JP5809827B2 - 光ファイバ切断器および光ファイバの切断方法 - Google Patents

光ファイバ切断器および光ファイバの切断方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ心線を切断するための、ファイバ切断器およびファイバの切断方法に関するものである。
従来、光ファイバ心線同士の接続として、ファイバ融着器が用いられる場合がある。光ファイバ心線の融着は、光ファイバ心線の端部同士を突き合わせて、光ファイバ心線の端部同士を部分溶融して接合するものである。このような光ファイバ心線の端部同士を突き合わせて接続する方法では、あらかじめ、接続する光ファイバ心線の端部を切断する必要があった。
ファイバ心線を切断する際には、ファイバ屑が発生する。ファイバ屑は、非常に微細なものであるため、切断作業において散乱すると、これらを集めて回収することが困難であり、また、それらが人の手などに刺さるなどという問題がある。したがって、このようなファイバ屑の回収処理が必要となる。
このようなファイバ屑を収集可能なファイバ切断器としては、例えば、クランプした光ファイバの外周面に傷を入れ、同光ファイバに張力或いは曲げ応力を付与して傷部を破断させて、光ファイバに鏡面状の端面を形成する光ファイバ切断器において、切断により切り離された分離光ファイバ側に、当該分離光ファイバを収容可能な収容容器と、分離光ファイバを収容容器内へと搬送して回収するピンチローラと、光ファイバを切断する際に可動される部分の運動を受けてピンチローラを回転駆動する駆動機構とを備える光ファイバ切断器がある(特許文献1)。
また、光ファイバを切断する光ファイバカッタにおいて、光ファイバカット時にカットされたファイバカット屑を収集する箱状のファイバカットボックスを着脱自在に設けたことを特徴とするファイバ屑収納部付光ファイバカッタがある(特許文献2)。
特開2000−89034号公報 実開平05−54517号公報
しかしながら、特許文献1のような光ファイバ切断器は、ファイバ切断時の切断操作に応じてピンチローラを動作させ、これにより切断されたファイバ屑を搬送するため、構造が極めて複雑であり、装置自体が大型化するという問題がある。
また、特許文献2のようなファイバ屑収納部付光ファイバカッタは、ファイバ屑を確実にファイバカットボックス内に落とすために、ファイバの切断代を大きくとる必要があり、また、底板を斜めに形成するため、ファイバカットボックス自体を小型化することができず、装置全体が大型化する。
また、装置を移動・運搬する際に、収容された内部のファイバ屑がファイバカットボックスからこぼれおちる恐れがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易な構造で切断後のファイバ屑を容易に回収することが可能であるとともに、内部のファイバ屑が収容部からこぼれおちることがないファイバ切断器およびファイバの切断方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、ファイバを設置するファイバ設置部と、前記ファイバ設置部に設置されたファイバを押さえるファイバ押さえ部と、前記ファイバ押さえ部で押さえられたファイバを切断するファイバ切断部と、を具備し、前記ファイバ設置部の延長線上には、ファイバ屑回収部が設けられ、前記ファイバ屑回収部には、ファイバの先端側が挿入可能な孔が形成され、前記ファイバ押さえ部を閉じた状態において、前記ファイバ押さえ部が前記孔を塞ぐように配置され、前記光ファイバ屑回収部の内部は、切断された光ファイバ屑を貯留するための貯留部が形成され、前記貯留部の底面が、前記光ファイバ設置部における光ファイバ設置面よりも低い位置に形成された、光ファイバ切断器を用い、前記光ファイバ屑回収部には、さらに、開閉可能な透明な蓋が設けられ、前記光ファイバ屑回収部内部が視認可能であり、前記蓋にはマークが設けられ、前記光ファイバ押さえ部を開いた状態で、前記光ファイバ切断部による光ファイバの切断位置と前記孔との距離よりも、前記孔から前記マークまでの光ファイバ長さが長くなるように光ファイバの先端を前記光ファイバ屑回収部の前記孔に挿入するとともに、前記光ファイバ設置部に前記光ファイバを設置し、前記光ファイバ押さえ部を閉じて、前記光ファイバを前記光ファイバ設置部に押さえつけ、前記光ファイバ切断部を動作させて前記光ファイバを切断し、前記光ファイバ押さえ部を開くことで、使用する側の前記光ファイバを前記光ファイバ設置部から取り出すとともに、光ファイバ屑を前記光ファイバ屑回収部に入れることを特徴とする光ファイバ切断方法である。なお、以下の説明において、「光ファイバ」を単に「ファイバ」と称する場合がある。
第1の発明によれば、ファイバ屑回収部がファイバ設置部の延長線上に設けられ、ファイバ先端が挿入可能な孔が形成されるため、切断されたファイバ屑の一部が、当初からファイバ屑回収部内部に位置する。したがって、確実にファイバ屑をファイバ屑回収部の内部に入れることができる。また、通常、孔はファイバ押さえ部によって塞がれているため、内部のファイバ屑がこぼれおちることがない。
なお、孔がファイバ押さえ部によって塞がれるとは、ファイバ押さえ部が孔と接触して、ファイバ屑回収部とファイバ押さえ部との間に隙間がないことのみではなく、ファイバ屑回収部とファイバ押さえ部との間に多少の隙間が形成されたとしても、孔からファイバ屑がこぼれ落ちる程度の隙間がないことをいう。
また、貯留部の底面が、ファイバ設置部におけるファイバ設置面よりも低い位置に形成されるためファイバ屑が貯留部に落下した後、ファイバ屑の端部が孔から出ることがなく、ファイバ屑が孔から抜け落ちることを防止することができる。
また、ファイバ屑回収部に開閉可能な透明な蓋が設けられ、ファイバ屑回収部内部が視認可能であるためファイバをファイバ屑回収部に挿入した際に、ファイバ屑が確実に内部に入っていることを視認することが可能であり、また、ファイバの挿入代を確認することができる。さらに、蓋にマークが形成され、光ファイバ切断部と孔との距離よりも、孔からマークまでの光ファイバ長さ(光ファイバ回収部内部の長さ)が長くなるように光ファイバの先端を光ファイバ屑回収部に挿入して切断することで、光ファイバの重心がファイバ屑回収部内部に位置し、切断後に光ファイバ屑を確実に光ファイバ屑回収部内に落とすことができる。
第2の発明は、光ファイバを切断する光ファイバ切断器であって、光ファイバを設置する光ファイバ設置部と、前記光ファイバ設置部に設置された光ファイバを押さえる光ファイバ押さえ部と、前記光ファイバ押さえ部で押さえられた光ファイバを切断する光ファイバ切断部と、を具備し、前記光ファイバ設置部の延長線上には、光ファイバ屑回収部が設けられ、前記光ファイバ屑回収部には、光ファイバの先端を挿入可能な孔が形成され、前記光ファイバ押さえ部を閉じた状態において、前記光ファイバ押さえ部が前記孔を塞ぐように配置され、前記光ファイバ屑回収部の内部は、切断された光ファイバ屑を貯留するための貯留部が形成され、前記貯留部の底面が、前記光ファイバ設置部における光ファイバ設置面よりも低い位置に形成され、前記光ファイバ屑回収部には、さらに、開閉可能な透明な蓋が設けられ、前記光ファイバ屑回収部内部が視認可能であり、前記蓋には、前記光ファイバ切断部による光ファイバの切断位置と前記孔との距離よりも、前記孔からの挿入長さが長くなるような位置に、光ファイバの挿入代を示すマークが形成されることを特徴とする光ファイバ切断器である。
前記ファイバ屑回収部には開閉可能な透明な蓋が設けられ、前記ファイバ屑回収部内部が視認可能であり、前記蓋にはマークが設けられ、前記ファイバ切断部と前記孔との距離よりも、前記孔から前記マークまでのファイバ長さが長くなるように前記ファイバの先端を前記ファイバ屑回収部に挿入して切断してもよい。
第2の発明によれば、ファイバ屑を確実に回収可能であるとともに、ファイバ屑がファイバ屑回収部からこぼれ落ちることがない。
また、ファイバ屑回収部に透明な蓋が設けられることで、ファイバ回収部内部のファイバ屑を視認することができる。また、蓋にマークが形成され、ファイバ切断部と孔との距離よりも、孔からマークまでのファイバ長さ(ファイバ回収部内部の長さ)が長くなるようにファイバの先端をファイバ屑回収部に挿入して切断することで、ファイバの重心がファイバ屑回収部内部に位置し、切断後にファイバ屑を確実にファイバ屑回収部内に落とすことができる。
本発明によれば、簡易な構造で切断後のファイバ屑を容易に回収することが可能であるとともに、内部のファイバ屑が収容部からこぼれおちることがないファイバ切断器およびファイバの切断方法を提供することができる。
ファイバ切断器1を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のファイバ屑回収部の部分断面図。 図1(b)のB部におけるA−A線断面図。 (a)はファイバ切断器1のファイバ押さえ部15を開いた状態を示す図、(b)はファイバ押さえ部15でファイバ31を押さえた状態を示す図。 (a)は刃動作部9を動作させた状態を示す図、(b)は刃動作部9を戻した状態を示す図。 (a)はファイバ曲げ部13を曲げた状態を示す図、(b)はファイバ31を切断した状態を示す図。 (a)はファイバ切断器1のファイバ押さえ部15を開いた状態を示す図、(b)はファイバ屑35をファイバ屑回収部に落とした状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態にかかるファイバ切断器1について説明する。図1は、ファイバ切断器1を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のファイバ屑回収部の部分断面図である。ファイバ切断器1は、主に、基台5、ファイバ押さえ部15、ファイバ切断部17、ファイバ屑回収部19等から構成される。
基台5上には、一対の支持部が設けられ支持部の上端には回転軸23aが設けられる。回転軸23aは、レバー3が取り付けられる。レバー3の端部にはファイバ押さえ部15が形成される。ファイバ押さえ部15は、例えばゴムやスポンジ等の弾性部材が取り付けられ、ファイバを基台5(ファイバが設置されるファイバ設置部)に対して押さえつけて保持する部位である。
レバー3は回転軸23aを軸に回動可能である。レバー3の他方の端部には、基台5との間にばね7aが設けられる。したがって、レバー3は、常にばね7aによって上方に押し上げられる。すなわち、レバー3をばね7aの力に反して押し下げると、回転軸23aを中心にレバー3が回動し、端部のファイバ押さえ部15が押し上げられる。すなわち、ファイバ押さえ部15が開放される。
ばね7aの力によってレバー3を元の状態に戻すと、回転軸23aを中心にレバー3が回動し、端部のファイバ押さえ部15が押し下げられる。ばね7aは、常にレバー3を上方に押し上げるため、通常の状態では、ファイバ押さえ部15は常に下方に押さえつけられた状態となる。なお、この状態をファイバ押さえ部15が閉じた状態と称する。
レバー3の一部(レバー3の回転軸23aとファイバ押さえ部15の間)には、回転軸23bが形成され、回転軸23bを軸に回動可能に刃動作部9が取り付けられる。刃動作部9は、略L字状の部材であり、先端に刃11が設けられる。刃動作部9の回転軸23bよりも前方側において、レバー3上面と刃動作部9下面との間には、ばね7bが設けられる。ばね7bは、常に、刃動作部9をレバー3に対して上方に押し上げる。
すなわち、刃動作部9をばね7bの力に反してレバー3に対して押し下げると、回転軸23bを中心に刃動作部9が回動し、端部の刃11が下方に押し下げられる。ばね7bの力によって刃動作部9を元の状態に戻すと、回転軸23bを中心に刃動作部9が回動し、端部の刃11が押し上げられる。なお、刃11はファイバに対して傷をつけることが可能な例えばダイヤモンド刃である。
刃動作部9を押し下げた際に、刃11が位置する部位近傍であって、基台5の端部には、ファイバ曲げ部13が設けられる。ファイバ曲げ部13は、例えば、可撓性を有するゴム材料と、薄い金属板との積層構造であり、容易に曲げることが可能である。ここで、刃動作部9、刃11、ファイバ曲げ部13を総称してファイバ切断部とする。なお、本発明では、ファイバの切断方法は図示した例には限られず、何らかの方法でファイバを切断する部位が設けられれば良い。
基台5のファイバ設置部の延長線上(ファイバ曲げ部13に対してファイバ押さえ部15側)には、ファイバ屑回収部19が設けられる。
図1(b)に示すように、ファイバ屑回収部19は、内部が空洞の貯留部25であり、上部に着脱可能な蓋21が設けられる。貯留部25の底面は、ファイバが設置される面(基台5の上面であって、ファイバ押さえ部15でファイバを押さえる面)よりも低く設定される。
図2は、図1(b)のB部におけるA−A線断面図である。前述の通り、基台5の上面には、ファイバを設置可能なファイバ設置部27が形成される。ファイバ設置部27は例えばV溝である。ファイバ設置部27の延長線上に位置するファイバ回収部19(蓋21)には孔29が形成される。孔29は、切断対象のファイバが挿通可能な大きさで設けられる。
なお、孔29の形状は円形には限られず、その他の形状であってもよい。例えば、テープ心線を切断する場合には、ファイバ設置部27が複数の隣接するV溝で構成され、孔29を長穴で構成してもよい。
図1に示すように、ファイバ屑回収部19の端部(孔が形成される側)には、ファイバ押さえ部15が配置される。すなわち、通常、ファイバ押さえ部15は閉じた状態であり、孔はファイバ押さえ部15によって塞がれている。なお、ファイバ押さえ部15と孔29とのギャップはファイバ屑の長さ等に応じて設定されるが、数mm程度以下であれば良い。
次に、ファイバ切断器1の使用方法について説明する。まず、図3(a)に示すように、レバー3を押し下げて(図中矢印C方向)、ファイバ押さえ部15(および刃動作部9)を押し上げる。この状態で、ファイバ設置部27にファイバ31を設置する(図中矢印D方向)。この際、ファイバ31の先端が孔29に挿通されて、ファイバ屑回収部19内部に挿入された状態となる。
次に、図3(b)に示すように、ばね7aによってレバー3を元の状態に戻す(図中矢印E)。これよりファイバ押さえ部15が押し下げられて、ファイバ押さえ部15でファイバ31がファイバ設置部27に押さえつけられる。
ここで、蓋21は透明であることが望ましい。蓋21が透明であれば、内部の様子を視認することができる。例えば、ファイバ31の先端がどの程度ファイバ屑回収部19に挿入されているかを把握することができる。また、蓋21にマークを設け、ファイバ31の先端を常にマーク位置に合わせて(マーク位置よりも短くなるように)挿入するようにすれば、ファイバ屑が長すぎて、ファイバ屑回収部19内に収まらないようなことがない。
また、後述する刃での切断部と孔29との長さよりも、孔29からのファイバの挿入長さが長くなるように、ファイバ31をファイバ屑回収部19に挿入することで、切断後のファイバ屑の重心をファイバ屑回収部19内部に位置させることができる。このため、ファイバ屑を確実にファイバ屑回収部19側に落下させることができる。
したがって、切断部と孔29との長さよりも、孔29からの挿入長さが長くなるような位置にマークを設け、ファイバ31の先端を常にマーク位置に合わせて(マーク位置よりも長くなるように)挿入するようにすれば、ファイバの挿入代を確実に把握することができ、ファイバ屑を確実にファイバ屑回収部19に回収することができる。
次に、図4(a)に示すように、ファイバ31をファイバ押さえ部15で押さえた状態で、刃動作部9を押し下げる(図中矢印F方向)。刃動作部9を押し下げることで、刃11がファイバ31に接触する。この際、刃11によってファイバ31の表面には傷33が形成される。
次に、図4(b)に示すように、ばね7bによって刃動作部9を元の状態に戻す(図中矢印G)。これより刃11が押し上げられる。
次に、図5(a)に示すように、ファイバ31をファイバ押さえ部15で押さえた状態で、ファイバ曲げ部13をファイバ31とともに下方に屈曲させる(図中矢印H方向)。
図5(b)に示すように、所定以上の曲率でファイバ31(ファイバ曲げ部13)を曲げることで、傷33を起点に、ファイバ31が切断される。すなわち、この状態では、ファイバ押さえ部15によってファイバ屑35が抑えられた状態となる。
次に、図6(a)に示すように、レバー3を再度押し下げて、ファイバ押さえ部15を押し上げる。ファイバ屑35は、ファイバ押さえ部15による押さえがなくなるため、フリーな状態となる。この際、前述したように、切断部から孔29までの長さよりも、孔29からファイバ屑回収部19内部への挿入代を長くしておくことで、ファイバ屑35は自重で貯留部方向に傾き、ファイバ屑回収部の外部に落下することがない。
ここで、ファイバ押さえ部15はゴム等の弾性体であるため、ファイバ屑35がファイバ押さえ部15側に張り付く恐れがある。しかし、この場合でも、ファイバ押さえ部15を上方に押し上げると、ファイバ屑35は孔29で保持され、上方への移動が規制されるため、容易にファイバ屑35をファイバ押さえ部15から剥がすことができる。
次に、必要に応じてファイバ切断器をわずかに傾けることで、図6(b)に示すように、容易にファイバ屑をファイバ屑回収部19の貯留部25に落とすことができる。
なお、一度貯留部25に落ちたファイバ屑35は、孔29よりも低い位置に貯留されるため、多少の傾き程度では、ファイバ屑35が孔29から出ることはない。また、通常、ファイバ押さえ部15は下方に押さえつけられており、ファイバ押さえ部15の側面で孔19を塞いでいるため、ファイバ屑35が孔29からこぼれおちることがない。
本発明によれば、ファイバ切断器1で発生するファイバ屑35を簡易な構造で確実に回収することができる。この際、ファイバ屑回収部19に孔29が形成され、当該孔29がファイバ押さえ部15によって常に塞がれるため、運搬中などにおいても、ファイバ屑35がファイバ屑回収部19からこぼれおちることがない。
また、ファイバ屑回収部19の貯留部25をファイバ保持面(孔)よりも低い位置に形成することで、使用時に、ファイバ屑35が孔29から出ることがない。
また、蓋21が設けられ、蓋21が透明であれば、内部を容易に視認することができる。したがって、ファイバ31の先端位置を把握することができる。また、蓋21にマークを形成することで、ファイバ31の挿入代を把握することができる。このため、ファイバ屑35が長すぎたり、短すぎたりすることがない。
特に、切断後、ファイバ屑35がファイバ屑回収部19からの露出長さよりも挿入部長さを長くすることで、確実にファイバ屑35をファイバ屑回収部19内部に落とすことができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、ファイバ切断器の形状は図示した例に限られず、いずれの形態であってもよい。本発明では、ファイバを設置した際に、端部をファイバ屑回収部内部に挿入可能であり、ファイバ押さえ部によって、ファイバ屑回収部(孔)を塞ぐことが可能であればよく、切断部の位置や切断方法、ばね等の構成は特に問わない。
また、必要に応じて、ファイバ31をあらかじめホルダ等に保持させてもよい。この場合には、ファイバ設置部に隣接する位置に、ホルダ固定部を設ければよい。このようにすることで、ホルダからのファイバの出代が、常に一定になるようにファイバを切断することができる。
1………ファイバ切断器
3………レバー
5………基台
7a、7b………ばね
9………刃動作部
11………刃
13………ファイバ曲げ部
15………ファイバ押さえ部
17………ファイバ切断部
19………ファイバ屑回収部
21………蓋
23a、23b………回転軸
25………貯留部
27………ファイバ設置部
29………孔
31………ファイバ
33………傷
35………ファイバ屑

Claims (2)

  1. 光ファイバを設置する光ファイバ設置部と、
    前記光ファイバ設置部に設置された光ファイバを押さえる光ファイバ押さえ部と、
    前記光ファイバ押さえ部で押さえられた光ファイバを切断する光ファイバ切断部と、
    を具備し、
    前記光ファイバ設置部の延長線上には、光ファイバ屑回収部が設けられ、
    前記光ファイバ屑回収部には、光ファイバの先端を挿入可能な孔が形成され、
    前記光ファイバ押さえ部を閉じた状態において、前記光ファイバ押さえ部が前記孔を塞ぐように配置され、
    前記光ファイバ屑回収部の内部は、切断された光ファイバ屑を貯留するための貯留部が形成され、
    前記貯留部の底面が、前記光ファイバ設置部における光ファイバ設置面よりも低い位置に形成された、
    ファイバ切断器を用い、
    前記光ファイバ屑回収部には、さらに、開閉可能な透明な蓋が設けられ、前記光ファイバ屑回収部内部が視認可能であり、
    前記蓋にはマークが設けられ、
    前記ファイバ押さえ部を開いた状態で、
    前記光ファイバ切断部による光ファイバの切断位置と前記孔との距離よりも、前記孔から前記マークまでの光ファイバ長さが長くなるように光ファイバの先端を前記光ファイバ屑回収部の前記孔に挿入するとともに、前記ファイバ設置部に前記光ファイバを設置し、
    前記ファイバ押さえ部を閉じて、前記ファイバを前記ファイバ設置部に押さえつけ、
    前記ファイバ切断部を動作させて前記光ファイバを切断し、
    前記ファイバ押さえ部を開くことで、使用する側の前記光ファイバを前記ファイバ設置部から取り出すとともに、ファイバ屑を前記ファイバ屑回収部に入れることを特徴とするファイバ切断方法。
  2. ファイバを切断するファイバ切断器であって、
    ファイバを設置するファイバ設置部と、
    前記ファイバ設置部に設置されたファイバを押さえるファイバ押さえ部と、
    前記ファイバ押さえ部で押さえられたファイバを切断するファイバ切断部と、
    を具備し、
    前記ファイバ設置部の延長線上には、ファイバ屑回収部が設けられ、
    前記ファイバ屑回収部には、ファイバの先端を挿入可能な孔が形成され、
    前記ファイバ押さえ部を閉じた状態において、前記ファイバ押さえ部が前記孔を塞ぐように配置され
    前記光ファイバ屑回収部の内部は、切断された光ファイバ屑を貯留するための貯留部が形成され、
    前記貯留部の底面が、前記光ファイバ設置部における光ファイバ設置面よりも低い位置に形成され、
    前記光ファイバ屑回収部には、さらに、開閉可能な透明な蓋が設けられ、前記光ファイバ屑回収部内部が視認可能であり、
    前記蓋には、前記光ファイバ切断部による光ファイバの切断位置と前記孔との距離よりも、前記孔からの挿入長さが長くなるような位置に、光ファイバの挿入代を示すマークが形成されることを特徴とするファイバ切断器。
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