JP2009195384A - 疲労解析装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 交感神経活動による代償分を考慮し、官能評価値により近い疲労度を求める。
【解決手段】基準疲労度を求める第1疲労度算出手段11と、最大リアプノフ指数を利用して補正疲労度を求める第2疲労度算出手段12と、交感神経活動による疲労の代償作用の有無を判定する判定手段13とを備え、累積疲労度出力手段14が、交感神経活動による疲労の代償がなされていない状態と判定された時間帯では、第1疲労度算出手段11により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、交感神経活動による疲労の代償がなされている状態と判定された時間帯では、第2疲労度算出手段12により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する。交感神経活動による疲労の代償の有無に応じて基準疲労度又は補正疲労度を出力するため、累積疲労度は官能評価値により近くなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、人の疲労の度合いとしての疲労度を求めるための疲労解析装置及びそれに用いられるコンピュータプログラムに関する。
特許文献1には、人が疲労に対してとる恒常性維持のために使用される筋肉の仕事によるエネルギー量を、その仕事による産物の代謝量で比較することにより、それを人の疲労の度合いとなる疲労度として求める技術が開示されている。この技術は、人の生体信号を採取し、その生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差をパワー値として算出するパワー値算出手段と、このパワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段と、得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理して積分値を算出する手段とを有し、得られた積分値を疲労度として求めている。
WO2005/039415A1号公報
しかし、例えば、人が座席に着座した状態を継続した際の、特許文献1に開示された技術により求めた疲労度と、同時に計測したボルグスケールによる筋疲労の官能評価値とを比較した場合、両者が類似傾向を示さないことがあることがわかった。本発明者らはこの点について検討したところ、特許文献1により求められる疲労度が、着座姿勢を維持・継続するという状態に対し、着座姿勢を維持するために使われる抗重力筋(姿勢筋)のエネルギー使用量と、着座姿勢の継続に伴う痛みの発生による急激な筋収縮によるエネルギー使用量といった筋収縮に伴う代謝を見ているだけであるのに対し、官能評価値には、肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労も考慮されていると考えた。つまり、特許文献1の技術は、精神的リラックス状態において生じる疲労を求めることが前提となっており、交感神経機能によって疲労がカバー(代償)されて筋収縮として表れない場合には、交感神経活動によって血流量が変化しても、疲労度として考慮されていない。しかし、実際には、交感神経活動によって精神的疲労及びそれに伴う血流量の変化が生じており、このことが、官能評価値との乖離を生じるケースの主な原因であると考えた。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、交感神経活動による代償分の代謝量を考慮し、官能評価値により近い疲労度を求めることができる疲労解析装置及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明では、生体信号測定器により採取された脈波の生体信号データを用いて疲労解析を行う疲労解析装置であって、
前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差をパワー値とし、パワー値の時系列データを基にして基準疲労度を求める第1疲労度算出手段と、
前記生体信号データから求めた最大リアプノフ指数を利用して、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値を補正し、得られた補正パワー値の時系列データを基にして補正疲労度を求める第2疲労度算出手段と、
交感神経活動による疲労の代償作用の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段により、交感神経活動による疲労の代償がなされていない状態と判定された時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、交感神経活動による疲労の代償がなされている状態と判定された時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する累積疲労度出力手段と
を具備することを特徴とする疲労解析装置を提供する。
請求項2記載の本発明では、前記判定手段は、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、この最大リアプノフ指数の時系列データを基にして喚起度を求める喚起度算出手段と、前記喚起度算出手段により得られた喚起度から、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングを判定するタイミング判定手段とを備えてなり、
前記累積疲労度出力手段は、前記タイミング判定手段により、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定される前の時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定された後の時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力するように設定されていることを特徴とする請求項1記載の疲労解析装置を提供する。
請求項3記載の本発明では、前記第1疲労度算出手段が、前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差を前記パワー値とし、該パワー値の時系列データを算出するパワー値算出手段と、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記基準疲労度として算出するパワー値傾き積分手段と
を備えてなることを特徴とする請求項2記載の疲労解析装置を提供する。
請求項4記載の本発明では、さらに、生体信号測定器により採取された心拍数又は脈拍数の時系列データを周波数解析して得られるLF/HFのパワースペクトルの時系列データを求めるLF/HF時系列データ算出手段を備え、
前記パワー値算出手段は、前記LF/HFのパワースペクトルの時系列データの値と、前記パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それをLF/HF算入パワー値とし、該LF/HF算入パワー値の時系列データを算出するように設定されていることを特徴とする請求項3記載の疲労解析装置を提供する。
請求項5記載の本発明では、前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の疲労解析装置を提供する。
請求項6記載の本発明では、前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたLF/HF算入パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
を備えてなることを特徴とする請求項4記載の疲労解析装置を提供する。
請求項7記載の本発明では、前記喚起度算出手段が、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、最大リアプノフ指数の時系列データを算出する最大リアプノフ指数算出手段と、
前記最大リアプノフ指数の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数傾き算出手段と、
前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リアプノフ指数の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記喚起度として算出する最大リアプノフ指数傾き積分手段とを備えてなり、
さらに、前記最大リアプノフ指数傾き積分手段により得られた前記喚起度の累積和を求めて出力する累積喚起度出力手段と
を備えてなることを特徴とする請求項2記載の疲労解析装置を提供する。
請求項8記載の本発明では、前記タイミング判定手段は、前記累積喚起度出力手段により出力される累積喚起度の傾きの急変換点を、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定することを特徴とする請求項2記載の疲労解析装置を提供する。
請求項9記載の本発明では、前記タイミング判定手段は、測定開始から所定時間範囲における前記累積喚起度の傾きを基準傾きとして求め、この基準傾きを求めた後の時間帯における所定時間範囲における累積喚起度の傾きが、基準傾きに対して少なくとも10%の変化が生じた場合に前記急変換点と判定することを特徴とする請求項7記載の疲労解析装置を提供する。
請求項10記載の本発明では、生体信号測定器により採取された脈波の生体信号データを用いて疲労解析を行う疲労解析装置に導入されるコンピュータプログラムであって、
前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差をパワー値とし、パワー値の時系列データを基にして基準疲労度を求める第1疲労度算出手段と、
前記生体信号データから求めた最大リアプノフ指数を利用して、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値を補正し、得られた補正パワー値の時系列データを基にして補正疲労度を求める第2疲労度算出手段と、
交感神経活動による疲労の代償作用の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段により、交感神経活動による疲労の代償がなされていない状態と判定された時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、交感神経活動による疲労の代償がなされている状態と判定された時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する累積疲労度出力手段と
を具備することを特徴とするコンピュータプログラムを提供する。
請求項11記載の本発明では、前記判定手段は、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、この最大リアプノフ指数の時系列データを基にして喚起度を求める喚起度算出手段と、前記喚起度算出手段により得られた喚起度から、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングを判定するタイミング判定手段とを備えてなり、
前記累積疲労度出力手段は、前記タイミング判定手段により、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定される前の時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定された後の時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力するように設定されていることを特徴とする請求項10記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項12記載の本発明では、前記第1疲労度算出手段が、前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差を前記パワー値とし、該パワー値の時系列データを算出するパワー値算出手段と、
前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段と、
前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記基準疲労度として算出するパワー値傾き積分手段と
を備えてなることを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項13記載の本発明では、さらに、生体信号測定器により採取された心拍数又は脈拍数の時系列データを周波数解析して得られるLF/HFのパワースペクトルの時系列データを求めるLF/HF時系列データ算出手段を備え、
前記パワー値算出手段は、前記LF/HFのパワースペクトルの時系列データの値と、前記パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それをLF/HF算入パワー値とし、該LF/HF算入パワー値の時系列データを算出するように設定されていることを特徴とする請求項12記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項14記載の本発明では、前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
を備えてなることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1に記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項15記載の本発明では、前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたLF/HF算入パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
を備えてなることを特徴とする請求項13記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項16記載の本発明では、前記喚起度算出手段が、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、最大リアプノフ指数の時系列データを算出する最大リアプノフ指数算出手段と、
前記最大リアプノフ指数の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数傾き算出手段と、
前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リアプノフ指数の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記喚起度として算出する最大リアプノフ指数傾き積分手段とを備えてなり、
さらに、前記最大リアプノフ指数傾き積分手段により得られた前記喚起度の累積和を求めて出力する累積喚起度出力手段と
を備えてなることを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項17記載の本発明では、前記タイミング判定手段は、前記累積喚起度出力手段により出力される累積喚起度の傾きの急変換点を、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定することを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラムを提供する。
請求項18記載の本発明では、前記タイミング判定手段は、測定開始から所定時間範囲における前記累積喚起度の傾きを基準傾きとして求め、この基準傾きを求めた後の時間帯における所定時間範囲における累積喚起度の傾きが、基準傾きに対して少なくとも10%の変化が生じた場合に前記急変換点と判定することを特徴とする請求項16記載のコンピュータプログラムを提供する。
本発明によれば、パワー値の時系列データを基にして、又は、パワー値の時系列データにLF/HFのパワースペクトルの時系列データを考慮した値(LF/HF算入パワー値)を基にして基準疲労度を求める第1疲労度算出手段と、生体信号データから求めた最大リアプノフ指数を利用して、第1疲労度算出手段で用いたパワー値又はLF/HF算入パワー値の時系列データの値を補正し、得られた補正パワー値の時系列データを基にして補正疲労度を求める第2疲労度算出手段と、交感神経活動による疲労の代償作用の有無を判定する判定手段とを備え、累積疲労度出力手段が、交感神経活動による疲労の代償がなされていない状態と判定された時間帯では、第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、交感神経活動による疲労の代償がなされている状態と判定された時間帯では、第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する構成である。すなわち、交感神経活動による疲労の代償の有無に応じて、パワー値のみ又はLF/HF算入パワー値のみに基づいた疲労度(基準疲労度)か、あるいは、最大リアプノフ指数を考慮した疲労度(補正疲労度)かのいずれかが出力される構成であるため、累積疲労度の変化が、官能評価値により近い、すなわち、実際の疲労感により近いものとなる。
判定手段としては、生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、最大リアプノフ指数の時系列データを基にして喚起度を求める喚起度算出手段と、喚起度算出手段により得られた喚起度から、第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングを判定するタイミング判定手段とを備えてなる構成とすることが好ましい。最大リアプノフ指数が高いほど、物事への適応力、緊張、集中力が高い状態であり、最大リアプノフ指数が低いほど、精神的にリラックスしている状態である。本発明で採用した判定手段において求める「喚起度」とは、この最大リアプノフ指数の時系列データから、最大リアプノフ指数の傾きを求め、その傾きを絶対値処理して積分して得られるように設定している。この結果、「喚起度」は、精神的に受けている刺激の程度を示す最大リアプノフ指数がどのように変動しているかの大域的な傾向を捉えていることになる。すなわち、「喚起度」は、交感神経が緊張することによって代償しているがために、筋収縮として捉えることができない疲労、つまり、筋疲労として捉えることができない脳の精神的疲労を捉える指標となる(人間工学 Vol. 40, No.5 (2004) 「指尖容積脈波情報を用いた長時間着座疲労の簡易評価法の開発」(藤田悦則等)参照)。従って、交感神経活動による疲労の代償が行われるまでの間は、喚起度を考慮せずに疲労度(基準疲労度)を求める一方で、喚起度の値から、交感神経活動による疲労の代償が行われていると判定されたならば、最大リアプノフ指数を組み込んだ補正パワー値を求め、補正パワー値を用いて改めて疲労度(補正疲労度)を求めることにより、累積疲労度の変化が、官能評価値により近いものとなる。
また、より厳密には、精神的疲労には、自律神経系の精神的疲労と脳の精神的疲労があるが、自律神経系の精神的疲労も、脳の精神的疲労と同様に、交感神経活動による代償作用の対象となる。例えば、横臥して十分な休憩や睡眠をとった後に疲労解析を行う場合、解析開始時においては、抗重力筋の肉体疲労がほとんど生じておらず、また、自律神経系並びに脳の精神的疲労のいずれもがあまり生じていない。このため、この状態から疲労度を求める場合には、まず、末梢系の肉体的疲労により基準疲労度を求め、その後、喚起度を目安に脳の精神的疲労を考慮した疲労度を求めれば、人の官能評価値に近づく。しかし、例えば、日常活動を行っている中で座席に着座した状態の疲労度を測定する場合には、脳の精神的疲労が大きく影響する前の段階において、末梢系の肉体的疲労と共に生じている自律神経系の精神的疲労も生じている。そこで、脳の精神的疲労を考慮し始める前の疲労度、つまり、基準疲労度の算出に当たっては、末梢系の肉体的疲労の指標である、生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差として算出したパワー値に、自律神経系の精神的疲労の指標である心拍数又は脈拍数から得られるLF/HFのパワースペクトルの時系列データを考慮した値(LF/HF算入パワー値)を採用し、それにより、基準疲労度を求める構成とすることが好ましい。
本発明によれば、実際の疲労感に近い疲労度を求めることができるため、得られた疲労度を種々の用途に利用できる。例えば、人がシートに着座したときの疲労度、あるいは、寝具に横たわったときの疲労度から、その人に適合するシートや寝具の判定を従来よりも正確に行うことができる。シートの良し悪しは、着座疲労感で判断され、また、寝具の良し悪しも、横たわった際の疲労感で判断されるからである。
以下、図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る疲労解析装置1の構成を示す図である。この図に示したように、疲労解析装置1は、コンピュータ等から構成され、生体信号測定器としての指尖容積脈波計20のデータを受信するデータ受信手段10を備えていると共に、データ受信手段10により受信した生体信号データである指尖容積脈波の時系列データを加工するコンピュータプログラムである第1疲労度算出手段11、第2疲労度算出手段12、判定手段13、累積疲労度出力手段14が設定されている。
第1疲労度算出手段11は、図2に示したように、パワー値算出手段111と、パワー値傾き算出手段112と、パワー値傾き積分手段113とを有している。パワー値算出手段111は、次のような処理工程を備えている。まず、指尖容積脈波計20により採取し、データ受信手段11により受信した指尖容積脈波の時系列データについて、それぞれ、SavitzkyとGolayによる平滑化微分法により、極大値と極小値を求める。次にこの極大値と極小値を、予め設定した所定の時間範囲ごと、本実施形態では、5秒毎に切り分け、その時間範囲の中で極大値の平均値(上限側のピーク値)及び極小値の平均値(下限側のピーク値)を求め、それらの差をパワー値として求める。但し、変化量を強調するために、本実施形態では、上記の所定時間範囲における極大値の平均値と極小値の平均値との差を二乗してパワー値としている。
パワー値傾き算出手段112は、パワー値算出手段111により得られたパワー値の時系列データから、所定時間幅Tw(本実施形態では180秒)について最小二乗法により時間軸に対する傾きを求める。次に、オーバーラップ時間Tl(162秒)で次の時間幅Tw(180秒)を同様に計算して結果をプロットする。この計算(スライド計算)を順次繰り返す。これにより、この例では、18秒ごとにパワー値の傾きがプロットされ、その時系列データが得られる。
例えば、T秒(s)間における傾きを、オーバーラップ率90%で求める場合には、まず、0(s)〜T(s)間におけるパワー値の時間軸に対する傾きを、最小二乗近似により求める。次いで、
スライド計算(1):T/10(s)〜T+T/10(s)間、
スライド計算(2):2×T/10(s)〜T+2×T/10(s)間、
スライド計算(n):n×T/10(s)〜T+n×T/10(s)間
における各傾きを最小二乗近似により求めていく。
パワー値傾き積分手段113は、まず、パワー値傾き算出手段112によりスライド計算して得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理する。すなわち、上記の例で18秒ごとに得られるパワー値の傾きを全て正の値にする。次いで、所定時間範囲ごと、すなわち、ある一つのパワー値の傾きをプロットした時点から次のパワー値の傾きをプロットした時点までの時間(この例では、18秒間)の積分値を求める。そして、得られた積分値(この例では18秒ごとに得られる)を基準疲労度とする。
ここで、上記した説明では、パワー値傾き算出手段112において、パワー値算出手段111から得られたパワー値を用いてパワー値傾きを算出し、基準疲労度を求めているが、基準疲労度としては、上記のように、自律神経系の精神的疲労も加味して求めることが好ましい。そこで、心電図計又は指尖容積脈波計によって測定された心拍数又は脈拍数の時系列データを周波数解析して得られるLF/HFのパワースペクトルの時系列データを求めるLF/HF時系列データ算出手段111aを設け、パワー値算出手段111は、LF/HF時系列データ算出手段111aにより求めたLF/HFのパワースペクトルの時系列データの値を、上記のパワー値の時系列データの値に加味し、LF/HF算入パワー値を求める構成とすることが好ましい。
LF/HFのパワースペクトルの時系列データの値を、パワー値へ加味する手法は次の通りである。なお、周波数解析手法としては、連続ウエーブレット変換を用いることが好ましい。心拍数又は脈拍数を周波数解析した際のLF成分は0.04〜0.15Hzであり、HF成分は0.15〜0.4Hzであるが、連続ウエーブレット変換は解像度が高いため、これらの波をよくとられることができ、心拍数又は脈拍数変動の周波数解析に適している。
具体的には、まず、心電図計又は指尖容積脈波計によって測定される心拍数又は脈拍数として、R−R間隔データから得られた1分間あたりの心拍数又は脈拍数の時系列データを用い、これを連続ウエーブレット解析して、単位時間(R−R間隔)毎のHF成分、LF成分のパワースペクトルの合計値を算出し、LF/HFの時系列データを求める(図4〜図6参照)。次に、このLF/HFの時系列データについて、5秒毎に平均値を求める(図7参照)。LF/HFは、R−R間隔毎に求められるため、5秒毎の平均値は、5秒間に含まれる各R−R間隔毎のLF/HFの値の合計を、その5秒間に含まれるR−R間隔の個数で割って算出する。そして、この5秒毎の平均値の時系列データを、同じく5秒毎に算出したパワー値の時系列データに対して、対応する時間の値同士を掛け合わせる(図8参照)。これにより、LF/HF算入パワー値の時系列データが求められる。
なお、LF/HFの平均値は、そのまま使用してもよいが、処理しやすくするため、何倍(例えば、1/5倍)かしてからパワー値に掛けていってもよい。また、LF/HFの平均値並びに上記のパワー値を5秒毎に求めているが、この平均値を求める時間間隔はあくまで一例である。両者の時系列で出力される値同士を掛け合わせてLF/HF算入パワー値を求めるため、両者における値の算出時間が一致するように、同じ時間間隔で平均値を求めていればよく、5秒間に限られるものではない。
第2疲労度算出手段12は、図2に示したように、補正パワー値算出手段121と、補正パワー値傾き算出手段122と、補正パワー値傾き積分手段123とを備えている。補正パワー値算出手段121は、指尖容積脈波の時系列データから最大リアプノフ指数の時系列データを求め、該最大リアプノフ指数の時系列データの値と、上記第1疲労度算出手段11のパワー値算出手段111で用いたパワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値として求め、該補正パワー値の時系列データを算出する。
具体的には、指尖容積脈波の時系列データから最大リアプノフ指数の値を1秒毎に求め、さらに、本実施形態では、この最大リアプノフ指数の時系列データから、5秒毎の平均値を算出する(図9及び図10(a))。そして、この5秒毎の平均値を、上記した5秒毎に求められたパワー値(図10(b))に掛け合わせ、最大リアプノフ指数を算入した補正パワー値の時系列データ(図10(c))を求めていく。なお、最大リアプノフ指数は、後述する喚起度算出手段131において求めることから、第2疲労度算出手段12では、改めて求めずに、喚起度算出手段131で求めた最大リアプノフ指数を補正パワー値の算出に利用することが好ましい。但し、第1疲労度算出手段11において、LF/HF算入パワー値から基準疲労度を求めた場合には、第2疲労度算出手段12が稼働し始めると、補正パワー値算出手段121は、LF/HFの時系列データに代えて、該最大リアプノフ指数の時系列データの値をパワー値の時系列データの値に掛け合わせることになる。この場合、補正パワー値算出手段121は、パワー値の時系列データにLF/HFの時系列データを掛け合わせたLF/HF算入パワー値に、そのまま最大リアプノフ指数の時系列データの値を掛け合わせ、それを補正パワー値として用いることもできる。
補正パワー値傾き算出手段122は、計算の基礎となるデータとして補正パワー値を用いるほかは、上記のパワー値傾き算出手段112の構成と全く同様の構成により、補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを求める。
補正パワー値傾き積分手段123も同様であり、計算の基礎となるデータとして補正パワー値の傾きを用いるほかは、上記のパワー値傾き積分手段113の構成と全く同様であり、補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を算出していく。そして、この積分値を補正疲労度とする。
判定手段13は、図3に示したように、喚起度算出手段131、累積喚起度出力手段132、タイミング判定手段133を備えて構成される。喚起度算出手段131は、さらに、最大リアプノフ指数算出手段131a、最大リアプノフ指数傾き算出手段131b、最大リアプノフ指数傾き積分手段131cを備えて構成される。最大リアプノフ指数算出手段131aは、データ受信手段11により受信した指尖容積脈波の時系列データから最大リアプノフ指数を求め、最大リアプノフ指数の時系列データを算出する。具体的には、指尖容積脈波の時系列データを、まず、時間遅れ法によって状態空間に再構成する。指尖容積脈波の時系列の遅延時間は、50msで、埋め込み次元はFNN(False Near Neighbors)法を用いると、次元3のときFNNはほぼ零になり、次元4で完全に零になったことから、最適な埋め込み次元を4次元とした。ここで、得られた連続的なデータ計算値に対し、30秒の時間幅でアトラクタを再構成し、時間幅を1秒ずつスライドさせることによって最大リアプノフ指数の値を1秒ごとにプロットし、最大リアプノフ指数の時系列データを求める。
最大リアプノフ指数傾き算出手段131bは、最大リアプノフ指数の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める。具体的には、上記により求めた最大リアプノフ指数を、SavitzkyとGolayによる平滑化微分法により平滑化して極大値と極小値を求めてプロットし、次いで、この極大値と極小値の時系列データについて、所定時間範囲における時間軸に対する傾きを求める。この傾きの求め方は、上記のパワー値傾き算出手段112と同様であり、まず、所定時間幅Tw(本実施形態では180秒)について最小二乗法により時間軸に対する傾きを求める。次に、オーバーラップ時間Tl(162秒)で次の時間幅Tw(180秒)を同様に計算して結果をプロットする。この計算(スライド計算)を順次繰り返す。これにより、この例では、18秒ごとに最大リアプノフ指数の傾きがプロットされ、その時系列データが得られる。
最大リアプノフ指数傾き積分手段131cは、まず、最大リアプノフ指数傾き算出手段131bによりスライド計算して得られた最大リアプノフ指数の傾きの時系列信号を絶対値処理する。すなわち、上記の例で18秒ごとに得られる最大リアプノフ指数の傾きを全て正の値にする。次いで、所定時間範囲ごと、すなわち、ある一つの最大リアプノフ指数の傾きをプロットした時点から次の最大リアプノフ指数の傾きをプロットした時点までの時間(この例では、18秒間)の積分値を求める。そして、得られた積分値(この例では18秒ごとに得られる)を喚起度とする(人間工学 Vol. 40, No.5 (2004) 「指尖容積脈波情報を用いた長時間着座疲労の簡易評価法の開発」(藤田悦則等)参照)。この喚起度は、上記したように、精神状態を示す最大リアプノフ指数の変動傾向を示すことになることから、交感神経の緊張によって代償された分の疲労の程度を示す指標となる。
累積喚起度出力手段132は、上記の最大リアプノフ指数傾き積分手段131bにより求めた各積分値(喚起度)の累積和を求めて出力する。これにより、喚起度の変動傾向を把握することができる。
タイミング判定手段133は、累積喚起度出力手段132により出力される累積喚起度の傾きの急変換点をもって、累積疲労度出力手段14において、第2疲労度算出手段12の補正疲労度を採用するタイミングを判定する手段である。「急変換点」は、測定開始から所定時間範囲における累積喚起度の傾きを基準傾きとして求め、この基準傾きを求めた後の時間帯における所定時間範囲における累積喚起度の傾きが、基準傾きに対して少なくとも10%以上、人によっては20%以上から30%以上の変化が生じた場合とすることが好ましい。これは、疲労に対する人の調節能力には個人差があり、先天的に±10%程度の許容範囲があると共に、後天的に備わる調節能力を加味すると±20%〜±30%程度の許容範囲があることに基づくものである。例えば、着座姿勢の維持に関しては、抗重力筋の鍛え方、あるいは呼吸法や心肺機能によって調節能力は変動する。基準傾きとしては、精神的な疲労が大きく影響する前の時間帯であることが好ましく、自動車のシートや事務用椅子などの着席時の疲労を解析する場合には、測定開始後3分から15分の範囲における3分間〜12分間の平均傾きを採用することが好ましい。基準傾きと比較する累積喚起度の傾きは、2分間〜5分間における平均傾きとすることが好ましい。
累積疲労度出力手段14は、タイミング判定手段133により、第2疲労度算出手段12の補正疲労度を採用するタイミングと判定される前の時間帯では、第1疲労度算出手段11のパワー値傾き積分手段113により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力する。一方、第2疲労度算出手段12を採用するタイミングと判定された後の時間帯では、第2疲労度算出手段12の補正パワー値傾き積分手段123により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する。これにより、リラックス状態において生じる疲労の蓄積は、基準疲労度の累積和として求められ、交換神経活動によって代償された精神的疲労が加味された状態での疲労の蓄積は、補正疲労度の累積和として求められる。この結果、累積疲労度の変化は、従来のパワー値のみにより算出した疲労度に基づいた場合と比較して、官能評価値により近いものとなる。但し、タイミング判定手段133による傾きの急変換点の判定は、2分間〜5分間の平均傾き同士を比較するため、急変換点が発生したことは、急変換点の実際の発生時刻から2分後〜5分後ということになる。そして、その判定のあった後に累積疲労度出力手段14により、第2疲労度算出手段12の補正疲労度の累積和が出力されることになる。
補正疲労度の算入は、本実施形態の疲労解析装置1のように、タイミング判定手段133を用いて補正疲労度を採用するタイミングを自動判定することが好ましいが、測定開始後3分から15分の範囲における最大リアプノフ指数傾き積分手段131cにより得られる「喚起度/時間」(本実施形態では18秒毎)から、所定の閾値を設定し、所定の閾値を超えた時点で、第2疲労度算出手段12の補正疲労度の累積和が出力されるように設定することもできる。また、パワー値傾きの時系列データと最大リアプノフ指数傾きの時系列データとを重ねて表示させた時に逆位相で表れる興奮抑制共存期(人間工学 Vol. 40, No.5 (2004) 「指尖容積脈波情報を用いた長時間着座疲労の簡易評価法の開発」(藤田悦則等)参照)を補正疲労度を出力するタイミングと判定することもできる。
なお、上記した第1疲労度算出手段11、第2疲労度算出手段12、判定手段13、累積疲労度出力手段14等を含んで構成されるコンピュータプログラムは、記録媒体へ記憶させて提供することができる。「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD−ROMなどである。また、本発明に係るプログラムをインストールしたコンピュータから、通信回線を通じて他のコンピュータへ伝送することも可能である。また、汎用的な端末装置に対して、上記のプログラムをプリインストール、あるいはダウンロードすることで、本発明の疲労解析装置を形成することも可能である。
試験例1
(最大リアプノフ指数の利用が有効であるか否かの検証試験)
日本人成人の被験者2人(被験者A:男性、32才、身長178cm、体重69.2kg、被験者B:男性、34才、身長167cm、体重68kg)により、木製椅子又は乗用車の運転席に用いられているウレタンシートに30分間着座した状態での疲労を解析した。また、加振せずに静的に着座した場合、加振機に設置して加振した場合についても実験を行った。なお、加振条件は、平均0.1Gの加速度をもつ、実車走行時のフロアの振動を再現したものであった。各被験者に指尖容積脈波計20を装着して指尖容器脈波を採取し、パワー値、LF/HF、最大リアプノフ指数を求め、基準疲労度、補正疲労度、喚起度を求めた。試験例1では、基準疲労度は、脈拍数のLF/HFの時系列データを加味したLF/HF算入パワー値を用いて算出した。なお、パワー値の傾き、補正パワー値の傾き、最大リアプノフ指数の傾きは、180秒間について、オーバーラップ時間162秒として求めた。結果を図11〜図15に示す。また、図11〜図15の各(a)の図は、各被験者の官能評価値も併せて示している。なお、官能評価値にはボルグスケールを利用している。また、図11は、被験者Aがウレタンシートに静的条件で着座した際の試験結果を、図12は、被験者Aが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を、図13は、被験者Aがウレタンシートに振動条件で着座した際の試験結果を、図14は、被験者Aが木製椅子に振動条件で着座した際の試験結果を、図15は、被験者Bが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を、それぞれ示す。
図11〜図15の各(a)の図に示した「自覚疲労度」が試験例1の出力結果である。この「自覚疲労度」は、図11〜図15の各(a)の図の一点鎖線で示した時間より前の時間帯においては、パワー値傾き積分手段113により出力されるパワー値にLF/HFを算入したLF/HF算入パワー値から求めた基準疲労度の累積和である累積疲労度を採用し、一点鎖線で示した時間より後の時間帯においては、第2疲労度算出手段12の補正パワー値算出手段121が、LF/HFの時系列データに代えて、最大リアプノフ指数の時系列データの値をパワー値の時系列データの値に掛け合わせて補正パワー値を求め、該補正パワー値から補正疲労度を求め、その累積疲労度を採用したものである。
補正疲労度の採用時点である一点鎖線で示した時間は、官能評価の傾向が比較的大きく変わる時点を目安としたものであるが、試験例1により得られた自覚疲労度は、官能評価値に近い曲線を描いていることがわかる。
図11〜図15の各(b)の図に、それぞれ(a)の図に示した自覚疲労度の疲労曲線(A)、全時間帯において、パワー値のみから算出した基準疲労度の累積和の疲労曲線(B)、全時間帯において、LF/HF算入パワー値のみから算出した基準疲労度の累積和の疲労曲線(C)、(a)の図の一点鎖線で示した時間より前の時間帯においてLF/HF算入パワー値から求めた基準疲労度と、その後の時間帯において、LF/HFを算入したまま、さらに最大リアプノフ指数傾きを掛け合わせた補正疲労度とを組み合わせた疲労曲線(D)を併せて示した。その結果、疲労曲線(B),(C)は、自覚疲労度の疲労曲線(A)とは、一点鎖線の時間帯以降、異なる変化を示し、官能評価値とも乖離する傾向にあり、所定の時点を境に、最大リアプノフ指数を算入した補正疲労度を採用することにより、官能評価値により近い疲労度を求めることができることがわかる。また、疲労曲線(D)の場合には、疲労曲線(B),(C)と比較すれば、官能評価値に近づくが、基準疲労度としてLF/HFの時系列データを算入していた場合には、試験例1の自覚疲労度として示した疲労曲線(A)のように、最大リアプノフ傾きの時系列変化を算入する時点において該LF/HFの時系列データを外した方が、より官能評価に近い傾向になることがわかった。
試験例2
(最大リアプノフ指数の算入タイミングを自動判定した試験)
試験例2では、試験例1と同様に、基準疲労度としては、パワー値に、脈拍数のLF/HFの時系列データを加味したLF/HF算入パワー値を用いた。また、試験例2においては、上記実施形態の喚起度算出手段131、累積喚起度出力手段132、タイミング判定手段133を備えて構成される判定手段13を用いて、最大リアプノフ指数を算入した補正疲労度を採用するタイミングを自動判定した。すなわち、累積喚起度出力手段132により得られた累積喚起度の急変換点をタイミング判定手段133により判定し、その時点以降、第2疲労度算出手段12の補正パワー値算出手段121が、LF/HFの時系列データに代えて、最大リアプノフ指数の時系列データの値をパワー値の時系列データの値に掛け合わせて補正パワー値を求め、該補正パワー値から補正疲労度を求め、さらに累積疲労度を出力した。そして、試験例1と同様に、基準疲労度の累積和と補正疲労度の累積和との組み合わせを自覚疲労度とした。
図16〜図20の各(a)の図に示した「自覚疲労度」が試験例2の出力結果である。図16〜図20の各(b)の図は、「喚起度/時間」及び「累積喚起度」の時系列変化を示す図である。「喚起度/時間」は、最大リアプノフ指数傾き積分手段131cにより出力される18秒ごとの積分値であり、「累積喚起度」は該積分値の累積和である。図16〜図20の(a)の図において、一点鎖線で示した時間が、タイミング判定手段133により補正疲労度を採用するタイミングと判定された時点である。なお、タイミング判定手段133においては、測定開始後3.3分後から4.45分間(各(b)の図の横軸2目盛り分)における累積喚起度の平均傾きを基準傾きとして求め、その後、2.225分間(各(b)の図の横軸1目盛り分)ごとの平均傾きを基準傾きと比較して10%以上の変化が生じた時点を急変換点として判定した。図16〜図20の各(b)図において、符号「X」で示した時点が傾きの急変換点であり、符号「Y」で示した時点(図16〜図20の(a)の図において、一点鎖線で示した時点と同じ)が補正疲労度の採用タイミング、すなわち、最大リアプノフ指数の算入タイミングである。例えば、図16(b)を参照すると、3.3分から7.75分(横軸の2目盛りまで)を基準傾きとして、この基準傾きに対して、次の2.225分間、すなわち、7.75分から9.975分までの平均傾きを比較する。このとき、3.3分から7.75分までの基準傾きに対して、7.75分から9.975分までの平均傾きが10%以上変化していることが、9.975分経過時に判断できる。そこで、急変換点Xは、7.75分の時点とし、算入タイミングは9.975分経過時となる。
また、図16は、被験者Aがウレタンシートに静的条件で着座した際の試験結果を、図17は、被験者Aが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を、図18は、被験者Aがウレタンシートに振動条件で着座した際の試験結果を、図19は、被験者Aが木製椅子に振動条件で着座した際の試験結果を、図20は、被験者Bが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を、それぞれ示す。
この図から明らかなように、累積喚起度の傾きからタイミング判定手段133によって補正疲労度の算入タイミングを自動判定した場合にも、官能評価に近い自覚疲労度の疲労曲線が得られることがわかる。従って、試験例2の構成を採用した場合には、例えば、座席に着座している被験者の疲労度合いを、自動的にかつ正確に出力できる。
また、図16〜図20の各(c)の図に、それぞれ(a)の図に示した自覚疲労度の疲労曲線(A)、全時間帯において、パワー値のみから算出した基準疲労度の累積和の疲労曲線(B)、全時間帯において、LF/HF算入パワー値のみから算出した基準疲労度の累積和の疲労曲線(C)、(a)の図の一点鎖線で示した時間より前の時間帯においてLF/HF算入パワー値から求めた基準疲労度と、その後の時間帯において、LF/HFを算入したまま、さらに最大リアプノフ指数傾きを掛け合わせた補正疲労度とを組み合わせた疲労曲線(D)を併せて示したが、試験例2の自覚疲労度として示した疲労曲線(A)のように、最大リアプノフ傾きの時系列変化を算入する時点において該LF/HFの時系列データを外した方が、より官能評価に近い傾向になることがわかった。
試験例3
(最大リアプノフ指数の算入タイミングを「喚起度/時間」から判定した試験)
試験例3では、試験例1,2と同様に、基準疲労度としては、パワー値に、脈拍数のLF/HFの時系列データを加味したLF/HF算入パワー値を用いた。また、試験例3は、最大リアプノフ指数傾き積分手段131cにより出力される18秒ごとの積分値である「喚起度/時間」に所定の閾値を設定し、その閾値を超えた時点から、LF/HFの時系列データに代えて、最大リアプノフ指数を算入した補正疲労度を採用した。そして、基準疲労度と補正疲労度との組み合わせを自覚疲労度として図21〜図25の各(a)の図に示した。
図21〜図25の各(d)の図において、横軸に平行に示した破線が閾値である。閾値は、測定開始後3.3分後から4.45分間(各(b)の図の横軸2目盛り分)における「喚起度/時間」の変化を参照し、基本的には、その時間帯の「喚起度/時間」の変動幅よりも若干高い値を目安に測定者が設定した。なお、図21は、被験者Aがウレタンシートに静的条件で着座した際の試験結果を、図22は、被験者Aが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を、図23は、被験者Aがウレタンシートに振動条件で着座した際の試験結果を、図24は、被験者Aが木製椅子に振動条件で着座した際の試験結果を、図25は、被験者Bが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を、それぞれ示す。また、図21〜図25の各(b)の図は、それぞれ(a)の図に示した自覚疲労度の疲労曲線(A)、全時間帯において、パワー値のみから算出した基準疲労度の累積和の疲労曲線(B)、全時間帯において、LF/HF算入パワー値のみから算出した基準疲労度の累積和の疲労曲線(C)、(a)の図の一点鎖線で示した時間より前の時間帯においてLF/HF算入パワー値から求めた基準疲労度と、その後の時間帯において、LF/HFを算入したまま、さらに最大リアプノフ指数傾きを掛け合わせた補正疲労度とを組み合わせた疲労曲線(D)を併せて示したものである。図21〜図25の各(c)の図は、「喚起度/時間」及び「累積喚起度」の時系列変化を示す図である。
これらの図から明らかなように、測定開始後、所定の時間帯、好ましくは、測定開始後3分から15分の範囲における3分間〜12分間(本試験例では、4.45分間)の時間帯の「喚起度/時間」の変化を参照して閾値を設定しても、官能評価に近い自覚疲労度の疲労曲線が得られることがわかる。試験例2のように、累積喚起度の傾き変化から最大リアプノフ指数を自動算入する構成の方が、試験例3の「喚起度/時間」の変化で閾値を手動で設定する場合よりも演算負担が大きいことを考慮すると、疲労解析装置の演算能力によっては、試験例3の手法により自覚疲労度を求めることも可能である。但し、累積喚起度の傾きの急変換点と判定する割合(10%、20%等)を設定しさえすれば、最大リアプノフ指数の算入タイミングを自動判定し、官能評価に近い自覚疲労度を出力できる試験例2の手法がより好ましい。
図1は、本発明の一の実施形態にかかる疲労解析装置の構成を示したブロック図である。 図2は、疲労解析装置に導入される第1疲労度算出手段、第2疲労度算出手段、累積疲労度出力手段の構成を説明するための図である。 図3は、疲労解析装置に導入される判定手段の構成を説明するための図である。 図4は、LF/HFの時系列データの算出のために心電図計から採取した心拍数変動の一例を示すデータである。 図5は、図4の心拍数の時系列データを連続ウエーブレット解析して得られたHF成分、LF成分のパワースペクトルを示す図である。 図6は、図5から得られたLF/HFの時系列データである。 図7は、図6のLF/HFの時系列データから5秒間隔毎に算出した平均値の時系列データである。 図8は、LF/HF算入手段を説明するための図であって、図8(a)は図7の時系列データを1/5倍した図であり、図8(b)は、指尖容積脈波計により得られた脈波の時系列データを処理して得た5秒間毎のパワー値の平均値の時系列データであり、図8(c)は、図8(a)の時系列データと図8(b)の時系列データとを、対応する時間の値同士を掛け合わせて得られるLF/HF算入パワー値の時系列データである。 図9は、補正パワー値の算出に利用する最大リアプノフ指数の5秒間隔毎の平均値の時系列データの一例を示す図である。 図10は、最大リアプノフ指数を算入する過程を説明するための図であって、図10(a)は、最大リアプノフ指数の5秒間隔毎の平均値の時系列データの一例(測定時間1800秒分)であり、図10(b)は、指尖容積脈波計により得られた脈波の時系列データを、パワー値算出手段によって処理して得た5秒間毎のパワー値の平均値の時系列データの一例であり、図10(c)は、図10(a)の時系列データと図10(b)の時系列データとを、対応する時間の値同士を掛け合わせて得られる補正パワー値の時系列データの一例である。 図11は、試験例1において被験者Aがウレタンシートに静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図12は、試験例1において被験者Aが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図13は、試験例1において被験者Aがウレタンシートに振動条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図14は、試験例1において被験者Aが木製椅子に振動条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図15は、試験例1において被験者Bが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図16は、試験例2において被験者Aがウレタンシートに静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(c)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図17は、試験例2において被験者Aが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(c)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図18は、試験例2において被験者Aがウレタンシートに振動条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(c)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図19は、試験例2において被験者Aが木製椅子に振動条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(c)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図20は、試験例2において被験者Bが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(c)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図である。 図21は、試験例3において被験者Aがウレタンシートに静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図であり、(c)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(d)は、喚起度/時間の時系列変化に閾値を設定した図である。 図22は、試験例3において被験者Aが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図であり、(c)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(d)は、喚起度/時間の時系列変化に閾値を設定した図である。 図23は、試験例3において被験者Aがウレタンシートに振動条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図であり、(c)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(d)は、喚起度/時間の時系列変化に閾値を設定した図である。 図24は、試験例3において被験者Aが木製椅子に振動条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図であり、(c)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(d)は、喚起度/時間の時系列変化に閾値を設定した図である。 図25は、試験例3において被験者Bが木製椅子に静的条件で着座した際の試験結果を示す図であり、(a)は、自覚疲労度の時系列変化を示し、(b)は、各疲労曲線(A)〜(D)を併せて示した図であり、(c)は、喚起度/時間及び累積喚起度の時系列変化を示し、(d)は、喚起度/時間の時系列変化に閾値を設定した図である。
符号の説明
1 疲労解析装置
10 データ受信手段
11 第1疲労度算出手段
111 パワー値算出手段
111a LF/HF時系列データ算出手段
112 パワー値傾き算出手段
113 パワー値傾き積分手段
12 第2疲労度算出手段
121 補正パワー値算出手段
122 補正パワー値傾き算出手段
123 補正パワー値傾き積分手段
13 判定手段
131 喚起度算出手段
131a 最大リアプノフ指数算出手段
131b 最大リアプノフ指数傾き算出手段
131c 最大リアプノフ指数傾き積分手段
132 累積喚起度出力手段
133 タイミング判定手段
14 累積疲労度算出手段
20 指尖容積脈波計

Claims (18)

  1. 生体信号測定器により採取された脈波の生体信号データを用いて疲労解析を行う疲労解析装置であって、
    前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差をパワー値とし、パワー値の時系列データを基にして基準疲労度を求める第1疲労度算出手段と、
    前記生体信号データから求めた最大リアプノフ指数を利用して、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値を補正し、得られた補正パワー値の時系列データを基にして補正疲労度を求める第2疲労度算出手段と、
    交感神経活動による疲労の代償作用の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により、交感神経活動による疲労の代償がなされていない状態と判定された時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、交感神経活動による疲労の代償がなされている状態と判定された時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する累積疲労度出力手段と
    を具備することを特徴とする疲労解析装置。
  2. 前記判定手段は、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、この最大リアプノフ指数の時系列データを基にして喚起度を求める喚起度算出手段と、前記喚起度算出手段により得られた喚起度から、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングを判定するタイミング判定手段とを備えてなり、
    前記累積疲労度出力手段は、前記タイミング判定手段により、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定される前の時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定された後の時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力するように設定されていることを特徴とする請求項1記載の疲労解析装置。
  3. 前記第1疲労度算出手段が、前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差を前記パワー値とし、該パワー値の時系列データを算出するパワー値算出手段と、
    前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段と、
    前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記基準疲労度として算出するパワー値傾き積分手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項2記載の疲労解析装置。
  4. さらに、生体信号測定器により採取された心拍数又は脈拍数の時系列データを周波数解析して得られるLF/HFのパワースペクトルの時系列データを求めるLF/HF時系列データ算出手段を備え、
    前記パワー値算出手段は、前記LF/HFのパワースペクトルの時系列データの値と、前記パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それをLF/HF算入パワー値とし、該LF/HF算入パワー値の時系列データを算出するように設定されていることを特徴とする請求項3記載の疲労解析装置。
  5. 前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
    前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
    前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の疲労解析装置。
  6. 前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたLF/HF算入パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
    前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
    前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項4記載の疲労解析装置。
  7. 前記喚起度算出手段が、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、最大リアプノフ指数の時系列データを算出する最大リアプノフ指数算出手段と、
    前記最大リアプノフ指数の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数傾き算出手段と、
    前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リアプノフ指数の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記喚起度として算出する最大リアプノフ指数傾き積分手段とを備えてなり、
    さらに、前記最大リアプノフ指数傾き積分手段により得られた前記喚起度の累積和を求めて出力する累積喚起度出力手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項2記載の疲労解析装置。
  8. 前記タイミング判定手段は、前記累積喚起度出力手段により出力される累積喚起度の傾きの急変換点を、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定することを特徴とする請求項2記載の疲労解析装置。
  9. 前記タイミング判定手段は、測定開始から所定時間範囲における前記累積喚起度の傾きを基準傾きとして求め、この基準傾きを求めた後の時間帯における所定時間範囲における累積喚起度の傾きが、基準傾きに対して少なくとも10%の変化が生じた場合に前記急変換点と判定することを特徴とする請求項7記載の疲労解析装置。
  10. 生体信号測定器により採取された脈波の生体信号データを用いて疲労解析を行う疲労解析装置に導入されるコンピュータプログラムであって、
    前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差をパワー値とし、パワー値の時系列データを基にして基準疲労度を求める第1疲労度算出手段と、
    前記生体信号データから求めた最大リアプノフ指数を利用して、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値を補正し、得られた補正パワー値の時系列データを基にして補正疲労度を求める第2疲労度算出手段と、
    交感神経活動による疲労の代償作用の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により、交感神経活動による疲労の代償がなされていない状態と判定された時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、交感神経活動による疲労の代償がなされている状態と判定された時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力する累積疲労度出力手段と
    を具備することを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 前記判定手段は、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、この最大リアプノフ指数の時系列データを基にして喚起度を求める喚起度算出手段と、前記喚起度算出手段により得られた喚起度から、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングを判定するタイミング判定手段とを備えてなり、
    前記累積疲労度出力手段は、前記タイミング判定手段により、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定される前の時間帯では、前記第1疲労度算出手段により得られた基準疲労度の累積和を求めて出力し、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定された後の時間帯では、前記第2疲労度算出手段により得られた補正疲労度の累積和を求めて出力するように設定されていることを特徴とする請求項10記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記第1疲労度算出手段が、前記生体信号データの原波形の各周期のピーク値から、所定時間範囲ごとに上限側のピーク値と下限側のピーク値との差を算出し、この差を前記パワー値とし、該パワー値の時系列データを算出するパワー値算出手段と、
    前記パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求めるパワー値傾き算出手段と、
    前記パワー値傾き算出手段によりスライド計算して得られたパワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記基準疲労度として算出するパワー値傾き積分手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラム。
  13. さらに、生体信号測定器により採取された心拍数又は脈拍数の時系列データを周波数解析して得られるLF/HFのパワースペクトルの時系列データを求めるLF/HF時系列データ算出手段を備え、
    前記パワー値算出手段は、前記LF/HFのパワースペクトルの時系列データの値と、前記パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それをLF/HF算入パワー値とし、該LF/HF算入パワー値の時系列データを算出するように設定されていることを特徴とする請求項12記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたパワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
    前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
    前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記第2疲労度算出手段が、前記喚起度算出手段で用いた最大リアプノフ指数の時系列データの値と、前記第1疲労度算出手段で用いたLF/HF算入パワー値の時系列データの値とを、相互に対応する時間における値同士で掛け合わせ、それを補正パワー値とし、補正パワー値の時系列データを算出する補正パワー値算出手段と、
    前記補正パワー値の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める補正パワー値傾き算出手段と、
    前記補正パワー値算出手段によりスライド計算して得られた補正パワー値の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記補正疲労度として算出する補正パワー値傾き積分手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項13記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記喚起度算出手段が、前記生体信号データから最大リアプノフ指数を求め、最大リアプノフ指数の時系列データを算出する最大リアプノフ指数算出手段と、
    前記最大リアプノフ指数の所定時間範囲における時間軸に対する傾きを、所定回数スライド計算して求める最大リアプノフ指数傾き算出手段と、
    前記最大リアプノフ指数傾き算出手段によりスライド計算して得られた最大リアプノフ指数の傾きの時系列信号を絶対値処理し、所定時間範囲ごとの積分値を前記喚起度として算出する最大リアプノフ指数傾き積分手段とを備えてなり、
    さらに、前記最大リアプノフ指数傾き積分手段により得られた前記喚起度の累積和を求めて出力する累積喚起度出力手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記タイミング判定手段は、前記累積喚起度出力手段により出力される累積喚起度の傾きの急変換点を、前記第2疲労度算出手段の補正疲労度を採用するタイミングと判定することを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラム。
  18. 前記タイミング判定手段は、測定開始から所定時間範囲における前記累積喚起度の傾きを基準傾きとして求め、この基準傾きを求めた後の時間帯における所定時間範囲における累積喚起度の傾きが、基準傾きに対して少なくとも10%の変化が生じた場合に前記急変換点と判定することを特徴とする請求項16記載のコンピュータプログラム。
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