WO2005039415A1 - 疲労度測定装置、疲労検出装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

疲労度測定装置、疲労検出装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

疲労度を定量化して表示可能とする。疲労度測定装置1は、生体信号データの原波形の各周期のピーク値を検出する生体信号ピーク値検出手段23と、生体信号ピーク値検出手段23により得られる各ピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差をパワー値として設定するパワー値算出手段24と、パワー値の傾きを求めるパワー値傾き算出手段25とを備え、パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理して積分値を算出し、この積分値を疲労度として求める構成である。この結果、人の疲労度の定量化を図ることができた。

Description

明 細 書 疲労度測定装置、 疲労検出装置及びコンピュータプログラム
技術分野
本発明は、 人の疲労度を定量的に測定するための疲労度検出装置、 疲労状態を 検出する疲労検出装置及ぴそれらに用いるコンピュータプログラムに関する。 背景技術
人の生体の状態、 例えば、 活性状態 (覚醒状態) であるか、 睡眠状態であるか を検出するには、 従来、 脳波を測定し、 その脳波パターンを解析することにより 行われている。 しかしながら、 脳波を測定するには、 被検者の頭部に脳波電極や 眼電位電極を取り付ける必要があるなど、 人の通常動作を制約する環境下で行わ なければならず、 例えば、 自動車、 電車などの各種輸送機器の運転時における生 体状態を運転者に負担をかけずに評価することは困難である。
一方、 運転中の運転者の生体状態 (心身状態) を監視することは、 近年、 事故 予防策として注目されており、 例えば、 特許文献 1 (特開平 9一 3 0 8 6 1 4号 公報) 、 特許文献 2 (特開平 1 0— 1 4 6 3 2 1号公報) には、 心拍又は脈拍を 用いて生体状態を監視する技術が提案されている。 特許文献 1及び 2に開示の技 術によれば、 脳波測定用の大がかりな装置の頭部への装着が不要で、 簡易に運転 者の生体状態を評価できる。
特許文献 1及ぴ 2に開示された装置は、 いずれも、 心拍又は脈拍についての力 ォス指標を算出し、 そのカオス指標から運転者の心身状態を判定するものである, 具体的には、 カオス指標の一つとして、 心拍又は脈拍のリアプノフ指数を求め、 その時間的変化において、 一定時間以上のリアプノフ指数の減少を示した場合に、 休憩が必要な程度にス トレス負荷が生じ、 居眠りに至る直前状態 (眠気を感じた 状態) となっていると判定する構成である。 生体信号のカオス指標によって生体 の状態を客観的に診断できることは、 既に特開平 4— 2 0 8 1 3 6号公報により 報告されており、 特許文献 1及び 2に開示された装置によつて居眠りに至る直前 状態を検出することも可能であると推定される。
しかしながら、 特許文献 1及び 2は、 測定した心拍又は脈拍を、 リアプノフ指 数などのカオス指標のみによつて処理し、 リアプノフ指数の減少変化から精神的 に安定した状態に至る過程を検出し、 眠気を催すような疲労状態が生じているか 否かを判定することを開示しているに過ぎず、 疲労度を定量的に捉える試みはな されていない。
また、 一般に、 体力には、 生命を維持するために関わる生存性の体力と、 生存 性の体力を背景とする活動性の体力がある。 生存性の体力は、 生命、 健康を維持 する能力に相当し、 防衛体力とも呼ばれ、 活動性の体力は体を動かす行動体力で あり、 一般的には運動能力として理解されている。 行動体力を支える機能には、 エネルギー発生システム、 エネルギー供給システム、 及ぴエネルギー制御システ ムがある。 エネルギー発生システムは、 筋肉系の働き具合で、 筋力、 持久力など の筋肉疲労の元となる機能である。 エネルギー供給システムは、 酸素摂取量や心 拍数から求められる呼吸 ·循環系の機能であり、 エネルギー制御システムは、 敏 捷性、 協調性、 平衡性及ぴ適応性の機能である。 従って、 エネルギー供給システ ムの状態から肉体的負担を判定でき、 エネルギー制御システムの状態から精神的 負担を判定できる。 そして、 これらの判定から、 結果として、 筋肉疲労の元とな るエネルギー発生システムの活動状態を把握できる。
ここで、 生体信号データのリアプノフ指数を求めることにより、 上記エネルギ 一制御システムの状態、 すなわち、 精神的負担の状態を把握でき、 生体信号の周 期のピーク値から求められる抵抗力 (本明細書では、 「パワー値」 と呼ぶ) を測 定処理することにより、 上 IBエネルギー供給システムの状態、 すなわち、 肉体的 負担の状態を把握できる。 換言すれば、 生体に種々のストレッサーが加わった際 に生じる汎適応症侯群と呼ば、れる生体反応により、 A C T H放出ホルモンが多彩 な生物作用を生じさせるが、 抵抗力とは、 かかる作用により現れる心拍出量増加 などの自律神経反応や攻撃性の増加などの、 外部からの侵入 ·破壌に対して戦う 力であり、 それにより、 エネノレギーを消費し、 カロリーを放出する。 従って、 消 費カロリーの低下を検知することにより疲労度を判定することが有効である。 本 発明においては、 かかる抵抗力を生体信号の周期のピーク値から求め、 パワー値 として定義するものである。
一方、 疲労には、 末梢性疲労、 中枢性疲労があり、 例えば、 自動車シートに長 時間着座した状態では、 シー トの状態や体調などにより個人差はあるものの、 通 常、 前半は末梢性疲労が優勢で、 後半は中枢性疲労が優勢となる。 また、 疲労に 至る過程では、 消費カロリーが高いまま、 精神的にリラックスし、 やがて消費力 口リーが低下していく場合と、 精神的に刺激を受けている中で消費カロリーが低 下し、 その後精神的にリラックスし、 さらに消費カロリーが低下する場合とがあ る。 すなわち、 いずれの疲 も、 消費カロリーの低下を伴う点で共通しており、 この点からも疲労を捉えるにはパワー値を分析することが有効と考えられる。 し かるに、 従来は、 専らリアプノフ指数の分析によって精神的負担の面から、 睡眠 に至る直前状態の疲労を検出するものであり、 パワー値の分析が考慮されていな いため、 特に、 末梢性疲労の検出には不向きであった。
また、 特許文献 1及び 2におけるリアプノフ指数及び心拍数の値は、 時系列変 化を捉えているものの、 1 5分あるいは 3 0分ごとの値を用いている。 従って、 運転時のモニタリングに必要な実質的にリアルタイムの状態変化を見ることはで きない。 本発明は、 上記に鑑みなされたものであり、 疲労度の定量化を図ることができ ると共に、 末梢性疲労、 中枢性疲労を問わずに疲労信号を検出でき、 特に運転者 の疲労度の測定及び疲労の検出に適した疲労度測定装置、 疲労検出装置及ぴコン ピュータプログラムを提供することを課題とする。
発明の開示
上記した課題を解決するため、 請求項 1記載の本宪明では、 生体信号測定器に より採取された生体信号データの原波形の各周期のピーク値を検出する生体信号 ピーク値検出手段と、
前記生体信号ピーク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲 ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパヮ一値 として設定するパワー値算出手段と、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段 と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパヮ一値の傾きの 時系列信号を絶対値処通して、 積分値を算出し、 得られた積分値を疲労度として 求める疲労度算出手段と
を具備することを特徴とする疲労度測定装置を提供する。
請求項 2記載の本発明では、 前記生体信号ピーク値検出手段が、 生体信号デー タを平滑化微分し、 波形の変動幅に対して所定の閾値で上限側のピーク値と下限 側のピーク値を求める手段であることを特徴とする請求項 1記載の疲労度測定装 置を提供する。
請求項 3記載の本発明では、 前記パワー値算出手段が、 生体信号データの所定 時間範囲における、 上限側のピーク値の平均値と下限側のピーク値の平均値との 差をパワー値として算出する手段であることを特徴とする請求項 1記載の疲労度 測定装置を提供する。
請求項 4記載の本発明では、 前記パワー値算出手段が、 生体信号データの所定 時間範囲における、 上限側のピーク値の平均値と下限側のピーク値の平均値との 差の二乗値をパワー値として算出する手段であることを特徴とする請求項 3記載 の疲労度測定装置を提供する。
請求項 5記載の本発明では、 前記パワー値傾き算出手段におけるスライド計算 に用いる時間間隔が 1 8 0秒であり、 ラップ率が 9 0 %であることを特徴とする 請求項 1記載の疲労度測定装置を提供する。
請求項 6記載の本発明では、 さらに、 前記生体信号データをカオス解析して最 大リアプノフ指数を算出する最大リアプノフ指数算出手段と、
算出された最大リアプノフ指数の時系列変化波形の各周期のピーク値を検出す る最大リァプノフ指数ピーク値検出手段と、
前記パワー値の傾きに加え、 前記最大リァプノフ指数ピーク値検出手段により 得られる最大リアプノフ指数の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対す る傾きを、 前記所定時間に対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求 める最大リアプノフ指数傾き算出手段と、
前記パヮ一値傾き算出手段によりスライ ド計算して得られたパヮ一値の傾き及 び前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リ ァプノフ指数の傾きが、 時系列信号の中で略 1 8 0度の位相差を安定して示す時 点を疲労信号の発生点として判定する比較 ·判定手段と
を備えることを特徴とする請求項 1記載の疲労度測定装置を提供する。
請求項 7記載の本発明では、 前記最大リアプノフ指数ピーク値検出手段が、 最 大リアプノフ指数の時系列変化波形を平滑化微分し、 波形の変動幅に対して所定 の閾値で上限側のピーク値と下限側のピーク値を求める手段であることを特徴と する請求項 6記載の疲労度測定装置を提供する。
請求項 8記載の本発明では、 前記最大リアプノフ指数の傾き算出手段における スライド計算に用いる時間間隔力 S 1 8 0秒であり、 ラップ率が 9 0 %であること を特徴とする請求項 6記載の疲労度測定装置を提供する。
請求項 9記載の本発明では、 生体信号測定器により採取された生体信号データ の原波形の各周期のピーク値を検出する生体信号ピーク値検出手段と、
前記生体信号ピーク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲 ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパワー値 として設定するパワー値算出手段と、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段 と、
前記生体信号データをカオス解析して最大リアプノフ指数を算出する最大リア プノフ指数算出手段と、
算出された最大リアプノフ指数の時系列変化波形の各周期のピーク値を検出す る最大リアプノフ指数ピーク値検出手段と、
前記最大リアプノフ指数ピーク値検出手段により得られる最大リアプノフ指数 の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に対 して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数傾き 算出手段と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾き及 び前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リ ァプノフ指数の傾きが、 時系列信号の中で略 1 8 0度の位相差を安定して示す時 点を疲労信号の発生点として判定する比較 ·判定手段と
を備えることを特徴とする疲労検出装置を提供する。 請求項 1 0記載の本発明では、 前記生体信号ピーク値検出手段が、 生体信号デ ータを平滑化微分し、 波形の変動幅に対して所定の閾値で上限側のピーク値と下 限側のピーク値を求める手段であり、 前記最大リアプノフ指数ピーク値検出手段 最大リアプノフ指数の時系歹 ϋ変化波形を平滑化微分し、 波形の変動幅に対し て所定の閾値で上限側のピーク値と下限側のピーク値を求める手段であることを 特徴とする請求項 9記載の疲労検出装置を提供する。
請求項 1 1記載の本発明では、 前記パワー値傾き算出手段及び前記最大リアプ ノフ指数傾き算出手段におけるスライド計算に用いる時間間隔が 1 8 0秒であり、 ラップ率が 9 0 %であることを特徴とする請求項 9記載の疲労検出装置を提供す る。
請求項 1 2記載の本発明では、 前記比較 ·判定手段が、 時系列で出現するパヮ 一値の傾き及び最大リアプノフ指数の傾きとに基づき、 疲労の状態を判定する疲 労状態判定手段を備えていることを特徴とする請求項 9記載の疲労検出装置を提 供する。
請求項 1 3記載の本発明では、 前記疲労状態判定手段が、 時系列で出現する前 記パワー値の傾きの変化と最大リァプノフ指数の傾きとを周波数分析する手段を 備え、 最大リアプノフ指数の傾きのパワースペク トラムが大きい場合に、 中枢性 疲労優位状態と判定し、 パワー値の傾きのパワースぺク トラムが大きい場合に、 末梢性疲労優位状態と判定することを特徴とする請求項 1 2記載の疲労検出装置 を提供する。
請求項 1 4記載の本発明では、 人の生体信号を測定する生体信号測定器により 採取された生体信号データを解析して疲労度を測定するプロセスをコンピュータ に実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値を検出する生体信号ピーク値 検出ステップと、 前記生体信号ピーク値検出ステップにより得られる各ピーク値から、 所定時間 範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパヮ 一値として設定するパワー値算出ステップと、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出ステ ップと、
前記パヮー値傾き算出ステップによりスライド計算して得られたパヮ一値の傾 きの時系列信号を絶対値処理して、 積分値を算出し、 得られた積分値を疲労度と して求める疲労度算出ステップと
を具備することを特徴とするコンピュータプログラムを提供する。
請求項 1 5記載の本発明では、 人の生体信号を測定する生体信号測定器により 採取された生体信号データを解析して疲労を検出するプ口セスをコンピュータに 実行させるためのコンピュータプログラムであって、
生体信号測定器により採取された生体信号データの原波 の各周期のピーク値 を検出する生体信号ピーク値検出手段と、
前記生体信号ピーク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲 ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパワー値 として設定するパワー値算出ステップと、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾さを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出ステ ップと、
前記生体信号データをカオス解析して最大リアプノフ指数を算出する最大リア プノフ指数算出ステップと、
算出された最大リアプノフ指数の時系列変化波形の各周期のピーク値を検出す る最大リアプノフ指数ピーク値検出ステップと、 前記最大リァプノフ指数ピーク値検出ステップにより得られる最大リアプノフ 指数の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間 に対して所定のラップ率で所定回数スラィド計算して求める最大リアプノフ指数 傾き算出ステップと、
前記パワー値傾き算出ステップによりスライド計算して得られたパワー値の傾 き及び前記最大リアプノフ指数傾き算出ステップによりスライド計算して得られ た最大リアプノフ指数の傾きが、 時系列信号の中で略 1 8 0度の位相差を安定し て示す時点を疲労信号の発生点として判定する比較 ·判定ステップと
を備えることを特徴とするコンピュータプログラムを提供する。
請求項 1 6記載の本発明では、 前記比較 ·判定ステップが、 時系列で出現する 前記パワー値の傾きの変化と最大リアプノフ指数の傾きとを周波数分析する疲労 状態判定ステップを備え、 最大リアプノフ指数の傾きのパワースぺクトラムが大 きい場合に、 中枢性疲労優位状態と判定し、 パワー値の傾きのパワースぺクトラ ムが大きい場合に、 末梢性疲労優位状態と判定することを特徴とする請求項 1 5 記載のコンピュータプログラムを提供する。
(発明の効果)
本発明の疲労度測定装置及びコンピュータプログラムは、 生体信号データの原 波形の各周期のピーク値を検出する生体信号ピーク値検出手段と、 生体信号ピー ク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲ごとに上限側のピー ク値と下限 ¼のピーク値との差を算出し、 この差をパワー値として設定するパヮ 一値算出手段と、 パワー値の傾きを求めるパワー値傾き算出手段とを備え、 パヮ 一値の傾きの時系列信号を絶対値処理して積分値を算出し、 この積分値を疲労度 として求める構成である。 この結果、 人の疲労度の定量化を図ることができた。 また、 本発明の疲労検出装置及ぴコンピュータプログラムは、 パワー値の傾き を算出する構成に加え、 最大リアプノフ指数の時間軸に対する傾きを求める最大 リァプノフ指数傾き算出手段を有する構成とすることにより、 疲労信号を検出す ることができる。 また、 比較 ·判定手段により、 出現した疲労信号に対応する疲 労の種類を判定することができる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の一の実施の形態にかかる疲労度 定装置の構成を示すプロッ ク図である。
図 2は、 スライド計算の手法を説明するための図である。
図 3 (a) 〜 (e) は、 30分間の睡眠実験にぉレ、て、 最適な傾き計算を行う ため、 サンプリング時間を異ならせた場合のパワー値の傾き及び最大リアプノフ 指数の傾きを示す図である。 図 3 (f ) はその波高係数を示す図である。
図 4 (a) 〜 (d) は、 30分間の睡眠実験にぉレ、て、 最適な傾き計算を行う ため、 スライドラップ率を時間を異ならせた場合のノ ヮ一値の傾き及び最大リア プノフ指数の傾きを示す図である。 図 4 (e) は波高係数を示す図である。 図 5 (a) は、 図 3 (a) 〜 (e) の周波数分析結果を示す図であり、 図 5 (b) は、 図 4 (a) 〜 (d) の周波数分析結果を示す図である。
図 6は、 1 80分の睡眠実験で得られたパワー値の傾き及ぴ最大リアプノフ指 数の傾きについての周波数分析結果を示す図であり、 (a) はスライドラップ率 を 90%として、 サンプリング時間を変化させた場合、 (b) はサンプリング時 間を 1 80秒として、 スライドラップ率を変化させた場合を示す。
図 7は、 短時間着座実験により得られたパワー値の傾きと最大リアプノフ指数 の傾きの 30分間の時系列変化を示す図であり、 (a) は、 猫背姿勢で着座した 際のデータを、 (b) は、 同じシートに強制姿勢で着座した際のデータを示す図 である。
図 8 (a) , (b) は、 図 7 (a) , (b) の猫背姿勢、 強制姿勢の周波数分 析結果を示す図である。
図 9は、 3時間静的着座実験により得られたパワー値の傾き及び最大リァプノ フ指数の傾きを示す図であり、 ( a ) は体圧分散型シートに着座した場合を、 (b) は姿勢維持型シートに着座した場合を示す図である。
図 1 0 (a) は、 図 9 (a) の体圧分散型シートの周波数分析結果を示す図で あり、 図 1 0 (b) は、 図 9 (b) の姿勢維持型シートの周波数分析結果を示す 図である。
図 1 1 (a) は、 図 9 (a) の体圧分散型シート及び図 9 (b) の姿勢維持型 シートの各疲労度を、 パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、 積分値とし て算出したデータを示す図であり、 図 1 1 (b) は、 体圧分散型シートを基準と して姿勢維持型シートを評価した疲労曲線を示す図である。
図 1 2は、 ランダム励振下での 3時間着座実験により得られたパワー値の傾き 及び最大リアプノフ指数の傾きを示す図であり、 (a) は体圧分散型シートに着 座した場合を、 (b) は姿勢維持型シートに着座した場合を示す図である。 図 1 3 (a) は、 図 1 2 (a) の ίφ:圧分散型シートの周波数分析結果を示す図 であり、 図 1 3 (b) は、 図 1 2 (b ) の姿勢維持型シートの周波数分析結果を 示す図である。
図 1 4 (a) は、 図 1 2 (a) の ίφ:圧分散型シート及ぴ図 1 2 (b) の姿勢維 持型シートの各疲労度を、 パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、 積分値 として算出したデータを示す図であり、 図 1 4 (b) は、 体圧分散型シートの疲 労度 (計算値) 及び官能評価値を、 姿勢維持型シートを基準として評価した疲労 曲線である。
図 1 5は、 着座 (座位) 車両走行実験により得られた運転席の被験者のパワー 値の傾き及び最大リアプノフ指数の傾きを示す図である。
図 1 6は、 図 1 5の周波数分析結果を示す図である。 図 1 7は、 着座 (座位) 車両走行実験により得られた助手席の被験者のパワー 値の傾き及び最大リアプノフ指数の傾きを示す図である。
図 1 8は、 図 1 7の周波数分析結果を示す図である。
図 1 9は、 疲労度の計算値を示した図であり、 図 1 9 ( a ) は運転席被験者の 疲労曲線を、 図 1 9 ( b ) は助手席被験者の疲労曲線を、 図 1 9 ( c ) は両者の 疲労曲線を重ね合わせたものをそれぞれ示す。
図 2 0は、 車両走行実験による入眠予兆信号、 疲労信号及び睡眠信号の波高係 数を比較した図である。
図 2 1は、 腰痛促進短時間着座実験におけるパワー値の傾き、 最大リアプノフ 指数の傾きの周波数分析、 及び疲労曲線を示した図であり、 (a ) は、 筋肉質被 験者のデータを、 (b ) は腰痛被験者のデータを、 (c ) は痩せ型被験者のデー タを示す 発明を実施するための最良の形態
以下、 図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。 図 1は. 本発明の一の実施形態に係る疲労度測定装置 1のプロック図である。 この図に示 したように、 本実施形態の疲労度測定装置 1は、 生体信号測定器 1 0から採取さ れた生体信号データを受信し、 所定の分析処理を実行する。
生体信号測定器 1 0は、 脈波、 心拍などの生体信号を採取できるものであれば よいが、 指尖容積脈波などの末梢循環の状態を観察するものが好ましい。 指尖容 積脈波の測定器としては、 例えば、 赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタ を備え、 指に装着して測定するものを用いることができる。 また、 例えば、 自動 車や電車の運転席に着座した人の生体信号を検知する場合には、 運転席のシート バックやシートクッションに取り付けられる圧力センサを備え、 圧力値変化から 脈波を検知するもの用いることができる。 なお、 この場合、 着座時において、 人 に異物感を感じさせない必要があり、 圧力センサとしては、 例えば、 フィルム状 の圧電素子を用い、 これを、 シートパック、 シートクッションの表面などに貼着 して取り付けること力 S好ましい。
疲労度測定装置 1 ίま、 生体信号測定器 1 0により採取された生体信号データを 受信する受信手段を備え、 プログラムとしての、 最大リアプノフ指数算出手段 (最大リアプノフ指数算出ステップ) 2 1 と、 最大リアプノフ指数ピーク値検出 手段 (最大リアプノフ指数ピーク値検出ステップ) 2 2と、 生体信号ピーク値検 出手段 (生体信号ピーク値検出ステップ) 2 3と、 パワー値算出手段 (パワー値 算出ステップ) 2 4と、 傾き算出手段 (傾き算出ステップ) 2 5と、 比較 '判定 手段 (比較 '判定ステップ) 2 6と、 疲労度算出手段 (疲労度算出ステップ) 2 7とを備えて構成される。
最大リアプノフ指数は、 カオス指標の一つであり、 カオスの初期値依存性の程 度を指数で示した数假で、 カオスァトラクタが描く軌道のうち、 近接した 2本の 軌道間の距離が、 時間経過に伴って離れていく度合いを示す量である。 具体的に は、 生体信号測定器 1 0により採取した生体信号データを、 最大リアプノフ指数 算出手段 (最大リアプノフ指数算出ステップ) 2 1により、 まず、 時間遅れ法に よって生体信号 (例え ίま、 指尖容積脈波) の時系列信号を状態空間に再構成する。 脈波の時系列の遅延時聞は、 5 O m sで、 埋め込み次元は F N N (False Near N eighbors) 法を用いると、 次元 3のとき F N Nはほぼ零になり、 次元 4で完全に 零になったことから、 最適な埋め込み次元を 4次元とした。 ここで、 得られた連 続的なデータ計算値に対し、 3 0秒のスライディングウィンドウを用いて、 図 2 に示すスライド計算を行い、 リアプノフ指数を数値ィヒした。 リアプノフ指数の中 の最大リアプノフ指数の値を 1秒ごとにプロットし、 最大リアプノフ指数の時系 列データを算定した。 次いで、 傾き算出手段 2 5において、 最大リアプノフ指数 の時系列データに対し、 図 2に示すスライ ド計算を行うが、 詳細は後述する。 本実施形態の最大リアプノフ指数ピーク値検出手段 (最大リアプノフ指数ピー ク値検出ステップ) 2 2は、 上記により計算される最大リアプノフ指数の時系列 変化波形の各周期のピーク値を検出する。 具体的には、 上記により計算される最 大リァプノブ指数を、 S a v i t z k yと G o l a yによる平滑化微分法により 平、滑ィ匕し、 上限側のピーク値と下限側のピーク値 (ボトム値) を検出する。 波形 の変動幅に対して所定の閾値で、 好ましくは波形の変動幅の 7 0%を閾値として 平'滑ィヒを併用した一次微分波形で、 微分値 = 0を各ピーク値とする。 また、 平滑 ィ匕微分法による平滑化により、 ノィズの影響を小さくできる。
生体信号ピーク値検出手段 (生体信号ピーク値検出ステップ) 2 3は、 生体信 号測定器 1 0により得られた生体信号データの原波形の各周期のピーク値を検出 するものである。 具体的には、 生体信号データを S a v i t z k yと G o l a y により平滑化微分し、 波形の変動幅に対して所定の閾値で、 好ましくは、 波形の 変動幅の 70 %を閾値として検出を行い上限側のピーク値と下限側のピーク値 (ボトム値) を求める。
パワー値算出手段 (パワー値算出ステップ) 24においては、 生体信号ピーク 値検出手段 2 3により得られた生体信号データの各ピーク値を、 予め設定した所 定の時間範囲ごと、 例えば、 5秒 (s ) ごとに切り分け、 その時間範囲の中で上 限側ピーク値と下限側ピーク値の平均値を求め、 それらの差をパワー値として求 める。 但し、 変化量を強調するために、 本実施形態では、 上記の所定時間範囲に おける上限側ピーク値の平均値と下限側ピーク値の平均値との差を二乗してパヮ 一値としている。
傾き算出手段 (傾き算出ステップ) 2 5は、 最大リアプノフ指数の傾き算出手 段 (最大リアプノフ指数の傾き算出ステップ) と、 パワー値の傾き算出手段 (パ ヮー値の傾き算出ステップ) とを備えている。 最大リアプノフ指数の傾き算出手 段は、 最大リアプノフ指数ピーク値検出手段 2 2により得られた最大リアプノフ 指数の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 パヮ一値の傾 き算出手段は、 パワー値算出手段 24により得られたパワー値の所定時間範囲に おける時間軸に対する傾きを、 それぞれ前記所定時間に対して所定のラップ率で 所定回数スライド計算して求める (図 2参照) 。 スライ ド計算は、 次のようにし て行う。
例えば、 T秒 (s) 間における傾きを、 スライ ドラップ率 90%で求める場合 には、 まず、 0 (s) 〜T (s) 間における最大リアプノフ指数のピーク値、 及 びパワー値の時間軸に対する傾きを、 最小二乗近似により求める。 次いで、 スライド計算 (1) : Ύ/10 (s) 〜T + TZl 0 (s) 間、
スライ ド計算 (2) : 2 XTZ10 (s) 〜T+ 2 XTZ10 (s) 間、 スライド計算 (η) : ηΧΎ/10 (s) 〜T+nXT/l 0 (s) 間
【こおける各傾きを最小二乗近似により求めていく。
ここで、 最大リアプノフ指数とパワー値の時間領域における特徴を大域的に把 握するためには、 スライド計算を行う際のサンプリング時間間隔 (T秒間) は 1 80秒間が最適であり、 スライ ドラップ率は 90%が最適である。 これは、 数名 の被験者について、 同じ環境下で 30分間の睡眠実験を行い、 指尖容積脈波を採 取して分析した結果から得られたものである。 図 3〜図 5は、 その一例を示すも のである。
図 3 (a) 〜 (e) は、 それぞれ、 傾き計算のためのサンプリング時間間隔を, 6 0秒、 120秒、 1 80秒、 240秒、 300秒とし、 スライ ドラップ率を 9 0 %に統一して示した最大リアプノフ指数の傾き及びパワー値の傾きであり、 図 5 (a) はその周波数分析結果を示す。 なお、 図中、 aは入眠予兆信号の振幅を 示し、 bは入眠予兆が現れてから睡眠に遷移する遷移状態の信号の振幅を示し、 cは睡眠に入つたときの睡眠信号の振幅を示す。
そして、 それぞれにおいて、 各兆候信号 (ここでは、 入眠予兆信号 a、 遷移状 態信号 b、 睡眠信号 c) の時系列信号から、 傾きの離散的信号の波高係数: C f = Xp/X s (但し、 Xpは、 兆候信号の最大振幅を示し、 X sは兆候信号が生 じる前又は後の定常状態の信号の振幅を示す) を求め、 その値から傾きの特徴が 最も感度良く現れる条件を求めた。 その結果が図 3 (f ) であり、 この図から、 傾き計算するための時間間隔として 180秒が最も感度が良いことがわかる。 中 央値を 180秒に設定した理由は、 疲労による筋肉活動の指令の発射頻度は筋肉 内の末梢性反射機構が多くになうことによる。 つまり、 疲労による上位中枢の興 奮性の減衰と末梢性の抑制性反射機構の関与により筋肉活動の指令が減少するが、 血流を正常に戻すと 1 80秒間で中枢性の興奮水準は回復することと関連してい ると予測される。
一方、 スライドラップ率は、 サンプリング時間間隔 1 80秒間の場合において、 70 %から 95 %までを計算した。 70 %未満については時系列信号が疎になる ため省略した。 その結果が図 4 (a) 〜 (d) であり、 図 5 (b) はその周波数 分析結果を示す。 この図から、 スライドラップ率が 90%と 95%のときがノィ ズが小さかったが、 その波高係数を示した図 4 (e) のグラフを参照すると、 ス ライドラップ率 90%の場合が最も感度が高かった。 このことから、 兆候信号 a, b, cを明確に拾える時間間隔 180秒とスライドラップ率 90%が、 適切な情 報抽出のために最も好ましい条件である。
なお、 上記した結果は、 実験時間 30分の場合であるが、 実験時間を 180分 とした場合にも、 図 6 (a) , (b) に示したように、 兆候信号 a, b, cは、 時間間隔 180秒とスライドラップ率 90%とした場合に顕著に特徴を抽出でき た。
以上の結果から、 傾き算出手段 25においては、 180秒間に対する最大リア プノフ指数の変化率と 180秒間に対するパワー値の変化率を最小二乗法により 求め、 次いで、 18秒後を起点として 180秒間に対する傾きを最小二乗法によ り求めていくことが最適である。
ここで、 循環系の生体信号の周波数帯は 1 O H z以下の周波数帯に集中する。 呼吸で 0 . 2 5〜0 . 3 3 11 2、 心拍数で0 . 8 3〜1 . 1 7 11 2、 脈波で0 . 5〜1 0 H zである。 従来の脈波分析は、 脈波の波形の型による分析で血管の硬 さ、 血液粘度などの情報を得て、 1 O H z以上の周波数帯のノイズに関しては口 一パスフィルタを設けることで対応してきている。 しかし、 1 O H z以下の周波 数帯のノィズの混入による影響を抑えることは難しく、 脈波分析の採取現場は限 られてきた。 一方、 自動車や体動が生じる環境の中で採取される指尖容積脈波は、 —般的には不規則な振動源によって加振される振動であり、 不規則振動源下での ノイズの影響を小さくしないと、 運転者の疲労度を検出するに当たって実用的で はない。 ところが、 上記のような処理を行い、 パワー値の傾き及び最大リアプノ フ指数の傾きの大域的な傾向変化を把握する構成とすることで、 ノイズの影響を 小さく抑えている。
すなわち、 指尖容積脈波等の生体信号の原波形の最大リアプノフ指数及びパヮ 一値の微係数 (傾き) を、 複数回のスライド計算を行って求めるという手法によ り、 ノイズの混入を防ぎ、 低周波ゆらぎを精度良く捉えることができる。
比較 ·判定手段 (比較 ·判定ステップ) 2 6は、 傾き算出手段 2 5により得ら れたパワー値の傾きと最大リアプノフ指数のピーク値の傾きとを比較し、 疲労信 号の出現を判定する。 疲労信号か否かは、 後述する試験結果から、 パワー値の傾 き及ぴ最大リアプノフ指数の傾きとを、 同じグラフの時間軸上にプロットしてい つた場合に、 その時系列信号の中で、 雨者が略 1 8 0度の位相差 (逆位相) を安 定して示す特徴的な信号群が出現している時点をもって判定する。 後述の試験に おいて、 このような特徴的な信号群が出現した時点が、 被験者の自己申告コメン ト、 観察者のコメント、 及びビデオ撮影記録とを総合的に比較した場合に、 疲労 や眠気を生じていると判断できるタイミングと一致していた。 なお、 略 1 8 0度の位相差を安定して示す範囲には、 疲労兆候を示す疲労信号 と、 入眠兆候を示す入眠予兆信号とが混在しているが、 後述の試験結果から、 ノ ヮー値の傾きにおいて、 入眠時 (入眠直後以降の睡眠時) の睡眠信号を基準とし た場合に、 その直前において出現した略 1 8 0度位相差を伴う上記特徴的な信号 力 睡眠信号の 2倍以上の大きな振幅でその後の変化が顕著に小さくなつている のに対し、 他のタイミングで出現した略 1 8 0度位相差を伴う特徴的な信号では、 その前後信号に対するパヮ一値の傾きの振幅差が比較的小さかつた。 換言すれば、 入眠予兆信号は、 睡眠に抵抗しながら現れてくるため、 その前後に存在する時系 列信号とは大きく異なるが、 末梢性疲労、 中枢性疲労によって生じる疲労信号は、 うなりに似た大きな周期性の中に存在する。 そこで、 前者を入眠予兆信号として 判定し、 後者を疲労信号として判定して区別した。 なお、 入眠予兆信号は、 疲労 の終着点である入眠潜時状態を示す信号でもあり、 疲労を示す信号の一種でもあ る。 従って、 本実施形態によれば、 広い意味での疲労に関する信号が、 疲労信号 であるか、 入眠予兆信号であるかという種類を判定することができる。
比較 ·判定手段 (比較 ·判定ステップ) 2 6は、 疲労状態判定手段 (ステツ プ) を備えている。 これは、 時系列で出現する上記パワー値の傾きの変化と最大 リアプノフ指数の傾きとを周波数分析するものであるが、 後述の試験結果から、 最大リアプノフ指数の傾きのパワースぺクトラムが大きい場合に、 中枢性疲労優 位状態と判定し、 パワー値の傾きのパワースペク トラムが大きい場合に、 末梢性 疲労優位状態と判定する。 これにより、 抽出した疲労信号を生じた原因が、 末梢 性疲労によるものか、 中枢性疲労によるのものであるか判定することができる。 疲労度算出手段 (疲労度算出ステップ) 2 7は、 上記傾き算出手段 2 5におけ るパワー値の傾き算出手段により得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値 処理して、 積分値を算出することにより、 エネルギー代謝量を推定し、 該積分値 を疲労度 (疲労の進行度合い) として算出する構成である。 エネルギー代謝量と 疲労度とは連動するからである。 これにより、 疲労度を客観的に把握でき、 上記 した比較 ·判定手段 2 6により疲労信号や入眠予兆信号を検出した時点とを総合 評価し、 例えば、 運転者に何らかの注意を喚起すべきか否かを判定することがで きる。 また、 疲労度を定量化できるため、 その数値により、 運転者は、 自ら休憩 が必要か否かを自覚することができる。
なお、 上記した実施形態においては、 最大リアプノフ指数算出手段 (最大リア プノフ指数算出ステップ) 、 最大リアプノフ指数ピーク値検出手段 (最大リアプ ノフ指数ピーク値検出ステップ) と、 生体信号ピーク値検出手段 (生体信号ピー ク値検出ステップ) と、 パワー値算出手段 (パワー値算出ステップ) と、 傾き算 出手段 (傾き算出ステップ) のほかに、 比較 ·判定手段 (比較 .判定ステップ) 及び疲労度算出手段 (疲労度算出ステップ) を備えている。 従って、 上記した実 施形態は、 本発明の疲労度測定装置と疲労検出装置の両方の機能を備える。 疲労 度を測定するに当たっては、 定量的な疲労度の値のほかに、 疲労信号が生じたタ イミングを検出する構成とすることが好ましく、 それにより、 運転者に対する警 報装置の発生タイミング等を効果的に制御できる。 しかしながら、 疲労度算出手 段を備えていない構成においても、 比較 ·判定手段を備えることにより、 疲労検 出装置を形成することも可能である。
また、 上記した最大リアプノフ指数算出手段 (最大リアプノフ指数算出ステツ プ) 、 最大リアプノフ指数ピーク値検出手段 (最大リアプノフ指数ピーク値検出 ステップ) と、 生体信号ピーク値検出手段 (生体信号ピーク値検出ステップ) と. パワー値算出手段 (パワー値算出ステップ) と、 傾き算出手段 (傾き算出ステツ プ) と、 比較 ·判定手段 (比較 ·判定ステップ) 、 疲労度算出手段 (疲労度算出 ステップ) 等を含んで構成される本発明のコンピュータプログラムは、 記録媒体 へ記憶させて提供することができる。 「記録媒体」 とは、 それ自身では空間を占 有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、 例えば、 フレキシプ ルディスク、 ハードディスク、 C D— R OM、 MO (光磁気ディスク) 、 D V D 一 R OMなどである。 また、 本発明に係るプログラムをインストールしたコンビ ユータから、 通信回線を通じて他のコンピュータへ伝送することも可能である。 また、 汎用的な端末装置に対して、 上記のプログラムをプリインストール、 ある いはダウンロードすることで、 本発明の疲労度測定装置又は疲労検出装置を形成 することは、 もちろん可能である。
(試験例)
(短時間着座による疲労実験及びその結果)
男性被験者 1 3名により、 5〜3 0分間の短時間着座実験を行つた。 図 7は、 そのうちの一人のパワー値の傾きと最大リアプノフ指数の傾きの 3 0分間の時系 列変化を示す。 図 7 ( a ) は、 当該被験者が猫背姿勢で着座した際のデータを、 図 7 ( b ) は、 同じシートに当該被験者が強制姿勢で着座した際のデータを示す。 なお、 猫背姿勢とは、 筋力を使用せず、 靱帯で姿勢を支持することをいい、 強制 姿勢とは、 胸を張って筋力を使用して姿勢を支持することをいう。 一般に猫背姿 勢は、 筋疲労が少ない状態であるため、 中枢性疲労が優位であり、 強制姿勢は、 末梢性疲労が優位である。
図 7の時系列信号を考察すると、 図 7 ( a ) の中枢性疲労優位の猫背姿勢では、 パワー値の傾きの変化率が徐々に減少し、 最大リアプノフ指数の傾きもゆらぎな がら減少傾向にあり、 疲労信号の発生も実験の最初に生じ、 後半は実験にも慣れ、 精神的 ·肉体的にリラックスしていると読みとれる。 一方、 図 7 ( b ) の末梢性 疲労優位の強制姿勢の場合には、 パワー値、 最大リアプノフ指数の各傾きは、 共 に増大傾向にあり、 疲労度が非線形で上昇していると考えられ、 緊張と姿勢維持 のために肉体的 ·精; ί申的疲労が生じている。 従って、 比較 ·判定手段 (ステツ プ) 2 6においては、 パワー値及び最大リアプノフ指数の各傾きが前者のような 傾向を示した場合に、 中枢性疲労が優位であると判定するように設定し、 後者の ような傾向を示した場合に、 末梢性疲労が優位であると判定するように設定する ことが好ましい。
図 8 (a) , (b) は、 図 7 (a) , (b) の猫背姿勢、 強制姿勢の周波数分 祈結果を示す。 この図から、 中枢性疲労優位状態では、 最大リアプノフ指数の傾 きのパワースペク トラムが大きく、 末梢性疲労は、 パワー値の傾きのパワースぺ クトラムが大きくなる傾向にあることがわかる。 従って、 比較 ·判定手段 (ステ ップ) 26においては、 かかる周波数分析により、 いずれの傾きのパワースぺク トラムが大きいかを比較することで、 中枢性疲労優位か、 末梢性疲労優位かを判 定する構成とすることがより好ましい。
(長時間着座による疲労実験)
3時間静的着座実験と、 米国のミシガン州でワゴン車を用いて採取した 1. 3 H zにおいて振幅の P— P値で 2. OGの衝撃性振動が発生する突起乗り越えを 含むランダム励振下での 3時間着座実験を行った。 被験者は、 いずれも入眠潜時 1 0〜 1 5分の 20〜 3 0歳代の男性 3名であり、 時間帯は午後 1時〜 4時の間 であった。
実験には、 腰椎と座骨結節の支持性が高く、 最終安定姿勢を維持し易い硬めの クッシヨン性を有する姿勢維持性を重視したバケツト型の自動車用シート (姿勢 維持型シート) 、 上記の姿勢維持型を基本としつつも、 やわらかめのクッション 性を有し、 接触面積を広げ体圧のピーク値を低減させた体圧分散型の自動車用シ ト (体圧分散型シート) を使用した。
( 3時間静的着座実験の結果)
図 9に、 被験者のうちの一人のパワー値の傾きと最大リァプノフ指数の傾きの 3時間時系列変化を示す。 図 9 (a) は、 体圧分散型シートに着座した場合であ り、 (b) は、 姿勢維持型シートに着座した場合である。
図 9 (a) における T— F l、 T— F 2、 T— F 3、 T一 F s、 図 9 (b) に おける S— F l、 S— F 2、 S— F 3、 S— F4、 S— F sが上記した特徴的な 信号が現れた信号群を示す。 このうち、 T一 F sと S— F sは、 他の信号と比較 し、 その絶対値が小さく、 その後のパワー値の傾きの変化が小さくなつているこ と力 ら、 入眠予兆信号であると特定できる。 そして、 入眠予兆信号後の 140分 で瞬眠が生じていたと判定できる。 これは、 入眠予兆信号が疲労曲線でいえば危 険領域にあり、 信号の振幅が小さくなつているため波高係数は急激に大きくなる 、 その絶対値は小さくなるものと推察される。 一方、 T一 F l、 T一 F 2、 T 一 F 3、 S— F 1、 S— F 2、 S— F 3、 S _ F 4は、 振幅は増大傾向にあり、 絶対値が大きい。 従って、 これらの信号は、 入眠予兆信号と異なる特性を有して いるため、 疲労信号として判定する。 また、 体圧分散型シートに見られるように、 疲労信号の振幅が減少し、 リズムが安定化していき、 定常状態に近づく場合は、 上記した図 7の結果を参照すると、 中枢性疲労が優位になったものと判定できる。 図 10 (a) は、 図 9 (a) の体圧分散型シートのパワー値の傾きの周波数分 祈と最大リアプノフ指数の傾きの周波数分析を示す図であり、 図 10 (b) は、 図 9 (b) の姿勢維持型シートのパワー値の傾きの周波数分析と最大リアプノフ 指数の傾きの周波数分析を示す図である。
そして、 図 1 1 (a) は、 図 9 (a) の体圧分散型シート及び図 9 (b) の姿 勢維持型シートの各疲労度を、 パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、 積 分値として算出したものである。 また、 疲労度 (計算値) に合わせて、 官能評価 値をそれぞれグラフ化して示している。 なお、 官能評価値は、 ボルダの指標に基 づいて示したものである ( 「シート感性品質評価」 (自動車技術会 学術講演会 前刷集、 No 91— 99、 21— 24、 2002) 参照) 。 また、 図 1 1 ( b ) は、 体圧分散型シートを基準として姿勢維持型シートを定性評価したものである。 図 1 1 (a) , (b) から、 本発明の疲労度測定装置により求めた疲労度 (計 算値) により示される疲労曲線と官能評価値に基づく疲労曲線とは、 定性的傾向 がよく似ていることが認められ、 本発明の疲労度測定装置により、 定量的かつ客 観的に疲労度を示すことができた。
また、 図 1 0 ( a ) , ( b ) の周波数分析及び図 1 1 ( a ) , (b ) の疲労曲 線を考察すると、 体圧分散型シートは、 姿勢支持性も高く、 力つ姿勢変化に対応 しゃすいシートで、 リラックスした状態で着座し続けることができることがわか る。 また、 最大リアプノフ指数の傾きの周波数分析で疲労信号が増大傾向にあり、 中枢†生疲労による瞬眠が実験開始後約 1 4 0分で訪れているが (図 9 ( a ) 参 照) 、 パワー値の傾きの周波数分析と疲労曲線の各段階がほぼ線形で推移してい ることから、 疲労感の少ないシートであることがわかる。
—方、 姿勢維持型シートは、 被験者の筋肉が姿勢を維持し、 3 0分までは非常 に良好な着座感を示しているが、 筋肉疲労が生じる 3 0分過ぎから急激に疲労感 が生じ、 断続的に疲労信号が生じている。 つまり、 被験者は実験開始後 1 4 0分 に、 このシートでも瞬眠が訪れるが、 疲労信号の振幅が増大傾向にあることから、 肉体的疲労が原因の瞬眠で、 瞬眠と体動の後に疲労度の軽減があることが、 1 2 0〜1 5 0分間の疲労曲線の形から推定できる (図 9 ( b ) 、 図 1 1参照) 。 ま た、 図 1 0のパワー値の傾きの周波数分析から、 体圧分散型シートに比べでエネ ルギーを消費していることがわかる。 最大リアプノフ指数の傾きの周波数分析か らは、 疲労信号のゆらぎの大きさは増大傾向にあるため、 緊張していき精神的刺 激の高い状態であると考えられる。
本発明は、 このように、 疲労度を算出して得られる疲労曲線、 及びパワー値の 傾き及び最大リアプノフ指数の傾きの周波数分析から、 シートの客観的な評価に 使用することもできる。
(ランダム励振下での 3時間着座実験の結果)
図 1 2は、 被験者のうちの一人のパワー値の傾きと最大リアプノフ指数の傾き の 3時間時系列変化を示す図である。 図 1 2 ( a ) は、 体圧分散型シートに着座 した場合であり、 (b) は、 姿勢維持型シートに着座した場合である。
図 1 3 (a) は、 図 1 2 (a) の体圧分散型シートのパワー値の傾きの周波数 分析と最大リアプノフ指数の傾きの周波数分析を示す図であり、 図 1 3 (b) は、 図 1 2 (b) の姿勢維持型シートのパワー値の傾きの周波数分析と最大リアプノ フ指数の傾きの周波数分析を示す図である。
図 1 4 (a) は、 図 1 2 (a) の体圧分散型シート及び図 1 2 (b) の姿勢維 持型シートの各疲労度を、 パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、 積分値 として算出したものである。 また、 疲労度 (計算値) に合わせて、 官能評価値を それぞれグラフ化して示している。 図 1 4 (b) は、 体圧分散型シートの疲労度 (計算値) 及び官能評価値を、 姿勢維持型シートを基準として評価した疲労曲線 である。
図 1 4 (a) の疲労曲線において、 体圧分散型シートは 1 50分まで、 姿勢維 持型シートは 1 20分まで、 計算値で示される疲労度と官能評価値がほぼ一致す る。 1 20分の以降の官能評価値との差は、 上下振動から誘発されるシートバッ クからの腰部へのたたきから生じる腰痛の影響によるもので、 1 50分以降の官 能評価値との差はしぴれによるものと考えられる。 この点、 図 1 4 (b) を見て も、 計算値と官能評価値の定性的傾向が 1 50分までは良く一致するが、 1 5 0 分以降は乖離の傾向を示している。 また、 図 1 2を見ると、 パワー値の傾きと最 大リアプノフ指数の傾きの変化は、 姿勢維持型シートの場合には極端に押さえ込 まれている。 これは、 姿勢維持型シート上の被験者が、 痛みに耐えながら着座し ていたためと予測される。 なお、 時系列信号の中で、 最大リアプノフ指数の傾き が振り切れている信号は、 体動が生じていることを示す。
また、 図 1 3 (a) , (b) の周波数分析から、 体圧分散型シートは、 実験時 間内では、 疲労度が線形に変化し、 適当なゆらぎの中で着座できており、 大きな 疲労促進は見あたらない。 一方、 姿勢維持型シートは、 実験の早い段階から筋力 を使用している。 そして、 体動により、 別の筋肉を使用し、 持ち直しを図ろうと するが、 姿勢維持のための筋力は収束方向にあり、 急速に疲労感が増大している ことが読みとれる。
(着座 (座位) 車両走行実験)
セダン型車両を使用し、 運転席と助手席において実施した。 運転席の被験者は 入眠潜時 1 0〜 1 5分の 4 0歳代の男性であり、 助手席の被験者は入眠潜時 1 0 〜1 5分の 3 0歳代の女性である。 そして、 名神自動車道の桂川 P A—山陽自動 車道の吉備 S A間、 吉備 S A—小谷 S A間において、 午後 1時半〜午後 5時まで の 3 . 5時間分の指尖容積脈波を採取した。 なお、 運転席の被験者、 助手席の被 験者共に、 実験走行開始前に 2時間の運転を実施している。
(着座 (座位) 車両走行実験の結果)
図 1 5は、 運転席の被験者のパワー値の傾きと最大リアプノフ指数の傾きの時 系列信号を示したものであり、 図 1 6は、 図 1 5のパワー値の傾きと最大リアプ ノフ指数の傾きの周波数分析を示したものである。 この結果から、 運転席の被験 者は、 桂川 P Aから吉備 S Aを走行した 1 0 0分間は覚醒と疲労が周期的に生じ ているが、 中程度の覚醒状態を継続していることがわかる。 さらに、 7 5分から 9 0分の間で肉体的疲労が生じているが、 緊張により適応力を上げている。 この 点は、 図 1 6の周波数分析結果の最大リアプノフ指数の傾きのパワースぺクトラ ムが大きくなっていることからも推定できる。
そして、 吉備 S Aから小谷 S A間の走行で、 運転再開後 4 0分で二回目の疲労 が生じている。 この疲労は、 周波数分析結果に示されるように、 パワー値の傾き のパワースペク トラムの増大はなく、 図 1 9 ( a ) の矢印 aで示す疲労曲線でも わかるように、 桂川 P Aから小谷 S Aを走行していたときょりも疲労度が下回つ ている。 すなわち、 これらの結果から中枢性疲労が優位と推定され、 この中枢性 疲労には緊張により適応している。 なお、 この中枢性の疲^^も 1 0分後には回復 している。
上記の点は、 視察、 自己申告とも一致した。
また、 図 1 6の周波数分析から、 桂川 P A—吉備 S A間は、 パワー値の傾きが 増大傾向にあり、 比較的リラックスしながらも、 体力を使った運転であることが わかる。 一方、 吉備 S A—小谷 S A間は、 中間で疲労が生じているが、 緊張感を 上げて疲労感に対応していることがわかる。 つまり、 この運転席の被験者は、 体 力を使った運転で、 疲労が生じると精神力でリズムを作り、 疲労に対処している と推定される。
図 1 7は、 助手席で着座した被験者のパワー値の傾きと最大リアプノフ指数の 傾きの時系列信号を示したものである。 この被験者は、 生体信号を採取する前の 2時間の走行により疲労状態にあった。 これは、 図 1 9 ( b ) の疲労曲線の矢印 bで示されるように、 桂川 P Aを出発して 5分後に疲労曲線が急激な立ち上がり を示すことから推定される。 そして、 9 0〜 1 0 0分の間に、 入眠予兆信号と瞬 眠が生じている。 これは、 図 1 8の周波数分析結果から、 パワー値と最大リアプ ノフ指数の各傾きのパワースぺクトラムが共に高い水準を示していることから、 蓄積された肉体疲労に中枢性疲労が加味されて生じたものと推測される。 入眠予 兆信号が生じて約 5分後に瞬眠が生じ一時的に回復し、 吉備 S Aで休憩に入った。 再び走行した後、 4 0分後に入眠予兆信号の第 2波が訪れている。 そして、.その 5分後に瞬眠が生じ、 その後、 覚醒状態に移行している。 時系列信号のパワー値 の傾きの振幅の増減と逆位相状態を保持する時間の割合から、 この被験者は総じ て疲労状態にあることがわかる。 なお、 吉備 S A _小谷 S A間は瞬眠のあと適応 力が上昇し、 帰着による期待感から精神力が高揚し、 疲労感が持ち直している。 この点は、 図 1 8の周波数分析からもわかる。 また、 視察、 被験者のコメントと も一致していた。
一方、 図 1 9は、 疲労度の計算値を示す。 図 1 9 ( a ) は運転席被験者の疲労 曲線であり、 図 1 9 ( b ) は助手席被験者の疲労曲線であり、 図 1 9 ( c ) は両 者の疲労曲線を重ね合わせて示したものである。 この疲労曲線から、 男性と女性 の体力差及び運転しているか否か、 あるいは帰着の期待感などの精神的条件差に よる疲労度の遷移傾向がよく捉えられていることがわかる。 図 2 0は、 車両走行 実験による入眠予兆信号、 疲労信号及ぴ睡眠信号の波高係数を比較したものであ る。 波高係数は、 外的刺激を受ける環境であるため、 比較的高い水準にある。 また、 図 1 9の計算による疲労度の推移は、 被験者の感覚及びコメントと良く 一致しており、 本発明による疲労度の計算が、 実車走行においても有効であるこ とがわかった。
(腰痛促進短時間着座実験)
シートフレームの橈みを小さくし、 座部に厚さ 3 O mmのチップウレタンを敷 き、 背部の腰椎支持部に脱着可能で厚さ調節可能なウレタンをおいたシートを用 レ、、 体格差の異なる 3名の男性により実施した。 被験者の特徴は、 筋肉質、 腰痛 持ち、 痩せ型である。 実験においては、 背もたれ無しの自由姿勢、 立位の脊柱力 ーブに準じた姿勢 (通常運転姿勢) 、 腰部の張り出しを強調した姿勢の 3種類で 姿勢を変化させて行った。
(腰痛促進短時間着座実験の結果)
図 2 1は、 本実験におけるパワー値の傾き、 最大リアプノフ指数の傾きの周波 数分析、 及び疲労曲線を示したものである。 図 2 1 ( a ) は、 筋肉質被験者のデ ータを、 (b ) は腰痛被験者のデータを、 (c ) は痩せ型被験者のデータを示す。 この図から、 腰痛持ちの被験者は、 他の 2人と異なり、 早い時期に疲労度が上昇 し、 背もたれのない場合には痛みに耐えているのがわかる。 また、 筋肉質と痩せ 型の被験者は、 シートの姿勢支持の方法の差に拘わらず、 比較的安定した状態を 示す。 特に、 筋肉質の被験者は、 その背筋、 腹筋で姿勢を維持できているのが分 かる。 なお、 疲労度は体力により、 疲労の進行度に差が生じていた。 これらの点 は、 被験者のコメントとよく一致していた。
従って、 この実験においても、 本発明による疲労の検出及び疲労度の測定が、 客観的かつ定量的に示すことができることがわかる。 産業上の利用可能性
本発明では、 上記のように、 疲労度を定量ィ匕し、 中枢性疲労のみではなく肉体 的疲労も合わせて、 客観的に算出することが可能である。 また、 疲労度を算出す る過程で示されるパワー値の傾き及ぴ最大リアプノフ指数の傾きの時系列信号の 状態、 さらには周波数分析の状態から、 疲労信号、 入眠予兆信号が生じたタイミ ングゃそれらの種別も判定することができる。 従って、 これらを用いて、 所定の 疲労度に至った場合、 あるいは、 疲労信号や入眠予兆信号を検知した場合に、 任 意の警告装置を機能させるようにすることもできる。 また、 疲労度が客観的に表 示され、 疲労信号や入眠予兆信号も検知できるため、 人が着座するシート、 ある いは寝具などの性能評価に用いることもできる。 同時に、 その際の人の心身状態 を把握する診断装置として用いることもできる。 さらに、 生体信号データに代え、 例えば、 機械装置の微振動を検出する測定器を用いることにより、 機械装置の故 障診断などを行うことに、 本発明を応用することも考えられる。

Claims

請求 の 範 囲
1 . 生体信号測定器により採取された生体信号データの原波形の各周期のピー ク値を検出する生体信号ピーク値検出手段と、
前記生体信号ピーク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲 ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパヮ一値 として設定するパワー値算出手段と、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段 と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾きの 時系列信号を絶対値処理して、 積分値を算出し、 得られた積分値を疲労度として 求める疲労度算出手段と
を具備することを特徴とする疲労度測定装置。
2 . 前記生体信号ピーク値検出手段が、 生体信号データを平滑化微分し、 波形 の変動幅に対して所定の閾値で上限側のピーク値と下限側のピーク値を求める手 段であることを特徴とする請求項 1記載の疲労度測定装置。
3 . 前記パワー値算出手段が、 生体信号データの所定時間範囲における、 上限 側のピーク値の平均値と下限側のピーク値の平均値との差をパワー値として算出 する手段であることを特徴とする請求項 1記載の疲労度測定装置。
4 . 前記パワー値算出手段が、 生体信号データの所定時間範囲における、 上限 側のピーク値の平均値と下限側のピーク値の平均値との差の二乗値をパワー値と して算出する手段であることを特 とする請求項 3記載の疲労度測定装置。
5 . 前記パワー値傾き算出手段におけるスライド計算に用いる時間間隔が 1 8 0秒であり、 ラップ率が 9 0 %であることを特徴とする請求項 1記載の疲労度測 定装置。
6 . さらに、 前記生体信号データをカオス解析して最大リアプノフ指数を算出 する最大リアプノフ指数算出手段と、
算出された最大リアプノフ指数の時系列変化波形の各周期のピーク値を検出す る最大リアプノフ指数ピーク値検出手段と、
前記パワー値の傾きに加え、 前記最大リアプノフ指数ピーク値検出手段により 得られる最大リアプノフ指数の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対す る傾きを、 前記所定時間に対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求 める最大リアプノフ指数傾き算出手段と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾き及 び前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライ ド計算して得られた最大リ ァプノフ指数の傾きが、 時系列信号の中で略 1 8 0度の位相差を安定して示す時 点を疲労信号の発生点として判定する比較 ·判定手段と
を備えることを特徴とする請求項 1記載の疲労度測定装置。
7 . 前記最大リアプノフ指数ピーク値検出手段が、 最大リアプノフ指数の時系 列変化波形を平滑化微分し、 波形の変動幅に対して所定の閾値で上限側のピーク 値と下限側のピーク値を求める手段であることを特徴とする請求項 6記載の疲労 度測定装置。
8 . 前記最大リアプノフ指数の傾き算出手段におけるスライド計算に用いる時 間間隔が 1 8 0秒であり、 ラップ率が 9 0 %であることを特徴とする請求項 6記 載の疲労度測定装置。
9 . 生体信号測定器により採取された生体信号データの原波形の各周期のピー ク値を検出する生体信号ピーク値検出手段と、
前記生体信号ピーク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲 ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパワー値 として設定するパヮ一値算出手段と、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段 と、
前記生体信号データをカオス解析して最大リアプノフ指数を算出する最大リア プノフ指数算出手段と、
算出された最大リアプノフ指数の時系列変化波形の各周期のピーク値を検出す る最大リアプノフ指数ピーク値検出手段と、
前記最大リァプノフ指数ピーク値検出手段により得られる最大リアプノフ指数 の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に対 して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数傾き 出手段と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾き及 ぴ前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リ ァプノフ指数の傾きが、 時系列信号の中で略 1 8 0度の位相差を安定して示す時 点を疲労信号の発生点として判定する比較 ·判定手段と
を備えることを特徴とする疲労検出装置。
1 0 . 前記生体信号ピーク値検出手段が、 生体信号データを平滑化微分し、 波 形の変動幅に対して所定の閾値で上限側のピーク値と下限側のピーク値を求める 手段であり、 前記最大リアプノフ指数ピーク値検出手段が、 最大リアプノフ指数 の時系列変化波形を平滑化微分し、 波形の変動幅に対して所定の閾値で上限側の ピーク値と下限側のピーク値を求める手段であることを特徴とする請求項 9記載 の疲労検出装置。
1 1 . 前記パワー値傾き算出手段及び前記最大リアプノフ指数傾き算出手段に おけるスライド計算に用いる時間間隔が 1 8 0秒であり、 ラップ率が 9 0 %であ ることを特徴とする請求項 9記載の疲労検出装置。
1 2 . 前記比較 ·判定手段が、 時系列で出現するパワー値の傾き及び最大リァ プノフ指数の傾きとに基づき、 疲労の状態を判定する疲労状態判定手段を備えて いることを特徴とする請求項 9記載の疲労検出装置。
1 3 . 前記疲労状態判定手段が、 時系列で出現する前記パワー値の傾きの変化 と最大リアプノフ指数の傾きとを周波数分析する手段を備え、 最大リァプノフ指 数の傾きのパワースぺクトラムが大きい場合に、 中枢性疲労優位状態と判定し、 パワー値の傾きのパワースぺクトラムが大きい場合に、 末梢性疲労優位状態と判 定することを特徴とする請求項 1 2記載の疲労検出装置。
1 4 . 人の生体信号を測定する生体信号測定器により採取された生体信号デー タを解析して疲労度を測定するプロセスをコンピュータに実行させるためのコン ピュータプログラムであって、
前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値を検出する生体信号ピーク値 検出ステップと、
前記生体信号ピーク値検出ステップにより得られる各ピーク値から、 所定時間 範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパヮ 一値として設定するパワー値算出ステップと、
前記パヮ一値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出ステ ップと、
前記パヮー値傾き算出ステップによりスライド計算して得られたパヮ一値の傾 きの時系列信号を絶対値処理して、 積分値を算出し、 得られた積分値を疲労度と して求める疲労度算出ステップと
を具備することを特¾:とするコンピュータプログラム。
1 5 . 人の生体信号を測定する生体信号測定器により採取された生体信号デー タを解析して疲労を検出するプロセスをコンピュータに実行させるためのコンビ ユータプログラムであって、
生体信号測定器により採取された生体信号データの原波形の各周期のピーク値 を検出する生体信号ピーク値検出手段と、
前記生体信号ピーク値検出手段により得られる各ピーク値から、 所定時間範囲 ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、 この差をパワー値 として設定するパワー値算出ステップと、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間に 対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出ステ ップと、
前記生体信号データをカオス解析して最大リアプノフ指数を算出する最大リア プノフ指数算出ステップと、
算出された最大リアプノフ指数の時系列変化波形の各周期のピーク値を検出す る最大リアプノフ指数ピーク値検出ステップと、
前記最大リアプノフ指数ピーク値検出ステップにより得られる最大リアプノフ 指数の各ピーク値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、 前記所定時間 に対して所定のラップ率で所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数 傾き算出ステップと、
前記パワー値傾き算出ステップによりスライド計算して得られたパワー値の傾 き及び前記最大リアプノフ指数傾き算出ステップによりスライド計算して得られ た最大リアプノフ指数の傾きが、 時系列信号の中で略 1 8 0度の位相差を安定し て示す時点を疲労信号の発生点として判定する比較 ·判定ステップと
を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
1 6 . 前記比較 ·判定ステップが、 時系列で出現する前記パワー値の傾きの変 化と最大リァプノフ指数の傾きとを周波数分析する疲労状態判定ステップを備え、 最大リアプノフ指数の傾きのパワースぺクトラムが大きい場合に、 中枢性疲労優 位状態と判定し、 パワー値の傾きのパワースペク トラムが大きい場合に、 末梢性 疲労優位状態と判定することを特徴とする請求項 1 5記載のコンピュータプログ ラム。
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