心線支持台88が形成してある。そして、
心線屑回収装置10の下部ローラ34は、回収装置10
をファイバ切断機70に装着したときに、頂部の位置が
心線支持台88の上面の高さとほぼ一致するようになっ
ている。
0には、下部クランプ部84、86に対応して上部クラ
ンプ部92、94が設けてあって、押え蓋90を閉じる
ことにより、これらのクランプ部84、86、92、9
4によって心線80を挟持、固定できるようにしてあと
ともに、押え蓋90がホルダ76を押圧、固定するよう
にしてある。そして、下部クランプ部84、86の間に
は、円板状のカッタ96が配設してあって、このカッタ
96を光ファイバ78と直交したファイバ切断機70の
左右方向に移動させることにより、クランプ部によって
挟持した心線80を切断できるようになっている。
0に装着された際、蓋体40に設けた係合片50が切断
機70の押え蓋90の内面に係合するようになってい
る。すなわち、図4に示したように、押え蓋90と蓋体
40とを開放すると、係合片50が押え蓋90に接触
(係合)し、押え蓋90を閉じると、蓋体40が押え蓋
90に連動して閉じられるようになっている。
バ78は、心線80の先端が光ファイバ切断機70の先
端から突出し、心線屑回収装置10の下部ローラ34の
上部に達する長さまで被覆材82が除去してある。そし
て、ホルダ76を切断機本体74にセットして押え蓋9
0を閉じると、下クランプ部84、86と上部クランプ
部92、94とが光ファイバ78を挟持するとともに、
心線屑回収装置10の蓋体40が閉じて上下のローラ3
6、34が心線80の先端部を挟持する。そこで、カッ
タ96を光ファイバ78に直交させて移動して心線80
を切断する。
90を開ける。このとき、係合片50は、押え蓋90と
の係合が解除され、心線80の端部は上下のローラ3
6、34に挟持された状態に維持される。そして、回転
つまみ38を介して下部ローラ34を図1の反時計方向
に回転させると、上部ローラ36が図1の時計方向に回
転して両ローラ34、36に挟持された心線80の端部
(心線屑)が図1の左側に送り出され、心線受け20の
投入箱部24に投入、回収される。心線80を投入箱部
24に投入したならば、ファイバホルダ76を切断機7
0から取り外してファイバ接続器に装着する。また、投
入箱部24内に溜まった心線80は、心線受け20を枠
体12から抜出して所定の回収容器などに移し替える。
た心線80の端部を手を触れることなく、また飛散させ
ることなく回収することができ、心線屑の回収の際に作
業者の手に刺さったり、飛散した心線80が作業者など
に刺さるなどの事故を防止することができる。また、ロ
ーラ34、36を回転させると、これらのローラ34、
36の心線送り出し側に設けた払拭部材52、54がロ
ーラ34、36の周面を払拭し、心線80がローラ3
4、36に巻き付くのを防止して心線屑を確実に投入箱
部24に入れることができる、ローラ34、36の周面
が清掃されて心線80の付着を防止する。しかも、切断
された心線80をローラ34、36によって強制的に投
入箱部24に送り込むようにしているため、ファイバ切
断器70に心線屑が残るようなことがない。そして、心
線受け20は、枠体12に対して着脱自在となっている
ため、心線受け20に溜まった心線80を回収容器など
に移す場合に心線80に手を触れる必要がなく、安全に
回収することができる。
る係合片50を蓋体40に設け、閉蓋体40の閉動作を
押え蓋90の閉動作に連動させるようにしてあるため、
ローラ34、36による心線80の挟持操作をファイバ
切断器70の心線挟持動作と連動させることができる。
さらに、心線80の端部を下部ローラ34と上部ローラ
36とによって挟持するとともに、枠体12の後端側を
覆う蓋体40が設けてあるため、風があったとしても心
線屑が風で飛散するようなおそれがない。そして、蓋体
40は、枠体12の上部全体を覆うようにしてもよい。
などは、心線80が投入箱部24に投入されたことを容
易に確認できるように、アクリル樹脂などの透明な部材
によって形成することが望ましい。また、下部ローラ3
4と上部ローラ36との外径は、同じであってもよい
し、いずれか一方をいずれか他方より大径に形成しても
よい。そして、前記実施の形態においては、回転つまみ
38によって下部ローラ34を回転させる場合について
説明したが、上部ローラ36を回転させるようにしても
よい。
切断機70に固定する機構の一例を示したものである。
ファイバ切断機70は、ベース72の前後端に図示のよ
うな逆J状のフック100を備えているものがある。そ
こで、心線屑回収装置10の底板14に、フック100
に係止される係止片としての板ばね102を取り付けた
ものである。板ばね102は、先端部が上方に凸となる
山形の屈曲係止部104が設けてある。そして、心線屑
回収装置10を矢印106のように、ファイバ切断機7
0に向けて前進させることにより、係止部104がフッ
ク100に係止され、回収装置10が切断機70に固定
される。このとき、挟持板60の挟持片64は、図5に
示してあるように、ベース72の下部に設けた脚部10
8間に挿入され、サポート56、58と協働してベース
72を挟持する。
70に対して相対移動することによる心線80の折損等
を防止することができる。そして、心線屑回収装置10
を図5の左方向に移動させることにより、フック100
による係止部104の係止状態が解除され、心線屑回収
装置10をファイバ切断機70から取り外すことができ
る。
を示したものである。図6に示したように、本図に図示
しない下部ローラ34を取り付けた回転軸34の下方に
は、ラチェット機構110が配設してある。このラチェ
ット機構110は、枠体12に軸112が回転自在に配
設してあって、この軸112にプーリ114と歯車11
6とが固定してある。そして、歯車116は、先端部を
上方に向けて屈曲させたストッパである板ばね118の
先端部と係合しており、矢印120のように図6の反時
計方向への回転が可能であるとともに、反時計方向の回
転が阻止されるようになっている。また、プーリ114
と回転軸32との間には、ベルト122が掛け回してあ
って、回転軸32の回転がプーリ114に伝達されるよ
うになっている。
は、回転軸32を矢印124のように反時計方向に回転
させる力を作用させると、ベルト122が矢印125の
ように回転し、プーリ114を介して歯車116が矢印
120のように回転する。従って、回転軸32を心線8
0の送り出し方向である矢印124の方向に回転させて
心線80を投入箱部24に投入することができる。一
方、回転軸32を図6の時計方向に回転させる力を作用
させると、前記と同様にして歯車116が時計方向に回
転しようとするが、板ばね118によって時計方向の回
転が阻止される。従って、回転軸32が時計方向に回転
することがなく、下部ローラ34が逆転してローラ3
4、36の挟持した心線80が光ファイバ切断機70側
に戻されるのを防ぐことができる。
のである。図に示したように、枠体12を構成している
一方の側板18の上部には、止め金としての板ばね12
6が固定してある。この板ばね126は、例えば図3に
示した開閉用つまみ部43と回転つまみ38との間に配
設してあり、他方の側板16側に膨出させた山形状の凸
部128が上端部に形成してある。そして、板ばね12
6は、蓋体40を矢印130のように閉じると、凸部1
28が蓋体40の側縁部を係止し、蓋体40を枠体12
の上部に押圧、固定する。これにより、蓋体40を手で
押え付けることなく上下のローラ36、34によって心
線80を確実に把持することができる。
る固定機構の一例を示したものである。この固定機構
は、枠体12の底板14上面にクランク状の板ばね13
2が固定してある。板ばね132は、先端側(図8の左
側)が底板14に固定され、後端側が先端側より高くな
っている。この結果、心線受け20を矢印134のよう
に枠体12に挿入すると、投入箱部24の後端部が板ば
ね132に乗り上げ、板ばね132によって上方に付勢
される。従って、投入箱部24は、図1に示した押え棒
30と板ばね132とによって挟持された状態となって
枠体12に固定される。これにより、心線受け20が枠
体12から不意に外れたり、心線屑回収装置10が傾斜
したときに、心線受け20が枠体12から脱落したりす
るのを防止することができる。
ば、光ファイバ切断機から突出した光ファイバの心線端
部を上下のローラによって挟持し、心線が切断機によっ
て切断されたときに、投入操作部によって心線端部を挟
持しているローラを回転させることにより、上下のロー
ラの挟持した心線端部を心線屑投入部に送り込むことが
できる。従って、光ファイバが切断されたときに心線端
部が周囲に飛散したりすることがなく、かつ心線屑に手
を触れずに心線屑を確実に回収することができ、心線屑
が作業者当に刺さったりするのを避けることができる。
しかも、心線端部を上下のローラによって挟持するとと
もに、蓋体を設けているため、風によって心線が飛散し
たりするのを防止することができる。また、上下のロー
ラの心線送り出し側には、払拭部を設けてローラの周面
を払拭し、心線のローラへの巻き込みを防止するように
しているため、心線屑を心線屑投入部に確実に投入する
ことができる。さらに、本発明においては、上部ローラ
を蓋体に取り付けるとともに、蓋体に係合片を設けて光
ファイバ切断機の押え蓋に係合させ、押え蓋の閉動作に
連動させて蓋体を閉じ、上部ローラを下部ローラに接触
させて心線を挟持するようにしているため、心線端部の
挟持操作が容易となる。そして、心線屑投入部を枠体に
対して着脱自在としたことにより、心線屑投入部に投入
された心線屑を手で触れることなく回収容器などに移し
替えることができる。
収装置の断面図である。
背面図である。
平面図である。
光ファイバ切断機に装着した状態を示す斜視図である。
に固定する機構の一例の説明図である。
下部ローラの逆転を防止する機構の一例の説明図であ
る。
蓋体の固定機構の一例の説明図である。
心線受けの固定機構の一例の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 光ファイバ切断機に隣接して配置する枠
体と、この枠体に回転自在に取り付けられ、前記光ファ
イバ切断機から突出させた光ファイバの心線先端部が上
部に配置される下部ローラと、この下部ローラと接離可
能に設けられ、下部ローラと協働して前記心線端部を挟
持する上部ローラと、この上部ローラまたは前記下部ロ
ーラを回転させ、両ローラの挟持した前記心線端部を前
記枠体内の心線屑投入部に投入する投入操作部とを有す
ることを特徴とする光ファイバ心線屑回収装置。 - 【請求項2】 前記上部ローラは、前記枠体の上部に配
置される開閉自在な蓋体に取り付けてあり、この蓋体と
前記枠体とには、前記各ローラの心線送り出し側に配設
されて前記心線の前記ローラへの巻き込みを阻止する払
拭部が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の光
ファイバ心線屑回収装置。 - 【請求項3】 前記蓋体は、前記光ファイバ切断機の前
記光ファイバを把持する押え蓋に係合し、押え蓋の閉動
作に連動させて前記蓋体を閉じて前記上部ローラを下部
ローラに接触させる係合片を有していることを特徴とす
る請求項1または2に記載の光ファイバ心線屑回収装
置。 - 【請求項4】 光ファイバ切断機に着脱自在に装着する
枠体と、この枠体の上部に設けられた開閉自在な蓋体
と、前記枠体に回転自在に取り付けられ、前記光ファイ
バ切断機より突出させた光ファイバの心線端部が上部に
配置される下部ローラと、前記蓋体に回転自在に取り付
けられて前記下部ローラと接離するとともに、下部ロー
ラと協働して前記心線端部を把持する上部ローラと、前
記枠体に着脱自在に設けた心線屑投入部と、前記上部ロ
ーラまたは下部ローラを回転させ、前記光ファイバ切断
機により切断された前記心線端部を前記心線屑投入部に
投入する投入操作部と、前記枠体と前記蓋体との前記各
ローラの心線送り出し側に配設され、前記心線の前記ロ
ーラへの巻き込みを阻止する払拭部と、前記蓋体に設け
られ、前記光ファイバ切断機の前記光ファイバを把持す
る押え蓋に係合し、押え蓋の閉動作に連動させて前記蓋
体を閉じて前記上部ローラを下部ローラに接触させる係
合片とを有することを特徴とする光ファイバ心線屑回収
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27159896A JPH1096819A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 光ファイバ心線屑回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27159896A JPH1096819A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 光ファイバ心線屑回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096819A true JPH1096819A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17502317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27159896A Pending JPH1096819A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 光ファイバ心線屑回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1096819A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009104034A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバ切断装置 |
WO2012043635A1 (ja) | 2010-09-28 | 2012-04-05 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ切断装置の屑回収装置 |
KR20190085462A (ko) * | 2018-01-10 | 2019-07-18 | 이노 인스트루먼트 (차이나). 인코퍼레이션 | 광섬유 커터용 광섬유 회수장치와 광섬유 커터 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP27159896A patent/JPH1096819A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009104034A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバ切断装置 |
WO2012043635A1 (ja) | 2010-09-28 | 2012-04-05 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ切断装置の屑回収装置 |
US8967025B2 (en) | 2010-09-28 | 2015-03-03 | Fujikura Ltd. | Scrap collector for optical fiber cutter |
KR20190085462A (ko) * | 2018-01-10 | 2019-07-18 | 이노 인스트루먼트 (차이나). 인코퍼레이션 | 광섬유 커터용 광섬유 회수장치와 광섬유 커터 |
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